JP3732077B2 - 画像読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿から画像を読み取る画像読取装置に関し、特に、複数の端末とネットワークを形成し、さらにネットワークを介してインターネットなどのコンピュータ通信網に接続され、電子メールの送信機能を有する画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの普及によりインターネットにも接続され、原稿から読み取った画像情報を電子メールとして送信可能となっているスキャナ(画像読取装置)が提案されている。このような技術(“scan to e-mail”技術と表現する)としては、たとえば、特開平8−102837号公報や特開平11−164083号公報に開示されている技術などが挙げられる。
【0003】
具体的には、特開平8−102837号公報記載の画像入力装置は、キーパッドで入力された送信先のアドレスに基づいて、読み取った原稿画像情報を電子メールで送信している。送信先のアドレスは、装置内の記憶部に記憶されるかネットワーク上のアドレスデータベースに記憶される。また、特開平11−164083号公報記載のファクシミリ装置は、緊急時には予め登録されているアドレスに基づいて、読み取った原稿の画像情報をインターネットを経由して電子メールを送信するとともに、予め登録されているファクシミリ番号に基づいて、インターネットを経由しない公衆通信交換網を介してファクシミリを送信する。
【0004】
また、ビジネス上におけるスキャナの用途の1つとしては、複数のPC(パーソナルコンピュータ)などの端末とLAN(ローカルエリアネットワーク)などのネットワークを形成し、複数のユーザーによって共用される用途がある。特に、近年は、上記のようにインターネットが普及しているため、LANを介してさらにインターネットにも接続されている場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記いずれの技術も、ネットワークを介した複数のユーザーによる共用スキャナとして用いるには問題点がある。すなわち、従来の技術では、電子メールの送信先アドレスを予め登録しておき、この登録アドレスから送信先を選択することになるが、複数のユーザーによる共用であれば、電子メールの送信先アドレス数が非常に多くなり、各ユーザー毎に送信先アドレスを管理することが困難になる。また、このような大量のアドレスの管理は、非常に高機能化した管理機能を要するため、スキャナが高コスト化するおそれがある。
【0006】
さらに、ユーザーが個別にアドレスリストを保有するとなると、まず多数のアドレスリストから自分のアドレスリストを探し出し、そのアドレスリストの中からさらに送信先アドレスを探すことになり、電子メールの送信操作そのものが煩雑化するという問題点もある。
【0007】
加えて、通常、スキャナやスキャナも備えるデジタル複合機などには、画像読取動作などを操作指示する操作手段は備えられているものの、文字を入力する手段は備えられていないので、アドレスの登録自体が非常に煩雑である。
【0008】
本発明の目的は、電子メールの環境が整っているPCなどの端末を利用することによって、ネットワーク上で共用する画像読取装置において電子メール送信機能をより一層容易に実施することを可能にする画像読取装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数の端末と第一のネットワークを形成し、該第一のネットワークを介して第二のネットワークに接続される画像読取装置において、
原稿から画像を読み取る画像読取手段と、
読み取られた画像情報を画像付電子メールとして送信する電子メール送信手段と、
前記端末から送信された指示用電子メールを受信して記憶する電子メール受信手段と、
ユーザが電子メールの送信動作を操作指示する操作手段と、
前記各手段を制御する制御手段とを有し、
前記電子メール受信手段は、記憶している指示用電子メールに指示されている送信先情報を抽出して電子メール送信手段に出力し、抽出した送信先情報を送信ジョブとして複数記憶し、
前記制御手段は、ユーザが操作手段を操作することによって送信ジョブが選択されると、画像読取手段が画像を読み取り、選択された送信ジョブに基づいて電子メール送信手段に画像付電子メールを送信させることを特徴とする画像読取装置である。
【0010】
本発明に従えば、ネットワークを介して端末から画像読取装置に画像付電子メールの送信先情報(送信先アドレス)を指示する。制御手段は、この送信先情報に基づいて電子メール送信手段から画像付電子メールを送信する。これによって、共用の用途であっても、複数のユーザ毎に画像読取装置内にアドレス帳を作成して管理する必要がなく、画像読取装置の構成が簡略化する。また端末から送信された電子メールを利用して送信先情報を指示することによって、送信先情報を指示するための機能を別途設ける必要がなく、画像読取装置およびネットワークの構成を簡素化することができる。さらに、多数の送信先情報の登録や管理が必要なく、ユーザは端未から指示用電子メールを送信することで送信ジョブを複数予約することが可能であり、電子メールの送信操作も簡素化することができる。
【0011】
また本発明は、前記制御手段は、前記電子メール受信手段に記憶されている送信ジョブのうち、前記電子メール受信手段に記憶されてから所定時間内に選択されなかった送信ジョブを削除することを特徴とする。
【0012】
本発明に従えば、所定時間内に選択されなかった送信ジョブを削除するので、記憶されている送信ジョブは、送信間近のものに限定されることになり、選択する送信ジョブを探すことも容易となり、電子メールの送信操作も簡素化することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の画像読取装置および複合型デジタル画像形成装置10は、図1に示すように、複数の端末(PC)20とLANなどの第一のネツトワークを形成し、さらにサーバ30からインターネットおよびイントラネットなど第二のネットワークであるコンピュータ通信網に接続されている。LAN内においては、プリンタ31などの他の構成が含まれていてもよい。
【0026】
図2は、本発明の実施の一形態である画像読取装置10の構成を示すブロック図である。画像読取装置10は、原稿に光を照射し、その反射光から画像を読み取る画像読取部(画像読取手段)11と、読み取った画像情報を所定のファイル方式への変換などの処理を行う画像処理部12と、画像読取部11にて読み取った画像情報を記憶するハードディスクなどの記憶部(記憶手段)13と、指示用電子メールなどによって各端末20から指示された送信先情報である送信先アドレスに対し、メール本文および件名などの送信情報と読み取られた画像情報とからなる合成情報を画像付電子メールとして送信する電子メール送信部(電子メール送信手段)14と、前記端末20から送信された指示用電子メールを受信して記憶するとともに指示用電子メールの内容を抽出して送信先アドレスおよび送信情報を電子メール送信部14に出力する電子メール受信部(電子メール受信手段)15と、画像の読み取り動作および電子メールの送信動作をユーザーが操作指示するための操作パネル(操作手段)17と、LAN19およびインターネット/イントラネットと接続するためのインターフェース部18と、装置全体を制御する制御部(制御手段)16とを備えている。なお、図示しないが、ほかにタイマーなども備えられている。また画像読取装置10は、インターフェース部18−LAN19を介して複数の端末20に接続されている。
【0027】
本発明では、端末20から画像読取装置10に対して、画像付電子メールの送信先アドレスが指示され、このアドレスに基づいて、画像読取部11で読み取った原稿の画像情報を含む情報を、画像付電子メールとして送信する。
【0028】
このように、アドレス管理および文書作成など電子メールの環境が整っているPCなどの端末20を利用し、画像読取装置10に対して送信先アドレスを指示する。これによって、画像読取装置10をネットワーク上で共用しても、複数のユーザー毎にアドレス帳を作成して管理する必要がなく、画像読取装置10の構成が簡素化する上に、多数のアドレスの登録や管理が必要ないため、画像付電子メールの送信動作も極めて簡素化することができる。
【0029】
図3は、画像読取装置10の画像付電子メール送信処理を示すフローチャートである。本実施形態では、先に送信先アドレスを指示してから、画像を読み取る場合について説明する。
【0030】
まず、ステップ101(以下、ステップは「S」と略す)では、端末20から送信先アドレスを指示する。このアドレスの指示については、特に限定されるものではないが、電子メールでなされることが好ましい。つまり、画像読取装置10にも電子メールアドレスが設定されており、この画像読取装置10のアドレスに対して、端末20から指示用電子メールが送信される。
【0031】
具体的には、図4の指示用電子メールの入力例40に示すように、端末20側にて、画像読取装置10のアドレス41(図4において「宛て先」に記載されている“Digital1001@ccc.co.jp”)に対して、送信情報43である「件名」“企画会議追加資料”と「本文」“○×殿…”とを記入するともに、「CC」に、画像読取装置10から送信したい画像付電子メールの送信先アドレス42である“email@aaa.co.jp”と“00221@aaa.co.jp”とを記入する。これが送信先アドレスの指示となる。
【0032】
この指示用電子メールは画像読取装置10の電子メール受信部15によって受信される。電子メール受信部15は、この指示用電子メールを記憶し、さらに記載されている送信先アドレス42“email@aaa.co.jp”および“00221@aaa.co.jp”を抽出し、電子メール送信部14に出力する。
【0033】
S102では、電子メール受信部15がこの送信先アドレス42を送信ジョブとして記憶(予約)する。
【0034】
具体的には、図5の画像付電子メール記憶例50に示すように、画像読取装置10においては、「宛て先」に送信先アドレス42“email@aaa.co.jp”と“00221@aaa.co.jp”とが記入され、「件名」に“企画会議追加資料”が、「本文」に“○×殿…”という文書が送信情報43として記入される。
【0035】
図5の例では、電子メール受信部15は、記憶している指示用電子メールから、送信先アドレスだけでなく、“○×殿…”という本文および“企画会議追加資料”という件名も送信情報43として抽出し、電子メール送信部14に出力している。このように本発明では、端末20から送信先アドレス42を指示するだけではなく、端末20で作成した文書なども電子メールとして画像読取装置10から送信することができる。
【0036】
次にS103において電子メール受信部15では、タイマーt1がセットされる。これは、多数の送信先アドレスおよび送信ジョブが電子メール受信部15に蓄積されないようにするためである。あまりにも多数の送信ジョブが予約されると、ユーザーが画像付電子メールを送信しようとするときに、自分が予約した送信ジョブを探すことが非常に困難となる。そこで、指示用電子メールを受信し、送信ジョブが予約された時点で上記タイマーt1をセットし、所定時間内に送信先アドレス42に基づいて電子メール送信部14から画像付電子メールが送信されない場合には、制御部16によって、指示用電子メールを電子メール受信部15から消去する。
【0037】
このときの所定時間としては、特に限定されるものではなく、たとえば画像読取装置10の利用頻度や利用環境などを考慮して、ユーザー側で適宜設定できるようにしておけばよい。また、タイマーt1の具体的な構成も特に限定されるものではなく、制御部16や電子メール送信部14に内蔵されていてもよいし、別個の構成となっていてもよい。したがって、図2の画像読取装置10のブロック図では、タイマーt1は省略している。
【0038】
次に、S104にて、画像読取部11に送信したい原稿のセットが完了したか否かが判断される。原稿のセットが完了していればS105に進み、完了していなければS112に進む。S112では、タイマーt1がタイムアップしているか否かを判断する。タイマーt1がセットされてから所定の時間が経過しておりタイムアップしていれば、S111に進み、指示用電子メールを消去することで送信ジョブを削除(リセット)する。タイムアップしていなければS104に戻る。
【0039】
原稿のセットが完了していれば、S105において電子メールの送信条件を操作パネル17によって指示する。たとえば、読み取った画像情報の解像度や、画像情報のファイル形式などを適宜選択して指示する。次に、S106では、送信ボタンがONされたか否かを判断する。送信ボタンがONされていない場合には、S112に進み、タイマーt1がタイムアップしているか否かを判定する。タイムアップしていなければS104に戻るが、タイムアップしていれば、S111に進み、前述したように、送信ジョブを削除(リセット)する。
【0040】
送信ボタンがONされていれば、S107に進み、画像読取部11が送信原稿をスキャンして、原稿から画像情報を読み取る。その後、S108としてスキャンデータ(読み取られた画像情報)が所定の画像ファイル形式に変換処理される。そして、この画像情報は電子メール送信部14に出力されるが、状況に応じて記憶部13に記憶されてもよい。
【0041】
画像の処理が終わるとS109において電子メール送信部14では、この画像情報と、指示用電子メールから抽出された送信情報とを合成した上でこの合成情報を送信先アドレスへ画像付電子メールとして送信する。
【0042】
具体的には、図6の画像付電子メール例60に示すように、「宛て先」に送信先アドレス42“email@aaa.co.jp”と、“00221@aaa. co.jp”とが記入され、送信情報43として「件名」に“企画会議追加資料”が、「本文」に“○×殿…”という文書が記入されている状態に加えて、さらに、画像情報が添付されていることを示す「添付情報」アイコン44が表示され、これによって、読み取った画像情報44が添付されたことがわかる。
【0043】
さらに、図7の複数画像付電子メール例70に示すように、画像読取部で読み取られた画像情報が複数あれば「添付情報」アイコン44も「添付情報a」「添付情報b」として、複数表示されることになる。
【0044】
そして、S110で画像付電子メールの送信が完了したか否かが判断され、完了していなければ、S109へ戻る。完了していればS111へ進み、前述したように、電子メール受信部15から送信ジョブを削除する。すなわち、制御部16によって、送信が完了した送信先アドレス42を含む指示用電子メールは、電子メール受信部15から消去される。
【0045】
以上の処理によって、従来のように、大量の送信先アドレスを記憶して蓄積することがなく、画像付電子メールの送信が完了した後に送信先アドレスを消去するので、画像読取装置10では、ほとんど送信先アドレスを管理する必要がない。また所定時間が経過しても画像付メールが送信されない場合にも送信先アドレスを消去するので、記憶されている送信先アドレスの数は、送信間近のものに限定されることになる。したがって、送信先アドレスを探すことも容易となり、画像付電子メールの送信操作も簡素化することができる。
【0046】
上記の処理フローでは、送信ジョブの予約が一つだけの場合、すなわち指示用電子メールを一件のみ受信して記憶する場合について説明したが、これは説明の便宜上、本発明の処理動作を明確にするためであって、実際には、電子メール受信部15において、指示用電子メールを複数受信して記憶する、すなわち送信ジョブを複数予約することができるようになっている。
【0047】
具体的には、図8の操作パネルの表示例80に示すように、操作パネルの液晶表示部では、複数の送信ジョブを予約することができるようになっている。本表事例では、セット時刻に応じて3つのジョブが予約され、待機状態になっている。この待機状態とは、まだ画像情報の読み取りが完了していない状態を示す。また、送信先アドレスとして1つのみを表示しているが、これは液晶表示部の表示面積の都合であって、たとえばジョブ1では、図5〜図7で説明したように、“email@aaa.co.jp”および“00221@aaa.co.jp”の2つのアドレスが送信先として設定されている。
【0048】
ユーザーは、このような予約ジョブのリスト表示の中から、自分のジョブを選択して指定し、画像読取部11にて原稿から画像情報を読み取って、操作パネル17から送信を指示するようになっている。
【0049】
また、端末20からの送信先アドレスの指示と、原稿からの画像の読み取りとの双方が完了した時点で、操作パネル17による電子メールの送信指示が可能となるように制御部16にて制御されている。これによって、画像情報が添付されない状態での電子メールの送信や、送信先アドレスのみ、または画像情報のみによる電子メール送信の誤動作などの発生を回避することができる。
【0050】
次に、本発明の他の実施形態である画像読取装置10の画像付電子メール送信処理について、図9および図10のフローチャートに基づいて説明する。本実施形態では、先に画像を読み取ってから、送信先アドレスを指示する場合について説明する。なお、画像読取装置10の構成については、図2に示すブロック図と同様である。
【0051】
図9は、画像読取装置10の画像読取処理を示すフローチャートである。まず、S201では、送信原稿が画像読取部11にセットされたか否かを判断する。セットされていればS202に進み、セットされていなければセットされるまで待機する。S202では、送信条件を指示する。このときの送信条件としては、前述したS105と同じである。そしてS203として読取ボタンをがONされたか否かを判断し、ONされていればS204に進み、ONされていなければS202に戻る。S204で送信原稿をスキャンし、S205で画像処理部12にてスキャンデータを変換処理する。
【0052】
ここで、図2で示したように、画像読取装置10には、画像読取部11にて読み取った画像情報を記憶する記憶部13が備えられているので、S206にて、この記憶部13に送信データとして画像情報が保存される。これで画像読取処理は完了する。
【0053】
図10は、画像読取装置10の画像付電子メール送信処理を示すフローチャートである。ここでは、前述の画像読取処理によって送信したい画像情報は、記憶部13に送信データとして記憶されているものとする。S211では、端末20から指示用電子メールによって送信先アドレスを指示し、S212で電子メール受信部15がこの送信先アドレスを送信ジョブとして記憶(予約)する。S213でタイマーt1をセットする。ここまでのステップは、図3におけるS101〜S103と同様である。
【0054】
次に、S214において、記憶部13に記憶している画像情報すなわち送信データを呼び出すために操作パネル17の操作によって、送信データの呼び出しが指示されたか否かを判断する。呼出しが指示されなければ、S220に進み、タイマーt1がタイムアップしたか否かを判断する。タイムアップしていなければS214に戻って指示されたか否かの判断を繰り返すが、タイムアップしていれば、S219に進み、指示用電子メールおよび送信データ(記憶部に記憶されている画像情報)を消去して、送信ジョブをリセット(削除)する。
【0055】
呼び出しが指示されていれば、S215に進み、保存されている送信データとしての画像情報が記憶部13から電子メール送信部14に出力され、送信データが確保される。その後、S216で送信ボタンがONされたか否かが判断される。ONされていなければ、S221に進み、タイマーt1がタイムアップしたか否かを判定する。タイムアップしていなければS216に戻ってONされたか否かの判断を繰り返すが、タイムアップしていれば、S219に進み、送信ジョブをリセット(削除)する。
【0056】
送信ボタンがONされていれば、S217に進み、送信先アドレスへの画像付電子メールの送信処理が実行され、S218で、電子メールの送信が終了したか否かが判断される。送信が終了していなければS217に戻り、終了していればS219に進む。S219では、前述したように、電子メール受信部15から送信ジョブを削除するとともに、記憶部13から画像データを削除する。すなわち、制御部16によって、指示した画像付メールの送信が完了した指示用電子メールは、電子メール受信部15から消去され、送信が完了した画像情報も記憶部13から消去される。
【0057】
このように、画像読取装置10が画像情報を記憶できる記憶部13を備えることで、先に画像情報を読み取った後に、端末20から送信先アドレスを指示することも可能になるので、電子メール送信に際しての操作の自由度を向上させることができる。
【0058】
なお、本実施形態の説明は、画像読取装置のみの実施形態であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記のような画像読取装置に加えファクシミリ、コピー機およびプリンタなどを備える複合型デジタル画像形成装置としてもよい。これによって、特にネットワークを介して共用され、インターネットにも接続される画像形成装置を高機能化し、その汎用性をより一層高めることができる。
【0059】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、端未側ではアドレス管理および文書作成など電子メールの送信環境が整っているため、ネットワークを介して端末から画像読取装置に画像付電子メールの送信先情報(送信先アドレス)を指示する。これによって、共用の用途であっても、複数のユーザ個別にアドレス帳を作成して管理する必要がなく、画像読取装置の構成が簡略化する。また端末から送信された電子メールを利用して送信先情報を指示することによって、送信先情報を指示するための機能を別途設ける必要がなく、画像読取装置およびネットワークの構成を簡素化することができる。さらに、多数の送信先情報の登録や管理が必要なく、ユーザは端未から指示用電子メールを送信することで前もって送信ジョブが予約可能であり、電子メールの送信操作も極めて簡素化することができる。
【0060】
また本発明によれば、所定時間内に選択されなかった送信ジョブを削除するので、記憶されている送信ジョブは、送信間近のものに限定されることになり、選択する送信ジョブを探すことも容易となり、電子メールの送信操作も簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像読取装置10と複数の端末20とを含むネットワーク構成図である。
【図2】本発明の実施の一形態である画像読取装置10の構成を示すブロック図である。
【図3】画像読取装置10の画像付電子メール送信処理を示すフローチャートである。
【図4】指示用電子メールの入力例40を示す図である。
【図5】画像付電子メール記憶例50を示す図である。
【図6】画像付電子メール例60を示す図である。
【図7】複数画像付電子メール例70を示す図である。
【図8】操作パネルの表示例80を示す図である。
【図9】画像読取装置10の画像読取処理を示すフローチャートである。
【図10】画像読取装置10の画像付電子メール送信処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 画像読取装置
11 画像読取部
12 画像処理部
13 記憶部
14 電子メール送信部
15 電子メール受信部
16 制御部
17 操作パネル
18 インターフェース部
19 LAN(ローカルエリアネットワーク)
20 PC(パーソナルコンピュータ)端末
42 送信先アドレス
43 送信情報
44 画像情報
Claims (2)
- 複数の端末と第一のネットワークを形成し、該第一のネットワークを介して第二のネットワークに接続される画像読取装置において、
原稿から画像を読み取る画像読取手段と、
読み取られた画像情報を画像付電子メールとして送信する電子メール送信手段と、
前記端末から送信された指示用電子メールを受信して記憶する電子メール受信手段と、
ユーザが電子メールの送信動作を操作指示する操作手段と、
前記各手段を制御する制御手段とを有し、
前記電子メール受信手段は、記憶している指示用電子メールに指示されている送信先情報を抽出して電子メール送信手段に出力し、抽出した送信先情報を送信ジョブとして複数記憶し、
前記制御手段は、ユーザが操作手段を操作することによって送信ジョブが選択されると、画像読取手段が画像を読み取り、選択された送信ジョブに基づいて電子メール送信手段に画像付電子メールを送信させることを特徴とする画像読取装置。 - 前記制御手段は、前記電子メール受信手段に記憶されている送信ジョブのうち、前記電子メール受信手段に記憶されてから所定時間内に選択されなかった送信ジョブを削除することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
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