JP3731846B2 - リンクアーム機構の制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動遠心機のように検体試料のハンドリング機構を有する遠心機のリンクアーム機構の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のリンクアーム機構に関する公知例として特開昭58−160071号公報があり、移動部材を2つのスライダ間に配置させたリンクアーム機構について記載されているが、移動部材を垂直に上下させる制御手法に関しては詳細に触れていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のリンクアーム機構に於いては、移動部材は水平に配置された2本の案内部材よりも下方のみ若しくは上方のみ移動可能であるが、摺動する2つのスライダ間に移動部材を配置しているため、上方から下方へ、又は下方から上方へと案内部材を跨って移動することはできず、可動範囲が狭いという欠点があった。この欠点を解決するためには、平行な2本の案内部材を鉛直方向に配置し、移動部材の左右のどちらか片側にスライダを2つ共配置すると、移動部材は案内部材を跨って上下移動することは可能となるが、移動部材を垂直に移動させるためには、2つのスライダが複雑な動きになるという新たな問題が生じる。
【0004】
また、移動部材が穴部等に入っている状態で電源を投入し2つのスライダを原点位置へ移動させる場合、移動部材が穴部内壁に衝突しないように移動部材を垂直に上方へ移動させなければならない。更に移動部材を上方へ移動させようと駆動した後、実際に移動部材が所定の高さまで移動したかどうかが分からないという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、移動部材が垂直移動する際の移動部材の高さと2つのスライダの位置関係を表す関係式を開示し、移動部材を垂直移動させる制御方法を提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、移動部材を高速に垂直移動させる制御方法を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、電源投入時であっても移動部材が穴部等の周囲の物と干渉衝突しないように、移動部材を垂直移動させる制御方法を提供することにある。
【0008】
本発明の更なる他の目的は、移動部材が所定の高さまで移動したかどうかを確認しながら移動部材を移動させる制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した問題を解決するために、互いに平行な第1の案内部材と第2の案内部材と、該第1の案内部材上には駆動モータにより移動可能な第1のスライダを設け、同様に該第2の案内部材上にも駆動モータにより移動可能な第2のスライダを設け、該第1のスライダには前記第1の案内部材と第2の案内部材の軸芯の間隔より長い第1のアームの一端を軸着し、同様に該第2のスライダにも前記第1の案内部材と第2の案内部材の軸芯の間隔より長い第2のアームの一端を軸着し、前記第1のアームの他端と前記第2のアームの他端は作業手段を備えた移動部材に同一軸上で軸着し、該移動部材の片側に前記第1のスライダと第2のスライダを配置させ、前記第1のアームの長さをL1、前記第2のアームの長さをL2、前記第1のスライダと第2のスライダ間の上下方向の軸芯間の距離をd、前記移動部材の摺動方向の位置をx1、前記第1のスライダの摺動方向の位置をAxとするとき、前記第2のスライダの摺動方向の位置Bxは、
Figure 0003731846
【0010】
という関係になるように前記第1のスライダと前記第2のスライダを制御することにより達成される。
【0011】
また、前記移動部材の所望の速度カーブから、前記第1のスライダの速度カーブを計算する工程1と前記第2のスライダの速度カーブを計算する工程2を設け、前記移動部材を移動させる以前に前記工程1と前記工程2を計算し、移動時は得られた速度カーブに従い第1のスライダ及び第2のスライダを制御することにより達成される。
【0012】
次に、前記スライダの少なくとも1つに前記アームの角度を検出する角度センサを設け、前記移動部材を移動させる前に該角度センサから前記移動部材の現在の高さを検出することにより達成される。
【0013】
更に、前記移動部材を移動させた後、該角度センサから前記移動部材の高さを検出することにより達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の具体的な実施例を図面を参照しながら以下詳細に説明する。本発明のリンクアーム機構1の制御方法を適用した自動遠心機110を図11に示す。自動遠心機110は、真空採決管に血液等の検体111が通常5本入ったラック112を移動部材16に取り付けられたハンド15で掴み、リンクアーム機構1で遠心機内のバケット113に入れる。所定のラック数を入れた後、ロ−タ114を回転させ検体111を遠心分離する。分離後、バケット113からラック112をハンド15により取り出し、ラック置場115へ置く。上述のようにラック112をハンドリングする際の移動部材16の垂直動作について、図1を参照しながら説明する。図1は、リンクアーム機構1の構成図と、リンクアーム機構1を制御するCPUボード2及びドライブボード3を示す。リンクアーム機構1は、断面がH形のベース4に互いに平行な第1の案内部材5と第2の案内部材6を備え、第1の案内部材5上を摺動する第1のスライダ7と第2の案内部材6上を摺動する第2のスライダ8を備えている。第1のスライダ7はタイミングベルト9に固定され、このタイミングベルト9を稼動する駆動モータ10を回転させることにより左右へ移動し、同様に第2のスライダ8はタイミングベルト11に固定され、このタイミングベルト11を稼動する駆動モータ12を回転させることにより左右へ移動する。また、第1のスライダ7には、第1のアーム13の一端(A)が軸着され、同様に第2のスライダ8にも、第2のアーム14の一端(B)が軸着されている。第1のアーム13の他端と第2のアーム14の他端は、ハンド等の作業手段15を備えた移動部材16に同一軸上(H)で軸着され、移動部材16の片側へ上記2つのスライダ7,8を配置している。更に、移動部材16と第1のスライダ7は、第1のアーム13と平行な平行リンク17で軸着され、移動部材16の姿勢を一定に保っている。上記2つの駆動モータ10,12は、それぞれモータケーブル18,19とコネクタ20を介してドライブボード3に接続されている。また、マイクロコンピュータ(以下MCUと称す)27及びメモリ28等から構成されるCPUボード2と駆動モータ10,12を駆動するドライブボード3は、コネクタ21,22とフラットケーブル23を介して接続されている。前述したように駆動モータ10,12をベース4に固定したリンクアーム機構1は、可動部に駆動モータを設けた直交形ロボットのようなケーブルの曲折が無いため、曲折による断線は解消される構成となっている。また停電等があった場合、駆動モータ10,12の位置保持力が無くなり移動部材16の自重で落下する恐れがあるが、駆動モータ10,12のロータシャフトをバネ力で固定する電磁ロックブレーキ機能を持つモータを採用し、落下を防止している。
【0015】
前述のように構成したリンクアーム機構1の座標定義図を図2に示す。座標軸はX−Z軸の直交座標とし、点Aは第1のスライダ7の軸芯,点Bは第2のスライダ8の軸芯,点Hはハンド等の作業手段15を備えた移動部材16の軸芯を表わす。第1のアーム13の長さをL1,第2のアーム14の長さをL2,第1のスライダ7と第2のスライダ8の上下方向つまりZ軸方向の軸芯間の距離をdとすると、点Aは直線Z=L1上を、点Bは直線Z=L1−d上を移動し、点HのZ軸方向の可動範囲は0〜(L1+L2−d)となる。又、直線Z=L1と第1のアーム13のなす角をα(−π/2≦α≦sin-1{(L2−d)/L1})とし、点HからX軸方向へ垂線を下ろし直線Z=L1と交わる点をE,直線Z=L1−dと交わる点をFとすると、線分HE,AE,HF,BFの長さは、
Figure 0003731846
【0016】
となる。今、点Hが直線X=x1上を移動する場合、点Aと点Bの座標をそれぞれ(Ax,L1)(Bx,L1−d)とすると、X軸方向の位置Ax,Bxは、
Figure 0003731846
【0017】
Figure 0003731846
【0018】
となり、式(5)と(6)式からαを消去すると、
Figure 0003731846
【0019】
が導かれる。式(7)は、点Hが直線X=x1上を垂直移動する時の点Aと点Bの位置を表わす関係式であり、逆に第1のスライダ7と第2のスライダ8の位置を式(7)を満足するように制御することにより、移動部材16は垂直移動が可能となる。
【0020】
なお、式(5)及び式(6)は、図1及び図2に示すように、第1及び第2のスライダ7,8が移動部材16の左側に位置している状態を想定して式化したものである。したがって、例えば第1及び第2のスライダ7,8が移動部材16の右側に位置している状態を想定して式化すれば、上記式(5)〜式(7)は次のようになる。
【0021】
Figure 0003731846
【0022】
しかし、第1及び第2のスライダ7,8が移動部材16の左側に位置しているか、右側に位置しているかは、リンクアーム機構1を表から見るか裏から見るか程度の差でしかないため、式(7)と式(7a)の差は、X軸の方向をどちらに取るかの考え方の差でしかない。したがって、式(7)を満足する制御を行うということと、式(7a)を満足する制御を行うということは全く同じ意味である。
【0023】
次に、点Hが図2に示すように直線X=x1上を移動前の既知の高さH1Zから移動先の所望の高さH2Zまで移動時間T秒経て移動する場合について説明する。先ず、移動部材16の垂直移動中の時間tと角度αについて関係式α(t)を導く。移動部材16の軸芯点HのZ軸成分をHzとすると、
Figure 0003731846
【0024】
となる。時間tと高さHzの関係をcos関数の半周期を用いて、振幅を移動距離、角度を時間に置き換えて変換すると、
Figure 0003731846
【0025】
となり、時間tと高さHzの関係は図3に示すような曲線30になる。ここで、H2Z−H1Z=Mとし、式(8)(9)からαについて解くと、
Figure 0003731846
【0026】
となり、移動部材16の垂直移動中の時間tと角度αについての関係式α(t)を得る。移動部材16の高さHzと時間tをcos関数を用いたため、移動部材16の速度カーブ41は図4に示すような半周期のsin波となり、これを移動部材16の所望の速度カーブ41とする。
【0027】
続いて、移動部材16の所望の速度カーブ41から、第1のスライダ7の速度カーブ42を計算する工程1と、第2のスライダ8の速度カーブ43を計算する工程2に関して、駆動モータ10,12にエンコーダ付きサーボモータを適用した場合の計算手法について説明する。サーボモータの制御は、制御計算周期毎にエンコーダの回転パルス信号をフィードバックしサーボモータの回転角度及び角速度を求め、指令速度とサーボモータの角速度の差から比例項・積分項・微分項の3つの項を加算するPID演算を行い、PWM(パルス・ワイド・モジュレーション)制御によりサーボモータを駆動制御する。制御計算周期の時間をΔtとすると、移動中の時間tはΔtの累積であるから、
Figure 0003731846
【0028】
で表わせられ、iは制御回数、nは移動部材16を所望の高さH2Zまで移動させた時の制御回数を表わし、移動時間TはT=n・Δtとなる。
【0029】
フローチャート図5を用いて工程1の計算手法を、制御計算周期に制御回数を乗じた時間tiについて説明すると、処理500で式(10)からアーム角度α(ti)を求め、処理501で点HのX座標成分x1及びアーム角度α(ti)を式(5)へ代入し第1のスライダ7の位置Ax(ti)を計算する。処理502で制御計算周期毎の第1のスライダ7の位置Axの差、つまり
Figure 0003731846
【0030】
を計算すると、Δt時間後の第1のスライダ7の移動距離が得られ、その移動距離とΔt時間から第1のスライダ7の速度を得る。更に、処理503で1回転当りの第1のスライダ7のピッチと第1のスライダ7の速度から、駆動モータ10の指令速度に変換する。処理504でこれらの一連の計算をi=0から順次nまで繰り返し行い、処理505で駆動モータ10の指令速度データテーブルを作成し、CPUボード2のメモリ28に記憶する。
【0031】
次に工程2についてフローチャート図6を用いて説明する。時間tiの場合、処理600で点HのX座標成分x1及び工程1で求めたAx(ti)を式(7)へ代入し、第2のスライダ8の位置Bx(ti)を得る。処理601で工程1と同様に、制御計算周期毎の第2のスライダ8の位置Bxの差
Figure 0003731846
【0032】
から、Δt時間後の第2のスライダ8の移動距離が得られ、その移動距離から第2のスライダ8の速度を得る。更に、処理602で1回転当りの第2のスライダ8のピッチと第2のスライダ8の速度から、駆動モータ12の指令速度に変換する。処理603でこれらの一連の計算をi=0から順次nまで繰り返し行い、処理604で駆動モータ12の指令速度データテーブルを作成し、CPUボード2のメモリ28に記憶する。図4に工程1と工程2の計算より得た第1のスライダ7の速度カーブ42と第2のスライダ8の速度カーブ43を示す。
【0033】
以上の工程1及び工程2を経て、移動部材16を移動させる場合は、工程1で求めた速度カーブ42になるようにCPUボード2のメモリ28に記憶させた駆動モータ10の指令速度データを制御計算周期毎に順次読み出し、第1のスライダ7を速度制御する。同様に工程2で求めた速度カーブ43になるようにCPUボード2のメモリ28に記憶させた駆動モータ12の指令速度データを制御計算周期毎に順次読み出し、第2のスライダ8を速度制御する。速度制御の手法は、前述したようにエンコーダフィードバックによる角速度変換と指令速度の差からPID演算により、駆動モータ10,12を制御する。2つの駆動モータ10,12の制御は、例えばCPU1個で時分割によりタスクを切り替える方式で同時に制御駆動し、移動部材16を高さH1Zから所望の高さH2Zへ垂直に移動させる。
【0034】
以上の説明では移動部材16を上昇させる場合について説明したが、高さH2Zから高さH1Zへ下降させる場合は、CPUボード2のメモリ28に記憶させた指令速度データの読み出し順番を逆にして駆動モータ10,12を制御する。また、移動部材16を水平に移動させる場合は、駆動モータ10,12を同時に同じ指令速度で駆動すれば良い。
【0035】
前述ではエンコーダ付きサーボモータを適用した場合の計算工程1と計算工程2について説明したが、以下駆動モータ10,12にパルスレートで駆動するステッピングモータを適用した場合について説明する。ステッピングモータを1ステップ回転させると、スライダ7,8は1ステップ回転角に相当する分だけ移動する。その1ステップ分の移動量ΔAx,ΔBxは、
Figure 0003731846
【0036】
となる。ここで、sはステップ角度,1/Nは減速比,pはピッチ(mm/1回転)である。このようにステッピングモータの場合、パルスレートで駆動するためスライダ7,8の停止位置は離散的となる。そのため、離散的な位置とその位置を通過する時間からパルスレートを決定する計算手法を導く。今、点Hの移動前の既知の高さH1Zと移動先の所望の高さH2Zが与えられるとし、図4の移動部材16の所望の速度カーブ41を示す式(9)からH1Z−H2Z=Mとして時間tについて解くと、
Figure 0003731846
【0037】
となる。式(15)は時間tを移動部材16の高さHzの関数で表わしたものである。
【0038】
先ず、第1のスライダ7の速度カーブ42を計算する工程1について説明する。移動部材16の高さHzを第1のスライダ7の位置Axで表現すると、
Figure 0003731846
【0039】
式(16)を式(15)に代入して、
Figure 0003731846
【0040】
を得る。式(17)は時間tを第1のスライダ7の位置Axの関数で表現したものであり、第1のスライダ7の離散的な位置をAxに代入するとその位置を通過する時間tが得られる。上式(16)(17)の±について図2を参照しながら説明すると、点Hの高さHzが直線Z=L1より上か下かで場合分けされる。移動開始時の計算上の点Hの高さHz=H1Zで直線Z=L1より下方のため−であり、直角三角形AHEの辺HEが0になるまで計算上の点AをX軸負方向へΔAxずつ移動させる。次に計算上の点AをX軸正方向へΔAx分移動させ、計算上の点Hの高さをL1より上方とみなし(+)、点Hの高さがL1からH2Zまで計算上の点AをX軸の正方向へΔAxずつ移動させる。点Hの移動前の高さH1ZからL1までの、点AのX軸負方向へ移動する距離は、
Figure 0003731846
【0041】
となり、その移動パルス数は式(18)の移動距離を1ステップ分の移動量ΔAxで割った数となる。点Aの位置Axは1ステップ移動前の位置Ax−ΔAxより得て、式(17)に代入し、時間tを求める。ΔAxをAxから順次引き更新し、式(17)より点Aの離散的な位置と通過時間を得て、その1ステップ分の時間の差からパルスレートを求める。パルス出力方式は、図7に示すようなブロック回路でMCU27が有するタイマA71の割り込み機能を用い、パルス周波数を変化させる方式とし、タイマクロック周期と移動前後の時間差から割り込み間隔のタイマ値Atは、
Figure 0003731846
【0042】
より得る。次に点Hの高さL1から移動先のH2Zまでの、点AのX軸正方向へ移動する距離は、
Figure 0003731846
【0043】
となり、その移動パルス数は式(20)の移動距離を1ステップ分の移動量ΔAxで割った数となる。同様に上述した計算方法により、1ステップ分の移動前後の時間差からタイマ値Atを求め、各移動分のタイマ値をテーブル化し、CPUボード2のメモリ28に記憶する。
【0044】
続いて、第2のスライダ8の速度カーブ43を計算する工程2について説明する。移動部材16の高さHzを第2のスライダ8の位置Bxで表現すると、
Figure 0003731846
【0045】
式(21)を式(15)に代入して、
Figure 0003731846
【0046】
を得る。式(22)は時間tを第2のスライダ8の位置Bxの関数で表現したものであり、前述した第1のスライダ7の場合と同様、第2のスライダ8の離散的な位置をBxに代入するとその位置を通過する時間tが得られる。上式(21)(22)の±については、点Hの高さHzが直線Z=L1−dより上か下かで場合分けされるが、計算上の点Hの高さHzが直線Z=L1−dより下方の場合は−であり、直角三角形BHFの辺HFが0になるまで計算上の点BをX軸負方向へΔBxずつ移動させる。次に計算上の点BをX軸正方向へΔBx分移動させ、計算上の点Hの高さをL1−dより上方とみなし(+)、点Hの高さがL1−dからH2Zまで計算上の点BをX軸の正方向へΔBxずつ移動させる。点Hの移動前の高さH1ZからL1−dまでの、点BのX軸負方向へ移動する距離は、
Figure 0003731846
【0047】
となり、その移動パルス数は式(23)の移動距離を1ステップ分の移動量ΔBxで割った数となる。点Bの位置Bxは1ステップ移動前の位置Bx−ΔBxより得て、式(22)に代入し時間tを求める。ΔBxをBxから順次引き更新し、式(22)より点Bの離散的な位置と通過時間を得て、その1ステップ分の時間の差からパルスレートを求める。第1のスライダ7と同様、パルス出力方式をMCU27が有するタイマB72の割り込み機能を用い、パルス周波数を変化させる方式とし、タイマクロック周期と移動前後の時間差から割り込み間隔のタイマ値Btは、
Figure 0003731846
【0048】
より得る。次に点Hの高さL1−dから移動先のH2Zまでの、点BのX軸正方向への移動距離は、
Figure 0003731846
【0049】
となり、その移動パルス数は式(25)の移動距離を1ステップ分の移動量ΔBxで割った数となる。同様に上述した計算方法により、1ステップ分の移動前後の時間差からタイマ値Btを求め、各移動分のタイマ値をテーブル化し、CPUボード2のメモリ28に記憶する。ステッピングモータの場合もサーボモータと同様、各スライダ7,8の速度カーブは図4に示すような第1のスライダ7の速度カーブ42及び第2のスライダ8の速度カーブ43となる。又、メモリ28には各スライダ7,8の移動方向別のパルス数とタイマ値が、図8に示すような構成で整然と格納されている。801は第1のスライダ7の負方向パルス数で、802は第1のスライダ7の正方向パルス数で、803は第2のスライダ8の負方向パルス数で、804は第2のスライダ8の正方向パルス数で、805は第1のスライダ7の負方向移動時のタイマ値テーブルで、806は第1のスライダ7の正方向移動時のタイマ値テーブルで、807は第2のスライダ8の負方向移動時のタイマ値テーブルで、808は第2のスライダ8の正方向移動時のタイマ値テーブルである。
【0050】
ここで、駆動モータ10,12にステッピングモータを適用した時のブロック回路を示した図7と、フロチャート図9,図10を参照しながら、前述した計算の工程1及び工程2より得たタイマ値を用いて、移動部材16を上昇させる場合について説明する。図9は移動部材16を移動させる時のサブルーチンであり、図10はタイマ割り込み処理の上昇動作部分のフローチャートである。回転開始時、処理901で出力パルスの数をカウントするカウンタA及びカウンタBをリセットし、処理902でメモリ28から最初のタイマ値をそれぞれ読み出し、タイマA及びタイマBのタイマ値を設定する。その後、処理903でタイマA及びタイマBの割り込みを許可して割り込み機能を起動させる。タイマ割り込みが発生すると、プログラムは割り込み処理へ移行する。タイマA及びタイマBの割り込み処理は、別々に設けているが処理内容は図10に示す内容と同様であるため、図10を用いて割り込み処理の内容を説明する。割り込み処理では、処理1001で負方向の駆動パルス出力が終了したかどうかを判断し、未だであれば処理1002で負方向への駆動パルスを出力し、処理1003で負方向出力パルスをカウントし、処理1004で次回までの割り込み間隔時間となるタイマ値をメモリ28から順次読み出し更新する。上記処理を負方向へのパルス出力が終了するまで割り込み発生毎に繰り返し実行する。駆動パルスは、5相コントローラ73,74で相切り換え信号に変換され、ドライバ3から駆動モータ10,12に電流を流し、駆動モータ10,12は回転する。負方向へのパルス出力が終了すると、処理1005で正方向への出力パルス数の判定、処理1006で正方向への駆動パルスの出力、処理1007で出力パルスのカウント、処理1008でタイマ値の更新を行い、全パルス出力するまで割り込み発生毎に繰り返し実行し、処理1009でパルス出力終了後タイマ割り込み機能を禁止状態にする。図9に示すサブルーチンでは、処理904でタイマAのパルス出力が終了したかどうか、処理905でタイマBのパルス出力が終了したかどうかを判定し、移動部材16の上昇終了を判断する。これらのプログラムは読み出し専用メモリROM70に格納されている。以上説明した制御手法により、移動部材16は高さH1Zから所望の高さH2Zへ垂直に移動する。また、高さH2Zから高さH1Zへ下降させたい場合は、サーボモータ適用時と同様メモリ28のテーブル状に記憶させたタイマ値の読み出し順番を逆にして、駆動モータ10,12を制御する。更に移動部材16を水平に移動させる場合は、駆動モータ10,12を同時に同じパルスレートで駆動すれば良い。
【0051】
以上今までの説明では、移動部材16を既知の高さH1Zから所望の高さH2Zまで垂直に移動させる制御方法について触れたが、次に未知の高さから垂直移動させる場合について説明する。電源投入直後を考えると、絶対値エンコーダを有したサーボモータの場合はモータの回転角度からスライダ7,8の位置を求め、移動部材16の高さを計算できるが、ステッピングモータの場合はモータの回転角度が不明なため、スライダ7,8の位置が判らず移動部材16の高さを求めることができない。そこで、図1に示すリンクアーム機構1の第1のスライダ7の平行リンク17の同一軸上に角度センサ24を新たに設け、第1のアーム13と第1の案内部材5とのなす角αを角度センサ24で検出する。第1のアーム13の長さL1は既知であるため、移動部材16の高さは式(8)より求めることができる。本実施例では角度センサ24をポテンショメータとし、ケーブル25でCPUボード2へコネクタ26を介してMPU27のA/D変換器75へ接続する。電源投入後、移動部材16を上昇移動させる時のメインルーチンを示す図13を参照しながら説明すると、処理1301でMPU27が、ポテンショメータから出力されるアナログ電圧を入力し、A/D変換器75でアナログ値をデジタル値に変換し、予めROM70に記憶させていた図12に示す変換グラフ1201から移動部材16の高さを得る。処理1302で移動部材16の高さから、上記説明した計算手法によりタイマ値テーブルを作成する。処理1303では、図9に示すサブルーチンをコールし、上記説明した手法でステッピングモータを駆動し、移動部材16を所望の高さH2Zまで垂直に移動させる。移動後、処理1304でポテンショメータから出力されるアナログ電圧を再び入力し、変換グラフ1201から移動部材16の高さを得る。処理1305で所定の高さまで移動したかどうかを確認し、正常な場合は上昇移動完了と判断する。所定の高さまで移動しなかった場合は処理1306のエラー処理へ分岐し、ステッピングモータの脱調、タイミングベルト9、11の断線等を表すエラーメッセージを出す。再スタートの要求で処理1301へジャンプし、再び前述した処理を実行する。下降及び水平移動の場合も、処理1303から処理1306と同様の手法で、角度センサ24で移動部材16の高さを検出し、正常な移動かどうかを確認しながらリンクアーム機構1を制御する。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、第1の案内部材と平行な第2の案内部材を設け、該第1の案内部材上には駆動モータにより移動可能な第1のスライダを設け、同様に該第2の案内部材上にも駆動モータにより移動可能な第2のスライダを設け、該第1のスライダには前記第1の案内部材と第2の案内部材の間隔より長い第1のアームの一端を軸着し、同様に該第2のスライダにも前記第1の案内部材と第2の案内部材の間隔より長い第2のアームの一端を軸着し、前記第1のアームの他端と前記第2のアームの他端は作業手段を備えた移動部材に同一軸上で軸着し、該移動部材の片側に前記第1のスライダと第2のスライダを配置させ、前記第1のアームの長さをL1、前記第2のアームの長さをL2、前記第1のスライダと第2のスライダ間の上下方向の軸芯間の距離をd、前記移動部材の摺動方向の位置をx1、前記第1のスライダの摺動方向の位置をAxとするとき、前記第2のスライダの摺動方向の位置Bxは、
Figure 0003731846
【0053】
という関係になるように前記第1のスライダと前記第2のスライダを制御したので、移動部材を垂直に移動させることができる。
【0054】
また、前記移動部材の所望の速度カーブから、前記第1のスライダの速度カーブを計算する工程1と前記第2のスライダの速度カーブを計算する工程2を設け、前記移動部材を移動させる前に前記工程1と前記工程2を計算し、移動時は得られた速度カーブに従い第1のスライダ及び第2のスライダを制御するようにしたので、移動部材を高速に垂直移動させることができる。
【0055】
次に、前記スライダの少なくとも1つに前記アームの角度を検出する角度センサを設け、前記移動部材を移動させる前に該角度センサから前記移動部材の高さを検出するようにしたので、電源投入時であっても移動部材が穴部等の周囲の物と干渉衝突せず、移動部材を垂直移動させることができる。
【0056】
更に、前記移動部材を移動させた後、該角度センサから前記移動部材の高さを検出するようにしたので、移動部材が所定の高さまで移動したかどうかを確認しながら移動部材を移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すリンクアーム機構の構成図と制御装置の全体図。
【図2】 本発明の一実施例を示すリンクアーム機構の座標定義図。
【図3】 本発明の一実施例を示す移動部材の時間と高さの関係曲線図。
【図4】 本発明の一実施例を示す移動部材の速度カーブと各スライダの速度カーブ図。
【図5】 本発明の一実施例を示すサーボモータ適用時の計算工程1のフローチャート。
【図6】 本発明の一実施例を示すサーボモータ適用時の計算工程2のフローチャート。
【図7】 本発明の一実施例を示すステッピングモータ適用時の制御ブロック回路図。
【図8】 本発明の一実施例を示すステッピングモータ適用時のタイマテーブルのメモリ格納例。
【図9】 本発明の一実施例を示すステッピングモータ適用時のサブルーチンのフローチャート。
【図10】 本発明の一実施例を示すステッピングモータ適用時のタイマ割り込み処理のフローチャート。
【図11】 本発明の一実施例を示す自動遠心機の斜視図。
【図12】 本発明の一実施例を示す移動部材の高さとA/D変換値を表す変換グラフ。
【図13】 本発明の一実施例を示すステッピングモータ適用時のメインルーチンのフローチャート。
【符号の説明】
1はリンクアーム機構、5は第1の案内部材、6は第2の案内部材、7は第1のスライダ、8は第2のスライダ、10,12は駆動モータ、13は第1のアーム、14は第2のアーム、15は作業手段、16は移動部材、24は角度センサ、41は所望の速度カーブ、42は第1のスライダの速度カーブ、43は第2のスライダの速度カーブである。

Claims (4)

  1. 互いに平行な第1の案内部材と第2の案内部材と、該第1の案内部材上を移動可能な第1のスライダと、該第2の案内部材上を移動可能な第2のスライダを設け、該第1のスライダには前記第1の案内部材と第2の案内部材の軸芯の間隔より長い第1のアームの一端が軸着され、該第2のスライダには前記第1の案内部材と第2の案内部材の軸芯の間隔より長い第2のアームの一端が軸着され、前記第1のアームの他端と前記第2のアームの他端は作業手段を備えた移動部材に軸着され、該移動部材の片側に前記第1のスライダと第2のスライダを配置させたリンクアーム機構の制御方法において、前記第1のアームの長さをL1、前記第2のアームの長さをL2、前記第1のスライダと第2のスライダ間の上下方向の軸芯間の距離をd、前記移動部材の移動方向の位置をx1、前記第1のスライダの摺動方向の位置をAxとして、前記移動部材を垂直移動させる場合に前記第2のスライダの摺動方向の位置Bxと前記第1のスライダの摺動方向の位置Axとを、下式をほぼ満足するよう制御することを特徴としたリンクアーム機構の制御方法。
    Figure 0003731846
  2. 前記移動部材を垂直移動させる場合の所望の速度カーブから、前記第1のスライダの速度カーブを計算する工程1と前記第2のスライダの速度カーブを計算する工程2を有し、前記移動部材を移動させる前に前記工程1と前記工程2を計算することを特徴とした請求項1記載のリンクアーム機構の制御方法。
  3. 前記スライダの少なくとも1つに前記アームの角度を検出する角度センサを設け、前記移動部材を移動させる前に該角度センサと前記第一のアームの長さから、前記移動部材の移動可能な面内であって、且つ前記スライダの摺動方向に対して垂直方向の前記移動部材の高さを検出することを特徴とした請求項1又は2記載のリンクアーム機構の制御方法。
  4. 前記スライダの少なくとも1つに前記アームの角度を検出する角度センサを設け、前記移動部材を垂直方向に移動させた後該角度センサと前記第一のアームの長さから、前記移動部材の移動可能な面であって、且つ前記スライダの摺動方向に対して垂直方向の前記移動部材の高さを検出することを特徴とした請求項1乃至3のいずれか記載のリンクアーム機構の制御方法。
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