JP3738132B2 - Method and apparatus for preventing water ingress in grease trap - Google Patents

Method and apparatus for preventing water ingress in grease trap Download PDF

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JP3738132B2
JP3738132B2 JP14050198A JP14050198A JP3738132B2 JP 3738132 B2 JP3738132 B2 JP 3738132B2 JP 14050198 A JP14050198 A JP 14050198A JP 14050198 A JP14050198 A JP 14050198A JP 3738132 B2 JP3738132 B2 JP 3738132B2
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grease trap
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地中に埋設される排水管路に接続されるグリーストラップにおいてその内部への水の浸入を防止する方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅や各種店舗における風呂,台所,厨房,洗面所,トイレなど排水発生源から排出される排水は、宅地や敷地内の地中に埋設された排水流入管を流れ、複数の流れの合流地点に設置された排水桝(宅内桝)で合流したのち排水流出管(排水主管)を流れる。
そして、排水は、宅地や敷地の内部または外部に設置された公共桝と、これに接続される排水管とを流れた後、宅地や敷地外の公共の下水道本管に排出される。
【0003】
各種排水発生源のうち、住宅の台所,飲食店やレストランの厨房,ガソリンスタンド等から排出される排水には、油分やごみ(固形物)が含まれていることが多い。このような油分やごみを含む排水をそのまま下水道本管に排出すると、下水処理場における下水処理の妨げになるばかりでなく、管路の閉塞の原因にもなる。
そこで、このような排水が流れる排水管路には、ごみを阻集し油分を分離するグリーストラップを接続することが多い。このグリーストラップは排水桝の一種であるが、排水中から少なくとも油分を分離する機能を有している。
【0004】
ところで、前記排水流入管,下水道本管などにより構成される排水管路は、全体的に密閉構造になっている。公共桝のような排水桝も、蓋を開けることは少ないので、その蓋は良好なシール構造で桝本体に取付けられて密閉構造になっている。
これは、雨水や地下水などいわゆる不明水が排水管路に浸入すると、排水量が増加して下水処理場の負荷が増すという問題があり、また、台風の時などに排水管路に雨水が浸入すると、下流側の住宅の排水桝から雨水を含んだ汚水が吹き出すことがあるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、全体的に密閉構造が要求される排水管路を構成する構成部材のうち、グリーストラップについては、分離された油分やごみの除去作用や点検作用を頻繁に行う必要がある。
そのため、グリーストラップの蓋は、蓋受け枠に着脱自在に取付けられて簡単に開閉操作できるようになっているので、従来から、雨水などがグリーストラップの内部に浸入することを防止するための対策はほとんどとられていなかった。
【0006】
図10は従来のグリーストラップの一部を示す断面図である。
図10に示すように、従来のグリーストラップ1においては、容器本体2に蓋受け枠3が固定されている。補強部材4を有する蓋5は、蓋受け枠3に着脱自在に取付けられる。
蓋受け枠3にゴム製のパッキン6を固定することにより、蓋5の補強部材4と蓋受け枠3との間をシールしている。
【0007】
蓋5の周囲と蓋受け枠3との間には隙間7があるので、雨水8は、この隙間7を通ってスペース9内に流れ込む。蓋5の補強部材4がパッキン6上に載置されるが、補強部材4とパッキン6とは完全に密着しているわけではないので、スペース9内への流入水10は、補強部材4とパッキン6との間の隙間を通って、グリーストラップ1の内部10に浸入する。
【0008】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、グリーストラップにおける蓋受け枠と蓋との間から雨水などがグリーストラップ内に浸入することを防止する方法およびその装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明にかかるグリーストラップにおける水の浸入防止方法は、地中に埋設される排水管路に接続されるとともに蓋受け枠に蓋を着脱自在に取付けるグリーストラップにおける内部への水の浸入を防止する方法であって、環状のくぼみ部が形成された前記蓋受け枠には、前記くぼみ部に流入した水を排出するための排水口を予め形成し、前記グリーストラップを地中に設置する際に、前記排水口と連通する導水穴を地中に縦方向に形成することにより、前記くぼみ部内の前記流入水を、前記排水口から前記導水穴を流して地中に浸透させ、前記排水口は前記蓋受け枠の底部に形成された貫通孔であり、前記導水穴は、前記グリーストラップを地中に設置する際に、棒状部材を前記貫通孔に挿通して縦方向に配置した状態で前記グリーストラップを地中に固定したのち前記棒状部材を抜き取ることにより形成する。
【0010】
前記方法を実施する上で好適なグリーストラップにおける水の浸入防止装置は、地中に埋設される排水管路に接続されるとともに蓋受け枠に蓋を着脱自在に取付けるグリーストラップにおける内部への水の浸入を防止する装置であって、環状のくぼみ部が形成された前記蓋受け枠に、前記くぼみ部に流入した水を排出するための排水口を形成し、この排水口と連通する導水穴を地中に縦方向に形成し、前記くぼみ部内の前記流入水を、前記排水口から前記導水穴を流して地中に浸透させ、前記排水口は前記蓋受け枠の底部に形成された貫通孔であり、前記導水穴は、前記グリーストラップを地中に設置する際に、棒状部材を前記貫通孔に挿通して縦方向に配置した状態で前記グリーストラップを地中に固定したのち前記棒状部材を抜き取ることにより形成されるようにしている
【0011】
前記方法および装置において、前記蓋受け枠は、ほぼU字形の断面形状を有して環状に一体形成されるとともに前記グリーストラップの容器本体に対してシールされて固定され、前記蓋と前記蓋受け枠との接触部を弾性部材でシールするのが好ましい。
【0012】
なお、前記方法および装置において、前記蓋受け枠は、前記グリーストラップの容器本体の上端縁に一体的に形成されるとともに前記底部と外側立ち上がり部とを備え、前記底部における前記グリーストラップの内部側の上面に固着された弾性部材と、前記底部および前記外側立ち上がり部とにより前記くぼみ部を形成し、前記底部に前記排水口を穿設する場合であってもよい。
【0013】
また、前記方法および装置において、前記蓋は、出没自在に取付けられた取っ手と、この取っ手の摺動部をシールして、前記蓋の上面の水が前記グリーストラップの内部に浸入することを防止するシール部材とを備えているのが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態の一例を図1ないし図9を参照して説明する。
【0015】
(第1の実施形態)
図1はグリーストラップを使用した排水管路の一部を示す透視図である。
住宅の台所,飲食店やレストランの厨房,ガソリンスタンドなど排水発生源からは、油分やごみ(固形物)を含む排水が排出されることが多い。図1では、住宅20の台所の流し台21から、油分とごみを含む排水22が排出されている場合を示している。
【0016】
排水22は、流し台21に接続された排水流入管23を通ってグリーストラップ24に流入する。グリーストラップ24は地中に埋設されており、その容器本体29内には、常に一定のレベルまで排水22が溜まっている。
グリーストラップ24には、排水22の流入部に配置されたバスケット25と、バスケット25の下流側に配置された油水分離部26とが設けられている。バスケット25には多数の孔が穿設されているので、バスケット25内に流入した排水22からごみが除去される。
【0017】
油水分離部26は、傾斜板27と、排水22の流路途中に充填された網状の接触材28とを備えている。排水が油水分離部26を流れると、排水22に含まれている油分30は、傾斜板27で分離されて水面に浮上する。さらに、接触材28により水中の油の微粒子も除去される。
こうして、グリーストラップ24でごみと油分が除去された排水は、グリーストラップ24に接続された排水流出管31を流れたのち、合流地点で排水主管(図示せず)に合流する。この合流地点には排水桝が設置されている。
【0018】
排水桝を通って排水主管を流れた排水は、宅地内または宅地外に設置された別の排水桝である公共桝を通り、排水管を流れて宅地外の大口径の公共の下水道本管に合流する。この下水道本管は、宅地外の道路などの地下深く埋設されている。
排水流入管23,グリーストラップ24,排水流出管31,排水桝,排水主管,公共桝,排水管および下水道本管等により、地中に埋設されて所定の勾配を有する排水管路32が構成されている。
【0019】
次に、グリーストラップ24における内部への水の浸入防止方法およびその装置について説明する。
図2は水の浸入防止のための施工方法を示す部分拡大断面図、図3はグリーストラップ24の蓋受け枠と蓋を示す斜視図、図4は蓋の取っ手の部分を示す拡大断面図、図5はグリーストラップ24が据え付けられた後の使用状態を示す部分拡大断面図である。
【0020】
図1ないし図5に示すように、グリーストラップ24は、地中に埋設される排水管路32に接続されるとともに、蓋受け枠33に2枚の蓋34を着脱自在に取付けできるようになっている。
容器本体29は、繊維強化プラスチック(FRP),硬質の塩化ビニル樹脂,ポリプロピレンなど合成樹脂を材料として一体成形されている。
蓋受け枠33は、鉄製の板材により一体成形された一対のユニット35により構成されている。二つのユニット35どうしを、複数のボルト・ナット36など締結部材により連結固定することにより、容器本体29の上部開口部に対応する矩形状になっている。二つのユニット35の連結部は、シール剤によりシールされている。
【0021】
蓋34は、鉄製の板材により一体成形されており、蓋受け枠33のユニット35毎に着脱自在に取付けられる。なお、蓋受け枠33および蓋34を、FRPなど合成樹脂により形成してもよい。
蓋34を二枚にすることにより軽量化して着脱作業を容易にしている。蓋34の裏面にL字状の補強部材39を固定することにより、蓋34の変形を防止している。
蓋34には、複数の取っ手37が出没自在に取付けられている。蓋34には、取っ手37の摺動部37bをシールするためのシール部材37aが設けられている。シール部材37aは、蓋34の上面の水がグリーストラップの内部38に浸入することを防止している。
【0022】
本発明では、蓋34の周囲と蓋受け枠33との間から雨水8やその他の水がグリーストラップ24の内部38に浸入することを防止する対策をとっている。
この方法としては、環状のくぼみ部40が形成された蓋受け枠33には、くぼみ部40に流入した雨水8を排出するための排水口41を予め形成し、グリーストラップ24を地中に設置する際に、排出口41と連通する導水穴43を地中に縦方向に形成している。なお、本発明で「縦方向」とは、水平方向に対して直交する方向のほか、傾斜している場合も含む。
これにより、くぼみ部40内の流入水44を、排水口41から導水穴43を流して地中に浸透させるようにしている。
【0023】
本実施形態では、排水口41は、蓋受け枠33の底部46に形成された貫通孔の場合を示している。貫通孔41は、蓋受け枠33のユニット35の四隅(すなわち、蓋受け枠33の全体で8箇所)に形成されている。
導水穴43は、貫通孔41の下部に縦方向に形成されている。導水穴43は、グリーストラップ24を地中に設置する際に、細長いパイプ47または棒など棒状部材を貫通孔41に挿通して縦方向に配置した状態でグリーストラップ24を地中に固定したのち、パイプ47を抜き取ることにより形成される。パイプ47としては硬質塩化ビニル製パイプ等が使用される。
導水穴43は、地中での表面積が大きいほど(すなわち、直径と長さが大きいほど)水の浸透速度が大きくなり、また、土砂70が砂地であれば浸透速度がさらに大きくなるので好ましい。
【0024】
蓋受け枠33を構成する各ユニット35は、ほぼU字形の断面形状を有して矩形環状に一体形成されている。蓋受け枠33は、水平方向を向く底部46と、内側立ち上がり部55および外側立ち上がり部56とを備えている。内側立ち上がり部55および外側立ち上がり部56は、底部46の内側端と外側端でそれぞれ上方に向けてほぼ垂直に一体的に形成されている。
蓋受け枠33は、容器本体29の上端縁50に、複数のボルト・ナット51など締結部材を介して締め付け固定されている。
容器本体29と蓋受け枠33との接合部57は、シール部材52により全周にわたってシールされているので、接合部57から水がグリーストラップ24の内部38に浸入することはない。
【0025】
蓋受け枠33の外周面には、外方に突出する複数のアンカー部材49が固定されている。このアンカー部材49により、蓋受け枠33をコンクリート(または、アスファルト)71に対してしっかりと固定することができる。
アンカー部材49は、鉄筋用の棒材を蓋受け枠33に溶接により固定してもよいが、蓋受け枠33に予めナットを溶接した状態で設置現場まで輸送し、設置現場でボルトをナットにねじ込んでアンカー部材49にするのが好ましい。
このようにすれば、蓋受け枠33の輸送時などに、アンカー部材49が突出しないので、アンカー部材49などの破損や接触による怪我などを防止することができる。
【0026】
蓋受け枠33の上端部と蓋34との接触部53を、ゴム製のパッキン54など弾性部材でシールしている。パッキン54は、逆さU字状に配置され、内側立ち上がり部55の上端縁の全周にわたって固着されている。したがって、蓋34を蓋受け枠33の上に載せれば、接触部53はパッキン54によりシールされる。
前記方法を実施する上で好適な水の浸入防止装置48は、環状のくぼみ部40が形成された蓋受け枠33に、くぼみ部40に流入した水44を排出するための排水口41を形成し、排水口41と連通する導水穴43を地中に縦方向に形成し、くぼみ部40内の流入水44を、排水口41から導水穴43を流して地中に浸透させている。
【0027】
図6は第1の実施形態の変形例を示す図で、図5相当図である。
図6に示す例では、蓋受け枠33の底部46と蓋34との接触部53を、ゴム製の板状のパッキン60など弾性部材でシールしている。細長い無端環状のパッキン60は、底部46の上面に固着されている。パッキン60は、貫通孔41が形成されている位置よりグリーストラップの内部38側に配置されている。
蓋34の下面には、L字状の支持部材61が全周にわたって配置されており、この支持部材61をパッキン60の上に載せると、接触部53はパッキン60でシールされる。
【0028】
図7は第1の実施形態の他の変形例を示す部分拡大斜視図である。
図7に示す蓋受け枠33では、その外側立ち上がり部56の一部を切り欠くことにより排水口62を形成している。また、下端部が地中下部に開口するパイプ63を縦方向に配置している。
パイプ63は蓋受け枠33の横に配置されている。パイプ63には、排水口62に一致する場所に開口部64が形成されている。このようにすれば、パイプ63の内部が、排水口62と連通する導水穴65の機能を発揮する。
これにより、蓋受け枠33のくぼみ部40内の流入水を、排水口62から開口部64を介して導水穴65を流して地中に浸透させることができる。
【0029】
図1ないし図5に示すように、この構成のグリーストラップ24を設置する場合には、予め貫通孔41が形成された蓋受け枠33を容器本体29に固定したのち、グリーストラップ24を地中に設置する。そして、貫通孔41にパイプ47を縦方向に差し込んだ状態で土砂70を埋め戻す。
次いで、土砂70の上にコンクリート(または、アスファルト)71を流し込んで、このコンクリート71で蓋受け枠33等を固定する。
【0030】
土砂70やコンクリート71等が十分に固まった後、パイプ47を上方に引き抜けば、図5に示すように、貫通孔41の下部に導水穴43が形成される。グリーストラップ24の使用時に、蓋受け33に蓋34を取付ければ、グリーストラップ24の内部38は外部から遮蔽される。
【0031】
このグリーストラップ24において、雨天などの時には、雨水8が、蓋34の周囲と外側立ち上がり部56との間の隙間72から、くぼみ部40の内部に流れ込む場合がある。
しかし、くぼみ部40内の流入水44は、貫通孔41から導水穴43を通って地中に浸透するので、グリーストラップの内部38には浸入しない。
しかも、内側立ち上がり部55の上端部の接触部53は、パッキン54によりシールされているので、くぼみ部40内に流入する水44の量が多い場合でも、この接触部53からグリーストラップの内部38に水が浸入する恐れはほとんどない。
【0032】
さらに、蓋34の取っ手37の摺動部37bは、シール部材37aによりシールされているので、蓋34の上面の雨水8が、摺動部37bを通ってグリーストラップ24の内部38に浸入することを防止することができる。
パッキン54または60を介して、蓋34を蓋受け枠33に載せるようにしたので、蓋34の着脱時に接触部53で騒音が発生することはない。
本実施形態では、蓋受け枠33の全体で8箇所に貫通孔41を形成し、この貫通孔41の下部にそれぞれ導水穴43を形成した場合を示したが、貫通孔41と導水穴43の数は任意に設定することができる。
【0033】
図3に示すように、本実施形態では蓋受け枠33を二分割した場合を示したが、三分割以上にしてもよく、または分割しない場合であってもよい。たとえば、蓋受け枠を、二つのユニット35に分けないで全体で一つの矩形状に一体形成してもよい。
この場合には、一本の掛け渡し部材を蓋受け枠のほぼ中央部に着脱自在に掛け渡して二枚の蓋でグリーストラップを覆うか、または、二本の掛け渡し部材を蓋受け枠の途中に着脱自在に平行に掛け渡して三枚の蓋でグリーストラップを覆い、蓋受け枠と掛け渡し部材とによりこれらの蓋を支持することになる。
【0034】
したがって、グリーストラップの内部のバスケット25や接触材28を出し入れして清掃を行う点検,作業時などには、グリーストラップの蓋を開けて掛け渡し部材を取り外しておけば、掛け渡し部材が作業の邪魔にならないので作業性がよくなる。
なお、掛け渡し部材の上面を長手方向に延びた溝状に形成するとともに、掛け渡し部材と蓋との間をパッキンによりシールするのが好ましい。
このようにすれば、蓋の上の雨水は、掛け渡し部材の上面の溝を流れたのち、蓋受け枠のくぼみ部40に流れ落ちて最終的には地中に浸透するので、雨水がグリーストラップの内部に浸入することを防止できる。
【0035】
(第2の実施形態)
図8,図9は本発明の第2の実施形態を示す部分拡大断面図で、グリーストラップの蓋を取り外した状態と取付けた状態とをそれぞれ示している。
図8および図9に示すように、蓋受け枠80は、グリーストラップ81の容器本体82の上端縁に一体的に形成されるとともに、底部83と外側立ち上がり部84とを備えている。蓋90は、蓋受け枠80に対して着脱自在に取付けられる。
【0036】
底部83の上面86に固着されたパッキン(弾性部材)87と、底部83と外側立ち上がり部84とにより、環状のくぼみ部88が形成されている。
パッキン87は、グリーストラップ81の内部85側の底部上面86に固着されており、比較的厚みの厚い形状を有している。パッキン87の材質としては、防水用のゴム(スポンジゴム)またはエプトシーラー等が好ましい。
底部83には、くぼみ部88に流入した雨水8など水を排出するための排水口89が穿設されている。排水口89と連通する導水穴91が地中に縦方向に形成されている。導水穴91を形成する方法は第1の実施形態と同一である。
【0037】
くぼみ部88内の流入水を、排水口89から導水穴91を流して地中に浸透させるようにしているので、第1の実施形態と同一の作用効果を奏する。
容器本体82の上端縁を折曲形成することにより、蓋受け枠80を容器本体82と一体的に構成したので、蓋受け枠80を別途取付ける必要がなくなる。よって、グリーストラップの部品点数が少なくなり、製造が容易になるとともに製造コストを低減することができる。
【0038】
本発明のグリーストラップ24,81では、蓋受け枠と蓋との間から雨水等がグリーストラップ内に浸入することを防止できるので、排水管路32に雨水などが浸入することがなくなる。また、蓋は蓋受け枠に載せるだけなので、蓋の着脱作業が簡単にできる。
前記各実施形態では、蓋受け枠および蓋が矩形状の場合を示したが、円形状,楕円形状などであってもよい。
グリーストラップの内部には常に排水が溜まっているので、雨水などが導水穴から地中に浸透しても、グリーストラップが地中の水の浮力により浮上することはない。
なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0039】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成して、排水口と連通する導水穴を地中に縦方向に形成したので、蓋受け枠のくぼみ部内の流入水を、排水口から導水穴を流して地中に浸透させることができることになり、グリーストラップにおける蓋受け枠と蓋との間から雨水などがグリーストラップ内に浸入することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1ないし図7は本発明の第1の実施形態を示す図で、図1は本発明にかかるグリーストラップを使用した排水管路の一部を示す透視図である。
【図2】 水の浸入防止のための施工方法を示す部分拡大断面図である。
【図3】 グリーストラップの蓋受け枠と蓋を示す斜視図である。
【図4】 蓋の取っ手の部分を示す拡大断面図である。
【図5】 グリーストラップが据え付けられた後の使用状態を示す部分拡大断面図である。
【図6】 第1の実施形態の変形例を示す図で、図5相当図である。
【図7】 第1の実施形態の他の変形例を示す部分拡大斜視図である。
【図8】 本発明の第2の実施形態を示す図で、グリーストラップの蓋を取り外した状態を示す部分拡大断面図である。
【図9】 蓋を取付けた状態を示す部分拡大断面図である。
【図10】 従来のグリーストラップの一部を示す断面図で、図5相当図である。
【符号の説明】
8 雨水(水)
24,81 グリーストラップ
29,82 容器本体
32 排水管路
33,80 蓋受け枠
34,90 蓋
37 取っ手
37a シール部材
37b 摺動部
38,85 グリーストラップの内部
40,88 くぼみ部
41 貫通孔(排水口)
43,91 導水穴
44 流入水
46 底部
47 パイプ(棒状部材)
48 水の浸入防止装置
53 接触部
54,60 パッキン(弾性部材)
56,84 外側立ち上がり
3 底部
86 上面
87 パッキン(弾性部材)
89 排水口
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method and an apparatus for preventing water from entering a grease trap connected to a drain pipe buried in the ground.
[0002]
[Prior art]
Wastewater discharged from drainage sources such as baths, kitchens, kitchens, washrooms, and toilets in houses and various stores flows through drainage inflow pipes buried in residential areas and grounds, and joins multiple flows. After merging at the installed drainage basin (house basin), it flows through the drainage outflow pipe (drainage main pipe).
Then, the wastewater flows through a public pit installed inside or outside the residential land or site and a drain pipe connected thereto, and then discharged to a public sewer main outside the residential land or site.
[0003]
Of the various wastewater sources, wastewater discharged from residential kitchens, restaurant / restaurant kitchens, gas stations, etc. often contains oil and waste (solid matter). If such wastewater containing oil and waste is discharged into the sewer main as it is, it not only hinders sewage treatment in the sewage treatment plant, but also causes blockage of the pipeline.
Therefore, in many cases, such a drainage pipe through which drainage flows is connected to a grease trap that collects dust and separates oil. This grease trap is a kind of drainage tub, but has a function of separating at least oil from the drainage.
[0004]
By the way, the drainage pipe constituted by the drainage inflow pipe and the sewer main pipe has a sealed structure as a whole. A drainage basin such as a public urn does not often open the lid, and the lid is attached to the basin body with a good sealing structure to form a sealed structure.
This is because when so-called unknown water such as rainwater or groundwater enters the drainage pipe, there is a problem that the amount of drainage increases and the load on the sewage treatment plant increases, and when rainwater enters the drainage pipe during a typhoon, etc. This is because sewage containing rainwater may blow out from the drainage basin of the downstream house.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, among the constituent members that constitute the drainage pipe line that generally requires a sealed structure, the grease trap needs to be frequently subjected to the removal and inspection of the separated oil and dust.
Therefore, the lid of the grease trap is detachably attached to the lid receiving frame so that it can be easily opened and closed. Conventionally, measures have been taken to prevent rainwater from entering the inside of the grease trap. Was hardly taken.
[0006]
FIG. 10 is a sectional view showing a part of a conventional grease trap.
As shown in FIG. 10, in the conventional grease trap 1, a lid receiving frame 3 is fixed to the container body 2. The lid 5 having the reinforcing member 4 is detachably attached to the lid receiving frame 3.
By fixing a rubber packing 6 to the lid receiving frame 3, the space between the reinforcing member 4 of the lid 5 and the lid receiving frame 3 is sealed.
[0007]
Since there is a gap 7 between the periphery of the lid 5 and the lid receiving frame 3, the rainwater 8 flows into the space 9 through the gap 7. Although the reinforcing member 4 of the lid 5 is placed on the packing 6, the reinforcing member 4 and the packing 6 are not completely in close contact with each other. The grease enters the inside 10 of the grease trap 1 through the gap between the packing 6.
[0008]
The present invention has been made to solve such problems, and provides a method and apparatus for preventing rainwater and the like from entering the grease trap from between the lid receiving frame and the lid of the grease trap. For the purpose.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the water intrusion prevention method in the grease trap according to the present invention is connected to a drain pipe buried in the ground and is attached to the lid receiving frame in a detachable manner. A method for preventing water from entering the lid receiving frame in which an annular recess is formed, and a drain outlet for discharging water that has flowed into the recess is formed in advance, and the grease trap When the water is installed in the ground, by forming a water introduction hole communicating with the drain port in the vertical direction in the ground, the inflow water in the recessed portion flows from the drain port through the water guide hole. The drain port is a through hole formed in the bottom of the lid receiving frame, and the water guide hole is formed by inserting a rod-like member into the through hole when the grease trap is installed in the ground. Placed vertically It formed by withdrawing the bar-like member After fixing the grease trap in the ground state.
[0010]
A water intrusion prevention device in a grease trap that is suitable for carrying out the above method is connected to a drain pipe buried in the ground and also has water in the grease trap in which a lid is detachably attached to a lid receiving frame. An apparatus for preventing the intrusion of water, wherein a drain outlet for discharging water flowing into the indented portion is formed in the lid receiving frame in which an annular indented portion is formed, and a water guide hole communicating with the drain outlet Is formed vertically in the ground, and the inflow water in the indented portion is allowed to flow into the ground through the water introduction hole from the drainage port , and the drainage port is formed through the bottom portion of the lid receiving frame. When the grease trap is installed in the ground, the water guide hole is inserted into the through-hole and the grease trap is fixed in the ground in a state in which the grease trap is placed in the ground. Remove the parts It is to so that is formed by.
[0011]
In the above method and apparatus, the lid caddy is fixed and sealed to the container body of the grease trap while being integrally formed in an annular shape with a cross section substantially U-shaped, wherein the front Kifuta lid The contact portion with the receiving frame is preferably sealed with an elastic member.
[0012]
In the above method and apparatus, the lid receiving frame, while being integrally formed with the upper edge of the container body of the grease trap and a the bottom portion and the outer rising portion, the inner side of the grease trap in the bottom The hollow portion may be formed by the elastic member fixed to the upper surface of the substrate, the bottom portion and the outer rising portion, and the drain port may be formed in the bottom portion.
[0013]
Further, in the method and apparatus, the lid seals the handle attached in a retractable manner and a sliding portion of the handle to prevent water on the upper surface of the lid from entering the inside of the grease trap. It is preferable to provide a sealing member.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an exemplary embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0015]
(First embodiment)
FIG. 1 is a perspective view showing a part of a drain pipe using a grease trap.
Wastewater containing oil and garbage (solid matter) is often discharged from wastewater sources such as kitchens in restaurants, kitchens of restaurants and restaurants, and gas stations. In FIG. 1, the case where the waste_water | drain 22 containing an oil component and garbage is discharged | emitted from the kitchen sink 21 of the house 20 is shown.
[0016]
The drainage 22 flows into the grease trap 24 through the drainage inflow pipe 23 connected to the sink 21. The grease trap 24 is buried in the ground, and the drainage 22 always accumulates to a certain level in the container main body 29.
The grease trap 24 is provided with a basket 25 disposed at the inflow portion of the drainage 22 and an oil / water separation portion 26 disposed on the downstream side of the basket 25. Since the basket 25 has a large number of holes, dust is removed from the drainage 22 flowing into the basket 25.
[0017]
The oil / water separator 26 includes an inclined plate 27 and a net-like contact material 28 filled in the middle of the flow path of the drainage 22. When the drainage flows through the oil / water separator 26, the oil 30 contained in the drainage 22 is separated by the inclined plate 27 and floats on the water surface. Further, the oil particles in the water are also removed by the contact material 28.
Thus, the waste water from which the dust and oil are removed by the grease trap 24 flows through the drain outlet pipe 31 connected to the grease trap 24, and then joins the drain main pipe (not shown) at the junction. A drainage basin is installed at this junction.
[0018]
The wastewater that has flowed through the drainage pipe through the drainage basin passes through the public pit, which is another drainage basin installed inside or outside the residential land, and flows through the drainage pipe to the large-diameter public sewer main outside the residential land. Join. This sewer main is buried deep underground such as a road outside the residential area.
The drainage inflow pipe 23, grease trap 24, drainage outflow pipe 31, drainage dredge, drainage main pipe, public dredging, drainage pipe, sewer main, and the like constitute a drainage pipe 32 buried in the ground and having a predetermined gradient. ing.
[0019]
Next, a method and apparatus for preventing water from entering the grease trap 24 will be described.
2 is a partial enlarged cross-sectional view showing a construction method for preventing water intrusion, FIG. 3 is a perspective view showing a lid receiving frame and a lid of the grease trap 24, and FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view showing a lid handle part. FIG. 5 is a partially enlarged cross-sectional view showing a use state after the grease trap 24 is installed.
[0020]
As shown in FIGS. 1 to 5, the grease trap 24 is connected to a drain pipe 32 embedded in the ground, and two lids 34 can be detachably attached to the lid receiving frame 33. ing.
The container body 29 is integrally formed using a synthetic resin such as fiber reinforced plastic (FRP), hard vinyl chloride resin, or polypropylene.
The lid receiving frame 33 is constituted by a pair of units 35 integrally formed of an iron plate material. The two units 35 are connected and fixed by fastening members such as a plurality of bolts and nuts 36 to form a rectangular shape corresponding to the upper opening of the container main body 29. The connecting portion of the two units 35 is sealed with a sealant.
[0021]
The lid 34 is integrally formed of an iron plate material and is detachably attached to each unit 35 of the lid receiving frame 33. The lid receiving frame 33 and the lid 34 may be formed of a synthetic resin such as FRP.
By using two lids 34, the weight is reduced and the attaching / detaching work is facilitated. By fixing an L-shaped reinforcing member 39 to the back surface of the lid 34, the lid 34 is prevented from being deformed.
A plurality of handles 37 are attached to the lid 34 so as to be able to appear and retract. The lid 34 is provided with a seal member 37a for sealing the sliding portion 37b of the handle 37. The seal member 37a prevents water on the upper surface of the lid 34 from entering the inside 38 of the grease trap.
[0022]
In the present invention, measures are taken to prevent rainwater 8 and other water from entering the interior 38 of the grease trap 24 from between the periphery of the lid 34 and the lid receiving frame 33.
In this method, a drain outlet 41 for discharging rainwater 8 that has flowed into the recess 40 is formed in the lid receiving frame 33 in which the annular recess 40 is formed, and the grease trap 24 is installed in the ground. In doing so, a water guide hole 43 communicating with the discharge port 41 is formed in the vertical direction in the ground. In the present invention, the term “longitudinal direction” includes not only a direction orthogonal to the horizontal direction but also a case where it is inclined.
Thereby, the inflow water 44 in the hollow part 40 is made to permeate into the ground through the water introduction hole 43 from the drain port 41.
[0023]
In the present embodiment, the drain port 41 is a through hole formed in the bottom 46 of the lid receiving frame 33. The through-holes 41 are formed at the four corners of the unit 35 of the lid receiving frame 33 (that is, eight places as a whole of the lid receiving frame 33).
The water guide hole 43 is formed in the vertical direction below the through hole 41. The water guide hole 43 is formed after the grease trap 24 is fixed in the ground in a state where a rod-like member such as an elongated pipe 47 or a rod is inserted into the through hole 41 and arranged in the vertical direction when the grease trap 24 is installed in the ground. It is formed by extracting the pipe 47. As the pipe 47, a hard vinyl chloride pipe or the like is used.
The water guide hole 43 is preferable because the water penetration rate increases as the surface area in the ground increases (that is, the diameter and length increase), and if the earth and sand 70 is sand, the penetration rate is further increased.
[0024]
Each unit 35 constituting the lid receiving frame 33 has a substantially U-shaped cross section and is integrally formed in a rectangular ring shape. The lid receiving frame 33 includes a bottom portion 46 facing in the horizontal direction, an inner rising portion 55 and an outer rising portion 56. The inner rising portion 55 and the outer rising portion 56 are integrally formed substantially vertically at the inner end and the outer end of the bottom portion 46 respectively upward.
The lid receiving frame 33 is fastened and fixed to the upper end edge 50 of the container main body 29 via fastening members such as a plurality of bolts and nuts 51.
Since the joint portion 57 between the container main body 29 and the lid receiving frame 33 is sealed all around by the seal member 52, water does not enter the inside 38 of the grease trap 24 from the joint portion 57.
[0025]
A plurality of anchor members 49 protruding outward are fixed to the outer peripheral surface of the lid receiving frame 33. By this anchor member 49, the lid receiving frame 33 can be firmly fixed to the concrete (or asphalt) 71.
The anchor member 49 may fix a reinforcing bar to the lid receiving frame 33 by welding. However, the anchor member 49 is transported to the installation site with a nut welded to the lid receiving frame 33 in advance, and the bolt is used as a nut at the installation site. It is preferable to screw into the anchor member 49.
In this way, since the anchor member 49 does not protrude when the lid receiving frame 33 is transported, it is possible to prevent damage to the anchor member 49 or injury due to contact.
[0026]
A contact portion 53 between the upper end portion of the lid receiving frame 33 and the lid 34 is sealed with an elastic member such as a rubber packing 54. The packing 54 is arranged in an inverted U shape and is fixed over the entire periphery of the upper end edge of the inner rising portion 55. Therefore, when the lid 34 is placed on the lid receiving frame 33, the contact portion 53 is sealed by the packing 54.
A water intrusion prevention device 48 suitable for carrying out the above method forms a drain outlet 41 for discharging the water 44 flowing into the indented portion 40 in the lid receiving frame 33 in which the annular indented portion 40 is formed. Then, the water guide hole 43 communicating with the drain port 41 is formed in the vertical direction in the ground, and the inflow water 44 in the recessed portion 40 flows through the water guide hole 43 from the drain port 41 and penetrates into the ground.
[0027]
FIG. 6 is a view showing a modification of the first embodiment, and corresponds to FIG.
In the example shown in FIG. 6, the contact portion 53 between the bottom 46 of the lid receiving frame 33 and the lid 34 is sealed with an elastic member such as a rubber plate-like packing 60. The elongated endless annular packing 60 is fixed to the upper surface of the bottom 46. The packing 60 is disposed closer to the inside 38 of the grease trap than the position where the through hole 41 is formed.
An L-shaped support member 61 is disposed on the entire lower surface of the lid 34. When the support member 61 is placed on the packing 60, the contact portion 53 is sealed with the packing 60.
[0028]
FIG. 7 is a partially enlarged perspective view showing another modification of the first embodiment.
In the lid receiving frame 33 shown in FIG. 7, a drain port 62 is formed by cutting out a part of the outer rising portion 56. In addition, a pipe 63 whose lower end opens to the lower part of the ground is arranged in the vertical direction.
The pipe 63 is disposed beside the lid receiving frame 33. An opening 64 is formed in the pipe 63 at a location corresponding to the drain outlet 62. In this way, the inside of the pipe 63 exhibits the function of the water guide hole 65 communicating with the drain port 62.
Thereby, the inflow water in the hollow part 40 of the lid receiving frame 33 can be permeated into the ground through the water introduction hole 65 through the opening 64 from the drain port 62.
[0029]
As shown in FIGS. 1 to 5, when the grease trap 24 having this configuration is installed, after the lid receiving frame 33 in which the through holes 41 are formed in advance is fixed to the container body 29, the grease trap 24 is put into the ground. Install in. And the earth and sand 70 are backfilled in the state which inserted the pipe 47 to the through-hole 41 in the vertical direction.
Next, concrete (or asphalt) 71 is poured onto the earth and sand 70, and the lid receiving frame 33 and the like are fixed by the concrete 71.
[0030]
After the earth and sand 70, the concrete 71 and the like are sufficiently hardened, if the pipe 47 is pulled upward, a water introduction hole 43 is formed in the lower portion of the through hole 41 as shown in FIG. If the lid 34 is attached to the lid receiver 33 when the grease trap 24 is used, the inside 38 of the grease trap 24 is shielded from the outside.
[0031]
In the grease trap 24, when it is raining, the rainwater 8 may flow into the recessed portion 40 from the gap 72 between the periphery of the lid 34 and the outer rising portion 56.
However, the inflowing water 44 in the recess 40 penetrates into the ground from the through hole 41 through the water guide hole 43 and therefore does not enter the inside 38 of the grease trap.
Moreover, since the contact portion 53 at the upper end portion of the inner rising portion 55 is sealed by the packing 54, even if the amount of water 44 flowing into the indentation portion 40 is large, the contact portion 53 and the inside 38 of the grease trap can be obtained. There is almost no risk of water entering.
[0032]
Further, since the sliding portion 37b of the handle 37 of the lid 34 is sealed by the sealing member 37a, the rain water 8 on the upper surface of the lid 34 enters the inside 38 of the grease trap 24 through the sliding portion 37b. Can be prevented.
Since the lid 34 is placed on the lid receiving frame 33 via the packing 54 or 60, no noise is generated at the contact portion 53 when the lid 34 is attached or detached.
In the present embodiment, the case is shown in which the through holes 41 are formed at eight locations in the entire cover receiving frame 33 and the water guide holes 43 are formed in the lower portions of the through holes 41. The number can be set arbitrarily.
[0033]
As shown in FIG. 3, although the case where the lid receiving frame 33 is divided into two parts is shown in the present embodiment, it may be divided into three parts or more or may not be divided. For example, the lid receiving frame may be integrally formed in one rectangular shape as a whole without being divided into the two units 35.
In this case, one spanning member is detachably looped over almost the center of the lid receiving frame and the grease trap is covered with two lids, or two spanning members are attached to the lid receiving frame. The grease trap is covered with three lids so as to be detachable and parallel in the middle, and these lids are supported by the lid receiving frame and the spanning member.
[0034]
Therefore, when performing inspections and operations for cleaning by inserting and removing the basket 25 and the contact material 28 inside the grease trap, the cover member can be operated by opening the grease trap cover and removing the cover member. Workability is improved because it does not get in the way.
It is preferable that the upper surface of the spanning member is formed in a groove shape extending in the longitudinal direction and that the gap between the spanning member and the lid is sealed with a packing.
In this way, the rainwater on the lid flows through the groove on the upper surface of the spanning member, and then flows down into the recessed portion 40 of the lid receiving frame and finally penetrates into the ground. Can be prevented from entering the interior.
[0035]
(Second Embodiment)
8 and 9 are partially enlarged cross-sectional views showing a second embodiment of the present invention, and show a state where a grease trap cover is removed and a state where it is attached.
As shown in FIGS. 8 and 9, the lid receiving frame 80 is formed integrally with the upper end edge of the container body 82 of the grease trap 81, and includes a bottom portion 83 and an outer rising portion 84. The lid 90 is detachably attached to the lid receiving frame 80.
[0036]
An annular recess 88 is formed by the packing (elastic member) 87 fixed to the upper surface 86 of the bottom 83, the bottom 83 and the outer rising portion 84.
The packing 87 is fixed to the bottom upper surface 86 on the inside 85 side of the grease trap 81, and has a relatively thick shape. As the material of the packing 87, waterproof rubber (sponge rubber) or ept sealer is preferable.
The bottom 83 is provided with a drainage port 89 for discharging water such as rainwater 8 that has flowed into the recess 88. A water guide hole 91 communicating with the drain port 89 is formed in the vertical direction in the ground. The method for forming the water guide hole 91 is the same as that of the first embodiment.
[0037]
Since the inflow water in the hollow portion 88 flows through the water introduction hole 91 from the drain port 89 and permeates into the ground, the same operational effects as the first embodiment are exhibited.
By forming the upper edge of the container main body 82 in a bent manner, the lid receiving frame 80 is formed integrally with the container main body 82, so that it is not necessary to attach the lid receiving frame 80 separately. Therefore, the number of parts of the grease trap is reduced, the manufacturing is facilitated and the manufacturing cost can be reduced.
[0038]
In the grease traps 24 and 81 of the present invention, rainwater or the like can be prevented from entering the grease trap from between the lid receiving frame and the lid, so that rainwater or the like does not enter the drain pipe 32. Further, since the lid is simply placed on the lid receiving frame, the lid can be easily attached and detached.
In each of the above-described embodiments, the case where the lid receiving frame and the lid are rectangular has been described. However, a circular shape, an elliptical shape, or the like may be used.
Since drainage always accumulates inside the grease trap, the grease trap will not rise due to the buoyancy of water in the ground even if rainwater penetrates into the ground through the water guide hole.
In the drawings, the same reference numerals denote the same or corresponding parts.
[0039]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, and the water guide hole communicating with the drain port is formed in the vertical direction in the ground, the inflow water in the recessed portion of the lid receiving frame flows through the water guide hole from the drain port and is underground. Thus, rainwater or the like can be prevented from entering the grease trap from between the lid receiving frame and the lid of the grease trap.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 to FIG. 7 are views showing a first embodiment of the present invention, and FIG. 1 is a perspective view showing a part of a drain pipe using a grease trap according to the present invention.
FIG. 2 is a partial enlarged cross-sectional view showing a construction method for preventing water from entering.
FIG. 3 is a perspective view showing a lid receiving frame and a lid of a grease trap.
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view showing a handle portion of the lid.
FIG. 5 is a partially enlarged cross-sectional view showing a use state after the grease trap is installed.
FIG. 6 is a view showing a modification of the first embodiment and corresponding to FIG.
FIG. 7 is a partially enlarged perspective view showing another modification of the first embodiment.
FIG. 8 is a diagram showing a second embodiment of the present invention, and is a partially enlarged sectional view showing a state where a lid of a grease trap is removed.
FIG. 9 is a partially enlarged sectional view showing a state where a lid is attached.
FIG. 10 is a sectional view showing a part of a conventional grease trap, corresponding to FIG.
[Explanation of symbols]
8 rain water (water)
24, 81 Grease trap 29, 82 Container body 32 Drain pipe 33, 80 Lid receiving frame 34, 90 Lid 37 Handle 37a Seal member 37b Sliding part 38, 85 Inside grease trap 40, 88 Recessed part 41 Through hole (drainage mouth)
43 , 9 1 Water guide hole 44 Inflow water 46 Bottom 47 Pipe (bar-shaped member)
48 Water intrusion prevention device 53 Contact part 54, 60 Packing (elastic member)
56,84 Outside rising part
8 3 Bottom portion 86 Top surface 87 Packing (elastic member)
89 Drain port

Claims (8)

地中に埋設される排水管路に接続されるとともに蓋受け枠に蓋を着脱自在に取付けるグリーストラップにおける内部への水の浸入を防止する方法であって、
環状のくぼみ部が形成された前記蓋受け枠には、前記くぼみ部に流入した水を排出するための排水口を予め形成し、
前記グリーストラップを地中に設置する際に、前記排水口と連通する導水穴を地中に縦方向に形成することにより、
前記くぼみ部内の前記流入水を、前記排水口から前記導水穴を流して地中に浸透させ
前記排水口は前記蓋受け枠の底部に形成された貫通孔であり、前記導水穴は、前記グリーストラップを地中に設置する際に、棒状部材を前記貫通孔に挿通して縦方向に配置した状態で前記グリーストラップを地中に固定したのち前記棒状部材を抜き取ることにより形成することを特徴とするグリーストラップにおける水の浸入防止方法。
A method for preventing water from entering the interior of the grease trap, which is connected to a drainage pipe buried in the ground and removably attaches a lid to a lid receiving frame,
In the lid receiving frame in which the annular recess portion is formed, a drain outlet for discharging the water flowing into the recess portion is formed in advance,
When the grease trap is installed in the ground, by forming a water guide hole communicating with the drain outlet in the vertical direction,
The inflow water in the indented portion is allowed to flow into the ground through the water introduction hole from the drain port ,
The drain port is a through hole formed in the bottom of the lid receiving frame, and the water guide hole is arranged vertically by inserting a rod-like member into the through hole when the grease trap is installed in the ground. entry preventing method for water in the grease trap, characterized that you formed by at state withdrawing the rod-shaped member After fixing the grease trap in the ground.
前記蓋受け枠は、ほぼU字形の断面形状を有して環状に一体形成されるとともに前記グリーストラップの容器本体に対してシールされて固定され、The lid receiving frame has a substantially U-shaped cross section and is integrally formed in an annular shape and is sealed and fixed to the container body of the grease trap;
前記蓋と前記蓋受け枠との接触部を弾性部材でシールしたことを特徴とする請求項1に記載のグリーストラップにおける水の浸入防止方法。  The method for preventing water from entering a grease trap according to claim 1, wherein a contact portion between the lid and the lid receiving frame is sealed with an elastic member.
前記蓋受け枠は、前記グリーストラップの容器本体の上端縁に一体的に形成されるとともに前記底部と外側立ち上がり部とを備え、The lid receiving frame is formed integrally with the upper end edge of the container body of the grease trap and includes the bottom and an outer rising portion,
前記底部における前記グリーストラップの内部側の上面に固着された弾性部材と、前記底部および前記外側立ち上がり部とにより前記くぼみ部を形成し、  The indented portion is formed by the elastic member fixed to the upper surface on the inner side of the grease trap at the bottom, and the bottom and the outer rising portion,
前記底部に前記排水口を穿設したことを特徴とする請求項1に記載のグリーストラップにおける水の浸入防止方法。  2. The method for preventing water from entering a grease trap according to claim 1, wherein the drain port is formed in the bottom portion.
前記蓋は、出没自在に取付けられた取っ手と、この取っ手の摺動部をシールして、前記蓋の上面の水が前記グリーストラップの内部に浸入することを防止するシール部材とを備えたことを特徴とする請求項1,2または3に記載のグリーストラップにおける水の浸入防止方法。The lid includes a handle that can be moved in and out, and a seal member that seals the sliding portion of the handle and prevents water on the upper surface of the lid from entering the inside of the grease trap. The method for preventing water from entering into the grease trap according to claim 1, wherein: 地中に埋設される排水管路に接続されるとともに蓋受け枠に蓋を着脱自在に取付けるグリーストラップにおける内部への水の浸入を防止する装置であって、
環状のくぼみ部が形成された前記蓋受け枠に、前記くぼみ部に流入した水を排出するための排水口を形成し、この排水口と連通する導水穴を地中に縦方向に形成し、前記くぼみ部内の前記流入水を、前記排水口から前記導水穴を流して地中に浸透させ
前記排水口は前記蓋受け枠の底部に形成された貫通孔であり、前記導水穴は、前記グリーストラップを地中に設置する際に、棒状部材を前記貫通孔に挿通して縦方向に配置した状態で前記グリーストラップを地中に固定したのち前記棒状部材を抜き取ることにより形成されたことを特徴とするグリーストラップにおける水の浸入防止装置。
A device for preventing water from entering the inside of the grease trap, which is connected to a drainage pipe buried in the ground and detachably attaches a lid to a lid receiving frame,
In the lid receiving frame in which an annular recess is formed, a drain outlet for discharging water flowing into the recess is formed, and a water guide hole communicating with the drain outlet is formed in the vertical direction in the ground, The inflow water in the indented portion is allowed to flow into the ground through the water introduction hole from the drain port ,
The drain port is a through hole formed in the bottom of the lid receiving frame, and the water guide hole is arranged vertically by inserting a rod-like member into the through hole when the grease trap is installed in the ground. In this state, the grease trap is fixed to the ground, and then the rod-shaped member is pulled out .
前記蓋受け枠は、ほぼU字形の断面形状を有して環状に一体形成されるとともに前記グリーストラップの容器本体に対してシールされて固定され
記蓋と前記蓋受け枠との接触部を弾性部材でシールしたことを特徴とする請求項に記載のグリーストラップにおける水の浸入防止装置。
The lid receiving frame has a substantially U-shaped cross-sectional shape and is integrally formed in an annular shape and is sealed and fixed to the container body of the grease trap ;
Intrusion prevention device for water in the grease trap according contact portions to claim 5, characterized in that the sealing of an elastic member between the front Kifuta and the lid receiving frame.
前記蓋受け枠は、前記グリーストラップの容器本体の上端縁に一体的に形成されるとともに前記底部と外側立ち上がり部とを備え、
前記底部における前記グリーストラップの内部側の上面に固着された弾性部材と、前記底部および前記外側立ち上がり部とにより前記くぼみ部を形成し、
前記底部に前記排水口を穿設したことを特徴とする請求項に記載のグリーストラップにおける水の浸入防止装置。
The lid receiving frame is provided with said bottom portion and the outer rising portion while being integrally formed with the upper edge of the container body of the grease trap,
The indented portion is formed by the elastic member fixed to the upper surface on the inner side of the grease trap at the bottom, and the bottom and the outer rising portion,
6. The apparatus for preventing water from entering a grease trap according to claim 5 , wherein the drain port is formed in the bottom portion.
前記蓋は、出没自在に取付けられた取っ手と、この取っ手の摺動部をシールして、前記蓋の上面の水が前記グリーストラップの内部に浸入することを防止するシール部材とを備えたことを特徴とする請求項5,6または7に記載のグリーストラップにおける水の浸入防止装置。The lid includes a handle that can be moved in and out, and a seal member that seals the sliding portion of the handle and prevents water on the upper surface of the lid from entering the inside of the grease trap. The water intrusion prevention device for a grease trap according to claim 5, 6 or 7 .
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