JP3761914B2 - アンチトロンビンiii及び組織因子凝固系インヒビター含有血栓症治療剤 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、アンチトロンビンIII(ATIII)と組織因子凝固系インヒビター(Tissue Factor Pathway Inhibitor,TFPI)を有効成分として含有する血栓症の治療剤に関するものである。さらに詳細には、本発明はATIIIとTFPIを有効成分として含有する汎発性血管内凝固症候群(Disseminated Intravascular Coagulation,DIC)の治療剤である。
【0002】
【発明の背景及び従来技術】
血液凝固は損傷した血管での止血や、細菌並びにウイルス等の感染進展の防御等の様々な役割を果たす重要な生体防御機構の一つである。そのため、血液凝固反応に関する研究は古くから活発に行なわれ、それに伴い血液凝固反応の詳細な機序も明らかにされてきた。その結果、血液凝固反応は内因系凝固系と外因系凝固系の2経路の開始反応を中心としたカスケード反応により構成され、最終的にフィブリンネットワークを形成する事によって終了することが明らかになった。さらに、近年の血液凝固開始機構に関する研究から、組織因子(Tissue Factor:TF)と活性型第VII因子複合体(TF−F.VIIa)により第X因子及び第IX因子が活性化される反応、いわゆる外因系凝固反応が血液凝固の開始反応として非常に重要である事が明らかにされている[Davie, E.V. et al, Biochem., 30, p10363(1991)]。
【0003】
しかし、一度この血液凝固反応に異常が生じると、血友病に見られる出血症や心筋梗塞等の血栓症が発症する事も良く知られている。特に、血栓症は心筋梗塞や脳梗塞等に代表されるように、致死率も非常に高く、現在最も重篤な疾患の一つに数えられている。
このような重篤な血栓症を防止するための療法としては、血液凝固の亢進状態を適切に防御する抗凝固療法及び抗血小板療法と、形成される血栓を効率良く溶解させる線溶療法がある。現在、抗凝固療法としては、生体に存在する凝固阻害因子や制御因子を中心として、合成された凝固因子活性阻害剤や凝固因子産生阻害剤(ワーファリン)等が臨床応用されている。線溶療法としては、ウロキナーゼやtPA等のプラスミノゲンアクチベーターが臨床応用されている。
【0004】
また、血栓症の中でも、特に汎発性血管内凝固症候群(DIC)は癌や白血病、感染症等の多彩な基礎疾患に伴って発症し、診断や治療法が多様であるために、臨床各領域で注目されている疾患の1つである。そして、その併発によって基礎疾患の病態は大きく修飾され、生命の予後をも左右する可能性があるので、迅速かつ的確な診断と治療が必要とされている。一般的にDICでは、何らかの機序により血管内で血液凝固が亢進し、その結果生じた大量のトロンビンにより多数の微小血栓が複数の臓器に形成され、循環障害に基づく多様な臓器症状と、血小板や凝固因子の消費による消費性凝固障害及び二次性に亢進した線溶に基づく著明な出血症状とが同時に見られる。
【0005】
DIC治療の原則は、基礎疾患の治療とともに、血液凝固亢進状態を是正することにある。しかし、その治療が必ずしも容易でない場合、出血や臓器不全による合併症を防止するために、ヘパリンまたは合成プロテアーゼ阻害剤等による抗血栓療法が用いられる。また、必要に応じてATIII製剤等による補充療法が行なわれる。さらに、近年トロンボモジュリン(TM)や活性型プロテインC(APC)[Okajima, K. et al., Am.J.Haematol., 33, p277(1990)]による療法も臨床検討されはじめている。
【0006】
ATIIIは分子量59,000の糖蛋白質で、トロンビンをはじめとする血液凝固反応に関与するセリンプロテアーゼに対する阻害因子で、その活性はヘパリンにより著しく促進される[Rosenberg, R.D. et al., J.Biol.Chem., 248, p6490 (1973)]。DICでは、ATIIIの血管外への露出や消費性等の理由により血液中のATIIIレベルが低下するが、ヘパリン療法を行なう際には、ヘパリンの効果を発揮するために、ATIIIの血中レベルを70%以上に保つ事が必要とされている。よって、ATIII低下に伴うDICにおいて、ATIIIの補充療法が行なわれている[Schipper, H.G. et al., Lancet II, p754(1978)、小林紀夫他、臨床医薬、1, p773(1985)]。
【0007】
さらに、最近の外因系凝固反応に関する一連の研究を通じて、TFがさまざまな病態の凝固亢進状態に関与している事が推定されている。それは、血管損傷やサイトカイン等の刺激により、血管内皮細胞、平滑筋細胞や単球/マクロファージ等で過剰に発現されると、容易に凝固亢進状態になることが明らかにされているからである。よって、このTF活性を阻害する事はDIC等の血栓症の早期治療を可能にすると考えられている。
【0008】
TFPIは分子量42,000の糖蛋白質で、アプロチニン等と同じクニッツ型プロテアーゼインヒビターに属し、活性型X因子を介してTF−F.VIIaに結合して、その活性を抑制すると考えられている。TFPIは、蛋白構造的には主にクニッツ1、クニッツ2、クニッツ3の3つの領域から構成されており、クニッツ1が活性型第VII因子との結合部位、クニッツ2が活性型第X因子との結合部位である事が明らかとなっている[Girard,T.J. et al., Nature, 338, p518(1989)]。生体中のTFPIは主に生体中で血管内皮細胞で合成された後、内皮細胞のヘパリン様物質に結合して、内皮細胞の抗血栓作用に重要な機能を果たしている事が推定されている[Novotny, W.F. et al., Blood, 78, p394(1991);Sandset, P.M. et al., Proc.Natl.Acad.Sci., 88, p708(1991)]。
【0009】
実際に、動物モデルを用いた解析結果からTFPIは、抗敗血症作用[Creasey, A.A. et al., J. Clin.Invest., 91, p2850(1993)]、抗DIC作用[Kathleen, C. et al., Blood, 76, p1538(1990)]等を有することが報告されている。さらに、TFPIはATIIIと同様にヘパリンにより活性が増強される事から、ヘパリンとの併用による相乗作用も期待されている[Wun,T.C., Blood, 79, p430(1992)]。このように、TFPIは血液凝固の開始因子であるTF−F.VIIa活性を直接阻害する事から、DIC等の凝固亢進状態を早期にかつ効率的に抑制する新規治療薬として非常に期待されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
現在、DICの治療に当たっては上述したように、ヘパリンやATIII、合成プロテアーゼインヒビター等の薬剤が臨床応用されている。しかし、現状の薬剤だけではその有効率も約60〜70%と十分な治療が行なえているとは言い難い状況にある。その原因としては、▲1▼DICを惹起する基礎疾患が多種多様である事から、従来の薬剤による画一的治療法では十分な治療が行なえない、▲2▼従来の薬剤は凝固反応の結果生じたプロテアーゼを阻害するために、凝固反応が起こる前の早期段階での治療が行なえない等が考えられる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このような状況において、本発明者らはDIC等の血栓症に対して十分な治療効果をもつ早期治療薬剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、ATIII及びTFPIを有効成分とする製剤が、それぞれの単独製剤よりもはるかに有効であることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、有効成分として実質的にATIIIとTFPIを含有する血栓症、好ましくはDICの治療剤である。
【0012】
本発明におけるATIII及びTFPIは、ヒト、その他の哺乳動物の血液から得られるATIII及びTFPI、または遺伝子組換え技術によって製造されるヒト、その他の哺乳動物由来のATIII及びTFPIを含むものをいう。さらに、本発明のATIII及びTFPIとしては、これらの中でもヒト血液由来又は遺伝子組換え技術によって製造されるヒトATIIIとヒトTFPIをあげる事ができる。なお、本発明の目的とするDIC等の血栓症の治療剤としての効果が得られる限り、血液由来及び遺伝子組換え技術によって製造されるATIIIやTFPIと生理学的に同等の活性を有するATIIIやTFPIの全アミノ酸配列の一部が欠損、置換、挿入、追加等のなされた誘導体も本発明に含まれる。
【0013】
本発明におけるATIII及びTFPIの製造方法は特に限定されないが、ヒト血液より分離されるもの、あるいは遺伝子組換え技術によって製造されるものが含まれる。
特に、血液由来のTFPIについては血液中の含量が非常に少なく(約100ng/ml)、殆どのTFPIがリポ蛋白質と結合している事から、比活性の高い遊離型のTFPIを大量に製造する事は非常に困難である。よって、遺伝子組換え技術によって組換え型TFPI(rTFPI)を調製する事が好ましいと考えられる。そのrTFPIの製法としては、特願平5-188746号(亀井ら)や特願平6-239532号(神窪ら)に記載された以下の方法がある。
【0014】
例えば、ヒトTFPIのcDNAを導入したCHO細胞の培養上清から、
(1)Pedersen等の方法[J.Biol.Chem.,265,p16786(1990)]に従って、ヘパリンゲルによるアフィニティークロマトグラフィーを行った後、MonoQ HR5/5カラム(Pharmacia-LKB)とMonoS HR5/5カラム(Pharmacia-LKB)によるイオン交換クロマトグラフィーで精製する方法、または、
(2)抗TFPI抗体(好ましくはモノクローナル抗体)を結合させたゲルによるアフィニティークロマトグラフィーを行なった後、ヘパリンゲル(Pharmacia-LKB)によるアフィニティークロマトグラフィーで精製する方法である。
なお、上記の方法で得られるrTFPIは、アミノ酸配列分析やSDS-PAGE等の分析より、殆どが分解を受けていない比活性の高いFull-length型のTFPIである。
【0015】
また、血液から調製する方法としては、
(1)Novotnyらの報告[J.Biol.Chem.,264,p18832(1989)]に従って、Phenyl-Sepharose(Pharmacia-LKB)、Q-Sepharose(Pharmacia-LKB)と活性型第X因子によるアフィニティークロマトグラフィーを併用して調製する方法、
(2)抗TFPI抗体ゲルによるアフィニティークロマトグラフィーとヘパリンゲルによるアフィニティークロマトグラフィーを併用する方法がある。
【0016】
一方、ATIIIを調製する方法としては、血液及び組換え細胞の培養上清からヘパリンゲルを用いたアフィニティークロマトグラフィー等の公知の確立された方法[Miller-Anderson et al., Thromb. Res., 5, p439(1974)]に従って調製する事が可能である。
【0017】
上述の方法で調製されたATIIIとTFPIの活性を最大限に維持するためには、本発明のATIIIとTFPIが新鮮であるか、凍結保存しておく方が好ましい。あるいは、好適な安定化剤と共に凍結乾燥して保存する事も可能である。
本発明では、有効成分としてのATIIIとTFPIとを公知の適当な賦形剤(人血清アルブミン、マンニトール等)を組み合わせ、公知の方法で非経口投与剤、好ましくは静脈投与用製剤とする事により本発明の血栓症の治療剤とする事ができる。
【0018】
本発明により得られるATIII及びTFPI含有製剤は、DICの動物モデルを用いた実験により、各々単独で使用した場合と比較して、極めて有効な治療効果を有することが確認された。このことから、DIC等の血栓症の治療において、従来のATIII補充療法に加えて、TFPIを同時に併用することが有効であることが明らかとなった。また、本発明のATIII及びTFPI含有製剤は、従来抗血栓療法として使用されている製剤、例えばヘパリンや合成プロテアーゼ等との併用投与によりさらに大きな血栓治療効果が期待される。
【0019】
以下、本発明の理解を深めるために実施例に添って説明するが、本発明はこれらの実施例に必ずしも限定されるものではない。
【0020】
【実施例】
ラットで作製したDICモデルにATIIIとrTFPIを投与して、凝血学的パラメーターと臓器障害を指標にして、その治療効果を確認した。
【0021】
《参考例1》 AT III 及びTFPIの調製
ATIIIは、ヘパリンゲルを用いたアフィニティークロマトグラフィーを用いてヒト血漿から精製して得たものを使用した[Miller-Anderson et al., Thromb. Res., 5, p439(1974)]。
ヒト組換えTFPI(rTFPI)は、ヒトTFPIのcDNAを導入したCHO細胞の培養上清から、Pedersenらの方法[J.Biol.Chem., 265, p16786(1990)]に従い、ヘパリンゲル(Pharmacia-LKB)によるアフィニティークロマトグラフィーを行った後、MonoQ HR5/5カラム(Pharmacia-LKB)とMonoS HR5/5カラム(Pharmacia-LKB)によるイオン交換クロマトグラフィーを用いて精製することにより得られた。
【0022】
《実施例1》 DICモデル動物の作製
DICモデル動物は、山崎らの方法[日本血栓止血学会誌、4、p325(1993)]に従い、200〜250gのWistar系ラットにリポポリサッカライド(LPS;Escherichia coli serotype 0111:B4 由来 シグマ社)を50mg/kgのドーズで大腿静脈からボーラス投与して作製した。ATIIIとrTFPIの薬剤はLPSを投与した直後に大腿静脈からボーラス投与した。
【0023】
《実施例2》 AT III 及びrTFPIの治療効果
上記のモデル動物を以下の5群に分類し、ATIII及びrTFPIの治療効果を検討した。なお、各群ラット5匹を用いた。
第I群 ;LPS非投与群.
第II群 ;LPS(50mg/kg)投与群.
第III群;LPS(50mg/kg)投与直後、ATIII(250U/kg)を投与.
第IV群 ;LPS(50mg/kg)投与直後、rTFPI(1mg/kg)を投与.
第V群 ;LPS(50mg/kg)投与直後、ATIII( 250U/kg)及びrTFPI(1mg/kg)を投与.
【0024】
LPS投与後、腹部大静脈から採血して、凝血パラメーターや臓器障害の酵素マーカーを測定した。DICの診断基準の項目のうち、凝血パラメーターとして、フィブリノゲン量、第VIII因子活性量を測定した。また、臓器障害のマーカーとして、GPTを測定した。なお、いずれの測定項目も、ヒト由来の標準品もしくは正常ヒト血漿をもとにしてその濃度を算出した。
【0025】
LPSと薬剤投与後4時間の凝血学的パラメーターを表1に示した。第II群において、LPS投与後、DICの特異的症状であるフィブリノゲン量及び第VIII因子活性量の減少が観察されたことより、LPS投与によりDIC症状を示す動物モデルが作製できることがわかる。
【0026】
LPS投与直後、ATIII(第III群)もしくはrTFPI(第IV群)を単独で投与した群において、DICにおける凝血パラメーターの改善効果が確認されたが、その効果は十分とは言い難いものであった。これに対して、両者を併用投与した群(第V群)においては、さらにDICによるフィブリノゲンと第VIII因子の消費が抑制され、その改善効果は単独投与と比較して非常に顕著であることが確認された。また、スチューデントt検定による統計解析を行なった結果、本試験結果は、危険率が0.1%以下で有意差が確認された。
【0027】
【表1】
【0028】
また、DICにおいては、臓器障害、特に肝臓障害が高頻度で起こることが知られている。そこで、LPSと薬剤投与後4時間の血液中の臓器障害のマーカーとしてGPT値を測定し、その結果を表2に示した。表2から明らかなように、ATIIIとTFPIの併用群(第V群)は、単独投与群(第III群及び第IV群)と比較して、GPT値が低く、肝臓障害の程度が軽度であることから、併用投与がDICにより惹起される臓器障害の軽減に有効であることが確認された。また、スチューデントt検定による統計解析を行なった結果、本試験結果は、危険率が2%以下で有意差が確認された。
【0029】
【表2】
【0030】
今回、本実施例において、実際に臨床で使用される量に対して過剰のATIIIを投与しており、さらに過剰に投与しても効果は期待できないと考えられる。このように、過剰な濃度のATIIIによる補充療法で十分な効果が果たせないDIC治療において、TFPIを併用することで、より十分な治療効果が得られることが明らかとなった。
Claims (5)
- アンチトロンビンIII(ATIII)と組織因子凝固系インヒビター(TFPI)を有効成分として含有する汎発性血管内凝固症候群治療剤。
- ATIIIがヒト血液由来のATIIIである請求項1に記載の治療剤。
- ATIIIが遺伝子組換え技術によって製造されるATIIIである請求項1に記載の治療剤。
- TFPIがヒト血液由来のTFPIである請求項1に記載の治療剤。
- TFPIが遺伝子組換え技術によって製造されるTFPIである請求項1に記載の治療剤。
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