JP3763769B2 - 有機エレクトロルミネセンス装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歩留まりが向上し、外部からの水分の侵入を抑制でき、長寿命で表示品位の向上した有機エレクトロルミネセンス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日の高度情報化社会において、情報の端末であるディスプレイ装置が、人間と機械とを結ぶインターフェイスの重要な位置を占めていることは広く認識されている。
通常、ディスプレイ装置、特に近年普及の著しいパーソナルコンピュータ用のディスプレイ装置として使用されているのは、CRT、すなわち従来のブラウン管である。他方、パーソナルコンピュータにおいては、近年は可搬型の端末装置の需要も大きくなっている。
上記の可搬型の端末装置に使用する目的には、重量が大きく更にスペースの大きな従来のCRTは適当でなく、これに代わる、薄型で軽量、更に大容量表示が可能なフラット型ディスプレイが注目されてきている。
【0003】
前記フラット型ディスプレイには、プラズマディスプレイ(PDP)、液晶(LCD)、蛍光表示管(VFD)、エレクトロルミネセンス(EL)等の多くの種類があり、その特徴に合わせて各所で実用化されてきている。上記の中、エレクトロルミネセンスは、可搬型の端末装置である携帯電話向けに近年盛んに開発がなされている。
エレクトロルミネセンスは、透明電極と背面電極との間に有機発光層を挟み込んで素子が形成されており、両電極間に電圧を印加することにより、有機発光層に正孔と電子とを注入し、これらの再結合時に生じるエネルギーにより有機発光層内の蛍光物質を励起し、励起された蛍光物質が基底状態へ戻る際に光を放出するものである。このようなエレクトロルミネセンスにおける上記透明電極には、有機発光層からの発光を透過させるために酸化インジウム錫(ITO)等の透明導電性薄膜が用いられている。
【0004】
また、エレクトロルミネセンスにおける有機発光層は水分による特性劣化が顕著であり、例えば空気中の水分に触れると化学変化が起こり、表示品位が低下したり発光寿命が短くなってしまう。このため、従来のエレクトロルミネセンスでは、例えば特開2000-21566号公報に開示されたように、透明基板上に設けられた透明電極又は該透明電極上に設けられた補助電極に封止部材を接着剤で接着封止し、封止空間内を不活性雰囲気に保持することにより有機発光素子を保護している(図12参照)。
上記エレクトロルミネセンスによれば、表示品位の向上がある程度認められるが、透明基板の外面側から紫外線を照射して接着剤を硬化する際、補助電極が不透明な金属材料からなるため、に未硬化の部分がある場合があり、水分が侵入しやすくなるという問題は避けられない。
【0005】
また、特開平11-85057号公報においては、電極線のシール材と交差する部分が透明導電層であるカラー液晶パネル、及び電極線のシール材と交差する部分に開口部を有すると共に、開口部を含む領域に透明導電層が積層されたカラー液晶パネルが開示されている(図13及び図14参照)。
このようなカラー液晶パネルによれば、ある程度の接着性の向上は認められるが、例えば図13に示したカラー液晶パネルにおいてはシール部に透明電極のみが単独で形成されているため抵抗が増大してしまったり、また図14に示したものにおいてはシール部において金属電極線が長手方向に連続している部分があるために接着剤と金属との接着性が弱くなり、そのため水分が侵入しやすくなり寿命が短くなる等の問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、歩留まりが向上し、外部からの水分の侵入の抑制に有利で、かつ引き出し配線の低抵抗を可能にし、長寿命で表示品位の向上した有機エレクトロルミネセンス装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本願の第1の発明に係る有機エレクトロルミネセンス装置は、透明基板上に形成された透明電極上に、金属補助電極を積層して成る引き出し配線と有機薄膜とが形成され、該有機薄膜上に前記透明電極と対向して背面電極が積層されることにより形成された有機エレクトロルミネセンス素子を覆うように位置する封止部材を前記透明基板及び前記引き出し配線上に接着剤にて固定すると共に、該封止部材と前記透明基板との間に不活性ガス又は不活性液体を収納した有機エレクトロルミネセンス装置であって、前記金属補助電極は前記引き出し配線毎に一対形成されており、前記一対形成する金属補助電極同士が隙間を置いて配され、この隙間のある部分では前記透明電極と前記封止部材とが前記接着剤にて接着されることを特徴とする有機エレクトロルミネセンス装置である。
かかる構成とすることにより、本発明の有機エレクトロルミネセンス装置は、接合部分に位置する引き出し配線部分に金属補助電極がなく透明電極のみの場所が存在し、そのため引き出し電極と封止部材との接着性が向上し、歩留まりが向上し外部からの水分の侵入を抑制できると共に長寿命で表示品位の向上したものとなる。
【0009】
また、本願の請求項2にかかる発明は、透明基板上に形成された透明電極上に、金属補助電極を積層して成る引き出し配線と有機薄膜とが形成され、該有機薄膜上に前記透明電極と対向して背面電極が積層されることにより形成された有機エレクトロルミネセンス素子を覆うように位置する封止部材を前記透明基板及び前記引き出し配線上に接着剤にて固定すると共に、該封止部材と前記透明基板との間に不活性ガス又は不活性液体を収納した有機エレクトロルミネセンス装置であって、前記金属補助電極は、前記透明基板と前記封止部材との接合部分において分断され、この分断箇所では前記透明電極と前記封止部材とが前記接着にて接着されることを特徴とする有機エレクトロルミネセンス装置である。
かかる構成とすることにより、本発明の有機エレクトロルミネセンス装置は、接合部分に位置する引き出し配線部分に金属補助電極がなく透明電極のみの場所が存在し、そのため引き出し電極と封止部材との接着性が向上し、歩留まりが向上し外部からの水分の侵入を抑制できると共に長寿命で表示品位の向上したものとなる。
【0013】
また、本願の請求項にかかる発明は、請求項1又は請求項2のいずれか1項にかかる発明において、前記引き出し配線と前記封止部材との接合部分における、前記一対の金属補助電極の相対する金属補助電極の対向部の長さ又は前記分断した金属補助電極の相対する金属補助電極の対向部の長さが、前記引き出し電極の幅よりも長いことを特徴とする有機エレクトロルミネセンス装置である。
かかる構成とすることにより、本発明の有機エレクトロルミネセンス装置は、さらに歩留まりが向上し外部からの水分の浸入を抑制できると共に長寿命で表示品位の向上したものとなる。
【0014】
また、本願の請求項にかかる発明は、請求項1〜のいずれか1項にかかる発明において、前記引き出し配線と前記封止部材との接合部分における、前記一対の金属補助電極の隙間の総面積又は前記金属補助電極の分断箇所の総面積が、前記接合部分の全面積の50%以上90%以下であることを特徴とする有機エレクトロルミネセンス装置である。
かかる構成とすることにより、引き出し配線と封止部材との接合部分における接合力が十分良好に保持され、外部からの水分の浸入抑制効果が更に増大する。
【0015】
また、本願の請求項にかかる発明は、請求項1〜のいずれか1項にかかる発明において、前記引き出し配線の抵抗値が30Ω以下であることを特徴とする有機エレクトロルミネセンス装置である。
かかる構成とすることにより、有機エレクトロルミネセンス素子を定電流駆動する際に、低電圧駆動が可能であり、有機エレクトロルミネセンス装置として好適なものとなる。
【0016】
また、本願の請求項にかかる発明は、請求項1〜のいずれか1項にかかる発明において、前記引き出し配線と前記封止部材との接合部分は、紫外線硬化樹脂により接合されていることを特徴とする有機エレクトロルミネセンス装置である。
【0017】
また、本願の請求項にかかる発明は、請求項1〜のいずれか1項にかかる発明において、前記有機薄膜層は、有機発光層、有機発光層/電子輸送層、有機発光層/正孔輸送層、又は正孔輸送層/有機発光層/電子輸送層のいずれか一つの構成よりなることを特徴とする有機エレクトロルミネセンス装置である。
【0020】
また、本願の請求項にかかる発明は、請求項1〜のいずれか1項にかかる発明において、前記金属補助電極は、前記背面電極の引き出し配線に設けられていることを特徴とする有機エレクトロルミネセンス装置である。
かかる構成とすることにより、背面電極のみならず、正面電極の低抵抗化を図ることが可能となる。
【0021】
また、本願の請求項にかかる発明は、請求項にかかる発明において、前記金属補助電極は、更に前記正面電極の引き出し配線に設けられていることを特徴とする有機エレクトロルミネセンス装置である。
かかる構成とすることにより、背面電極のみならず、正面電極の低抵抗化を図ることが可能となる。
【0022】
【作用】
本発明の有機エレクトロルミネセンス装置において、外部からの封止空間内への水分の侵入は、封止部材と透明基板との接合部分を介して起こる。封止部材と透明基板との接合部分には、封止部材と透明基板とが接着剤により直接接合されている部分と、封止部材と透明基板上に設けられた引き出し配線とが接着剤により接合されている部分とが存在する。ここで、前者の接合状態は、比較的良好であるのに対して、後者の接合状態は、不十分である場合が多い。これは、前述の通り、封止部材と透明基板との接合を透明基板の外面側から両者の接合部分に紫外線を照射して行なう際、引き出し配線に不透明な金属補助電極を積層している部分での接着剤の硬化が不十分となることに起因する。すなわち、金属補助電極と封止部材との接合部分には接着剤の未硬化部分が残存し、接合が不十分となりやすく、図12に示す従来技術においては、この部分を介して外部から水分が優先的に封止空間内に侵入しやすい。図13に示す従来技術においては、引き出し配線の封止部材との交差部分が透明電極単独で形成されている場合には、接合状態は良好であるため、外部からの水分侵入は抑制することができる。しかし、透明電極は抵抗率が高いため、単独で形成されている面積が大きくなると配線抵抗が高くなり、駆動電圧の増加を招き好ましくない。また、図14に示す従来技術においては、引き出し配線の封止部材との交差部分に金属補助電極の開口部が孤立して形成されている場合には、金属補助電極の長手方向に連続している部分が存在するため、この部分の接着性が弱くなり、この部分を介して水分が優先的に侵入しやすくなるので、好ましくない。
【0023】
本発明にかかる有機エレクトロルミネセンス装置においては、引き出し配線の封止部材との交差部分において、透明電極の露出部分、すなわち金属補助電極の不連続部分を、金属補助電極を横切るように、一以上形成されている。このように、透明電極の露出部分を引き出し配線を横切るような構成とすることにより、本発明の有機エレクトロルミネセンス装置は、接着部分に位置する引き出し配線部分に金属補助電極がなく透明電極のみの場所が存在し、そのため引き出し配線と封止部材との接着性が向上する。これにより、金属補助電極の不連続部分で外部からの水分の侵入が抑制される。このため、外部からの水分の侵入の抑制に有利で、かつ引き出し配線の低抵抗を可能にし、長寿命で表示品位の向上した有機エレクトロルミネセンス装置となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る有機エレクトロルミネセンス装置について図面を参照して説明する。
図1に、本発明にかかる有機エレクトロルミネセンス装置の一例の平面図、X−X’及びY−Y’における断面図を示す。図1に示す例においては、画素を構成するエレクトロルミネセンス素子は、2行2列で配列されている。図1に示すように、透明基板11上に正面電極となる透明電極12が表示領域内に形成され、また引き出し配線を構成する透明電極12’が形成されている。透明電極12上には、有機薄膜16が形成され、該有機薄膜16上に透明電極12と対抗して背面電極17が積層されることにより、有機エレクトロルミネセンス素子が形成されている。
【0025】
一方、透明電極12’上には、金属補助電極13が積層され引き出し配線18が構成されている。そして、前記有機エレクトロルミネセンス素子を覆うように位置する封止部材14が、前記透明電極12及び前記引き出し配線18上に接着剤15にて接合固定されている。また、前記封止部材14と前記透明基板11との間には、不活性ガス又は不活性液体19が収納されている。なお、図1に示す例においては、金属電極13及び背面電極17は、連続して形成されている。
【0026】
本発明に係る有機エレクトロルミネセンス装置を製造するために用いられる材料としては、通常の有機エレクトロルミネセンス装置を製造するために用いられる材料を何ら制限なく用いることができる。例えば、図1における透明基板1としては、脱脂洗浄を行ったソーダガラスやプラスチック等を用いることができる。透明電極12、12’は酸化インジウム錫(ITO)、参加錫等の透明導電性材料からなる。金属補助電極13は、透明電極12、12’に比べて抵抗率の小さい材料からなり、一般にはクロム(Cr)等の金属導電材料からなる。有機薄膜16は、発光層のみの単層構造の他に、正孔輸送層と発光層又は発光層と電子輸送層との2層構造や、正孔輸送層と発光層と電子輸送層との3層構造のいずれの構造でもよい。すなわち、有機薄膜層は、有機発光層、有機発光層/電子輸送層、有機発光層/正孔輸送層、又は正孔輸送層/有機発光層/電子輸送層のいずれか一つであってもよい。
【0027】
発光層としては、ベンゾオキサゾール系、ベンゾチアゾール系及びベンゾイミダゾール系等の蛍光増白剤、金属キレート化オキシノイド化合物、スチリルベンゼン系化合物、ジスチルピラジン誘導体、ナフタルイミド誘導体、ペリレン誘導体、オキサジアゾール誘導体、アルダジン誘導体、シクロペンタジエン誘導体、スチリルアミン誘導体、クマリン系誘導体、芳香族ジメチリディン誘導体等が用いられる。
【0028】
また、正孔輸送層としては、トリフェニルアミン誘導体、芳香族第三級アミン、スチルベン化合物、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾロン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、アニールアミン誘導体、アミノ置換カルコン誘導体、オキサゾール誘導体、スチリルアントラセン誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、シラザン誘導体、ポリシラン系アニリン系共重合体、ポリ3−メチルチオフェン等の有機材料が用いられる。
【0029】
また、電子輸送層としては、ジオキサジアゾール誘導体、アントラキノジメタン誘導体及びジフェニルキノン誘導体等が用いられる。
【0030】
また、背面電極17はクロム(Cr)又はアルミニウム(Al)等の金属導電材料からなる。
また、封止部材14としては、透明基板1と同様な材料からなるものや、ステンレス等の金属材料等が用いられる。
また、不活性ガス19としては、例えば窒素及びアルゴン等が用いられ、不活性液体19としては、例えばフッ素系液体が用いられる。
また、接着剤15としては、紫外線硬化性接着剤が用いられる。通常は、封止剤と引き出し配線との接着は紫外線硬化接着剤を塗布し、両者を接合した後に基板側から紫外線を照射して接着剤を硬化させて接着を行なう。
なお、紫外線を照射する際には、有機薄膜に紫外線が照射されると有機薄膜が劣化してしまうので、発光領域に紫外線が直接照射されないように遮光して行なう。
【0031】
また、本発明にかかる有機エレクトロルミネセンス装置のX−X’における断面図の他の例を図2に示す。図2に示す有機エレクトロルミネセンス装置においては、透明基板11上に形成された透明電極12上に、金属補助電極13を積層して成る引き出し配線18と有機薄膜16とが形成され、該有機薄膜16上に前記透明電極12と対向して背面電極17が積層されることにより有機エレクトロルミネセンス素子が形成されている。そして、前記有機エレクトロルミネセンス素子を覆うように位置する封止部材14が前記透明電極12及び前記引き出し配線18上に接着剤15にて固定されている。また、前記封止部材14と前記透明基板12との間には不活性ガス19又は不活性液体19が収納されている。
【0032】
そして、本発明にかかる有機エレクトロルミネセンス装置においては、前記封止部材との接合部分に位置する前記引き出し配線部分に前記透明電極の露出部分(又は前記金属補助電極の不連続部分)が、前記引き出し配線の両端を結ぶように一以上形成されている。
また、本発明にかかる有機エレクトロルミネセンス装置においては、前記金属補助電極は前記引き出し配線毎に一対形成されており、前記一対の金属補助電極間、かつ前記封止部材との接合部分に位置する前記引き出し配線部分に前記透明電極の露出部分(又は前記金属補助電極の不連続部分)が、前記引き出し配線の両端を結ぶように一以上形成されている。
【0033】
また、本発明にかかる有機エレクトロルミネセンス装置においては、前記透明基板と前記封止部材との接合部分に位置する前記金属補助電極に、前記金属補助電極を横切り、前記金属補助電極の長手方向に対して不連続となる箇所が、一以上形成されている。
また、本発明にかかる有機エレクトロルミネセンス装置においては、前記金属補助電極は前記引き出し配線に一対形成されており、かつ前記透明基板と前記封止部材との接合部分に位置する前記金属補助電極に、前記金属補助電極を横切り、前記金属補助電極の長手方向に対して不連続となる箇所が、一以上形成されている。
【0034】
また、本発明にかかる有機エレクトロルミネセンス装置においては、前記透明基板と封止部材との接合部分に位置する各々の前記複数の金属補助電極に、前記各々の金属補助電極を横切り、前記各々の金属補助電極の長手方向に対して不連続となる箇所が、一以上形成されている。
また、本発明の有機エレクトロルミネセンス装置においては、前記複数の金属電極は前記引き出し配線毎に一対形成されており、前記透明基板と封止部材との接合部分に位置する各々の前記複数の金属補助電極に、前記各々の金属補助電極を横切り、前記各々の金属補助電極の長手方向に対して不連続となる箇所が、一以上形成されている。
上記において、一対とは、引き出し配線の封止外部に連続する金属電極と引き出し配線の封止内部に連続する金属電極をいう。
【0035】
図3(a)及び(b)に本発明に係る有機エレクトロルミネセンス装置の引き出し配線と封止部材との接合部分を封止部材側から見た平面図を示す。図2(a)及び(b)に示すように、一対の金属補助電極31Aと31’Aとの間、及び31Bと31’Bとの間に透明電極の露出部分32A、32Bが各々帯状に配置されている。
【0036】
図3(b)に示される引き出し配線と封止部材との接合部分の一対の金属補助電極の相対する金属補助電極の対向部33B、33’Bの長さL2は、引き出し配線の幅Wと同じ長さであるのに対して、図3(a)に示される引き出し配線と封止部材との接合部分の一対の金属補助電極の相対する金属補助電極の対向部33A、33’Aの長さL1は、引き出し配線の幅Wよりも長くなっている。ここで、帯状の透明電極露出部分の面積が同一(底辺又は縦の長さが1、高さ又は幅の長さがW)である場合を考えると、帯状の透明電極露出部分を引き出し配線に対して斜めに形成することにより、帯状の透明電極露出部分を引き出し配線に対して垂直に形成した場合に比べて、対向部間の距離を短くすることができる(D’>D)ため、引き出し配線の抵抗値の増大をより小さくすることができる。
【0037】
ここで、前記引き出し配線と前記封止部材との接合部分における前記透明電極の占める面積が、前記接着部分の全面積の50%以上90%以下であることが好ましい。接合部分における透明電極の占める面積の割合を接合部分の50%以上とすることにより、良好な密着性を保持することができる。
【0038】
なお、透明電極の露出部分の占める割合が大きくなると、引き出し配線の抵抗値は高くなる傾向があるが、引き出し配線の抵抗値が30Ω以下となる範囲であれば、特に大きな問題はない。そのため、透明電極の露出部分は、場合によっては前記引き出し配線と前記封止部材との接着部分のみに限定されず、接合部分の内側及び/又は外側に延在させることもできるが、引き出し配線の抵抗値が高くなるので、あまり好ましくない。引き出し配線の抵抗値が30Ωより高くなると、有機エレクトロルミネセンス装置を定電流駆動する際に印加する電圧が高くなり過ぎ好ましくない。接合部分の面積にもよるが、透明電極の占める面積の割合を接合部分の面積の90%以下とすることがより好ましい。
【0039】
また、封止部材と引き出し配線とを接合させる接着剤としては、通常は紫外線硬化性接着剤が用いられるが、この接着剤を用いた場合の接着力は、封止部材と透明電極を接着させた場合の方が封止部材と金属補助電極を接着させた場合よりも強い(封止部材としてガラス、透明電極としてITOを用い、金属補助電極としてニッケル、クロムを用いた場合、封止部材と金属補助電極との接着力は1.3〜2.2N/mmであり、封止部材と透明電極との接着力は7N/mm程度である。)ので、透明電極の占める割合を上記範囲内とすることにより、封止部材と引き出し配線との接着力は十分大きくなり、外部からの水分の侵入抑制効果がある。
【0040】
本発明に係る有機エレクトロルミネセンス装置は、上述したように金属補助電極は一対形成されており、前記一対の金属補助電極間、かつ前記封止部材との接合部分に位置する前記引き出し配線部分に前記透明電極の露出部分、換言すると前記金属補助電極の不連続部分が、前記引き出し配線の両端を結ぶように一以上形成されているので、接着部分の全てが金属補助電極である有機エレクトロルミネセンス装置と比較して、約1.5倍以上の寿命を有するものとなる。
【0041】
次に、本発明の有機エレクトロルミネセンス装置の他の実施の形態について説明する。
本発明の有機エレクトロルミネセンス装置の他の実施態様について図4〜図10に示す。図4について説明すると、図4は、本発明に係る有機エレクトロルミネセンス装置の第三の実施の形態の引き出し配線と封止部材との接合部分の平面図である。図4に示すように、一対の金属補助電極41と41’との間に透明電極の露出部分42(前記金属補助電極41、41’の不連続部分)が引き出し配線の両端を横切るように形成されている。図4においても、接合部分の一対の金属補助電極の対向部43、43’の長さは、引き出し配線の幅Wよりも長くなされている。
【0042】
図5は、本発明に係る有機エレクトロルミネセンス装置の第四の実施の形態の引き出し配線と封止部材との接合部分の平面図である。図5に示すように、一対の金属補助電極51と51’との間に透明電極の露出部分52(前記金属補助電極51、51’の不連続部分)が引き出し配線の両端を横切るように形成されている。図5においても、接合部分の一対の金属補助電極の対向部53、53’の長さは、引き出し配線の幅Wよりも長くなされている。
【0043】
図6は、本発明に係る有機エレクトロルミネセンス装置の第五の実施の形態の引き出し配線と封止部材との接合部分の平面図である。図6に示すように、一対の金属補助電極61と61’との間に透明電極の露出部分62(前記金属補助電極61、61’の不連続部分)が引き出し配線の両端を横切るように形成されている。図6においても、接合部分の一対の金属補助電極の対向部63、63’の長さは、引き出し配線の幅Wよりも長くなされている。
【0044】
本発明に係る有機エレクトロルミネセンス装置においては、封止部材との接合部分に位置する引き出し配線部分に、前記透明電極の露出部分(又は前記金属補助電極の不連続部分)は2以上あってもよい。図7は、本発明にかかる有機エレクトロルミネセンス装置の第六の形態の引き出し配線と封止部材との接合部分の平面図であり、前記透明電極の露出部分(又は前記金属補助電極の不連続部分)が2個ある場合を示す。図7に示すように、一対の金属補助電極71と71’との間に透明電極の露出部分62が引き出し配線の両端を横切るように2個形成されている。図7においても、接合部分の一対の金属補助電極対向部73、73’の長さは、引き出し配線の幅よりも長くなされている。
【0045】
なお、図3〜図7の第一〜第六の各実施の形態においては、相互の対向部の長さがいずれも概ね同一な一本の帯状の透明電極露出部分である場合を示したが、相互の対向部の長さは異なっていてもよく、必ずしも一本の帯状に透明電極露出部分を形成する必要はない。また、図8に示す第七の実施の形態の如く、一対の金属電極81と81’との間に透明電極露出部分の引き出し配線を横切る部分82以外に、引き出し配線を横切らない部分84を有していてもよい。
【0046】
すなわち、本発明に係る有機エレクトロルミネセンス装置においては、引き出し配線と封止部材との接合部分において、少なくとも1つの引き出し配線を横切る透明電極露出部分が設けられていれば、特にパターンの制限はないが、透明電極の露出部分を、引き出し配線と封止部材との接合部分の一対の金属電極の相対する金属電極の対向部の長さが、前記引き出し電極の幅よりも長くなるように形成することが、引き出し配線の低抵抗化に有利であるため好ましい。
【0047】
次に、本発明の有機エレクトロルミネセンス装置の更に他の実施の形態について図面を参照して説明する。図9には、引き出し配線と封止部材との接合部分における、封止内部に連続している金属補助電極と、同一引き出し配線の封止外部に連続している金属補助電極との間の距離が、前記封止内部に連続している金属補助電極と、これに隣接する引き出し配線の封止外部に連続している金属補助電極との間の距離よりも短い、本発明の有機エレクトロルミネセンス装置の引き出し配線と封止部材との接合部分の第八の実施の形態の平面図を示す。
【0048】
図9においては、引き出し配線と封止部材との接合部分の透明電極露出パターンが、適当なスペースを挟んで隣接引き出し配線同士で鏡像関係で形成されている。第一の引き出し配線の封止内部に連続している金属補助電極91と、同配線の封止外部に連続している金属補助電極91’との距離Aが、第一の引き出し配線の封止内部に連続している金属補助電極91と、これに隣接する第二の引き出し配線の封止外部に連続している金属補助電極92’との間の距離Bよりも短くなされている。このような構成にすることにより、封止外部側から水分が侵入した場合にも、第二の引き出し配線の封止外部に連続している金属補助電極92’からの第一の引き出し配線の封止内部に連続している金属補助電極91への水分の侵入の影響は小さいので好ましい。同様のことは、第一の引き出し配線の封止外部に連続している金属補助電極91’と第二の引き出し配線の封止内部に連続している金属補助電極92との間においても同様である。また、第一の引き出し配線と第二の引き出し配線との関係は、第二の引き出し配線と第一の配線とは反対側に隣接する第三の引き出し配線との間でも同様である。
【0049】
これに対して、引き出し配線と封止部材との接合部分の透明電極露出パターンが、図9と同じスペースを挟んだ隣接引き出し配線同士で同一に形成されている場合を、図10に示す。このように、同一パターンの引き出し配線が並列していると、第一の引き出し配線の封止内部に連続している金属補助電極95と、これに隣接する第二の引き出し配線の封止外部に連続している金属補助電極96’との距離Cが、第一の引き出し配線の封止外部に連続している金属補助電極95と、第一の引き出し配線の封止内部に連続している金属補助電極95’との距離Eと同等あるいはそれ以下になり、図10のCは、図9のBと比較して短く、隣接する配線の封止外部に連続している金属補助電極からの影響を受けやすくなる。
【0050】
図10のように、引き出し配線と封止部材との接着部分の透明電極露出パターンが、隣接引き出し配線同士で同一に形成されている場合に限らず、第一の引き出し配線の封止内部に連続している金属補助電極と、第二の引き出し配線の封止外部に連続している金属補助電極との間で、端面の対向する部分が存在する構成、特にその部分が長い場合は、好ましくない。
【0051】
図11に、本発明にかかる有機エレクトロルミネセンス装置の別の例の平面図及び断面図を示す。透明基板101上に正面電極となる透明電極102が表示領域内に、引き出し配線を構成する透明電極102’が形成されている。透明電極102上には、有機薄膜106が形成され、該有機薄膜106上に透明電極102と対向して背面電極107が積層されることにより有機エレクトロルミネセンス素子が形成されている。一方、透明電極102’上には、金属電極103が積層されて引き出し配線108が構成されている。そして、前記有機エレクトロルミネセンス素子を覆うように位置する封止部材104が、前記透明電極102及び前記引き出し配線108上に接着剤105にて接合固定されている。また、前記封止部材104と前記透明基板101との間には、不活性ガス又は不活性液体109が収納されている。
【0052】
以上の構成は、図1と同様であるが、図11においては、更に正面電極より導出された引き出し配線の透明電極上にも金属電極103’が形成され、透明基板と前記封止部材との接合部分に位置する金属電極に、金属電極を横切り、前記金属電極の長手方向に対して不連続となる箇所が、一以上形成されている。このような構成とすることにより、背面電極のみならず、正面電極の低抵抗化も図ることができる。
【0053】
次に、本発明に係る有機エレクトロルミネセンス装置の製造方法について説明する。本発明の有機エレクトロルミネセンス装置は、有機エレクトロルミネセンス装置を製造する方法として従来より知られている方法を用いて製造することができる。透明電極をパターニングした基板上に金属補助電極を、接合部分において一以上の透明電極によって分離されるように形成し、次いで有機薄膜及び背面電極を順次作成した後、不活性ガス雰囲気中で封止部材を紫外線硬化接着剤にて接合し、本発明の有機エレクトロルミネセンス装置を得る。
【0054】
上述したように、本発明に係る有機エレクトロルミネセンス装置は、封止部材との接合部分に位置する引き出し配線部分に透明電極の露出部分(前記金属補助電極の不連続部分)が引き出し配線の両端を結ぶように形成する以外は、有機エレクトロルミネセンス装置を製造するために用いられる通常の方法によって製造することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明にかかる有機エレクトロルミネセンス装置は、引き出し配線と封止部材との接着部分に位置する引き出し配線部分に透明電極の露出部分(金属補助電極の不連続部分)が引き出し配線を横切るように一以上形成されているので、歩留まりが向上し外部からの水分の侵入を抑制できると共に長寿命で表示品位の向上したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる有機エレクトロルミネセンス装置の一例の平面図およびX−X’、Y−Y’部の断面図である。
【図2】本発明にかかる有機エレクトロルミネセンス装置の一例のX−X’部の断面図である。
【図3】本発明の有機エレクトロルミネセンス装置の引き出し配線と封止部材との接合部分の平面図である。
【図4】本発明の有機エレクトロルミネセンス装置の引き出し配線と封止部材との接合部分の平面図である。
【図5】本発明の有機エレクトロルミネセンス装置の引き出し配線と封止部材との接合部分の平面図である。
【図6】本発明の有機エレクトロルミネセンス装置の引き出し配線と封止部材との接合部分の平面図である。
【図7】本発明の有機エレクトロルミネセンス装置の引き出し配線と封止部材との接合部分の平面図である。
【図8】本発明の有機エレクトロルミネセンス装置の引き出し配線と封止部材との接合部分の平面図である。
【図9】本発明の有機エレクトロルミネセンス装置の引き出し配線と封止部材との接合部分の平面図である。
【図10】本発明の有機エレクトロルミネセンス装置の引き出し配線と封止部材との接合部分の平面図である。
【図11】本発明にかかる有機エレクトロルミネセンス装置の一例の平面図およびX−X’、Y−Y’部の断面図である。
【図12】従来の有機エレクトロルミネセンス装置の断面図である。
【図13】従来のカラー液晶パネルの電極線がシール材と交差する部分の平面図である。
【図14】従来のカラー液晶パネルの電極線がシール材と交差する部分の平面図である。
【符号の説明】
11 透明基板
12 透明電極
12’ 透明電極
13 金属補助電極
14 封止部材
15 接着剤
16 有機薄膜
17 背面電極
18 引き出し配線
19 不活性ガス又は不活性液体
31A 金属補助電極
31A’ 金属補助電極
31B 金属補助電極
31B’ 金属補助電極
32A 透明電極露出部
32B 透明電極露出部
33A 金属補助電極の対向部
33A’ 金属補助電極の対向部
33B 金属補助電極の対向部
33B’ 金属補助電極の対向部
41 金属補助電極
41’ 金属補助電極
42 透明電極露出部
43 金属補助電極の対向部
43’ 金属補助電極の対向部
51 金属補助電極
51’ 金属補助電極
52 透明電極露出部
53 金属補助電極の対向部
53’ 金属補助電極の対向部
61 金属補助電極
61’ 金属補助電極
62 透明電極露出部
63 金属補助電極の対向部
63’ 金属補助電極の対向部
71 金属補助電極
71’ 金属補助電極
71’’ 金属補助電極
72 透明電極露出部
73 金属補助電極の対向部
73’ 金属補助電極の対向部
81 金属補助電極
81’ 金属補助電極
82 透明電極露出部
83 金属補助電極の対向部
83’ 金属補助電極の対向部
84 透明電極露出部
91 第一の引き出し配線の封止内部に連続している金属補助電極
91’ 第一の引き出し配線の封止外部に連続している金属補助電極
92 第ニの引き出し配線の封止内部に連続している金属補助電極
92’ 第ニの引き出し配線の封止外部に連続している金属補助電極
95 第一の引き出し配線の封止内部に連続している金属補助電極
95’ 第一の引き出し配線の封止外部に連続している金属補助電極
96 第ニの引き出し配線の封止内部に連続している金属補助電極
96’ 第ニの引き出し配線の封止外部に連続している金属補助電極
101 透明基板
102 透明電極
102’ 透明電極
103 金属補助電極
103’ 金属補助電極
104 封止部材
105 接着剤
106 有機薄膜
107 背面電極
108 引き出し配線
109 不活性ガス又は不活性液体

Claims (8)

  1. 透明基板上に形成された透明電極上に、金属補助電極を積層して成る引き出し配線と有機薄膜とが形成され、該有機薄膜上に前記透明電極と対向して背面電極が積層されることにより形成された有機エレクトロルミネセンス素子を覆うように位置する封止部材を前記透明基板及び前記引き出し配線上に紫外線硬化性接着剤にて固定すると共に、該封止部材と前記透明基板との間に不活性ガス又は不活性液体を収納した有機エレクトロルミネセンス装置であって、
    前記金属補助電極は、前記透明基板と前記封止部材との接合部分において、前記金属補助電極を横切りかつ前記金属補助電極の長手方向に対して分断された分断箇所を有し、この分断箇所では前記透明基板と前記封止部材とが前記接着剤にて接着されることを特徴とする有機エレクトロルミネセンス装置。
  2. 前記引き出し配線と前記封止部材との接合部分における、前記分断した金属補助電極の相対する金属補助電極の対向部の長さが、前記引き出し電極の幅よりも長いことを特徴とする、請求項に記載の有機エレクトロルミネセンス装置。
  3. 前記引き出し配線と前記封止部材との接合部分における、前記金属補助電極の分断箇所の総面積が、前記接合部分の全面積の50%以上90%以下であることを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載の有機エレクトロルミネセンス装置。
  4. 前記引き出し配線の抵抗値が30Ω以下であることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネセンス装置。
  5. 前記引き出し配線と前記封止部材との接合部分は、紫外線硬化樹脂により接合されていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネセンス装置。
  6. 前記有機薄膜層は、有機発光層、有機発光層/電子輸送層、有機発光層/正孔輸送層、又は正孔輸送層/有機発光層/電子輸送層のいずれか一つの構成よりなることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネセンス装置。
  7. 前記金属補助電極は、前記背面電極の引き出し配線に設けられていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネセンス装置。
  8. 前記金属補助電極は、更に前記正面電極の引き出し配線に設けられていることを特徴とする、請求項に記載の有機エレクトロルミネセンス装置。
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