JP3752837B2 - 電動車両のクラッチ操作装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動車椅子などの電動車両のクラッチ操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動車椅子などの電動車両は、電動モーターで駆動ギヤーを介して、車輪を駆動して走行するようになっている。そして、最高速度にしても早足で歩く程度で、それ以上に速度が上昇することがないようにして、安全を図っている。
【0003】
又、電動モーターと駆動ギヤーの間には、クラッチを介在させ、クラッチを接続して電動モーターで駆動したり、車庫に入れるような場合には、クラッチを遮断して車輪をフリーにし、軽く押して動かすことができるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
クラッチを断接操作するクラッチレバーは、外側に露出していて、簡単に断接の操作ができるようにしてある。このため、下り坂の走行中に、クラッチレバーを操作してクラッチを遮断したり、意に反して、クラッチレバーに着衣などが当るなどしてクラッチが遮断されると、車輪がフリーになって、惰力で走行速度が速くなり、予想外の速さになる可能性がある。
【0005】
本発明は上記従来技術の課題に着目してなされたもので、クラッチを断接するクラッチレバーをボデーカバー内に収容して、意に反して操作できないようにし、しかも、クラッチレバーを接続位置に保持するストッパーを設けて安全性の向上が図れる電動車両のクラッチ操作装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の電動車両のクラッチ操作装置は、クラッチレバーを往復動可能に設けられたクラッチレバーを接続位置と遮断位置とに選択的に位置設定することにより、駆動輪と電動モータとの間に介在するクラッチを断続させるようにした電動車両のクラッチ操作装置において、前記クラッチレバーを搭乗者が着座するシートの後方に形成された収納空間内に配置すると共に、前記クラッチレバーの接続位置から遮断位置への移動を阻止するストッパ−を設けてなり、前記ストッパーは、ストッパーカバー内に摺動可能に挿入して前記クラッチレバーの往復移動経路と交差する経路に沿って出没可能に設けられ、クラッチレバーが遮断位置にあるとき前記経路から退避し、クラッチレバーが接続位置にあるとき前記経路に沿って突出してクラッチレバーの遮断位置への復帰を阻止するとともに、ストッパーにノブを突設してストッパーカバーの窓穴から突出させ、前記ストッパーの移動範囲が前記窓穴に突出したノブの移動範囲で規制することにより設定されるものである。
【0007】
また、ストッパーは、ストッパーカバーに出没可能に挿入されると共に、常にはばねによってクラッチレバーの往復移動経路内に突出するよう付勢され、クラッチレバーが遮断位置にあるとき、クラッチレバーの一側面に当接して前記往復移動経路内への突出を阻止され、クラッチレバーが接続位置にあるとき、前記往復移動経路内に突出して前記クラッチレバーの遮断位置への移動を阻止するようにしてなり、クラッチレバーは、ストッパーをばねに抗してクラッチレバーの往復移動経路から退避させることにより、遮断位置に設定可能となるようにすることが考えられる。
【0008】
また、クラッチレバーのレバーノブ部分は、ストッパーのノブを略同一の高さで横に並べて配置するようにすることが望ましい。
【0009】
上記構成を有する本発明において、クラッチレバーとストッパーは、ボデーカバーの開閉蓋の内側に収容したので、乗員の意向に反して操作したり、操作されたりすることが極めて困難になる。そして、クラッチレバーは、ストッパーでクラッチ接続位置に保持させるので、乗員の意志による操作以外は、操作できない。
また、クラッチレバーは遮断位置にするときは、クラッチレバーとストッパーの両方の操作で行い、クラッチレバーを接続位置にするときは、クラッチレバーを引いて回動させるだけで操作できて、接続操作が簡便で煩わしくない。
【0010】
また、ストッパーの摺動範囲を、ストッパーカバーの窓孔と、ストッパーノブで規制するようにすれば、簡単な構造で安価に生産できる。また、クラッチレバーのレバーノブとストッパーのノブをほぼ同じ高さで、横に並べて配置すれば、暗やみで、手さぐりで操作するような場合でも、容易に操作できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1ないし図6によって説明する。
電動車両は図6に示すように、車体上部に設けたシート1に着座し、ハンドル2で前輪を操舵するようにしてある。後輪3の上側には、電動モーターから、クラッチ、駆動ギヤーを介して、後輪3が駆動されるようにしてある。シート1の下側のボデーカバー4で覆った内側には、電動モーター、クラッチ、駆動ギヤーを収容してあり、さらに、ボディーカバー4によってシート1の後方に形成された収納空間Sには、電動モーター駆動源のバッテリー、バッテリーの充電器、コードリール5、コードコネクター6などを収容するようにしてある。ボデーカバー4の一側には、上方に開く開閉蓋7が設けてあり、図1及び図2に示すように、コードリール5の端のコードコネクター6は、開閉蓋7のすぐ下にあって、開閉蓋7を開くと、コードコネクター6が引出せて、電源に接続して、バッテリーの充電ができるようにしてある。
【0012】
そして、図1ないし図4に示すように、クラッチを断接するクラッチレバー8の上端のレバーノブ9部分は、中仕切り10の半月形の窓11から上方に突出するように延してあり、開閉蓋7のすぐ下側に上端のレバーノブ9が位置するようにしてある。クラッチレバー8は、A位置がクラッチ接続位置、B位置がクラッチ遮断位置で、その間の往復移動経路に沿って回動操作できるようになっている。
【0013】
図3ないし図5に示すように、中仕切り10の窓11の横には、ベース板12とベースプレート13上にストッパーカバー14を締着して取付ける。ストッパーカバー14には、ストッパー15のノブ16がストッパーカバー14の窓孔17から突出するように挿入されており、ストッパー15を、窓孔17とノブ16の範囲で、ストッパー15が摺動できるようになっている。これにより、ストッパー15は、前記クラッチレバー8の往復移動経路と直交する方向に沿って進退可能であり、前記クラッチレバー8の往復移動経路への突出位置から退避位置へと移動し得るようになっている。また、前記ストッパーカバー14の内側にはコイル状のバネ18が挿入されており、このバネ18の弾性力でストッパー15が前記突出位置へ向けて付勢されている。
【0014】
ボデーカバー4の開閉蓋7を開くと、クラッチレバー8のレバーノブ9とストッパー15のノブ16が表れ、操作できるようになる。そして、クラッチレバー8をクラッチの遮断位置にするときは、一旦ストッパー15をレバー16で、バネ18に抗して突出位置から没入位置へと引込ると、クラッチレバー8を遮断位置まで回動することができ、この位置でストッパー15のノブ16から手で離すと、ストッパー15の先端が、クラッチレバー8の側面に当り、バネ18の弾力でクラッチレバー8を弾圧し、クラッチレバー8で遮断位置に保持する。クラッチレバー8で接続位置にするときは、ストッパー15はそのままで、弾力に抗して、クラッチレバー8を接続位置まで回動させる。
【0015】
ストッパー15は、ストッパーカバー14の窓孔17から突出するノブ16と窓孔17が、ストッパー15の摺動範囲を規制するようにしてあるので、別個に摺動範囲規制部品を設けなくてよくて安価にできる。又、クラッチレバー8の上端のレバーノブ9と、ストッパー15のノブ16は、ほぼ同じ高さで、横並べにして設けてあるので、暗やみでも、手さぐりするのに便利である。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は上述のように構成したので、ボデーカバーの開閉蓋の内側にクラッチレバーがあって、乗員の意志に反してクラッチレバーが操作されることがない。しかも、クラッチレバーは、ストッパーでクラッチ接続位置に保持することができて、安全性が一層向上する。そして、クラッチレバーを遮断位置にするときは、ストッパーとクラッチレバーを操作し、クラッチレバーを接続位置にするときは、クラッチレバーだけの操作でできて、クラッチレバーを接続位置にするのが簡単にでき、煩わしさがない。
【0017】
また、ストッパーの摺動範囲は、ストッパーカバーの窓孔と、ストッパーのノブで規制できて、安価に生産できる。そして、クラッチレバーのレバーノブと、ストッパーのノブは、ほぼ同じ高さで、横並びにして設けてあるので、暗やみで手さぐりで操作するときも、迷わずに操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】本発明の実施形態を示す平面図である。
【図4】本発明の実施形態を示す側面図である。
【図5】本発明の実施形態を示すストッパーの分解斜視図である。
【図6】本発明の実施形態を示す車両全体の斜視図である。
【符号の説明】
4 ボデーカバー
7 開閉蓋
8 クラッチレバー
9 レバーノブ
14 ストッパーカバー
15 ストッパー
16 ノブ
17 窓孔
18 バネ
Claims (3)
- クラッチレバーを往復動可能に設けられたクラッチレバーを接続位置と遮断位置とに選択的に位置設定することにより、駆動輪と電動モータとの間に介在するクラッチを断続させるようにした電動車両のクラッチ操作装置において、
前記クラッチレバーを搭乗者が着座するシートの後方に形成された収納空間内に配置すると共に、
前記クラッチレバーの接続位置から遮断位置への移動を阻止するストッパ−を設けてなり、
前記ストッパーは、ストッパーカバー内に摺動可能に挿入して前記クラッチレバーの往復移動経路と交差する経路に沿って出没可能に設けられ、クラッチレバーが遮断位置にあるとき前記経路から退避し、クラッチレバーが接続位置にあるとき前記経路に沿って突出してクラッチレバーの遮断位置への復帰を阻止するとともに、ストッパーにノブを突設してストッパーカバーの窓穴から突出させ、前記ストッパーの移動範囲が前記窓穴に突出したノブの移動範囲で規制することにより設定されることを特徴とする電動車両のクラッチ操作装置。 - ストッパーは、ストッパーカバーに出没可能に挿入されると共に、常にはばねによってクラッチレバーの往復移動経路内に突出するよう付勢され、クラッチレバーが遮断位置にあるとき、クラッチレバーの一側面に当接して前記往復移動経路内への突出を阻止され、クラッチレバーが接続位置にあるとき、前記往復移動経路内に突出して前記クラッチレバーの遮断位置への移動を阻止するようにしてなり、クラッチレバーは、ストッパーをばねに抗してクラッチレバーの往復移動経路から退避させることにより、遮断位置に設定可能であることを特徴とする請求項1記載の電動車両のクラッチ操作装置。
- クラッチレバーのレバーノブ部分とストッパーのノブを略同一の高さで横に並べて配置するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の電動車両の操作装置。
Priority Applications (1)
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JP11718298A JP3752837B2 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 電動車両のクラッチ操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP11718298A JP3752837B2 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 電動車両のクラッチ操作装置 |
Publications (2)
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JPH11310051A JPH11310051A (ja) | 1999-11-09 |
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ID=14705453
Family Applications (1)
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JP11718298A Expired - Fee Related JP3752837B2 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | 電動車両のクラッチ操作装置 |
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JP5840846B2 (ja) * | 2011-02-25 | 2016-01-06 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両用電源接続部収納構造 |
-
1998
- 1998-04-27 JP JP11718298A patent/JP3752837B2/ja not_active Expired - Fee Related
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