JP3755127B2 - 2dレーク式受信システム及びその処理方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速フーリエ変換を基礎としたマッチング濾波器の2Dレーク式受信システムおよびその処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話通信サービスの需要は迅速に増加している。従って今後携帯電話通信産業の研究課題は如何に電波スペクトル使用効率を高めるかにある。目下発展段階にあるワイドバンドCDMAは電波スペクトル使用効率引上げの重要な方法の一つである。CDMAは、システム容量がFDMAとTDMAに勝っているということはすでに証明されている。然しながらCDMAのシステム容量は激増する個人インターネット通信の需要に将来間に合わない可能性が高い。中でも特にワイドバンドのマルチメディアコミュニケーションは需要が厖大である。CDMAは干渉制限システムであるから、それで干渉を減少してシステム容量を増加させることができる。例えばIS−95を120度の扇型アンテナでもって干渉源を分離させれば、これによってシステムの容量が増加する。最近の研究では更に一歩進んで空間信号処理を取って干渉を減らしている。空間信号処理は配列アンテナでもって一組の信号ベクタを受信した後、適当な演算法で計算して信号の干渉比の増加を計る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、多重経路の到達する角度、時間、強度および位相を推定することができるFFT(高速フーリエ変換)を基礎としたマッチング濾波器の2Dレーク式受信機システムおよびその使用システムならびにその処理方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は新しい策略を採用して周波数チャンネルの空間と時間レスポンスを、同一受信機システム中に一括して考えたものである。これを2Dレーク式受信機と称する。この2Dレーク式受信機は多重経路の到達する角度、時間、強度および位相を推定することができる上に、受信した信号を空間と時間の最大比でもって相互加算する。その訳は空間と時間信号を処理して同一受信機システム中に統合されるから、それによって2Dレーク式受信機の効率が比較的高くなって、設計も比較的簡単になる。また理論上、2Dレーク式受信機は明らかにシステム容量を増加することができることを証明している。将来ワイドバンドCDMAシステム中に配列アンテナもまたシステム容量を増加する方法の一つとして数えられるであろう。従って2Dレーク式受信機はワイドバンドCDMA受信機設計の一重要な方角となるであろう。
【0005】
2Dレーク式受信機はDSSS(Direct Sequency Spread Spectrum)システムに使用するように設計されている。アップリンク信号(uplink signal)は、データチャンネルとパイロットチャンネルの二つのチャンネルを含んでいる。この二つのチャンネルはコード分割マルチアクセス技術を使って分割させる。つまり各々のチャンネルは独自の拡散コードを持つ。データチャンネル伝送モジュール方式は入力したデータストリングをBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調技術を使って(あるいはその他の変調技術例えばQPSK等)、変調させると共に、データ拡散コードを掛けた後、データ信号となって送り出される。パイロットチャンネルの伝送モジュール方式は、パイロット信号を非変調の一つのパイロット拡散コードを掛けて得た信号を送り出す。この二つの信号は最後に結合した後に伝送される。この場合のデータ拡散コードとパイロット拡散コードの両者は同じ長さのショートコードである上、この二種のコードの周期は一個の変調記号の周期と同じである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の一実施例を説明し、本発明の技術内容とその目的および効果を明らかにする。図1は本発明の一実施例による2Dレーク式受信機システムの全体構成図である。2Dレーク式受信機システムには配列アンテナ1、無線周波数先導部ユニット2、I/Q復調器3、AD変換器4および2Dレーク式受信機5備える。仮に配列アンテナ1の総数がM本あるとして、各アンテナ無線周波数先導部ユニット2とI/Q復調器3とAD変換器4を伴う。ここで先ず第M番アンテナをもってこの受信機の操作方法を説明する。仮に第M番のアンテナが無線周波数信号を受け取ったとする。
【0007】
この信号を無線周波数先導部ユニット2とI/Q復調器3に送り込み、更にこの信号を基準周波数の複素数信号に転換する。この複数信号は実数Im(t)と虚数Qm(t)の両部分を含む。この下付の記号mは信号が第m番のアンテナから受け取った信号m=(0,1,2……M−1)を意味する。続いてI/Q復調器が個別にIm(t)とQm(t)の両信号を1/Tcの速度(もしくはその整数倍)でサンプルを取った後、Im 〔 n 〕と Qm 〔 n 〕の個別離散時間( discrete time interval )の信号を生じる。この場合のTcは拡散コードチップ速度の周期になる。そして二個の分離信号Im[n]とQm[n]は一個の等効果のベースバンド離散時間複数信号r[m,n]を組成する。この場合、r[m,n]=Im[n]+jQm[n]である。このM個の異なったアンテナから受信された離散時間複数信号r[m,n]は、ベースバンド2Dレーク式受信機5に送り込まれる。
【0008】
図2はベースバンド2Dレーク式受信機5のブロック図である。2Dレーク式受信機5は二次元高速フーリエ変換ユニット51、データ拡散コードマッチングユニット52、二次元チャンネルサウンディングユニット53、コンプレックスコンジュゲートユニット54、二次元チャンネルマッチングユニット55とデシジョンユニット56を備える。M個のアンテナから来たr[m,n]信号が二次元高速フーリエ変換ユニット51に送られて、r[m,n]のM×N点の二次元高速フーリエ変換計算が行なわれる。この場合のNはパイロットチャンネルとデータ拡散コードの長さ(もしくはその整数倍)である。二次元高速フーリエ変換の計算は一ブロック毎に続けていく。ここで二次元高速フーリエ変換の time window がキャラクタ区間(キャラクタ(符元)の区間( period ))に一致すると仮定する。先ず最初にr[m,n]信号が二次元高速フーリエ変換ブロックに分割される。分割された後のr[m,n]信号はr'[m,n]となる。
【0009】
【数5】
【0010】
この場合のr'[m,n],m=0,1,……,M−1,n=0,1,……,N−1,は第m本アンテナの第Lキャラクタの第n個から取ったサンプルの受信信号である。ある一個の固定したm,r'[m,n],n=0,1,……,N−1に対して、第m本アンテナから受け取ったキャラクタを意味する。高速フーリエ変換の後、空間周波数領域信号を得る。
【0011】
【数6】
【0012】
その中におけるuは方角パラメータで、Nは周波数領域パラメータである。R'[u,v]が二次元チャンネルサウンディングユニット53に送り込まれて、空間周波数領域のチャンネルレスポンスH"1 [u,v]の推定計算を行なう。R'[u,v]もデータ拡散コードマッチングユニット52に送り込まれてデータ拡散コードの逆拡散を行なって、データコードマッチング出力信号R'[u,v]Cd *[v]を獲得する。コンプレックスコンジュゲートユニット54はH"1 [u,v]の共役複素数の推定計算を行なう。チャンネルの空間周波数レスポンスH"1 [u,v]の共役複素数H"1 *[u,v]が生じた後、H"1 *[u,v]が二次元チャンネルマッチングユニット55でデータコードとマッチングして信号R'[u,v]Cd *[v]を出力して相乗し、並びに相乗の結果R'[u,v]Cd *[v]H"1 *[u,v]を加え合わせて下記式を得る。
【0013】
【数7】
【0014】
最後に二次元チャンネルマッチングユニット55がこの生じた結果を持ってきてキャラクタの決定を行なう。例えばBPSKのデータ変調技術を使用すれば、デシジョンユニット56が上記数7式の実数部分が、ゼロよりも大であるかあるいは小であるかどうかを決定する。
【0015】
図3はデータ拡散コードマッチングユニットである。データ拡散コードマッチングユニットはデータ拡散コードのデータコード逆拡散を行なわせる。このデータ拡散コードのデータコード逆拡散ユニットは、一列の周波数領域のデータコードマッチング濾波器から成る。各データコードマッチング濾波器にはマルチプライヤとメモリセルを包含する。データ拡散コードの高速フーリエ変換のコンプレックスコンジュゲートはCd*[v]で、Cd*[v]がメモリセルにメモリされる。一旦uが固定されるとR'[u,v]とCd*[v]は、前記マルチプライヤによってR'[u,v]Cd*[v]を生じ、並びにデータ拡散コードを消去するために供する。
【0016】
図4は二次元チャンネルサウンディングユニットのブロック図である。チャンネルの空間周波数レスポンスの見積りに供する。二次元チャンネルサウンディングユニット53には周波数領域パイロットコードマッチングフィルタ531、一次元逆高速フーリエ変換ブロック532、ブロック平均ユニット533、二次元チャンネル選択器534および一次元高速フーリエ変換ブロック535を有する。
【0017】
周波数領域のパイロットコードマッチングフィルタバンク531の操作モジュール方式と周波数領域のデータコードマッチング濾波器バンクは互いに類似している。ただその主なる機能は周波数領域においてパイロット拡散コードを消去することにある。各パイロットコードマッチングフィルタはマルチプライヤとメモリセルを有する。もしもuを固定して、Cp[v]とR[u,v]をマルチプライヤで相乗すれば、H'[u,v]=R'[u,v]Cd *[v]が生れる。この項は即ち空間−周波数のチャンネルレスポンスである。uを固定すると、H'[u,v]は即ち方角パラメータにおけるUチャンネルの周波数レスポンスである。パイロットコードマッチングフィルタには一次元逆高速フーリエ変換ブロック532が密接していて、各々のuに対して、H'[u, v]を変換し戻せば方角パラメータにおけるUの時間領域インパルスレスポンスh'[u,n]となる。H'[u,n]は空間−時間のチャンネルレスポンスである。ブロック平均ユニット533の主な機能はh'[u,n]のウエートを掛けたブロック−バイ−ブロックアバレージの計算に用いられ、それによりグリッチ影響を減少させる。この平均の結果は即ち空間−時間のチャンネルレスポンスの見積りh-[u,n]である。更に進んでh-[u,n]のグリッチを消すため、h-[u,n]の主要経路の最高値を探して選定し、並びにその他の部分を消去する。|h-[u,n]|の最高値を探して|h-[u,n]|の最大振幅を決定する。続いて経路セレクションユニットがh-[u,n]から高振幅の信号を選択し並びに低振幅信号をゼロに設定する方式によって、その他の低振幅信号を消去する。例えば一個の高振幅信号は典型上一個の信号でその振幅は|h-[u,n]|の最高値下10dBの信号よりも大である。然しながら一個の低振幅信号は典型上一個の相対して比較的小さい振幅を有するものをいう。高振幅信号を選び取った場合、生じるのは主要経路の空間−時間のチャンネルレスポンス見積りh-[u,n]を含むだけである。経路を経由して選び取った場合、各々のuに対して一次元高速フーリエ変換を利用してh-[u,n]を変換してH"[u,n]を得ることができる。H"[u,n]は一個の経路選択後の推定計算した空間−時間チャンネルレスポンス推定値である。
【0018】
図5は二次元チャンネルマッチングユニットのブロック図である。二次元チャンネルマッチング55はチャンネルマッチングのマルチプライヤ551とブロック総和ユニット552を有する。固定のu対してR’[u,v]Cd *[v]とH"1*[u,v]の積は即ちR’[u,v]Cd *[v]H"1*[u,v]となり、続いてR’[u,v]Cd*[v]H"1*[u,v]のブロック総和を計算して、下記式を得る。
【0019】
【数8】
【0020】
【発明の効果】
目下配列アンテナが採用している技術は次の三種類に分かれる。ビームスペース転換、方角見積りおよび固有濾波器である。この三種の技術のうち、固有濾波器が信号干渉比増加に対する働きが最も優れている上に最も複雑である。別の方面ではビーム空間転換技術の複雑度が最も低く、かつ変化の多い携帯通信の環境に対して適応性が最も強い。一般に言ってCDMA系統はレーク式受信機を採用して多重経路の希薄信号を受信する必要がある。レーク式受信機の構成は次のような二種類がある。即ちマッチング濾波器とコリレータバンクである。マッチング濾波器の複雑度はより高いが、即時に多重経路チャンネルを計測できる利点があるので、変化の迅速なチャンネルに対して反応が比較的に速い。米国特許第4,601,005号と第4,998,111号の中で、高速フーリエ変換のマッチング濾波器を使用して拡散コードを消去する方法に触れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による2Dレーク式受信機システムの全体構成図である。
【図2】本発明の一実施例による2Dレーク式受信機システムのベースバンド2Dレーク式受信機のブロック図である。
【図3】本発明の一実施例による2Dレーク式受信機システムのデータ拡散コードマッチングユニットのブロック図である。
【図4】本発明の一実施例による2Dレーク式受信機システムの二次元チャンネルサウンディングユニットのブロック図である。
【図5】本発明の一実施例による2Dレーク式受信機システムの二次元チャンネルマッチングユニットのユニットブロック図である。
【符号の説明】
1 配列アンテナ
2 無線周波数先導部ユニット
3 I/Q復調器
4 AD変換器
5 2Dレーク式受信機
51 二次元高速フーリエ変換ユニット
52 データ拡散コードマッチングユニット
53 二次元チャンネルサウンディングユニット
54 コンプレックス コンジュゲートユニット
55 二次元チャンネルマッチングユニット
56 デシジョンユニット
531 パイロットコードマッチングフィルタ
532 一次元逆高速フーリエ変換ブロック
533 ブロック平均ユニット
534 二次元チャンネル選択器
535 一次元高速フーリエ変換ブロック
551 チャンネルマッチングマルチプライヤ
552 ブロック総和ユニット
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速フーリエ変換を基礎としたマッチング濾波器の2Dレーク式受信システムおよびその処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話通信サービスの需要は迅速に増加している。従って今後携帯電話通信産業の研究課題は如何に電波スペクトル使用効率を高めるかにある。目下発展段階にあるワイドバンドCDMAは電波スペクトル使用効率引上げの重要な方法の一つである。CDMAは、システム容量がFDMAとTDMAに勝っているということはすでに証明されている。然しながらCDMAのシステム容量は激増する個人インターネット通信の需要に将来間に合わない可能性が高い。中でも特にワイドバンドのマルチメディアコミュニケーションは需要が厖大である。CDMAは干渉制限システムであるから、それで干渉を減少してシステム容量を増加させることができる。例えばIS−95を120度の扇型アンテナでもって干渉源を分離させれば、これによってシステムの容量が増加する。最近の研究では更に一歩進んで空間信号処理を取って干渉を減らしている。空間信号処理は配列アンテナでもって一組の信号ベクタを受信した後、適当な演算法で計算して信号の干渉比の増加を計る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、多重経路の到達する角度、時間、強度および位相を推定することができるFFT(高速フーリエ変換)を基礎としたマッチング濾波器の2Dレーク式受信機システムおよびその使用システムならびにその処理方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は新しい策略を採用して周波数チャンネルの空間と時間レスポンスを、同一受信機システム中に一括して考えたものである。これを2Dレーク式受信機と称する。この2Dレーク式受信機は多重経路の到達する角度、時間、強度および位相を推定することができる上に、受信した信号を空間と時間の最大比でもって相互加算する。その訳は空間と時間信号を処理して同一受信機システム中に統合されるから、それによって2Dレーク式受信機の効率が比較的高くなって、設計も比較的簡単になる。また理論上、2Dレーク式受信機は明らかにシステム容量を増加することができることを証明している。将来ワイドバンドCDMAシステム中に配列アンテナもまたシステム容量を増加する方法の一つとして数えられるであろう。従って2Dレーク式受信機はワイドバンドCDMA受信機設計の一重要な方角となるであろう。
【0005】
2Dレーク式受信機はDSSS(Direct Sequency Spread Spectrum)システムに使用するように設計されている。アップリンク信号(uplink signal)は、データチャンネルとパイロットチャンネルの二つのチャンネルを含んでいる。この二つのチャンネルはコード分割マルチアクセス技術を使って分割させる。つまり各々のチャンネルは独自の拡散コードを持つ。データチャンネル伝送モジュール方式は入力したデータストリングをBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調技術を使って(あるいはその他の変調技術例えばQPSK等)、変調させると共に、データ拡散コードを掛けた後、データ信号となって送り出される。パイロットチャンネルの伝送モジュール方式は、パイロット信号を非変調の一つのパイロット拡散コードを掛けて得た信号を送り出す。この二つの信号は最後に結合した後に伝送される。この場合のデータ拡散コードとパイロット拡散コードの両者は同じ長さのショートコードである上、この二種のコードの周期は一個の変調記号の周期と同じである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の一実施例を説明し、本発明の技術内容とその目的および効果を明らかにする。図1は本発明の一実施例による2Dレーク式受信機システムの全体構成図である。2Dレーク式受信機システムには配列アンテナ1、無線周波数先導部ユニット2、I/Q復調器3、AD変換器4および2Dレーク式受信機5備える。仮に配列アンテナ1の総数がM本あるとして、各アンテナ無線周波数先導部ユニット2とI/Q復調器3とAD変換器4を伴う。ここで先ず第M番アンテナをもってこの受信機の操作方法を説明する。仮に第M番のアンテナが無線周波数信号を受け取ったとする。
【0007】
この信号を無線周波数先導部ユニット2とI/Q復調器3に送り込み、更にこの信号を基準周波数の複素数信号に転換する。この複数信号は実数Im(t)と虚数Qm(t)の両部分を含む。この下付の記号mは信号が第m番のアンテナから受け取った信号m=(0,1,2……M−1)を意味する。続いてI/Q復調器が個別にIm(t)とQm(t)の両信号を1/Tcの速度(もしくはその整数倍)でサンプルを取った後、Im 〔 n 〕と Qm 〔 n 〕の個別離散時間( discrete time interval )の信号を生じる。この場合のTcは拡散コードチップ速度の周期になる。そして二個の分離信号Im[n]とQm[n]は一個の等効果のベースバンド離散時間複数信号r[m,n]を組成する。この場合、r[m,n]=Im[n]+jQm[n]である。このM個の異なったアンテナから受信された離散時間複数信号r[m,n]は、ベースバンド2Dレーク式受信機5に送り込まれる。
【0008】
図2はベースバンド2Dレーク式受信機5のブロック図である。2Dレーク式受信機5は二次元高速フーリエ変換ユニット51、データ拡散コードマッチングユニット52、二次元チャンネルサウンディングユニット53、コンプレックスコンジュゲートユニット54、二次元チャンネルマッチングユニット55とデシジョンユニット56を備える。M個のアンテナから来たr[m,n]信号が二次元高速フーリエ変換ユニット51に送られて、r[m,n]のM×N点の二次元高速フーリエ変換計算が行なわれる。この場合のNはパイロットチャンネルとデータ拡散コードの長さ(もしくはその整数倍)である。二次元高速フーリエ変換の計算は一ブロック毎に続けていく。ここで二次元高速フーリエ変換の time window がキャラクタ区間(キャラクタ(符元)の区間( period ))に一致すると仮定する。先ず最初にr[m,n]信号が二次元高速フーリエ変換ブロックに分割される。分割された後のr[m,n]信号はr'[m,n]となる。
【0009】
【数5】
【0010】
この場合のr'[m,n],m=0,1,……,M−1,n=0,1,……,N−1,は第m本アンテナの第Lキャラクタの第n個から取ったサンプルの受信信号である。ある一個の固定したm,r'[m,n],n=0,1,……,N−1に対して、第m本アンテナから受け取ったキャラクタを意味する。高速フーリエ変換の後、空間周波数領域信号を得る。
【0011】
【数6】
【0012】
その中におけるuは方角パラメータで、Nは周波数領域パラメータである。R'[u,v]が二次元チャンネルサウンディングユニット53に送り込まれて、空間周波数領域のチャンネルレスポンスH"1 [u,v]の推定計算を行なう。R'[u,v]もデータ拡散コードマッチングユニット52に送り込まれてデータ拡散コードの逆拡散を行なって、データコードマッチング出力信号R'[u,v]Cd *[v]を獲得する。コンプレックスコンジュゲートユニット54はH"1 [u,v]の共役複素数の推定計算を行なう。チャンネルの空間周波数レスポンスH"1 [u,v]の共役複素数H"1 *[u,v]が生じた後、H"1 *[u,v]が二次元チャンネルマッチングユニット55でデータコードとマッチングして信号R'[u,v]Cd *[v]を出力して相乗し、並びに相乗の結果R'[u,v]Cd *[v]H"1 *[u,v]を加え合わせて下記式を得る。
【0013】
【数7】
【0014】
最後に二次元チャンネルマッチングユニット55がこの生じた結果を持ってきてキャラクタの決定を行なう。例えばBPSKのデータ変調技術を使用すれば、デシジョンユニット56が上記数7式の実数部分が、ゼロよりも大であるかあるいは小であるかどうかを決定する。
【0015】
図3はデータ拡散コードマッチングユニットである。データ拡散コードマッチングユニットはデータ拡散コードのデータコード逆拡散を行なわせる。このデータ拡散コードのデータコード逆拡散ユニットは、一列の周波数領域のデータコードマッチング濾波器から成る。各データコードマッチング濾波器にはマルチプライヤとメモリセルを包含する。データ拡散コードの高速フーリエ変換のコンプレックスコンジュゲートはCd*[v]で、Cd*[v]がメモリセルにメモリされる。一旦uが固定されるとR'[u,v]とCd*[v]は、前記マルチプライヤによってR'[u,v]Cd*[v]を生じ、並びにデータ拡散コードを消去するために供する。
【0016】
図4は二次元チャンネルサウンディングユニットのブロック図である。チャンネルの空間周波数レスポンスの見積りに供する。二次元チャンネルサウンディングユニット53には周波数領域パイロットコードマッチングフィルタ531、一次元逆高速フーリエ変換ブロック532、ブロック平均ユニット533、二次元チャンネル選択器534および一次元高速フーリエ変換ブロック535を有する。
【0017】
周波数領域のパイロットコードマッチングフィルタバンク531の操作モジュール方式と周波数領域のデータコードマッチング濾波器バンクは互いに類似している。ただその主なる機能は周波数領域においてパイロット拡散コードを消去することにある。各パイロットコードマッチングフィルタはマルチプライヤとメモリセルを有する。もしもuを固定して、Cp[v]とR[u,v]をマルチプライヤで相乗すれば、H'[u,v]=R'[u,v]Cd *[v]が生れる。この項は即ち空間−周波数のチャンネルレスポンスである。uを固定すると、H'[u,v]は即ち方角パラメータにおけるUチャンネルの周波数レスポンスである。パイロットコードマッチングフィルタには一次元逆高速フーリエ変換ブロック532が密接していて、各々のuに対して、H'[u, v]を変換し戻せば方角パラメータにおけるUの時間領域インパルスレスポンスh'[u,n]となる。H'[u,n]は空間−時間のチャンネルレスポンスである。ブロック平均ユニット533の主な機能はh'[u,n]のウエートを掛けたブロック−バイ−ブロックアバレージの計算に用いられ、それによりグリッチ影響を減少させる。この平均の結果は即ち空間−時間のチャンネルレスポンスの見積りh-[u,n]である。更に進んでh-[u,n]のグリッチを消すため、h-[u,n]の主要経路の最高値を探して選定し、並びにその他の部分を消去する。|h-[u,n]|の最高値を探して|h-[u,n]|の最大振幅を決定する。続いて経路セレクションユニットがh-[u,n]から高振幅の信号を選択し並びに低振幅信号をゼロに設定する方式によって、その他の低振幅信号を消去する。例えば一個の高振幅信号は典型上一個の信号でその振幅は|h-[u,n]|の最高値下10dBの信号よりも大である。然しながら一個の低振幅信号は典型上一個の相対して比較的小さい振幅を有するものをいう。高振幅信号を選び取った場合、生じるのは主要経路の空間−時間のチャンネルレスポンス見積りh-[u,n]を含むだけである。経路を経由して選び取った場合、各々のuに対して一次元高速フーリエ変換を利用してh-[u,n]を変換してH"[u,n]を得ることができる。H"[u,n]は一個の経路選択後の推定計算した空間−時間チャンネルレスポンス推定値である。
【0018】
図5は二次元チャンネルマッチングユニットのブロック図である。二次元チャンネルマッチング55はチャンネルマッチングのマルチプライヤ551とブロック総和ユニット552を有する。固定のu対してR’[u,v]Cd *[v]とH"1*[u,v]の積は即ちR’[u,v]Cd *[v]H"1*[u,v]となり、続いてR’[u,v]Cd*[v]H"1*[u,v]のブロック総和を計算して、下記式を得る。
【0019】
【数8】
【0020】
【発明の効果】
目下配列アンテナが採用している技術は次の三種類に分かれる。ビームスペース転換、方角見積りおよび固有濾波器である。この三種の技術のうち、固有濾波器が信号干渉比増加に対する働きが最も優れている上に最も複雑である。別の方面ではビーム空間転換技術の複雑度が最も低く、かつ変化の多い携帯通信の環境に対して適応性が最も強い。一般に言ってCDMA系統はレーク式受信機を採用して多重経路の希薄信号を受信する必要がある。レーク式受信機の構成は次のような二種類がある。即ちマッチング濾波器とコリレータバンクである。マッチング濾波器の複雑度はより高いが、即時に多重経路チャンネルを計測できる利点があるので、変化の迅速なチャンネルに対して反応が比較的に速い。米国特許第4,601,005号と第4,998,111号の中で、高速フーリエ変換のマッチング濾波器を使用して拡散コードを消去する方法に触れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による2Dレーク式受信機システムの全体構成図である。
【図2】本発明の一実施例による2Dレーク式受信機システムのベースバンド2Dレーク式受信機のブロック図である。
【図3】本発明の一実施例による2Dレーク式受信機システムのデータ拡散コードマッチングユニットのブロック図である。
【図4】本発明の一実施例による2Dレーク式受信機システムの二次元チャンネルサウンディングユニットのブロック図である。
【図5】本発明の一実施例による2Dレーク式受信機システムの二次元チャンネルマッチングユニットのユニットブロック図である。
【符号の説明】
1 配列アンテナ
2 無線周波数先導部ユニット
3 I/Q復調器
4 AD変換器
5 2Dレーク式受信機
51 二次元高速フーリエ変換ユニット
52 データ拡散コードマッチングユニット
53 二次元チャンネルサウンディングユニット
54 コンプレックス コンジュゲートユニット
55 二次元チャンネルマッチングユニット
56 デシジョンユニット
531 パイロットコードマッチングフィルタ
532 一次元逆高速フーリエ変換ブロック
533 ブロック平均ユニット
534 二次元チャンネル選択器
535 一次元高速フーリエ変換ブロック
551 チャンネルマッチングマルチプライヤ
552 ブロック総和ユニット
Claims (5)
- 高速フーリエ変換を基礎とした、空間−時間のマッチングフィルタの2Dレーク式受信システムにおいて、一組の配列アンテナと、一組の無線周波数先導部アンテナと、1列の同相及び垂直フエース復調器I/Q復調器と、一列のA/D変換器と、二次元レーク式受信機からなり、
前記二次元レーク式受信機は更に、A/D変換器の出力信号を入力し、二次元高速フーリエ変換で空間周波数領域に変換して、ディジタル信号を出す二次元高速フーリエ変換ユニットと、前記二次元高速フーリエ変換ユニットの出力信号を入力し、空間周波数領域において、高速フーリエ変換を基礎としたマッチング・フィルタで、データ拡散コードの逆拡散を行う、データ拡散コードマッチングユニットと、前記二次元高速フーリエ変換ユニットの出力信号を入力し、空間周波数のチャンネルレスポンスを推定計算する二次元チャンネルサウンディングユニットと、前記二次元チャンネルサウンディングユニットからの出力信号を入力し、空間周波数のチャンネルレスポンスの共役複素数(complex conjugate number)を推定計算する共役複素数ユニットと、前記データ拡散コードマッチングユニットの出力と計算で取得した、空間周波数のチャンネルレスポンスの共役複素数とをマッチングする二次元チャンネルマッチングユニットとを含み、最後にデシジョンユニットで受入れるデータを決定することを特徴とする、2Dレーク式受信システム。 - 前記データ拡散コードマッチングユニットは1列のパイロットコードマッチングフィルタを有し、前記パイロットコードマッチングフィルタには各一個のマルチプライヤとメモリセルが設けられていることを特徴とする、請求項1記載の2Dレーク式受信システム。
- 前記二次元チャンネルサウンディングユニットは、前記二次元高速フーリエ変換ユニットから出力信号を入力するブロックを含み、このブロックで周波帯上のパイロット拡散コードを消去した後、更に信号を一次元逆高速フーリエ変換ブロックに出力する、1つのマルチプライヤーと1つのメモリセルが設けられているパイロットコード・マッチング・フィルタと、前記パイロットコード・マッチング・フィルタの出力信号を入力し、周波数領域のパラメータを時間領域のチャンネルレスポンスに変換する一次元逆高速フーリエ変換ブロックと、前記逆高速フーリエ変換ブロックの出力信号を入力し、時間領域チャンネル・インパルス・レスポンスのウェイトを加えたブロックごとの平均値の計算に用いるブロック平均ユニットと、前記ブロックと、前記ブロック平均ユニットの出力信号を入力し、主なチャンネル信号を選び取り、他の低レベルの部分を消去する、二次元チャンネル選択器と、前記二次元チャンネル選択器の出力信号を入力し、一次元の高速フーリエ変換を行って、チャンネル選択を経た空間周波のチャンネルレスポンスを推定する一列の一次元高速フーリエ変換ブロックを含むことを特徴とする、請求項1に記載の2Dレーク式受信システム。
- 前記の2Dレーク式受信機は、前記データ拡散コード・マッチングユニットと、二次元チャンネル・レスポンスの共役複素数から各々出力した信号を入力し、前記データ拡散コード・マッチングユニットの出力信号と前記二次元チャンネル・レスポンスの共役複素数との積を得るために設けられた一列のチャンネル・マッチング・マルチプラィヤーと、前記一列のチャンネル・マッチング・マルチプラィヤーからの出力信号でブロックの総和を計算するブロック総和ユニットとを含むことを特徴とする、請求項1に記載の2Dレーク式受信システム。
- 配列アンテナと、無線周波数先導部ユニットと、I/Q復調器と、AD変換器および2Dレーク式受信機とを備え、前記配列アンテナの総数がM本あって、各アンテナにはそれぞれ前記無線周波数先導部ユニット、前記I/Q復調器および前記AD変換器を伴っており、第M番のアンテナでRF信号を受け取り、信号を前記無線周波数先導部ユニットと前記I/Q復調器へ送り、更にこの信号を等効果のベースバンド複数信号に変換された場合、この複数の信号は実数lm(t)と虚数Qm(t)の両部分を含むことになり、前記AD変換器は、個別的にlm(t)とQm(t)の両信号をl/Tcの速度またはその整数倍でサンプルを取った後、二個の分離時間lm[n]とQm[n]の個別信号が発生し、これら二個の分離時間信号lm[n]とQm[n]は、等効果のベースバンド分離時間複数信号r[m,n]を組成し、M個の異なったアンテナから受信された分離時間複数信号r[m,n]は、ベースバンド2Dレーク式受信機に送られることを特徴とする、請求項1に記載の2Dレーク式受信機使用システム。
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