JP3766373B2 - 先行待機型立軸ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸水槽内の水位がケーシング内の羽根車より上方の排水水位より低い状態でも運転を行う、先行待機型立軸ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、市街地化や道路の舗装化により雨水の地下浸透率が低下している。また、ヒートアイランド現象等による局地的集中豪雨の発生が増加している。これらの原因により、下水道の排水ポンプ場へ短時間に多量の雨水が流入する傾向がある。この短時間かつ多量の雨水流入に対処するために、降雨情報等に基づいて予めポンプを始動しておいて雨水が排水ポンプ場に流入するのと同時に排水を開始し、かつ吸水槽内の水位が変動しても運転状態を維持することができる先行待機型のポンプに対する要求が高まっている。
【0003】
立軸ポンプで先行待機運転を実現する上で、いわゆるハンチング運転が最も問題となる。このハンチング運転について図11を参照して説明する。図11において、1は立軸ポンプのケーシング、2は回転軸、3は羽根車、4は吐出管である。状態11−1に示すように吸水槽内の水位が羽根車3より上方の排水水位にあるときは通常排水運転であり、立軸ポンプによって吸い上げられた吸水槽内の水が吐出管4から排水される。状態11−2に示すように水位がケーシング1の下端(吸込ベルの下端)付近の排水停止水位まで低下すると、ケーシング1の下端から多量の空気が瞬間的にケーシング1内に入る。その結果、状態11−3に示すように、ケーシング1内の羽根車3より下方の領域に空気だまり5が形成され、上方の領域には水柱6が形成される。この状態11−3はエアロック運転と呼ばれている。しかし、空気だまり5の空気が水柱6内に上昇するのでエアロック運転は直ちに解消され、状態11−4に示すように通常排水運転状態に移行する。状態11−4の通常排水運転で吐出管4に水が吐出されると、状態11−3のエアロック運転に直ちに戻る。結局、状態11−3のエアロック運転と状態11−4の通常排水運転が極めて短時間に繰り返されることになり、これがハンチング運転である。このハンチング運転は、大きな振動を発生し立軸ポンプの運転の安定性及び耐久性に対して悪影響を及ぼす。
【0004】
従来の先行待機型立軸ポンプでは、ハンチング運転をなくすために種々の試みがなされている。例えば、図12に示すように、特許文献1に記載の先行待機型立軸ポンプは、一端が羽根車3よりも下方でケーシング1内に開口し、他端が大気に開放した吸気管7と、この吸気管7の連通及び遮断を制御する気水切換弁8と、水位計9の検出水位に基づいて気水切換弁8を開閉するコントローラ(図示せず)とを備えている。
【0005】
運転状態の推移を説明すると、状態12−1に示す排水水位では気水切換弁8は閉弁し、通常排水運転である。状態12−2に示すように水位が予め定められた排水遮断水位に低下すると、気水切換弁8が開弁し、吸気管7から多量の空気が一度にケーシング1内に流入する。その結果、状態12−3に示すように、エアロック運転に移行する。空気だまり5には吸気管7を介して少量の空気が供給されるので、エアロック運転が維持され、ハンチング運転とならない。状態12−4に示すように、水位が予め定められた再排水開始水位まで回復すると気水切換弁8は閉弁し、通常排水運転となる。
【0006】
また、図13に示すように、特許文献2に記載の先行待機型立軸ポンプは、一端が羽根車3よりも下方でケーシング1内に開口し、他端が大気に開放した吸気管7を備えている。この吸気管7は図12のものより空気流量が小さく設定されている。
【0007】
運転状態の推移を説明すると、状態13−1に示す通常排水運転から水位が低下し、羽根車3の下部に達すると吸気管7からケーシング1内に空気が流入する。その結果、状態13−2に示すように、空気が混合した水を排水する運転(気水混合排水運転)となる。水位が低下するのに伴って、吸気管7からの空気流入量が増加し、それに伴って排水される水の流量は減少する。状態13−3に示すように排水停止水位まで水位が低下すると、エアロック運転となる。吸気管7を介して供給される少量の空気によってエアロック運転が維持され、ハンチング運転とならない。状態13−4に示すように、水位が再排水開始水位まで回復すると、再び気水混合排水運転となる。水位の上昇に伴って吸気管7からの空気の流入量は減少し、状態13−5に示すように、通常排水運転となる。
【0008】
【特許文献1】
特許第2516426号公報(第1図)
【特許文献2】
特許第3191102号公報(図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図12に示す特許文献1の立軸ポンプの場合、先行待機運転を実現するために、電気的に開閉制御が可能な気水切換弁8、水位計9、及びコントローラが必要であるので、構成が複雑である。また、停電等により気水切換弁8の開閉制御が不能となるおそれがあり、信頼性が十分でない。
【0010】
また、図13に示す特許文献2の立軸ポンプの場合、ハンチング運転状態はないが、気水混合排水運転では水位が低い程水に混入する空気量が増加する。空気量が多いほどケーシングに発生する振動が大きくなり、運転の安定性や耐久性に対して好ましくない影響を及ぼす。換言すれば、特許文献2の立軸ポンプでは、過酷な条件での気水混合排水運転が行われる。
【0011】
そこで、本発明は、簡易な構成であるが、ハンチング運転も空気量の多い過酷な気水混合排水運転もない先行待機運転を行うことができ、かつ信頼性の高い先行待機型立軸ポンプを提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、第1の発明は、吸水槽内の水位がケーシング内の羽根車より上方の排水水位より低い状態でも運転を行う先行待機型立軸ポンプにおいて、一端が羽根車下方のケーシング内と連通し、他端が少なくとも前記吸水槽内の最高水位よりも上方のケーシング内と連通する第1の流路と、一端が前記第1の流路に接続され、他端が大気に開放された第2の流路と、前記第1の流路の一端がケーシング内と連通する位置より下方の排水停止水位と対応する位置に設けられ、前記排水停止水位に水位が低下すると水面付近から前記ケーシング内の羽根車下方の領域に空気を吸い込んで空気だまりを形成させる空気吸込部とを備え、前記排水水位から前記排水停止水位に水位が低下するまでは、前記第1の流路の他端から、前記第1の流路の一端及び前記第2の流路の他端へ水が流出し前記排水停止水位まで水位が低下すると、前記第2の流路の他端から前記第1の流路の一端を介して前記空気だまりに空気が流入し、かつ前記排水停止水位から前記第1の流路の一端がケーシング内に連通する位置まで水位が上昇すると、前記第1の流路の他端から、前記第1の流路の一端及び前記第2の流路の他端へ水が流出することを特徴とする先行待機型立軸ポンプを提供する。
【0013】
第1の発明の先行待機型立軸ポンプは、一端が羽根車下方のケーシング内と連通して他端が少なくとも吸水槽内の最高水位よりも上方のケーシング内と連通する第1の流路と、一端が第1の流路に接続され他端が大気に開放された第2の流路とを備える。そして、排水水位排水停止水位に水位が低下するまでは、第1の流路の他端から第1の流路の一端及び第2の流路の他端に向けて水が流出するので、第1の流路の一端からケーシング内に空気が流入しない。また、排水停止水位から第1の流路の一端がケーシング内に連通する位置まで水位が上昇すると、第1の流路の他端から第1の流路の一端及び第2の流路の他端に向けて水が流れるので、第1の流路の一端からケーシング内に空気が流入しない。一方、水位が排水停止水位まで低下すると空気吸込部から空気が多量かつ瞬間的にケーシング内に吸い込まれ空気だまりが形成され、この空気だまりには第2の流路の他端から第1の流路の一端を介して空気が流入するので、エアロック運転が維持される。従って、第1の発明の先行待機型立軸ポンプでは、ハンチング運転も気水混合排水運転もない先行待機運転を実現することができる。また、水位計、電気的に開閉される気水切換弁、気水切換弁を開閉制御するためのコントローラ等を設ける必要がないので、構成が簡易であり、かつ停電等に起因する運転不良のおそれがなく高い信頼性を有する。
【0014】
前記空気吸込部は、水位が排水停止水位に低下したときに水面付近から空気を多量かつ瞬間的に吸い込むことができるものであればよい。例えば、前記空気吸込部は、前記ケーシングの下端開口である。
【0015】
あるいは、前記空気吸込部は、前記排水停止水位と対応する位置のケーシングに設けた空気吸込孔と、前記空気吸込孔を取り囲むようにケーシングの外側に設けた空気吸込ベルとを備える。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、図面に示す本発明の実施形態について説明する。
【0021】
(第1実施形態)
図1及び図2は、本発明の第1実施形態を示している。
【0022】
本実施形態の先行待機型立軸ポンプ(以下、単に立軸ポンプという)11は、図示しない流入側管路から排水ポンプ場の吸水槽10内に流入する雨水等の水を下流側に排水するためのものであり、鉛直方向に延びるケーシング12を備えている。ケーシング12は、直管状の揚水管12a、揚水管12aの下端に連結されたポンプケーシング12b、ポンプケーシング12bの下端に連結された吸込ベル12c、及び揚水管12aの上端に連結されて鉛直方向から水平方向に湾曲した吐出エルボ12dを備えている。吐出エルボ12dには吐出管13が連結されている。前記ポンプケーシング12内に羽根車14が配設されている。この羽根車14が下端に固定されている回転軸15は鉛直方向に延びてケーシング12の外部に突出している。ケーシング12の上端側は概略的に示すモータ、減速機構等からなる回転駆動機構16に連結されている。図において、17は回転軸16を支持する軸受である。
【0023】
また、立軸ポンプ11は第1の管路(第1の流路)21と第2の管路(第2の流路)22を備えている。第1の管路21は、その一端21aが羽根車14の下方でケーシング12内(本実施形態では吸込ベル12cの上端付近)に連通し、他端21bが吐出エルボ12dの上部に連通している。一方、第2の管路22は、鉛直方向に延びている。第2の管路22の一端22aは第1の管路21に接続され、他端22aは吸水槽10内で大気に開放されている。第1の管路21の一端21aの高さ位置は後述する再排水開始水位WL3に対応している。第1の管路21の他端21bは、後述するエアロック運転の開始時(図2の状態2−2参照)に水没しない位置に設ける必要があり、少なくとも吸水槽10内の最高水位よりも上方に位置する。また、第2の管路22の他端22bも常に大気に開放している必要があり、吸水槽10内の最高水位よりも上方に位置している。
【0024】
本実施形態では、第1の管路21は一端21a及び他端21bを除いて、ケーシング12とは分離されている。また、第2の管路22もケーシング12とは分離されている。しかし、第1及び第2の管路21,22はその一部又は全部がケーシング12の外周部に密着して配置され、又は一体に形成されていてもよい。また、第1及び第2の管路21,22は、その一部又は全部がケーシング12に穿設した流路によって構成されていてもよい。
【0025】
吸込ベル12cの下端開口12eは本発明における空気吸込部を構成する。後述するように、この吸込ベル12cの下端開口12eから空気を多量かつ瞬間的に吸い込むことにより、エアロック運転に移行する。
【0026】
次に、立軸ポンプ11の運転状態の推移について説明する。まず、立軸ポンプ11による揚水が開始されるまでを説明する。降雨情報等に基づいて、例えば吸込ベル12の下端開口12eよりも低い待機水位WL1(吸水槽10内に水がない状態でもよい。)で立軸ポンプ11が始動されると、ケーシング12内には水が存在しないので羽根車14は空気中で回転する(空転運転)。吸水槽10内の水位が上昇して羽根車14の下端まで達すると吸水槽10内の水は羽根車14の回転により吸込ベル12cの下端開口12eから吸い上げられ、吸込ベル12c、ポンプケーシング12b、揚水管12a、及び吐出エルボ12dを介して吐出管13へ排水される。
【0027】
次に、図2を参照して、揚水開始後に吸水槽10内の水位がいったん低下してその後上昇した場合について説明する。状態2−1に示すように吸水槽10内の水位がケーシング12内の羽根車14より上方の排水水位WL4にあるときには、前述のように羽根車14の回転によりケーシング12内に吸い上げられた水は吐出管13内に吐出される(通常運転)。この通常運転時には、吐出管13側へ排水される水のうちの極く少量の水が第1の管路21の他端21bに流入する。第1の管路21に流入した水は、第1の管路21の一端21aからケーシング12内に流入すると共に、第2の管路22の一端22aに流入してその他端22bから吸込槽10内に落下する。従って、通常運転時には、第1の管路21や第2の管路22を介してケーシング12内に空気は流入せず、吐出管13側に排水される水に空気は混入しない。
【0028】
排水水位WL4から水位が低下しても、状態2−2に示すように吸込ベル12cの下端開口12eに対応する排水停止水位WL2に達するまでは、通常運転が維持される。従って、排水水位WL4から排水停止水位WL2に水位が低下するまでは、第1の流路21の他端21bから、第1の流路21の一端21a及び第2の流路22の他端22bへ水が流出し、ケーシング12内に空気は流入しない。
【0029】
状態2−2に示すように、吸水槽10内の水位が排水停止水位WL2まで低下すると、水面付近から吸込ベル12cの下端開口12eを介してケーシング12内の羽根車14よりも下方の領域に空気が多量かつ瞬間的に吸い込まれる。その結果、状態2−3に示すように、ケーシング12内の羽根車14よりも下方の領域に空気だまり25が形成され、羽根車14の上方には水柱26が形成される(エアロック運転)。エアロック運転時には、吐出管13側へ水が排水されないので、第1及び第2の管路21,22にも水は流入しない。そのため、第2の管路22の他端22bから吸い込まれた少量の空気が第1の管路21に流入し、第1の管路21の一端21aを介して空気だまり25に流入する。この空気だまり25への空気供給により、エアロック運転が維持される。
【0030】
吸水槽10内の水位が排水停止水位WL2から上昇し、状態2−4に示すように第1の管路21の一端21aがケーシング12に連通する位置(再排水開始水位)まで上昇すると、一端21aが水で閉じられるので第1の管路21を介した空気の流入が停止し、かつ羽根車14による揚水が再開して通常排水運転となる。前述のように通常排水運転時には、第1の管路21の他端21bから第1の管路21の一端21a及び第2の管路22の他端22bに水が流れるので、ケーシング12内に空気は流入しない。
【0031】
以上のように、第1実施形態の立軸ポンプ11では、排水水位WL4から排水停止水位WL2に水位が低下するまでは、第1の管路21の他端21bから第1の管路21の一端21a及び第2の管路22の他端22bに向けて水が流出するので、ケーシング12内に空気が流入しない。また、排水停止水位WL2から再排水開始水位WL3まで水位が上昇すると、第1の管路21の他端21bから第1の管路21の一端21a及び第2の管路22の他端22bに向けて水が流出するので、ケーシング12内に空気が流入しない。一方、水位が排水停止水位WL2まで低下すると吸込ベル12cの下端開口12eから空気が多量かつ瞬間的にケーシング12内に吸い込まれ空気だまり25が形成され、この空気だまり25に第2の流路22の他端22bから第1の流路21の一端21aを介して空気が流入するので、エアロック運転が維持される。従って、運転状態は、通常排水運転とエアロック運転の2種類となり、ハンチング運転も気水混合排水運転もない先行待機運転を実現することができる。また、水位計、電気的に開閉される気水切換弁、気水切換弁を開閉制御するためのコントローラ等を設ける必要がないので、構成が簡易であり、かつ停電等に起因する運転不良のおそれがなく高い信頼性を有する。
【0032】
(第2実施形態)
図3及び図4は、本発明の第2実施形態を示している。
【0033】
第2実施形態の立軸ポンプ11では、排水停止水位WL2と対応する位置のケーシング12(本実施形態では吸込ベル12c)に、ケーシング12の内部と外部を連通させる複数の空気吸込孔31が設けられている。また、空気吸込孔31を取り囲むように、空気吸込ベル32が設けられている。詳細には、空気吸込ベル32はケーシング12の空気吸込孔31が設けられた部分を間隔をあけて取り囲む筒状部32aと、空気吸込孔32より僅かに上方でケーシング12から突出し、その外周縁が筒状部32aの上端と一体に接続されている環状部32bとを備えている。筒状部32aの下端開口32cの高さ位置が排水停止水位WL2と一致している。
【0034】
吸込ベル12の下端開口12eよりも低い待機水位WL1で立軸ポンプ11が始動されると、ケーシング12内には水が存在しないので羽根車14は空気中で回転し(空転運転)、吸水槽10内の水位が上昇して羽根車14の下端まで達すると羽根車14の回転によって吸込ベル12cの下端開口12eから吸い上げられた水が吐出管13へ排水される。
【0035】
図4を参照すると、状態4−1の通常運転時には、第1の管路21の他端21bから第1の管路21の一端21a及び第2の管路22の他端22bに向けて水が流出するので、ケーシング12内に空気が流入しない。排水水位WL4から水位が低下しても、状態4−2に示すように空気吸込ベル32の下端開口32cに対応する排水停止水位WL2に達するまでは、通常運転が維持され、ケーシング12内に空気は流入しない。
【0036】
状態4−2に示すように、吸水槽10内の水位が排水停止水位WL2まで低下すると、水面付近から空気吸込ベル32の下端開口32c及び空気吸込孔31を介してケーシング12内の羽根車よりも下方の領域に空気が多量かつ瞬間的に吸い込まれる。その結果、状態4−3に示すように、空気だまり25と水柱26が形成されてエアロック運転となる。エアロック運転時には、吐出管13側へ水が排水されないので、第1及び第2の管路21,22に水は流入せず、第2の管路22の他端22bから第1の管路21の一端21aを介して空気だまり25に空気が流入する。この空気だまり25への空気供給によりエアロック運転が維持される。
【0037】
吸水槽10内の水位が排水停止水位WL2から上昇し、状態4−4に示すように再排水開始水位まで達すると、一端21aが水で閉じられるので第1の管路21を介した空気の流入が停止し、かつ羽根車14による揚水が再開して通常排水運転となる。前述のように通常排水運転時には、ケーシング12内に空気は流入しない。
【0038】
以上のように、第2実施形態の立軸ポンプ11の運転状態は、通常排水運転とエアロック運転の2種類となり、ハンチング運転も気水混合排水運転もない先行待機運転を実現することができる。また、水位計等を設ける必要がなく構成が簡易であり、停電等に起因する運転不良のおそれがなく高い信頼性を有する。
【0039】
第2実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0040】
(第3実施形態)
図5及び図6は、本発明の第3実施形態を示している。
【0041】
本実施形態の先行待機型立軸ポンプ(以下、単に立軸ポンプという)11は、図示しない流入側管路から排水ポンプ場の吸水槽10内に流入する雨水等の水を下流側に排水するためのものであり、鉛直方向に延びるケーシング12を備えている。ケーシング12は、直管状の揚水管12a、揚水管12aの下端に連結されたポンプケーシング12b、ポンプケーシング12bの下端に連結された吸込ベル12c、及び揚水管12aの上端に連結されて鉛直方向から水平方向に湾曲した吐出エルボ12dを備えている。吐出エルボ12dには吐出管13が連結されている。前記ポンプケーシング12内に羽根車14が配設されている。この羽根車14が下端に固定されている回転軸15は鉛直方向に延びてケーシング12の外部に突出している。ケーシング12の上端側は概略的に示すモータ、減速機構等からなる回転駆動機構16に連結されている。図において、17は回転軸16を支持する軸受である。
【0042】
また、ポンプ11は吸気管(空気流路)51を備えている。この吸気管51は、その一端51aが羽根車14の下方でケーシング12内(本実施形態では吸込ベル12cの上端付近)に連通し、他端51bが吸水槽10内で大気に開放されている。吸気管51の一端51aの高さ位置は後述する再排水開始水位WL3に対応している。吸気管51の他端51bは常に大気に開放されている必要があり、吸水槽10内の最高水位よりも上方に位置している。
【0043】
本実施形態では、吸気管51は一端51aを除いて、ケーシング12とは分離されている。しかし、吸気管51はその一部又は全部がケーシング12の外周部に密着して配置され、又は一体に形成されていてもよい。また、吸気管51は、その一部又は全部がケーシング12に穿設した流路によって構成されていてもよい。
【0044】
吸込ベル12cの下端開口12eは本発明における空気吸込部を構成する。後述するように、この吸込ベル12cの下端開口12eから空気を多量かつ瞬間的に吸い込むことにより、エアロック運転に移行する。
【0045】
吸気管51には、絞り機構52が設けられている。この絞り機構52は、吸込ベル12cの下端開口12eからケーシング12内に空気が吸い込まれるまではケーシング12の羽根車14より下方の領域に空気だまりが形成されないように、吸気管51を介してケーシング12内に流入する空気量を制限する。絞り機構52は、例えば吸気管51に設けたオリフィスからなる。また、絞り機構52は吸気管51の管径を部分的に縮小したものであってもよい。さらに、絞り機構52は吸気管51全体で管径を小径に設定することで流入空気量を制限するものでもよい。
【0046】
次に、立軸ポンプ11の運転状態の推移について説明する。まず、立軸ポンプ11による揚水が開始されるまでを説明する。降雨情報等に基づいて、例えば吸込ベル12の下端開口12eよりも低い待機水位WL1(吸水槽10内に水がない状態でもよい。)で立軸ポンプ11が始動されると、ケーシング12内には水が存在しないので羽根車14は空気中で回転する(空転運転)。吸水槽10内の水位が上昇して羽根車14の下端まで達すると吸水槽10内の水は羽根車14の回転により吸込ベル12cの下端開口12eから吸い上げられ、吸込ベル12c、ポンプケーシング12b、揚水管12a、及び吐出エルボ12dを介して吐出管13へ排水される。
【0047】
次に、図6を参照して、揚水開始後に吸水槽10内の水位がいったん低下してその後上昇した場合について説明する。状態6−1に示すように吸水槽10内の水位がケーシング12内の羽根車14より上方の排水水位WL4にあるときには、前述のように羽根車14の回転によりケーシング12内に吸い上げられた水は吐出管13内に吐出される(通常運転)。この通常運転時には、ケーシング12内を揚水される水の動圧、水頭圧、大気圧等の釣り合いにより、吸気管51からケーシング12内に空気は流入しない。
【0048】
状態6−2に示すように、吸水槽10内の水位が羽根車14の下端付近まで低下すると、吸気管51の他端51bから一端51aを介してケーシング12内の羽根車14より下方の領域に空気が流入し始める。水位が低下するのに伴って、吸気管51からの空気流入量が増加し、排水される水の流量は減少する。状態6−3に示すように、吸水槽10内の水位が排水停止水位WL2まで低下すると、水面付近から吸込ベル12cの下端開口12eを介してケーシング12内の羽根車14よりも下方の領域に空気が多量かつ瞬間的に吸い込まれる。その結果、状態6−4に示すように、ケーシング12内の羽根車14よりも下方の領域に空気だまり25が形成され、羽根車14の上方には水柱26が形成される(エアロック運転)。エアロック運転時には、吸気管51の他端51bから一端51aを介して少量の空気が空気だまり25に流入する。この空気だまり25への空気供給により、エアロック運転が維持される。
【0049】
吸水槽10内の水位が排水停止水位WL2から上昇し、状態6−4に示すように吸気管51の一端51aがケーシング12に連通する位置(再排水開始水位WL3)まで上昇すると、羽根車14による揚水が再開する。状態6−6に示すように水位が十分に上昇して通常排水運転となるまでは、状態6−5に示すように吸気管51の他端51bから一端51aを介してケーシング12内の羽根車14の下方の領域に空気が流入し、気水混合排水運転となる。水位の上昇に伴って、吸気管51からの空気流入量が減少し、排水される水の流量が増大する。
【0050】
本実施形態の立軸ポンプ11では、通常排水運転(状態6−1)からエアロック運転(状態6−3)に至るまでに気水混合排水運転(状態6−2)となる。また、エアロック運転(状態6−3)から通常排水運転(状態6−6)に戻るまでは気水混合排水運転(状態6−5)となる。しかし、図13に示す従来の立軸ポンプが吸気管7から流入する空気によってエアロック運転に移行する(図13の状態13−2,13−3参照)のとは異なり、本実施形態の立軸ポンプ11では吸込ベル12cの下端開口12eからの空気の吸込によってエアロック運転へ移行する(図6の状態6−3,6−4参照)。従って、図13の従来の立軸ポンプにおける気水混合排水運転(図13の状態13−2,13−4)と比較すると、本実施形態の立軸ポンプ11における気水混合排水運転(図6の状態13−2,6−6)において水に混入する空気量は少量で足りる。換言すれば、本実施形態の立軸ポンプ11では、軽微の気水混合排水運転が行われるに過ぎず、気水混合排水運転時にケーシング12に発生する振動は大幅に低減される。
【0051】
以上のように、第2実施形態の立軸ポンプ11では、排水水位WL4から排水停止水位WL2に水位が低下するまで及び排水停止水位WL2から排水水位WL4に水位が上昇するまでには、軽微の気水混合排水運転となる。一方、水位が排水停止水位WL2まで低下すると吸込ベル12cの下端開口12eから空気が多量かつ瞬間的にケーシング12内に吸い込まれ空気だまり25が形成され、この空気だまり25には吸気管51の一端51aから空気が流入するので、エアロック運転が維持される。従って、運転状態は、通常排水運転、軽微の気水混合排水運転、及びエアロック運転の3種類となり、ハンチング運転も過酷な条件での気水混合排水運転もない先行待機運転を実現することができる。また、水位計、電気的に開閉される気水切換弁、気水切換弁を開閉制御するためのコントローラ等を設ける必要がないので、構成が簡易であり、かつ停電等に起因する運転不良のおそれがなく高い信頼性を有する。
【0052】
(第4実施形態)
図7及び図8は、本発明の第4実施形態を示している。
【0053】
第4実施形態の立軸ポンプ11では、排水停止水位WL2と対応する位置のケーシング12(本実施形態では吸込ベル12c)に、ケーシング12の内部と外部を連通させる複数の空気吸込孔61が設けられている。空気吸込孔61を取り囲むように、空気吸込ベル62が設けられている。詳細には、空気吸込ベル62はケーシング12の空気吸込孔61が設けられた部分を間隔をあけて取り囲む筒状部62aと、空気吸込孔62より僅かに上方でケーシング12から突出し、その外周縁が筒状部62aの上端と一体に接続されている環状部62bとを備えている。筒状部62aの下端開口32cの高さ位置が排水停止水位WL2と一致している。
【0054】
吸込ベル12の下端開口12eよりも低い待機水位WL1で立軸ポンプ11が始動されると、ケーシング12内には水が存在しないので羽根車14は空気中で回転し(空転運転)、吸水槽10内の水位が上昇して羽根車14の下端まで達すると羽根車14の回転により吸込ベル12cの下端開口12eから吸い上げられた水が吐出管13へ排水される。
【0055】
図8を参照すると、状態8−1の通常運転時には、吸気管51からケーシング12内に空気は流入しない。状態8−3に示すように空気吸込ベル62の下端開口32cに対応する排水停止水位WL2に達するまでは、軽微の気水混合運転となる(状態8−2)。
【0056】
状態8−3に示すように、吸水槽10内の水位が排水停止水位WL2まで低下すると、水面付近から空気吸込ベル62の下端開口32cを介してケーシング12内の羽根車よりも下方の領域に空気が多量かつ瞬間的に吸い込まれる。その結果、状態8−4に示すように、空気だまり25と水柱26が形成されてエアロック運転となる。エアロック運転時には、吸気管51の一端51aを介して空気だまり25に空気が流入する。この空気だまり25への空気供給によりエアロック運転が維持される。
【0057】
吸水槽10内の水位が排水停止水位WL2から上昇し、状態8−5に示すように再排水開始水位まで達した後は、状態8−6に示すように水位が十分に上昇して通常排水運転となるまで、吸気管51の他端51bから一端51aを介してケーシング12内の羽根車14の下方の領域に空気が流入し、軽微の気水混合排水運転となる。
【0058】
以上のように、第3実施形態の立軸ポンプ11の運転状態は、通常排水運転、軽微の気水混合運転、及びエアロック運転の2種類となり、ハンチング運転も過酷な条件の気水混合排水運転もない先行待機運転を実現することができる。また、水位計等を設ける必要がなく構成が簡易であり、停電等に起因する運転不良のおそれがなく高い信頼性を有する。
【0059】
第4実施形態のその他の構成及び作用は第3実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0060】
(第5実施形態)
図9及び図10は、本発明の第5実施形態を示している。
【0061】
第5実施形態の立軸ポンプ11では、空気吸込ベル62が上向に開口している。詳細には、空気吸込ベル62はケーシング12の空気吸込孔61が設けられた部分を間隔をあけて取り囲む筒状部62aと、空気吸込孔32より僅かに下方でケーシング12から突出し、その外周縁が筒状部32aの上端と一体に接続されている環状部62dとを備えている。筒状部62aの上端開口62eの高さ位置が排水停止水位WL2と一致している。
【0062】
図10を参照すると、第3実施形態と同様に、通常排水運転(状態6−1)からエアロック運転(状態6−3)に至るまでは軽微の気水混合排水運転(状態6−2)となる。また、エアロック運転(状態6−3)から通常排水運転(状態6−6)に戻るまでも軽微の気水混合排水運転(状態6−5)となる。従って、運転状態は、通常排水運転、軽微の気水混合排水運転、及びエアロック運転の3種類となり、ハンチング運転も過酷な条件での気水混合排水運転もない先行待機運転を実現することができる。
【0063】
図10の状態10−3に示す空気吸込ベル62からケーシング12内への空気の吸い込みについて詳述する。吸水槽10内の水位が排水停止水位WL2(空気吸込ベル62の上端開口62e)よりも僅かに低くなると、まず空気吸込ベル62内の水が空気吸込61からケーシング12内に瞬間的に吸い込まれる。その直後に、空気吸込ベル62の上端開口62eから空気吸込孔61を介して水面付近の空気が多量かつ瞬間的にケーシング12内に吸い込まれる。このように本実施形態では、空気吸込ベル62及び空気吸込孔61を介した空気の吸込の直前に、空気吸込ベル62内の少量の水を吸い込む。この少量の水の吸い込みを行うことにより、エアロック運転への移行時にケーシング12に発生する振動を低減することができる。
【0064】
第5実施形態のその他の構成及び作用は第4実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0065】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、第1の発明の先行待機型立軸ポンプでは、一端が羽根車下方のケーシング内と連通して他端が少なくとも吸水槽内の最高水位よりも上方のケーシング内と連通する第1の流路、一端が第1の流路に接続され他端が大気に開放された第2の流路、及び排水停止水位に水位が低下すると空気を吸い込んで空気だまりを形成させる空気吸込部を設けたので、ハンチング運転も気水混合排水運転もない先行待機運転を実現することができる。また、水位計、気水切換弁等を設ける必要がないので、構成が簡易であると共に高い信頼性を有する。
【0066】
また、第2の発明の先行待機型立軸ポンプでは、一端が羽根車下方のケーシング内に連通して他端が大気に開放された空気流路に、空気吸込部からケーシング内に空気が吸い込まれるまでは空気だまりが形成されないようにケーシング内へ流入する空気量を制限する絞り機構を設けたので、ハンチング運転も空気の混入量が多い過酷な気水混合排水運転もない先行待機運転を実現することができる。また、水位計、気水切換弁等を設ける必要がないので、構成が簡易であると共に高い信頼性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る先行待機型立軸ポンプを示す断面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態に係る先行待機型立軸ポンプの運転状態の遷移を示す概略図である。
【図3】 本発明の第2実施形態に係る先行待機型立軸ポンプを示す断面図である。
【図4】 本発明の第2実施形態に係る先行待機型立軸ポンプの運転状態の遷移を示す概略図である。
【図5】 本発明の第3実施形態に係る先行待機型立軸ポンプを示す断面図である。
【図6】 本発明の第3実施形態に係る先行待機型立軸ポンプの運転状態の遷移を示す概略図である。
【図7】 本発明の第4実施形態に係る先行待機型立軸ポンプを示す断面図である。
【図8】 本発明の第4実施形態に係る先行待機型立軸ポンプの運転状態の遷移を示す概略図である。
【図9】 本発明の第5実施形態に係る先行待機型立軸ポンプを示す断面図である。
【図10】 本発明の第5実施形態に係る先行待機型立軸ポンプの運転状態の遷移を示す概略図である。
【図11】 従来の立軸ポンプの運転状態の遷移を示す概略図である。
【図12】 従来の先行待機型立軸ポンプの運転状態の遷移を示す概略図である。
【図13】 従来の先行待機型立軸ポンプの運転状態の遷移を示す概略図である。
【符号の説明】
10 吸水槽
11 先行待機型立軸ポンプ
12 ケーシング
12a 揚水管
12b ポンプケーシング
12c 吸込ベル
12d 吐出エルボ
12e 下端開口
13 吐出管
14 羽根車
15 回転軸
16 回転駆動機構
17 軸受
21 第1の管路(第1の流路)
22 第2の管路(第2の流路)
25 空気だまり
26 水柱
31,61 空気吸込孔
32,62 空気吸込ベル
32a,62a 筒状部
32b,62b,62d 環状部
32c,62c 下端開口
51 吸気管(空気流路)
51a 一端
51b 他端
52 絞り機構
62e 上端開口
WL1 待機水位
WL2 排水停止水位
WL3 再排水開始水位
WL4 排水水位

Claims (3)

  1. 吸水槽内の水位がケーシング内の羽根車より上方の排水水位より低い状態でも運転を行う先行待機型立軸ポンプにおいて、
    一端が羽根車下方のケーシング内と連通し、他端が少なくとも前記吸水槽内の最高水位よりも上方のケーシング内と連通する第1の流路と、
    一端が前記第1の流路に接続され、他端が大気に開放された第2の流路と、
    前記第1の流路の一端がケーシング内と連通する位置より下方の排水停止水位と対応する位置に設けられ、前記排水停止水位に水位が低下すると水面付近から前記ケーシング内の羽根車下方の領域に空気を吸い込んで空気だまりを形成させる空気吸込部とを備え、
    前記排水水位から前記排水停止水位に水位が低下するまでは、前記第1の流路の他端から、前記第1の流路の一端及び前記第2の流路の他端へ水が流出し
    前記排水停止水位まで水位が低下すると、前記第2の流路の他端から前記第1の流路の一端を介して前記空気だまりに空気が流入し、かつ
    前記排水停止水位から前記第1の流路の一端がケーシング内に連通する位置まで水位が上昇すると、前記第1の流路の他端から、前記第1の流路の一端及び前記第2の流路の他端へ水が流出することを特徴とする先行待機型立軸ポンプ。
  2. 前記空気吸込部は、前記ケーシングの下端開口であることを特徴とする、請求項1に記載の先行待機型立軸ポンプ。
  3. 前記空気吸込部は、前記排水停止水位と対応する位置のケーシングに設けた空気吸込孔と、前記空気吸込孔を取り囲むようにケーシングの外側に設けた空気吸込ベルとを備えることを特徴とする、請求項1に記載の先行待機型立軸ポンプ。
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