JP3737792B2 - 渦巻型コイル製造装置、及び渦巻型コイルの製造方法 - Google Patents

渦巻型コイル製造装置、及び渦巻型コイルの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は渦巻型コイル製造装置及び、渦巻型コイルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、装置の小型化のため、電気及び電子部品の高さ寸法を低くする技術が求められている。そのような技術の内、特にコイルを用いる電気および電子部品を小型化するものとして、巻線を平角線とすることにより、低背化した渦巻型コイル製造装置、アルファ巻きコイル等がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図16に渦巻型コイルの1例としてのアルファ巻きコイルの一単位の全体斜視図を示す。主巻線47は二つの渦巻部47a、47bを有する一本の導線である。主巻線47のみで巻線コイルの一単位を構成している。渦巻部47a、47bの回転軸は実質同一であり渦巻部47a、47bの最内周縁部同士はコイル渡り部47cで繋がれている。ただしここでコイル渡り部47cの長さは、説明のために誇張して大きく示したが、実質的な厚みは渦巻部47aの厚み、渦巻部47bの厚みの合計に等しい。従って、コイルの一単位の厚みもまた、渦巻部47aの厚み、渦巻部47bの厚みとを合計したものと実質的に等しくなっている。
【0004】
また、図17に前記アルファ巻きコイルの製造装置の構成を模式的に示す。図に示すように、アルファ巻きコイルの製造装置は、互いに対向する面を有する2つの挟み部材である挟み部材48および挟み部材49と、これら2つの挟み部材の間に設けられ、着脱可能な板状の巻取り部材50と、挟み部材48、挟み部材49および巻取り部材50を貫通する巻取り軸51を備えており、一方の挟み部材48と巻取り部材50との間の空間内に巻線を巻き取ることにより一方の渦巻部を形成し、他方の挟み部材49と、巻取り部材50との間の空間内に残りの巻線を巻き取ることにより他方の渦巻部を形成するようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特許第2892225号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
渦巻型コイルの場合、最内径のらせん円周径と最外周のらせん円周径が異なっている。らせん円周径が異なるということは、らせん円周の長さも異り、スプリングバック量も異なる。
【0007】
この場合のスプリングバックとは、もともと直線であった線材が円形に曲げられたことにより元の直線に戻ろうとする線材の内部応力である。また、スプリングバック量とは、巻き終わりと同時に供給線を切断し、巻き線金型等でそれまでコイルに掛かっていた規制を全て解いた瞬間に、コイル内部に蓄積していた曲げ応力が解放され元の直線方向に戻った量である。
【0008】
図3(a)に従来の製造方法にて製造した渦巻きコイルの正面図を図3(b)に渦巻コイルの側面図を示す。
【0009】
図3(a)に示すように従来の渦巻コイルの製造方法では、コイルの巻き始めから巻き終わりまで、巻線にかかるテンションを制御せず巻線をしていたので、コイルに掛かっていた規制を全て解いた瞬間にスプリングバックによる巻線の重なりWが発生する。重なりの原因は、内周と外周のスプリングバック量の違いである。重なりの量は巻数の2週目の始まり部が一番多く、巻き終わりへ進むにしたがって徐々に少なくなる。スプリングバック量は、円径の違いによって外周の方が内周よりより少なくなる。従ってスプリングバック量の多い内周の線材の外縁部が、スプリングバック量がより少ないそれに隣接する外周にある線材の内縁部に重なる。
【0010】
したがって、コイルの巻き始めから巻き終わりまで、巻線にかかるテンションを制御せず巻線を行うとスプリングバックによって各巻数が重なるという問題があった。
【0011】
本発明は、上記の従来の渦巻型コイルの製造方法の課題を考慮し、重ならない渦巻型コイルの製造方法、及び渦巻型コイル製造装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の本発明は、コイルが巻き取られる軸と、前記軸のコイルの巻き取り進行状態に応じて線材にかかるテンションを変化させながら前記線材を供給するコイル供給機構とを備え、前記テンションの変化は、前記線材を巻いていくに従って前記線材にかかるテンションを弱くすることである、渦巻型コイル製造装置である。
【0013】
また、第2の本発明は、前記テンションの変化は、巻数毎に巻き取り進行中の前記線材にかかるテンションを変化させることである、第1の本発明の渦巻型コイル製造装置である。
【0014】
また、第3の本発明は、前記テンションの変化は、巻き始めから巻き終わりまで連続的に巻き取り進行中の前記線材にかかるテンションを変化させることである、第1の本発明の渦巻型コイル製造装置である。
【0015】
また、第4の本発明は、渦巻型コイルを巻線する際、前記渦巻型コイルの巻き取り進行状態に応じて線材にかかるテンションを変化させる渦巻型コイルの製造方法であって、前記テンションの変化は、前記線材を巻いていくに従って前記線材にかかるテンションを弱くすることである、渦巻型コイルの製造方法である。
【0016】
また、第5の本発明は、前記テンションの変化は、巻数毎に巻き取り進行中の前記線材にかかるテンションを変化させることである、第4の本発明の渦巻型コイルの製造方法である。
【0017】
また、第6の本発明は、前記テンションの変化は、巻き始めから巻き終わりまで連続的に巻き取り進行中の前記線材にかかるテンションを変化させることである、第4の本発明の渦巻型コイルの製造方法である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して発明の実施の形態について説明を行う。
【0021】
(実施の形態1)
図4は本発明の実施の形態1におけるアルファ巻きコイル製造装置の上面図である。図5はアルファ巻きコイル製造装置の正面図である。
【0022】
図に示すように、本実施の形態1のアルファ巻きコイル製造装置は金型取り付け軸1を有している。また、金型取り付け軸1の一端には、巻芯軸2が装着固定される。巻芯軸2には、順に左側壁部材3とスペーサ4と中側壁板5と右側壁部材6とが貫通されて取り付けられている。また、丸ピン7は右側壁部材6を巻芯軸2に取り付けている。さらに、左側壁部材3には、線材をキャッチする線キャッチ8が、右側壁部材6には、線材を固定する線キャッチ9がそれぞれ設けられている。
【0023】
また、巻芯軸2が装着固定されている金型取り付け軸1にはプーリ10が固定されている。プーリ10にはベルト輪状13が掛かっている。ベルト輪状13はプーリ11及びプーリ12にも掛けられている。プーリ12はモーター軸14に取り付けられており、モーター軸14は制御手段15により回転制御される。また、プーリ11は備蓄巻線軸16に固定されている。備蓄巻線軸16には、備蓄線を作成するための備蓄線用巻芯17が装着固定されている。
【0024】
また、本実施の形態1のアルファ巻きコイル製造装置は一対のガイドフレーム18a、18bを有している。一対のガイドフレーム18の両端には、計4つの軸受け19,20,21、22が設けられている。ガイドフレーム18の一端にある2つの軸受け19、20の組と軸受け21,22の組は、各々ガイドフレーム18に対して垂直にシャフトを挿入できるように対向して設けられている。また、各々のガイドフレーム18a、18bには対向する側に溝18c、18dを有し、2つの溝18c、18dはフレームに平行である。また、2つの溝は対向しており、両端の軸受け19、20、21、22手前までの長さを有している。なお、一対のガイドフレーム18の中央上部には、巻芯軸2、左側壁部材3、スペーサ4、中側壁板5と右側壁部材6が設置される。
【0025】
また、図4に示すように巻芯軸2とガイドフレーム18は上面より見た際には、直交するよう配置されており、中側壁板5が対向するガイドフレーム18の中央に配置されている。前記軸受け19と軸受け20の間と軸受け21と軸受け22の間には、各々シャフト23とシャフト24が取り付けられている。また、シャフト23とシャフト24には、各々にプーリ25とプーリ26が固定されており、両プーリにタイミングベルト輪状27が掛けられている。
【0026】
なお、プーリ25とプーリ26はタイミングベルト輪状27がガイドフレーム18と平行かつガイドフレーム18の中央に位置するようシャフト23、24に取り付けられている。また、前記4つの軸受け19、20、21、22は、ある距離をおいてガイドフレーム18に固定されている。ある距離とは少なくともアルファ巻コイルに必要とする線材長さ、及び線の先端をキャッチする治具の取り付けを考慮した距離となる。
【0027】
また、タイミングベルト輪状27には、ガイドフレーム18中央を挟んで線つまみ治具28及び線つまみ治具29が少なくともアルファ巻コイルの渦巻一つ分の線材長さの距離をおいて固定されている。
【0028】
図6(a)に線つまみ治具28の拡大平面図を図6(b)に上面図を示す。図に示すように、線つまみ治具28、29は、ベルト固定部30と線つまみ部31から構成されている。また、ベルト固定部30は、2つのベルト固定上部30aとベルト固定下部30bから構成されている。さらに、ベルト固定下部30bは直方体をしており、直方体の対向する側面に垂直に2つの軸32,33がベルト固定下部30bを貫通して並行に固定されている。軸32、33は、ベルト固定下部30bの対向する面より突き出ており、その突き出た部分に軸受け34及び35と36及び37が固定されている。また、ベルト固定下部30bの軸32、33と平行する幅は、対向するガイドフレーム18の間に収まる長さであり、上面からネジ穴が開口している。ベルト固定上部30aも同様に直方体であり、ネジ穴が開けられ、対向するガイドフレーム18の間に収まる幅になっている。ベルト固定上部30aとベルト固定下部30bで、タイミングベルト輪状27を挟み込み、ネジを締めることによって、線つまみ治具28、29はタイミングベルト輪状27に固定される。
【0029】
また、ベルト固定下部30bの対向する側面に取り付けられている軸受け34、35、36、37は、ガイドフレーム18と平行に対向する面に2つずつ備えられており、軸受け34と36は、ガイドフレーム18aの溝18cに、軸受け35と37は、ガイドフレーム18bの溝18dに嵌められている。これによって線つまみ治具28は、ガイドフレーム18に沿って移動することが出来る。
【0030】
また、線つまみ部31も直方体であり底面がベルト固定部30aの上面に固定されている。線つまみ部31の上面には、ガイドフレーム18と平行に線材を挿入するための溝31aを有する。溝31aには、線材を垂直方向から抑えるための板バネ31bが設置されている。なお、線つまみ治具29も線つまみ治具28と同様の構成となっており、ガイドフレーム18に沿って移動する。
【0031】
また、シャフト23には、パウダーブレーキ38が取り付けられている。本パウダブレーキは、市販品であり、直流電圧を印加することによってコイルに電流が流れ、磁束が発生する。このとき、パウダギャップ内のパウダは、磁束にそって鎖状につながり、この連結力により電流にほぼ比例したトルクを発生し、電流を遮断することによって磁束が消滅し、パウダが自由な状態になり、トルクが伝わらなくなる。すなわち、電気を印加し電圧と電流の両方か、あるいはいずれかを制御することによってトルクを調節することが可能である。なお、本パウダーブレーキ38と前記モーター軸14は制御手段15によって制御されている。
【0032】
次に、図7(a)は、巻芯軸2の側面図であり、図7(b)は上面図である。図に示すように、巻芯軸2の表面には、巻芯軸2の長さの約半分程度の長さのキー溝2aが刻まれており、丸ピン7を貫通させるための丸ピン孔2bが開口されている。
【0033】
また、図4に示すように、巻芯軸2は金型取り付け軸1に装着固定されており、プーリ10とベルト輪状13及びプーリ12を介して連動しているモーター軸14に取り付けられている制御手段15により延伸方向を回転軸とした回転を行う。
【0034】
また、図8(a)は左側壁部材3の正面図であり、図8(b)は上面図である。図に示すように、左側壁部材3は直径の異なる2段の円柱から構成されており、径の大きい円柱部の右側壁部材6と対向する面上には、巻芯軸2が貫通するための孔3aが開口され、孔3aの周囲には、螺旋状ガイド部材39が設けられている。
【0035】
また、図9(a)はスペーサ4の正面図であり、図9(b)は上面図である。図に示すように、スペーサ4には幅広のスリット4aが中心から外周に渡って設けられており、スリット4aの幅Wは、巻芯軸2の直径と、螺旋状ガイド部材39の幅との和と実質同一か、それ以上となるようになっている。
【0036】
また、図10(a)は中側壁板5の正面図であり、図10(b)は上面図である。図に示すように、中側壁板5は、コイルの渦巻部と実質同一もしくはそれ以上の面積となる円板状の形状を有し、その中心には、巻芯軸2が貫通するための孔5aが開口されるとともに、線材を通過させるためのスリット5bが外周から孔5aに渡って設けられている。また、スリット5bは、図10(b)に示すように、中側壁板5の側面からみて、巻芯軸2の方向に対し非対称となる方向に刻まれている。さらに孔5aの周囲には、凸部5cが設けられており、この凸部5cは巻芯軸2のキー溝2aと対応するようになっている。
【0037】
また、図11(a)は右側壁部材6の正面図であり、図11(b)は上面図である。図に示すように、右側壁部材6は、左側壁部材3と同様、直径の異なる2段の円柱から構成されており、径の大きい円柱部の左側壁部材3と対向する面上には、巻芯軸2が貫通するための孔6aが開口され、孔6aの周囲には、左側壁部材3と同様、螺旋状ガイド部材39が設けられている。さらに、径の小さい円柱部には、丸ピン7を貫通させるための孔6bが右側壁部材6の表面から孔6aまで達するように開けられている。
【0038】
さらに図12(a)は丸ピン7の正面図であり、図12(b)は上面図である。図に示すように、丸ピン7は二段の円筒形であり、径の細い部分が丸ピン孔2bおよび6bに填り込むようになっている。
【0039】
また、図13は螺旋状ガイド部材39の正面図を示しており、その内側の周39aは、孔3a、孔5aもしくは6aの半周分の長さを有し、内側の周39aと外側の周39bとの差が、一方の端部の最大幅wとして、その幅が上記孔の周に対応する曲線に沿って減少し、他端の幅が実質0となるように形成されている。ここで最大幅wは、線材の幅と同等、もしくはそれ以上の幅となるようにする。
【0040】
また、図8(b)、図11(b)に示すように、その厚みは線材の厚みと同程度より多少厚くする。
【0041】
また、図14(a)は備蓄線用巻芯17の側面図であり、図14(b)は正面図である。
【0042】
備蓄線用巻芯17は、備蓄巻線軸固定部41と線材挿入部40の直径の異なる2段の円柱から構成されており、直径の大きい備蓄巻線軸固定部41で備蓄巻線軸16に固定されており、線材挿入部40は、4ヶ所の備蓄巻線軸の方向に開いた隙間を有している。なお、線材挿入部の隙間は、4ヶ所である必要はなく最低1ケ所あればよい。
【0043】
また、図15に供給ボビン部の平面図を示す。供給ボビン部は、コイルの作成に用いる線材を蓄えておく供給ボビン42と、供給ボビン42を回転させるための軸である供給ボビン用軸43とを備えている。ここで、供給ボビン用軸43は備蓄線用巻芯17と平行に設置する。また線材は、供給ボビン用軸43の延伸方向に垂直に供給ボビン42に巻き蓄えておく。
【0044】
以上のような構成を有するアルファ巻きコイルの製造装置を用いたアルファ巻きコイルの製造方法を以下に説明する。
【0045】
はじめに、図18に示すように、巻芯軸2の一端を金型取り付け軸1に装着し、固定する。巻芯軸2の固定は図に示すように固定ネジ44によるネジ止めによってもよいが、チャック等の別途手段によってもよい。
【0046】
次に図19に示すように巻芯軸2に左側壁部材3を孔3aを通して装着し、ネジ3bにより固定する。さらに、中側壁板5を、孔5aを通して巻芯軸2に装着する。このとき、中側壁板5の凸部5cが巻芯軸2のキー溝2aに嵌り込むようにする。このとき、中側壁板5は、左側壁部材3に設けられた螺旋状ガイド部材39によって支持される。
【0047】
次にコイルの巻線となる線材を供給ボビン42より引き出し、線材挿入部40に先端を差込み、備蓄巻線軸16を回転させる。この時、回転数が制御されており、アルファ巻きコイル1個に必要とする線材長さの半分が巻き取られ、図20に示す備蓄線としての線分45aとなる。
【0048】
さらに供給ボビン42より、線材をアルファ巻きコイル1個に必要とする線材長さの半分を引き出し切断する。ここで、図20に示すように、線材45は、その半分がアルファ巻きコイルの1つの渦巻分に相当する巻き取られた線分45aと、残り半分が備蓄線用巻芯17によって巻き取られていない線分45bの部分からなる線材となる。
【0049】
次に中側壁板5に、コイルの巻線となる前記線材45を装着する。図21(a)に示すように、線材45は、スリット5bに通して、孔5aの外周に接し、かつスリット5bと直行するような向きで装着する。また、図21(b)(c)に示すように、線材は、スリット5bの向きに沿って斜めに屈曲して、中側壁板5の一方の主面から他方の主面に達しており、線分45aと線分45bの境界となる部分をスリット5bに挟み込む。なお、中側壁板5に対する巻線45の装着は、中側壁板5を巻芯軸2に装着する前に行うようにしてもよい。
【0050】
また、図22に示すように、線分45aを線キャッチ8で固定する。このとき線キャッチ8は線材をその主面全体に印圧して固定するようにする。この線キャッチ方法ならば締め付ける面積が大きい為に、線材が薄い箔であっても切断してしまったりキズをつけることがない。
【0051】
次に右側壁部材6を巻芯軸2に装着する前に、スペーサ4を左側壁部材3と中側壁板5の左面との間に挿入する。図9に示したように、スペーサ4は、巻芯軸2の直径と螺旋状ガイド部材39の最大幅Wとの和と実質同一もしくはそれ以上の幅Wを有するスリット4aが設けられているため、左側壁部材3および中側壁板5が巻芯軸2に装着された後でも巻芯軸2に差し込む事が出来る。ここで図23に、スペーサ4と、中側壁板5と、線材45との位置関係を示す。
【0052】
スペーサ4の挿入により、中側壁板5は左側壁部材3右面についている螺旋状ガイド部材39の主面のみで支持されるのではなく、螺旋状ガイド部材39の主面と、スペーサ4主面とで支持される。なお、スペーサ4の挿入は、中側壁板5を巻芯軸2に装着する前に行うようにしてもよい。
【0053】
次に、右側壁部材6を、孔6aに巻芯軸2を通して装着する。次いで巻芯軸2の丸ピン孔2bと孔6bとを一致させ、ここに丸ピン7を挿入して、巻芯軸2と右側壁部材6とを固定する。図24(a)の正面図および図24(b)の上面図は、以上の動作が完了した状態を示す。右側壁部材6の、左側壁部材の対向面にも螺旋状ガイド部材39が設けられており、中側壁板5は、一方の主面を、左側壁部材3の螺旋状ガイド部材39とスペーサ4とによって支持され、他方の主面を、右側壁部材6の螺旋状ガイド部材39によって支持されている。
【0054】
次に、線材45の45b側の端を線つまみ治具28の線つまみ部31の溝31aに挿入する。挿入する際に線材を板バネ31bで挟むことによって、線つまみ治具28に線材を固定する。図4に線キャッチ8に線材45の線分45a端を線つまみ治具28に線分45b側の端を固定した状態の上面図を、図5に平面図を示す。
【0055】
次にモーター軸14を制御手段15によって回転させる。モーター軸14と金型取り付け軸1は、ベルト輪状13とプーリ10及びプーリ12を介して連動しているため、モーター軸14が回転することにより金型取り付け軸1を回転させながら、線分45bを右側壁部材6と中側壁板5との間の空間に供給する。すると線材45の縁部が巻芯軸2に巻き取られて、巻芯軸2の回転軸に直行する方向に、コイルの渦巻部が形成される。
【0056】
上記の巻き取り動作により形成される渦巻部は、図16のアルファ巻きコイルの全体斜視図で言えば、渦巻部47aに相当する。
【0057】
このとき発明が解決しようとする課題にて説明したようにコイルの巻き始めから巻き終わりまで、巻線にかかるテンションを制御せず巻線を行うとスプリングバックによって各巻数線が重なるという問題があった。
【0058】
線材45が巻き取られていくに伴い線つまみ治具28は、巻線の進行方向に図4及び図5の左方向へ直線的に引き寄せられる。ここで、線つまみ治具28は、タイミングベルト輪状27とプーリ25を介してシャフト23と連動している。
【0059】
線つまみ治具28が左方向へ引き寄せられる際に、シャフト23に取り付けられているパウダーブレーキ38によってシャフト23の回転方向に対して抵抗力を掛けることにより、線つまみ治具28が引き寄せられる方向に対して抵抗力を掛けることが出来る。これにより線つまみ治具28に固定されている線材45にテンションを掛けることが出来る。
【0060】
ここで、コイルの巻き始めには、制御手段15によって線材に掛けるテンションを強くして線材45を巻き取る。続いて、コイルを巻いていくに従って巻芯軸2の回転位置情報を制御手段15を介してパウダーブレーキ38にフィードバックし、線材に掛けるテンションを連続的に弱くしながら巻き取っていく。
【0061】
次に、渦巻部を作成するのに必要な、所定の巻数の巻き取り動作を終えると、供給中の線材45bを適当な位置で切断し、図25(a)の正面図、図25(b)の上面図に示すように、その切断部位を右側壁部材6の線キャッチ9にて固定する。この時線キャッチ9は線キャッチ8と同様の構成を有し、切断部位をその主面全体に印圧して固定するようにする。ただし、図25(b)において、矢印は巻芯軸2の回転方向を示す。
【0062】
次に、線分45aを線キャッチ8よりはずし、巻芯軸2の垂直方向に延ばしその先端を線つまみ治具29に固定し、スペーサ4を抜き取る。螺旋状ガイド部材39およびスペーサ4の厚みは、完成時コイルの渦巻部の線材厚みを与えるため、スペーサ4が抜き取られた後には、図26(a)の正面図および図26(b)の上面図に示すように、線分45aを巻き取るのに適した隙間46が形成されている。
【0063】
次にモーター軸14を制御手段15によって回転させる。モーター軸14と金型取り付け軸1は、ベルト輪状13とプーリ10、プーリ12を介して連動しているため、金型取り付け軸1を回転させながら、線分45aを左側壁部材3と中側壁板5との間の空間に供給する。すると線分45aの縁部が巻芯軸2に巻き取られて、巻芯軸2の回転軸に直行する方向に、コイルの渦巻部が形成される。
【0064】
この時パウダーブレーキ38には所定の電圧と電流が印加されているので、線分45aには所定のテンションが掛かりながら、同時に線つまみ治具29は巻線の進行に従い図4及び図5の右方向へ直線的に引き寄せられる。なお、パウダーブレーキ38によるテンションの掛け方は、先に実行した線分45bの巻き取りの際と同様、巻き始めにテンションを強く掛けコイルを巻いていくに従って巻芯軸2の回転位置情報を加味しながら連続的に弱くする。
【0065】
ここで形成される渦巻部は、図16のアルファ巻きコイルの全体斜視図で言えば、渦巻部47bに相当する。なお、図26(b)の矢印は巻芯軸2の回転方向を示し、これは先に実行した線分45bの巻き取り方向とは逆の向きである。
【0066】
次に、線キャッチ9より線材45をはずし、丸ピン7を抜き取り、巻芯軸2より右側壁部材6、中側壁部材5を間に有するコイル状に巻き取られた線材45を順に取り出す。
【0067】
最後、巻線の2つの渦巻部に挟まれた中側壁部材5を取り出し、アルファ巻きコイルを完成する。コイルの渡り部となる部分は、中側壁板5のスリット5bにあって、かつスリット5bの間隙は、線材45の厚みよりも大きいので、簡単に取り出すことが出来る。
【0068】
本実施の形態1によって作成されたアルファ巻きコイルの平面図を図2(a)に側面図を図2(b)に示す。図3(b)側面図に示すテンションを制御せずに巻いた渦巻コイルの各巻数線が二重に重なっているのに対し、本願のコイルのテンションを可変に制御することによって巻いたアルファ巻きコイルでは図2(b)の側面図に示すように、内径から外径までのスプリングバック量がほぼ等しくなり各巻数線の重なりがなくなる。
【0069】
なお、本発明の渦巻型コイルの1例としてのアルファ巻コイルの製造方法及び装置を本実施の形態1にて説明したが、渦巻部が1つでも製造可能である。渦巻部が1つの場合の可変テンションによる制御を行った渦巻コイルの平面図を図1(a)に、側面図を図1(b)に示す。図1においても上述したアルファ巻きコイルの場合と同様に各巻数線の重なりがないコイルが製造できる。
【0070】
(実施の形態2)
図27は、実施の形態2における、渦巻コイルの正面図である。また、図28は、実施の形態2におけるアルファ巻コイルの正面図である。
【0071】
本実施の形態2におけるコイル構造は、図27、図28に示すように渦巻コイル、アルファ巻コイル共にその巻線の隣接する巻線部分同士に隙間Sがある。
【0072】
本実施の形態2のコイルの製造方法は、基本的には実施の形態1と同じであるが、コイルを巻く際に、コイルの巻線である線材45にテンションを掛けるテンション値が異なる。以下、相違点を説明する。
【0073】
コイルの巻き始めに線材45に掛けるテンション値は、実施の形態1と同様にする。次に、巻芯軸2の回転位置情報を加味しながら、連続的にテンション値を小さくしていく。この時に、実施の形態2では、実施の形態1にて線材45にかけていたテンション値よりもより急に小さくすると、外径の方が内径よりもスプリングバック量が大きくなるようにテンションが掛かることになる。すると、図27、図28のコイルの正面図に示すように内周の線材の外縁部と、それに隣接する外周にある線材の内縁部との間に隙間Sがある渦巻コイル又はアルファ巻コイルが作成できる。
【0074】
なお、前記隙間は、各巻数線毎に均等であっても、内径から外径に従って広くてもよく、要するに各巻数線に重なりがなく隙間がありさえすればよい。
【0075】
本実施の形態2の効果により、線材厚み0.2mm、線材幅2mm、コイル最内径φ8mm、巻数12回のコイルを作成する際に、コイルの巻き始めに線材にかける初期テンションを2.5Kg、最終テンションを0.5Kgとして作成したアルファ巻コイルは、初期テンション2.5Kgのテンションで最後まで巻いたコイルに比べて、各巻数の線と線の重なりがなく半分の高さにすることが出来た。
【0076】
なお、本発明の線材は、丸線、箔、平角線など、線材の形状は問わない。
【0077】
また、本発明の渦巻型コイルを巻く際、巻き始めに強いテンションを掛け、コイルを巻いていくに従って巻芯軸2の回転位置情報を加味しながら連続的に弱くする方法を記載したが、巻数毎に巻線にかかるテンションを変化させてもよい。
【0078】
つまり巻き始めに強いテンションを掛け、一巻きを巻き取っている間はテンションを変化させず、次ぎの一巻きを巻き取り始めたときにテンションを弱くして、一定テンションのまま巻き取っていく。要するに、テンション変化の掛けかたは径がより小さい程テンションの強さをより大きくしさえすればよい。とはいえ、線材には、許容テンション値があり、これは線材が延びず抵抗値も増大しない限界テンション強さである。これを超えて巻線を行うと線材が延びて、抵抗値も増大し性能の悪いコイルとなることから、線材の許容テンション値を超えてテンションを掛けないようにしなければならない。
【0079】
なお、本発明のコイルが巻き取られる軸は、巻芯軸2と、左側壁部材3と、スペーサ4と、中側壁板5と、右側壁部材6と、丸ピン7と、線キャッチ8と、線キャッチ9とから構成されており、巻芯軸2が装着固定されている金型取り付け軸1が回転制御されコイルが巻き取られるが、金型取り付け軸1が回転せず線材45の方が回転しても良く、要するにコイルが巻き取られる軸でありさえすればよい。
【0080】
また、本発明のコイル供給機構は、ガイドフレーム18と軸受け19と軸受け20の間と軸受け21と軸受け22の間の各々に固定されているシャフト23、シャフト24と、シャフト23、24の各々に取り付けられているプーリ25、プーリ26と、プーリ25とプーリ26にかけられているタイミングベルト輪状27と、タイミングベルト輪状27上に固定されてる2つの線つまみ治具28及び線つまみ治具29と、シャフト23に取り付けられているパウダーブレーキ38とで構成されたが、パウダーブレーキ38はシャフト24に取り付けられても、又パウダーブレーキ38は可変トルクモーターであってもよく、又線つまみ治具28、29は板バネによって線材を固定する方法を用いたが、線材を固定さえ出来ればよく、要するに、コイルの巻取り進行状態に応じて線材にかかるテンションを変化させながら線材を供給するコイル供給機構でありさえすればよい。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明によれば、重ならない渦巻型コイル製造方法、及び渦巻型コイル製造装置を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1により製造された渦巻コイルの正面図
(b)本発明の実施の形態1により製造された渦巻コイルの側面図
【図2】(a)本発明の実施の形態1により製造されたアルファ巻きコイルの正面図
(b)本発明の実施の形態1により製造されたアルファ巻きコイルの側面図
【図3】(a)従来の製造方法により製造された渦巻コイルの正面図
(b)従来の製造方法により製造された渦巻コイルの側面図
【図4】本発明の実施の形態1によるアルファ巻きコイル製造装置の上面図
【図5】本発明の実施の形態1によるアルファ巻きコイル製造装置の正面図
【図6】(a)線つまみ治具28の正面図
(b)線つまみ治具28の上面図
【図7】(a)巻芯軸2の側面図
(b)巻芯軸2の上面図
【図8】(a)左側壁部材3の正面図
(b)左側壁部材3の上面図
【図9】(a)スペーサ4の正面図
(b)スペーサ4の上面図
【図10】(a)中側壁板5の正面図
(b)中側壁板5の上面図
【図11】(a)右側壁部材6の正面図
(b)右側壁部材6の上面図
【図12】(a)丸ピン7の正面図
(b)丸ピン7の上面図
【図13】螺旋状ガイド部材39の正面図
【図14】(a)備蓄線用巻芯17の側面図
(b)備蓄線用巻芯17の正面図
【図15】供給ボビン部の平面図
【図16】従来の技術によるアルファ巻きコイルの構成図
【図17】従来の技術によるアルファ巻きコイルの製造装置の構成図
【図18】本発明の実施の形態1のアルファ巻きコイルの製造方法を説明するための図
【図19】本発明の実施の形態1のアルファ巻きコイルの製造方法を説明するための図
【図20】本発明の実施の形態1のアルファ巻きコイルの製造方法においてコイルの線材45を説明するための図
【図21】(a)本発明の実施の形態1のアルファ巻きコイルの製造方法において線材45と中側壁板5の位置を説明するための図
(b)本発明の実施の形態1のアルファ巻きコイルの製造方法において線材45と中側壁板5の位置を説明するための図
(c)本発明の実施の形態1のアルファ巻きコイルの製造方法において線材45と中側壁板5の位置を説明するための図
【図22】(a)本発明の実施の形態1のアルファ巻きコイルの製造方法を説明するための図
(b)本発明の実施の形態1のアルファ巻きコイルの製造方法を説明するための図
【図23】本発明の実施の形態1のアルファ巻きコイル製造方法において線材45と中側壁板5とスペーサ4との位置関係を説明するための図
【図24】(a)本発明の実施の形態1のアルファ巻きコイルの製造方法を説明するための図
(b)本発明の実施の形態1のアルファ巻きコイルの製造方法を説明するための図
【図25】(a)本発明の実施の形態1のアルファ巻きコイルの製造方法を説明するための図
(b)本発明の実施の形態1のアルファ巻きコイルの製造方法を説明するための図
【図26】(a)本発明の実施の形態1のアルファ巻きコイルの製造方法を説明するための図
(b)本発明の実施の形態1のアルファ巻きコイルの製造方法を説明するための図
【図27】本発明の実施の形態2の渦巻コイルの正面図
【図28】本発明の実施の形態2のアルファ巻コイルの正面図
【符号の説明】
1金型取り付け軸
2巻芯軸
2aキー溝
2b丸ピン孔
3左側壁部材
3a孔
4スペーサ
4aスリット
5中側壁板
5a孔
5bスリット
5c凸部
6右側壁部材
6a孔
6b丸ピン孔
7丸ピン
8線キャッチ
9線キャッチ
10プーリ
11プーリ
12プーリ
13ベルト輪状
14モータ軸
15制御手段
16備蓄巻線軸
17備蓄線用巻芯
18ガイドフレーム
18a、18bガイドフレーム
18c、18d溝
19軸受け
20軸受け
21軸受け
22軸受け
23シャフト
24シャフト
25プーリ
26プーリ
27タイミングベルト輪状
28線つまみ治具
29線つまみ治具
30ベルト固定部
30aベルト固定上部
30bベルト固定下部
31線つまみ部
31a溝
31b板バネ
32軸
33軸
34軸受け
35軸受け
36軸受け
37軸受け
38パウダーブレーキ
39螺旋状ガイド部材
39a内側の周
39b外側の周
40線材挿入部
41備蓄巻線軸固定部
42供給ボビン
43供給ボビン用軸
44固定ネジ
45線材
45a、45b線分
46隙間
47主巻線
47a、47b渦巻部
47cコイル渡り部
47d、47e端部
48挟み部材
49挟み部材
50巻き取り部材
51巻き取り軸

Claims (6)

  1. コイルが巻き取られる軸と、
    前記軸のコイルの巻き取り進行状態に応じて線材にかかるテンションを変化させながら前記線材を供給するコイル供給機構とを備え、
    前記テンションの変化は、前記線材を巻いていくに従って前記線材にかかるテンションを弱くすることである、渦巻型コイル製造装置。
  2. 前記テンションの変化は、巻数毎に巻き取り進行中の前記線材にかかるテンションを変化させることである請求項1記載の渦巻型コイル製造装置。
  3. 前記テンションの変化は、巻き始めから巻き終わりまで連続的に巻き取り進行中の前記線材にかかるテンションを変化させることである請求項1記載の渦巻型コイル製造装置。
  4. 渦巻型コイルを巻線する際、前記渦巻型コイルの巻き取り進行状態に応じて線材にかかるテンションを変化させる渦巻型コイルの製造方法であって、
    前記テンションの変化は、前記線材を巻いていくに従って前記線材にかかるテンションを弱くすることである、渦巻型コイルの製造方法。
  5. 前記テンションの変化は、巻数毎に巻き取り進行中の前記線材にかかるテンションを変化させることである、請求項4記載の渦巻型コイルの製造方法。
  6. 前記テンションの変化は、巻き始めから巻き終わりまで連続的に巻き取り進行中の前記線材にかかるテンションを変化させることである、請求項4記載の渦巻型コイルの製造方法。
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