JP3764142B2 - 空間充填トラス構造体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、立体を構成するトラス構造体と、そのトラス構造体を製造する方法と、そのトラス構造体を設計する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
木材や鋼管等の棒状部材を三角形に組合わせて構成するトラス構造体は、四角形に組合わせて構成するラーメン構造体に比較して、強度と剛性が高く、断面の小さな棒状部材を用いることができ、軽量の構造物を実現することができる。このために、土木建築をはじめとする幅広い分野で、トラス構造体が利用されている。
同一の長さの棒状部材を組合わせて構成される正4面体トラスを連続させることができれば、単一種類の棒状部材によって強度が高いトラス構造体を得ることができる。しかしながら、正4面体だけでは三次元空間を隙間なく埋めることができないため、4面体トラスを単位とする場合でも、端部や構造上のつなぎ目等では棒状部材を四角錐型の形状に組合せた5面体構造を作成し、立体構造の内部を充填する手法が採用されている。正4面体だけでは三次元空間を隙間なく埋めることができないために、随所に5面体構造が生じることが避けられない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、棒状部材の組合わせ構造の一部に、四角形を持つ5面体構造が含まれる場合、四角形部分が他の部分に較べて強度が弱く変形しやすい。この為に新たな部材を追加して補強するなどの特別な設計が必要となる場合がある。また、棒状部材のジョイント部分の構造が四角形を含む部分で複雑となり、設計が困難になるという課題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、三角形を組み合わせた4面体のみで構成されるトラス構造体を創作した。このトラス構造体は、三角形を組み合わせた4面体のみで空間が隙間なく充填されており、強度が弱くて変形しやすい5面体構造を有さない。このために、トラス構造体の強度が高く、軽量化することができる。しかもジョイント部分の構造を単純化できる。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用】
請求項1の発明は、三角形を組み合わせた4面体トラスで、空間を隙間なく充填するトラス構造体を提供する。本発明のトラス構造体は、正三角柱を隙間なく並置して各正三角柱を内包する螺旋を仮想したときに形成される正三角柱群と螺旋群の各交点を、その交点を取囲む14個の近接交点に棒状部材で接続して構成されている。ここで螺旋が正三角柱を内包するというのは、長手方向から見たときに螺旋で形成される円に正三角柱で形成させる正三角形が収容され、しかも、正三角形の全部の頂点が円に接していることをいう。
本発明のトラス構造体は、三角形を組み合わせた4面体のみで空間が隙間なく充填されており、強度が弱くて変形しやすい5面体構造を有さない。
本発明のトラス構造体は、仮想する螺旋のピッチを適宜変えることにより、単位となる4面体の形状を多様に変化させることができ、各種の必要に対応することができる。トラス構造体の表面を構成する2平面のなす角に合わせてピッチを選定することによって、当該平面と4面体トラスの面とを一致させることができる。
なお、構造体の内部では、交点を取囲む近接交点が14個存在するが、トラス構造体の表面を形成する交点については、近接交点が14個未満となることがある。本請求項に記載のトラス構造体は構造体の内部でのみ観測され、表面近傍では交点に接続される棒状部材の数が減少する性質を持っている。
【0005】
請求項2のトラス構造体は、螺旋のピッチが正三角柱の辺の長さの(3/ルート8)または(3/ルート5)倍であることを特徴とする。この場合、4面体トラスを構成する三角形が2等辺三角形となり、2種類の長さの棒状部材でトラス構造体を構成することができる。
また螺旋のピッチが正三角柱の辺の長さの(3/ルート8)である場合には、トラス構造体の単位となる4面体形状が1種類となり、同一形状の4面体トラスを連続して接続することによって空間が隙間なく充填される。
螺旋のピッチが正三角柱の辺の長さの(3/ルート5)である場合にも、同一形状の4面体トラスを連続して接続することによって空間が隙間なく充填されるが、この場合、隣接する4面体トラスの交点を共通化することができない。(3/ルート8)である場合には、隣接する4面体トラスの交点を共通化して連続して接続することによって空間が隙間なく充填される。(3/ルート5)を用いて隣接する4面体トラスの交点を共通化するためには、鏡反転した2種類の4面体トラスを用いることが必要である。この場合にも、2種類の長さの棒状部材で空間を隙間なく充填するトラス構造体を構成することができる。
【0006】
請求項3のトラス構造体は、螺旋のピッチが正三角柱の辺の長さの(3/ルート2)倍であることを特徴とする。この場合、4面体トラスを構成する三角形が直角三角形で構成され、単位となる4面体トラスが作りやすく、保管しやすい。
【0007】
請求項4のトラス構造体はジョイントに特徴を有する。この場合には、第1面と、第1面に60゜で交わる第2面と、第1面と第2面の交差線を含んで第1面と第2面のそれぞれに60゜で交わる第3面を仮想する。請求項4のトラス構造体は、第1面と第2面と第3面内で伸びる棒状部材に接続する接続部を備えたジョイントを利用して、一つの交点に向かって伸びる14本の棒状部材を接続している。
請求項1のトラス構造体の棒状部材は、第1面と第2面と第3面内で伸びており、それ以外の面に沿って伸びるものはない。これは螺旋のピッチに無関係である。このため、ジョイントに、第1面と第2面と第3面内で伸びる棒状部材に接続する接続部を用意しておくと、そのジョイントがすべての交点で利用できる。一種類のジョイントを用意しておくだけですべての棒状部材を接続することができる。
【0008】
前記したように、螺旋のピッチとは無関係に、請求項1のトラス構造体の棒状部材は第1面と第2面と第3面内で伸び、それ以外の面に沿って伸びることはない。しかしながら棒状部材と第1〜第3面の交差線とのなす角は、螺旋のピッチに依存して変化する。
そこで第1面と第2面と第3面内で伸びる棒状部材に接続するジョイントが、棒状部材の前記交差線とのなす角が選択できるように複数の接続部を有していることが好ましい(請求項5)。
この場合、螺旋のピッチを変えることに実現される様々なトラス構造に対して同一種類のジョイントで対応することができる。
【0009】
螺旋のピッチを、正三角柱の辺の長さの(3/ルート8)倍に選定すると、請求項1のトラス構造体の棒状部材が直交3面内で伸びるようになる。この場合、直交3面内で伸びる棒状部材に接続する接続部を備えたジョイントを利用して、一つの交点に向かって伸びる14本の棒状部材を接続することができる(請求項6のトラス構造体)。
この場合、ジョイント構造が単純化され、しかも、ジョイントの剛性を高めることができる。
【0010】
単位となる4面体トラスの向かい合って交差しない2本の棒状部材の中間を屈曲可能とし、交点で交わる3本の棒状部材のなす角が変化できるように棒状部材同士を接続しておくと、2本の棒状部材を屈曲させることによって4面体トラスを構成する6本の棒状部材を折り畳んで1本に束ねることができる。屈曲した2本の棒状部材を伸ばすことによって、折り畳まれた6本の棒状部材を展開して4面体トラスを出現させることができる。単位となる4面体トラスが出現すれば、それを組合わせることによって請求項1のトラス構造体を製造することができる(請求項7のトラス構造体の製造方法)。
この方法によると、工場等で製造した4面体トラスを折り畳むことによってコンパクトに保管しておくことができ、折り畳まれた状態のトラス構造体を製造現場に運搬でき、製造現場で展開して短時間でトラス構造体を製造することが可能となる。
【0011】
正三角柱を隙間なく並置して各正三角柱を内包する螺旋を仮想したときに形成される正三角柱群と螺旋群の交点群を立体的に表示する工程と、表示された交点群の中から平面の頂点を構成する複数の交点を選択して平面を定義する工程と、平面を定義する工程を複数回繰返して平面群で囲繞される立体形状を定義する工程と、定義された立体形状の外または内に存在する各交点を近接する交点群に接続する線分を定義する工程とを備える設計方法によって、トラス構造体を設計することができる(請求項8の設計方法)。
この場合、立体的に表示された交点群を指標として立体形状を設計することができ、その立体形状を設計することによってその立体形状の外または内の空間を4面体で隙間なく充填するトラス構造体が設計される。自在の形状を設計でき、強度の高いトラス構造体が設計される。
【0012】
定数kに対して、3k:ルート(1+k):ルート(1+4・k)の辺長比を有する三角形で構成させる4面体トラスを利用すると、空間を隙間なく充填したトラス構造体が得られる(請求項9のトラス構造体)。これによると、適所に5面体構造を挿入して空間を充填する必要がなく、強度が高いトラス構造体が得られる。
【0013】
ルート3:ルート3:2の辺長比を有する二等辺三角形を用いると、長さを異にする2種類の棒状部材で、空間を隙間なく充填した4面体トラス構造体を実現することができる(請求項10)。この場合、トラス構造体の単位となる4面体形状が1種類となり、同一形状の4面体トラスを連続して接続することによって空間が隙間なく充填される。隣接する4面体トラスの交点を共通化することができる。
【0014】
あるいは、ルート3:ルート3:ルート2の辺長比を有する二等辺三角形を用いても、2種類の棒状部材で空間を隙間なく充填した4面体トラス構造体を実現することができる(請求項11)。
この場合、同一形状の4面体トラスを用いると、隣接する4面体トラスの交点を共通化することができない。同一形状の4面体トラスを用いる場合には、隣接する4面体トラスの交点をずらして配置する必要がある。隣接する4面体トラスの交点を共通化するためには、鏡反転した2種類の4面体トラスを用いることが必要である。この場合にも、2種類の長さの棒状部材で空間を隙間なく充填するトラス構造体を構成することができる。
【0015】
辺長比が、ルート3:ルート2:1の三角形を用いると、その三角形は直角三角形となり、単位となる4面体トラスが作りやすく、保管しやすい。この4面体トラス構造体もまた空間を隙間なく充填し、強度が高い。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に説明する実施例の主要な特徴を次に列記する。
(形態1)正三角柱を隙間なく並置して各正三角柱を内包する螺旋を仮想したとに形成される正三角柱の底面に垂直な辺群と螺旋群との各交点を、その交点に近接する交点に棒状部材で接続して4面体で空間を隙間なく充填するトラス構造体が形成される。
(形態2)形態1の任意の交点に対して、該交点を取囲む正三角柱群の該交点を含まない辺上の交点群から該交点に最も近い2交点と、該交点を含む辺上で該交点を挟む2交点とを棒状部材で接続してトラス構造体が形成される。
(形態3)棒状部材を接続するためのジョイントは、共通交差線の回りに互いに60゜の角度をなす3枚の平板の各々に棒状部材の接続部が複数個づつ形成されている。
(形態4)棒状部材を接続するためのジョイントは、直交する3枚の平板の各々に棒状部材の接続部が形成されている。
(形態5)トラス構造体の単位となる4面体を形成する三角形が、正三角柱の底辺の長さの(3/ルート8)倍と(ルート12/ルート8)倍の2種類の棒状部材によって形成されている。
(形態6)トラス構造体の単位となる4面体を形成する三角形が、正三角柱の底辺の長さの(3/ルート8)倍と(ルート12/ルート8)倍の2種類の棒状部材によって形成されており、一種類の4面体トラスで空間が隙間なく充填されているトラス構造体。
(形態7)トラス構造体の単位となる4面体を形成する三角形が、ルート3:ルート3:2の辺長比を有する二等辺三角形で構成されており、一種類の4面体トラスで空間が隙間なく充填されているトラス構造体。
【0017】
【実施例】
以下に、本発明の空間充填トラス構造体の実施例を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
(第一実施例)
図1は、本発明の第一実施例を示し、4面体によって空間を隙間なく充填するトラス構造体を模式的に示している。図1(C)は、隙間なく並置された正三角柱群2,4,6,8,10,12を長手方向(正三角柱の底面に垂直な方向、あるいは、正三角柱の平行に伸びる3辺18,20,22と18,20,24に沿った方向)から見た図を示している。図1(A)は、正三角柱2と、それを内包する螺旋14を斜視しており、図1(B)は、正三角柱4と、それを内包する螺旋16を斜視している。正三角柱2と4は隣接しており、一つの側面を共有しており、二つの辺18,20を共有している。
図1(C)から明らかに、長手方向から見たときに、螺旋14で形成される円に正三角柱2で形成される正三角形が収容され、しかも、正三角形の全部の頂点が円に接している。同様に、螺旋16で形成される円に正三角柱4で形成される正三角形が収容され、しかも、正三角形の全部の頂点が円に接している。
螺旋14と螺旋16のピッチは同一であるが、回転方向が反対になっている。又、3辺18,20,22,24の途中で螺旋のピッチが変化しており、14a及び16aの部分のピッチよりも、14b及び16bの部分のピッチが大きくなっている。
【0018】
正三角柱2の底面に垂直な三辺18,20,22と螺旋14との交点が、棒状部材の接続点となり、トラス構造体のジョイント点となる。同様に、正三角柱4の底面に垂直な三辺18,20,24と螺旋16との交点が棒状部材の接続点となり、トラス構造体のジョイント点となる。螺旋14と螺旋16のピッチが同一で、回転方向が反対であることから、辺18上の交点26,32,38は、螺旋14と螺旋16で共通化され、辺20上の交点28,34,40は、螺旋14と螺旋16で共通化される。また、辺22の螺旋14との交点30,36,42の高さは、辺24の螺旋16との交点44,46,48の高さに等しい。
【0019】
辺18上の交点32を例に、近接する交点との間を棒状部材で接続した4面体トラス構造体の構造を更に詳細に説明する。
辺18上の交点32に対して三角柱2の辺20の交点群28,34,40から交点32に最も近い交点28と交点34が、交点32と棒状部材で接続される。同様に、辺22の交点群30,36,42から交点32に最も近い交点30と交点36が、交点32に棒状部材で接続される。三角柱4の辺24の交点群44,46,48から交点32に最も近い交点44と交点46も、交点32と接続される。さらに、交点32を含む辺18を共有する4本の正三角柱6,8,10,12に属する辺(交点32を含む辺18以外の辺)上の交点群から交点32に最も近い各2点を選択して棒状部材で接続する。既に述べた交点28,30,34,36,44,46を含めて計12個の交点が棒状部材で交点32に接続される。加えて、辺18上の交点32を挟む交点26と交点38も棒状部材で交点32に接続される。
【0020】
任意の交点に対して合計14個の近接交点が存在するために、その交点を14個の近接交点に棒状部材で接続することによって、4面体を単位とする立体トラス構造体が構成される。この場合、空間が4面体トラスによって隙間なく充填され、5面体を随所に配置する必要がない。
【0021】
交点32を近接する14個の交点に接続するために用いるジョイント50の例を図2に示す。図2(a)はジョイント50の斜視図を示し、図2(b)は矢印B方向から見た側面図を示し、図2(c)は矢印C方向から見た平面図を示している。
本実施例のジョイント50は、円形の平板52に対して、互いに60゜の角度をなして平板52の中心線53を通る4枚の半円形の平板54,56,58,60で構成されている。各々の平板上には、面内で伸びる棒状部材を接続するために、複数の接続孔62が設けられている。円形の平板52の中心線53上に接続孔64と接続孔66が設けられている。ジョイント50は、平板52,54,56,58,60のそれぞれが正三角柱の側面に沿うように配置されて棒状部材を接続する。
【0022】
交点と交点の間を接続する棒状部材70の一例を、図3(a)に示す。棒状部材70は、接続する交点間の距離に対応して3種類の長さを有しており、先端の接続部には、ジョイント50を挟み込んで孔62にボルトとナット等で固定可能な接続部72が設けられている。本実施例の接続部72には、孔62に対応する孔74が貫通している。図3(b)は、ジョイント50を挟み込まない棒状部材の例を示している。この場合、ハイテンションボルトが使用できる。また、2本のボルトで各棒状部材を接続することから、棒状部材の方向が安定するために施工しやすい。
交点32に配置されたジョイント50に、近接する14箇所の交点を接続する14本の棒状部材70が接続された構造を図4に示す。接続孔64と接続孔66に、辺18上の交点32を挟む交点26と交点38との間を接続する棒状部材70の接続部72がそれぞれ固定される。更に交点32を取囲む正三角柱群2,4,6,8,10,12の各辺上の交点群から交点32に最も近い各2点と交点32を接続する角度に一致する接続孔62が選択されて、棒状部材70の接続部72がジョイント50にそれぞれ固定される。
【0023】
仮想された正三角柱群と仮想された螺旋群との交点群の全てにジョイント50を配置し、交点32で実施したと同様に、近接する14の交点に対して棒状部材70で接続することにより、正三角柱群を4面体の組み合わせから成る立体トラス構造で充填することができる。
ここで、正三角柱2の辺22に存在する交点36のように、交点がトラス構造体の外表面に露出している場合は、近接交点数が減少する。例えば交点36のように、交点36を取囲む辺数が3の場合には、近接交点数は8点となる。その他外表面の形状によって、外形面に露出している交点に近接する交点の数が変化する。外表面に位置する交点に配置されるジョイントは、ジョイント50をそのまま使用してもよいし、ジョイント50から接続する棒状部材が存在しない半円状の平板を取り除いた形状のジョイントを使用することもできる。
【0024】
仮想正三角柱群に対して仮想される螺旋群のピッチが相対的に小さいところ(14a、16a参照)では、単位となる4面体のトラス構造が相対的に小さくなり、螺旋群のピッチが相対的に大きいところ(14b、16b参照)では、単位となる4面体のトラス構造は大きくなる。これにより、棒状部材70とジョイント50の中心線53のなす角度も変化する。ジョイント50の接続孔62を適宜選択することにより、単一のジョイント50によって様々な単位形状の4面体から構成される立体トラス構造体が形成される。なお、螺旋群のピッチに係わらずに、ジョイント50に接続される棒状部材70は、平板52,54,56,58,60の面内で伸びており、螺旋群のピッチに係わらずにジョイント50を共通的に利用することができる。
螺旋群のピッチによって、4面体を構成する棒状部材70の長さは変化する。一般に、正三角柱の辺の長さに対する螺旋のピッチを3kとすると、3kと、ルート(1+k)と、ルート(1+4・k)の3種類の長さの棒状部材を用意しておくことによって、空間を4面体のみで隙間なく充填するトラス構造体が製造できる。3k:ルート(1+k):ルート(1+4・k)の辺長比を有する三角形で構成させる4面体トラスで空間を隙間なく充填することができる。
この場合、第1面52と、第1面に60゜で交わる第2面54,60と、第1面と第2面の交差線53を含んで第1面と第2面のそれぞれに60゜で交わる第3面56,58を仮想したときに、第1面と第2面と第3面内で伸びる棒状部材に接続する接続部を備えたジョイント50を利用して、一つの交点に向かって伸びる14本の棒状部材を接続することができる。
また、ジョイント50に、第1面と第2面と第3面内で伸びる棒状部材70の交差線53とのなす角が選択できるように複数の接続部62を形成しておくことが好ましく、複数の接続部62を形成しておくと、複数の螺旋群ピッチに対して共通のジョイント50で対応することができる。
【0025】
(第二実施例) 図5は、本発明の第二実施例に係わる、4面体によって空間を隙間なく充填するトラス構造体の一部を模式的に示している。第一実施例と同一のものについては、同一符号を付与して重複説明を割愛する。
図5(C)は、隙間なく並置された正三角柱群82,84,86,88,90,92を長手方向から見た図を示している。図5(A)は、正三角柱82と、それを内包する螺旋94を斜視しており、図5(B)は、正三角柱84と、それを内包する螺旋96を斜視している。正三角柱82と84は隣接しており、一つの側面を共有しており、二つの辺98,100を共有している。
螺旋94と螺旋96のピッチは同一であるが、回転方向が反対になっている。螺旋94と螺旋96のピッチは正三角柱の底辺の長さの(3/ルート8)倍に定められている。
【0026】
正三角柱82の底面に垂直な三辺98,100,102と螺旋94との交点が棒状部材の接続点となり、トラス構造体のジョイント点となる。同様に、正三角柱84の底面に垂直な三辺98,100,104と螺旋96との交点が棒状部材の接続点となり、トラス構造体のジョイント点となる。螺旋94と螺旋96のピッチが同一で、回転方向が反対であることから、辺98上の交点106,112,118,124,130は、螺旋94と螺旋96で共通化され、辺100上の交点108,114,120,126は、螺旋94と螺旋96で共通化される。また、辺102の螺旋94との交点110,116,122,128の高さは、辺104の螺旋96との交点132,134,136,138の高さに等しい。
【0027】
本実施例のトラス構造体の構造を、正三角柱82と84の交点112を含む4面体を一例として、図を参照しつつ更に詳細に説明する。
螺旋94と96のピッチが正三角柱82と84の底辺の長さの(3/ルート8)倍のとき、正三角柱82と84の底面に垂直な辺と螺旋との交点群の間隔は、正三角柱82と84の底辺の長さの(3/ルート8)倍の長さとなる。即ち、交点112と交点106の距離と、交点112と交点118の距離は、底辺の長さの(3/ルート8)倍である。
この場合、交点110と交点112の距離、及び交点112と交点114の距離等も、正三角柱の底辺の長さの(3/ルート8)倍となる。
交点108と交点112の距離、交点116と交点112の距離、及び交点134と交点112の距離等は、(ルート12/ルート8)倍となる。
このように、交点112と接続される近接交点までの距離は、正三角柱の底辺の長さの(3/ルート8)倍か(ルート12/ルート8)倍のいずれかとなり、交点112を頂点とする4面体を構成する三角形は、(3/ルート8)倍の辺と、(3/ルート8)倍の辺と、(ルート12/ルート8)倍の辺を持つ二等辺三角形となる。この場合、ルート3:ルート3:2の辺長比を有する二等辺三角形で構成される4面体トラスで空間が隙間なく充填される。
【0028】
上記の寸法関係で単位となる4面体トラスを構成すると、正三角柱82のための単位4面体トラスと、正三角柱84のための単位4面体トラスが全く同一形状となる。この場合、同一形状の単位4面体トラスを連続させていくことで、空間を4面体で隙間なく充填するトラス構造体が製作される。この場合、隣接するトラスの交点を共有化することができる。
【0029】
ルート3:ルート3:2の辺長比を有する二等辺三角形で構成される4面体トラスは、ルート3:2の長さ比を持つ2種類の棒状部材で製造することができ、棒状部材の種類数を減少させることができる。
【0030】
ルート3:ルート3:2の辺長比を有する二等辺三角形で4面体トラスを構成する場合、辺長比が2の辺の回りに存在する4個の4面体を組みわせた8面体によって空間を充填した構造体と見なすこともできる。このとき、前記8面体を中心軸に垂直な断面で二分した断面形状は、辺長比が2の長さの正方形となっており、8面体の斜辺を構成する辺長比がルート3の辺は、中心軸で互いに直交する平面内で伸びている。本実施例のトラス構造体を構成する棒状部材は、各交点で直交する三面のいずれかの面内で伸びている。これにより、棒状部材を接続するジョイントには、直交3面内で伸びる棒状部材に接続する接続部を備えたジョイントを使用することができる。
【0031】
図5の交点112におけるトラス構造を一例として説明する。交点108,116と交点112を接続する棒状部材は第1の平面内で伸びており、交点110,114,136と交点112を接続する棒状部材は第2の平面内で伸び、さらに、交点106、136、118と交点112を接続する棒状部材は第3の平面内で伸びており、第1、第2、第3の平面は交点112で互いに直交する。交点136は、第2面と第3面の交差線上にあって両者に属する。
【0032】
本実施例の直交3面内で伸びる棒状部材に接続する接続部を備えたジョイント140の一例を図6に示す。本実施例のジョイント140は、円形の平板142に対して、4枚の半円板144,144,146,146が固定されている。各板142,144,146は互いに直交する。各々の平板には、棒状部材が接続できる複数の接続孔62が設けられている。ジョイント140は、接続孔64と66がいずれも正三角柱の底辺の長さの(3/ルート8)倍の棒状部材を接続するように配置される。図7に、ジョイント140に14本の棒状部材が接続された様子を示す。
このジョイント140は、直交する板が溶接等よって接続されて形成されており、非常に剛性が高く、強度に優れている。
直交する3枚のジョイントに代えて、球状のジョイントを利用することもできる。球状ジョイントの、赤道と、経度0°の等経度線と、経度90°の等経度線に沿って、棒状部材の端部を受入れる孔群または棒状部材の端部に挿入される突起群を形成しておけば、ジョイント140と同様に利用することができる。
【0033】
本実施例に於けるトラス構造体は、2種類の棒状部材で構成された単一形状の4面体構造を組合わせて構成されている。そこで、4面体構造を個々に作成しておき、これを組合わせて大規模なトラス構造体を作成することが可能である。その際には、図8(a)に示すように、直線的に伸びていて屈曲しない4本の棒状部材70と、中間に屈曲部154を有する2本の棒状部材152を用い、向かい合って交差しない部分に棒状部材152を配置することが有効である。交点で交わる3本の棒状部材のなす角が変化できるヒンジを用いて、3本の棒状部材の端部を接続しておくと、図8(a)に示すように、向かい合って交差しない2本の棒状部材152を屈曲部154で屈曲させることによって、6本の棒状部材を折り畳んでコンパクトな形状に変化させることができる。4面体を組立てる際には、前記の屈曲した棒状部材152を伸ばすことによって、図8(b)に示す、単位となる4面体トラスを出現させることができる。折り畳まれた4面体が展開される様子が、図9にも示されている。
単位となる4面体の向かい合って交差しない2本の棒状部材の中間を屈曲させておき、交点で交わる3本の棒状部材のなす角が変化できるように棒状部材を接続しておくと、2本の棒状部材を屈曲させることによって4面体トラスを構成する6本の棒状部材を折り畳んで1本化することができる。屈曲した2本の棒状部材を伸ばすことによって、折り畳まれた6本の棒状部材を展開して4面体トラスを出現させることができる。
この方法によると、工場等で製造した4面体トラスを折り畳むことによってトラスをコンパクトに保管しておくことができ、コンパクトに折り畳まれた状態のトラスを製造現場に運搬でき、製造現場で展開して短時間でトラス構造体を組立てることが可能となる。
製造現場では、展開した4面体トラスの4個の辺を重ね合わせて固定することで単位となる4面体トラスが連続した大規模トラス構造体を製造することができる。この場合、単位を構成する4本の棒状部材は細くてよい。最終的には4本が束ねられて利用されるからである。
これに代えて、展開した4面体トラス同士を別の棒状部材で連結して単位となる4面体トラスが連続した大規模トラス構造体を製造することもできる。
【0034】
本実施例に於ける空間充填トラス構造体は、2種類の長さの棒状部材と、互いに直交する接続部を有するジョイントで構成することが可能であり、設計と組立が非常に容易でありながら、様々な形状の三角形が組み合わされた単一の4面体からなるトラス構造で構成することができる。また、トラス構造体を構成する基本となる4面体を略棒状に折り畳んで作成することができるので、組立までの保管と運搬の為の空間を節約することが可能である。
【0035】
螺旋のピッチが正三角柱の辺の長さの(3/ルート5)倍である場合にも、単位となる4面体を形成する三角形が二等辺三角形となり、2種類の長さの棒状部材でトラス構造体を製造することができる。この場合、二等辺三角形の辺長比はルート3:ルート3:ルート2となる。この4面体トラスでも空間を隙間なく充填することができる。
螺旋のピッチが正三角柱の辺の長さの(3/ルート5)倍であり、ルート3:ルート3:ルート2の辺長比の二等辺三角形で形成される4面体トラスを用いる場合、同一形状の4面体を連続して接続することによって空間が隙間なく充填されるが、この場合、隣接する4面体トラスの交点を共通化することができない。隣接する4面体トラスの交点を共通化するためには、鏡反転した2種類の4面体トラスを用いることが必要である。この場合にも、2種類の長さの棒状部材で空間を隙間なく充填するトラス構造体を構成することができる。
【0036】
ルート3:ルート2:1の辺長比を有する直角三角形で4面体トラスを形成することもでき、この4面体トラスでも空間を隙間なく充填することができる。この4面体トラスは、螺旋のピッチが正三角柱の辺の長さの(3/ルート2)倍であるときに得られる。この場合、4面体トラスを構成する三角形が直角三角形で構成され、単位となる4面体トラスが作りやすく、保管しやすい。また完成した立体トラスの強度が高い。
【0037】
本発明のトラス構造は、設計支援用コンピュータシステムによって、簡単に設計することができる。
そのためには、コンピュータシステムのディスプレイ装置に、正三角柱を隙間なく並置して各正三角柱を内包する螺旋を仮想したときに形成される正三角柱群と螺旋群の交点群を立体的に表示しておく。これはグラフ用紙の方眼に相当し、以後の設計の指標とされる。
設計者は、立体的に表示された交点群の中から、意図する平面の頂点を構成する複数の交点を選択して意図する平面を定義する。この場合、単位となる4面体を形成する三角形が連なる面内で平面輪郭を定義するものとする。平面は、多角形で定義される。設計者が最初の交点を指定したときに、その交点を含む三角形が連なる面内に属する交点群を他の交点から識別可能に表示することで、設計者の交点選択過程を支援することが好ましい。
設計者は、平面を定義する工程を複数回繰返すことによって、平面群で取囲まれる立体形状を定義することができる。
すると、設計支援用コンピュータシステムは、定義された立体形状の外(例えば設計者がトンネルを設計した場合)または内(例えば設計者がドームの天井等等の厚みを有する物体を設計した場合)に存在する各交点を、近接する交点群に接続する線分を計算して定義する。この方法を採用することによって、単位となる4面体で充填された立体トラス構造体を簡単に設計することが可能となる。
【0038】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、実施例ではトラス構造を構成する棒状部材の断面形状が単一である場合について例示しているが、棒状部材は、必要とされる強度や作業効率に応じて断面形状を変更することが可能であり、同一長さの部材についても複数の断面形状の棒状部材を使用することができる。また、仮想される螺旋のピッチは、途中で複数回変更することもできる。ジョイントの形状と棒状部材の接続部の形状は接続部の機能が確保される範囲で変更することが可能である。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本願発明の空間充填トラス構造体によれば、任意の形状を三角形を組み合わせた4面体のみで構成するトラス構造体を提供することができる。これにより、提供されるトラス構造体は、強度が高くしかもジョイント部分の構造が単純であるため、設計と組立が容易となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例のトラス構造体の構成を模式的に示す図。
【図2】 本発明の第一実施例のジョイントの構成を模式的に示す図。
【図3】 本発明の第一実施例の棒状部材の構造を模式的に示す図。
【図4】 本発明の第一実施例のジョイントに棒状部材が14本接続されている状態を模式的に示す図。
【図5】 本発明の第二実施例のトラス構造体の構成を模式的に示す図。
【図6】 本発明の第二実施例のジョイントの構成を模式的に示す図。
【図7】 本発明の第二実施例のジョイントに棒状部材が14本接続されている状態を模式的に示す図。
【図8】 本発明の第二実施例の基本構造の4面体の構成を模式的に示す図。
【図9】 単位となる4面体が折り畳まれたり、展開される様子を示す図。
【符号の説明】
2,4,6,8,10,12,82,84,86,88,90,92:正三角柱
14,16,94,96:仮想される螺旋
18,20,22,24,98,100,102,104:正三角柱の辺
50,140:ジョイント
70:棒状部材

Claims (12)

  1. 正三角柱を隙間なく並置して各正三角柱を内包する螺旋を仮想したときに形成される正三角柱群と螺旋群の各交点を、その交点を取囲む14個の近接交点に棒状部材で接続したトラス構造体。
  2. 前記螺旋のピッチが正三角柱の辺の長さの(3/ルート8)または(3/ルート5)倍であり、2種類の長さの棒状部材で接続した請求項1のトラス構造体。
  3. 前記螺旋のピッチが正三角柱の辺の長さの(3/ルート2)倍であり、直角三角形で構成される4面体トラスを単位に構成される請求項1のトラス構造体。
  4. 第1面と、第1面に60゜で交わる第2面と、第1面と第2面の交差線を含んで第1面と第2面のそれぞれに60゜で交わる第3面を仮想したときに、第1面と第2面と第3面内で伸びる棒状部材に接続する接続部を備えたジョイントを利用して、一つの交点に向かって伸びる14本の棒状部材を接続した請求項1記載のトラス構造体。
  5. 前記ジョイントは、前記第1面と第2面と第3面内で伸びる棒状部材の前記交差線とのなす角が選択できるように複数の接続部を有していることを特徴とする請求項4記載のトラス構造体。
  6. 直交3面内で伸びる棒状部材に接続する接続部を備えたジョイントを利用して、一つの交点に向かって伸びる14本の棒状部材を接続した請求項1のトラス構造体。
  7. 単位となる4面体トラスの向かい合って交差しない2本の棒状部材の中間を屈曲させておき、交点で交わる3本の棒状部材のなす角が変化できるように棒状部材同士を接続しておき、前記の屈曲した2本の棒状部材を伸ばすことによって単位となる4面体トラスを出現させて請求項1のトラス構造体を製造する方法。
  8. 正三角柱を隙間なく並置して各正三角柱を内包する螺旋を仮想したときに形成される正三角柱群と螺旋群の交点群を立体的に表示する工程と、
    表示された交点群の中から、平面の頂点を構成する複数の交点を選択して平面を定義する工程と、
    平面を定義する工程を複数回繰返して平面群で囲繞される立体形状を定義する工程と、
    定義された立体形状の外または内に存在する各交点を近接する交点群に接続する線分を定義する工程と、
    を備えるトラス構造体の設計方法。
  9. 定数kに対して、3k:ルート(1+k):ルート(1+4・k)の辺長比を有する三角形で構成させる4面体トラスで空間を隙間なく充填したトラス構造体。
  10. ルート3:ルート3:2の辺長比を有する二等辺三角形で構成される4面体トラスで空間を隙間なく充填したトラス構造体。
  11. ルート3:ルート3:ルート2の辺長比を有する二等辺三角形で構成される4面体トラスで空間を隙間なく充填したトラス構造体。
  12. ルート3:ルート2:1の辺長比を有する直角三角形で構成される4面体トラスで空間を隙間なく充填したトラス構造体。
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