JP3755294B2

JP3755294B2 - Device housing structure

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Publication number: JP3755294B2
Application number: JP12758798A
Authority: JP
Inventors: 一夫平藤; 祐次長谷川; 明人長田
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1998-05-11
Filing date: 1998-05-11
Publication date: 2006-03-15
Anticipated expiration: 2018-05-11
Also published as: JPH11330725A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子・通信・計測装置などにおいて開閉カバーを有する装置筐体構造に関する。
【０００２】
電子・通信・計測装置などで、装置本体を内部に安定した状態に取りつけるとともに、装置本体を周囲の環境から保護する目的で筐体内に収容させることが行なわれる。
【０００３】
このような装置筐体構造には、室内などの環境または、室外などの環境に適応させることが必要である。室内環境においては耐候性をそなえる必要は求められないが、室外環境においては外界における気温変化や雨雪などに対する耐候性をそなえていることが求められる。
【０００４】
携帯型で任意箇所に随時移動し通信可能な無線通信装置、とりわけ携帯型の電話機においては、アンテナならびに中継装置をそなえた無人の基地局が各所に設置されるが、このようなアンテナは高所に設置させるのが通信可能な距離と範囲とを大幅に延ばすことが可能なことから有利であり、このために、都市部では図２０に示されるようにビルの屋上などを利用し得る。
【０００５】
図２０を参照すると、ビルディング１の最上階の部屋２内に装置本体３を設置するとともに、外部にアンテナ５を取り付け、この間を高周波信号伝送用ケーブル６で接続するようにしている。
【０００６】
都市部以外の地方では高いビルディングが少ないことから、このような地方や山間部では図２１に示されるような、アンテナ５を取り付ける鉄塔８と、装置本体３を収容させるシェルタ９とにより対応させるが、シェルタ９を設置するには高額な費用を要する。
【０００７】
一方、アンテナ５と装置本体３との間隔は、可能なかぎり接近させることが、ケーブル６での高周波信号の伝送損失を少なくし得ることから望ましく、このために、図２２に示されるような装置構成が最近では実施されるようになってきている。
【０００８】
すなわち、支柱１１上にアンテナ５を取り付け、支柱１１の途中、アンテナ５の直下に支持台１２を設け、この支持台１２上に耐候性を有する装置筐体１５を取り付け、装置筐体１５内に装置本体を収容させ最短長のケーブル６で接続するようにしている。
【０００９】
このような構成とすることにより、ビルディングの借室を要せず、シェルタの設置をなくすることができる。しかしながら、このためには装置本体ならびに、装置本体を収容する筐体の構造を小型化するとともに、確実な耐候性と取り扱い性の良好なことが必要となる。
【００１０】
装置筐体構造は、内部に装置本体を収容させ、後日装置本体の保守、点検などに応じて内部の操作を必要とすることから、筐体本体と、その開口面を覆うカバーとで構成し、このカバーを開放し開口面から内部を操作し得るようにしている。
【００１１】
【従来の技術】
装置筐体１５は、図２２に示されるように支柱１１の途中に取り付けられ、図２３に示されるように、その保守、点検時にカバー１７を、たとえば４本のねじ１８で筐体本体１９に取り付け固定させるようにしている。このねじ１８は緩めた状態でカバー１７から外れることのないよう、図示しない抜け止め対策が施されている。
【００１２】
また、カバー１７についても筐体本体１９から外れた状態で、落下しないよう筐体本体１９と、ロープ２１または鎖などで連結させた安全対策が施されている。
【００１３】
図２４には、カバー１７の一側を筐体本体１９の一側と蝶番２３で連結するとともに、反対側の側面を引っ掛けて引き寄せる、公知な掛け金式のファスナ２５で引き止めるようにしている。
【００１４】
しかしながら、いずれの構造においても屋外環境にそなえて、カバー１７と筐体本体１９の接触面全周には図示省略のガスケット（パッキンと称することもある）を介在させ、このガスケットを圧接状態に押さえつけることにより、内部への雨雪などの水分や、腐食性のガスなどの進入することが防止される。ガスケットは適切な材質と形状ならびに硬度を有する合成ゴム材から選択適用される。
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】
上記、図２３に示される装置筐体構造によると、カバー１７を外し取り除くことで筐体本体１９の開口面全体が開放されて接近し易いといった利点はあるものの、ロープ２１で懸垂状態のカバー１７が風などで煽られて揺れ動き、点検操作者に当たるなどの不都合を生じるので、動かないよう縛りつけなどして、固定させておく必要があるなどの面倒をともなう。
【００１６】
カバー１７を取り付けるに際しては、４本のねじ１８を筐体本体１９のねじ穴にねじ込むのが、カバー１７を片手で支えながらの作業となることから、面倒であるうえに、高所作業なことから危険をともなう。
【００１７】
図２４に示される装置筐体構造は、一方が蝶番２３により開閉自在に支持されていることからカバー１７の開放時に安定しており、カバー１７の開閉作業も一側面のファスナ２５のワンタッチ操作で行なえることから、容易かつ安全でもある。
【００１８】
図２５の図（ａ）は、図２４に示される構造において、筐体本体１９とカバー１７との間に介在配置されたガスケット２７の全体が平均して押し付けられた状態が示される。すなわち、筐体本体１９とカバー１７との対向間隔が一定している。
【００１９】
蝶番２３側は、蝶番２３による筐体本体１９とカバー１７との取り付け間隔が適正でなかったり、後日、経年変化にともなって間隔が拡がったりする可能性があり、図２５の図（ｂ）に示されるようになるとガスケット２７の圧接状態が適正でなくなった状態が示される。
【００２０】
すなわち、図（ｂ）によると、蝶番２３側の間隔が拡がり、ファスナ２５側の間隔は適正状態なことから、蝶番２３側のガスケット２７の押圧量が少ないことが示されている。
【００２１】
なお、図２５は装置筐体の平面視状態が示され、ガスケット２７については、理解を容易とするために、周囲四方の左右側の垂直方向のみが示され、上下の水平方向は図示省略してある。このことは、図２６についても同じである。
【００２２】
図２６を参照すると、蝶番２３は筐体本体１９とカバー１７との間隔を、適正間隔となるよう一定の固定された位置関係に連結するように設定されていることから、図（ａ）に示されるようにカバー１７を開放位置から閉鎖方向へ回動させることにより、カバー１７の面が筐体本体１９に取り付けられているガスケット２７に接近する。
【００２３】
ついで、図（ｂ）に示されるようにカバー１７の面がガスケット２７の先端に接触しはじめると、図示左側の蝶番２３を支点として図示右側（図示されないファスナ２５側）が広くなるように拡開した傾斜姿勢となる。
【００２４】
このために、カバー１７が閉められるにしたがって、図（ｂ）に示されるようにガスケット２７は、平衡状態に押し付けられるのではなく、図示右側へ押しやられるように弾性変形される。
【００２５】
そうして、図（ｃ）に示されるように内部に平衡状態でない変則的な残留応力を蓄積させた状態に押圧変形されてカバー１７が閉められることとなる。このような不都合な応力は長期間にわたることでガスケット２７に、不都合な塑性変形を生じることとなる可能性がある。
【００２６】
本発明は、以上のような従来の装置筐体構造の有する種々な問題点にかんがみて、このような問題点が解消され、装置筐体の開口面を覆うカバーが開口面に対して平均に接触し得ることと、開放状態でカバーの姿勢が安定維持される装置筐体構造の提供を発明の課題とするものである。
【００２７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明手段の構成要旨とするところの、第１の手段は、筐体本体の開口面の一側と、この開口面を開閉可能に覆うカバーの一側と、が蝶番により連結される装置筐体構造において、筐体本体側の蝶番半体には、カバー側の蝶番半体の軸を受け入れこの軸とカバーとが開閉方向である開口面に対して遠近し得る長孔の軸孔と、カバーの開放位置でカバー側の蝶番半体の先端の円弧面と接触する接触面と、が形成されてなる装置筐体構造である。
【００２８】
この第１の手段は、筐体本体とカバーとが、それぞれの一側で蝶番によって連結されているので開放時にカバーが外れることはない。
閉鎖状態から開放させるにともない、カバーの蝶番側が長孔分筐体本体から離間し、その状態で開放させるにしたがってカバー側の蝶番半体の先端が筐体本体側の蝶番半体の接触面と接触した状態で開放されるから、カバーが、がたついたり傾いたりする不都合がない。
【００２９】
閉鎖時にはカバー面が筐体本体の開口面に対向した状態で所定の間隔が設けられ、両面が対向した状態で平均して閉鎖させることができるから、ガスケット介在させたような場合、ガスケットに変則的な締めつけ力が作用せず、安定状態に締めつけることができる。
【００３０】
本発明第２の手段は、筐体本体側蝶番の可動半体とカバー側蝶番の可動半体とが結合されてなることが、第１の手段に適用され得る。
【００３１】
この第２の手段は、筐体本体とカバーとが、それぞれの一側で蝶番によって連結されているので開放時にカバーが外れることはない。
筐体本体の蝶番とカバーの蝶番とは、筐体本体ならびにカバーに対してそれぞれ独立に回動可能な蝶番半体をそなえており、この独立に回動可能な蝶番半体を一体的に結合させたことで、それぞれの蝶番半体は一体で筐体本体ならびにカバーに対して回動し得る構成である。もちろん、カバーは筐体本体に対してこの一体結合された蝶番半体を介して回動可能である。
【００３２】
つまり、結合された蝶番には独立した２軸を有し、それぞれの蝶番軸の中心は、互いに相手の蝶番軸を中心にして、確実に支持された状態で相対的にその回りを回動可能な構成である。
【００３３】
したがって、相互が開閉途中ならびに開放状態においても、がたついたり、傾くことがない。
また、相対的に相互の蝶番軸の中心回りに回動し得ることから、カバーを開放時または閉鎖直前の状態で、カバー側の蝶番軸は筐体本体側の蝶番軸の中心回りに、その中心の離間距離にもとづいた回動により、カバー面が筐体本体の開口面に対向した状態で所定の間隔を設けることができ、両面が対向した状態で平均して遠近し得るから、閉鎖時にガスケットを介在させたような場合、ガスケットに変則的な締めつけ力が作用せず、安定状態に締めつけることができる。
【００３４】
本発明第３の手段は、筐体本体側蝶番の半体とカバー側蝶番の半体とが連結用蝶番の両側で第１、第２の軸によりそれぞれ結合されてなることが、第１の手段に適用され得る。
【００３５】
この第３の手段は、筐体本体とカバーとが、それぞれの一側で蝶番によって連結されているので開放時にカバーが外れることはない。
筐体本体とカバーとには、それぞれに独立の蝶番半体がそなえられており、これら蝶番半体が連結用蝶番で結合される構成であるから、それぞれの蝶番半体は連結用蝶番に対して独立に回動可能である。
【００３６】
結合された蝶番半体は連結用蝶番の両側に、蝶番軸を独立して２軸が存在することとなり、それぞれの蝶番軸の中心は、互いに相手の蝶番軸を中心にして、確実に支持された状態でその回りを相対的に回動可能である。
【００３７】
したがって、相互が開閉途中ならびに開放状態においても、がたついたり、傾くことがない。
また、相対的に相互の蝶番軸の中心回りに回動し得ることから、カバーを開放時または閉鎖直前の状態で、カバー側の蝶番軸は筐体本体側の蝶番軸の中心回りに、その中心の離間距離にもとづいた回動により、カバー面が筐体本体の開口面に対向した状態で所定の間隔を設けることができ、両面が対向した状態で平均して遠近し得るから、閉鎖時にガスケットに変則的な締めつけ力が作用せず、安定状態に締めつけることができる。
【００３８】
本発明第４の手段は、筐体本体の開口面周囲とカバーとの接触面には弾性体でなるガスケットが介在されることが、第１の手段ないし第３の手段に適用され得る。
【００３９】
この第４の手段は、ガスケットにより装置筐体内に雨や雪などの水の進入が阻止され、その他の外界における有害ガスの進入も防止される。各手段によりガスケットに不都合な締めつけが作用しないことから、ガスケットは長期使用に安定状態が保証され十分に耐え得るものとなる。
【００４０】
本発明第５の手段は、筐体本体とカバーとの周囲はねじにより締めつけられることが、第１の手段ないし第４の手段に適用され得る。
この第５の手段は、蝶番側を含んでカバーの周囲が均一状態に締めつけられることから対向間隔の隙間を最小限度となし得る以外に、ガスケットの締めつけに対しても確実にして均一な締めつけが行なえる。
【００４１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明装置筐体構造について、構成要旨にもとづいた実施形態により、それぞれ図を参照しながら具体的詳細に説明する。なお、全図を通じて同様部分には理解を容易とするために、便宜上同一符号を付して示す。
【００４２】
図１は、本発明装置筐体構造の第１の一実施形態の外観斜視図であり、止めねじを抜き出した状態に示される。また、図１における蝶番のみの分離状態が図２の斜視図に示され、図３には蝶番の組み立て状態が斜視図に示される。
【００４３】
図１ないし図３において、装置筐体３１には、図示しない電子・通信・計測装置などの装置本体が収容される。装置筐体３１の筐体本体３２は支柱上など、所定の設置場所に据え付け固定されるようになっている。
【００４４】
筐体本体３２の前面側の開口面をカバー３３で覆うのであるが、筐体本体３２の一側とカバー３３の一側とには、それぞれ対でなる蝶番３５のそれぞれ半体が取り付けられる。
【００４５】
すなわち、筐体本体３２側に蝶番半体３６、カバー３３側に蝶番半体３７、がそれぞれ取り付けられる。
筐体本体側の蝶番半体３６は、筐体本体３２の側面への取り付け面３９に取り付けねじ挿通孔４１が設けられており、筐体本体３２の側面前方へ延びて突出される、コの字形の支持部４２を有する。
【００４６】
コの字形の支持部４２は側壁面４３と、側壁面４３に直交する接触面４４、ならびに、上下面４５にそれぞれ軸孔４６が形成されてなる。側壁面４３は取り付け面３９と並行しており、接触面４４は取り付け面３９とも直交している。
【００４７】
軸孔４６は、取り付け面３９ならびに側壁面４３の面方向に並行して延びる長孔である。
カバー側の蝶番半体３７は、カバー３３の前面への取り付け面４７に取り付けねじ挿通孔４８が設けられており、取り付け面４７の延長方向へ延びる結合部４９には、図示上下方向に軸挿通孔５１と、その先端に軸挿通孔５１を中心とする円弧面５２と、が形成されてなる。
【００４８】
カバー側の蝶番半体３７の結合部４９を、筐体本体側の蝶番半体３６の支持部４２内に挿入させ、長孔でなる軸孔４６ならびに軸挿通孔５１に軸５４を挿入させ、上下に突出した軸両端の溝５５に、それぞれＥ型止め輪５６をはめ込み軸５４の抜け止めをする。
【００４９】
このようにして組み立てられた状態が図３に示され、それぞれのねじ挿通孔４１、４８にねじ５８を適用して図１の状態に組み立てる。
ここで、図１を参照すると、蝶番３５は図示左側の一側に取り付けられ、カバー３３の周囲四隅には止めねじ６１がカバー３３のねじ挿通孔６２に挿入され、筐体本体３２の図示されないねじ穴にねじ込み締めつけられるようになっている。
【００５０】
止めねじ６１は、図示しない手段、たとえば止めねじの細径な首部分が、カバーのねじ挿通孔６２のねじ孔部分にねじ込まれて嵌められることで抜け止めされるようになっている。
【００５１】
カバー３３の正面図示右側には把手６３が設けられており、カバーの開閉操作時の操作が容易に行なえるようにしてある。
図４は、図１に示されるように、蝶番３５の取り付けられた装置筐体３１の要部平面視断面図が示され、カバー３３が閉められた状態に示される。すなわち、蝶番３５の筐体本体側の蝶番半体３６は筐体本体３２の側面にねじ５８で取り付けられ、筐体本体３２の前面と支持部４２の接触面４４とが一致した状態である。
【００５２】
カバー側の蝶番半体３７はカバー３３の前面にねじ５８で取り付けられ、結合部４９の側面が接触面４４に接し、カバー３３は筐体本体３２の前面と接した状態である。
【００５３】
また、結合部４９の円弧面５２は支持部４２の側壁面４３に接している。すなわち、軸孔４６と接触面４４との距離間隔はこのような位置関係に設定されている。
【００５４】
筐体本体３２の開口６５の周囲の開口面（前面）６６には、ガスケット用溝６７が周囲に形成されており、ガスケット６８が嵌められ取り付けられている。止めねじ６１の締めつけで、カバー３３の面でガスケット６８はガスケット用溝６７内に弾性変形し押し付けられている。
【００５５】
軸５４はカバー３３に追従して筐体本体側の蝶番半体３６の軸孔４６の長孔の一端、すなわち、接触面４４側に移動接近させられた位置にある。しかしながら、長孔でなる軸孔４６は接触面４４側へ点線に示されるように、軸５４をさらに移動可能とするわずかな長さの余裕が与えられている。
【００５６】
以上の構成で、図５に示されるように、すべての止めねじ６１を緩めることにより、カバー３３は図示手前側に移動され、筐体本体３２の開口面６６との間に隙間が生じる。
【００５７】
このような動きは、ガスケット６８の弾性復元力によっても与えられる。それにともなって、カバー３３に追従する軸５４が接触面４４と離間する軸孔４６の長孔の前方端部側に移動される。すなわち、図４の状態からカバー３３が平行移動されることとなる。
【００５８】
このような状態となることは、カバー３３を蝶番３５を支点として開放し得る状態である。したがって、図６に示されるように把手６３（図１に示される）を利用して引くことにより開放させることができる。図６はこのような開放途中位置の姿勢が示される。
【００５９】
この状態では、図６から明らかなように、カバー側の蝶番半体３７の結合部４９の先端面であるところの円弧面５２は、支持部４２の側壁面４３と接触面４４との両面にまたがって接している。
【００６０】
そうして、軸５４が軸孔４６の接触面４４から離間する端部と接してることからも、カバー３３がこれら両方の接触に拘束されて、いずれの方向へも傾いたり、がたつくことも阻止されている。
【００６１】
軸５４と軸孔４６、側壁面４３と接触面４４、と円弧面５２、との関係はこのような位置に設定されている。ただし、カバー３３との相互の回動移動を制限するようなことはなく、とくに図示はしないが、動きに必要とするわずかな隙間の余裕は当然に与えられている。
【００６２】
図７は、カバー３３が開放された状態が示されており、結合部４９の円弧面５２が支持部４２の接触面４４と接した状態で、軸５４と軸孔４６との位置関係はそのままの状態に拘束されることから、やはり、カバー３３がいずれの方向への傾きやがたつくこともない安定した状態が維持される。
【００６３】
以上のような一連の回動移動が図８に示される。すなわち、図４の状態が図（ａ）に、図５の状態が図（ｂ）に、図６の状態が図（ｃ）に、示され、図（ｄ）には図７の状態から、さらに開放させた最終の位置が示される。このように、一連の作用の円滑に行なわれることが、図８により明解に理解されよう。
【００６４】
図５の状態で、仮に軸５４が軸孔４６の手前側に接する位置に到ることなく、途中位置であったとしても、カバー３３を開放方向に回動させることにより先端面である円弧面５２が接触面４４に接することとなり、それに応じて軸５４は軸孔４６の端面に移動され接触することになる。
【００６５】
図（ｄ）によると、カバー側の蝶番半体３７が支持部４２の側壁面４３の先端部に接触して位置が決められるとともに、筐体本体３２とカバー３３とを連結する折り畳み式のストッパ（ステー）７１によっても位置決めされ、ストッパ７１による閉鎖方向への回動が阻止されるから、風などによりカバー３３が煽られて回動移動することが防止される。
【００６６】
カバー３３を閉鎖させるには、ストッパ７１の図示省略のロックを解除し折り畳ませるとともに、カバー３３を閉じる方向に回動させることにより、上記した開放方向への順序と逆の作用により閉じることができる。
【００６７】
最後の段階で図８の図（ｂ）に示される状態、すなわち図５の状態となるから、止めねじ６１を筐体本体３２の図示されないねじ穴にねじ込み、締めつけることでカバー３３は開口面６６に対して傾くことなく、軸５４が軸孔４６の長孔の方向に案内されて平行移動し、図４の閉鎖状態となるので、ガスケット６８に変則的な圧縮を行なうことなく、正常な締めつけ状態が得られる。
【００６８】
この蝶番３５は、銅合金鋳物などの合金材からなり適宜なめっきなどの防錆処理を施したもの、あるいは、ステンレス鋼鋳物などの合金材からなる防錆機能を有する材質から選択され得る。
【００６９】
図９はカバー３３の厚さが異なる場合の対策を示す図であり、まず、図（ａ）を参照すると、図４よりも薄いカバー３３−１の場合に、カバー側の蝶番半体３７の取り付け面４７とカバー３３−１の表面との間に、適切な厚さの板でなるスペーサ７３を介在させ、ねじ５８（図示せず）で取り付けるようにすることで、カバー３３−１の内面と結合部４９の端面とが一致し、図４と同じ状態が得られる。
【００７０】
図９の図（ｂ）はカバー３３の厚さが図４よりも厚いカバー３３−２の場合に、厚さの差異に相当する分、筐体本体３２の側面に対して筐体本体側の蝶番半体３６の取り付け位置を開口面６６寄りに取り付けることで、カバー３３−２の内面と支持部４２の接触面４４との間に段差が与えられるものの、カバー３３−２は開口面６６に接することから問題のない締めつけと作用状態とを得ることができる。
【００７１】
図１０は、本発明装置筐体構造の第２の一実施形態の外観斜視図であり、止めねじを抜き出した状態に示される。また、図１０における蝶番のみの分離状態が図１１の斜視図に示され、図１２には蝶番の組み立て状態が斜視図に示される。
【００７２】
図１０ないし図１２において、装置筐体７５には、図示しない電子・通信・計測装置などの装置本体が収容される。装置筐体３１の筐体本体３２は支柱など、所定の設置場所に据え付け固定されるようになっている。
【００７３】
筐体本体３２の前面側の開口面をカバー３３で覆うのであるが、筐体本体３２の一側とカバー３３の一側とには、それぞれ対でなる蝶番のそれぞれ半体が取り付けられる。
【００７４】
すなわち、筐体本体３２側には筐体本体側蝶番７６の半体７７が取り付けられ、カバー３３側にはカバー側蝶番７８の半体７９が、それぞれ、ねじ８１により取り付けられる。このように、対の筐体本体側蝶番７６とカバー側蝶番７８とにより蝶番対に構成される。
【００７５】
筐体本体側蝶番７６は、筐体本体３２に取り付けられる筐体本体側蝶番の半体７７と軸８２により回動可能に連結される可動半体８３には、それぞれ取り付け用孔８４が設けられている。
【００７６】
カバー側蝶番７８は、カバー３３に取り付けられるカバー側蝶番の半体７９と軸８６により回動可能に連結される可動半体８７には、それぞれ取り付け用孔８８が設けられている。
【００７７】
これらの蝶番半体７７、７９、８３、８７は、いずれも金属板をプレスにより抜き成型加工して形成され、適宜な防錆処理が施されるか、ステンレス鋼板などにより製造される。
【００７８】
また、これらの筐体本体側蝶番７６とカバー側蝶番７８とは同一とすることにより製造の効率化が図れ、図示されるものは同一形状である。そうして、対の組み合わせとするには、図示されるように、両方の軸８２、８６をいずれも外側として組み合わせるようにしている。
【００７９】
このように構成される蝶番対２組みを図示されるよう、所定の間隔を隔てて上下に配置し、それぞれの可動半体８３、８７を、Ｌ字状の補強構造に折り曲げ形成されるとともに、取り付け用孔の設けられた連結部材９１により、鋲９２を適用して一体的に連結結合させて組み立てる。
【００８０】
この状態が図１２に示される。なお、連結部材９１は、図１１についても理解を容易とするため途中を破断するとともに、二点鎖線により連続されていることが示されている。
【００８１】
図１２のように蝶番対に組み立てられた組み立て体９５を、装置筐体３１へ図１０に示されるように取り付ける。すなわち、筐体本体側蝶番の半体７７を筐体本体３２の一側面にねじ８１で取り付ける。また、カバー側蝶番の半体７９をカバー３３の正面側の一側にねじ８１で取り付ける。
【００８２】
このようにして取り付けることにより、筐体本体３２とカバー３３とは、それぞれの蝶番軸８２、８６、ならびに、可動半体８３、８７と連結部材９１とにより、カバー３３を開閉し得るよう連結される。
【００８３】
蝶番組み立て体９５は筐体の図示左側の一側に取り付けられ、カバー３３の周囲四隅には止めねじ６１がカバー３３のねじ挿通孔６２に挿入され、筐体本体３２の図示されないねじ穴にねじ込み締めつけられるようになっている。
【００８４】
止めねじ６１は、図示しない手段、たとえば止めねじの細径な首部分が、カバー３３のねじ挿通孔６２のねじ孔部分にねじ込まれて嵌められることで抜け止めされるようになっている。
【００８５】
カバー３３の正面図示右側には把手６３が設けられており、カバーの開閉操作時の操作が容易に行なえるようにしてある。
図１３は、図１０に示されるように、蝶番組み立て体９５の取り付けられた装置筐体７５の要部平面視断面図が示され、カバー３３が閉められた状態に示される。
【００８６】
すなわち、筐体本体側蝶番の半体７７は筐体本体３２の側面にねじ８１で取り付けられ、その可動半体８３は同一平面上に位置されている。カバー側蝶番の半体７９はカバー３３の正面にねじ８１で取り付けられ、その可動半体８７は直交するように位置されている。
【００８７】
双方の可動半体８３、８７どうしは密着して連結部材９１とともに鋲９２で連結結合され、両方の軸８２、８６は丁度図示左右方向の隣接する関係位置、すなわち筐体本体３２の開口面６６と平行する方向に設定されている。
【００８８】
筐体本体側蝶番７６の軸８２は位置固定であるが、カバー側蝶番７８の軸８６は筐体本体側蝶番７６の軸８２を中心にその周囲を回動可能である。それにともなって、両可動半体８３、８７も回動方向に傾動移動されることにより、軸８６の位置が回動可能なことである。このようなことは以下の作用説明により、一層明らかに理解されよう。
【００８９】
筐体本体３２の開口６５の周囲の開口面（前面）６６には、カバー３３が接した状態であり、カバー３３面の周囲にはガスケット用溝６７が形成されており、ガスケット６８が周囲に嵌められ取り付けられている。止めねじ６１の締めつけで、開口面６６によりガスケット６８はガスケット用溝６７内に弾性変形して押し付けられている。
【００９０】
以上の構成で、図１４に示されるように、すべての止めねじ６１を緩めることにより、カバー３３は図示手前側に移動され、筐体本体３２の開口面６６との間に隙間が生じる。
【００９１】
このような動きは、ガスケット６８の弾性復元力によっても与えられる。それにともなって、カバー３３の動きに追従するカバー側蝶番７８の可動半体７９がその軸８６とともに、筐体本体側蝶番７６の軸８２を中心に回動移動することによって得られる。すなわち、図１３の状態からカバー３３が、ほぼ平行移動されることになる。
【００９２】
ここで重要なことは、軸８２、８６の位置が開口面６６と平行方向に位置されることから、移動がこのようになされることに留意されたい。
このような状態は、カバー３３を蝶番組み立て体９５を支点として開放し得る状態である。したがって、図１５に示されるように把手６３（図１０に示される）を利用して引くことにより開放させることができる。図１５はこのような開放途中位置の姿勢が示される。
【００９３】
この状態では、図１５から明らかなように、それぞれの軸８２、８６の中心に対して、筐体本体側蝶番の半体７７と、その可動半体８３相互間、または、カバー側蝶番の半体７９と、その可動半体８７相互間、のそれぞれの傾動移動によって、あるいは、それぞれの蝶番７６と７８との協働したそれぞれの傾動移動によって得られる。
【００９４】
このような開放にともなっても、上下の蝶番７６と７８とは相互の可動半体８３、８７が連結部材９１で連結固定されていることにより、相互で独立した移動をしないよう一体状態に連動する姿勢が規定されるから、カバー３３が傾いたり、ぐらついたりすることが阻止され、円滑な動きが得られる。
【００９５】
図１６は、カバー３３が開放された位置の状態が示されており、筐体本体側蝶番の半体７７と、カバー側蝶番の半体７９と、が同一平面上に位置している。この状態で、両可動半体８３、８７が直交位置に描かれているが、かならずしも、直交位置に設定し得るものではなく、任意の傾動可能な位置になし得ることであり、いずれにしても、上下の蝶番は連結部材９１に拘束されていることにより、いずれの方向への傾きや、ぐらつくこともない安定した姿勢状態が維持される。
【００９６】
以上のような一連の回動移動が図１７に示される。すなわち、図１３の状態が図（ａ）に、図１４の状態が図（ｂ）に、図１５の状態が図（ｃ）に、示され、図（ｄ）には図１６の状態から、さらに開放された最終の位置が示される。
【００９７】
図（ｄ）によると、カバー３３は筐体本体３２とカバー３３とを連結する折り畳み式のストッパ（ステー）７１によって位置決めされ、ストッパ７１による開放方向ならびに閉鎖方向への回動が阻止されるから、風などによりカバー３３が煽られて回動移動することが防止される。
【００９８】
このように、一連の作用の円滑に行なわれることが、図１７により一層明解に理解されよう。
カバー３３を閉鎖させるには、ストッパ７１の図示省略のロックを解除し、折り畳ませるとともに、カバー３３を閉じる方向に回動させることにより、上記した開放方向への順序と逆の作用により閉じることができる。
【００９９】
最後の段階で図１７の図（ｂ）に示される状態、すなわち図１４の状態となるから、止めねじ６１を筐体本体３２の図示されないねじ穴にねじ込み、締めつけることでカバー３３は開口面６６に対して傾くことなく、カバー側蝶番７８の軸８６が筐体本体側蝶番７６の軸８２の中心の周囲円周上に沿って回動され、ほぼ平行移動し、図１３の閉鎖状態となるので、ガスケット６８に変則的な圧縮を行なうことがなく、正常な締めつけ状態が得られる。
【０１００】
このようなことは、既述したように図１４の状態では、軸８２、８６の位置が開口面６６とほぼ平行方向に位置されることから、カバー３３の移動が平行移動し得ることによってなされることである。
【０１０１】
つぎに、本発明装置筐体構造の第２の実施形態に適用可能な蝶番を、図１２のものを第１の実施形態とすると、図１８には置換可能な第２の実施形態を、図１９には同じく第３の実施形態を、それぞれ斜視図に示したものである。
【０１０２】
蝶番の第２実施形態について図１８を参照すると、蝶番１０１は筐体本体側蝶番１０２とカバー側蝶番１０３とからなる。
筐体本体側蝶番１０２は、取り付け用孔１０５を有する筐体本体側の蝶番半体１０６と、取り付け用孔１０８を有する可動半体１０９と、が軸１１１により回動可能に連結されている。
【０１０３】
カバー側蝶番１０３は、取り付け用孔１１３を有するカバー側の蝶番半体１１４と、取り付け用孔１１５を有する可動半体１１６と、が軸１１７により回動可能に連結されている。
【０１０４】
この筐体本体側蝶番１０２の可動半体１０９と、カバー側蝶番１０３の可動半体１１６と、をそれぞれの軸１１１、１１７を外側となるように位置させ、それぞれの取り付け孔１０８、１１５に図示しないねじ、あるいは、鋲を適用し一体的に連結固定して取り付ける。両軸１１１、１１７は平面視隣接した位置関係に設定される。
【０１０５】
このようにして取り付け結合させることにより蝶番組み立て体１０１となるから、図１０に示される蝶番組み立て体９５に代えて、筐体本体３２の一側に筐体本体側の蝶番半体１０６を取り付け、カバー３３の正面一側にカバー側の蝶番半体１１４を取り付ける。
【０１０６】
蝶番半体１０６、１０９、１１４、１１６は、いずれも金属板をプレスにより抜き成型加工して形成され、適宜な防錆処理が施されるか、ステンレス鋼板などにより製造される。しかして、その長さは蝶番組み立て体第１の実施形態９５の長さと同等とすることにより、連結部材９１を要しないものとなる。
【０１０７】
筐体本体側蝶番１０２とカバー側蝶番１０３とを、同一形状とすることは製造の効率上好ましいことである。
このような構成により、その基本的な作用、効果は、図１３ないし図１７を参照して説明と同じであることから、ここでの説明を省略するので、前実施形態における図の同等部分の符号を置き換えて説明とともに参照し理解されたい。
【０１０８】
蝶番の第３実施形態について図１９を参照すると、蝶番１３１は筐体本体側蝶番１３２とカバー側蝶番１３３とからなる。
筐体本体側蝶番１３２は、取り付け用孔１３５を有する筐体本体側蝶番の半体１３６からなり、カバー側蝶番１３３は、取り付け用孔１３８を有するカバー側蝶番の半体１３９からなる。
【０１０９】
しかして、筐体本体側蝶番１３２の可動半体１４１と、カバー側蝶番１３３の可動半体１４２と、は一体の連結用蝶番１４５により、それぞれが第１の軸１４６、第２の軸１４７により連結結合されるように構成される。
【０１１０】
ここで、連結用蝶番１４５とは、両方の蝶番１３２、１３３の可動半体１４１、１４２を一体構成したものであることから、それぞれが単体で蝶番機能を有せず、組み合わせて機能するものであるが、便宜上あえて本発明では連結用蝶番と定義することとする。
【０１１１】
すなわち、連結用蝶番１４５は一体の中央部分が図示されるように、折り返されて密着され、その両側がそれぞれの可動半体１４１、１４２となっているものである。
【０１１２】
したがって、筐体本体側蝶番１３２は筐体本体側蝶番の半体１３６と、連結用蝶番１４５の可動半体１４１と、が第１の軸１４６で連結結合されて蝶番１３２に構成される。
【０１１３】
また、カバー側蝶番１３３はカバー側蝶番の半体１３９と、連結用蝶番１４５の可動半体１４２と、が第２の軸１４７で連結結合されて蝶番１３３に構成される。
【０１１４】
しかしながら、上記のように、それぞれの可動半体１４１、１４２は一体化されていることから組み立てられた状態は、筐体本体側蝶番１３２とカバー側蝶番１３３とは連結用蝶番１４５で連結結合され、この状態ですでに蝶番組み立て体１３１に構成され、第１の軸４６、第２の軸１４７は平面視隣接した第１の実施形態と同じ位置関係に設定される。
【０１１５】
蝶番半体１３６、１３９、連結用蝶番１４５は、いずれも金属板をプレスにより抜き成型加工して形成され、適宜な防錆処理が施されるか、ステンレス鋼板などにより製造される。
【０１１６】
しかして、その長さは蝶番組み立て体第１の実施形態９５の長さと同等とすることにより、連結部材を要しない以外にも、可動半体同士の連結結合を要しないものとなる。蝶番半体１３６、１３９の形状を同一とすることは製造上効率的なことである。
【０１１７】
このような構成により、その基本的な作用、効果は、図１３ないし図１７を参照して説明と同じであることから、ここでの説明を省略するので前実施形態における図の同等部分の符号を置き換えて説明とともに参照し、同様に理解されたい。
【０１１８】
本発明は、上述の各実施の形態に限定されるものではなく、以下に記述するようなことについても適用可能であり、いうまでもなく、本発明に含まれ得ることである。
【０１１９】
すなわち、カバー３３の取り付けに止めねじ６１を適用したが、このような取り付け構造に限定するものではなく、引っ掛け式のフアスナで締めつけるようにしてもよいことである。
【０１２０】
筐体本体３２とカバー３３との間にガスケット６８を介在させるとしたが、これについても、かならずしも介在させる要はなく、単にカバーを筐体本体に取り付けることについても本発明構成を適用し得ることであり、ガスケットの締めつけに適用することは記述したような好結果が得られることである。
【０１２１】
以上のようなことから、屋外環境に対してのみならず、屋内環境下に設置される装置の筐体構造として適用することにも十分に好適なことである。
本発明のすぐれた特徴は、筐体ならびにカバーとに蝶番を単に組み合わせることにあらず、蝶番対としてそれぞれ独立に一体として取り扱うことが可能なことにある。このようであるから、筐体とカバーとに対して独立の蝶番対を組み合わせることから製造性、組み立て性のみならず、蝶番ならびに筐体に対するすぐれた保守性が得られることにある。
【０１２２】
【発明の効果】
以上、詳細に説明のように本発明装置筐体構造第１の手段は、筐体本体の開口面を開閉可能に覆うカバーを蝶番により連結結合させるのに、筐体本体側の蝶番半体には、カバー側の蝶番半体の軸を受け入れてこの軸とカバーとを開閉方向である開口面に対して遠近し得る長孔の軸孔と、カバーの開放位置でカバー側の蝶番半体の先端と接触する接触面と、を形成させたことにある。
【０１２３】
この第１の手段によると、蝶番により連結結合されたカバーは開放時筐体本体から離脱することなく、開放に際してはカバー側の蝶番半体が軸孔の長孔分離間し得るのにカバーが追従される。また、カバー側の蝶番半体の先端が筐体本体側の蝶番半体の接触面と接触することから、カバーのがたつき、傾きなどを生じることなく姿勢が安定される。
【０１２４】
閉める場合、カバー面が筐体本体の開口面に所定間隔で並行する状態が得られ、この並行状態のまま締めつけ得るから締めつけ過程で偏りなどの生じることがないので、ガスケットを介在させる場合、きわめて好適なことである。
【０１２５】
本発明装置筐体構造第２の手段は、筐体本体の開口面を開閉可能に覆うカバーを蝶番により連結結合させるのに、筐体本体側蝶番の可動半体とカバー側蝶番の可動半体とが結合されたことにある。
【０１２６】
この第２の手段によると、蝶番により連結結合されたカバーは開放時筐体本体から離脱することなく、開放に際しては筐体本体の蝶番とカバーの蝶番とに、筐体本体とカバーとに対しそれぞれ独立に回動可能な蝶番の可動半体をそなえているから、この独立に回動可能な蝶番の可動半体が一体結合されていることにより、それぞれの蝶番の可動半体が一体で筐体本体とカバーに対して回動し得るし、カバーは筐体本体に対して蝶番半体を介して回動し得る。
【０１２７】
可動半体どうしの結合された蝶番には独立の２軸をそなえ、それぞれの蝶番軸の中心は互いに相手の蝶番軸を中心に、確実に支持された状態で相対的に、その回りを回動し得るから、相互が開閉途中、開放状態で、がたつきや傾きを生じことがない。
【０１２８】
相対的に相互の蝶番軸の中心回りに回動し得るから、カバーを開放時または閉鎖直前にカバー側の蝶番軸は筐体本体側の蝶番軸の中心回りに、その中心の離間距離分の回動半径上をたどることでカバー面が筐体本体の開口面に対向した状態の所定間隔を設け、両面が対向状態で並行し平均して遠近し得るので、閉鎖時、変則的な締めつけ姿勢とならず、安定状態に締めつけ閉鎖し得る。
【０１２９】
本発明装置筐体構造第３の手段は、筐体本体の開口面を開閉可能に覆うカバーを蝶番により連結結合させるのに、筐体本体側蝶番の半体とカバー側蝶番の半体とが連結用蝶番の両側で第１、第２の軸によりそれぞれ結合させたことにある。
【０１３０】
この第３の手段によると、蝶番により連結結合されたカバーは開放時筐体本体から離脱することなく、筐体本体とカバーとには、それぞれに独立の蝶番半体がそなえられ、これら蝶番半体が連結用蝶番で結合されていることにより、それぞれの蝶番半体が連結用蝶番に対して独立に回動し得る。
【０１３１】
連結用蝶番の両側に結合された蝶番半体は、それぞれに独立した蝶番軸を有するから、それぞれの蝶番軸の中心は互いに相手の蝶番軸を中心に確実に支持された状態でその回りを相対的に回動可能であるから、相互が開閉途中あるいは開放状態で、がたつきや傾きを生じることがない。
【０１３２】
相対的に相互の蝶番軸の中心回りに回動し得るから、カバーを開放時または閉鎖直前にカバー側の蝶番軸は筐体本体側の蝶番軸の中心回りに、その中心の離間距離分の回動半径上をたどることでカバー面が筐体本体の開口面に対向した状態の所定間隔を設け、両面が対向状態で並行し平均して遠近し得るので、閉鎖時、変則的な締めつけ姿勢とならず、安定状態に締めつけ閉鎖し得る。
【０１３３】
本発明装置筐体構造第４の手段は、筐体本体の開口面周囲とカバーとの接触面に弾性体のガスケットを介在させることが、各手段に適用され得る。
この第４の手段によると、このガスケットを組み合わせることにより、装置筐体内に外界の水や有害ガスなどの進入が防止される。各手段と選択的に組み合わせられることにより、ガスケットへの不適当な締めつけが行なわれないことから、ガスケットの長期信頼性が維持確保される。
【０１３４】
本発明装置筐体構造第５の手段は、筐体本体とカバーとの周囲をねじを適用して締めつけることが、各手段に適用され得る。
この第５の手段によると、カバーは蝶番側を含んで周囲が均一状態に締めつけられることから、筐体の開口面との対向間隔の隙間を最小限度にし得ることから、ガスケットを介在させた場合には確実にして偏倚方向に締めつけることなく均一な締めつけ状態が得られる。
【０１３５】
以上のように、本発明によれば、装置筐体の開口面を覆うカバーが開口面に対して、偏ることなく並行状態で平均に進退して接触し得ること。ならびに、開放状態でカバーの姿勢が安定維持される。など、その実用上の効果は、きわめて顕著なものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明装置筐体構造第１の一実施形態外観斜視図である。
【図２】図１における蝶番の分離状態斜視図である。
【図３】図２の蝶番の組み立て状態斜視図である。
【図４】図１の蝶番の作用説明図（その１）である。
【図５】図１の蝶番の作用説明図（その２）である。
【図６】図１の蝶番の作用説明図（その３）である。
【図７】図１の蝶番の作用説明図（その４）である。
【図８】図１の蝶番の作用説明図（その５）である。
【図９】図１におけるカバー厚さ変化への対応説明図である。
【図１０】本発明装置筐体構造第２の一実施形態外観斜視図である。
【図１１】図１０における蝶番の分離状態斜視図である。
【図１２】図１１の蝶番の組み立て状態斜視図である。
【図１３】図１０の蝶番の作用説明図（その１）である。
【図１４】図１０の蝶番の作用説明図（その２）である。
【図１５】図１０の蝶番の作用説明図（その３）である。
【図１６】図１０の蝶番の作用説明図（その４）である。
【図１７】図１０の蝶番の作用説明図（その５）である。
【図１８】図１０の装置筐体構造に適用し得る蝶番の第２実施形態斜視図である。
【図１９】図１０の装置筐体構造に適用し得る蝶番の第３実施形態斜視図である。
【図２０】装置本体がビルディング内に設置された状態である。
【図２１】装置本体が屋外のシェルタ内に設置された状態である。
【図２２】装置本体が屋外の支柱に設置された状態である。
【図２３】従来の装置筐体の外観斜視図（その１）である。
【図２４】従来の装置筐体の外観斜視図（その２）である。
【図２５】従来の問題点を説明する要部平面図（その１）である。
【図２６】従来の問題点を説明する要部平面図（その２）である。
【符号の説明】
１ビルディング
２部屋
３装置本体
５アンテナ
６ケーブル
８鉄塔
９シェルタ
１１支柱
１２支持台
１５装置筐体
１７カバー
１８ねじ
１９筐体本体
２１ロープ
２３蝶番
２５ファスナ
２７ガスケット
３１装置筐体
３２筐体本体
３３カバー
３５蝶番
３６筐体本体側の蝶番半体
３７カバー側の蝶番半体
３９取り付け面
４１取り付けねじ挿通孔
４２支持部
４３側壁面
４４接触面
４５上下面
４６軸孔
４７取り付け面
４８取り付けねじ挿通孔
４９結合部
５１軸挿通孔
５２円弧面
５４軸
５５溝
５６Ｅ型止め輪
５８ねじ
６１止めねじ
６２ねじ挿通孔
６３把手
６５開口
６６開口面
６７ガスケット用溝
６８ガスケット
７１ストッパ
７３スペーサ
７５装置筐体
７６筐体本体側蝶番
７７筐体本体側蝶番の半体
７８カバー側蝶番
７９カバー側蝶番の半体
８１ねじ
８２軸
８３可動半体
８４取り付け用孔
８６軸
８７可動半体
８８取り付け用孔
９１連結部材
９２鋲
９５蝶番組み立て体
１０１蝶番組み立て体
１０２筐体本体側蝶番
１０３カバー側蝶番
１０５取り付け用孔
１０６筐体本体側の蝶番半体
１０８取り付け用孔
１０９可動半体
１１１軸
１１３取り付け用孔
１１４カバー側の蝶番半体
１１５取り付け用孔
１１６可動半体
１１７軸
１３１蝶番組み立て体
１３２筐体本体側蝶番
１３３カバー側蝶番
１３５取り付け用孔
１３６筐体本体側蝶番の半体
１３８取り付け用孔
１３９カバー側蝶番の半体
１４１、１４２可動半体
１４５連結用蝶番
１４６第１の軸
１４７第２の軸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus housing structure having an opening / closing cover in an electronic / communication / measuring apparatus or the like.
[0002]
An electronic / communication / measuring device or the like is used to mount the apparatus main body in a stable state and to house the apparatus main body in a housing for the purpose of protecting it from the surrounding environment.
[0003]
Such an apparatus housing structure needs to be adapted to an environment such as an indoor environment or an environment such as an outdoor environment. In the indoor environment, it is not necessary to provide weather resistance, but in the outdoor environment, it is required to have weather resistance against changes in temperature and rain and snow in the outside.
[0004]
In wireless communication devices that are portable and can be moved and communicated at any time, especially in portable telephones, unmanned base stations equipped with antennas and relay devices are installed in various places. It is advantageous that the distance and the range that can be communicated can be greatly extended. For this reason, in a city area, the rooftop of a building or the like can be used as shown in FIG.
[0005]
Referring to FIG. 20, the apparatus main body 3 is installed in the room 2 on the top floor of the building 1, the antenna 5 is attached to the outside, and a high-frequency signal transmission cable 6 is connected therebetween.
[0006]
Since there are few high buildings in regions other than urban areas, in such regions and mountainous areas, as shown in FIG. 21, a steel tower 8 to which the antenna 5 is attached and a shelter 9 that accommodates the apparatus main body 3 are used. In order to install the shelter 9, a high cost is required.
[0007]
On the other hand, it is desirable that the distance between the antenna 5 and the apparatus main body 3 be as close as possible because the transmission loss of the high-frequency signal through the cable 6 can be reduced. For this reason, the apparatus as shown in FIG. Configuration has recently been implemented.
[0008]
That is, the antenna 5 is mounted on the support 11, a support base 12 is provided in the middle of the support 11 and immediately below the antenna 5, and a device housing 15 having weather resistance is mounted on the support base 12. The apparatus main body is accommodated and connected by the shortest cable 6.
[0009]
By adopting such a configuration, it is possible to eliminate installation of a shelter without requiring a building rented room. However, for this purpose, it is necessary to downsize the structure of the apparatus main body and the housing that accommodates the apparatus main body, and to ensure reliable weather resistance and good handleability.
[0010]
The device housing structure is composed of a housing body and a cover that covers the opening because the device body is housed inside and requires internal operations in the future, depending on the maintenance and inspection of the device body. The cover is opened so that the inside can be operated from the opening surface.
[0011]
[Prior art]
As shown in FIG. 22, the device casing 15 is attached in the middle of the column 11, and as shown in FIG. 23, the cover 17 is attached to the casing main body 19 with, for example, four screws 18 during maintenance and inspection. I try to fix it. In order to prevent the screw 18 from being detached from the cover 17 in a loosened state, a retaining measure (not shown) is taken.
[0012]
The cover 17 is also provided with a safety measure in which the cover 17 is connected to the casing main body 19 with a rope 21 or a chain so as not to fall when the cover 17 is detached from the casing main body 19.
[0013]
In FIG. 24, one side of the cover 17 is connected to one side of the housing body 19 by a hinge 23, and the other side is hooked and pulled by a known latch-type fastener 25.
[0014]
However, in any structure, a gasket (not shown) (not shown) is interposed on the entire contact surface between the cover 17 and the housing body 19 to keep the gasket pressed against the outdoor environment. This prevents moisture such as rain and snow or corrosive gas from entering the inside. The gasket is selected from synthetic rubber materials having an appropriate material, shape and hardness.
[0015]
[Problems to be solved by the invention]
According to the apparatus housing structure shown in FIG. 23, although the cover 17 is removed and removed, there is an advantage that the entire opening surface of the housing body 19 is opened and easily accessible, but the cover 17 is suspended by the rope 21. However, it causes troubles such as being swayed by the wind and swaying and hitting the inspection operator.
[0016]
When attaching the cover 17, screwing the four screws 18 into the screw holes of the housing main body 19 is a troublesome work at a high place because the cover 17 is supported with one hand. Is dangerous.
[0017]
The apparatus housing structure shown in FIG. 24 is stable when the cover 17 is opened because one side is supported by the hinge 23 so that the cover 17 can be opened and closed, and the opening and closing operation of the cover 17 can be performed by one-touch operation of the fastener 25 on one side. It is easy and safe because it can be done.
[0018]
FIG. 25A shows a state in which the entire gasket 27 disposed between the housing body 19 and the cover 17 is pressed on average in the structure shown in FIG. That is, the facing distance between the housing body 19 and the cover 17 is constant.
[0019]
On the hinge 23 side, there is a possibility that the mounting interval between the casing body 19 and the cover 17 by the hinge 23 is not appropriate, or that the interval may increase with aging at a later date, as shown in FIG. As shown, the pressure contact state of the gasket 27 is not appropriate.
[0020]
That is, according to the figure (b), since the space | interval by the side of the hinge 23 spreads and the space | interval by the side of the fastener 25 is an appropriate state, it has shown that the amount of pressing of the gasket 27 by the side of the hinge 23 is small.
[0021]
25 shows a plan view of the apparatus housing, and the gasket 27 is shown only in the vertical direction on the left and right sides of the surrounding four sides for ease of understanding, and the horizontal direction in the upper and lower directions is not shown. It is. The same applies to FIG.
[0022]
Referring to FIG. 26, the hinge 23 is set so that the interval between the housing body 19 and the cover 17 is connected to a fixed fixed positional relationship so as to be an appropriate interval. As shown, the cover 17 is rotated in the closing direction from the open position, so that the surface of the cover 17 approaches the gasket 27 attached to the housing body 19.
[0023]
Next, when the surface of the cover 17 starts to contact the tip of the gasket 27 as shown in FIG. 2B, the right side (the fastener 25 side not shown) is expanded with the hinge 23 on the left side as a fulcrum. It becomes the inclined posture.
[0024]
For this reason, as the cover 17 is closed, the gasket 27 is elastically deformed so as to be pushed to the right side in the drawing, instead of being pushed to an equilibrium state as shown in FIG.
[0025]
Then, as shown in FIG. 6C, the cover 17 is closed by being pressed and deformed in a state in which irregular residual stress that is not in an equilibrium state is accumulated. Such an inconvenient stress may cause inconvenient plastic deformation in the gasket 27 over a long period of time.
[0026]
In view of the various problems of the conventional apparatus housing structure as described above, the present invention solves such problems, and the cover that covers the opening surface of the apparatus housing is averaged with respect to the opening surface. It is an object of the present invention to provide an apparatus housing structure that can be contacted and that can stably maintain the posture of the cover in an open state.
[0027]
[Means for Solving the Problems]
The first means, which is the gist of the present invention means for solving the above problems, includes one side of the opening surface of the housing body and one side of a cover that covers the opening surface so as to be openable and closable. In the device housing structure connected by a hinge, the hinge half on the housing body side accepts the axis of the hinge half on the cover side, and this shaft and the cover can be closer to the opening surface in the opening / closing direction. Long hole shaft hole and tip of hinge half on cover side at cover open positionArc face ofIs a device housing structure formed with a contact surface in contact with the device.
[0028]
In the first means, the casing main body and the cover are connected to each other by a hinge, so that the cover does not come off when opened.
As the cover is released from the closed state, the hinge side of the cover is separated from the housing main body by a long hole, and as the cover is opened in that state, the tip of the hinge half on the cover side is in contact with the contact surface of the hinge half on the housing main body side. Since it is opened in contact, there is no inconvenience that the cover rattles or tilts.
[0029]
When closed, a predetermined interval is provided with the cover surface facing the opening surface of the housing body, and it can be closed on average with both surfaces facing each other. It can be tightened in a stable state without any effective tightening force.
[0030]
The second means of the present invention comprises:It can be applied to the first means that the movable half of the hinge on the housing body side and the movable half of the cover side hinge are combined.
[0031]
In the second means, the casing main body and the cover are connected to each other by a hinge on each side, so that the cover does not come off when opened.
The hinge of the main body of the housing and the hinge of the cover have hinge halves that can be rotated independently with respect to the housing main body and the cover. As a result, the hinge halves can be integrally rotated with respect to the housing body and the cover. Of course, the cover can be rotated with respect to the housing body through the hinge half integrally connected thereto.
[0032]
In other words, the combined hinges have two independent axes, and the center of each hinge axis can be rotated relatively around the other hinge axis while being securely supported. It is a simple configuration.
[0033]
Therefore, neither rattling nor tilting occurs even during opening / closing and in the open state.
In addition, since it can be rotated around the center of the hinge shaft relative to each other, when the cover is opened or immediately before closing, the hinge shaft on the cover side is around the center of the hinge shaft on the housing body side. By rotating based on the separation distance of the center, it is possible to provide a predetermined interval with the cover surface facing the opening surface of the housing body, and on average, the both surfaces face each other. When a gasket is interposed, an irregular tightening force does not act on the gasket, and the gasket can be tightened in a stable state.
[0034]
The third means of the present invention is:It can be applied to the first means that the housing body-side hinge half and the cover-side hinge half are joined by the first and second shafts on both sides of the connecting hinge.
[0035]
In the third means, the casing main body and the cover are connected to each other by a hinge on each side, so that the cover does not come off when opened.
The housing body and the cover are each provided with independent hinge halves, and these hinge halves are connected by a connecting hinge, so that each hinge half is connected to the connecting hinge. And can be rotated independently.
[0036]
The combined hinge halves have two independent hinge shafts on both sides of the connecting hinge, and the center of each hinge shaft is securely supported around the other hinge shaft. It is possible to relatively rotate around it.
[0037]
Therefore, neither rattling nor tilting occurs even during opening / closing and in the open state.
In addition, since it can be rotated around the center of the hinge shaft relative to each other, when the cover is opened or immediately before closing, the hinge shaft on the cover side is around the center of the hinge shaft on the housing body side. By rotating based on the separation distance of the center, it is possible to provide a predetermined interval with the cover surface facing the opening surface of the housing body, and on average, the both surfaces face each other. An irregular tightening force does not act on the gasket, and the gasket can be tightened in a stable state.
[0038]
The fourth means of the present invention can be applied to the first to third means that a gasket made of an elastic body is interposed between the periphery of the opening surface of the housing body and the cover.
[0039]
In the fourth means, the gasket prevents water such as rain and snow from entering the apparatus housing and prevents other harmful gases from entering the outside. Since each means does not cause inconvenient tightening on the gasket, the gasket is guaranteed to be stable for a long period of use and can be fully endured.
[0040]
The fifth means of the present invention can be applied to the first means to the fourth means that the periphery of the housing main body and the cover is fastened with screws.
In the fifth means, the periphery of the cover including the hinge side is tightened in a uniform state, so that the gap between the opposing spaces can be minimized, and the gasket can be tightened securely and uniformly. Yes.
[0041]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the device housing structure of the present invention will be described in detail with reference to the drawings according to embodiments based on the configuration gist. Throughout the drawings, the same parts are denoted by the same reference numerals for convenience in order to facilitate understanding.
[0042]
FIG. 1 is an external perspective view of a first embodiment of the device housing structure of the present invention, and shows a state in which a set screw is extracted. 1 is shown in the perspective view of FIG. 2, and the assembled state of the hinge is shown in the perspective view in FIG.
[0043]
1 to 3, a device main body such as an electronic / communication / measuring device (not shown) is accommodated in the device housing 31. The housing main body 32 of the device housing 31 is installed and fixed at a predetermined installation location such as on a support column.
[0044]
The opening surface on the front surface side of the housing main body 32 is covered with the cover 33, and a half of each pair of hinges 35 is attached to one side of the housing main body 32 and one side of the cover 33.
[0045]
That is, the hinge half 36 is attached to the housing body 32 side, and the hinge half 37 is attached to the cover 33 side.
The hinge half 36 on the housing body side is provided with a mounting screw insertion hole 41 on a mounting surface 39 to the side surface of the housing body 32, and extends and protrudes forward on the side surface of the housing body 32. A character-shaped support 42 is provided.
[0046]
The U-shaped support portion 42 has a side wall surface 43, a contact surface 44 orthogonal to the side wall surface 43, and shaft holes 46 formed in the upper and lower surfaces 45. The side wall surface 43 is parallel to the attachment surface 39, and the contact surface 44 is also orthogonal to the attachment surface 39.
[0047]
The shaft hole 46 is a long hole extending in parallel with the surface direction of the attachment surface 39 and the side wall surface 43.
The cover-side hinge half 37 is provided with a mounting screw insertion hole 48 in a mounting surface 47 to the front surface of the cover 33, and a connecting portion 49 extending in the extending direction of the mounting surface 47 is axially inserted in the vertical direction in the figure. The hole 51 and the circular arc surface 52 centering on the shaft insertion hole 51 are formed at the tip thereof.
[0048]
The coupling portion 49 of the hinge half 37 on the cover side is inserted into the support portion 42 of the hinge half 36 on the housing body side, and the shaft 54 is inserted into the shaft hole 46 and the shaft insertion hole 51 that are long holes, An E-type retaining ring 56 is fitted in each of the grooves 55 at both ends of the shaft protruding vertically to prevent the shaft 54 from coming off.
[0049]
The state assembled in this way is shown in FIG. 3, and the screws 58 are applied to the respective screw insertion holes 41, 48 to assemble into the state shown in FIG.
Here, referring to FIG. 1, the hinge 35 is attached to one side on the left side of the figure, and set screws 61 are inserted into the screw insertion holes 62 of the cover 33 at the four corners around the cover 33, and the housing body 32 is not shown. It is designed to be screwed into the screw hole.
[0050]
The set screw 61 is prevented from coming off by a means (not shown), for example, a narrow neck portion of the set screw being screwed into the screw hole portion of the screw insertion hole 62 of the cover.
[0051]
A handle 63 is provided on the front right side of the cover 33 so that the cover can be easily opened and closed.
As shown in FIG. 1, FIG. 4 shows a plan view of an essential part of the apparatus housing 31 to which the hinge 35 is attached, and shows a state in which the cover 33 is closed. That is, the hinge half 36 on the housing body side of the hinge 35 is attached to the side surface of the housing body 32 with the screw 58, and the front surface of the housing body 32 and the contact surface 44 of the support portion 42 are in alignment.
[0052]
The cover-side hinge half 37 is attached to the front surface of the cover 33 with screws 58, the side surface of the coupling portion 49 is in contact with the contact surface 44, and the cover 33 is in contact with the front surface of the housing body 32.
[0053]
Further, the arc surface 52 of the coupling portion 49 is in contact with the side wall surface 43 of the support portion 42. That is, the distance between the shaft hole 46 and the contact surface 44 is set to such a positional relationship.
[0054]
A gasket groove 67 is formed around the opening surface (front surface) 66 around the opening 65 of the housing body 32, and a gasket 68 is fitted and attached thereto. By tightening the set screw 61, the gasket 68 is elastically deformed and pressed into the gasket groove 67 on the surface of the cover 33.
[0055]
The shaft 54 follows the cover 33 and is located at one end of the long hole of the shaft hole 46 of the hinge half 36 on the housing body side, that is, at a position moved toward the contact surface 44. However, the shaft hole 46, which is a long hole, is provided with a slight margin to allow the shaft 54 to move further, as indicated by the dotted line toward the contact surface 44 side.
[0056]
With the above configuration, as shown in FIG. 5, by loosening all the set screws 61, the cover 33 is moved to the front side in the figure, and a gap is formed between the opening surface 66 of the housing body 32.
[0057]
Such movement is also given by the elastic restoring force of the gasket 68. Accordingly, the shaft 54 that follows the cover 33 is moved to the front end side of the long hole of the shaft hole 46 that is separated from the contact surface 44. That is, the cover 33 is translated from the state shown in FIG.
[0058]
Such a state is a state where the cover 33 can be opened with the hinge 35 as a fulcrum. Therefore, as shown in FIG. 6, it can be opened by pulling using the handle 63 (shown in FIG. 1). FIG. 6 shows the posture at such an open position.
[0059]
In this state, as is apparent from FIG. 6, the arc surface 52, which is the tip surface of the coupling portion 49 of the hinge half 37 on the cover side, is formed on both the side wall surface 43 and the contact surface 44 of the support portion 42. They are in contact with each other.
[0060]
Thus, since the shaft 54 is in contact with the end portion of the shaft hole 46 that is separated from the contact surface 44, the cover 33 is restrained by both of these contacts and prevents tilting or rattling in any direction. Has been.
[0061]
The relationship between the shaft 54 and the shaft hole 46, the side wall surface 43, the contact surface 44, and the circular arc surface 52 is set to such a position. However, there is no restriction on the rotational movement of the cover 33, and although there is no particular illustration, a margin of a slight gap necessary for movement is naturally given.
[0062]
FIG. 7 shows a state in which the cover 33 is opened, and the positional relationship between the shaft 54 and the shaft hole 46 remains unchanged with the arc surface 52 of the coupling portion 49 in contact with the contact surface 44 of the support portion 42. Therefore, the cover 33 is maintained in a stable state in which the cover 33 is not tilted or rattled in any direction.
[0063]
A series of rotational movements as described above are shown in FIG. That is, the state of FIG. 4 is shown in FIG. (A), the state of FIG. 5 is shown in FIG. (B), the state of FIG. 6 is shown in FIG. (C), and FIG. Further, the final opened position is shown. It will be clearly understood from FIG. 8 that the series of operations are smoothly performed in this way.
[0064]
In the state of FIG. 5, even if the shaft 54 does not reach the position in front of the shaft hole 46 and is in the middle position, the arc surface which is the tip surface is obtained by rotating the cover 33 in the opening direction. 52 comes into contact with the contact surface 44, and accordingly, the shaft 54 is moved and brought into contact with the end surface of the shaft hole 46.
[0065]
According to FIG. 4 (d), the hinge half 37 on the cover side comes into contact with the tip of the side wall surface 43 of the support portion 42 to determine the position, and the folding stopper that connects the housing body 32 and the cover 33. Positioning is also performed by the (stay) 71, and the rotation in the closing direction by the stopper 71 is prevented, so that the cover 33 is prevented from being squeezed and rotated by wind or the like.
[0066]
To close the cover 33, the stopper 71 (not shown) is unlocked and folded, and the cover 33 can be closed by rotating the cover 33 in the closing direction by the reverse of the above-described order in the opening direction. .
[0067]
In the final stage, the state shown in FIG. 8B, that is, the state shown in FIG. 5 is obtained. 4, the shaft 54 is guided and translated in the direction of the long hole of the shaft hole 46, and the closed state shown in FIG. 4 is obtained. A state is obtained.
[0068]
The hinge 35 can be selected from an alloy material such as a copper alloy casting and subjected to an appropriate rust prevention treatment such as plating, or a material having an antirust function made of an alloy material such as a stainless steel casting.
[0069]
FIG. 9 is a diagram showing a countermeasure when the thickness of the cover 33 is different. First, referring to FIG. 9A, in the case of the cover 33-1, which is thinner than FIG. By interposing a spacer 73 made of a plate having an appropriate thickness between the attachment surface 47 and the surface of the cover 33-1, the inner surface of the cover 33-1 is attached by screws 58 (not shown). And the end face of the coupling portion 49 coincide with each other, and the same state as in FIG. 4 is obtained.
[0070]
FIG. 9B shows a case in which the cover 33 is thicker than the cover 33-2 in FIG. Although the step is provided between the inner surface of the cover 33-2 and the contact surface 44 of the support portion 42 by attaching the hinge half 36 near the opening surface 66, the cover 33-2 is formed on the opening surface 66. From the contact, it is possible to obtain a tightening and a working state with no problem.
[0071]
FIG. 10 is an external perspective view of a second embodiment of the apparatus housing structure of the present invention, and is shown in a state where a set screw is extracted. Further, the separated state of only the hinge in FIG. 10 is shown in the perspective view of FIG. 11, and the assembled state of the hinge is shown in the perspective view of FIG.
[0072]
10 to 12, the apparatus housing 75 accommodates an apparatus main body such as an electronic / communication / measuring apparatus (not shown). The housing main body 32 of the device housing 31 is installed and fixed at a predetermined installation location such as a support column.
[0073]
The opening surface on the front surface side of the housing body 32 is covered with the cover 33, and a half of each pair of hinges is attached to one side of the housing body 32 and one side of the cover 33.
[0074]
That is, a half body 77 of the housing body side hinge 76 is attached to the housing body 32 side, and a half body 79 of the cover side hinge 78 is attached to the cover 33 side by screws 81. In this manner, the pair of housing body side hinges 76 and the cover side hinges 78 constitute a hinge pair.
[0075]
The housing body side hinge 76 is provided with mounting holes 84 in the housing body side hinge half body 77 attached to the housing body 32 and the movable half body 83 rotatably connected by the shaft 82. ing.
[0076]
The cover-side hinge 78 is provided with a mounting hole 88 in each of the cover-side hinge half body 79 attached to the cover 33 and a movable half body 87 rotatably connected by a shaft 86.
[0077]
Each of these hinge halves 77, 79, 83, 87 is formed by punching a metal plate with a press and is subjected to an appropriate rust prevention treatment or manufactured from a stainless steel plate or the like.
[0078]
Further, by making the casing main body side hinge 76 and the cover side hinge 78 the same, manufacturing efficiency can be improved, and the illustrated ones have the same shape. Thus, in order to make a pair combination, both shafts 82 and 86 are combined on the outside as shown in the figure.
[0079]
As shown in the figure, two pairs of hinge pairs configured as described above are arranged vertically at a predetermined interval, and the respective movable halves 83 and 87 are bent into an L-shaped reinforcing structure, The connecting member 91 provided with the mounting hole is assembled by being integrally connected and coupled using the flange 92.
[0080]
This state is shown in FIG. It is shown that the connecting member 91 is broken along the way for easy understanding of FIG. 11 and is continued by a two-dot chain line.
[0081]
As shown in FIG. 10, the assembly 95 assembled in a hinge pair as shown in FIG. 12 is attached to the apparatus housing 31 as shown in FIG. 10. That is, the housing body side hinge half 77 is attached to one side surface of the housing body 32 with the screw 81. Also, the cover-side hinge half 79 is attached to the front side of the cover 33 with a screw 81.
[0082]
By attaching in this way, the housing main body 32 and the cover 33 are connected so that the cover 33 can be opened and closed by the respective hinge shafts 82 and 86 and the movable halves 83 and 87 and the connecting member 91. The
[0083]
The hinge assembly 95 is attached to one side of the housing on the left side in the drawing, and set screws 61 are inserted into the screw insertion holes 62 of the cover 33 at the four corners around the cover 33 and screwed into screw holes (not shown) of the housing body 32. It can be tightened.
[0084]
The set screw 61 is prevented from coming off by a means (not shown) such as a small-diameter neck portion of the set screw screwed into the screw hole portion of the screw insertion hole 62 of the cover 33.
[0085]
A handle 63 is provided on the front right side of the cover 33 so that the cover can be easily opened and closed.
As shown in FIG. 10, FIG. 13 shows a plan view of an essential part of the apparatus housing 75 to which the hinge assembly 95 is attached, and shows a state in which the cover 33 is closed.
[0086]
That is, the casing body-side hinge half 77 is attached to the side surface of the casing body 32 with the screw 81, and the movable half 83 is positioned on the same plane. The cover-side hinge half 79 is attached to the front of the cover 33 with screws 81, and the movable half 87 is positioned so as to be orthogonal.
[0087]
The two movable halves 83 and 87 are in close contact with each other and are connected and coupled together with the connecting member 91 by the flange 92. Is set in a direction parallel to
[0088]
The shaft 82 of the housing body side hinge 76 is fixed in position, but the shaft 86 of the cover side hinge 78 can rotate around the shaft 82 of the housing body side hinge 76. Accordingly, both the movable halves 83 and 87 are also tilted and moved in the rotation direction, so that the position of the shaft 86 can be rotated. This will be understood more clearly from the following description of the action.
[0089]
The cover 33 is in contact with the opening surface (front surface) 66 around the opening 65 of the housing body 32, and a gasket groove 67 is formed around the cover 33 surface. It is fitted and attached. By tightening the set screw 61, the gasket 68 is elastically deformed and pressed into the gasket groove 67 by the opening surface 66.
[0090]
With the above configuration, as shown in FIG. 14, by loosening all the set screws 61, the cover 33 is moved to the front side in the figure, and a gap is formed between the opening surface 66 of the housing body 32.
[0091]
Such movement is also given by the elastic restoring force of the gasket 68. Accordingly, the movable half 79 of the cover-side hinge 78 that follows the movement of the cover 33 is obtained by rotating together with the shaft 86 about the shaft 82 of the housing-body-side hinge 76. That is, the cover 33 is almost translated from the state shown in FIG.
[0092]
It is important to note here that the movement is made in this way because the positions of the axes 82, 86 are located parallel to the aperture 66.
Such a state is a state in which the cover 33 can be opened with the hinge assembly 95 as a fulcrum. Therefore, as shown in FIG. 15, it can be opened by pulling using the handle 63 (shown in FIG. 10). FIG. 15 shows the posture at such an open position.
[0093]
In this state, as is apparent from FIG. 15, with respect to the center of each of the shafts 82 and 86, the housing body side hinge half body 77 and the movable half body 83, or the cover side hinge half It can be obtained by a respective tilting movement between the body 79 and its movable half 87 or by a respective tilting movement in cooperation with the respective hinges 76 and 78.
[0094]
Even with such opening, the upper and lower hinges 76 and 78 are linked and fixed in an integrated state so that the movable halves 83 and 87 are connected and fixed by the connecting member 91 so as not to move independently from each other. Therefore, the cover 33 is prevented from tilting or wobbling, and a smooth movement can be obtained.
[0095]
FIG. 16 shows a state where the cover 33 is opened, and the housing body side hinge half 77 and the cover side hinge half 79 are located on the same plane. In this state, both the movable halves 83 and 87 are drawn at the orthogonal position, but it is not necessarily set at the orthogonal position, but can be at any tiltable position. Since the upper and lower hinges are constrained by the connecting member 91, a stable posture state is maintained without tilting or wobbling in any direction.
[0096]
A series of rotational movements as described above are shown in FIG. That is, the state of FIG. 13 is shown in FIG. (A), the state of FIG. 14 is shown in FIG. (B), the state of FIG. 15 is shown in FIG. (C), and FIG. Furthermore, the final position opened is indicated.
[0097]
According to FIG. 4D, the cover 33 is positioned by a foldable stopper (stay) 71 that connects the housing body 32 and the cover 33, and the rotation in the opening direction and the closing direction by the stopper 71 is prevented. Further, the cover 33 is prevented from being squeezed and rotated by wind or the like.
[0098]
It will be understood more clearly from FIG. 17 that the series of operations are performed smoothly in this way.
In order to close the cover 33, the stopper 71 (not shown) is unlocked and folded, and at the same time, the cover 33 is turned in the closing direction, and the cover 33 is closed by an action reverse to the above-described order in the opening direction. it can.
[0099]
In the final stage, the state shown in FIG. 17B, that is, the state shown in FIG. 14 is obtained. The shaft 86 of the cover-side hinge 78 is rotated along the circumferential circumference around the center of the shaft 82 of the housing body-side hinge 76 without being inclined with respect to the main body side hinge 76, and is substantially translated to the closed state of FIG. 13. Therefore, the gasket 68 is not subjected to irregular compression, and a normal tightening state can be obtained.
[0100]
As described above, in the state of FIG. 14, the shafts 82 and 86 are positioned in a direction substantially parallel to the opening surface 66 as described above, and thus the movement of the cover 33 can be performed in parallel. Is Rukoto.
[0101]
Next, assuming that the hinge applicable to the second embodiment of the apparatus housing structure of the present invention is the one shown in FIG. 12, the second embodiment that can be replaced is shown in FIG. Similarly, FIG. 19 shows a third embodiment in perspective views.
[0102]
Referring to FIG. 18 regarding the second embodiment of the hinge, the hinge 101 includes a housing body-side hinge 102 and a cover-side hinge 103.
In the housing main body side hinge 102, a housing main body side hinge half 106 having an attachment hole 105 and a movable half body 109 having an attachment hole 108 are rotatably connected by a shaft 111.
[0103]
In the cover-side hinge 103, a cover-side hinge half body 114 having a mounting hole 113 and a movable half body 116 having a mounting hole 115 are rotatably connected by a shaft 117.
[0104]
The movable half body 109 of the housing main body side hinge 102 and the movable half body 116 of the cover side hinge 103 are positioned so that the respective shafts 111 and 117 are located outside, and are shown in the respective mounting holes 108 and 115. Do not use screws or scissors to attach and fix them together. Both axes 111 and 117 are set in a positional relationship adjacent to each other in plan view.
[0105]
Since the hinge assembly 101 is obtained by mounting and coupling in this way, instead of the hinge assembly 95 shown in FIG. 10, the hinge half 106 on the housing body side is attached to one side of the housing body 32, A hinge half 114 on the cover side is attached to the front side of the cover 33.
[0106]
The hinge halves 106, 109, 114, and 116 are all formed by punching a metal plate with a press and subjected to an appropriate rust prevention treatment or manufactured from a stainless steel plate or the like. Therefore, the length is made equal to the length of the hinge assembly first embodiment 95, so that the connecting member 91 is not required.
[0107]
It is preferable in terms of manufacturing efficiency that the casing main body side hinge 102 and the cover side hinge 103 have the same shape.
With such a configuration, the basic operation and effect are the same as those described with reference to FIGS. 13 to 17, and thus the description thereof will be omitted. It should be understood by replacing the reference numerals with reference to the description.
[0108]
Referring to FIG. 19 for the third embodiment of the hinge, the hinge 131 includes a housing main body side hinge 132 and a cover side hinge 133.
The housing body side hinge 132 is composed of a housing body side hinge half 136 having a mounting hole 135, and the cover side hinge 133 is composed of a cover side hinge half 139 having a mounting hole 138.
[0109]
Thus, the movable half 141 of the housing main body side hinge 132 and the movable half 142 of the cover side hinge 133 are integrated by a connecting hinge 145, respectively, by a first shaft 146 and a second shaft 147. Configured to be coupled together.
[0110]
Here, the connecting hinge 145 is a structure in which the movable halves 141 and 142 of both the hinges 132 and 133 are integrally formed, and each of them does not have a hinge function but functions in combination. However, for the sake of convenience, in the present invention, it is defined as a connecting hinge.
[0111]
That is, the connecting hinge 145 is folded back and brought into close contact as shown in the figure, and both sides thereof are the movable halves 141 and 142, respectively.
[0112]
Therefore, the housing main body side hinge 132 is configured by the first main shaft 146 and the hinge half 132 of the housing main body side hinge 136 and the movable half 141 of the connecting hinge 145 being connected to each other.
[0113]
Further, the cover-side hinge 133 is configured as a hinge 133 in which a cover-side hinge half 139 and a movable half 142 of the connecting hinge 145 are connected and connected by a second shaft 147.
[0114]
However, as described above, since the movable halves 141 and 142 are integrated, the assembled state is that the casing main body hinge 132 and the cover side hinge 133 are coupled by the coupling hinge 145. In this state, the hinge assembly 131 is already configured, and the first shaft 46 and the second shaft 147 are set in the same positional relationship as that of the first embodiment adjacent in plan view.
[0115]
The hinge halves 136 and 139 and the connecting hinge 145 are all formed by punching a metal plate with a press and subjected to an appropriate rust prevention treatment, or are manufactured from a stainless steel plate or the like.
[0116]
Therefore, by making the length equal to the length of the hinge assembly first embodiment 95, it is not necessary to connect the movable halves in addition to the connection member. Making the hinge halves 136, 139 identical in shape is efficient in manufacturing.
[0117]
With such a configuration, the basic operation and effect are the same as those described with reference to FIGS. 13 to 17, and therefore the description thereof is omitted. Should be replaced with reference to the description and understood as well.
[0118]
The present invention is not limited to the above-described embodiments, and can be applied to the following description. Needless to say, the present invention can be included in the present invention.
[0119]
That is, although the set screw 61 is applied to the attachment of the cover 33, the present invention is not limited to such an attachment structure, and it may be tightened with a hook-type fastener.
[0120]
Although the gasket 68 is interposed between the housing main body 32 and the cover 33, it is not always necessary to interpose the gasket 68, and the configuration of the present invention can be applied to simply attaching the cover to the housing main body. Applying it to tightening gaskets will give good results as described.
[0121]
From the above, it is sufficiently suitable not only for the outdoor environment but also for application as a housing structure of an apparatus installed in an indoor environment.
An excellent feature of the present invention is that the hinges are not simply combined with the housing and the cover, but can be handled independently and integrally as hinge pairs. As described above, since an independent hinge pair is combined with the casing and the cover, not only manufacturability and assemblability but also excellent maintainability with respect to the hinge and the casing can be obtained.
[0122]
【The invention's effect】
As described above in detail, the first means of the device housing structure of the present invention is connected to the hinge half on the housing body side so that the cover that covers the opening surface of the housing body can be opened and closed. Accepts the axis of the hinge half on the cover side and allows the shaft and the cover to move away from the opening surface in the opening / closing direction, and the hinge half on the cover side at the open position of the cover. The contact surface that contacts the tip is formed.
[0123]
According to the first means, the cover coupled by the hinge is not detached from the housing body when opened, and the cover half can be separated between the long holes of the shaft hole when the cover is opened. Followed. In addition, since the tip of the hinge half on the cover side comes into contact with the contact surface of the hinge half on the housing main body side, the posture is stabilized without causing shakiness or inclination of the cover.
[0124]
When closing, the cover surface is parallel to the opening surface of the housing body at a predetermined interval, and since it can be tightened in this parallel state, there is no bias in the tightening process. It is preferable.
[0125]
The second means of the device housing structure of the present invention is such that the cover that covers the opening surface of the housing main body so as to be openable and closable is connected and connected by a hinge. And are combined.
[0126]
According to the second means, the cover coupled by the hinge is not detached from the casing body when opened, and when opened, the hinge of the casing body and the hinge of the cover are connected to the casing body and the cover. Since the movable halves of the hinges that can be rotated independently of each other are provided, the movable halves of the hinges that can be rotated independently of each other are joined together, so that the movable halves of the respective hinges can be integrally formed. The body can be rotated with respect to the body body and the cover, and the cover can be rotated with respect to the housing body through the hinge half.
[0127]
The hinges that move the movable halves have two independent axes, and the centers of the hinge axes rotate relative to each other around the hinge axis of the other party in a reliably supported state. Therefore, rattling and tilting do not occur in the open state during the opening and closing of each other.
[0128]
The hinge shaft on the cover side can be rotated around the center of the hinge shaft on the housing body side, and the distance of the center of the hinge shaft when the cover is opened or immediately before closing. By following the turning radius, a predetermined interval is provided in a state where the cover surface faces the opening surface of the housing body, and both surfaces can face each other in parallel in the opposed state, so an irregular tightening posture when closed However, it can be closed in a stable state.
[0129]
The third means of the device housing structure of the present invention is that the cover half of the casing main body side hinge and the cover side hinge half are connected to the cover that covers the opening surface of the housing main body so as to be openable and closable. They are connected by the first and second shafts on both sides of the connecting hinge.
[0130]
According to the third means, the cover coupled by the hinge is not detached from the housing body when opened, and the housing body and the cover are provided with independent hinge halves, respectively. By connecting the bodies with connecting hinges, each hinge half can rotate independently with respect to the connecting hinge.
[0131]
Since the hinge halves joined to both sides of the connecting hinge have independent hinge shafts, the center of each hinge shaft is relative to each other in a state of being securely supported around the other hinge shaft. Therefore, rattling or tilting does not occur during mutual opening / closing or open state.
[0132]
The hinge shaft on the cover side can be rotated around the center of the hinge shaft on the housing body side, and the distance of the center of the hinge shaft when the cover is opened or immediately before closing. By following the turning radius, a predetermined interval is provided in a state where the cover surface faces the opening surface of the housing body, and both surfaces can face each other in parallel in the opposed state, so an irregular tightening posture when closed However, it can be closed in a stable state.
[0133]
The fourth means of the present invention device housing structure can be applied to each means by interposing an elastic gasket on the contact surface between the periphery of the opening of the housing body and the cover.
According to this fourth means, the combination of this gasket prevents the entry of outside water, harmful gases, and the like into the apparatus housing. By selectively combining with each means, improper tightening to the gasket is not performed, so that long-term reliability of the gasket is maintained and secured.
[0134]
The fifth means of the device housing structure of the present invention can be applied to each means by tightening the periphery of the housing main body and the cover by applying a screw.
According to the fifth means, since the cover is tightened in a uniform state including the hinge side, the gap between the opening faces of the housing can be minimized, so that a gasket is interposed. Therefore, a uniform tightening state can be obtained without being tightened in the bias direction.
[0135]
As described above, according to the present invention, the cover that covers the opening surface of the apparatus housing can come into contact with the opening surface by moving forward and backward in average in a parallel state without being biased. In addition, the posture of the cover is stably maintained in the opened state. The practical effects are extremely remarkable.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of a first embodiment of a device housing structure according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of the hinge in FIG. 1 in a separated state.
3 is an assembled perspective view of the hinge of FIG. 2; FIG.
FIG. 4 is an operation explanatory view (No. 1) of the hinge of FIG. 1;
FIG. 5 is an operation explanatory diagram (No. 2) of the hinge of FIG. 1;
6 is an explanatory diagram (part 3) of the operation of the hinge of FIG. 1. FIG.
FIG. 7 is an explanatory diagram (part 4) of the operation of the hinge of FIG. 1;
FIG. 8 is an operation explanatory view (No. 5) of the hinge of FIG. 1;
9 is an explanatory diagram corresponding to a change in cover thickness in FIG. 1. FIG.
FIG. 10 is an external perspective view of a second embodiment of the device housing structure of the present invention.
11 is a perspective view of the hinge in FIG. 10 in a separated state.
12 is an assembled perspective view of the hinge of FIG. 11. FIG.
13 is a diagram for explaining the operation of the hinge of FIG. 10 (part 1);
14 is an operation explanatory view (No. 2) of the hinge of FIG. 10; FIG.
15 is an explanatory diagram (part 3) of the operation of the hinge of FIG.
16 is a diagram for explaining the operation of the hinge of FIG. 10 (part 4);
FIG. 17 is an explanatory diagram (part 5) of the operation of the hinge of FIG. 10;
18 is a perspective view of a second embodiment of a hinge that can be applied to the apparatus housing structure of FIG.
19 is a perspective view of a third embodiment of a hinge that can be applied to the apparatus housing structure of FIG.
FIG. 20 shows a state in which the apparatus main body is installed in a building.
FIG. 21 shows a state in which the apparatus main body is installed in an outdoor shelter.
FIG. 22 shows a state in which the apparatus main body is installed on an outdoor column.
FIG. 23 is an external perspective view (No. 1) of a conventional apparatus housing.
FIG. 24 is an external perspective view (No. 2) of a conventional apparatus housing.
FIG. 25 is a plan view (No. 1) of relevant parts for explaining a conventional problem;
FIG. 26 is a plan view (No. 2) of relevant parts for explaining a conventional problem;
[Explanation of symbols]
1 building
2 rooms
3 Device body
5 Antenna
6 Cable
8 steel tower
9 Shelter
11 Prop
12 Support stand
15 Device housing
17 Cover
18 screws
19 Housing body
21 rope
23 Hinge
25 Fastener
27 Gasket
31 Device housing
32 Housing body
33 Cover
35 Hinge
36 Hinge half on the case body side
37 Hinge half on cover side
39 Mounting surface
41 Mounting screw insertion hole
42 Supporting part
43 Side wall
44 Contact surface
45 Upper and lower surfaces
46 Shaft hole
47 Mounting surface
48 Mounting screw insertion hole
49 Joint
51 Shaft insertion hole
52 Arc surface
54 axes
55 groove
56 E-type retaining ring
58 screw
61 Set screw
62 Screw insertion hole
63 Handle
65 opening
66 Opening surface
67 Gasket groove
68 Gasket
71 Stopper
73 Spacer
75 Device housing
76 Case side hinge
77 Half of the hinge on the case side
78 Cover hinge
79 Half of cover hinge
81 screw
82 axes
83 Movable half
84 Mounting hole
86 axes
87 Movable half
88 Mounting holes
91 Connecting member
92 鋲
95 Hinge assembly
101 Hinge assembly
102 Main body side hinge
103 Cover side hinge
105 mounting holes
106 Hinge half on the case side
108 Mounting hole
109 Movable half
111 axes
113 Mounting hole
114 Cover-side hinge half
115 mounting holes
116 Movable half
117 axis
131 Hinge assembly
132 Case side hinge
133 Cover side hinge
135 Mounting hole
136 Half of hinge on housing side
138 Mounting hole
139 Cover-side hinge half
141, 142 Movable half
145 Hinge for connection
146 First axis
147 Second axis

Claims

In the device housing structure in which one side of the opening surface of the housing body of the device housing and one side of the cover that covers the opening surface so as to be opened and closed are connected by a hinge,
The hinge body on the housing body side has a long shaft hole that accepts the shaft of the hinge half on the cover side and the shaft and the cover can be close to the opening surface in the opening and closing direction, and the cover is opened. And a contact surface that contacts the arcuate surface of the tip of the hinge half on the cover side at a position.

The apparatus housing structure according to claim 1, wherein the movable half of the hinge on the housing body side and the movable half of the hinge on the cover side are combined.

2. The apparatus according to claim 1, wherein the housing body side hinge half and the cover side hinge half are coupled to each other on both sides of the connecting hinge by first and second shafts. Enclosure structure.

Device housing structure according to any one of claims 1 to 3 in the contact surface between the opening face and surrounding the cover of the housing body, characterized in that a gasket made of an elastic body is interposed.

Device housing structure according to any one of claims 1 to 4, characterized in that the periphery of the said housing body and said cover are tightened coupled by a screw.