JP3757416B2 - Valve gate type mold equipment - Google Patents
Valve gate type mold equipment Download PDFInfo
- Publication number
- JP3757416B2 JP3757416B2 JP2002052069A JP2002052069A JP3757416B2 JP 3757416 B2 JP3757416 B2 JP 3757416B2 JP 2002052069 A JP2002052069 A JP 2002052069A JP 2002052069 A JP2002052069 A JP 2002052069A JP 3757416 B2 JP3757416 B2 JP 3757416B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- gate
- mold
- material passage
- valve casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱可塑性樹脂の射出成形などに用いられるバルブゲート式金型装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
製品キャビティへのゲートまでの材料通路内の成形材料である樹脂を加熱して常時溶融状態に保つホットランナー金型装置において、ゲートをバルブ体であるバルブピンにより機械的に開閉するバルブゲート式金型装置が知られている。なお、ホットランナー金型装置は、成形能率を高めることを目的としたものであり、ゲートを閉じるのは、型開時などにゲートから樹脂が漏れるのを防止するためである。
【0003】
ここで、従来のバルブゲート式金型装置について説明する。型体である固定型と可動型は互いに移動して開閉し、型閉時に相互間に製品形状の製品キャビティを形成する。固定型は固定側型板と固定側受け板とを備え、固定側型板には前記製品キャビティへ開口するゲートが形成されている。前記固定側受け板及び固定側型板に貫通形成された組込み孔にはバルブ装置のバルブケーシングが組み込まれている。このバルブケーシングはほぼ筒状になっており、その中心に前記ゲートに連通する材料通路が形成されている。前記バルブケーシングの外周面には材料通路内の成形材料である熱可塑性樹脂を常時溶融状態に保つための手段であるコイルヒーターと、このコイルヒーターを外側から覆うヒータカバーとが設けられている。前記バルブケーシングの材料通路にはマニホールドの材料通路であるライナーが接続され、このランナーには射出成形機から成形材料が送られてくる。前記バルブケーシング内には油圧シリンダーなどにより駆動されてガイドブッシュに支持されながら移動することにより前記ゲートブッシュのゲートを開閉するバルブピンが設けられている。このバルブピンはゲートブッシュのゲートに嵌合してこれを閉塞する。そして成形時には、複数の型体を型閉してこれら型体間に製品キャビティを形成するとともにゲートを開き、材料通路からゲートを介して製品キャビティ内に成形材料を充填する。ついで、バルブピンによりゲートブッシュのゲートを閉じ、さらに、製品キャビティ内の成形材料が固化した後、型開して製品キャビティ内の成形材料すなわち成形された製品を取り出す。その後、再び型閉して以上の成形サイクルを繰り返すが、全成形サイクルを通じて、バルブ本体の材料通路内の成形材料は加熱手段の加熱により常時溶融状態に保たれる。
【0004】
このようなバルブゲート式金型装置において、薄物の製品の成型を行うには成形材料を高速で充填する必要があるが、従来のものはバルブケーシングの中央に材料通路を形成し、この材料通路内をバルブピンが進退してゲートを開閉するものであるため、バルブピンが成形材料の流れの抵抗となる。そして、例えば厚さ0.3ミリ以下の薄肉レンズやケースなどの射出成形においては、製品キャビティ内に充填した成形材料が、高速でゲートから離れた位置まで充填される必要がある。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので、バルブケーシング内の材料通路における成形材料の流れに対する抵抗を削減し、かつ製品キャビティ内における成形材料の充填性に優れたバルブゲート式金型装置と成形方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明のバルブゲート式金型装置は、前記目的を達成するために、互いに開閉し型閉時に製品キャビティを相互間に形成する複数の型体と、これら型体のうち製品キャビティへ開口するゲートを有する型体に設けられたバルブ装置とを備え、このバルブ装置は、前記型体に組み込まれると共に材料通路を内部に形成したバルブケーシングと、前記バルブケーシングの内部に設けられ前記ゲートを開閉するバルブピンとを有するバルブゲート式金型装置において、前記バルブケーシングの中心に前記材料通路が形成され、前記材料通路の外側の離れた位置に前記バルブピンを挿通するバルブピン挿通孔が形成されるとともに、前記バルブピンが弾性変形しながら移動するように構成されたものである。
【0007】
成形時には、複数の型体を型閉してこれら型体間に製品キャビティを形成するとともにゲートを開き、製品キャビティ内に成形材料を充填する。この際、成形材料は、バルブケーシング内の材料通路を通ってゲートから製品キャビティ内に流入する。そして、バルブケーシングの中心に材料通路が直線状に形成され、材料通路の外側の離れた位置にバルブピンを挿通するバルブピン挿通孔が形成されているため、直線状の材料通路を通った成形材料は、バルブピンによる流れの抵抗を受けることがなく、さらに材料通路が直線状であるために材料通路の壁面から受ける流れの抵抗も少ないので、成形材料を製品キャビティ内へ高速で円滑に充填することができる。ついで、バルブピンによりゲートを閉じ、さらに、製品キャビティ内の成形材料が固化した後、型開して製品キャビティ内の成形材料すなわち成形された製品を取り出す。その後、再び型閉して以上の成形サイクルを繰り返す。また、バルブピンが弾性変形しながら移動するように構成されたので、バルブピン挿通路を直線状に限らず湾曲した形状等にも形成することができる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明のバルブゲート式金型装置において、前記バルブケーシングに、前記材料通路を有する入れ子を形成し、この入れ子を装着する装着孔を前記バルブケーシングに設け、前記入れ子と前記装着孔との間に前記バルブピン挿通孔を設けたものである。
【0009】
入れ子の外周または装着孔に加工を施し、装着孔に入れ子を装着することにより、バルブピン挿通孔を容易に形成することができる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項2の発明のバルブゲート式金型装置において、前記入れ子の外周面に形成した溝により前記バルブピン挿通孔を形成したものである。
【0011】
入れ子の外周に溝を形成し、その溝を装着孔により塞ぐことにより、バルブピン挿通孔を容易に形成することができる。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項の発明のバルブゲート式金型装置において、前記バルブケーシングは前記ゲートの反対側にフランジ部を一体に有するとともに、前記フランジ部の反ゲート側面にエア断熱溝を設けたものである。
【0013】
これにより、フランジ部からの熱伝導による熱損失が避けられ、材料通路内において、溶融樹脂の温度分布がほぼ一様に保たれる。したがって、材料通路内で樹脂の温度が局所的に高くなる部分が生じることを防止でき、樹脂にヤケが生じたり樹脂の特性が低下することを防止できる。
【0014】
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項の発明のバルブゲート式金型装置において、前記バルブケーシングは前記ゲート側に先端部を一体に有するとともに、前記先端部の内部にエア断熱溝を設けたものである。
【0015】
これにより、先端部からの熱伝導による熱損失が避けられ、材料通路内において、溶融樹脂の温度分布がほぼ一様に保たれる。したがって、材料通路内で樹脂の温度が局所的に高くなる部分が生じることを防止でき、樹脂にヤケが生じたり樹脂の特性が低下することを防止できる。
【0016】
【発明の実施形態】
以下、本発明のバルブゲート式金型装置の実施形態について、図1および図2を参照しながら説明する。まず、射出成形用金型装置の構成を説明する。1は第1の型体としての固定型、2は第2の型体としての可動型で、これら固定型1および可動型2は、図示上下方向(型開閉方向)へ移動して互いに開閉し、型閉時に相互間に製品形状の製品キャビティ3を形成するものである。
【0017】
前記固定型1は、製品キャビティ3を形成する固定側型板6と、前記固定側型板6の裏側(可動型2と反対側)に固定された固定側受け板7と、この固定側受け板7の裏側にスペーサーブロックを介して固定された固定側取り付け板(図示せず)とを備えている。この固定側取り付け板は、射出成形機の固定側プラテンに取り付けられる。そして、前記固定側取り付け板には、ローケートリングと、射出成形機の成形材料供給装置である加熱シリンダー装置のノズルが接続されるスプルーブッシュとが固定されている。このスプルーブッシュの内部は、材料通路であるスプルーになっている。また、スプルーブッシュには、スプルーを加熱してその内部の成形材料である熱可塑性樹脂を常時溶融状態に保つ加熱手段であるヒーターが設けられている。また、固定側受け板7と固定側取り付け板との間には、マニホールド8が設けられている。
【0018】
そして、このマニホールド8の内部には、前記スプルーを各製品キャビティ3へ分岐させる材料通路であるランナー9が形成されている。また、マニホールド8には、ランナー9を加熱してその内部の熱可塑性樹脂を常時溶融状態に保つ加熱手段であるヒーター10が設けられている。
【0019】
前記固定型1にはダイレクトゲート20が形成され、このダイレクトゲート20は固定側型板6に形成されている。また、前記固定型1には、ダイレクトゲート20を開閉するゲート開閉手段であるバルブ装置21が組み込まれている。
【0020】
つぎに、このバルブ装置21の構成を説明する。固定型1の本体部を構成する前記固定側受け板7には、前記型開閉方向に貫通する組み込み孔22が形成されており、さらに、本体部たる前記固定側型板6の内部には、前記組み込み孔22に通じる組み込み孔23が形成され、この組み込み孔23の先端に、製品キャビティ3に連通して前記ゲート20が設けられている。そして、それら組み込み孔22,23内にほぼ筒状のバルブケーシング25が組み込まれている。このバルブケーシング25は、径小部たる本体部26の反ゲート20側に、径大部たるフランジ部27を一体に有し、前記マニホールド8および固定側受け板7に固定されている。そして、それら本体部26及びフランジ部27の外周面は円柱面状をなす。また、バルブケーシング25のゲート20側である先端部28はテーパ状の先細り形状をなす。
【0021】
また、バルブケーシング25の中心には、材料通路34が形成されており、この材料通路34は前記フランジ部27の反ゲート側面35に入口部36を有し、この入口部36に前記ランナー9が接続される。前記入口部36は材料通路34の他の部分より断面積が大きく形成され、該入口部36からゲート側に向って直線部37が形成され、この直線部37のゲート側には径小になるテーパ部38が設けられている。
【0022】
前記バルブケーシング25内には、前記材料通路34と離れた位置であって材料通路34の外部に前記型開閉方向のバルブピン挿通孔31が貫通形成されている。このバルブピン挿通孔31は、前記フランジ部27の反ゲート側面35に入口部39を有している。この入口部39にはテーパー部39Aが設けられ、入口部39がバルブピン挿通孔31の他の部分より断面積が大きく形成されている。そして、該入口部39からゲート側に向って直線部40が形成され、この直線部40のゲート側と前記材料通路34の開口端部31Aとをバルブピン挿通孔31の斜設部40Aにより連結している。また、斜設部40Aは、直線部40へ滑らかな曲線を描いて連続している。この斜設部40Aは材料通路34に対して斜設されているとともに、該材料通路34を含む同一平面上に位置している。
【0023】
このバルブピン貫通孔31にほぼ円柱状のバルブピン32が摺動可能に支持され、このバルブピン32は図示していない油圧シリンダー装置などの駆動装置の駆動により前記型開閉方向に移動して前記ゲート20を開閉する。このバルブピン32は、弾性の強い合金、例えばゴムメタル、ピアノ線等で形成され、バルブピン挿通孔31の直線部40、斜設部40A、材料通路34の開口端部31Aを弾性変形しながら移動できるように構成されている。そして、このバルブピン32は先端部にストレート部として形成されたゲート閉塞部33がゲート20に挿脱自在に嵌合してこのゲート20を閉じるものである。
【0024】
前記バルブケーシング25の本体部26の外周面には、前記材料通路34を加熱する加熱手段たるコイルヒーター41およびこのヒーター41を外側から覆うほぼ円筒状のヒーターカバー42が嵌合されている。
【0025】
前記バルブケーシング25のフランジ部27の反ゲート側面35には、エア断熱溝61が設けられている。このエア断熱溝61は、材料通路34の入口部36を中心に、円形状に形成されている。一方、前記バルブケーシング25の本体部26の中央は入れ子51となっており、その入れ子51は円柱状の外周面52を備えると共に、ゲート側は略円錐状の先端面53を備えている。そして、この先端面53の周囲を囲むように、エア断熱溝62が設けられている。したがって、エア断熱溝62はバルブケーシング25の先端部28の内部に位置している。
【0026】
前記バルブケーシング25のゲート側の端部の外周面には固定リング43が設けられ、この固定リング43が前記組み込み孔23の円柱状の嵌合孔23Aに嵌合することによりバルブケーシング25のゲート側が型体である固定側側板6に位置決め状態で支持固定され、一方、前記バルブケーシング25のフランジ部27の先端側に組み込み孔嵌合部44を設け、この組み込み孔嵌合部44の外周面が前記組み込み孔22内に形成された略円柱面状の径大嵌合受部22Aに嵌合している。これにより、バルブケーシング25のフランジ部27のゲート側が型体である固定側受け板7に位置決め状態で支持固定されている。
【0027】
次に、前記バルブケーシング25の製造方法について説明する。前記バルブケーシング25の中央は入れ子51に形成され、この入れ子51の中央は前記材料通路34が形成されている。その入れ子51は円柱状の外周面52を形成すると共に、ゲート側は略円錐状の先端面53が形成されている。また、バルブケーシング25には、前記入れ子51を反ゲート側から装着する装着孔54が形成され、この装着孔54は入れ子51の外周に対応した形状をなし、前記外周面52及び先端面53に対応して内周面55及び略円錐状の先端受面56を有する。
【0028】
また、前記入れ子51の外面には前記バルブピン貫通孔31を形成する溝131が形成され、この溝131は前記テーパ部39A,直線部40に対応して、テーパ形成部139A,直線形成部140とを備え、これら形成部139A,140の断面はほぼ同一形状に形成されている。そして、テーパ形成部139A,直線形成部140は外面から同一深さ位置に中心Sを有する円をその直径の幅で外側に向って開放した半円弧状溝に形成されている。なお、入れ子51の外面から前記中心Sまでの距離は、前記円の半径に等しくなっている。また、前記溝131は前記斜設部40Aに対応して、斜設形成部140Aを備え、この斜設形成部140Aの断面は、円形に形成されている。なお、斜設形成部140Aの断面の半径は、前記直線形成部140の断面の半円弧の半径と等しく形成されている。そして、斜設形成部140Aは、前記直線形成部140から滑らかに連続し、入れ子51の先端の内部を貫通して前記開口端部31Aに達している。
【0029】
そして、前記装着孔54に挿入した入れ子51をロウ付け又は拡散接合により固定する。拡散接合により固定の際には、該拡散接合は、接合界面間での接触過程、接触面の密着化が時間とともに進む過程、接合境界が消失する過程を経て接合されるものであり、接触過程では加圧によるすべり変形、表面被膜の破壊、移動により、次の過程では空孔拡散、境界拡散、すなわち転位の移動によって密着化が進む過程、さらに次の過程では再結晶や結晶の成長などによる新しい結晶組織の形成や、接合境界に存在する被膜、介在物などの分解あるいは溶解などに関与し、ほぼ完全な接合がなされる。具体的には溶剤を用いた拡散溶接では、ニッケル合金、例えばBNiなどからなる溶剤を用い、この溶剤を加熱して溶融させ、毛細管現象により接合すべき材料間、つまり、入れ子51の外周と装着孔54に浸透させる。そして、拡散接合では、接合部において材料組織が変成を生じ、強固に接合され、材料通路34における材料漏れなどを完全に防止できる。
【0030】
つぎに、前記の構成について、その作用を説明する。まず固定型1と可動型2とを型閉して、これら固定型1および可動型2間に製品キャビティ3を形成した後、バルブピン32を可動型2から離れる方向へ移動させてゲート20を開放する。このとき、バルブピン32は、開口端部31A,斜設部40A,直線部40の形状に合わせて弾性変形しながら移動する。そして、射出成形機から固定型1内に熱可塑性の成形材料である溶融した熱可塑性樹脂を射出する。この樹脂は、マニホールド8のランナー9などを通り、さらに、入口部36から直線状の材料通路34を通ってバルブケーシング25の先端部の開口端部31A及びゲート20から製品キャビティ3内に流入する。この場合、直線状の材料通路34を通った溶融樹脂は、バルブピン32による流れの抵抗を受けることがなく、さらに材料通路34が直線状であるために材料通路34の壁面から受ける流れの抵抗も少ないので、溶融樹脂を製品キャビティ3内へ高速で円滑に充填することができる。そして、このようにして溶融樹脂が製品キャビティ3に充填された後、保圧を経て、バルブピン32が可動型2の方へ弾性変形しながら移動し、ゲート20に嵌合してこのゲート20を閉じる。そして、製品キャビティ3内の樹脂が冷却して固化した後、固定型1と可動型2とを型開して、製品キャビティ3内の樹脂すなわち成形された製品を取り出す。その後、再び型閉して以上の成形サイクルを繰り返す。
【0031】
また、前記バルブケーシング25のフランジ部27と先端部28は、材料通路34を加熱するコイルヒーター41から離れた位置にあるが、前記フランジ部27の反ゲート側面35に設けられたエア断熱溝61と、前記入れ子51の先端面53の周囲を囲むように設けられたエア断熱溝62により、前記フランジ部27と先端部28からの熱伝導による熱損失が避けられる。したがって、材料通路34内において、溶融樹脂の温度分布がほぼ一様に保たれ、材料通路34内で樹脂の温度が局所的に高くなる部分が生じることを防止できるので、樹脂にヤケが生じたり樹脂の特性が低下することを防止できる。
【0032】
このように本実施形態では、請求項1に対応して、互いに開閉し型閉時に製品キャビティ3を相互間に形成する複数の型体たる固定型1及び可動型2と、これら型体のうち製品キャビティ3へ開口するゲート20を有する型体たる固定型1に設けられたバルブ装置21とを備え、このバルブ装置21は、型体たる固定型1に組み込まれると共に材料通路34を内部に形成したバルブケーシング25と、バルブケーシング25の内部に設けられゲート20を開閉するバルブピン32とを有するバルブゲート式金型装置において、バルブケーシング25の中心に材料通路34が形成され、材料通路34の外側の離れた位置にバルブピン32を挿通するバルブピン挿通孔31が形成されるとともに、バルブピン32が弾性変形しながら移動するように構成されたから、成形時には、固定型1及び可動型2を型閉してこれら固定型1及び可動型2間に製品キャビティ3を形成するとともにゲート20を開き、製品キャビティ3内に溶融樹脂を充填する。この際、溶融樹脂は、バルブケーシング25内の材料通路34を通ってゲート20から製品キャビティ3内に流入する。そして、バルブケーシング25の中心に材料通路34が直線状に形成され、材料通路34の外側の離れた位置にバルブピン32を挿通するバルブピン挿通孔31が形成されているため、直線状の材料通路34を通った溶融樹脂は、バルブピン32による流れの抵抗を受けることがなく、さらに材料通路34が直線状であるために材料通路34の壁面から受ける流れの抵抗も少ないので、溶融樹脂を製品キャビティ3内へ高速で円滑に充填することができる。したがって、薄物レンズなどの略円形の製品の成形に特に適したものとなる。また、バルブピン32が弾性変形しながら移動するように構成されたので、バルブピン挿通路31を直線状に限らず湾曲した形状等にも形成することができる。
【0033】
また、このように本実施形態では、請求項2に対応して、バルブケーシング25に、材料通路34を有する入れ子51を形成し、この入れ子51を装着する装着孔54をバルブケーシング25に設け、入れ子51と装着孔54との間にバルブピン挿通孔31を設けたものであり、入れ子51の外周または装着孔54に加工を施し、装着孔54に入れ子51を装着することにより、バルブピン挿通孔31を容易に形成することができる。
【0034】
また、このように本実施形態では、請求項3に対応して、入れ子51の外周面52に形成した溝131によりバルブピン挿通孔31を形成したものであり、入れ子51の外周面52に溝131を形成し、その溝131を装着孔54により塞ぐことにより、バルブピン挿通孔31を容易に形成することができる。
【0035】
また、このように本実施形態では、請求項4に対応して、バルブケーシング25はゲート20の反対側にフランジ部27を一体に有するとともに、フランジ部27の反ゲート側面35にエア断熱溝61を設けたものであり、フランジ部27からの熱伝導による熱損失が避けられ、材料通路34内において、溶融樹脂の温度分布がほぼ一様に保たれる。したがって、材料通路34内で樹脂の温度が局所的に高くなる部分が生じることを防止でき、樹脂にヤケが生じたり樹脂の特性が低下することを防止できる。
【0036】
さらに、このように本実施形態では、請求項5に対応して、バルブケーシング25はゲート20側に先端部28を一体に有するとともに、先端部28の内部にエア断熱溝62を設けたものであり、先端部28からの熱伝導による熱損失が避けられ、材料通路34内において、溶融樹脂の温度分布がほぼ一様に保たれる。したがって、材料通路34内で樹脂の温度が局所的に高くなる部分が生じることを防止でき、樹脂にヤケが生じたり樹脂の特性が低下することを防止できる。
【0037】
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、装着孔の内面に、バルブピン挿通路となる溝を形成してもよい。
【0038】
【発明の効果】
請求項1の発明は、バルブケーシングの中心に材料通路が形成され、前記材料通路の外側の離れた位置にバルブピンを挿通するバルブピン挿通孔が形成されるとともに、前記バルブピンが弾性変形しながら移動するように構成されたから、製品キャビティ内における成形材料の充填性に優れたバルブゲート式金型装置を提供できる。
【0039】
請求項2の発明は、請求項1の効果に加えて、前記バルブケーシングに、前記材料通路を有する入れ子を形成し、この入れ子を装着する装着孔を前記バルブケーシングに設け、前記入れ子と前記装着孔との間に前記バルブピン挿通孔を設けたから、入れ子の外周または装着孔に加工を施し、装着孔に入れ子を装着することにより、バルブピン挿通孔を容易に形成することができる。
【0040】
請求項3の発明は、請求項2の効果に加えて、前記入れ子の外周面に形成した溝により前記バルブピン挿通孔を形成したから、入れ子の外周に溝を形成し、その溝を装着孔により塞ぐことにより、バルブピン挿通孔を容易に形成することができる。
【0041】
請求項4の発明は、請求項1〜3の効果に加えて、前記バルブケーシングは前記ゲートの反対側にフランジ部を一体に有するとともに、前記フランジ部の反ゲート側面にエア断熱溝を設けたから、フランジ部からの熱伝導による熱損失が避けられ、材料通路内において、溶融樹脂の温度分布がほぼ一様に保たれる。
【0042】
請求項5の発明は、請求項1〜4の効果に加えて、前記バルブケーシングは前記ゲート側に先端部を一体に有するとともに、前記先端部の内部にエア断熱溝を設けたから、先端部からの熱伝導による熱損失が避けられ、材料通路内において、溶融樹脂の温度分布がほぼ一様に保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のバルブゲート式金型装置の一実施形態を示す断面図である。
【図2】 同上、バルブ装置の平面図である。
【符号の説明】
1 固定型
2 可動型
3 製品キャビティ
20 ゲート
21 バルブ装置
25 バルブケーシング
27 フランジ部
28 先端部
31 バルブピン挿通孔
32 バルブピン
34 材料通路
35 反ゲート側面
51 入れ子
52 外周面
54 装着孔
61,62 エア断熱溝
131 溝[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a valve gate mold apparatus used for injection molding of a thermoplastic resin.
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
In a hot runner mold device that heats the resin that is the molding material in the material passage to the gate to the product cavity and keeps it in a molten state at all times, a valve gate mold that mechanically opens and closes the gate with a valve pin that is a valve body The device is known. The hot runner mold apparatus is intended to increase the molding efficiency, and the gate is closed to prevent the resin from leaking from the gate when the mold is opened.
[0003]
Here, a conventional valve gate mold apparatus will be described. The fixed mold and the movable mold, which are mold bodies, move relative to each other to open and close, and when the mold is closed, a product-shaped product cavity is formed between them. The fixed mold includes a fixed-side mold plate and a fixed-side receiving plate, and a gate that opens to the product cavity is formed on the fixed-side mold plate. A valve casing of the valve device is incorporated in an assembly hole formed through the fixed side receiving plate and the fixed side mold plate. The valve casing is substantially cylindrical, and a material passage communicating with the gate is formed at the center thereof. On the outer peripheral surface of the valve casing, there are provided a coil heater which is means for constantly keeping the thermoplastic resin which is a molding material in the material passage in a molten state, and a heater cover which covers the coil heater from the outside. A liner which is a material passage of a manifold is connected to the material passage of the valve casing, and a molding material is sent to the runner from an injection molding machine. A valve pin that opens and closes the gate of the gate bush by moving while being supported by a guide bush driven by a hydraulic cylinder or the like is provided in the valve casing. The valve pin is fitted to the gate of the gate bush to close it. At the time of molding, a plurality of molds are closed to form product cavities between the molds and the gate is opened, and the molding material is filled into the product cavities from the material passage through the gates. Next, the gate of the gate bush is closed by the valve pin, and after the molding material in the product cavity is solidified, the mold is opened and the molding material in the product cavity, that is, the molded product is taken out. Thereafter, the mold is closed again, and the above molding cycle is repeated. Throughout the entire molding cycle, the molding material in the material passage of the valve body is always kept in a molten state by the heating of the heating means.
[0004]
In such a valve gate type mold apparatus, it is necessary to fill a molding material at a high speed in order to mold a thin product, but the conventional one forms a material passage in the center of the valve casing. Since the valve pin moves forward and backward to open and close the gate, the valve pin becomes a resistance to the flow of the molding material. For example, in injection molding of a thin lens or case having a thickness of 0.3 mm or less, the molding material filled in the product cavity needs to be filled to a position away from the gate at high speed.
[0005]
The present invention is intended to solve such problems, and is a valve gate type that reduces resistance to the flow of molding material in the material passage in the valve casing and is excellent in filling property of the molding material in the product cavity. An object is to provide a mold apparatus and a molding method.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a valve gate mold apparatus according to the first aspect of the present invention includes a plurality of molds that open and close each other and form a product cavity between them when the mold is closed, and to the product cavity among these mold bodies. A valve device provided in a mold body having an open gate, the valve device being incorporated in the mold body and having a material passage formed therein, and the gate provided in the valve casing. In the valve gate mold apparatus having a valve pin that opens and closes, the material passage is formed in the center of the valve casing, and a valve pin insertion hole through which the valve pin is inserted is formed at a position outside the material passage. In addition, the valve pin is configured to move while being elastically deformed .
[0007]
At the time of molding, a plurality of molds are closed, product cavities are formed between the molds, the gate is opened, and a molding material is filled into the product cavities. At this time, the molding material flows from the gate into the product cavity through the material passage in the valve casing. And since the material passage is formed in a straight line in the center of the valve casing, and the valve pin insertion hole for inserting the valve pin is formed at a position outside the material passage, the molding material passing through the straight material passage is The flow resistance by the valve pin is not received, and since the material passage is straight, the flow resistance received from the wall of the material passage is also low, so that the molding material can be filled into the product cavity smoothly at high speed. it can. Next, the gate is closed by the valve pin, and after the molding material in the product cavity is solidified, the mold is opened to take out the molding material in the product cavity, that is, the molded product. Thereafter, the mold is closed again and the above molding cycle is repeated. Further, since the valve pin is configured to move while being elastically deformed , the valve pin insertion passage can be formed not only in a straight line but also in a curved shape.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the valve gate mold apparatus according to the first aspect of the present invention, a nest having the material passage is formed in the valve casing, and a mounting hole for mounting the nest is provided in the valve casing. The valve pin insertion hole is provided between the insert and the mounting hole.
[0009]
By processing the outer periphery or the mounting hole of the nest and mounting the nest in the mounting hole, the valve pin insertion hole can be easily formed.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, in the valve gate mold apparatus according to the second aspect of the present invention, the valve pin insertion hole is formed by a groove formed on the outer peripheral surface of the insert.
[0011]
By forming a groove on the outer periphery of the nest and closing the groove with the mounting hole, the valve pin insertion hole can be easily formed.
[0012]
A fourth aspect of the present invention is the valve gate mold apparatus according to any one of the first to third aspects of the present invention, wherein the valve casing integrally has a flange portion on the opposite side of the gate, An air heat insulation groove is provided on the side opposite to the gate.
[0013]
Thereby, heat loss due to heat conduction from the flange portion is avoided, and the temperature distribution of the molten resin is kept substantially uniform in the material passage. Accordingly, it is possible to prevent a portion where the temperature of the resin is locally increased in the material passage, and it is possible to prevent the resin from being burnt or the resin characteristics from being deteriorated.
[0014]
A fifth aspect of the present invention is the valve gate mold apparatus according to any one of the first to fourth aspects of the present invention, wherein the valve casing integrally has a tip end portion on the gate side, and is provided inside the tip end portion. An air insulation groove is provided.
[0015]
Thereby, heat loss due to heat conduction from the tip is avoided, and the temperature distribution of the molten resin is kept substantially uniform in the material passage. Accordingly, it is possible to prevent a portion where the temperature of the resin is locally increased in the material passage, and it is possible to prevent the resin from being burnt or the resin characteristics from being deteriorated.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a valve gate mold apparatus of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 and 2. First, the configuration of the injection mold apparatus will be described.
[0017]
The fixed
[0018]
A runner 9, which is a material passage for branching the sprue to each product cavity 3, is formed inside the
[0019]
A
[0020]
Next, the configuration of the valve device 21 will be described. The fixed side receiving plate 7 constituting the main body portion of the fixed
[0021]
A
[0022]
A valve
[0023]
A substantially
[0024]
A
[0025]
An air
[0026]
A fixing
[0027]
Next, a method for manufacturing the valve casing 25 will be described. The center of the valve casing 25 is formed in a
[0028]
Further, a
[0029]
Then, the
[0030]
Next, the operation of the above configuration will be described. First, the fixed
[0031]
Further, the
[0032]
As described above, in this embodiment, corresponding to claim 1, a plurality of fixed
[0033]
In this way, in this embodiment, corresponding to claim 2, the valve casing 25 is provided with the
[0034]
As described above, in this embodiment, the valve
[0035]
Thus, in this embodiment, corresponding to claim 4, the valve casing 25 integrally has the
[0036]
Further, in this embodiment, in correspondence with the fifth aspect of the present invention, the valve casing 25 is integrally provided with the
[0037]
In addition, this invention is not limited to the said Example, Various deformation | transformation implementation is possible. For example, a groove serving as a valve pin insertion passage may be formed on the inner surface of the mounting hole.
[0038]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, a material passage is formed at the center of the valve casing, a valve pin insertion hole is formed at a position outside the material passage, and the valve pin moves while being elastically deformed. Since it was comprised in this way, the valve gate type die apparatus excellent in the filling property of the molding material in a product cavity can be provided.
[0039]
According to a second aspect of the present invention, in addition to the effect of the first aspect, a nest having the material passage is formed in the valve casing, and a mounting hole for mounting the nest is provided in the valve casing. Since the valve pin insertion hole is provided between the hole and the hole, the valve pin insertion hole can be easily formed by processing the outer periphery of the insert or the attachment hole and attaching the insert to the attachment hole.
[0040]
In the invention of claim 3, in addition to the effect of
[0041]
According to a fourth aspect of the present invention, in addition to the effects of the first to third aspects, the valve casing integrally has a flange portion on the opposite side of the gate, and an air heat insulation groove is provided on the side opposite to the gate of the flange portion. Heat loss due to heat conduction from the flange portion is avoided, and the temperature distribution of the molten resin is kept almost uniform in the material passage.
[0042]
In addition to the effects of the first to fourth aspects of the present invention, the valve casing has an end portion integrally on the gate side, and an air heat insulating groove is provided inside the end portion. Heat loss due to heat conduction is avoided, and the temperature distribution of the molten resin is kept almost uniform in the material passage.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of a valve gate mold apparatus of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the valve device.
[Explanation of symbols]
1 fixed
20 gate
21 Valve device
25 Valve casing
27 Flange
28 Tip
31 Valve pin insertion hole
32 Valve pin
34 Material passage
35 Anti-gate side
51 Nesting
52 Outer surface
54 Mounting hole
61, 62 Air insulation groove
131 groove
Claims (5)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002052069A JP3757416B2 (en) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | Valve gate type mold equipment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002052069A JP3757416B2 (en) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | Valve gate type mold equipment |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003245950A JP2003245950A (en) | 2003-09-02 |
JP3757416B2 true JP3757416B2 (en) | 2006-03-22 |
Family
ID=28663873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002052069A Expired - Fee Related JP3757416B2 (en) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | Valve gate type mold equipment |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3757416B2 (en) |
-
2002
- 2002-02-27 JP JP2002052069A patent/JP3757416B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003245950A (en) | 2003-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI445608B (en) | Gate bushings and their manufacturing methods | |
JP3757416B2 (en) | Valve gate type mold equipment | |
US6428306B1 (en) | Molding mold | |
JP3829326B2 (en) | Valve gate type mold equipment | |
JP2004237500A (en) | Method for manufacturing resin molded product | |
JPH11333858A (en) | Molding die device | |
JP4214587B2 (en) | Injection molding method and injection mold for annular molded product | |
JP4256961B2 (en) | Manufacturing method of molding die apparatus | |
JP2002370265A (en) | Mold apparatus for molding and method for controlling its temperature | |
JP2003136561A (en) | Injection mold for annular molded product and method for molding annular molded product | |
JP3689909B2 (en) | Valve gate type mold equipment | |
JPH0727821U (en) | Injection probe heating probe tip | |
JP4203903B2 (en) | Valve gate type mold equipment | |
JP2005280105A (en) | Mold assembly | |
JP2003245948A (en) | Valve gate type mold assembly and molding method using the same | |
JP2002307492A (en) | Valve gate type mold assembly | |
JP2000167882A (en) | Valve gate type mold apparatus | |
WO2003002326A1 (en) | Method of manufacturing molded product and valve gate type metal mold device | |
JP3704704B2 (en) | Valve gate type mold equipment | |
JP3743998B2 (en) | Valve gate type mold equipment | |
JP2003011197A (en) | Mold device for molding | |
JP3707074B2 (en) | Mold for molding using linear heater | |
JP2003291183A (en) | Valve gate type mold assembly and its molding method | |
JP2003291182A (en) | Valve gate type mold assembly | |
JP2000202865A (en) | Molding die and manufacture of thermoplastic resin molding |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040323 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050606 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050801 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050922 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090113 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |