JP3741460B2 - 電池端子基板を機器本体に取り付ける方法 - Google Patents
電池端子基板を機器本体に取り付ける方法 Download PDFInfo
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、電池エネルギー等により活電部品が発火した際に、火災を防止できる電池端子基板を機器本体に取り付ける方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のオーディオ機器のキャビネットの構造では、AC電源あるいは電池による活電部品の半田付け部のすぐ近くには、UL規格のHBグレード材料があるために、活電部品による発火にて火災が発生しやすい状況にあった。
【0003】
図7、図8は電池駆動のオーディオ機器を示している。裏キャビネット1には、電池端子基板5を嵌合する嵌合保持リブ1a、また電池端子基板5を裏キャビネット1内に案内する案内板および電池端子基板5を固定するための係止片1bが設けられている。電池端子基板5には正極の電池端子6、負極の電池端子7および電気接続用リード線4が半田付けされている。
【0004】
組み立ては、裏キャビネット1に設けられた嵌合保持リブ1aに電池端子基板5を挿入し嵌合固定する。これによって、電池端子基板5に設けた孔5aに裏キャビネット1に設けた係止片1bが係止して、電池端子基板5を図8の矢印E方向に引っ張っても裏キャビネット1から外れないように構成されている。
【0005】
このように裏キャビネット1に形成された電池室3に装填された電池2は、電池端子基板5の電池端子6、7を介して内部の電気回路に接続されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
裏キャビネット1の材料は燃焼グレードがUL規格のHBグレードのために、電池端子基板5に半田付けされている電池端子6、7および電気接続用リード線4の半田付け部半田が付け不良などの場合、電池2から電池エネルギーが供給されると、それが原因で前記半田付け部が発火して炎Fが生じ、この炎Fが嵌合保持リブ1aなどに当たることによって火災の危険を有している。
【0007】
本発明は半田付け不良などによる火災を防止できる電池端子基板を機器本体に取り付ける方法を提供することを目的とする。また、半田付け不良などによる火災を防止でき、しかも組み立て易い電池端子基板を機器本体に取り付ける方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電池室に装填された電池の電極に当接する端子が設けられた電池端子基板を、難燃材料により形成された成形カバーを介して、前記電池室を構成する機器本体に対して取り付ける方法であって、係合部が設けられている前記電池端子基板を、電池端子基板係合用の係止片が設けられている前記成形カバーに挿入することにより、前記電池端子基板の係合部と前記成形カバーの電池端子基板係合用の係止片とを係合させて、前記成形カバーにより少なくとも前記電池端子基板の一部を覆った状態で、前記電池端子基板と前記成形カバーとを固定し、前記電池端子基板が嵌合固定されるとともに機器本体係合用の係止片が設けられている前記成形カバーを、係合部が設けられている前記機器本体に挿入し嵌合させ、前記機器本体の前記係合部に前記成形カバーの前記機器本体係合用の係止片を係合させて、前記成形カバーを前記機器本体に固定し、前記電池端子基板を前記成形カバーを介して前記機器本体に取り付けることを特徴とする。
【0011】
【作用】
この方法によると、難燃性材料の成形カバーを介して電池端子基板が機器本体に取り付けられており、電池端子基板の発火による炎は機器本体に直接に接触せずに成形カバーによって食い止められる。
【0012】
また、成形カバーに電池端子基板を挿入すると、成形カバーの電池端子基板係止用の係合片が電池端子基板の係合部に係合して外れない。成形カバーを機器本体に挿入すると、成形カバーの機器本体係止用の係合片が機器本体に係合して外れない。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1〜図6を参照しながら詳細に説明する。
図3において、電池端子6、7および電気接続用リード線4が半田付けされており、また外周部には切り欠き部5bが設けられている電池端子基板5と、難燃性材料から形成され弾性を有する係止片8a、8bが設けられている成形カバー8が構成されている。さらに、外周部に係止用孔1Cが設けられているとともに、嵌合保持リブ1aが設けられている裏キャビネット1が構成されている。
【0015】
上記構成において、図3に示すように、上記電池端子基板5を上記成形カバー8にC方向に挿入する。なお、図4に示すように、挿入された前記電池端子基板5には外周部に切り欠き部5bが設けられており、また成形カバー8には係止片8aが設けられているため、この切り欠き部5bとこの係止片8aが嵌合し前記電池端子基板5は固定される。
【0016】
次に、電池端子基板5が嵌合固定された成形カバー8をC方向に、裏キャビネット1に設けた嵌合保持リブ1aに挿入し嵌合させる。それと同時に、成形カバー8に設けられている弾性を有する係止片8bが裏キャビネット1に設けられている係止用孔1cに係止されるため、前記電池端子基板5が嵌合固定された成形カバー8は固定される。
【0017】
図1、図2、図5、図6において、電池端子6、7の半田付け部が半田付け不良などによる接触不良で不完全な場合、電池2の電気エネルギーが供給され、それが原因で発火し炎Fが生じても、難燃性材料の成形カバー8を介して電池端子基板5が裏キャビネット1に取り付けられており、電池端子基板5の発火による炎Fは裏キャビネット1に直接に接触せずに成形カバー8によって食い止められるため、この裏キャビネット1の成形材料が燃焼グレードの比較的燃焼しやすいUL規格の94HBでも火災になることはない。同様に電気接続用リード線4の半田付け部からも発火する危険性があるが、上記の成形カバー8は電気接続用リー線4の半田付け部まで覆うように構成されているため、炎Fは裏キャビネット1には当たらない。
【0018】
上記実施例で示されている従来の裏キャビネットの材料であるUL規格の94HBは、具体的にはポリスチレンが用いられ、また、本発明の成形カバーの材料は、具体的にはUL規格の燃焼グレードでHBグレードよりも燃焼しにくい、VOグレードの材料である難燃添加剤が添加されているポリスチレンが用いられている。
【0019】
このように電池端子基板5に切り欠き部5bを設け、この切り欠き部5bを成形カバー8に設けられている係止片8aに嵌合することによって、前記電池端子基板5を成形カバー8に固定させるため、裏キャビネットに締結部品を設けることもなく簡単な作業で組み立てることができる。
【0020】
上記実施例では、電池端子基板5の切り欠き部5aを成形カバー8の係止片8aに嵌合することによって、前記電池端子基板5と前記成形カバー8を固定させているが、電池端子基板5に係止片、成形カバー8に切り欠き部を設けることによって、上記と同様に前記電池端子基板5に成形カバー8を固定することもできる。
【0021】
上記実施例では、電池端子基板5を電池室3内に設けているが、電池端子基板5を電池室の外側で電池室3の近傍に配設し、この電池端子基板5に形成された電池端子を電池に当接させるように構成した場合であっても、上記の成形カバー8を採用することによって同様の効果を期待できる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によると、難燃性材料から形成され少なくとも前記電池端子基板の一部を覆う成形カバーを設け、この成形カバーを介して前記電池端子基板を機器本体に取り付けたため、電池端子基板の発火による炎は機器本体に直接に接触せずに成形カバーによって食い止められ火災を防止することができる。
【0023】
また、本発明によると、係合部が設けられている電池端子基板を、電池端子基板係合用の係止片が設けられている前記成形カバーに挿入することにより、前記電池端子基板の係合部と前記成形カバーの電池端子基板係合用の係止片とを係合させて、前記成形カバーにより少なくとも前記電池端子基板の一部を覆った状態で、前記電池端子基板と前記成形カバーとを固定し、前記電池端子基板が嵌合固定されるとともに機器本体係合用の係止片が設けられている前記成形カバーを、係合部が設けられている前記機器本体に挿入し嵌合させ、前記機器本体の前記係合部に前記成形カバーの前記機器本体係合用の係止片を係合させて、前記成形カバーを前記機器本体に固定し、前記電池端子基板を前記成形カバーを介して前記機器本体に取り付けるため、簡単な作業だけで組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の機器本体内の正面図
【図2】同実施例の図1の要部の拡大図
【図3】同実施例の要部の分解斜視図
【図4】同実施例の電池端子基板の切り欠き部と成形カバーの係止片の係止状態を示す拡大斜視図
【図5】同実施例の図1のA−A線断面図
【図6】同実施例の図1のB−B線断面図
【図7】従来の電子端子基板の取り付け構造の平面図
【図8】図7のD−D線断面図
【符号の説明】
1 裏キャビネット
1a 嵌合保持リブ
1b 係止片
1c 係止用孔
2 電池
3 電池室
4 電気接続用リード線
5 電池端子基板
5a 孔
5b 切り欠き部
6 正極の電池端子
6a 半田取付部
7 負極の電池端子
8 成形カバー
8a 係止片
8b 係止片
Claims (1)
- 電池室に装填された電池の電極に当接する端子が設けられた電池端子基板を、難燃材料により形成された成形カバーを介して、前記電池室を構成する機器本体に対して取り付ける方法であって、
係合部が設けられている前記電池端子基板を、電池端子基板係合用の係止片が設けられている前記成形カバーに挿入することにより、前記電池端子基板の係合部と前記成形カバーの電池端子基板係合用の係止片とを係合させて、前記成形カバーにより少なくとも前記電池端子基板の一部を覆った状態で、前記電池端子基板と前記成形カバーとを固定し、
前記電池端子基板が嵌合固定されるとともに機器本体係合用の係止片が設けられている前記成形カバーを、係合部が設けられている前記機器本体に挿入し嵌合させ、前記機器本体の前記係合部に前記成形カバーの前記機器本体係合用の係止片を係合させて、前記成形カバーを前記機器本体に固定し、前記電池端子基板を前記成形カバーを介して前記機器本体に取り付ける
電池端子基板を機器本体に取り付ける方法。
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JP14428995A JP3741460B2 (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 電池端子基板を機器本体に取り付ける方法 |
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1995
- 1995-06-12 JP JP14428995A patent/JP3741460B2/ja not_active Expired - Fee Related
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