JP3734544B2

JP3734544B2 - Adhesive container

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Publication number: JP3734544B2
Application number: JP31168395A
Authority: JP
Inventors: 知道萩原
Original assignee: Asahi Kasei Pax Corp
Current assignee: Asahi Kasei Pax Corp
Priority date: 1995-11-07
Filing date: 1995-11-07
Publication date: 2006-01-11
Anticipated expiration: 2015-11-07
Also published as: JPH09132223A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粘着剤を使用することによって容器本体に蓋を繰り返し接着、離反ができるようにした、いわゆる粘着方式の閉蓋容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
粘着剤を接着剤として使用すると、繰り返し接着、離反を行うことができるため、容器の蓋を容器本体に被せて接着する閉蓋方式に使用すると好都合である。ところが、従来公知の閉蓋方式としては、ヒートシールにより接着する方式、蓋を容器本体に嵌合させる方式、ホッチキスや輪ゴムやテープやシールによる方式が知られているに過ぎない。
【０００３】
ヒートシール方式は、超音波溶着装置、熱溶着装置等を使用して合成樹脂製の容器本体の周縁に蓋の周縁を熱溶着するものである。また、嵌合方式は、例えば容器本体と蓋とに凸条や凹条を形成してこれらを圧入、係合させて閉蓋するものである。
【０００４】
これに対して、粘着剤を使用して蓋を容器本体に被せて閉蓋するようにした方式も、本出願人は既に提案している。（実開平４ー６８８４８号公報参照）
この公知の閉蓋方式は、蓋の裏面に全周に渡って一条に粘着剤を塗り、この蓋を容器本体に被せることによって容器本体の内部をシールすると同時に閉蓋するものである。この公知の閉蓋方式は、容器本体と蓋とが別々となっており、かつ粘着剤は再閉蓋を可能とすることの他、容器本体内部を外側に対してシールすることを目的として使用されていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、容器の蓋に要求される機能は、簡単に開蓋や閉蓋ができることである。しかしながら、上記従来のヒートシールによる容器は、薄膜状の樹脂製の蓋を同じく樹脂製の容器本体に溶着しているだけの構造であるため、一度蓋を開けてしまうと、再蓋性がなかった。また、容器本体に内容物を収容した後に、蓋を被せてヒートシール作業を行なうので、内容物が食品や薬品などの場合には、熱によって内容物の品質が低下するおそれもあった。
【０００６】
また、樹脂製の容器本体と蓋の両者に凸条や凹条を設けて両者を圧入、係合させるようにした容器においては、凹凸の嵌合操作が簡単ではなく、かつ凸条や凹条が変形を起こし、再閉蓋の機能が十分とはいえなかった。更に、膜状の蓋をヒートシールし、その上に係合蓋を取り付けるようにした容器も公知であるが、この二重蓋のものにおいても、開蓋や閉蓋の操作が簡単ではないことは前述の嵌合方式の容器と同様であった。
【０００７】
また、ホッチキスや輪ゴムやテープやシールを用いると、自動化が難しく、手作業による場合が多く、コスト高となっていた。また、ホッチキスの金属片を誤食してしまうなどの危険があった。
【０００８】
一方、前記公知の粘着剤を使用した閉蓋方式は、容器本体と蓋とが別々に分離した構造となっている上、蓋の内面の全周に渡って粘着層が形成されている。このため、開蓋が容易とは言えず、更にはコスト高となってしまう。また、スタッキングの工夫が十分になされているとは言えない。特に、本発明の容器に係るような容器本体と蓋とが一体に連結して構成されている容器の場合、スタッキングの際に上下の容器の粘着を阻止することは一層重要な課題となる。
【０００９】
本発明の目的は、上記従来例の欠点を改善し、開蓋や閉蓋の操作が極めて簡単であり、また一度開封した後の再閉蓋性を有し、また閉蓋作業時の内容物の劣化がなく、更に自動化に適し製造コストの低廉な容器を提供することにある。
【００１０】
同時に、容器を二個以上積み重ねたとき（スタッキングの際）に粘着剤が他の容器に付くことを防止する構造を付加した容器を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明の容器は、次のように構成されている。
【００１２】
請求項１の発明は、容器本体と蓋とが連結部を介して一体的に設けられて成る容器において、前記容器本体の開放端に形成された第一の接合面と、前記蓋に形成され前記第一の接合面と接合する第二の接合面と、該第一又は第二の接合面側に形成された粘着剤とを備え、
二個以上の容器を積み重ねたときに前記粘着剤を次の容器から離隔させるように容器間を互いに干渉させる高さの凸部又は凹部が設けられ、
前記凹部は第一又は第二の接合面に形成され且つその内面の底に前記粘着剤が形成され、他方、前記第二又は第一の接合面に前記凹部の中に嵌合可能に突出した嵌合突出部が形成され、また嵌合突出部の高さ＞（凹部の高さ−粘着剤の厚み）に形成されて成る。
【００１３】
粘着剤は、感圧性接着剤と言われているものであって、容易に接着できると同時に、容易に剥がしとることのできるできる接着剤の一種である。通常の接着剤が一度剥がしてしまうと再接着が不可能であるのに対して、再接着が可能である点で特徴がある。
【００１４】
この容器によると、容器本体に形成された第一の接合面と、蓋に形成された第二の接合面とが粘着面の粘着剤により粘着され、閉蓋される。
【００１５】
凹部により容器相互間を離隔して容器相互間の不要な粘着を防止する。閉蓋時には、嵌合突出部を凹部の中に嵌合して、粘着させる。嵌合突出部の高さ＞（凹部の高さ−粘着剤の厚み）に形成したのは、この粘着を可能とするためである。凹部の底に粘着面を形成する理由は、人その他に粘着剤が付くことを極力防止するためである。
【００１６】
請求項２の粘着方式の容器は、容器本体と蓋とが連結部を介して一体的に設けられて成る容器において、前記容器本体の開放端に形成された第一の接合面と、前記蓋に形成され前記第一の接合面と接合する第二の接合面と、該第一又は第二の接合面側に形成された粘着剤とを備え、
二個以上の容器を積み重ねたときに前記粘着剤を次の容器から離隔させるように容器間を互いに干渉させる高さの凸部又は凹部が設けられ、
前記粘着剤は前記第一又は第二の接合面に形成され、前記凹部は第一又は第二の接合面に形成され、他方、前記第二又は第一の接合面に前記凹部の中に嵌合可能に突出した嵌合突出部が形成され、また（凹部の高さ＋粘着剤の厚み）＞嵌合突出部の高さに形成されている。
【００１７】
凹部により容器相互間を離隔して容器相互間の不要な粘着を防止する。閉蓋時に、凹部に嵌合突出部が嵌合し、一方の接合面に塗布された粘着剤が他方の接合面に粘着する。（凹部の高さ＋粘着剤の厚み）＞嵌合突出部に形成した理由は、接合面どうしの粘着を可能とするためのものである。
【００１８】
請求項３の粘着方式の容器は、容器本体と蓋とが連結部を介して一体的に設けられて成る容器において、前記容器本体の開放端に形成された第一の接合面と、前記蓋に形成され前記第一の接合面と接合する第二の接合面と、該第一又は第二の接合面側に形成された粘着剤とを備え、
二個以上の容器を積み重ねたときに前記粘着剤を次の容器から離隔させるように容器間を互いに干渉させる高さの凸部又は凹部が設けられ、
前記粘着剤は前記第一又は第二の接合面に形成され、前記凸部は第一又は第二の接合面に形成され、他方、前記第二又は第一の接合面に前記凸部に嵌合可能に嵌合窪み部が形成され、また（嵌合窪みの高さ＋粘着剤の厚み）＞凸部の高さに形成されている。
【００１９】
凸部により容器相互間を離隔して容器相互間の不要な粘着を防止する。閉蓋時に、凸部に嵌合窪み部が嵌合し、一方の接合面に塗布された粘着剤が他方の接合面に粘着する。（嵌合窪みの高さ＋粘着剤の厚み）＞凸部の高さに形成した理由は、接合面どうしの粘着を可能とするためのものである。
【００２０】
請求項４の粘着方式の容器は、容器本体と蓋とが連結部を介して一体的に設けられて成る容器において、前記容器本体の開放端に形成された第一の接合面と、前記蓋に形成され前記第一の接合面と接合する第二の接合面と、該第一又は第二の接合面側に形成された粘着剤とを備え、
二個以上の容器を積み重ねたときに前記粘着剤を次の容器から離隔させるように容器間を互いに干渉させる高さの凸部又は凹部が設けられ、
前記粘着剤は前記第一又は第二の接合面に形成され、前記凹部は容器本体の側壁に形成され、他方、前記第二又は第一の接合面に前記凹部の中に嵌合可能に突出した嵌合突出部が形成され、また（凹部の高さ＋粘着剤の厚み）＞嵌合突出部の高さに形成されている。
【００２１】
凹部により容器相互間を離隔して容器相互間の不要な粘着を防止する。閉蓋時に、凹部に嵌合突出部が嵌合し、一方の接合面に塗布された粘着剤が他方の接合面に粘着する。（凹部の高さ＋粘着剤の厚み）＞嵌合突出部に形成した理由は、接合面どうしの粘着を可能とするためのものである。
【００２２】
【発明の実施の形態】
以下、図によって本発明の実施の形態について説明する。以下に挙げる実施の形態では、食品などの簡易包装容器を挙げて説明するが、本発明の容器の用途がこれに限定されるものでないことは勿論である。
【００２３】
図１に粘着式の容器の一の実施の形態が示されている。この図１に示された容器は、概略的に、容器本体１と、この容器本体１に連結部２を介して一体形成された蓋３とから成る。そして、容器本体１の開放端に周状に形成された第一の接合面５と、蓋３に周状に形成された第二の接合面４と、第一の接合面５に間隔をおいて形成された複数個の凹部６の内面底に形成された粘着面７と、第二の接合面４に凹部６と対応して嵌合可能に形成された嵌合突出部８とを備えている。
【００２４】
ここで、粘着面７は粘着剤面のことである。粘着剤は、感圧性接着剤と言われているものであって、容易に接着できると同時に、容易に剥がし取ることのできる接着剤の一種である。通常の接着剤が一度剥がしてしまうと再接着が不可能であるのに対して、再接着が可能である点で特徴がある。
【００２５】
上記実施の形態で説明する粘着面７は、粘着剤を容器上に直接塗布して形成されている。このように本発明は、粘着剤により閉蓋するので、閉蓋・開蓋の操作を簡単に行うことができる他、一度開蓋した後に再閉蓋することができる。閉蓋作業時に高熱をかけないので、内容物に劣化が生じることがない。さらに、自動化に適し、製造コストを低減できる。更にまた、全周に粘着面を形成しているものと比べて、スタッキングが容易となる上、コストも低減する。なお、本明細書の符号７は、粘着面の他、粘着剤を指すことがある。
【００２６】
また、容器本体１と蓋３とは、図１（Ｂ）（Ｃ）に示すように、共に全体的に逆台形状に形成されている。これは、二個以上の容器を積み重ねることを可能とするためである。すなわち、容器積み重ね時、一の容器の容器本体１と蓋３とにそれぞれ次の容器の容器本体１と蓋３とが嵌合される。
【００２７】
ところが、容器の第一の接合面５に粘着面７が設けられているので、何等の処置を講じないとすると、容器積み重ね時に、ある容器の粘着面７と、次の容器とが接触して、相互に粘着してしまう問題が生じる。この問題を解消するため、本発明では、凹部又は凸部からなるスタッキング構造（容器積み重ね時の容器間の不要な粘着防止構造）を設けて、容器積み重ね時に２個の容器どうしを互いに干渉させている。
【００２８】
スタッキング構造として、本実施例では、第一の接合面５に断面逆台形状の凹部６を設け、その内面底に粘着面７を設けた。この例のスタッキング構造によると、図２に示すように、容器積み重ね時に、２つの容器の凹部６が互いに嵌合するが、一の容器（図の下側の容器）の凹部６の内部傾斜側面の途中で次の容器（図の上側の容器）の凹部６が係止する。したがって、一の容器（図の下側の容器）の凹部６の粘着面７に、次の容器（図の上側の容器）の凹部６の底が粘着することがない。
【００２９】
なお、図２において、凹部６の肉厚をｔ、凹部６の逆台形断面角度をθ、スタックハイトをＳＨとすると、次の関係式が成立する。
ＳＨ≒ｔ／ｓｉｎθこの式より、スタックハイトＳＨは、ｔ、θを適宜設定することより設計上任意に決定できることがわかる。
【００３０】
この例のように粘着面７を凹部６の内面底に形成すると、平面状の接合面５上に粘着剤を塗布した場合に比べて、人体、その他へ粘着剤が接触することによる不都合を極力減少できるという利点がある。
【００３１】
一方、閉蓋時の粘着に支障がないようにしなければならない。すなわち、第二の接合面４側を粘着面７に十分接触させるような構造としなければならない。そこで、第二の接合面４の凹部６に対応する位置に嵌合突出部８を設けた。この嵌合突出部８は、閉蓋時に凹部６の中に嵌合する。すなわち、容器本体１に内容物を収容した後、蓋３を容器本体１側に被せると、嵌合突出部８は凹部６に嵌合して粘着される。
【００３２】
この嵌合突出部８は、この例では、断面台形状に形成され、同じく断面逆台形状の凹部６の中にスムーズに嵌合されるようになっている。凹部６と嵌合突出部８との嵌合状態を良好なものとし、粘着を確実とする構造例が２つ、図３（Ａ）（Ｂ）に示されている。
【００３３】
まず、図３（Ａ）の例においては、凹部６と嵌合突出部８との形状を略相似形としつつ、凹部６の平均寸法＞嵌合突出部８の平均寸法の関係に設定されている。また、図３（Ｂ）の例では、嵌合突出部８の断面角度ｙ＞凹部６の断面角度ｘの関係に設定されている。
【００３４】
そして、図３（Ａ）（Ｂ）いずれの例でも、嵌合突出部８の高さ＞（凹部６の高さ−粘着剤７厚み）の関係が成立するように設定される。したがって、閉蓋時に凹部６と嵌合突出部８とが確実に粘着することになる。
【００３５】
スタッキング構造として、前述した図１，図２の実施例では、一の容器と次の容器との断面逆台形状の凹部６どうしを嵌合させつつ、粘着剤を次の容器に接触することを防止する例を示した。しかしながら、粘着剤を次の容器に接触することを防止する構造としては、これに限らず、例えば図４，図５に示すように、一の容器と次の容器との間で、凹部６、６´の配置をずらして設けるようにしてもよい。
【００３６】
まず、図４の実線で示した一の容器と破線で示した次の容器は、それれぞれ凹部６と凹部６´の配置が接合面５周方向にずれて配置されている。これによると、図４（Ｂ）に示すように、容器積み重ね時に凹部６の底と凹部６´の上端面とが係止するので、凹部６と凹部６´とが嵌合して粘着することがない。
【００３７】
また、図５の実線で示した一の容器と破線で示した次の容器とは、図５（Ｃ）に示すように、スタッキングされた一の容器の凹部６と次の容器の凹部６´´との位置が接合面５幅方向にずれて配置されている。すなわち、スタッキング時に凹部６の底と凹部６´´の上端面とが係止するので、凹部６と凹部６´´とが嵌合して粘着することがない。
【００３８】
なお、図１，図４，図５に示した形態では第一の接合面５に粘着面７を形成したが、これとは逆に、第二の接合面４側に粘着面７を形成するようにしてもよい。以下の各例でも、粘着面７を第一の接合面５あるいは第二の接合面４のいずれに形成するかは任意であり、両方の接合面４，５に形成してもよい。
【００３９】
図６〜８に本発明の容器の他の実施の形態が示されている。図６に示された容器は、第一の接合面５に設けられた一本の長溝状の凹部１３の内面底に形成された粘着面７と、第二の接合面４に凹部１３に嵌合可能に形成された細長い嵌合突出部１４とを備えている。
【００４０】
ここで、この形態の容器のスタッキング構造は、第一の接合面５に断面逆台形状の凹部１３を設け、その内面底に粘着面７を形成することにより構成されている。凹部１３は、断面逆台形状、つまり底部寸法＞口部寸法となるように形成されている。そして、容器積み重ね時には図７に示すように、一の容器（図の上側の容器）の凹部１３の底面が次の容器（図の下側の容器）の凹部１３の上端面に係止するものとなる。つまり、凹部１３が底部寸法＞口部寸法となっているので、重なる二容器で凹部１３の位置をずらして配置しなくとも、凹部１３どうしが嵌合することがない。（もっとも、二容器間で凹部１３の位置をずらして配置しても差し支えなく、ずらした場合も本発明に包含される。）
なお、本明細書では、前述した図１の凹部６のように口部寸法＞底部寸法のものを順テーパと称し、この図６の凹部１３のように底部寸法＞口部寸法のものを逆テーパと称するものとする。
【００４１】
凹部又は凸部が順テーパの場合、容器積み重ね時の不要な粘着を防止する構造として次の二つを採り得る。まず、例えば図２に示したように、重なる二容器の凹部又は凸部を相対的に同一位置に設けて凹部又は凸部どうしの嵌合を許容しつつ、その嵌合を中途で係止するようにして粘着を避ける構造がある。あるいは、例えば図４，図５に示したように、重なる二容器の凹部又は凸部を相対的にずらして設けて、凹部又は凸部どうしが嵌合しないようにする構造がある。
【００４２】
これに対して、凹部又は凸部が逆テーパの場合、重なる二容器の凹部又は凸部を相対的にずらさなくとも、つまり相対的同一位置に設けても粘着を避けることができる。（もっとも、二容器間で凹部１３の位置をずらして配置しても差し支えなく、ずらした場合も本発明に包含される。）
閉蓋時には、図８に示すように、第二の接合面４の先細状の嵌合突出部１４が第一の接合面５の逆テーパ状の凹部１３に嵌合して粘着面７と粘着する。この図８に示すように、凹部１３の平均寸法＞嵌合突出部１４の平均寸法に設定され、且つ嵌合突出部１４の高さ＞（凹部１３の高さ−粘着剤７厚み）に設定されている。したがって、嵌合突出部１４は凹部１３の底の粘着面７に確実に粘着するものとなる。
【００４３】
本実施例でも、前述した図１の実施例と同様に、粘着面７が凹部１３の内面底に形成されるので、人体、その他へ粘着剤が接触することによる不都合が極力減少される利点がある。
【００４４】
図９〜図１２に容器の更に他の実施の形態が示されている。図９に示した容器は、蓋３の第二の接合面４の全周にわたって溝状に形成された凹部１９の内面底に全周にわたって連続的に粘着面７が形成されている。一方、容器本体１の第一の接合面５の全周にわたって凹部１９に嵌合可能に形成された嵌合突出部２０が形成されている。
【００４５】
ここで、接合面４の全周にわたって連続的に接着剤塗布面７を形成したのは、閉蓋時の密封性を極力良くするためである。これによると、液体や小粒の内容物を外に漏らすことなく、収容できる。
【００４６】
また、この例のスタッキング構造は、第二の接合面４の下方に突出し、且つ逆テーパ状に形成した凹部１９から成る。スタッキング時には、図１０に示すように、一の容器（図の上側の容器）の凹部１９の底面が次の容器（図の下側の容器）の凹部１９´の上端面に係止する。したがって、容器積み重ね時の容器間の不要な粘着を防止できる。凹部１９が逆テーパとなっているので、重なる二容器で凹部１９の位置をずらして配置しなくとも、凹部１９どうしが嵌合することがない。（もっとも、二容器間で凹部１９の位置をずらして配置しても差し支えなく、ずらした場合であっても本発明に包含される。）
一方、嵌合突出部２０は断面台形状に形成されている。そして、閉蓋時に、図１１に示すように、蓋３側の凹部１９を容器本体１側の嵌合突出部２０に嵌合し、凹部１９の粘着面７を嵌合突出部２０の頂面に粘着させる。
【００４７】
この形態では、図９（Ｂ）および図１０に示すように、嵌合突出部２０間の外寸法Ｐ＞凹部１９間の内寸法Ｏと設定している。したがって、閉蓋時に、凹部１９が嵌合突出部２０に嵌合（圧入・係合）することになる。すなわち、粘着方式と併せて、嵌合方式が蓋の補助的接合機能を果たすものとなる。
【００４８】
なお、図１２に示すように、凹部１９を先端方向に内側に絞られて形成し、嵌合突出部２０を先端方向に外側に拡がって形成してもよい。これによると、圧入・係合による補助的接合機能を一層強化できることになる。
【００４９】
図１３および図１４に本発明の更に他の容器の実施の形態が示されている。図１３に示した容器は、粘着面７が第一の接合面５の平面部に形成されている。また、凹部１１が第一の接合面５から容器本体１の側壁にわたって形成されている（本明細書では、凹部又は凸部を接合面から容器本体の側壁にわたって形成したものも、特許請求の範囲でいう接合面に形成したものに包含するものとする。）。
【００５０】
ここで、この形態のスタッキング構造は、図１４（Ａ）に示すように、実線で示した一の容器の凹部１１に対して、破線で示した次の容器の凹部１１´の接合面５周方向の位置をずらして、かつ数も異ならせて構成されている。ただし、位置さえズレれていれば、数については同数でもよい。容器積み重ね時には、図１４（Ｂ）（Ｃ）に示すように、一の容器（図の上側の容器）の凹部１１が次の容器（図の下側の容器）の第一の接合面５に係止して、粘着を防止する。
【００５１】
この形態の凹部１１は、前述のように接合面５から容器本体１にわたって形成されているので、接合面５の幅が狭いときにも余裕をもって形成できる。一方、閉蓋時には、第二の接着面４の平面部が、第一の接着面５の平面部の粘着面７に粘着される。
【００５２】
なお、この実施の形態では凹部を順テーパに形成したものを示したが、逆テーパに形成してもよいことは勿論である。
【００５３】
図１５〜図１８に本発明の更に他の容器の実施の形態が示されている。図１５に示された容器は、粘着面７が第一の接合面５の平面部に形成されている。また、凸部９が第一の接合面５に形成されている。一方、嵌合窪み部１０が第二の接合面４の凸部９と対応する位置に形成されている。
【００５４】
ここで、凸部構造は、図１６に示すように、容器積み重ね時の実線で示した一の容器の凸部９に対して、破線で示した次の容器の凸部９´の接合面５周方向の配置がずれており、かつ数が異なるように構成されている。したがって、スタッキング時には、図１７に示すように、ある容器の凸部９´の頂点が他の容器の第一の接合部５裏面に当たって、不要な粘着を防止している。なお、凸部９、９´の位置さえズレていれば、数については必ずしも異なっている必要はなく、同数であってもよい。
【００５５】
閉蓋時には、図１８に示すように、嵌合窪み部１０は、第一の接合面５の凸部９に嵌合する。嵌合窪み部１０と凸部９とは、次式の関係を満たすように形成されている。
嵌合窪み部１０の平均寸法＞凸部９の平均寸法、且つ嵌合窪み部１０の高さ＞（凸部９の高さ−粘着剤厚み）
したがって、第一接合面５の粘着面と第二の接合面４とは、確実に接触して粘着する。
【００５６】
図１９に本発明の更に他の容器の他の実施の形態が示されている。図１９に示された容器は、粘着面７が第一の接合面５の全周面に沿って連続的に形成されている点で前述した図１５の容器と相違している。
【００５７】
その他の点は、図１５の容器と同様である。例えば、閉蓋時に嵌合窪み部１８が、凸部１７に嵌合する。二容器間で凸部１７の位置をずらして、積み重ね時の不要な粘着を防止する。嵌合窪み部１８の高さ＞（凸部１７の高さ−粘着剤厚み）の関係を満たしている。
【００５８】
なお、この実施の形態では凸部を元部寸法＞先端部寸法と形成したが、先端部寸法＞元部寸法と形成してもよいことは勿論である。
【００５９】
図２０，図２１に本発明の更に他の容器の実施の形態が示されている。図２０に示した容器は、接着剤塗布面７が第一の接合面５の平面部に形成されている。また、凹部１２が容器本体１の側壁に突出して形成されている。
【００６０】
ここで、本実施例のスタッキング構造は、容器本体１の側壁に突出して形成された凹部１２からなる。この凹部１２は、逆テーパ状に形成されている。したがって、容器を積み重ねた時、図２１（Ｂ）に示すように、一の容器（図の上側の容器）の凹部１２の底面が次の容器（図の下側の容器）の第一の接合面５´の上端面に係止する。これにより、二個の容器の接合面５裏面と粘着面７との間の不要な粘着を防止している。
【００６１】
この例では、図２１（Ａ）に示すように、実線で示す一の容器の凹部１２と破線で示す次の容器の凹部１２´とが相対的に同一位置に設けられている。このように、凹部１２が逆テーパ状の場合、二容器間で位置にずれがなくともよい。（もっとも、二容器間で凹部１２の位置にずれがあっても差し支えなく、これも本発明に包含される。）
なお、この実施の形態では凹部を逆テーパに形成したが、順テーパに形成してもよい。
【００６２】
一方、図２０を参照して、閉蓋時には、第二の接着面４の平面部が第一の接着面５の平面部の粘着面７に接着される。
【００６３】
図２２に本発明の更に他の容器の実施の形態が示されている。この容器は、粘着面７が第一の接合面５の平面部に形成されている。また、第一の接合面５裏面に剥離剤１５（図２２（Ｄ）参照）が塗布されている。
【００６４】
ここで、剥離剤１５は、粘着剤７と非粘着性の性質を有する。この剥離剤１５を第一の接合面５裏面に塗布したので、容器を積み重ねた時に、次の容器の粘着面７と粘着することが防止される。剥離剤１５として例えばシリコンが好適である。このように剥離剤１５を用いると、上述した凹・凸構造に比べて、現在使用している容器成形用の金型に凹凸状の特別な構成を追加する必要がないので、製造コストを一層低減できるという利点がある。
【００６５】
図２３に本発明の更に他の容器の実施の形態が示されている。この容器は、図２３（Ａ）〜（Ｄ）に示すように、第一の接合面５に形成された粘着面７を覆って剥離紙１６が貼付されている。
【００６６】
ここで、剥離紙１６が容器積み重ね時の容器間の粘着を防止するものとなっている。閉蓋時には、この剥離紙１６を剥ぎ取って、粘着面７を露出させればよい。
【００６７】
この剥離紙１６を用いた粘着防止構造の製作手順の一として、例えば図２３（Ｅ）に示すように、剥離紙塗布面１６の裏面に粘着剤７を塗布したものを接合面５に粘着させる方法がある。あるいは、図２３（Ｆ）に示すように、接合面５に粘着面７を形成した後、その上から剥離紙１６を粘着させるようにしてもよい。
【００６８】
この剥離紙１６を用いた例によっても、上述した凹・凸構造に比べて、現在使用している金型に凸部又凹部のような特別な構成を追加する必要がないので、製造コストを一層低減できる利点がある。
【００６９】
なお、剥離紙１６として容器基材と同一の素材を剥離剤処理したものを選定すると、剥離紙１６を抜き取った後の抜きカスを容器成形時にリワークする時の安全性が向上し、また加工ラインの設計、装着、実施が容易になるという利点がある。
【００７０】
図２４，２５に本発明の更に他の容器の実施の形態を示している。上述した図１〜図２３に示した実施例は、いずれも容器本体１と蓋３とを連結部２を介して一体成形したタイプの容器を挙げて説明した。これに対して、図２４，図２５には、容器本体１と蓋３とを別体とのものとして設けた容器を挙げて説明する。
【００７１】
図２４に示した容器は、容器本体１と蓋３とが別体に形成されている。そして、容器本体１は、開放端に周状の第一の接合面４が形成されている。一方、蓋３は、周縁に第一の接合面４と接合するように形成された第二の接合面５と、この第二の接合面５の内側上面の周方向に沿って一箇所又は複数箇所間隔をおいて部分的に形成された粘着面７とを備えている。
【００７２】
ここで、蓋３は、周縁に環状に形成された溝２１の内側上面に粘着面７が形成されている。この溝２１を形成する外側壁２２は、内側に突出する凸部２３が形成され、容器本体１の第一の接合面４の外径＞蓋３の凸部２３間の内径に設定されている。したがって、図２４２４（Ａ）に示すように、粘着式に併せて、嵌合（圧入・係合）方式による補助的な閉蓋機能を果たすものとなる。
【００７３】
また、凸部２３の機能として、図２４（Ｂ）に示すように、蓋３を積み重ねる時に一の蓋３（図の下側の蓋）の溝２１が次の蓋３（図の上側の蓋）の溝２１内へ嵌合して粘着することを防止するものもある。さらに、積み重ねられた蓋３の引き離しを容易とする機能をも果たしている。なお、凸部２３は、図２４（Ｂ）のように複数個間隔をおいて形成されてもよいし、その他、全周にわたって連続的に形成した構造としてもよい。
【００７４】
図２５に示した容器は、容器本体１が、開放端に周状に形成された第一の接合面５と、この第一の接合面５の上面に一箇所又は複数箇所間隔をおいて部分的に形成された粘着面７とを備えている。また、蓋３は、周状に第二の接合面４が形成されている。
【００７５】
そして、容器本体１の積み重ね時の容器本体１間の粘着を防止する構造として、この形態では、容器本体１の側壁の下部に縮径する方向に突出する凹部１Ａを形成している。すなわち、容器本体１を積み重ねる時に、図２５（Ｂ）に示すように、一の容器本体１（図の上側の容器本体）の底部１Ｂを次の容器本体１（図の下側の容器本体）の凹部１Ａ´の上端に係止させる。これにより、一の容器本体が、次の容器の粘着面７から離隔される。
【００７６】
上記図２４及び図２５に示す容器と蓋とが別体構造の実施の態様においては、容器の断面形状が円型であるが、本発明の容器と蓋とが別体構造の実施態様は上記の他、図２６及び図２７に示すように、容器の断面形状が方形の場合も含むものである。
【００７７】
すなわち、図２６に示した容器は、容器本体１と蓋３とが別体に形成されている。そして、容器本体１は、開放端に第一の接合面４が形成されている。一方、蓋３は、周縁に第一の接合面４と接合するように形成された第二の接合面５と、この第二の接合面５の内側上面の周縁方向に沿って一箇所又は複数箇所間隔をおいて部分的に形成された粘着面７とを備えている。第２の接合面５よりも上方の蓋３の側面には、外側へ突出する凸部２３が形成されている。また、凸部２３の機能として、図２６（Ｄ）に示すように、蓋３を積み重ねる時に一の蓋３（図の下側の蓋）の接合面５が次の蓋３（図の下側の蓋３）の接合面５へ粘着することを防止するものもある。さらに、積み重ねられた蓋３の引き離しを容易とする機能をも果たしている。なお、凸部２３は、図２６R>６（Ｂ）に示すように複数個間隔をおいて形成されてもよいし、その他、全周にわたって連続的に形成した構造としてもよい。
【００７８】
図２７に示した容器は、容器本体１の開放端周縁に第一の接合面５が形成されている。この第一の接合面５には台形状の突起２８が二箇所又は複数箇所間隔をおいて部分的に形成されている。また、蓋３には、周縁に第二の接合面４が形成されている。第二の接合面４には内方に拡がる凹部２９が形成され、該凹部２９の底面には接着剤が塗布されて接着面７が形成される。この形態では、蓋３の積み重ね時の蓋３どうしの粘着を防止する構造として、蓋３の接合面４に拡径する方向に凹む凹部２９を形成している。ここで、拡径すると言う場合、断面形状が方形の場合の他、断面形状が円型の場合も含むものであり、図示の実施態様では断面が方形である。蓋３を積み重ねる時には、図２７（Ｄ）に示すように、一の蓋３（図の上側の蓋）の凹部２９の底面を次の蓋３（図の下側の蓋）の凹部２９の入り口に係止させる。これにより、一の蓋３が、次の蓋３の粘着面７から離隔される。
【００７９】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、他にも種々の実施の形態が実施可能である。
【００８０】
（１）粘着面を第一又は第二の接合面に形成し、凹部を第一又は第二の接合面に形成し、他方、第二又は第一の接合面に凹部の中に嵌合可能に形成された嵌合突出部を形成し、また（凹部の高さ＋粘着剤厚み）＞嵌合突出部の高さに形成して成る容器も本願発明に属する。この容器は、閉蓋時に、凹部に嵌合突出部が嵌合し、接合面どうしが粘着する。（凹部の高さ＋粘着剤厚み）＞嵌合突出部の高さとした理由は、この閉蓋時に、接合面の粘着を確実にするためである。なお、凹部は順テーパ、逆テーパいずれとしてもよい。
【００８１】
なお、前述した図１５又は図１９に示した容器における凸部９，１７の代わりに凹部、また嵌合窪み部１０，１８の代わりに嵌合突出部を設けたものを挙げることができる。
【００８２】
（２）また、粘着面を第一又は第二の接合面に形成し、凹部を容器本体の側壁に形成し、他方、第二又は第一の接合面に凹部の中に嵌合可能な嵌合突出部を形成し、また（凹部の高さ＋粘着剤厚み）＞嵌合突出部の高さに形成して成る容器も本願発明に属する。
【００８３】
この容器は、閉蓋時に、凹部に嵌合突出部が嵌合し、接合面どうしが粘着する。（凹部の高さ＋粘着剤厚み）＞嵌合突出部の高さとした理由は、この閉蓋時に、接合面どうしの粘着を確実にするためである。凹部は、逆テーパ、順テーパのいずれでもよい。
【００８４】
（３）また、容器本体と蓋とは、粘着に併せて第一の接合面と第二の接合面との間を部分的に溶着などの再閉蓋不能な固定方式により固定するようにしてもよい。これによると、一度開蓋した後、開封したかどうか簡単に判明できる。
【００８５】
（４）例えば、上述した実施の形態では、第一又は第二の接合面のうち粘着面７を形成した方に凹部又は凸部を設けて積み重ね時に容器間を離隔したが、これに併せて、粘着面７がない方の接合面にも凹部又は凸部を設けて容器間を離隔するようにしてもよい。これによると、粘着面の有る接合面と無い接合面との間で積み重ね状態のバランスがとれる。
【００８６】
（５）また、前述した図９〜１２では、凹部１９と嵌合突出部２０とを持つ例について粘着方式と併せて嵌合（圧入・係合）方式を持たせるものを示したが、これと同様な嵌合構造は、嵌合窪み部と凸部との関係でも同様に適用することができる。
【００８７】
（６）また、上述の例では容器の材料を合成樹脂として説明しているが、本発明において使用される容器の材料には限定がなく、金属、紙等の適宜の材料を使用できる。さらに、容器の具体的な形状も上述した実施例に限定されないことは勿論である。
【００８８】
（７）上述した実施の形態では、いずれも粘着面７を粘着剤を容器に直接塗布して形成したが、これに限らず、例えば粘着剤を塗布したものを容器に貼るようにしてもよい。これには、両面テープなどを用いると便利である。
【００８９】
（８）上述した実施の形態では、いずれも凹部又は凸部、剥離剤、剥離紙などによる積み重ね時粘着防止構造を設けているが、このような構造のない容器も本発明に包含される。
【００９０】
【発明の効果】
以上説明した本発明の粘着式の容器によると、次のような効果を奏する。
【００９１】
請求項１の粘着式の容器は、粘着剤により閉蓋される。したがって、従来のヒートシール方式やホッチキスなどを用いるものに比べて、閉蓋・開蓋の操作を簡単に行うことができる。また、一度開蓋した後も簡単に再閉蓋することができる。また、閉蓋作業時に高熱をかけないので、内容物に劣化が生じることがない。さらに、自動化に適し、製造コストを低減できる。また、粘着面が接着面に部分的に設けられているので、開蓋が容易である上、使用する粘着剤量が少なくなって、製造コストが低コストとなる。
【００９２】
また、容器に凸部又は凹部を設けることにより、二個以上の容器を積み重ねたときに容器相互間で粘着することを防止できる。さらに、凹部の内面の底に粘着面を形成され、閉蓋時に、嵌合突出部を凹部を嵌合して粘着させる。すなわち、凹部の底に粘着面を形成したので、人その他に粘着剤が付くことを極力防止することができる。
【００９３】
請求項２の粘着方式の容器は、粘着剤により閉蓋される。したがって、従来のヒートシール方式やホッチキスなどを用いるものに比べて、閉蓋・開蓋の操作を簡単に行うことができる。また、一度開蓋した後も簡単に再閉蓋することができる。また、閉蓋作業時に高熱をかけないので、内容物に劣化が生じることがない。さらに、自動化に適し、製造コストを低減できる。また、粘着面が接着面に部分的に設けられているので、開蓋が容易である上、使用する粘着剤量が少なくなって、製造コストが低コストとなる。
【００９４】
また、容器に凸部又は凹部を設けることにより、二個以上の容器を積み重ねたときに容器相互間で粘着することを防止できる。さらに、閉蓋時に、凹部に嵌合突出部が嵌合するので、接合面どうしを正確に位置合わせすることができる。
【００９５】
請求項３の粘着方式の容器は、粘着剤により閉蓋される。したがって、従来のヒートシール方式やホッチキスなどを用いるものに比べて、閉蓋・開蓋の操作を簡単に行うことができる。また、一度開蓋した後も簡単に再閉蓋することができる。また、閉蓋作業時に高熱をかけないので、内容物に劣化が生じることがない。さらに、自動化に適し、製造コストを低減できる。また、粘着面が接着面に部分的に設けられているので、開蓋が容易である上、使用する粘着剤量が少なくなって、製造コストが低コストとなる。
【００９６】
また、容器に凸部又は凹部を設けることにより、二個以上の容器を積み重ねたときに容器相互間で粘着することを防止できる。さらに、閉蓋時に、凸部に嵌合窪み部が嵌合するので、接合面どうしを正確に位置合わせすることができる。
【００９７】
請求項４の粘着方式の容器は、粘着剤により閉蓋される。したがって、従来のヒートシール方式やホッチキスなどを用いるものに比べて、閉蓋・開蓋の操作を簡単に行うことができる。また、一度開蓋した後も簡単に再閉蓋することができる。また、閉蓋作業時に高熱をかけないので、内容物に劣化が生じることがない。さらに、自動化に適し、製造コストを低減できる。また、粘着面が接着面に部分的に設けられているので、開蓋が容易である上、使用する粘着剤量が少なくなって、製造コストが低コストとなる。
【００９８】
また、容器に凸部又は凹部を設けることにより、二個以上の容器を積み重ねたときに容器相互間で粘着することを防止できる。さらに、閉蓋時に、凹部に嵌合突出部が嵌合するので、接合面どうしを正確に位置あわせすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の容器の実施の形態を示す図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は側面図である。
【図２】図１の容器を二個積み重ねた状態を示して積重ね時粘着防止構造を説明する部分拡大断面図である。
【図３】図１の容器の閉蓋状態の粘着部分を示す拡大断面図であり、（Ａ）は一例、（Ｂ）は他の例を示している。
【図４】図１の容器の積重ね時粘着防止構造の他の例を示す説明図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は側面断面図である。
【図５】図１の容器の積重ね時粘着防止構造の更に他の変形例を示す説明図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は積み重ね状態図である。
【図６】本発明の容器の他の実施の形態を示す図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は側面図である。
【図７】図６の容器の積み重ね状態図である。
【図８】図６の容器の閉蓋状態の粘着部分を示す拡大断面図である。
【図９】本発明の容器の他の実施の形態を示す図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は正面断面図である。
【図１０】図９の容器の積み重ね状態図である。
【図１１】図９の容器の閉蓋状態図である。
【図１２】図９の容器の閉蓋構造の一変形例を示す拡大断面図である。
【図１３】本発明の容器の他の実施の形態を示す図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は側面図である。
【図１４】図１３の容器の積重ね時粘着防止構造を説明する図であり、（Ａ）平面図、（Ｂ）は側面断面図、（Ｃ）は積み重ね状態を示す断面図である。
【図１５】本発明の容器の他の実施の形態を示す図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は側面図である。
【図１６】図１５の容器の積重ね粘着防止構造を説明する平面図である。
【図１７】図１５の容器の積み重ね状態を示す概略断面図である。
【図１８】図１５の容器の閉蓋状態の粘着部分を示す拡大断面図である。
【図１９】本発明の容器の他の実施の形態を示す図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は側面図である。
【図２０】本発明の容器の他の実施の形態を示す図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は側面図である。
【図２１】図２０の容器の積重ね時粘着防止構造を説明する図であり、（Ａ）は二容器の平面図、（Ｂ）は積み重ね状態図である。
【図２２】本発明の容器の他の実施の形態を示す図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は側面図、（Ｄ）はＢ図の囲み部分Ｘの拡大図である。
【図２３】本発明の容器の他の実施の形態を示す図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は側面図、（Ｄ）はＢ図の囲み部分Ｙの拡大図、（Ｅ）（Ｆ）はＤ図部分の製作手順を示す説明図である。
【図２４】本発明の容器の他の実施の形態を示す図であり、（Ａ）は正面断面図、（Ｂ）は蓋の積み重ね状態を示す半断面図である。
【図２５】本発明の容器の他の実施の形態を示す図であり、（Ａ）は正面半断面図、（Ｂ）は容器本体の積み重ね状態を示す断面図である。
【図２６】本発明の容器の他の実施の形態を示す図であり、（Ａ）は容器本体の平面図、（Ｂ）は蓋の平面図、（Ｃ）は容器本体に蓋を被せて粘着状態とした断面図、（Ｄ）は蓋の積み重ね状態を示す断面図である。
【図２７】本発明の容器の他の実施の形態を示す図であり、（Ａ）は容器本体の平面図、（Ｂ）は蓋の平面図、（Ｃ）は容器本体に蓋を被せて粘着状態とした断面図、（Ｄ）は蓋の積み重ね状態を示す断面図である。
【符号の説明】
１容器本体
１Ａ凹部
２連結部
３蓋
４第二の接合面
５第一の接合面
６凹部
７粘着面
８嵌合突出部
９凸部
１０嵌合窪み部
１１凹部
１２凹部
１３凹部
１４嵌合突出部
１５剥離剤
１６剥離紙
１７凸部
１８嵌合窪み部
１９凹部
２０嵌合突出部
２３凸部
２８突起
２９凹部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to a so-called adhesive-type closed container in which an adhesive is used so that a lid can be repeatedly adhered to and separated from a container body.
[0002]
[Prior art]
  When a pressure-sensitive adhesive is used as an adhesive, it can be repeatedly bonded and detached, so it is convenient to use it in a closed lid system in which a container lid is put on a container body for bonding. However, as a conventionally known lid closing method, there are only known a method of bonding by heat sealing, a method of fitting the lid to the container body, and a method of stapler, rubber band, tape or seal.
[0003]
  In the heat seal method, the periphery of the lid is thermally welded to the periphery of the synthetic resin container body using an ultrasonic welding device, a heat welding device, or the like. Moreover, a fitting system forms a protruding item | line and a concave item | line on a container main body and a lid | cover, for example, press-fits and engages them, and closes a lid | cover.
[0004]
  On the other hand, the applicant has already proposed a method in which an adhesive is used to cover and close the container body. (See Japanese Utility Model Publication No. 4-68848)
In this known lid-closing system, an adhesive is applied to the entire back surface of the lid, and the lid is put on the container body, whereby the inside of the container body is sealed and simultaneously closed. This well-known closure system is used for the purpose of sealing the inside of the container body against the outside as well as allowing the container body and the lid to be separated and allowing the lid to be closed again. It had been.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
  By the way, the function required for the lid of the container is that the lid can be easily opened and closed. However, since the conventional heat-sealed container has a structure in which a thin film-like resin lid is simply welded to the resin container body, once the lid is opened, there is no re-capability. It was. In addition, since the heat sealing operation is performed after the contents are stored in the container body, the contents may be deteriorated by heat when the contents are food, medicine, or the like.
[0006]
  In addition, in a container in which protrusions and recesses are provided on both the resin container main body and the lid so that both are press-fitted and engaged, the concave and convex fitting operation is not easy, and the protrusions and recesses are not easy. Was deformed and the function of the reclosing lid was not sufficient. Furthermore, a container in which a membrane-like lid is heat sealed and an engagement lid is attached thereon is also known, but it is mentioned above that the operation of opening and closing is not easy even with this double lid. It was the same as the container of the fitting method.
[0007]
  Further, when a stapler, a rubber band, a tape, or a seal is used, it is difficult to automate, and it is often performed manually, resulting in high cost. In addition, there was a danger of accidentally eating a staple metal piece.
[0008]
  On the other hand, the closed lid system using the known adhesive has a structure in which the container main body and the lid are separately separated, and an adhesive layer is formed over the entire inner surface of the lid. For this reason, it cannot be said that it is easy to open the lid, and the cost is further increased. In addition, it cannot be said that stacking has been fully devised. In particular, in the case of a container configured by integrally connecting a container main body and a lid as in the container of the present invention, it is a more important issue to prevent the adhesion of the upper and lower containers during stacking.
[0009]
  The object of the present invention is to improve the drawbacks of the above-mentioned conventional example, the operation of opening and closing the lid is very simple, and has the ability to re-close after opening once, and the contents during the closing operation Another object of the present invention is to provide a container that is suitable for automation and low in production cost.
[0010]
  at the same timeAn object of the present invention is to provide a container to which a structure for preventing an adhesive from sticking to another container when two or more containers are stacked (stacking).
[0011]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve this object, the container of the present invention is configured as follows.
[0012]
  The invention according to claim 1 is a container in which a container main body and a lid are integrally provided via a connecting portion, and is formed on the first joining surface formed at the open end of the container main body and the lid. Formed on the first bonding surface side and the second bonding surface to be bonded to the first bonding surface.AdhesiveAnd with,
  When two or more containers are stackedAdhesiveCause the containers to interfere with each other so that they are separated from the next container.Of heightConvex part or concave part is provided,
  The recess is formed in the first or second joining surface and the bottom of the inner surfaceAdhesiveOn the other hand, a fitting protrusion that protrudes into the recess is formed on the second or first joining surface, and the height of the fitting protrusion> (height of the recess− The thickness of the adhesive).
[0013]
  The pressure-sensitive adhesive is said to be a pressure-sensitive adhesive, and is a kind of adhesive that can be easily adhered and at the same time easily peeled off. It is characterized in that re-adhesion is possible, whereas normal adhesive cannot be re-adhered once it is peeled off.
[0014]
  According to this container, the first joint surface formed on the container body and the second joint surface formed on the lid are adhered by the adhesive on the adhesive surface and closed.
[0015]
  The recesses separate the containers from each other to prevent unnecessary adhesion between the containers. When the lid is closed, the fitting protrusion is fitted into the recess and adhered. The reason why it is formed such that the height of the fitting protrusion> (the height of the recess-the thickness of the adhesive) is to enable this adhesion. The reason for forming the adhesive surface at the bottom of the recess is to prevent the adhesive from sticking to people and others as much as possible.
[0016]
  The adhesive type container according to claim 2, wherein the container main body and the lid are integrally provided via a connecting portion, the first joint surface formed at the open end of the container main body, and the lid Formed on the first bonding surface and the second bonding surface to be bonded to the first bonding surface.AdhesiveAnd with,
  When two or more containers are stackedAdhesiveCause the containers to interfere with each other so that they are separated from the next container.Of heightConvex part or concave part is provided,
  SaidAdhesiveIs formed on the first or second joining surface, and the recess is formed on the first or second joining surface, while the second or first joining surface can be fitted into the recess. A protruding fitting protrusion is formed, and (the height of the recess + the thickness of the adhesive)> the height of the fitting protrusion.
[0017]
  The recesses separate the containers from each other to prevent unnecessary adhesion between the containers. When the lid is closed, the fitting protrusion fits into the recess, and the adhesive applied to one joining surface adheres to the other joining surface. (Height of concave portion + thickness of pressure-sensitive adhesive)> The reason why the fitting protrusion is formed is to enable the bonding surfaces to be adhered to each other.
[0018]
  The adhesive type container according to claim 3, wherein the container main body and the lid are integrally provided via a connecting portion, the first joint surface formed at the open end of the container main body, and the lid Formed on the first bonding surface and the second bonding surface to be bonded to the first bonding surface.AdhesiveAnd with,
  When two or more containers are stackedAdhesiveCause the containers to interfere with each other so that they are separated from the next container.Of heightConvex part or concave part is provided,
  SaidAdhesiveIs formed on the first or second joint surface, and the convex portion is formed on the first or second joint surface, while the second or first joint surface can be fitted to the convex portion. A fitting depression is formed, and (the height of the fitting depression + the thickness of the adhesive)> the height of the projection.
[0019]
  The convex portions separate the containers from each other to prevent unnecessary adhesion between the containers. When the lid is closed, the fitting recess is fitted to the convex portion, and the adhesive applied to one joint surface adheres to the other joint surface. (The height of the fitting recess + the thickness of the adhesive)> The reason for forming the height of the convex portion is to enable adhesion between the joint surfaces.
[0020]
  The adhesive type container according to claim 4, wherein the container main body and the lid are integrally provided via a connecting portion, the first joint surface formed at the open end of the container main body, and the lid Formed on the first bonding surface and the second bonding surface to be bonded to the first bonding surface.AdhesiveAnd with,
  When two or more containers are stackedAdhesiveCause the containers to interfere with each other so that they are separated from the next container.Of heightConvex part or concave part is provided,
  SaidAdhesiveIs formed on the first or second joint surface, the recess is formed on the side wall of the container body, and on the other hand, the second or first joint surface protrudes so as to fit into the recess. The protrusions are formed, and (the height of the recesses + the thickness of the adhesive)> the height of the fitting protrusions.
[0021]
  The recesses separate the containers from each other to prevent unnecessary adhesion between the containers. When the lid is closed, the fitting protrusion fits into the recess, and the adhesive applied to one joining surface adheres to the other joining surface. (Height of concave portion + thickness of pressure-sensitive adhesive)> The reason why the fitting protrusion is formed is to enable the bonding surfaces to be adhered to each other.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the embodiment described below, a simple packaging container for foods and the like will be described for explanation, but it goes without saying that the use of the container of the present invention is not limited to this.
[0023]
  FIG.StickyOne embodiment of a wearable container is shown. The container shown in FIG. 1 generally includes a container main body 1 and a lid 3 integrally formed with the container main body 1 via a connecting portion 2. The first joint surface 5 formed circumferentially on the open end of the container body 1, the second joint surface 4 formed circumferentially on the lid 3, and the first joint surface 5 are spaced apart from each other. The adhesive surface 7 formed on the inner surface bottom of the plurality of recesses 6 formed and the fitting protrusion 8 formed so as to be able to fit to the second bonding surface 4 corresponding to the recesses 6. Yes.
[0024]
  Here, the adhesive surface 7 is an adhesive surface. The pressure-sensitive adhesive is said to be a pressure-sensitive adhesive, and is a kind of adhesive that can be easily bonded and at the same time easily peeled off. It is characterized in that re-adhesion is possible, whereas normal adhesive cannot be re-adhered once it is peeled off.
[0025]
  The adhesive surface 7 described in the above embodiment is formed by directly applying an adhesive on a container. As described above, since the present invention closes with the adhesive, it is possible to easily perform the operation of closing and opening, and it is possible to re-close after opening once. Since high heat is not applied during the closing operation, the contents do not deteriorate. Furthermore, it is suitable for automation and can reduce manufacturing costs. Furthermore, stacking is facilitated and cost is reduced as compared with the case where an adhesive surface is formed on the entire circumference. In addition, the code | symbol 7 of this specification may point out an adhesive other than an adhesive surface.
[0026]
  Moreover, the container main body 1 and the lid | cover 3 are formed in the inverted trapezoid shape as a whole, as shown to FIG. 1 (B) (C). This is because two or more containers can be stacked. That is, when the containers are stacked, the container body 1 and the lid 3 of the next container are fitted to the container body 1 and the lid 3 of one container, respectively.
[0027]
  However, since the adhesive surface 7 is provided on the first joint surface 5 of the container, if no action is taken, the adhesive surface 7 of a certain container and the next container come into contact when the containers are stacked. The problem of sticking to each other arises. In order to solve this problem, in the present invention, a stacking structure (an unnecessary anti-adhesion structure between containers when stacking containers) is provided so that two containers interfere with each other when stacking containers. Yes.
[0028]
  As a stacking structure, in this embodiment, a concave portion 6 having an inverted trapezoidal cross section is provided on the first joint surface 5, and an adhesive surface 7 is provided on the inner bottom surface thereof. According to the stacking structure of this example, as shown in FIG. 2, when the containers are stacked, the recesses 6 of the two containers are fitted to each other, but the inner inclined side surface of the recess 6 of one container (the lower container in the figure) The recess 6 of the next container (the upper container in the figure) is locked in the middle. Therefore, the bottom of the recess 6 of the next container (upper container in the figure) does not adhere to the adhesive surface 7 of the recess 6 of the first container (lower container in the figure).
[0029]
  In FIG. 2, when the thickness of the recess 6 is t, the inverted trapezoidal cross-sectional angle of the recess 6 is θ, and the stack height is SH, the following relational expression is established.
SH≈t / sin θ From this equation, it can be seen that the stack height SH can be arbitrarily determined by design by appropriately setting t and θ.
[0030]
  When the adhesive surface 7 is formed on the bottom of the inner surface of the recess 6 as in this example, inconvenience due to contact of the adhesive to the human body and others is minimized as compared with the case where the adhesive is applied onto the planar joining surface 5. There is an advantage that it can be reduced.
[0031]
  On the other hand, it should be ensured that there is no hindrance to adhesion when the lid is closed. That is, the second bonding surface 4 side must be in a structure that sufficiently contacts the adhesive surface 7. Therefore, a fitting protrusion 8 is provided at a position corresponding to the recess 6 of the second bonding surface 4. The fitting protrusion 8 is fitted into the recess 6 when the lid is closed. That is, after the contents are stored in the container main body 1, when the lid 3 is put on the container main body 1 side, the fitting protrusion 8 is fitted and adhered to the recess 6.
[0032]
  In this example, the fitting protrusion 8 is formed in a trapezoidal cross section, and is smoothly fitted into the recessed part 6 having the inverted trapezoidal cross section. 3A and 3B show two examples of structures in which the fitting state between the recess 6 and the fitting protrusion 8 is good and adhesion is ensured.
[0033]
  First, in the example of FIG. 3A, the relationship between the average dimension of the recess 6> the average dimension of the fitting protrusion 8 is set while the shapes of the recess 6 and the fitting protrusion 8 are substantially similar. Yes. In the example of FIG. 3B, the relationship is set such that the section angle y of the fitting protrusion 8> the section angle x of the recess 6.
[0034]
  3A and 3B, the relationship of the height of the fitting protrusion 8> (height of the recess 6−thickness of the adhesive 7) is established. Therefore, the recessed part 6 and the fitting protrusion part 8 adhere reliably at the time of a lid closing.
[0035]
  1 and 2 described above as a stacking structure, the adhesive is brought into contact with the next container while fitting the recesses 6 having the inverted trapezoidal cross section between the first container and the next container. An example to prevent is shown. However, the structure for preventing the adhesive from coming into contact with the next container is not limited to this. For example, as shown in FIGS. 4 and 5, the recess 6, between one container and the next container, The arrangement of 6 'may be shifted.
[0036]
  First, in the one container shown by the solid line and the next container shown by the broken line in FIG. 4, the arrangement of the recesses 6 and the recesses 6 ′ is shifted in the circumferential direction of the joint surface 5. According to this, as shown in FIG. 4B, when the container is stacked, the bottom of the recess 6 and the upper end surface of the recess 6 ′ are locked, so that the recess 6 and the recess 6 ′ are fitted and adhered. There is no.
[0037]
  Further, the one container indicated by the solid line in FIG. 5 and the next container indicated by the broken line are, as shown in FIG. 5C, the concave portion 6 of the stacked one container and the concave portion 6 ′ of the next container. The position of 'is shifted in the width direction of the joint surface 5. That is, since the bottom of the recess 6 and the upper end surface of the recess 6 ″ are locked during stacking, the recess 6 and the recess 6 ″ are not fitted and adhered.
[0038]
  1, 4, and 5, the adhesive surface 7 is formed on the first joint surface 5. On the contrary, the adhesive surface 7 is formed on the second joint surface 4 side. You may do it. In each of the following examples, it is arbitrary whether the adhesive surface 7 is formed on the first bonding surface 5 or the second bonding surface 4, and may be formed on both the bonding surfaces 4 and 5.
[0039]
  6-8BookAnother embodiment of the inventive container is shown. The container shown in FIG. 6 fits into the concave portion 13 on the adhesive surface 7 formed on the inner bottom of the single long groove-shaped concave portion 13 provided on the first joint surface 5 and the second joint surface 4. And an elongated fitting protrusion 14 formed so as to be able to be combined.
[0040]
  Here, the container stacking structure of this embodiment is configured by providing the concave portion 13 having an inverted trapezoidal cross section on the first joining surface 5 and forming the adhesive surface 7 on the inner bottom thereof. The recess 13 is formed so as to have an inverted trapezoidal cross section, that is, the bottom dimension> the mouth dimension. When the containers are stacked, as shown in FIG. 7, the bottom surface of the recess 13 of one container (upper container in the figure) is locked to the upper end surface of the recess 13 of the next container (lower container in the figure). It becomes. That is, since the concave portion 13 has a bottom dimension> a mouth dimension, the concave portions 13 are not fitted to each other even if the positions of the concave portions 13 are not shifted by two overlapping containers. (However, it is possible to displace the position of the recess 13 between the two containers, and the case where it is shifted is also included in the present invention.)
  In the present specification, those having a mouth dimension> bottom dimension such as the recess 6 in FIG. 1 described above are referred to as forward tapers, and those having a bottom dimension> mouth dimension such as the recess 13 in FIG. 6 are reversed. It shall be called a taper.
[0041]
  When the concave portion or the convex portion is a forward taper, the following two structures can be adopted as a structure for preventing unnecessary adhesion during stacking of containers. First, for example, as shown in FIG. 2, the concave or convex portions of the two overlapping containers are relatively provided at the same position to allow the fitting of the concave or convex portions, and the fitting is locked halfway. Thus, there is a structure that avoids sticking. Alternatively, for example, as shown in FIGS. 4 and 5, there is a structure in which the concave portions or the convex portions of the two overlapping containers are relatively shifted so that the concave portions or the convex portions do not fit each other.
[0042]
  On the other hand, when the concave portion or the convex portion is reversely tapered, adhesion can be avoided even if the concave portions or convex portions of the two overlapping containers are not relatively shifted, that is, provided at the same relative position. (However, it is possible to dispose the concave portion 13 between the two containers. The case where the concave portion 13 is displaced is also included in the present invention.)
  When the cover is closed, as shown in FIG. 8, the tapered fitting protrusion 14 of the second joint surface 4 is fitted into the reverse tapered recess 13 of the first joint surface 5 to adhere to the adhesive surface 7. To do. As shown in FIG. 8, the average dimension of the recesses 13 is set to the average dimension of the fitting protrusions 14 and the height of the fitting protrusions 14 is set to (the height of the recesses 13-the thickness of the adhesive 7). Has been. Therefore, the fitting protrusion 14 reliably adheres to the adhesive surface 7 at the bottom of the recess 13.
[0043]
  Also in this embodiment, the adhesive surface 7 is formed at the bottom of the inner surface of the recess 13 as in the embodiment of FIG. 1 described above, so that there is an advantage that the inconvenience due to the contact of the adhesive to the human body and others is reduced as much as possible. is there.
[0044]
  9 to 12ToYet another embodiment of the vessel is shown. In the container shown in FIG. 9, the adhesive surface 7 is continuously formed over the entire circumference at the inner bottom of the recess 19 formed in a groove shape over the entire circumference of the second joint surface 4 of the lid 3. On the other hand, a fitting protrusion 20 formed so as to be fitted into the recess 19 is formed over the entire circumference of the first joint surface 5 of the container body 1.
[0045]
  Here, the reason why the adhesive application surface 7 is continuously formed over the entire circumference of the bonding surface 4 is to improve the sealing performance when the lid is closed as much as possible. According to this, it can accommodate, without leaking the contents of a liquid or a small particle outside.
[0046]
  In addition, the stacking structure of this example includes a recess 19 that protrudes below the second joint surface 4 and is formed in a reverse taper shape. At the time of stacking, as shown in FIG. 10, the bottom surface of the recess 19 of one container (upper container in the figure) is locked to the upper end surface of the recess 19 'of the next container (lower container in the figure). Therefore, unnecessary adhesion between containers during container stacking can be prevented. Since the concave portion 19 has a reverse taper, the concave portions 19 do not fit with each other even if the concave portions 19 are not shifted and arranged with two overlapping containers. (However, the position of the recess 19 may be shifted between the two containers, and even if it is shifted, it is included in the present invention.)
  On the other hand, the fitting protrusion 20 is formed in a trapezoidal cross section. When the lid is closed, as shown in FIG. 11, the concave portion 19 on the lid 3 side is fitted to the fitting protrusion 20 on the container body 1 side, and the adhesive surface 7 of the concave portion 19 is fitted to the top surface of the fitting protrusion 20. Adhere to.
[0047]
  In this embodiment, as shown in FIGS. 9B and 10, the outer dimension P between the fitting protrusions 20> the inner dimension O between the recesses 19 is set. Therefore, when the lid is closed, the recess 19 is fitted (press-fitted / engaged) with the fitting protrusion 20. That is, together with the adhesion method, the fitting method performs an auxiliary joining function of the lid.
[0048]
  In addition, as shown in FIG. 12, the recessed part 19 may be formed by being squeezed inward in the distal end direction, and the fitting protrusion 20 may be formed extending outward in the distal end direction. According to this, the auxiliary joining function by press fitting and engagement can be further strengthened.
[0049]
  13 and 14 show the present invention.Yet anotherAn embodiment of the container is shown. In the container shown in FIG. 13, the adhesive surface 7 is formed on the flat portion of the first bonding surface 5. Moreover, the recessed part 11 is formed over the side wall of the container main body 1 from the 1st joining surface 5 (In this specification, what formed the recessed part or the convex part over the side wall of the container main body from the joining surface is also a claim. Included in those formed on the joint surface.
[0050]
  Here, as shown in FIG. 14 (A), the stacking structure of this embodiment has five rounds of the joint surface of the concave portion 11 'of the next container indicated by the broken line with respect to the concave portion 11 of the first container indicated by the solid line. The directional positions are shifted and the numbers are also different. However, the number may be the same as long as the position is shifted. When the containers are stacked, as shown in FIGS. 14B and 14C, the concave portion 11 of one container (the upper container in the figure) is formed on the first joining surface 5 of the next container (the lower container in the figure). Lock to prevent sticking.
[0051]
  Since the concave portion 11 of this form is formed from the joint surface 5 to the container body 1 as described above, it can be formed with a margin even when the width of the joint surface 5 is narrow. On the other hand, when the cover is closed, the flat portion of the second adhesive surface 4 is adhered to the adhesive surface 7 of the flat portion of the first adhesive surface 5.
[0052]
  In this embodiment, the concave portion is formed with a forward taper. However, it is needless to say that the concave portion may be formed with a reverse taper.
[0053]
  15 to 18 show the present invention.Yet anotherAn embodiment of the container is shown. In the container shown in FIG. 15, the adhesive surface 7 is formed on the flat portion of the first bonding surface 5. A convex portion 9 is formed on the first bonding surface 5. On the other hand, the fitting recess 10 is formed at a position corresponding to the convex portion 9 of the second joint surface 4.
[0054]
  Here, as shown in FIG. 16, the convex structure has a joint surface 5 of the convex portion 9 ′ of the next container indicated by a broken line with respect to the convex portion 9 of one container indicated by the solid line at the time of stacking the containers. The arrangement in the circumferential direction is shifted and the number is different. Therefore, at the time of stacking, as shown in FIG. 17, the apex of the convex portion 9 ′ of one container hits the back surface of the first joint portion 5 of another container to prevent unnecessary adhesion. Note that as long as the positions of the convex portions 9 and 9 ′ are shifted, the numbers do not necessarily have to be different and may be the same.
[0055]
  When the cover is closed, as shown in FIG. 18, the fitting recess 10 is fitted to the convex portion 9 of the first joint surface 5. The fitting recess 10 and the protrusion 9 are formed so as to satisfy the relationship of the following formula.
Average size of fitting recess 10> Average size of projection 9 and height of fitting recess 10> (height of projection 9-adhesive thickness)
Therefore, the adhesive surface of the first joint surface 5 and the second joint surface 4 are reliably in contact with each other and adhere to each other.
[0056]
  FIG. 19 shows the present invention.Yet anotherAnother embodiment of the container is shown. The container shown in FIG. 19 is different from the container of FIG. 15 described above in that the adhesive surface 7 is continuously formed along the entire peripheral surface of the first bonding surface 5.
[0057]
  Other points are the same as the container of FIG. For example, the fitting recess 18 is fitted to the convex portion 17 when the lid is closed. The position of the convex portion 17 is shifted between the two containers to prevent unnecessary adhesion during stacking. The relationship of the height of the fitting depression 18> (height of the protrusion 17−thickness of the adhesive) is satisfied.
[0058]
  In this embodiment, the convex portion is formed with the base portion dimension> the tip portion size, but it is needless to say that the tip portion dimension> the base portion dimension may be formed.
[0059]
  20 and 21 show the present invention.Yet anotherAn embodiment of the container is shown. In the container shown in FIG. 20, the adhesive application surface 7 is formed on the flat portion of the first bonding surface 5. A recess 12 is formed to protrude from the side wall of the container body 1.
[0060]
  Here, the stacking structure of the present embodiment includes a recess 12 formed to protrude from the side wall of the container body 1. The recess 12 is formed in a reverse taper shape. Therefore, when the containers are stacked, as shown in FIG. 21B, the bottom surface of the recess 12 of one container (the upper container in the figure) is the first joint of the next container (the lower container in the figure). Locks to the upper end surface of the surface 5 '. Thereby, the unnecessary adhesion | attachment between the joining surface 5 back surface of two containers and the adhesion surface 7 is prevented.
[0061]
  In this example, as shown in FIG. 21 (A), the concave portion 12 of one container indicated by a solid line and the concave portion 12 'of the next container indicated by a broken line are relatively provided at the same position. Thus, when the recessed part 12 is a reverse taper shape, a position does not need to shift | deviate between two containers. (However, there is no problem even if there is a shift in the position of the recess 12 between the two containers, which is also included in the present invention.)
  In this embodiment, the concave portion is formed in a reverse taper, but may be formed in a forward taper.
[0062]
  On the other hand, referring to FIG. 20, when the lid is closed, the flat portion of second bonding surface 4 is bonded to adhesive surface 7 of the flat portion of first bonding surface 5.
[0063]
  FIG. 22 shows the present invention.Yet anotherAn embodiment of the container is shown. In this container, the adhesive surface 7 is formed on the flat portion of the first bonding surface 5. Moreover, the release agent 15 (refer FIG.22 (D)) is apply | coated to the 1st joining surface 5 back surface.
[0064]
  Here, the release agent 15 has a non-adhesive property with the adhesive 7. Since this release agent 15 is applied to the back surface of the first joining surface 5, it is prevented that the container is stuck to the adhesive surface 7 of the next container when the containers are stacked. For example, silicon is suitable as the release agent 15. When the release agent 15 is used in this manner, it is not necessary to add a special concave / convex configuration to the currently used container molding die as compared with the concave / convex structure described above, which further increases the manufacturing cost. There is an advantage that it can be reduced.
[0065]
  FIG. 23 shows the present invention.Yet anotherAn embodiment of the container is shown. As shown in FIGS. 23A to 23D, this container has a release paper 16 attached so as to cover the adhesive surface 7 formed on the first bonding surface 5.
[0066]
  Here, the release paper 16 prevents adhesion between containers when the containers are stacked. When the cover is closed, the release paper 16 may be peeled off to expose the adhesive surface 7.
[0067]
  For example, as shown in FIG. 23 (E), the adhesive sheet 7 coated with the adhesive 7 is adhered to the bonding surface 5 as shown in FIG. There is a way. Alternatively, as shown in FIG. 23 (F), after the adhesive surface 7 is formed on the bonding surface 5, the release paper 16 may be adhered thereon.
[0068]
  Even in the example using the release paper 16, it is not necessary to add a special configuration such as a convex portion or a concave portion to the mold currently used as compared with the concave / convex structure described above, so that the manufacturing cost can be reduced. There is an advantage that it can be further reduced.
[0069]
  In addition, when the release paper 16 is selected from the same material as the container base material and treated with a release agent, the safety when reworking the punched residue after the release paper 16 is removed during the molding of the container is improved. There is an advantage that it is easy to design, mount and implement.
[0070]
  24 and 25 show the present invention.Yet another1 shows an embodiment of a container. The above-described embodiments shown in FIGS. 1 to 23 have been described with reference to a container of a type in which the container body 1 and the lid 3 are integrally formed via the connecting portion 2. On the other hand, FIGS. 24 and 25 will be described with reference to a container in which the container body 1 and the lid 3 are provided separately.
[0071]
  In the container shown in FIG. 24, the container main body 1 and the lid 3 are formed separately. And the container main body 1 has the 1st circumferential joining surface 4 formed in the open end. On the other hand, the lid 3 has a second joint surface 5 formed so as to be joined to the first joint surface 4 at the periphery, and one or a plurality along the circumferential direction of the inner upper surface of the second joint surface 5. And an adhesive surface 7 partially formed at intervals.
[0072]
  Here, the lid 3 has an adhesive surface 7 formed on the inner upper surface of a groove 21 formed in an annular shape on the periphery. The outer wall 22 forming the groove 21 is formed with a convex portion 23 protruding inward, and is set such that the outer diameter of the first joining surface 4 of the container body 1> the inner diameter between the convex portions 23 of the lid 3. . Therefore, as shown in FIG. 2424 (A), in addition to the adhesive type, an auxiliary lid closing function by a fitting (press-fitting / engaging) system is achieved.
[0073]
  Further, as a function of the convex portion 23, as shown in FIG. 24 (B), when the lids 3 are stacked, the groove 21 of one lid 3 (lower lid in the figure) becomes the next lid 3 (upper lid in the figure). Some of them are prevented from fitting into the groove 21 and sticking. Further, it also functions to facilitate the separation of the stacked lids 3. The convex portions 23 may be formed at a plurality of intervals as shown in FIG. 24B, or may be formed continuously over the entire circumference.
[0074]
  In the container shown in FIG. 25, the container main body 1 has a first joint surface 5 formed in a circumferential shape at the open end, and a part at an interval of one or more places on the upper surface of the first joint surface 5. And a pressure-sensitive adhesive surface 7 that is formed as an example. The lid 3 has a second bonding surface 4 formed in a circumferential shape.
[0075]
  And as a structure which prevents the adhesion between the container main bodies 1 at the time of stacking of the container main bodies 1, the recessed part 1A which protrudes in the direction to reduce in diameter is formed in the lower part of the side wall of the container main body 1. FIG. That is, when the container body 1 is stacked, as shown in FIG. 25 (B), the bottom 1B of one container body 1 (upper container body in the figure) is connected to the next container body 1 (lower container body in the figure). To the upper end of the recess 1A ′. Thereby, one container main body is separated from the adhesion surface 7 of the next container.
[0076]
  In the embodiment in which the container and the lid shown in FIG. 24 and FIG. 25 are separate structures, the cross-sectional shape of the container is a circular shape. In addition, as shown in FIG. 26 and FIG. 27, the case where the cross-sectional shape of the container is a square is included.
[0077]
  That is, in the container shown in FIG. 26, the container body 1 and the lid 3 are formed separately. And the container main body 1 has the 1st junction surface 4 formed in the open end. On the other hand, the lid 3 has a second joint surface 5 formed so as to be joined to the first joint surface 4 at the periphery, and one or a plurality along the peripheral direction of the inner upper surface of the second joint surface 5. And an adhesive surface 7 partially formed at intervals. On the side surface of the lid 3 above the second bonding surface 5, a convex portion 23 that protrudes outward is formed. Further, as a function of the convex portion 23, as shown in FIG. 26 (D), when the lids 3 are stacked, the joint surface 5 of one lid 3 (lower lid in the figure) is the next lid 3 (lower side in the figure). Some of them prevent sticking to the joint surface 5 of the lid 3). Further, it also functions to facilitate the separation of the stacked lids 3. The convex portions 23 may be formed at a plurality of intervals as shown in FIG. 26R> 6 (B), or may have a structure formed continuously over the entire circumference.
[0078]
  In the container shown in FIG. 27, a first bonding surface 5 is formed on the periphery of the open end of the container body 1. Trapezoidal protrusions 28 are partially formed on the first bonding surface 5 at two or plural intervals. Further, the lid 3 has a second bonding surface 4 formed on the periphery. A concave portion 29 that extends inward is formed on the second bonding surface 4, and an adhesive is applied to the bottom surface of the concave portion 29 to form the adhesive surface 7. In this embodiment, as a structure for preventing the lids 3 from sticking to each other when the lids 3 are stacked, a concave portion 29 that is recessed in the diameter increasing direction is formed on the joint surface 4 of the lid 3. Here, in the case of expanding the diameter, in addition to the case where the cross-sectional shape is a square, the case where the cross-sectional shape is a circular shape is included, and in the illustrated embodiment, the cross-section is a square. When the lids 3 are stacked, as shown in FIG. 27D, the bottom surface of the concave portion 29 of one lid 3 (upper lid in the figure) is used as the entrance of the concave portion 29 in the next lid 3 (lower lid in the figure). To lock. Thereby, one lid 3 is separated from the adhesive surface 7 of the next lid 3.
[0079]
  Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various other embodiments can be implemented.
[0080]
(1) The adhesive surface can be formed on the first or second joining surface, the recess can be formed on the first or second joining surface, and the second or first joining surface can be fitted into the recess. A container formed by forming the fitting protrusion formed in the above-mentioned shape and (the height of the concave portion + the adhesive thickness)> the height of the fitting protrusion belongs to the present invention. When the container is closed, the fitting protrusion fits into the recess, and the joint surfaces stick to each other. The reason why (the height of the recess + the thickness of the adhesive)> the height of the fitting protrusion is to ensure the adhesion of the joint surface when the lid is closed. The concave portion may be either a forward taper or a reverse taper.
[0081]
  In addition,in frontIn the container shown in FIG. 15 or FIG. 19, there can be mentioned a container provided with a concave portion instead of the convex portions 9 and 17 and a fitting protrusion portion instead of the fitting recess portions 10 and 18.
[0082]
  (2) Also, an adhesive surface is formed on the first or second joining surface, a recess is formed on the side wall of the container body, and on the other hand, a fitting that can be fitted into the recess on the second or first joining surface. A container formed by forming the joint protrusion and (recess height + adhesive thickness)> fitting protrusion height also belongs to the present invention.
[0083]
  When the container is closed, the fitting protrusion fits into the recess, and the joint surfaces stick to each other. The reason why the height of the concave portion + the thickness of the adhesive> the height of the fitting protrusion is to ensure the adhesion between the joint surfaces when the lid is closed. The concave portion may be either a reverse taper or a forward taper.
[0084]
  (3) In addition, the container body and the lid are fixed to each other between the first joint surface and the second joint surface in accordance with the adhesion by a fixing method that cannot be closed again such as partial welding. Also good. According to this, it is possible to easily determine whether or not the bag has been opened after being opened once.
[0085]
  (4) For example, in embodiment mentioned above, although the recessed part or the convex part was provided in the direction which formed the adhesion surface 7 among the 1st or 2nd bonding surfaces, and containers were separated at the time of stacking, it combined with this. Further, a concave or convex portion may be provided on the joint surface without the adhesive surface 7 to separate the containers. According to this, the stacked state can be balanced between the joint surface having the adhesive surface and the joint surface having no adhesive surface.
[0086]
  (5) In addition, in FIGS. 9 to 12 described above, the example having the recess 19 and the fitting protrusion 20 has been shown to have a fitting (press-fit / engagement) method together with the adhesive method. The same fitting structure can be similarly applied to the relationship between the fitting depression and the projection.
[0087]
  (6) In the above example, the material of the container is described as a synthetic resin, but the material of the container used in the present invention is not limited, and an appropriate material such as metal or paper can be used. Furthermore, it is needless to say that the specific shape of the container is not limited to the embodiment described above.
[0088]
  (7) In any of the above-described embodiments, the adhesive surface 7 is formed by directly applying an adhesive to a container. However, the present invention is not limited to this, and for example, an adhesive-coated one may be attached to a container. . For this, it is convenient to use a double-sided tape or the like.
[0089]
  (8) In the above-described embodiments, all are provided with an anti-adhesion structure at the time of stacking by a concave or convex portion, a release agent, release paper, etc., but a container without such a structure is also included in the present invention.
[0090]
【The invention's effect】
  According to the adhesive container of the present invention described above, the following effects are obtained.
[0091]
  The adhesive container according to claim 1 is closed with an adhesive. Therefore, the operation of closing and opening the lid can be easily performed as compared with a conventional heat seal method or a stapler. In addition, it can be easily reclosed even after it has been opened once. Moreover, since high heat is not applied during the closing operation, the contents are not deteriorated. Furthermore, it is suitable for automation and can reduce manufacturing costs. In addition, since the adhesive surface is partially provided on the adhesive surface, the lid can be easily opened, and the amount of the adhesive used is reduced, resulting in a low manufacturing cost.
[0092]
  AlsoBy providing a convex part or a concave part on the container, it is possible to prevent sticking between the containers when two or more containers are stacked.furtherAn adhesive surface is formed on the bottom of the inner surface of the recess, and the fitting protrusion is fitted into the recess to adhere when the lid is closed. That is, since the adhesive surface is formed at the bottom of the recess, it is possible to prevent the adhesive from being applied to people and others as much as possible.
[0093]
  The adhesive type container of claim 2 is closed with an adhesive. Therefore, the operation of closing and opening the lid can be easily performed as compared with a conventional heat seal method or a stapler. In addition, it can be easily reclosed even after it has been opened once. Moreover, since high heat is not applied during the closing operation, the contents are not deteriorated. Furthermore, it is suitable for automation and can reduce manufacturing costs. In addition, since the adhesive surface is partially provided on the adhesive surface, the lid can be easily opened, and the amount of the adhesive used is reduced, resulting in a low manufacturing cost.
[0094]
  Also,By providing a convex part or a concave part in a container, it can prevent sticking between containers when two or more containers are stacked.furtherWhen the lid is closed, the fitting protrusion fits into the recess, so that the joining surfaces can be accurately aligned.
[0095]
  The adhesive type container of claim 3 is closed with an adhesive. Therefore, the operation of closing and opening the lid can be easily performed as compared with a conventional heat seal method or a stapler. In addition, it can be easily reclosed even after it has been opened once. Moreover, since high heat is not applied during the closing operation, the contents are not deteriorated. Furthermore, it is suitable for automation and can reduce manufacturing costs. In addition, since the adhesive surface is partially provided on the adhesive surface, the lid can be easily opened, and the amount of the adhesive used is reduced, resulting in a low manufacturing cost.
[0096]
  Also,By providing a convex part or a concave part in a container, it can prevent sticking between containers when two or more containers are stacked.furtherWhen the lid is closed, the fitting recess is fitted to the convex portion, so that the joining surfaces can be accurately aligned.
[0097]
  The adhesive type container of claim 4 is closed with an adhesive. Therefore, the operation of closing and opening the lid can be easily performed as compared with a conventional heat seal method or a stapler. In addition, it can be easily reclosed even after it has been opened once. Moreover, since high heat is not applied during the closing operation, the contents are not deteriorated. Furthermore, it is suitable for automation and can reduce manufacturing costs. In addition, since the adhesive surface is partially provided on the adhesive surface, the lid can be easily opened, and the amount of the adhesive used is reduced, resulting in a low manufacturing cost.
[0098]
  Also,By providing a convex part or a concave part in a container, it can prevent sticking between containers when two or more containers are stacked.furtherWhen the lid is closed, the fitting protrusion fits into the recess, so that the joining surfaces can be accurately aligned.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing an embodiment of a container of the present invention, in which (A) is a plan view, (B) is a front view, and (C) is a side view.
FIG. 2 is a partially enlarged cross-sectional view illustrating a state where two containers of FIG. 1 are stacked and illustrating an anti-adhesion structure during stacking.
3 is an enlarged cross-sectional view showing an adhesive portion in a closed state of the container of FIG. 1, in which (A) shows an example, and (B) shows another example.
4 is an explanatory view showing another example of the anti-adhesion structure at the time of stacking the containers in FIG. 1, (A) is a plan view, and (B) is a side sectional view.
5 is an explanatory view showing still another modified example of the anti-adhesion structure at the time of stacking the containers in FIG. 1, (A) is a plan view, (B) is a side view, and (C) is a stacked state diagram. .
6 is a view showing another embodiment of the container of the present invention, in which (A) is a plan view, (B) is a front view, and (C) is a side view. FIG.
7 is a stacking state diagram of the container of FIG. 6. FIG.
8 is an enlarged cross-sectional view showing an adhesive portion in a closed state of the container of FIG.
FIG. 9 is a view showing another embodiment of the container of the present invention, in which (A) is a plan view and (B) is a front sectional view.
10 is a stacking diagram of the container of FIG. 9. FIG.
FIG. 11 is a closed state diagram of the container of FIG. 9;
12 is an enlarged cross-sectional view showing a modified example of the container closing structure of FIG. 9. FIG.
FIG. 13 is a view showing another embodiment of the container of the present invention, in which (A) is a plan view, (B) is a front view, and (C) is a side view.
14A and 14B are diagrams for explaining an anti-adhesion structure for stacking containers shown in FIG. 13, in which FIG. 14A is a plan view, FIG. 14B is a side cross-sectional view, and FIG. 14C is a cross-sectional view illustrating a stacked state;
FIG. 15 is a view showing another embodiment of the container of the present invention, in which (A) is a plan view, (B) is a front view, and (C) is a side view.
16 is a plan view for explaining the stacking adhesion preventing structure of the container of FIG. 15. FIG.
17 is a schematic cross-sectional view showing a stacked state of the container of FIG.
18 is an enlarged cross-sectional view showing an adhesive portion in a closed state of the container of FIG.
FIG. 19 is a view showing another embodiment of the container of the present invention, in which (A) is a plan view, (B) is a front view, and (C) is a side view.
FIG. 20 is a view showing another embodiment of the container of the present invention, in which (A) is a plan view, (B) is a front view, and (C) is a side view.
FIGS. 21A and 21B are diagrams for explaining an anti-adhesion structure at the time of stacking the containers in FIG. 20, in which FIG. 21A is a plan view of two containers, and FIG.
FIG. 22 is a view showing another embodiment of the container of the present invention, where (A) is a plan view, (B) is a front view, (C) is a side view, and (D) is a boxed portion of FIG. It is an enlarged view of X.
FIG. 23 is a view showing another embodiment of the container of the present invention, in which (A) is a plan view, (B) is a front view, (C) is a side view, and (D) is a boxed portion of FIG. Enlarged view of Y, (E) and (F) are explanatory diagrams showing the manufacturing procedure of the D diagram part.
FIGS. 24A and 24B are views showing another embodiment of the container of the present invention, in which FIG. 24A is a front sectional view, and FIG. 24B is a half sectional view showing a stacked state of lids.
FIG. 25 is a view showing another embodiment of the container of the present invention, (A) is a front half sectional view, and (B) is a sectional view showing a stacked state of the container main body.
FIG. 26 is a view showing another embodiment of the container of the present invention, where (A) is a plan view of the container body, (B) is a plan view of the lid, and (C) is a cover on the container body. Sectional drawing made into the adhesion state, (D) is sectional drawing which shows the stacking state of a lid | cover.
FIGS. 27A and 27B are diagrams showing another embodiment of the container of the present invention, wherein FIG. 27A is a plan view of the container body, FIG. 27B is a plan view of the lid, and FIG. Sectional drawing made into the adhesion state, (D) is sectional drawing which shows the stacking state of a lid | cover.
[Explanation of symbols]
1 Container body
1A recess
2 connecting parts
3 lid
4 Second joint surface
5 First joint surface
6 recess
7 Adhesive surface
8 Mating protrusion
9 Convex
10 Fitting recess
11 recess
12 recess
13 recess
14 Mating protrusion
15 Release agent
16 Release paper
17 Convex
18 Fitting recess
19 recess
20 Mating protrusion
23 Convex
28 protrusions
29 recess

Claims

In a container in which a container body and a lid are integrally provided via a connecting portion, a first joining surface formed at an open end of the container body, and a first joining surface formed on the lid A second bonding surface to be bonded, and an adhesive formed on the first or second bonding surface side ,
Protrusions or recesses having a height that interferes with each other so as to separate the adhesive from the next container when two or more containers are stacked, are provided ,
The concave portion is formed on the first or second joining surface and the adhesive is formed on the bottom of the inner surface thereof, while the second or first joining surface protrudes so as to be able to fit into the concave portion. An adhesive-type container in which a fitting protrusion is formed, and the height of the fitting protrusion is higher than (height of the recess-thickness of the adhesive).

In a container in which a container body and a lid are integrally provided via a connecting portion, a first joining surface formed at an open end of the container body, and a first joining surface formed on the lid A second bonding surface to be bonded, and an adhesive formed on the first or second bonding surface side ,
Protrusions or recesses having a height that interferes with each other so as to separate the adhesive from the next container when two or more containers are stacked, are provided ,
The pressure-sensitive adhesive is formed on the first or second bonding surface, the recess is formed on the first or second bonding surface, and the second or first bonding surface is fitted in the recess. An adhesive-type container characterized in that a fitting protrusion protruding so as to be able to be combined is formed, and (the height of the recess + the thickness of the adhesive)> the height of the fitting protrusion.

In a container in which a container body and a lid are integrally provided via a connecting portion, a first joining surface formed at an open end of the container body, and a first joining surface formed on the lid A second bonding surface to be bonded, and an adhesive formed on the first or second bonding surface side ,
Protrusions or recesses having a height that interferes with each other so as to separate the adhesive from the next container when two or more containers are stacked, are provided ,
The pressure-sensitive adhesive is formed on the first or second joint surface, the convex portion is formed on the first or second joint surface, and the second or first joint surface is fitted on the convex portion. An adhesive-type container characterized in that a fitting recess is formed so as to be compatible, and (the height of the fitting recess + the thickness of the adhesive)> the height of the projection.

In a container in which a container body and a lid are integrally provided via a connecting portion, a first joining surface formed at an open end of the container body, and a first joining surface formed on the lid A second bonding surface to be bonded, and an adhesive formed on the first or second bonding surface side ,
Protrusions or recesses having a height that interferes with each other so as to separate the adhesive from the next container when two or more containers are stacked, are provided ,
The pressure-sensitive adhesive is formed on the first or second joining surface, the recess is formed on a side wall of the container body, and on the other hand, the second or first joining surface protrudes so as to be able to fit into the recess. An adhesive type container characterized in that the fitting protrusion is formed, and (height of the recess + thickness of the adhesive)> the height of the fitting protrusion.