JP3754584B2 - 微生物測定システムの検出感度チェック方法及び感度チェックに使用するチェックシート - Google Patents

微生物測定システムの検出感度チェック方法及び感度チェックに使用するチェックシート Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ATP−ルシフェラーゼ法を利用して微生物の存在を検知する微生物迅速検装置(以下、RMDSという。)の感度チェックに係り、特に、感度ックに使用するためのサンプルとなる感度チェックシート及びこれを使用する感度チェック方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ATP−ルシフェラーゼ法を利用した微生物迅速検査装置(RMDS)は、生きた細胞に特異的にまとまって存在するアデノシン三リン酸(ATP)を利用してルシフェリン−ルシフェラーゼ反応を行わしめ、ATP含量に比例して発生する微小な発光を光度検出器で検出することにより、微生物の存在を確認するもので、この発光状態をCCD等の撮影手段を用いて映像化し、視覚的に観察することができる。
【0003】
RMDSで行う微生物検査は、先ず、検体液を濾過して生菌をフィルター上に補足し、このフィルターを微生物発光画像解析システムを用いて検出する。この微生物発光画像解析システムは、生菌を捕捉したフィルターを抽出試薬及び発光試薬で処理した後、標本ホルダーにセットし、光学系及び撮像手段(CCD等)で構成されたテレビカメラを上記フィルターにできるだけ近接させてセッティングし、フィルターの発光状態を撮影し、画像処理装置、データ解析装置を介して画像データをディスプレイで表示、観察したり、解析結果をプリントアウトする。
【0004】
図1は、微生物迅速検査装置(RMDS)10のシステムの概要を示し、1はテーパーファイバー、光増幅部及び撮像管(CCD)からなる高感度テレビカメラ、カメラコントローラ2、イメージプロセッサ3、データ解析装置4、テレビモニター5から構成されている。測定は、発光処理した生菌を保持したフィルター6を高感度テレビカメラ1に接近させておき、カメラコントローラ2及びイメージプロセッサ3を用いて光子を所定時間、例えば、2〜180秒間蓄積し、菌体からの発光を撮像し、データ解析装置4により発光ノイズを消去して生菌による強い発光のみを残してテレビモニター5に表示する。この処理によって菌体由来以外の発光がノイズとして消去され、測定された輝点数は生菌の数となる。微生物による発光点は、例えば、図2に示すように、撮像管の画素単位の座標により表示することができ(図2中、”1”は微生物による発光点を示す。)、フィルター6と撮像管との位置関係を関連付けておくことにより、フィルター6の位置での発光点を確認することができる。
【0005】
このRMDSによる測定は、主として試料に噴霧する試薬の活性の度合、フィルター上に供給する試薬の量、検出器の感度が適正でかつ正常であることで初めて安定した測定が可能となる。
RMDSの感度、即ち、検出器の感度のみをチェックするのであれば、RMDSの検出限界に対応する発光量と同等の発光量を有する標準光源を用い、この標準光源の出力する光を輝点として認識することにより所定の感度が得られているか否かをチェックすることができる。
【0006】
しかし、現実のATP微発光を観測する場合、ATPの発光は発光試薬との反応により得られるものであるから、発光試薬の性能の良否、噴霧状態の良否(即ち、発光試薬噴霧器の良否)、等も観測の可不可に大きく係わり、装置の感度が実質的に問題なくても、観測できない場合がある。したがって、感度のチェックをする場合、試薬そのもの及び試薬噴霧状態に問題がないことを確認した上で装置の感度チェックをしなければ正確な感度のチェックができない。
【0007】
これまで、試薬の活性、検出器の感度等、個別の要素、部分については、それぞれチェックする方法があるが、システム全体についての感度を保証する方法はこれまでなかった。
増殖の遅い微生物をRMDSの検出限界付近で測定するような場合、少しの感度の劣化で微生物の存在を見逃してしてしまう可能性がある。したがって、このような場合は、常に安定した感度のもとで測定していることを確認してなくてはならない。また、複数のシステムを複数の工場等で稼働させるためにシステムの感度の校正が必要となる。これを行うために、特定の微生物を用いてこれを検出できるか否かで確認を行う場合もあるが、定量的ではない。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、誤差の少ない再現性のあるRMDSの感度のチェック方法とこれに使用するための基準となるチェックシートの作成方法を提供することにある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の従来の問題点を解決するためのもので、実際のATP微発光観測と同等の状態でRMDSの感度チェックを行うことができ、かつ、発光試薬の良否、試薬噴霧器の噴霧特性の良否の影響を受けないRMDSシステムの感度チェック方法及びそれに使用する感度チェックシートを提供することにある。
【0010】
即ち、シート上に、濃度が既知のATPを所要量滴下し、シート上の複数個所にATPスポットを形成し、当該シート上にATP抽出試薬及びATP発光試薬を噴霧して作成されたシートをサンプルとして、RMDSにて当該サンプルのATPの微発光の有無を確認することによってRMDSのシステムの感度を確認するようにしたRMDSの感度チェック方法を提供することにある。
【0011】
また、本発明は上記のように作製された感度確認用チェックシートを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題は本発明の以下の手段により解決される。
本発明は新規な微生物測定システムの感度のチェック方法を提供するものであり、本発明の検出感度チェック方法は、
試料に抽出試薬と発光試薬を噴霧し、試料中のATPを検出する微生物測定装置により測定する微生物測定システムにおける検出感度のチェック方法であって、
定められた濃度のATP溶液をシート上の周辺近傍部の定められた複数個所に滴下して乾燥させて製造してなる疎水性を有するチェックシートに抽出試薬、エタノール又はメタノールを噴霧して一時的に親水性を付与させた後、当該チェックシートに発光試薬を噴霧して、微生物測定装置により発光量を測定し、当該測定値が前記定められた濃度のATP溶液の発光量を前記微生物測定システムで測定することにより予め定めた発光量に達しているか否かを判定して微生物測定システムの検出感度をチェックするようにしたことを特徴とする。
【0013】
本発明のチェックシートを使用して微生物測定装置により発光量を測定することにより、発光試薬の品質、発光試薬の噴霧操作の適正度、測定装置自体の精度を含め、微生物測定システム全体の感度のチェックが可能となる。
また、本発明による微生物測定システムの検出感度のチェックに使用するチェックシートは、定められた濃度のATP溶液をシート上に複数個所滴下して乾燥させて形成してなる微生物検出器により測定することのできるようにした構成であり、予めこのチェックシートを用意しておくことにより、必要の際に迅速に測定システム全体の検出感度をチェックすることができ、また、長期にわたり保存可能であり、使用に際しては、微生物測定装置でシート上の試料を測定するのと同じように発光量を測定するだけで測定システム全体の感度のチェックを行うことができる。
【0014】
また、チェックシートは、シート上の周辺近傍の4個所にATP溶液を滴下して作製することにより、少ないATPの滴下量で試薬の噴霧操作の適正度を含む検出感度のチェックを効果的に行うことができる。
また、ATPを定められた濃度に調整するための希釈液としてpH7.5のリン酸バッファー液を用いることにより、ATPの発光度を高めることができ、また、保存期間を長くすることができる。
【0015】
また、本発明による微生物測定システムの検出感度チェック用チェックシートは、シート上に定められた濃度のATP溶液をシート上に複数個所滴下し、乾燥させてATPを保持させるようにして製造することができ、複雑な操作を必要としないで製造できる。
また、検出感度チェック用シートは、フィルターを載置するための複数の凹部が形成され、該凹部の底部にはATP溶液を滴下する位置を示す印と、シートの基準位置と対応させる位置を示す表示部を有するシートホルダーを使用することにより、所定の位置に的確にATPを滴下することが可能となり、また、複数のチェックシートを効率的に作製することを可能とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
先ず、本発明によるRMDSによる感度チェックに用いるチェックシート20は、1例として図3に示すように、RMDSに使用する試料保持用の円形フィルターと同一仕様のものを使用し、シートにATPの希釈液を4点滴下してチェックシート20を作製したものである。
【0017】
ここで、チェックシート20の作製は以下の手順で行う。
(1)ATP溶液(Parmacia 社製、Adenosine 5'-Triphosphate 27-2056-01 100 mM, pH 7.5)を10 mM リン酸 buffer pH 7.5で8 ×106 希釈する。
(2)減菌したシートをホルダー(後述する。)にセットする。 (3)ガスクロ用のマイクロシリンジ(1μl)を使用してで0.9μlのATP溶液をとる。
【0018】
(4)マイクロシリンジから0.2μlを押し出し水滴を作る。
(5)水滴をシートに接触させ、シートに移す。
(6)1枚のシートに4点、水滴を落とす。
(7)ホルダーごとデシケータに入れ、5分間、吸引・乾燥させる、もしくは、インデックス式スプレーの乾燥器を利用する。
【0019】
(8)乾燥したシートはすぐ使用されるものを除き、保存のため、少なくともATPを有する面をシールして保護する。1例として、ビニール等のシートに入れて、ポリシーラーでシールする。
(9)ビニールシートに製造Lot No. を記入して−20°Cで保存する。
以上がRMDSの感度チェックシートの作製手順であるが、上記工程(2)において使用するATP溶液滴下用のシートホルダーについて説明する。
【0020】
図4は本願発明の実施例に係るシートホルダーホルダー30を示す。シートホルダー30は円盤31からなる。円盤31は中心軸31aを中心に回動可能に支持されるもので、図5に示す円形のフィルター40を載置するための円形凹部32が4個所形成される。この円形凹部32の一部には、円盤31の表面から円形凹部32の底部32aにかけて傾斜して形成される矩形状切欠き部33が形成されている。この切欠き部33は円形凹部32内に置かれたフィルター40をピンセット等で取り出す際に操作を容易にするためのものである。
【0021】
各円形凹部32の底部32aには、4個所のATP滴下位置を示す刻印34が施されている。この刻印34は円形凹部32の底部32aのやや周辺部の近傍に4個所、等間隔に形成される。また、各円形凹部32の所定位置には載置されるフィルター30との位置関係を特定するための基準位置表示部となる細孔35が円盤31貫通して形成されている。
【0022】
フィルター40はリング枠41にポリカーボネートの薄膜42から成り、リング枠41の一部に基準位置を示す表示部41aを有している。フィルター40を上記フィルターホルダー30の円形凹部32に載置する際にはフィルター40の表示部41aを円形凹部32の細孔35に合わせてセットする。
なお、上記シートに用いるフィルターの素材については、疎水性の高いもの、例えば、ポリカーボネートの外、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリスルフォン、ポリビニルデンフルオライド等がよい。これはシート上に滴下したATPが拡散して所定濃度未満にならないようにする必要があるからである。
【0023】
前述のチェックシートの作製手順における(2)〜(6)の作業は、上記フィルターホルダ30を使用して行う。シートーホルダー30の4個所の円形凹部32に夫々4個のフィルター40をその表示部41aと円形凹部32の細孔35の位置が合致するようにしてセットする。そして、ATP液を円形凹部32の刻印34の位置に合わせて4個所滴下する。これにより、常に、フィルター40の基準位置の表示部41aを基準とする所定位置に4個所ATP液が滴下されることとなる。これにより、図3に示すフィルター40上にやや周辺に近い位置に4個所ATPが滴下された標準サンプルのとなるチェックシート20が得られる。 次に、このチェックシート20を使用してRMDSの感度のチェックを行う方法について説明する。
【0024】
先ず、ビニールシートによりシールされているチェックシート20を取出し、RMDSを使用する通常の試料の測定と同様に、抽出試薬と発光試薬を噴霧する。チェックシート20にはすでに抽出されたATPが保持されているのであるから、ここで抽出試薬の噴霧は本来必要ないものであるが、抽出試薬を噴霧することによりシートに親水性を持たせ、発光試薬との接触を良好にすることができる。すなわち、シートそのものは滴下されたATPが必要以上に拡散しないように疎水性を有する。しかし、発光試薬を噴霧するに当たり、必要最小量の発光試薬でATPを滴下したシート部分を湿らせるためには一時的に親水性にしたほうが効率的である。抽出試薬にはメタノールあるいはエタノール等が使用されるため、抽出試薬を噴霧して一時的に疎水性を弱めることができる。 次に上記の発光試薬の処理を施したチェックシート20をRMDSにかけ発光量を測定する。発光量の測定は4つのATP滴下部の領域の光子数ををそれぞれ測定する。各領域の輝点の測定は、図2に示す撮像管の画素の座標を指定することにより領域を指定し、その領域内の光子数を計数することにより行うことができる。
【0025】
図6は指定領域の輝点計数の例を示す図であり、発光する領域内で図示のようなサークル領域を指定してその画素領域に含まれる発光する光子数を計数することができる。
本実施例においては、チェックシート20のフィルター40の基準位置を示す表示部41aを利用してRMDSのフィルター設置台(図示せず)の基準位置に合わせるように設置することにり、チェックシート20のATP滴下点と撮像管の画素座標による計数領域を対応させることができ、これによって、4個所の領域の輝点を計数することができる。各チェックシートの発光量はこのようにして計数した4個所の領域の輝点の合計を発光量としている。そして、所定レベル値以上の測定値が得られればそのRMDSの感度は所定の基準を満たすとすることができる。
【0026】
本実施例のチェックシートは、前述のように、4点のATP滴下点をフィルター上の周辺近傍に設けているが、これは、試薬の噴霧状態を判定する上で、周辺分で良好な結果が得られれば中心部ではさらに安定した良好な噴霧状態が得られているという実験結果からの知見に基づくものである。
【0027】
【実験例】
次に、チェックシートのサンプルを前述の手法により試験的に作製し、これをRMDSにて観測した実験例を示す。
チェックシートのATPの濃度は、2.5×10-15 molとし、シート上にスポットを形成するための滴下量は0.2μlとした。これに、ATP抽出試薬、及び発光試薬を順次噴霧し、サンプルを作製した。こうして作製したサンプルをRMDSを用いて発光の有無、発光時の発光量の測定を行った。図7は その製作した46サンプルの測定結果をを示す。比較のため、ATPの濃度を1.3×10-15 mol及び6.3×10-16 molとした場合についての測定結果も併せて示す。
【0028】
上記実験例からすると、RMDSの検出限界は6.3×10-16 molのスポットが95%以上の信頼度で検出できる感度を示す。必ず、この濃度を検出する必要がない場合は、例えば、これより4倍の濃度である2.5×10-15 molの濃度のものを用いて測定し、システムの感度の判定を行う。このときの最小測定値は1,714RULである。したがって、システムの判定基準値を1,700RLUとし、これ以上の値が確認できた場合に正常とし、基準が越えなかったものについては、感度不良の原因の調査を行い、是正した上で感度の確認を行う。
【0029】
なお、本実施例では、ATPの希釈液としてpH7.5の10mMリン酸バッファーを使用したが、この溶媒のpHと発光量との関係は、図8に示す実験結果からもわかるように、pH7.5において安定した良好な発光を示すことが判明しており、この結果により採用した値である。また、pH7.5のリン酸バッファーにより希釈して製作したチェックシートは、約6ヶ月間保存可能であり(−20℃)、pH6.0のものより保存期間が著しく長くなることが判明した。
【0030】
以上のように、本実施例で作製したチェックシートを使用するこにより、RMDSによる微生物の測定における、抽出試薬、噴霧試薬の試薬の品質(活性度)や噴霧操作を含む測定系システムの感度のチェックを簡単に実施することができ、RMDSを使用して微生物を検査する場合、常に精度の高い検査を行うことができる。なお、チェックシート20は通常の生菌観測と同様に発光試薬を噴霧するための試薬の活性、噴霧状態の良し悪しの影響を受ける。したがって、定期的にチェックシートを検査し、問題のないことを確認する。この感度チェック用のチェックシートで発光量が定められた値に達しなかった場合には、検出器の感度だけでなく、試薬の活性確認、噴霧器の噴霧状態も確認する必要がある。
【0031】
なお、上述の例では、チェックシート20にはATPの滴下点は4点としているが、必ずしも4点に限定される必要はなく、ATPの濃度と滴下量に応じて変更できる。また、シートホルダー30の凹部32も4個所にすることなく適宜変更できる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本実施例で作製したチェックシートを使用するこにより、RMDSによる微生物の測定における、抽出試薬、噴霧試薬の試薬の品質(活性度)や噴霧操作を含む測定系システムの感度のチェックを簡単に実施することができ、RMDSを使用して微生物を検査する場合、常に精度の高い検査を行うことができる。
【0033】
また、本発明によるチェックシートは、同一品質のものを多数製造して用意しておくことができ、必要に応じて随時微生物の検出システムの感度のチェック行うことができ、また、複数の施設に設置してある微生物測定装置を共通の標準により感度のチェックを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】微生物迅速検査装置(RDMS)のシステムの概要を示し図である。
【図2】撮像管の画素の座標の説明図である。
【図3】本発明によるチェックシートの説明図である。
【図4】チェックシート製造に使用するシートホルダーを示す図である。(a)は平面図、(b)A−A断面図を示す。
【図5】チェックシートを製造するために使用されるフィルターを示す図である。
【図6】撮像管の指定領域の輝点計数例を示す図である。
【図7】本発明の実施例によるチェックシートに製造例を示す図である。
【図8】ATPの溶媒のpHと発光量の関係を示す図である。
【符号の説明】
10 微生物迅速検査装置(RDMS)
20 チェックシート
30 シートホルダー
31 円盤
32 凹部
33 切欠き部
34 滴下位置表示部
35 細孔
40 フィルター
41 リング枠
41a 基準位置表示部

Claims (2)

  1. 試料に抽出試薬と発光試薬を噴霧し、試料中のATPを検出する微生物測定装置により測定する微生物測定システムにおける検出感度のチェック方法であって、
    定められた濃度のATP溶液をシート上の周辺近傍部の定められた複数個所に滴下して乾燥させて製造してなる疎水性を有するチェックシートに抽出試薬、エタノール又はメタノールを噴霧して一時的に親水性を付与させた後、当該チェックシートに発光試薬を噴霧して、微生物測定装置により発光量を測定し、当該測定値が前記定められた濃度のATP溶液の発光量を前記微生物測定システムで測定することにより予め定めた発光量に達しているか否かを判定して微生物測定システムの検出感度をチェックするようにした微生物測定システムの検出感度のチェック方法。
  2. リン酸バッファーを加えて作製された、定められた濃度のATP溶液をシート上の周辺近傍部の定められた複数個所に滴下して乾燥させてなるチェックシートを使用した請求項1に記載の微生物測定システムの検出感度のチェック方法。
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