JP3739368B2 - Ultrasonic tandem multi-array flaw detector - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は超音波探傷装置に関し、特に、鋼板の溶接部に存在する欠陥の位置や大きさ等を特定することが可能な超音波探傷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鋼構造物の溶接継手部には、各種の欠陥が発生する可能性がある。溶接欠陥は応力集中源となり、溶接継手部の疲労強度低下をもたらす恐れがある。したがって、溶接継手部の品質管理の面では、どのような形状の、またどの程度の大きさの溶接欠陥が含まれているかを非破壊的に検出することが重要となる。
従来から、鋼溶接部の内部欠陥を検出して評価する主要な非破壊検査試験方法として、放射線透過試験や超音波探傷試験が用いられてきた。放射線透過試験は、試験実施者に対する安全性を配慮する必要があり、また試験結果の表示に時間がかかるなどの問題点があった。
一方で超音波探傷試験は、試験結果を即時に表示をすることができ、欠陥が検知された際に即座に対処できる可能性があるなど、効率よく試験を行うことが可能となる利点を有する。そのため、溶接欠陥や疲労亀裂の検知を行う各種の非破壊検査方法では、超音波探傷試験が広く用いられている。
【0003】
超音波探傷試験は、鋼板表面に配置した超音波探触子から溶接部分に向けて超音波を発信し、溶接部内の欠陥から反射されたエコーをその探触子又は他の受信探触子により受信し、探触子の位置情報とそのエコーに基づいて欠陥情報を取得する試験方法である。超音波探傷試験の方法には、超音波の送受信を1つの探触子で行い、この探触子を溶接線方向及び直角方向に走査する一探触子法や、探傷面104に垂直な面内に存在する欠陥を検出するために、超音波の送信及び受信を別個の斜角探触子Pt及びPrで行い、一探触子法では取得できないエコーを取得するタンデム探傷法も使用されている(図24)。
特許文献1には、送受信切替可能な斜角探触子を溶接方向に直角に複数配列したタンデムアレイ超音波探傷装置が開示されている。図25は、特許文献1に開示されるタンデムアレイ超音波探傷装置の概略構成図である。タンデムアレイ超音波探傷装置300は、2枚の鋼板101及び102を接続する溶接部103を検査するために、溶接線と直角方向に複数の超音波探触子を並べたアレイ探触子301を備える。そしてアレイ探触子301を構成する各超音波探触子を順次切り替えて送信探触子とし、全ての探触子においてエコー信号を受信して、溶接部103内の欠陥の位置や大きさ等を検出する。このように探触子をアレイ状に並べて複数配置してこれら全ての探触子で受信することにより、指向性の強いエコー信号について、一探触子法やタンデム探傷法に比べてより確実に受信することが可能となり、また溶接線と直角方向の走査を不要とする。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−14082号公報(段落〔0012〕−〔0046〕)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、溶接欠陥には融合不良や割れといった面状欠陥のほか、球状又はほぼ球状の空洞(ブローホール)のような3次元的な体積を有する欠陥がある。このような3次元形状を有する欠陥や、又は探傷面に斜めの角度をもって存在する面状欠陥で反射する散乱波は3次元的に広範囲に散乱する。したがって、このような形状の欠陥の探傷に従来の探傷法を適用すると、3次元に散乱する反射散乱波を受信できず、その形状を検出することは困難であった。
【0006】
また、構造物の保守や寿命の推定のための理論として破壊力学を用いることが有効であるが、この場合には欠陥の位置や、大きさ、形状及び角度などに関する正確な情報が必要となる。したがって、超音波探傷においては欠陥の定量化が要求される。ここに、欠陥の定量化とは、例えば、a)欠陥の種類(クラック状、ボイド状又はインクルージョンか等の識別)、b)欠陥の正確な位置、大きさ、形状、角度等に関する情報、また欠陥がクラックであるとすればc)きれいに開口したクラックなのか、ある部分は閉じたクラックなのか、d)単一欠陥なのか複数欠陥なのか、複数欠陥であるとすればe)どのような分布状態なのかを特定することをいう。
このような欠陥の定量化には、欠陥の様子を表現する画像化を行うことが有効であるが、その位置や形状などを3次元的に表現する画像化を行うためには、所望の精度に対応するステップで溶接線方向に走査することが必要であった。
【0007】
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであって、従来の探傷方法では取得困難であった3次元的に広範囲に散乱するエコーを取得し、さらに取得したデータから欠陥像を3次元画像に精度よく再構成する探傷装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明に係る超音波タンデムマルチアレイ探傷装置では、複数の超音波探触子を行列状に配置して備え、欠陥から反射する散乱エコーを受信する超音波探触子は、少なくとも異なる行および異なる列に配置された他の超音波探触子から送信された超音波をも受信して、検査体内の欠陥検出に利用することとする。
【0009】
以下、図1を参照して本発明に係るタンデムマルチアレイ探傷装置の動作原理を説明する。本発明に係るタンデムマルチアレイ探傷装置は、複数の超音波探触子をm行×n列の2次元行列に配置して構成されるタンデムマルチアレイ探触子10を備える。
例えば、図1に示すタンデムマルチアレイ探触子では、5行×3列の行列状に構成され、超音波探触子P1〜P15を備える。超音波探触子としては、様々な種類の探触子を使用することが可能であるが、斜角探触子を使用することが望ましい。
ここに、2枚の鋼板101及び102を接続する溶接部103内の欠陥を検査することを考える。便宜上、本明細書においては溶接線方向をX軸、溶接線と直角方向をY軸、鉛直方向をZ軸と呼ぶこととする。
【0010】
図1(a)に示すように、鋼板101上にタンデムマルチアレイ探触子10を配置する。いま簡単のため、タンデムマルチアレイ探触子10の行方向(すなわち探触子P1〜P5の並びの方向)はY軸と一致し、列方向(探触子P1、P6及びP11の並びの方向)はX軸と一致していることとする。
【0011】
図1(b)に示すように、検出すべき溶接部103内の欠陥105が探傷面104に対してZ軸について斜めの3次元形状欠陥又は面状欠陥であるとする。このとき、送信探触子P6から溶接部103に向けて超音波を送信すると、送信後Y軸方向に進行して欠陥105に至った超音波(送信信号)は、欠陥105によってY軸方向に対して斜めに反射するため、探触子P6と同じ列に配置される探触子P6〜P10によって反射信号を取得することができない。
【0012】
本発明によるタンデムマルチアレイ探触子10によれば、探触子を2次元的に配列して備えるので、図1(b)に示すように送信探触子(探触子P6)と異なる行に配置される探触子(図1(b)の例では探触子P12)により、欠陥105により斜めに反射する反射信号を取得することが可能となる。このように、3次元形状を有する欠陥や探傷面に斜めの角度をもって存在する面状欠陥により生じる3次元的に広範囲に散乱するエコーを取得することを可能とし、従来検出することができなかった上記形状を有する欠陥の見逃し防止を可能とする。
【0013】
また、探触子を2次元的に配列して備えることにより、図1(c)に示すように、適切な指向性を有する送信信号106を、送信信号106の中心軸からX軸方向にずれた欠陥105に送信し、その反射信号を送信探触子P6と異なる行に配置される探触子P12により受信して、探傷面104上の任意のX座標位置の欠陥を連続して検知することが可能となる。
これにより、探触子をX軸方向に走査することなく欠陥の立体的形状を検出することが可能となる。したがって、従来の探傷方法でX軸方向の検出精度を規定していた走査ステップ幅とは関係なく、X軸方向の任意の位置において欠陥有無の検出が可能となる。これにより3次元形状を有する欠陥位置、形状および大きさ等を高精度で検出および画像化することを可能とし、上述の欠陥の定量的評価の高精度化に寄与する。
【0014】
さらに、本発明に係るタンデムマルチアレイ探傷装置は、2次元的に配列された複数の超音波探触子を順次切り替えて送信探触子とし、反射信号を繰り返し受信する撮像手段と、受信した反射信号に基づいて画像を生成する画像生成手段とを備えることとする。
上述のタンデムマルチアレイ探触子10が取得する反射信号に基づくことにより、高精度な3次元画像の生成が可能となる。
【0015】
またさらに、本発明に係るタンデムマルチアレイ探傷装置が備える前記の画像生成手段は、送信超音波探触子から溶接部内の欠陥に直接至り、この欠陥から受信超音波探触子に直接戻る経路を伝搬した第1の反射信号と、送信超音波探触子から鋼板底面で一度反射されて溶接部内の欠陥に至り、この欠陥から受信超音波探触子に直接戻る経路を伝搬した第2の反射信号と、送信超音波探触子から溶接部内の欠陥に直接至り、この欠陥から鋼板底面で一度反射されて受信超音波探触子に戻る経路を伝搬した第3の反射信号と、送信超音波探触子から鋼板底面で一度反射されて前記溶接部内の欠陥に至り、この欠陥から鋼板の底面で一度反射されて受信超音波探触子に戻る経路を伝搬した第4の反射信号の少なくとも1つの反射信号に基づき画像を生成することとした。
このように、複数の伝搬経路を考慮し、対象経路を上記のように選定して限定することにより生成画像の精度を高めることを可能とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付する図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2は、本発明の実施例に係るタンデムマルチアレイ探傷装置の概略構成図である。
タンデムマルチアレイ探傷装置20は、図1に示したタンデムマルチアレイ探触子10と、リモート部12を有する探傷器11と、探傷器の制御および結果表示を行うパーソナルコンピュータ等の計算機13とを備える。タンデムマルチアレイ探触子10は、検査対象である鋼板101上にカップリング剤(例えば水)を介して設置される。
【0017】
探傷器11は、タンデムマルチアレイ探触子10を構成する各探触子P1〜P15を切り替えて送信探触子とする。探傷器11ではパルス信号を発生させて、リモート部12を経由してこのパルス信号を送信探触子に送信する。超音波探触子である各探触子P1〜P15は内部に圧電素子を備え、探傷器11から送信されたパルス信号によりこの圧電素子を振動させて鋼板101内に超音波を送信する。
鋼板101内に送信された超音波は欠陥などで反射され、この反射された音波の一部が、受信探触子として働く各探触子P1〜P15に受信される。受信された音波は、探触子P1〜P15内の圧電素子により電気信号に変換され、リモート部12を経由して探傷器11に受信される。
探傷器11は、受信した電気信号を増幅しアナログディジタル変換を行い、その結果を計算機13に送信する。計算機13は受信信号に基づいて測定結果の表示などを行う。
【0018】
以下、タンデムマルチアレイ探触子10によって、3次元形状を有する欠陥により生じる3次元的に散乱する反射信号の取得を行う実験結果を示す。
図3は、実験に使用したタンデムマルチアレイ探触子10の上面図および側面図である。各探触子は図示する通りに配列されている。実験には、送信信号の周波数が5MHzであり、屈折角(鋼板10への入射角)が65°である斜角探触子を各探触子として使用する。なお、送信信号の周波数および屈折角の選択はこれらに限定されるものではなく、適宜最適な値を採用することとしてよい。
【0019】
図4は、実験に使用した各探触子P1〜P15の送信信号である超音波パルス信号の波形図とスペクトル図である。図5(a)は、各探触子P1〜P15の鋼板101への入射超音波ビームの広がり特性を説明する図である。図示するように鋼板101底面において最高エコーレベルとなる位置を測定により求め、この最高エコーレベルより6dB低くなる範囲を測定して広がり特性を求めた。その結果、実験に使用した各探触子P1〜P15の入射ビームの広がりは、XY方向、XZ方向ともに約8.0°であった。
図5(b)は、実験に使用したタンデムマルチアレイ探触子10の受信特性を説明する図である。図示するとおり、タンデムマルチアレイ探触子10と別に他の送信探触子110を設置し、送信探触子110に対してタンデムマルチアレイ探触子10を傾けながら受信信号のエコーレベルを測定して受信特性を求めた。その結果約3°の傾斜でエコーレベルが50%に落ち込み、10°の傾斜で受信レベルはほぼ0%となった。
【0020】
図6は、試験対象となる試験体を説明する図である。試験体121は、図6(a)に示すような400mm×150mm×12mmの鋼板に内部欠陥105を導入した2枚の鋼板121’を製作し、接合面を鏡面仕上げしてから接触媒質(ソニコート)を介して接合して製作した。
図7は、鋼板121’に導入した内部欠陥105を示す図である。図示するとおり直径6mmの球孔と立方体孔の2種類の内部欠陥を用意した。
【0021】
上記条件の下で、図7(a)に示す球孔の内部欠陥105を導入した試験体121上に、図8(a)に示す位置にタンデムマルチアレイ探触子10を配置し、探触子P6を送信探触子として、送信探触子P6と異なる列に属する探触子により受信したエコー波形を図9に示す。図9(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)及び(h)は、それぞれ探触子P1、P3、P4、P5、P11、P13、P14及びP15により受信したエコー波形を示し、エコー波形図の縦軸はエコーレベル(%)を表し、横軸は送信時刻から受信時刻までの時間差に対応する信号の伝搬距離(mm)を表す。
【0022】
図示するように、送信探触子P6と異なる列に属するこれらの探触子によってエコーを受信しており、したがってタンデムマルチアレイ探触子10は、3次元形状を有する欠陥により生じる3次元的に散乱する反射信号を取得できることが分かる。これら3次元散乱波は、従来の一探触子法、タンデム探傷法および特許文献1に記載の探傷法では見逃していたエコーである。
【0023】
図10は、同様の条件下で、図7(b)に示す立方体孔の内部欠陥105を導入した試験体121上に、図8(b)に示す位置にタンデムマルチアレイ探触子10を配置して徐々に傾けながら、送信探触子P6のエコーを探触子P3により受信したエコー波形図である。同様にエコー波形図の縦軸はエコーレベル(%)を表し、横軸は送信時刻から受信時刻までの時間差に対応する信号の伝搬距離(mm)を表す。ここに図10(a)は、タンデムマルチアレイ探触子10の行方向(すなわち探触子P1〜P5の方向)をY軸と平行にして試験したときの結果であり、図10(b)は、タンデムマルチアレイ探触子10の行方向をY軸に対して5°傾斜させて試験したときの結果である。
【0024】
図10から分かるとおり、タンデムマルチアレイ探触子10の行方向をY軸と平行にした場合は、送信探触子P6と異なる列に属する探触子P3でエコーを取得できなかったが、タンデムマルチアレイ探触子10を傾けることにより、非常に強いエコーを取得することができた。この結果から、前述のタンデムマルチアレイ探触子10の受信特性が、3次元散乱エコーの取得に影響していることが考えられる。このように本発明に係るタンデムマルチアレイ探傷装置20は、タンデムマルチアレイ探触子10を、その行方向または列方向が溶接線方向に斜めになるように、各探触子P1〜P15を2次元的に配列することとしてもよい。
【0025】
図11は、同様の条件下で、図7(a)に示す球孔の内部欠陥105を導入した試験体121上に、図8(a)に示す位置にタンデムマルチアレイ探触子10を配置し、探触子P6と探触子P14の組合せを相互に切り替えて、送信/受信探触子としたときのエコー波形図である。同様にエコー波形図の縦軸はエコーレベル(%)を表し、横軸は送信時刻から受信時刻までの時間差に対応する信号の伝搬距離(mm)を表す。
ここに、図11(a)は、探触子P6を送信、探触子P14を受信としたときの結果であり、図11(b)は、探触子P14を送信、探触子P6を受信としたときの結果である。図11から分かるとおり、探触子P6による送信信号は探触子P14で受信されたが、その反対の探触子P14による送信信号は探触子P6に受信されない。
このとき、タンデムマルチアレイ探触子10は、探触子P6の信号入射点が欠陥から27.5mmとなる位置であったが、これは探触子P6と欠陥とは直達波によりエコーが伝搬する位置関係であり、探触子P14と欠陥とは底面に1回反射してエコーが伝搬する位置関係である。
鋼材中を伝搬する超音波は周波数が高くなるほど伝搬距離に伴う信号減衰が大きくなるため、探触子P14による送信信号は探触子P6に受信されないのは、伝搬による信号減衰が原因と考えられる。したがって、図11に示す結果から、伝搬距離による減衰は、超音波ビームの全路程よりも送信探触子から反射源となる欠陥までの距離に依存することが推測される。この結果は、次に述べる3次元画像化における経路パターン照査の際に使用することができる。
【0026】
以下では、本発明に係るタンデムマルチアレイ探傷装置20によって欠陥像を精度よく3次元画像に再構成する方法を説明する。タンデムマルチアレイ探触子10から得られたデータから欠陥を画像化するために、開口合成の原理を用いる。
【0027】
開口合成の基本的な原理を図12および図13を参照して説明する。図12に示すように、点105に点反射源があるものとする。点xi(i=1,2,3,…,M)の位置で超音波を送受信したときに、超音波探触子から超音波が送信されエコー信号が受信されるまでの試験体内の往復の伝搬経路に対応する伝搬遅延時間をτi(i=1,2,3,…,M)とする。これらの伝搬遅延時間の中の最大値をτmaxとする。
各点xiで得られるエコー信号ri(t)は、図13(a)のようになる。ここにτmax=τMとすると、各エコー信号ri(t)をそれぞれ(τmax−τi)だけ遅延させたエコー信号は図13(b)に示すようになる。この遅延処理により全てのエコー信号が同時刻に揃うので、これら遅延処理後のエコー信号を加算することにより欠陥像を増幅することができる。
【0028】
本発明に係るタンデムマルチアレイ探傷装置20による3次元画像構成方法では、画像化を行う領域である再構成領域をあらかじめ定める。図14(a)は、鋼板101内に定められる再構成領域132を説明する図である。
図示するように再構成領域132を鋼板101内のボクセルとして定め、XYZの座標軸を設定する。欠陥105が再構成領域132内に入らなければ欠陥105を画像化することはできないため、再構成領域はできるだけ広い方が望ましいが、3次元画像を構成するための再構成処理は、2次元の場合と比較して処理時間やコストを非常に要するため、再構成領域の位置や大きさは、変更可能なものであることが望ましい。
【0029】
次に図14(b)のように再構成領域の始点R1(xini,yini,zini)を決め、この点を起点に次の式により再構成領域内の各点を決定する。
x(i)=xini+(i−1)×Δx (i=1、2、〜、nx)
y(i)=yini+(i−1)×Δy (i=1、2、〜、ny)
z(i)=zini+(i−1)×Δz (i=1、2、〜、nz)
ここで、Δx、ΔyおよびΔzは、それぞれX軸、Y軸およびZ軸におけるメッシュ間隔であり、nx、nyおよびnzは、それぞれX軸、Y軸およびZ軸における再構成領域のメッシュの分割数である。すなわち、各点(x(i),y(i),z(i))は各メッシュの頂点に設定される。本発明に係るタンデムマルチアレイ探傷装置20は、このように決定した各点(x(i),y(i),z(i))について開口合成処理を行い、反射源となる欠陥像を再構成する。
なお、始点R1(xini,yini,zini)は、鋼板101中で任意の位置を取ることができる。これによりR1の座標を決めることで再構成領域を決定することとする。
【0030】
図15及び図16は、本発明に係るタンデムマルチアレイ探傷装置20において想定する超音波ビームの伝搬経路の説明図である。超音波エコーは鋼材中を伝搬しながら減衰していく性質がある。したがって強いエコーが受信されたとき、そのエコーは複雑な経路を伝搬したと考えるよりも、そのときの探触子および欠陥等の位置関係から最も生じやすい、すなわち最短の経路を通って受信探触子に戻ってきたと想定するのが妥当である。3次元空間の場合、「最も生じやすい経路パターン」としては、送信探触子Ptから欠陥105(再構成領域のある一点)へ至り、欠陥105から受信探触子Prへ反射した経路が同一平面内にある経路が考えられる。
【0031】
本発明に係るタンデムマルチアレイ探傷装置20で採用する3次元開口合成では、往路(送信探触子Pt〜欠陥105)および復路(欠陥105〜受信探触子Pr)で各1回まで底面反射をする経路を想定して、図15及び図16に示す4パターンの経路パターンを想定した。
【0032】
超音波が底面で反射する経路では底面では鏡面反射するものと仮定して考える。往路及び復路で各1回まで底面反射する場合も含めて考慮すると、前述の「最も生じやすい経路パターン」として、送信探触子又は送信探触子の映像位置(送信探触子の底面についての面対称位置)のいずれかから欠陥箇所に至り、欠陥箇所から受信探触子又は受信探触子の映像位置(受信探触子の底面についての面対称位置)のいずれかに至る経路が同一平面内にある経路を考えることができる。
【0033】
図15(a)に示す経路1は、送信探触子Ptから反射源105に直接至り、鋼板101中の欠陥である反射源105から受信探触子Prに直接戻る経路である。
図15(b)に示す経路2は、送信探触子Ptから底面で一度反射されて反射源105に至り、反射源105から受信探触子Prに直接戻る経路である。
図16(a)に示す経路3は、送信探触子Ptから反射源105に直接至り、反射源105から底面で一度反射されて受信探触子Prに戻る経路である。
図16(b)に示す経路4は、送信探触子Ptから底面で一度反射されて反射源105に至り、反射源105から底面で一度反射されて受信探触子Prに戻る経路である。
【0034】
経路1〜4におけるそれぞれの伝搬距離D1〜D4は次式で与えられる。
【数1】
ここに、送信探触子Ptの座標をT(ptx,pty,ptz)とし、受信探触子Prの座標をR(prx,pry,prz)とし、鋼板101の板厚をTとし、反射源(再構成領域のある一点)105の座標はR(x(i),y(i),z(i))とする。
【0035】
したがって、探傷によって得られた受信信号波形をw(t)とすれば、受信探触子により受信された受信信号のうち、各メッシュ格子点R(x(i),y(i),z(i))において反射し、各経路1〜4を伝搬して受信された反射エコー成分の反射レベルh(x(i),y(i),z(i))は、次式で表される。
【数2】
【0036】
次に経路パターンの照査を行う。すなわち、送信ビーム及び受信ビームのビーム幅と広がりを考慮して、経路によってどのように広がるのかを幾何学的に考えてビームの伝搬領域を計算する。そして再構成領域の一点がそのビームの領域に入るか否かを基準にして経路を決定する。図17及び図18を参照して、経路パターン照査の方法を説明する。
図17は、経路1に関する経路パターン照査の説明図である。経路1の伝搬範囲に該当する図の斜線部分に再構成領域の点が入っているときは、そのときの送信探触子、受信探触子および再構成領域の点の位置関係では、経路1を通る可能性があると判断して経路1を選択する。
図18は、経路2に関する経路パターン照査の説明図である。図17と同様に、経路2の伝搬範囲に該当する図の斜線領域にも入っているときは、経路2をさらに選択する。同様に経路3、4についても判断する。このように伝搬する可能性がある経路を照査して予め選定し、選定された経路についてのみ反射レベルh((i),y(i),z(i))の計算を行うことにより、計算量の低減と画像精度の向上を図ることができる。
【0037】
また、図8(a)に関連して説明したように、伝搬距離による減衰は、超音波ビームの全路程よりもむしろ、送信探触子から反射源となる欠陥までの距離により依存することが推測されるため、上記経路照査の際に、送信探触子から再構成領域の一点までの伝搬距離が所定距離以内になければ当該経路を選択しないなどの照査処理を追加して行ってもよい。
【0038】
図19に本発明に係るタンデムマルチアレイ探傷装置20の計算機13で実行される3次元開口合成方法のフローチャートを示す。
ステップS201において、各探触子P1〜Pmnを順次切り替えて送信探触子とし、全探触子P1〜Pmnで反射信号を受信することにより、mn×mn個の反射エコーデータを取得する。ここに、mはタンデムマルチアレイ探傷装置20のタンデムマルチアレイ探触子に使用される探触子の行数であり、nは同じく列数であるとする。
【0039】
ステップS203において、3次元開口合成を所望する再構成領域132の始点R(xini,yini,zini)を入力する。また、ステップS205において、入力された再構成領域132の始点と、所定の再構成領域132の範囲およびメッシュ間隔から、再構成領域132内の各点R(x(i),y(i),z(i))の座標を計算する。
【0040】
ステップS207において、タンデムマルチアレイ探触子10の位置を入力する。また、ステップS207において、入力されたタンデムマルチアレイ探触子10の位置情報と、タンデムマルチアレイ探触子10の所定の各寸法データから各探触子P1〜Pmnの座標位置を計算する。
【0041】
ステップS211において、S201にて取得したデータのうち1つを選択する。またまた、ステップS213において、再構成領域132内の一点R(x(i),y(i),z(i))を選択する。
ステップS215において、選択されたデータに対応する送受信探触子の座標と、再構成領域内132の一点(x(i),y(i),z(i))の座標の位置関係から、超音波の伝搬経路を前述のとおり設定および照査し、開口合成処理に使用する各経路を選択する。
【0042】
ステップS217において、測定された反射エコーデータから前ステップで算出した各経路の伝搬時間分だけ遅らせた時間の振幅値を読み込み、ステップS219において読み込んだ振幅値を、当該再構成領域132内の一点における振幅値データに加算してゆく。ステップS215で選択した経路が複数あるときは、選択した各経路全てについて伝搬時間分だけ遅らせた時間の振幅値を読み込み、これを振幅値データに加算することとしてよい。
上記ステップS211〜S219を、再構成領域132内の全座標および全測定データについて繰り返すことにより(ステップS221、S223)、再構成領域132内の全座標について、各探触子P1〜P15の受信反射信号が加算されて、開口合成処理が終了する(S225)。
【0043】
図20〜図23に、図7(a)に示す球孔φ6の欠陥を、本発明に係るタンデムマルチアレイ探傷装置20により画像化した結果を示す。図20は再構成に使用した画像化条件を示す(図中の寸法単位はすべてmmとする)。また再構成領域は12mmとし、メッシュ間隔は波長0.5mmの半分以下となる0.2mmである。
図21と図22は、画像化結果の斜視図である。図示するように球孔の上側1/4球面に近い3次元形状を再構成することができた。図23(a)は画像化結果を鋼板101上面から見たものであり、図23(b)は同じく側面から見たものである。図において実線は球孔の正しい位置を、点線は画像化結果から推定される球孔の位置を表している。この結果から再構成画像の位置寸法は1mm程度の誤差範囲内に収まっていることが分かる。
【0044】
【発明の効果】
本発明に係るタンデムマルチアレイ探傷装置により、3次元形状を有する欠陥や探傷面に斜めの角度をもって存在する面状欠陥により生じる3次元的に広範囲に散乱するエコーを取得することが可能となり、従来検出することができなかった欠陥の見逃し防止を可能とする。
また、3次元形状を有する欠陥位置、形状および大きさ等を高精度で検出および画像化することを可能となり欠陥の定量的評価の高精度化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係るタンデムマルチアレイ探傷装置の斜視図であり、(b)及び(c)はその上面図である。
【図2】本発明の実施例に係るタンデムマルチアレイ探傷装置の概略構成図である。
【図3】タンデムマルチアレイ探触子の上面図および側面図である。
【図4】探触子の超音波パルス信号の波形図とスペクトル図である。
【図5】(a)は探触子の入射超音波ビームの広がり特性の説明図であり、(b)は、タンデムマルチアレイ探触子の受信特性を説明する図である。
【図6】試験体の説明図である。
【図7】鋼板に導入した内部欠陥を示す図である。
【図8】タンデムマルチアレイ探触子の設置位置の説明図である。
【図9】球孔の内部欠陥を導入した試験体における受信エコー波形図である。
【図10】立方体孔の内部欠陥を導入した試験体において探触子を傾けながら受信した際の受信エコー波形図である。
【図11】球孔の内部欠陥を導入した試験体において送受信探触子を切り替えて受信した際の受信エコー波形図である。
【図12】開口合成の基本的な原理説明図(その1)である。
【図13】開口合成の基本的な原理説明図(その2)である。
【図14】鋼板内に定められる再構成領域の説明図である。
【図15】想定する超音波ビームの伝搬経路(経路1、経路2)の説明図である。
【図16】想定する超音波ビームの伝搬経路(経路3、経路4)の説明図である。
【図17】経路パターンの照査の説明図(経路1)である。
【図18】経路パターンの照査の説明図(経路2)である。
【図19】本発明に係るタンデムマルチアレイ探傷装置で実行される3次元開口合成方法のフローチャートである。
【図20】再構成に使用した画像化条件の説明図である。
【図21】画像化結果の斜視図(その1)である。
【図22】画像化結果の斜視図(その2)である。
【図23】(a)は、画像化結果の上面図から見たものであり、(b)は、画像化結果の側面図である。
【図24】従来のタンデム探傷法の説明図である。
【図25】
特許文献1に開示される従来のタンデムアレイ探傷装置の斜視図である。
【符号の説明】
10…タンデムマルチアレイ探触子
20…タンデムマルチアレイ探傷装置
11…探傷器
12…リモート部
13…計算機
101…試験体(鋼板)
105…欠陥
132…再構成領域
P1〜P15、Pr、Pt…探触子[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an ultrasonic flaw detector, and more particularly to an ultrasonic flaw detector capable of specifying the position and size of a defect present in a welded portion of a steel plate.
[0002]
[Prior art]
Various defects may occur in the welded joint portion of the steel structure. A weld defect becomes a stress concentration source and may cause a decrease in fatigue strength of the welded joint. Therefore, in terms of quality control of the welded joint, it is important to nondestructively detect what shape and how large the weld defect is included.
Conventionally, as a main nondestructive inspection test method for detecting and evaluating internal defects in steel welds, a radiation transmission test and an ultrasonic flaw detection test have been used. In the radiation transmission test, it is necessary to consider the safety for the test operator, and there are problems such as that it takes time to display the test result.
On the other hand, the ultrasonic flaw detection test has the advantage that the test result can be displayed immediately and can be dealt with immediately when a defect is detected. . Therefore, an ultrasonic flaw detection test is widely used in various nondestructive inspection methods for detecting welding defects and fatigue cracks.
[0003]
In the ultrasonic flaw detection test, ultrasonic waves are transmitted from the ultrasonic probe arranged on the surface of the steel sheet toward the welded part, and the echo reflected from the defect in the welded part is transmitted by the probe or other receiving probe. This is a test method for receiving and acquiring defect information based on probe position information and its echoes. Ultrasonic flaw detection methods include a single probe method in which ultrasonic waves are transmitted and received with a single probe and the probe is scanned in the direction of the weld line and at a right angle, or a surface perpendicular to the
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2002-14082 A (paragraphs [0012]-[0046])
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in addition to planar defects such as poor fusion and cracks, there are defects having a three-dimensional volume such as spherical or almost spherical cavities (blow holes). Scattered waves reflected by such defects having a three-dimensional shape or planar defects existing at an oblique angle on the flaw detection surface are scattered three-dimensionally over a wide range. Therefore, when a conventional flaw detection method is applied to flaw detection of defects having such a shape, it is difficult to detect reflected and scattered waves that are three-dimensionally scattered and to detect the shape.
[0006]
In addition, it is effective to use fracture mechanics as a theory for structure maintenance and life estimation. In this case, accurate information on the position, size, shape, and angle of the defect is required. . Therefore, quantification of defects is required in ultrasonic flaw detection. Here, the quantification of defects means, for example, a) type of defect (identification of crack type, void type, inclusion, etc.), b) information on the exact position, size, shape, angle, etc. of the defect, C) If the defect is a crack, c) Is it a cleanly open crack, or some part is a closed crack, d) Whether it is a single defect or multiple defects, e) What is a multiple defect? This means specifying the distribution state.
In order to quantify such defects, it is effective to perform imaging that expresses the state of the defect, but in order to perform imaging that expresses the position, shape, and the like three-dimensionally, a desired accuracy is required. It was necessary to scan in the direction of the weld line in steps corresponding to.
[0007]
The present invention has been made in view of the above problems, and acquires echoes scattered in a wide range in three dimensions, which has been difficult to obtain by conventional flaw detection methods, and further converts defect images into three-dimensional images from the acquired data. It is an object of the present invention to provide a flaw detection apparatus that reconfigures accurately.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the ultrasonic tandem multi-array flaw detection apparatus according to the present invention includes a plurality of ultrasonic probes arranged in a matrix and receives an echo reflected from a defect. The child also receives ultrasonic waves transmitted from other ultrasonic probes arranged at least in different rows and different columns, and uses them for detecting defects in the inspection object.
[0009]
Hereinafter, the operation principle of the tandem multi-array flaw detector according to the present invention will be described with reference to FIG. The tandem multi-array flaw detection apparatus according to the present invention includes a tandem
For example, the tandem multi-array probe shown in FIG. 1 is configured in a matrix of 5 rows × 3 columns and includes ultrasonic probes P1 to P15. Although various types of probes can be used as the ultrasonic probe, it is preferable to use an oblique probe.
Here, it is considered to inspect a defect in the
[0010]
As shown in FIG. 1 (a), a tandem
[0011]
As shown in FIG. 1B, it is assumed that the
[0012]
According to the
[0013]
Further, by providing the probes arranged two-dimensionally, the
As a result, the three-dimensional shape of the defect can be detected without scanning the probe in the X-axis direction. Therefore, it is possible to detect the presence / absence of a defect at an arbitrary position in the X-axis direction regardless of the scanning step width in which the detection accuracy in the X-axis direction is defined by the conventional flaw detection method. This makes it possible to detect and image a defect position, shape, size, and the like having a three-dimensional shape with high accuracy, and contribute to high accuracy of quantitative evaluation of the above-described defect.
[0014]
Furthermore, the tandem multi-array flaw detection apparatus according to the present invention sequentially switches a plurality of two-dimensionally arranged ultrasonic probes to be a transmission probe, and receives an imaging unit that repeatedly receives a reflected signal, and a received reflection Image generation means for generating an image based on the signal;
Based on the reflection signal acquired by the
[0015]
Still further, the image generation means provided in the tandem multi-array flaw detection apparatus according to the present invention provides a path that directly leads from the transmission ultrasonic probe to a defect in the welded portion and returns directly from the defect to the reception ultrasonic probe. The first reflected signal that has propagated and the second reflection that has been reflected from the transmitting ultrasonic probe once on the bottom surface of the steel plate to a defect in the welded portion and propagated along a path that directly returns from this defect to the receiving ultrasonic probe. A signal, a third reflected signal that directly travels from the transmitting ultrasonic probe to a defect in the weld, and is reflected from the defect once on the bottom surface of the steel plate and returns to the receiving ultrasonic probe, and the transmitting ultrasonic wave At least one of the fourth reflected signals that has been reflected once from the probe on the bottom surface of the steel sheet and led to a defect in the weld, and propagated along a path that is reflected once from the defect on the bottom surface of the steel sheet and returned to the reception ultrasonic probe. Image based on two reflected signals Generation was able to.
Thus, it is possible to improve the accuracy of the generated image by considering a plurality of propagation paths and selecting and limiting the target paths as described above.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of a tandem multi-array flaw detector according to an embodiment of the present invention.
The tandem
[0017]
The
The ultrasonic wave transmitted into the
The
[0018]
Hereinafter, an experimental result of obtaining a reflection signal scattered in a three-dimensional manner caused by a defect having a three-dimensional shape by the
FIG. 3 is a top view and a side view of the
[0019]
FIG. 4 is a waveform diagram and a spectrum diagram of an ultrasonic pulse signal that is a transmission signal of each of the probes P1 to P15 used in the experiment. FIG. 5A is a diagram for explaining the spread characteristics of incident ultrasonic beams on the
FIG. 5B is a diagram for explaining the reception characteristics of the
[0020]
FIG. 6 is a diagram for explaining a specimen to be tested. The
FIG. 7 is a diagram showing the
[0021]
Under the above conditions, the
[0022]
As shown in the figure, echoes are received by these probes belonging to a different column from the transmission probe P6, so that the
[0023]
FIG. 10 shows that the
[0024]
As can be seen from FIG. 10, when the row direction of the
[0025]
FIG. 11 shows the arrangement of the
FIG. 11A shows the result when the probe P6 is transmitted and the probe P14 is received. FIG. 11B shows the result when the probe P14 is transmitted and the probe P6 is transmitted. This is the result when receiving. As can be seen from FIG. 11, the transmission signal from the probe P6 is received by the probe P14, but the transmission signal from the opposite probe P14 is not received by the probe P6.
At this time, the
Since the ultrasonic wave propagating in the steel material has a higher signal attenuation along with the propagation distance, the transmission signal from the probe P14 is not received by the probe P6. . Therefore, from the results shown in FIG. 11, it is estimated that the attenuation due to the propagation distance depends on the distance from the transmission probe to the defect serving as the reflection source rather than the entire path of the ultrasonic beam. This result can be used for path pattern verification in the three-dimensional imaging described below.
[0026]
Hereinafter, a method for accurately reconstructing a defect image into a three-dimensional image by the tandem
[0027]
The basic principle of aperture synthesis will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 12, it is assumed that there is a point reflection source at the
Each point x i The echo signal r obtained by i (T) is as shown in FIG. Where τ max = Τ M Then, each echo signal r i (T) for each (τ max −τ i The echo signal delayed by () is as shown in FIG. Since all the echo signals are aligned at the same time by this delay processing, the defect image can be amplified by adding the echo signals after the delay processing.
[0028]
In the three-dimensional image construction method using the tandem
As shown in the figure, the
[0029]
Next, as shown in FIG. 14B, the start point R1 (xini, yini, zini) of the reconstruction area is determined, and each point in the reconstruction area is determined by the following formula using this point as a starting point.
x (i) = xini + (i−1) × Δx (i = 1, 2,..., nx)
y (i) = yini + (i−1) × Δy (i = 1, 2,..., ny)
z (i) = zini + (i−1) × Δz (i = 1, 2,..., nz)
Here, Δx, Δy, and Δz are mesh intervals on the X-axis, Y-axis, and Z-axis, respectively, and nx, ny, and nz are the number of mesh divisions in the reconstruction area on the X-axis, Y-axis, and Z-axis, respectively. It is. That is, each point (x (i), y (i), z (i)) is set to the vertex of each mesh. The tandem multi-array
The starting point R1 (xini, yini, zini) can take any position in the
[0030]
15 and 16 are explanatory diagrams of the propagation path of the ultrasonic beam assumed in the tandem
[0031]
In the three-dimensional aperture synthesis employed in the tandem
[0032]
In the path where the ultrasonic wave is reflected at the bottom surface, it is assumed that the bottom surface is specularly reflected. Considering the case where the bottom surface is reflected up to once each in the forward path and the backward path, the above-mentioned “most likely path pattern” is the transmission probe or the image position of the transmission probe (the bottom surface of the transmission probe). The path from one of the plane symmetry positions) to the defect location and the path from the defect location to either the reception probe or the image position of the reception probe (plane symmetry location with respect to the bottom surface of the reception probe) is the same plane You can think of a route that is inside.
[0033]
A
The
The
A
[0034]
Respective propagation distances D1 to D4 in the
[Expression 1]
Here, the coordinate of the transmission probe Pt is T (ptx, pty, ptz), the coordinate of the reception probe Pr is R (prx, pri, prz), the plate thickness of the
[0035]
Therefore, if the received signal waveform obtained by the flaw detection is w (t), among the received signals received by the receiving probe, each mesh grid point R (x (i), y (i), z ( The reflection level h (x (i), y (i), z (i)) of the reflected echo component reflected in i)) and propagated through each of the
[Expression 2]
[0036]
Next, the path pattern is checked. That is, in consideration of the beam width and spread of the transmission beam and the reception beam, the propagation region of the beam is calculated by geometrically considering how the beam is spread according to the path. Then, the path is determined based on whether or not one point of the reconstruction area falls within the beam area. With reference to FIGS. 17 and 18, a method of path pattern verification will be described.
FIG. 17 is an explanatory diagram of route pattern verification regarding the
FIG. 18 is an explanatory diagram of route pattern verification regarding the
[0037]
Further, as described with reference to FIG. 8A, the attenuation due to the propagation distance may depend on the distance from the transmission probe to the defect serving as the reflection source, rather than the entire path of the ultrasonic beam. Therefore, in the above route verification, an additional verification process such as not selecting the route may be performed unless the propagation distance from the transmission probe to one point of the reconstruction area is within a predetermined distance. .
[0038]
FIG. 19 shows a flowchart of a three-dimensional aperture synthesis method executed by the
In step S201, each of the probes P1 to Pmn is sequentially switched to be a transmission probe, and the reflected signals are received by all the probes P1 to Pmn, thereby acquiring mn × mn pieces of reflected echo data. Here, m is the number of rows of probes used in the tandem multi-array probe of the tandem
[0039]
In step S203, the start point R (xini, yini, zini) of the
[0040]
In step S207, the position of the
[0041]
In step S211, one of the data acquired in S201 is selected. In step S213, one point R (x (i), y (i), z (i)) in the
In step S215, from the positional relationship between the coordinates of the transmission / reception probe corresponding to the selected data and the coordinates of one point (x (i), y (i), z (i)) in the
[0042]
In step S217, the amplitude value of the time delayed by the propagation time of each path calculated in the previous step is read from the measured reflected echo data, and the amplitude value read in step S219 is read at one point in the
By repeating the above steps S211 to S219 for all coordinates and all measurement data in the reconstruction area 132 (steps S221 and S223), the reception reflection of each probe P1 to P15 is performed for all coordinates in the
[0043]
20 to 23 show results of imaging the defect of the spherical hole φ6 shown in FIG. 7A by the tandem
21 and 22 are perspective views of the imaging result. As shown in the figure, a three-dimensional shape close to the upper quarter spherical surface of the spherical hole could be reconstructed. FIG. 23A shows the imaging result viewed from the upper surface of the
[0044]
【The invention's effect】
The tandem multi-array flaw detection apparatus according to the present invention makes it possible to acquire echoes scattered in a three-dimensionally wide range caused by a defect having a three-dimensional shape or a planar defect existing at an oblique angle on the flaw detection surface. It is possible to prevent a defect that could not be detected from being overlooked.
Further, it becomes possible to detect and image a defect position, shape, size, and the like having a three-dimensional shape with high accuracy, thereby contributing to high accuracy of quantitative evaluation of the defect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a perspective view of a tandem multi-array flaw detector according to the present invention, and FIGS. 1B and 1C are top views thereof.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of a tandem multi-array flaw detector according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a top view and a side view of a tandem multi-array probe.
FIG. 4 is a waveform diagram and a spectrum diagram of an ultrasonic pulse signal of a probe.
5A is an explanatory diagram of a spread characteristic of an incident ultrasonic beam of a probe, and FIG. 5B is a diagram illustrating a reception characteristic of a tandem multi-array probe.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a specimen.
FIG. 7 is a diagram showing internal defects introduced into a steel plate.
FIG. 8 is an explanatory diagram of an installation position of a tandem multi-array probe.
FIG. 9 is a waveform diagram of a received echo in a test body into which an internal defect of a spherical hole is introduced.
FIG. 10 is a waveform diagram of a received echo when the probe is tilted and received in a test body in which an internal defect of a cubic hole is introduced.
FIG. 11 is a waveform diagram of a received echo when a transmission / reception probe is switched and received in a test body in which an internal defect of a spherical hole is introduced.
FIG. 12 is a diagram illustrating the basic principle of aperture synthesis (part 1);
FIG. 13 is a diagram for explaining the basic principle of aperture synthesis (No. 2).
FIG. 14 is an explanatory diagram of a reconstruction area defined in a steel plate.
FIG. 15 is an explanatory diagram of assumed ultrasonic beam propagation paths (
FIG. 16 is an explanatory diagram of assumed ultrasonic beam propagation paths (
FIG. 17 is an explanatory diagram of route pattern verification (route 1);
FIG. 18 is an explanatory diagram (path 2) of path pattern verification;
FIG. 19 is a flowchart of a three-dimensional aperture synthesis method executed by the tandem multi-array flaw detector according to the present invention.
FIG. 20 is an explanatory diagram of imaging conditions used for reconstruction.
FIG. 21 is a perspective view (part 1) of the imaging result;
FIG. 22 is a perspective view (part 2) of the imaging result;
FIG. 23A is a top view of the imaging result, and FIG. 23B is a side view of the imaging result.
FIG. 24 is an explanatory diagram of a conventional tandem flaw detection method.
FIG. 25
It is a perspective view of the conventional tandem array flaw detector disclosed in
[Explanation of symbols]
10 ... Tandem multi-array probe
20 ... Tandem multi-array flaw detector
11 ... flaw detector
12 ... Remote part
13 ... Calculator
101 ... Specimen (steel plate)
105: Defect
132 ... reconstruction area
P1 to P15, Pr, Pt ... Probe
Claims (4)
複数の前記超音波探触子は行列状に配置されて、各前記超音波探触子は、少なくとも該超音波探触子と異なる行および異なる列に配置された他の前記超音波探触子から送信された超音波を受信し、
所定の複数経路について、これら経路を伝搬する前記超音波信号の伝搬領域をそれぞれ計算して、前記検査領域が入る前記伝搬領域を有する経路を伝搬する反射信号に基づき前記欠陥を検出する、ことを特徴とする超音波タンデムマルチアレイ探傷装置。A plurality of ultrasonic probes arranged in a plane in the steel sheet top surface, transmits ultrasound signals into the steel plate from each of the ultrasonic probe is an ultrasonic signal reflected by the defects in the steel sheet In the tandem multi-array flaw detection apparatus that receives a reflected signal by the other ultrasonic probe and detects the defect in a predetermined inspection area in the steel plate ,
A plurality of the ultrasound probes are arranged in a matrix , and each of the ultrasound probes is arranged in a row and a column different from at least the ultrasound probe. receiving the ultrasonic waves transmitted from,
Calculating a propagation area of the ultrasonic signal propagating through these paths for a plurality of predetermined paths, and detecting the defect based on a reflected signal propagating through the path having the propagation area into which the inspection area enters ; Features an ultrasonic tandem multi-array flaw detector.
前記受信した反射信号に基づいて画像を生成する画像生成手段と、を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の超音波タンデムマルチアレイ探傷装置。 Imaging means for sequentially switching the ultrasonic probe for transmitting ultrasonic waves and repeatedly receiving the reflected signal;
The ultrasonic tandem multi-array flaw detection apparatus according to claim 1, further comprising: an image generation unit configured to generate an image based on the received reflected signal .
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