JP3729732B2 - 排尿計測装置 - Google Patents

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【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、被検者の排尿を計測する装置、特に排尿障害者や入院患者の排尿の排尿時間、排尿重量、平均尿流率等を計測する排尿計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
入院時における尿管理は、従来病院のトイレ内に、2リットル程度の容器が患者ごとに置かれ、患者が排泄した尿を紙コップ等で採集し、前記容器に移し替えて蓄尿し、その後看護婦等が容器の目盛を読み取ることで毎日の尿量等を計測することが行われていた。
また排尿を自動的に測定するものとして、排尿を溜める容器と、排尿量解析装置とが一体構成された装置が病院等に設置され、自動的に排尿量等を測定する技術が提案されている(特開平5−107246)。
更に排尿容器近傍に録音マイクを取り付け、排尿時の音をテープレコーダーに記録して時間を測定する一方、排尿量はコップで計量し、1回の全排尿量を前記測定時間で割ることにより平均尿流率を計測する技術等も提案されている(平成10年11月第50回日本し尿器科学会西日本総会 東京共済病院し尿器科 木村明 氏による)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
日々の排尿をトイレ内に置かれた容器に蓄積する技術では、蓄尿による臭いが発生するほか、衛生面でも好ましいものではなかった。また排尿を採集する容器と解析装置が一体になっている排尿自動解析装置については、患者の通院診断時に医師または看護婦が排尿解析装置に向かって排尿するように促しても患者が尿意を催さなかったり、患者に精神的な重圧感がかかり、自然な状態での排尿計測が難しかった。更にこれら排尿自動解析装置を家庭に設置するには大型で、高価であった。更に排尿容器に録音マイクを取り付けて平均尿流率を検出するものは、操作が煩雑であった。
【0004】
本発明は、上記従来技術の課題を解決するために、衛生的で且つ、患者に精神的負担のかからない、更には排尿毎に排尿量と排尿時間とから平均尿流率を演算できる排尿計測装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、排尿を蓄積する排尿容器と、排尿を検出するセンサーと、排尿時間を計時する計時手段と、前記計時手段により計時されたデータを送信する送信手段とを備えた排尿蓄積部と、 前記排尿蓄積部の送信手段からのデータを受信する受信手段と、前記排尿蓄積部の排尿重量を測定する重量測定手段と、演算手段と、表示部分とを備え、前記排尿蓄積部を着脱自在とする計測部とを有し、 前記排尿蓄積部は、排尿時に前記計測部と別体で排尿を蓄積し、前記計測部は、前記排尿蓄積部をセットしたときに、前記演算手段が前記排尿重量と前記排尿時間とから平均尿流率を求める排尿計測装置を提供する。
【0006】
前記排尿容器は柔軟性材料から構成される使い捨て容器からなり、前記排尿蓄積部に対して脱着自在に構成したことを特徴とする。
【0007】
前記排尿蓄積部には被検者が前記排尿蓄積部を持つための取っ手を設け、この取っ手に排尿測定のための起動スイッチと、排尿の状態を示す表示部を設けたことを特徴とする。
【0008】
前記排尿検出センサーは、前記排尿容器の底部付近の排尿を検出する位置に、複数設けたことを特徴とする。
【0009】
前記排尿蓄積部の上部には、前記排尿容器を固定する部材を設けたことを特徴とする。
【0011】
前記排尿蓄積部を前記計測部に載置することにより、前記受信手段が前記送信手段からのデータを受信し、前記重量測定手段が排尿重量を測定し、前記演算手段が前記排尿時間と前記排尿重量とから平均尿流率を演算し、前記表示部に表示することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の排尿計測装置1の排尿蓄積部2を計測部20に載置した一部破断した側面図であり、図2は排尿蓄積部2の平面図、図3は計測部20の斜視図である。図1及び図2に示す排尿蓄積部2は、円筒形の上部支持体3と、円筒形の下部支持体4と、上部支持体3と下部支持体4とを接続する支持片5とが一体に形成される。この排尿蓄積部2には、円筒形の上部支持体3の中空上部より挿入または取り出しできる排尿容器6が設けられる。この排尿容器6は透明な柔軟性材料、たとえばポリエチレン等の透明な使い捨てできる市販の容器である。上部支持体3の上面部には、両側面から指先が入る程度の凹部7、8が設けられると共に、この凹部7、8の両端には排尿容器6の上端部を固定する突起部材9が個形成され、排尿容器6を装着した時に排尿容器6を固定するようになっている。また、この凹部7、8と直角方向の上部支持体3には、取っ手10が一体に形成されている。
【0013】
この取っ手10の上面には、排尿測定起動スイッチSW1と、排尿の状態を表示するLEDからなる表示素子11とを設ける。なお、前記排尿測定起動スイッチSW1は、押しボタン式のスイッチであり、被験者が取っ手10を持ったときに親指の腹の部分が接する位置ある。
【0014】
上記下部支持体4の外周側には、取っ手10と直角方向に2箇所の目印線12を設ける。また、下部支持体4の円筒形内側には、2つの排尿センサー13、14を設ける。
この排尿センサー13、14は、赤外線の発光ダイオードからなる発光部13a、14aと受光部13b、14bがそれぞれ対になり、排尿容器6をまたいで設けられるとともに、2つの排尿センサー13、14が直交して設けられ、排尿容器6に尿が入ったときに赤外線の屈折による電圧変化を検出する。
この排尿センサー13、14を直交して2箇所設けたのは、排尿容器6が多少傾いても、排尿時にどちらかの排尿センサーが働くようになっている。この場合の排尿センサーは液体状の尿を検出できるものであれば可視光、電気容量、電磁誘導、超音波、圧力、温度、匂い等々如何なる形式のものでもよい。また下部支持体4の底面にはデータ送信手段である
発光体15が設けられ、発光体15は前記排尿センサー同様の赤外線発光ダイオードからなる。
【0015】
図3は計測部20の外観の概略を示す斜視図である。この計測部20は、略直方体からなる筐体21と、前記排尿蓄積部2の下部支持体4を着脱自在に固定する固定枠22を設けた計測台23からなり、計測台23の下部の筐体21内に公知の秤機構を設けている。固定枠22の内側の計測台23には、排尿蓄積部2の時間データ受信のための受光孔23aと、この受光孔23aの下部に赤外線受光素子24とが設けられている。また、固定枠22の外周側には一対の目印線25が設けられ、目印線25を前記排尿蓄積部2の下部支持体4の目印線12と合わせることにより、排尿蓄積部2の発光体15と計測部20の受光素子24が対面するようになっている。更に、固定枠22の内側の計測台23にセットスイッチSW2を設け、前記排尿蓄積部2が固定枠22に載置セットしたときに排尿蓄積部2の下部支持体4の底面によりセットスイッチSW2がONされように構成されている。
【0016】
図4は図3の正面手前側に設けられた操作部分30と表示部31の詳細を示す正面図である。この操作部分30には計測部20の電源のON/OFFスイッチSW3と、表示モードを切り替える切り替スイッチSW4と、最新の測定データを表示する現在スイッチSW5と、過去のデータを表示する過去スイッチSW6とが設けられている。また、表示部31には、液晶等からなる表示素子32が設けられ、この表示素子32の右側には尿量、尿流率、排尿時間の文字が記載され、同じく左側には、本日、昨日、一昨日の文字が記載されている。
【0017】
図5は、排尿蓄積部2の制御回路構成の概略を示すブロック図である。この制御回路は前記下部支持体4の底部に収められ、マイクロコンピュータを備えた制御器40に、タイマー41、電源42、排尿測定起動スイッチSW1、排尿センサー13、14を備えた排尿センサー部43、表示素子11、データ送信する発光体15とが接続されている。
【0018】
図6は計測部20内部の制御回路構成の概略を示したブロック図で、マイクロコンピュータを備えた制御器50に、重量センサー51と、受光素子24を含むデータ受信部52と、メモリ53と、時刻データを作成する時計54と、ON/OFFスイッチSW3等を含むキー入力部55と、表示素子32と、電源56とを接続する。
【0019】
次に、図7のフローチャートと図1及び図2に基づき、排尿時の排尿蓄積部2の操作を説明する。
まず、排尿容器6の鍔部を親指と人差し指で摘み、上部支持体3の円筒形の中空上部より差込み排尿容器6の底面を下部支持体4に当たるように挿入する。そして排尿容器6の鍔部が上部支持体3に位置した時(このとき親指と、人指し指は上部支持体3の凹部7、8に位置している)に前記親指と人差し指で多少排尿容器6を力強く摘み、排尿容器6の鍔部を楕円形状にし、四箇所に有する突起部材9を逃げ、そのまま押し込み、この突起部材9の下部に排尿容器6の鍔部を位置せしめ親指と人差し指を離し突起部材9に引っ掛けて固定する。
【0020】
次に、取っ手10を握り持ち、親指で排尿測定起動スイッチSW1を押すと、電源42より図5の制御回路全体に電気が供給される(ステップS1)。この電源オンによりステップS2で制御器40内部のデータ等が初期化されるとともに、ステップS3で電源をオフするオートパワーオフタイマーをスタートさせ、ステップS4に進み、表示素子11が排尿測定の準備ができたことを知らせるために点滅表示してステップ5に進む。
【0021】
その後に取っ手10を持ったまま前記排尿容器6に排尿することにより、2対の排尿センサー13、14が液体である尿が赤外線を屈折することにより排尿を感知する。この感知によりステップ5でYesと判断されステップS6に進み、ステップS5でNoと判断されると、ステップS7に進み、オートパワーオフタイマーがタイムアウトしたか否かを判断する。タイムアウトしていなければ、Noと判断され、ステップS5に戻る。タイムアウトしたと判断されると、ステップS7でYesと判断されてステップS8で電源をオフする。
【0022】
排尿センサー13、14で排尿が感知され、ステップS6に進むと、表示素子6を点滅から常時点灯にし、ステップS9で排尿時間の計時を開始し、ステップS10で排尿が終了したときに被験者がオンする排尿測定起動スイッチSW1の状態を判断する。オンされなければ排尿が継続しているとしてNoと判断し、計時を継続する。排尿が終了して被験者が排尿測定起動スイッチSW1オンすると、ステップS10でYesと判断されステップS11に進む。ステップS11では表示素子6を常時点灯から点滅に切り替え、ステップS12で排尿時間の演算処理を行う。その後ステップS13にて発光体15より排尿時間データを発信するとともに、発信時間を制限するタイマーをスタートする。このタイマーは、排尿後に排尿蓄積部2を計測部20にセットする間、データ発信を継続させるものであるので、少なくとも約3分程度の時間が必要である。そしてこのタイマーがタイムアウトすると、ステップS14にてYesと判断され、ステップS15にて電源をオフする。
【0023】
なお、このフローチャートでは被験者が排尿後の処理に手間取って、ステップS14、S15で一度電源がオフするとデータの発信ができない処理になっているが、取っ手10等に別のスイッチを設けて再度のデータ発信ができるようにすることができる。
【0024】
次に図8のフローチャートを用いて、排尿した尿量(重量)等を計測する手順とその結果のデータ表示とを説明する。まず、計測部20に設けたON/OFFスイッチSW3を押し電源をオンする(ステップS20)。電源をオンすると、図6に記載された制御回路全体に電気が供給され、ステップS21で制御器50のマイクロコンピュータが初期設定される。そしてステップS22で時刻表示がなされる(通常は時刻表示)。なお時刻設定がなされてなく、現在時刻を表示できない場合には、公知の時刻設定の方法を用いて、このステップS22で設定する。
【0025】
次に前記排尿蓄積した排尿蓄積部2を計測部20の計測台23に設けた固定枠22に嵌め込で固定する。このとき取っ手10が計測部20の図3における奥側(表示部の反対側)に向くようにして、排尿蓄積部2の下部支持体4に設けた目印線12を固定枠22の目印線25に合わせて載せセットする(図1)。
上記のように計測部20に排尿蓄積部2を固定してセットすると、下部支持体4に設けた発光体15が計測部20の受光素子24の上部に配置(図1)されると共に、下部支持体4の底部がセットスイッチSW2を押し、セットスイッチSW2がオンされる。
【0026】
ステップS23ではこのセットスイッチSW2のオンの立ち上がりを判断するもので、Yesと判断されるとステップS24に進み、受光素子24がデータの受信を開始する。この受信は安定したデータ受信が行えるようにステップS25に示すように一定時間受信を続ける。ステップS25で一定時間が経過すると、Yesと判断され、ステップS26に進み、受信データを確認する。このステップS26では、受信データが正しいフォーマットで受信しているか否かを確認するもので、ステップS27にて判断する。ステップS27で正常でないと判断されると、NoとなりステップS28に進み、表示素子32にエラーの表示を一定時間行う。ステップS29では、一定時間のエラー表示を判断するもので、タイマーがタイムアウトすると、Yesと判断されてステップS22に戻り時刻表示を行う。
【0027】
ステップS27にて受信データが正常であれば、Yesと判断されてステップS30に進み、排尿蓄積部2の重量を引いた排尿重量を測定するとともに、排尿時間と排尿重量とから平均尿流率を演算し、ステップS31で排尿日、排尿時刻、排尿日における排尿の回数、排尿重量、平均尿流率、排尿時間をメモリ53に記憶する。そしてステップS32で受信及び測定したデータに基き図9で示すように本日の横の表示素子32にひし形のマークと、最新データのその日の排尿回数の3と、排尿時刻10:30とを表示し、ステップS33で制御器50のマイクロコンピュータ内部のモードカウンタをステップS21で0にリセットされているものに1を加算し、ステップS23に戻る。
【0028】
この表示は、被験者がどのスイッチも押さない場合ステップS23からステップS40、ステップS60、ステップS63を通り、この表示を継続するが制御器50の内部タイマーにて一定時間、たとえば30秒後に現在時刻表示のみに切り替わるように構成されている。
【0029】
この表示の状態でモードスイッチSW4を押すと、ステップS40でYesと判断されステップS41に進む。このステップS41では、モードカウンタに1を加算するのでモードカウンタは2になり、ステップS42でNoと判断され、ステップS43に進み、ステップS44で図10に示すように本日の排尿回数が3回目で、尿量が180mlを表示する。さらにモードスイッチSW4を押すと、ステップS40からステップS41でカウンタがカウントアップされてモードカウンタは3となり、ステップS42、S43に進み、S45でYesと判断されステップS46にて図11に示すように3.0ml/secの平均尿流率を表示する。さらにモードスイッチSW4を押すと、ステップS40からステップS41でカウントアップされてモードカウンタは4となり、ステップS47でYesと判断されて、ステップS48にて図12に示す排尿時間の表示となる。この表示でモードスイッチSW4を押すと、ステップS41でカウントアップしてモードカウンタが5となりステップS47でNoと判断され、ステップS49でモードカウンタを0に戻し、ステップS22に戻ることで図13に示すように現在時刻の表示に戻る。ここで更にモードスイッチSW4をオンすると、ステップS40、S41、S42、S50と進んで、再び本日の排尿回数と最新の排尿時刻の表示になる。
【0030】
次に操作部分30の現在スイッチSW5を押すと、ステップS60でYesと判断され、ステップS61にて制御器50のマイクロコンピュータ内の回数カウンタを0にし、メモリ53より最新データを読み出す。その後ステップS41に進み、上記の説明のように最新の測定データを表示する。
【0031】
ここで過去スイッチSW6をオンすると、ステップS60からステップS63に進み、Yesと判断されステップS64で回数カウンタを1加算して、ステップS65で最新のデータより1つ前のデータをメモリ53より読み出しステップS41に進む。ステップS41に進むと、現在スイッチSW5をオンしたときと同様に読み出したデータに基づきステップS42、S50で図14に示すように最新データの一つ前のその日の排尿回数と排尿時刻の表示を行う。この表示でモードスイッチSW4を押すと、現在スイッチSW5を押したときと同様に、ステップS40からステップS50にて順次尿量、平均尿流率、排尿時間の表示を行うことができる。
【0032】
さらに、過去スイッチSW6を押すとステップS64、S65に進み、最新データより2つ前のデータを読み出して、ステップS41に進み同様に排尿回数・時刻、尿量、平均尿流率、排尿時間を表示する。なお、過去スイッチSW6を繰り返し押すことで読み出したデータの排尿日が昨日、または一昨日の場合には、表示素子32の左側のひし形のマークが昨日、一昨日の位置に移動する。
【0033】
ここで現在スイッチSW5を押すと、ステップS60でYesと判断されステップS61で回数カウンタを0にして、ステップS62にて最新データを読み出し、ステップS41に進みすでに説明したと同様に最新データの表示を行う。
【0034】
なお、ステップS27で受信データが正常でないときには時刻表示になるが、この場合には排尿蓄積部2を計測部20から取り外し、再度セットすることにより受信データの取り込みができる。
【0035】
計測が終了後は、排尿容器6の鍔部を上部支持体3の凹部7、8より親指と人差し指で掴み、排尿容器6のみ引き上げ取りはずし、尿を捨てると共に、排尿容器6を捨てる。これにより蓄尿によるにおいの問題もなく、衛生面でも好ましい。
【0036】
なお、2回目以降の計測は前記1回目の計測同様に図7のフローチャート及び図8のステップS23からステップS31の手順に従って行えば、計測部20のメモリ53に順次測定回数ごとに前記データ(排尿日、測定時刻、測定日における回数、尿量、平均尿流率、排尿時間)を記憶する。日が替わる(明日)とその日を本日として1回目、2回目、と順次測定し更新記憶する。
【0037】
なお、この発明は上記発明の実施の形態に限定されるものではなく、前記データより一日の総排尿量、平均排尿量、平均尿流率、平均排尿時間等を演算したり、プリンターに接続して記録したり、パソコンにデータを配信してもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の排尿計測は、請求項1の排尿計測装置によれば、患者が排尿しやすく、衛生的に、排尿毎に排尿量と排尿時間とから平均尿流率が簡単に測定できる。
【0039】
請求項2の排尿計測装置によれば、排尿容器が柔軟性であるため排尿蓄積部に取り付けやすく、使い捨て容器のため安価で排尿後洗う必要がなく、衛生的である。
【0040】
請求項3の排尿計測装置によれば、排尿時に操作が簡単にでき、また表示素子が排尿の状態を表示するので、被験者が間違いなく測定できる。
【0041】
請求項4の排尿計測装置によれば、排尿蓄積部の底面に排尿センサーが直交するように受光部と発光部が複数設けてあるため、排尿時に排尿容器が傾いていてもどちらかの排尿センサーで感知するためより正確に排尿開始時間が感知できる。
【0042】
請求項5の排尿計測装置によれば、排尿蓄積部の上部支持体に固定部材を設けているので、前記排尿容器が排尿蓄積部に確実に固定され、正確な時間が計測できる。
【0043】
請求項6の排尿計測装置によれば、排尿した排尿蓄積部を計測部に載置することにより、計測結果を、測定ごとに排尿の重量、平均尿流率、排尿時間、計測回数を記憶でき、記憶したものを再度過去に戻って表示が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排尿計測装置の排尿蓄積部2を計測部20に載置した一部破断した測面図である。
【図2】排尿蓄積部2の平面図である。
【図3】計測部20の斜視図である。
【図4】計測部20の操作部分30と表示部31の詳細を示す正面図である。
【図5】排尿蓄積部2の制御回路構成のブロック図である。
【図6】計測部20の制御回路構成のブロック図である。
【図7】排尿蓄積部2のフローチャートである。
【図8】計測部20のフローチャートである。
【図9】最新測定時のその日の排尿回数と排尿時刻の表示例を示す図である。
【図10】最新測定時の回数と尿量の表示例を示す図である。
【図11】最新測定時の回数と平均尿流率の表示例を示す図である。
【図12】最新測定時の回数と排尿時間の表示例を示す図である。
【図13】時刻表示の表示例を示す図である。
【図14】最新測定の1つ前のその日の排尿回数と排尿時刻の表示例を示す図である。

Claims (6)

  1. 排尿を蓄積する排尿容器と、排尿を検出するセンサーと、排尿時間を計時する計時手段と、前記計時手段により計時されたデータを送信する送信手段とを備えた排尿蓄積部と、
    前記排尿蓄積部の送信手段からのデータを受信する受信手段と、前記排尿蓄積部の排尿重量を測定する重量測定手段と、演算手段と、表示部分とを備え、前記排尿蓄積部を着脱自在とする計測部とを有し、
    前記排尿蓄積部は、排尿時に前記計測部と別体で排尿を蓄積し、前記計測部は、前記排尿蓄積部をセットしたときに、前記演算手段が前記排尿重量と前記排尿時間とから平均尿流率を求めることを特徴とする排尿計測装置。
  2. 前記排尿容器は柔軟性材料から構成される使い捨て容器からなり、前記排尿蓄積部に対して脱着自在に構成したことを特徴とする請求項1記載の排尿計測装置。
  3. 前記排尿蓄積部には被験者が前記排尿蓄積部を持つための取っ手を設け、この取っ手に排尿測定のための起動スイッチと、排尿の状態を示す表示部を設けたことを特徴とする請求項第1項記載の排尿計測装置。
  4. 前記排尿検出センサーは、前記排尿容器の底部付近の排尿を検出する位置に、複数設けたことを特徴とする請求項第1項記載の排尿計測装置。
  5. 前記排尿蓄積部の上部には、前記排尿容器を固定する部材を設けたことを特徴とする請求項2又は4記載の排尿計測装置。
  6. 前記排尿蓄積部を前記計測部に載置することにより、前記受信手段が前記送信手段からのデータを受信し、前記重量測定手段が排尿重量を測定し、前記演算手段が前記排尿時間と前記排尿重量とから平均尿流率を演算し、前記表示部に表示することを特徴とする請求項第1項記載の排尿計測装置。
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