JP3766372B2 - 注文会計システム、注文端末及び会計装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、注文会計システム、注文端末及び会計装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、レストラン等の飲食店で客の注文を正確かつ迅速に調理人に伝達するために利用されている注文会計システムであるオーダーシステムは、客係の店員が個々に携帯する多数のハンディターミナルと、キッチンに設置した所定数のキッチンプリンタと、チェックアウトカウンタに設置される会計装置であるPOS(Point of Sales:販売時点管理)端末と、システム全体を制御する注文管理制御装置であるコントロールステーションとを通信自在に設けたものである。より詳細には、ハンディターミナルは、少なくとも顧客情報や注文情報等の各種情報をキーボードを用いて操作入力するようになっており、キッチンプリンタは、各種情報に従って生成された注文データを所定のフォーマットで連続紙に印字するようになっている。
【0003】
このようなオーダーシステムでは、客が要望した注文の注文情報やコメント等を店員がハンディターミナルのキーボードを用いて入力操作すると、ハンディターミナルから入力された各種情報に従って生成された注文データがコントロールステーションへと無線送信される。また、注文データは、キッチンプリンタにも送信される。キッチンプリンタでは送信された注文データに従い調理指示伝票が発行されるので、調理人は、この調理指示伝票の印字内容に従うことにより、注文された料理を迅速かつ確実に調理することができる。
【0004】
ところで、今日のようなデフレ時代下においては、飲食店はますますオペレーションの効率化を迫られており、人件費等の削減が緊急課題となっている。
【0005】
そこで、近年においては、店員の負担を低減させるべく、各テーブルにそれぞれ備えられて、客が自らオーダーを行うことができるセルフオーダー端末が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
この特許文献1に開示されているようなセルフオーダー端末によれば、セルフオーダー端末から入力された各種情報に従って生成された注文データがコントロールステーションへと無線送信される。そして、注文データを受信したコントロールステーションは、注文データをキッチンプリンタ及びPOS端末に有線送信する。キッチンプリンタでは送信された注文データに従い調理指示伝票が発行されるので、調理人は、この調理指示伝票の印字内容に従うことにより、注文された料理を迅速かつ確実に調理することができる。このようなセルフオーダー端末によれば、オーダーは客が自ら行うことにより、店員が客のところに注文を聞きに行く必要がないので、店員の作業効率を向上させることが可能になっている。
【0007】
【特許文献1】
特開平09−288772号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に記載されているようなセルフオーダー端末においては、レストラン等の飲食店のテーブルレイアウトに合わせて自由に設置できるように、電源をバッテリ駆動とすることが多い。
【0009】
しかしながら、セルフオーダー端末をバッテリ駆動とした場合には、閉店後等にセルフオーダー端末を各テーブルから回収してバッテリの充電を行わなければならず、運用が面倒なものになっている。
【0010】
また、会計時においては、客がチェックアウトカウンタに会計札を持参し、店員が会計札の識別番号と同一の識別番号が付された伝票を手入力する場合がある。このような場合には、入力に時間がかかってしまって迅速性に欠けるとともに、二重請求や請求漏れといった人為的ミスを生じ易くなるので、信頼性に欠けるという問題がある。
【0011】
本発明は、注文端末に対するバッテリの取り付け、注文端末からのバッテリの回収、バッテリの充電という運用を無理なく実施することができ、また、迅速・確実に会計処理を遂行することができる注文会計システム、注文端末及び会計装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、チェックアウトカウンタと複数個のテーブルとを配置した飲食店において個々の前記テーブルに設置され、メニュー品目の注文に係る注文情報の入力を許容するバッテリ駆動の注文端末と、前記注文端末を介して入力された注文情報に基づく会計データに基づいて会計処理を行う前記チェックアウトカウンタに設置された会計装置とを具備する注文会計システムであって、前記注文端末の端末本体に対して着脱自在に取り付けられて取り付けられることによって当該注文端末の駆動電源となり、記憶部を備えるバッテリを具備し、前記注文端末は、前記バッテリを収納保持し、収納保持した前記バッテリから当該注文端末の各部への電力供給を実現させるバッテリ収納部と、前記バッテリの前記記憶部に、前記入力された注文情報に基づく会計データを記憶させるデータ記憶手段と、を具備し、前記会計装置は、前記注文端末から取り外した前記バッテリの前記記憶部に記憶された会計データを読み取るデータリード部と、読み取った会計データに基づいて会計処理を実行する会計手段と、を含む。
【0013】
したがって、入店処理の際にはバッテリを所定の注文端末に取り付けることで当該注文端末が駆動可能な状態とされ、メニュー品目の注文に係る注文情報の入力が許容されるとともに、入力された注文情報に基づく会計データがバッテリの記憶部に記憶される。一方、会計処理の際には注文端末からバッテリが取り外され、取り外されたバッテリの記憶部に記憶された会計データが会計装置で読み取られて会計処理が実行される。これにより、注文端末は客が客席にいる間のみ稼動すれば良いことから、会計の際には注文端末から駆動電源であるバッテリを取り外して会計装置における会計処理に用いる会計札として利用することが可能になる。また、会計時には、バッテリの記憶部に記憶された会計データを読み取るだけで良いことから、迅速・確実な会計処理の遂行が可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態を図1ないし図18に基づいて説明する。
【0015】
本実施の形態は、例えば、レストラン等の飲食店において使用される注文会計システムであるオーダーシステムであって、システム全体は図1に示すように構成されている。このオーダーシステム1は、店員が個々に携帯する複数のハンディターミナル3と、天井などに設置されてハンディターミナル3との無線通信を可能とする無線通信ユニット4と、注文メニュー品目をキッチンの調理人に指示するための調理指示伝票(図示せず)を印字発行するキッチンプリンタ5と、チェックアウトカウンタに設置される会計装置であるPOS(Point of Sales:販売時点管理)端末6と、システム全体を制御する注文管理制御装置であるコントロールステーション7とを備えており、無線通信ユニット4とキッチンプリンタ5とPOS端末6とを通信回線8によってコントロールステーション7に接続することにより構成されている。なお、無線通信ユニット4とキッチンプリンタ5との台数はいずれも任意である。
【0016】
加えて、オーダーシステム1には、卓上注文端末2が備えられている。詳細については後述するが、この卓上注文端末2は、各テーブルにそれぞれ備えられ、客が自らオーダーを行うことができるセルフオーダー端末である。この卓上注文端末2は、ハンディターミナル3と同様に、無線通信ユニット4との無線通信が可能になっている。
【0017】
次に、卓上注文端末2について詳細に説明する。ここで、図2は卓上注文端末2を概略的に示す斜視図、図3はその側面図である。卓上注文端末2の筐体10は曲面形状の前面10cを有しており、この前面10cには、各種操作キー11と、注文内容や金額を表示するためのLCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)12が配設されている。また、卓上注文端末2の筐体10においては、テーブル上に載置される底面10aと背面10bとが略直角を成している。さらに、筐体10の上部には、メニュー品目を視覚的に識別可能な形態で一覧表示した印刷物であって、紙やプラスチックでシート状に形成されたメニュー表Mを挿し込んで着脱自在に保持するためのメニュー表保持部である溝形状のスリットSが形成されている。
【0018】
加えて、卓上注文端末2の前面10cの下方には、上面開口のバッテリ収納部14が客側に延出した状態で形成されている。このバッテリ収納部14は、駆動電源であるスティック形状のバッテリ13を収納保持するためのものであって、バッテリ13の容積と略同一の容積を有している。このようなバッテリ収納部14の内部には、卓上注文端末2において電力供給を必要とするLCD12等の各部に接続された金属端子14aが配設されている。一方、バッテリ13の側面にも、電力の供給口となる金属端子13aが配設されている。このバッテリ13の金属端子13aは、バッテリ13がバッテリ収納部14へ正しく収納された場合に、バッテリ収納部14の内部の金属端子14aに接触する位置に位置決めされている。
【0019】
このような構成により、バッテリ13がバッテリ収納部14へと正しく収納された場合には、バッテリ収納部14の金属端子14aとバッテリ13の金属端子13aとが接触して電気的に接続された状態となり、バッテリ13から電力供給を必要とするLCD12等の各部へと電力が供給されることになる。
【0020】
なお、バッテリ収納部14には、バッテリ13が外部に飛び出したりしないよう、バッテリ13を固定するバッテリロック機構(図示せず)が設けられている。なお、このようなバッテリロック機構については周知の機構であるので、その詳細な説明は省略する。
【0021】
ここで、図4はバッテリ13を概略的に示し、(a)は表側から見た状態を示す外観斜視図、(b)は裏側から見た状態を示す外観斜視図である。図4に示すように、本実施の形態のバッテリ13の表側には「会計時に取り外してカウンタへお持ち下さい。」というラベル13cが貼り付けられている。これは、詳細は後述するが、本実施の形態においては、バッテリ13を会計札としても利用するためである。
【0022】
加えて、本実施の形態のバッテリ13の裏側には、データキャリアの一種である無線タグ30が備えられている。無線タグ30は、コイルアンテナ31と各種データを記憶する記憶部として機能するICチップ32とを備えており、このコイルアンテナ31に誘導起電力を発生させることによりICチップ32に対するデータの送受信が可能な構成になっている。なお、図4においては説明のためにコイルアンテナ31とICチップ32とを図示しているが、実際には外部からは見えない構造になっている。このようなICチップ32には、各バッテリ13を識別するための識別番号や会計データが記憶される。
【0023】
そして、卓上注文端末2のバッテリ収納部14の底部であって、バッテリ13がバッテリ収納部14へと正しく収納された場合にバッテリ13の無線タグ30に対向する位置には、無線タグ30のICチップ32に記録されているデータの書込及び読取を電磁誘導により行う無線タグリーダライタ35が配設されている。
【0024】
次に、卓上注文端末2の筐体10の前面10cに配設される各種操作キー11について図5を参照しつつ説明する。操作キー11としては、「0」から「9」まで数字を入力するためのテンキー11aと、テンキー11aにより入力した数字をクリアするためのクリアキー11bと、テンキー11aからの数字入力での品番登録による注文を宣言する「番号注文」キー11cと、店員を呼び出すための「係員呼出」キー11dと、現時点における料金を確認するための「料金確認」キー11eと、現時点における注文したメニュー品目を確認するための「注文確認」キー11fと、よく出るメニュー品目やお勧めメニュー品目の注文に係る情報を予めプリセットしたプリセットキーである5種類のダイレクトキー11gと、が設けられている。
【0025】
なお、本実施の形態の卓上注文端末2のダイレクトキー11gは5個設けられており、スリットSに挿し込まれるメニュー表Mに印刷されている5種類のメニュー品目に対応付けられている。なお、ダイレクトキー11gの数は、これに限るものではない。そして、ダイレクトキー11gは、メニュー表Mが挿し込まれるスリットSの近傍に配設されている。より詳細には、スリットSにメニュー表Mが保持された状態では、ダイレクトキー11gは、当該メニュー表Mに表示されているメニュー品目に近接して位置している。これは、スリットSに挿し込まれるメニュー表Mに印刷されている5種類の各メニュー品目と、5個のダイレクトキー11gとの対応付けを明確化するためである。このようにスリットSに挿し込まれるメニュー表Mに印刷されている5種類の各メニュー品目と、5個のダイレクトキー11gとの対応付けを明確化することにより、お勧めメニュー品目をメニュー表Mに印刷した場合には、大きな販促効果を期待することができる。また、よく出るメニュー品目をメニュー表Mに印刷した場合には、注文ミスの発生を確実に防止することができ、店員の作業効率を飛躍的に向上させることができる。
【0026】
また、卓上注文端末2に保持されるメニュー表Mは、紙やプラスチックでシート状に形成された印刷物であるので、容易に変更できる。そして、変更したメニュー表Mに合わせて5種類のダイレクトキー11gにプリセットされている注文に係る情報を変更すれば良い。
【0027】
このような卓上注文端末2に内蔵される各部の電気的接続について図6を参照しつつ説明する。図6に示すように、卓上注文端末2にはMicrocomputer(以下、マイコンという)15が備えられており、このマイコン15が各部を駆動制御する。マイコン15は、各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)16にバスライン17を介して、マイコン15を動作させる制御プログラム等の固定的データを予め格納するROM(Read Only Memory)18と各種データを書き換え自在に格納するワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)19とが接続されて構成されている。ROM18には、各種メニュー品目のメニュー品目名及び当該メニュー品目の価格を記憶保持する商品マスタファイル(図示せず)も格納されている。
【0028】
このようなマイコン15には、キー入力回路20を介して各種キー11が接続され、表示制御部21を介してLCD12が接続されており、マイコン15によって駆動制御される。また、卓上注文端末2には、無線通信ユニット4との間で無線通信するための無線通信装置22が備えられており、バスライン17を介してマイコン15に接続されている。これにより、卓上注文端末2は、コントロールステーション7との間でのデータの送受信を可能にしている。
【0029】
さらに、前述した無線タグリーダライタ35も、入出力制御部36を介してマイコン15に接続されており、マイコン15により駆動制御される。この無線タグリーダライタ35は、コイル状の無線タグ用リーダライタアンテナ(図示せず)を備えており、通電により磁界を発生させる構成とされている。そして、この無線タグ用リーダライタアンテナが発生する磁界へとバッテリ13の無線タグ30が接近した場合には、無線タグ30のコイルアンテナ31に誘導起電力が発生して無線タグ30のICチップ32に記憶されたデータが無線タグ用リーダアンテナに対して送信されて読み取られ、または、無線タグ用リーダライタアンテナから無線タグ30のICチップ32に対してデータが送信されて書き込まれることになる。
【0030】
次に、卓上注文端末2に内蔵されたROM18に格納された制御プログラムがマイコン15に実行させる機能について説明する。ここで、図7はキー入力処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図7に示すように、卓上注文端末2の操作キー11のいずれかが操作されてキー入力があった場合には(ステップS1のY)、ステップS2〜S7において、テンキー11a,クリアキー11b,「番号注文」キー11c,「係員呼出」キー11d,「料金確認」キー11e,「注文確認」キー11f,ダイレクトキー11gのどれが操作されたかが判断される。
【0031】
テンキー11aからのキー入力があった場合には(ステップS2のY)、テンキー入力処理を実行する(ステップS8)。テンキー入力処理は、操作されたキーに応じた「0」から「9」までのいずれかの数字をRAM19に記憶するとともに、図8に示すようにLCD12の所定位置に入力された数字aを表示する。
【0032】
「番号注文」キー11cからのキー入力があった場合には(ステップS3のY)、後述する注文確認画面が既にLCD12に表示されているか否かを判断する(ステップS9)。注文確認画面がまだLCD12に表示されていない場合には(ステップS9のN)、注文確認画面をLCD12に表示する(ステップS10)。ここで、図9はLCD12に表示された注文確認画面の一例である。テンキー11aからの品番入力後に「番号注文」キー11cが操作されると、図9に示すように、品番に応じたメニュー品目のメニュー品目名b及び当該メニュー品目の価格cが商品マスタファイルから抽出されて所定位置に表示される。また、注文確認画面には、図8に示すように、数量入力のためのガイダンスG(例えば、「数量+[番号注文]ボタンを押して下さい」)も所定位置に表示される。
【0033】
一方、注文確認画面が既にLCD12に表示されている場合には(ステップS9のY)、ガイダンスGに従ってテンキー11aからの数量入力後に「番号注文」キー11cが操作されたものであるので、品番及び数量に基づいて注文データを生成してコントロールステーション7へと送信するオーダー送信処理を実行した後(ステップS11)、LCD12に表示されている注文確認画面をクリアする(ステップS12)。
【0034】
「係員呼出」キー11dからのキー入力があった場合には(ステップS4のY)、係員呼出処理を実行する(ステップS13)。係員呼出処理は、例えば所定の信号をコントロールステーション7に対して送信し、コントロールステーション7に接続された表示器(図示せず)に当該卓上注文端末2が備えられるテーブル番号を表示したり、コントロールステーション7に接続されたブザー(図示せず)を鳴らす等により、店員に対して客に呼び出されている旨を報知する処理である。
【0035】
「料金確認」キー11eからのキー入力があった場合には(ステップS5のY)、コントロールステーション7より現時点における料金データ(請求額及び一人あたりの金額)を取得し、図10に示すようにLCD12の所定位置に料金データ(請求額及び一人あたりの金額)dを表示する(ステップS14)。なお、現時点における料金データ(請求額及び一人あたりの金額)は、後述するコントロールステーション7の顧客注文情報ファイルF(図14参照)に記憶されている各種データに基づいてコントロールステーション7において生成される。この料金データ(請求額及び一人あたりの金額)dは、約10秒間表示された後、クリアされる(ステップS15)。
【0036】
「注文確認」キー11fからのキー入力があった場合には(ステップS6のY)、コントロールステーション7より現時点における注文したメニュー品目である注文メニューデータを取得し、図11に示すようにLCD12の所定位置に注文メニューデータ(メニュー品目名及び数量)eを表示する(ステップS16)。なお、現時点における注文したメニュー品目である注文メニューデータは、後述するコントロールステーション7の顧客注文情報ファイルF(図14参照)に記憶されている各種データに基づいてコントロールステーション7において生成される。この注文メニューデータ(メニュー品目名及び数量)eは、約10秒間表示された後、クリアされる(ステップS17)。なお、本実施の形態においては、注文メニュー品目が4種類以上の場合には、「注文確認」キー11fの連続操作により、注文メニューデータ(メニュー品目名及び数量)eをスクロール表示することができる。
【0037】
ダイレクトキー11gからのキー入力があった場合には(ステップS7のY)、オーダー送信処理を実行する(ステップS18)。オーダー送信処理は、操作されたダイレクトキー11gの所定のキーに予めプリセットされているメニュー品目の注文に係る情報であるメニュー品目名f及び当該メニュー品目の価格gを商品マスタファイルから抽出して所定位置に表示するとともに(図12参照)、操作されたダイレクトキー11gの所定のキーに予めプリセットされているメニュー品目の品番及び数量(ダイレクトキー11gによる注文の場合には、数量は“1”に指定されている。)に基づいて注文データを生成してコントロールステーション7へと送信する。また、この場合、図12に示すように、注文を受けたことを示すコメントC(例えば、「注文を承りました。ありがとうございました。」)も所定位置に表示される。そして、メニュー品目名f、価格g、コメントCは、約10秒間表示された後、クリアされる(ステップS19)。
【0038】
ダイレクトキー11gからのキー入力でない場合には(ステップS7のN)、クリアキー11bからのキー入力であることから、RAM19に記憶されている数字をクリアするとともに、図8に示すようにLCD12の所定位置に表示された数字aをクリアするクリア処理を実行する(ステップS20)。
【0039】
続いて、オーダーシステム1を構成するハンディターミナル3と、コントロールステーション7と、POS端末6とについて、その構造を簡単に説明する。なお、オーダーシステム1を構成する無線通信ユニット4と、キッチンプリンタ5とについては、その構造及び機能は従来のものと何ら変わるものではないためその説明は省略する。
【0040】
まず、ハンディターミナル3について説明する。ここで、図13はハンディターミナル3に内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。図1及び図13に示すように、ハンディターミナル3には、各種操作キーを配設したキーボード51と、注文内容や金額を表示するためのLCDである表示部50とが設けられている。特に図示しないが、キーボード51に配設された操作キーとしては、「0」から「9」まで数字を入力するためのテンキー、所望のメニュー品目を指定するために予めメニュー品目がプリセットされたメニューキー等が含まれている。
【0041】
そして、図13に示すように、このハンディターミナル3には、Microcomputer(以下、マイコンという)52が備えられており、このマイコン52が各部を駆動制御する。マイコン52は、各部を集中的に制御するCPU53にバスライン54を介して、CPU53を動作させる制御プログラム等の固定的データを予め格納するROM55と各種データを書き換え自在に格納するワークエリアとして機能するRAM56とが接続されて構成されている。このようなマイコン52には、キーボード入力回路57を介してキーボード51が接続され、表示制御部58を介して表示部50が接続されている。また、ハンディターミナル3には、無線通信ユニット4との間で無線通信するための無線通信装置59が備えられており、バスライン54を介してマイコン52に接続されている。このようにマイコン52に接続されている各部は、マイコン52により駆動制御される。
【0042】
次に、コントロールステーション7について説明する。ここで、図14はコントロールステーション7に内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。図1及び図14に示すように、コントロールステーション7には、各種操作キーを配設したキーボード40と、LCDである表示部41とが設けられている。特に図示しないが、キーボード40に配設された操作キーとしては、「0」から「9」まで数字を入力するためのテンキーが含まれている。
【0043】
そして、図14に示すように、このコントロールステーション7には、Microcomputer(以下、マイコンという)42が備えられており、このマイコン42が各部を駆動制御する。マイコン42は、各部を集中的に制御するCPU43にバスライン44を介して、CPU43を動作させる制御プログラム等の固定的データを予め格納するROM45と各種データを書き換え自在に格納するワークエリアとして機能するRAM46とが接続されて構成されている。このようなマイコン42には、キーボード入力回路47を介してキーボード40が接続され、表示制御部48を介して表示部41が接続されている。また、コントロールステーション7には、通信回線8を介して各装置と通信するためのライン通信装置49が備えられており、バスライン44を介してマイコン42に接続されている。このようにマイコン42に接続されている各部は、マイコン42により駆動制御される。
【0044】
また、コントロールステーション7のRAM46内には、オーダーデータ(注文情報)を記憶するための顧客注文情報ファイルFが設けられている。図15に示すように、この顧客注文情報ファイルFには、伝票番号h毎に、人数i、端末番号j、注文メニュー品目k、注文数量l、注文時刻m、担当者n等が記憶される。この顧客注文情報ファイルFに記憶された内容は、該当する伝票番号についての会計処理がPOS端末6で終了するまで保持される。
【0045】
加えて、コントロールステーション7のRAM46内には、端末指定テーブルTが設けられている。図16に示すように、この端末指定テーブルTは、各卓上注文端末2に付与される端末番号oに対して、卓上注文端末2が備えられる各テーブルに予め付与されるテーブル番号pを対応付けるものである。
【0046】
次いで、POS端末6について説明する。ここで、図17はPOS端末6に内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。図1及び図17に示すように、POS端末6には、各種のキーが集合しており所定のデータを入力するためのキーボード61、操作者側に位置して所定事項を表示するディスプレイ62、客側に位置して所定事項を表示する客側ディスプレイ63、レシートを印字発行するためのレシート/ジャーナルプリンタ64、バッテリ13の無線タグ30のICチップ32に記録されているデータの書込及び読取を電磁誘導により行う無線タグリーダライタ65等が設けられている。
【0047】
そして、図17に示すように、このPOS端末6には、Microcomputer(以下、マイコンという)66が備えられており、このマイコン66が各部を駆動制御する。マイコン66は、各部を集中的に制御するCPU67にバスライン68を介して、CPU67を動作させる制御プログラム等の固定的データを予め格納するROM69と各種データを書き換え自在に格納するワークエリアとして機能するRAM70とが接続されて構成されている。このようなマイコン66には、キーボード入力回路71を介してキーボード61が接続され、表示制御部72を介してディスプレイ62,63が接続され、プリンタ制御部73を介してレシート/ジャーナルプリンタ64が接続されている。また、POS端末6には、通信回線8を介して各装置と通信するためのライン通信装置74が備えられており、バスライン68を介してマイコン66に接続されている。このようにマイコン66に接続されている各部は、マイコン66により駆動制御される。
【0048】
さらに、無線タグリーダライタ65も、入出力制御部75を介してマイコン66に接続されており、マイコン66により駆動制御される。この無線タグリーダライタ65は、データリード部として機能するものであって、コイル状の無線タグ用リーダアンテナ(図示せず)を備えており、通電により磁界を発生させる構成とされている。そして、この無線タグ用リーダアンテナが発生する磁界へとバッテリ13の無線タグ30が接近した場合には、無線タグ30のコイルアンテナ31に誘導起電力が発生して無線タグ30のICチップ32に記憶されたデータが無線タグ用リーダアンテナに対して送信されて読み取られ、または、無線タグ用リーダライタアンテナから無線タグ30のICチップ32に対してデータが送信されて書き込まれることになる。
【0049】
次に、このようなオーダーシステム1の運用について図18を参照して説明する。
【0050】
このようなオーダーシステム1を使用する飲食店では、客が入店すると、客係の店員は、入店処理を行う。客係の店員による入店処理としては、まず、客を案内したテーブルに充電済みのバッテリ13を持参し、当該テーブルに備えられている卓上注文端末2のバッテリ収納部14に持参した充電済みのバッテリ13を取り付けることで、卓上注文端末2を駆動させる。このようにして立ち上がった卓上注文端末2は、まず、無線タグリーダライタ35を駆動して、卓上注文端末2に取り付けられたバッテリ13に設けられている無線タグ30のICチップ32から識別番号(すなわち、卓上注文端末2の端末番号)を読み取る。そして、バッテリ13が取り付けられた卓上注文端末2に予め付与されているテーブル番号と無線タグ30のICチップ32から読み取った識別番号(端末番号)とを、コントロールステーション7へと送信する。コントロールステーション7側では、受信したテーブル番号と識別番号(端末番号)とを、端末指定情報として端末指定テーブルTに対応付けて記憶する。
【0051】
したがって、本実施の形態においては、利用する卓上注文端末2のみに充電済みのバッテリ13が取り付けられるので、例えば各テーブルに一台ずつ卓上注文端末2が備えられている場合に、3つのテーブルに一組の客を案内した時には、二台の卓上注文端末2を無効とし、一台の卓上注文端末2のみを有効にすることが可能になっている。
【0052】
加えて、入店処理として、客係の店員によるハンディターミナル3のキーボード51のテンキーのキー操作により、客の人数や端末番号等の顧客情報や担当者の情報が入力される。
【0053】
入店処理として入力された客の入店に係る各種情報である顧客情報や担当者の情報は、無線通信ユニット4を介して、コントロールステーション7へと送信される。そして、コントロールステーション7においては、顧客情報や担当者の情報を顧客注文情報ファイルFにオーダーデータ(注文情報)の一部として記憶する。
【0054】
なお、入店処理は、ハンディターミナル3からの入力に限るものではなく、キッチンプリンタ5、POS端末6、コントロールステーション7等からの入力により行うようにしても良い。
【0055】
客係の店員による入店処理が終了すると、客係の店員により所定のテーブルに案内された客は、テーブル上に備えられていて利用可能となった卓上注文端末2を用い、前述したような卓上注文端末2の操作キー11のキー操作により自らオーダーを行う。ここで、卓上注文端末2の操作キー11のキー操作により入力されたメニュー品目に係る情報(メニュー品目名、当該メニュー品目の価格及び数量)は、当該卓上注文端末2に取り付けられたバッテリ13の番号(すなわち、卓上注文端末2の端末番号)に対応付けられてオーダーデータ(注文情報)となる。
【0056】
一方、このような卓上注文端末2の操作に不慣れな客のオーダーについては、従来通り、客係の店員が、手渡されたメニュー表を見ながら客が口頭で告げたオーダーをハンディターミナル3のキーボード51のメニューキーやテンキーをキー操作することにより入力することになる。
【0057】
なお、卓上注文端末2を用いて客自らがしたオーダーを取り消したい場合には、従来通り、客係の店員が、ハンディターミナル3のキーボード51のキー操作によりオーダーを取り消すことになる。
【0058】
すなわち、客用注文端末である卓上注文端末2は、客の入店に係る各種情報の入力を許容する入店処理の終了後、コントロールステーション7に対するオーダーデータ(注文情報)の送信を許可される。これにより、入店処理は店員がハンディターミナル3等を用いて行うことから、客は入店処理を行うことなく卓上注文端末2を利用することができ、また、卓上注文端末2とハンディターミナル3とを使い分けることが可能になり、卓上注文端末2とハンディターミナル3とを共存させることができるので、客が自らオーダーを行うセルフオーダーにおけるサービスの質を向上させることができる。
【0059】
このようにして入力されたオーダー内容は、無線通信ユニット4を介して、コントロールステーション7へと送信される。そして、コントロールステーション7においては、オーダー内容を顧客注文情報ファイルFにオーダーデータ(注文情報)の一部として顧客情報に対応付けて記憶する。また、顧客情報及びオーダー内容は、キッチンプリンタ5へ送信される。キッチンプリンタ5では、送信されたオーダー内容に従い調理指示伝票が発行される。このようなキッチンプリンタ5で発行された調理指示伝票により、注文された料理がキッチンの調理人に通知される。そして、調理された料理は、調理指示伝票に記載されたテーブル番号に従って、配膳される。
【0060】
加えて、本実施の形態においては、卓上注文端末2やハンディターミナル3により入力されて無線通信ユニット4を経由してコントロールステーション7へと送信されたオーダーデータ(注文情報)に基づいてコントロールステーション7で算出されたメニュー毎の金額、合計金額等の会計データが、コントロールステーション7から卓上注文端末2へと送信される。そして、会計データを受信した卓上注文端末2は、無線タグリーダライタ35によってバッテリ13に備えられる無線タグ30のICチップ32に対して会計データを書き込む。ここに、会計データ記憶手段が実現されている。
【0061】
全てのオーダーについての調理が終了して食事が終了すると、客は、POS端末6で会計処理を受けることになる。この場合、客は、バッテリ13の「会計時に取り外してカウンタへお持ち下さい。」というラベル13cの表記に従って、卓上注文端末2のバッテリ収納部14に設けられているバッテリロック機構を解除してバッテリ13をバッテリ収納部14から取り外す。そして、取り外したバッテリ13をチェックアウトカウンタに持っていくことになる。
【0062】
チェックアウトカウンタのキャッシャは、取り外されたバッテリ13を提示されると、バッテリ13の無線タグ30をPOS端末6に接続された無線タグリーダライタ65に対向させる。すると、無線タグリーダライタ65の無線タグ用リーダアンテナからの磁界によって無線タグ30のコイルアンテナ31に誘導起電力が発生し、この無線タグ30のICチップ32に記憶されたデータを無線タグリーダライタ65の無線タグ用リーダアンテナに対して送信させることにより、この無線タグリーダライタ65は無線タグ30のICチップ32に記憶された会計データを読み取ることができる。このようにして無線タグリーダライタ65によって読み取られた会計データは、POS端末6が有する周知の機能によって実現される会計処理に供され、料金の決済等の会計処理が実行される。ここに、会計手段が実現されている。また、無線タグリーダライタ65で無線タグ30のICチップ32に記憶されたデータを読み取るだけで良いので、会計処理を迅速に行うことができる。
【0063】
このようにして、会計処理が終了すると、コントロールステーション7の顧客注文情報ファイルFに記憶されているオーダーデータ(注文情報)及び端末指定テーブルTの内容はクリアされる。
【0064】
本実施の形態のオーダーシステム1においては、会計処理用の伝票は発行せず、卓上注文端末2に取り付けられたバッテリ13を取り外してチェックアウトカウンタのキャッシャに対して提示するようにしている。これは、前述したように、卓上注文端末2の「料金確認」キー11eを操作すれば現時点における料金データ(請求額及び一人あたりの金額)を見ることができ、卓上注文端末2の「注文確認」キー11fを操作すれば現時点における注文したメニュー品目を見ることができるからである。
【0065】
このように本実施の形態においては、入店処理の際にはバッテリ13を所定の卓上注文端末2に取り付けることで当該卓上注文端末2が駆動可能な状態とされ、メニュー品目の注文に係る注文情報の入力が許容されるとともに、入力された注文情報に基づく会計データが記憶部であるバッテリ13に備えられる無線タグ30のICチップ32に記憶される。一方、会計処理の際には卓上注文端末2からバッテリ13が取り外され、取り外されたバッテリ13に備えられる無線タグ30のICチップ32に記憶された会計データが会計装置であるPOS端末6に読み取られて会計処理が実行される。これにより、卓上注文端末2は客が客席にいる間のみ稼動すれば良いことから、会計の際には卓上注文端末2から駆動電源であるバッテリ13を取り外してPOS端末6における会計処理に用いる会計札として利用することが可能になるので、卓上注文端末2に対するバッテリ13の取り付け、卓上注文端末2からのバッテリ13の回収、バッテリ13の充電という運用を無理なく実施することが可能になる。また、このような運用形態にすることで、客が客席にいる間だけバッテリ13が電力を供給することができれば良いので、複数のバッテリ13をローテーションして使用することを条件として、バッテリ13の容量をある程度小さくすることができる。
【0066】
さらに、会計時にはバッテリ13に備えられる無線タグ30のICチップ32に記憶された会計データを読み取るだけで良いことから、迅速・確実な会計処理の遂行が可能になる。
【0067】
なお、本実施の形態においては、バッテリ13に設けられる記憶部としてデータキャリアの一種である無線タグ30のICチップ32を用い、電磁誘導によってデータの書込及び読取を行う電磁誘導方式を採用したが、これに限るものではなく、電磁結合方式、マイクロ波方式、静電結合方式、光伝送方式等でその他のデータキャリアに対するデータの書込及び読取を行うようにしても良い。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、注文端末に対するバッテリの取り付け、注文端末からのバッテリの回収、バッテリの充電という運用を無理なく実施することができ、また、迅速・確実に会計処理を遂行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のオーダーシステムのシステム全体を示すシステム構成図である。
【図2】卓上注文端末を概略的に示す斜視図である。
【図3】その側面図である。
【図4】バッテリを概略的に示し、(a)は表側から見た状態を示す外観斜視図、(b)は裏側から見た状態を示す外観斜視図である。
【図5】各種操作キーを示す正面図である。
【図6】卓上注文端末に内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図7】キー入力処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【図8】テンキーからのキー入力があった場合の画面の一例を示す説明図である。
【図9】「番号注文」キーからのキー入力があった場合の画面の一例を示す説明図である。
【図10】「料金確認」キーからのキー入力があった場合の画面の一例を示す説明図である。
【図11】「注文確認」キーからのキー入力があった場合の画面の一例を示す説明図である。
【図12】ダイレクトキーからのキー入力があった場合の画面の一例を示す説明図である。
【図13】ハンディターミナルに内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図14】コントロールステーションに内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図15】顧客注文情報ファイルのデータ構成を示す説明図である。
【図16】端末指定テーブルのデータ構成を示す説明図である。
【図17】POS端末に内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図18】オーダーシステムの運用の流れを示す説明図である。
【符号の説明】
1…注文会計システム、2…注文端末、6…会計装置、13…バッテリ、32…記憶部、65…データリード部
Claims (3)
- チェックアウトカウンタと複数個のテーブルとを配置した飲食店において個々の前記テーブルに設置され、メニュー品目の注文に係る注文情報の入力を許容するバッテリ駆動の注文端末と、前記注文端末を介して入力された注文情報に基づく会計データに基づいて会計処理を行う前記チェックアウトカウンタに設置された会計装置とを具備する注文会計システムであって、
前記注文端末の端末本体に対して着脱自在に取り付けられて取り付けられることによって当該注文端末の駆動電源となり、記憶部を備えるバッテリを具備し、
前記注文端末は、
前記バッテリを収納保持し、収納保持した前記バッテリから当該注文端末の各部への電力供給を実現させるバッテリ収納部と、
前記バッテリの前記記憶部に、前記入力された注文情報に基づく会計データを記憶させるデータ記憶手段と、
を具備し、
前記会計装置は、
前記注文端末から取り外された前記バッテリの前記記憶部に記憶された会計データを読み取るデータリード部と、
読み取った会計データに基づいて会計処理を実行する会計手段と、
を具備する、
ことを特徴とする注文会計システム。 - チェックアウトカウンタと複数個のテーブルとを配置した飲食店において個々の前記テーブルに設置され、メニュー品目の注文に係る注文情報の入力を許容する注文端末において、
端末本体に対して着脱自在に設けられる駆動電源であるバッテリと、
このバッテリに設けられる記憶部と、
前記バッテリに設けられた前記記憶部に、注文情報に基づく会計データを記憶する会計データ記憶手段と、
を備えることを特徴とする注文端末。 - 請求項2記載の注文端末のバッテリに設けられた記憶部に記憶されている会計データを読み取るデータリード部と、
このデータリード部により読み取られた前記会計データに基づいて会計処理を実行する会計手段と、
を備え、チェックアウトカウンタと複数個のテーブルとを配置した飲食店において前記チェックアウトカウンタに設置されることを特徴とする会計装置。
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