JP3763456B2 - そり - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は雪の斜面を滑走するそりに関する。
【０００２】
【従来の技術】
競技用のそりは別として、遊具としてのそりは舵がなく、体重の移動で操向するようになっている。しかし、体重の移動は簡単ではなく、思った方向に進めないなど、面白みに欠けるものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、操向が簡単にできる安価なそりを提供する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
この発明のそりは、座を備えた後部そりと、その前側に左右に回動できるよう連結された前部そりから成る。そして、前部そりは中央に滑走部を一本だけ備え、その両側に、左右の足をそれぞれ載せるための左右操向ペダルが外に向かって延びている（請求項１）。
【０００５】
搭乗者は後部そりに腰を下ろし、左右の足を前部そりの左右操向ベダルにそれぞれ掛ける。走行中に方向を変えるには、片方の操向ペダルを足で押すようにして前部そりの向きを変えてやる。こうすると、後部そりも前部そりに追従して向きが変わり、所望の方向に進むことができる。
【０００６】
このそりは、可動部がなく構造がシンプルであり、故障がなく、安価に提供することができる。
【０００７】
前部そりを回動自在に後部そりに連結するためには、リンクやチェーンを用いてもよいが、紐で連結するのが簡単であり、安価にできる（請求項２）。
【０００８】
【発明の実施の形態】
後部そり１は、図１及び図２に示すように、左右一対の滑走部２を有し、それらの間に板３を渡して座としたものである。前部そり５は、中央に一本の滑走部６を有し、その両側に操向ペダル７が突出している。なお、左右の操向ペダル７は、実際には１枚の板でできている。前部そり５と後部そり１はロープ９で連結する。前後のそりはいずれも木製であるが、プラスチックなどで作ってもよい。
【０００９】
搭乗者は後部そり１に腰を下ろし、左右の足１０を前部そりの対応する操向ペダル７に掛け、ロープ９の端を手で持って雪の斜面を滑走する。曲がるときは、片方の操向ペダル７を足１０で押して前部そり５の向きを変えてやる（図２鎖線）。こうすると、後部そり１もやがて前部そり５に追従して向きを変え、そり全体として新たな方向に進むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 そりの側面図である。
【図２】 そりの平面図である。
【図３】 前部そりの斜視図である。
【符号の説明】
１ 後部そり
２ 滑走部
５ 前部そり
６ 滑走部
７ 操向ペダル
１０ 足

Claims (2)

1. 座を備えた後部そり１と、該後部そりの前側に左右に回動できるよう連結された前部そり５からなり、該前部そりは中央に滑走部６を一本だけ備え、その両側に、左右の足１０をそれぞれ載せるための左右操向ペダル７が外に向かって延びているそり。
2. 該前部そりと該後部そりが紐で連結されている請求項１に記載のそり。

Images