JP3751203B2 - 多重搬送波受信機におけるカルマン等化 - Google Patents

多重搬送波受信機におけるカルマン等化 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、ディジタル通信システムに関し、より詳細には、ディスクリート・マルチトーン(DMT)および直交周波数分割多重化(OFDM)システムなどの多重搬送波ディジタル通信システムで、歪みを除去するための方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
ディジタル通信システムにおいて最も重要な問題の1つが、通信チャネルによって導入される「チャネル効果」と呼ばれる歪みを最小限にすることである。図1は、従来のディジタル通信システムを示す構成図100である。データは、通信チャネル(「チャネル」)106を介して送信機102から受信機104に伝送される。チャネル106は、送信機102と受信機104との間でデータを転送するための、いかなるタイプの通信媒体であってもよい。たとえばチャネル106は、1つまたは複数のネットワーク接続、ワイヤ、光ファイバ・リンク、または無線ディジタル通信リンクであってよい。
【0003】
理論的に言えば、データは送信機102と受信機104との間で、チャネル106を介して歪みなく伝送される。すなわち、受信機104によってチャネル106から取り出されるデータは、送信機によってチャネル106上に配置されるデータと同一である。ただし実際には、チャネル106が、チャネル106を介して伝送されるデータを破損させる可能性のある歪みを導入する。チャネル106によって導入される歪みは、普通なら符号間干渉(ISI)と呼ばれる、連続して伝送される符号を相互に干渉させる可能性がある。ISIによってディジタル・データが大幅に破損する可能性があり、その結果ビット誤り率(BER)が非常に高くなる。データの破損は、通信チャネル106上を伝送される間に発生する。多重搬送波システムISIは、ISIがすべての周波数ビン全体に広がって著しい信号対雑音劣化を発生させる可能性があるため、たとえば高速フーリエ変換(FFT)を利用して時間領域データを周波数領域データに変換する前に除去しなければならない。この問題の一般的な解決方法は、時間領域等化(TDEQ)を使用して、サンプリング・データを時間領域データから周波数領域に伝送する前に、サンプリングされたデータからISIを除去することである。これによって、元のデータを通信チャネルから回復させることができる。
【0004】
図2は、図1の送信機102および受信機104の一実施例を示す構成図200である。送信機102は、典型的には符号器202、ディジタル/アナログ変換器204、および送信フィルタ206、ならびにライン・ドライバ207を含む。符号器202は、符号化ディジタル・データを生成するために、元のディジタル・データを符号化する。符号化ディジタル・データは、ディジタル/アナログ変換器204によってアナログ符号化データに変換される。送信フィルタ206は、フィルタ済みデータを生成するために、元のデータの望ましくない構成要素を符号化アナログ・データから除去する。ライン・ドライバ207は、チャネル106を介して信号を伝送するために信号を増幅する。フィルタ済みデータは、チャネル106を介して受信機104に伝送される。
【0005】
受信機104は、差動増幅器208、1つまたは複数の受信フィルタ209、アナログ/ディジタル変換器210、およびイコライザ212を含む。受信機104によってチャネル106からデータが受信された後、チャネル106を介して送信機102から受信した符号化アナログ・データから、受信フィルタ209が望ましくない構成要素を除去する。アナログ/ディジタル変換器210は、送信機102から受信した符号化アナログ・データを符号化ディジタル・データに変換する。イコライザ212は、ISIを除去するために、符号化ディジタル・データを処理する。符号化ディジタル・データは、変調されたトーンを回復するために、高速フーリエ変換を利用してデータを周波数領域に変換することによって、さらに処理される。残留周波数領域の等化は、元のディジタル・データを回復する復号器214にデータが転送される前に、周波数領域内で実行される。復号器214は、図に示したように受信機104から分離するか、または受信機104に組み込むことができる。
【0006】
ISIを除去するための従来のほとんどの方法には、結果的に性能を低下させる重大な制約がある。従来方法での制約の多くは、ISIの性質および他の外部雑音源の性質に起因するものである。従来方法は、それぞれの問題を独立したもの、すなわちISI除去および雑音緩和として処理する。したがって、1つの問題を解決すると、他の効果を悪化させる場合がある。たとえば、TDEQ機構の中には、熱雑音およびクロストークなどの雑音源を反映しないものがある。さらに、通信チャネルの特性(伝達関数)は静的とは限らず、経時的に変化する可能性がある。結果的に、従来のTDEQ機構には、通常、チャネル誘導ISIを全部は除去できないこと、または安定性に問題があることを含むいくつかの欠点がある。たとえば、判定帰還TDEQ機構は、性能を向上させることができるが、その用途を制限するので、ディスクリート・マルチトーン(DMT)伝送システムの応用例に適用することは困難である。さらに判定帰還TDEQ機構には誤り伝播という問題があり、1つ誤りが発生すると、後続のデータ符号にも誤りが発生する可能性が増加してしまう可能性がある。他の例としては、知られているチャネル効果を補償するために、伝送事前符号化も使用されている。ただし、伝送事前符号化には、チャネルの正確な特徴付けおよび連動送信機が必要である。さらに、伝送事前符号化は、すべてのタイプの伝送システムで実施できるものではない。たとえば、伝送事前符号化は、現在の非同期ディジタル加入者回線(ADSL)標準であるANSI T1.413およびITU992.2の範囲内で実施することができない。
【0007】
したがって、ディジタル通信システム内でISIを減少させる必要性および従来の方法での制約に基づき、従来のISI除去方法において固有の制約を受けることのない、ディジタル通信システム内、特にDSL通信システム内でISIを減少させるための方法が望ましい。
【0008】
【発明の概要】
本発明の一態様により、通信チャネルから受信したデータを処理するためのコンピュータ実装方法が提供される。最初に、通信チャネルからデータが受信されるが、この伝送されるデータが任意数の搬送波上で変調されたデータからなる。次いで、データが通信チャネル上で伝送される前の、データの最小平均二乗推定値が決定される。最後に、この最小平均二乗推定値を使用して、通信チャネルおよび外部雑音源によってデータに導入された歪みが補償される。
【0009】
本発明の他の態様により、たとえばディジタル加入者回線などの通信チャネルに沿ってデータを伝送することにより導入されるデータ内の歪みを除去するために、ディジタル加入者回線、DMTまたはOFDMベースの通信システムから受信したデータを等化するためのコンピュータ実装方法が提供される。第1に、ディジタル加入者回線からデータが受信される。次いで、カルマン・フィルタを使用して、データの最小平均二乗推定値が決定される。ディジタル加入者回線上でデータを伝送することによって導入されるデータ内の歪みを補償するために、この最小平均二乗推定値が使用される。
【0010】
本発明の他の態様により、通信チャネルから受信したアナログ・データを等化するための受信機が提供され、このアナログ・データには、通信チャネル上でアナログ・データを伝送することによって導入される歪みが含まれる。受信機は、アナログ・フロント・エンド(フィルタリングを含む)、アナログ/ディジタル変換器、およびイコライザを備える。アナログ/ディジタル変換器は、通信チャネルから受信したアナログ・データをディジタル・データに変換するように構成される。イコライザは、通信チャネルから受信したアナログ・データの最小平均二乗推定値を決定し、このアナログ・データの最小平均二乗推定値を使用して、通信チャネル上でアナログ・データを伝送することによってアナログ・データに導入される歪みを補償するように構成される。
【0011】
【発明の実施形態の説明】
本発明の実施形態は、限定的なものではなく、例示的なものとして添付の図面に示され、同じ要素には同じ番号が付けられている。なお、本願明細書において、各数式中に現れる
【外1】
Figure 0003751203
【外2】
Figure 0003751203
【外3】
Figure 0003751203
【外4】
Figure 0003751203
【外5】
Figure 0003751203
【外6】
Figure 0003751203
【外7】
Figure 0003751203
【外8】
Figure 0003751203
は、本文中においてそれぞれ「A^」,「a^」,「B^」,「b^」,「H^」,「h^」,「x^」,「ξ^」と表記することとする。
【0012】
以下の説明では、本発明を完全に理解するために、説明の目的で特定の詳細について記述する。ただし、本発明がこれら特定の詳細を使用しなくても実施可能であることは明らかであろう。その他の場合、本発明が必要以上に不明瞭にならないように、構成図の形式で周知の構造およびデバイスについて記述する。
【0013】
本発明の例示的実施形態の様々な態様および特徴について、(1)機能の概要、(2)時間領域の等化、(3)適用可能なフィルタリング、(4)周波数領域の等化、および(5)実施機構の各セクションで、より詳細に説明する。
【0014】
1.機能の概要
ディジタル通信システムで歪みを減少させるためのコンピュータ実装方法には、一般に、通信チャネルによって導入される歪みを補償するために、時間領域内で通信チャネル出力データを等化することが含まれる。本発明の一実施形態により、時間領域内でほぼすべてのISIを補償するためのカルマン・フィルタを使用して、元のデータの最小平均二乗推定値が得られる。増長状態のカルマン・フィルタを使用することで、追加の計算費用が比較的少ない平滑遅延が提供される。残留振幅および位相歪みを補正するために、周波数領域内で後続の等化を実行することもできる。
【0015】
図3は、本発明の一実施形態による、通信チャネル106から受信したアナログ符号化データを処理する受信機300の一例を示す構成図である。受信機300は、受信フィルタ302、アナログ/ディジタル変換器304、時間領域イコライザ306、時間領域/周波数領域変換器308、および周波数領域イコライザ310を含む。ここで、通信チャネル106から受信したディジタル符号化データを処理するためにこれらの構成要素を使用する方法について、図4の流れ図400を参照しながら説明する。
【0016】
ステップ402で開始した後、ステップ404で、チャネル106からアナログ符号化データが受信される。
【0017】
ステップ406では、受信されたアナログ符号化データから任意の望ましくない構成要素を除去するために、アナログ符号化データが受信フィルタ302によってフィルタリングされる。
【0018】
ステップ408では、アナログ/ディジタル変換器304によって、アナログ符号化データがディジタル符号化データに変換される。
【0019】
ステップ410では、ほぼすべてのISIを除去するために、時間領域イコライザ306によって、ディジタル符号化データで時間領域の等化が実行される。本発明の一実施形態によれば、時間領域等化の実行には、チャネル106によって導入されるISIを補償するために、カルマン・フィルタを使用して元のデータの最小平均二乗推定値(MMSE)を決定することが含まれる。ただし、本明細書では、本発明の実施形態がカルマン・フィルタを使用してMMSEを決定するという状況で開示されているが、この目的のために、いずれの機構も使用可能であり、本発明は任意の特定機構に限定されるものではない。一般項では、最小平均二乗推定値が以下のように定義される。
【0020】
E[(x - x^)2|y]
min x^
上式で、Eは予測値であり、xは通信チャネル内で伝送された元のデータであり、x^はイコライザ機構の出力であり、|は通信チャネルの出力yでの条件付き平均である。
【0021】
カルマン・フィルタの追加の詳細および例について、以下でより詳細に説明する。
【0022】
ステップ412では、時間領域イコライザ306から受信されたディジタル符号化データが、時間領域/周波数領域変換器308によって周波数領域に変換される。時間領域/周波数領域変換器308は、高速フーリエ変換などのデータを変換するための任意の技法を組み込むことが可能であり、本発明は特定の変換技法に限定されるものではない。
【0023】
ステップ414では、以下でより詳細に述べるように、任意の残留振幅および位相歪みを補正するために、周波数領域イコライザ310によってディジタル符号化データで周波数領域等化が実行される。このプロセスはステップ416で完了する。典型的には、次いでこのデータが元のディジタル・データを回復するために復号器に提供される。
【0024】
2.時間領域の等化
本発明の一実施形態によれば、元のデータのMMSEを取得することによって、時間領域内の受信されたディジタル符号化データからほぼすべてのISIを除去するために、増長状態での、すなわち平滑子を使用したカルマン・フィルタリング技法が使用される。カルマン・フィルタリングは、これまで、図3に記載された状況では適用されておらず、またこの状況では考慮の対象とならなかったが、数学の分野における他の使用法では周知である。たとえば、B.D.O AndersonおよびJ.Mooreによる「Optimal Filtering」Englewood Cliffs、N.J.Prentice Hall社 1979年 ISBN 013631227を参照されたい。図2を参照すると、送信機102によって伝送されるデータは、ディジタル/アナログ変換器204および送信フィルタ206によって処理される、離散時間シーケンスx(k)で表すことができる。送信機102の出力時の信号をアナログ表現すると、x(t)となる。チャネル106は、そのインパルス応答h(t)で特徴付けられる。チャネル106の出力y(t)は、
【0025】
【数1】
Figure 0003751203
(1)
となり、上式でx(t)はチャネル入力であり、n(t)は、付加的なホワイト・ガウス・ノイズ、クロストーク、およびエコー・ノイズなどのすべてのチャネル妨害を反映する。受信機104では、離散時間受信信号y(k)を生成するためにチャネル出力y(k)がサンプリングされる。したがって、本発明の一実施形態によれば、元の離散時間信号x(k)の離散時間推定値x^(k)を取得することが目的である。
【0026】
本発明の一実施形態によれば、伝送されるデータ・シーケンスx(k)は、ホワイト・ガウス・シーケンスによって近似できると判定されている。これは、データ・サンプルを生成するために逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用すること、およびIFFTに入力される符号が振幅および位相ではランダムであり、互いに独立しているという事実が原因である。データ・シーケンスのおおよそのガウス性質が、中心極限定理を適用することから導き出される。したがって、直交振幅変調(QAM)コンステレーション・サイズが大きく通信サブチャネルの数が多い場合に、ホワイト・ガウス仮定条件は最良となる。いずれのチャネルも、実際のチャネル・インパルス応答を生み出すために、自己回帰移動平均(ARMA)パラメータを適切に選択することによってARMAモデルとして表すことができる。チャネル出力は、カルマン・フィルタがMMSEの意味で入力シーケンスの最適な推定値を生み出す、ARMAプロセスを駆動するホワイト・ガウス入力シーケンスによって、適切に近似される。
【0027】
識別されたチャネルは、以下の数式により与えられるARMAモデルによって表され、
【0028】
【数2】
Figure 0003751203
(2)
【数3】
Figure 0003751203
(3)
上式で、定義上、a^0=1であり、H^(z)は、サンプリングされたチャネル・インパルス応答h(k)の推定値としてインパルス応答h^(k)を有する。チャネル識別子は、チャネル応答を適応的に推定するためにイコライザ出力を使用することができる。
【0029】
本発明の一実施形態によれば、カルマン・フィルタ・ベースの等化が以下のように実施される。第1に、状態ξ(k)が、データ入力と識別されたチャネルの分母との関数になるように定義される。次にこのチャネル出力が、中間状態ξ(k)と識別されたチャネルの分子との関数になるように定義される。これらの状態および観測の式は、以下の式によって与えられ、
【0030】
【数4】
Figure 0003751203
(4)
【数5】
Figure 0003751203
(5)
上式で、A^およびB^は識別されたチャネル・パラメータa^(z)およびb^(z)から導出されるものであって、
【0031】
【数6】
Figure 0003751203
(6)
さらに、以下の式によって与えられる。
【数7】
Figure 0003751203
(7)
【0032】
a^(z)およびb^(z)は、同じ次数mであると想定される。必要であれば、これは適当な数の0でベクトルa^またはb^を穴埋めすることによって達成可能である。出力が実行される前に「L」個のサンプルの遅延を達成するために、A^の第1行は要素a^iに続いて「L+1」個のゼロを有する。次いで、A^の残りの行は、「(L+m)x(L+m)」の単位行列および1つのゼロ列からなる。したがって、A^は、「(L+m+1)x(L+m+1)」の正方行列である。同様に、B^行列は、「1x(L+m+1)」行列を形成するために「L」個のゼロによって拡張される。
【0033】
図5は、本発明の一実施形態による、増長状態のカルマン・フィルタを使用して、データ入力シーケンスx(k)の単一入力サンプルの最適な推定値x^(k)を決定するための方法を示す流れ図500である。このプロセスは、連続する各入力サンプルに対して繰り返される。ステップ502で開始した後、ステップ504で、カルマン・フィルタの初期状態および共分散の推定値が以下のように設定される。
【0034】
【数8】
Figure 0003751203
(8)
【数9】
Figure 0003751203
(9)
【0035】
A^およびB^の定義との一貫性を維持するために、ξ^(.|.)は次元「(L+m+1)x1」を有し、P(.|.)は次元「(L+m+1)x(L+m+1)」を有する。初期設定P(0|0)は、入力データがゼロ平均の単位分散ホワイト・ガウス・シーケンスであるという想定を反映している。入力データがゼロ平均の単位分散ホワイト・ガウス・シーケンスでない場合、初期設定はそれに応じて、すなわちξ=ξmeanおよびP(0|0)=P0に修正される。ステップ506では、状態推定値および共分散予測値が、以下のように決定され、
【0036】
【数10】
Figure 0003751203
(10)
【数11】
Figure 0003751203
(11)
上式で、Qはデータ入力x(k)の共分散であって、この例ではスカラーである。
【0037】
ステップ508では、データの実際の観測値と状態予測から予測されたデータとの差に基づいて、イノベーション型共分散が決定される。本発明の一実施形態によれば、イノベーション型共分散が以下のように決定される
【0038】
【数12】
Figure 0003751203
(12)
【0039】
ステップ510では、カルマン・ゲインが以下のように算出される。
【0040】
【数13】
Figure 0003751203
(13)
【0041】
ステップ512では、更新された状態推定値および共分散行列が以下のように算出される。
【0042】
【数14】
Figure 0003751203
(14)
【数15】
Figure 0003751203
(15)
これは共分散更新の最も単純な形式である一方で、数値の不安定性による影響を受ける可能性がある。実際には、数値的に安定した更新形式、すなわち、
P(k|k) = [I - K(k)B^(k)]P(k|k - 1)[I - K(k)B^(k)] + K(k)R(k)K'(k)が使用される。詳細については、1979年、P.S.Maybeckによる「Stochastic Models,Estimation,and Control」Academic Press,Vol.1を参照されたい。
【0043】
ステップ514では、データ推定値は中間状態推定値から以下のように計算され、
【0044】
【数16】
Figure 0003751203
(16)
上式で、
【数17】
Figure 0003751203
(17)
は、データを「平滑化」するために「L」個のサンプル遅延を達成する「L」個の先行ゼロを有するa^からなる。
【0045】
プロセスは、ステップ516で完了する。
【0046】
データ推定値x^(k-L|k)は、時間kまでにデータが受信された場合のデータ入力x(k-L)のMMSE推定値および入力データの最適な推定値である。時間が経過してもチャネル特性が変化しない場合、フィルタ・ゲインおよび共分散は定常状態値に収束する。この状況で、カルマン・フィルタは線形横軸フィルタと同等である。
【0047】
3.適用可能なフィルタリング
状況によっては、チャネルの特性が経時的に変化する。たとえば、大気の状態またはチャネル構成の変化がチャネル特性を変化させる場合もある。したがって、本発明の一実施形態により、チャネル特性の変化を反映させるために、適用可能なカルマン・フィルタリングが採用される。詳細には、チャネル特性が経時的に変化している状況では、固定行列A^およびB^の代わりに、A^(k)およびB^(k)で示される更新されたチャネル・パラメータ推定値が使用される。さらにカルマン・フィルタは、推定値x^(k-L|k)が最適であることを確実にする最適ゲインK(k)を生み出す。
【0048】
4.周波数領域の等化
状況によっては、カルマン・フィルタの等化によってすべての周波数で確実な等化が提供できないことがある。したがって、本発明の一実施形態により、周波数領域内で残留振幅および位相歪みが補正される。本発明の一実施形態によれば、周波数領域の等化には、第1にカルマン・フィルタの周波数応答の決定、次いで必要な周波数領域等化の決定が含まれる。他の実施形態には、あらゆるトーン内でそれぞれのQAMコンステレーションに必要なゲインの拡大および位相の回転を確立するために、周波数領域内のトレーニング・データ・シーケンスを平均化し、その後各コンステレーションへのこの変換を受信および変換データ伝送に適用することが含まれる。
【0049】
a.カルマン・フィルタの周波数応答の決定
周波数領域内の残留ゲインおよび歪みを補償する第1のステップは、定常状態にあるカルマン・フィルタの周波数応答を決定することである。第1に、反復によるか、またはリカッチの方程式の解によって、定常状態のカルマン・ゲインKssが算出される。次に、z領域内でのカルマン・フィルタ・イコライザの伝達関数が、以下のように算出される。
【0050】
【数18】
Figure 0003751203
(18)
次いで、数式18のz=ej2 π fを置換することにより、任意の所望の周波数fでの周波数応答の大きさおよび位相が算出される。その結果生じる複素数値化された伝達関数が、Heq(f)で示される。
【0051】
b.周波数領域等化の決定
必要な周波数領域等化を決定するために、伝送されたデータ・シーケンスから時間領域イコライザ出力までの伝達関数全体が、以下のように算出される。
【0052】
【数19】
Figure 0003751203
(19)
時間領域等化中にすべてのISIが除去された状況では、すべての周波数でHtotal(f)が均一であることに留意されたい。時間領域/周波数領域変換器308への複素数出力は、Xr(f)で示される。次いで、周波数領域等化出力が以下の式によって与えられる。
【0053】
【数20】
Figure 0003751203
(20)
上式で、Htotal(f)は、時間領域/周波数領域変換器308で採用された機構の周波数ビンに対応する周波数の離散セットで、数式(19)のz=ej2 π fを置換することによって得られる。XFDEQ(f)は、その後復号器214に渡される、回復されたQAM符号を表している。
【0054】
5.実装メカニズム
通信システム内の歪みを除去するための方法は、どんなタイプの通信システムにも適用可能であり、詳細には、無線システム、ケーブル・モデム・システム、DSLアプリケーション、および特にADSLアプリケーションを含む、ブロードバンドのディジタル通信システムに特に好適である。さらに、この方法は、受信機または通信システムの一部として、またはスタンドアロン型のイコライザ機構として実施することが可能である。本発明は、ハードウェア回路で、コンピュータ・ソフトウェアで、またはハードウェア回路とコンピュータ・ソフトウェアとの組合せで実施可能であり、特定のハードウェアまたはソフトウェアの実施に限定されるものではない。
【0055】
図6に、本発明の一実施形態が少なくとも部分的にコンピュータ・ソフトウェアで実装され得るコンピュータ・システム600を描写したブロック図を示す。コンピュータ・システム600は、情報の通信を行うためのバス602またはその他のメカニズム、およびバス602に接続された、情報を処理するためのプロセッサ604を備える。またコンピュータ・システム600には、バス602に接続された、情報およびプロセッサ604によって実行される命令を格納するためのランダム・アクセス・メモリ(RAM)またはその他の動的ストレージ・デバイス等のメイン・メモリ606が備わる。メイン・メモリ606は、さらにプロセッサ604による命令の実行間において、一時変数またはその他の中間情報を格納するためにも使用される。さらにコンピュータ・システム600は、プロセッサ604用の静的な情報ならびに命令を格納するための読み出し専用メモリ(ROM)608またはその他の静的ストレージ・デバイスを備え、それがバス602に接続されている。ストレージ・デバイス610は、磁気ディスクまたは光ディスク等であり、情報および命令を格納するために備えられ、バス602に接続されている。
【0056】
コンピュータ・システム600には、陰極線管(CRT)等の、コンピュータ・ユーザに情報を表示するためのディスプレイ612がバス602を介して接続されることもある。入力デバイス614は、英数キーおよびその他のキーを備え、バス602に接続されてプロセッサ604に情報およびコマンドの選択を伝える。別のタイプのユーザ入力デバイスとして、マウス、トラックボール、またはカーソル移動キー等の、プロセッサ604に方向情報およびコマンドの選択を伝え、ディスプレイ612上におけるカーソルの移動をコントロールするためのカーソル・コントロール616が備わっている。この入力デバイスは、通常、第1の軸(たとえばx軸)および第2の軸(たとえばy軸)からなる2軸に自由度を有しており、それによってこのデバイスは平面内のポジションを指定することができる。
【0057】
本発明は、ディジタル通信システムにおける歪みを除去するためのコンピュータ・システム600の使用に関する。本発明の一実施形態によれば、ディジタル通信システムにおける歪みの除去は、メイン・メモリ606に収められた1ないしは複数の命令からなる1ないしは複数のシーケンスを実行するプロセッサ604に応じるシステム600によって提供される。この種の命令は、ストレージ・デバイス610等の別のコンピュータ読み取り可能な媒体からメイン・メモリ606内に読み込んでもよい。メイン・メモリ606内に収められている命令のシーケンスを実行することにより、プロセッサ604は、ここに説明したプロセスのステップを実行する。また、多重プロセッシング配列の1又は複数のプロセッサを、メイン・メモリ606内に含まれる命令のシーケンスを実行するために採用してもよい。別の実施形態においては、ソフトウェア命令に代えて、あるいはそれと組み合わせてハード・ワイヤード回路を使用し、本発明を実装することもできる。このように本発明の実施態様は、ハードウェア回路およびソフトウェアの特定の組み合わせに限定されることがない。
【0058】
ここで用いている「コンピュータ読み取り可能な媒体」という用語は、プロセッサ604が実行する命令の提供に与る任意の媒体を指す。その種の媒体は、限定する意図ではないが、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体を含む各種の形式をとり得る。不揮発性媒体には、たとえば光または磁気ディスクが含まれ、ストレージ・デバイス610等がこれに該当する。揮発性媒体には、ダイナミック・メモリが含まれ、メイン・メモリ606等がこれに該当する。伝送媒体には、同軸ケーブル、銅線、および光ファイバが含まれ、バス602を構成するワイヤーもこれに含まれる。伝送媒体もまた、音波または電磁波、たとえば電波、赤外線、および光データ通信の間に生成される電磁波といった形式をとり得る。
【0059】
コンピュータ読み取り可能な媒体の一般的な形態には、たとえば、フロッピー(R)ディスク、フレキシブル・ディスク、ハードディスク、磁気テープ、またはその他の磁気媒体、CD−ROM、その他の光媒体、パンチカード、さん孔テープ、その他孔のパターンを伴う物理的媒体、RAM、PROM、およびEPROM、フラッシュEPROM、その他のメモリ・チップまたはカートリッジ、次に述べる搬送波、またはその他コンピュータによる読み取りが可能な任意の媒体が含まれる。
【0060】
各種形式のコンピュータ読み取り可能な媒体が関係して1ないしは複数の命令からなる1ないしは複数のシーケンスがプロセッサ604に渡され、実行される。たとえば、当初は命令が、リモート・コンピュータの磁気ディスクに収められて運ばれる。リモート・コンピュータは、命令をダイナミック・メモリにロードし、モデムの使用により電話回線を介してその命令を送信することができる。コンピュータ・システム600に備わるモデムは、電話回線上のデータを受信し、赤外線送信機を使用してそのデータを赤外線信号に変換する。バス602に接続された赤外線検出器は、この赤外線信号によって運ばれるデータを受信し、適切な回路がバス602上にそのデータを乗せる。バス602は、このデータをメイン・メモリ606に運び、プロセッサ604は、そこから命令を取り出して実行する。選択肢の1つとして、プロセッサ604による実行の前、もしくはその後に、メイン・メモリ606によって受信された命令をストレージ・デバイス610に格納してもよい。
【0061】
コンピュータ・システム600は、通信インターフェース618も備えており、それがバス602に接続されている。通信インターフェース618は、ローカル・ネットワーク622に接続されるネットワーク・リンク620に接続されて双方向データ通信を提供する。たとえば、通信インターフェース618を、対応するタイプの電話回線に接続されてデータ通信を提供する、統合ディジタル通信サービス・ネットワーク(ISDN)カードまたはモデムとすることができる。別の例においては、通信インターフェース618をローカル・エリア・ネットワーク(LAN)カードとし、互換性のあるLANにデータ通信接続を提供することもできる。ワイヤレス・リンクを実装してもよい。この種のいずれの実装においても、通信インターフェース618は、各種タイプの情報を表すディジタル・データ・ストリームを運ぶ電気的、電磁気的、または光学的信号を送受する。
【0062】
ネットワーク・リンク620は、通常、1ないしは複数のネットワークを介して別のデータ・デバイスにデータ通信を提供する。たとえばネットワーク・リンク620は、ローカル・ネットワーク622を介してホスト・コンピュータ624への接続を提供し、あるいはインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)626によって運用されるデータ装置への接続を提供することができる。一方、ISP626は、現在「インターネット」628と呼ばれているワールド・ワイド・パケット・データ通信ネットワークを介してデータ通信サービスを提供する。ローカル・ネットワーク622およびインターネット628は、いずれもディジタル・データ・ストリームを運ぶ電気的、電磁気的、または光学的信号を使用する。これらの各種ネットワークおよびネットワーク・リンク620上の信号を通り、かつ通信インターフェース618を通り、コンピュータ・システム600から、またそこへディジタル・データを運ぶ信号は、情報を伝送する搬送波の一例として挙げた形式である。
【0063】
コンピュータ・システム600は、ネットワーク(1ないしは複数)、ネットワーク・リンク620および通信インターフェース618を介し、プログラム・コードを含めて、メッセージを送信しデータを受信する。インターネットの例においては、サーバ630がインターネット628、ISP626、ローカル・ネットワーク622および通信インターフェース618を経由して、要求のあったアプリケーション・プログラム用のコードを送信することが考えられる。本発明に従えば、このようにしてダウンロードしたアプリケーションの1つが、ここに説明されたディジタル通信システムにおける歪みの除去のために提供される。
【0064】
受信されたコードは、プロセッサ604によって受信時に実行され、かつ/またはその後に実行するためにストレージ・デバイス610、あるいはその他の不揮発性ストレージに格納される。このようにしてコンピュータ・システム600は、搬送波の形式でアプリケーション・コードを獲得することができる。
【0065】
ディジタル通信システムの歪みを減少させるための本明細書に記載された新規な方法には、従来の方法に比べていくつかの利点がある。重要な利点は、時間領域内でほぼすべてのISIを解消することによって、データ率を、シャノンの定理で定義されるような通信チャネルの理論上の容量に近づけることができるということである。他の利点は、この方法が、伝送機構をいっさい変更せずに、受信符号化データで動作するように実施できることである。この方法は、誤りをいっさい伝播せずに、固有の安定性も提供する。最終的にこの方法は、DSLプロトコル、ならびに特にADSLおよびVDSLプロトコルに適用可能である。したがってこの方法は、ADSL/VDSL、DMT、およびOFDM送信機を変更する必要なしに、ADSL/VDSL、DMT、およびOFDM送信機に適合する。
【0066】
以上、本発明についてその特有の実施形態を参照しながら述べてきた。ただし、本発明は、その広範な精神および範囲を逸脱することなく、様々な修正および変更が実行可能である。したがって、本明細書および図面は、限定的な意味ではなく例示的な意味で考えられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のディジタル通信システムを示す構成図である。
【図2】図1に示された送信機および受信機の実施例を示す構成図である。
【図3】本発明の一実施形態によって実施される通信システム受信機を示す構成図である。
【図4】本発明の一実施形態による通信システム内の歪みを除去するための方法を示す流れ図である。
【図5】本発明の一実施形態による、増長状態のカルマン・フィルタを使用して、データ入力シーケンスの単一入力サンプルの最適な推定値を決定するための方法を示す流れ図である。
【図6】本発明の実施形態が実施可能なコンピュータ・システムを示す構成図である。

Claims (4)

  1. ディジタル加入者回線上でデータを伝送することによって導入されたデータの歪みを除去するために、前記ディジタル加入者回線から受信されたデータを等化するための方法であって、
    前記ディジタル加入者回線から前記データを受信するステップと、
    カルマン・フィルタを使用して、前記ディジタル加入者回線上で前記データが伝送される前の、該データの最小平均二乗推定値を決定するステップであって、
    該カルマン・フィルタの使用が、
    前記カルマン・フィルタの初期状態および共分散推定値を決定し、
    状態推定値および共分散予測値を決定し、
    イノベーション型共分散を決定し、
    前記カルマン・フィルタのカルマン・ゲインを決定し、
    更新された状態推定値および共分散行列を決定し、
    前記更新された状態推定値に基づいてデータ推定値を決定することによるものである前記ステップと、
    前記ディジタル加入者回線上で前記データを伝送することによって導入されたデータ内の前記歪みを補償するよう、時間領域等化の一部として前記最小平均二乗推定値を使用するステップと、
    前記データ内の歪みを補償するよう前記最小平均二乗推定値を使用するステップの後に、周波数領域データを生成するために時間領域から周波数領域へデータを変換するステップと、
    全てのトーン内でそれぞれのQAMコンステレーションに必要なゲインの拡大および位相の回転を確立するために、周波数領域内のトレーニング・データ・シーケンスを平均化し、その後、この変換を、該受信されおよび変換されたデータ伝送における各コンステレーションへ適用することにより、前記周波数領域内の前記周波数領域データから、残留振幅および位相歪みを除去するステップと、
    の各コンピュータ実装ステップを含む方法。
  2. ディジタル加入者回線上でデータを伝送することによって導入されたデータの歪みを除去するために、前記ディジタル加入者回線から受信されたデータを等化するための方法であって、
    前記ディジタル加入者回線から前記データを受信するステップと、
    カルマン・フィルタを使用して、前記ディジタル加入者回線上で前記データが伝送される前の、該データの最小平均二乗推定値を決定するステップであって、
    該カルマン・フィルタの使用が、
    前記カルマン・フィルタの初期状態および共分散推定値を決定し、
    状態推定値および共分散予測値を決定し、
    イノベーション型共分散を決定し、
    前記カルマン・フィルタのカルマン・ゲインを決定し、
    更新された状態推定値および共分散行列を決定し、
    前記更新された状態推定値に基づいてデータ推定値を決定することによるものである前記ステップと、
    前記ディジタル加入者回線上で前記データを伝送することによって導入されたデータ内の前記歪みを補償するよう、時間領域等化の一部として前記最小平均二乗推定値を使用するステップと、
    前記データ内の歪みを補償するよう前記最小平均二乗推定値を使用するステップの後に、周波数領域データを生成するために時間領域から周波数領域へデータを変換するステップと、
    前記カルマン・フィルタの周波数応答を決定し、前記ディジタル加入者回線上で伝送される前のデータから、前記ディジタル加入者回線から受信したデータへの伝達関数を決定 することにより、前記周波数領域内の前記周波数領域データから、残留振幅および位相歪みを除去するステップと、
    の各コンピュータ実装ステップを含む方法。
  3. ディジタル加入者回線上でデータを伝送することによって導入されたデータの歪みを除去するために、前記ディジタル加入者回線から受信されたデータを等化するための1つまたは複数の命令の1つまたは複数のシーケンスを保持しているコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記1つまたは複数の命令が1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、前記1つまたは複数のプロセッサに、
    前記ディジタル加入者回線から前記データを受信するステップと、
    カルマン・フィルタを使用して、前記ディジタル加入者回線上で前記データが伝送される前の、該データの最小平均二乗推定値を決定するステップであって、
    該カルマン・フィルタの使用が、
    前記カルマン・フィルタの初期状態および共分散推定値を決定し、
    状態推定値および共分散予測値を決定し、
    イノベーション型共分散を決定し、
    前記カルマン・フィルタのカルマン・ゲインを決定し、
    更新された状態推定値および共分散行列を決定し、
    前記更新された状態推定値に基づいてデータ推定値を決定することによるものである前記ステップと、
    前記ディジタル加入者回線上で前記データを伝送することによって導入されたデータ内の前記歪みを補償するよう、時間領域等化の一部として前記最小平均二乗推定値を使用するステップと、
    前記データ内の歪みを補償するよう前記最小平均二乗推定値を使用するステップの後に、周波数領域データを生成するために時間領域から周波数領域へデータを変換するステップと、
    全てのトーン内でそれぞれのQAMコンステレーションに必要なゲインの拡大および位相の回転を確立するために、周波数領域内のトレーニング・データ・シーケンスを平均化し、その後、この変換を、該受信されおよび変換されたデータ伝送における各コンステレーションへ適用することにより、前記周波数領域内の前記周波数領域データから、残留振幅および位相歪みを除去するステップと、
    の各ステップを実行させるようにするものであるコンピュータ読み取り可能な媒体。
  4. ディジタル加入者回線上でデータを伝送することによって導入されたデータの歪みを除去するために、前記ディジタル加入者回線から受信されたデータを等化するための1つまたは複数の命令の1つまたは複数のシーケンスを保持しているコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記1つまたは複数の命令が1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、前記1つまたは複数のプロセッサに、
    前記ディジタル加入者回線から前記データを受信するステップと、
    カルマン・フィルタを使用して、前記ディジタル加入者回線上で前記データが伝送される前の、該データの最小平均二乗推定値を決定するステップであって、
    該カルマン・フィルタの使用が、
    前記カルマン・フィルタの初期状態および共分散推定値を決定し、
    状態推定値および共分散予測値を決定し、
    イノベーション型共分散を決定し、
    前記カルマン・フィルタのカルマン・ゲインを決定し、
    更新された状態推定値および共分散行列を決定し、
    前記更新された状態推定値に基づいてデータ推定値を決定することによるものである前記ステップと、
    前記ディジタル加入者回線上で前記データを伝送することによって導入されたデータ内の前記歪みを補償するよう、時間領域等化の一部として前記最小平均二乗推定値を使用するステップと、
    前記データ内の歪みを補償するよう前記最小平均二乗推定値を使用するステップの後に、周波数領域データを生成するために時間領域から周波数領域へデータを変換するステップと、
    前記カルマン・フィルタの周波数応答を決定し、前記ディジタル加入者回線上で伝送される前のデータから、前記ディジタル加入者回線から受信したデータへの伝達関数を決定することによって、前記周波数領域内の前記周波数領域データから、残留振幅および位相歪みを除去するステップと、
    の各ステップを実行させるようにするものであるコンピュータ読み取り可能な媒体。
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