JP3744979B2 - Packaging that can reduce loading pressure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積載圧を軽減できる包装体の技術に関し、更に詳しくは、試供品などの液体状、粘体状、粉状、粒状、或いは、固形状などの内容物を充填、密封した包装体を雑誌等印刷物の中に挟んで添付し、これを集積し、輸送した場合にも、包装体が受ける積載圧を軽減でき、破袋などを防止できる包装体の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、雑誌などの書籍類は、印刷、製本後、パレットなどに集積され、更にこれが多段積みされている。このような集積方法が行われる雑誌の中に、例えば、宣伝用として、厚みのある試供品などの商品サンプルを挟み込んだ場合、最下段に位置する商品サンプルには、略250kgf程度の力が掛かっている。
従来、このような場合には、商品サンプルの雑誌からの散逸防止と、その保護の目的から、例えば、段ボールや、合紙した板紙などを保護紙として、これに該サンプルの外形と略同形状の切り抜き部を設け、それを雑誌等の広告頁に貼り付けるなどして固定し、切り抜いた空間部に該サンプルを挿入し、固定することにより、散逸を防ぎ、且つ、積み上げによる荷重(以下積載圧と呼ぶ)を軽減して該サンプルを保護する方法を採っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような方法では、例えば、保護紙として段ボールを用いた場合、その圧縮強度がそれ程強くないため、前記積載圧を軽減するためには段ボールの面積を可能な範囲で大きくする必要があり、それによって異物感が強くなると同時に、保護紙の材料費および加工費などのコストが嵩み、比較的安価な小袋入り試供品などの商品サンプルには適さないという問題があった。
また、特に、液体状の商品サンプルを袋詰めして、雑誌中に添付したい場合でも、万一、破袋が発生すると周囲の雑誌まで汚染されるため、袋自体を強化することは勿論、積載圧の軽減対策も十分な安全率をもって設計する必要があり、安易に実施することはできなかった。
【0004】
また、雑誌に広告サンプル(現物見本)を添付する場合、日本雑誌協会が「雑誌作成上の留意事項」について自主基準を昭和61年に定めて規制してきたが、平成6年にその基準緩和が検討され、改正された「雑誌作成上の留意事項」の内容〔運用解説〕が、平成6年11月29日付けで日本雑誌協会より公表されている。これによると、広告のサンプル(現物見本)添付については、例えば、添付できるサンプルの範囲は化粧用品(化粧品、シャンプー類、石鹸、洗剤まで)とし、粉末、液体状のものは完全密封にし、破損しないようにする。また、添付物の面積は25cm2 〜100cm2 とし、その厚さは1.5mm以内とする。などを条件として平成7年1月中旬発売の雑誌から実施可能としている。
【0005】
本発明は、上記のような問題点および規制に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、液体、粉体、粒状体などの商品サンプル等を充填、密封する包装袋において、前記自主基準に適合すると同時に、雑誌、カタログなど印刷物への取り付けが簡単で、一般的には250kgf程度の荷重、必要な場合には例えば、日本雑誌協会の指定する総重量3ton以上の圧力が掛かっても破袋しないという、積載圧を軽減できる包装体を安価に提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため種々研究した結果、例えば、液体などを充填、密封する包装袋において、袋の大きさ(面積)を25cm2 〜100cm2 とし、その中に、厚さが略1.5mmの間隔支持部材を、封入後の包装体の厚さが1.5mmを超えないように充填量を調整した液体状などの商品サンプルと共に充填、密封しておくことにより、その包装体が雑誌等の所望の頁に粘着剤などで再剥離可能に貼り付けられ、更に、その雑誌が集積され、多数積み上げられた際にも、袋内に封入されている間隔支持部材により積載圧が軽減されて破袋が発生せず、前記日本雑誌協会の自主基準にも適合できる知見を得て本発明の完成に至ったものである。
【0007】
即ち、本請求項1の発明は、液体、粉体、粒状体などの内容物を充填、密封する包装袋において、内容物と共に、充填、密封後の包装体の平均厚さと同等もしくはそれ以上の厚さを有し、且つ、その厚さが1.5mm以内であり、また、その形状が偏平でリング形状または山の字状の形状であって、高密度ポリエチレンまたはポリプロピレンで形成された間隔支持部材が、包装袋内に封入されていることを特徴とする包装体からなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に上記本発明の積載圧を軽減できる包装体の実施の形態について詳しく説明する。
(包装袋について)
先ず、本発明の包装体の袋の部分に使用する材料は、充填する内容物の種類に応じて適するものを選択して使用するが、通常のフレキシブルパッケージで使用される材料を同様に使用することができる。
一般的には、袋の材料として積層フィルムが用いられ、その構成は、表面層/シーラント層、又は、表面層/中間層/シーラント層のように積層したものである。この構成において、表面層および中間層は単層または二種以上の多層で構成される。また、上記各層の間には必要に応じて接着層を設けることができる。
【0009】
表面層は、印刷適性、ラミネート適性に優れ、引張り強度、引き裂き強度、衝撃強度等の総合的な機械的強度に優れると共に、耐溶剤性、耐薬品性のほか、ヒートシールの際の加熱に対する耐熱性などが必要である。
このような性能、条件を満たすフィルムとしては、例えば、2軸延伸ポリエステルフィルム、2軸延伸ナイロンフィルム、2軸延伸ポリプロピレンフィルムなどのフィルム、或いは、これらに防湿性やガスバリヤー性を付与するためにポリビニデンクロライド(PVDC)などをコーティングしたフィルムが挙げられ、これらを単独または二種以上を積層して使用することができる。このような表面層の厚さは、9μm〜50μm程度の範囲が適当である。
【0010】
中間層は、積層フィルムの機械的強度の向上、或いは、水蒸気や各種のガスバリヤー性などを向上させるために設けるものであり、目的に応じて例えばナイロン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)など各種の樹脂膜やアルミニウム箔、或いは、アルミニウムや酸化珪素、アルミナなどの薄膜を真空蒸着などにより表面に被覆した樹脂フィルムなどが用いられる。中間層の厚さは、通常7〜50μm程度が適当である。
中間層を表面層に積層する方法は、中間層が予めフィルム状で準備されている場合には、従来公知のドライラミネーション法、或いは、ポリエチレンなどの熱接着性樹脂を表面層と中間層の間にTダイから押し出して圧着し、接着させる所謂サンドイッチラミネーション法などで積層することができる。また、ペレット状の樹脂を用いて加工する場合には、表面層のフィルムに直接押し出しコートして積層するか、或いは、一旦インフレーション成形などによりフィルム化し、これをドライラミネーション法で貼り合わせて積層することもできる。
尚、表面層のフィルムに中間層を積層する際、接着性安定化のため表面層の積層面にコロナ放電処理などを施し、更に、有機チタン系、ウレタン系、イミン系、ゴム系等の公知のアンカーコートを施すこともできる。
【0011】
シーラント層は、積層フィルムの最内層に設けらるもので、積層フィルムが製袋される際に、シーラーの熱と圧により十分な強度で熱接着することが必要である。また、袋の最内層にあり、充填される内容物と直接接触することから耐内容物性も必要となる。
このようなシーラント層には、低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、エチレン−アクリル酸共重合樹脂(EAA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合樹脂(EEA)、アイオノマーなどのポリオレフィン系樹脂が使用でき、これらの中から内容物の種類に応じて適性のあるものを選択して使用することができる。
シーラント層の積層は、上記のような樹脂を、表面層、又は表面層と中間層とを積層したフィルムの内面側に押し出しコートして積層できるほか、予め上記樹脂をフィルム化しておいて、これをドライラミネーション方式で積層することもできる。この場合も接着性安定化のために積層面に、前記と同様、コロナ放電処理やアンカーコートなどの前処理を施すことができる。
尚、本発明の包装袋では、強いヒートシール強度が要求されるため、ヒートシール強度をより強くできる後者のドライラミネート方式で積層することが好ましい。このようなシーラント層の厚さは、通常15〜100μm程度の範囲が好ましい。
【0012】
本発明に用いる包装袋は、以上のように作成した積層フィルムを製袋機、または製袋・充填機(製袋と充填、シールがインライン)に掛けて、袋状に熱接着させて作成する。袋の形態としては、側面シールタイプ、二方シールタイプ、三方シールタイプ、ピロータイプ、ガセットタイプなどが可能であるが、本発明の包装体の場合、内容物を充填後、雑誌等に挟んで250kgf以上の大きな積載圧を掛けても破袋しないことが必要であり、この点からヒートシール強度が強く安定できる側面シールタイプ、二方シールタイプ、三方シールタイプ(充填後は四方がシールされた形態)の袋が好ましく、なかでも三方シールタイプの袋が特に好ましい。
【0013】
(間隔支持部材)
本発明の包装体において、積載圧を軽減するために内容物と共に包装体内に封入される間隔支持部材は、該包装体の平均厚さと同等、もしくはそれ以上の厚さを有し、且つ、該包装体に掛かる最大荷重によって変形しない程度の硬さを有し、更に、内容物と共存して互いにその性質を損なわないものであれば、材質、形状については任意に選定して使用することができる。
このような材質としては、例えば、熱可塑性および熱硬化性の合成樹脂のほか、金属やセラミックスなどの焼結体、或いは鉱物質などが挙げられ、いずれも使用できる。只、用途から判断して、安価であることも重要な要素であり、この点から加工性のよい熱可塑性や熱硬化性の合成樹脂が好ましく、特に熱可塑性樹脂は成形性もよく、価格も安価なものを選択できる点で好ましい。
具体的には、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂(ABS樹脂)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリカーボネート(PC)、そして、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などのポリエステルなどが汎用樹脂として好ましく使用でき、更に、エンジニアリングプラスチックに分類される樹脂も勿論使用できる。これらの樹脂は単独でもよいが無機質の充填剤を添加することも好ましい。
【0014】
間隔支持部材の形状については、前述したように包装体の平均厚さと同等、もしくはそれ以上の厚さを有することが基本となるが、包装体の中に内容物と共に封入され、雑誌等の印刷物の中に固定するように挟み込まれた状態で、その集積による積載圧を軽減でき、破袋を防止できる効果の得られるものであればどのような形状でもよく、例えば、図1〜図3に一部の例を示したがこれに限定するものではない。
只、包装体を雑誌に添付して用いる場合には、前記日本雑誌協会の自主基準の点から、面積が25cm2 〜100cm2 の袋に収納できる大きさで、厚さを略1.5mm以内とすることが条件となる。
このような間隔支持部材は、使用する材料に応じてそれぞれ公知の方法により製造することができる。例えば、材料が熱可塑性樹脂である場合には、射出成形によるほか、所定の厚さ(例えば1.5mm)の板を作成し、これを所望の形状に打ち抜くことによっても製造できる。
【0015】
(包装体の作成)
前記のように作成した包装袋に上記の間隔支持部材と内容物(例えばシャンプーなど)を充填し、空気を残さないように脱気して開口部をヒートシールすることにより本発明の包装体を作成することができる。
只、この時、内容物の充填量は、包装体の平均厚さが間隔支持部材の厚さと同等か、或いは、それより小さくなるように調整する必要がある。
包装体の平均厚さが間隔支持部材の厚さを超える場合、即ち、内容物の充填量が多すぎる場合は、袋自体が集積時の荷重を直接受けることになり、間隔支持部材の積載圧軽減効果を得られなくなるため好ましくない。
【0016】
(包装体の雑誌等印刷物への添付方法)
また、本発明の包装体を雑誌等に添付する方法については、特に限定はされず、包装体を雑誌等の所定の頁に接着剤を用いて直接貼り付けてもよく、また、別に用意した印刷入り台紙(単葉、二つ折り、三つ折りなど形式は自由)などに予め包装体を貼り付けておいて、これを雑誌の所定の頁に綴じ込むか、貼り付けるか、或いは、二つ折り、三つ折りの場合には輪ゴム止めなどにより添付してもよい。
尚、このようにして雑誌等に添付される包装体の内容物は、通常、宣伝、広告用の商品見本であり、雑誌の購読者などが、包装体を台紙から剥がして試用するものである。従って、包装体を雑誌の頁や台紙上に貼り付ける際に使用する接着剤は、必ずしも限定する訳ではないが、再剥離可能なものが好ましく、この点で粘着剤(両面粘着テープなども含む)の使用が好ましい。そして、剥がし易さ、および、剥がした後、紙面に粘着剤が残留した場合の対策として、包装体を貼り付ける頁や台紙の接着面、および、これと重なる頁などの対向面には、軽度の離型性を付与できる樹脂層(オーバープリント層など)を設けておくことも好ましい。
【0017】
【実施例】
以下に、図面および実施例により、本発明を詳細に説明する。只、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1の(イ)は、本発明の積載圧を軽減できる包装体の一実施例の構成を示す模式平面図であり、また、図1の(ロ)は、(イ)に示した包装体を雑誌等の頁となる台紙上に貼り合わせた状態を示す模式断面図である。
図1の(イ)に示した包装体1は、液体状などの内容物と共に、充填、密封後の包装体1の平均厚さと同等もしくはそれ以上の厚さを有するU字状の間隔支持部材4a を、積層フィルムで形成した三方シール形式の包装袋2に充填し、空気を残さないように脱気して開口部をヒートシールにより密封し、四隅がシールされた形態の構成である。
また、図1の(ロ)は、上記(イ)の包装体1が、雑誌等の頁となる台紙5の上に接着部6で粘着剤等の接着剤により固定された構成を示している。そして、包装体1において、間隔支持部材4a の存在する部分の厚さは、存在しない部分の厚さよりも大きくなるように内容物の充填量が調整されている。
【0018】
図2の(イ)は、本発明の積載圧を軽減できる包装体の別の一実施例の構成を示す模式平面図であり、図2の(ロ)は、上記(イ)に示した包装体を雑誌等の頁となる台紙上に貼り合わせた状態を示す模式断面図である。
図2の(イ)において包装体1は、前記図1の場合と同様に構成されるが、内容物と共に封入された間隔支持部材4b を、充填、密封後の包装体1の平均厚さと同等もしくはそれ以上の厚さを有する偏平なリング状の形状のものに換えて構成したものである。
そして、図2の(ロ)は、上記(イ)の包装体1が、雑誌等の頁となる台紙5の上に接着部6で接着剤により固定された構成を示すものである。この場合も内容物の充填量は、包装体1において間隔支持部材4b の存在する部分の厚さが、存在しない部分の厚さよりも大きくなるように調整されている。
【0019】
図3の(イ)は、本発明の積載圧を軽減できる包装体の更に別の一実施例の構成を示す模式平面図であり、図3の(ロ)は、上記図3の(イ)に示した包装体を雑誌等の頁となる台紙上に貼り合わせた状態を示す模式断面図である。
図3の(イ)に示した包装体1は、図1、図2の包装体と同様に、内容物と共に、間隔支持部材4c を包装袋2内に封入して構成しているが、間隔支持部材4c の形状のみを、充填、密封後の包装体の平均厚さと同等もしくはそれ以上の厚さを有すると同時に、図に示したように、山の字状の形状に換えて構成したものである。
また、図3の(ロ)は、上記(イ)の包装体1が、雑誌等の頁となる台紙5の上に接着部6で接着剤により固定された構成を示している。
【0020】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。
(実施例1)
下記の構成に作成した積層フィルムを袋の材料として、外形寸法が幅11cm、長さ14cmの長方形の三方シールタイプの袋をシール幅各8mmで加熱シールして製袋した。(袋の総面積は154cm2 )
この袋に液体シャンプー13ccを充填し、更に、厚さ1.5mmの高密度ポリエチレンシートを下記の形状に打ち抜いて作成した間隔支持部材を挿入した後、脱気し、シール幅8mmで開口部を加熱シールして密封し、実施例1の包装体を作成した。
〔この包装体の充填部分の面積は116.56cm2 、充填後の包装体の平均厚さは略1.28mm(フィルムの厚さは除く)である。〕
積層フィルムの構成
(表面層)2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)/(中間層)アルミニウム箔(厚さ7μm)/2軸延伸ナイロンフィルム(厚さ15μm)/(シーラント層)線状低密度ポリエチレン(LLDPE)(厚さ50μm)〔総厚84μm〕
尚、上記各層の積層は総てドライラミネーション法により行った。
間隔支持部材の形状
厚さ1.5mmの高密度ポリエチレンシートを外径50mmφ、内径30mmφ(幅10mm)の偏平な円形のリング形状に打ち抜いて間隔支持部材を作成した。
〔この間隔支持部材の容積は約1.88cm3 である。〕
【0021】
(実施例2)
実施例1と同じ積層フィルムを袋の材料として、外形寸法が幅8cm、長さ12cmの長方形の三方シールタイプの袋をシール幅各8mmで加熱シールして製袋した。(袋の総面積は96cm2 )
この袋に液体シャンプー8ccを充填し、更に、ポリプロピレンを射出成形して得た下記の形状の間隔支持部材を挿入した後、脱気し、シール幅8mmで開口部を加熱シールして密封し、実施例2の包装体を作成した。
〔この包装体の充填部分の面積は66.56cm2 、充填後の包装体の平均厚さは約1.38mm(フィルムの厚さは除く)である。〕
間隔支持部材の形状
図1に示したようなU字型の間隔支持部材で、寸法は底辺の長さが50mm、両側の立ち上がり部、二辺の長さが各80mm、各辺の幅が4mmで厚さが1.5mmの偏平なU字型の形状である。
〔この間隔支持部材の容積は略1.212cm3 である。〕
【0022】
(実施例3)
実施例1と同じ積層フィルムを袋の材料として、外形寸法が幅8cm、長さ12cmの長方形の三方シールタイプの袋をシール幅各8mmで加熱シールして製袋した。(袋の総面積は96cm2 )
この袋に液体シャンプー8ccを充填し、更に、ポリプロピレンを射出成形して得た下記の形状の間隔支持部材を挿入した後、脱気し、シール幅8mmで開口部を加熱シールして密封し、実施例3の包装体を作成した。
〔この包装体の充填部分の面積は66.56cm2 、充填後の包装体の平均厚さは約1.33mm(フィルムの厚さは除く)である。〕
間隔支持部材の形状
外径50mmφ、内径42mmφ(幅4mm)で、厚さ1.5mmの偏平な円形リング形状の成形物を作成し間隔支持部材とした。
〔この間隔支持部材の容積は約0.866cm3 である。〕
【0023】
(比較例1)
実施例1の包装体の構成において、間隔支持部材のみを除き、その他は総て実施例1と同様に加工して比較例1の包装体とした。
【0024】
(比較例2)
実施例2の包装体の構成において、間隔支持部材のみを除き、その他は総て実施例2と同様に加工して比較例2の包装体とした。
【0025】
(耐圧性試験および結果)
以上のように作成した実施例1〜3および比較例1、2の包装体について、これらが雑誌等の中に添付され、それが集積されて高く積み上げられた際に、各包装体がその積載圧に耐えられるかどうかを調べるため、下記の方法で耐圧性試験を実施した。
耐圧性試験の方法
実施例1〜3および比較例1、2の包装体を各10個サンプリングし、それぞれを厚さが略10mmの雑誌の中心部に挿入し、頁に両面粘着テープで固定してテスト試料とした。
以上のように準備した各試料を1個ずつ、圧縮試験機により、3000kgfの荷重を掛けた後、各試料の包装体について破袋(洩れ)の有無を調べた。
【0026】
上記の耐圧テストの結果は、実施例1〜3の包装体については、いずれも破袋(液洩れ)の発生がなく良好であった。これに対して比較例1、2の試料の包装体は、ヒートシール部の端部のフィルム切れ、或いは、シール部の部分的な剥がれなどによる破袋(液洩れ)が認められた。
これは、実施例の包装体に内容物と共に封入した間隔支持部材が、包装体に掛かる圧力を軽減する点で有効に働いたことを示すものであり、本発明の包装体は、雑誌等に添付しても破袋などの問題を生じないことを示している。
【0027】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように本発明の包装体は、液体、粉体、粒状体などの内容物を充填、密封する包装袋に、内容物と共に、充填、密封後の包装体の平均厚さと同等もしくはそれ以上の厚さを有する間隔支持部材を封入した構成である。
このような構成を採ることにより、その包装体を雑誌やカタログなどの印刷物の頁となる台紙上に、粘着剤などの再剥離可能な接着剤で貼り付けた場合、包装体は雑誌等から脱落することなく固定でき、必要な場合には、容易にこれを剥がすことができる。
また、包装体を貼り付けた雑誌等を集積し、高く積み上げた場合にも、その積載圧を間隔支持部材が受け止めるため、包装体に掛かる積載圧を軽減でき、破袋などの事故を防止することができる。
そして、間隔支持部材自体は、包装体の中に内容物と共に封入するだけでよく、取り付けのための特別な手間を必要としないので作業を簡略化できる。また、袋を不透明な材料で形成することにより、間隔支持部材が外からは見えず、違和感もなく外観においても優れている。
【0028】
また、間隔支持部材を合成樹脂で形成することにより、使用する樹脂に応じて適した成形法が採れるため、形状、寸法など自由に、精度と外観に優れた間隔支持部材を生産性よく、安価に製造でき、包装体に対して安定した積載圧の軽減が可能となり、確実に破袋を防止することができる。
そして、包装袋の寸法(面積)を25cm2 〜100cm2 とし、間隔支持部材の厚さを1.5mm迄とし、内容物の充填量を、包装体の平均厚さが1.5mm以内となるように調整することにより、日本雑誌協会が自主基準として規定する「雑誌作成上の留意事項」の広告のサンプル(現物見本)添付の項目に適合する包装体およびこれを添付した雑誌を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(イ)は、本発明の積載圧を軽減できる包装体の一実施例の構成を示す模式平面図であり、(ロ)は、上記(イ)の包装体を雑誌等の頁となる台紙上に貼り合わせた状態を示す模式断面図である。
【図2】図2の(イ)は、本発明の積載圧を軽減できる包装体の別の一実施例の構成を示す模式平面図であり、(ロ)は、上記(イ)の包装体を雑誌等の頁となる台紙上に貼り合わせた状態を示す模式断面図である。
【図3】図3の(イ)は、本発明の積載圧を軽減できる包装体の更に別の一実施例の構成を示す模式平面図であり、(ロ)は、上記(イ)の包装体を雑誌等の頁となる台紙上に貼り合わせた状態を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 包装体
2 包装袋
3 ヒートシール部
4a 、4b 、4c 間隔支持部材
5 台紙
6 接着部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a packaging body technology that can reduce the loading pressure, and more specifically, a packaging body that is filled and sealed with contents such as liquid samples, viscous bodies, powders, granules, or solids such as sample samples. The present invention relates to a packaging body technology that can reduce the load pressure applied to the packaging body and prevent bag breakage even when the magazine is attached to a printed matter such as a magazine, collected, and transported.
[0002]
[Prior art]
In general, books such as magazines are collected on a pallet after printing and bookbinding, and further stacked in multiple stages. When a product sample such as a thick sample is sandwiched in a magazine in which such an accumulation method is performed, for example, for advertising purposes, a force of about 250 kgf is applied to the product sample located at the bottom. ing.
Conventionally, in such a case, for the purpose of preventing dissipation of product samples from magazines and protecting them, for example, corrugated cardboard or interleaved paperboard is used as protective paper, and this has approximately the same shape as the outer shape of the sample. A cutout part is provided and fixed by adhering it to an advertisement page of a magazine, etc., and the sample is inserted into the cutout space part and fixed to prevent dissipation, and a load caused by stacking (hereinafter referred to as loading) The method of protecting the sample by reducing the pressure) was called.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a method, for example, when corrugated cardboard is used as the protective paper, the compressive strength is not so strong. Therefore, in order to reduce the loading pressure, it is necessary to increase the area of the corrugated cardboard as much as possible. As a result, there is a problem that the feeling of foreign matter is strengthened, and at the same time, the material cost and processing cost of the protective paper are increased, and it is not suitable for a product sample such as a relatively inexpensive sample in a small bag.
In particular, even if you want to pack a liquid product sample and attach it to a magazine, if the bag breaks, it will contaminate the surrounding magazines. Pressure reduction measures must also be designed with a sufficient safety factor, and could not be implemented easily.
[0004]
In addition, when attaching advertisement samples (actual samples) to magazines, the Japan Magazine Association has established a voluntary standard for “notes in creating magazines” in 1986, but in 1994 the standard was relaxed. The content of “Considerations for creating magazines” that has been reviewed and amended has been published by the Japan Journal Association on November 29, 1994. According to this, with regard to attaching advertisement samples (actual samples), for example, the range of samples that can be attached is cosmetics (up to cosmetics, shampoos, soaps, detergents), and powders and liquids are completely sealed and damaged. Do not. The area of attachment is a 25 cm 2 100 cm 2, the thickness is within 1.5 mm. It can be implemented from magazines released in mid-January 1995 on the condition.
[0005]
The present invention has been made in view of the above problems and regulations, and the object of the present invention is a packaging bag for filling and sealing product samples such as liquids, powders, granules, etc. At the same time as complying with voluntary standards, it can be easily mounted on printed materials such as magazines and catalogs. Generally, it is loaded with a load of about 250 kgf, and when necessary, for example, a total weight of 3 tons or more specified by the Japan Magazine Association is applied. It is to provide a package that can reduce the loading pressure at a low cost.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As a result of various studies to solve the above problems, for example, such as a filling liquid, in the packaging bag to be sealed, the size of the bag (area) and 25 cm 2 100 cm 2, therein, thickness approximately 1. By filling and sealing a 5 mm spacing support member together with a liquid sample or other product sample whose filling amount is adjusted so that the thickness of the package after sealing does not exceed 1.5 mm, the package becomes a magazine. When the magazines are accumulated and stacked, the loading pressure is reduced by the spacing support member enclosed in the bag. As a result, the present invention has been completed by obtaining knowledge that does not cause bag breakage and that can be adapted to the voluntary standards of the Japan Magazine Association.
[0007]
That is, the invention of
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the packaging body capable of reducing the loading pressure of the present invention will be described in detail.
(About packaging bags)
First, the material used for the bag portion of the packaging body of the present invention is selected and used according to the type of contents to be filled, but the material used in a normal flexible package is used in the same manner. be able to.
In general, a laminated film is used as a material of the bag, and the structure thereof is a laminated structure such as a surface layer / sealant layer or a surface layer / intermediate layer / sealant layer. In this configuration, the surface layer and the intermediate layer are composed of a single layer or two or more types of multilayers. In addition, an adhesive layer can be provided between the above layers as necessary.
[0009]
The surface layer has excellent printability and laminate suitability, as well as excellent overall mechanical strength such as tensile strength, tear strength, impact strength, etc., as well as solvent resistance and chemical resistance, as well as heat resistance during heat sealing. Sex is necessary.
As a film satisfying such performance and conditions, for example, a biaxially stretched polyester film, a biaxially stretched nylon film, a biaxially stretched polypropylene film, or the like, or for imparting moisture resistance and gas barrier properties thereto. Examples thereof include films coated with polyvinylidene chloride (PVDC) and the like, and these can be used alone or in combination of two or more. The thickness of such a surface layer is suitably in the range of about 9 μm to 50 μm.
[0010]
The intermediate layer is provided in order to improve the mechanical strength of the laminated film or to improve water vapor and various gas barrier properties. For example, nylon, ethylene-vinyl acetate copolymer saponified product ( Various resin films such as EVOH) and aluminum foil, or resin films having a surface coated with a thin film such as aluminum, silicon oxide, or alumina by vacuum deposition or the like are used. The thickness of the intermediate layer is usually about 7 to 50 μm.
When the intermediate layer is prepared in the form of a film in advance, the intermediate layer is laminated on the surface layer by using a conventionally known dry lamination method or a heat adhesive resin such as polyethylene between the surface layer and the intermediate layer. The laminate can be laminated by a so-called sandwich lamination method in which the substrate is extruded from a T-die to be bonded and bonded. In the case of processing using a pellet-shaped resin, the film of the surface layer is directly extruded and coated or laminated, or once formed into a film by inflation molding or the like, and this is laminated by a dry lamination method. You can also.
In addition, when laminating the intermediate layer on the surface layer film, the surface of the surface layer is subjected to a corona discharge treatment for stabilizing the adhesion, and further, known as an organic titanium-based, urethane-based, imine-based, rubber-based, etc. An anchor coat can also be applied.
[0011]
The sealant layer is provided in the innermost layer of the laminated film, and when the laminated film is produced, it is necessary to thermally bond with sufficient strength by the heat and pressure of the sealer. In addition, since it is in the innermost layer of the bag and directly contacts the contents to be filled, resistance to the contents is also required.
Such sealant layers include low density polyethylene (LDPE), linear low density polyethylene (LLDPE), polypropylene (PP), ethylene-vinyl acetate copolymer resin (EVA), and ethylene-acrylic acid copolymer resin (EAA). Polyolefin resins such as ethylene-ethyl acrylate copolymer resin (EEA) and ionomer can be used, and suitable ones can be selected and used according to the type of contents.
The sealant layer can be laminated by extruding and coating the resin as described above on the surface layer or the inner surface side of the film in which the surface layer and the intermediate layer are laminated. Can be laminated by dry lamination. In this case as well, pretreatment such as corona discharge treatment or anchor coating can be applied to the laminated surface in order to stabilize the adhesion.
In addition, since the packaging bag of this invention requires strong heat seal strength, it is preferable to laminate | stack by the latter dry lamination system which can make heat seal strength stronger. The thickness of such a sealant layer is usually preferably in the range of about 15 to 100 μm.
[0012]
The packaging bag used in the present invention is produced by applying the laminated film prepared as described above to a bag making machine or a bag making / filling machine (bag making and filling, sealing is in-line) and thermally bonding it into a bag shape. . As the form of the bag, a side seal type, a two-side seal type, a three-side seal type, a pillow type, a gusset type, etc. are possible, but in the case of the package of the present invention, the contents are filled and then sandwiched between magazines etc. It is necessary that the bag does not break even when a large loading pressure of 250 kgf or more is applied. From this point, the side seal type, two-side seal type, and three-side seal type (with four sides sealed after filling) that can provide strong and stable heat seal strength. Form), and three-side seal type bags are particularly preferred.
[0013]
(Spacing support member)
In the package of the present invention, the spacing support member enclosed in the package together with the contents in order to reduce the loading pressure has a thickness equal to or greater than the average thickness of the package, and the As long as it has a hardness that does not cause deformation due to the maximum load applied to the package, and it does not impair the properties of each other coexisting with the contents, the material and shape can be arbitrarily selected and used. it can.
Examples of such materials include thermoplastic and thermosetting synthetic resins, sintered bodies such as metals and ceramics, and minerals, and any of them can be used. Of course, it is also an important factor that it is inexpensive, judging from the application. From this point of view, thermoplastic and thermosetting synthetic resins with good processability are preferred, and especially thermoplastic resins have good moldability and cost. This is preferable in that an inexpensive one can be selected.
Specifically, polyethylene (PE), polypropylene (PP), polystyrene (PS), acrylonitrile-butadiene-styrene copolymer resin (ABS resin), polyvinyl chloride (PVC), polycarbonate (PC), and polyethylene terephthalate ( Polyesters such as PET) and polybutylene terephthalate (PBT) can be preferably used as general-purpose resins, and resins classified as engineering plastics can also be used. These resins may be used alone, but it is also preferable to add an inorganic filler.
[0014]
As described above, the shape of the spacing support member is basically equal to or greater than the average thickness of the package, but it is enclosed with the contents in the package, and printed matter such as magazines. Any shape may be used as long as it can reduce the loading pressure due to the accumulation and prevent bag breakage in a state of being sandwiched so as to be fixed in, for example, FIG. 1 to FIG. Some examples are shown, but the present invention is not limited to this.
Only, when used to attach the package to the magazine, the terms of voluntary standards of Japan Journal Association, in a size area can be accommodated in a bag of 25 cm 2 100 cm 2, within approximately 1.5mm thick Is a condition.
Such a spacing support member can be produced by a known method depending on the material used. For example, when the material is a thermoplastic resin, it can be manufactured not only by injection molding but also by creating a plate having a predetermined thickness (for example, 1.5 mm) and punching it into a desired shape.
[0015]
(Creation of packaging)
Filling the packaging bag prepared as described above with the above-mentioned spacing support member and contents (for example, shampoo, etc.), deaeration so as not to leave air, and heat-sealing the opening, the packaging body of the present invention is obtained. Can be created.
こ の At this time, the filling amount of the contents needs to be adjusted so that the average thickness of the package is equal to or smaller than the thickness of the spacing support member.
When the average thickness of the package exceeds the thickness of the spacing support member, that is, when the content is filled too much, the bag itself is directly subjected to the load during accumulation, and the loading pressure of the spacing support member This is not preferable because the reduction effect cannot be obtained.
[0016]
(How to attach the package to printed matter such as magazines)
The method of attaching the package of the present invention to a magazine or the like is not particularly limited, and the package may be directly attached to a predetermined page of the magazine or the like using an adhesive, or prepared separately. A package is attached in advance to a printed board (single-sheet, bi-fold, tri-fold, etc.), and this is bound to a predetermined page of a magazine or pasted, or folded in half, three In the case of folding, it may be attached with a rubber band stopper or the like.
The contents of the package attached to a magazine or the like in this way are usually sample products for advertisement and advertisement, and are used by magazine subscribers etc. by removing the package from the mount. . Accordingly, the adhesive used when the package is attached to a magazine page or mount is not necessarily limited, but is preferably detachable, and in this respect, an adhesive (including a double-sided adhesive tape, etc.) ) Is preferred. And, as a countermeasure against the ease of peeling and the adhesive remaining on the paper surface after peeling, the adhesive surface of the page on which the package is pasted, the adhesive surface of the mount, and the opposing surface such as the overlapping page are light It is also preferable to provide a resin layer (such as an overprint layer) capable of imparting the releasability.
[0017]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the drawings and examples. However, the present invention is not limited to these examples.
FIG. 1 (a) is a schematic plan view showing the configuration of an embodiment of a packaging body that can reduce the loading pressure of the present invention, and FIG. 1 (b) is the packaging body shown in (a). It is a schematic cross section which shows the state which bonded together on the base_sheet | mounting_paper which becomes pages, such as a magazine.
The
Moreover, (b) of FIG. 1 shows a configuration in which the
[0018]
FIG. 2 (a) is a schematic plan view showing the configuration of another embodiment of the packaging body capable of reducing the loading pressure of the present invention, and FIG. 2 (b) is the packaging shown in the above (a). It is a schematic cross section which shows the state which bonded the body on the base_sheet | mounting_paper which becomes pages, such as a magazine.
In FIG. 2A, the
FIG. 2B shows a configuration in which the
[0019]
FIG. 3 (a) is a schematic plan view showing the configuration of still another embodiment of the packaging body capable of reducing the loading pressure of the present invention, and FIG. 3 (b) is the above-mentioned FIG. 3 (b). It is a schematic cross section which shows the state which bonded together the package shown in the above on the base_sheet | mounting_paper which becomes pages, such as a magazine.
The
Moreover, (b) of FIG. 3 shows a configuration in which the
[0020]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to examples.
Example 1
Using the laminated film prepared in the following configuration as a bag material, a rectangular three-side seal type bag having an outer dimension of 11 cm in width and a length of 14 cm was heat-sealed with a seal width of 8 mm to make a bag. (The total area of the bag is 154cm 2 )
This bag was filled with 13 cc of liquid shampoo, and after inserting a spacing support member made by punching a 1.5 mm thick high density polyethylene sheet into the following shape, deaerated, and an opening with a seal width of 8 mm. The package of Example 1 was made by heat sealing and sealing.
[The area of the filled portion of this package is 116.56 cm 2 , and the average thickness of the package after filling is approximately 1.28 mm (excluding the thickness of the film). ]
Structure of laminated film (surface layer) biaxially stretched polyethylene terephthalate film (thickness 12 μm) / (intermediate layer) aluminum foil (thickness 7 μm) / biaxially stretched nylon film (thickness 15 μm) / (sealant layer) linear low Density polyethylene (LLDPE) (thickness 50 μm) [total thickness 84 μm]
The above layers were all laminated by a dry lamination method.
Shape of spacing support member A high-density polyethylene sheet having a thickness of 1.5 mm was punched into a flat circular ring shape having an outer diameter of 50 mmφ and an inner diameter of 30 mmφ (width 10 mm) to produce a spacing support member.
[This spacing support member has a volume of about 1.88 cm 3 . ]
[0021]
(Example 2)
Using the same laminated film as that of Example 1 as a bag material, a rectangular three-way seal type bag having an outer dimension of 8 cm in width and a length of 12 cm was heat-sealed with a seal width of 8 mm to make a bag. (The total area of the bag is 96cm 2 )
After filling the bag with 8 cc of liquid shampoo and further inserting a spacing support member having the following shape obtained by injection molding polypropylene, the container was degassed and sealed by heating and sealing the opening with a seal width of 8 mm. The package of Example 2 was created.
[The area of the filled portion of this package is 66.56 cm 2 , and the average thickness of the package after filling is about 1.38 mm (excluding the thickness of the film). ]
Shape of the spacing support member A U-shaped spacing support member as shown in FIG. 1, whose dimensions are the length of the bottom side of 50 mm, the rising parts on both sides, the length of the two sides of 80 mm, each side This is a flat U-shaped shape having a width of 4 mm and a thickness of 1.5 mm.
[The volume of the spacing support member is approximately 1.212 cm 3 . ]
[0022]
Example 3
Using the same laminated film as that of Example 1 as a bag material, a rectangular three-way seal type bag having an outer dimension of 8 cm in width and a length of 12 cm was heat-sealed with a seal width of 8 mm to make a bag. (The total area of the bag is 96cm 2 )
After filling the bag with 8 cc of liquid shampoo and further inserting a spacing support member having the following shape obtained by injection molding polypropylene, the container was degassed and sealed by heating and sealing the opening with a seal width of 8 mm. The package of Example 3 was created.
[The area of the filled portion of this package is 66.56 cm 2 , and the average thickness of the package after filling is about 1.33 mm (excluding the thickness of the film). ]
Shape of interval support member A flat circular ring-shaped molded product having an outer diameter of 50 mmφ, an inner diameter of 42 mmφ (
[The volume of this spacing support member is about 0.866 cm 3 . ]
[0023]
(Comparative Example 1)
In the configuration of the package of Example 1, all except for the spacing support member were processed in the same manner as in Example 1 to obtain a package of Comparative Example 1.
[0024]
(Comparative Example 2)
In the configuration of the package of Example 2, all except for the spacing support member were processed in the same manner as in Example 2 to obtain a package of Comparative Example 2.
[0025]
(Pressure resistance test and results)
About the packaging bodies of Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 and 2 prepared as described above, when these are attached to a magazine or the like and are accumulated and stacked high, each packaging body is loaded. In order to investigate whether or not it can withstand the pressure, a pressure resistance test was performed by the following method.
Method of pressure resistance test Ten packaging bodies of Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 and 2 were sampled, each was inserted into the center of a magazine having a thickness of about 10 mm, and both sides were adhered to the page. The test sample was fixed with tape.
After each sample prepared as described above was subjected to a load of 3000 kgf by a compression tester, the package of each sample was examined for the presence or absence of bag breakage (leakage).
[0026]
As a result of the above pressure resistance test, the packaging bodies of Examples 1 to 3 were all good without bag breakage (liquid leakage). On the other hand, the sample packaging bodies of Comparative Examples 1 and 2 were found to have broken bags (liquid leakage) due to film breakage at the end of the heat seal portion or partial peeling of the seal portion.
This indicates that the spacing support member enclosed with the contents in the packaging body of the example worked effectively in terms of reducing the pressure applied to the packaging body. It indicates that even if attached, problems such as broken bags will not occur.
[0027]
【The invention's effect】
As described above in detail, the packaging body of the present invention is equivalent to the average thickness of the package body after filling and sealing together with the contents in the packaging bag for filling and sealing the contents such as liquid, powder, and granular materials. It is the structure which enclosed the space | interval support member which has thickness more than it.
By adopting such a configuration, when the package is pasted on a mount that becomes a page of a printed matter such as a magazine or catalog with a releasable adhesive such as an adhesive, the package is dropped from the magazine. And can be easily peeled off if necessary.
In addition, even when magazines with packaging attached are stacked and stacked, the spacing support member receives the loading pressure, reducing the loading pressure on the packaging and preventing accidents such as broken bags. be able to.
The spacing support member itself only needs to be enclosed in the package together with the contents, and the work can be simplified because it does not require special labor for attachment. In addition, by forming the bag with an opaque material, the spacing support member is not visible from the outside, and the appearance is excellent without any discomfort.
[0028]
In addition, by forming the spacing support member with synthetic resin, a molding method suitable for the resin used can be adopted, so that the spacing support member with excellent accuracy and appearance can be freely produced with high productivity and low cost. Therefore, it is possible to reduce the load pressure stably on the package, and it is possible to reliably prevent bag breakage.
The size of the packaging bag (area) and 25 cm 2 100 cm 2, the thickness of the spacing support member and until 1.5mm, the filling amount of the contents, the average thickness of the package is within 1.5mm As a result of this adjustment, a package that conforms to the items attached to the sample (actual sample) advertisement of “Notes on creating magazines” prescribed as a voluntary standard by the Japan Journal Association and a magazine attached with the package are provided. Can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 (a) is a schematic plan view showing the configuration of an embodiment of a packaging body capable of reducing the loading pressure of the present invention, and FIG. It is a schematic cross section which shows the state bonded together on the base_sheet | mounting_paper which becomes pages, such as.
FIG. 2 (a) is a schematic plan view showing the configuration of another embodiment of a packaging body that can reduce the loading pressure of the present invention, and (b) is the packaging body of (a) above. It is a schematic cross section which shows the state which bonded together on the base paper used as pages, such as a magazine.
FIG. 3 (a) is a schematic plan view showing a configuration of still another embodiment of a packaging body capable of reducing the loading pressure of the present invention, and (b) is the packaging of (a) above. It is a schematic cross section which shows the state which bonded the body on the base_sheet | mounting_paper which becomes pages, such as a magazine.
[Explanation of symbols]
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