JP3755114B2 - 岸壁等における転落防止装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、岸壁や突堤等において車両が海中などに転落するのを防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
岸壁では、車止めブロックを列設して、車両の転落を防止するようにしているが、現実にはこの車止めブロックを乗り越えて転落する事故があとを絶たない。
その一対策として、例えば、一般の道路脇に見られる固定的なガードレールを岸壁にも設置してみれば良い訳であるが、岸壁では、船舶を係留するための係船作業や係船後にクレーン等の荷役機械を運転して荷役作業などが行われることから、前記ガードレール方式ではこれらの作業の障害になって好ましくない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記作業上の障害をなくすように配慮した転落防止装置もこれまでに提案されてはいるものの、構造的な複雑さなどから設置に手間がかかるだけでなくコスト的にも見合わず、さらに、転落時に衝突して装置が損傷を受けた場合に簡易に補修や取り替えができないものであった。
この発明は前記課題を解決するためになされたもので、上記係船時の作業障害をなくす一方、非係船時における人や車両の転落を効果的に防止することができ、特に、構造的に簡略化して設置が簡単にできるとともにコストダウンも充分可能であり、しかも、損傷を受けた場合でもその補修や取り替えなどが簡易に行えるようにした岸壁等における転落防止装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、岸壁や突堤等の上面壁に埋込式で上向きに突出するアンカーボルトを介してナットにより締め付け固定される複数列設式のゴム製車止めブロックと、前記上面壁上に載置されて固定される板状材である基台に垂直に立設装備した複数本の掛止用ポールとにより車両等が転落するのを防止するようにした装置であって、前記基台は、前記アンカーボルトに通された状態で前記上面壁と車止めブロックとの上下間に挟みこまれてナットにより車止めブロックと共締めされるように構成されていることを特徴とする。
【0005】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、基台は、岸壁等の上面壁から前面壁に沿うべく延出する板部を備えている。
【0006】
請求項3記載の発明は、岸壁や突堤等の上面壁に埋込式で上向きに突出するアンカーボルトを介してナットにより締め付け固定された複数列設式の既設車止めブロックと、同既設車止めブロックを取囲むような大きさで前後および上下4面を備えた四角筒状の新設車止めブロックでなり、新設車止めブロックは、その内部に既設車止めブロックを入れた状態で前記アンカーボルトを介してナットにより共締め固定されるようになっている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図示した実施形態を参照してこの発明を詳細に説明する。
【0008】
図1は岸壁における一実施形態を示し、この岸壁は、上面壁1が前面壁2に向かって僅かに下がるスロープになっている。
【0009】
上面壁1の前面壁2側には、周知のロープ係留ポール3…が適当な間隔を置いて配されている。
【0010】
ロープ係留ポール3…間には、複数個の車止めブロック4…が適宜の間隔を置いて列設されている。
【0011】
この車止めブロック4…は、ゴム製で、図1にその一部を切り欠いて示すように、長手方向数個所に上方開口状の凹所4aが形成されているとともに、凹所4aを塞ぐように蓋5が設けられている。
【0012】
凹所4aは長手方向に長くてもよく、蓋5も帯長状の板であることがある。
【0013】
車止めブロック4は、岸壁工事の際に埋設されて突設されたアンカーボルト7とナット8(止着具)により底壁部が締め付けられることにより固定されている。
【0014】
尚、前面壁2には、ゴム製のパンドル9が適宜配列で固定されている。
【0015】
ところで、この転落防止装置Aは、逆L字形に形成された基台11と、掛止用ポール12を備える。基台11は、その水平板部11aに通孔を備え、車止めブロック4の1つを取り外した状態で、アンカーボルト7に同通孔を嵌め合わせたあとで、車止めブロック4を水平板部11aの上に載せてアンカーボルト7にナット8を止め付けることで固定されている。
【0016】
基台11の水平板部11aには、溶接により掛止用ポール12が立設されている。この掛止用ポール12は丸パイプであるが角パイプでもよい。また、掛止用ポール12の基部は、後補強板14と前補強板15が溶接されており、前補強板15は、基台11の垂直板部11bまで延びている。尚、垂直板部11bの裏面には、前面壁2に接触あるいは間隔を置くように対向する弾性パッド16が貼り付けられ、衝撃を吸収するようになっている。
【0017】
前記転落防止装置Aは、図示よりも多く設置すればそれだけでも転落防止装置を構成する。例えば、1つの車止めブロック4に対して2個の装置Aを設置することで転落防止になる。また、1つの車止めブロック4に対して1個の装置Aを設置し、同装置Aには掛止用ポール12から車止めブロック4の長手方向に平行に延びる車止めパイプを備えて構成することもできる。しかし、この実施形態では、安価にすること並びに接岸(あるいは停泊)した船舶に必要な作業性の確保等を目的として、同装置A間に、係脱自在な車止条材(リンクチェーン)18が掛け渡されており、同車止条材18も転落防止装置の構成要素の1つになっている。
いずれにしても、請求項1記載のように構成すると、掛止用ポール12に車が当って倒そうとしてもその基台11が上面壁1と車止めブロック4間に挟まれ、特に、基台11の上側にはゴム製の車止めブロック4があることからそれが効果的な緩衝になって掛止用ポール12に掛かる衝撃を緩和し車を有効にここで止めるように作用する。
【0018】
図1の実施形態では、ロープ係留ポール3の1対間に列設された4個の車止めブロック4…の両端と中間の3つのものに転落防止装置Aが固定されている。そして、掛止用ポール12の上端に突設されたフック12aを介して装置A間に車止条材18が掛け渡されるとともに、同車止条材18の両端は、他のアンカーボルト7を利用して固定された係止台19の係合具20に掛止されている。
【0019】
尚、この実施形態においては、図2に示すように、上下複数段式の車止条材18を掛け渡せば、より車止め機能が発揮される。前記車止めブロック4およびアンカーボルト7は、既設のものでも新設のものでもよい。
【0020】
図2に示す実施形態は、車止めブロックのない状態でアンカーボルト7を利用して転落防止装置Aを設置し、車止条材18を掛け渡したものである。この車止条材18は、上下2段でその上下間をつなぎ材18aで連結してより転落防止機能を高めたものである。尚、この実施形態では、アンカーボルト7が既設である場合と新設である場合とがある。掛止アンカー22についても同様である。
【0021】
図3に示す実施形態は、転落防止装置Aの基台11の一部に長手板部11cを付設し、同板部11cが、1つの車止めブロック4の底面に沿って挟み込まれてアンカーボルトで共締めされるようにしたものである。尚、この長手板部11cは、隣合う2つの車止めブロック4間に渡るように締め付け固定されてもよい。また、この場合の掛止用ポール12は、長手板部11cの板面上に立設してもよい。
【0022】
図4に示す実施形態は、掛止用ポール12をゴム等の弾性部材で構成したものである。基台11には差込パイプ23が突設され、同パイプ23に掛止用ポール12を差し込んである。同掛止用ポール12は盗難防止のため止着具で固定してもよい。尚、掛止用ポール12の上端には金属製のリング24が嵌め込まれ、このリング24にフック25が突設されている。このリング24も止着具で固定してもよい。
【0023】
図1ないし図4までの掛止用ポール12は、上下2段にして高さ調節自在に構成してもよい。また、垂直板部11bは省略することもある。
【0024】
図5に示す実施形態は、接岸あるいは停泊する船舶に必要な作業を考慮した転落防止装置Bについてのものである。すなわち、基台30は逆L字形に成形されるとともに、同基台30には、上部ブラケット31と下部ブラケット32により補強された状態で垂直板部30aに沿って略垂直に固定パイプ33が立設されている。同固定パイプ33には、昇降と回転操作の可能な掛止用ポール34が差し込まれている。
【0025】
掛止用ポール34の下端にはロックピン35が突設されており、同ピン35は、掛止用ポール34を持ち上げることで固定パイプ33の下端に鉤状に形成したロック溝36のa溝内に嵌まり込み、掛止用ポール34をハンドル37により矢印方向に回転させることでピン35はb溝内を奥方向に移動したあと、掛止用ポール34を落とし込むことでピン35は最後のc溝内に係合して常態では完全ロックされる。掛止用ポール34を落とし込むには、前記と逆の操作をすればよい。
【0026】
尚、ハンドル37自体は、車止条材18の掛け止め用にもなっている。この車止条材18はハンドル37に係脱自在にしてもよい。また、仮想線で示すように、前記ロックピン35およびロック溝a,b,cとは別に、掛止用ポール34の孔に挿通可能で固定パイプ33上に係合するロックピン38を構成してもよい。
【0027】
尚、仮想線で示すように、同装置には、救助用の簡易梯子39を垂設しておいたり、転落した車両のウインドを破壊するためのハンマー40を同時装備してもよい。前記実施形態の転落防止装置は、既設のアンカーボルト7を利用しているが新設のアンカーボルトにより固定してもよい。
【0028】
尚、図6に示すように、ハンドル37は掛止用ポール34の上端に水平に固定すれば、掛止用ポール34を少し低くすることができる他、船舶からの投ロープがここに引っ掛かるおそれが少なくなる。
【0029】
図7は、ロックピン35の具体的な構成例を示している。同ピン35はボルトでなり、掛止用ポール34の下端に明けた孔を通じて挿入されて内面の溶接ナット42にねじ込まれるとともにロックナット43で固定されている。尚、図8に示すように、ロックナット43は、掛止用ポール34の孔側に止め付けられるようにしてもよい。
【0030】
図9に示す実施形態は、帯長板(あるいはパイプ)を折り曲げて、L字形(円の一部の形状でもよい)に形成されて立ち上がる車止め部分50と、その下端に折り曲げ形成された台座部51とを一体に備えた転落防止装置になっている。同装置は、台座部51をアンカーボルト7で固定することで設置され、例えば、図面に直交する方向に一定の間隔を置いて複数本配列する。これら転落防止装置間に車止条材(リンクチェーンやワイヤーロープ)を掛け渡すこともできる。
尚、同装置の上端には緩衝部材52が装着されている。
【0031】
この装置は、車両が衝突することで仮想線のように曲がるのであり、曲がった後は、車止め部分50の立ち上がり部分が車両の転落を食い止める。この場合、同装置を曲げるために車両のエネルギーを消費し、そのあと車止め部分50によって残りのエネルギーを吸収するのであり、さらにエネルギーが残る場合には車止め部分50のネックが曲がる際のエネルギーに消費される。このように3段階の緩衝でより効果的に転落を阻止する。尚、台座部51と車止め部分50とのつなぎ箇所にヒンジを備えるとともに車止め部分50の下面側に緩衝部材を備えておくこともできる。尚、車止めブロックを併設してもよい。また、装置はバネ材を使用してもよい。さらに、同装置は下方のパンドル9に当たって止まるように延出部分を備えてもよい。
【0032】
図10に示す実施形態は、基台53に金属パイプでなる基部パイプ54を溶接し、同パイプ54にゴム筒等の弾性質の緩衝チューブ55を介してポール56を立設したものである。尚、基部パイプ54の上端は、負荷のかかる側を高くして傾斜状に形成してある。また、アンカーボルト7回りに設けた受板57と基台53との間には他の緩衝部材58が介装されている。
【0033】
図11に示す実施形態は、ゴム製の車止めブロック4とともに転落防止装置を固定したものである。同装置は、コの字形をした基台60を備え、同基台60が、車止めブロック4の底面から後あるいは前面に沿って立ち上がるとともに上面に沿うようになっているもので、ナット8の締め付けにより固定されている。基台60の上にポール61が立設され、同ポール61は車止条材が掛けられる場合とそうでない場合とがある。ポール61に負荷がかかると、矢印のように基台60が下向きに変形し、その際、車止めブロック4がゴムであることから緩衝効果を発揮する。
【0034】
図12に示す実施形態は、既設(あるいは新設)の車止めブロック4の上にさらなる車止めブロック4を載置して、アンカーボルト7に螺合した高ナット63に補助ボルト64を螺合してナット65により上位の車止めブロック4をも同時締め付けしたものである。これにより、簡単にして従来より高い車止めブロックを提供できる。更に、3段、4段のように積み重ねてもよいし、2段目の車止めブロック4を通常よりも高いものにしてもよい。尚、座金66は筒状のスペーサにしてもよい。
【0035】
図13に示す実施形態は、既設の車止めブロック4を利用してさらに高い新設の車止めブロック68を固定したものである。新設車止めブロック68は、既設車止めブロック4を取囲むような大きさで前後および上下4面を備えた四角筒状で底壁の一部のみがアンカーボルト7に当らないように切り欠いてあるとともに、前面には締め付け操作用の開口69が明けられている。開口69は、ナット70を締め付ける際のレンチの操作通口になる。新設車止めブロック68は、その内部に既設車止めブロック4を入れた状態で前記アンカーボルト7を介してナット70により共締め固定されるようになっている
【0036】
図14に示す実施形態は、掛止用ポール72の通孔73に車止条材74が進退自在に挿通されるとともに、車止条材74に負荷が作用した際の負荷センサー75が同車止条材74上に設けられている。
【0037】
図15に示す実施形態は、基台80が車止めブロック4の長手方向に沿って延びるものとされ、その延出部分に掛止用ポール81を立設したものであり、その延出方向はアンカーボルトを中心に変更自在である。
図16に示すように、隣合う車止めブロック4間に渡るような基台83の中間に掛止用ポール84を立設してもよい。尚、図15および図16の掛止用ポール81,84は板状のものでもよい。また、図15あるいは図16の実施形態では、図15に仮想線で示すように、水平バー82を翼状に張り出してもよい。この場合、掛止用ポール81,84には車止条材を係止しない構成にしてもよい。
【0038】
尚、車止めブロックを、車両からの負荷に応じて潰れ変形自在なゴム等による中空体で形成し、その中に、車両のタイヤに向かって斜めに立ち上がる鋭利な櫛歯状の食い止め歯を内蔵しておくことにより、車両が転落しようとする際にこの車止めブロックが潰れ、同ブロックの通孔からのぞく食い止め歯がタイヤに突き刺さって転落が防止されるように構成してもよい。この場合、車止めブロックは長尺な1本のものに前記通孔を形成する場合と形成しない場合がある。通孔を形成する場合、短い車止めブロックを一定の間隔を置いて長手方向に列設し、その間に前記食い止め歯を配置する態様にすることもできる。
【0039】
尚、前記実施形態では岸壁を対象にしたものを例示したが、例えば、図17に示す実施形態のように橋梁90を対象にする場合もある。この実施形態では、橋梁90の左右両脇に沿って図5に示す昇降方式の転落防止装置を多数設置してある。
【0040】
橋梁90の端縁には、止着具91を介して車止めブロック92…が列設されており、このブロック92は、既設のものでも新設のものでもよい。この車止めブロック92に押し挟まれるようにして装置の基台30が固定されている。基台30は、橋梁90の上面90aから側縁面90bまでわたる逆L字形をしたもので、図5の上部ブラケット31および下部ブラケット32は特に構成されていないが、これらの少なくとも一方は補強のため適宜の形態で付設することがあり、上部から下部にわたる1枚板状のブラケットにしてもよい。
【0041】
固定パイプ33は、図5のように丸形である場合と角形である場合とがある。掛止用ポール34も丸形あるいは角形にするが、固定パイプ33が角形で掛止用ポール34が丸形であったり、あるいはその逆の組み合わせにすることがある。また、掛止用ポール34は、ゴムや樹脂などによる弾性質のポールにすることがある。この掛止用ポール34にはハンドル37が図5と同様に突設されるとともに、同ハンドル37に車止条材18が係脱自在になっている。車止条材18は、係脱しないものでもよい。また、同車止条材18は、リンクチェーンの他にワイヤーロープや樹脂ロープ、チェーン、ロングバー、網状索体でもよい。これらも車止条材に全て含む。
【0042】
図17の左の状態は掛止用ポール34を持ち上げて水平に回転させてロックピン35をロック溝36内に係合ロックして車両の転落防止を可能にした状態であり、右の状態は、例えば、河川が増水した場合に掛止用ポール34を下げて対処した状態をそれぞれ示す。右の状態は、掛止用ポール34の上下端部が流木等を係留せず同装置および橋梁90の保全を図るように車止めブロック92から橋梁90の底面レベル間にできるだけ収まるように配慮する。尚、掛止用ポール34はラック・ピニオンによる昇降機構と昇降用ハンドルにより手動で上下するようにしてもよい。
【0043】
尚、基台30は、車止めブロック92とは別に橋梁90に固定してもよい。また、掛止用ポール34は、図面に直交する方向(橋梁90の長手方向)に起倒自在にしてもよいし、図面の紙面に平行に起倒自在にしてもよい。さらに、掛止用ポール34の本数を多くして車止条材18は構成しないこともある。図1から図16までの実施形態においては、掛止用ポール12,34…および車止条材18…が車止めに好適な高さになっているが、図示程度の高さに限らずより高く設定することもできる。
【0044】
【発明の効果】
この発明は以上のように構成されているので、係船時の作業障害をなくす一方、非係船時における人や車両の転落を効果的に防止することができ、特に、構造的に簡略化して設置が簡単にできるとともにコストダウンも充分可能であり、しかも、損傷を受けた場合でもその補修や取り替えなどが簡易に行えるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である転落防止装置の設置斜視図。
【図2】他の実施形態を示す斜視図。
【図3】他の転落防止装置を示す斜視図。
【図4】他の転落防止装置を示す斜視図。
【図5】昇降型転落防止装置を示す斜視図。
【図6】その変形例を示す斜視図。
【図7】ロックピンの具体的構成例を示す断面図。
【図8】ロックピンの他の構成例を示す断面図。
【図9】他の実施形態を示す側面模式図。
【図10】他の実施形態を示す側面図。
【図11】他の実施形態を示す側断面図。
【図12】上下2段にした転落防止装置を示す側断面図。
【図13】高い車止めブロックを付加した実施形態を示す側断面図。
【図14】負荷センサーを付した実施形態を示す斜視図。
【図15】車止めブロックに転落防止装置を共締めした他の実施形態を示す斜視図。
【図16】車止めブロック間に転落防止装置を共締めした他の実施形態を示す斜視図。
【図17】他の実施形態で昇降式掛止用ポールを備えた転落防止装置を示す断面図。
【符号の説明】
4…車止めブロック 7…アンカーボルト 11…基台 12…掛止用ポール
18…車止条材。
Claims (3)
- 岸壁や突堤等の上面壁に埋込式で上向きに突出するアンカーボルトを介してナットにより締め付け固定される複数列設式のゴム製車止めブロックと、前記上面壁上に載置されて固定される板状材である基台に垂直に立設装備した複数本の掛止用ポールとにより車両等が転落するのを防止するようにした装置であって、前記基台は、前記アンカーボルトに通された状態で前記上面壁と車止めブロックとの上下間に挟みこまれてナットにより車止めブロックと共締めされるように構成されていることを特徴とする岸壁等における転落防止装置。
- 請求項1記載のものにおいて、基台は、岸壁等の上面壁から前面壁に沿うべく延出する板部を備えている岸壁等における転落防止装置。
- 岸壁や突堤等の上面壁に埋込式で上向きに突出するアンカーボルトを介してナットにより締め付け固定された複数列設式の既設車止めブロックと、同既設車止めブロックを取囲むような大きさで前後および上下4面を備えた四角筒状の新設車止めブロックでなり、新設車止めブロックは、その内部に既設車止めブロックを入れた状態で前記アンカーボルトを介してナットにより共締め固定されるようになっている岸壁等における転落防止装置。
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