JP3767711B2 - 直流電動機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラシ装置を有する直流電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の直流電動機は、フレームとブラケットとからなる外枠と、ブラケットに軸受を介して回転自在に支承された回転子に取付けられた整流子と、前記外枠に、前記フレームの内周面との間に空隙を介して取付けられたブラシ装置とをそなえて構成されている。
このような構成の直流電動機においては、回転子とともに回転する整流子の外周面上を前記ブラシが接触するので、ブラシが磨耗する。ブラシの磨耗粉が直流電動機のフレームの内周面に堆積していくと、前記ブラシ装置と前記フレームとの絶縁抵抗値が徐々に低下してくる。このため、従来の直流電動機では、ブラシ装置と前記フレームとの間に空隙を設けて絶縁抵抗値の低下を防いでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来技術では、絶縁抵抗値の低下を確実にするためには、前記空隙を大きくする必要があるが、空隙寸法の増大は、フレームの大きさ、つまり、直流電動機の大きさに影響を及ぼすので、限界があるという問題があった。
そこで、本発明は、フレームの大きさを大きくすることなく、確実にブラシ装置とフレーム間の絶縁抵抗を確保できる直流電動機を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本発明は、フレームと、このフレームの両端に嵌合取付けした負荷側および反負荷側のブラケットとからなる外枠と、前記両ブラケットに軸受を介して回転自在に支承された回転子に取付けられた整流子と、前記外枠の反負荷側に、ブラシホルダーが電動機外部に露出し、かつ、前記フレームの内周面との間に空隙を介して取付けられたブラシ装置と、前記反負荷側のブラケットに取付けられた検出器とをそなえてなる直流電動機において、少なくとも前記ブラシ装置に対向する前記フレーム内周面に、C字状の絶縁板を取付け、かつ、前記ブラシホルダーに、電源ターミナルを取り付けるとともに、この電源ターミナルにリード線を接続し、前記リード線を、前記C字状の絶縁板の切れ目から電動機の外部に引き出すようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例における直流電動機を示す側断面図、図2は図1におけるブラシ装置部を示す拡大した側断面図、図3は図2におけるA−A線に沿う断面図である。図4は本発明の実施例における直流電動機内にブラシ磨耗粉が堆積した状態を示す側断面図である。
図において、1は直流電動機、2は直流電動機1の外枠で、円筒状のフレーム2aと、このフレーム2aの両端に嵌合取付けされた負荷側および反負荷側のブラケット2b、2cとからなっている。3は回転子で、前記両ブラケット2b、2cに、負荷側軸受4aおよび反負荷側軸受4bを介して回転自在に支承されている。3aは整流子で、前記回転子3に取付けられている。5はブラシ装置で、電動機外部に露出するブラシホルダー5aと、このブラシホルダー5a内を摺動するブラシ5bと、このブラシ5bに取付けられたピグテール5cと、前記ブラシ5bを押圧するように前記ブラシホルダー5aに取付けられたコイルバネ5dと、前記ブラシホルダー5aに取付けられた電源ターミナル5eとからなっている。前記ブラシ装置5は、前記外枠2に複数個取付けられている。6はリード線で、一方端は前記電源ターミナル5eに接続され、他方端は直流電動機1の外部に引き出されている。7は絶縁板で、例えばC字状に構成して、前記フレーム2aの内周面に取付けている。前記リード線6は、図3に示すように、前記C字状の絶縁板7の切れ目の部分から直流電動機1の外部に引き出されている。8は前記フレーム2aの内周面に取付けられた界磁マグネット、9は前記反負荷側ブラケット2cに取付けられた検出器である。
このような構成において、ブラシ5bと整流子3aの接触によって発生したブラシ磨耗粉10は、フレーム2aの内周面に堆積していくが、前記フレーム2aとブラシ磨耗粉10との間には、絶縁板7が介在しているので、ブラシ装置5とフレーム2aとの絶縁抵抗が低下することはない。
なお、前記絶縁板7は、必ずしもフレーム2aの内周面全周に設ける必要はなく、少なくとも前記ブラシ装置と対向するフレーム2aの内周面の部分に設けていればよい。
【0006】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ブラシ装置とフレーム間の空隙を大きくとる必要がないため、電動機の大きさを大きくすることなく、確実にブラシ装置とフレーム間の絶縁抵抗を確保することができる直流電動機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における直流電動機を示す側断面図である。
【図2】図1におけるブラシ装置部を示す拡大した側断面図である。
【図3】図2におけるA−A線に沿う断面図である。
【図4】本発明の実施例における直流電動機内にブラシ磨耗粉が堆積した状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 直流電動機
2 外枠
2a フレーム
2b 負荷側ブラケット
2c 反負荷側ブラケット
3 回転子
3a 整流子
4a 負荷側軸受
4b 反負荷側ブラケット
5 ブラシ装置
5a ブラシホルダー
5b ブラシ
5c ピグテール
5d コイルバネ
5e 電源ターミナル
6 リード線
7 絶縁板
8 界磁マグネット
9 検出器
10 ブラシ磨耗粉
Claims (1)
- フレームと、このフレームの両端に嵌合取付けした負荷側および反負荷側のブラケットとからなる外枠と、
前記両ブラケットに軸受を介して回転自在に支承された回転子に取付けられた整流子と、
前記外枠の反負荷側に、ブラシホルダーが電動機外部に露出し、かつ、前記フレームの内周面との間に空隙を介して取付けられたブラシ装置と、
前記反負荷側のブラケットに取付けられた検出器とをそなえてなる直流電動機において、
少なくとも前記ブラシ装置に対向する前記フレーム内周面に、C字状の絶縁板を取付け、
かつ、前記ブラシホルダーに、電源ターミナルを取り付けるとともに、この電源ターミナルにリード線を接続し、前記リード線を、前記C字状の絶縁板の切れ目から電動機の外部に引き出したことを特徴とする直流電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35524996A JP3767711B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 直流電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35524996A JP3767711B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 直流電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10191589A JPH10191589A (ja) | 1998-07-21 |
JP3767711B2 true JP3767711B2 (ja) | 2006-04-19 |
Family
ID=18442842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35524996A Expired - Fee Related JP3767711B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 直流電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3767711B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4598114B2 (ja) | 2008-11-04 | 2010-12-15 | 三菱電機株式会社 | スタータ |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP35524996A patent/JP3767711B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10191589A (ja) | 1998-07-21 |
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