JP3748630B2 - 蓋体取付装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓋(ふた)体取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、牛乳、清涼飲料等の液体食品を収容するブリック型の包装容器においては、液体食品を繰り返し注出することができるように、トップ部分に開閉自在の蓋体を配設したものが提供されている。
この場合、通常、前記蓋体は、ホットメルト法、ヒートシール法、超音波シール法等によって包装容器に取り付けられる。
【0003】
前記ホットメルト法においては、ホットメルトガンのノズルから噴射された液状の接着剤を包装容器の蓋体取付部に吹き付け、前記接着剤によって蓋体と包装容器とを接着するようにしている。
また、ヒートシール法においては、包装容器の蓋体取付部に熱風を当て、包装容器を形成する包材の表面のフィルムを溶融させ、溶融したフィルムに蓋体を取り付けるようにしている。
【0004】
さらに、超音波シール法においては、包装容器の蓋体取付部に蓋体を押し付けた状態で蓋体に超音波を加え、該超音波によって包装容器を形成する包材の表面のフィルムを溶融させ、溶融したフィルムに蓋体を取り付けるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の蓋体取付装置においては、ホットメルト法の場合、包装容器の蓋体取付部に接着剤を正確にかつ均等に吹き付けることが困難であり、その結果、十分な強度を保持しつつ蓋体を包装容器に取り付けることが困難になってしまう。
【0006】
また、ヒートシール法においては、包装容器の蓋体取付部に熱風を当て、包装容器を形成する包材の表面のフィルムを溶融させるようにしているので、熱風の温度を立ち上げるのに時間がかかるだけでなく、前記フィルムを溶融させるのに時間がかかるので、処理速度が低くなってしまう。
さらに、超音波シール法においては、超音波によって包装容器を形成する包材の表面のフィルムを溶融させるようにしているので、超音波発生装置を配設する必要があるので、蓋体取付装置のコストが高くなってしまう。また、前記フィルムを溶融させるのに時間がかかるので、処理速度が低くなってしまう。
【0007】
本発明は、前記従来の蓋体取付装置の問題点を解決して、簡単な機構で十分な強度を保持しつつ蓋体を包装容器に取り付けることができ、処理速度を高くすることができる蓋体取付装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の蓋体取付装置においては、水を電気分解して得られる水素/酸素ガス混合物を供給するガス供給手段と、前記水素/酸素ガス混合物を受け、水素/酸素ガス混合物を燃焼させるバーナユニットと、該バーナユニットの上のヒーティング位置に蓋体を送るピッキング装置とを有する。
【0009】
そして、前記バーナユニットは、前記蓋体の裏面の周縁部に対応するパターンに配列された複数のノズルを備える。
本発明の他の蓋体取付装置においては、さらに、前記各ノズルの上方に選択的に配設される遮蔽(へい)板と、一つのノズルに隣接させて配設されたイグナイタとを有する。
【0010】
本発明の更に他の蓋体取付装置においては、さらに、前記各ノズルの火炎を監視するCCDカメラを有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態における燃焼装置の概略図である。
図において、11は水を電気分解し、水素ガスと酸素とが2対1の割合で混合された水素/酸素ガス混合物を発生させるガス発生器、12は水を収容するタンク、13は前記ガス発生器11に水を補給する補給装置である。なお、前記ガス発生器11によって水素/酸素ガス混合物を供給するガス供給手段が構成される。
【0012】
前記ガス発生器11は、複数の図示しないセルから成り、例えば、15〔A〕の直流電流を1時間供給した場合、水素/酸素ガス混合物を100リットル発生させることができる。該ガス発生器11によって発生させられた水素/酸素ガス混合物は、フィルタ14を介してブースタ15に供給される。前記フィルタ14においては、水の電気分解に伴って発生させられたエーロゾル、ミスト等が除去される。
【0013】
また、前記ブースタ15は、メタノールを収容する槽を備え、該槽の底部から前記水素/酸素ガス混合物を噴射させることによって、メタノールガスに富んだ水素/酸素ガス混合物を形成することができる。純粋な水素/酸素ガス混合物の場合、火炎温度が3200〔℃〕であるのに対して、メタノールガスに富んだ水素/酸素ガス混合物の場合、火炎温度が2500〔℃〕に低下するが、火炎が有するエネルギー量は増加する。そして、メタノールガスに富んだ水素/酸素ガス混合物の場合、火炎が有するエネルギー量のうち70〔%〕は水素ガスを燃焼させることによって、30〔%〕はメタノールを燃焼させることによって発生させられる。
【0014】
なお、16は該メタノールを収容するタンク、17は前記ブースタ15にメタノールを補給する補給装置である。本実施の形態においては、メタノールを使用しているが、該メタノールに代えて他のアルコールを使用することもできる。
次に、前記水素/酸素ガス混合物は、火炎逆流防止装置20及び切換弁21を順に通ってバーナユニット22に送られる。前記火炎逆流防止装置20においては、カップ状のフィルタ25をスプリング26によってOリング27に押し付けるようになっていて、前記バーナユニット22の火炎が逆流するのを防止する。また、前記切換弁21は、ラインL1、L2を連結する位置と、ラインL2、L3を連結する位置とを採り、ラインL1、L2を連結したときに前記ブースタ15からの水素/酸素ガス混合物をバーナユニット22に供給して燃焼させ、ラインL2、L3を連結したときに図示しない空気供給源からの空気をバーナユニット22に供給して消火する。
【0015】
前記バーナユニット22は、複数のノズル31から成るノズル群を備え、各ノズル31の先端に形成された開口から水素/酸素ガス混合物を噴射することによって、複数の微小な火炎を形成することができるようになっている。そして、前記ノズル群における一つのノズル31に隣接させてイグナイタ32が配設され、該イグナイタ32によって各ノズル31を点火することができるようになっている。
【0016】
また、前記バーナユニット22の斜め上方には、火炎監視カメラ33が配設され、該火炎監視カメラ33によって火炎を監視することができるようになっている。さらに、バーナユニット22の斜め上方には、ガス検出器34が配設され、該ガス検出器34によってガス漏れ、バーナユニット22の異常等を検出することができるようになっている。
【0017】
そして、制御装置35が配設され、該制御装置35によって、ガス発生器11、タンク12、16、バーナユニット22等が統括される。また、前記制御装置35は、オペレータを介することなく自動的に蓋体取付装置を起動するだけでなく、ガス発生率、水素/酸素ガス混合物の消費量、ガス発生器11に印加される電圧等を制御する。そして、前記火炎監視カメラ33の監視結果及びガス検出器34の検出結果は、前記制御装置35に送られるようになっている。
【0018】
このように、前記ガス発生器11によって発生させられた水素/酸素ガス混合物がバーナユニット22によって燃焼させられるようになっているので、水素/酸素ガス混合物を貯蔵しておく必要がなく、蓋体取付装置の占有面積を小さくすることができる。
なお、水素/酸素ガス混合物を燃焼させる場合、空気(酸素)は不要であり、しかも、燃焼に伴い二酸化炭素は全く発生しない。また、メタノールが加えられた水素/酸素ガス混合物を燃焼させる場合、わずかな空気が必要になり、二酸化炭素がわずかに発生するだけである。したがって、蓋体取付装置の設置上の制約をなくすことができる。
【0019】
なお、水素ガスは拡散性が高いので、ガス漏れが生じても比較的安全である。
次に、包装容器に取り付けられる蓋体について説明する。
図2は本発明の実施の形態における蓋体の斜視図、図3は本発明の実施の形態における蓋体の加熱状態図である。
図において、51は樹脂、例えば、ポリエチレン樹脂によって一体成形された蓋体であり、該蓋体51は、ほぼ「U」字型の形状を有する本体50、ヒンジ54を中心にして揺動自在に支持されたプルタブ52、及び前記ヒンジ54を中心にして揺動自在に支持され、かつ、前記プルタブ52の回転に連動して回転させられる開封フラップ53を有する。この場合、前記プルタブ52を引き上げて回転させると、プルタブ52の回転に連動して開封フラップ53が回転させられ、図示しない包装容器の包材が破断されて開口が形成される(特開平第8−132855号明細書参照)。
【0020】
また、前記本体50においては、プルタブ52に隣接するプルタブ保持部50aに係止爪50bが形成されるので、プルタブ52の側縁を係止爪50bに係止させることによって、前記プルタブ52を本体50によって保持することができる。
ところで、前記構成の蓋体51を包装容器の蓋体取付部に取り付けるために、バーナユニット22の上方に、図示しないピッキング装置が配設される。該ピッキング装置は、図3に示すように、前記蓋体51をバーナユニット22の直上に送り、バーナユニット22は蓋体51の裏面の周縁部を一定時間加熱する。
【0021】
続いて、前記ピッキング装置は、前記蓋体51を包装容器の上に送り、包装容器の蓋体取付部に押し付ける。その結果、蓋体51の裏面の周縁部において溶融したポリエチレン樹脂が、包装容器の表面において最外層を形成するポリエチレン樹脂と接合され、蓋体51が包装容器の蓋体取付部に取り付けられる。
この場合、蓋体51の裏面の周縁部に直接バーナユニット22の火炎を当てるので、極めて短時間で前記周縁部を溶融させることができる。したがって、蓋体取付装置の処理速度を高くすることができる。しかも、特別な加熱装置を必要としないので、蓋体取付装置のコストを低くすることができる。
【0022】
次に、バーナユニット22について説明する。
図4は本発明の実施の形態におけるバーナブロックの平面図、図5は本発明の実施の形態におけるバーナブロックの断面図、図6は本発明の実施の形態におけるノズルの断面図である。
図において、41はバーナブロック、43は該バーナブロック41に複数形成されたノズル固定穴であり、各ノズル固定穴43に、熱伝導性の低い材料で形成されたノズル31がシール部材45によって固定される。そして、前記ノズル固定穴43は、蓋体51(図2)の裏面の周縁部に対応させて、ほぼ「U」字型のパターンで配列され、それに伴って、ノズル31もほぼ「U」字型のパターンで配列される。なお、前記本体50におけるプルタブ保持部50aには、プルタブ52の開閉に伴って比較的大きな力が加わるので、前記ノズル固定穴43のパターンのプルタブ保持部50aに対応する部分P1、P2には、ノズル固定穴43が2列に配列される。
【0023】
また、各ノズル31は径が細く長いパイプによって形成され、各ノズル31の先端において微小な火炎が形成される。この場合、燃料として水素/酸素ガス混合物を使用しているので、ノズル31の先端に形成される微小な火炎を安定させることができる。
したがって、前記各ノズル31を蓋体の形状に合わせて配列することによって、蓋体51の裏面の周縁部だけを正確に加熱し溶融させることができ、しかも、ヒンジ54を誤って加熱し、ヒンジ54を変形させてしまうことがなくなる。
【0024】
また、それぞれ独立した火炎によって加熱し溶融させるようになっているので、蓋体51の裏面の周縁部に沿って溶融むらが生じることがない。したがって、蓋体51を包装容器の蓋体取付部に確実に取り付けることができる。しかも、蓋体51を包装容器の蓋体取付部に取り付けた後も、ホットメルト法と比べてシール状態が悪くなることがなく、十分な強度を得ることができる。
【0025】
そして、前記各ノズル31の先端がバーナブロック41の表面から十分に離れた位置に置かれるとともに、ノズル31は熱伝導性の低い材料で形成されるので、火炎の熱がバーナブロック41に伝達されるのを防止することができる。
ところで、各ノズル31は、それぞれ一定の間隔を置いて、ほぼ「U」字型のパターンで配列されているので、イグナイタ32(図1)によって一度にすべてのノズル31を点火することができない。
【0026】
図7はノズルの点火状態を説明する第1の図、図8はノズルの点火状態を説明する第2の図、図9は本発明の実施の形態におけるノズルの点火状態を説明する図、図10は本発明の実施の形態における遮蔽板の配設状態図である。
図において、31はノズル、32はイグナイタ、41はバーナブロックである。
【0027】
図7に示すように、各ノズル31から水素/酸素ガス混合物が噴射されている状態で、イグナイタ32を作動させると、図8に示すように、イグナイタ32に隣接するノズル31だけが点火され、残りのノズル31は点火されない。
そこで、図9に示すように、イグナイタ32に隣接するノズル31が点火された後、各ノズル31の上方に遮蔽板57を配設するようにしている。この場合、点火されないノズル31から噴射された水素/酸素ガス混合物は、上昇しようとするが、遮蔽板57によって遮蔽され、その際に生じる空気流による相乗作用で偏向させられて横方向に広がる。したがって、イグナイタ32に隣接する一つのノズル31に点火するだけで、残りのすべてのノズル31に点火することができる。
【0028】
また、図10に示すように、前記遮蔽板57は二つの遮蔽部57a、57bを備え、シャフト58によって矢印方向に回転自在に支持される。そして、該シャフト58には、図示しない駆動手段が連結され、該駆動手段を駆動することによって、前記遮蔽板57が間欠的に回転させられ、前記遮蔽部57a、57bによって交互に各ノズル31の上方が遮蔽されるようになっている。
【0029】
なお、前記遮蔽板57は、イグナイタ32が作動させられた後に各ノズル31の上方を遮蔽するように回転させられる。
このように、各ノズル31の上方に遮蔽板57を配設することによって、一つのイグナイタ32によってすべてのノズル31に点火することができる。
ところで、各ノズル31は、それぞれ一定の間隔を置いて、ほぼ「U」字型のパターンで配列されているので、複数の火炎を同時に監視する必要がある。この場合、従来使用されている赤外線センサ等によってモニタリングを行うことが考えられるが、複数の火炎を同時に監視することは困難である。
【0030】
そこで、本実施の形態においては、前述したように、バーナユニット22の斜め上方に火炎監視カメラ33(図1)を配設し、該火炎監視カメラ33によって火炎を監視するようにしている。
図11は本発明の実施の形態における火炎監視カメラの配設状態図である。
図において、22はバーナユニット、31はノズル、33は火炎監視カメラ、41はバーナブロックである。本実施の形態においては、火炎監視カメラ33としてCCDカメラが使用され、複数の火炎の状態を視覚データとして認識し、前記制御装置35(図1)の図示しない解析手段によって火炎の色相、彩度、明度等を解析処理するようになっている。
【0031】
そして、光の乱反射による誤認識が生じるのを防止するために、バーナユニット22の背面に庇(ひさし)61が配設され、かつ、前記バーナブロック41の色が黒くされる。
次に、前記構成の蓋体取付装置のキャッピング工程について説明する。
図12は本発明の実施の形態における蓋体取付装置の平面図、図13は本発明の実施の形態における蓋体取付装置のキャッピング工程のタイムチャートである。
【0032】
図12において、22はバーナユニット、51は蓋体、57は遮蔽板、71は図示しないステッピングモータによって矢印D方向に回転させられるテーブル、72は図示しない包装容器を保持するパックホルダ、73は空気圧によって矢印C方向に連続的に蓋体51を搬送する搬送装置、78は前記蓋体51が空送りになったときにバーナユニット22を退避させる退避装置である。
【0033】
この場合、矢印A方向に搬送された包装容器は、パックホルダ72にセットされ、テーブル71の回転に伴って矢印D方向に間欠的に搬送される。一方、搬送装置73によって矢印C方向に搬送された蓋体51は、位置決め装置75によって位置決めが行われ、図示しないピッキング装置によって吸着されてテーブル71の円周方向に搬送され、バーナユニット22の上のヒーティング位置に送られ、裏面の周縁部が加熱され溶融させられる。
【0034】
その後、蓋体51は、ピッキング装置によって吸着されたまま包装容器の上に置かれ、図示しないグルーイング装置によって下方に移動させられて包装容器に押し付けられ、包装容器の蓋体取付部に取り付けられる。
このようにして、蓋体51が取り付けられると、包装容器は矢印B方向に排出される。また、バーナユニット22は常時前進位置に置かれるが、蓋体51が空送りになると、図示しないセンサによって空送りが検出され、バーナユニット22が退避させられる。したがって、ピッキング装置がバーナユニット22によって高熱にさらされ、焼損してしまうことがない。
【0035】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0036】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、蓋体取付装置においては、水を電気分解して得られる水素/酸素ガス混合物を供給するガス供給手段と、前記水素/酸素ガス混合物を受け、水素/酸素ガス混合物を燃焼させるバーナユニットと、該バーナユニットの上のヒーティング位置に蓋体を送るピッキング装置とを有する。
【0037】
そして、前記バーナユニットは、前記蓋体の裏面の周縁部に対応するパターンに配列された複数のノズルを備える。
この場合、前記ガス供給手段によって供給された水素/酸素ガス混合物がバーナユニットによって燃焼させられるようになっているので、水素/酸素ガス混合物を貯蔵しておく必要がなく、蓋体取付装置の占有面積を小さくすることができる。
【0038】
また、水素/酸素ガス混合物を燃焼させるための空気が不要であり、しかも、燃焼に伴い二酸化炭素は全く発生しない。したがって、蓋体取付装置の設置上の制約をなくすことができる。
そして、水素ガスは拡散性が高いので、ガス漏れが生じても比較的安全である。
【0039】
また、燃料として水素/酸素ガス混合物を使用しているので、ノズルの先端に形成される微小な火炎を安定させることができる。
したがって、蓋体の裏面の周縁部だけを正確に加熱し溶融させることができ、しかも、蓋体のヒンジを誤って加熱し、ヒンジを変形させてしまうことがなくなる。
【0040】
また、それぞれ独立した火炎によって加熱し溶融させるようになっているので、蓋体の裏面の周縁部に沿って溶融むらが生じることがない。したがって、蓋体を包装容器の蓋体取付部に確実に取り付けることができる。しかも、蓋体を包装容器の蓋体取付部に取り付けた後も、シール状態が悪くなることがなく、十分な強度を得ることができる。
【0041】
本発明の他の蓋体取付装置においては、さらに、前記各ノズルの上方に選択的に配設される遮蔽板と、一つのノズルに隣接させて配設されたイグナイタとを有する。
この場合、一つのノズルを点火するだけで、蓋体の裏面の周縁部に対応するパターンで配列されたすべてのノズルを点火することができる。
【0042】
本発明の更に他の蓋体取付装置においては、さらに、前記各ノズルの火炎を監視するCCDカメラを有する。
この場合、CCDカメラを使用するので、蓋体の裏面の周縁部に対応するパターンで配列された各ノズルの火炎を同時に監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における燃焼装置の概略図である。
【図2】本発明の実施の形態における蓋体の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態における蓋体の加熱状態図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるバーナブロックの平面図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるバーナブロックの断面図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるノズルの断面図である。
【図7】ノズルの点火状態を説明する第1の図である。
【図8】ノズルの点火状態を説明する第2の図である。
【図9】本発明の実施の形態におけるノズルの点火状態を説明する図である。
【図10】本発明の実施の形態における遮蔽板の配設状態図である。
【図11】本発明の実施の形態における火炎監視カメラの配設状態図である。
【図12】本発明の実施の形態における蓋体取付装置の平面図である。
【図13】本発明の実施の形態における蓋体取付装置のキャッピング工程のタイムチャートである。
【符号の説明】
11 ガス発生器
22 バーナユニット
31 ノズル
32 イグナイタ
33 火炎監視カメラ
51 蓋体
57 遮蔽板
Claims (3)
- (a)水を電気分解して得られる水素/酸素ガス混合物を供給するガス供給手段と、
(b)前記水素/酸素ガス混合物を受け、水素/酸素ガス混合物を燃焼させるバーナユニットと、
(c)該バーナユニットの上のヒーティング位置に蓋体を送るピッキング装置とを有するとともに、
(d)前記バーナユニットは、前記蓋体の裏面の周縁部に対応するパターンに配列された複数のノズルを備えることを特徴とする蓋体取付装置。 - (a)前記各ノズルの上方に選択的に配設される遮蔽板と、
(b)一つのノズルに隣接させて配設されたイグナイタとを有する請求項1に記載の蓋体取付装置。 - 前記各ノズルの火炎を監視するCCDカメラを有する請求項1に記載の蓋体取付装置。
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