JP3767048B2 - 熱交換器および空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、熱交換器および空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、熱交換器における伝熱管の端部には、分流器に接続された分流用キャピラリチューブが接続されており、伝熱管へは該分流用キャピラリチューブを介して供給されることとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、熱交換器における端部(即ち、分流用キャピラリチューブが接続される端部)付近は、熱交換器の設置状態から中心部に比べて流通空気の流速が小さくなる場合が多い。
【0004】
このような熱交換器を蒸発器として使用した場合、分流用キャピラリチューブが接続されている端部付近から着霜が開始するという現象が生じる。
【0005】
特に、非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイクルの場合、図3に示すように、等温度線L1,L2・・が右下がりとなっているところから、蒸発器としての入口P1での温度が出口P2での温度より低くなる。従って、上記した着霜傾向がより一層増幅されることとなり、蒸発能力低下を招くという不具合が生じる。また、この着霜が除霜運転開始のトリガとなることがあり、除霜運転の頻発により冷凍サイクルにおける積分冷凍能力の低下につながる。
【0006】
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、熱交換器における端部(即ち、分流用キャピラリチューブが接続される端部)付近での着霜の成長を抑制することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願発明の熱交換器では、上記課題を解決するための手段として、伝熱管6(例えば、非共沸混合冷媒が流通する伝熱管)と該伝熱管6に設けられた伝熱フィン7とを備えた熱交換器において、前記伝熱管6の端部に接続される分流用キャピラリチューブ14を、少なくとも熱交換器を流通スル空気の流速が所定値を超える位置まで挿入して、流通空気の流速が小さい伝熱管6端部付近での着霜の成長を抑制し得るようにしている。
【0008】
本願発明の空気調和機では、上記課題を解決するための手段として、ケーシング1内を仕切板2により熱交換器室3と機械室4とに区画し、前記熱交換器室3内に、伝熱管6(例えば、非共沸混合冷媒が流通する伝熱管)と該伝熱管6に設けられた伝熱フィン7とを備えた熱交換器5と、送風用のファン8とを配設してなる空気調和機において、前記伝熱管6における前記仕切板2側の端部に接続される分流用キャピラリチューブ14を、少なくとも熱交換器を流通する空気の流速が所定値を超える位置まで挿入して、流通空気の流速が小さい伝熱管6端部付近での着霜の成長を抑制し得るようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本願発明の好適な実施の形態について詳述する。
【0010】
この空気調和機は、図1に示すように、ケーシング1内を仕切板2により熱交換器室3と機械室4とに区画し、前記熱交換器室3内に、伝熱管6と該伝熱管6に設けられた伝熱フィン7とを備えた熱交換器5と、送風用のファン8とを配設して構成された室外機とされている。
【0011】
前記熱交換器室3の背面および反機械室側側面には、空気吸込口9がそれぞれ形成され、前面には空気吹出口10が形成されている。
【0012】
前記機械室4内には、圧縮機11、分流器12等が配設されている。
【0013】
前記熱交換器5は、伝熱管6と板状の伝熱フィン7とが直交状態で配設されたクロスフィンコイルタイプとされており、前記空気吸込口9に対応する略L字状とされている。符号13は管板である。
【0014】
前記ファン8は、軸流ファンとされており、前記空気吹出口10の内方に対向配置されている。
【0015】
前記仕切板2は、前記熱交換器5の一端5aにおける管板13から熱交換器室3側に湾曲した湾曲部2aと該湾曲部2aから前向きに延設された平面部2bとからなっている。従って、前記熱交換器5の一端5aの前方側は、仕切板湾曲部2aに対向することとなっていて、流通空気Wが通りにくくなっている。つまり、前記熱交換器5を流通する空気の風速分布Fvは、端部5aに向かうに従って風速が小さくなる分布となるのである。
【0016】
また、この熱交換器5には、非共沸混合冷媒(例えば、HFC32:23重量%、HFC125:25重量%、HFC134a:52重量%の混合冷媒)とされている。従って、前記熱交換器5を蒸発器として作用させた場合、前述したように該熱交換器5の入口P1側における冷媒温度は出口P2側における冷媒温度より低くなる(図3参照)。
【0017】
ところで、前記熱交換器5における伝熱管6の端部には、分流器12から分岐された分流用キャピラリチューブ14が接続されるが、本実施の形態においては、分流用キャピラリチューブ14は、前記熱交換器5を流通する空気Wの流速が所定値(例えば、最大風速Vmaxの1/3)を超える位置(即ち、管板13からの距離D)まで挿入されている。なお、分流用キャピラリチューブ14は、図2に示すように、伝熱管6の端部を偏平に押し潰すことにより接続される。
【0018】
上記のように構成したことにより、分流用キャピラリチューブ14から伝熱管6へ供給される冷媒は、前記熱交換器5を流通する空気Wの流速が所定値(例えば、最大風速Vmaxの1/3)を超える位置(即ち、管板13からの距離D)から流入することとなり、分流用キャピラリチューブ14が接続された伝熱管5においては、管板13から距離Dだけ離れた位置までの部分は冷媒非流通部分となるのである。つまり、当該部分は蒸発器として殆ど作用しないこととなるのである。従って、流通空気Wの流速が小さいために、熱交換器5の端部に従来生じていた着霜の成長が抑制されることとなり、除霜運転間隔が長くなって積分冷凍能力を大きくできる。特に、蒸発器の入口側における冷媒温度が低くなる非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイクルにおいて有効である。
【0019】
なお、分流用キャピラリチューブ14の挿入長Dは、本実施の形態におけるより長くしてもよいが、その場合、蒸発器として作用しない部分が長くなるので、上記したように、管板13から熱交換器5を流通する空気Wの流速が所定値(例えば、最大風速Vmaxの1/3)を超える位置までとするのが望ましい。
【0020】
【発明の効果】
本願発明の熱交換器によれば、伝熱管6の端部に接続される分流用キャピラリチューブ14を、少なくとも熱交換器を流通空気の流速が所定値を超える位置まで挿入して、流通空気の流速が小さい伝熱管6端部付近での着霜の成長を抑制し得るようにしているので、着霜による蒸発器能力の低下を大幅に抑制できるという優れた効果がある。
【0021】
本願発明の空気調和機によれば、ケーシング1内を仕切板2により熱交換器室3と機械室4とに区画し、前記熱交換器室3内に、伝熱管6(例えば、非共沸混合冷媒が流通する伝熱管)と該伝熱管6に設けられた伝熱フィン7とを備えた熱交換器5と、送風用のファン8とを配設してなる空気調和機において、前記伝熱管6における前記仕切板2側の端部に接続される分流用キャピラリチューブ14を、少なくとも熱交換器を流通空気の流速が所定値を超える位置まで挿入して、流通空気の流速が小さい伝熱管6端部付近での着霜の成長を抑制し得るようにしているので、着霜による蒸発器能力の低下を大幅に抑制できることとなり、除霜運転間隔が長くなって積分冷凍能力を向上できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態にかかる空気調和機の横断平面図である。
【図2】本願発明の実施の形態にかかる熱交換器の要部拡大断面図である。
【図3】非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイクルを示すモリエル線図である。
【符号の説明】
1はケーシング、2は仕切板、3は熱交換器室、4は機械室、5は熱交換器、6は伝熱管、7は伝熱フィン、8はファン、12は分流器、13は管板、14は分流用キャピラリチューブ。

Claims (4)

  1. 伝熱管(6)と該伝熱管(6)に設けられた伝熱フィン(7)とを備えた熱交換器であって、前記伝熱管(6)の端部に接続される分流用キャピラリチューブ(14)を、少なくとも熱交換器を流通する空気の流速が所定値を超える位置まで挿入したことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記伝熱管(6)には非共沸混合冷媒が流通されることを特徴とする前記請求項1記載の熱交換器。
  3. ケーシング(1)内を仕切板(2)により熱交換器室(3)と機械室(4)とに区画し、前記熱交換器室(3)内に、伝熱管(6)と該伝熱管(6)に設けられた伝熱フィン(7)とを備えた熱交換器(5)と、送風用のファン(8)とを配設してなる空気調和機であって、前記伝熱管(6)における前記仕切板(2)側の端部に接続される分流用キャピラリチューブ(14)を、少なくとも熱交換器を流通する空気の流速が所定値を超える位置まで挿入したことを特徴とする空気調和機。
  4. 前記伝熱管(6)には非共沸混合冷媒が流通されることを特徴とする前記請求項記載の空気調和機。
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