JP3728357B2 - Elevator weak driving device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車いす使用者、視力障害者等の弱者が使用するエレベーターの運転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、車いす使用者、視覚障害者等の弱者でも、単独で容易にエレベーターが利用できるように種々の配慮がされている。
すなわち、乗場には一般乗場ボタンの外に専用乗場ボタンが、かご内には一般行先ボタンの外に専用行先ボタンが設置される。そして、専用乗場ボタンが操作されると弱者乗場呼びが登録され、専用行先ボタンが操作されると弱者行先呼びが登録される。これらの弱者呼びが登録されると、かごが着床したとき戸の開閉速度を遅くしたり、戸の開放時間を長くしたりして、弱者の乗降が楽にできるような弱者運転が行われる。
【0003】
一方、エレベーターの運転中、緊急事態又は異常事態が発生すると、かごは最寄り階に停止して再起動を中止するか、又はあらかじめ定められた階に帰着して運転休止する。特開昭58−135071号公報には、弱者運転中、弱者行先呼び登録階(以下弱者行先階という)以外の階に停止後再起動不能となる状態が発生しても、上記のように弱者専用運転して、弱者の乗降を容易にすることが提案されている。
【0004】
この場合、停止後再起動不能となる状態が発生したときの対策は示されているが、かご走行中の異常事態については何も示されていない。この走行中の異常事態の対応については、通常次のように処理される。
【0005】
(1) 故障・・かごは階間に停止するが、停止後走行の続行可能かを確認し、確認されれば低速運転により最寄り階まで走行させる。
(2) 停電・・かごは階間に停止するが、復電後低速運転により最寄り階まで走行させる。
(3) 地震・・地震の規模にかかわらずかごは最寄り階に停止し、再起動不能とする。
(4) 火災・・かごの避難階へ直行させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエレベーターの弱者運転装置では、弱者運転中に各種異常事態が発生すると、かごを最寄り階又は避難階へ走行させるようにしているため、弱者は希望の行先階へ行くことができない、弱者が降車するのに不適当な階での降車を強いられる等の問題点がある。
【0007】
この発明は上記問題点を解消するためになされたもので、弱者運転中異常事態が発生したとき、弱者をその降車に適した階へ運ぶことができるようにしたエレベーターの弱者運転装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1発明に係るエレベーターの弱者運転装置は、異常発生時に救出階へ救出運転するエレベーターにおいて、弱者運転中に異常停止が発生すると救出階を変更し、この変更される救出階を、弱者が操作した行先ボタンが示す弱者行先階としたものである。
【0009】
また、第2発明に係るエレベーターの弱者運転装置は、異常発生時に救出階へ救出運転するエレベーターにおいて、弱者運転中に故障又は停電が発生してこれが復旧した後、かごの走行距離に制限のない場合には、弱者行先階を救出階として選択するようにしたものである。
【0010】
また、第3発明に係るエレベーターの弱者運転装置は、第2発明のものにおいて、弱者運転中地震が発生してこれが収束した後かごの走行可能な方向で、かつ弱者行先階及び弱者降車階の内走行距離の短い方を救出階として選択するようにしたものである。
【0011】
また、第4発明に係るエレベーターの弱者運転装置は、地震発生時に最寄り階に停止するエレベーターにおいて、弱者運転中に停止した最寄り階が弱者行先階又は弱者降車階であれば戸開し、上記両階のいずれでもなければかごの走行可能な方向で上記両階のいずれか近い階まで走行させて戸開するようにしたものである。
【0012】
また、第5発明に係るエレベーターの弱者運転装置は、第1〜第4発明のものにおいて、弱者救出運転中、弱者対応の案内事項を報知するようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図4はこの発明の第1〜第5発明の一実施の形態を示す図で、図1は全体構成図、図2はブロック線図、図3及び図4は動作フローチャートである。
【0014】
図1において、Aは身体障害者等の弱者が専用の行先ボタンを操作して行先階の呼びが登録されているかを検出する弱者運転検出手段、Bは上記登録された行先階を記憶する行先階記憶手段、Cは弱者運転しているかごが異常停止した原因を検出する異常停止検出手段で、異常停止していなければ平常運転継続手段Dで平常運転を継続し、再度弱者運転検出手段Aへ戻る。
【0015】
Eは異常停止検出手段Cで異常停止が検出されると、異常原因に対応した救出運転をする救出運転手段、Fは上記救出運転による救出階が弱者行先階記憶手段Bで記憶した弱者行先階と一致するかを調べ、一致しなければ救出運転手段Eに対して救出階を弱者行先階に変更する指令を出す弱者救出運転指令手段、Gは弱者が停止後に安全に降車できる階をあらかじめ設定する弱者降車階設定手段で、弱者救出運転指令手段Fは異常停止発生時に救出運転で弱者行先階まで走行不能な場合、又は弱者行先階よりも弱者降車階の方が近い場合、若しくは安全に救出できる場合には救出階を弱者降車階に変更する指令を出すこともできる。
【0016】
Hは弱者行先階及び弱者降車階のいずれの階に救出運転するかを選択する救出階選択手段、Iは救出運転を弱者の利用によって平常時と変更することに伴って、弱者に対応した内容を報知する弱者報知手段である。
【0017】
図2において、+はエレベーター制御用正電源、1a〜1nはそれぞれかご内に設けられた弱者(車いす使用者、視覚障害者等)用の1階〜n階の行先ボタン、2はかごが走行中閉成する走行リレー接点、3はかごが階床のレベル(戸開閉可能区間)に停止すると閉成するレベル停止検出リレー接点、4はエレベーターが故障すると閉成する故障検出リレー接点、5は動力電源が停電し、その後復電すると閉成する停電回復検出リレー接点である。
【0018】
6は地震が検出されると閉成する地震検出リレー接点(検出震度には高震度、低震度及び特低震度があるが、図では1個の接点で示してある)、7は火災が検出されると閉成する火災検出リレー接点、8は制御盤で、CPU9、ROM10、電気的消去可能なEROM11、RAM12、入力インタフェース13及び出力インタフェース14を有している。
【0019】
入力インタフェース13には1階〜n階の行先ボタン1a〜1n、走行リレー接点2、レベル停止検出リレー接点3、故障検出リレー接点4、停電回復検出リレー接点5、地震検出リレー接点6及び火災検出リレー接点7が接続されている。15はかごを運転する電動機(図示しない)を駆動する駆動装置、16は聴覚又は視覚報知(聴覚報知が望ましい)する報知器で、いずれも出力インタフェース14に接続されている。
【0020】
次に、この実施の形態の動作を図3及び図4によって説明する。なお、このフローチャートのプログラムはROM10に記憶されている。
ステップS1で行先ボタン1a〜1nの情報から弱者行先呼び(図では車いす行先呼びとして表記)があるかを判断し、弱者行先呼びがないと判断すると、ステップS2へ進んで健常者用の平常運転を継続する。弱者行先呼びがあればステップS3で車いす行先呼びをROM10に記憶する。これで、かごは弱者運転に移行する。
【0021】
ステップS4で故障検出リレー接点4及び走行リレー接点2の情報からかごが異常停止したかを判断する。異常停止していなければ、ステップS2へ進み弱者用の平常運転を継続する。異常停止していれば、ステップS5で故障検出リレー接点4の情報から、故障による停止かを判断する。故障による停止でなければ、ステップS6で停電回復検出リレー接点5の情報から、停電により停止し、その後復電したかを判断し、停電停止でなければ、図4のステップS21へ進む。
【0022】
ステップS5で故障による停止、又はステップS6で停電による停止後復電が判断されるとステップS7へ進み、レベル停止検出リレー接点3の情報から、かごが階床のレベルに停止しているかを判断する。階床のレベルに停止していない、すなわち階間に停止していれば、ステップS8へ進み、ステップS3で記憶した弱者行先階まで走行可能であるかを判断する。走行可能と判断するとステップS9へ進み、弱者行先階まで低速で走行する。そして、ステップS10で弱者行先階で弱者に対応した戸開閉サービスをする。例えば、着床誤差が小さくなってから戸開したり、戸開閉速度を遅くしたり、戸開放時間を長くしたりする。
【0023】
次に、ステップS8で弱者行先階まで走行不能であると判断するとステップS11へ進み、弱者の降車に対して配慮されている弱者降車階まで走行可能であるかを判断する。走行可能と判断するとステップS12へ進み、弱者降車階まで低速で走行する。そして、ステップS13でステップS10と同様に弱者に対応した戸開閉サービスをする。同時に、報知器16を通じて弱者行先階とは異なる階に停止したことを報知する。
【0024】
ステップS11で弱者降車階まで走行不能であると判断すると、ステップS14へ進み、最寄り階まで低速で走行する。そして、ステップS15でステップS13と同様に弱者に対応した戸開閉サービスをするとともに、弱者行先階とは異なる階に停止したことを報知する。
次に、ステップS7でかごが階床のレベルに停止していると判断すると、ステップS16で戸開をせず、ステップS17でその停止階は弱者行先階かを判断する。弱者行先階であればステップS10へ進む。
【0025】
ステップS17でその停止階が弱者行先階でないと判断するとステップS18へ進み、その停止階は弱者降車階かを判断する。弱者降車階であればステップS13へ進み、弱者降車階でなければステップS8へ進む。
【0026】
次に、ステップS6からステップS21へ進んだときは、ステップS21で地震検出リレー接点6の情報から、高震度地震感知器(以下高地震感知器という)が動作したかを判断する。高地震感知器が動作していればステップS22へ進み、報知器16を通じて異常発生による停止のため救出まで待つように報知する。ステップS21で高地震感知器は動作していないと判断するとステップS23へ進み、低震度地震感知器又は特低震度地震感知器が動作したかを判断し、動作していなければステップS22へ進み、動作していればステップS24へ進む。
【0027】
なお、ステップS4での異常停止は、地震の場合は最寄り階停止となるが、ステップS24では戸開せず、ステップS25で最寄り階は弱者行先階か弱者降車階のいすれかの階であるかを判断する。上記両階のいずれでもないと判断すると、ステップS26へ進み、運転可能な方向で弱者行先階又は弱者降車階の近い階まで低速で走行する。そして、ステップS27で弱者対応の案内事項を報知し、弱者対応の戸開閉サービスをするとともに、弱者降車階の場合には、弱者行先階と異なる階に停止したことを報知する。また、ステップS25で上記両階の一方であると判断するとステップS27へ飛ぶ。
【0028】
ここで、ステップS1は弱者運転検出手段Aを、ステップS3は弱者行先階記憶手段Bを、ステップS4は異常停止検出手段Cを、ステップS8,S11,S26は救出階選択手段Hを、ステップS7,S17,S18,S25は弱者救出運転指令手段Fを、ステップS9,S10,S12,S14は救出運転手段Eを、ステップS13,S15,S27は弱者報知手段Iを構成している。
【0029】
このようにして、弱者運転中異常停止が発生すると救出階を変更又は選択して弱者行先階又は弱者降車階に走行させるようにしている。救出階が一般の階床であると、降車時弱者に対する設備など降車条件が整っていない可能性があるが、弱者行先階にはその条件が整っていると推定できる。また、弱者降車階はあらかじめ弱者降車条件が整っている階を設定することができる。したがって、いずれの場合も弱者を降車に適した階に運ぶことが可能となる。
【0030】
また、弱者がその行先階以外の階に降車させられると、再度希望階に向かうための操作が必要となる。もし、弱者用のエレベーターが1台しかなく、救出後再起動不能であれば、その救出階からの移動が全く不可能になってしまう。そのため、可能な限り弱者行先階まで走行させて救出させるようにしている。また、例えば視覚障害者は、異常停止した場合の状況を理解できず、また行先階とは異なる階に運ばれてそれが理解できないときには非常に不安を覚える。そのため、弱者運転中異常停止し、これを救出運転したとき、弱者に理解できるように報知することで不安感を緩和している。
【0031】
実施の形態2.
図5はこの発明の他の実施の形態を示す図で、図4に相当する動作フローチャートである。なお、図1〜図3は実施の形態2にも共用する。
次に、この実施の形態の動作を説明する。
図3のステップS6で停電による停止ではないと判断すると、ステップS31へ進み、地震検出リレー接点6の情報から地震感知器が動作したかを判断する。
【0032】
地震による停止でなければステップS32へ進み、火災検出リレー接点7の情報から火災が発生し、かごを避難階まで回送して停止したかを判断する。火災発生によるものでないと判断するとステップS33で異常停止のため救出まで待つように報知する。火災発生による避難階での停止であれば、ステップS34へ進み、避難階で弱者に対応した戸開閉サービスをする。そして、ステップS35で火災発生により避難階へ回送したことを報知する。
【0033】
ステップS31で地震感知器が動作したと判断すると、ステップS36でかごが階床のレベルに停止しているかを判断する。階床のレベルに停止していなければステップS33へ進み、階床のレベルに停止していればステップS37へ進む。ステップS37で弱者対応の案内事項を報知し、弱者対応の戸開閉サービスをする。ステップS38で停止階は弱者行先階であるかを判断し、弱者行先階でなければ、ステップS39で地震のため行先階と異なる階に停止したことを報知してステップS40へ進む。また、弱者行先階であれば、ステップS40へ飛ぶ。
【0034】
ステップS40で地震検出リレー接点6の情報から、特低地震感知器が動作したかを判断する。特低地震が感知されていれば、ステップS41で地震感知器がリセットされたら平常運転に戻ることを報知する。また、特低地震が感知されていなければ、ステップS42でこの停止階で運行を中止することを報知する。ここで、ステップS35及びステップS39は弱者報知手段を構成している。
【0035】
このようにして、地震時弱者行先階と異なる階に停止したときは、その旨を報知して弱者に注意を与えるようにしている。また、火災発生時避難階まで回送させたときも、その旨を報知して弱者に注意を与えるようにしている。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したとおりこの発明の第1発明では、弱者運転中に異常停止が発生すると救出階を変更し、この変更される救出階を弱者行先階としたため、異常発生時に弱者に対する設備など降車条件が整っている可能性のある階で弱者を降車させることができる。
【0037】
また、第2発明では、弱者運転中に故障又は停電が発生してこれらが復旧した後、かごの走行距離に制限のない場合には、弱者行先階を救出階として選択するようにしたため、弱者が一般階に降車を強いられて、再度行先階へ向かうための操作が必要になるという不便をなくすことができる。
【0038】
また、第3発明では、弱者運転中に地震が発生してこれが収束した後かごの走行可能な方向で、かつ弱者行先階及び弱者降車階の内走行距離の短い方を救出階として選択するようにしたため、弱者の降車に適する階へ早く弱者を運ぶことができる。
【0039】
また、第4発明では、弱者運転中に地震発生により停止した最寄り階が弱者行先階又は弱者降車階であれば戸開し、上記両階のいずれでもなければいずれか近い階まで走行させて戸開するようにしたため、地震発生時弱者を早く救出することができる。
【0040】
また、第5発明では、弱者救出運転中、弱者対応の案内事項を報知するようにしたため、弱者、特に視覚障害者では異常停止の状況が理解できず、行先階と異なる階に運ばれた場合には非常に不安を覚えるが、報知によりこれらの不安を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す全体構成図。
【図2】 この発明の実施の形態1を示すブロック線図。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す動作フローチャート。
【図4】 図3の続きを示す動作フローチャート。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す動作フローチャート。
【符号の説明】
A 弱者運転検出手段、B 弱者行先階記憶手段、C 異常停止検出手段、E 救出運転手段、F 弱者救出運転指令手段、G 弱者降車階設定手段、H 救出階選択手段、I 弱者報知手段、1a〜1n 1階〜n階の弱者用行先ボタン、2 走行リレー接点、3 レベル停止検出リレー接点、4 故障検出リレー接点、5 停電回復検出リレー接点、6 地震検出リレー接点、7 火災検出リレー接点、S1 弱者運転検出手段、S3 弱者行先階記憶手段、S4 異常停止検出手段、S8,S11,S26 救出階選択手段、S7,S17,S18,S25 弱者救出運転指令手段、S9,S10,S12,S14 救出運転手段、S13,S15,S27,S35,S39 弱者報知手段。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an elevator driving device used by a weak person such as a wheelchair user and a visually impaired person.
[0002]
[Prior art]
In recent years, various considerations have been made so that an elevator can be easily used by a weak person such as a wheelchair user or a visually impaired person.
That is, a dedicated landing button is installed outside the general landing button in the hall, and a dedicated destination button is installed outside the general destination button in the car. When the dedicated landing button is operated, the weak person hall call is registered, and when the dedicated destination button is operated, the weak person destination call is registered. When these weak calls are registered, weak door driving is performed to make it easy for passengers to get on and off by slowing down the door opening / closing speed or lengthening the door opening time when the car lands.
[0003]
On the other hand, when an emergency or abnormal situation occurs during operation of the elevator, the car stops at the nearest floor and stops restarting, or returns to a predetermined floor and stops operation. Japanese Laid-Open Patent Publication No. 58-135071 discloses that a weak person is not able to restart after stopping on a floor other than the weak destination call registration floor (hereinafter referred to as the weak destination floor). It has been proposed to make it easy for passengers to get on and off by driving exclusively.
[0004]
In this case, measures are taken when a situation occurs in which the vehicle cannot be restarted after stopping, but nothing is shown about an abnormal situation while the car is running. The handling of an abnormal situation during traveling is usually processed as follows.
[0005]
(1) The car will stop between floors, but check if it can continue running after stopping, and if it is confirmed, drive to the nearest floor by low speed operation.
(2) The power failure and the car will stop between the floors, but after the power recovery, drive to the nearest floor by low speed operation.
(3) Regardless of the earthquake or the magnitude of the earthquake, the car will stop at the nearest floor and cannot be restarted.
(4) Go straight to the fire evacuation floor.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-mentioned conventional weak driving system for elevators, if various abnormal situations occur during weak driving, the car is driven to the nearest floor or evacuation floor, so the weak may go to the desired destination floor. There are problems, such as being unable to get off at a floor inappropriate for the weak to get off.
[0007]
The present invention has been made to solve the above problems, and provides a weak driving device for an elevator capable of transporting the weak to the floor suitable for getting off when an abnormal situation occurs during the weak driving. For the purpose.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
Elevator weak driving apparatus according to a first aspect of the present invention, in the elevator of the rescue operation to rescue floor when an abnormality occurs, change the rescue floor and abnormal stop occurs during the weak operation, the rescue floor to be the change, This is the weak destination floor indicated by the destination button operated by the weak.
[0009]
Further, elevator weak driving apparatus according to the second invention, abnormality in the elevator of the rescue operation to the rescue floor to the occurrence, after this has been restored by fault or power failure occurs during a weak person operation, limit the travel distance of the car If not, the vulnerable destination floor is selected as the rescue floor.
[0010]
In addition, the weak driving device for an elevator according to the third invention is the one according to the second invention, in a direction in which the car can travel after an earthquake occurs during the weak driving and has converged, and the weaker destination floor and the weaker getting off floor. The one with the shorter mileage is selected as the rescue floor.
[0011]
The fourth invention elevator weak driving apparatus according to the, in the elevator to stop at the nearest floor when the earthquake occurred, the nearest floor and stopped in the weak operation and door open if the underdog destination floor or weak alighting floor, upper Symbol if either Ryokai in drivable direction of the car by travel to either close floor above Ryokai is obtained by the door opening to so that.
[0012]
Moreover, the weak person operating device of the elevator which concerns on 5th invention WHEREIN: In the thing of the 1st- 4th invention, it is made to alert | report the guidance matter corresponding to a weak person during weak person rescue operation.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 to 4 show one embodiment of the first to fifth inventions of the present invention. FIG. 1 is an overall configuration diagram, FIG. 2 is a block diagram, and FIGS. 3 and 4 are operation flowcharts.
[0014]
In FIG. 1, A is a weak driving detection means for detecting whether a weak person such as a physically handicapped operates a dedicated destination button to register a call for a destination floor, and B is a destination for storing the registered destination floor. The floor storage means C is an abnormal stop detection means for detecting the cause of the abnormal stop of the weakly operated car. If the car is not abnormally stopped, the normal operation continuation means D continues normal operation and the weak operation detection means A again. Return to.
[0015]
E is a rescue operation means for performing a rescue operation corresponding to the cause of the abnormality when an abnormal stop is detected by the abnormal stop detection means C, and F is a weak destination floor stored in the weak destination floor storage means B by the rescue floor by the rescue operation. If it does not match, weak rescue operation command means that gives a command to change rescue floor to weak destination floor for rescue operation means E, G is set in advance a floor where the weak can safely get off after stopping The weaker rescue floor setting means, the weak rescue operation command means F, when the abnormal stop occurs, it is impossible to travel to the weaker destination floor by rescue operation, or when the weaker destination floor is closer to the weaker destination floor, or safely rescue If possible, a command can be issued to change the rescue floor to the weak exit floor.
[0016]
H is a rescue floor selection means for selecting a rescue destination floor and a weak passenger getting-off floor, and I is a content corresponding to the weak as the rescue operation is changed to normal by use of the weak It is a weak person alerting means which alert | reports.
[0017]
In FIG. 2, + is a positive power supply for elevator control, 1a to 1n are first to nth floor destination buttons for weak persons (wheelchair users, visually impaired persons, etc.) provided in the car, and 2 is a car running Middle relay relay relay, 3 level stop detection relay contact that closes when the car stops at the floor level (door openable section), 4 fault detection relay contact that closes when the elevator fails It is a power failure recovery detection relay contact that closes when the power supply is interrupted and then recovers.
[0018]
6 is an earthquake detection relay contact that closes when an earthquake is detected (the detected seismic intensity has high, low, and very low seismic intensity, but is shown as a single contact in the figure), 7 is a fire detected The fire detection relay contact 8 is closed when the control panel 8 includes a
[0019]
On the
[0020]
Next, the operation of this embodiment will be described with reference to FIGS. Note that the program of this flowchart is stored in the
In step S1, it is determined whether there is a weak destination call (shown as a wheelchair destination call in the figure) from the information of the destination buttons 1a to 1n, and if it is determined that there is no weak destination call, the routine proceeds to step S2 and normal operation for healthy people Continue. If there is a weak destination call, the wheelchair destination call is stored in the
[0021]
In step S4, it is determined from the information of the failure detection relay contact 4 and the
[0022]
If it is determined in step S5 that the vehicle has stopped due to a failure, or in step S6, it is determined that power has been restored after a stop due to a power failure, the process proceeds to step S7, and it is determined from the information of the level stop
[0023]
Next, if it is determined in step S8 that it is impossible to travel to the weak destination floor, the process proceeds to step S11, and it is determined whether it is possible to travel to the weak exit floor where consideration is given to getting out of the weak. If it judges that it can drive | work, it will progress to step S12 and will drive | work at low speed to a weak person alighting floor. In step S13, a door opening / closing service corresponding to the vulnerable is provided in the same manner as in step S10. At the same time, the
[0024]
If it is determined in step S11 that it is impossible to travel to the floor where the passengers get off the vehicle, the process proceeds to step S14 and travels to the nearest floor at a low speed. Then, in step S15, the door opening / closing service corresponding to the weak is provided in the same manner as in step S13, and the fact that the vehicle has stopped on a floor different from the weak destination floor is notified.
Next, if it is determined in step S7 that the car has stopped at the level of the floor, the door is not opened in step S16, and it is determined in step S17 whether the stopped floor is a weak destination floor. If it is a weak destination floor, the process proceeds to step S10.
[0025]
If it is determined in step S17 that the stop floor is not a weak destination floor, the process proceeds to step S18 to determine whether the stop floor is a weak exit floor. If it is a weak person getting off floor, the process proceeds to step S13, and if it is not a weak person getting off the floor, the process proceeds to step S8.
[0026]
Next, when proceeding from step S6 to step S21, it is determined in step S21 whether or not a high seismic intensity earthquake detector (hereinafter referred to as a high earthquake detector) has been operated from the information of the earthquake
[0027]
The abnormal stop in step S4 is the nearest floor stop in the event of an earthquake, but the door is not opened in step S24, and the nearest floor is either the weak destination floor or the weak exit floor in step S25. Determine whether. If it is determined that it is neither of the above-mentioned floors, the process proceeds to step S26, and travels at a low speed to a floor close to the weak destination floor or the weak person getting-off floor in a drivable direction. In step S27, a guidance item corresponding to the weak is notified, and a door opening / closing service corresponding to the weak is provided, and in the case of the weak person getting off floor, it is notified that the stop is on a floor different from the weak destination floor. If it is determined in step S25 that the floor is one of the two floors, the process jumps to step S27.
[0028]
Here, step S1 is weak driving detection means A, step S3 is weak destination floor storage means B, step S4 is abnormal stop detection means C, steps S8, S11, S26 are rescue floor selection means H, and step S7. , S17, S18, S25 constitute the weak rescue operation command means F, steps S9, S10, S12, S14 constitute the rescue operation means E, and steps S13, S15, S27 constitute the weak notification means I.
[0029]
In this way, when an abnormal stop occurs during the weak driving, the rescue floor is changed or selected to travel to the weak destination floor or the weak exit floor. If the rescue floor is a general floor, there is a possibility that the conditions for getting off, such as equipment for the weak at the time of getting off, may not be prepared, but it can be estimated that the conditions are set on the destination floor for the weak. Moreover, the weak exit floor can set the floor where the weak exit condition is prepared beforehand. Therefore, in any case, it is possible to carry the vulnerable to a floor suitable for getting off.
[0030]
Further, when the weak person gets off to a floor other than the destination floor, an operation to go to the desired floor again becomes necessary. If there is only one elevator for the weak and it is impossible to restart after rescue, it will be impossible to move from the rescue floor. For that reason, we try to rescue the vulnerable destination floor as much as possible. For example, a visually handicapped person cannot understand the situation when an abnormal stop occurs, and is very anxious when the person is transported to a different floor from the destination floor and cannot understand it. Therefore, when the weak person stops abnormally during driving and rescue operation is performed, the anxiety is eased by informing the weak so that they can understand.
[0031]
FIG. 5 shows another embodiment of the present invention, and is an operation flowchart corresponding to FIG. 1 to 3 are also used in the second embodiment.
Next, the operation of this embodiment will be described.
If it is determined in step S6 in FIG. 3 that the stop is not caused by a power failure, the process proceeds to step S31, and it is determined from the information of the earthquake
[0032]
If it is not a stop due to an earthquake, the process proceeds to step S32, and it is determined from the information of the fire
[0033]
If it is determined in step S31 that the earthquake detector has been operated, it is determined in step S36 whether the car has stopped at the floor level. If not stopped at the floor level, the process proceeds to step S33, and if stopped at the floor level, the process proceeds to step S37. In step S37, a guidance item corresponding to the weak is notified, and a door opening / closing service corresponding to the weak is provided. In step S38, it is determined whether the stop floor is a weak destination floor. If the stop floor is not a weak destination floor, in step S39 it is notified that the stop floor is different from the destination floor due to an earthquake, and the process proceeds to step S40. In addition, if Re weak destination floor der, fly to step S40.
[0034]
In step S40, it is determined from the information of the earthquake
[0035]
In this way, when stopping on a floor different from the weaker destination floor at the time of the earthquake, the fact is notified to give attention to the weak. In addition, when the fire is sent to the evacuation floor, the fact is notified so as to give attention to the weak.
[0036]
【The invention's effect】
In the above first invention of the described as the present invention, it changes the rescue floor and the weak abnormal stop during operation occurs, in which the rescue floors of this change is a vulnerable destination floor, alighting conditions Guaranteed for vulnerable when an abnormality occurs The vulnerable can be disembarked on a floor that may be in place.
[0037]
In addition, in the second invention, after a failure or a power failure occurs during operation of the weak and after these have been restored, the weak destination is selected as the rescue floor when there is no limit on the travel distance of the car. However, it is possible to eliminate the inconvenience that the general floor is forced to get off and an operation is required to go to the destination floor again.
[0038]
In the third invention, to select the running possible directions of the car after the this by earthquake converged, and the weak short There how inner mileage destination floor and vulnerable alighting floor as the rescue floor in the weak operation As a result, the weak can be quickly brought to the floor suitable for the weak.
[0039]
In the fourth invention, if the nearest floor is vulnerable destination floor or weak alighting floor was stopped by earthquake during the weak operation and door open, by travel to either close floor if any of the above Kiryokai because you have to door open to so that, it is Rukoto issue early salvation the earthquake during the weak.
[0040]
In addition, in the fifth invention, during the rescue operation for the weak, since the guidance items for the weak are notified, the weak, especially the visually impaired, cannot understand the abnormal stop situation and is carried to a different floor from the destination floor I feel very anxious, but I can alleviate these anxiety by notification.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration
FIG. 2 is a block
FIG. 3 is an operation
4 is an operation flowchart showing a continuation of FIG. 3;
FIG. 5 is an operation
[Explanation of symbols]
A weak person driving detection means, B weak person destination floor storage means, C abnormal stop detection means, E rescue operation means, F weak person rescue operation command means, G weak person exit floor setting means, H rescue floor selection means, I weak person notification means, 1a ~ 1n Destination buttons for weak people on the 1st to nth floors, 2 travel relay contacts, 3 level stop detection relay contacts, 4 fault detection relay contacts, 5 power failure recovery detection relay contacts, 6 earthquake detection relay contacts, 7 fire detection relay contacts, S1 weak person driving detection means, S3 weak person destination floor storage means, S4 abnormal stop detection means, S8, S11, S26 rescue floor selection means, S7, S17, S18, S25 weak person rescue operation command means, S9, S10, S12, S14 rescue Driving means, S13, S15, S27, S35, S39 Weak person notification means.
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