JP3743526B2 - 水中脱出訓練装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、水没過程にある航空機や自動車等からの脱出動作を訓練する為の装置に関する。
【0002】
【発明の背景】
航空機がエンジントラブル等で湖沼や洋上に不時着した場合、着水に引き続いて、機内に水が流入し、水没が始まる。こうした非常事態に臨んで機内から脱出する為には、非常脱出扉まで迅速に辿り着き、脱出のタイミングを見計らって、正確な操作で非常脱出扉を開ける一連の動作が不可欠である。
【0003】
しかしながら、脱出方法を知識として理解していても、現実には恐怖心からパニック状態に陥り、機内から上手く脱出できずに大怪我をしたり、命を落とすケースが非常に多い。例えば、水が機内に充満する前に非常脱出扉を開けてしまい、急激に流入する水の勢いで内壁や器具に打ちつけられて負傷したり、又、非常脱出扉の開操作ができず、機内に閉じ込められたまま窒息してしまうといった事例が挙げられる。
【0004】
なかでもヘリコプタは、固定翼機のように安定を保つ働きをする主翼を持たないラウンドな形状であり、しかもエンジンやギアボックス等の重量物を頭上に搭載しているので非常に不安定で、機体は前後に傾斜したり、左右に回動しながら水中に沈んでゆく。この為、上述したような脱出動作の実施が難しく、ヘリコプタからの脱出は非常に困難であると言われている。
【0005】
【発明の開示】
本発明の目的は、実情に即した条件下での脱出訓練が可能で、非常時における存命率を大幅に高めることができる水中脱出訓練装置を提供することである。
この本発明の目的は、
貯水部と、
この貯水部の開口を挟んで対向立設させた一対の脚及びこの脚間に設けた梁からなる門形のベースフレームと、
このベースフレームの梁から懸吊状態で支持される脱出訓練対象乗物の少なくとも一部を模して構成されたカプセルと、
このカプセルを前記貯水部に出入りするよう上下動させる第1の駆動手段と、
前記カプセルをその前後に傾斜動させる第2の駆動手段と、
前記カプセルを該カプセルの前後方向の仮想軸の周りに回動させる第3の駆動手段
とを具備してなることを特徴とする水中脱出訓練装置によって達成される。
【0006】
特に、貯水部と、
この貯水部の開口を挟んで対向立設させた一対の脚及びこの脚間に設けた梁からなる門形のベースフレームと、
上下方向に変位可能であるよう設けられた昇降ビームと、
この昇降ビームを上下動させる第1の駆動手段と、
前記昇降ビームに対し該昇降ビームと平行な軸を中心として回動可能に軸支された可動アームと、
この可動アームを回動させる第2の駆動手段と、
前記可動アームの下端部において、前後方向の仮想軸の周りに回動可能であるよう支持される脱出訓練対象乗物の少なくとも一部を模して構成されたカプセルと、
このカプセルを該カプセルの前後方向の仮想軸の周りに回動させる第3の駆動手段
とを具備してなることを特徴とする水中脱出訓練装置によって達成される。
【0007】
又、貯水部と、
この貯水部の開口を挟んで対向立設させた一対の脚及びこの脚間に設けた梁からなる門形のベースフレームと、
このベースフレームの梁と略平行状態を保って上下方向に変位可能であるよう設けられた昇降ビームと、
この昇降ビームを上下動させる第1の駆動手段と、
前記昇降ビームの下方に取り付けた一対の固定アームと、
この固定アーム間において、下端部が前記昇降ビームと平行な軸の周りに回動可能であるよう軸支された可動アームと、
この可動アームを回動させる第2の駆動手段と、
前記可動アームの下端部において、前後方向の仮想軸の周りに回動可能であるよう支持される脱出訓練対象乗物の少なくとも一部を模して構成されたカプセルと、
このカプセルを該カプセルの前後方向の仮想軸の周りに回動させる第3の駆動手段
とを具備してなることを特徴とする水中脱出訓練装置によって達成される。
【0008】
又、貯水部と、
この貯水部の開口を挟んで対向立設させた一対の脚及びこの脚間に設けた梁からなる門形のベースフレームと、
このベースフレームの梁と略平行状態を保って上下方向に変位可能であるよう設けられた昇降ビームと、
この昇降ビームを上下動させる第1の駆動手段と、
前記昇降ビームの下方に取り付けた一対の固定アームと、
この固定アームの下端部において、左右方向の回動軸及び前後方向の仮想軸の周りに回動可能であるよう支持される脱出訓練対象乗物の少なくとも一部を模して構成されたカプセルと、
出力側が前記カプセルの回動軸に連結されたリンク機構と、
このリンク機構の入力側に連結され、前記リンク機構を介して前記カプセルを回動させる第2の駆動手段と、
前記カプセルを該カプセルの前後方向の仮想軸の周りに回動させる第3の駆動手段
とを具備してなることを特徴とする水中脱出訓練装置によって達成される。
【0009】
又、貯水部と、
この貯水部の開口を挟んで対向立設させた一対の脚及びこの脚間に設けた梁からなる門形のベースフレームと、
このベースフレームの梁と略平行状態を保って上下方向に変位可能であるよう設けられた昇降ビームと、
この昇降ビームを上下動させる第1の駆動手段と、
前記昇降ビームの下方に取り付けられた一対の円弧状レールと、
上端側の前後2点が前記円弧状レールに束縛され、かつ、この円弧状レールに沿って変位可能であるよう設けられた可動アームと、
この可動アームを変位させる第2の駆動手段と、
前記可動アームの下端部において、前後方向の仮想軸の周りに回動可能であるよう支持される脱出訓練対象乗物の少なくとも一部を模して構成されたカプセルと、
このカプセルを該カプセルの前後方向の仮想軸の周りに回動させる第3の駆動手段
とを具備してなることを特徴とする水中脱出訓練装置によって達成される。
【0010】
即ち、上記の水中脱出訓練装置においては、訓練を受ける乗員が搭乗するカプセルに対し、上下方向の運動、前後方向の傾斜動(ピッチング)、カプセルの軸周りの回動(ローリング)といった様々な運動形態を与えているので、これらの運動を適宜組み合わせることで水没時に生じる複雑な動きを忠実に再現することができる。これによって、実情に即した効果的な脱出動作の訓練が行えるようになり、特に脱出を困難にする恐怖心等の心理的要因を排除でき、実際の非常事態に臨んでも冷静、かつ、沈着な行動が可能となる。従って、負傷や失命を回避でき、存命率が大幅に高められる。
【0011】
尚、上記の水中脱出訓練装置において、ベースフレームは貯水部の開口を挟んで設けたレール上に載置されており、前記レールに沿って移動可能であるよう構成されてなることが好ましい。これによって訓練時以外には、ベースフレームを貯水部開口の片側に退避させておくことができ、貯水部のみを他の目的で使用することが可能となる。又、訓練時には、ベースフレームを前進させると共にカプセルを下降させることで、鉛直方向からの着水だけでなく、斜め上方から水面に突入するような状況の再現も可能となる。
【0012】
又、第3の駆動手段は、可動アームに取り付けられてなり、伝達機構を介してカプセルを回動させるよう構成されてなることが好ましい。これによって、カプセルが水没した状態でも、第3の駆動手段を水面より上に存在させることができ、油漏れによる水の汚染や感電が防止される。又、昇降ビームの両端はベースフレームの対向面に設けたレールによってガイドされてなることが好ましい。これによって、昇降ビームの前後左右方向の揺れが抑えられ、又、昇降ビーム周りの大きなモーメントが作用しても、昇降ビームの安定が保たれる。
【0013】
【実施例】
図1〜図9は本発明に係る水中脱出訓練装置の第1実施例を示すもので、図1は水中脱出訓練装置の外観斜視図、図2はベースフレームを訓練位置まで前進させた状態での装置の側面図、図3はベースフレームを退避させた状態での装置の側面図、図4は模擬胴体の内部構造を示す平面図、図5及び図6は模擬胴体の上下動機構部分の構造を示す正面図、図7及び図8は模擬胴体の傾斜動機構部分の構造を示す側面図、図9は模擬胴体の回動機構部分の構造を示す側面図である。
【0014】
各図中、1は門形のベースフレームであり、脚2a,2bと、これらの脚2a,2b間に設けられた梁3とから構成される。尚、脚2a,2b及び梁3は所要剛性の確保と軽量化とを両立する為にトラス構造を用いているが、これに代えてモノコック構造を採用しても良い。
4は開口面近傍まで水が充填された水槽(貯水部)であり、水没時の実情にできるだけ近い条件で訓練が行えるよう大きな容量(縦約20m、横約15m、深さ約6〜7m)を有している。
【0015】
水槽4の開口は完全な長方形ではなく、やや幅狭な部分が設けられている。そして、この幅狭部分の右側にはレール5a,5bが、又、左側にはレール5a,5bと平行にレール6a,6bが設けられている。レール5a,5b及びレール6a,6bは水槽4の後方における所定の位置まで延びており、自走機能を有する台車7及び台車8が載置されている。ベースフレーム1の脚2a,2bは、それぞれ台車7,8に取り付けられており、従って台車7,8を等速度で走行させることで、ベースフレーム1の移動が可能となっている。即ち、ベースフレーム1は、図2に示す水面を跨いだ訓練位置から図3に示す退避位置までの移動、及びこれと逆方向への移動が可能であるよう構成されており、これによって水槽4を他の目的で利用できる他、後述するように斜め上方からの着水を想定した訓練も行えるようになっている。
【0016】
9は脱出訓練対象乗物であるヘリコプタの胴体部分(搭乗員室の後部隔壁より前方部分)を模して構成された模擬胴体(カプセル)である。この模擬胴体9は外形や内部の構造がほぼ実機と同様に再現されており、特に非常脱出扉については実機と同じく作動するものが取り付けられている。尚、模擬胴体9の内部構造の一例を図4に示す。ここで、10は主操縦席、11は副操縦席、12は補助席、13は機上操作員席A、14は機上操作員席Bである。そして、図4中、斜線で示す位置には非常脱出扉15が設けられている。
【0017】
模擬胴体9はFRPを一体成形することによって構成されており、訓練時の負傷を防止する為、角部はエッジのない滑らかな曲面形状としている。これ以外にも、模擬胴体9をアルミニウム合金やステンレス等の耐食性に優れた材料から構成することができる。
次に、図5及び図6を用いて、ベースフレーム1から模擬胴体9を懸吊状態で支持し、上下動させる構造について説明する。但し、図5及び図6では装置を要部以外を省略して示している。
【0018】
16は上下方向にベースフレーム1の梁3と平行状態を保って変位可能に設けられた昇降ビームであり、この昇降ビーム16の両端は、ベースフレーム1の脚部2a,2bにおいて水面上にはり出した部分の対向面に設けたレール17a,17bにガイドされている。これによって昇降ビーム16の前後左右方向の揺れが抑えられており、又、昇降ビーム16を、その軸周りに回転させようとするモーメンに抗して安定状態が保たれる。
【0019】
18a,18bは、一端が昇降ビーム16に、他端がカウンターウエイト19a,19bに連結されたチェーンである。尚、カウンターウエイト19aとカウンターウエイト19bとを合わせた質量は、昇降ビーム16以下の構造体のそれとほぼ等しく、昇降ビーム16以下の構造体を上昇させる際に、この動作を補助する役割を果たす。
【0020】
20a,20bはチェーン18a,18bと噛み合うドライブスプロケット、21a,21bはチェーン18a,18bの変位に伴って回転するスプロケット、22a,22bは出力軸がドライブスプロケット20a,20bに接続された減速機、23a,23bは電動モータである。
電動モータ23a,23bを順方向に作動させることで、図5中、ドライブスプロケット20aが反時計回りに、又、ドライブスプロケット20bが時計回りにそれぞれ回転し、チェーン18a,18bを送り出す。これによって昇降ビーム16以下の構造体は下降し、カウンターウエイト19a,19bは上昇する。そして、最終的に模擬胴体9は、図6に一点鎖線で示す位置まで変位し、完全に水没した状態となる。
【0021】
又、電動モータ23a,23bを逆方向に作動させることで、昇降ビーム16以下の構造体は上昇し、逆にカウンターウエイト19a,19bは下降し、もとの状態に復帰する。
こうした上下動作をコンピュータ制御によって行わせることで、機体の着水、水没、沈下を再現することができるようになっている。
【0022】
次に、図7及び図8を用いて、模擬胴体9をその前後方向に傾斜動させる構造について説明する。但し、図7及び図8では要部以外を省略して示している。
24は上端が昇降ビーム16に軸支されたトラス構造のアーム、25a,25bは昇降ビーム16とアーム24との間に並列配置された油圧シリンダである。
油圧シリンダ25a,25bを伸長させることで、アーム24は、図7に示す状態から、昇降ビーム16と平行な軸を中心として反時計回りに回動して、図8に示す如く、大きく前傾した状態となる。又、油圧シリンダ25a,25bを縮退させることで、アーム24はもとの水平状態となるよう時計回りに回動する。こうした動作を昇降ビーム16と同様、コンピュータ制御によって行わせることで、機体の水中における前後方向への傾斜動を再現することができるようになっている。
【0023】
アーム24の下端にはリング26a,26bが設けられており、このリング26a,26bによって、模擬胴体9が一端側に連結される筒体27が回動可能に保持されている。筒体27の他端には模擬胴体9とほぼ等しい質量を有するウエイト28が取り付けられており、前後方向のバランスがとられている。又、筒体27はリング26a,26bによって2箇所で保持することで、ガタツキが抑えられている。
【0024】
模擬胴体9と筒体27との間にはトラス構造の枠体29が介在させられており、この枠体29と模擬胴体9とが容易に分離結合できるようになっている。従って、ヘリコプタ以外にも様々な脱出訓練対象乗物を模して構成されたものと交換可能である。
模擬胴体9をその軸方向と平行な軸の周りに回動させる構造については、図9に示す通りである。即ち、アーム24の上段部には電動モータ30及び減速機31が設置されており、減速機31の出力軸にはスプロケット32が取り付けられている。又、筒体27の外周にはそれと同心で、スプロケット32よりも大径なリング状スプロケット33が取り付けられており、このリング状スプロケット33とスプロケット32との間にはチェーン34が掛け渡されている。そして、電動モータ30を作動させることでチェーン34が循環動させられ、筒体27が左右方向に回動する。こうした動作を昇降ビーム16やアーム24と同様、コンピュータ制御によって行わせることで、機体の水中における前後軸周りの回動(左右方向へ回動)を再現することができるようになっている。
【0025】
アーム24の下端に設けたリング26a,26bは、それぞれ円弧状の半体を左右両側に設けたピン35a,35bによって連結したものである。そして、筒体27を脱着する際には、ピン35a,35bを引き抜くことでリング26a,26bは二つに分離される。
尚、上述した昇降ビーム16以下の構造体において、水に浸かる部分は耐食性に優れた材料を用いて構成されており、又、同じく水中に没する回動部分、例えばリング26a,26bと筒体27との接続部分には、潤滑油による水の汚染を防止する為に、無給油式のベアリングを介在させている。
【0026】
続いて、上記の如く構成してなる水中脱出訓練装置の作動状況について説明する。
先ず、機体がほぼ鉛直に下降して着水することを想定した場合には、ベースフレーム1を予め図1や図2に示す訓練位置まで前進させておき、昇降ビーム16を所定の速度(例えば3m/s)で下降させて、模擬胴体9を着水させる。そして、アーム24を所定の角速度で回動させながら、模擬胴体9を筒体27を中心として左右に回動させることで、模擬胴体9は水没過程における実機と等しく動作し、現実感に富んだ機内状況が再現される。
【0027】
又、機体が着水時に水平方向の速度成分を有する状況、即ち水面に対して斜め上方から着水することを想定した場合には、予め所定の角度だけ模擬胴体9を傾けておき、退避位置からベースフレーム1を前進させる。これと同時に昇降ビーム16を下降させることで、模擬胴体9は斜め上方から水面に突入する。以後、鉛直方向からの着水時と同様に模擬胴体9は動作させられる。
【0028】
模擬胴体9の傾斜角度や回動速度は、訓練課程や練度に応じて調整できるようになっており、段階的に実機の挙動に近い値まで引き上げられ、効果的な脱出訓練が行えるようになっている。
しかも、上記の水中脱出訓練装置では、駆動手段、特に模擬胴体を回転させる電動モータが水中に没しないような位置(昇降ビーム16に近い位置)に設けられているので、感電事故を防止でき、安全性が高い。
【0029】
尚、特に図示していないが、水中脱出訓練装置は、照明を有するドーム内に収められており、照明の強度や照射角度を調整することで、黎明時、昼間、薄暮時、夜間といった様々な時間帯に合わせた訓練が行えるようになっている。
上記実施例では一部動作を油圧駆動で行わせているが、電動モータの駆動力を油圧に変換せず、機械的機構を介して直接模擬胴体を駆動するよう構成しても良い。又、電動モータに代えて油圧モータを使用しても良く、この場合には油圧回路に大容量のアキュムレータを組み込むことで、万一訓練中に停電が起き、ポンプが作動不能となった場合であっても、応急的に装置を作動させ、模擬胴体をもとの位置に復帰させることが可能である。
【0030】
図10及び図11は本発明に係る水中脱出訓練装置の第2実施例を示すもので、図10は水中脱出訓練装置の要部を示す側面図、図11は水中脱出訓練装置の要部を示す正面図である。
この第2実施例にあっても基本的な技術思想は上記第1実施例のものと同様であり、ベースフレームやその周辺部の構成、昇降ビームを上下動させる機構についても第1実施例とほぼ同じであるから説明を省略し、要部の構造についてのみ説明する。
【0031】
図10及び図11中、40は昇降ビーム、41a,41bは昇降ビーム40の下方に取り付けた一対の固定アーム、42は固定アーム41a,41b間に支持された可動アームである。この可動アーム42の上端には油圧シリンダ43が連結されており、油圧シリンダ43の伸長動作によって可動アーム42は、昇降ビーム40と平行に設けられた軸44a,44bを中心として、図10に二点鎖線で示す位置まで回動するよう構成されている。
【0032】
45は可動アーム42の下端部に無給油式のベアリングを介して組み付けられた筒体であり、この筒体45の一端には模擬胴体46が着脱自在に取り付けられている。又、筒体45の他端には前後方向のバランスをとる為にウエイト47が取り付けられている。
可動アーム42には電動モータ48及び減速機49が固定されており、減速機49の出力軸に取り付けたスプロケット50と筒体45の周囲に取り付けたスプロケット51との間にチェーン52が掛け渡されている。そして、電動モータ48を作動させることでチェーン52が循環動し、模擬胴体46がその前後方向に沿った軸の周りに回動するようになっている。
【0033】
この第2実施例の水中脱出訓練装置についても昇降ビーム40の上下動、可動アーム42や模擬胴体46の回動を連携して制御することで、第1実施例と同様に不時着時の状況を再現でき、効果的な脱出訓練が行えるようになっている。
しかも、第2実施例の装置では、模擬胴体46を前傾動作させる際に、後方への移動が殆どないので、より実情に近い自然な動きが可能である。
【0034】
図12及び図13は本発明に係る水中脱出訓練装置の第3実施例を示すもので、図12は水中脱出訓練装置の要部を示す側面図、図13は水中脱出訓練装置の要部を示す正面図である。
この第3実施例にあっても基本的な技術思想は上記第1実施例のものと同様であり、ベースフレームやその周辺部の構成、昇降ビームを上下動させる機構についても第1実施例とほぼ同じであるから説明を省略し、要部の構造についてのみ説明する。
【0035】
図12及び図13中、60は昇降ビーム、61a,61bは昇降ビーム60の下方に取り付けた一対の固定アームである。固定アーム61a,61b間には、台座62が昇降ビーム60と平行な軸63a,63bを中心として回動できるよう支持されている。
64は固定アーム61aの外側に設けられたリンク機構であり、軸63aに取り付けられた出力側のアーム65と、軸66を中心として回動可能に設けられた入力側のL形アーム67と、このL形アーム67とアーム65との間に介在させたロッド68とからなる。尚、特に図示していないが、固定アーム61aにおいてロッド68と交差する部分は切り欠かれており、この切欠きによる固定アーム61aの強度・剛性低下を補う為に補強材が適宜配されている。
【0036】
L形アーム67の他端には油圧シリンダ69が連結されており、この油圧シリンダ69の伸長動作によって台座62が軸63a,63bを中心として、図12に二点鎖線で示す位置まで回動するよう構成されている。
70は可動アーム62の下端部に無給油式のベアリングを介して組み付けられた筒体であり、この筒体70の一端には模擬胴体71が着脱自在に取り付けられている。又、筒体70の他端には前後方向のバランスをとる為にウエイト72が取り付けられている。
【0037】
台座62の上端には電動モータ73及び減速機74が固定されており、減速機74の出力軸に取り付けたスプロケット75と筒体70の周囲に取り付けたスプロケット76との間にチェーン77が掛け渡されている。そして、電動モータ73を作動させることでチェーン77が循環動し、模擬胴体71がその前後方向に沿った軸の周りに回動するようになっている。
【0038】
この第3実施例の水中脱出訓練装置についても昇降ビーム60の上下動、模擬胴体71の傾斜動及び回動を連携して制御することで、第1実施例と同様に不時着時の状況を再現でき、効果的な脱出訓練が行えるようになっている。
又、第2実施例と同様に、模擬胴体71を前傾動作させる際に、後方への移動が殆どないので、より実情に近い自然な動きが可能である。
【0039】
図14及び図15は本発明に係る水中脱出訓練装置の第4実施例を示すもので、図14は水中脱出訓練装置の要部を示す側面図、図15は水中脱出訓練装置の動作状況を示す側面図である。
この第4実施例にあっても基本的な技術思想は上記第1実施例のものと同様であり、ベースフレームやその周辺部の構成、昇降ビームを上下動させる機構についても第1実施例とほぼ同じであるから説明を省略し、要部の構造についてのみ説明する。
【0040】
図14及び図15中、80は昇降ビーム、81a,81bは昇降ビーム80の下方に、これと直交するよう所定の間隔で取り付けられた一対の円弧状レール、82は円弧状レール81a,81bに沿って変位可能に設けられたトラス構造の可動アームである。即ち、可動アーム82の上端には、円弧状レール81a,81bのフランジを挟み込むローラ83が片側4個ずつ計8個設けられている。これによって可動アーム82は、上端側の前後2点が円弧状レール81a,81bに束縛された状態となっている。
【0041】
84a,84bは円弧状レール81a,81bに沿って設けられたチェーン、85a,85bは電動モータ(図示せず)に接続されたドライブスプロケットである。そして、電動モータを順方向に作動させることで、ドライブスプロケット85a,85bと噛み合うチェーン84a,84bは循環動し、後方上端部がチェーン84に取り付けられた可動アーム82は、図14に示す位置から図15に示す位置まで変位し前傾状態となる。又、電動モータを逆方向に作動させることで、可動アーム82は図15に示す位置から図14に示す位置まで変位し、もとの状態に復帰するよう構成されている。
【0042】
86は、第1実施例と同様、可動アーム82の下端部に無給油式のベアリングを介して組み付けられた筒体であり、この筒体86の端部には模擬胴体87が着脱自在に取り付けられている。
可動アーム82の上部には電動モータ88及び減速機89が固定されており、減速機89の出力軸に取り付けたスプロケット90と筒体86の周囲に取り付けたスプロケット91との間にチェーン92が掛け渡されている。そして、電動モータ88を作動させることでチェーン92が循環動し、模擬胴体87がその前後方向に沿った軸の周りに回動するようになっている。
【0043】
この第4実施例の水中脱出訓練装置についても、昇降ビーム80の上下動、模擬胴体87の傾斜動及び回動を連携して制御することで、第1実施例と同様にして不時着時の状況を再現でき、効果的な脱出訓練が行えるようになっている。
上記第1〜第4実施例では、ヘリコプタからの脱出を目的としたものについて説明したが、模擬胴体を固定翼機を模したものと交換し、かつ、着水から水没に至るまでの過程を固定翼機特有の運動モードで再現すれば、固定翼機からの脱出訓練についても使用することができる。又、模擬胴体の代わりに自動車の一部を模したものを使用し、自動車が水中に没した際の状況を再現することもでき、これによって一般のドライバーが水没時の状況を体験し、脱出動作を訓練することが可能となる。
【0044】
【効果】
本発明によれば、実情に即した条件下で脱出訓練が可能で、非常時における存命率を大幅に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水中脱出訓練装置(第1実施例)の外観斜視図である。
【図2】ベースフレームを訓練位置まで前進させた状態での装置の側面図である。
【図3】ベースフレームを退避させた状態での装置の側面図である。
【図4】模擬胴体の内部構造を示す平面図である。
【図5】模擬胴体の上下動機構部分の構造を示す正面図である。
【図6】模擬胴体の上下動機構部分の構造を示す正面図である。
【図7】模擬胴体の傾斜動機構部分の構造を示す側面図である。
【図8】模擬胴体の傾斜動機構部分の構造を示す側面図である。
【図9】模擬胴体の回動機構部分の構造を示す側面図である。
【図10】水中脱出訓練装置(第2実施例)の要部を示す側面図である。
【図11】水中脱出訓練装置(第2実施例)の要部を示す正面図である。
【図12】水中脱出訓練装置(第3実施例)の要部を示す側面図である。
【図13】水中脱出訓練装置(第3実施例)の要部を示す正面図である。
【図14】水中脱出訓練装置(第4実施例)の要部を示す側面図である。
【図15】水中脱出訓練装置(第4実施例)の動作状況を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ベースフレーム
2 脚
3 梁
4 水槽(貯水部)
9 模擬胴体(カプセル)
16 昇降ビーム
24 アーム

Claims (8)

  1. 貯水部と、
    この貯水部の開口を挟んで対向立設させた一対の脚及びこの脚間に設けた梁からなる門形のベースフレームと、
    このベースフレームの梁から懸吊状態で支持される脱出訓練対象乗物の少なくとも一部を模して構成されたカプセルと、
    このカプセルを前記貯水部に出入りするよう上下動させる第1の駆動手段と、
    前記カプセルをその前後に傾斜動させる第2の駆動手段と、
    前記カプセルを該カプセルの前後方向の仮想軸の周りに回動させる第3の駆動手段
    とを具備してなることを特徴とする水中脱出訓練装置。
  2. 貯水部と、
    この貯水部の開口を挟んで対向立設させた一対の脚及びこの脚間に設けた梁からなる門形のベースフレームと、
    上下方向に変位可能であるよう設けられた昇降ビームと、
    この昇降ビームを上下動させる第1の駆動手段と、
    前記昇降ビームに対し該昇降ビームと平行な軸を中心として回動可能に軸支された可動アームと、
    この可動アームを回動させる第2の駆動手段と、
    前記可動アームの下端部において、前後方向の仮想軸の周りに回動可能であるよう支持される脱出訓練対象乗物の少なくとも一部を模して構成されたカプセルと、
    このカプセルを該カプセルの前後方向の仮想軸の周りに回動させる第3の駆動手段
    とを具備してなることを特徴とする水中脱出訓練装置。
  3. 貯水部と、
    この貯水部の開口を挟んで対向立設させた一対の脚及びこの脚間に設けた梁からなる門形のベースフレームと、
    このベースフレームの梁と略平行状態を保って上下方向に変位可能であるよう設けられた昇降ビームと、
    この昇降ビームを上下動させる第1の駆動手段と、
    前記昇降ビームの下方に取り付けた一対の固定アームと、
    この固定アーム間において、下端部が前記昇降ビームと平行な軸の周りに回動可能であるよう軸支された可動アームと、
    この可動アームを回動させる第2の駆動手段と、
    前記可動アームの下端部において、前後方向の仮想軸の周りに回動可能であるよう支持される脱出訓練対象乗物の少なくとも一部を模して構成されたカプセルと、
    このカプセルを該カプセルの前後方向の仮想軸の周りに回動させる第3の駆動手段
    とを具備してなることを特徴とする水中脱出訓練装置。
  4. 貯水部と、
    この貯水部の開口を挟んで対向立設させた一対の脚及びこの脚間に設けた梁からなる門形のベースフレームと、
    このベースフレームの梁と略平行状態を保って上下方向に変位可能であるよう設けられた昇降ビームと、
    この昇降ビームを上下動させる第1の駆動手段と、
    前記昇降ビームの下方に取り付けた一対の固定アームと、
    この固定アームの下端部において、左右方向の回動軸及び前後方向の仮想軸の周りに回動可能であるよう支持される脱出訓練対象乗物の少なくとも一部を模して構成されたカプセルと、
    出力側が前記カプセルの回動軸に連結されたリンク機構と、
    このリンク機構の入力側に連結され、前記リンク機構を介して前記カプセルを回動させる第2の駆動手段と、
    前記カプセルを該カプセルの前後方向の仮想軸の周りに回動させる第3の駆動手段
    とを具備してなることを特徴とする水中脱出訓練装置。
  5. 貯水部と、
    この貯水部の開口を挟んで対向立設させた一対の脚及びこの脚間に設けた梁からなる門形のベースフレームと、
    このベースフレームの梁と略平行状態を保って上下方向に変位可能であるよう設けられた昇降ビームと、
    この昇降ビームを上下動させる第1の駆動手段と、
    前記昇降ビームの下方に取り付けられた一対の円弧状レールと、
    上端側の前後2点が前記円弧状レールに束縛され、かつ、この円弧状レールに沿って変位可能であるよう設けられた可動アームと、
    この可動アームを変位させる第2の駆動手段と、
    前記可動アームの下端部において、前後方向の仮想軸の周りに回動可能であるよう支持される脱出訓練対象乗物の少なくとも一部を模して構成されたカプセルと、
    このカプセルを該カプセルの前後方向の仮想軸の周りに回動させる第3の駆動手段
    とを具備してなることを特徴とする水中脱出訓練装置。
  6. ベースフレームは貯水部の開口を挟んで設けたレール上に載置されており、前記レールに沿って移動可能であるよう構成されてなることを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかの水中脱出訓練装置。
  7. 第3の駆動手段は、可動アームに取り付けられてなり、伝達機構を介してカプセルを回動させるよう構成されてなることを特徴とする請求項2〜請求項6いずれかの水中脱出訓練装置。
  8. 昇降ビームの両端はベースフレームの対向面に設けたレールによってガイドされてなることを特徴とする請求項2〜請求項7いずれかの水中脱出訓練装置。
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