JP3730620B2 - ディスク・アレイ記憶装置の回復動作を促進する方法及び装置 - Google Patents

ディスク・アレイ記憶装置の回復動作を促進する方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、ディスク・アレイ記憶装置を備えたデータ処理システムに関し、より詳細には、そうしたディスク・アレイ記憶装置における回復動作を促進する方法及び装置に関する。
【0002】
(背景技術)
大量のデータを取り扱う従来のデータ処理システムは、通常、ホストと、ディスク・アレイ記憶装置、即ちDASDを含む。ホストは通常、一つ或いはそれ以上の制御プロセッサと、メインメモリを含み、当業者周知の方法で、プログラムの実行と、ディスク・アレイ記憶装置からメインメモリに転送されるデータの演算を行う。本発明の譲受人により製造及び販売されているものなどのディスク・アレイ記憶装置は、論理記憶体、即ち論理デバイスの形に構成される多数の物理記憶装置を含む。このようなディスク・アレイ記憶装置は、ホストから回路を通じてホスト従属フォーマットの入力/出力コマンドを受信するホスト・アダプタ或いは同等のモジュールにより作動する。ホスト・アダプタは、入力/出力コマンドを、ディスク・アダプタが認識し論理デバイスレベルでの正作動に使用できるフォーマットに変換する。ディスク・アレイ記憶装置における演算が完了すると、状況ワードがホスト・アダプタに戻り、演算の成功或いは失敗の理由のどちらかを報告する。
【0003】
統合データ処理システムの性能を高めるために、ディスク・アレイ記憶装置の動作及び性能の向上に向けて多大な努力が払われてきた。こうした努力の一つは、主要アプリケーションプログラムに対し補助ディスク・アレイ記憶装置の使用を可能にすることに向けられてきた。ホストで実行される主要アプリケーションプログラムに割り込みをかけることなく、データのバックアップを可能にすることに特に重点が置かれてきた。例えば、航空便座席予約データベースへの応用において、システム上で予約や予約の変更を行っている様々なユーザーを相手に進行中の、あらゆるトランザクションに割り込みをかけることなく、データベースのバックアップがとれるようにすることが明らかに望ましい。
【0004】
本発明と同一の譲受人に付与された、共通データ・セットに独立かつ同時にアクセスする方法及び装置についての、Ofekの米国特許出願連続番号第08/842953では、こうした改善を行うための概念が開示される。この開示によれば、ディスク・アレイ記憶装置の特定の物理ディスクドライバが、アプリケーションに使用可能となるように設定される。これらは「標準デバイス」と呼ばれる。その他の論理デバイスは、標準論理デバイスのためのミラーとして動作するか、或いは、他のいくつかの目的のために、分離され、標準デバイス上のデータのコピーを提供するように動作するか、のいずれかに設定される。本発明の譲受人により製作されたシステムにおいては、第2論理デバイスは「BCVデバイス」と呼ばれる。上述した航空便座席予約システムを例として用いる、米国特許出願連続番号第08/842953において開示されている発明は、BCVデバイスを、標準デバイスに接続することでミラーとして動作可能にする。一般的に、BCVデバイスは、標準デバイスと同期を達成した後にはいつでも、標準デバイスから該BCVデバイスを分離、又は切り離すことができる。その後、BCVデバイスにあるデータのコピーは、バックアップ・アプリケーション等のその他のアプリケーションに使用できる。このことにより、もう一方のアプリケーションは、標準デバイスに保存されたデータに関する主要アプリケーションの継続した動作とは無関係に、かつ同時にBCVデバイスにあるデータに従って動作できるようになる。
【0005】
こうしたデータ処理システムの利用が拡大するにつれ、BCVデバイスをそれが対応している標準デバイスから分離することに影響を及ぼすいくつかの問題が浮上してきた。それらの中には、データ書き込み動作の保留に関する問題が含まれている。本発明の譲受人のものを含む、多数のメーカーのディスク・アレイ記憶装置は、特に書き込み動作性能を向上させるために、キャッシュメモリを利用する。ホストが書き込みコマンドを発生すると、書き込まれるデータは、その動作信号がホストに完全に戻る前に、キャッシュメモリにのみ転送される。このデータ、即ち同じ場所に上書きされるデータが、論理デバイス自体に転送される前に、該データは、しばらくの間キャッシュに留まる。キャッシュでのそうした過渡時間中に、ホストに関する動作は完了するが、物理ディスク装置に関する動作は保留される。キャッシュにおけるエントリは、「書き込み保留」エントリと呼ばれる。「書き込み保留」エントリを論理デバイスに転送するプロセスは「デステージング」と呼ばれる。
【0006】
BCV及びこれと同様のデバイスについては、BCVデバイスが分離された後において、分離がなされた時にキャッシュメモリ内に存在していたあらゆる書き込み保留エントリが、それにより更新された形で、分離時の標準デバイス上のデータに正確に反映するように、何らかの機構で書き込み保留エントリを管理する必要がある。
上述の開示におけるシステムでは、BCVデバイスは、分離コマンドに呼応して、ミラーとしての動作を中止する。このとき、BCVデバイスがミラーとして動作する標準デバイスは、キャッシュにおける全ての書き込み保留エントリ及び先行する書き込み要求が管理される間、ロックされる。ロックされている間は、標準デバイス又はBCVデバイスのどちらかに対する書き込み要求又はその他のアクセスを行うことはできない。プログラムモジュールは、ロックが達成された後に、トラックごとに多くの機能を行う。書き込み保留エントリがトラックに関連する場合には、モジュールは、直ちにこの書き込み保留エントリを処理するために必要なステップを実行する。先行する書き込み動作が発生し、デステージされていた場合には、モジュールはまた、全ての更新を実行し無効ビットをトラックする。論理ボリュームの全てのトラックについてこのプロセスが完了した後に、ロックが解除される。特に、分離が生じる時に大量の書き込み保留エントリがある場合には、このプロセスは非常に時間がかかることがある。いくつかの条件下では、何秒も或いは何分間もロックがかかることがあり、多くのアプリケーションではこれらの遅れを受け付けない。
【0007】
Gagne等に付与された米国特許出願連続番号第09/303242には、「瞬時分離」動作を実行することにより、このロック時間を減らす、「共通データ・セットに独立かつ同時にアクセスする方法及び装置」を開示する。BCVデバイスは、「瞬時分離」コマンドを受信すると、直ちに標準デバイスから切り離され、代替的なアプリケーションにアクセス可能になる。これは、いくつかの制御動作が完了してもデータが転送されず、書き込み保留エントリが管理されない時の、マイクロ秒のオーダーで続くロック条件下で起きる。その後直ちにロックが解除される。その後、ディスク・アレイ記憶装置における様々なプロセスは、主要アプリケーションが標準デバイスと対話し、バックアップ・アプリケーション等の代替的なアプリケーションがBCVデバイスと対話するときでさえ、順序立てて書き込み保留エントリを管理する。
【0008】
瞬時分離コマンドの導入により、元の分離コマンドの受け入れがたいロック時間が克服された。しかしながら、アプリケーションは複雑化し続け、それらのアプリケーションに関連するデータは増え続けている。アプリケーション及びそれらの関連データは、従来は、単一の標準デバイスに保存されていたが、現在では、こうしたアプリケーション及びそれらの関連データを、複数の標準デバイスに保存することができる。現在、アプリケーションの中には、単一のディスク・アレイ記憶装置の能力を超える記憶を要するものがあり、何百という標準デバイスを備えた2つ或いはそれ以上のディスク・アレイ記憶装置に、単一のアプリケーションを配分することを必要とする。例えばデータベース・アプリケーションでは、ある標準デバイスはデータベース・データを含み、もう一方の標準デバイスは関連するログファイルを含んでいる。このような複デバイスのアプリケーションでは、全てのBCVデバイスに対し一連の別々の瞬時分離動作を発することにより複数の瞬時分離動作を開始することが可能であった。これらはその後処理されることになる。
【0009】
しかし、別々の瞬時分離動作はそれぞれ別個に送られていた。したがって、瞬時分離が異なるBCVデバイスで発生する順序は予測不可能であった。その結果、アプリケーション・プログラムが、分離のキューに入れられた論理デバイスに書き込みすることは可能であったが、分離がまだ発せられていないものは別であった。このことは一貫性のないデータを生み出す恐れがあった。例えば、データベース・アプリケーションの従属書き込み動作は3つの書き込み動作を含む。最初の書き込み動作はキャッシュを介してエントリをログファイルに転送し、データを書き込まなければならないという事実を確立する。第2の書き込み動作はそのデータをキャッシュに転送し、標準デバイスにデステージングする。第3の書き込み動作は、別のログ・エントリをログファイルのキャッシュに転送する。このエントリは、動作が完了したことを示す。データを含む論理ボリュームの瞬時分離が最初に完了するように複数の瞬時分離動作が行われる場合、データファイルはBCVデバイスにあるログファイルを更新することなしに更新することができる。切り離されたBCVデバイスにはデータ変更の記録はない。一方、ログファイルがデステージングされてデータファイルの更新前に更新された場合、ログファイルは、データがその分離BCVデバイスに実際に転送されることなく、動作の完了を指示することができた。その結果、どちらの場合も、切り離されたBCVデバイスにあるデータは一貫性のないものとなる。
【0010】
特に従属データ転送が含まれる場合は、こうした一貫性のないデータの特定を行うのが精一杯である。その結果、ある種の誤動作が発生した場合、データの回復は非常に難しくなる。必要とされるのは、複数の分離BCVデバイス或いは類するものにある関連データが一貫性をもっていることによりデータの破損を防ぐような形で、こうした瞬時分離動作が起きることを可能にする方法及び装置である。
【0011】
(発明の開示)
従って、本発明の目的は、ディスク・アレイ記憶装置における回復動作を促進する方法及び装置の提供にある。
本発明のもう一つの目的は、ミラーとして動作する関連した論理デバイス群が、データの一貫性を維持しながら、その他のアプリケーションに関する動作を行うために分離されるようにする方法及び装置を提供することである。
【0012】
一実施形態によれば、本発明は、ホストと、少なくとも一つのディスク・アレイ記憶装置とを含み、該ディスク・アレイ記憶装置が、第1アプリケーションと対話するための複数の第1論理デバイスと第1論理デバイスの各々に対応する第2論理デバイスとを含み、第2論理デバイスが、第1モードにおいて、対応する第1論理デバイスのミラーとして対話でき、第2モードにおいて、第2アプリケーションとで対話できるようになったデータ処理システムとして実施される。複数の特定された第2論理デバイスを、一貫性ある形で第1モードから第2モードにシフトするために、コマンドが発生される。これに応答して、コマンドで特定された第2論理デバイスの各々について要求データ構造が構築される。その後、第1アプリケーションと特定された第2論理デバイスに対応する第1論理デバイスとの間の全ての対話が不可能にされる。この不能化の後に、次に、特定された第2論理デバイスの全てが第2モードにシフトされる。シフトが完了すると、第1アプリケーションと特定された第2論理デバイスに対応する標準論理デバイスとの間の対話が再開し、第2モードへのシフトが完了したことを示すホストへの返答が生成され、特定された第2論理デバイスにあるデータが一貫性のあるものとなる。
【0013】
(発明を実施するための最良の形態)
特許請求の範囲は特に本発明の対象を指定して、明確に権利請求するものである。同じ参照数字が同じ部分を指す添付図と併用して以下の詳細な説明を検討することにより、本発明に関する様々な目的、利点及び新規な特徴がさらに十分に明らかになるであろう。
本発明の利用に適合したデータ処理システムの設定に関し、可能な例が多数ある。図1はこのような設定の一つを図示しており、ホスト20は、第1ディスク・アクセス記憶装置(DASD−1)21及び別のディスク・アレイ記憶装置(DASD−n)22などの複数の記憶コントローラに接続している。ホスト20から要求されたトランザクションは全て、DASD−1装置21及びDASD−n装置22などの記憶コントローラで実行される。この特定の実施形態において、バス23は、単一のバス、又は並列バスの列、或いは回路とすることができ、ホスト20を、DASD−1 21及びDASD−n22記憶コントローラすなわち記憶装置に接続する。
【0014】
図1のホスト20のようなホストは、IBM MVSオペレーティング・システムのような市販されているいくつかのオペレーティング・システムを利用して動作する。このようなホストは通常、複数の制御プロセッサを含むが、図1では2つの制御プロセッサCP(1)及びCP(n)を図示しており、それぞれ参照番号24及び25で示す。これらの制御プロセッサは、周知のように、専用、共有、及び拡張された専用記憶領域に分かれるメイン記憶ユニット26と対話する。制御コンソール27は、オペレータが、システムと対話して、あらゆるアプリケーション・プログラムに呼応して行われる動作とは無関係に、多数の設定、診断及びその他の手順を実行することができるようにする。
【0015】
いずれかのアプリケーション・プログラムがシステムにロードされると、MVSオペレーティング・システムは、そのプログラムにアドレス空間を与える。図1は、2つのユーザー・アプリケーション(APPL−1及びAPPL−2)用のアドレス空間30及び31と、本発明を実行するTime Finder(TF)アプリケーションに割り当てられたアドレス空間32を示している。
【0016】
DASD−1記憶コントローラ或いはデータ記憶機能21は、ホスト20等のホストからの要求を受信するホスト・アダプタ(HA)33を含む。ホスト・アダプタ(HA)33は、プログラム可能な装置であり、これらの要求を最初に処理して多くの特性を判断し、構文エラー検査で初期接続を実行できる。本質的には、ホスト・アダプタは、ホスト従属フォーマットのコマンドを、別のフォーマットのバス34を経由して転送される一連のコマンドに変換し、これによって、一連のディスク・アダプタ35、36、37が、ホスト・コマンドに呼応して適切な動作を実行できるようにする。
【0017】
バス34は単一或いは複数のバス構造により構成することができ、さらに、キャッシュメモリ38に接続する。キャッシュメモリ38は、バッファとして動作し、多数の機能に従って書き込み保留データを含むデータを保存する。キャッシュメモリ38の特定領域は、書き込み保留エントリを含むためのキャッシュ・スロットに充てられ、他の領域は制御に充てられる。
【0018】
35から37のディスク・アダプタのうちのいずれか一つのようなディスク・アダプタの各々は、主要記憶素子にインターフェースを与える。ホスト・アダプタと同じく、各ディスク・アダプタは、ホスト・アダプタからのコマンドに応答するプログラム可能な装置である。システム・マネージャー(図示せず)はディスク・アダプタの一つに接続し、設定変更及びその他の機能がデータ記憶機能全体で実行できるようにする。
各ディスク・アダプタは、一つ或いはそれ以上の物理ディスク・ドライバに接続する。各物理ディスク・ドライバは、一つ或いはそれ以上の論理ボリューム又はデバイスを含むことができる。さらに、単一の論理ボリュームは、一つ以上の物理デバイスを拡張することができる。説明のために、図1には、論理ボリューム、詳細には、ディスク・アダプタ35に接続されている論理ボリューム40、ディスク・アダプタ36に接続されている論理ボリューム41、及びディスク・アダプタ37に接続されている論理ボリューム42を図示している。
【0019】
上述の米国特許出願連続番号第08/842,953及び第09/303,242において説明されているように、ディスク・アレイ記憶装置21(DASD−1)は、少なくとも3つのBCVボリューム43、44、45を含むようにシステム・マネージャーによって設定されていると想定する。さらに、この設定は、BCVデバイス43、44及び45が、標準デバイス40、41及び42に接続するような関係を構築する。DASA−nデバイス22等の、データ処理システムにおける各ディスク・アレイ記憶装置は、同様の或いは類似した構造及び動作を有することになる。
【0020】
この設定によれば、アドレス空間33にあるTFアプリケーションは、ESTABLISHコマンド、即ち、指定された一つ或いはそれ以上のBCVデバイス43、44及び45が、それらが対応する標準デバイス40、41及び42に接続し、次いで同期が達成されることを可能にするコマンドを発生できる。より具体的には、アドレス空間32にあるTFアプリケーションは、BCVデバイスを制御可能なメカニズムを提供する。TFアプリケーションの従来技術バージョンは、前述したESTABLISH、SPLIT、INSTANT SPLIT、MULTIPLE INSTANT SPLITコマンド、及びBCVデバイスの動作制御に役立つその他のコマンドを実行する。アドレス空間32にあるTFアプリケーションは、本発明に従って修正することで一貫性ある分離動作を可能とし、それにより、全ての分離BCVデバイスのデータは一貫性を持つという確信でもって、共通データ・セット或いはアプリケーションを備えたBCVデバイス群の分離を行うことができる。このようなBCV制御或いはTFアプリケーションに含まれるコマンドの特定の実行には、オペレータ、シーケンス番号、BCVアドレス、分離動作の種類及び任意の変数が含まれることになる。ある形態において、本発明を実行するためのコマンドは:
SPLITseq#,bcv,CONS(LOCAL(Byp),Timeout(nnnn))
である。「SPLIT」オペレータ及び「seq#」変数は、従来の技術におけると同様に、seq#変数の番号で動作し、一貫性ある形で分離されなければならないBCVのものを全て特定する。つまり、図1のBCVデバイス43及び44を一貫性ある形で分離したいと考える場合、それらは一つのシーケンス番号(例えば、seq#=10)を有し、一方他のBCVデバイスを含む別の統一グループは別のシーケンス番号(例えばseq#=11)を有する。
【0021】
BCVアドレスは番号によって特定のBCVデバイスを特定する。複数のBCVデバイスが含まれているときに一貫性ある分離が行われる場合、2つの選択肢がある。BCVデバイスがランダムな装置番号を有する場合、別々の分離コマンドが各BCVデバイス用に含まれる。2つ或いはそれ以上のBCVデバイスが連続したアドレスを有する場合、その範囲はBCVアドレス・フィールドに含まれ得る。
【0022】
前述したように、米国特許出願連続番号第08/842953で説明されている従来の分離コマンド、連続番号第09/303242で説明されている単一瞬時分離コマンド及び複数の瞬時分離コマンドを含む、数種類の分離動作が提供されている。BCVアドレス・フィールドに続いて、フィールドは、本発明の一貫性ある分離動作を指定するために、「CONS」を含む。このフィールドのその他の値はその他の分離動作を表す。
【0023】
任意のLOCALコマンドは他のタイプのパターンに備えるが、「LOCAL」値のみが有効であるように実行されてきたにすぎない。「バイパス」変数は、他のMVSオペレーティング・システムなど、他のオペレーティング・システムの標準デバイスのための従来のオンライン検査を省略する。「タイムアウト」変数は、一貫性ある分離が実行されなくてはならない時間の間隔を設定する。ある具体的な実行では、15秒のデフォルト値がある。このフィールドによって、タイムアウト間隔の短縮が可能になる。
【0024】
アドレス空間32のTFアプリケーションが、本発明の具体的実施形態の中でバッチ・プログラムとして開始された場合、様々なバッファ及びレジスタを初期化する。図2は、本発明の理解に役立ついくつかのバッファ、レジスタ及びその他のメモリーの位置を図示している。さらに詳細には、図2は一覧形式で、様々なデータ構造及びレジスタを表している。これらは情報を提供する目的で示されており、正確な位置及び実行は、本発明を具体的に実行するときに最適化されることになる。
【0025】
図3は、アドレス空間32のTFアプリケーションの一覧である。初めに、ステップ50が、その後の動作を制御する要求ブロック(REQB)データ構造に対し、図2にあるバッファ51を含むバッファ及びデータ構造を設定する。ステップ52がTFINIT初期化手順を命じる。この手順は各TFアプリケーション・コマンドを処理し、そのコマンドを構文解析し、一つ或いはそれ以上のREQBデータ構造を生成するものである。コマンドがBCVデバイスの範囲を定める場合、TFINIT初期化手順はBCVデバイスごとに一つのREQBデータを生成する。初期化手順が完了したとき、図2にあるバッファ51は複数のREQBデータ構造を含む。図2は、REQB(n)データ構造53、REQB(n+1)データ構造54及びREQBn+1データ構造55を含むこのようなREQBデータ構造を、例として、幾つか図示している。
【0026】
前述のように、各コマンドはシーケンス番号を含む。図3のステップ56は、広域BCVSEQ#レジスタ57を初期値(例えばBCVSEQ#=0)に設定する。初めにステップ61が、その他のシーケンス番号が存在することを確認し、第1REQBデータ構造を選択してテストを行うステップ62へと制御を移す。ステップ63は、選択されたREQBデータ構造をデコードする。選択されたREQBデータ構造がいずれかの分離コマンドに応答し、ステップ64が、サブルーチンとして「PROCESS SPLIT REQUEST」手順を命じるステップ65へと制御を転換する。この手順は、TFINIT初期化手順で設定された様々な分離要求を処理し、後で詳しく説明されるように、分離に影響を与える。ステップ63がいずれかの他のコマンドをデコードする場合、制御は、このようなコマンドを処理する手順を含むステップ66に進む。
【0027】
ステップ65或いはステップ66のどちらかに応えて、手順の一つが完了した後、エラー検査が行われる。エラーが発見された場合、ステップ67により、ステップ70は適切なエラーメッセージの生成を行うことができる。エラーメッセージが要求されてもされなくても、ステップ71は、それ以外のREQBデータ構造が分析を必要とするかどうかを確認する。それ以外にもREQBデータ構造が存在する場合、ステップ71は制御をステップ72に移し、分析を行う次のREQBデータ構造を選択し、制御はステップ62に戻る。
ステップ62で始まり、ステップ72で終わるこのループは、全てのREQBデータ構造が処理されるまで続く。その後、ステップ71は制御をステップ73に移し、次のシーケンス番号を選択し、それから制御をステップ61に戻して全シーケンスが完了したがどうかを確認する。
【0028】
ステップ65で命じられたPROCESS SPLIT REQUEST手順は、3つの基本動作を実行する。先ず、分離に含まれる標準デバイスのいずれに対しても書き込み動作を妨げる。MVSオペレーティング・システム環境において、PROCESS SPLIT REQUEST手順は、統一グループのBCVデバイスに接続された各標準デバイスに対してIOSレベルを上げるようにMVSオペレーティング・システムに要求する。次に、その手順は、シーケンス番号によって決められたグループのBCVデバイスのそれぞれに対して、必要なINSTANT SPLITコマンドを発生する。第3に、そのシステムは、統一グループの中で関連している各標準デバイスのIOSレベルをリセットする。この全動作は短い時間間隔で行われ、分離が何百というBCVデバイスを含む場合でさえ、標準デバイスと対話しているアプリケーション・プログラムに対してはトランスペアレントである。米国特許出願連続番号第09303242の瞬時分離動作に関しては、全ての書き込み保留エントリの処理は一貫性ある分離が行われた後に行われる。
【0029】
全シーケンス番号に関連するREQBデータ構造の分析が行われたとき、ステップ61は制御をステップ74に移す。何らかのエラーが生じた場合、ステップ75は適切なエラーメッセージを生成する。その後ステップ75は制御をステップ76に渡し、エラーがない場合には、ステップ74が制御をステップ76に渡す。ステップ76はその後、ハウスキーピング動作を実行し、TFアプリケーションのインスタンスを完了する。
【0030】
前述したように、TFINIT初期化手順51は、そのコマンドを、図1にあるDASD−1データ記憶コントローラ21或いはDASD−n記憶コントローラ22に向けることができる一連のコマンドへと変換する。図4及び5は、バッファ・メインメモリ26のステップ80のBCVTREQBレジスタ74及びBCVREQ#レジスタ75を設定する際のTFINIT手順を、詳細に示している。BCVTREQBレジスタ74は、バッファ51にあるREQBデータ構造に第1位置を示すポインタとして動作する。BCVREQ#レジスタ75は、TFINIT手順中に処理されるREQBデータ構造の番号を特定するためにカウンターとして動作する。ステップ82は、特定のアプリケーションに適切と思われるその他の様々な条件をテストする。このような条件は、本発明の一部を成すものではなく、一般の当業者が周知しているものであるため、省略する。
【0031】
入力コマンドが使用可能な限り、ステップ83により、ステップ84が上述の分離コマンドのような入力コマンドを読み取ることを可能にする。ステップ85では、そのコマンドを構文解析し、そのオペレータ及び様々な変数を入手する。ステップ86はそのコマンドからシーケンス番号を入手し、BCVSEQ#レジスタ57に保存する。次に、TFINIT手順51はそのコマンドをデコードする。そのコマンドが分離コマンドの場合、ステップ87は、プロセスSPLIT REQUEST手順を命じるステップ90に制御を移す。後で詳しく説明されているように、この手順中に、分離コマンドのその他のパラメータが、分離コマンドの情報を表している、一つ或いはそれ以上のREQBデータ構造を生成するために使用される。そのコマンドが分離コマンド以外の場合は、本発明の一部を成すものではないため詳しく開示されていない、手順91によって処理される。コマンドが処理されると、ステップ92はBCVREQ#レジスタ75を歩進させ、それによって、BCVREQ#レジスタ81は、生成されたコマンドのうち、動作しているものを全て持続させる。その後、制御はステップ92からステップ83に戻り、別の入力コマンドを分析する。そして、これは全てのコマンドが読み取られるまで続く。全てのコマンドが読み取られると、ステップ83が制御をシフト、図3のステップ56へとシステムを戻す。
【0032】
図4のステップ90がPROCESS SPLIT COMMAND手順を命じると、図5のステップ93はさらに、様々なフラグ及び値を設定する目的で図4のステップ85で生成された構文解析済みコマンドをデコードする。本発明に重要な幾つかのフラグが特定される。そのプロセスが瞬時分離の場合、一貫性ある分離動作を得るように、ステップ94は図2にあるINSTANT SPLITフラグ96を立てるステップ95に制御を移す。ステップ97は制御をステップ100に移し、CONSISTENT SPLITフラグ101を立てる。記憶コントローラの通常の動作は、標準デバイスがMVSオペレーティング・システムの複数の画像など、複数のオペレーティング・システムと関係している場合には特に、BCVデバイス及びその対応する標準デバイスの存在を確認することを含む。上述のバイパス・変数はこのテストが実施されるか否かを制御する。任意のバイパス・変数がコマンドのアクティブ状態に設定された場合、ステップ103はBYPASS ON−LINEフラグ104を立てる。ステップ105はタイムアウト・フラグ106及びタイムアウト間隔レジスタ107を制御するためのTIMEOUTが存在するか否かを確認する。タイムアウトが存在する場合には、ステップ105はTIMEOUTフラグ106を立てるステップ110に制御を転じる。ステップ111は、コマンドに含まれた間隔を保存する。図5のプロセスがこれらのフラグを立てると、本発明の一部を成すものではないが、ステップ112が、当業者周知の他のパラメータに対応するその他のフラグを立てる。
【0033】
前述したように、単一の分離コマンドは一つ或いはそれ以上のBCVデバイスを特定できる。ステップ113は、ゼロではないアドレスに対してテストを行うことにより、そのグループの各BCVデバイスにUCB(ユニット・コントロール・ブロック)が存在するか否かを確認する。この動作が完了すると、制御はステップ114に移る。ステップ114は、処理中の分離コマンドで特定された各BCVデバイスに対してREQBデータ構造を完成させる。すなわち、分離コマンドが単一のBCVデバイスを特定した場合、一つのREQBデータ構造が完成されることになる。3つのBCVデバイスが順々に列挙された場合、ステップ114は、REQBデータ構造に対しデータを複製し、特定されたBCVデバイスのそれぞれに一つのREQBデータ構造を確保する。各REQBデータ構造は、BCV DEVICE IDフィールド115にあって、それが対応するBCVデバイスの特定を含む。このプロセスが完了すると、制御は図4のステップ92に戻り、BCVREG#レジスタ81を歩進させる。
【0034】
要するに、TFINIT初期化手順51は、BCVデバイスごとに、図2のバッファ52に多数のREQBデータ構造を設定する。各REQBデータ構造は動作の種類、制御されているBCVデバイス及びその他の関連情報を特定する。ここでの説明の目的のために、INSTANT SPLITフラグ96、CONSISTENT SPLITフラグ101、BYPASS−ONフラグ104及びTIMEOUTフラグ106及びTIMEOUT間隔107が、このような各REQBデータ構造に含まれる。ここで明らかになるように、この動作は、APPL−1アプリケーション30及びDASD−1記憶コントローラ21、特に標準デバイス40、41及び42間でのいかなる対話とも平行して行われる。このため、アドレス空間33のTFアプリケーション動作中の変更は、BCVデバイス43、44及び45の結合及び分離をトランスペアレントに行う。
【0035】
図1のアドレス空間32のTFアプリケーションがステップ64で分離コマンドをデコードすると、ステップ65は様々な要求に関する情報を入手するPROCESS SPLIT REQUEST手順を命じ、その要求に対し適切な分離コマンドを発生する。この手順は初期化手順を実行し様々なパラメータをテストする図6のステップ120で始まる。さらに、ステップ120のテストは、オペレーティング・システム・ロックが存在するか否かを知らせる。それはさらに、その要求に対してUCBアドレス及びCCW(Channel Control Word)アドレスを設定し、様々な他の要求パラメータを設定する。こうした手順は全て技術的に周知のものである。
【0036】
分析中のREQBデータ構造に対してINSTANT SPLITフラグ96が立てられた場合、ステップ121はINSTANT SPLIT手順を命じるステップ122に制御を移す。INSTANT SPLIT手順は、図2のシーケンス番号エントリ123によって設定されたのと同じシーケンス番号を有するバッファ51に他のREQBデータ構造が存在するか否かを確認する。このことにより、同レベルにある複数のINSTANT SPLITSが手順を命じる一つのシステムで処理されることが確実になる。
【0037】
図7は、このINSTANT SPLIT手順122を詳細に図示している。その手順は、ステップ124が処理中のREQBデータ構造を抽出し、ステップ125でデフォルト値としてMULTIPLE INSTANT SPLITコマンドを持つコマンド・バッファを初期化すると開始する。
その後、ステップ126は、図2にあるNUM PAIRSレジスタ127を開始する。通常、レジスタ127はゼロ値にセットされる。ステップ126は又、DASD装置の特定を保存する。ステップ130は、分析中のREQBデータ構造に関連するCONSISTENT SPLITフラグ101を調べる。そのフラグ101が立てられていた場合、ステップ131はMULTIPLE CONSISTENT SPLITフラグを立てる。
【0038】
ステップ133は図2のTIMEOUT VALUEレジスタ107の値とデフォルトTIMEOUTを比較する。通常、ステップ133はその後、2つの間隔のうち短い方を選択し、TIMEOUT間隔を設定する。
【0039】
REQBデータ構造がCONSISTENT SPLIT動作以外を規定する場合、制御はステップ130からステップ134に移行する。制御は又、ステップ133からステップ134に進み、INSTANT DONEフラグ135を立てる。ステップ136はNUM PAIRSレジスタ127の値を歩進させ、それにより、一つの標準BCVデバイスペアが存在することを示す。
【0040】
そこで、INSTANT SPLIT手順は、残りの全てのREQBデータ構造に着目し、バッファ52にある他の全てのREQBデータ構造が、一貫性ある分離に向け分析中のREQBデータ構造と同じグループになるべきか否かを確認する。ステップ137は、こうした次のREQBデータ構造を調べるループを開始する。初めに、ステップ140はこの次のREQBデータ構造のシーケンス番号が分析中のREQBデータ構造のシーケンス番号と同じ値を有しているか否かを確認するステップ141に制御を移す。有している場合、ステップ142は次のREQBデータ構造がINSTANT SPLITの構成要素を有しているか否かを確認する。有している場合、ステップ143は何かエラーが存在していないかを確認する。何もない場合、ステップ144は次のREQBデータ構造のINSTANT DONEフラグに目を向け、それが設定されているか否かを確認する。設定されていた場合、その特定のREQBデータ構造をさらに処理する必要はない。次のステップ145は、この次のREQBデータ構造にCONSISTENT SPLITフラグが立てられているか否かを確認する。ステップ146はその後、同様のディスク・アレイ記憶装置が含まれているか否かを確認する。
【0041】
140から146までのステップで示されている一連のテストが、次のREQBデータ構造は分析中のINSTANT SPLITと関係するINSTANT SPLITであり、それはまだ分離されていない状態にあり、さらに同じデジタル・アレイ記憶装置に対する一貫性ある分離動作に含まれることになっていることを示した場合、制御はステップ146から、標準デバイスと関連しているとしてBCVデバイスを有効であると確認するステップ147に移る。有効性の確認が行われたと仮定した場合、制御はこの次のREQBデータ構造の分析を行うためにステップ130に戻る。次のREQBデータ構造が同じDASD記憶コントローラからのものではない場合、ステップ148は使用中のバッファを閉じ、こうした他のDASD記憶コントローラと共に用いる新バッファを生成する。その後、制御をステップ147に移してBCVデバイスの有効性を確認し、ステップ130に戻ってREQBデータ構造の処理を続ける。
【0042】
バッファ51にある残りの全てのREQBデータ構造がこのループで調べられると、制御はステップ140から、さらなる分析を行うために元のREQBデータ構造を復旧させるステップ150に移る。ステップ151はその後、NUM PAIRSレジスタ127の値を調べる。前述したように、特例として、126は、NUM PAIRSレジスタ127をゼロに初期化し、元のREQBデータ構造の分析中にその値を「1」に歩進させる。REQBデータ構造のいずれかがステップ130から146のテストを通った場合、その値が歩進される。このように、NUM PAIRSレジスタ127のその値が1より大きい場合、制御は、デフォルトのMULTIPLE INSTANT SPLITコマンドを利用することになるステップ151に進む。その他の場合、制御は、デフォルトから従来の分離コマンドへとコマンドの変更を行うステップ152に移る。この動作後、INSTANT SPLIT手順及び制御は、何かのエラーがこのプロセス中に発生したかどうかを確認する図6のステップ153へと戻る。エラーが発生した場合、ステップ154はメッセージを生成する。
【0043】
瞬時分離手順が順調に完了したと仮定した場合、制御は、ステップ153からCONSISTENT SPLITフラグ101を再度テストするステップ155に渡る。CONSISTENT SPLITフラグが立てられており、かつ、図1のDASD−n記憶コントローラ等の別の記憶コントローラが関与している作業からの要求が待ち状態にないことをステップ156が確認した場合、ステップ157で図2のIOS LEVELフラグ158のテストを行うことにより、IOSレベルすなわちMVS機能が引き上げられているか否かを確認するためのテストがなされる。すでに引き上げられている場合、何の動作も起きない。そうでなければ、ステップ160がSET IOS LEVEL手順を命じる。その手順が順調に完了した場合、ステップ161は制御をステップ162に移す。何らかの理由により、REQBデータ構造が、CONSISTENT SPLIT用ではなく、待ち状態にもないか、或いは既にそのIOS LEVELフラグが立てられている場合、制御はIOS LEVELフラグを立てることなくステップ162に移る。
【0044】
図8はSET IOS LEVEL手順を詳細に示している。SET IOS LEVEL手順は、ステップ163にSTIMERを設定することにより開始する。STIMERはMVSオペレーティング・システムで利用可能なタイマー装置であり、ステップ163でタイムアウトを開始する。数値は図7のステップ133で求められた値から設定される。ステップ164は、第1REQBデータ構造を特定し、ステップ165でそのデータ構造を抽出する。ステップ166は、REQBデータ要求の中で抽出されたシーケンス番号がBCVSEQ#レジスタ57の中で定められたものと同一の分析中の数字であるか否かを確認する。違う場合、その後のステップをとる必要はなく、制御はステップ167に移り、ステップ170にある次の要求を特定する。
【0045】
シーケンス番号が正しい場合、ステップ166はステップ171へと移り、図2にあるCONSISTENT SPLITフラグ101と一致しているCONSISTENT SPLITフラグが、特定のREQBデータ構造に対して設定されているかどうかを確認する。設定されていない場合、制御はステップ167に移り、次の要求を得る。しかし、REQBデータ構造が、同一のシーケンス番号を持つCONSISTENT SPLIT動作に対するものである場合、ステップ172は対応する標準デバイスに対してIOSレベルを設定し、又、ステップ173はフラグを立て、そのREQBデータ構造に対してIOSレベルが設定されていることを知らせる。
全ての要求が完了した後、ステップ167は少なくとも一つのREQBデータ構造が設定されていることを示すIOS LEVELスイッチ175を設定するステップ174に移る。
【0046】
図6を再び参照するが、ステップ160のSET IOS LEVEL手順が完了し、REQBデータ構造がCONSISTENT SPLITを含む第1データ構造であるとき、それらのREQBデータ構造によって特定されたBCVデバイスと関連している各標準デバイスに対するIOSレベルが全て引き上げられる。そのため、どの標準デバイスとの対話も、一貫性ある分離動作に関与しているBCVデバイスとは全く関係がないものとなる。
【0047】
ステップ162は、様々なメッセージを準備し、現バッファを保存し、さらに、MVSオペレーティング・システムのSTARTIOユーティリティ等のユーティリティが、IOSレベルが引き上げられたものに対応している各BCVデバイスと共にINSTANT SPLIT動作を開始できるようになるために必要な変数を設定する。次に図6のステップ176は、すぐ後にINSTANT SPLITコマンドを統一グループにある各BCVデバイスに送るRUN STARTIO手順を命じる。その結果、統一グループにある全てのBCVデバイスはINSTANT SPLITコマンドを開始できるが、それらが対応している標準デバイスへのアクセスはブロックされる。RUN STARTIO手順は繰り返し動作を行う。各繰り返し中に、それは一つのバッファにある特定された全てのREQBデータ構造に対してINSTANT SPLITコマンドを生成する。図7のステップ146によって確認されたように複数の記憶コントローラがあるため一つ以上のバッファが存在する場合、RUN STARTIO手順が連続して繰り返されることにより、そうしたバッファのそれぞれに、特定されたREQBデータ構造に対するINSTANT SPLITコマンドが生成されることになる。これらの全てのINSTANT SPLITコマンドの転送が完了すると、ステップ177は何かのエラーが発生したか否かを確認する。エラーが発生した場合、ステップ178はメッセージを用意する。
【0048】
エラーが何も起きなかった場合、制御はステップ176からステップ180に進んで全BCVデバイスのステータスを取得するための問い合わせを出し、ステップ181で各BCVデバイスの状態をチェックする。ステップ180及び181は実質的に、いずれかの統一グループにあるいずれかのBCVデバイスが、依然として、アプリケーションがSTARTIOコマンドを発生した時間からアドレス指定されたBCVがコマンドの受信を確認するまで存在する移行状態にあるか否かを確認する。ステップ180及び181は全ての動作が完了するか、或いは、STIMER機能がタイムアウトするまで繰り返し動作する。ステップ182及び183は、CONSISTENT SPLITフラグが立てられているか、及びIOSレベルが、IOSレベル・スイッチ175が示す通りに上昇しているかを確認する。両条件が存在する場合、ステップ182及び183は、制御を、図9にさらに詳細に示されているRESET IOS LEVEL手順を命じるステップ184に移す。
【0049】
図9のステップ185はSTIMERがタイムアウトしたか否かを確認する。特にRUN STARTIO手順の動作が割り当て時間内に完了しない場合、タイムアウトが生じる。STIMERタイムアウトがMVSオペレーティング・システムで生じると、別のMVSユーティリティがそのイベントを見つけて適切な対応を開始する。しかしながら、STIMERがタイムアウトするしないにかかわらず、TFアプリケーションの中でさらなる対応が必要とされる。タイムアウトしない場合、制御はステップ185からステップ186に進み、タイマーをリセットする。いずれにしても、ステップ187はその後IOSレベルが設定されている要求の数を確認する。ステップ190はステップ191で選択された最初の要求を特定する。ステップ192、193、194及び195はその後、様々な特性をテストし、ステップ196のIOS LEVEL RESETコマンドを発生するかどうかの決定を行う。特にCONSISTENT SPLITフラグ101が立てられ、IOS LEVELフラグ158が立てられ、シーケンス番号が図4のステップ133で説明されているシーケンス番号と一致し、さらにUCBアドレスがゼロではない場合、ステップ196はIOS LEVEL RESETコマンドを発生し、対応するIOS LEVELフラグをクリアするが、そうでなければIOSレベル・フラグは変更されない。このことが順調に行われなかった場合、ステップ197は制御を適切なエラーメッセージを準備するステップ200に移す。その後、ステップ201はその他のREQBデータ構造が見直しを必要とするか否かを確認する。
【0050】
リセット・コマンドが順調に完了した場合、ステップ197は制御を直接ステプ201に移す。REQBデータが他にも存在する場合には、ステップ202は次のREQBデータ構造を特定し、制御を192に戻す。ステップ191から202までを含むループが全てのREQBデータ構造を調べ終えると、ステップ201は制御をステップ203に移し、広域IOS LEVELスイッチ175をリセットする。その後、システムは図6に戻り、ステップ204は様々な手順を完了し、サブルーチンを終わらせる。制御はその後、図3のステップ67に進み、何かのエラーが発生したかどうかを確認し、次のコマンドの分析を開始する。前述したように、全ての要求が完了すると、次のシーケンス番号が選択され、そのプロセスがそのシーケンス番号をもつ各要求に対して繰り返される。全ての連続動作が完了すると、そのプロセスは完了し、ハウスキーピングが行われ、TFアプリケーションは完了する。
【0051】
本発明は、特定のコマンド或いは一連のコマンドに呼応して、一貫性を保ちながら、複数の関連するBCVデバイスを標準デバイスから分離する様々なハードウェア及びソフトウェア・モジュールに関して、図1から図9において開示された。明らかなように、これらの機能の実行に要する時間は、詳細には図6のステップ160でIOSレベルが引き上げられてからステップ184でリセットされるまでの時間は、数秒の状態であろう。この特定の実施形態においては、前述どおり15秒のデフォルト値が用いられているが、ユーザーは、さらに短い時間を認識することもあり得る。何百というBCVデバイスの分離にかかるこの程度の時間は許容範囲である。
【0052】
得られる利点は、データに一貫性があることである。その結果、標準デバイスの動作に問題が生じた場合、一貫性ある分離後にBCVデバイスによりバックアップされたデータの修復は、そのデータが一貫していると想定できるため、非常に容易である。このことで、どのようなエラーでもすぐに発見できることが確実となる。例えば、従属データ転送に関して、最初のログ・エントリ後、即ちデータの転送後、第2ログ・エントリが成される前に分離が起きたとしても、ログを監視する診断プログラムは第2ログ・エントリが存在しないことを容易に確認でき、その後そのログと関連するデータを自動的に復元するか、或いはそのログを完成させることができる。複数のBCVデバイスにおいてこの一貫性あるデータバックアップをもつことの結果として、修復及びその他のプロセスに対するその他の実行が、一般的な当業者にとっても明白であると思われる。
【0053】
本発明は、特定の第3者オペレーティング・システムと関連するか、或いは、共に動作する本発明の譲受人から提供されているディスク・アレイ記憶装置用のTFアプリケーションについての特定の実施形態に関して開示されている。しかしながら、その他の手順が、図3から9が示す特定の機能を実行するために使用されることもあり得ること、及びその他の構造が図2にあるこうした特定のデータ構造及びレジスタの代わりに用いられ得ることは明白であろう。このようなシステムが別のオペレーティング・システムと共に用いられるとすれば、さらに別の変更が用いられる可能性もある。
【0054】
本発明は、幾つかの実施形態を参照に開示されている。本発明から逸脱することなく、開示されている機器に対して多くの変更が成され得ることは明らかである。そのため、本発明の真意及び範囲の中で行われる限りにおいて、こうしたあらゆる変更及び修正を含むことが特許請求の範囲の意図するところである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施に合わせて変更を加えた処理システムのブロック図である。
【図2】 本発明を実施するアプリケーションに関するいくつかの特徴を表すブロック図である。
【図3】 図1に示すTFアプリケーションの動作の基本工程系統図である。
【図4】 図3に示すTFINIT初期化手順のフロー図である。
【図5】 図4に示すPROCESS SPLIT COMMAND動作のフロー図である。
【図6】 図3が示すPROCESS SPLIT REQUEST手順のフロー図である。
【図7】 図6に示すINSTANT SPLIT手順のフロー図である。
【図8】 図6が示すSET IOS LEVEL手順のフロー図である。
【図9】 図6に示すRESET IOS LEVEL手順のフロー図である。

Claims (6)

  1. ホストと、少なくとも一つのディスク・アレイ記憶装置とを含み、前記ディスク・アレイ記憶装置が、第1アプリケーションと相互作用する複数の第1論理デバイスと前記第1論理デバイスの各々に対応する第2論理デバイスとを含み、前記第2論理デバイスは、第1モードにおいて、対応する第1論理デバイスのためのミラーとして機能することができ、第2モードにおいて、第2アプリケーションと相互作用できるようになデータ処理システムにおいて、
    A)前記複数の特定された第2論理デバイスのグループ整合性のある態様で前記第1モードから前記第2モードにシフトするコマンドを発生し、
    B)前記コマンドで特定された前記第2論理デバイスのグループの各々のための要求データ構造を生成し、
    C)前記第1アプリケーションと、前記グループ内の第2論理デバイスに対応する前記第1論理デバイス全てとの間の全ての相互作用を不能にし、
    D)前記不能化の後で、前記グループ内の第2論理デバイスの全てについて前記第2モードへのシフトを開始し、
    E)前記シフトの完了に基づいて、前記第1アプリケーションと、前記グループ内の第2論理デバイスに対応する前記第1論理デバイス全てとの間での相互作用の再開を可能にし、
    F)前記第2モードへの前記シフトが完了し、その結果前記グループ内の特定された各第2論理デバイスデータが整合性のとれていることを示すホストへの答を生成する段階を含み、これにより、前記第1アプリケーションと前記第1論理デバイス内のデータとの相互作用と同時に、前記第2アプリケーションが前記特定された第2論理デバイス内のデータと相互作用することができるようになることを特徴とする方法。
  2. 前記ディスク・アレイ記憶装置がバッファを含み、書き込み動作がホストから前記バッファへの書き込み保留エントリとしての第1転送及び前記書き込み保留エントリの論理デバイスへの第2転送を含み、第2論理デバイスの前記第2モードへの前記シフト動作が、前記第2論理デバイスをそれが対応する第1論理デバイスから切り離し、前記第2論理デバイスを前記第2アプリケーションに接続し、前記バッファの書き込み保留エントリの転送を管理することを含み、特定された前記第2論理デバイスのシフトの前記開始が前記切り離し及び接続のステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1アプリケーションと前記第1論理デバイスとの間における相互作用を可能にした後で、書き込み保留エントリ転送の前記管理が行われることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. ホストと、少なくとも一つのディスク・アレイ記憶装置とを含み、前記ディスク・アレイ記憶装置が、第1アプリケーションと相互作用する複数の第1論理デバイスと前記第1論理デバイスの各々に対応する第2論理デバイスとを含み、前記第2論理デバイスが、第1モードにおいて対応する第1論理デバイスのためのミラーとして機能することができ、第2モードにおいて第2アプリケーションと相互作用することができ、前記ホストが、該ホストからコマンドを発生して複数の特定され定義された第2論理デバイスのグループを前記第1モードから前記第2モードにシフトするための手段を含むように構成されたデータ処理システムにおける制御システムであって、
    A)前記コマンドの受信に応答し、前記コマンドで特定されたグループ内の第2論理デバイスの各々のための要求データ構造を生成するする要求生成手段と、
    B)前記要求生成手段に応答し、前記第1アプリケーションと、前記特定されたグループ内の第2論理デバイスに対応する第1論理デバイスとの間の全ての相互作用を不能にするための相互作用制御手段と、
    C)前記相互作用制御手段が相互作用を不能にした後、前記特定されたグループ内の第2論理デバイスの全てを前記第2モードにシフトするコマンドを生成するコマンド生成手段と、
    を含み、
    前記相互作用制御手段は、前記第1アプリケーションと、前記特定されたグループ内の第2論理デバイスに対応する第1論理デバイスとの間での相互作用の再開を可能にすることによって、前記コマンド生成手段の動作の完了に応答するようになっており、
    D)前記第2モードへの前記グループ内の第2論理デバイス全てのシフトが完了し、前記グループ内の第2論理デバイスのデータが整合性のとれていることを示すホストへの答を生成する手段を備え、これにより、前記第1アプリケーションと、前記特定された第2論理デバイスに対応する前記第1論理デバイス全てのデータとの相互作用と同時に、前記第2アプリケーションが前記グループ内の特定された第2論理デバイス全てのデータと相互作用することができるようになる、ことを特徴とする制御システム。
  5. 前記ディスク・アレイ記憶装置がバッファを含み、書き込み動作がホストから前記バッファへの書き込み保留エントリとしての第1転送及び前記書き込み保留エントリの論理デバイスへの第2転送を含み、第2論理デバイスの前記第2モードへの前記シフト動作が、前記第2論理デバイスをそれが対応する第1論理デバイスから切り離し、前記第2論理デバイスを前記第2アプリケーションに接続し、前記バッファの書き込み保留エントリの転送を管理するものであり、前記相互作用制御手段は、特定された全ての前記第2論理デバイスの切り離し及び接続の後に前記第1アプリケーションと対応する第1論理デバイスとの間での相互作用の再開を可能にすることを特徴とする請求項4に記載のシステム
  6. 特定された前記第2論理デバイスの各々は、前記相互作用制御手段が前記第1アプリケーションと前記第1論理デバイスとの間の相互作用の再開を可能にした後で書き込み保留エントリ転送を管理する手段を含むことを特徴とする請求項5に記載のシステム
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