JP3744915B2 - 携帯電話機および待ち受け画像表示方法 - Google Patents

携帯電話機および待ち受け画像表示方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、携帯電話機に関し、特に、携帯電話機に待ち受け画像を表示する方法の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機が急速に普及し、今や誰もが使う国民的な電気機器となっている。そして、携帯電話機を使用しない場合には待ち受け画像を表示させることが一種のファッションとなっている。しかし、このファッションには技術的側面の寄与が極めて大きく、より魅力的な待ち受け画像表示機能を搭載できるか否かによって、携帯電話機の売上が左右されるほどである。このため、待ち受け画像表示に関する様々な技術開発が進められている。
【0003】
例えば、同じ待ち受け画像を表示し続けるとユーザが飽きてしまうので、表示させる待ち受け画像の選択を、乱数を用いて行うといった技術が開発されている(特許文献1を参照。)。また、例えば、携帯電話機を起動するたびに異なる待ち受け画像を表示させるといった技術も開発されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−308032号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、携帯電話機に記録されている画像を待ち受け画像として、何の脈絡もなく無闇に表示させたところで、最初は多少目を引くかもしれないが、ユーザにとって面白みが少ないため、すぐに印象が薄れて飽きがきてしまう、という問題がある。
【0006】
本願発明は、上記のような問題に鑑みて為されたものであって、ユーザにとってより有意義な、従って、飽きのこない待ち受け画像を表示する携帯電話機、および、飽きのこない待ち受け画像を携帯電話機に表示させる待ち受け画像表示方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願発明に係る携帯電話機は、画像データと位置情報とを関連付けて記憶する画像データ記憶手段と、自己の現在位置を特定する現在位置特定手段と、前記画像データ記憶手段にて記憶されている位置情報に係る位置と、前記現在位置特定手段にて特定した現在位置との間の関連性を評価する関連性評価手段と、前記画像データ記憶手段にて記憶されている位置情報のうち、前記関連性評価手段にて算出される関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データを特定する画像データ特定手段と前記画像データ特定手段にて、前記関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データが特定された場合に、特定された画像データのうち前記関連性が所定水準よりも高くなった時刻がもっとも新しい位置情報に関連付けられている画像データを待ち受け画像として表示する待ち受け画像表示手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
このようにすれば、携帯電話機の現在位置から所定の距離範囲内に新たに入った位置に関連付けられている待ち受け画像データを優先的に表示するので、携帯電話機のユーザは、自分から所定の距離範囲内の位置にどのような待ち受け画像データが関連付けられているかをいち早く知ることができる携帯電話機を提供することができる。
【0009】
また、本願発明に係る携帯電話機は、画像データと位置情報と時間情報とを関連付けて記憶する画像データ記憶手段と、自己の現在位置を特定する現在位置特定手段と、前記画像データ記憶手段にて記憶されている位置情報に係る位置と、前記現在位置特定手段にて特定した現在位置との間の関連性を評価する関連性評価手段と、前記画像データ記憶手段にて記憶されている位置情報のうち、前記関連性評価手段にて算出される関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データを特定する画像データ特定手段と、前記画像データ特定手段にて、前記関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データが特定された場合に、特定された画像データのうち関連付けられている時間情報がもっとも新しい時間を示す画像データを待ち受け画像として表示する待ち受け画像表示手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
このようにすれば、携帯電話機から所定の距離範囲内の位置に関連付けられている待ち受け画像データのうち、もっとも新しい待ち受け画像データを表示することができるので、携帯電話機のユーザにとってより最近の興味を反映した待ち受け画像データを表示することができる携帯電話を提供することができる
【0011】
また、本願発明に係る携帯電話機は、前記待ち受け画像表示手段が、前記画像データ特定手段にて、前記関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データが特定されなかった場合に、所定の画像データを待ち受け画像として表示することを特徴とする。
【0012】
た、本願発明に係る待ち受け画像表示方法は、画像データと位置情報とを関連付けて記憶する画像データ記憶ステップと、自己の現在位置を特定する現在位置特定ステップと、前記画像データ記憶ステップにて記憶した位置情報に係る位置と、前記現在位置特定ステップにて特定した現在位置との間の関連性を評価する関連性評価ステップと、前記画像データ記憶ステップにて記憶した位置情報のうち、前記関連性評価ステップにて算出される関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データを特定する画像データ特定ステップと前記画像データ特定ステップにて、前記関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データが特定された場合に、特定された画像データのうち前記関連性が所定水準よりも高くなった時刻がもっとも新しい位置情報に関連付けられている画像データを待ち受け画像として表示する待ち受け画像表示ステップとを含むことを特徴とする。
【0013】
このようにすれば、携帯電話機の現在位置から所定の距離範囲内に新たに入った位置に関連付けられている待ち受け画像データを優先的に表示するので、携帯電話機のユーザは、自分から所定の距離範囲内の位置にどのような待ち受け画像データが関連付けられているかをいち早く知ることができる画像表示方法を提供することができる。
【0014】
また、本願発明に係る待ち受け画面表示方法は、画像データと位置情報と時間情報とを関連付けて記憶する画像データ記憶ステップと、自己の現在位置を特定する現在位置特定ステップと、前記画像データ記憶ステップにて記憶した位置情報に係る位置と、前記現在位置特定ステップにて特定した現在位置との間の関連性を評価する関連性評価ステップと、前記画像データ記憶ステップにて記憶した位置情報のうち、前記関連性評価ステップにて算出される関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データを特定する画像データ特定ステップと、前記画像データ特定ステップにて、前記関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データが特定された場合に、特定された画像データのうち関連付けられている時間情報がもっとも新しい時間を示す画像データを待ち受け画像として表示する待ち受け画像表示ステップとを含むことを特徴とする。
【0015】
このようにすれば、携帯電話機から所定の距離範囲内の位置に関連付けられている待ち受け画像データのうち、もっとも新しい待ち受け画像データを表示することができるので、携帯電話機のユーザにとってより最近の興味を反映した待ち受け画像データを表示することができる画像表示方法を提供することができる。
【0016】
また、本願発明に係る待ち受け画像表示方法は、前記待ち受け画像表示ステップは、前記画像データ特定ステップにて、前記関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データが特定されなかった場合に、所定の画像データを待ち受け画像として表示することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明に係る携帯電話機、および、待ち受け画像表示方法の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1] 第1の実施の形態
本実施の形態に係る携帯電話機は、待ち受け画像の表示に関して、2通りの動作モードを有している。以下、これら動作モードの一方を「通常モード」と呼び、もう一方を「接近モード」と呼ぶこととする。
【0018】
動作モードが通常モードである場合、本実施の形態に係る携帯電話機は所定の待ち受け画像を表示し続ける。
また、本実施の形態に係る携帯電話機は、複数の待ち受け画像データを位置情報と関連付けて記憶しており、動作モードが接近モードである場合には、携帯電話機の現在位置を特定して、得られた現在位置にもっとも近い位置に関連付けられた待ち受け画像データが表示される。
【0019】
動作モードを通常モードとするか、接近モードとするかの選択は、携帯電話機の現在位置から所定距離内の位置に関連付けられた待ち受け画像データがあるかどうかによって判断される。すなわち、現在位置から所定距離内の位置に関連付けられた待ち受け画像データがなければ、動作モードを通常モードとし、そのような待ち受け画像データがあれば、動作モードを接近モードとして動作する。
【0020】
本実施の形態に係る携帯電話機は、この動作モードの切り替えの判断を不定期に行う。すなわち、本実施の形態に係る携帯電話機は、一旦、動作モードの切り替えの判断を行うと、次に、動作モードの切り替えの判断を行うまで待機する時間を擬似乱数により決定するのである。
[1−1] 機能構成
図1は、本願発明の第1の実施の形態に係る携帯電話機について、待ち受け画像の表示に係る主要な機能構成を示す機能ブロック図である。
【0021】
図1に示されるように、本実施の形態に係る携帯電話機1は、制御部100、操作パネル101、設定情報記憶部102、擬似乱数発生部103、タイマー104、位置情報取得部105、GPSモジュール106、待ち受け画像記憶部107、待ち受け画像検索部108、距離算出部109、待ち受け画像表示部110、および、液晶ディスプレイパネル111を備えている。
【0022】
制御部100は、待ち受け画像の表示に係る携帯電話機1の動作を統括する機能ブロックである。
本実施の形態において、制御部100は、操作パネル101を介して、ユーザからの設定を受け付ける。すなわち、操作パネル101を用いて、ユーザが、液晶ディスプレイパネル111にメニュー画面を表示させると、当該メニュー画面に待ち受け画像の表示に関するメニュー画面を表示させるためのボタンが表示される。
【0023】
ユーザが当該ボタンを選択すると、通常モードに表示させる待ち受け画像を選択させるメニュー画面を表示させるためのボタン、前記擬似乱数の平均値を設定させるメニュー画面を表示させるためのボタン、および、前記所定距離を設定させるメニュー画面を表示させるためのボタンが表示される。
ユーザが、通常モードに表示させる待ち受け画像を選択させるメニュー画面を表示させるためのボタンを選択した場合には、待ち受け画像記憶部107に記憶されている待ち受け画像データが液晶ディスプレイパネル111に表示される。
【0024】
この場合において、ユーザは、操作パネル101を用いて、待ち受け画像記憶部107に記憶されている待ち受け画像データを順に液晶ディスプレイパネル111に表示させることができる。
液晶ディスプレイパネル111に表示された待ち受け画像データのうちから、通常モードで用いる待ち受け画像データをユーザが決定した場合、操作パネル101を用いて、ユーザがその旨の指示を与えると、設定情報記憶部102は、どの待ち受け画像データが選択されたかを記憶する。
【0025】
また、前記擬似乱数の平均値を設定させるメニュー画面を表示させるためのボタンをユーザが選択した場合には、前記擬似乱数の平均値を入力するための画面が、液晶ディスプレイパネル111に表示される。
当該画面において、ユーザが、操作パネル101を用いて、前記擬似乱数の平均値を入力すると、設定情報記憶部102は入力された値を記憶する。
【0026】
なお、この場合において、ユーザに平均値とすべき数値を入力させるとしても良いし、或いは、これに代えて、候補となる数値を液晶ディスプレイパネル111に表示し、表示された数値の中から平均値とすべき数値をユーザに選択させるとしても良い。
また、前記所定の距離を設定させるメニュー画面を表示させるためのボタンをユーザが選択した場合には、前記所定の距離を入力するための画面が、液晶ディスプレイパネル111に表示される。
【0027】
当該画面において、ユーザが、操作パネル101を用いて、距離値を入力すると、設定情報記憶部102は入力された距離値を記憶する。
なお、この場合において、ユーザに距離値を入力させるとしても良いし、或いは、これに代えて、候補となる数値を幾つか液晶ディスプレイパネル111に表示して、表示された数値の中から距離値とすべき数値をユーザに選択させるとしても良い。
【0028】
上述のようにして、ユーザによって必要な設定がなされた場合には、携帯電話機1は設定に従って動作し、ユーザによって必要な設定がなされなかった場合には、携帯電話機1はデフォルト設定に従って動作する。
さて、携帯電話機1が起動されると、制御部100は、位置情報取得部105に対して、携帯電話機1の現在位置情報を取得するように指示する。
【0029】
位置情報取得部105は、制御部100から前記の指示を受け付けると、GPSモジュール106を用いて現在位置に係る緯度と経度とを取得する。
GPSモジュール106は、携帯電話機1の所在を全地球測位システム(GPS: global positioning system)を用いて計測する機能ブロックであって、携帯電話機1の緯度、経度、高度、或いは、現在時刻などの情報を取得することができる。本実施の形態においては、これらの情報のうち、緯度と経度が位置情報取得部105によって参照される。
【0030】
位置情報取得部105は、GPSモジュール106から現在位置に係る緯度と経度とを取得したら、これらを現在位置情報として制御部100に渡す。なお、本実施の形態においては、緯度と経度とは、例えば、WGS84(world geodetic system 1984)測地系によるものとする。
制御部100は、位置情報取得部105から現在位置情報を受け付けると、待ち受け画像検索部108に対して、前記現在位置情報と前記所定の距離とを渡して、液晶ディスプレイパネル111に表示すべき待ち受け画像データを検索するように指示する。
【0031】
待ち受け画像検索部108は、制御部100から前記の指示を受け付けると、待ち受け画像記憶部107に記憶されている待ち受け画像データに関連付けられている位置情報を取得する。
そして、待ち受け画像検索部108は、距離算出部109に対して、制御部100から受け付けた位置情報と、待ち受け画像記憶部107から取得した位置情報とを渡して、距離を算出するように指示する。
【0032】
距離算出部109は、待ち受け画像検索部108から受け付けた2つの位置情報から、これらの位置情報に係る地点間の距離を算出する。本実施の形態においては、距離算出部109は、2つの位置情報はいずれも緯度と経度とによって位置を表わしているところ、地球を球体とみなして、その球体を貫く2地点間の最短距離(直線距離)を求める。
【0033】
距離算出部109は、2地点間の直線距離を算出すると、これを待ち受け画像検索部108に渡す。
待ち受け画像検索部108は、待ち受け画像記憶部107に記憶されているすべての待ち受け画像データについて、それに関連付けられている位置情報を取得して、上述のように距離算出部109に距離を算出させて、得られた距離がもっとも小さい待ち受け画像データを特定する。
【0034】
そして、待ち受け画像検索部108は、距離算出部109が算出したもっとも小さい距離と、制御部100から受け付けた前記所定の距離とを比較して、いずれの距離の方が小さいかを判定する。
制御部100から受け付けた前記所定の距離の方が小さい場合には、待ち受け画像検索部108は、距離算出部109が算出したもっとも小さい距離に係る待ち受け画像データを制御部100に渡す。
【0035】
制御部100から受け付けた前記所定の距離の方が小さくない場合には、待ち受け画像検索部108は、制御部100に渡すべき待ち受け画像データがない旨を制御部100に通知する。
制御部100は、渡すべき待ち受け画像データが無い旨の通知を、待ち受け画像検索部108から受け付けると、設定情報記憶部102に対して、通常モードで表示すべき待ち受け画像データに関する設定情報を渡すように指示する。
【0036】
設定情報記憶部102は、制御部100から前記の指示を受け付けると、通常モードで表示すべき待ち受け画像データに関する設定情報を制御部100に渡す。
制御部100は、設定情報記憶部102から通常モードで表示すべき待ち受け画像データに関する設定情報を受け付けると、待ち受け画像記憶部107に対して、当該設定情報を渡して、通常モードで表示すべき待ち受け画像データを渡すように指示する。
【0037】
待ち受け画像記憶部107は、制御部100から前記の指示を受け付けると、制御部100から受け付けた前記の設定情報を参照して、待ち受け画像データを特定する。そして、待ち受け画像記憶部107は、特定した待ち受け画像データを制御部100に渡す。
制御部100は、待ち受け画像記憶部107から通常モードに係る待ち受け画像データを受け付けると、待ち受け画像表示部110に対して、当該待ち受け画像データを渡して、当該待ち受け画像データを液晶ディスプレイパネル111に表示するように指示する。
【0038】
また、制御部100は、待ち受け画像検索部108から待ち受け画像データを受け付けた場合には、待ち受け画像表示部110に対して、待ち受け画像検索部108から受け付けた待ち受け画像データ(接近モードに係る待ち受け画像データ)を渡して、当該待ち受け画像データを液晶ディスプレイパネル111に表示するように指示する。
【0039】
なお、本実施の形態においては、待ち受け画像記憶部110は、待ち受け画像データをデータ圧縮された状態で記憶している。制御部100は、待ち受け画像記憶部110、または、待ち受け画像検索部108からデータ圧縮された状態の待ち受け画像データを受け付けて、当該待ち受け画像データをデータ圧縮されたままの状態で待ち受け画像表示部110に渡す。
【0040】
待ち受け画像表示部110は、制御部100から前記の指示を受け付けると、制御部100から受け付けた待ち受け画像データを解凍する。そして、解凍した待ち受け画像データを、待ち受け画像表示部110は、液晶ディスプレイパネル111に渡して、表示するように指示する。
液晶ディスプレイパネル111は、待ち受け画像表示部110から前記の指示を受け付けると、待ち受け画像表示部110から受け付けた待ち受け画像データを表示する。
【0041】
制御部100は、液晶ディスプレイパネル111にて待ち受け画像データを表示すると、設定情報記憶部102に記憶されている前記擬似乱数の平均値を参照する。そして、制御部100は、設定情報記憶部102から取得した当該擬似乱数の平均値を擬似乱数発生部103に渡して、擬似乱数を発生させるように指示する。
【0042】
擬似乱数発生部103は、制御部100から前記の指示を受け付けると、併せて制御部100から受け付けた擬似乱数の平均値の設定値を用いて擬似乱数値を発生させる。ここで、当該擬似乱数は一様分布に従うとしても良いし、正規分布に従うとしても良い。
また、他の確率分布に従うとしても良い。擬似乱数値を発生させるに当たって、確率分布に応じて、平均値以外の数値が必要な場合には、当該数値も、制御部100によって、設定情報記憶部102から読み出され、擬似乱数発生部103に渡されるとすれば良い。
【0043】
擬似乱数発生部103は、擬似乱数値を発生させると、発生させた擬似乱数値を制御部100に渡す。
制御部100は、擬似乱数発生部103から擬似乱数値を受け付けると、受け付けた擬似乱数値をタイマー値としてタイマー104に渡し、当該タイマー値に相当する時間が経過したら通知するように指示する。
【0044】
タイマー104は、制御部100から受け付けたタイマー値に従って、時間の経過の計測を開始する。そして、タイマー104は、制御部100から受け付けたタイマー値に相当する時間が経過したことを検知すると、その旨を制御部100に通知する。
制御部100は、タイマー104からタイマー値に相当する時間が経過した旨の通知を受け付けると、上述したように、位置情報主頭部105に携帯電話機1の現在位置情報を取得させ、待ち受け画像検索部108に携帯電話機1の現在値から所定の距離範囲内の位置に関連付けられている待ち受け画像を検索させ、その検索結果に応じて、待ち受け画像表示部110に待ち受け画像を表示させる処理を実行する。
【0045】
[1−2] データ構造
次に、前記待ち受け画像記憶部107が待ち受け画像と位置情報とを関連付けて記憶するためのデータ構造について説明する。
本実施の形態においては、待ち受け画像記憶部107は、待ち受け画像データを管理するためにリンク構造を採用している。図2は、待ち受け画像記憶部107が待ち受け画像データを管理するため用いているデータ構造を表わす図である。
【0046】
図2に示されるように、待ち受け画像記憶部107は、待ち受け画像データを管理するために、図2(a)に示されているデータ構造と、図2(b)に示されているデータ構造との2種類のデータ構造を用いている。
図2(a)に示されているデータ構造は、最初に参照されるべき待ち受け画像データの先頭アドレスを記憶するための先頭ポインタ・テーブル20のデータ構造である。
【0047】
待ち受け画像記憶部107に記憶されている待ち受け画像データを参照する場合、先ず、当該先頭ポインタ・テーブル20が参照される。そして、当該先頭ポインタ・テーブル20に格納されているアドレスを先頭とする記憶領域に格納されている待ち受け画像データが参照される。
図2(b)に示されているデータ構造は、個々の待ち受け画像データを格納するための待ち受け画像データ格納領域21のデータ構造である。図2(b)に示されているように、待ち受け画像データ格納領域21は、ネクスト・ポインタ・フィールド210と、待ち受け画像データ・フィールド211との2つのフィールドからなっている。
【0048】
ネクスト・ポインタ・フィールド210には、次に参照されるべき待ち受け画像データ格納領域21の先頭アドレスが格納されている。
例えば、上述のように、待ち受け画像検索部108が待ち受け画像データを参照する際には、当該ネクスト・ポインタ・フィールド210に格納されている先頭アドレスを参照することによって、先頭ポインタ・テーブル20に格納されている先頭アドレスに示される待ち受け画像データから順に待ち受け画像データが参照される。
【0049】
待ち受け画像データ・フィールド211には、Exif(Exchangeable Image File Format)形式で待ち受け画像データが記憶される。Exif形式によれば、待ち受け画像データにGPS属性情報(GPS attribute information)を付加して記憶することができる。図3は、Exif形式にて付加することができるGPS属性情報を示す図である。
【0050】
図3に示されるように、Exif形式に従えば、GPS属性情報として、緯度(latitude)、経度(longitude)、および、高度(altitude)を付加することができる。また、Exif形式は、 HYPERLINK "http://e-words.jp/w/RGB.html" RGB無圧縮方式や HYPERLINK "http://e-words.jp/w/JPEG.html" JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式など複数の画像形式を HYPERLINK "http://e-words.jp/w/E382B5E3839DE383BCE38388.html" サポートしているので、Exif形式に従えば、上記実施の形態のように待ち受け画像データをデータ圧縮して記憶することができる。
【0051】
Exif形式については、例えば、(社)電子情報技術産業協会(JEITA: Japan Electronic and Information Technology Industries Association)が発行した規格文書(JEITA CP-3451: Exchangeable image file format for digital still cameras: Exif version 2.2)を参照されたい。
[1−3] 携帯電話機1が実行する処理の流れ
上記においては、携帯電話機1が実行する処理について、待ち受け画像の表示に必要な設定をユーザから受け付ける際の処理と、待ち受け画像の表示を行う際の処理とを説明したが、ここでは、特に、待ち受け画像の表示を行う際の処理の流れについて説明する。
【0052】
図4は、携帯電話機1が待ち受け画像の表示を行う際に実行する処理の流れを示すフローチャートである。図4に示されるように、携帯電話機1は、先ず、タイマー処理を実行する(ステップS100)。すなわち、前記タイマー104にタイマー値を設定して、設定したタイマー値に相当する時間が経過するのを待つ。
【0053】
そして、携帯電話機1は、設定したタイマー値に相当する時間が経過したことを前記タイマー104にて検出すると、前記GPSモジュール106を用いて現在位置情報を取得する(ステップS101)。
携帯電話機1は、前記GPSモジュール106にて現在位置情報を取得すると、現在位置から所定の距離範囲内にある位置に関連付けられている待ち受け画像データが前記待ち受け画像記憶部107にて記憶されているかを、前記待ち受け画像検索部108にて検索する(ステップS102)。
【0054】
携帯電話機1の現在位置から所定の距離範囲内の位置に関連付けられている待ち受け画像データが、前記待ち受け画像記憶部107にて記憶されていることが、前記待ち受け画像検索部108にて確認された場合には(ステップS103:YES)、携帯電話機1の現在位置から所定の距離範囲内の位置に関連付けられている待ち受け画像データのうち、携帯電話機1の現在位置にもっとも近い位置に関連付けられている待ち受け画像データを前記液晶ディスプレイパネル111に表示する(ステップS105)。
【0055】
携帯電話機1の現在位置から所定の距離範囲内の位置に関連付けられている待ち受け画像データが、前記待ち受け画像記憶部107にて記憶されていないことが、前記待ち受け画像検索部108にて確認された場合には(ステップS103:NO)、前記設定情報記憶部102にて記憶されている通常モードにて液晶ディスプレイパネル111に表示されるべき待ち受け画像の設定を参照する(ステップS104)。
【0056】
そして、携帯電話機1は、前記設定情報記憶部102の記憶されている設定に従って、待ち受け画像データを前記待ち受け画像記憶部107から読み出す。そして、携帯電話機1は、前記待ち受け画像記憶部107から読み出した待ち受け画像データを、前記待ち受け画像表示部110にて前記液晶ディスプレイパネル111に表示させる(ステップS105)。
【0057】
(1)タイマー処理(S100)
次に、携帯電話機1が実行するタイマー処理(S100)について、更に詳しく説明する。図5は、携帯電話機1が実行するタイマー処理(S100)の流れを示すフローチャートである。図5に示されるように、携帯電話機1は、先ず、制御部100にて、設定情報記憶部102が記憶している設定情報を参照して、擬似乱数の平均値を取得する(ステップ200)。
【0058】
そして、設定情報記憶部102から取得した擬似乱数の平均値に地に基づいて、制御部100は、擬似乱数発生部103に擬似乱数を発生させる(ステップS201)。制御部100は、擬似乱数発生部103から取得した擬似乱数をタイマー値として、タイマー104に設定する(ステップS202)。
タイマー104は、制御部100が設定した前記のタイマー値に相当する時間が経過したかどうかを確認する。そして、前記タイマー値に相当する時間が経過していなければ(ステップS203:NO)、その確認を継続する。タイマー104が前記タイマー値に相当する時間が経過したと判定した場合には(ステップS203:YES)、タイマー処理サブルーチンを抜けて、メイン・ルーチンに復帰する。
【0059】
(2) 待ち受け画像を検索する処理(S102)
次に、携帯電話機1が実行する待ち受け画像を検索する処理について、更に、詳しく説明する。図6は、携帯電話機1が実行する待ち受け画像を検索する処理の流れを表わすフローチャートである。
図6に示されるように、携帯電話機1は、GPSモジュール106を用いて、位置情報取得部105にて取得した位置情報を、待ち受け画像検索部108にて受け付ける(ステップS300)。次に、待ち受け画像検索部108は、現在位置と待ち受け画像データに関連付けられた位置との間の距離の最小値を格納する変数(以下、「最小距離変数」という。)を初期化する(ステップS301)。
【0060】
この初期化をするに当たって、最小距離変数が表わす距離は、例えば、地球の外周の半分の長さである20,000kmとすれば良い。
待ち受け画像検索部108は、前記先頭ポインタ・テーブル200に格納されているアドレス値を参照して(ステップS302)、当該アドレス値にて示される記憶領域に格納されている待ち受け画像データを取得する(ステップS303)。そして、待ち受け画像検索部108は、前述したように待ち受け画像データの付加情報を参照して、当該待ち受け画像データに関連付けられた位置情報を取得する(ステップS304)。
【0061】
待ち受け画像検索部108は、待ち受け画像データに関連付けられた位置情報を取得すると、当該位置情報が表わしている位置と、携帯電話機1の現在位置との間の距離を計算する(ステップS305)。この距離の計算方法については、後に詳述する。
待ち受け画像検索部108は、前記の距離を計算すると、前記最小距離変数の値とその初期値とが等しいか否かを確認する。そして、当該確認の結果、最小距離変数の値とその初期値とが等しくないと判定した場合には(ステップS306:NO)、前述のように算出した距離と最小距離変数の値とを比較して、前記距離が最小距離変数の値よりも小さいか否か確認する。
【0062】
そして、待ち受け画像検索部108は、当該確認の結果、前記算出した距離の方が最小距離変数の値よりも小さいと判定した場合には(ステップS307:YES)、前記算出した距離を新たな最小距離として最小距離変数に代入する(ステップS308)。
また、前記最小距離変数の値とその初期値とが等しいと判定された場合にも(ステップS306:YES)、前記算出した距離を新たな最小距離として最小距離変数に代入する(ステップS308)。
【0063】
そして、待ち受け画像検索部108は、前記算出した距離を新たな最小距離として最小距離変数に代入した後、当該算出した距離に係る待ち受け画像データを格納している記憶領域の先頭アドレスを記録する(ステップS309)。
待ち受け画像検索部108は、前記算出した距離の方が最小距離変数の値よりも小さくないと判定した場合(ステップS307:NO)、或いは、ステップS309の処理を完了した後、現在参照している待ち受け画像データを格納している記憶領域のネクスト・ポインタ・フィールド210を参照して、次に参照すべき待ち受け画像データが格納されている記憶領域の先頭アドレス値を取得する(ステップS310)。
【0064】
そして、待ち受け画像検索部108は、現在参照している待ち受け画像データが、ネクスト・ポインタによって数珠繋ぎにリンクされた一連の待ち受け画像データのうちの末尾データに相当するか否かを、前記取得したアドレス値を参照することによって確認する。
当該確認の結果、現在参照している待ち受け画像データが末尾データではなく、次に続く待ち受け画像データが存在すると判定された場合には(ステップS311:NO)、前記取得したアドレス値に示される記憶領域を参照して、待ち受け画像データを取得する(ステップS303)。そして、上述したような処理を繰り返す。
【0065】
前記確認の結果、現在参照している待ち受け画像データが末尾データであると判定された場合には(ステップS311:NO)、待ち受け画像検索部108は、携帯電話機1の現在位置から所定距離内のいずれかの位置に関連付けられた待ち受け画像データがあるか否かを確認する。
待ち受け画像検索部108は、この確認を、携帯電話機1の現在位置と、待ち受け画像データに関連付けられた位置との間の距離の最小値が、設定情報記憶部102に記憶されている所定距離よりも小さいか否かを確認することによって行う。
【0066】
当該確認の結果、携帯電話機1の現在位置と、待ち受け画像データに関連付けられた位置との間の距離の最小値が、設定情報記憶部102に記憶されている所定距離よりも小さいと判定された場合には(ステップS312:YES)、当該待ち受け画像データを液晶ディスプレイパネル111に表示すべき待ち受け画像データとする(ステップS313)。
【0067】
前記確認の結果、携帯電話機1の現在位置と、待ち受け画像データに関連付けられた位置との間の距離の最小値が、設定情報記憶部102に記憶されている所定距離よりも小さくないと判定された場合には(ステップS312:NO)、液晶ディスプレイパネル111に表示すべき待ち受け画像データは無いと判断する(ステップS314)。
【0068】
ステップS313、若しくは、ステップS314の処理を完了した後、携帯電話機1は、待ち受け画像を検索するサブルーチンを抜けて、メイン・ルーチンに復帰する。
(3) 2地点間の距離の算出(ステップS305)
次に、携帯電話機1の現在位置と、待ち受け画像データに関連付けられた位置との間の距離を距離算出部109が算出する際に用いる計算方法について説明する。携帯電話機1の現在位置と、待ち受け画像データに関連付けられた位置とのいずれの位置も緯度と経度を用いて特定されている。
【0069】
距離算出部109は、2組の緯度と経度から、これらの地点間の距離を計算する。図7は、距離算出部109が2地点間の距離を算出するために実行する処理の流れを表わすフローチャートである。
図7に示されるように、距離算出部109は、先ず、待ち受け画像検索部108から、携帯電話機1の現在位置情報と、待ち受け画像データに関連付けられた位置情報とを受け付ける(ステップS400)。
【0070】
続いて、距離算出部109は、各地点における地球の半径を求める(ステップS401)。本実施の形態においては、計算の精度を向上させるため、各地点の緯度を用いて赤道半径を補正することにより各地点の地球の半径を求める。計算式は以下の通りである。
【0071】
【数1】
Figure 0003744915
ここでEは地球の離心率である。また、緯度はラジアン単位に変換された値を用いる。
距離算出部109は、各地点における地球の半径を算出すると、次に、地球の中心を原点とする直交座標における各地点の座標値を算出する(ステップS402)。ここで、当該直交座標系は赤道面をXY平面として、経度0度をX軸、東経90度をY軸とし、地軸をZ軸とするようなXYZ座標系である。各座標値を算出する式は以下の通りである。
【0072】
【数2】
Figure 0003744915
【0073】
【数3】
Figure 0003744915
【0074】
【数4】
Figure 0003744915
距離算出部109は、上述のようにして算出した各地点の座標値を用いて、これら地点間のユークリッド距離を計算する(ステップS403)。現在位置に係る座標値を(X1、Y1、Z1)、待ち受け画像に関連付けられている座標値を(X2、Y2、Z2)とすると、これら地点間のユークリッド距離を計算する式は以下の通りである。
【0075】
【数5】
Figure 0003744915
なお、上述のようにして算出した2地点間のユークリッド距離を用いて2地点間の地表面距離、すなわち、地球の表面に沿った最短距離を求めることもできる。しかしながら、現在位置と待ち受け画像との関連の深さを評価するという目的に鑑みれば、2地点間のユークリッド距離を求めるだけで当該目的を達成のに十分である。
【0076】
このような理由から、本実施の形態においては地表面距離までは算出せず、距離算出部109に係る処理負荷の軽減を採ることとした。
距離算出部109は、上述のようにして、2地点間のユークリッド距離を算出したら、当該ユークリッド距離を待ち受け画像検索部103に出力して処理を終了する(ステップS404)。
【0077】
(4) 待ち受け画像を表示する処理(ステップS105)
図4に示されているフローチャートにおける、待ち受け画像表示部110が待ち受け画像を表示する処理(ステップS104)について、更に、詳細に説明する。図8は、携帯電話機1が待ち受け画像表示部110にて待ち受け画像を液晶ディスプレパネル111に表示する際に実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【0078】
図8に示されるように、待ち受け画像表示部106は、待ち受け画像検索部103から待ち受け画像データを受け付けると(ステップS500)、受け付けが待ち受け画像データがデータ圧縮されているので、これを解凍する(ステップS501)。なお、この圧縮データの解凍には、公知の圧縮データ解凍アルゴリズムを用いれば良い。
【0079】
待ち受け画像表示部106は、上述のようにして待ち受け画像データを解凍した後、これを液晶ディスプレイパネル107に表示させて(ステップS502)、処理を終了する。
以上のようにすれば、ユーザにとってより有意義な、従って、飽きのこない待ち受け画像を表示する携帯電話機、および、飽きのこない待ち受け画像を携帯電話機に表示させる待ち受け画像表示方法を提供することができる。
【0080】
[1−4] 第1の実施の形態に係る変形例
以上、第1の実施の形態に基づいて本願発明を説明してきたが、本実施の形態について、以下のような変形例を実施することができる。
(1) 上記実施の形態においては、距離算出部104において、指定された2地点間の直線距離を求めるとしたが、本願発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、直線距離に代えて地表面距離を計算するとしても良い。
【0081】
距離算出部104は、上述の直線距離から次のようにして地表面距離を求めることができる。すなわち、先ず、次式を用いて、2地点間の直線距離から半射程角を求める。
【0082】
【数6】
Figure 0003744915
上式を用いて得られた半射程角を次式に代入すれば、2地点間の地表面距離を求めることができる。
【0083】
【数7】
Figure 0003744915
なお、赤道半径の値としては、例えば、6,378,136m、地球の離心率の値としては、例えば、0.0167を用いれば良い。更に、精度の高い値を用いれば、2地点間の距離を更に精度よく求めることができる。
【0084】
このようにすれば、待ち受け画像に関連付けられている位置が特に遠方であるような場合には、ユークリッド距離と地表面離との差が大きくなるので、例えば、当該位置を目的地として移動しているような場合、その行程距離をより正確に知ることができる。
(1) 上記実施の形態においては、距離算出部109にて2地点間の距離を算出するに当たって、緯度と経度のみに基づいて算出するとしたが、これに代えて、次のようにするとしても良い。
【0085】
すなわち、距離算出部109にて2地点間の距離を算出するに当たって、緯度と経度の他に、地点毎の高度(標高)を考慮するとしても良い。この場合において、位置情報取得部105は、GPSモジュール106により、緯度と経度とに加えて、高度も取得する。また、待ち受け画像記憶部107は、各待ち受け画像データに関連付けて記憶する位置情報として、緯度と経度とに加えて、高度も記憶する。
【0086】
距離算出部104は、2地点間の距離を算出するにあたって、前述した数2、数3、数4に代えて、次の式を用いる。
【0087】
【数8】
Figure 0003744915
【0088】
【数9】
Figure 0003744915
【0089】
【数10】
Figure 0003744915
このようにすれば、相異なる待ち受け画像に対して同一の緯度と経度とが関連付けられているような場合であっても、高度によって、これらの待ち受け画像を区別して表示することができる。これは、例えば、1棟のビルの内部の異なるフロアに関連付けられている待ち受け画像があるような場合に有効である。具体的には、百貨店において、フロア毎にフロア・マップを待ち受け画像として表示させるような場合が挙げられる。
【0090】
(3) 上記第1の実施の形態においては、待ち受け画像の表示を、擬似乱数を用いて、不定期に更新するとしたが、これに代えて、定期的に待ち受け画像の表示を更新するとしても良い。
すなわち、設定情報記憶部102にて、ユーザが設定した値、若しくは、デフォルト値を記憶しておく。そして、この設定値を、制御部100が設定情報記憶部102から読み出し、これをタイマー値としてタイマー104に設定するとしても良い。このようにしても、上記第1の実施の形態におけるのと同様の効果を得ることができる。
【0091】
[2] 第2の実施の形態
次に、本願発明の第2の実施の形態に係る携帯電話機について説明する。本実施の形態に係る携帯電話機は、上記第1の実施の形態に係る携帯電話機と概ね同様の構成を備えているが、当該構成に加えて、更に、前述した所定の距離範囲内にある複数の位置にそれぞれ待ち受け画像データが関連付けられている場合に、各待ち受け画像データに関連付けられている時間情報を参照して、待ち受け画像表示すべき待ち受け画像データを決定する点において相違している。
【0092】
本実施の形態に係る携帯電話機は、前記第1の実施の形態におけるのと同様に、待ち受け画像の表示に関して、通常モードと接近モードとの2通りの動作モードを有している。
本実施の形態に係る携帯電話機は、動作モードが通常モードである場合、前記第1の実施の形態におけるのと同様に、所定の待ち受け画像を表示する。
【0093】
また、本実施の形態に係る携帯電話機は、各待ち受け画像データに関連付けて、位置情報に加えて、時間情報を記憶している。そして、動作モードが接近モードである場合には、携帯電話機の現在位置から所定の距離範囲内にある位置に関連付けられている待ち受け画像データであって、当該待ち受け画像データに関連付けられている時間情報がもっとも新しいものが表示される。
【0094】
動作モードを通常モードとするか、接近モードとするか否かは、前記第1の実施の形態におけるのと同様に、携帯電話機の現在位置から所定距離内の位置に関連付けられた待ち受け画像データがあるかどうかによって判断される。また、本実施の形態に係る携帯電話機は、前記第1の実施の形態におけるのと同様に、動作モードの切り替えの判断を不定期に行う。
【0095】
[2−1] 機能構成
図9は、本願発明の第2の実施の形態に係る携帯電話機について、待ち受け画像の表示に係る主要な機能構成を示す機能ブロック図である。
図9に示されるように、本実施の形態に係る携帯電話機3は、制御部300、操作パネル301、設定情報記憶部302、擬似乱数発生部303、タイマー304、位置情報取得部305、GPSモジュール306、候補画像記憶部307、待ち受け画像記憶部308、待ち受け画像検索部309、距離算出部310、時刻比較部311、待ち受け画像表示部312、および、液晶ディスプレイパネル313を備えている。
【0096】
制御部300は、待ち受け画像の表示に係る携帯電話機3の動作を統括する機能ブロックである。
本実施の形態においても、前記第1の実施の形態におけるのと同様に、制御部300は、操作パネル301を介して、ユーザからの設定を受け付ける。この場合において、携帯電話機3は、(a)通常モードに表示させる待ち受け画像の選択、(b)擬似乱数の平均値の設定、(c)所定距離の設定、の3つの設定をユーザから受け付けて、受け付けた設定情報を設定情報記憶部302にて記憶する。
【0097】
前記第1の実施の形態におけるのと同様に、ユーザによって必要な設定がなされた場合には、携帯電話機3は、設定に従って動作する。また、ユーザによって必要な設定がなされなかった場合には、携帯電話機3は、デフォルト設定に従って動作する。
さて、携帯電話機3がユーザに起動されると、制御部300にて、位置情報取得部305に対して、携帯電話機3の現在位置に係る位置情報を取得するように指示する。
【0098】
位置情報取得部305は、制御部300から前記の指示を受け付けると、GPSモジュール306を用いて現在位置に係る緯度と経度とを取得する。位置情報取得部305は、GPSモジュール306から現在位置に係る緯度と経度とを取得したら、これらを現在位置情報として制御部300に渡す。
制御部300は、位置情報取得部305から現在位置情報を受け付けると、待ち受け画像検索部309に対して、前記現在位置情報と前記所定の距離とを渡して、液晶ディスプレイパネル313に表示すべき待ち受け画像データを検索するように指示する。
【0099】
待ち受け画像検索部309は、制御部300から前記の指示を受け付けると、待ち受け画像記憶部308に記憶されている待ち受け画像データに関連付けられている位置情報を取得する。
そして、待ち受け画像検索部309は、距離算出部309に対して、制御部300から受け付けた位置情報と、待ち受け画像記憶部308から取得した位置情報とを渡して、距離を算出するように指示する。
【0100】
距離算出部309は、待ち受け画像検索部309から受け付けた2つの位置情報から、これらの位置情報に係る地点間の距離を算出する。本実施の形態においては、距離算出部309は、地球を球体とみなして、その球体の表面に沿った2地点間の最短距離(地表面距離)を求める。距離算出部309は、2地点間の地表面距離を算出すると、これを待ち受け画像検索部309に渡す。
【0101】
待ち受け画像検索部309は、距離算出部309から2地点間の地表面距離値を受け付けると、制御部300から受け付けた所定の距離よりも当該地表面距離の方が小さいか否かを確認する。
当該確認の結果、制御部300から受け付けた所定の距離よりも当該地表面距離の方が小さいと判断された場合には、待ち受け画像検索部309は、当該待ち受け画像データに関連付けられている時間情報を取得する。
【0102】
そして、待ち受け画像検索部309は、時刻比較部311にて、取得した時間情報が、携帯電話機3の現在位置から所定の距離範囲内にある位置に関連付けられていると判断された待ち受け画像データに係る時間情報のうち、もっともと最近の時間を表わしているものであるか否かを確認する。
当該確認の結果、取得した時間情報が、携帯電話機3の現在位置から所定の距離範囲内にある位置に関連付けられていると判断された待ち受け画像データに係る時間情報のうち、もっともと最近の時間を表わしていると判断された場合には、待ち受け画像検索部309は、現在参照している待ち受け画像データの先頭アドレスを候補画像記憶部307に記憶させる。
【0103】
待ち受け画像検索部309は、待ち受け画像記憶部308に記憶されているすべての待ち受け画像データについて、それに関連付けられている位置情報と時間情報とを取得して、上述のような処理を実行した後、候補画像記憶部307を参照して、何らかの待ち受け画像データの先頭アドレスが記憶されているか否か確認する。
【0104】
そして、当該確認の結果、候補画像記憶部307に待ち受け画像データの先頭アドレスがまったく記憶されていないと判断された場合には、制御部300に渡すべき待ち受け画像データがない旨を、待ち受け画像検索部309は制御部300に通知する。
また、前記確認の結果、候補画像記憶部307に待ち受け画像データの先頭アドレスが記憶されていると判断された場合には、待ち受け画像検索部309は、当該待ち受け画像データを制御部300に渡す。
【0105】
制御部300は、渡すべき待ち受け画像データが無い旨の通知を、待ち受け画像検索部309から受け付けると、設定情報記憶部302に対して、通常モードで表示すべき待ち受け画像データに関する設定情報を渡すように指示する。
設定情報記憶部302は、制御部300から前記の指示を受け付けると、通常モードで表示すべき待ち受け画像データに関する設定情報を制御部300に渡す。
【0106】
制御部300は、設定情報記憶部302から通常モードで表示すべき待ち受け画像データに関する設定情報を受け付けると、待ち受け画像記憶部308に対して、当該設定情報を渡して、通常モードで表示すべき待ち受け画像データを渡すように指示する。
待ち受け画像記憶部308は、制御部300から前記の指示を受け付けると、制御部300から受け付けた前記の設定情報を参照して、待ち受け画像データを特定する。そして、待ち受け画像記憶部308は、特定した待ち受け画像データを制御部300に渡す。
【0107】
制御部300は、待ち受け画像記憶部308から通常モードに係る待ち受け画像データを受け付けると、待ち受け画像表示部312に対して、当該待ち受け画像データを渡して、当該待ち受け画像データを液晶ディスプレイパネル313に表示するように指示する。
また、制御部300は、待ち受け画像検索部309から待ち受け画像データを受け付けた場合には、待ち受け画像表示部312に対して、待ち受け画像検索部309から受け付けた待ち受け画像データ(接近モードに係る待ち受け画像データ)を渡して、当該待ち受け画像データを液晶ディスプレイパネル313に表示するように指示する。
【0108】
なお、本実施の形態においては、待ち受け画像記憶部310は、待ち受け画像データをデータ圧縮された状態で記憶している。制御部300は、待ち受け画像記憶部310、または、待ち受け画像検索部309からデータ圧縮された状態の待ち受け画像データを受け付けて、当該待ち受け画像データをデータ圧縮されたままの状態で待ち受け画像表示部312に渡す。
【0109】
待ち受け画像表示部312は、制御部300から前記の指示を受け付けると、制御部300から受け付けた待ち受け画像データを解凍する。そして、解凍した待ち受け画像データを、待ち受け画像表示部312は、液晶ディスプレイパネル313に渡して、表示するように指示する。
液晶ディスプレイパネル313は、待ち受け画像表示部312から前記の指示を受け付けると、待ち受け画像表示部312から受け付けた待ち受け画像データを表示する。
【0110】
制御部300は、液晶ディスプレイパネル313にて待ち受け画像データを表示すると、設定情報記憶部302に記憶されている前記擬似乱数の平均値を参照する。そして、制御部300は、設定情報記憶部302から取得した当該擬似乱数の平均値を擬似乱数発生部303に渡して、擬似乱数を発生させるように指示する。
【0111】
擬似乱数発生部303は、制御部300から前記の指示を受け付けると、併せて制御部300から受け付けた擬似乱数の平均値の設定値を用いて擬似乱数値を発生させる。ここで、当該擬似乱数は一様分布に従うとしても良いし、正規分布に従うとしても良い。
また、他の確率分布に従うとしても良い。擬似乱数値を発生させるに当たって、確率分布に応じて、平均値以外の数値が必要な場合には、当該数値も、制御部300によって、設定情報記憶部302から読み出され、擬似乱数発生部303に渡されるとすれば良い。
【0112】
擬似乱数発生部303は、擬似乱数値を発生させると、発生させた擬似乱数値を制御部300に渡す。
制御部300は、擬似乱数発生部303から擬似乱数値を受け付けると、受け付けた擬似乱数値をタイマー値としてタイマー304に渡し、当該タイマー値に相当する時間が経過したら通知するように指示する。
【0113】
タイマー304は、制御部300から受け付けたタイマー値に従って、時間の経過の計測を開始する。そして、タイマー304は、制御部300から受け付けたタイマー値に相当する時間が経過したことを検知すると、その旨を制御部300に通知する。
制御部300は、タイマー304からタイマー値に相当する時間が経過した旨の通知を受け付けると、上述したように、位置情報主頭部305に携帯電話機3の現在位置情報を取得させ、待ち受け画像検索部309に携帯電話機3の現在値から所定の距離範囲内の位置に関連付けられている待ち受け画像を検索させ、その検索結果に応じて、待ち受け画像表示部312に待ち受け画像を表示させる処理を実行する。
【0114】
[2−2] データ構造
次に、前記待ち受け画像記憶部308が待ち受け画像データ、位置情報、および、時間情報を関連付けて記憶するためのデータ構造について説明する。
本実施の形態においても、第1の実施の形態におけるのと同様に、待ち受け画像記憶部308は、待ち受け画像データを管理するためにリンク構造を採用している。すなわち、前述の図2に示されるようなデータ構造を採用している。
【0115】
ただし、前記第1の実施の形態においては、Exif形式に規定されているGPS属性情報のうち、緯度と経度とを使用するとしたが、本実施の形態においては、これらに加えて、時間情報(GPS date)も使用する。
なお、年月日よりも詳しく時分秒までも時間情報として記録したい場合には、Exif形式にて規定された他のフィールドに記録するとしても良いし、Exif形式のデータとは別に時間情報を記録するとしても良い。
【0116】
[2−3] 携帯電話機3が実行する処理の流れ
次に、携帯電話機3が待ち受け画像の表示に際して実行する処理の流れについて説明する。
図10は、携帯電話機3が待ち受け画像の表示を行う際に実行する処理の流れを示すフローチャートである。図10に示されるように、携帯電話機3は、先ず、タイマー処理を実行する(ステップS600)。
【0117】
すなわち、設定情報記憶部302に記憶されている擬似乱数の平均値を用いて、擬似乱数発生部303に擬似乱数値を生成させた後、当該擬似乱数値をタイマー値としてタイマー304に設定し、当該タイマー値に相当する時間が経過するのを待つ、という処理を実行する。
そして、携帯電話機3は、設定したタイマー値に相当する時間が経過したことを前記タイマー304にて検出すると、前記GPSモジュール306を用いて現在位置情報を取得する(ステップS601)。
【0118】
携帯電話機3は、前記GPSモジュール306にて現在位置情報を取得すると、現在位置から所定の距離範囲内にある位置に関連付けられている待ち受け画像データが前記待ち受け画像記憶部308にて記憶されているかを確認し、そのような待ち受け画像データがある場合には、そのうちのもっとも最近の時間を表わす時間情報を関連付けられている待ち受け画像データを前記待ち受け画像検索部309にて検索する(ステップS602)。
【0119】
携帯電話機3は、該当する待ち受け画像データが、前記待ち受け画像記憶部308にて記憶されていると、前記待ち受け画像検索部309にて確認された場合には(ステップS603:YES)、当該待ち受け画像データを前記液晶ディスプレイパネル313に表示する(ステップS605)。
携帯電話機3は、該当する待ち受け画像データが、前記待ち受け画像記憶部308にて記憶されていないと確認された場合には(ステップS604:NO)、前記設定情報記憶部302にて記憶されている通常モードにて表示されるべき待ち受け画像データの設定(先頭アドレス)を参照する(ステップS604)。
【0120】
そして、携帯電話機3は、前記設定情報記憶部302の記憶されている設定に従って、待ち受け画像データを前記待ち受け画像記憶部308から読み出して、当該待ち受け画像データを、前記待ち受け画像表示部312にて前記液晶ディスプレイパネル313に表示する(ステップS605)。
(1) 待ち受け画像を検索する処理(S602)
次に、携帯電話機3が実行する待ち受け画像を検索する処理について、更に、詳しく説明する。図11は、携帯電話機3が実行する待ち受け画像を検索する処理の流れを表わすフローチャートである。
【0121】
図11に示されるように、携帯電話機3は、位置情報取得部305にて、GPSモジュール306を用いて取得した位置情報を、待ち受け画像検索部309にて受け付ける(ステップS700)。
次に、待ち受け画像検索部309は、現在位置から所定の距離範囲内にある位置に関連付けられている待ち受け画像データに関連付けられた時間のうち、もっとも最近の時間を格納する変数(以下、「最新値変数」という。)を初期化する(ステップS701)。
【0122】
この初期化をするに当たって、最新値変数が表わす時間は、例えば、西暦1900年1月1日とすれば良い。
待ち受け画像検索部309は、前記先頭ポインタ・テーブル200に格納されているアドレス値を参照する(ステップS702)。そして、当該アドレス値にて示される記憶領域に格納されている待ち受け画像データの付加情報を参照して、当該待ち受け画像データに関連付けられた位置情報を取得する(ステップS703)。
【0123】
待ち受け画像検索部309は、待ち受け画像データに関連付けられた位置情報を取得すると、当該位置情報が表わしている位置と、携帯電話機3の現在位置との間の地表面距離を計算する(ステップS704)。
待ち受け画像検索部309は、算出した地表面距離が所定の距離よりも小さいか否かを確認する。そして、当該確認の結果、前記地表面距離が所定の距離よりも小さいと判定した場合には(ステップS705:YES)、再度、当該アドレス値にて示される記憶領域に格納されている待ち受け画像データの付加情報を参照して、当該待ち受け画像データに関連付けられた時間情報を取得する(ステップS706)。
【0124】
次に、待ち受け画像検索部309は、時刻比較部311にて、取得した時間情報が前記最新値変数に係る時間よりも新しい時間を表わしているか否かを確認する。そして、当該確認の結果、当該時間情報が前記最新値変数に係る時間よりも新しい時間を表わしていると判定した場合には(ステップS707:YES)、当該時間情報が表わしている時間を新たな最新時間として最新値変数に格納する(ステップS708)。
【0125】
そして、待ち受け画像検索部309は、当該時間情報に係る待ち受け画像データの記憶領域の先頭アドレスを記録する(ステップS709)。
待ち受け画像検索部309は、ステップS709の処理の後、前記確認の結果、前記地表面距離が所定の距離よりも小さくないと判定した場合(ステップS705:NO)、または、前記確認の結果、前記時間情報が前記最新値変数に係る時間よりも新しい時間を表わしていないと判定した場合には(ステップS707:NO)、当該待ち受け画像データの記憶領域のネクスト・ポインタ・フィールドを参照して、次に参照すべき待ち受け画像データの記憶領域の先頭アドレスを取得する(ステップS710)。
【0126】
そして、当該先頭アドレスが、現在参照している待ち受け画像データが末尾データであることを表わすものでない場合には(ステップS711:NO)、待ち受け画像検索部309は、取得した先頭アドレスに示される待ち受け画像データの記憶領域に記憶されている位置情報を取得して(ステップS703)、上述のような処理を繰り返す。
【0127】
前記先頭アドレスが、現在参照している待ち受け画像データが末尾データであることを表わすものである場合には(ステップS711:YES)、待ち受け画像検索部309は、処理結果を制御部300に通知して、待ち受け画像を検索する処理を終了し、メイン・ルーチンに復帰する。
このようにすれば、携帯電話機3から所定の距離範囲内の位置に関連付けられている待ち受け画像データのうち、もっとも新しい待ち受け画像データを表示することができるので、携帯電話機3のユーザにとってより有意義な待ち受け画像データを表示することができ、したがって、飽きのこない待ち受け画像表示を実現することができる。
【0128】
[3] 第3の実施の形態
次に、本願発明の第2の実施の形態に係る携帯電話機について説明する。本実施の形態に係る携帯電話機は、上記第1の実施の形態に係る携帯電話機と概ね同様の構成を備えているが、当該構成に加えて、更に、前述した所定の距離範囲内にある複数の位置にそれぞれ待ち受け画像データが関連付けられている場合に、一番最後に当該所定の距離範囲内に入った待ち受け画像データを、待ち受け画像表示すべき待ち受け画像データとする点において相違している。
【0129】
本実施の形態に係る携帯電話機は、前記第1の実施の形態におけるのと同様に、待ち受け画像の表示に関して、通常モードと接近モードとの2通りの動作モードを有しており、動作モードが通常モードである場合には、前記第1の実施の形態におけるのと同様に、所定の待ち受け画像を表示する。
また、本実施の形態に係る携帯電話機は、待ち受け画像表示すべき待ち受け画像データを決定する際に、携帯電話機の現在位置から所定の距離範囲内にある位置に関連付けられている待ち受け画像データを記憶する。
【0130】
そして、次に、待ち受け画像表示を更新する際に、記憶されている待ち受け画像データ以外の待ち受け画像データが当該所定の距離範囲内にある位置に関連付けられている場合には、その待ち受け画像データを待ち受け画像表示する。
また、次に、待ち受け画像表示を更新する際に、記憶されている待ち受け画像データ以外の待ち受け画像データが当該所定の距離範囲内にある位置に関連付けられていない場合には、前回待ち受け画像表示した待ち受け画像データを再び待ち受け画像表示する。
【0131】
動作モードを通常モードとするか、接近モードとするか否かは、前記第1の実施の形態におけるのと同様に、携帯電話機の現在位置から所定距離内の位置に関連付けられた待ち受け画像データがあるかどうかによって判断される。また、本実施の形態に係る携帯電話機は、前記第1の実施の形態におけるのと同様に、動作モードの切り替えの判断を不定期に行う。
【0132】
[3−1] 機能構成
図12は、本願発明の第3の実施の形態に係る携帯電話機について、待ち受け画像の表示に係る主要な機能構成を示す機能ブロック図である。
図12に示されるように、本実施の形態に係る携帯電話機4は、制御部400、操作パネル401、設定情報記憶部402、擬似乱数発生部403、タイマー404、位置情報取得部405、GPSモジュール406、範囲内画像記憶部407、待ち受け画像記憶部408、待ち受け画像検索部409、距離算出部410、待ち受け画像表示部411、および、液晶ディスプレイパネル412を備えている。
【0133】
制御部400は、待ち受け画像の表示に係る携帯電話機4の動作を統括する機能ブロックである。
本実施の形態においても、前記第1の実施の形態におけるのと同様に、制御部400は、操作パネル401を介して、ユーザからの設定を受け付ける。この場合において、携帯電話機4は、(a)通常モードに表示させる待ち受け画像の選択、(b)擬似乱数の平均値の設定、(c)所定距離の設定、の3つの設定をユーザから受け付けて、受け付けた設定情報を設定情報記憶部402にて記憶する。
【0134】
前記第1の実施の形態におけるのと同様に、ユーザによって必要な設定がなされた場合には、携帯電話機4は、設定に従って動作する。また、ユーザによって必要な設定がなされなかった場合には、携帯電話機4は、デフォルト設定に従って動作する。
さて、携帯電話機4がユーザに起動されると、制御部400にて、位置情報取得部405に対して、携帯電話機4の現在位置に係る位置情報を取得するように指示する。
【0135】
位置情報取得部405は、制御部400から前記の指示を受け付けると、GPSモジュール406を用いて現在位置に係る緯度と経度とを取得する。位置情報取得部405は、GPSモジュール406から現在位置に係る緯度と経度とを取得したら、これらを現在位置情報として制御部400に渡す。
制御部400は、位置情報取得部405から現在位置情報を受け付けると、待ち受け画像検索部409に対して、前記現在位置情報と前記所定の距離とを渡して、液晶ディスプレイパネル412に表示すべき待ち受け画像データを検索するように指示する。
【0136】
待ち受け画像検索部409は、制御部400から前記の指示を受け付けると、待ち受け画像記憶部408に記憶されている待ち受け画像データに関連付けられている位置情報を取得する。
そして、待ち受け画像検索部409は、距離算出部409に対して、制御部400から受け付けた位置情報と、待ち受け画像記憶部408から取得した位置情報とを渡して、距離を算出するように指示する。
【0137】
距離算出部409は、待ち受け画像検索部409から受け付けた2つの位置情報から、これらの位置情報に係る地点間の地表面距離を算出すると、これを待ち受け画像検索部409に渡す。
待ち受け画像検索部409は、距離算出部409から2地点間の地表面距離値を受け付けると、制御部400から受け付けた所定の距離よりも当該地表面距離の方が小さいか否かを確認する。
【0138】
当該確認の結果、制御部400から受け付けた所定の距離よりも当該地表面距離の方が小さいと判断された場合には、待ち受け画像検索部409は、当該待ち受け画像データを記憶する記憶領域の先頭アドレスが範囲内画像記憶部407にて記憶されているか否かを確認する。
当該確認の結果、当該待ち受け画像データを記憶する記憶領域の先頭アドレスが範囲内画像記憶部407にて記憶されていると判断された場合には、当該待ち受け画像データは、新たに所定の距離範囲内に入ったものではなく、したがって、新たな待ち受け画像表示の対象とはならないと判断される。また、当該先頭アドレスは、次に待ち受け画像表示を更新する際にも参照される。
【0139】
逆に、当該待ち受け画像データを記憶する記憶領域の先頭アドレスが範囲内画像記憶部407にて記憶されていないと判断された場合には、当該待ち受け画像データは、新たに所定の距離範囲内に入ったものであるので、新たな待ち受け画像表示の対象とはなると判断される。
また、当該先頭アドレスは、次に待ち受け画像表示を更新する際に参照する必要があるので、範囲内画像記憶部407に記憶される。
【0140】
待ち受け画像検索部409は、待ち受け画像記憶部408に記憶されているすべての待ち受け画像データについて、それに関連付けられている位置情報を取得して、上述のような処理を実行した後、範囲内画像記憶部307を参照して、携帯電話機4の現在位置から所定の距離範囲内の位置に関連付けられていない待ち受け画像データの先頭アドレスが記憶されているか否か確認する。
【0141】
そして、当該確認の結果、携帯電話機4の現在位置から所定の距離範囲内の位置に関連付けられていない待ち受け画像データの先頭アドレスが記憶されていると判断された場合には、そのような先頭アドレスの記憶を範囲内画像記憶部307から抹消する。
待ち受け画像検索部409は、携帯電話機4の現在位置から所定の距離範囲内に新たに入った待ち受け画像データを検出した場合には、その待ち受け画像データを記憶する記憶領域の先頭アドレスを制御部400に通知する。
【0142】
また、待ち受け画像検索部409は、携帯電話機4の現在位置から所定の距離範囲内に新たに入った待ち受け画像データを検出しなかった場合であって、かつ、前回待ち受け画像表示した待ち受け画像データを記憶する記憶領域の先頭アドレスが範囲内画像記憶部307に記憶されている場合には、当該先頭アドレスを制御部400に通知する。
【0143】
また、待ち受け画像検索部409は、携帯電話機4の現在位置から所定の距離範囲内に新たに入った待ち受け画像データを検出しなかった場合であって、かつ、前回待ち受け画像表示した待ち受け画像データを記憶する記憶領域の先頭アドレスが範囲内画像記憶部307から抹消されている場合には、通常モードとすべき旨を制御部400に通知する。
【0144】
制御部400は、通常モードとすべき旨の通知を、待ち受け画像検索部409から受け付けると、設定情報記憶部402に対して、通常モードで表示すべき待ち受け画像データに関する設定情報を渡すように指示する。
設定情報記憶部402は、制御部400から前記の指示を受け付けると、通常モードで表示すべき待ち受け画像データに関する設定情報を制御部400に渡す。
【0145】
制御部400は、設定情報記憶部402から通常モードで表示すべき待ち受け画像データに関する設定情報を受け付けると、待ち受け画像記憶部408に対して、当該設定情報を渡して、通常モードで表示すべき待ち受け画像データを渡すように指示する。
待ち受け画像記憶部408は、制御部400から前記の指示を受け付けると、制御部400から受け付けた前記の設定情報を参照して、待ち受け画像データを特定する。そして、待ち受け画像記憶部408は、特定した待ち受け画像データを制御部400に渡す。
【0146】
制御部400は、待ち受け画像記憶部408から通常モードに係る待ち受け画像データを受け付けると、待ち受け画像表示部411に対して、当該待ち受け画像データを渡して、当該待ち受け画像データを液晶ディスプレイパネル412に表示するように指示する。
また、制御部400は、待ち受け画像検索部409から待ち受け画像データの先頭アドレスを受け付けた場合には、待ち受け画像表示部411に対して、待ち受け画像検索部409から受け付けた待ち受け画像データ(接近モードに係る待ち受け画像データ)の先頭アドレスを渡して、当該待ち受け画像データを液晶ディスプレイパネル412に表示するように指示する。
【0147】
なお、本実施の形態においては、待ち受け画像記憶部410は、待ち受け画像データをデータ圧縮された状態で記憶している。
待ち受け画像表示部411は、制御部400から前記の指示を受け付けると、制御部400から受け付けた指示に係る待ち受け画像データを解凍する。そして、解凍した待ち受け画像データを、待ち受け画像表示部411は、液晶ディスプレイパネル412に渡して、表示するように指示する。
【0148】
液晶ディスプレイパネル412は、待ち受け画像表示部411から前記の指示を受け付けると、待ち受け画像表示部411から受け付けた待ち受け画像データを表示する。
制御部400は、液晶ディスプレイパネル412にて待ち受け画像データを表示すると、設定情報記憶部402に記憶されている前記擬似乱数の平均値を参照する。そして、制御部400は、設定情報記憶部402から取得した当該擬似乱数の平均値を擬似乱数発生部403に渡して、擬似乱数を発生させるように指示する。
【0149】
擬似乱数発生部403は、制御部400から前記の指示を受け付けると、併せて制御部400から受け付けた擬似乱数の平均値の設定値を用いて擬似乱数値を発生させると、発生させた擬似乱数値を制御部400に渡す。
制御部400は、擬似乱数発生部403から擬似乱数値を受け付けると、受け付けた擬似乱数値をタイマー値としてタイマー404に渡し、当該タイマー値に相当する時間が経過したら通知するように指示する。
【0150】
タイマー404は、制御部400から受け付けたタイマー値に従って、時間の経過の計測を開始する。そして、タイマー404は、制御部400から受け付けたタイマー値に相当する時間が経過したことを検知すると、その旨を制御部400に通知する。
制御部400は、タイマー404からタイマー値に相当する時間が経過した旨の通知を受け付けると、上述したように、位置情報主頭部305に携帯電話機4の現在位置情報を取得させ、待ち受け画像検索部409に携帯電話機4の現在値から所定の距離範囲内の位置に関連付けられている待ち受け画像を検索させ、その検索結果に応じて、待ち受け画像表示部411に待ち受け画像を表示させる処理を実行する。
【0151】
[2−2] データ構造
前記待ち受け画像記憶部408が待ち受け画像データと位置情報とを関連付けて記憶するためのデータ構造は、前記第1の実施の形態におけるのと同様である。すなわち、前述の図2に示されるようなデータ構造を採用している。
[2−3] 携帯電話機4が実行する処理の流れ
次に、携帯電話機4が待ち受け画像の表示に際して実行する処理の流れについて説明する。
【0152】
図13は、携帯電話機4が待ち受け画像の表示を行う際に実行する処理の流れを示すフローチャートである。図13に示されるように、携帯電話機4は、先ず、タイマー処理を実行する(ステップS800)。
すなわち、設定情報記憶部402に記憶されている擬似乱数の平均値を用いて、擬似乱数発生部403に擬似乱数値を生成させた後、当該擬似乱数値をタイマー値としてタイマー404に設定して、当該タイマー値に相当する時間が経過するのを待つ。
【0153】
そして、携帯電話機4は、設定したタイマー値に相当する時間が経過したことを前記タイマー404にて検出すると、前記GPSモジュール406を用いて現在位置情報を取得する(ステップS801)。
携帯電話機4は、前記GPSモジュール406にて現在位置情報を取得すると、現在位置から所定の距離範囲内にある位置に関連付けられている待ち受け画像データが前記待ち受け画像記憶部408にて記憶されているかを検索する。
【0154】
そして、そのような待ち受け画像データがある場合には、その待ち受け画像データに関連付けられている位置が、携帯電話機4の現在位置から所定の距離範囲内に新たに入ってきたものがあるか検索する。(ステップS802)。
上記の検索の結果、待ち受け画像検索部409が、該当する待ち受け画像を発見しなかった場合には(ステップS803:NO)、携帯電話機4は、前記設定情報記憶部402にて記憶されている通常モードにて表示されるべき待ち受け画像データの設定(先頭アドレス)を参照する(ステップS804)。
【0155】
そして、携帯電話機4は、前記設定情報記憶部402の記憶されている設定に従って、待ち受け画像データを前記待ち受け画像記憶部408から読み出して、当該待ち受け画像データを、前記待ち受け画像表示部411にて前記液晶ディスプレイパネル412に表示する(ステップS805)。
また、上記の検索の結果、待ち受け画像検索部409が、該当する待ち受け画像を発見しなかった場合には(ステップS803:YES)、携帯電話機4は、当該待ち受け画像データを前記液晶ディスプレイパネル412に表示する(ステップS805)。
(1) 待ち受け画像を検索する処理(S802)
次に、携帯電話機4が実行する待ち受け画像を検索する処理について、更に、詳しく説明する。図14は、携帯電話機4が実行する待ち受け画像を検索する処理の流れを表わすフローチャートである。
【0156】
図14に示されるように、携帯電話機4は、位置情報取得部405にて、GPSモジュール406を用いて取得した自己の現在位置情報を、待ち受け画像検索部409にて受け付ける(ステップS900)。
待ち受け画像検索部409は、前記先頭ポインタ・テーブル200に格納されているアドレス値を参照する(ステップS901)。
【0157】
そして、当該アドレス値にて示される記憶領域に格納されている待ち受け画像データの付加情報を参照して、当該待ち受け画像データに関連付けられた位置情報を取得する(ステップS902)。
待ち受け画像検索部409は、待ち受け画像データに関連付けられた位置情報を取得すると、当該位置情報が表わしている位置と、携帯電話機4の現在位置との間の地表面距離を計算する(ステップS903)。
【0158】
そして、待ち受け画像検索部409は、算出した地表面距離が所定の距離よりも小さいか否かを確認する。
当該確認の結果、前記地表面距離が所定の距離よりも小さいと判断した場合には(ステップS904:YES)、待ち受け画像検索部409は、範囲内画像記憶部407を参照して、当該待ち受け画像データを記憶する記憶領域の先頭アドレスが、範囲内画像記憶部407に記憶されているか否かを確認する。
【0159】
当該確認の結果、当該待ち受け画像データを記憶する記憶領域の先頭アドレスが、範囲内画像記憶部407に記憶されていないと判断した場合には(ステップS905:YES)、当該待ち受け画像データを待ち受け画像表示すべき待ち受け画像データとする。
そして、当該待ち受け画像データを記憶する記憶領域の先頭アドレスを、範囲内画像記憶部407にて記憶する(ステップS906)。
【0160】
待ち受け画像検索部409は、前記確認の結果、前記地表面距離が所定の距離よりも小さくないと判断した場合(ステップS904:NO)、当該待ち受け画像データを記憶する記憶領域の先頭アドレスが、範囲内画像記憶部407に記憶されていると判断した場合(ステップS905:NO)、或いは、ステップS906の処理の後、当該待ち受け画像データを記憶する記憶領域のネクスト・ポインタ・フィールドを参照して、次に参照すべき待ち受け画像データ記憶領域の先頭アドレスを取得する(ステップS907)。
【0161】
待ち受け画像検索部409は、取得した先頭アドレスを参照して、当該先頭アドレスが当該待ち受け画像データが末尾データであることを表わすものでない場合には(ステップS908:NO)、当該先頭アドレスに示される記憶領域から位置情報を取得する(ステップS902)。そして、待ち受け画像検索部409は、上述のような処理を繰り返す。
【0162】
待ち受け画像検索部409は、前記先頭アドレスが当該待ち受け画像データが末尾データであることを表わすものである場合には(ステップS908:Yes)、
待ち受け画像データに関連付けられている位置情報が、携帯電話機4の現在位置から所定の距離範囲内には無いと判断された待ち受け画像データを記憶する記憶領域の先頭アドレスを範囲内画像記憶部407から抹消する(ステップS909)。
【0163】
携帯電話機4は、以上のようにして待ち受け画像データを検索する処理を完了した後、メイン・ルーチンに復帰する。
このようにすれば、携帯電話機4の現在位置から所定の距離範囲内に新たに入った位置に関連付けられている待ち受け画像データを優先的に表示するので、携帯電話機4のユーザは、自分から所定の距離範囲内の位置にどのような待ち受け画像データが関連付けられているかをいち早く知ることができる。したがって、ユーザにとってより有意義な、従って、飽きのこない待ち受け画像を表示することができる。
【0164】
[2−4] 第3の実施の形態に係る変形例
以上、第3の実施の形態に基づいて本願発明を説明してきたが、本実施の形態について、以下のような変形例を実施することができる。
(1) 上記実施の形態においては、携帯電話機4の現在位置から所定の距離範囲内に新たに入った待ち受け画像データを検出した場合には当該待ち受け画像データを待ち受け画像表示し、そのような待ち受け画像データを検出しなかった場合であって、かつ、前回待ち受け画像表示した待ち受け画像データに関連付けられた位置が携帯電話機4の現在位置から所定の距離範囲内にある場合には前回と同じ待ち受け画像データを待ち受け画像表示し、更に、携帯電話機4の現在位置から所定の距離範囲内に新たに入った待ち受け画像データを検出しなかった場合であって、かつ、前回待ち受け画像表示した待ち受け画像データに関連付けられた位置が携帯電話機4の現在位置から所定の距離範囲内にない場合には通常モードで待ち受け画像表示するように設定された待ち受け画像を表示するとしたが、これに代えて、次のようにするとしても良い。
【0165】
すなわち、携帯電話機4は、待ち受け画像検索部409にて、待ち受け画像データに関連付けられた位置が、携帯電話機4の現在位置から所定の距離範囲内に新たに入ってきたのを検出すると、例えば、範囲内画像記憶部407にて、当該待ち受け画像データを記憶する記憶領域の先頭アドレスに関連付けて現在時刻を記憶する。
【0166】
そして、携帯電話機4は、自己の現在位置から所定の距離範囲内にある位置に関連付けられた待ち受け画像データが複数ある場合には、範囲内画像記憶部407に記憶されている待ち受け画像データに関連付けて記憶されている時刻がもっとも新しい待ち受け画像データを待ち受け画像表示する。
[4] 変形例
以上、本願発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本願発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
【0167】
(1) 上記実施の形態においては、GPSシステムを用いて携帯電話機の現在位置を特定するとしたが、これに代えて、GPSシステム以外の方法を用いて携帯電話機の現在位置を特定するとしても良い。
例えば、複数の無線基地局から発信される電波を同時に受信し、各無線基地局から送信される電波の伝搬時間差を測定することによって、各無線基地局と携帯端末間との間の距離を算出する。そして、算出した距離から三角測量の原理を用いて携帯電話機の位置を特定するとしても良い。
【0168】
GPSシステムにおいては、建造物の多い環境や屋内では衛星からの電波を受信することができないので、測定誤差が大きくなったり、位置情報を取得できなくなったりするといった問題があるが、無線基地局からの電波を用いて位置情報を取得する場合には、無線基地局が設置されていさえすれば、かかる問題を生じない。
【0169】
また、上に代えて、無線基地局と携帯電話機との間でやり取りされる電波の強さ等を測定し、得られた測定値から無線基地局と携帯電話機との間の距離を類推して位置情報を測定するとしても良い。
この場合において、無線基地局や携帯電話機の周囲の地形や建造物などに起因する反射波を考慮して電波の強さ等の測定を行えば、無線基地局や携帯電話機の周囲に建造物などの障害物が多い場合でも、反射波による誤差を抑えることができる。
【0170】
上述のようにすれば、携帯電話機のより正確な位置情報を取得することができるので、誤った位置情報を取得した結果、携帯電話機の現在位置とまったく関係のない待ち受け画像が表示されるといった不都合を回避することができる。従って、ユーザにとってより有意義な待ち受け画像を携帯電話機に表示させることができる。
【0171】
(2) 上記実施の形態においては、本願発明をもっぱら携帯電話機に適用する場合について説明したが、本願発明の適用範囲がこれに限定されないのは言うまでも無く、PDA(personal data assistance)やPC(personal computer)に適用するとしても良い。
この場合、前記の待ち受け画像は、例えば、所謂壁紙としてPDAやPCのスクリーンに表示されるとしも良いし、或いは、所謂スクリーンセイバーとして表示されるとしても良い。ただし、本願発明の性質上、前記PCは移動可能であることが必要である。なぜなら、移動可能でなければ、位置情報に基づいて待ち受け画像を変更する機会が無くなるからである。
【0172】
また、上記実施の形態においては、待ち受け画像データをもっぱら液晶ディスプレイパネルに待ち受け画像表示する場合について説明したが、本願発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、液晶ディスプレイパネル以外の表示装置を使って待ち受け画像データを待ち受け画像表示するとしても良く、そのような場合においても、上記実施の形態におけるのと同様に、本願発明の効果を得ることができる。
【0173】
(3) 上記実施の形態においては、もっぱら携帯電話機を例にとって、本願発明を説明したが、本願発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、本願発明を待ち受け画像の表示方法であるとしても、上記と同様の効果を奏することができる。
(4) 上記実施の形態においては、待ち受け画像表示すべき待ち受け画像データを待ち受け画像記憶部にて記憶するとした。この待ち受け画像記憶部が待ち受け画像データを記憶するための具体的な構成には、以下のような態様が考えられる。
【0174】
すなわち、待ち受け画像記憶部は、携帯電話機の内部記憶装置(例えば、不揮発性メモリなど。)に待ち受け画像データを記憶するとしても良い。また、待ち受け画像記憶部は、携帯電話機に接続された外部記憶装置に待ち受け画像データを記憶するとしても良い。
また、携帯電話機の内部記憶装置と外部記憶装置の間で待ち受け画像データの遣り取りをするとしても良い。このようにすれば、携帯電話機のユーザどうしで待ち受け画像データを交換することができるので、待ち受け画像表示の楽しみが更に倍加する。
【0175】
また、待ち受け画像データは、インターネットなどのような通信ネットワークに接続された携帯電話機において、当該通信ネットワークを介して、待ち受け画像データ・サーバや他の携帯電話機などを含む他の機器から待ち受け画像データを取得し、取得した待ち受け画像データを内部記憶装置や外部記憶装置に記憶するとしても良い。
【0176】
(5) 上記実施の形態においては、待ち受け画像データの取得方法については、特に、説明をしなかったが、本願発明に係る携帯電話機は、例えば、次のような構成と方法とによって、待ち受け画像データを取得するとしても良い。
すなわち、本願発明に係る携帯電話機はデジタル・カメラ・モジュールを備え、当該デジタル・カメラ・モジュールを用いて風景等を撮影することにより、待ち受け画像データを取得するとしても良い。
【0177】
この場合において、待ち受け画像データの取得時に、併せて、GPSモジュールを用いて、緯度や経度、高度といった位置情報を取得して、当該待ち受け画像データと関連付けて記憶する。更に、GPSモジュール、若しくは、携帯電話機が内蔵するタイマーを用いて、取得時の年月日や時分秒を表わす時間情報を併せて取得して、同じく、当該待ち受け画像データと関連付けて記憶するとしても良い。
【0178】
(6) 上記実施の形態においては、待ち受け画像表示としてもっぱら画像データを表示する場合について説明したが、画像データに加えて、更に、次のような表示も行うとしても良い。
すなわち、本願発明に係る携帯電話機は、前記距離算出部にて算出した、携帯電話機の現在位置から、待ち受け画像表示する待ち受け画像データに関連付けられている位置までの距離を、待ち受け画像データと併せて待ち受け画像表示するとしても良い。
【0179】
また、本願発明に係る携帯電話機は、当該携帯電話機の現在位置から待ち受け画像表示すべき待ち受け画像データに関連付けられている位置へ向かう方向を算出することによって、当該方向を待ち受け画像データと併せて待ち受け画像表示するとしても良い。この場合において、例えば、当該方向が北北西である場合には文字列「NNW」を表示し、或いは、当該方向が東南東である場合には文字列「ESE」を表示するとすれば良い。
【0180】
更に、本願発明に係る携帯電話機は、方位センサーを備えているとしても良く、当該方位センサーを用いて当該携帯電話機の姿勢を検出するとともに、当該携帯電話機の現在位置から待ち受け画像表示すべき待ち受け画像データに関連付けられている位置へ向かう方向を算出することによって、当該携帯電話機の向きに応じた方向表示を、待ち受け画像データと併せて、待ち受け画像表示するとしても良い。
【0181】
この場合において、例えば、表示すべき方向に応じた矢印などのアイコンを表示することによって方向表示をするとしても良い。また、例えば、当該携帯電話機について12時の方向を示す場合には文字列「12:00」を表示し、或いは、当該携帯電話機について3時30分の方向を示す場合には文字列「03:30」を表示するとしても良い。
【0182】
また、待ち受け画像表示をするに当たって、待ち受け画像データと併せて、上述したような距離表示と方向表示との両方を併せて実行するとしても良い。このようにすれば、携帯電話機のユーザが、待ち受け画像データに関連付けられている位置へ向かおうとしている場合に、どちらの方向へどのくらいの距離を進めば良いか一目瞭然となるので非常に便利である。
【0183】
また、上に述べたように、前記距離表示や方向表示を行うにあたっては、携帯電話機のユーザが指定した待ち受け画像データを待ち受け画像表示するとしても良い。
このようにすれば、当該ユーザが道に迷って、当該待ち受け画像データに関連付けられている位置から遠ざかり、別の待ち受け画像データに関連付けられている位置に接近してしまったような場合であっても、ユーザが指定した待ち受け画像データが待ち受け画像表示され続けると同時に、、ユーザが指定した待ち受け画像データに関連付けられている位置を指し示す前記距離表示や方向表示がされ続ける。
【0184】
従って、ユーザが目的とする位置とは異なる位置に関連付けられた待ち受け画像データが待ち受け画像表示されることによって、前記距離表示や方向表示が当該ユーザが目的とする位置とは異なる位置を指し示すようになった結果、当該ユーザが目的地へ向かうための情報を見ることができなくなってしまうといった不都合を解消することができる。
【0185】
(7) 上記実施の形態においては、待ち受け画像記憶部において、待ち受け画像データを記憶するにあたって、Exif形式を採用するとしたが、本願発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、Exif形式とは異なるデータ・フォーマットを採用して、待ち受け画像データを記憶するとしても、上記と同様の効果を得ることができる。
【0186】
(8) 上記実施の形態においては、待ち受け画像記憶部において、データ圧縮された待ち受け画像データを記憶し、待ち受け画像表示部において、データ圧縮された待ち受け画像データを解凍して、待ち受け画像表示するとしたが、本願発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて、次のようにするとしても良い。
【0187】
すなわち、待ち受け画像記憶部は、待ち受け画像データをデータ圧縮していない状態で記憶するとしても良い。このようにすれば、待ち受け画像表示部において、待ち受け画像データを待ち受け画像表示する際に、待ち受け画像データを解凍する必要が無くなる。したがって、待ち受け画像表示部における処理負荷が軽減されるとともに、待ち受け画像表示をするための処理時間を短縮することができる。
【0188】
なお、待ち受け画像記憶部は、待ち受け画像データを記憶するために必要となるメモリ消費量を削減するために、待ち受け画像表示される可能性が高い待ち受け画像データをデータ圧縮しない状態で記憶し、他の待ち受け画像データはデータ圧縮した状態で記憶するとしても良い。
待ち受け画像表示される可能性が高いか否かは、例えば、当該携帯電話機のユーザに設定されることとしても良い。また、例えば、待ち受け画像データ毎に待ち受け画像表示された回数や時間を記録しておき、当該回数が多い待ち受け画像データや、当該時間が長い待ち受け画像データは、待ち受け画像表示される可能性が高いと判断するとしても良い。
【0189】
このようにすれば、待ち受け画像表示部において、データ圧縮された待ち受け画像データを解凍する頻度を低減することができるので、待ち受け画像表示部の処理負荷を軽減するとともに、待ち受け画像表示をするための処理時間を短縮することができる。したがって、携帯電話機の消費電力量も併せて低減することができる。
【0190】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明によれば、携帯電話機の現在位置から所定の距離範囲内にある位置に関連付けられた待ち受け画像データを待ち受け画像表示するにあたって、当該範囲内にある複数の位置にそれぞれ待ち受け画像データが関連付けられている場合には、携帯電話機の現在位置にもっとも近い位置に関連付けられている待ち受け画像データを待ち受け画像表示する。
【0191】
したがって、ユーザにとってより有意義な、従って、飽きのこない待ち受け画像を表示する携帯電話機、および、飽きのこない待ち受け画像を携帯電話機に表示させる待ち受け画像表示方法を提供することができる。
また、本願発明によれば、携帯電話機から所定の距離範囲内の位置に関連付けられている待ち受け画像データのうち、もっとも新しい待ち受け画像データを表示することができるので、携帯電話機のユーザにとってより最近の興味を反映した待ち受け画像データを表示することができる。
【0192】
したがって、ユーザ毎に有意義で飽きのこない待ち受け画像表示を実現することができる。
また、本願発明によれば、携帯電話機の現在位置から所定の距離範囲内に新たに入った位置に関連付けられている待ち受け画像データを優先的に表示するので、携帯電話機のユーザは、自分から所定の距離範囲内の位置にどのような待ち受け画像データが関連付けられているかをいち早く知ることができる。
【0193】
したがって、ユーザにとってより有意義な、従って、飽きのこない待ち受け画像を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態に係る携帯電話機について、待ち受け画像の表示に係る主要な機能構成を示す機能ブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係る待ち受け画像記憶部107が待ち受け画像データを管理するため用いているデータ構造を表わす図であって、図2(a)には、最初に参照されるべき待ち受け画像データの先頭アドレスを記憶するための先頭ポインタ・テーブル20のデータ構造が示され、図2(b)には、個々の待ち受け画像データを格納するための待ち受け画像データ格納領域21のデータ構造が示されている。
【図3】Exif形式にて付加することができるGPS属性情報を示す図である。
【図4】第1の実施の形態に係る携帯電話機1が待ち受け画像の表示を行う際に実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】第1の実施の形態に係る携帯電話機1が実行するタイマー処理(S100)の流れを示すフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態に係る携帯電話機1が実行する待ち受け画像を検索する処理の流れを表わすフローチャートである。
【図7】第1の実施の形態に係る距離算出部109が2地点間の距離を算出するために実行する処理の流れを表わすフローチャートである。
【図8】第1の実施の形態に係る携帯電話機1が待ち受け画像表示部110にて待ち受け画像を液晶ディスプレパネル111に表示する際に実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】本願発明の第2の実施の形態に係る携帯電話機について、待ち受け画像の表示に係る主要な機能構成を示す機能ブロック図である。
【図10】第2の実施の形態に係る携帯電話機3が待ち受け画像の表示を行う際に実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】第2の実施の形態に係る携帯電話機3が実行する待ち受け画像を検索する処理の流れを表わすフローチャートである。
【図12】本願発明の第3の実施の形態に係る携帯電話機について、待ち受け画像の表示に係る主要な機能構成を示す機能ブロック図である。
【図13】第3の実施の形態に係る携帯電話機4が待ち受け画像の表示を行う際に実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】第3の実施の形態に係る携帯電話機4が実行する待ち受け画像を検索する処理の流れを表わすフローチャートである。
【符号の説明】
1、3、4…………………携帯電話機
100、300、400…制御部
101、301、401…操作パネル
102、302、402…設定情報記憶部
103、303、403…擬似乱数発生部
104、304、404…タイマー
105、305、405…位置情報取得部
106、306、406…GPSモジュール
107、308、408…待ち受け画像記憶部
108、309、409…待ち受け画像検索部
109、310、410…距離算出部
110、312、411…待ち受け画像表示部
111、313、412…液晶ディスプレイパネル
20…………………………先頭ポインタ・テーブル
21…………………………待ち受け画像データ格納領域
210………………………ネクスト・ポインタ・フィールド
211………………………待ち受け画像データ・フィールド
307………………………候補画像記憶部
311………………………時刻比較部
407………………………範囲内画像記憶部

Claims (6)

  1. 画像データと位置情報とを関連付けて記憶する画像データ記憶手段と、
    自己の現在位置を特定する現在位置特定手段と、
    前記画像データ記憶手段にて記憶されている位置情報に係る位置と、前記現在位置特定手段にて特定した現在位置との間の関連性を評価する関連性評価手段と、
    前記画像データ記憶手段にて記憶されている位置情報のうち、前記関連性評価手段にて算出される関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データを特定する画像データ特定手段と
    前記画像データ特定手段にて、前記関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データが特定された場合に、特定された画像データのうち前記関連性が所定水準よりも高くなった時刻がもっとも新しい位置情報に関連付けられている画像データを待ち受け画像として表示する待ち受け画像表示手段と
    を備えることを特徴とする携帯電話機。
  2. 画像データと位置情報と時間情報とを関連付けて記憶する画像データ記憶手段と、
    自己の現在位置を特定する現在位置特定手段と、
    前記画像データ記憶手段にて記憶されている位置情報に係る位置と、前記現在位置特定手段にて特定した現在位置との間の関連性を評価する関連性評価手段と、
    前記画像データ記憶手段にて記憶されている位置情報のうち、前記関連性評価手段にて算出される関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データを特定する画像データ特定手段と、
    前記画像データ特定手段にて、前記関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データが特定された場合に、特定された画像データのうち関連付けられている時間情報がもっとも新しい時間を示す画像データを待ち受け画像として表示する待ち受け画像表示手段と
    を備えることを特徴とする携帯電話機。
  3. 前記待ち受け画像表示手段は、前記画像データ特定手段にて、前記関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データが特定されなかった場合に、所定の画像データを待ち受け画像として表示する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の携帯電話機。
  4. 画像データと位置情報とを関連付けて記憶する画像データ記憶ステップと、
    自己の現在位置を特定する現在位置特定ステップと、
    前記画像データ記憶ステップにて記憶した位置情報に係る位置と、前記現在位置特定ステップにて特定した現在位置との間の関連性を評価する関連性評価ステップと、
    前記画像データ記憶ステップにて記憶した位置情報のうち、前記関連性評価ステップにて算出される関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データを特定する画像データ特定ステップと
    前記画像データ特定ステップにて、前記関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データが特定された場合に、特定された画像データのうち前記関連性が所定水準よりも高くなった時刻がもっとも新しい位置情報に関連付けられている画像データを待ち受け画像として表示する待ち受け画像表示ステップと
    を含むことを特徴とする待ち受け画像表示方法。
  5. 画像データと位置情報と時間情報とを関連付けて記憶する画像データ記憶ステップと、
    自己の現在位置を特定する現在位置特定ステップと、
    前記画像データ記憶ステップにて記憶した位置情報に係る位置と、前記現在位置特定ステップにて特定した現在位置との間の関連性を評価する関連性評価ステップと、
    前記画像データ記憶ステップにて記憶した位置情報のうち、前記関連性評価ステップにて算出される関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データを 特定する画像データ特定ステップと、
    前記画像データ特定ステップにて、前記関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データが特定された場合に、特定された画像データのうち関連付けられている時間情報がもっとも新しい時間を示す画像データを待ち受け画像として表示する待ち受け画像表示ステップと
    を含むことを特徴とする待ち受け画像表示方法。
  6. 前記待ち受け画像表示ステップは、前記画像データ特定ステップにて、前記関連性が所定の水準よりも高い位置情報に関連付けられている画像データが特定されなかった場合に、所定の画像データを待ち受け画像として表示する
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の待ち受け画像表示方法。
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