JP3765038B2 - 缶の荷崩れ防止用ホルダ - Google Patents
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、一斗缶(18リットル缶)等のように天部及び底部の周縁にリブを有する缶を立てて積載又は並列状に配設された状態に保持することによって荷崩れを防止するようにした缶の荷崩れ防止用ホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から知られている一斗缶は、天部及び底部の周縁にリブを備え、また天部の面内に蓋が設けられている。このため、一斗缶は、常に蓋を上にして立てた状態で保管され、或は運搬される。
【0003】
このような一斗缶を縦状に積み重ねるには、下段側の一斗缶の天部周縁のリブと上段側の一斗缶の底部周縁のリブとを重ね合わせることとなる。しかしながら、そのような作業は非常に困難なうえ、積み重ねた状態は極めて不安定であり、外部からの衝撃或は地震等の振動によって上段側の一斗缶が容易に荷崩れするという危険性を有している。
【0004】
そのため、一斗缶を縦に積み重ねることをせずに、並列状に配設することによって保管又は運搬することが行なわれているが、設置スペースに無駄が生じるという問題があった。
【0005】
上記の問題を解消するためになされた用具として、特許文献1に記載の発明がある。この発明は、図26に示すように、搬送用パレット20のデッキ面21にドラム缶等の積載物22を碁盤目状に載置する為に成されたもので、各積載物のリブ23を嵌合するための溝24が碁盤目状に形成され、夫々の溝24は隣接する積載物22において互いに接するリブ23が並列状態で嵌合されるように巾広を有する構成とされている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−130571号公報(第1−4頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の特許文献1の搬送用パレットは、所定の平面積を有すると共に、1個のパレットに嵌合できる積載物の溝数が決まっているため、積載物の数量変化、或は保管又は運搬の際のスペースの変化に対応することができない。また、特に、狭いスペースにおいて、2本の積載物を縦方向に積み上げるという積み上げ方ができない。さらに、運搬等の際の荷崩れを防止するために、パレット上に配置した積載物を上方から押える方法が構造化されていない等の問題点を有するものである。
【0008】
本発明は、以上の問題点を解消するためになされたもので、一斗缶等のように天部及び底部の周囲にリブを有する缶を縦積みしたり、並列状に配設された状態で保持又は運搬することを可能とした缶の荷崩れ防止用ホルダを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明による請求項1の缶の荷崩れ防止用ホルダは、天部および底部の周縁にリブを有する缶を縦状に積載したり並列状に配設したりする際に夫々の缶を互いに結合する缶の荷崩れ防止用ホルダにおいて、缶の角部の側面に当接させる湾曲形状の当板と、該当板の湾曲形状の内側に突出形成された爪部とを有し、前記缶の角部の側面を前記当板の内側面に当接すると共に前記爪部で前記リブを係止することによって縦状に積載又は並列状に配設された各缶を互いに結合するようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明による請求項2の缶の荷崩れ防止用ホルダは、請求項1において、四方に設けられた各当板の湾曲部の頂部が互いに向き合うように配され、夫々の当板が各爪部の反対側に突設された連結部で連結されると共に、各連結部が刃物で切開され得る薄肉部で仕切られたことによって、4個型ホルダを3個型ホルダ、2個型ホルダ又は1個型ホルダに分離して使用可能にしたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明による請求項3の缶の荷崩れ防止用ホルダは、請求項1又は2において、前記爪部は下方に向けて断面L字形に折曲形成されたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明による請求項4の缶の荷崩れ防止用ホルダは、請求項1又は2において、前記爪部は上方に向けて断面L字形に折曲形成されたことを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明による請求項5の缶の荷崩れ防止用ホルダは、請求項1、2又は3において、前記爪部は上下両方に向けて折曲形成されたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0015】
本実施例の缶の荷崩れ防止用ホルダh(4h〜1h)は、例えば、図19に示すように、天部11および底部12の周縁にリブ13を有する缶10を縦状に積載し、または並列状に配設する際に夫々の缶10を互いに保持するように構成したものである。なお、本発明によるホルダhを使用し得る缶10としては、従来から周知の一斗缶をはじめとして、その他の缶であっても、天部11および底部12の周縁にリブ13を有するものであれば、適用可能である。
【0016】
本実施例の缶の荷崩れ防止用ホルダh(4h〜1h)は、図1の4個型ホルダ4hを基本形としながら、これを後述する連結部2の薄肉部3で切り離すことによって、図5に示す3個型ホルダ3h、図7に示す2個型ホルダ2h、さらには図9に示す1個型ホルダ1hとして使用することが可能となる。
【0017】
本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダhは、ポリエチレン又はポリプロピレン等の合成樹脂による一体成形により量産が可能である。なお、その材料としてポリエチレンを使用した場合、柔軟性に富むホルダが作成可能となる。また、ポリプロピレンを使用した場合、ポリエチレンを使用した場合よりもやや硬くなるが耐薬品性に優れるため、薬品や塗料等を収容した缶のホルダとして適用可能となる。
【0018】
本発明による夫々のホルダh(4h〜1h)に共通する構成として、例えば、図1又は図2に示す4個型ホルダ4hを参照しながら説明すると、缶10の角部の側面に当接させる湾曲形状の当板5と、該当板5の湾曲形状の内側に突出形成された爪部6とを有し、図3(a)又は(b)に示すように当板5と爪部6との隙間に缶10のリブ13を嵌め込むものである。
【0019】
この爪部6は、下方に向けて断面L字形に折曲形成された場合と、上方に向けて断面L字形に折曲形成された場合と、爪部の形状が上下両方に向けて折曲形成された場合とがある。ただし、本発明において、爪部6を下方に向けて断面L字形に折曲形成したホルダhを上下逆方向にすれば、爪部6は上方を向くため、爪部6を下方に向けたものと上方に向けたものとは、実質的な形状は同一となる。
【0020】
そこで、以下に、爪部6を下方に向けて断面L字形に折曲形成したホルダhを実施例1として説明し、爪部6を上下両方に向けて折曲形成したホルダhを実施例2として説明する。
【0021】
(実施例1)
本実施例において、図1又は図2に示すホルダhは、4個型ホルダ4hであって爪部6が下方に向けて断面L字形に折曲形成されたものである。その構成は、四方に設けられた各当板5の湾曲部の頂部が互いに向き合うように配され、夫々の当板5、5…が各爪部6の反対側に突設された連結部2で連結されると共に、各連結部2が刃物で切開され得る薄肉部3で仕切られてなるものである。なお、各連結部2、2…の中央には空所4が形成されているが、その形状は意匠性を考慮して形成し得るものである。
【0022】
このような構成のホルダhを使用する場合、図3(a)に示すように、缶10の角部の側面を当板5の内側面5aに当接すると共に、爪部6でリブ13の角部を係止することによって保持することができる。
【0023】
このような構成において、ホルダhの爪部6は下方に向けてあり、その爪部6の上部は爪部6のない平面部7に形成されている。従って、下段の缶10(10b)における天部11のリブ13はホルダhの爪部6で係止し、上段の缶10(10a)における底部12のリブ13は爪部6の上部の平面部7に載置されることとなるが、缶10の角部の側面がホルダhの当板5に当接状態で保持される。
【0024】
従って、例えば、図17に示すように、下段の缶10の天部11の四方角部に配されたホルダh、h…の上方に缶10を載置すると、その缶10の底部12における四方の角部が各ホルダh、h…の当板5、5…の各内側面5a、5a…で保持された状態となり、缶10の縦方向への積み重ね状態を安定して保持することができる。
【0025】
一方、図3(b)または図4に示すように、4個型ホルダ4hを各連結部2の薄肉部3に沿って上下からハサミで挟んで切開することにより切り離すことができる。かくして、4個型ホルダ4hから1個型ホルダ1hを切り離すことによって、図5に示す3個組みのホルダ3hを得ることができる。
【0026】
なお、各ホルダhを夫々の連結部2の薄肉部3に沿って切開する際に用いる刃物は、他の刃物で切れないこともないが、ハサミが最も安全であって容易に切断することができる。
【0027】
さらに、図6に示すように、4個型ホルダ4hをその間の連結部2の薄肉部3で切り離すことにより、2個型ホルダ2h(図7又は図8参照)を得ることができ、2個型ホルダ2hをその間の連結部2の薄肉部3で切り離すことによって、1個型ホルダ1h(図9又は図10参照)を得ることができる。
【0028】
上記のいずれのホルダh(4h〜1h)においても、4個型ホルダ4hで説明したと同様に、缶10の角部の側面に当接させる湾曲形状の当板5と、該当板5の湾曲形状の内側に突出形成された爪部6とを有し、夫々の爪部6が下方に向けて断面L字形に折曲形成された構造を有する。
【0029】
(実施例2)
この実施例の缶の荷崩れ防止用ホルダh(4h〜1h)は、夫々の爪部6、6が上下両方に向けて折曲形成された形状を有するほかは、上記の実施例1のホルダhと同様の構成を有する。従って、実施例2の缶の荷崩れ防止用ホルダhは、上記のように、缶10の角部の側面に当接させる湾曲形状の当板5と、該当板5の湾曲形状の内側に突出形成された爪部6、6とを有し、夫々の爪部6、6が上下両方に向けて折曲形成された構造を有する。
【0030】
即ち、図11又は図12に示すホルダhは、4個型ホルダ4hであって爪部6、6が上下両方向に向けて折曲形成されたものであり、四方に設けられた各当板5の湾曲部の頂部が互いに向き合うように配され、夫々の当板5が各爪部6の反対側に突設された連結部2で連結されると共に、各連結部2が刃物で切開され得る薄肉部3で仕切られてなるものである。
【0031】
このような構成のホルダhを使用する場合、図13(a)に示すように、上記同様に缶10の角部の側面を当板5の内側面5aに当接すると共に上下の爪部6、6で上下の缶10、10の夫々のリブ13、13の角部を係止することができる。従って、本実施例においては、下段の缶10(10b)における天部11のリブ13と上段の缶10(10a)における底部12のリブ13とをホルダhの上下の爪部6、6で同時に係止することができるため、実施例1のホルダhよりも保持力を増強した状態で積載又は並列状に配設された状態を保持することが可能となる。
【0032】
次いで、図13(b)に示すように、4個型ホルダ4hを各連結部2の薄肉部3に沿って上下からハサミで挟んで切開することにより、図14に示す3個組みのホルダ3hと、図15に示す2個型ホルダ2h又は図16に示す1個型ホルダ1hに切り離すことができる。
【0033】
上記のいずれのホルダh(4h〜1h)においても、缶10の角部の側面に当接させる湾曲形状の当板5と、該当板5の湾曲形状の内側に沿って突出形成された爪部6とを有し、夫々の爪部6、6が上下両方向に向けて折曲形成されて成るものである。
【0034】
(実施例1、2の適用例)
上記の実施例1又は実施例2のいずれのホルダh(4h〜1h)も、略同様の方法で使用することができる。即ち、実施例1の場合は、図3(a)に示すように、ホルダhの下方の爪部6で下段の缶10bのリブ13を係止すると共に、下段の缶10bの角部の側面を当板5の内側面5aで保持する一方、上段の缶10aにおける底部12のリブ13を爪部6の上部の平面部7に載置することによって、缶10の角部の側面をホルダhの当板5の内側面5aで保持する。
【0035】
また、実施例2の場合は、図13(a)に示すように、上段の缶10a及び下段の缶10bの各角部の側面をホルダhの当板5の上下の内側面5a、5aで保持すると共に、ホルダhの上下の爪部6、6で上段の缶10aのリブ13と下段の缶10bのリブ13とを係止する。
【0036】
このようなホルダh(実施例1のホルダであっても実施例2のホルダのいずれであっても良い)を用いて、図17に示すように、1缶ずつを縦方向に積載する場合、下段の缶10の天部11における四方の角部に1個型ホルダ1h、1h…を配して、夫々のホルダ1hの爪部6で天部11の周囲のリブ13を係止し、各ホルダ1hの当板5の内側面5aで上段の缶10の底部12における四方の角部を保持した状態にすることによって、図18に示す1缶積みを得ることができる。なお、図18は2段の1缶積みを示す。
【0037】
また、図19に示すように、2缶を並列状に配設して結合すると共にその上に上段の缶10を積載する場合、下段の2缶10、10のように2個の缶が隣接する結合部は互いに2個型ホルダ2hを用い、隣接する缶がない角部は1個型ホルダ1hを用いて、夫々のホルダhの爪部6でリブ13を係止することによって結合し、各下段の缶10における天部11の四方のホルダhの上方に上段の缶10における底部12の四方の角部を保持した状態にすることにより、図20に示す2缶積みを得ることができる。なお、図20は3段の2缶積みを示す。
【0038】
また、図21に示すように、3缶をL字形に並列状に配設して結合すると共にその上に上段の缶10を積載する場合、3個の缶10、10、10が隣設する隅部の結合には3個型ホルダ3hを用い、2個の缶10、10が隣接する結合部には2個型ホルダ2hを用い、隣接する缶がない角部は1個型ホルダ1hを用いて、夫々のホルダhの爪部6でリブ13を係止することによって結合し、各下段の缶10における天部11の四方のホルダhの上方に上段の缶10における底部12の四方の角部を保持した状態にすることにより、図22に示す3缶積みを得ることができる。なお、図22は3段の3缶積みを示す。
【0039】
さらに、図23に示すように、4缶を四方に並列状に配設して結合すると共にその上に上段の缶10を積載する場合、4個の缶10、10…が隣設する中央部の結合には4個型ホルダ4hを用い、2個の缶が隣接する結合部には2個型ホルダ2hを用い、隣接する缶がない角部は1個型ホルダ1hを用いて、夫々のホルダhの爪部6でリブ13を係止することによって結合し、各下段の缶10における天部11の四方のホルダhの上方に上段の缶10における底部12の四方の角部を保持した状態にすることにより、図24に示す4缶積みを得ることができる。なお、図24は3段の4缶積みを示す。
【0040】
なお、図25に示す複数缶の積層構成は、上記の方法を組み合わせることによって多数の缶を並列状に配設し、且つ多数段に積層する積み方を実現し得る例を示すものである。
【0041】
【発明の効果】
本発明の缶の荷崩れ防止用ホルダによれば、天部および底部の周縁にリブを有する缶を縦状に積載したり並列状に配設する際に夫々の缶を互いに結合する缶の荷崩れ防止用ホルダにおいて、缶の角部の側面に当接させる湾曲形状の当板と、該当板の湾曲形状の内側に沿って突出形成された爪部とを有するため、缶の角部の側面を当板の内側面に当接すると共に爪部でリブの角部を係止することによって積載又は並列状に配設された各缶を互いに結合することができる。
【0042】
従って、縦積み又は並列状に配設することにより結合された互いの缶は、すべての角部の側面が当板の内側面で保持されると共に、各缶の夫々のリブを爪部で係止した状態とされるため、互いの缶が角部ごとに結合される。しかも、缶を縦積みしてホルダで結合した場合、上段の缶の重量が下段のホルダを上方から押さえつけるため、ホルダの保持力がさらに安定したものとなり、外部からの衝撃や地震等の振動が生じても、荷崩れするという危険性を防止することが可能となる。
【0043】
また、本発明の缶の荷崩れ防止用ホルダによれば、4個型ホルダを基本形として一体成形により作成することができ、連結部の薄肉部に刃物としてハサミを入れることによって安全且つ容易に切り離すことができ、これによって3個型ホルダ、2個型ホルダ又は1個型ホルダとして使用することが可能となる。また、いずれのホルダも、非常に簡単な構造で、且つ軽量であるうえ、安価に量産し得るという利点を有する。
【0044】
さらに、ホルダに設けらた爪部は、下方または上方に向けて断面L字形に折曲形成された形状の爪部によって、缶の縦積みの際にも十分の保持力を発揮することができ、さらに上下両方に向けて折曲形成された爪部を有するホルダを使用することによってホルダによる保持力を増強することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダ(4個型ホルダ)を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダ(4個型ホルダ)を示す平面図である。
【図3】(a)は本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダの連結部を示すもので図1のA−A線断面図であり、(b)は連結部の薄肉部を切り離した状態を示す。
【図4】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダを示すもので、4個型ホルダを3個型ホルダと1個型ホルダに切り離した状況を示す平面図である。
【図5】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダ(3個型ホルダ)を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダを示すもので、4個型ホルダを2個型ホルダと1個型ホルダに切り離した状況を示す平面図である。
【図7】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダ(2個型ホルダ)を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダ(2個型ホルダ)を別方向から見た斜視図である。
【図9】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダ(1個型ホルダ)を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダ(1個型ホルダ)を別方向から見た斜視図である。
【図11】本発明の実施例2における缶の荷崩れ防止用ホルダ(4個型ホルダ)を示す斜視図である。
【図12】本発明の実施例2における缶の荷崩れ防止用ホルダ(4個型ホルダ)を示す平面図である。
【図13】(a)は本発明の実施例2における缶の荷崩れ防止用ホルダの連結部を示すもので図11のB−B線断面図であり、(b)は連結部の薄肉部を切り離した状態を示す。
【図14】本発明の実施例2における缶の荷崩れ防止用ホルダ(3個型ホルダ)を示す斜視図である。
【図15】本発明の実施例2における缶の荷崩れ防止用ホルダ(2個型ホルダ)を示す斜視図である。
【図16】本発明の実施例2における缶の荷崩れ防止用ホルダ(1個型ホルダ)を示す斜視図である。
【図17】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した1缶積みの組立て前の斜視図である。
【図18】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した1缶積み(2段)の組立て後の斜視図である。
【図19】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した1缶積みの組立て前の斜視図である。
【図20】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した2缶積み(3段)の組立て後の斜視図である。
【図21】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した3缶積みの組立て前の斜視図である。
【図22】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した3缶積み(4段)の組立て後の斜視図である。
【図23】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した4缶積みの組立て前の斜視図である。
【図24】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した4缶積み(3段)の組立て後の斜視図である。
【図25】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した複数缶の積み重ね後の斜視図である。
【図26】(a)は従来の搬送用パレットの斜視図、(b)は(a)のC−C線断面図である。
【符号の説明】
h…防止用ホルダ
1h…1個型ホルダ
2h…2個型ホルダ
3h…3個型ホルダ
2…連結部
3…薄肉部
4…空所
5…当板
6…爪部
7…平面部
11…天部
12…底部
13…リブ
10…缶
【発明が属する技術分野】
本発明は、一斗缶(18リットル缶)等のように天部及び底部の周縁にリブを有する缶を立てて積載又は並列状に配設された状態に保持することによって荷崩れを防止するようにした缶の荷崩れ防止用ホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から知られている一斗缶は、天部及び底部の周縁にリブを備え、また天部の面内に蓋が設けられている。このため、一斗缶は、常に蓋を上にして立てた状態で保管され、或は運搬される。
【0003】
このような一斗缶を縦状に積み重ねるには、下段側の一斗缶の天部周縁のリブと上段側の一斗缶の底部周縁のリブとを重ね合わせることとなる。しかしながら、そのような作業は非常に困難なうえ、積み重ねた状態は極めて不安定であり、外部からの衝撃或は地震等の振動によって上段側の一斗缶が容易に荷崩れするという危険性を有している。
【0004】
そのため、一斗缶を縦に積み重ねることをせずに、並列状に配設することによって保管又は運搬することが行なわれているが、設置スペースに無駄が生じるという問題があった。
【0005】
上記の問題を解消するためになされた用具として、特許文献1に記載の発明がある。この発明は、図26に示すように、搬送用パレット20のデッキ面21にドラム缶等の積載物22を碁盤目状に載置する為に成されたもので、各積載物のリブ23を嵌合するための溝24が碁盤目状に形成され、夫々の溝24は隣接する積載物22において互いに接するリブ23が並列状態で嵌合されるように巾広を有する構成とされている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−130571号公報(第1−4頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の特許文献1の搬送用パレットは、所定の平面積を有すると共に、1個のパレットに嵌合できる積載物の溝数が決まっているため、積載物の数量変化、或は保管又は運搬の際のスペースの変化に対応することができない。また、特に、狭いスペースにおいて、2本の積載物を縦方向に積み上げるという積み上げ方ができない。さらに、運搬等の際の荷崩れを防止するために、パレット上に配置した積載物を上方から押える方法が構造化されていない等の問題点を有するものである。
【0008】
本発明は、以上の問題点を解消するためになされたもので、一斗缶等のように天部及び底部の周囲にリブを有する缶を縦積みしたり、並列状に配設された状態で保持又は運搬することを可能とした缶の荷崩れ防止用ホルダを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明による請求項1の缶の荷崩れ防止用ホルダは、天部および底部の周縁にリブを有する缶を縦状に積載したり並列状に配設したりする際に夫々の缶を互いに結合する缶の荷崩れ防止用ホルダにおいて、缶の角部の側面に当接させる湾曲形状の当板と、該当板の湾曲形状の内側に突出形成された爪部とを有し、前記缶の角部の側面を前記当板の内側面に当接すると共に前記爪部で前記リブを係止することによって縦状に積載又は並列状に配設された各缶を互いに結合するようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明による請求項2の缶の荷崩れ防止用ホルダは、請求項1において、四方に設けられた各当板の湾曲部の頂部が互いに向き合うように配され、夫々の当板が各爪部の反対側に突設された連結部で連結されると共に、各連結部が刃物で切開され得る薄肉部で仕切られたことによって、4個型ホルダを3個型ホルダ、2個型ホルダ又は1個型ホルダに分離して使用可能にしたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明による請求項3の缶の荷崩れ防止用ホルダは、請求項1又は2において、前記爪部は下方に向けて断面L字形に折曲形成されたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明による請求項4の缶の荷崩れ防止用ホルダは、請求項1又は2において、前記爪部は上方に向けて断面L字形に折曲形成されたことを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明による請求項5の缶の荷崩れ防止用ホルダは、請求項1、2又は3において、前記爪部は上下両方に向けて折曲形成されたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0015】
本実施例の缶の荷崩れ防止用ホルダh(4h〜1h)は、例えば、図19に示すように、天部11および底部12の周縁にリブ13を有する缶10を縦状に積載し、または並列状に配設する際に夫々の缶10を互いに保持するように構成したものである。なお、本発明によるホルダhを使用し得る缶10としては、従来から周知の一斗缶をはじめとして、その他の缶であっても、天部11および底部12の周縁にリブ13を有するものであれば、適用可能である。
【0016】
本実施例の缶の荷崩れ防止用ホルダh(4h〜1h)は、図1の4個型ホルダ4hを基本形としながら、これを後述する連結部2の薄肉部3で切り離すことによって、図5に示す3個型ホルダ3h、図7に示す2個型ホルダ2h、さらには図9に示す1個型ホルダ1hとして使用することが可能となる。
【0017】
本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダhは、ポリエチレン又はポリプロピレン等の合成樹脂による一体成形により量産が可能である。なお、その材料としてポリエチレンを使用した場合、柔軟性に富むホルダが作成可能となる。また、ポリプロピレンを使用した場合、ポリエチレンを使用した場合よりもやや硬くなるが耐薬品性に優れるため、薬品や塗料等を収容した缶のホルダとして適用可能となる。
【0018】
本発明による夫々のホルダh(4h〜1h)に共通する構成として、例えば、図1又は図2に示す4個型ホルダ4hを参照しながら説明すると、缶10の角部の側面に当接させる湾曲形状の当板5と、該当板5の湾曲形状の内側に突出形成された爪部6とを有し、図3(a)又は(b)に示すように当板5と爪部6との隙間に缶10のリブ13を嵌め込むものである。
【0019】
この爪部6は、下方に向けて断面L字形に折曲形成された場合と、上方に向けて断面L字形に折曲形成された場合と、爪部の形状が上下両方に向けて折曲形成された場合とがある。ただし、本発明において、爪部6を下方に向けて断面L字形に折曲形成したホルダhを上下逆方向にすれば、爪部6は上方を向くため、爪部6を下方に向けたものと上方に向けたものとは、実質的な形状は同一となる。
【0020】
そこで、以下に、爪部6を下方に向けて断面L字形に折曲形成したホルダhを実施例1として説明し、爪部6を上下両方に向けて折曲形成したホルダhを実施例2として説明する。
【0021】
(実施例1)
本実施例において、図1又は図2に示すホルダhは、4個型ホルダ4hであって爪部6が下方に向けて断面L字形に折曲形成されたものである。その構成は、四方に設けられた各当板5の湾曲部の頂部が互いに向き合うように配され、夫々の当板5、5…が各爪部6の反対側に突設された連結部2で連結されると共に、各連結部2が刃物で切開され得る薄肉部3で仕切られてなるものである。なお、各連結部2、2…の中央には空所4が形成されているが、その形状は意匠性を考慮して形成し得るものである。
【0022】
このような構成のホルダhを使用する場合、図3(a)に示すように、缶10の角部の側面を当板5の内側面5aに当接すると共に、爪部6でリブ13の角部を係止することによって保持することができる。
【0023】
このような構成において、ホルダhの爪部6は下方に向けてあり、その爪部6の上部は爪部6のない平面部7に形成されている。従って、下段の缶10(10b)における天部11のリブ13はホルダhの爪部6で係止し、上段の缶10(10a)における底部12のリブ13は爪部6の上部の平面部7に載置されることとなるが、缶10の角部の側面がホルダhの当板5に当接状態で保持される。
【0024】
従って、例えば、図17に示すように、下段の缶10の天部11の四方角部に配されたホルダh、h…の上方に缶10を載置すると、その缶10の底部12における四方の角部が各ホルダh、h…の当板5、5…の各内側面5a、5a…で保持された状態となり、缶10の縦方向への積み重ね状態を安定して保持することができる。
【0025】
一方、図3(b)または図4に示すように、4個型ホルダ4hを各連結部2の薄肉部3に沿って上下からハサミで挟んで切開することにより切り離すことができる。かくして、4個型ホルダ4hから1個型ホルダ1hを切り離すことによって、図5に示す3個組みのホルダ3hを得ることができる。
【0026】
なお、各ホルダhを夫々の連結部2の薄肉部3に沿って切開する際に用いる刃物は、他の刃物で切れないこともないが、ハサミが最も安全であって容易に切断することができる。
【0027】
さらに、図6に示すように、4個型ホルダ4hをその間の連結部2の薄肉部3で切り離すことにより、2個型ホルダ2h(図7又は図8参照)を得ることができ、2個型ホルダ2hをその間の連結部2の薄肉部3で切り離すことによって、1個型ホルダ1h(図9又は図10参照)を得ることができる。
【0028】
上記のいずれのホルダh(4h〜1h)においても、4個型ホルダ4hで説明したと同様に、缶10の角部の側面に当接させる湾曲形状の当板5と、該当板5の湾曲形状の内側に突出形成された爪部6とを有し、夫々の爪部6が下方に向けて断面L字形に折曲形成された構造を有する。
【0029】
(実施例2)
この実施例の缶の荷崩れ防止用ホルダh(4h〜1h)は、夫々の爪部6、6が上下両方に向けて折曲形成された形状を有するほかは、上記の実施例1のホルダhと同様の構成を有する。従って、実施例2の缶の荷崩れ防止用ホルダhは、上記のように、缶10の角部の側面に当接させる湾曲形状の当板5と、該当板5の湾曲形状の内側に突出形成された爪部6、6とを有し、夫々の爪部6、6が上下両方に向けて折曲形成された構造を有する。
【0030】
即ち、図11又は図12に示すホルダhは、4個型ホルダ4hであって爪部6、6が上下両方向に向けて折曲形成されたものであり、四方に設けられた各当板5の湾曲部の頂部が互いに向き合うように配され、夫々の当板5が各爪部6の反対側に突設された連結部2で連結されると共に、各連結部2が刃物で切開され得る薄肉部3で仕切られてなるものである。
【0031】
このような構成のホルダhを使用する場合、図13(a)に示すように、上記同様に缶10の角部の側面を当板5の内側面5aに当接すると共に上下の爪部6、6で上下の缶10、10の夫々のリブ13、13の角部を係止することができる。従って、本実施例においては、下段の缶10(10b)における天部11のリブ13と上段の缶10(10a)における底部12のリブ13とをホルダhの上下の爪部6、6で同時に係止することができるため、実施例1のホルダhよりも保持力を増強した状態で積載又は並列状に配設された状態を保持することが可能となる。
【0032】
次いで、図13(b)に示すように、4個型ホルダ4hを各連結部2の薄肉部3に沿って上下からハサミで挟んで切開することにより、図14に示す3個組みのホルダ3hと、図15に示す2個型ホルダ2h又は図16に示す1個型ホルダ1hに切り離すことができる。
【0033】
上記のいずれのホルダh(4h〜1h)においても、缶10の角部の側面に当接させる湾曲形状の当板5と、該当板5の湾曲形状の内側に沿って突出形成された爪部6とを有し、夫々の爪部6、6が上下両方向に向けて折曲形成されて成るものである。
【0034】
(実施例1、2の適用例)
上記の実施例1又は実施例2のいずれのホルダh(4h〜1h)も、略同様の方法で使用することができる。即ち、実施例1の場合は、図3(a)に示すように、ホルダhの下方の爪部6で下段の缶10bのリブ13を係止すると共に、下段の缶10bの角部の側面を当板5の内側面5aで保持する一方、上段の缶10aにおける底部12のリブ13を爪部6の上部の平面部7に載置することによって、缶10の角部の側面をホルダhの当板5の内側面5aで保持する。
【0035】
また、実施例2の場合は、図13(a)に示すように、上段の缶10a及び下段の缶10bの各角部の側面をホルダhの当板5の上下の内側面5a、5aで保持すると共に、ホルダhの上下の爪部6、6で上段の缶10aのリブ13と下段の缶10bのリブ13とを係止する。
【0036】
このようなホルダh(実施例1のホルダであっても実施例2のホルダのいずれであっても良い)を用いて、図17に示すように、1缶ずつを縦方向に積載する場合、下段の缶10の天部11における四方の角部に1個型ホルダ1h、1h…を配して、夫々のホルダ1hの爪部6で天部11の周囲のリブ13を係止し、各ホルダ1hの当板5の内側面5aで上段の缶10の底部12における四方の角部を保持した状態にすることによって、図18に示す1缶積みを得ることができる。なお、図18は2段の1缶積みを示す。
【0037】
また、図19に示すように、2缶を並列状に配設して結合すると共にその上に上段の缶10を積載する場合、下段の2缶10、10のように2個の缶が隣接する結合部は互いに2個型ホルダ2hを用い、隣接する缶がない角部は1個型ホルダ1hを用いて、夫々のホルダhの爪部6でリブ13を係止することによって結合し、各下段の缶10における天部11の四方のホルダhの上方に上段の缶10における底部12の四方の角部を保持した状態にすることにより、図20に示す2缶積みを得ることができる。なお、図20は3段の2缶積みを示す。
【0038】
また、図21に示すように、3缶をL字形に並列状に配設して結合すると共にその上に上段の缶10を積載する場合、3個の缶10、10、10が隣設する隅部の結合には3個型ホルダ3hを用い、2個の缶10、10が隣接する結合部には2個型ホルダ2hを用い、隣接する缶がない角部は1個型ホルダ1hを用いて、夫々のホルダhの爪部6でリブ13を係止することによって結合し、各下段の缶10における天部11の四方のホルダhの上方に上段の缶10における底部12の四方の角部を保持した状態にすることにより、図22に示す3缶積みを得ることができる。なお、図22は3段の3缶積みを示す。
【0039】
さらに、図23に示すように、4缶を四方に並列状に配設して結合すると共にその上に上段の缶10を積載する場合、4個の缶10、10…が隣設する中央部の結合には4個型ホルダ4hを用い、2個の缶が隣接する結合部には2個型ホルダ2hを用い、隣接する缶がない角部は1個型ホルダ1hを用いて、夫々のホルダhの爪部6でリブ13を係止することによって結合し、各下段の缶10における天部11の四方のホルダhの上方に上段の缶10における底部12の四方の角部を保持した状態にすることにより、図24に示す4缶積みを得ることができる。なお、図24は3段の4缶積みを示す。
【0040】
なお、図25に示す複数缶の積層構成は、上記の方法を組み合わせることによって多数の缶を並列状に配設し、且つ多数段に積層する積み方を実現し得る例を示すものである。
【0041】
【発明の効果】
本発明の缶の荷崩れ防止用ホルダによれば、天部および底部の周縁にリブを有する缶を縦状に積載したり並列状に配設する際に夫々の缶を互いに結合する缶の荷崩れ防止用ホルダにおいて、缶の角部の側面に当接させる湾曲形状の当板と、該当板の湾曲形状の内側に沿って突出形成された爪部とを有するため、缶の角部の側面を当板の内側面に当接すると共に爪部でリブの角部を係止することによって積載又は並列状に配設された各缶を互いに結合することができる。
【0042】
従って、縦積み又は並列状に配設することにより結合された互いの缶は、すべての角部の側面が当板の内側面で保持されると共に、各缶の夫々のリブを爪部で係止した状態とされるため、互いの缶が角部ごとに結合される。しかも、缶を縦積みしてホルダで結合した場合、上段の缶の重量が下段のホルダを上方から押さえつけるため、ホルダの保持力がさらに安定したものとなり、外部からの衝撃や地震等の振動が生じても、荷崩れするという危険性を防止することが可能となる。
【0043】
また、本発明の缶の荷崩れ防止用ホルダによれば、4個型ホルダを基本形として一体成形により作成することができ、連結部の薄肉部に刃物としてハサミを入れることによって安全且つ容易に切り離すことができ、これによって3個型ホルダ、2個型ホルダ又は1個型ホルダとして使用することが可能となる。また、いずれのホルダも、非常に簡単な構造で、且つ軽量であるうえ、安価に量産し得るという利点を有する。
【0044】
さらに、ホルダに設けらた爪部は、下方または上方に向けて断面L字形に折曲形成された形状の爪部によって、缶の縦積みの際にも十分の保持力を発揮することができ、さらに上下両方に向けて折曲形成された爪部を有するホルダを使用することによってホルダによる保持力を増強することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダ(4個型ホルダ)を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダ(4個型ホルダ)を示す平面図である。
【図3】(a)は本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダの連結部を示すもので図1のA−A線断面図であり、(b)は連結部の薄肉部を切り離した状態を示す。
【図4】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダを示すもので、4個型ホルダを3個型ホルダと1個型ホルダに切り離した状況を示す平面図である。
【図5】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダ(3個型ホルダ)を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダを示すもので、4個型ホルダを2個型ホルダと1個型ホルダに切り離した状況を示す平面図である。
【図7】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダ(2個型ホルダ)を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダ(2個型ホルダ)を別方向から見た斜視図である。
【図9】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダ(1個型ホルダ)を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施例1における缶の荷崩れ防止用ホルダ(1個型ホルダ)を別方向から見た斜視図である。
【図11】本発明の実施例2における缶の荷崩れ防止用ホルダ(4個型ホルダ)を示す斜視図である。
【図12】本発明の実施例2における缶の荷崩れ防止用ホルダ(4個型ホルダ)を示す平面図である。
【図13】(a)は本発明の実施例2における缶の荷崩れ防止用ホルダの連結部を示すもので図11のB−B線断面図であり、(b)は連結部の薄肉部を切り離した状態を示す。
【図14】本発明の実施例2における缶の荷崩れ防止用ホルダ(3個型ホルダ)を示す斜視図である。
【図15】本発明の実施例2における缶の荷崩れ防止用ホルダ(2個型ホルダ)を示す斜視図である。
【図16】本発明の実施例2における缶の荷崩れ防止用ホルダ(1個型ホルダ)を示す斜視図である。
【図17】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した1缶積みの組立て前の斜視図である。
【図18】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した1缶積み(2段)の組立て後の斜視図である。
【図19】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した1缶積みの組立て前の斜視図である。
【図20】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した2缶積み(3段)の組立て後の斜視図である。
【図21】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した3缶積みの組立て前の斜視図である。
【図22】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した3缶積み(4段)の組立て後の斜視図である。
【図23】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した4缶積みの組立て前の斜視図である。
【図24】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した4缶積み(3段)の組立て後の斜視図である。
【図25】本発明による缶の荷崩れ防止用ホルダを使用した複数缶の積み重ね後の斜視図である。
【図26】(a)は従来の搬送用パレットの斜視図、(b)は(a)のC−C線断面図である。
【符号の説明】
h…防止用ホルダ
1h…1個型ホルダ
2h…2個型ホルダ
3h…3個型ホルダ
2…連結部
3…薄肉部
4…空所
5…当板
6…爪部
7…平面部
11…天部
12…底部
13…リブ
10…缶
Claims (5)
- 天部および底部の周縁にリブを有する缶を縦状に積載したり並列状に配設したりする際に夫々の缶を互いに結合する缶の荷崩れ防止用ホルダにおいて、缶の角部の側面に当接させる湾曲形状の当板と、該当板の湾曲形状の内側に突出形成された爪部とを有し、前記缶の角部の側面を前記当板の内側面に当接すると共に前記爪部で前記リブを係止することによって縦状に積載又は並列状に配設された各缶を互いに結合するようにしたことを特徴とする缶の荷崩れ防止用ホルダ。
- 四方に設けられた各当板の湾曲部の頂部が互いに向き合うように配され、夫々の当板が各爪部の反対側に突設された連結部で連結されると共に、各連結部が刃物で切開され得る薄肉部で仕切られたことによって形成された4個型ホルダを前記連結部の薄肉部で切り離すことにより3個型ホルダ、2個型ホルダ又は1個型ホルダに使用可能としたことを特徴とする請求項1記載の缶の荷崩れ防止用ホルダ。
- 前記爪部は下方に向けて断面L字形に折曲形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の缶の荷崩れ防止用ホルダ。
- 前記爪部は上方に向けて断面L字形に折曲形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の缶の荷崩れ防止用ホルダ。
- 前記爪部は上下両方に向けて折曲形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の缶の荷崩れ防止用ホルダ。
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