JP3749533B2 - 画像処理における輪郭強調又は平滑化の自動化方法 - Google Patents

画像処理における輪郭強調又は平滑化の自動化方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷、新聞、デザイン分野において写真などの画像処理における輪郭部分を強調したり、或いはある領域内の平滑化を自動的に行う自動化方法に関する。
例えば、印刷、新聞、デザイン等の分野では、近年コンピュータを用いて画像を扱う画像処理システムの開発が進められており、これに伴い、例えば1枚の写真のような、画像単体処理の高速化並びに自動化処理を実現することにより、画像処理を効率化することが要求されている。
写真のような画像を単体処理するとき、輪郭を明確にすることとか、例えば人の肌を滑らかに表現すること等が要求されている。従来では、オペレータによる会話処理により輪郭の幅とかその強度等のパラメータを入力していたが、このパラメータ設定は複雑であって専門職以外の者には使用できなかった。また自動化処理方法が研究されているが、固定パラメータによる処理の実現にとどまっており、品質的に問題があった。
このように従来の画像処理では、オペレータが行う会話処理ではマニアルの入力が必要なため高速な処理が難しく、しかもパラメータの設定が複雑なため専門職以外の者では使用できなかった。また固定パラメータによる自動化処理では、例えば風景画ではきめ細かく輪郭を定めたり、人物画では粗く太く輪郭を定めることが必要であるというような、画像が持つ多様な特徴を網羅するには品質的に問題があった。
従って本発明の目的は、このような問題点を改善するため、対象画像に適した輪郭強調処理、平滑化処理を自動化して高速かつ的確な処理を行う自動化方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は下記(1)、(2)の方法を特徴とする。
(1)画像の輪郭を強調処理する画像処理方法において、
復元された画像のデータ量と圧縮データ量との比に応じた輪郭強調幅を得る解像力パラメータを有する解像力パラメータ・テーブルを持ち、
対象画像をJPEG圧縮を行い、データの圧縮比を求めてこの圧縮比により解像力パラメータ・テーブルを参照して画像の解像度パラメータを求め、この解像度パラメータにより輪郭強調の幅及び強さを求め、この幅及び強さにもとづき対象画像の輪郭処理を行うことを特徴とする画像処理における輪郭強調の自動化方法。
(2)画像を平滑化処理する画像処理方法において、
復元された画像のデータ量と圧縮データ量との比に応じた平滑化の幅を得る解像力パラメータを有する解像力パラメータ・テーブルを持ち、
対象画像をJPEG圧縮を行い、データの圧縮比を求めてこの圧縮比により解像力パラメータ・テーブルを参照して画像の解像度パラメータを求め、この解像度パラメータにより平滑化の幅及び強さを求め、この幅及び強さにもとづき対象画像の平滑化処理を行うことを特徴とする画像処理における平滑化の自動化方法。
本発明により下記(1)、(2)の効果を奏することができる。
(1)請求項1に記載された本発明によれば、JPEG圧縮データの圧縮比を使用して輪郭の幅や強さを求めることができるので、JPEG圧縮されて、例えばファイルに保存されたデータや他の装置から圧縮データとして伝送されたものに対しても、特別に明るさ成分のヒストグラムを作ることなく、自動的に高速に輪郭処理を行うことができる。
(2)請求項2に記載された本発明によれば、JPEG圧縮データの圧縮比を使用して平滑化の幅や強さを求めることができるので、JPEG圧縮されて、例えばファイルに保存されたデータや、他の装置から圧縮データとして伝送されたものに対しても、特別に明るさ成分のヒストグラムを作ることなく、自動的に平滑化を行うことができる。
本発明の説明に先立ち、関連技術として、画像処理における輪郭強調、又は平滑化の処理について説明する。
図1に示す如く、例えば、カラー写真の如き対象画像PをN×M個の分割画像EIに分割する。そして各分割画像EI内の各画素毎にその色を例えば(L* * * )色空間で求め、分割画像毎にそのL* にもとづくヒストグラムを作成する。そしてこのヒストグラムの分布から解像力パラメータ・テーブルTAをアクセスして、このヒストグラムの分布に応じた解像力パラメータTを得る。この解像力パラメータTは絵の細かさを示すものであり、事前に用意されるものである。このとき、対象画像の解像度(ピクセル/インチ)をDとすれば、輪郭強調の幅であるフィルタサイズFSを次式で決定する。
FS=D/T
このようにして求められたフィルタサイズFSから、輪郭強調の強さFを次式で決定する。
F=α×(1/FS)
ここでαは係数であり、オペレータやユーザの判断で決まるものであり、外部入力されるものである。このFS、Fにもとづき、別に得られた輪郭部分が強調処理される。
なお、平滑化を行う場合は、解像力パラメータ・テーブルTAとは別の、平滑化用解像力パラメータ・テーブルTA′を用意する。
平滑化処理を行うときも、前記輪郭強調処理を行う場合と同様に、対象画像Pをn×m個の分割画像Eiに分割し、各分割画像Ei内の各画素毎にその色を例えば(L* * * )色空間で求め、分割画像毎にそのL* にもとづくヒストグラムを作成する。
そしてこのヒストグラムの分布から平滑化用解像力パラメータ・テーブルTA′をアクセスして、この分布に応じた解像力パラメータT′を得る。これにより平滑化の幅であるフィルタサイズFS′を次式で決定する。
FS′=D/T′
このようにして求められたフィルタサイズFS′から平滑化の強さF′を次式で決定する。
F′=α′×(1/FS′)
ここでα′は係数であり、オペレータやユーザの判断で決まるものであり、外部入力されるものである。このFS′、F′により平滑処理が行われる。
なお、前記各説明ではヒストグラムを(L* * * )空間で得た例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、(YCbCr)空間、(L* * * )空間、(RGB)空間、(CMY)空間等その他のものを使用することもできる。勿論これらの空間に応じて解像力パラメータ・テーブルを用意することが必要になる。
本発明の第2の関連技術を図2及び図3にもとづき説明する。図2は本発明の第2の関連技術のデータ処理装置であり、図3は本発明の第2の関連技術説明図の輪郭処理部の説明図である。
図2において1は中央処理部、2は操作入力部、3は画像入力部、4は印刷部、5はメモリ、6は表示部、11は輪郭抽出部、12は輪郭処理部、13は平滑処理部である。
中央処理部1はデータ処理装置の制御を行うものであり操作入力部2から入力されたデータに応じて処理を行ったり、画像入力部3から入力された画像データをメモリ5に保持し、この画像データに対して輪郭強調処理を行ったり、平滑処理を行ったり、処理結果を表示部6或いは印刷部4に出力したりするものであり、輪郭抽出部11、輪郭処理部12、平滑処理部13等を具備する。
操作入力部2はデータ処理に必要なコマンドやデータを入力操作するものであり、キーボードやマウス等を具備するものである。
画像入力部3は処理すべき画像が入力されるものであり、例えばイメージスキャナやTVカメラを具備している。また他の装置から入力したものを伝送受信する受信部を具備する。なお画像入力部3は、この入力された画像を、(L* * * )空間の色信号により中央処理部1に出力する。
印刷部4は中央処理部1で処理したデータを印刷出力するものであり、例えばプリンターで構成される。
メモリ5は、中央処理部1が動作するに必要なデータ、例えばプログラムとか、処理対象である画像データとか、処理後の画像データ等が格納されるものである。
表示部6は中央処理部1で処理したデータを出力表示したり、また会話的処理においてオペレータに対して所望の入力データを求めるための表示が行われるものであり、液晶あるいはCRTで構成される。
輪郭抽出部11は、画像入力部3から入力した画像に対して輪郭抽出を行うものであり、例えば入力画像に対して3×3のマスクで走査して、隣接画素との画像データの変化の大きいところを輪郭と判断するものであり、公知のものである。
輪郭処理部12は、画像入力部3より入力された画像の輪郭部分を強調処理するものである。
平滑処理部13は、画像入力部3より入力された画像を平滑処理するものである。
図3は、本発明の第2関連技術説明図で、図2における輪郭処理部12の一実施例を示すものであり、対象画像読取部21、画像分割ヒストグラム生成部22、分割画像代表値決定部23−1、23−2・・・23−n、解像力パラメータ決定部24、フィルタサイズ決定部25、輪郭強度決定部26、輪郭強調処理部27等を具備する。
対象画像読取部21は、図2に示す画像入力部3から入力され、メモリ5に記憶されている、輪郭強調処理対象となる画像を読取るものである。
画像分割ヒストグラム生成部22は、前記対象画像読取部21が読取った画像を、例えば8画素×8画素の小領域の分割画像に分けることにより、この読取った画像をN×M個の分割画像に分割するとともに、この分割画像について各画素毎にその明るさを示すL値を判別してL値毎の個数を計数した、図1に示す如きヒストグラムを作成するものである。なおこの小領域のサイズは予め入力されるものである。
分割画像代表値決定部23−1は、前記小領域の分割画像について輪郭強調の幅を決定するために必要な画像力パラメータを求めるための処理を行うものであって、前記分割画像について求められたL値毎の個数を計算したヒストグラムから分散を算出して、この分散の値から予め登録されている画像力パラメータ・テーブルTAをアクセスして、この小領域の分割画像の分散に応じた解像力パラメータt1 を得る。
分割画像代表値決定部23−2・・・23−nも、分割画像代表値決定部23−1と同様に構成され、動作するものであり、演算速度を向上するため複数の分割画像代表値決定部23−1、23−2・・・23−nが用意されている。
解像力パラメータ決定部24は、輪郭強調処理すべき画像全体に対する解像力パラメータを決定するものであり、分割画像代表値決定部23−1、23−2・・・から伝達された小領域の各分割画像毎の各解像力パラメータt1 、t2 ・・・のうち、多数決論理により最も多いものを画像全体の解像力パラメータTとして決定するものである。
フィルタサイズ決定部25は、伝達された解像力パラメータにより輪郭強調の幅であるフィルタサイズFSを決定するものであって、画像の解像度をD(ピクセル/インチ)とし、解像力パラメータをTとしたとき、次式により輪郭強調の幅であるフィルタサイズFSを決定する。
FS=D/T ・・・・(1)
輪郭強度決定部26は、前記フィルタサイズ決定部25により得られたフィルタサイズFSより次式により輪郭強度の強さFを決定する。
F=α×(1/FS) ・・・・(2)
ここでαは係数であり、オペレータやユーザが適宜決めてもよく、予め与えておいてもよい。
輪郭強調処理部27は、前記輪郭抽出部11によりすでに抽出された輪郭に対して、前記フィルタサイズ決定部25により決定された幅に、前記輪郭強度決定部26により決定された輪郭強調の強さFにより輪郭強調を実行するものである。
図3の動作を説明する。
(1) 輪郭強調処理したい対象画像、例えばカラー写真をオペレータは、画像読取部3にセットし、操作入力部2より輪郭処理用のコマンドを入力する。これにより画像入力部3からこの写真の画像が入力されて画素毎に(L* * * )空間の色データによりメモリ5に保持されるとともに、この保持された画像に対して輪郭抽出部11が前記の如く、輪郭抽出処理を行って、抽出した輪郭をメモリ5に保持する。
(2) 次に対象画像読取部21では、メモリ5に記憶されている輪郭強調処理対象となる画像を読取り、画像分割ヒストグラム生成部22に渡す。
(3) 画像分割ヒストグラム生成部22は、この画像を、適宜なサイズ例えば8×8画素の小領域の分割画像に分割して、全体をN×M個の分割画像に分割するとともに、これらの分割画像について各画素毎に明るさを示すそのL値を認識し、L値毎の個数を計数して、明度分布を示すヒストグラムを作成する。
(4) 画像分割ヒストグラム生成部22において作成された、各分割画像毎のL値にもとづく、ヒストグラムは順次分割画像代表値決定部23−1、23−2・・・に伝達される。各分割画像代表値決定部43−1、43−2・・・は各ヒストグラムから分散を求め、その値から解像力パラメータ・テーブルTAをアクセスし、この分割画像における解像力パラメータの代表値を得る。
(5) 解像力パラメータ決定部24では、前記(4)において、各分割画像毎に求められた解像力パラメータ群の中から多数決論理により、その最も数の多かった解像力パラメータを対象画像全体の解像力パラメータTとして決定する。
(6) フィルタサイズ決定部25は、対象画像の解像度Dと、前記(5)において解像力パラメータ決定部24から伝達された対象画像全体の解像力パラメータTにもとづき、前記(1)式のFS=D/Tの演算を行って輪郭強調の幅を決定するフィルタサイズFSを決定する。
(7) 輪郭強調決定部26は、前記フィルタサイズFSから、前記(2)式のF=α/FSの演算を行って、輪郭強調の強さFを決定する。
(8) 輪郭強調処理部27は、これら輪郭強調の幅FS、輪郭強調の強さF等のパラメータにより、メモリ5に記憶されている輪郭部分を強調処理する。
なお前記説明では、色空間を(L* * * )空間の例について説明したが、これに限定されるものではなく、(L* * * )空間でも(YCbCr)空間でも使用できる。これらのときヒストグラム用の明るさの成分としてLまたはYを使用する。
本発明の第3の関連技術を図4に基づき説明する。図4では、対象画像に平滑化処理を行うものである。第3の関連技術では、図2における平滑処理部13は、図4に示す如く、対象画像読取部71、画像分割ヒストグラム生成部72、分割画像代表値決定部73−1、73−2・・・73−n、解像力パラメータ決定部74、フィルタサイズ決定部75、平滑化強度決定部76、平滑化処理部77等を具備する。
(1) オペレータは対象画像、例えば写真を画像入力部3にセットし、操作入力部2より平滑処理用のコマンドを入力する。これにより画像入力部3から対象画像が入力され、画素毎に(L* * * )空間の色データによりメモリ5に保持される。
(2) 次に対象画像読取部71では、メモリ5に記憶されている平滑処理対象となるこの画像を読取り、画像分割ヒストグラム生成部72に渡す。
(3) 画像分割ヒストグラム生成部72は、この画像を適宜なサイズ、例えば1×1センチメートルの小領域の分割画像に分割して、全体をn×m個の分割画像に分割する。なおこの分割画像のサイズは、予め設定されている。画像分割ヒストグラム生成部72は、これらの分割画像毎に対し、各画素のL値を認識し、L値毎の個数を計数して、明度分布を示すヒストグラムを作成する。
(4) 画像分割ヒストグラム生成部72において作成された各分割画素毎のL値に基づく前記ヒストグラムは順次分割画像代表値決定部73−1、73−2・・・に伝達される。各分割画像代表値決定部73−1、73−2・・・は各ヒストグラムから分散を求め、この分散の値から解像力パラメータ・テーブルTA′をアクセスし、この分割画像における解像力パラメータの代表値を得る。なお当然のことながら、図4における解像力パラメータ・テーブルTA′は図3における解像力パラメータ・テーブルTAとは同一のものではない。
(5) 解像力パラメータ決定部74では、前記(4)において各分割画像毎に求められた解像力パラメータ群の中から多数決論理により、その最も多かった解像力パラメータを対象画像全体の平滑化用解像力パラメータT′として決定する。
(6) フィルタサイズ決定部75は、対象画像の解像度Dと、前記(5)において決定された平滑化用解像力パラメータT′から下記の(3)式により平滑化の幅であるフィルタサイズFS′を決定する。
FS′=D/T′・・・(3)
(7) 平滑化強度決定部76は、前記フィルタサイズFS′から下記の(4)式により平滑化の強さF′を決定する。なおαは係数である。
F′=α×(1/FS′)・・・(4)
(8) 平滑化処理部77は、前記(6)により得られた平滑化の幅FS′と、前記(7)により得られた平滑化の強さF′等のパラメータにより平滑化処理を行う。平滑化処理すべき領域は、前記対象画像を対象画像読取部71で読取ったものを、表示部6に表示して、例えばマウス等により指示された位置から前記平滑化の幅FS′だけ自動的に行われる。
なお前記説明では色空間として(L* * * )空間の例について説明したが、勿論これに限定されるものではなく、(L* * * )空間でも(YCbCr)空間でも使用できる。なおこれらの場合、ヒストグラム用の明度成分としてL又はYを使用する。
本発明の実施例1を図5に基づき説明する。図5ではJPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)方式で画像を圧縮し、圧縮データに応じて解像力パラメータを求め、輪郭強調処理を行うものである。
実施例1では、図2における輪郭処理部12は、図5に示す如く、対象画像読取部61、JPEG圧縮部62、保持部63、復元部64、圧縮データ比算出部65、解像力パラメータ決定部66、フィルタサイズ決定部67、強度決定部68、輪郭強調処理部69等を具備する。なお図5では、色空間として例えば(YCbCr)空間を使用する。
(1) オペレータは対象画像、例えばカラー写真を画像入力部3にセットし、操作入力部2より圧縮保持用のコマンドを入力する。これにより画像入力部3から対象画像が入力され、画素毎に(YCbCr)空間の色データによりメモリ5に一時記憶されている。
(2) 次に対象画像読取部61では、メモリ5に記憶されている対象画像を読取り、JPEG圧縮部62に渡す。
(3)JPEG圧縮部62は、この対象画像をJPEG方式で圧縮した圧縮データを作成し、これを保持部63に保持する。
(4) このように保持された対象画像を輪郭処理する場合、オペレータは操作入力部2から輪郭処理用のコマンドを入力する。保持部63はこのコマンドに基づき指示された対象画像を読出し、これを復元部64に伝達する。復元部64ではこの圧縮データを復元して対象画像を得る。そしてこのときの復元された画像のデータ量を圧縮データ比算出部65に送出する。なお、復元された対象画像は、図2に示す輪郭抽出部11にも送出され、輪郭抽出が行われる。
(5) このとき圧縮データ比算出部65では、保持部63から読出された対象画像の圧縮データ量を計数している。これにより圧縮データ比算出部65では、前記復元された画像のデータ量と圧縮データ量との比を求め、即ち圧縮前後のデータ量の比を算出し、このデータ量の比を解像力パラメータ決定部66に送出する。
(6) 解像力パラメータ決定部66は、このデータ量の比により、予め登録されている解像力パラメータ・テーブルTPをアクセスし、解像力パラメータTPを得る。そしてこの解像力パラメータTPをフィルタサイズ決定部67に送出する。
(7) フィルタサイズ決定部67は、対象画像の解像度Dと、前記解像力パラメータTPにより前記(1)式の演算を行い輪郭強調の幅を決定するフィルタサイズFSpを決定する。
(8) 強度決定部68は、このフィルタサイズFSpにより前記(2)式の演算を行って、輪郭強調の強さFpを決定する。
(9) 輪郭強調処理部69は、前記輪郭強調の強さFp、前記輪郭強調の幅を決定するフィルタサイズFSp等のパラメータと、図2に示す輪郭抽出部11により得られた輪郭情報により、復元部69により復元された対象画像に対し輪郭強調処理を行う。
このようにして、JPEG方式で圧縮された圧縮データを復元した画像に対しても輪郭強調処理を行うことができる。JPEG方式では、例えば風景のような輪郭の多数存在する画像に対しては、高周波成分が多いためデータ圧縮率が低く、人物画のようなものは低周波成分が多いためデータ圧縮率が高い。従ってデータ圧縮率により解像力パラメータを求めることができる。
また色空間は(YCbCr)空間に限定されるものではなく、(L* * * )空間、(L* * * )空間、(RGB)空間、(CMY)空間などその他の空間を使用することができる。
本発明の実施例2を図6にもとづき説明する。図6ではJPEG方式で画像を圧縮したものに対して、圧縮データに応じて解像力パラメータを求め、平滑化処理を行うものである。
実施例2では、図2における平滑処理部13は、図6に示す如く、対象画像読取部111、JPEG圧縮部112、保持部113、復元部114、圧縮データ比算出部115、解像力パラメータ決定部116、フィルタサイズ決定部117、強度決定部118、平滑化処理部119等を具備する。なお、図6では、色空間として例えば(YCbCr)空間を使用する。
(1) オペレータは対象画像、例えばカラー写真を画像入力部3にセットし、操作入力部2より圧縮保持用のコマンドを入力する。これにより画像入力部3から対象画像が入力され、画素毎に(YCbCr)空間の色データによりメモリ5に一時記憶される。
(2) 次に対象画像読取部111は、メモリ5に記憶している平滑処理対象となる対象画像を読取り、JPEG圧縮部112に渡す。
(3) JPEG圧縮部112は、この対象画像をJPEG方式で圧縮した圧縮データを作成し、これを保持部113に保持する。
(4) このように保持された対象画像を平滑処理するとき、オペレータは操作入力部2より平滑処理用のコマンドを入力する。保持部113はこのコマンドにもとづき指示された平滑処理対象となる対象画像を読出し、これを復元部114に伝達する。復元部114ではこの圧縮データを復元して対象画像を得る。そしてこのときの復元された画像のデータ量を圧縮データ比算出部115に送出する。
(5) このとき圧縮データ比算出部115では、保持部113から読出された対象画像の圧縮データ量を計数している。これにより圧縮データ比算出部115では、前記復元された画像のデータ量と圧縮データ量との比を求め、即ち圧縮前後のデータ量の比を算出し、このデータ量の比を解像力パラメータ決定部116に送出する。
(6) 解像力パラメータ決定部116は、このデータ量の比により、予め登録されている解像力パラメータ・テーブルTP′をアクセスし、解像力パラメータTP′を得る。そしてこの解像力パラメータTP′をフィルタサイズ決定部117に送出する。
(7) フィルタサイズ決定部117は、対象画像の解像度Dと、前記解像力パラメータTP′により前記(3)式の演算を行い、平滑化の幅を示すフィルタサイズFSp′を決定する。
(8) 強度決定部118は、このフィルタサイズFSp′により前記(4)式の演算を行って、平滑化の強さFp′を決定する。
(9) 平滑化処理部119は、前記平滑化の幅を示すフィルタサイズFSp′、前記平滑化の強さFp′等のパラメータにより、復元部114により復元され、表示部6に表示された画像について、オペレータからマウス等により指示された部分に対し平滑化処理を行う。
このようにしてJPEG方式で圧縮された圧縮データを復元した画像に対しても平滑処理を行うことができる。JPEG方式では、例えば風景写真のような輪郭の多数存在する画像に対しては高周波成分が多いためデータ圧縮率が低くなり、人物画のようなものは輪郭が少ないため低周波成分が多くデータ圧縮率が高い。従ってデータ圧縮率により解像力パラメータを求めることができる。
また、前記説明では色空間を(YCbCr)空間の例について説明したが、勿論これに限定されるものではなく、(L* * * )空間、(L* * * )空間、(RGB)空間、(CMY)空間等その他の空間を使用することができる。
このように本発明によれば、例えば図7(A)に示す如き、人物写真のように、明るさの変化が大まかな画像に対しては輪郭の幅を大きくして強さを小さい、全体として柔らかな画質のものとすることができる。また図7(B)に示す如き風景写真のような細かな画像に対しては輪郭の幅を小さくかつ強さの大きな処理を施して、輪郭のくっきりとしたものとすることができる。
しかも例えば人物写真のように人間の肌荒れが存在するようなものに対しては自動的に決められた適当な幅と強さの平滑化処理を施すことができるので、これもまた良好の画質の画像を提供することができる。
本発明の関連技術説明図である。 本発明の第2の関連技術説明図である。 輪郭処理部に関する関連技術説明図である。 平滑処理部に関する関連技術説明図である。 本発明の輪郭処理部の実施例である。 本発明の平滑処理部の実施例である。 本発明で処理される画像説明図である。
符号の説明
1 CPU
2 操作入力部
3 画像入力部
4 印刷部
5 メモリ
6 表示部
11 輪郭抽出部
12 輪郭処理部
13 平滑処理部
21 対象画像読取部
22 画像分割ヒストグラム生成部
23 分割画像代表値決定部
24 解像力パラメータ決定部
25 フィルタサイズ決定部
26 輪郭強度決定部
27 輪郭強調処理部

Claims (2)

  1. 画像の輪郭を強調処理する画像処理方法において、
    復元された画像のデータ量と圧縮データ量との比に応じた輪郭強調幅を得る解像力パラメータを有する解像力パラメータ・テーブルを持ち、
    対象画像をJPEG圧縮を行い、データの圧縮比を求めてこの圧縮比により解像力パラメータ・テーブルを参照して画像の解像度パラメータを求め、この解像度パラメータにより輪郭強調の幅及び強さを求め、この幅及び強さにもとづき対象画像の輪郭処理を行うことを特徴とする画像処理における輪郭強調の自動化方法。
  2. 画像を平滑化処理する画像処理方法において、
    復元された画像のデータ量と圧縮データ量との比に応じた平滑化の幅を得る解像力パラメータを有する解像力パラメータ・テーブルを持ち、
    対象画像をJPEG圧縮を行い、データの圧縮比を求めてこの圧縮比により解像力パラメータ・テーブルを参照して画像の解像度パラメータを求め、この解像度パラメータにより平滑化の幅及び強さを求め、この幅及び強さにもとづき対象画像の平滑化処理を行うことを特徴とする画像処理における平滑化の自動化方法。
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