JP3732730B2 - 溶融炉内に内張りされた不定形耐火物の溶融物排出口部分の乾燥方法及びその乾燥に使用する溶融物排出口乾燥装置 - Google Patents

溶融炉内に内張りされた不定形耐火物の溶融物排出口部分の乾燥方法及びその乾燥に使用する溶融物排出口乾燥装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下部に溶融物を排出する溶融物排出口を備えた溶融炉内に内張りされた不定形耐火物の溶融物排出口部分の乾燥方法及びその乾燥に使用する溶融物排出口乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ごみ処理における無害化及び資源化を目的として、ごみ溶融処理施設が各地に建設されている。図4に示すように、ごみを溶融処理する溶融炉本体70は下部において、炉体金物71の内側に不定形耐火物を有する側壁耐火物72と炉底耐火物73を備えている。側壁耐火物72の下部には通常、円周方向に複数の羽口75が形成されている。図に示すように、溶融炉本体70の溶融帯部分の側壁耐火物72の下端部と炉底耐火物73の上端部の近傍には、溶融物排出口(以降、出湯口と呼ぶ)76(径は50〜150mm程度)が形成されている。羽口75の下方の炉底部に溶融して溜まったスラグ状の高温(約1000〜1200℃)の溶融物は、マッドで閉塞された出湯口76を開孔して炉外に排出されている。なお、出湯口76の周りの耐火物は不定形耐火物で成形されている。
従来の不定形耐火物の乾燥方法として、図4に示すように、溶融炉本体70の底部近傍にバーナー77を有する熱風発生器78を配置し、バーナー77にそれぞれ燃料78a、燃焼空気79を供給して高温ガスを発生すると共に、この高温ガスに稀釈空気80を混合して所定の温度(一例として、500〜600℃)及び所定の風量の熱風81を発生させて、その先部が1か所又は複数の羽口75に挿入された熱風吹き込み管82を介して、矢印で示すように熱風81を炉内に供給している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の不定形耐火物の乾燥方法においては、未だ解決すべき以下のような問題があった。
出湯口76の部分の不定形耐火物はその強度を維持するためには、十分な乾燥(水分を完全に抜くこと)が必要であるが、上述の乾燥方法では、図中の矢印で示す熱風81の流れからも分かるように、熱風81が接する部分の側壁耐火物72と炉底耐火物73は充分に乾燥されるが、熱風81が接触しにくく、かつ径の小さい出湯口76の部分の不定形耐火物は十分に乾燥が行われないので、この結果、この部分の耐火物は溶融物による溶損が激しく、半年から1年に1回程度の頻度で補修を行う必要があった。
また、出湯口76の部分補修後の乾燥は、自然乾燥した後に溶融炉本体70立ち上げ時の昇温による乾燥のみであるため、必然的に脱水不足となり、このため溶損が速くなり、この結果補修間隔が短くなっていた。従って、メンテナンスコストのアップと共に補修期間は操業の停止を招く等の問題があった。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、溶融物排出口の部分の不定形耐火物の乾燥を充分に行い、この結果、耐火物の寿命を延長することができ、かつ補修休止の低減が図れる溶融炉内に内張りされた不定形耐火物の溶融物排出口部分の乾燥方法及びその乾燥に使用する溶融物排出口乾燥装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う本発明に係る溶融炉内に内張りされた不定形耐火物の乾燥方法は、内側を不定形耐火物で内張りされ、下部に溶融物排出口を備えた溶融炉本体のうち、溶融物排出口部分の不定形耐火物の乾燥方法であって、溶融物排出口に、溶融炉本体の外側から、制御された所定温度の熱風を周囲に吹き出す溶融物排出口乾燥装置の外筒管を挿入して乾燥を行うように構成している。これによって、外筒管から吹き出される制御された所定温度の熱風により、従来不充分な乾燥となっていた溶融物排出口の部分の不定形耐火物を充分に乾燥することができる。
【0006】
前記目的に沿う本発明に係る溶融物排出口乾燥装置は、溶融炉本体の下部に形成された溶融物排出口の周囲の不定形耐火物を乾燥する溶融物排出口乾燥装置であって、溶融物排出口内に隙間を有して嵌入し、周囲に複数の熱風吹き出し孔を有する外筒管と、外筒管の複数の熱風吹き出し孔から温度制御された熱風を外側に吹き出す熱風発生手段とを有している。これによって、外筒管の複数の熱風吹き出し孔から吹き出された温度制御された熱風により溶融物排出口の部分の不定形耐火物は充分に乾燥できる。
本発明に係る溶融物排出口乾燥装置において、熱風発生手段は、外筒管の基部側にフレキシブルなパイプによって連結されたブロアーと、外筒管の内側に配置されたヒーターと、ヒーターによって加熱されたブロアーからの空気の温度を測定する温度センサーと、温度センサーの出力値と予めプログラムされた設定温度とを比較してヒーターの発生熱量を制御する制御装置とを有して構成することもできる。これによって、コンパクトな乾燥装置により、かつ自動で溶融物排出口の部分の不定形耐火物の乾燥ができる。ここで、フレキシブルなパイプには、例えば、耐熱性の金属又はゴム製のフレキシブルホースや変形可能な銅管等が含まれる。
【0007】
本発明に係る溶融物排出口乾燥装置において、ヒーターは外筒管の中央位置にあって、パイプ状のヒーターの外側に隙間を有して中筒管が配置され、中筒管とヒーターとの間にブロアーからの空気が通過する加熱空間部が形成され、加熱空間部で生成された熱風が中筒管と外筒管との間を通過するように構成することもできる。これによって、溶融物排出口の長手方向に実質的に均一に熱風を吹き出すことができると共に、加熱空間部を通過する空気の加熱効率が向上する。
本発明に係る溶融物排出口乾燥装置において、ブロアー及び制御装置を移動可能な台車に設けることもできる。これによって、装置の搬送が容易となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の一実施の形態に係る溶融物排出口乾燥装置の構成図、図2は同溶融物排出口乾燥装置の要部の断面図、図3は(A)、(B)、(C)はそれぞれ熱風のヒートアップパターンの説明図である。
【0009】
図1及び図2に示すように、本発明の一実施の形態に係る溶融物排出口乾燥装置10は、ごみ処理用溶融炉に適用したものであって、溶融炉本体11の下部の炉体金物12に内張りされた不定形耐火物を有する側壁耐火物13と炉底耐火物14との接続部に形成された溶融物排出口の一例である出湯口15に、熱風を吹き出して出湯口15の近傍の不定形耐火物を乾燥するものである。溶融物排出口乾燥装置10は、出湯口15内に隙間を有して嵌入し、周囲に複数の熱風吹き出し孔16を有する外筒管17と、外筒管17の複数の熱風吹き出し孔16から温度制御された熱風18を外側(周囲)に吹き出す熱風発生手段19とを有している。以下、図を参照ながら詳細に説明する。なお、出湯口15の径は約100mm程度で、出湯口15の長さ(即ち、耐火物深さF)は約500〜700mm程度であり、出湯口15の近傍部分の耐火物は不定形耐火物で作られているものとする。
【0010】
図1及び図2に示すように、熱風発生手段19は、ステンレス製の外筒管17の基部側にフレキシブルなパイプの一例であるフレキシブルホース20を介して連結されたブロアー21と、外筒管17の内側に配置されたヒーター22と、ヒーター22によって加熱されたブロアー21からの空気23の温度を測定する熱電対等の温度センサー24と、温度センサー24の出力値と予めプログラムされた設定温度とを比較してヒーター22の発生熱量を制御する制御装置25とを有している。ヒーター22は空気23を加熱して約500〜600℃の熱風18にすることができる。
【0011】
図2に示すように、ヒーター22は外筒管17の中央位置に内蔵されており、パイプ状のヒーター22の外側に隙間を有して中筒管26が配置されており、中筒管26とヒーター22との間にブロアー21からの空気23が通過する加熱空間部27が形成され、加熱空間部27で生成された熱風18が中筒管26と外筒管との間に形成された吹き出し空間部28を通過するようになっている。中筒管26の一端部(図の右側)に設けられた空気供給口29には、常温の空気23を供給するブロアー21がフレキシブルホース20を介して接続されている。
【0012】
中筒管26の他端部(図の左側)には、ヒーター22により加熱されて高温となった熱風18が排出される断面環状の熱風排出口30が設けられている。熱風排出口30の近傍には、熱風18の温度を検出、測定する温度センサー24の先端部が設けられ、先端部に接続された中間部は加熱空間部27に配置された後、最終的に制御装置25に接続されている。外筒管17の奥側(炉心側)の端面には盲板31が取付けられており、外筒管17には、円周方向に複数個の熱風吹き出し口16が長手方向に実質的に等ピッチで形成されている。
【0013】
図2に示すように、ヒーター22は中心部に配置されたヒーター本体22aの外側にヒーター本体22aを保護する薄肉の保護管32が設けられ、保護管32の両端部には、空気23及び熱風18に対してヒーター本体22aをシールする円板状のシール板33、34が取付けられている。
従って、ブロアー21から空気供給口29を経由して供給される常温の空気23は加熱空間部27を通過する間に、温度センサー24及び制御装置25により所定の温度に制御されて加熱空間部27を炉心側に流れ、外筒管17の炉心側端部に取付けられた盲板31によってUターンして吹き出し空間部28に入って反炉心側に流れる途中で外筒管17の熱風吹き出し孔16から出湯口15の内周面35に向けて吹き出すことができる。
【0014】
なお、ヒーター本体22aにはヒーター端子36、37が接続されており、ヒーター端子36、37はそれぞれ、図1に示すように、移動可能な台車38に設けられた制御装置25に電線39、40を介して接続されている。また、図2に示すように、外筒管17とヒーター22とは、盲板31に対して反対側の端部に取付けられた環状のフランジ41と、中筒管26の中間部に取付けられた環状のフランジ42とによって分割、組み立て可能に構成されている。図2中の符号43は外筒管17の下端に所定の間隔を開けて取付けられた位置決め片を表している。この位置決め片43によって外筒管17が出湯口15の内周面35に対して実質的に同心円状になるようにしている。
【0015】
図1に示すように、ブロアー21は台車38に設けられたインバーター44によって風量可変制御を行うことができるようになっている。制御装置25は、温度センサー24によって設定された所定の温度の熱風18となるようにヒーター22の加熱を制御することができる。熱風18の温度設定は、制御装置25の中に、ヒートアップパターンとして、複数のパターン(本実施の形態では図3に示す3つ)をプリセットすることができ、これらの中から状況に応じて必要なヒートアップパターンを選択することによって、全自動により耐火物の乾燥を行うことが出来る。ここで、図3(A)のヒートアップパターンは出湯口内面耐火物の部分的補修の場合、図3(B)のヒートアップパターンは出湯口部分の耐火物のみを補修した場合、図3(C)のヒートアップパターンは溶融炉本体の耐火物(側壁耐火物13と炉底耐火物14)を全て更新した場合の代表例として示す。
【0016】
図1に2点鎖線で示すように、台車38上にはブロアー21、制御装置25及びインバーター44が配置されている。なお、図1中の符号47は、炉体金物12及び側壁耐火物13に形成された開口部の一例である吹き込み口45に挿入された吹き込み羽口を表している。
【0017】
次いで、上述の出湯口乾燥装置10を用いた本発明の一実施の形態に係る溶融炉内に内張りされた不定形耐火物の溶融物排出口部分の乾燥方法について、図を参照しながら説明する。
(1)まず、出湯口15に、ヒーター22を内部にセットした外筒管17を溶融炉本体11の外側から挿入すると共に、ブロアー21、制御装置25及びインバーター44が配置された台車38を出湯口15付近に移動させ、電線39、40及びフレキシブルホース20の接続を行う。
【0018】
ここで、必要に応じて、図1に示す溶融炉本体11の側部の側壁耐火物13に形成された吹き込み口45の所定箇所に、図4に示す従来例のように、熱風発生源の一例である図示しない熱風発生装置(ガスバーナー又はオイルバーナーでもよい)を接続することもできる。
(2)次いで、制御装置25に事前に組み込まれたヒートアップパターンを選択し、それによって制御された所定温度及び風量の熱風18を外筒管17の周囲から、出湯口15の内周面35に吹き出して、出湯口15の近傍の不定形耐火物を個別乾燥する。また、必要に応じて、溶融炉本体11に前記熱風発生装置で発生させた熱風を吹き込んで溶融炉本体11の不定耐火物、即ち側壁耐火物13と炉底耐火物14を内側から乾燥することもできる。
【0019】
前記実施の形態においては、ヒーター22を外筒管17の内部に収納したが、これに限定されず、ヒーターを外筒管の外、即ち、出湯口15の外に設けて熱風を発生させ、この熱風を外筒管に送り込んで出湯口15に吹き出すようにすることもできる。
外筒管17内に加熱空間部27及び吹き出し空間部28を形成したが、これに限定されず、必要に応じて、これらの空間部を省略することもできる。
ブロアー21、制御装置25及びインバーター44を台車38上に搭載したが、状況に応じて、それらを固定位置に配置することもできる。
【0020】
実施の形態に係る溶融炉内に内張りされた不定形耐火物の溶融物排出口部分の乾燥方法において、必要に応じて、溶融炉本体11の側部に形成された吹き込み口45に熱風発生装置(ガスバーナー又はオイルバーナー)を接続して、これと溶融物排出口乾燥装置10とを同時に作動したが、溶融物排出口乾燥装置10のみを個別に作動することもできる。
溶融物排出口乾燥装置10をごみ処理用溶融炉の出湯口部分の耐火物の乾燥に用いたが、必要に応じて、高炉の出銑口等類似形状の耐火物の乾燥にも適用できる。
【0021】
【発明の効果】
請求項1記載の溶融炉内に内張りされた不定形耐火物の溶融物排出口部分の乾燥方法においては、外筒管から吹き出される制御された所定温度の熱風により、従来不充分な乾燥となっていた溶融物排出口の部分の不定形耐火物を充分に乾燥することができるので、耐火物の寿命を、例えば従来の約2倍以上に延長することができ、それによって補修休止の低減が図れる。
請求項2〜5記載の溶融物排出口乾燥装置においては、外筒管の複数の熱風吹き出し孔から吹き出された温度制御された熱風により溶融物排出口の部分の不定形耐火物は充分に乾燥できるので、溶融物排出口の部分の耐火物の溶融物による溶損が低減され、この結果、溶融炉本体の耐用期間が著しく向上する。
【0022】
特に、請求項3記載の溶融物排出口乾燥装置においては、コンパクトな乾燥装置により、かつ自動で溶融物排出口の部分の不定形耐火物の乾燥ができるので、乾燥の作業性が向上すると共に、乾燥作業要員が削減されコスト削減が可能となった。
請求項4記載の溶融物排出口乾燥装置においては、溶融物排出口の長手方向に実質的に均一に熱風を吹き出すことができると共に、加熱空間部を通過する空気の加熱効率が向上するので、ランニングコストを低減できる。
請求項5記載の溶融物排出口乾燥装置においては、装置の搬送が容易となるので、これによって作業者の負担が軽くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る溶融物排出口乾燥装置の構成図である。
【図2】同溶融物排出口乾燥装置の要部の断面図である。
【図3】(A)、(B)、(C)はそれぞれ熱風のヒートアップパターンの説明図である。
【図4】従来例に係る溶融炉内に内張りされた不定形耐火物の溶融物排出口部分の乾燥方法の説明図である。
【符号の説明】
10:溶融物排出口乾燥装置、11:溶融炉本体、12:炉体金物、13:側壁耐火物、14:炉底耐火物、15:出湯口(溶融物排出口)、16:熱風吹き出し孔、17:外筒管、18:熱風、19:熱風発生手段、20:フレキシブルホース、21:ブロアー、22:ヒーター、22a:ヒーター本体、23:空気、24:温度センサー、25:制御装置、26:中筒管、27:加熱空間部、28:吹き出し空間部、29:空気供給口、30:熱風排出口、31:盲板、32:保護管、33、34:シール板、35:内周面、36、37:ヒーター端子、38:台車、39、40:電線、41:フランジ、42:フランジ、43:位置決め片、44:インバーター、45:吹き込み口(開口部)、47:吹き込み羽口

Claims (5)

  1. 内側を不定形耐火物で内張りされ、下部に溶融物排出口を備えた溶融炉本体のうち、溶融物排出口部分の不定形耐火物の乾燥方法であって、
    前記溶融物排出口に、前記溶融炉本体の外側から、制御された所定温度の熱風を周囲に吹き出す溶融物排出口乾燥装置の外筒管を挿入して乾燥を行うことを特徴とする溶融炉内に内張りされた不定形耐火物の溶融物排出口部分の乾燥方法。
  2. 溶融炉本体の下部に形成された溶融物排出口の周囲の不定形耐火物を乾燥する溶融物排出口乾燥装置であって、
    前記溶融物排出口内に隙間を有して嵌入し、周囲に複数の熱風吹き出し孔を有する外筒管と、
    前記外筒管の複数の熱風吹き出し孔から温度制御された熱風を外側に吹き出す熱風発生手段とを有することを特徴とする溶融物排出口乾燥装置。
  3. 請求項2記載の溶融物排出口乾燥装置において、前記熱風発生手段は、前記外筒管の基部側にフレキシブルなパイプによって連結されたブロアーと、前記外筒管の内側に配置されたヒーターと、該ヒーターによって加熱された前記ブロアーからの空気の温度を測定する温度センサーと、該温度センサーの出力値と予めプログラムされた設定温度とを比較して前記ヒーターの発生熱量を制御する制御装置とを有することを特徴とする溶融物排出口乾燥装置。
  4. 請求項3記載の溶融物排出口乾燥装置において、前記ヒーターは前記外筒管の中央位置にあって、パイプ状の前記ヒーターの外側に隙間を有して中筒管が配置され、該中筒管と前記ヒーターとの間に前記ブロアーからの空気が通過する加熱空間部が形成され、該加熱空間部で生成された前記熱風が前記中筒管と前記外筒管との間を通過することを特徴とする溶融物排出口乾燥装置。
  5. 請求項3又は4記載の溶融物排出口乾燥装置において、前記ブロアー及び前記制御装置を移動可能な台車に設けたことを特徴とする溶融物排出口乾燥装置。
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