JP3743290B2 - 電気温水器一体型ソーラー給湯装置 - Google Patents

電気温水器一体型ソーラー給湯装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、電気温水器一体型ソーラー給湯装置に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、専用の追い焚き用電気ヒーターを使用することなく、ソーラー温水を利用することによって、高価な昼間電気消費量を少なくして短時間で電気温水器にて湯水を沸き上げることができる電気温水器一体型ソーラー給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気温水器一体型ソーラー給湯装置としては、例えば、図8に例示したように、汎用のソーラーシステムのコレクターに連絡せる熱交換器(1)を下部に設けると共に該熱交換器(1)上方に主電気ヒーター(2)および追い焚き用電気ヒーター(3)を間隔を隔てて設けた貯湯槽(4)の底部から給水管(5)を介して水道水を給水し、頂部より給湯管(6)を介して湯水を給湯する対流沸き上げ式電気温水器一体型ソーラー給湯装置や、図9に例示したように、ソーラーシステムのコレクターに連絡せる熱交換器(1)を下部に設けると共に上部に電気ヒーター(7)を設けた貯湯槽(4)の底部から給水管(5)を介して水道水を給水し、頂部より給湯管(6)を介して湯水を給湯し、かつ、貯湯槽(4)の下方から頂部に向けて揚水ポンプ(8)を介して冷水を汲み上げる揚水管(9)を設けた積層沸き上げ式電気温水器一体型ソーラー給湯装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の対流沸き上げ式電気温水器一体型ソーラー給湯装置においては、電気温水器として湯水を沸き上げるに際して、通常時は主電気ヒーター(2)によって槽内全量を対流にて沸き上げ、追い焚き時に追い焚き用電気ヒーター(3)によって追い焚き分全量を対流にて沸き上げるので、いずれも沸き上げに時間がかかり、給湯待ち時間が長く、また、主電気ヒーター(2)の他に追い焚き専用の追い焚き用電気ヒーター(3)が必要であるという問題があり、また、積層沸き上げ式電気温水器一体型ソーラー給湯装置においては、全量を沸き上げるのではなく、貯湯槽(4)上部に設けた電気ヒーター(7)によって上層部のみを伝導にて沸き上げるので、上記対流沸き上げ式電気温水器一体型ソーラー給湯装置の問題点は解消することができるが、貯湯槽(4)の下方から頂部に向けて揚水ポンプ(8)にて冷水を汲み上げ、揚水管(9)にて冷水を供給して沸き上げるので、電力消費量が大きくなり、電力代が高額になると共に、沸き上げ時間の点でも満足すべきものとはいい難かった。
【0004】
なお、図8および図9において、図中に付記した温度(℃)および湯水量〔リットル(L)〕は、主電気ヒーター(2)、追い焚き用電気ヒーター(3)および電気ヒーター(7)による沸き上げ時の状態の一例を例示したものであり、また、図8において、(イ)は追い焚き前の状態、(ロ)は追い焚き後の状態を例示したものである。
【0005】
また、昼間時にソーラーシステムを利用して沸き上げる場合には、常法に従って、ソーラーシステムのコレクターで集熱して温められた熱媒体を熱交換器(1)に循環させて沸き上げることは勿論である。
【0006】
この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、上記の問題点を解消し、専用の追い焚き用電気ヒーターを使用することなく、ソーラー温水を利用することによって、高価な昼間電力消費量を少なくして短時間で電気温水器にて湯水を沸き上げることができる電気温水器一体型ソーラー給湯装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、第1の発明は、ソーラーシステムのコレクターに連絡せる熱交換器を下部に設けると共に該熱交換器上方に電気ヒーターを設けた貯湯槽の底部から給水し、頂部より給湯する電気温水器一体型ソーラー給湯装置において、貯湯槽の上部に電気ヒーターを設け、中間部の側壁上下に上部吸水口および下部吸水口を設け、一端部を各別に該上部吸水口および下部吸水口に装着した上部吸水管および下部吸水管の他端部を三方弁に装着して合流させると共に、一端部を該三方弁に装着した合流管の他端部を貯湯槽頂部に装着し、かつ、該合流管に揚水ポンプを装着して成り、深夜電力を利用して電気ヒーターで湯水を沸き上げる場合には、三方弁を作動させて下部吸水管と合流管を連通させると共に揚水ポンプを作動させて下部の冷水を下部吸水口から汲み上げて貯湯槽の頂部に供給し、電気ヒーターで沸き上げ、また、ソーラーシステムのコレクターで集熱して湯水を沸き上げる場合には、コレクターで集熱した熱媒体を熱交換器に供給して沸き上げ、また、湯を使用した結果、残りの熱湯が少なくなり、昼間電力を利用して電気ヒーターで追い焚きする場合には、三方弁を作動させて上部吸水管と合流管を連通させると共に揚水ポンプを作動させて中間部のソーラー温水を上部吸水口から汲み上げて貯湯槽の頂部に供給し、電気ヒーターで追い焚きするようにして成ることを特徴とする電気温水器一体型ソーラー給湯装置を提供する。
【0008】
また、第2の発明は、ソーラーシステムのコレクターに連絡せる熱交換器を下部に設けるとと共に該熱交換器上方に電気ヒーターを設けた貯湯槽の底部から給水し、頂部より給湯する電気温水器一体型ソーラー給湯装置において、貯湯槽内部に仕切板を設けて上層部と下層部に分離し、該仕切板近傍の下方に電気ヒーターを設け、かつ、該上層部と下層部を貯湯槽内部に設けた導湯管および貯湯槽外部を迂回する導水管を介して連絡し、さらに、該導湯管の下端部に所定の温度で開閉するサーモバルブを設けて仕切板近傍にて開閉すると共に、上端部を貯湯槽上部にて開口し、かつ、導水管を介して上層部と下層部を連絡するにあたって導水管の一端部を電気ヒーター下方の貯湯槽側壁に設けた導水口に装着すると共に、他端部を三方弁を介して分岐させ、一方を仕切板に設けた冷水口、他方を貯湯槽の上方側壁に設けた温水口に装着して成り、深夜電力を利用して電気ヒーターで湯水を沸き上げる場合には、三方弁を作動させて冷水口と導水口を導水管を介して連通させ、上層部下方の冷水を仕切板下部に供給して電気ヒーターで沸き上げ、また、ソーラーシステムのコレクターで集熱して湯水を沸き上げる場合には、コレクターで集熱した熱媒体を熱交換器に供給して沸き上げ、また、湯を使用した結果、残りの熱湯が少なくなり、昼間電力を利用して電気ヒーターで追い焚きする場合には、三方弁を作動させて温水口と導水口を導水管を介して連通させ、上層部中間のソーラー温水を仕切板下方に供給して電気ヒーターで追い焚きするようにして成ることを特徴とする電気温水器一体型ソーラー給湯装置を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】
この出願の発明は、上記の通りの特徴をもつものであるが、以下、その実施の形態について説明する。
【0010】
図1は、この出願の発明の電気温水器一体型ソーラー給湯装置の一実施形態を例示した略縦断面図であり、(イ)は電気ヒーターで沸き上げた後(早朝時)の状態、(ロ)はソーラーシステムで沸き上げた後(夕方時)の状態、(ハ)は電気ヒーターで追い焚き中(使用時)の状態、(ニ)は電気ヒーターで追い焚きした後(使用時)の状態を例示したものである。
【0011】
この出願の発明は、例えば、図1(イ)〜(ニ)に例示したように、ソーラーシステムのコレクターに連絡せる熱交換器(1)を下部に設けると共に該熱交換器(1)上方に電気ヒーター(7)を設けた貯湯槽(4)の底部から給水管(5)を介して水道水を給水し、頂部より給湯管(6)を介して湯水を給湯する電気温水器一体型ソーラー給湯装置において、貯湯槽(4)の上部に上記電気ヒーター(7)を設け、中間部の側壁上下に上部吸水口(10)および下部吸水口(11)を設け、一端部を各別に該上部吸水口(10)および下部吸水口(11)に装着して連通させた上部吸水管(12)および下部吸水管(13)の他端部を電動式の三方弁(14)に装着して合流させると共に、一端部を該三方弁(14)に装着した合流管(15)の他端部を貯湯槽(4)頂部に装着して連通させ、かつ、該合流管(15)に揚水ポンプ(8)を装着して成る電気温水器一体型ソーラー給湯装置に関するものである。
【0012】
以下、上記この出願の発明の電気温水器一体型ソーラー給湯装置一実施形態の使用状態を説明すると、例えば、安価な深夜電力を利用して電気ヒーターで湯水を沸き上げる場合には、図1(イ)に例示したように、三方弁(14)を電動で作動させて下部吸水管(13)と合流管(15)を連通させると共に揚水ポンプ(8)を作動させて下部の冷水(17)を矢印にて示すように下部吸水口(11)から汲み上げて貯湯槽(4)の頂部に供給し、上部に設けた電気ヒーター(7)で沸き上げて貯湯槽(4)上部から積層貯湯し、沸き上げた熱湯(16)が下部吸水口(11)まで到達して熱湯(16)(例えば、90℃、370Lの熱湯)が貯溜された時点で電気ヒーター(7)による電気温水器としての湯水の沸き上げを停止する。この時、下部吸水口(11)より下部は冷水(17)(例えば、15℃、200Lの冷水)のまま残溜する。
【0013】
また、ソーラーシステムのコレクターで集熱して湯水を沸き上げる場合には、図1(ロ)に例示したように、ソーラーシステムのコレクターで集熱した熱媒体を熱交換器(1)の熱交換パイプ(18)に供給して循環させて沸き上げると、上記図1(イ)に例示した下部吸水口(11)より下部の冷水(17)(例えば15℃、200Lの冷水)が温められて中温のソーラー温水(19)(例えば、40℃、200Lのソーラー温水)が生成する。
【0014】
また、上記湯を使用した結果、残湯が少なくなり、高価な昼間電力を利用して電気ヒーターで追い焚きする場合には、図1(ハ)に例示したように、湯を使用した結果、残りの熱湯(16)(例えば、90℃、100Lの熱湯)が少なくなり、少なくなった熱湯(16)に相当する量の冷水(17)(例えば、15℃、270Lの冷水)が下部から給水された時点で、三方弁(14)を電動で作動させて上部吸水管(12)と合流管(15)を連通させると共に揚水ポンプ(8)を作動させて中間部の上記ソーラー温水(19)(例えば、40℃、200Lのソーラー温水)を矢印にて示すように上部吸水口(10)から汲み上げて貯湯槽(4)の頂部に供給し、上部に設けた電気ヒーター(7)で追い焚きして貯湯槽(4)上部から積層貯湯すると、追い焚き後、図1(ニ)に例示したように、上部吸水口(10)より上方に熱湯(16)(例えば、90℃、200Lの熱湯)、熱湯(16)の下方にソーラー温水(19)(例えば、40℃、100Lの温水)および冷水(17)(例えば、15℃、270Lの冷水)が貯溜される。
【0015】
なお、上記のように三方弁(14)を電動で作動させる場合には、例えば、タイマー等で自動的に作動させれば良い。
上記この出願の発明の電気温水器一体型ソーラー給湯装置の一実施形態においては、高価な昼間電力を使用して追い焚きする時に、ソーラー温水(19)を利用して追い焚きすることができ、従って、高価な昼間電力消費量を少なくして短時間で電気温水器の電気ヒーター(7)で湯水を沸き上げることができ、専用の追い焚き用電気ヒーターを使用する必要もない。
【0016】
図2〜7は、この出願の発明の電気温水器一体型ソーラー給湯装置の異った実施形態を例示した縦断面図であり、図2は深夜電力を利用した沸き上げ時の状態、図3は沸き上げ完了時の状態、図4はソーラーシステムによる沸き上げ時の状態、図5は給湯中の状態、図6は追い焚き前の状態、図7は追い焚き時の状態を例示したものである。
【0017】
また、この出願の発明は、例えば、図2〜7に例示したように、ソーラーシステムのコレクターに連絡せる熱交換器(1)を下部に設けると共に該熱交換器(1)上方に電気ヒーター(7)を設けた貯湯槽(4)の底部に給水管(5)を介して矢印にて示すように水道水を給水し、頂部より給湯管(6)を介して矢印にて示すように湯水を給湯する電気温水器一体型ソーラー給湯装置において、貯湯槽(4)内部の略中間部に仕切板(20)を設けて貯湯槽(4)内部を上層部(21)と下層部(22)に分離し、該仕切板(20)近傍の下方に間隔を隔てて電気ヒーター(7)を設け、かつ、該上層部(21)と下層部(22)を貯湯槽(4)内部に設けた導湯管(23)および貯湯槽(4)外部を迂回する導水管(24)を介して連絡し、さらに、該導湯管(23)の下端部に所定の温度で開閉するサーモバルブ(25)を設けて仕切板(20)近傍にて開閉すると共に、上端部を貯湯槽(4)上部にて開口し、かつ、導水管(24)を介して上層部(21)と下層部(22)を連絡するにあたって導水管(24)の一端部を電気ヒーター(7)下方の貯湯槽(4)側壁に設けた導水口(26)に装着すると共に、他端部を電動式の三方弁(14)を介して分岐させ、一方を仕切板(20)に設けた冷水口(27)、他方を貯湯槽(4)の上方側壁に設けた温水口(28)に装着して成ることを特徴とする電気温水器一体型ソーラー給湯装置に関するものである。
【0018】
以下、上記この出願の発明の電気温水器一体型ソーラー給湯装置の異った実施形態の使用状態を説明すると、例えば、安価な深夜電力を利用して電気ヒーターで湯水を沸き上げる場合(pm11〜am7)には、図2に例示したように、三方弁(14)を電動で作動させて冷水口(27)と導水口(26)を導水管(24)を介して連通させ、上層部(21)下方の冷水(17)を矢印にて示すように仕切板(20)下部に供給して電気ヒーター(7)で沸き上げ、生成した熱湯(16)を導湯管(23)を介して矢印にて示すように貯湯槽(4)上部に供給して積層貯湯すると、沸き上げが完了した時点では、図3に例示したように、電気ヒーター(7)上部全体が熱湯(16)になる。また、電気ヒーター(7)下部は冷水(17)のまま残溜する。
【0019】
また、ソーラーシステムのコレクターで集熱して湯水を沸き上げる場合には、図4に例示したように、ソーラーシステムのコレクターで集熱した熱媒体を熱交換器(1)の熱交換パイプ(18)に供給して循環させて沸き上げると、上記図3に例示した電気ヒーター(7)下部の冷水(17)が温められて中温のソーラー温水(19)が生成する。
【0020】
また、湯を使用するため給湯した場合には、図5に例示したように、湯を使用した結果、残りの熱湯(16)が少なくなると、少なくなった熱湯(16)に相当する量のソーラー温水(19)が導水管(24)を介して矢印にて示すように導水口(26)から冷水口(27)に供給されると共に、給水管(5)から水道水が給水されて矢印にて示すように冷水(17)が充填され、さらに、湯を使用して追い焚き前の状態になると、図6に例示したように、水道水が給水されて矢印にて示すように冷水(17)が充填され続けると共に、冷水(17)が導水管(24)を介して矢印にて示すように導水口(26)から冷水口(27)に供給され、上層部(21)の下方まで冷水(17)が充填される。次いで、高価な昼間電力を利用して電気ヒーターで湯水を追い焚きする場合(am7〜pm11)には、図7に例示したように、三方弁(14)を電動で作動させて温水口(28)と導水口(26)を導水管(24)を介して連通させ、上層部(21)中間のソーラー温水(19)を矢印にて示すように仕切板(20)下方に供給して電気ヒーター(7)で追い焚きし、生成した熱湯(16)を導湯管(23)を介して矢印にて示すように貯湯槽(4)上部に供給して積層貯湯する。なお、追い焚き中に給湯使用すると、冷水(17)が導水管(24)を介して導水口(26)から温水口(28)へと廻ってソーラー温水(19)中に流れ込んで混合するおそれがあるので、給水管(5)にフロースイッチ等を設け、給湯使用時には三方弁(14)を作動させて切り替えて冷水(17)が冷水口(27)に廻るようにすれば良い。
【0021】
また、上記異った実施形態において、三方弁(14)を電動で作動させる場合には、例えば、前述の一実施形態と同様、タイマー等で自動的に作動させれば良い。
【0022】
また、この出願の発明において、ソーラーシステムのコレクターと熱交換器を連絡、連動させる場合には、例えば、図2〜7に例示したように、熱交換器(1)の出口(29)から送り出された熱媒体を流出管(30)を介してソーラーポンプ(31)でコレクターに送り込み、次いで、コレクターから送り出された熱媒体を流入管(32)を介して熱交換器(1)の入口(33)から熱交換器(1)の熱交換パイプ(18)に送り込んで循環させ、該循環せる熱媒体によって熱交換器(1)を介して貯湯槽(4)の下層部(22)の冷水(17)を温めてソーラー温水(19)を生成する。
【0023】
また、貯湯槽(4)の底部から給水し、頂部より給湯する場合には、例えば、図2〜7に例示したように、水道水を矢印にて示すように給水する給水管(5)を貯湯槽(4)の底部から中間部に向けて配設し、該給水管(5)をさらに減圧逆止弁(34)を介して上下方向に分岐させ、底部に向けて下方に分岐させた給水管(51)を介して水道水を熱交換器(1)下方に給水して温めると共に頂部に向けて上方に分岐させた給水管(52)を介して水道水をミキシング弁(35)に給水して貯湯槽(4)頂部の熱湯(16)と混合することによって給湯温度を調節するようにすると、所望の給湯温度に調節された湯が給湯管(6)を介して矢印にて示すように給湯される。
【0024】
なお、図2〜7において、(36)は貯湯槽(4)頂部の熱湯(16)をミキシング弁(35)に送り込む導湯管であり、(37)は導湯管(36)から分岐させた分流管(38)を介して設けた逃し弁であり、該逃し弁(37)は貯湯槽(4)頂部に到達した熱湯(16)が過度に昇温して昇圧した時に圧力を逃して昇圧状態を解消する機能を有する。
【0025】
また、(39)は流入管(32)から分岐させた分流管(40)を介して設けた膨脹タンクであり、コレクターで温められた熱媒体が過度に昇温して膨脹した時に膨脹状態を開放して解消する機能を有する。
【0026】
また、貯湯槽(4)の下部に熱交換器(1)を設ける場合に、図2〜7に例示したように、貯湯槽(4)の底部に近接して熱交換器(1)の熱交換パイプ(18)を螺旋状(渦巻状)に配設した螺旋型の熱交換器(1)を設けると、熱交換器(1)を介して冷水(17)を温める時に、貯湯槽(4)底部近傍の冷水(17)が温められずに残溜することなく冷水(17)全体を円滑に温めることができる。
【0027】
また(t1)は残湯量100L表示・追い焚き開始センサー、(t2)は残湯量200L表示、(t3)は残湯量370L表示・沸き上げ完了センサー、(t4)はソーラーシステム運転制御差温測定センサーである。
【0028】
上記この出願の発明の電気温水器一体型ソーラー給湯装置の異った実施形態においても、前述の一実施形態と同様、高価な昼間電力を使用して追い焚きする時に、ソーラー温水(19)を利用して追い焚きすることができ、従って、高価な昼間電力消費量を少なくして短時間で電気温水器の電気ヒーター(7)で湯水を沸き上げることができ、専用の追い焚き用電気ヒーターを使用する必要もない。
【0029】
勿論、この出願の発明は、以上の実施形態によって限定されるものではなく、コレクター、熱交換器、電気ヒーター、貯湯槽、三方弁、揚水ポンプ等の構造、形状等、詳細については種々の態様が可能であることはいうまでもない。
【0030】
【発明の効果】
以上詳しく説明した通り、この出願の発明によって、専用の追い焚き用電気ヒーターを使用することなく、ソーラー温水を利用することによって、高価な昼間電力消費量を少なくして短時間で電気温水器にて湯水を沸き上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の電気温水器一体型ソーラー給湯装置の一実施形態を例示した略縦断面図であり、(イ)は電気ヒーターで沸き上げた後(早朝時)の状態、(ロ)はソーラーシステムで沸き上げた後(夕方時)の状態、(ハ)は電気ヒーターで追い焚き中(使用時)の状態、(ニ)は電気ヒーターで追い焚きした後(使用時)の状態を例示したものである。
【図2】この出願の発明の電気温水器一体型ソーラー給湯装置の異った実施形態を例示した縦断面図であり、深夜電力を利用した沸き上げ時の状態を例示したものである。
【図3】この出願の発明の電気温水器一体型ソーラー給湯装置の異った実施形態を例示した縦断面図であり、沸き上げ完了時の状態を例示したものである。
【図4】この出願の発明の電気温水器一体型ソーラー給湯装置の異った実施形態を例示した縦断面図であり、ソーラーシステムによる沸き上げ時の状態を例示したものである。
【図5】この出願の発明の電気温水器一体型ソーラー給湯装置の異った実施形態を例示した縦断面図であり、給湯中の状態を例示したものである。
【図6】この出願の発明の電気温水器一体型ソーラー給湯装置の異った実施形態を例示した縦断面図であり、追い焚き前の状態を例示したものである。
【図7】この出願の発明の電気温水器一体型ソーラー給湯装置の異った実施形態を例示した縦断面図であり、追い焚き時の状態を例示したものである。
【図8】従来の対流沸き上げ式電気温水器一体型ソーラー給湯装置を例示した略縦断面図であり、(イ)は追い焚き前の状態、(ロ)は追い焚き後の状態を例示したものである。
【図9】従来の積層沸き上げ式電気温水器一体型ソーラー給湯装置を例示した略縦断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器
2 主電気ヒーター
3 追い焚き用電気ヒーター
4 貯湯槽
5、51、52 給水管
6 給湯管
7 電気ヒーター
8 揚水ポンプ
9 揚水管
10 上部吸水口
11 下部吸水口
12 上部吸水管
13 下部吸水管
14 三方弁
15 合流管
16 熱湯
17 冷水
18 熱交換パイプ
19 ソーラー温水
20 仕切板
21 上層部
22 下層部
23 導湯管
24 導水管
25 サーモバルブ
26 導水口
27 冷水口
28 温水口
29 出口
30 流出管
31 ソーラーポンプ
32 流入管
33 入口
34 減圧逆止弁
35 ミキシング弁
36 導湯管
37 逃し弁
38、40 分流管
39 膨脹タンク
t1 残湯量100L表示・追い焚き開始センサー
t2 残湯量200L表示
t3 残湯量370L表示・沸き上げ完了センサー
t4 ソーラーシステム運転制御差温測定センサー

Claims (2)

  1. ソーラーシステムのコレクターに連絡せる熱交換器を下部に設けると共に該熱交換器上方に電気ヒーターを設けた貯湯槽の底部から給水し、頂部より給湯する電気温水器一体型ソーラー給湯装置において、貯湯槽の上部に電気ヒーターを設け、中間部の側壁上下に上部吸水口および下部吸水口を設け、一端部を各別に該上部吸水口および下部吸水口に装着した上部吸水管および下部吸水管の他端部を三方弁に装着して合流させると共に、一端部を該三方弁に装着した合流管の他端部を貯湯槽頂部に装着し、かつ、該合流管に揚水ポンプを装着して成り、深夜電力を利用して電気ヒーターで湯水を沸き上げる場合には、三方弁を作動させて下部吸水管と合流管を連通させると共に揚水ポンプを作動させて下部の冷水を下部吸水口から汲み上げて貯湯槽の頂部に供給し、電気ヒーターで沸き上げ、また、ソーラーシステムのコレクターで集熱して湯水を沸き上げる場合には、コレクターで集熱した熱媒体を熱交換器に供給して沸き上げ、また、湯を使用した結果、残りの熱湯が少なくなり、昼間電力を利用して電気ヒーターで追い焚きする場合には、三方弁を作動させて上部吸水管と合流管を連通させると共に揚水ポンプを作動させて中間部のソーラー温水を上部吸水口から汲み上げて貯湯槽の頂部に供給し、電気ヒーターで追い焚きするようにして成ることを特徴とする電気温水器一体型ソーラー給湯装置。
  2. ソーラーシステムのコレクターに連絡せる熱交換器を下部に設けると共に該熱交換器上方に電気ヒーターを設けた貯湯槽の底部から給水し、頂部より給湯する電気温水器一体型ソーラー給湯装置において、貯湯槽内部に仕切板を設けて上層部と下層部に分離し、該仕切板近傍の下方に電気ヒーターを設け、かつ、該上層部と下層部を貯湯槽内部に設けた導湯管および貯湯槽外部を迂回する導水管を介して連絡し、さらに、該導湯管の下端部に所定の温度で開閉するサーモバルブを設けて仕切板近傍にて開閉すると共に、上端部を貯湯槽上部にて開口し、かつ、導水管を介して上層部と下層部を連絡するにあたって導水管の一端部を電気ヒーター下方の貯湯槽側壁に設けた導水口に装着すると共に、他端部を三方弁を介して分岐させ、一方を仕切板に設けた冷水口、他方を貯湯槽の上方側壁に設けた温水口に装着して成り、深夜電力を利用して電気ヒーターで湯水を沸き上げる場合には、三方弁を作動させて冷水口と導水口を導水管を介して連通させ、上層部下方の冷水を仕切板下部に供給して電気ヒーターで沸き上げ、また、ソーラーシステムのコレクターで集熱して湯水を沸き上げる場合には、コレクターで集熱した熱媒体を熱交換器に供給して沸き上げ、また、湯を使用した結果、残りの熱湯が少なくなり、昼間電力を利用して電気ヒーターで追い焚きする場合には、三方弁を作動させて温水口と導水口を導水管を介して連通させ、上層部中間のソーラー温水を仕切板下方に供給して電気ヒーターで追い焚きするようにして成ることを特徴とする電気温水器一体型ソーラー給湯装置。
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