JP3750207B2 - タッチパネルスイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータを始めとする各種情報機器のカーソル等を操作するためのタッチパネルスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種情報機器の携帯用途が増えて小型化されるとともに、指やペンで入力する操作の簡単なメニュー選択方式が普及し、ディスプレイ上でのカーソル操作用機器として一般的に使用されていたマウスの代わりに、キーボード等にビルトイン可能なトラックボールやスティック型素子およびタッチパネルスイッチ等のパッド型素子も多く使用されるようになっている。
【0003】
以下に、従来のこの種のタッチパネルスイッチについて、図4の断面図および図5の斜視図を用いて説明する。
【0004】
同図において、1はガラスもしくはアクリル、ポリカーボネイト等の絶縁樹脂製の通常厚さ0.7〜1.8mmのプレート、あるいはポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルスルホンまたはポリカーボネイト等の通常厚さ50〜300μmの絶縁樹脂フィルムからなる固定電極板であり、その上面にはカーボンブラックとフェノール樹脂、エポキシ樹脂等の合成樹脂からなる導電体層2が均一に形成されている。
【0005】
そして、これと対向するように、上記導電体層2と同材質の導電体層3が下面に形成されたポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルスルホンまたはポリカーボネイト等の通常厚さ50〜300μmの絶縁樹脂フィルムからなるフレキシブル性を有した可動電極板4が配され、導電体層2,3間が20〜250μmの絶縁距離を保つように、その外周部分を接着性を有するスぺーサ5により固定されている。
【0006】
そして、このスペーサ5の内側領域が指やペン等により操作を行う操作領域6となり、固定電極板1と可動電極板4の導電体層2,3間の絶縁特性を確保するとともに誤入力を防止するために、固定電極板1上の操作領域6部分には、直径Aが40〜100μm、高さBが5〜20μmの突起状の熱硬化性エポキシ樹脂を主成分とした絶縁性のドットスペーサ7が、0.2〜3mmのピッチCで配されている。
【0007】
また、固定電極板1上には固定電極板1と可動電極板4の導電体層2,3と各々導通した配線パターン(図示せず)が配されており、固定電極板1と可動電極板4の間に熱溶着等によって固定されているフレキシブル基板8の配線パターンと電気的に接続されている。
【0008】
このように構成されたタッチパネルスイッチの動作について説明すると、指もしくはペンで可動電極板4の上方から操作領域6の任意の点を押すと、その部分を中心として可動電極板4は下方に撓んで固定電極板1と可動電極板4の導電体層2,3間が導通し、押された点に対応した電圧値が電気信号としてフレキシブル基板8の配線パターンを介して外部接続機器(図示せず)に伝達されるものとなっている。
【0009】
このとき、指もしくはペンで可動電極板4上の任意の点を押すまでに導電体層2,3間が導通したり、また、任意の点を押した場合でも、その点以外で導通すると誤った電気信号が伝達されて外部接続機器(図示せず)が誤動作するのでこれを防止するために、接着性を有するスペーサ5で固定電極板1と可動電極板4の外周部部分を固定し、かつドットスペーサ7で導電体層2,3間の絶縁特性を確保するようにしていたものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成のタッチパネルスイッチでは、可動電極板4は通常厚さ50〜300μmのフレキシブル性を有したフィルム等を用いているため、自然に固定電極板1側に撓んで可動電極板4の導電体層3と固定電極板1の導電体層2が接近して絶縁性が徐々に低下することがあり、またそれに伴って、可動電極板4およびこれに形成した導電体層3が透明もしくは半透明である場合には、可動電極板4が撓んだ部分を中心にしてニュートン環を生じて見栄えが悪くなるという課題があった。
【0011】
これらの課題を解決する手段として、ドットスペーサ7の直径Aを大きく、高さBを高くして、ピッチCを小さく配置することによって、絶縁特性を確保するようにしていたが、形状の大きなドットスペーサ7を密に配置するとスイッチ操作時に高い押圧力で操作しないと導電体層2,3間が接触せず、スイッチの操作性が悪くなるとともに透明性が損なわれるため、根本的な解決手段とはなっていなかった。
【0012】
本発明はこのような従来の課題を解決しようとするものであり、ドットスペーサの直径、高さ、ピッチに関係なく、可動電極板が撓んで可動電極板の導電体層と固定電極板の導電体層が自然に接近して絶縁特性が低下したり、ニュートン環を生じたりしない、信頼性の優れたタッチパネルスイッチを提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のタッチパネルスイッチは、可動電極板の上面に、スペーサで固定された外周部分とその内側部分にまたがるように可動電極板よりも収縮率の大きい皮膜層を形成する構成としたものである。
【0014】
この本発明により、皮膜層によって可動電極板が固定電極板側から離れる方向に強制的に引張り上げられた状態で保持されるため、可動電極板が自然に固定電極板側に撓むことが少なくなり、ドットスペーサの直径、高さ、ピッチに関わらず絶縁特性が低下し難く、さらに、ニュートン環を生じ難いタッチパネルスイッチを提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、下面に導電体層が形成されたポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルスルホンまたはポリカーボネイト等の樹脂フィルムからなるフレキシブル性を有した絶縁性の可動電極板と、上面に導電体層が形成されたガラスもしくはアクリル、ポリカーボネイト等の樹脂プレート、あるいはポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルスルホンまたはポリカーボネイト製の樹脂フィルムからなる絶縁性の固定電極板と、上記可動電極板および固定電極板の導電体層どうしが所定の間隔を保って対向するように可動電極板と固定電極板の外周部分どうしを固定する接着性を有するスペーサからなるタッチパネルスイッチにおいて、上記可動電極板の上面の外周部の少なくとも一部に、スペーサで固定された部分とその内側部分にまたがるように、可動電極板よりも収縮率の大きい材料からなる皮膜層を形成した構成としたものであり、皮膜層の収縮力により可動電極板が固定電極板側から離れる方向に強制的に引張り上げられた状態で保持されるため、固定電極板側に撓み難くなり、導電体層間の絶縁特性が低下し難くなるという作用を有する。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、皮膜層を可動電極板上面の外周部全周に亘って形成した構成のものであり、外周部全周から全体的に均等に加わる皮膜層の収縮力により、可動電極板が更に固定電極板側から離れる方向に引張り上げられた状態で保持されるため、導電体層間の絶縁特性がより低下し難くなるという作用を有する。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、皮膜層の材質が熱硬化性樹脂であるとしたものであり、熱硬化性樹脂からなり硬化時に大きい収縮力を有する皮膜層によって、可動電極板が更に強固に固定電極側から離れる方向に引張り上げられた状態で保持されるとともに、熱硬化性樹脂製であるために経時変化も少なく、導電体層間の絶縁特性の信頼性が向上するため、皮膜層の形成面積と厚みを少なくできるという作用を有する。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、皮膜層の材質がエポキシ樹脂を10〜50%含有し、かつフェノキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂のうち少なくとも一つが配合された樹脂を主成分としたものであり、この成分の皮膜層は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルスルホンまたはポリカーボネイト等の樹脂フィルムである可動電極板との密着性が良く、更に皮膜層の可撓性が向上するため、タッチパネルスイッチの繰り返し動作時の皮膜層の剥がれや割れが低減できるという作用を有する。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、皮膜層の成分がカーボンブラックもしくは金属粉を配合した導電性樹脂であるとしたものであり、皮膜層を外部機器のアース部分と接触させて取り付けることにより、帯電した指またはペンが可動電極板に近付いたときに放電される静電気を外部機器のアース部分に直接落とすことが可能となり、静電気に対する保護ができるという作用を有する。
【0020】
請求項6に記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、皮膜層の代わりに、可動電極板よりも収縮率の大きい加熱収縮性の粘着テープを貼り付けた構成としたものであり、可動電極板に固定電極板側への撓みが発生した場合に、この方法により簡単に補修できるという作用を有する。
【0021】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明において、可動電極板と固定電極板およびこれらに形成された導電体層が透明または反透明である構成としたものであり、可動電極板が固定電極板側に撓み難いためニュートン環が生じ難く、かつ、タッチパネルスイッチを液晶等の画面と併用して手書き認識機能等を付加することができるという作用を有する。
【0022】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図3を用いて説明する
なお、従来の技術の構成部分と同じ部分には同一番号を付してその説明を省略する。
【0023】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態によるタッチパネルスイッチの構成を示す断面図、図2は同斜視図である。
【0024】
同図において、1は上面に導電体層2が均一に形成されたガラスもしくはアクリル、ポリカーボネイト等の樹脂プレート、あるいはポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルスルホンまたはポリカーボネイト製の樹脂フィルムからなる絶縁性の固定電極板であり、これと対向するように下面に導電体層3が形成されたポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルスルホンまたはポリカーボネイト等の樹脂フィルムからなる可動電極板4が配設され、導電体層2,3間が所定の間隔を保つように、その外周部分を接着性を有するスペーサ5で固定されていることは従来の技術の場合と同じであるが、可動電極板4上面の各辺に、計4箇所に可動電極板4よりも収縮率の大きい材料からなる皮膜層9が印刷により形成されている。
【0025】
そして、この皮膜層9の形状は、可動電極板4のスペーサ5による固定部分とその内側の操作領域6に幅W1,W2がそれぞれ0.2mm以上またがり、厚みが5〜50μm、長さLが1mm以上となるように形成されている。
【0026】
さらに、従来の技術と同様に、フレキシブル基板8が取り付けられて、その配線パターンは固定電極板1上の外周部に形成された配線パターン(図示せず)と電気的に接続され、また、固定電極板1の操作領域6部分には、突起状のドットスペーサ7が配設されていることも従来の技術と同じである。
【0027】
このように構成されたタッチパネルスイッチは、可動電極板4上面に形成した皮膜層9の収縮力が可動電極板4を固定電極板1から離す方向へ引張上げるように働くため、可動電極板4が自然に固定電極板1側に撓み難くなり、導電体層2,3間の絶縁特性が低下し難くなる。
【0028】
なお、皮膜層9は、タッチパネルスイッチの大きさや可動電極板4の材質に対して最も効果的な材質・形状・厚み・配設部分等を都度検討して適宜選択すれば良く、また、印刷以外の方法により形成しても良いことは勿論である。
【0029】
(実施の形態2)
図3は本発明の第2の実施の形態によるタッチパネルスイッチの構成を示した斜視図であり、上記実施の形態1で説明したタッチパネルスイッチの皮膜層9を可動電極板4上面の外周部分全周に皮膜層10として印刷形成したものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様のものである。
【0030】
この図3に示す皮膜層10の形状は、可動電極板4のスペーサ5による固定部分とその内側の操作領域6に幅W1,W2がそれぞれ0.2mm以上またがり、厚みが5〜50μmとなるように形成されている。
【0031】
このように可動電極板4上面の外周部分全周に皮膜層10を形成すると、皮膜層10の収縮力が可動電極板4に均等に加わるため、可動電極板4が固定電極板1から全体的に均一に引張り上げられて保持され、可動電極板4が固定電極板1側に撓み難くなって、更に絶縁性の低下し難いタッチパネルスイッチとなる。
【0032】
なお、皮膜層10は、タッチパネルスイッチの大きさや可動電極板4の材質に対して最も効果的な材質・形状・厚み・配設部分等を都度検討して適宜選択すれば良く、また、印刷以外の方法により形成しても良いことは勿論である。
【0033】
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態は、前述の実施の形態1または同2のタッチパネルスイッチと同様の構成において、可動電極板4の上面の皮膜層9または皮膜層10を80〜170℃で加熱硬化させた熱硬化性樹脂で形成したものである。
【0034】
一般的に熱硬化性樹脂は加熱硬化時に大きい収縮率特性を有し、かつ、硬化後の経時変化が少ないために、この構成にすることによって、可動電極板4と固定電極板1の間隔がより広がって強固に保持されるとともに導電体層2,3間の絶縁特性を長期間に亘って保証できるので、皮膜層9または皮膜層10の印刷面積や厚みを少なくすることができ、コストダウンが可能になるものである。
【0035】
(実施の形態4)
本発明の第4の実施の形態は、前述の実施の形態1または同2のタッチパネルスイッチと同様の構成において、可動電極板4の上面の皮膜層9または皮膜層10の成分が、エポキシ樹脂を10〜50%含有し、かつフェノキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂のうち少なくとも一つが配合されたものとしたものである。
【0036】
この成分の皮膜層9または皮膜層10は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルスルホンまたはポリカーボネイト等の樹脂フィルムからなる可動電極板4との密着性が良く、更に皮膜層9または皮膜層10の可撓性が向上するため、タッチパネルスイッチを繰り返し動作させた場合に、可動電極板4と皮膜層9または皮膜層10の剥離や割れ等を防止でき、信頼性が向上するものである。
【0037】
(実施の形態5)
本発明の第5の実施の形態は、前述の実施の形態1または同2のタッチパネルスイッチと同様の構成において、可動電極板4の上面の皮膜層9または皮膜層10を、導電性を有するカーボンブラック、金属粉である金粉、銀粉、ニッケル粉、銅粉、および金または銀でコーティングされた粉体のうち少なくとも一つが5〜85%配合された導電性樹脂で形成したものである。
【0038】
このように構成したタッチパネルスイッチの皮膜層9または皮膜層10を外部機器(図示せず)のアース部(図示せず)と電気的に接続するように取り付けると、皮膜層9または皮膜層10そのものが導電性樹脂であるため、帯電した指またはペンが可動電極板4に近づいたときに放電される静電気をアースに落とすことができ、別の構成部品を取り付けなくても簡単に静電気に対する保護ができるので、外部機器の製作コストの低減化も可能となるという効果をも得ることができるものである。
【0039】
なお、この場合の導電性樹脂の面積抵抗はできるだけ小さく1MΩ以下であることが望ましいことは言うまでもない。
【0040】
(実施の形態6)
本発明の第6の実施の形態は、前述の実施の形態1または同2において説明したタッチパネルスイッチの皮膜層9または皮膜層10を印刷で形成する代わりに、可動電極板4よりも収縮率の大きい加熱収縮性の粘着テープを貼り付けた構成としたものである。
【0041】
この構成とすることにより、可動電極板4が固定電極板1側に撓んだ場合でも、可動電極板4の撓み発生箇所近傍に粘着テープを貼り付けて加熱処理することにより、可動電極板4の撓みを容易に修正することが可能となる。
【0042】
また、この粘着テープに導電性部材を用いると、実施の形態5で示したように静電気に対する保護も可能となるものである。
【0043】
(実施の形態7)
本発明の第7の実施の形態は、前述の実施の形態1〜6のタッチパネルスイッチと同様の構成において、可動電極板4と固定電極板1およびこれらに形成された導電体層3および同2が透明または半透明である場合、例えば固定電極板1はガラスまたはポリエチレンテレフタレート製の樹脂プレートや樹脂フィルム等、上面の導電体層2は酸化インジウム・スズ(以下、ITOと記載する)または酸化スズ等で構成され、可動電極板4はポリエチレンテレフタレート製樹脂フィルム等、下面の導電体層3はITOまたは酸化スズ等で構成されているものである。
【0044】
そして、前述の実施の形態1〜6で説明したように、可動電極板4の上面に皮膜層9または皮膜層10を形成することにより、可動電極板4が固定電極板1側に撓んでくる現象が発生し難くなるために、ニュートン環の発生を防ぐことができ、更に固定電極板1と可動電極板4とこれらに形成した導電体層2および同3の操作領域6部分が透明または半透明であるために、液晶等の画面と併用して各種情報機器に手書き認識機能等を容易に付加でき、各種情報機器の機能をさらに向上させることができるものである。
【0045】
なお、導電体層2および3は、ITOや酸化スズ以外に透明または半透明であるならば酸化亜鉛等の酸化物薄膜または金・銀等の金属薄膜の導電体で形成しても良く、更に、上記材料を樹脂バインダあるいは無機バインダ中に分散させて形成されたものでも同等な効果を得ることができることは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、可動電極板を固定電極板側から離れる方向に強制的に引張り上げるように保持するために、可動電極板が固定電極板側に撓むことが少なくなって絶縁特性が低下し難くなり、可動電極板とこれに形成した導電体層が透明もしくは半透明の場合には、ニュートン環を生じ難いという有利な効果を得られるとともに、導電性を有する材質で皮膜層を形成すると静電気に対する保護も可能となるという実用的価値の大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるタッチパネルスイッチの構成を示す断面図
【図2】同斜視図
【図3】本発明の第2の実施の形態によるタッチパネルスイッチを示す斜視図
【図4】従来のタッチパネルスイッチの構成を示す断面図
【図5】同斜視図
【符号の説明】
1 固定電極板
2,3 導電体層
4 可動電極板
5 スぺーサ
6 操作領域
7 ドットスペーサ
8 フレキシブル基板
9,10 皮膜層

Claims (7)

  1. 下面に導電体層が形成されたポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルスルホンまたはポリカーボネイト等の樹脂フィルムからなるフレキシブル性を有した絶縁性の可動電極板と、上面に導電体層が形成されたガラスもしくはアクリル、ポリカーボネイト等の樹脂プレート、あるいはポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルスルホンまたはポリカーボネイト製の樹脂フィルムからなる絶縁性の固定電極板と、上記可動電極板および固定電極板の導電体層どうしが所定の間隔を保って対向するように可動電極板と固定電極板の外周部分どうしを固定する接着性を有するスペーサからなるタッチパネルスイッチにおいて、上記可動電極板の上面の外周部の少なくとも一部に、スペーサで固定された部分とその内側部分にまたがるように、可動電極板よりも収縮率の大きい材料からなる皮膜層を形成したタッチパネルスイッチ。
  2. 皮膜層を可動電極板上面の外周部全周に亘って形成した請求項1記載のタッチパネルスイッチ。
  3. 皮膜層の材質が熱硬化性樹脂である請求項1または2記載のタッチパネルスイッチ。
  4. 皮膜層の材質がエポキシ樹脂を10〜50%含有し、かつフェノキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂のうち少なくとも一つが配合された樹脂を主成分としたものである請求項1または2記載のタッチパネルスイッチ。
  5. 皮膜層の成分がカーボンブラックもしくは金属粉を配合した導電性樹脂である請求項1または2記載のタッチパネルスイッチ。
  6. 皮膜層の代わりに、可動電極板よりも収縮率の大きい加熱収縮性の粘着テープを貼り付けた構成とした請求項1または2記載のタッチパネルスイッチ。
  7. 可動電極板と固定電極板およびこれらに形成された導電体層が透明または半透明である請求項1〜6のいずれか一つに記載のタッチパネルスイッチ。
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