JP3748381B2 - 光学式ディスク記録再生装置とその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、書き替え可能な光ディスクに対してデータの記録再生を行なう光学式ディスク記録再生装置とその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、近時では、例えばDVD(Digital Versatile Disc)−R(Recordable)やCD(Compact Disc)−R等のように、データの書き替え可能な光ディスクが開発され、実用化されてきている。
【0003】
ところで、このような書き替え型の光ディスクには、それ自体に記録再生に係る性能上のばらつきがある。また、この光ディスク対してデータの記録再生を行なう光学式ディスク記録再生装置にも、使用する部品及び素子や、それらを用いて構成された機構部や回路部等の性能上のばらつきがある。
【0004】
このため、光学式ディスク記録再生装置において、そのデータ記録に必要な各部の設定を固定化してしまうと、使用する光ディスクに応じては、最適な記録条件でのデータ記録ができなくなるという不都合が生じる。
【0005】
そこで、従来では、光ディスク上にデータを試し書きする試し書き領域を設けておき、光学式ディスク記録再生装置が、光ディスクへのデータの書き込みに先立って、試し書き領域に一旦データを書き込んで読み出し、その再生データを調べることにより、データ記録に必要な各部の設定を最適な状態に制御するようにしている。
【0006】
この制御は、実際には非常に複雑な処理を要するが、例えばOPC(Optimum Power Calibration)方式について、便宜的に簡潔に説明すれば、以下のようになる。
【0007】
例えばDVD−R等の光ディスクにおいて、そこに記録されるデータは、そのビット同期クロックの周期をTとすると、最小極性反転間隔が3Tで最大極性反転間隔が11Tとなるように規定されている。
【0008】
このため、まず、この光ディスクの試し書き領域に、図4(a)に示すような標準のパルス幅を有する記録パルスを用いて、図4(b)に示すように、記録用レーザビームRBを照射して相変化マークMを形成することにより、極性反転間隔が3Tとなるようなデータを記録する。
【0009】
この場合、同じ標準のパルス幅を有する記録パルスで、そのレベルを段階的に変えて、極性反転間隔が3Tとなるデータを、試し書き領域の異なる位置にそれぞれ記録する。つまり、記録パワーを段階的に変えて、極性反転間隔3Tのデータを、試し書き領域の異なる位置に記録する。
【0010】
その後、この光ディスクの試し書き領域に、記録パワーを段階的に変えて記録された極性反転間隔3Tのデータを、再生用レーザビームPBを照射して読み取り、記録パワー別に、図4(c)に示すように、その再生信号の振幅の中央レベルCL1を検出する。
【0011】
次に、光ディスクの試し書き領域に、図4(d)に示すような標準のパルス幅を有する記録パルスを用いて、図4(e)に示すように、記録用レーザビームRBを照射して相変化マークMを形成することにより、極性反転間隔が11Tとなるようなデータを記録する。
【0012】
この場合も、同じ標準のパルス幅を有する記録パルスで、そのレベルを段階的に変えて、極性反転間隔が11Tとなるデータを、試し書き領域の異なる位置にそれぞれ記録する。つまり、記録パワーを段階的に変えて、極性反転間隔11Tのデータを、試し書き領域の異なる位置に記録する。
【0013】
その後、この光ディスクの試し書き領域に、記録パワーを段階的に変えて記録された極性反転間隔11Tのデータを、再生用レーザビームPBを照射して読み取り、記録パワー別に、図4(f)に示すように、その再生信号の振幅の中央レベルCL2を検出する。
【0014】
そして、上記のようにして検出された、極性反転間隔3Tのデータに対応する各再生信号の振幅の中央レベルCL1と、極性反転間隔11Tのデータに対応する各再生信号の振幅の中央レベルCL2とから、両レベルCL1,CL2が等しい、つまり、アシンメトリ(非対称性)がほぼ“0”となる記録パワーを検索し、その検索された記録パワーを、本来のデータを記録するときの記録条件として設定する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光ディスクにデータを記録するための記録用レーザビームRBは、半導体レーザから照射されるレーザ光を、所定の光学路を介して対物レンズに導き、この対物レンズをそのフォーカス方向に制御して、光ディスクの信号記録面上に集光させることにより、生成されている。
【0016】
しかしながら、この対物レンズに対するフォーカス制御手段も、その性能にばらつきがあることから焦点ぼけ、つまり、記録用レーザビームRBによって光ディスク上に形成される光スポットの大きさにばらつきが生じ、これにより、光ディスク上に形成される相変化マークMの品位にばらつきが生じ、その結果、再生信号の振幅がばらつくため、最適な記録条件でデータ書き込み行なうことができないという問題が生じている。
【0017】
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、フォーカス制御の性能にかかわらず高品位な記録マークの形成を可能とし、その結果、再生信号の振幅のばらつきを抑え、データ書き込みのために最適な記録条件を設定することを可能とする極めて良好な光学式ディスク記録再生装置とその制御方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る光学式ディスク記録再生装置は、標準のパルス幅に設定された記録パルスに基づいて、極性反転間隔の異なる各種のデータを、それぞれ記録パワーを段階的に変化させて光ディスクに書き込み、光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号のアシンメトリが最適となる記録パワーを記録条件として設定するものを対象としている。
【0019】
そして、光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号のアシンメトリが最適となる記録パワーが記録条件として設定された状態で、アシンメトリが最適となった極性反転間隔の異なる各再生信号の振幅レベルの比に基づいて、記録パルスのパルス幅を標準のパルス幅から制御する制御手段を備えるようにしたものである。
【0020】
また、この発明に係る光学式ディスク記録再生装置の制御方法は、標準のパルス幅に設定された記録パルスに基づいて、極性反転間隔の異なる各種のデータを、それぞれ記録パワーを段階的に変化させて光ディスクに書き込み、光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号のアシンメトリが最適となる記録パワーを記録条件として設定するように、光学式ディスク記録再生装置を制御する方法を対象としている。
【0021】
そして、光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号のアシンメトリが最適となる記録パワーが記録条件として設定された状態で、アシンメトリが最適となった極性反転間隔の異なる各再生信号の振幅レベルの比に基づいて、記録パルスのパルス幅を標準のパルス幅から制御する制御工程を有するようにしたものである。
【0022】
上記のような構成及び方法によれば、記録パワーが設定された状態で、極性反転間隔の異なる各再生信号の振幅レベルの比に基づいて、記録パルスのパルス幅を標準のパルス幅から変化させるようにしたので、フォーカス制御の性能にかかわらず高品位な記録マークの形成を可能とし、その結果、再生信号の振幅のばらつきを抑え、データ書き込みのために最適な記録条件を設定することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明する光学式ディスク記録再生装置の主要な部分を示している。すなわち、図1において、符号11はデータの書き替えが可能な光ディスクである。
【0024】
そして、この光ディスク11に対して、光学式ディスク記録再生装置の全体の動作を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)12により、データの書き込み及び読み出しが行なわれる。以下に、図2(a),(b),(c)を参照して、光ディスク11の試し書き領域に対するデータの書き込み及び読み出しについて説明する。
【0025】
まず、データの書き込み時において、CPU12は、メモリ13に記録された種々の試し書き用データを読み出し、レーザ制御回路14に供給する。このレーザ制御回路14は、入力された試し書き用データに基づいて、図2(a)に示すような標準のパルス幅を有する各種の記録パルスを生成する。
【0026】
これらの記録パルスとしては、例えば光ディスク11上に、図2(b)に示すような、極性反転間隔が3Tや11Tのデータを記録するための各相変化マークMをそれぞれ形成し得るものである。
【0027】
そして、このレーザ制御回路14で生成された各記録パルスが、光学式ヘッド15を構成するレーザドライバ15aに供給され、このレーザドライバ15aによってレーザダイオード15bが発光駆動されることにより、図2(b)に示すように、記録用レーザビームRBが光ディスク11上に照射されて、極性反転間隔が3Tや11Tのデータが記録されるようになる。
【0028】
なお、この場合、CPU12の制御により、各記録パルスのレベルが段階的に変えられて、極性反転間隔が3Tや11Tとなるデータが、光ディスク11の異なる位置にそれぞれ記録される。つまり、記録パワーを段階的に変えて、極性反転間隔3Tや11Tのデータが、それぞれ光ディスク11の異なる位置に記録される。
【0029】
一方、データの読み出し時においては、CPU12が、レーザ制御回路14に再生用信号を発生させ、この再生用信号に基づいてレーザドライバ15aがレーザダイオード15bを発光駆動させることにより、図2(b)に示すように、再生用レーザビームPBが光ディスク11上に照射される。
【0030】
そして、この再生用レーザビームPBによる光ディスク11からの反射光が、フォトディテクタ15cに受光されて電気的なRF(Radio Frequency)信号に変換され、RF増幅回路16に供給されて増幅されることにより、図2(c)に示すような再生信号が得られる。
【0031】
ここで、このRF増幅回路16から出力される再生信号は、2値化回路17、アシンメトリ測定回路18及び振幅測定回路19にそれぞれ供給される。このうち、2値化回路17に供給された再生信号は、2値のデジタル再生データに変換され、以後、コンテンツ(画像や音声)の再生に供される。
【0032】
また、上記アシンメトリ測定回路18は、入力された再生信号から、記録パワー別に、極性反転間隔3Tのデータに対応する再生信号と、極性反転間隔11Tのデータに対応する再生信号とのアシンメトリをそれぞれ測定し、その測定結果をCPU12に出力している。
【0033】
さらに、上記振幅測定回路19は、入力された再生信号から、極性反転間隔3Tのデータに対応する再生信号の振幅レベルP3と、極性反転間隔11Tのデータに対応する再生信号の振幅レベルP11とをそれぞれ測定し、その測定結果をCPU12に出力している。
【0034】
ここで、上記CPU12は、アシンメトリ測定回路18の測定結果から、アシンメトリがほぼ“0”になっている再生信号の記録パワーを検索し、その検索された記録パワーを記録条件として設定する。
【0035】
その後、上記CPU12は、振幅測定回路19の測定結果から、アシンメトリがほぼ“0”になっている再生信号同士の振幅P3,P11の比P11/P3を算出し、この比の値に応じて、3Tや11Tの相変化マークMを形成するための各記録パルスのパルス幅を、標準のパルス幅から変化させるように、レーザ制御回路14を制御する。
【0036】
すなわち、P11/P3が大きくなるということは、極性反転間隔11Tのデータに対応する再生信号の振幅レベルP11と、極性反転間隔3Tのデータに対応する再生信号の振幅レベルP3とに大きな差があるということであり、このことは、取りも直さず、記録用レーザビームRBによって光ディスク上に形成される光スポットが、広がり気味で解像度が劣化している、つまり、焦点ぼけしていることを意味する。
【0037】
逆に、P11/P3が小さくなるということは、極性反転間隔11Tのデータに対応する再生信号の振幅レベルP11と、極性反転間隔3Tのデータに対応する再生信号の振幅レベルP3との差が少ないということであり、このことは、取りも直さず、記録用レーザビームRBによって光ディスク上に形成される光スポットが、十分に絞れて合焦点状態となっていることを意味する。
【0038】
そこで、P11/P3を予め設定された所定のしきい値(例えば1.4)と比較し、P11/P3がしきい値に対して実質的に大きいとき、相変化マークMを形成するための記録パルスのパルス幅を、予め設定された標準のパルス幅よりも狭くする。
【0039】
また、逆に、P11/P3がしきい値よりも実質的に小さいときには、相変化マークMを形成するための記録パルスのパルス幅を、予め設定された標準のパルス幅よりも広くする。
【0040】
このように記録パワーだけでなく、記録パワーが設定された後で、極性反転間隔11Tのデータに対応する再生信号の振幅レベルP11と、極性反転間隔3Tのデータに対応する再生信号の振幅レベルP3との比に基づいて、記録パルスのパルス幅も変化させることにより、フォーカス制御の性能にかかわらず高品位な記録マークの形成を可能とし、その結果、再生信号の振幅のばらつきを抑え、データ書き込みのために最適な記録条件を設定することが可能となる。
【0041】
図3は、上記のような一連の動作をまとめたフローチャートを示している。すなわち、開始(ステップS1)されると、CPU12は、ステップS2で、内蔵された図示しないカウンタの値Nを“0”にセットし、ステップS3で、標準のパルス幅を有する記録パルスを用いて、その記録パワーを段階的に変化させながら、極性反転間隔3Tと11Tのデータをそれぞれ光ディスク11上に試し書きする。
【0042】
その後、CPU12は、ステップS4で、カウンタの値Nを“+1”し、ステップS5で、記録したデータの再生を行ない、ステップS6で、再生信号から記録パワー別にアシンメトリの測定を実行する。
【0043】
そして、CPU12は、ステップS7で、測定したアシンメトリから最適なアシンメトリ、つまり、ほぼ“0”となるアシンメトリを検索し、ステップS8で、最適なアシンメトリとなった再生信号の振幅レベルP3,P11を入力する。
【0044】
その後、CPU12は、ステップS9で、振幅レベルP3,P11の比P11/P3を算出し、ステップS10で、その比P11/P3が1.4±0.1の範囲内に入っているか否かを判別する。
【0045】
そして、比P11/P3が1.4±0.1の範囲内に入っていると判断された場合(YES)、CPU12は、ステップS11で、先に再生信号が最適なアシンメトリとなった記録パワーを最適記録条件として設定し、ステップS12で、本来のデータ書き込み処理を実行して、終了(ステップS13)される。
【0046】
また、上記ステップS10で比P11/P3が1.4±0.1の範囲内に入っていないと判断された場合(NO)、CPU12は、ステップS14で、比P11/P3がP11/P3<1.3であるか否かを判別する。
【0047】
そして、P11/P3<1.3であると判断された場合(YES)、CPU12は、ステップS15で、記録パルスのパルス幅を、“標準のパルス幅+(0.05×N)T”と広げ、再度、記録パワーを段階的に変化させながら、極性反転間隔3Tと11Tのデータをそれぞれ光ディスク11上に試し書きして、ステップS4の処理に戻される。
【0048】
また、上記ステップS14でP11/P3<1.3でないと判断された場合(NO)、CPU12は、ステップS16で、記録パルスのパルス幅を、“標準のパルス幅−(0.05×N)T”と狭め、再度、記録パワーを段階的に変化させながら、極性反転間隔3Tと11Tのデータをそれぞれ光ディスク11上に試し書きして、ステップS4の処理に戻される。
【0049】
なお、この発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、フォーカス制御の性能にかかわらず高品位な記録マークの形成を可能とし、その結果、再生信号の振幅のばらつきを抑え、データ書き込みのために最適な記録条件を設定することを可能とする極めて良好な光学式ディスク記録再生装置とその制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光学式ディスク記録再生装置とその制御方法の実施の形態を説明するために示すブロック構成図。
【図2】同実施の形態における記録パルスと光ディスク上の記録データと再生信号との関係を説明するために示す図。
【図3】同実施の形態における一連の動作をまとめて説明するために示すフローチャート。
【図4】最適な記録パワーを設定する手法を説明するために示す図。
【符号の説明】
11…光ディスク、
12…CPU、
13…メモリ、
14…レーザ制御回路、
15…光学式ヘッド、
16…RF増幅回路、
17…2値化回路、
18…アシンメトリ測定回路、
19…振幅測定回路。
Claims (6)
- 標準のパルス幅に設定された記録パルスに基づいて、極性反転間隔の異なる各種のデータを、それぞれ記録パワーを段階的に変化させて光ディスクに書き込み、前記光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号のアシンメトリが最適となる記録パワーを記録条件として設定する光学式ディスク記録再生装置において、
前記光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号のアシンメトリが最適となる記録パワーが記録条件として設定された状態で、前記アシンメトリが最適となった極性反転間隔の異なる各再生信号の振幅レベルの比に基づいて、前記記録パルスのパルス幅を標準のパルス幅から制御する制御手段を具備してなることを特徴とする光学式ディスク記録再生装置。 - 前記制御手段は、
前記光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号の振幅レベルの比が、予め設定されたしきい値よりも実質的に大きくなるに連れて、前記記録パルスのパルス幅を標準のパルス幅よりも狭くし、
前記光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号の振幅レベルの比が、前記しきい値よりも実質的に小さくなるに連れて、前記記録パルスのパルス幅を標準のパルス幅よりも広げるようにすることを特徴とする請求項1記載の光学式ディスク記録再生装置。 - 前記制御手段は、
前記光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号の振幅レベルの比が、予め設定された所定の範囲内にある場合には、前記記録パルスのパルス幅を標準のパルス幅のままとし、
前記光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号の振幅レベルの比が、前記所定の範囲よりも実質的に大きくなるに連れて、前記記録パルスのパルス幅を標準のパルス幅よりも狭くし、
前記光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号の振幅レベルの比が、前記所定の範囲よりも実質的に小さくなるに連れて、前記記録パルスのパルス幅を標準のパルス幅よりも広げるようにすることを特徴とする請求項1記載の光学式ディスク記録再生装置。 - 標準のパルス幅に設定された記録パルスに基づいて、極性反転間隔の異なる各種のデータを、それぞれ記録パワーを段階的に変化させて光ディスクに書き込み、前記光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号のアシンメトリが最適となる記録パワーを記録条件として設定するように、光学式ディスク記録再生装置を制御する光学式ディスク記録再生装置の制御方法において、
前記光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号のアシンメトリが最適となる記録パワーが記録条件として設定された状態で、前記アシンメトリが最適となった極性反転間隔の異なる各再生信号の振幅レベルの比に基づいて、前記記録パルスのパルス幅を標準のパルス幅から制御する制御工程を有することを特徴とする光学式ディスク記録再生装置の制御方法。 - 前記制御工程は、
前記光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号の振幅レベルの比が、予め設定されたしきい値よりも実質的に大きくなるに連れて、前記記録パルスのパルス幅を標準のパルス幅よりも狭くし、
前記光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号の振幅レベルの比が、前記しきい値よりも実質的に小さくなるに連れて、前記記録パルスのパルス幅を標準のパルス幅よりも広げるようにすることを特徴とする請求項4記載の光学式ディスク記録再生装置の制御方法。 - 前記制御工程は、
前記光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号の振幅レベルの比が、予め設定された所定の範囲内にある場合には、前記記録パルスのパルス幅を標準のパルス幅のままとし、
前記光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号の振幅レベルの比が、前記所定の範囲よりも実質的に大きくなるに連れて、前記記録パルスのパルス幅を標準のパルス幅よりも狭くし、
前記光ディスクから読み取った極性反転間隔の異なる各種の再生信号の振幅レベルの比が、前記所定の範囲よりも実質的に小さくなるに連れて、前記記録パルスのパルス幅を標準のパルス幅よりも広げるようにすることを特徴とする請求項4記載の光学式ディスク記録再生装置の制御方法。
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