JP3761931B2 - 湿分分離加熱器の加熱器挿入装置 - Google Patents

湿分分離加熱器の加熱器挿入装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば原子力発電プラントにおいて使用される湿分分離加熱器の加熱器挿入装置に係り、特に作業人員、および作業時間を削減し、しかも他の作業にも影響を与えないようにして、加熱器の挿入作業を安全に行なえるようにした湿分分離加熱器の加熱器挿入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えば原子力発電プラントにおいては、高圧タービンから排出されたサイクル蒸気中の湿分を除去した後に、高圧タービン抽気蒸気および原子炉発生蒸気により再熱して過熱蒸気とし、低圧タービンに供給する目的で、湿分分離加熱器が設置されている。
【0003】
図7はこの種の湿分分離加熱器の一例を示す概要図、図8は図7のI−I線に沿って破断した湿分分離加熱器の断面図である。
図7および図8において、湿分分離加熱器は、横向き円筒形状の湿分分離加熱器本体胴1の内部に、湿分分離エレメント2と、その上側に第1段加熱器3aおよび第2段加熱器3bとを内蔵しており、第1段加熱器3aは高圧タービン抽気蒸気4により再熱され、第2段加熱器3bは原子炉発生蒸気5により再熱される。
【0004】
また、第1段加熱器3aおよび第2段加熱器3bは、それぞれ内部が仕切板6a,および6bによって隔離された加熱蒸気ヘッダ7a,および7bと、これらの加熱蒸気ヘッダ7a,および7bの2室間を連通するUの字状伝熱管8a,および8bとから構成されている。
【0005】
一方、サイクル蒸気は、高圧タービンから排気された蒸気が、サイクル蒸気入口9から湿分分離加熱器本体胴1内に流入して、そこで2分された後に、湿分分離エレメント2を通る。
【0006】
この湿分分離エレメント2を通る際に、湿分が除去され、ドレンはドレン出口10より排出される。また、湿分分離エレメント2で湿分が除去された乾気蒸気は、湿分分離エレメント2の出口部で再び合流した後に、第1段加熱器3aおよび第2段加熱器3bを通って再熱され、サイクル蒸気出口11より湿分分離加熱器本体胴1の外部へ排出される。
【0007】
一方、湿分分離加熱器本体胴1の内側に取り付けられた管束支持板12上には、アウターレール13a,および13bがそれぞれ両側に取り付けてあり、その上部に銅合金製等のすべり板14が取り付けられている。
【0008】
また、第1段加熱器3aおよび第2段加熱器3bには、インナーレール15a,および15bがそれぞれ両側に取り付けてあり、その下部にニッケル合金製等のすべり板16が取り付けられており、上記銅合金製等のすべり板14上を滑りながら、第1段加熱器3aおよび第2段加熱器3bが挿入されていく。
【0009】
さらに、湿分分離加熱器本体胴1の中央部には、人間の出入りのためにマンホール17が設けられている。
ところで、以上のような構成の長さ32m、直径3.5mを越す湿分分離加熱器において、円筒形状の湿分分離加熱器本体胴1の内部に、長さ15m、重さ30TONを越す第1段加熱器3aおよび第2段加熱器3bを挿入する場合、摩擦係数を0.3として考えると、挿入力は約10TONだけ必要になる。
【0010】
以下、従来の湿分分離加熱器の第1段加熱器3aの挿入方法の概要について、図9を一例として用いて説明する。
すなわち、図9に示すように、第1段加熱器3aを天井クレーン18で吊り上げ、湿分分離加熱器本体胴1内の中央部と第1段加熱器3aの後部を、レバーブロック19およびチェーンブロック等で結び、人の手を使って第1段加熱器3aを挿入したり、加熱蒸気ヘッダ−7aをオイルジャッキで押して第1段加熱器3aを挿入する方法で行なっている。
【0011】
しかしながら、このような加熱器の挿入方法では、作業人員を7〜8人必要とし、なおかつ1加熱器当り約10時間の時間を必要とする。
また、加熱器蒸気ヘッダー7aを天井クレーン18で吊りながら作業を行なうため、他の作業がクレーン持ちとなったり、この作業がクレーン待ちとなったりして、結果的にスムーズに挿入作業が進まない。
さらに、人の手を使っての挿入作業であるため、左右同じ力で引き込むことができないし、安全上も危険を伴なう作業となっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の湿分分離加熱器の加熱器の挿入方法においては、作業人員、作業時間が多く長くかかるばかりでなく、他の作業にも影響を与えてしまうという問題があった。
【0013】
本発明の目的は、引き込み装置を電動化させて、作業人員、および作業時間を削減し、しかも他の作業にも影響を与えないようにして、加熱器の挿入作業を安全に行なうことが可能な湿分分離加熱器の加熱器挿入装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、
まず、請求項1に対応する発明では、横向き円筒形状の湿分分離加熱器本体胴の内部に湿分分離エレメントを設け、かつ当該湿分分離エレメントの上側に伝熱管を備えた加熱器を設けて成り、サイクル蒸気中の湿分を除去した後に蒸気により再熱し過熱蒸気として供給する湿分分離加熱器の加熱器挿入装置において、前記湿分分離加熱器本体胴の内部に前記加熱器を挿入するワイヤーロープと、前記ワイヤーロープにより加熱器を挿入する際に当該ワイヤーロープを前記加熱器後部に取付けるワイヤーロープ取付治具と、前記湿分分離加熱器本体胴の内部に取付けられ、前記ワイヤーロープを引込むための電動牽引装置と、前記電動牽引装置を取付ける2分割構成の電動牽引装置取付治具と、前記湿分分離加熱器本体胴の外部に設置され、前記加熱器を支える挿入台車と、前記挿入台車を前記湿分分離加熱器本体胴の側へ導く挿入レールとを備え、前記挿入台車は挿入台車上部と挿入台車下部に2分割され、これら挿入台車上部と挿入台車下部との間にスペーサを挿入して高さが調整可能な構成とする
【0015】
従って、請求項1に対応する発明の湿分分離加熱器の加熱器挿入装置においては、引き込み方法を電動牽引装置とすることにより、作業人員および作業時間を削減させることができると共に、天井クレーンを使用しないために、他の作業に影響を与えないようにして、加熱器の挿入作業を安全に行なうことができる。
また、挿入台車は、挿入台車上部と挿入台車下部に2分割されているので、第1段加熱器及び第2段加熱器の下より容易に取り出すことができると共に、これら挿入台車上部と挿入台車下部との間にスペーサを挿入することにより、第1段加熱器及び第2段加熱器と挿入レールの高さに合うように調整することができる。
【0016】
また、請求項2に対応する発明では、上記請求項1に対応する発明の湿分分離加熱器の加熱器挿入装置において、電動牽引装置として2個の電動牽引装置を使用し、連動による両側同時挿入、または単動による片側挿入を行なうようにしている。
【0017】
従って、請求項2に対応する発明の湿分分離加熱器の加熱器挿入装置においては、電動牽引装置を2個備えることにより、連動にすると両側同時挿入、単動にすると片側だけの挿入を行なうことができて、左右の微調整が可能となり、品質面および加熱器の取り付け精度の面でも優れたものとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本実施形態による湿分分離加熱器の加熱器挿入装置の構成例を示す概要図、図2は同湿分分離加熱器の加熱器挿入装置における電動牽引装置取付治具の構成例を示す概要図、図3は同湿分分離加熱器の加熱器挿入装置における電動牽引装置の構成例を示す概要図、図4は同湿分分離加熱器の加熱器挿入装置におけるワイヤーロープ取付治具の構成例を示す概要図、図5は同湿分分離加熱器の加熱器挿入装置におけるワイヤーロープ取付治具の取付状態を示す概要図、図6は同湿分分離加熱器の加熱器挿入装置における挿入台車の構成例を示す概要図である。
【0019】
図1および図2において、電動牽引装置20の下部には穴があいており、この電動牽引装置20は、湿分分離加熱器本体胴1の内部に取り付けられた電動牽引装置取付治具21に、反力を考慮したボルト22およびナット23により固定されている。
【0020】
一方、電動牽引装置取付治具21は、第1段加熱器3aおよび第2段加熱器3bが挿入された後、マンホール17から湿分分離加熱器本体胴1の外側に取り出す際、作業スペースが狭かったり、伝熱管8a,8bがむき出しになっていたりするため、取り出しが困難なので、2分割になるように作られており、ボルト24およびナット25により固定されている。
【0021】
また、電動牽引装置取付治具21は、管束支持板12に、仮付溶接で固定されている。
さらに、電動牽引装置取付治具21には、第2段加熱器3b挿入用として、吊り耳26および吊り耳固定板27が取り付けられる構造になっている。
【0022】
さらにまた、吊り耳26および吊り耳固定板27は、第1段加熱器3aを挿入する時には必要ないので、取り外しができるようにボルトおよびナットにより固定できる構造になっている。
【0023】
一方、電動牽引装置20は、市販品のものであり、図3に示すように、まず電源が入ると、移動ブロック28がワイヤーロープ29をつかむことから始まる。この移動ブロック28がワイヤーロープ29をつかむと、固定ブロック30が解放され、油圧によって移動ブロック28が移動する。そして、最大ストロークまで移動ブロック28が移動すると、固定ブロック30がワイヤーロープ29をつかみ、固定ブロック30がワイヤーロープ29をつかむと、移動ブロック28が解放され、元の位置に戻ってくるという動作を繰り返して、ワイヤーロープ29を図示矢印31の向きに引き込む構造になっている。
【0024】
また、この電動牽引装置20は、ワイヤーロープ29を引き込むように構成されており、そのワイヤーロープ29は、ワイヤーロープ取付治具32およびシャックル33により、第1段加熱器加熱器3aおよび第2段加熱器3bの後部に取り付けられている。
【0025】
一方、ワイヤーロープ取付治具32の取り付けにあたっては、最終支え板34の後部に取り付ければよいが、構造上不可能なので、図4に示すように、最終支え板34とその前の支え板との間に、ボルト35により取り付ける。
【0026】
また、図5に示すように、管束支持板12および支え板36とワイヤーロープ28とが干渉しないように、またワイヤーロープ取付治具32のボルト35がインナーレール15a,15bを貫通しないように取り付ける。
【0027】
上記のような電動牽引装置20でワイヤーロープ29を引き込むことにより、第1段加熱器3aおよび第2段加熱器3bは、図示矢印37の方向に挿入されていく。
【0028】
一方、挿入台車は、高さを調整したり、第1段加熱器3aおよび第2段加熱器3bの下より取り出す時のために、挿入台車上部38と挿入台車下部39の2分割になるように作られている。
【0029】
また、この挿入台車の高さは、挿入台車上部38と挿入台車下部39との間にスペーサ40を入れることにより、第1段加熱器3aおよび第2段加熱器3bと挿入レール41の高さにあうように構成されている。
【0030】
さらに、下部にベアリング式コロ42がついている。そして、このベアリング式コロ42の両側にかさがついており、挿入レール41上を蛇行しないでスムースに走行するように構成されている。
【0031】
次に、以上のように構成した本実施形態の湿分分離加熱器の加熱器挿入装置における加熱器の挿入方法について説明する。
まず、図2に示すように、右側の第1段加熱器3aを挿入する。
【0032】
次に、この右側の第1段加熱器3aを挿入した後に、電動牽引装置20を電動牽引装置取付治具21から取り外し、向きを180度変えてボルト22およびナット23で固定する。第1段加熱器3aを挿入する際には、吊り耳26および吊り耳固定板27は取り付けない。そして、向きを変えた後に、左側の第1段加熱器3aを挿入する。
【0033】
次に、左側の第1段加熱器3aを挿入した後に、左側に吊り耳26および吊り耳固定板27を取り付ける。電動牽引装置20の向きはそのままで、滑車43および鋼管44によってワイヤーロープ29の向きを変え、右側の第2段加熱器3bを挿入する。
【0034】
次に、右側の第2段加熱器3bを挿入した後に、電動牽引装置20の向きを180度変え、吊り耳26および吊り耳固定板27を右側に付け替えて、左側の第2段加熱器3bを挿入する。
【0035】
なお、鋼管44は、図2に示すように、Uベント室屋根板45に仮付溶接で取り付けている。
また、第1段加熱器3aおよび第2段加熱器3bを挿入する時の高さが違うので、第1段加熱器3aを挿入した後に、挿入レール41の下にスペーサを入れて挿入レール41を嵩上げし、高さを調整してから第2段加熱器3bを挿入する。
【0036】
次に、第1段加熱器3aおよび第2段加熱器3bの下から、挿入台車上部38および挿入台車下部39を取り出す方法について説明する。
図6に示すように、挿入台車は3台で、第1段加熱器3aおよび第2段加熱器3bを支えている。そして、第1段加熱器3aおよび第2段加熱器3bを挿入する際に、挿入台車上部38および挿入台車下部39が、湿分分離加熱器本体胴1に500mm程度まで近づいたところで、一旦電動牽引装置20を止める。そして、挿入台車上部38と挿入台車下部39との間に入れてあるスペーサ40を、挿入台車上部38をオイルジャッキで上げることによって抜き取る。
【0037】
次に、挿入台車下部39および挿入台車上部38を、いっしょにオイルジャッキで上げる。この時に、挿入レール41の一部を抜き取る。そして、この抜き取った所にコンベヤを入れ、オイルジャッキを開放する。この状態にして、挿入台車上部38および挿入台車下部39をコンベヤの上を転がしながら抜き取る。
【0038】
この時、スペーサ40が一番高く、次にコンベヤ、その次に挿入レール41となっている。しかし、加熱器押さえ部46がスペーサ40の高さが低くて当たる場合には、挿入台車上部38を加熱器押さえ部46を利用して、チェーンブロックやレバーブロックで吊り下げておき、挿入台車下部39のみを抜き取る。
【0039】
その後、挿入台車上部38をコンベヤ上に下ろし、挿入台車上部38を抜き取る。
また、この作業は、湿分分離加熱器本体胴1の内外に作業者をそれぞれ一人ずつ配置させ、無線を使って連絡をとりながら作業を行なう。
【0040】
以上から明らかなように、挿入方法として2個の電動牽引装置20を用いたり、その電動牽引装置20を連動化することにより、作業人員を7〜8人から3人に、また作業時間を1加熱器当り約10時間から約4時間に削減することができる。
【0041】
また、他の作業の効率アップ、および加熱器挿入時に左右の微調整が可能になる。
上述したように、本実施形態では、横向き円筒形状の湿分分離加熱器本体胴1の内部に湿分分離エレメント2を設け、かつこの湿分分離エレメント2の上側に伝熱管8aを備えた第1段加熱器3aを設けて成り、原子力発電プラントにおける高圧タービンから排出されたサイクル蒸気中の湿分を除去した後に、高圧タービン抽気蒸気および原子炉発生蒸気により再熱して過熱蒸気とし、低圧タービンに供給する湿分分離加熱器の加熱器挿入装置において、湿分分離加熱器本体胴1の内部に第1段加熱器3aを挿入するワイヤーロープ29と、ワイヤーロープ29により第1段加熱器3aを挿入する際にワイヤーロープ29を加熱器後部に取り付けるワイヤーロープ取付治具32と、湿分分離加熱器本体胴1の内部に取り付けられ、ワイヤーロープ29を引き込むための2個の電動牽引装置20と、電動牽引装置20を取り付ける電動牽引装置取付治具21と、湿分分離加熱器本体胴1の外部に配置され、第1段加熱器3aを支える挿入台車と、挿入台車を湿分分離加熱器本体胴1の側へ導く挿入レール41とから構成したものである。
【0042】
従って、引き込み方法を電動牽引装置20としているため、作業人員、および作業時間を削減させることが可能となり、生産性を高めることができる。
また、従来のように、天井クレーンを使用しないため、他の作業に影響を与えないようにして、加熱器3aの挿入作業を安全に行なうことが可能となる。
【0043】
さらに、電動牽引装置20を2個備えているため、連動にすると両側同時挿入、単動にすると片側だけの挿入を行なうことができて、左右の微調整が可能となり、もって品質面および加熱器の取り付け精度の面でも優れたものとなる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に対応する発明によれば、横向き円筒形状の湿分分離加熱器本体胴の内部に湿分分離エレメントを設け、かつ当該湿分分離エレメントの上側に伝熱管を備えた加熱器を設けて成り、サイクル蒸気中の湿分を除去した後に蒸気により再熱し過熱蒸気として供給する湿分分離加熱器の加熱器挿入装置において、湿分分離加熱器本体胴の内部に加熱器を挿入するワイヤーロープと、ワイヤーロープにより加熱器を挿入する際に当該ワイヤーロープを加熱器後部に取り付けるワイヤーロープ取付治具と、湿分分離加熱器本体胴の内部に取り付けられ、ワイヤーロープを引き込むための電動牽引装置と、電動牽引装置を取り付ける電動牽引装置取付治具と、湿分分離加熱器本体胴の外部に配置され、加熱器を支える挿入台車と、挿入台車を湿分分離加熱器本体胴の側へ導く挿入レールとを備えるようにしたので、引き込み装置を電動化させて、作業人員、および作業時間を削減し、しかも他の作業にも影響を与えないようにして、加熱器の挿入作業を安全に行なうことが可能な湿分分離加熱器の加熱器挿入装置が提供できる。
【0045】
また、請求項2に対応する発明によれば、上記請求項1に対応する発明の湿分分離加熱器の加熱器挿入装置において、電動牽引装置として2個の電動牽引装置を使用し、連動による両側同時挿入、または単動による片側挿入を行なうようにしたので、連動にすると両側同時挿入、単動にすると片側だけの挿入を行なって左右の微調整ができ、品質面および加熱器の取り付け精度の面でも優れた湿分分離加熱器の加熱器挿入装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による湿分分離加熱器の加熱器挿入装置の一実施形態を示す概要図。
【図2】同実施形態の湿分分離加熱器の加熱器挿入装置における電動牽引装置取付治具の構成例を示す概要図。
【図3】同実施形態の湿分分離加熱器の加熱器挿入装置における電動牽引装置の構成例を示す概要図。
【図4】同実施形態の湿分分離加熱器の加熱器挿入装置におけるワイヤーロープ取付治具の構成例を示す概要図。
【図5】同実施形態の湿分分離加熱器の加熱器挿入装置におけるワイヤーロープ取付治具の取付状態を示す概要図。
【図6】同実施形態の湿分分離加熱器の加熱器挿入装置における挿入台車の構成例を示す概要図。
【図7】湿分分離加熱器の一例を示す概要図。
【図8】図7のI−I線に沿って破断した湿分分離加熱器の断面図。
【図9】従来の湿分分離加熱器の第1段加熱器挿入装置の構成例を示す概要図。
【符号の説明】
1…湿分分離加熱器本体胴、
3a…第1段加熱器、
3b…第2段加熱器、
8a…第1段加熱器伝熱管、
8b…第2段加熱器伝熱管、
12…管束支持板、
15a…第1段加熱器インナーレール、
15b…第2段加熱器インナーレール、
18…天井クレーン、
20…電動牽引装置、
21…電動牽引装置取付治具、
22…ボルト、
23…ナット、
24…ボルト、
25…ナット、
26…吊り耳、
27…吊り耳固定板、
28…移動ブロック、
29…ワイヤーロープ、
30…固定ブロック、
31…矢印、
32…ワイヤーロープ取付治具、
33…シャックル、
34…最終支え板、
35…ボルト、
36…支え板、
37…矢印、
38…挿入台車上部、
39…挿入台車下部、
40…スペーサ、
41…挿入レール、
42…ベアリング式コロ、
43…滑車、
44…鋼管、
45…Uベント室屋根板、
46…加熱器押さえ部。

Claims (2)

  1. 横向き円筒形状の湿分分離加熱器本体胴の内部に湿分分離エレメントを設け、かつ当該湿分分離エレメントの上側に伝熱管を備えた加熱器を設けて成り、サイクル蒸気中の湿分を除去した後に蒸気により再熱し過熱蒸気として供給する湿分分離加熱器の加熱器挿入装置において、
    前記湿分分離加熱器本体胴の内部に前記加熱器を挿入するワイヤーロープと、前記ワイヤーロープにより加熱器を挿入する際に当該ワイヤーロープを前記加熱器後部に取付けるワイヤーロープ取付治具と、前記湿分分離加熱器本体胴の内部に取付けられ、前記ワイヤーロープを引込むための電動牽引装置と、前記電動牽引装置を取付ける2分割構成の電動牽引装置取付治具と、前記湿分分離加熱器本体胴の外部に設置され、前記加熱器を支える挿入台車と、前記挿入台車を前記湿分分離加熱器本体胴の側へ導く挿入レールとを備え、
    前記挿入台車は挿入台車上部と挿入台車下部に2分割され、これら挿入台車上部と挿入台車下部との間にスペーサを挿入して高さが調整可能な構成にしたことを特徴とする湿分分離加熱器の加熱器挿入装置。
  2. 請求項1記載の湿分分離加熱器の加熱器挿入装置において、前記電動牽引装置として2個の電動牽引装置を使用し、連動による車両同時挿入、または単動による片側挿入を行うようにしたことを特徴とする湿分分離加熱器の加熱器挿入装置。
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