JP3762534B2

JP3762534B2 - Headrest device

Info

Publication number: JP3762534B2
Application number: JP01970798A
Authority: JP
Inventors: 武中村; 修大木
Original assignee: NHK Spring Co Ltd
Current assignee: NHK Spring Co Ltd
Priority date: 1998-01-30
Filing date: 1998-01-30
Publication date: 2006-04-05
Anticipated expiration: 2018-01-30
Also published as: JPH11208341A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車等のシートに好適なヘッドレスト装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
シートバック（背もたれ）の上部にヘッドレストを設けた自動車用リヤシート（後部座席）が知られている。この種のリヤシートにおいて、シートを折畳むためにシートバックを前方に倒す場合、シートバックにヘッドレストを設けたままシートバックを倒すと、フロントシートの位置によってはリヤヘッドレストがフロントシートと干渉することがある。
【０００３】
その場合、フロントシートを前側にスライドさせることによってリヤシートの前側の空間を広くとれば、リヤシートのシートバックを倒せることもある。しかしそのようにしてシートバックを倒すと、フロントシートを後方にスライドさせる際にリヤヘッドレストが邪魔になってフロントシートをスライドさせることができなくなることがある。このためヘッドレストを着脱自在な構成とし、必要に応じてヘッドレストをシートバックから取外すことも行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら着脱式のヘッドレストは、その着脱に手間がかかり、しかも取外されたヘッドレストの置き場所を確保しにくく、ヘッドレストが邪魔になりやすいといった問題が生じる。また、ヘッドレストを前方に倒した後、リヤシートバックを前倒しするものもあるが、ヘッドレストを倒す動作と、シートバックを倒す動作を別々に行う必要があり、手間がかかるという問題があった。
従って本発明の目的は、簡単な操作により、ヘッドレストを格納位置に移動させることができるようなヘッドレスト装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を果たすための本発明のヘッドレスト装置は、請求項１に記載したように、シートバックの上部に設ける左右一対のステーを有する固定側フレームと、前記固定側フレームに水平方向のヒンジ軸を中心に前後方向に回動可能に設けた可動側フレームと、前記固定側フレームに前記ヒンジ軸を中心に回動可能に取付けたリンクと、前記リンクに回動自在に設けられ、ヘッドレストが使用位置まで起立したときに前記可動側フレームのロック用係止部に係合するロック部材と、前記固定側フレームと前記リンクとの間に摩擦力を与えかつ該摩擦力よりも大きな力を前記可動側フレームに与えた状態において前記ヘッドレストの前後方向の位置を調整可能とする摩擦制動手段と、前記ロック部材をロック用係止部から外す方向に駆動可能なロック解除操作部材と、前記ロック部材が前記ロック用係止部から外れたロック解除状態において、前記可動側フレームを前記固定側フレームに対して前記ヒンジ軸を中心に格納位置まで倒すリターンばねとを具備している。この構成によれば、ロック解除操作部材によってロック部材をロック解除位置に移動させたときに、リターンばねによってヘッドレストが格納位置まで速やかに移動する。
【０００６】
この構成によれば、摩擦力よりも大きな力を可動側フレームに与えることでヘッドレストの前後方向の位置を無段階的に調整できる。
【０００７】
この発明は請求項２に記載したように、ロック解除操作部材の他端側をシートバックヒンジに接続し、シートバックが前方に倒れたときにロック解除操作部材がロック解除方向に駆動されるように構成してもよい。この構成によれば、シートバックの前倒れ動作に連動してヘッドレストが格納位置まで倒れる。
【０００８】
この発明は請求項３に記載したように、リヤシートに前記ヘッドレスト装置を設け、このヘッドレスト装置のロック解除操作部材を操作するための操作部を、運転手が操作可能な位置（例えばリヤクッション前下端）に設けることも含む。この構成によれば、運転手がこの操作部を操作してリヤヘッドレスト装置のロック部材をロック解除方向に移動させることにより、リヤヘッドレストが格納位置まで速やかに移動する。
【０００９】
この発明は請求項４に記載したように、助手席にヘッドレスト装置を設け、このヘッドレスト装置のロック解除操作部材を操作するための操作部をリヤシート側に設けることも含む。この構成によれば、リヤシート側に設けた操作部を操作して、助手席ヘッドレスト装置のロック部材をロック解除方向に移動させることにより、助手席ヘッドレストが格納位置まで速やかに移動する。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図９に示した車両用シート１０は、例えば自動車の助手席あるいはリヤシートなどに適用され、シートクッション１１と、シートバック１２と、シートバック１２の上部に設けた可倒式のヘッドレスト１３を備えている。
【００１１】
シートバック１２は、図８に示すシートバックヒンジ１５の軸１６を中心に前方に倒すことができるようになっている。シートバックヒンジ１５は、シートクッション１１側のフレームに設けるヒンジベース１７と、シートバック１２側のシートバック部材１８などを備えている。
【００１２】
ヘッドレスト１３を含むヘッドレスト装置２０は、図１および図２に示すように構成されている。図２に示すヘッドレスト装置２０は、左右一対のステー２１を有する固定側フレーム２２と、固定側フレーム２２に対して車両の前後方向に回動可能な可動側フレーム２３を備えている。可動側フレーム２３は、後述する左右一対のヒンジ機構４０，４１によって、固定側フレーム２２に対し前後方向に相対回動可能に設けられている。
【００１３】
可動側フレーム２３は、板金等をプレス成形してなる左右一対のフレーム基部２５と、各フレーム基部２５に両端部を溶接した門形のヘッドフレーム２６を備えている。可動側フレーム２３の外側は図示しないパッド材によって覆われている。
【００１４】
各フレーム基部２５には、円形の孔３０と、この孔３０を中心とする円弧に沿うスリット３１が形成されている。スリット３１は、その後縁側に位置するストッパ壁３２と、上縁側に設けたロック用係止部として機能するロック溝３３を有している。
【００１５】
左右一対のヒンジ機構４０，４１の基本的な構成は互いに同等（左右対称）であるから、この明細書では図２において右側に位置する第１のヒンジ機構４０について以下に説明する。
ヒンジ機構４０は水平方向に延びるヒンジピン４５を備えている。このヒンジピン４５は、図３に示すように、一端側に設けた大径な鍔部４６と、鍔部４６の隣りに位置する第一の段付部４７と、円柱状の中間胴部４８と、小径な第二の段付部４９と、かしめ部５０などを有している。第一の段付部４７は、フレーム基部２５の孔３０に相対回転可能に挿入される。すなわちこの段付部４７の軸方向の寸法Ｌは、フレーム基部２５の板厚Ｔよりも僅かに大きく、ヒンジピン４５に対するフレーム基部２５の回転を可能ならしめている。
【００１６】
フレーム基部２５の周囲には補強を兼ねた折曲縁５５が形成されており、この折曲縁５５にばね係止部５６と切欠き部５７が形成されている。そして切欠き部５７の下側から固定側フレーム２２の上端部が挿入されるようになっている。
【００１７】
ステー２１の下部は、シートバック１２のフレーム（図示せず）に設けた取付け孔などに上方から着脱可能に挿入される。ステー２１の上端部にステーブラケット６０が溶接されている。ステーブラケット６０の周囲に、補強を兼ねる折曲縁６１が設けられており、この折曲縁６１に、ケーブル取付部６２と、ばね係止部６３が設けられている。ステーブラケット６０の中央部に円形の貫通孔６５が形成されている。この貫通孔６５に、ヒンジピン４５の中間胴部４８が挿入される。
【００１８】
ステーブラケット６０とフレーム基部２５との間に、摩擦部材として機能する第一シム７０および第二シム７１と、シム７０，７１の間に挟まれる板状のリンク７２が設けられている。シム７０，７１とリンク７２には、ヒンジピン４５の中間胴部４８を挿入する孔７０ａ，７１ａ，７２ａが形成されている。図３に示すように、ヒンジピン４５の他端側すなわち第二の段付部４９側は、ステーブラケット６０の外側に突出している。
【００１９】
ステーブラケット６０の外側に皿ばね７５と座金７６が設けられている。皿ばね７５はヒンジピン４５の軸方向に圧縮された状態でステーブラケット６０と座金７６との間に設けている。そして第二の段付部４９の端末をかしめることによってかしめ部５０が形成され、このかしめ部５０によって、座金７６の抜け止めがなされている。
【００２０】
皿ばね７５の反発荷重は、ステーブラケット６０をリンク７２に向って加圧するため、シム７０，７１とリンク７２との間に摩擦力が生じる。シム７０，７１とリンク７２および皿ばね７５は、ステーブラケット６０に対するリンク７２の回動を抑制するための摩擦制動手段を構成する。
【００２１】
リンク７２に前記摩擦力を越える前後方向の荷重を入力すると、リンク７２はステーブラケット６０に対し、摩擦抵抗を伴って前後方向に回動することができる。ステーブラケット６０に対してリンク７２が回動できる範囲は、ステーブラケット６０に設けた２か所のストッパ壁８０，８１によって規制される。
【００２２】
リンク７２の端部に連結ピン８５が固定されている。この連結ピン８５は、ロック部材８６の一端側に設けた孔８７に挿入される。連結ピン８５は、ロック部材８６の外側に位置する止め輪取付け溝８８と、ばね装着部８９を備えている。止め輪取付け溝８８には、ロック部材８６が横方向に移動することを規制するためのＥリング等の止め輪９０が設けられる。
【００２３】
ロック部材８６の他端側に、連結ピン８５と平行な方向に延びるロックピン９５が固定されている。ロックピン９５の一端側に断面が非円形の回り止め部９６が設けられている。この回り止め部９６は、パイプ状の連結部材９７の一端側の接続部９８に挿入される。連結部材９７は、左右のヒンジ機構４０，４１の各ロックピン９５を互いに連動させる機能を担っている。図４に示すように、回り止め部９６と接続部９８との間は、回り止め部９６と接続部９８が互いに軸回りにある程度の角度範囲αで相対回動できるようにするために、軸回りに多少の遊びをもたせた状態で嵌合している。
【００２４】
図２に示すように連結部材９７は水平方向に延びており、連結部材９７の他端側の接続部９９は、他方のヒンジ機構４１のロックピン９５の回り止め部９６に嵌合している。従って左右のヒンジ機構４０，４１の各ロック部材８６は、連結部材９７を介して互いに連動するようになる。
【００２５】
ロックピン９５は、スリット３１のロック溝３３に嵌合可能な形状・寸法を有し、ヘッドレスト１３が図５に示す使用位置にあるとき（ロック時）に、ロックピン９５がロック溝３３に嵌合することにより、可動側フレーム２３が固定側フレーム２２に固定されるようになっている。
【００２６】
図１等に示すようにロックピン９５の他端側に、ロックスプリング１１０の第一端１１１を係止するばね受け部１１２と、ワイヤ接続部１１３が設けられている。ロックスプリング１１０は、そのコイル部をばね装着部８９に外挿した状態で、第一端１１１をばね受け部１１２に係止するとともに、第二端１１５を前記リンク７２に係止している。こうすることにより、ロックスプリング１１０の反発荷重がロック部材８６を起立させる方向、すなわち図５において反時計回り方向に作用する。これらロックスプリング１１０とロック部材８６とロック溝３３などは、ヘッドレスト１３を使用位置にロックするためのロック手段を構成している。
【００２７】
可動側フレーム２３は、引っ張りコイルばねを用いたリターンばね１２０によって、前方に倒れる方向、すなわち格納位置の方向に付勢されている。リターンばね１２０の第一端１２１は、フレーム基部２５に設けたばね係止部５６に係止されている。リターンばね１２０の第二端１２２は、リターンばね１２０に張力を与えた状態で、ステーブラケット６０のばね係止部６３に係止されている。このリターンばね１２０の反発荷重により、可動側フレーム２３が前方に倒れる方向、すなわち図７に示す格納位置の方向に回動付勢される。
【００２８】
ヒンジ機構４０とシートバックヒンジ１５（図８に示す）との間に、ロック解除操作部材として機能する操作ケーブル１３０が配索されている。操作ケーブル１３０はアウタチューブ１３１の内側にインナワイヤ１３２を移動自在に挿通したものであり、アウタチューブ１３１の一端１３１ａがステーブラケット６０のケーブル取付部６２に固定され、インナワイヤ１３２の一端１３２ａがロックピン９５のワイヤ接続部１１３に接続される。従ってインナワイヤ１３２の一端１３２ａをアウタチューブ１３１内に引き込む方向に移動させると、ロック部材８６が図５において時計回り方向に回動することにより、ロックピン９５がロック溝３３から抜け出るようになる。
【００２９】
操作ケーブル１３０の他端側は、図８に示すシートバックヒンジ１５の位置まで導かれている。シートバックヒンジ１５のシートバック部材１８にアウタチューブ１３１の他端１３１ｂが固定され、インナワイヤ１３２の他端１３２ｂがヒンジベース１７に接続されている。従ってシートバック部材１８がヒンジベース１７に対して前倒れ方向に回動したときに、インナワイヤ１３２の他端１３２ｂがアウタチューブ１３１から引き出される方向に移動する。
【００３０】
次に、前記構成のヘッドレスト装置２０を備えた車両用シート１０の作用について説明する。
ヘッドレスト１３の通常使用時には、図５に示すようにロック部材８６のロックピン９５がロックスプリング１１０によってロック溝３３に嵌合している。このため可動側フレーム２３は、ロック部材８６とリンク７２を介してステーブラケット６０に固定される。
【００３１】
このロック状態のとき、シム７０，７１とリンク７２との間の摩擦力よりも大きい前後方向の荷重を可動側フレーム２３に与えると、図６に例示するようにロックピン９５がロック溝３３に嵌合したまま、つまりロック状態のまま、可動側フレーム２３が基準位置Ｎから前後方向に、ある程度の角度範囲で移動することができる。このため、可動側フレーム２３の前後方向の位置を必要に応じて無段階的に調整することができる。
【００３２】
なお、可動側フレーム２３は必ずしもこのような調整可能な構成に限ることはない。例えばリンク７２を用いずに、連結ピン８５をステーブラケット６０の一部に設け、この連結ピン８５にロック部材８６を回動自在に取付けるようにしてもよい。
【００３３】
シートバック１２を前方に倒すと、図８に矢印Ｆで示すようにシートバックヒンジ１５のシートバック部材１８が前倒れすることにより、操作ケーブル１３０のインナワイヤ１３２が、アウタチューブ１３１から引き出される方向に移動する。このためロック部材８６がロックスプリング１１０の弾力に抗して回動降下し、ロックピン９５がロック溝３３から抜け出る方向に移動する。このロックピン９５の動きは、連結部材９７を介して反対側のヒンジ機構４１のロック部材８６に伝わるため、反対側のヒンジ機構４１のロックピン９５もロック溝３３から出る。このため左右のヒンジ機構４０，４１がほぼ同時にロック解除（アンロック）状態となる。
【００３４】
ヒンジ機構４０，４１が上記ロック解除状態になると、リターンばね１２０の反発荷重によって、可動側フレーム２３が前方すなわち図７に示す格納位置まで倒れ、ロックピン９５がストッパ壁３２に突き当たることにより、可動側フレーム２３が格納位置に保持される。こうして、シートバック１２の前倒れと同時にヘッドレスト１３が格納位置に収まる。
【００３５】
この実施形態では、前述したようにリンク７２とシム７０，７１および皿ばね７５などによる摩擦制動手段によって可動側フレーム２３の位置を無段階的に調整できる。そして可動側フレーム２３がどのような位置に調整されていても、ロック部材８６が前記ロック解除状態になったときに、可動側フレーム２３が格納位置まで移動させることができる。
【００３６】
ヘッドレスト１３を図７の格納位置から元の使用位置に戻すには、リターンばね１２０の弾力に抗してヘッドレスト１３を手で引き起こす。こうすることにより、ロックピン９５がスリット３１の上縁を滑りながらロック溝３３に向って移動し、ヘッドレスト１３が使用位置まで起立したところで、ロック部材８６のロックピン９５がロック溝３３に嵌合することにより、図５の使用位置（ロック状態）に戻ることになる。
【００３７】
この実施形態では、ロックピン９５と連結部材９７の接続部９８との間に遊び（図４参照）をもうけているため、左右のヒンジ機構４０，４１のうち、いずれか一方のロックピン９５が先にロック溝３３に嵌合したときに、他方のロックピン９５が途中で止まってロック溝３３に嵌合しなくなってしまうことが防止される。このため左右のヒンジ機構４０，４１の双方を、確実にロック状態に戻すことができる。
【００３８】
なお前記実施形態では、シートバック１２の前倒れに連動してヘッドレスト１３が格納位置に倒れるように操作ケーブル１３０の他端１３１ｂ，１３２ｂをシートバックヒンジ１５に接続したが、これに限ることはなく、例えばロック部材８６をロック解除方向に直接操作できるように、ロック解除操作部材の操作部をシートの近傍に設け、シートバック１２の前倒れ動作とは無関係にヘッドレスト１３を格納できるように構成してもよい。
【００３９】
例えば、この発明のヘッドレスト装置２０を助手席に設けるとともに、ロック解除操作部材を操作するための操作部（例えば前記インナワイヤ１３２を引くことのできる操作レバー）をリヤシート側に設けることにより、助手席に人が乗っていないときに、リヤシートの前方視界を確保するために、リヤシート側から助手席のヘッドレストを倒すことができるようにしてもよい。
【００４０】
またこの発明のヘッドレスト装置２０をリヤシートに設けるとともに、ロック解除操作部材を操作するための操作部（例えば前記インナワイヤ１３２を引くことのできる操作レバー）を運転手が操作可能な位置（例えばリヤクッションの前下端等）に設けることにより、自動車をバックさせる際に、運転手がリヤヘッドレストを倒すことができるようにすれば、後方視界をさらに確保することができる。
【００４１】
また、図７に示すように回動式のオットマン（脚乗せマット）１４０を有するシート１０において、オットマン１４０の回動中心にこの発明のヘッドレスト装置２０と同様のロック手段を備えたヒンジ機構を設け、オットマン使用時に任意の角度にオットマン１４０を調整し、不使用時にはロック解除操作部材の操作部を操作することで格納できるようにしてもよい。
【００４２】
【発明の効果】
請求項１に記載した発明によれば、簡単な操作により、ヘッドレストを格納位置まで速やかに移動させることができる。また、ヘッドレストを使用位置にロックしたままヘッドレストの位置を無段階的に調整することができ、ロックを解除したときにはヘッドレストの位置にかかわらず、格納位置まで速やかに移動させることができる。
【００４３】
請求項２に記載した発明によれば、シートバックを前倒れさせたときに、自動的にヘッドレストを格納位置に移動させることができ、シートバックの前倒れ操作に伴ってヘッドレストを容易に、かつ、速やかに格納することができる。
【００４４】
請求項３に記載した発明によれば、リヤシートのヘッドレストの格納を運転手側から遠隔操作し、後方視界を確保することができる。
請求項４に記載した発明によれば、助手席のヘッドレストの格納をリヤシート側から遠隔操作することによって、リヤシートの前方視界を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態を示すヘッドレスト装置の一部の分解斜視図。
【図２】図１に示されたヘッドレスト装置の正面図。
【図３】図２中のIII 部の縦断面図。
【図４】図２中のIV−IV線に沿う断面図。
【図５】図１に示されたヘッドレスト装置の使用時の側面図。
【図６】図５に示された可動側フレームの位置を変化させた状態を示す側面図。
【図７】図５に示された可動側フレームが格納位置まで移動した状態を示す側面図。
【図８】図１に示されたヘッドレスト装置を有するシートのシートバックヒンジを示す斜視図。
【図９】図１に示されたヘッドレスト装置を有するシートの側面図。
【符号の説明】
１０…車両用シート
１２…シートバック
１３…ヘッドレスト
２０…ヘッドレスト装置
２２…固定側フレーム
２３…可動側フレーム
３３…ロック溝（ロック用係止部）
４０，４１…ヒンジ機構
４５…ヒンジピン
７２…リンク
８６…ロック部材
９５…ロックピン
１１０…ロックスプリング
１２０…リターンばね
１３０…操作ケーブル（ロック解除操作部材）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a headrest device suitable for a seat such as an automobile.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art An automobile rear seat (rear seat) in which a headrest is provided on an upper portion of a seat back (backrest) is known. In this type of rear seat, when the seatback is tilted forward to fold the seat, if the seatback is tilted with the headrest provided on the seatback, the rear headrest may interfere with the front seat depending on the position of the front seat. .
[0003]
In that case, if the space on the front side of the rear seat is widened by sliding the front seat forward, the seat back of the rear seat may be tilted down. However, if the seatback is tilted in this way, the rear headrest may be in the way when the front seat is slid rearward, making it impossible to slide the front seat. For this reason, the headrest is configured to be detachable, and the headrest is removed from the seat back as necessary.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the detachable headrest takes time to detach and attach, and it is difficult to secure a place for the removed headrest, and the headrest tends to become an obstacle. In addition, there is a type in which the rear seat back is tilted forward after the headrest is tilted forward. However, there is a problem that it is necessary to separately perform the operation of tilting the headrest and the operation of tilting the seat back, which is troublesome.
Accordingly, an object of the present invention is to provide a headrest device that can move the headrest to the retracted position by a simple operation.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The headrest device of the present invention for achieving the above-described object includes a fixed side frame having a pair of left and right stays provided on an upper portion of a seat back, and a horizontal hinge shaft on the fixed side frame. A movable side frame that is pivotable in the front-rear direction, a link that is pivotally attached to the fixed side frame about the hinge axis, and a headrest that is pivotally provided on the link. A frictional force is applied between the locking member that engages the locking engagement portion of the movable side frame when it stands up to the position, and the fixed side frame and the link, and a force larger than the frictional force is applied to the movable side frame. a frictional braking means for enabling adjustment of the longitudinal position of the headrest in a state given to the side frame, can be driven in a direction to disengage the locking member from the locking engaging portion And unlocking member in said locking member is unlocked disengaged from the locking engaging portion, and a return spring defeat the movable frame to the storage position around the hinge axis relative to the stationary frame It has. According to this configuration, when the lock member is moved to the unlock position by the unlock operation member, the headrest is quickly moved to the retracted position by the return spring.
[0006]
According to the configuration of this can steplessly adjust the longitudinal position of the headrest by providing the movable side frame a larger force than the frictional force.
[0007]
According to the second aspect of the present invention, the other end side of the unlocking operation member is connected to the seat back hinge, and the unlocking operation member is driven in the unlocking direction when the seat back falls forward. You may comprise. According to this configuration, the headrest is tilted to the retracted position in conjunction with the forward tilting operation of the seat back.
[0008]
According to a third aspect of the present invention, the headrest device is provided in a rear seat, and an operation portion for operating the unlocking operation member of the headrest device is disposed at a position where the driver can operate (for example, the rear cushion front lower end ) Is also included. According to this configuration, when the driver operates the operation unit to move the lock member of the rear headrest device in the unlocking direction, the rear headrest quickly moves to the retracted position.
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, a headrest device is provided in the passenger seat, and an operation portion for operating the unlocking operation member of the headrest device is provided on the rear seat side. According to this configuration, the passenger seat headrest moves quickly to the retracted position by operating the operating portion provided on the rear seat side and moving the lock member of the passenger seat headrest device in the unlocking direction.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
A vehicle seat 10 shown in FIG. 9 is applied to, for example, a passenger seat or a rear seat of an automobile, and includes a seat cushion 11, a seat back 12, and a retractable headrest 13 provided on an upper portion of the seat back 12. Yes.
[0011]
The seat back 12 can be tilted forward about the shaft 16 of the seat back hinge 15 shown in FIG. The seat back hinge 15 includes a hinge base 17 provided on a frame on the seat cushion 11 side, a seat back member 18 on the seat back 12 side, and the like.
[0012]
The headrest device 20 including the headrest 13 is configured as shown in FIGS. 1 and 2. The headrest device 20 shown in FIG. 2 includes a fixed side frame 22 having a pair of left and right stays 21 and a movable side frame 23 that can rotate with respect to the fixed side frame 22 in the longitudinal direction of the vehicle. The movable frame 23 is provided so as to be relatively rotatable in the front-rear direction with respect to the fixed frame 22 by a pair of left and right hinge mechanisms 40 and 41 described later.
[0013]
The movable frame 23 includes a pair of left and right frame bases 25 formed by press-molding a sheet metal or the like, and a portal head frame 26 in which both ends are welded to the frame bases 25. The outside of the movable frame 23 is covered with a pad material (not shown).
[0014]
Each frame base 25 is formed with a circular hole 30 and a slit 31 along an arc centered on the hole 30. The slit 31 has a stopper wall 32 positioned on the rear edge side and a lock groove 33 functioning as a locking latch provided on the upper edge side.
[0015]
Since the basic configuration of the pair of left and right hinge mechanisms 40 and 41 is equivalent to each other (right and left symmetrical), in this specification, the first hinge mechanism 40 positioned on the right side in FIG. 2 will be described below.
The hinge mechanism 40 includes a hinge pin 45 extending in the horizontal direction. As shown in FIG. 3, the hinge pin 45 includes a large diameter flange portion 46 provided on one end side, a first stepped portion 47 located adjacent to the flange portion 46, and a cylindrical intermediate body portion 48. The second stepped portion 49 having a small diameter and the caulking portion 50 are provided. The first stepped portion 47 is inserted into the hole 30 of the frame base portion 25 so as to be relatively rotatable. That is, the dimension L in the axial direction of the stepped portion 47 is slightly larger than the plate thickness T of the frame base portion 25, thereby enabling the frame base portion 25 to rotate with respect to the hinge pin 45.
[0016]
A bent edge 55 that also serves as a reinforcement is formed around the frame base portion 25, and a spring locking portion 56 and a notch portion 57 are formed on the bent edge 55. And the upper end part of the fixed side frame 22 is inserted from the lower side of the notch part 57.
[0017]
The lower portion of the stay 21 is detachably inserted from above into a mounting hole or the like provided in a frame (not shown) of the seat back 12. A stay bracket 60 is welded to the upper end of the stay 21. A bent edge 61 that also serves as a reinforcement is provided around the stay bracket 60, and a cable attachment portion 62 and a spring locking portion 63 are provided on the bent edge 61. A circular through hole 65 is formed at the center of the stay bracket 60. The intermediate body 48 of the hinge pin 45 is inserted into the through hole 65.
[0018]
Between the stay bracket 60 and the frame base 25, a first shim 70 and a second shim 71 functioning as a friction member and a plate-like link 72 sandwiched between the shims 70 and 71 are provided. The shims 70, 71 and the link 72 are formed with holes 70a, 71a, 72a into which the intermediate body 48 of the hinge pin 45 is inserted. As shown in FIG. 3, the other end side of the hinge pin 45, that is, the second stepped portion 49 side protrudes outside the stay bracket 60.
[0019]
A disc spring 75 and a washer 76 are provided outside the stay bracket 60. The disc spring 75 is provided between the stay bracket 60 and the washer 76 while being compressed in the axial direction of the hinge pin 45. The crimping portion 50 is formed by caulking the end of the second stepped portion 49, and the washer 76 prevents the washer 76 from coming off.
[0020]
The repulsive load of the disc spring 75 pressurizes the stay bracket 60 toward the link 72, so that a frictional force is generated between the shims 70 and 71 and the link 72. The shims 70, 71, the link 72, and the disc spring 75 constitute friction braking means for suppressing the rotation of the link 72 with respect to the stay bracket 60.
[0021]
When a load in the front-rear direction exceeding the frictional force is input to the link 72, the link 72 can rotate in the front-rear direction with frictional resistance with respect to the stay bracket 60. The range in which the link 72 can rotate with respect to the stay bracket 60 is restricted by two stopper walls 80 and 81 provided on the stay bracket 60.
[0022]
A connecting pin 85 is fixed to the end of the link 72. The connecting pin 85 is inserted into a hole 87 provided on one end side of the lock member 86. The connecting pin 85 includes a retaining ring mounting groove 88 positioned outside the lock member 86 and a spring mounting portion 89. The retaining ring mounting groove 88 is provided with a retaining ring 90 such as an E ring for restricting the lock member 86 from moving in the lateral direction.
[0023]
A lock pin 95 extending in a direction parallel to the connecting pin 85 is fixed to the other end side of the lock member 86. A locking portion 96 having a non-circular cross section is provided on one end side of the lock pin 95. The anti-rotation portion 96 is inserted into the connection portion 98 on one end side of the pipe-shaped connecting member 97. The connecting member 97 has a function of interlocking the lock pins 95 of the left and right hinge mechanisms 40 and 41 with each other. As shown in FIG. 4, between the rotation preventing portion 96 and the connecting portion 98, in order to enable the rotation preventing portion 96 and the connecting portion 98 to rotate relative to each other within a certain angle range α around the axis, a shaft is provided. It is fitted with some play around it.
[0024]
As shown in FIG. 2, the connecting member 97 extends in the horizontal direction, and the connecting portion 99 on the other end side of the connecting member 97 is fitted to the rotation preventing portion 96 of the lock pin 95 of the other hinge mechanism 41. . Accordingly, the lock members 86 of the left and right hinge mechanisms 40 and 41 are interlocked with each other via the connecting member 97.
[0025]
The lock pin 95 has a shape and size that can be fitted into the lock groove 33 of the slit 31, and the lock pin 95 fits into the lock groove 33 when the headrest 13 is in the use position shown in FIG. By combining, the movable side frame 23 is fixed to the fixed side frame 22.
[0026]
As shown in FIG. 1 and the like, on the other end side of the lock pin 95, a spring receiving portion 112 for locking the first end 111 of the lock spring 110 and a wire connecting portion 113 are provided. The lock spring 110 locks the first end 111 to the spring receiving portion 112 and the second end 115 to the link 72 in a state where the coil portion is extrapolated to the spring mounting portion 89. By doing so, the repulsive load of the lock spring 110 acts in the direction in which the lock member 86 is raised, that is, in the counterclockwise direction in FIG. The lock spring 110, the lock member 86, the lock groove 33, and the like constitute a lock means for locking the headrest 13 in the use position.
[0027]
The movable side frame 23 is urged in the direction of tilting forward, that is, in the direction of the storage position, by a return spring 120 using a tension coil spring. The first end 121 of the return spring 120 is locked to a spring locking portion 56 provided on the frame base 25. The second end 122 of the return spring 120 is locked to the spring locking portion 63 of the stay bracket 60 with tension applied to the return spring 120. Due to the repulsive load of the return spring 120, the movable side frame 23 is urged to rotate in the direction in which it is tilted forward, that is, in the direction of the storage position shown in FIG.
[0028]
An operation cable 130 that functions as an unlocking operation member is routed between the hinge mechanism 40 and the seat back hinge 15 (shown in FIG. 8). The operation cable 130 has an inner wire 132 movably inserted inside the outer tube 131, one end 131 a of the outer tube 131 is fixed to the cable mounting portion 62 of the stay bracket 60, and one end 132 a of the inner wire 132 is locked pin 95. Are connected to the wire connecting portion 113. Accordingly, when the one end 132a of the inner wire 132 is moved in the direction in which the inner wire 132 is pulled into the outer tube 131, the lock member 86 rotates in the clockwise direction in FIG. 5 so that the lock pin 95 comes out of the lock groove 33.
[0029]
The other end side of the operation cable 130 is led to the position of the seat back hinge 15 shown in FIG. The other end 131 b of the outer tube 131 is fixed to the seat back member 18 of the seat back hinge 15, and the other end 132 b of the inner wire 132 is connected to the hinge base 17. Therefore, when the seatback member 18 rotates in the forward tilt direction with respect to the hinge base 17, the other end 132 b of the inner wire 132 moves in a direction in which it is pulled out from the outer tube 131.
[0030]
Next, the operation of the vehicle seat 10 including the headrest device 20 having the above-described configuration will be described.
When the headrest 13 is normally used, the lock pin 95 of the lock member 86 is fitted into the lock groove 33 by the lock spring 110 as shown in FIG. For this reason, the movable side frame 23 is fixed to the stay bracket 60 via the lock member 86 and the link 72.
[0031]
In this locked state, if a load in the front-rear direction that is larger than the frictional force between the shims 70, 71 and the link 72 is applied to the movable frame 23, the lock pin 95 enters the lock groove 33 as illustrated in FIG. The movable side frame 23 can move from the reference position N in the front-rear direction within a certain angle range while being fitted, that is, in the locked state. For this reason, the position of the movable side frame 23 in the front-rear direction can be adjusted steplessly as necessary.
[0032]
The movable frame 23 is not necessarily limited to such an adjustable configuration. For example, without using the link 72, a connecting pin 85 may be provided on a part of the stay bracket 60, and the lock member 86 may be rotatably attached to the connecting pin 85.
[0033]
When the seat back 12 is tilted forward, the seat back member 18 of the seat back hinge 15 is tilted forward as indicated by an arrow F in FIG. 8, so that the inner wire 132 of the operation cable 130 is pulled out from the outer tube 131. Moving. For this reason, the lock member 86 rotates and descends against the elasticity of the lock spring 110, and the lock pin 95 moves in the direction of coming out of the lock groove 33. The movement of the lock pin 95 is transmitted to the lock member 86 of the opposite hinge mechanism 41 via the connecting member 97, so that the lock pin 95 of the opposite hinge mechanism 41 also exits from the lock groove 33. For this reason, the left and right hinge mechanisms 40 and 41 are unlocked (unlocked) almost simultaneously.
[0034]
When the hinge mechanisms 40 and 41 are in the unlocked state, the movable side frame 23 falls to the front, that is, the retracted position shown in FIG. 7 due to the repulsive load of the return spring 120, and the lock pin 95 hits the stopper wall 32. The side frame 23 is held at the storage position. Thus, the headrest 13 is accommodated in the retracted position simultaneously with the forward tilt of the seat back 12.
[0035]
In this embodiment, as described above, the position of the movable frame 23 can be adjusted steplessly by the friction braking means such as the link 72, the shims 70 and 71, and the disc spring 75. Even if the movable side frame 23 is adjusted to any position, the movable side frame 23 can be moved to the retracted position when the lock member 86 is in the unlocked state.
[0036]
In order to return the headrest 13 from the retracted position of FIG. 7 to the original use position, the headrest 13 is manually raised against the elasticity of the return spring 120. By doing so, the lock pin 95 moves toward the lock groove 33 while sliding on the upper edge of the slit 31, and when the headrest 13 stands up to the use position, the lock pin 95 of the lock member 86 is fitted into the lock groove 33. By doing so, it returns to the use position (locked state) of FIG.
[0037]
In this embodiment, since play (see FIG. 4) is provided between the lock pin 95 and the connecting portion 98 of the connecting member 97, either one of the left and right hinge mechanisms 40 and 41 has the lock pin 95. When the lock pin 33 is first fitted to the lock groove 33, the other lock pin 95 is prevented from being stopped halfway and not being fitted to the lock groove 33. For this reason, both the left and right hinge mechanisms 40 and 41 can be reliably returned to the locked state.
[0038]
In the above embodiment, the other ends 131b and 132b of the operation cable 130 are connected to the seat back hinge 15 so that the headrest 13 is tilted to the retracted position in conjunction with the forward tilt of the seat back 12. However, the present invention is not limited to this. For example, an operation portion of the unlocking operation member is provided in the vicinity of the seat so that the lock member 86 can be directly operated in the unlocking direction, and the headrest 13 can be stored regardless of the forward tilting operation of the seat back 12. May be.
[0039]
For example, the headrest device 20 of the present invention is provided in the passenger seat, and an operation portion (for example, an operation lever capable of pulling the inner wire 132) for operating the unlocking operation member is provided on the rear seat side. When a person is not riding, the headrest of the passenger seat may be tilted from the rear seat side in order to ensure the front view of the rear seat.
[0040]
In addition, the headrest device 20 of the present invention is provided on the rear seat, and the operation portion (for example, an operation lever capable of pulling the inner wire 132) for operating the unlocking operation member can be operated by the driver (for example, the rear cushion). If the driver can tilt the rear headrest when the vehicle is backed, the rear view can be further secured.
[0041]
Further, as shown in FIG. 7, in the seat 10 having the rotating ottoman (leg rest mat) 140, a hinge mechanism provided with a locking means similar to the headrest device 20 of the present invention is provided at the rotation center of the ottoman 140. The ottoman 140 may be adjusted to an arbitrary angle when the ottoman is used, and may be stored by operating the operation portion of the unlocking operation member when the ottoman is not used.
[0042]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the headrest can be quickly moved to the storage position by a simple operation. Further, the position of the headrest can be adjusted steplessly while the headrest is locked at the use position, and when the lock is released, the headrest can be quickly moved to the storage position regardless of the position of the headrest.
[0043]
According to the invention described in claim 2 , when the seat back is tilted forward, the headrest can be automatically moved to the storage position, and the headrest can be easily moved in accordance with the forward tilting operation of the seat back. Can be stored quickly.
[0044]
According to the third aspect of the present invention, the rear seat headrest can be remotely operated from the driver side to ensure a rear view.
According to the fourth aspect of the present invention, the front view of the rear seat can be secured by remotely operating the headrest of the passenger seat from the rear seat side.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a part of a headrest device showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of the headrest device shown in FIG.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of a portion III in FIG.
4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
FIG. 5 is a side view when the headrest device shown in FIG. 1 is used.
6 is a side view showing a state in which the position of the movable side frame shown in FIG. 5 is changed.
7 is a side view showing a state in which the movable side frame shown in FIG. 5 has moved to the storage position.
8 is a perspective view showing a seat back hinge of a seat having the headrest device shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 9 is a side view of a seat having the headrest device shown in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Vehicle seat 12 ... Seat back 13 ... Headrest 20 ... Headrest device 22 ... Fixed side frame 23 ... Movable side frame 33 ... Lock groove (locking locking part)
40, 41 ... Hinge mechanism 45 ... Hinge pin 72 ... Link 86 ... Lock member 95 ... Lock pin 110 ... Lock spring 120 ... Return spring 130 ... Operation cable (lock release operation member)

Claims

A fixed side frame having a pair of left and right stays provided on the upper portion of the seat back;
A movable side frame provided on the fixed side frame so as to be pivotable in the front-rear direction around a horizontal hinge axis of the hinge mechanism;
A link attached to the fixed side frame so as to be rotatable about the hinge shaft;
A locking member that is pivotally provided on the link and engages with a locking engagement portion of the movable frame when the headrest stands up to a use position;
Friction braking means for adjusting the position of the headrest in the front-rear direction in a state where a frictional force is applied between the fixed side frame and the link and a force larger than the frictional force is applied to the movable side frame;
An unlocking operation member that can be driven in a direction to remove the locking member from the locking engagement portion;
A return spring that tilts the movable side frame to the retracted position around the hinge axis with respect to the fixed side frame in the unlocked state in which the lock member is disengaged from the locking engagement portion;
A headrest device characterized by comprising:

Claim 1, characterized in that said other end of the unlocking member is connected to the seat back hinge, the seat back is so that the unlocking member when the pivoting forward driven in the unlocking direction The headrest device described.

Car the headrest device in the rear seat of providing, the unlocking member headrest device according to claim 1, characterized in that the operating unit a driver for operating provided in operable position of the headrest device.

The headrest device on the passenger seat of an automobile provided, said unlocking member headrest device according to claim 1, characterized in that a manipulation part for manipulating the rear seat side of the headrest device.