JP3728478B2 - 自在継手のヨーク - Google Patents
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- JP3728478B2 JP3728478B2 JP27546596A JP27546596A JP3728478B2 JP 3728478 B2 JP3728478 B2 JP 3728478B2 JP 27546596 A JP27546596 A JP 27546596A JP 27546596 A JP27546596 A JP 27546596A JP 3728478 B2 JP3728478 B2 JP 3728478B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自在継手のヨークに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、実公昭４８−９４６７号公報に示すような管体を用いた自在継手は公知である。
上記自在継手は、筒状軸の端部に対向する２個の円孔と、該円孔の夫々の両側に位置し、凹円弧状部を有する舌片を設け、この舌片を内側に折り曲げて舌片の円弧と前記円孔で対向する２個の軸受保持部を形成している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、左右の舌片を折曲して突き当て軸受孔を形成するため精度が出にくゝ、又径方向上下の軸受孔の中心が一致し難く、又舌片が本体に密着していなくて径方向に隙間があるため強度的に不安があるという問題点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点を解決することを目的とし、筒状軸の一端部にヨークを直接形成した自在継手のヨークに於て、筒状軸の先端対向部を周方向に一定巾かつ先端より軸方向に一定長切り取り、残った対向円弧部両側を夫々内側に折曲し、かつこの折曲部内周面を円弧部内周面に密着して平面視で円弧形状の軸支持部を形成し、この軸支持部に軸受孔を同軸に加工形成したことを特徴とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図示した一実施例に基づいて詳細に説明する。
図１はコラムＡＳＳＹ等に使用されるハンドルジョイントのヨークで、筒状軸１先端に一体成形された管体２の対向部を周方向に一定巾、先端より一定長切り取り（ 図２の斜線部分）、残った円弧部３，３両側４，４を夫々内側に折曲し、かつこの折曲部内周面４ａ，４ａを円弧部３，３の内周面３ａ，３ａに密着して軸支持部５，５を形成し、該軸支持部５，５に軸受孔６，６を同軸に切削加工により形成し、自在継手のヨークを形成している。上記軸受孔６，６には図示しない十字軸支持用の軸受が嵌合される。また、上記円弧部３，３の根元部７，７には折曲する両側４，４の周方向幅寸法の周方向切込み８，８が設けられ、円弧部３，３の両側４，４の折曲が可能とされている。
【０００６】
【発明の効果】
本発明によると、筒状軸の一端部に、平面視で円弧形状の軸支持部を形成し、この軸支持部に軸受孔を同軸に加工形成しているので、軸受孔の形成精度を向上し、材料費、重量をアップすることなくヨーク部分の強度をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例外観斜視図である。
【図２】成形時管体先端部を切り取った平断面図である。
【図３】図２の切り取り部両側を内方に曲げた平面図である。
【図４】図３の折曲部を完全に密着した平面図である。
【符号の説明】
１ 筒状軸
２ 管体
３ 切り取って残った円弧部
３ａ 円弧部内周面
４ 円弧部両側
４ａ 折曲部外周面
５ 軸支持部
６ 軸受孔
７ 円弧部３の根元部
８ 根元部周方向切込み
【発明の属する技術分野】
本発明は、自在継手のヨークに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、実公昭４８−９４６７号公報に示すような管体を用いた自在継手は公知である。
上記自在継手は、筒状軸の端部に対向する２個の円孔と、該円孔の夫々の両側に位置し、凹円弧状部を有する舌片を設け、この舌片を内側に折り曲げて舌片の円弧と前記円孔で対向する２個の軸受保持部を形成している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、左右の舌片を折曲して突き当て軸受孔を形成するため精度が出にくゝ、又径方向上下の軸受孔の中心が一致し難く、又舌片が本体に密着していなくて径方向に隙間があるため強度的に不安があるという問題点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点を解決することを目的とし、筒状軸の一端部にヨークを直接形成した自在継手のヨークに於て、筒状軸の先端対向部を周方向に一定巾かつ先端より軸方向に一定長切り取り、残った対向円弧部両側を夫々内側に折曲し、かつこの折曲部内周面を円弧部内周面に密着して平面視で円弧形状の軸支持部を形成し、この軸支持部に軸受孔を同軸に加工形成したことを特徴とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図示した一実施例に基づいて詳細に説明する。
図１はコラムＡＳＳＹ等に使用されるハンドルジョイントのヨークで、筒状軸１先端に一体成形された管体２の対向部を周方向に一定巾、先端より一定長切り取り（ 図２の斜線部分）、残った円弧部３，３両側４，４を夫々内側に折曲し、かつこの折曲部内周面４ａ，４ａを円弧部３，３の内周面３ａ，３ａに密着して軸支持部５，５を形成し、該軸支持部５，５に軸受孔６，６を同軸に切削加工により形成し、自在継手のヨークを形成している。上記軸受孔６，６には図示しない十字軸支持用の軸受が嵌合される。また、上記円弧部３，３の根元部７，７には折曲する両側４，４の周方向幅寸法の周方向切込み８，８が設けられ、円弧部３，３の両側４，４の折曲が可能とされている。
【０００６】
【発明の効果】
本発明によると、筒状軸の一端部に、平面視で円弧形状の軸支持部を形成し、この軸支持部に軸受孔を同軸に加工形成しているので、軸受孔の形成精度を向上し、材料費、重量をアップすることなくヨーク部分の強度をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例外観斜視図である。
【図２】成形時管体先端部を切り取った平断面図である。
【図３】図２の切り取り部両側を内方に曲げた平面図である。
【図４】図３の折曲部を完全に密着した平面図である。
【符号の説明】
１ 筒状軸
２ 管体
３ 切り取って残った円弧部
３ａ 円弧部内周面
４ 円弧部両側
４ａ 折曲部外周面
５ 軸支持部
６ 軸受孔
７ 円弧部３の根元部
８ 根元部周方向切込み
Claims (1)
- 筒状軸の一端部にヨークを直接形成した自在継手のヨークに於て、筒状軸の先端対向部を周方向に一定巾かつ先端より軸方向に一定長切り取り、残った対向円弧部両側を夫々内側に折曲し、かつこの折曲部内周面を円弧部内周面に密着して平面視で円弧形状の軸支持部を形成し、この軸支持部に軸受孔を同軸に加工形成したことを特徴とする自在継手のヨーク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27546596A JP3728478B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 自在継手のヨーク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27546596A JP3728478B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 自在継手のヨーク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10103367A JPH10103367A (ja) | 1998-04-21 |
| JP3728478B2 true JP3728478B2 (ja) | 2005-12-21 |
Family
ID=17555924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27546596A Expired - Fee Related JP3728478B2 (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 自在継手のヨーク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3728478B2 (ja) |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP27546596A patent/JP3728478B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10103367A (ja) | 1998-04-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050201 |
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