JP3727794B2 - 情報記憶検索方法および情報記憶検索装置および記録媒体 - Google Patents
情報記憶検索方法および情報記憶検索装置および記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画などの時間の経過に伴って変化する時系列データを記憶するとともに、当該時系列データに対して、所望の特定箇所を検索する際の検索キーとしての役割と、時系列データの内容に関する説明としての役割との2役を同時に果たす付加情報の付加することのできる情報記憶検索方法およびそれを用いた情報記憶検索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
動画などの時間の経過に伴って変化する時系列データは、全体を一度に一覧することができず、時系列データの特定部分を検索することは一般的に難しかった。ここでは、時系列データとして例えば動画を例にとり、動画にユーザが注釈としての付加情報を付加して、その注釈を用いた動画検索を行う場合を考える。
【0003】
注釈を用いた動画検索とは、動画を入力しながら同時に注釈も入力し、注釈とその注釈が入力されたときに入力された動画とを対応付けて記憶し、検索時には注釈を検索キーとして用いて指定することにより、指定された注釈と関連付けられた動画を頭出しするものである。
【0004】
従来の注釈を用いた動画検索方法は、以下のように分類できる。
・別画面型(注釈を動画の表示画面外に入力する方法)
・同一画面型(注釈を動画の表示画面内に入力する方法)
別画面型は、動画を表示する画面と注釈を入力する画面とが異なる動画検索方法である。この別画面型の例として、特開平第6−176171号に記載された「データアクセスシステム」が挙げられる。この装置では、ビデオを記録しながらノートパッドコンピュータでノートを取る。記録のときに、ノートの各要素と、ビデオデータの各フレームとに、共通の時刻で刻印しておく。検索時には、ユーザはノートパッドコンピュータ上に表示されたノートを一覧してクリックなどの簡単な操作で指定することにより、そのノートに刻印された時刻と同じ時刻が刻印されたビデオデータを検索して頭出して再生することができる。
【0005】
別画面型は、注釈をひとつの画面上で一覧でき、さらに注釈が動画の内容を良く表すものであれば、注釈と対応付けられた動画を容易に類推することができるため、ユーザは容易に動画を検索できるという利点がある。しかし、注釈を取る画面は動画が表示される画面と別の画面であるため、動画が表示された画面の中の特定部分を指し示す注釈を入力することができないという問題があった。
【0006】
同一画面型は、動画を表示する画面と注釈を入力する画面とが同一の動画検索方法である。この同一画面型の例として、特願平成第10−28250号に記載の「インテリジェントビデオカメラ及びインテリジェントスチルカメラ」が挙げられる。この装置では、動画の記録中にその表示画面上に手書き文字などの注釈を入力する。記録のときに、注釈の各要素とそれらが入力されたときに記録されていた動画のフレーム番号とを対応付けてテーブルに記憶しておく。検索時には、装置は注釈の各要素と対応付けられた動画のフレームを代表画面として一覧表示し、ユーザはこの一覧を見ることにより検索したい動画の特定部分を簡単に検索することができる。一覧された動画のフレームのひとつをユーザが指定すると、注釈が入力されたときの動画を頭出しして再生する。
【0007】
同一画面型は、動画の代表画面の中に注釈を入力できるため、動画の表示された画面の特定の部分を指し示す注釈を入力することができるという利点がある。
【0008】
しかし、検索キーとして用いる代表画面を一覧表示するため、代表画面が多くなると一覧表で表示する代表画面の数も多くなり、代表画面を選択するユーザの負担が大きくなるという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の注釈を用いた動画検索では、別画面型のような動画の検索キーとしての役割と、同一画面型のような動画中の特定部分を指し示す注釈の役割との2役を同時に果たす付加情報を入力できなかった。
【0010】
そこで、本発明は、動画などの時間の経過に伴って変化する時系列データに対して、所望の特定箇所を検索する際の検索キーとしての役割と、時系列データの注釈としての役割の2役を同時に果たす付加情報を容易に付加することができるとともに、これを基に容易に時系列データを検索できる情報記憶検索方法およびそれを用いた情報記憶検索装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
1)本発明の情報記憶検索方法は、時間の経過に伴って変化する時系列データを呈示するための第1の画面に入力された該時系列データに関連付ける第1の付加情報と、該第1の画面とは別個の第2の画面に入力された該第1の画面に呈示された時系列データに関連付ける第2の付加情報を、該時系列データに関連付けて記憶手段に記憶し、前記第2の画面に呈示された第2の付加情報のうち、指定された該第2の付加情報に関連付けられた時系列データおよび前記第1の付加情報とを前記記憶手段から検索して呈示し、前記時系列データに関連付けられた前記第1の付加情報を呈示する際には、該時系列データとの相関関係に基づき変形して前記時系列データと合成してから前記第1の画面に呈示することを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、動画などの時間の経過に伴って変化する時系列データに対して、所望の特定箇所を検索する際の検索キーとしての役割と、時系列データの注釈としての役割の2役を同時に果たす付加情報を容易に付加することができるとともに、これを基に容易に時系列データを検索できる。
【0013】
前記第2の画面には、前記第1の画面に呈示する時系列データとは異なる時系列データあるいは静止画を呈示することを特徴とする。
【0014】
前記第1の付加情報と前記第2の付加情報とを結ぶ引き出し線を検出し、前記検出された引き出し線を前記第1の画面に呈示された第1の付加情報と前記第2の画面に呈示された第2の付加情報とを結ぶように変形して呈示することを特徴とする。
【0015】
前記時系列データからオブジェクトを検出し、この検出されたオブジェクトとの相関関係に基づき前記第1の付加情報を変形することを特徴とする。
【0016】
前記時系列データからオブジェクトを検出し、この検出されたオブジェクトとの相関関係に基づき前記第1の付加情報を変形することを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、動画などの時間の経過に伴って変化する時系列データに対して、所望の特定箇所を検索する際の検索キーとしての役割と、時系列データの注釈としての役割の2役を同時に果たす付加情報を容易に付加することができるとともに、これを基に容易に時系列データを検索できる。
【0018】
前記第2の画面には、前記第1の画面に呈示する時系列データとは異なる時系列データあるいは静止画を呈示することを特徴とする。
【0019】
前記第1の付加情報と前記第2の付加情報とを結ぶ前記第3の画面にまたがって入力された引き出し線を検出し、前記検出された引き出し線を、前記第1の画面に呈示された第1の付加情報と前記第2の画面に呈示された第2の付加情報とを結ぶように変形して呈示することを特徴とする。
【0020】
前記時系列データからオブジェクトを検出し、この検出されたオブジェクトとの相関関係に基づき前記第1の付加情報を変形することを特徴とする。
【0021】
3)本発明の情報記憶検索装置は、時間の経過に伴って変化する時系列データを呈示するための第1の画面に入力された該時系列データに関連付ける第1の付加情報と、該第1の画面とは別個の第2の画面に入力された該時系列データに関連付ける第2の付加情報とを該時系列データに関連付けて記憶する記憶手段と、前記第2の画面に呈示された第2の付加情報のうち、指定された該第2の付加情報に関連付けられた時系列データおよび前記第1の付加情報とを前記記憶手段から検索し呈示する検索手段と、前記時系列データに関連付けられた前記第1の付加情報を呈示する際には、該時系列データとの相関関係に基づき変形して前記時系列データと合成してから前記第1の画面に呈示する第1の付加情報呈示手段と、を具備したことを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、動画などの時間の経過に伴って変化する時系列データに対して、所望の特定箇所を検索する際の検索キーとしての役割と、時系列データの注釈としての役割の2役を同時に果たす付加情報を容易に付加することができるとともに、これを基に容易に時系列データを検索できる。
【0023】
前記第2の画面には、前記第1の画面に呈示する時系列データとは異なる時系列データあるいは静止画を呈示することを特徴とする。
【0024】
前記第1の付加情報と前記第2の付加情報とを結ぶ引き出し線を検出する検出手段と、前記検出された引き出し線を、前記第1の画面に呈示された第1の付加情報と前記第2の画面に呈示された第2の付加情報とを結ぶように変形して呈示することを特徴とする。
【0025】
前記時系列データからオブジェクトを検出するオブジェクト検出手段をさらに具備し、前記変形手段は、このオブジェクト検出手段で検出されたオブジェクトとの相関関係に基づき前記第1の付加情報を変形することを特徴とする。
【0026】
4)本発明の情報記憶検索装置は、時間の経過に伴って変化する時系列データを呈示するための第1の画面に入力された該時系列データに関連付ける第1の付加情報と、該第1の画面とは別個の第2の画面に入力された該時系列データに関連付ける第2の付加情報と、前記第1および第2の画面とは別個の第3の画面に入力された該時系列データに関連付ける第3の付加情報とを該時系列データに関連付けて記憶する記憶手段と、前記第2の画面に呈示された第2の付加情報のうち、指定された該第2の付加情報に関連付けられた時系列データおよび前記第1の付加情報および前記第3の付加情報とを前記記憶手段から検索し呈示する検索手段と、前記時系列データに関連付けられた前記第1の付加情報を呈示する際には、該時系列データとの相関関係に基づき変形して前記時系列データと合成してから前記第1の画面に呈示する第1の付加情報呈示手段と、を具備したことを特徴とする。
【0027】
本発明によれば、動画などの時間の経過に伴って変化する時系列データに対して、所望の特定箇所を検索する際の検索キーとしての役割と、時系列データの注釈としての役割の2役を同時に果たす付加情報を容易に付加することができるとともに、これを基に容易に時系列データを検索できる。
【0028】
ユーザは、ディスプレイ装置の画面上に自由に第1の画面と第2の画面とをレイアウトして、付加情報の記憶、検索が行え、ユーザが関連付けを理解する負担が大きく軽減される。
【0029】
前記第2の画面には、前記第1の画面に呈示する時系列データとは異なる時系列データあるいは静止画を呈示することを特徴とする。
【0030】
前記第1の付加情報と前記第2の付加情報とを結ぶ前記第3の画面にまたがって入力された引き出し線を検出する検出手段と、前記検出された引き出し線を、前記第1の画面に呈示された第1の付加情報と前記第2の画面に呈示された第2の付加情報とを結ぶように変形して呈示することを特徴とする。
【0031】
本発明によれば、付加情報の記憶動作時と、検索結果を呈示する時とで、第1の画面と第2の画面との位置が変わっていても、引き出し線は、関連付けを示すように変形して表示されるため、ユーザは、ディスプレイ装置の画面上に自由に第1の画面と第2の画面とをレイアウトして、付加情報の記憶、検索が行え、ユーザが関連付けを理解する負担が大きく軽減される。
【0032】
前記時系列データからオブジェクトを検出するオブジェクト検出手段をさらに具備し、前記変形手段は、このオブジェクト検出手段で検出されたオブジェクトとの相関関係に基づき前記第1の付加情報を変形することを特徴とする。
【0033】
5)本発明の記録媒体は、時間の経過に伴って変化する時系列データを呈示するための第1の画面に入力された該時系列データに関連付ける第1の付加情報と、該第1の画面とは別個の第2の画面に入力された該時系列データに関連付ける第2の付加情報とを該時系列データに関連付けて記憶させる記憶手段と、前記第2の画面に呈示された第2の付加情報のうち、指定された該第2の付加情報に関連付けられた時系列データおよび前記第1の付加情報とを前記記憶手段から検索し呈示させる検索手段と、前記時系列データに関連付けられた前記第1の付加情報を呈示する際には、該時系列データとの相関関係に基づき変形して前記時系列データと合成してから前記第1の画面に呈示させる第1の付加情報呈示手段と、を実行するプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体であり、本発明によれば、上記手段を、少なくとも時系列データとして例えば動画を入力するためのカメラ(データ入力部)、ディスプレイ装置とその上に重ねられて固定された透明な感圧式タブレットとその上に手書き図形を描くためのペン(呈示部、付加情報入力部)を具備したパーソナルコンピュータに実行させることのできるプログラムとして磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納して頒布することにより、動画などの時間の経過に伴って変化する時系列データに対して、所望の特定箇所を検索する際の検索キーとしての役割と、時系列データの注釈としての役割の2役を同時に果たす付加情報を容易に付加することができるとともに、これを基に容易に時系列データを検索できる。
【0034】
6)本発明の記録媒体は、時間の経過に伴って変化する時系列データを呈示するための第1の画面に入力された該時系列データに関連付ける第1の付加情報と、該第1の画面とは別個の第2の画面に入力された該時系列データに関連付ける第2の付加情報と、前記第1および第2の画面とは別個の第3の画面に入力された該時系列データに関連付ける第3の付加情報とを該時系列データに関連付けて記憶させる記憶手段と、
前記第2の画面に呈示された第2の付加情報のうち、指定された該第2の付加情報に関連付けられた時系列データおよび前記第1の付加情報および前記第3の付加情報とを前記記憶手段から検索し呈示させる検索手段と、
前記時系列データに関連付けられた前記第1の付加情報を呈示する際には、該時系列データとの相関関係に基づき変形して前記時系列データと合成してから前記第1の画面に呈示させる第1の付加情報呈示手段と、
を実行するプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体であり、
本発明によれば、上記手段を、少なくとも時系列データとして例えば動画を入力するためのカメラ(データ入力部)、ディスプレイ装置とその上に重ねられて固定された透明な感圧式タブレットとその上に手書き図形を描くためのペン(呈示部、付加情報入力部)を具備したパーソナルコンピュータに実行させることのできるプログラムとして磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納して頒布することにより、動画などの時間の経過に伴って変化する時系列データに対して、所望の特定箇所を検索する際の検索キーとしての役割と、時系列データの注釈としての役割の2役を同時に果たす付加情報を容易に付加することができるとともに、これを基に容易に時系列データを検索できる。
【0035】
また、ユーザは、ディスプレイ装置の画面上に自由に第1の画面と第2の画面とをレイアウトして、付加情報の記憶、検索が行え、ユーザが関連付けを理解する負担が大きく軽減される。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の情報記憶検索方法を用いた第1の実施形態に係る情報記憶検索装置の概略構成を示したもので、時系列データ(動画、音声等)を入力するデータ入力部1と、データ入力部1から入力された時系列データを記憶するデータ記憶部2と、第1の画面3aおよび第2の画面3bとからなる呈示部3と、呈示部3に呈示された時系列データに付加情報(注釈)を入力するための例えば呈示部3上に設けられたタブレット4aとポインティングデバイスとしてのペン4bとからなる付加情報入力部4と、付加情報入力部4から入力された付加情報を記憶する付加情報記憶部5と、付加情報変形部6と、関連付け部7と、検索部8とから構成される。
【0037】
データ入力部1は、検索の対象となる動画などの時間の経過とともに変化する時系列データを入力する、例えば、カメラ、テレビ受信機、ビデオ再生機等で構成されている。
【0038】
第1の画面3aは、記憶時には、ユーザがデータ入力部1から入力された時系列データをモニタできるようにデータ入力部1から入力した時系列データを呈示し、ユーザが時系列データをモニタしながら、その画面上に設けられたタブレット4aとペン4bとを用いて手書き図形などの付加情報(注釈)を入力できるようになっている。検索時には、ユーザが検索した結果の時系列データを見ることができるように、検索された時系列データと、その上に描かれた付加情報を呈示するようになっている。
【0039】
第2の画面3bは、記憶時には、ユーザが第1の画面3aに呈示された時系列データをモニタしながら、時系列データを呈示する第1の画面3aの外に付加情報の入力を可能とするものである。そして、この入力された付加情報を呈示し、検索時には、ユーザが第2の画面3b上に呈示された付加情報のひとつを指定することにより、それと関連付けられた時系列データと、その時系列データ上に描かれた付加情報を第1の画面3aに呈示するようになっている。
【0040】
第1の画面3aと第2の画面3bとは、例えば、1つのディスプレイ装置の同じ画面上に設けられている。
【0041】
付加情報記憶部5は、第1の画面3aおよび第2の画面3bによって入力された付加情報を記憶する。
【0042】
付加情報変形部6は、第1の画面3aに入力され呈示された付加情報が第1の画面3aに呈示される動画の画面が変化しても、邪魔にならないように、例えば、第1の画面3aに描かれた付加情報を、入力されてから一定時間後に消去するよう変形する。
【0043】
関連付け部7は、第2の画面3bに入力された付加情報が第1の画面3aに入力された付加情報のうち、どれと同時に入力され、さらに第1の画面3aに呈示された時系列データのうち、どの時系列データと同時に入力されたかが後から分かるように、これらの関連を記憶し、検索時には、これらの関連を出力するものである。
【0044】
検索部8は、ユーザが第2の画面3bに呈示された付加情報を見て、そのうちのひとつを指定したら、データ記憶部2からその付加情報と関連付けられた時系列データを検索し、また、その上に描かれた付加情報を付加情報記憶部5から検索して、それらを第1の画面3aに呈示するようになっている。
【0045】
以下、時系列データとして動画データを例にとり説明する。
【0046】
第1の画面3aと第2の画面3bの配置方法には、以下のようなものが考えられる。
・ 連続配置(第1の画面と第2の画面とが隣接する)
・ 独立配置(例えば、隣接しない2つの独立のウインドウ)
・ 重なり配置(第1および第2の画面の一部が重なる)
なお、ここでは、図1に示すような第1の画面3aと第2の画面3bとが隣接する連続配置をとりあげて説明する。図1中の白い部分が第1の画面3aであり、斜線の部分が第2の画面3bを表す。
【0047】
図2は、図1の情報記憶検索装置の概略的な処理動作を示したフローチャートである。情報記憶検索装置の動作は、データ入力部1から入力した動画データや付加情報入力部4から入力した付加情報の記憶動作と、記憶した動画データを検索する検索動作とに大別できる。
【0048】
例えば、情報記憶検索装置には、記憶動作を開始の指示入力のためのハードウエア的あるいはソフトウエア的なスイッチが所定位置に予め設けられているとする。このスイッチが押されたことを検出して記憶を開始する(ステップS1〜ステップS2)。
【0049】
記録の開始が指示されると、データ入力部1は動画の取得を開始し、ユーザは取得された動画を第1の画面3aでモニタしながら、第1の画面3aと第2の画面3bの上に、付加情報入力部4を用いて手書き図形などの付加情報(注釈)を入力することができる。これら入力された動画と付加情報は関連付け部7で互いに関連付けながらデータ記憶部2、付加情報記憶部5に記憶する。
【0050】
付加情報変形部6は、第1の画面3a上に書き込まれた付加情報を、新しく入力される動画の邪魔にならないように、入力されてから一定時間経過すると第1の画面3a上から消去する。一方、第2の画面3b上に書き込まれた付加情報は、そのまま画面上に残る。
【0051】
ユーザが、例えば、スイッチをもう一度押下することにより記憶動作の終了を指示すると、記憶を終了する。
【0052】
ユーザが記憶動作の開始を指示しないときは、検索動作の開始可能な状態になる(ステップS1、ステップS3)。この状態で、ユーザが第2の画面3b上に呈示された付加情報を例えばペン4bを用いて選択すると、選択された付加情報と、それと同時に入力された動画を頭出しして、第1の画面3a上に再生してユーザに呈示する。
【0053】
次に、情報記憶検索装置の記憶動作(ステップS2)について、詳細に説明する。
【0054】
図3は、記憶動作を説明するための情報記憶検索装置の構成を詳細に示したもので、図1の概略構成に、記憶動作時のデータの流れの一例を加え、さらに、記憶動作時に必要な構成要素のみを抜き出したものである(記憶動作時に関係のない構成要素や情報の流れを点線で示してある)。
【0055】
データ入力部1は、カメラあるいはテレビ受信機などを用いて動画を入力する。データの入力は、例えば、0.5秒に1回というように、周期的に静止画(フレーム画像)を連続して取り込むことにより行う。各フレーム画像データは、例えばD/Aコンバータで数値化され、数値列としてデータ記憶部2へ出力される。
【0056】
データ記憶部2は、データ入力部1から出力された動画データを記憶する。データの記憶は、例えば、図3に示すように、フレーム画像を1単位として、入力順にフレーム番号を付されて、データ記憶部2の記憶領域MA2にフレーム画像の列として記憶される。データ記憶部2の記憶領域MA1には、各フレーム画像に付されたフレーム番号が、当該フレーム画像に対応して記憶するようになっている。
【0057】
フレーム番号は、各フレーム画像を一義的に識別できるように、例えば、入力された順番に付される番号である。ここで、フレーム番号Cの付されたフレーム画像DをD(C)と表すことにすると、図3のデータ記憶部2のD(1051)からD(1053)には、左を向いた人が左に移動する動画が記憶され、D(1822)からD(1823)には、右を向いた人が右に移動する動画が記憶されている。
【0058】
第1の画面3aは、例えば、液晶画面の上に、透明な感圧式タブレット4aを重ねて構成され、データ入力部1から入力された動画が、どのようなものであるかをユーザがモニターして確認できるように、データ記憶部2に記憶された最新のフレーム画像を液晶画面に呈示する。
【0059】
第1の画面3aに動画が呈示されている間、ユーザは、第1の画面3a上に直接手書き図形などの付加情報を入力すると、その入力された付加情報をリアルタイムで呈示する。すなわち、第1の画面3上のタブレット4a上でペン4bを用いてその軌跡を入力すると、その軌跡が呈示される。
【0060】
付加情報の入力は、タブレット4aとペン4bとが接触すると、タブレット4aが、ペン4bがタブレット4aと接触した場所のタブレット4a上の座標値(X、Y)を発生することにより行う。ペン4bがタブレット4a上を接触しながら移動すると、座標値が連続して発生する。ペン4bがタブレット4aから離れると、終端値(Xtm、Ytm)を発生し、一筆書きの区切りが分かるようにする。
【0061】
第2の画面3bも第1の画面3aと同様な構成で、図3に示すように、第1の画面3aと隣接して配置される。動画の呈示を行わないこと以外は、第1の画面3aと同様の動作をする。
【0062】
これにより、ユーザは第1の画面3aと第2の画面3bとの両方の画面をあたかもひとつの画面であるかのように扱うことができ、例えば動画の呈示される第1の画面3aから第2の画面3bにまたがった連続した付加情報も入力できるようになる。図3では、第1の画面3aに呈示された人の画像の手の部分を注目すべく付加情報を入力するために、第1の画面3aに呈示された人の画像の手の部分に「丸印」を書込み、当該動画の外側、すなわち、第2の画面3b上に「CHECK」と書込み、それらを第1の画面3aから第2の画面3bにまたがって引き出し線で結んでいる。
【0063】
付加情報記憶部5は、第1の画面3aおよび第2の画面3bで入力された付加情報を、所定時間毎に入力された付加情報に区切って生成したブロック単位に記憶する。第1の画面3a、第2の画面3bで、座標値列として入力されたブロック単位の付加情報は、各付加情報を識別するための識別子(ここでは、第1の画面3aから入力された付加情報を第1の付加情報、その識別子を第1の付加情報IDと呼び、第2の画面3bから入力された付加情報を第2の付加情報、その識別子を第2の付加情報IDと呼ぶ)が付されて、図3に示すように、それぞれ付加情報記憶部5の記憶領域MA3、MA5に記憶される。記憶領域MA4には、記憶領域MA3に記憶された付加情報に対応して、それに付された第1の付加情報IDが記憶され、記憶領域MA6には、記憶領域MA5に記憶された付加情報に対応して、それに付された第2の付加情報IDが記憶される。
【0064】
付加情報記憶部5は、第1の画面3a、第2の画面3bから座標値が出力される度に、その座標値を記憶領域MA3、MA5に順次追加することにより、常に最新の付加情報を記憶する。
【0065】
この最新の付加情報は、付加情報変化部6を経て、第1の画面3a、第2の画面3bに呈示されることにより、ユーザは、どのような付加情報を入力したかを確認できるようにする。
【0066】
付加情報記憶部5は、第1の画面3a、第2の画面3bのいずれの画面からも、予め定められた時間(Ta秒)、付加情報の入力がない場合には、それまでに入力された付加情報を区切ってブロックを生成する。ブロックの生成は、付加情報を表す座標値列にブロック値(Xb、Yb)を追加することにより行い、その生成されたブロック値も付加情報を表すブロック単位の座標値列とともに記憶領域MA3、MA5に記憶される。
【0067】
付加情報変形部6は、第1の画面3aおよび第2の画面3bに呈示する付加情報を呈示する際には、まず、付加情報記憶部5から第1の画面3aに書き込まれた最新の付加情報を読み出し、同じく付加情報記憶部5から第2の画面3bに現時点までに入力された全ての付加情報を読み出して、これらを合成した画面イメージを生成する。
【0068】
例えば、図3において、第1の付加情報ID「ID1」の付された第1の付加情報をM1(ID1)、第2の付加情報ID「ID2」の付された第2の付加情報をM2(ID2)と表すことにすると、図3において、記憶領域MA3から最新の付加情報であるM1(2)を選択して読み出し、記憶領域MA5から現時点までに当該動画に入力された全ての付加情報M2(1)とM2(2)とを読み出し、これらすべてを合成した第1の画面3aと第2の画面3bとにまたがった付加情報の画面イメージG1を生成する。
【0069】
付加情報変形部6は、第1の画面3aに付加情報M1(2)がずっと呈示され続けて背景の動画とあまりにも関係のない呈示にならないように、例えば付加情報記憶部5がブロックを生成してから10秒間だけ、付加情報M1(2)を選択する。
【0070】
この様子を図5に示す。図5(a)は、付加情報M1(2)、M2(2)が入力された直後の第1の画面3aと第2の画面3bとにまたがった画面イメージを示したもので、付加情報変形部6にて付加情報M1(2)、M1(1)、M2(2)を合成して生成された画面イメージを示している。図5(b)はそれからTb秒経過したときの画面の様子を示している。図5(a)では、第1の画面3a上に、付加情報M1(2)が呈示されており、これが、人の画像の手の部分を示していることが分かる。しかし、この付加情報を、図5(b)のように動画の入力が進んだときにも呈示すると、(付加情報M1(2)の位置は移動しないので)手の部分を示すことはできないため、当該付加情報M1(2)を第1の画面3aの画面イメージから消去している。
【0071】
一方、第2の画面3bに入力された付加情報は、背景に動画が呈示されないため、図5(b)に示すように、動画がいくら変化しても、付加情報M2(1)とM2(2)の両方を呈示したところで、ユーザは混乱することはない。そこで、付加情報変化部6は、第2の画面3bに入力された付加情報については、すべての付加情報が呈示されるように、付加情報記憶部5に記憶された全ての付加情報を選択してイメージを生成して、第2の画面3bにそれらを呈示する。
【0072】
関連付け部7は、データ記憶部2に記憶された動画と、付加情報記憶部5に記憶された付加情報のうち、同時に入力されたもの同士を後で判別できるように関連付ける。この関連付けは、付加情報記憶部5がブロックを生成したときに入力されたフレーム画像のフレーム番号と、第1の画面3aに入力された付加情報のID(第1の付加情報ID)と、第2の画面3bに入力された付加情報のID(第2の付加情報ID)とを対応付けて、図3に示しように関連付け部7にテーブル形式にて記憶することにより行う。
【0073】
図3の例では、フレーム番号「1052」のフレーム画像と、第1の付加情報ID「1」の付加情報と、第2の付加情報ID「1」の付加情報とが同時に入力されたために関連付けられ、同様に、フレーム番号「1822」のフレーム画像と、第1の付加情報ID「2」の付加情報と、第2の付加情報ID「2」の付加情報とが同時に入力されたために関連つけられていることがわかる。
【0074】
図4は、以上の記憶動作を示したフローチャートである。
【0075】
第1の画面3a、第2の画面3b上にユーザが付加情報を書込み(ステップS11)、ブロックを生成するための予め定められた時間Taが経過して、付加情報記憶部5に第1の画面3aおよび第2の画面3b上の付加情報が入力したときは(ステップS12)、当該付加情報を付加情報記憶部5に記憶する(ステップS20)。
【0076】
付加情報変形部6は、第1の画面3aに呈示する付加情報として、付加情報記憶部5に記憶された第1の付加情報のうち最新のものを選択してイメージを生成し、第2の画面3bに呈示する付加情報として、付加情報記憶部5に記憶された第2の付加情報を全て選択してイメージを生成し、これらを合成して第1の画面3aおよび第2の画面3bに呈示する(ステップS21)。
【0077】
付加情報記憶部5で次にブロックを生成するまでの時間を計測するための変数t1に「0」を代入して、付加情報が入力された直後であることを設定し、ステップS12へ進む(ステップS22)。以後、変数t1の値を所定時間毎にインクリメントして時間を計測する。但し、第1の実施形態の情報検索装置の起動時のt1の初期値は「0」に設定されているものとする。
【0078】
付加情報が入力されなかった場合は(ステップS12)、ブロック生成を行うかどうかを調べるために、変数t1にて表される時間と時間Taとを比較して調べ(ステップS13)、t1>Taの場合は、ステップS23へ進み、ブロック生成を行い、そうでない場合は、ステップS14へ進み、動画の入力処理を行う。
【0079】
付加情報記憶部5が、第1の画面3a、第2の画面3bに入力された付加情報をそれぞれブロック単位に付加情報IDを付して記憶する(ステップS23〜ステップS24)。
【0080】
そして、第1の画面3aに入力された付加情報に関しては、ブロック単位の記憶がなされてから予め定められた時間Tb秒だけ、第1の画面3aへの当該付加情報の呈示がなされるように時間を計測するための変数t2に「0」を代入する(ステップS25)。以後、変数t2の値を所定時間毎にインクリメントして時間を計測する。
【0081】
一方、ステップS13で、t1>Taでない場合は、ステップS14へ進む。ステップS14では、データ入力部1で動画の入力を行い、データ記憶部2は、入力された動画をフレーム単位にフレーム番号を付して記憶するとともに(ステップS15)、その記憶したフレーム画像を記憶した順に第1の画面3aに呈示する(ステップS16)。
【0082】
次に、変数t2と値Tbとを比較して、ブロックが生成されてからTb秒経過したかどうかをチェックする(ステップS17)。t2>Tbの場合は、ステップS26へ進み、ステップS21で第1の画面3aに呈示した付加情報を消去し、そうでない場合は、ステップS18へ進む。
【0083】
ステップS18では、記憶終了を指示するスイッチが押されて、記憶終了の指示があるかどうかを調べ、記憶の終了が指示されていない場合は、ステップS11に戻って、動画および付加情報の入力を継続し、終了する場合は、記憶動作を終了する。
【0084】
このように、画像記憶時に当該動画を第1の画面3aに呈示しながら第1の画面3aおよび第2の画面3b上に付加情報を入力し、その入力した付加情報を当該動画に関連付けて付加情報記憶部5に記憶することにより、後に、付加情報記憶部5に記憶された第2の画面3b上で入力された第2の付加情報を動画検索のための検索キーとして、付加情報記憶部5に記憶された第1の画面3aおよび第2の画面3b上で入力された付加情報を当該動画の内容に関する注釈として用いることができる。
【0085】
次に、検索動作(図2のステップS3)について、詳細に説明する。
【0086】
図6は、検索動作を説明するための情報記憶検索装置の構成を詳細に示したもので、図1の概略構成に、検索動作時のデータの流れの一例を加え、さらに、検索時に必要な構成要素のみを抜き出したものである(検索動作時に関係のない構成要素や情報の流れを破線で示している)。
【0087】
図2のステップS1で、記憶動作の開始の指示がない場合には、ステップS3に進み、検索状態に入る。この状態に入ると、第1の画面3aには、それまでに入力された全ての付加情報が消去されて呈示され、第2の画面3bには、それまでに入力された全ての付加情報が入力されたときのまま残されて呈示される。この様子を図8に示す。図8(a)は記憶動作を終了し、検索状態に入ったときの第1の画面3a、第2の画面3bの呈示例を示している。
【0088】
まず、ユーザは、第2の画面3bに呈示された付加情報を一覧することにより、その付加情報と関連付けられた動画を容易に類推することができる。そして、検索キーとなる付加情報を指定して、その付加情報と同時に入力された、ユーザが検索したい動画、あるいは、第1の画面3aに入力された付加情報を検索する指示をする。
【0089】
第2の画面3bは、検索動作時には付加情報の指定の働きを兼ねており、付加情報の指定は第2の画面3bにペン4bを接触させることにより行われる。第2の画面3bは、接触した点の当該画面上での座標値(Xs、Ys)を検索部8に出力する。図8(a)では、座標値(56、32)が出力されている様子が示されている。
【0090】
検索部8は、付加情報指定のための座標値(Xs、Ys)を受け取ると、付加情報記憶部5に記憶された、第2の画面3bに入力されたすべての第2の付加情報について、(Xs、Ys)を含む第2の付加情報を検索し、見つかった場合には、その第2の付加情報のID(第2の付加情報ID)を取得する。
【0091】
図6では、検索部8が、付加情報指定のための座標値(56、32)は、第2の画面3bに入力された第2の付加情報M2(2)に含まれることを検索した様子を示している。
【0092】
当該付加情報指定のための座標値を含む第2の付加情報が見つかったときは、検索部8は、関連付け部7を参照して、当該第2の付加情報と同時に入力された(関連付けられた)動画データのフレーム番号と、第1の画面3aに入力された第1の付加情報のIDとを取得する。すなわち、図6において、関連付け部7に記憶されているテーブルから当該第2の付加情報IDに対応する第1の付加情報IDとフレーム番号とを読取る。この場合、第2の付加情報IDが「2」である第2の付加情報に関連付けられた(同時に入力された)第1の付加情報のIDは「2」であり、フレーム画像は、フレーム番号が「1822」のものであことがわかる。
【0093】
一方、当該付加情報指定のための座標値を含む第2の付加情報が見つからなかったときは、検索動作をそのまま終了する。
【0094】
さて、関連付け部7を検索した結果、フレーム番号(例えば、「1822」)が取得されると、検索部8は、データ記憶部2に対して、当該フレーム番号に対応するフレーム画像以降の動画を再生する指示を出し、再生された動画を第1の画面3aに呈示する。次に、付加情報記憶部5に対して、関連付け部7を検索した結果得られた第1の付加情報ID(例えば、「2」)に対応する第1の付加情報を動画と同期して第1の画面3aに呈示する指示を出す。
【0095】
動画の再生と付加情報の再生とを同期させること以外は、記憶時と同じ方法で呈示する。例えば、フレーム番号「1822」のフレーム画像からの動画の再生を始めて時間Tb秒経過すると、第1の付加情報(第1の付加情報ID「2」の付加情報)は消去される。
【0096】
図8(b)は、このようにして検索された動画とその上に付加された付加情報の再生を開始するときの様子を示している。ユーザは、図8(b)に示したような検索結果を見ることによって、第2の画面3bに呈示された「CHECK」という付加情報が、人の動画と同時に記憶されたこを知ることができると同時に、人の画像の手の部分に付加情報として付加された「丸印」が「CHECK」という付加情報(注釈)と関連付けられていることを知ることができる。このように、第2の画面3aに入力された付加情報が動画のどの部分に対して付加されたのか、を具体的に知ることができる。
【0097】
図7は、以上の検索動作を示したフローチャートである。
【0098】
ユーザが第2の画面3bから検索キーとなる付加情報を指定して(ステップS31)、付加情報指定のための座標値(Xs、Ys)が入力されたら(ステップS32)、ステップS33に進み、検索処理を継続する。
【0099】
ステップS33では、検索部8は、付加情報記憶部5を検索して、座標値(Xs、Ys)を含む第2の付加情報を検索し、検索できたときは(ステップS34)、ステップS35に進み、検索処理を続け、座標値(Xs、Ys)を含む第2の付加情報が見つからなかったときは検索処理を終了する。
【0100】
ステップS35では、検索部8は関連付け部7を参照して、第2の付加情報と関連付けられた(同時に入力された)、第1の付加情報のIDと動画のフレーム番号とを取得する。次に、データ記憶部2にこの取得されたフレーム番号以降の動画の再生を指示し(ステップS36)、付加情報記憶部5には、当該動画と同期して、先に取得されたIDに対応する第1の付加情報の再生を指示する(ステップS37)。なお、このとき動画を再生する際には、記憶動作時と同様である(ステップS38)。
【0101】
このように、検索動作時には、ユーザは動画データの呈示領域外、すなわち第2の画面3bに入力された第2の付加情報を検索のための検索キー(インデックス)として用いることにより、それと関連付けられた動画データを容易に検索することができる。また、その付加情報は動画の画面上での位置に関する注釈の意味も持つ。
(効果)
以上に説明したように、上記第1の実施形態によれば、動画の呈示領域(第1の画面3a)と連続した画面(第2の画面3b)に、その呈示された動画(フレーム画像)に対し、動画の呈示領域から継ぎ目なく付加情報を付加することができるため、動画に対して検索キー(インデックス)としての役割と動画の内容の注釈との2役を同時にこなす付加情報を付加することが容易に行え、これを基に所望のフレームからの動画を検索することができるようになり、その効果は大きい。
(変形例1:別画面、重なり画面)
上記第1の実施形態では、第1の画面3aと第2の画面3bとは、連続するように設定したが、必ずしもこれに限らず、第1の画面3aと第2の画面3bとの上に同時に付加情報を入力できる画面であれば、どのようなものでも良い。例えば、図9に示すように、第1の画面と第2の画面とが連続しておらず、分離して設けられたものであってもよい。
【0102】
第1の画面3aと第2の画面3bとが、連続していない場合、それらの画面は、同じディスプレイ装置に設けられたものに限定されない。例えば、第1の画面3aは、パトロールの現場などで用いる携帯端末に設けられたディスプレイ装置に設けられ、この第1の画面3a上に付加情報が入力されると同時に、当該携帯端末と通信で接続された、センターのコンピュータのディスプレイ装置に設けられた第2の画面3bに、別のユーザが付加情報を入力して用いても良い。
【0103】
また、上記第1の実施形態で説明した手書き図形の付加情報は、引き出し線が第1の画面3aと第2の画面3bとに渡って連続するように付加されたが、必ずしもこれに限定されない。例えば、第1の画面3aと第2の画面3bとが第1の実施形態で説明した互いに隣接する画面であっても、それぞれの画面に連続しない別々の手書き図形を付加情報として入力し、それらをひとつのブロックとして識別して関連付けても良い。
(第1の付加情報を変形する方法)
上記第1の実施形態では、付加情報変形部6での付加情報の呈示方法として、第1の画面3a上の付加情報は、一定時間が経過すると消去されるという常に同じ変形を行わしめ、第2の画面3b上の付加情報は消去することなく呈示するとしたが、必ずしもこれに限らず、第1の画面3a上の付加情報と第2の画面3b上の付加情報とが、異なる方法で呈示されれば、その呈示方法は何でも良い。例えば、図10に示すように、センサデータのトレンド(軌跡)を、時間とともに右から左にスクロールして第1の画面3aに呈示させ、その上に描かれた付加情報の呈示位置は、この動きに沿って、右から左に移動する変形を行ってもよい。
【0104】
図10では、センサデータは、第1の画面3aに呈示され、一定の速度で、画面の右から左にスクロールする。図10(a)は、センサデータが第1の画面3aに呈示され、そこに付加情報が付加される様子を示している。その後、数秒後のセンサデータの呈示と付加情報の呈示の様子を示したものが図10(b)である。
【0105】
図10(a)で、「丸印」の付加情報F1の呈示位置は、図10(b)に示すように、センサデータのスクロールと同期して移動するが、図10(a)で付加された、「CHECK」という手書き図形の付加情報F2の表示位置は、第2の画面3bに付加されているため移動しない。付加情報変形部6は、このような方法で付加情報を変形しても良い。
【0106】
また、ハードウエア的あるいはソフトウエア的なページ切り替えボタンを図1の情報記憶検索装置に設け、このページ切り替えボタンを押すことにより、それまでに入力された付加情報をひとつのページという単位に区切ってまとめ、第2の画面3bに入力された注釈を消去しても良い。この場合、ユーザが別個設けられたページめくりボタンを押して、ページを指定することにより、以前に第2の画面3bに入力した付加情報を簡単に参照できる。このページ切り替えは、第2の画面3bが、入力した付加情報でいっぱいになったときや、入力した付加情報をページで区切りたいときなどに有効である。
(第1の画面上の第1の付加情報から第2の画面の第2の付加情報を検索)
上記第1の実施形態では、第2の画面3b上の第2の付加情報を検索キーとして用いて、第1の画面3a上の動画と、その動画上の第1の付加情報を検索したが、検索キーとして用いる付加情報は、これに限定されるものではない。例えば、検索動作時には、まず、データ記憶部2に記憶された動画とそれに関連付けされた第1の付加情報とを第1の画面3aに同期させながら再生し、その再生中に呈示された第1の付加情報を、第1の実施形態と同様の方法で、ユーザが指定することによって、第2の付加情報を検索するようにしてもよい。
【0107】
このような検索動作は、図10に示したような第1の画面3a上の付加情報の呈示位置が背景のセンサデータの動きに沿って移動する場合に有効である。この場合、ユーザが第1の画面3aに呈示された第1の付加情報をペン4bで押してその位置を指定したら、当該指定された第1の付加情報と、それと関連付けられた第2の画面3b上の第2の付加情報とが画面上で連続してひとつの注釈と見えるように、動画と第1の付加情報とを呈示することが望ましい。
(複数画面)
上記第1の実施形態では、第2の画面3bの背景は白紙(背景画像がない状態)で用いていたが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、第2の画面3bの背景画像に地図や図面などの、静止画を呈示しても良い。これにより、どちらの画面に描かれた付加情報も、検索キーと図中での注釈との2役を持つことができ、上記第1の実施形態で示した例よりも、1つの付加情報が果たす役割が増え、ユーザは、付加情報の入力、動画検索にかかる負担を、さらに低減させることができる。
【0108】
第2の画面3bの背景に呈示されるデータは静止画に限らず、動画でも良い。例えば、図9(b)に示すように、第1の画面3aには動画を、第2の画面3bには、例えば、プラントの状態を表す動画が呈示される。プラントの状態を表す動画は、プラントの構成図が描かれ、その上の図形の色が変化したり、点滅したりして、プラントの状態を表すものである。このように、第2の画面3bに呈示する背景としての動画は、時系列で変化するデータではあるが、画面上での位置は変化しないため、白紙や静止画の上に付加情報を付加したりするのと同様に、当該付加情報を検索キーとして用いることができる。
【0109】
また、第1の画面3aおよび第2の画面3bの両方に動画を呈示しても良い。この場合、第2の画面3bに呈示する動画を、例えば再生したり、スクロールバーのようなもので、動画中での位置を移動したりしながら、その上の付加情報を呈示させて、呈示された付加情報と関連付けられた第1の画面3aに呈示された動画と、その上の付加情報とを検索するといったことが可能になる。
(付加情報の種類)
付加情報は手書きを例にあげたが、これに限定されるものではなく、第1の画面3aと第2の画面3bとに同時に入力できるものであれば何でも良い。例えば、テキストやアイコンを用いても良い。この場合、まず、ペン4bをタブレット4aに接触させて、テキストを入力する位置を決めた後に、キーボードからテキストを入力したり、その位置にアイコンを置いたりする。また、あらかじめ、第2の画面3bに呈示されたアイコンなどに、引き出し線で関連付けても良い。
(検索結果の呈示方法)
上記第1の実施形態では、検索結果を呈示するのに、ユーザが指定した第2の画面3a上の第2の付加情報と関連付けられた動画と、その上に描かれた第1の付加情報とを、頭出しして同期再生することにより行ったが、検索結果の呈示方法は、これに限定されるものではない。例えば、動画と第1の付加情報を頭出しして静止しても良いし、あるいは、関連付けをより分かりやすく呈示するために、ユーザが指定した第2の画面3b上の第2の付加情報と、検索された結果の第1の付加情報とを、他の付加情報とは別の色で呈示しても良い。このように、検索結果の呈示方法は、ユーザが指定した第2の付加情報と、検索結果の第1の付加情報と、動画との関連が、ユーザに分かるものであればなんでも良い。
(第2の実施形態)
図11は、本発明の情報記憶検索方法を用いた第2の実施形態に係る情報記憶検索装置の概略構成を示したもので、連続しない分離した画面上にそれぞれ入力した付加情報を引き出し線で結んで、付加情報間の関連を簡単に指定し、かつ、一覧することのできるものである。
【0110】
第1の実施形態では、動画の呈示される第1の画面3aと第2の画面3bとの両方に付加情報を付加して関連付け、1つの付加情報が動画の検索キーと動画の内容の注釈との2つの役割を果たすことを可能にするものであった。が、同一のディスプレイ装置の上に、第1の画面3aと第2の画面3bとが連続せずに分離して設けられている場合には、それらの画面上に入力された付加情報の間を引き出し線で結んで関係付けたり、あるいは、関係を示したりすることはできなかった。第2の実施形態に係る情報記憶検索装置は、このような問題を解決するものである。
【0111】
なお、図11において、図1と同一部分には同一符号を付し、異なる部分について説明する。すなわち、図11に示す情報記憶検索装置では、第1の画面3aと第2の画面3bは同一のディスプレイ装置の画面上に連続せずに分離して設けられており、この同一のディスプレイ装置の画面に設けられた第1の画面3aと第2の画面3bを含む、例えば、当該ディスプレイ装置の画面全体を覆う引き出し線画面3cとを具備し、この引き出し線画面3c上に、第1および第2の画面3a、3b上に入力された付加情報を結ぶ引き出し線を入力することを可能にする。これにより、第1および第2の画面3a、3bが、ディスプレイ装置の画面上のどこに位置していても、引き出し線の入力、呈示が可能になり、ユーザは、第1および第2の画面3a、3bを当該ディスプレイ装置の画面上に自由にレイアウトする操作も可能となる(そのために、図11の構成に、さらに、第1の画面3a、第2の画面3bをディスプレイ装置の画面上に自由にレイアウトするための画面レイアウト部11を具備していてもよい)。
【0112】
引き出し線画面3cは、第2の画面3bと同様に透明な液晶画面の上に、透明な感圧式タブレットが重ねられて構成され、第1および第2の画面3a、3bを含むディスプレイ装置の画面全体を覆う画面である。この引き出し線画面3cが配置されることにより、図11に示すように、ユーザは、第1の画面3a上の付加情報と第2の画面3b上の付加情報とを引き出し線で結ぶことができるようになる。
【0113】
次に、図11の情報記憶検索装置の動作について、記憶動作と検索動作とに分けて説明する。なお、動画の処理方法については、第1の実施形態と変わらないので、ここでは、それ以外の付加情報の処理についてのみ取り上げて説明する。
【0114】
まず、記憶動作時について説明する。
【0115】
図12は、記憶動作時の3つの画面3a、3b、3cによる動画と付加情報の呈示例を示したものである。図12(a)に示すように、ユーザは、第1、第2の画面3a、3bに対して、第1の実施形態と同様にして付加情報を入力すればよい。引き出し線画面3c上にも、第1、第2の画面3a、3bの場合と同様に付加情報(引き出し線画面3c上に入力される付加情報を第3の付加情報と呼ぶ)を座標値列として入力し、その入力された第3の付加情報はID(第3の付加情報ID)が付されて付加情報記憶部5に記憶される。
【0116】
図12(a)では、第1の画面3aに、人の動画が呈示されており、その人の画像の手の部分に「丸印」の付加情報が入力され、第2の画面3bに、「CHECK」という付加情報が入力され、それらの間を引き出し線で結んでいる。このように、第1の画面3a、第2の画面3b、引き出し線画面3cにまたがって入力された付加情報は、各画面の境界で分離して、第1の画面3a内に含まれる部分を第1の付加情報M1、第2の画面3b内に含まれる部分を第2の付加情報、引き出し線画面3c内に含まれる部分を第3の付加情報と判定する。
【0117】
付加情報記憶部5で、ブロックを生成するタイミングは、第1の実施形態では、第1の画面3a、第2の画面3bの、いずれの画面に対してもTa秒の間、付加情報が入力されない場合に行ったが、第2の実施形態では、これらの画面に加えて、引き出し線画面3cに付加情報が入力されるかどうかも考慮する。また、このタイミングで生成された第3の付加情報M3には、第1の付加情報M1、第2の付加情報M2と同様に、ブロックが生成されたときに、第1の画面3aに呈示されていた動画のフレーム画像(およびフレーム番号)をデータ記憶部2に記憶する。
【0118】
図12(a)に示した付加情報は、図12(b)に示すように、各画面の境界で分離されて第1〜第3の付加情報M1、M2、M3が得られる。ここまでは第1の実施形態とほぼ同様であるが、第2の実施形態では、付加情報記憶部5は、第1〜第2の付加情報M1、M2から引き出し線を分離して、引き出し線の付加情報(第3の付加情報)M3’と新たな第1および第2の付加情報M1’M2’を生成してから記憶する。例えば、図12(b)では、付加情報M1、M2には、引き出し線の一部である付加情報m31、m32が含まれるため、この付加情報m31、m32を分離して、図12(c)に示すように、第1の付加情報M1から付加情報m31を除いた部分を新たな第1の付加情報M1’とし、第2の付加情報M2から付加情報m32を除いた部分を新たな第2の付加情報M2’とし、第3の付加情報M3に付加情報m31とm32を加えたものを新たな第3の付加情報M3’とする。
【0119】
引き出し線の検出は、例えば、図13のフローチャートに示す手順で行う。まず、第1の画面3aに入力された付加情報M1を構成するストロークの番号を保持する変数nに「1」を代入して初期化し(ステップS51)、n番目のストロークであるSR1(n)が、第1の画面3aの境界(輪郭)と接するかどうかを調べる(ステップS52)。
【0120】
SR1(n)が第1の画面3aの輪郭と接する場合は(ステップS53)、ステップS54に進み、処理を継続し、接していない場合は、ステップS56に進み、変数nを1つインクリメントして、第1の画面3a上の次のストロークについての処理に移行する。
【0121】
ステップS54では、ストロークSR1(n)と第1の画面3aの輪郭との接点Pが、引き出し線画面3c上の付加情報である第3の付加情報M3と隣接するかどうかを調べる。
【0122】
接点Pが第3の付加情報M3と隣接する場合は、ステップS58に進み、第2の画面3bに入力された付加情報のストロークSR2に対する処理に移行し、接点Pが第3の付加情報M3と隣接しない場合はステップS56に進む。
【0123】
以上の処理を第1の画面3aに入力された付加情報の全てのストロークについて行ったかどうかを、付加情報記憶部5に記憶された次の第1の画面の付加情報を読み取ることにより調べ、読み取れた場合は、ステップS52に戻って、次のストロークについて検索を繰り返し、読み取れなかった場合は、引き出し線検出処理を終了する(ステップS57)。
【0124】
さて、ステップS58では、第2の画面3bに入力された付加情報の全てのストロークについて、第3の付加情報M3と隣接するストロークSR2を検索する。SR2が存在する場合は(ステップS59)、ステップS60へ進み、引き出し線が検出された場合の処理を行い、存在しない場合は、ステップS56に戻る。
【0125】
ステップS60では、SR1(n)を図12で説明したような第1の画面3aに入力された引き出し線の一部であるm31とし、SR2を同じく図12で説明したような第2の画面3bに入力された引き出し線の一部であるm32と判定できるので、結局m31、m32、M3をユーザにより入力された引き出し線として検出し(ステップS61)、この検出された引き出し線を新たな第3の付加情報M3’とし、処理を終了する。
【0126】
第1の実施形態では、第1の画面3aに入力された付加情報は、ブロックが生成されてからTb秒経過すると、付加情報変形部6によって消去されたが、第2の実施形態では、これに加えて、上記検出された引き出し線も消去される。これにより、記憶動作時に、ディスプレイ装置の画面上で第1の画面3a、第2の画面3bの位置を移動させても、ユーザは引き出し線を誤って識別することを防ぐことができる。
【0127】
なお、記憶動作時のその他の処理(付加情報の記憶動作以外の処理)は、第1の実施形態と同様である。
【0128】
次に、検索動作について説明する。
【0129】
図14(a)に、検索動作開始時の画面の呈示例を示す。図14(a)では、ディスプレイ装置の画面上における第1および第2の画面3a、3bの配置位置が、記憶動作時のとき(図12(a)参照)と異なっている。また、図14(a)では、第1の実施形態の場合例と同様に、第1の画面3aには何も呈示されていない。
【0130】
ユーザは、第1の実施形態の場合と同様に、第2の画面3bに呈示された第2の付加情報を指定し、第1の画面3aに、指定された第2の付加情報と関連付けられた動画と第1の付加情報とを呈示する。図14(a)では、ユーザは、手書き図形の「CHECK」という付加情報をペン4bで指定している(なお、この付加情報は、例えば、図12(c)で示した付加情報記憶部5に記憶された第2の付加情報M2’に相当する)。
【0131】
検索部8は、第1の実施形態の場合と同様に、第2の付加情報M2’と関連付けられた動画と第1の付加情報M1’とを検索して、第1の画面3aに呈示する。
【0132】
第2の実施形態では、さらに、引き出し線の呈示も行う。引き出し線は、ユーザが指定した、第2の画面3b上の第2の付加情報M2’と、それと関連付けられた、第1の画面3a上の第1の付加情報M1’とを結ぶように呈示される。この様子を図14(b)に示す。
【0133】
引き出し線の呈示方法を、図14(b)を例にとって説明する。まず、第1の付加情報M1’を構成する全て座標値について、第2の画面3bに最も近いものをpd1として取得する。同様に、第2の付加情報M2’についても、第1の画面に最も近いものをpd2として取得する。pd1、pd2は、それぞれ、第1および第2の画面3a、3bの座標系での座標値なので、これらを引き出し線画面上での座標系に変換して、PD1、PD2を得る。そして、第3の付加情報M3’の縮尺を変更して、座標値PD1にて表される位置と座標値PD2にて表される位置とを結ぶ引き出し線(第3の付加情報M3’)の画像を生成し、これを引き出し線画面3cに呈示する。
【0134】
引き出し線画面3cは、例えば、第1および第2の画面3a、3bの上に配置された、液晶画面で構成されるため、引き出し線が、第1、第2の画面と重なった部分もユーザは見ることができる。
【0135】
これにより、検索動作時の第1、第2の画面3a、3bの配置位置が、記憶動作時に第1、第2の付加情報が入力されたときの第1、第2の画面3a、3bの配置位置とは異なる場合でも、第1および第2の付加情報を結ぶように引き出し線が呈示されるため、ユーザは、一目でどの付加情報とどの付加情報とが関連付いているのかを視覚的に(瞬時に、かつ、容易に)知ることができる。
(効果)
以上説明したように、上記第2の実施形態によれば、連続しない分離した画面上に入力した付加情報の位置関係を引き出し線を用いて視覚的に簡単に関連付けることが可能となり、ユーザが付加情報の関連付けを行う負担が大きく軽減される。
【0136】
また、付加情報の記憶動作時と、検索結果を呈示する時とで、画面の位置が変わっていても、引き出し線は、関連付けを示すように変形して表示されるため、ユーザは、ディスプレイ装置の画面上に自由に画面をレイアウトして、付加情報の記憶、検索が行え、ユーザが関連付けを理解する負担が大きく軽減され、その効果は大きい。
(第2の実施形態の変形例:付加情報の入力画面の数の限定)
上記第2の実施形態では、引き出し線にて関連付ける付加情報を入力するための画面は、第1、第2の画面3a、3bの2つの画面しかなかったが、付加情報を入力する画面は、これに限定されるものではない。例えば、3つ目の付加情報を入力するための第3の画面を設けて、これら3つの画面を引き出し線にて結びつけるようにしてもよい。
【0137】
すなわち、第2の実施形態に係る情報記憶検索装置は、時系列データを呈示するとともに付加情報を入力するための少なくとも1つの第1の画面3aおよび付加情報を入力するための少なくとも1つの第2の画面3bと、これらに入力された付加情報を結びつける(関連付ける)引き出し線を入力するための、第1の画面3aおよび第2の画面3bに隣接する少なくとも1つの引き出し線画面3cとを持っていればよく、また、第2の画面3bにも動画が呈示できるものであってもよい。
(引き出し線の分離方法)
上記第2の実施形態で説明した引き出し線を分離する方法は、図13に示した処理方法に限定されるものではなく、付加情報と付加情報とを結ぶ引き出し線を分離できるものであれば、どんな方法でも良い。例えば、図12(a)において、引き出し線画面3cのみの領域内(第1の画面3aと第2の画面3bと重複しない引き出し線画面3c内の領域)に入力された付加情報M3のみを引き出し線としてもよい。この場合、付加情報m31は第1の付加情報M1として、また、付加情報m32は第2の付加情報として識別される。
(引き出し線の呈示方法)
上記第2の実施形態では、引き出し線は、第1の画面3aの付加情報が消去されるときに、一緒に引き出し線画面から消去されたが、第2の画面3bの付加情報と同様に、画面上に呈示したままでも良い。
(引き出し線の変形)
前述の第1の実施形態では、引き出し線は変形させなかったが(図10参照)、上記第2の実施形態と同様の方法で、引き出し線を変形させて、付加情報との関連付けを呈示しても良い。図15は、このような例を示すものである。例えば、センサデータを呈示する第1の画面3a上の第1の付加情報F1が移動した場合には、移動した第1の付加情報F1と、第2の画面3b上の第2の付加情報F2とを結ぶように、図15に示すように引き出し線F3を変形して、関連付けをユーザに呈示しても良い。
(引き出し線の種類)
第1および第2の実施形態のいずれにおいても、引き出し線は、第1の画面3a上に入力された付加情報と第2の画面3b上に入力された付加情報との間の関連を表すための手段の一例として挙げたもので、必ずしもこれに限定されず複数の種類の引き出し線があっても良い。
【0138】
例えば、引き出し線を書き始めてから書き終わるまでの時間が所定時間(Tc秒)以上かかったら「引き出し線で結ばれたものは等価である」という意味を持たせ、Tc秒かからなかったら「引き出し線で結ばれたものは等価でない」という意味を持たせることにより、2種類の引き出し線があっても良い。
【0139】
この場合、「等価である」ことを表す引き出し線は細い線で表示し、「等価でない」ことを表す引き出し線は太い線で表示することにより、2種類の引き出し線を見分けることも可能になる。
【0140】
引き出し線の種類を指定する方法は、上記の方法に限定されず、引き出し線の種類を特定できる方法であれば何でもよい。
【0141】
例えば、引き出し線を書くときの筆圧を用いて、筆圧を強く描いたものと弱く描いたものを区別してもよいし、マウスボタンを用いて、右クリックしながら描いたものと左クリックしながら描いたものとクリックしないで描いたものを区別してもよいし、引き出し線の形状の違い(線種)を用いて、一本線、二重線、点線、破線で描いたものを区別してもよい。
【0142】
二重線の引き出し線が入力されたことを識別する方法としては、例えば図16に示すように、1本目に引かれた線の始点座標B0と2本目に引かれた線の始点座標B1との距離、1本目に惹かれた線の終点座標E0と2本目に引かれた線の終点座標E1との距離がそれぞれ、予め定められた値L0より小さいときに、これを二重線の引き出し線と識別すればよい。
【0143】
さらに、引き出し線の始点位置と終点位置の関係を用いて、引き出し線の種類を指定してもよい。これについて、図17を参照して説明する。
【0144】
図17(a)は、動画の中から2つのフレームFLM1、FLM2を抜き出して、それぞれ同じディスプレイ装置の呈示画面上に設けられた第1の画面3aと第2の画面3bに呈示した様子を示している。なお、図17(a)に示す第2の画面3bには、第1の画面3aと同様に背景として動画を呈示するものである。この動画中ではフレームFLM1の後にフレームFLM2が再生されるものとする。図17(a)に示すように、第1の画面3a上の第1の付加情報M1と第2の画面3b上の第2の付加情報M2とを結ぶ第3の付加情報M3としての引き出し線が始点B3から終点E3に向かって引かれている。この引き出し線を「第1の付加情報M1から第2の付加情報M2に値が変化した」という意味を表す種類と区別してもよい。
【0145】
この場合、例えば、当該第3の付加情報M3を入力した直後、あるは検索結果の呈示時に、「M1からM2に値が変化した」という意味を表す種類の引き出し線に、図17(a)に示すような第1の付加情報M1から第2の付加情報M2に向かう矢印の形になるように、自動的に矢印の矢尻の画像を付加すると、引き出し線の種類を見分けることも可能になる。
【0146】
また、引き出し線を線分として描くのではなく、図17(a)に示す矢印を描いた場合に、矢印を自動的に認識して「M1からM2に値が変化した」のか、「M2からM1に値が変化した」のかを区別しても良い。
(他の引き出し線検出方法)
第1および第2の実施形態のいづれにおいても、引き出し線の識別は、第1の画面3a、第2の画面3b、引き出し線画面3cが隣接する点におけるストロークの連続状況を見て引き出し線を検出していたが、必ずしもそれに限定されるものではなく、第1および第2の付加情報と第3の付加情報としての引き出し線とを区別できる方法であれば何でもよい。
【0147】
例えば、図形認識で直線に近い形状を検出したものを引き出し線とみなしてもよい。
(引き出し線にさらに付加情報を付加する)
上記第1および第2の実施形態では、付加情報は、第1の画面3a、第2の画面3bに呈示された動画に対して付加されたものであったが、引き出し線に対して付加するものであってもよい。
【0148】
例えば、図17(b)は、第1の画面3a上の第1の付加情報M1と第2の画面3b上の第2の付加情報M2とを結ぶ第3の付加情報M3としての引き出し線に対して、引き出し線画面3c上から第4の付加情報M4を入力した様子を示す。第4の付加情報M4が第3の付加情報M3としての引き出し線に対して付加された付加情報であることの識別は、例えば、当該引き出し線の入力が終わってから所定時間(Td秒)の間に入力されたストロークを、第3の付加情報M3としての当該引き出し線に対して付加された付加情報として識別する。
【0149】
引き出し線に付加された付加情報の識別方法はこれに限らず、引き出し線に対して付加されたことが識別できる方法であれば何でも良い。
【0150】
例えば、第3の付加情報M3としての引き出し線と第4の付加情報M4はどちらが先に入力されても構わず、第4の付加情報M4の入力が終わってからTd秒の間に、第1の画面3aと第2の画面3bに渡って入力されたストローク情報を引き出し線として識別して、これらを関連付けてもよい。また、第1の画面3aにも第2の画面3bにも含まれず、しかも、引き出し線画面3c上の第3の付加情報M3としての引出し線にも該当しない全てのストローク情報を第4の付加情報として関連付けてもよい。
【0151】
また、図17(c)に示すように、引き出し線画面3c上に、第1の画面3aにも第2の画面3bにも含まれず、しかも、引き出し線画面3c上の第3の付加情報M3としての引出し線にも該当しない、複数の(例えば2つの)付加情報F10、F11が入力された場合、第3の付加情報M3としての引き出し線に最も近い1つのみ(例えば、付加情報F10)を当該第3の付加情報M3としての引き出し線に付加する第4の付加情報M4であるとみなしてもよい。なお、引き出し線画面3c上の引き出し線以外の付加情報の判別方法としては、例えば、最初のストロークが入力されてからTb秒以上次のストロークの入力がない場合に、それまでに入力されたストロークを1つの付加情報としてまとめ、Tb秒以上経過した後に新たに入力されたストロークを他の付加情報としてまとめることにより行う。
【0152】
引き出し線に付加する第4の付加情報の識別方法としては、上記以外に、当該引き出し線に一番近い付加情報が特定できる方法であればなんでも良い。例えば、引き出し線が入力された時間と最も近い時間に入力された付加情報を第4の付加情報とする方法であってもよいし、付加情報を構成する座標値の重心を求めて、これが引き出し線の重心と最も近いものを第4の付加情報とする方法であってもよい。
(既に入力された付加情報に後から引き出し線で関連付け)
上記第1よび第2の実施形態のいづれにおいても、記憶動作時に付加情報と引き出し線とは同時に入力したが、この場合に限らず、既に入力された付加情報に後から引き出し線を付け加えて関連付けても良い。この場合を図18を参照して説明する。
【0153】
図18(a)、(b)は、動画の中から2つのフレームを抜き出して、それぞれ同じディスプレイ上に設けられた第1の画面3aと第2の画面3bに呈示した様子を示している。なお、図18(a)(b)に示す第2の画面3bには、第1の画面3aと同様に背景として動画を呈示するものである。
【0154】
図18(a)に示すように、第1の付加情報M1と第2の付加情報M2が既に入力されている状態に、図18(b)に示すような「M1とM2は等価である」という意味を持つ第3の付加情報M3としての引き出し線を後から付け加えることにより、当該引き出し線の始点および終点の近くにある第1の付加情報M1と第2の付加情報M2とを関連付ける。
【0155】
図18(c)、(d)は、動画の中から2つのフレームを抜き出して、それぞれ同じディスプレイ上に設けられた第1の画面3aと第2の画面3bに呈示した様子を示している。なお、図18(c)(d)に示す第2の画面3bには、第1の画面3aと同様に背景として動画を呈示するものである。
【0156】
図18(c)に示すように、第1の付加情報M1と第2の付加情報M2と第3の付加情報M3としての引き出し線が既に入力されている状態に、図18(d)に示すような当該引き出し線に関連付ける第4の付加情報M4、さらに、第2の画面3b上に新たに第2の付加情報(矢印)を入力してもよい。このように、付加情報を後から追加していくことにより、既に入力してあった引き出し線に意味を追加することもできる。
(第3の実施形態)
次に、情報記憶検索装置が呈示する動画からオブジェクトを検出し、そのオブジェクトに対して付加情報を付加することのできる第3の実施形態について説明する。
【0157】
ここで、オブジェクトとは、例えば、MPEG4などで用いるオブジェクト情報であり、動画中の被写体全体、あるいは、被写体の各構成部の1つ1つをいうものとする。
【0158】
第1の実施形態および第2の実施形態ともに、付加情報を付加する対象となる動画は詳しくは静止画(フレーム画像)であるため、例えば付加情報を付加した人物像の顔の画像が、付加情報付加後に画面上で大きく動いた場合、当該付加情報が顔の画像に追随できないという問題があった。第3の実施形態ではこのような問題を解決するものである。すなわち、動画から例えば人物像の顔画像などのオブジェクトを検出し、このオブジェクトとオブジェクトの近くに描かれた付加情報とを関連付けることにより、付加情報をオブジェクトの動きに追従させて呈示することが可能になる。
【0159】
図19は第3の実施形態に係る情報記憶検索装置の概略構成を示したもので、図1に示した情報記憶検索装置の構成にさらに、オブジェクト検出部10を追加したものである。また、図19のデータ記憶部2には、オブジェクト検出部10で検出したオブジェクトを記憶する機能を追加し、図19の関連付け部7にはオブジェクトと付加情報とを関連付ける機能を追加している。
【0160】
次に、図19の情報記憶検索装置の動作について、記憶動作と検索動作とに分けて説明する。
【0161】
図20は、記憶動作を説明するための情報記憶検索装置の構成を詳細に示したもので、図19の概略構成に、記憶動作時のデータの流れの一例を加え、さらに記憶動作時に必要な構成要素のみを抜き出したものである(記憶動作時に関係のない構成要素や情報の流れを点線で示してある)。
【0162】
データ入力部1は、第1の実施形態と同様に動画を静止画列として入力するが、第3の実施形態では、例えばMPEG4などを用いたオブジェクト情報が埋め込まれた動画像を入力の対象とする。
【0163】
図21は、第1の画面3aのオブジェクト情報が埋め込まれた動画像の呈示例を示している。図21に示した動画には、人物像の頭部を表す第1のオブジェクトOBJ1、胴体を表すオブジェクトOBJ2、手の部分を表すオブジェクトOBJ3の情報が埋め込まれている。各オブジェクトの画像は、画面上での表示領域と同じ形の図形の静止画としてデータ記憶部2に入力される。例えば、第1のオブジェクトOBJ1は人物像の頭部の画像と同じ形をした画像として入力され、オブジェクト内部の領域の画素値が「1」、オブジェクト外部の領域の画素値が「0」の静止画として入力される。
【0164】
データ入力部1から入力した動画は、第1の実施形態と同様に、動画を構成する各フレーム単位に図20に示すデータ記憶部2の記憶領域MA2にそれぞれのフレーム番号の記憶領域MA1に対応する記憶領域MA2に記憶される。さらに第3の実施例では、さらに、オブジェクト検出部10によって動画を構成する各フレーム画像(静止画)に埋め込まれたオブジェクト(オブジェクトの識別子(ID))を検出し、これをそれぞれのフレーム画像に対応させて記憶領域MA11に記憶する。
【0165】
例えば、データ記憶部2の記憶内容からフレーム番号「1822」のフレーム画像には、オブジェクトID「7」「8」「9」のオブジェクトを含んでいることがわかる。なお、図20には表していないが、データ記憶部2の記憶領域MA11には、当該フレーム画像から検出されたオブジェクトのIDのみに限らず、当該オブジェクトの画像(図21参照)も記憶するようになっている。
【0166】
付加情報は第1の実施形態と同様の方法で入力される。入力された付加情報は関連付け部7によって動画と関連付けられるが、第3の実施形態ではさらに付加情報がどのオブジェクトに対して付加されたのかも関連付ける。
【0167】
図22(a)は、第1の画面3aと第2の画面3bに付加情報を入力した際の画面呈示例を示したものである。ここでは、フレーム番号「1822」のフレーム画像が第1の画面3aに呈示されていて、「CHECK」という第2の付加情報としての手書き図形と、人物像の手を表すオブジェクトOBJ3を囲む第1の付加情報としての手書きされた円とが引き出し線によって結ばれて関連付けられている。
【0168】
図22(b)は、付加情報とどのオブジェクトとが関連付いているかを判定する方法を説明するための図で、まず、第2の実施形態の変形例として説明した方法と同様にして、付加情報と引き出し線を分離し、フレーム画像に含まれる全てのオブジェクトOBJ1〜OBJ3の重心GR(1)、GR(2)、GR(3)と動画中に付加された付加情報の重心GR(0)との距離をそれぞれもと目、その求めた距離が最も小さいオブジェクトが当該付加情報と関連付けられていると判定する。
【0169】
図22(b)の場合、付加情報の重心GR(0)とオブジェクトOBJ3の重心GR(3)の間の距離が最も小さいから、当該付加情報はオブジェクOBJ3と関連付ける。
【0170】
付加情報と関連付いているオブジェクトIDは、図20に示すように、関連付け部7の記憶領域MA12に、当該オブジェクトIDと関連付けられているフレーム番号と第1の付加情報IDと第2の付加情報IDとに対応付けて記憶される。
【0171】
例えば、図20に示す関連付け部7の記憶内容からは、フレーム番号「1052」のフレーム画像には、第1の付加情報IDが「1」の第1の付加情報と、第2の付加情報IDが「1」の第2の付加情報と、オブジェクトIDが「2」のオブジェクトとが関連付けされていることがわかる。
【0172】
図23は、動画の呈示が進んでオブジェクトが移動すると、付加情報変形部6にて、そのオブジェクトに付加した付加情報を当該オブジェクトの移動に追従するように変形して呈示する場合を示したものである。
【0173】
付加情報変形部6では、付加情報を変形して、その変形した付加情報を動画に合成して第1の画面3aに呈示する。付加情報変形部6は、第1の実施形態と同様に第1の画面3aに呈示する。第1の付加情報については、常に最新に入力された第1の付加情報を選択し、第2の画面3bに呈示する第2の付加情報については、それまでに入力された全ての第2の付加情報を選択して、これらを合成した画面を生成するが、その際、第1の画面3aに呈示する第1の付加情報については、第1の画面3aの動画のオブジェクトの変化に追従するように変形させてから合成する。また、引き出し線については、第2の実施形態の変形例として説明した方法と同様に、変形した第1の付加情報とそれと関連付けられた第2の付加情報とを結ぶように変形してから合成する。
【0174】
第1の付加情報の変形方法としては、次のようなものが考えられる。例えば、フレーム番号「1822」のフレーム画像に対し第1の付加情報IDが「2」の第1の付加情報と、第2の付加情報IDが「2」の第2の付加情報と、オブジェクトID「9」のオブジェクトとが関連付けられた後に、後続のフレーム画像、すなわち、フレーム番号「1823」のフレーム画像が入力された場合、フレーム番号「1823」のフレームから例えば100フレーム前までに入力された全てのフレームについて、関連付け部7の記憶領域MA7を参照することにより関連付けがあるかどうかを検索する。この例の場合、フレーム番号「1822」のフレーム画像に関連付けがあったことが検索される。関連付けがある場合には、フレーム番号「1823」のフレーム画像に含まれる全てのオブジェクトIDについて、関連付け部7の記憶領域MA12を参照して、他のフレーム画像に関連付けされているオブジェクトを検索する。この例の場合、オブジェクトID「9」のオブジェクトが検索される。このとき検索された各オブジェクトについて、それと関連付けられた第1の付加情報を変形する。
【0175】
第1の付加情報の変形は、当該第1の付加情報の関連付けられたオブジェクトの位置の変化を右方向にMxドット、下方向にMyドット、すなわち(Mx、My)とすると、当該第1の付加情報も(Mx、My)移動することにより生成する。オブジェクトの位置はデータ記憶部2の記憶領域MA11に記憶されているのでこれを参照することにより行う。この例では、オブジェクトOBJ3は、フレーム番号「1822」のフレーム画像とフレーム番号「1823」のフレーム画像との間で(15、2)移動したとすると、関連付けはフレーム番号「1822」のフレーム画像で行われ、最新のフレーム画像はフレーム番号「1823」であるから、第1の付加情報IDが「2」の第1の付加情報も(15、2)移動させる。
【0176】
第1の付加情報を動画中のオブジェクトに追従して呈示する以外は第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0177】
検索動作時には、第1の実施形態と同様である。検索された動画の呈示は、第1の付加情報を動画中のオブジェクトに追従して呈示する以外は第1の実施形態と同様の方法で行う。
(効果)
動画中のオブジェクトが変形したとしても、そのオブジェクトに対して付加された付加情報をオブジェクトの変形に追従して変形して呈示することができる。
(オブジェクトの変化)
上記第3の実施形態では、オブジェクトの移動に追従して付加情報を変形する場合についえ説明したが、付加情報の変形が追従するオブジェクトの変化は、この場合に限らない。例えば、図24に示すように、人物像の頭部画像のオブジェクトの大きさが変化した場合(図24(a)〜(c)参照)、これに付加された付加情報としての丸印と「A」という手書き図形との大きさを当該オブジェクトの大きさに追従して変化させても良い。
(オブジェクトの検出)
上記第3の実施形態では、MPEG4のフォーマットでオブジェクトは動画の中に含まれて入力されたが、オブジェクトを含まない動画を入力して、オブジェクト検出部10にて、当該動画からオブジェクトを検出しても良い。オブジェクトの検出方法は、本発明の要旨ではないので、説明は省略する。
【0178】
【発明の効果】
動画などの時間の経過に伴って変化する時系列データに対して、所望の特定箇所を検索する際の検索キーとしての役割と、時系列データの注釈としての役割の2役を同時に果たす付加情報を容易に付加することができるとともに、これを基に容易に時系列データを検索できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る情報記憶検索装置の概略的な構成を示した図。
【図2】図1の情報記憶検索装置の概略的な処理動作を示したフローチャート。
【図3】記憶動作を説明するための情報記憶検索装置の構成を示した図。
【図4】記憶動作の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図5】第1の画面上における第1の付加情報の呈示例を示した図、所定時間経過したら当該第1の付加情報は消去される場合を示している。
【図6】検索動作を説明するための情報記憶検索装置の構成を示した図。
【図7】検索動作の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図8】検索動作時における画面の呈示例を示したもので、(a)図は検索開始時、(b)図は検索結果の呈示例を示した図。
【図9】第1の画面と第2の画面とが連続しておらず、分離した別個のものである場合を示した図で、(a)図は第2の画面に背景画像がない場合、(b)図は第2の画面に背景画像として静止画あるいは動画が呈示されている場合を示している。
【図10】第1の付加情報の他の変形例を示した図。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る情報記憶検索装置の概略的な構成を示した図。
【図12】記憶動作時の第1の画面、第2の画面、第3の画面による動画と付加情報の呈示例を示した図。
【図13】引き出し線の検出処理を説明するためのフローチャート。
【図14】検索動作時における画面の呈示例を示したもので、(a)図は検索開始時、(b)図は検索結果の呈示例を示した図。
【図15】引き出し線を第1の画面に呈示される第1の付加情報の移動に伴って移動させた場合の呈示例を示した図。
【図16】二重線の引き出し線が入力されたことを識別する方法を説明するための図。
【図17】(a)図は、引き出し線の種類を識別する方法を説明するための図で、(b)図および(c)図は引き出し線に付加する付加情報の識別方法を説明するための図。
【図18】既に入力された付加情報に後から引き出し線を付け加えて関連付けを行う場合について説明するための図。
【図19】本発明の第3の実施形態に係る情報記憶検索装置の概略的な構成を示した図。
【図20】記憶動作を説明するための情報記憶検索装置の構成を示した図。
【図21】動画中から検出されるオブジェクトについて説明するための図。
【図22】オブジェクトと付加情報との関連付けについて説明するための図。
【図23】動画の呈示が進んでオブジェクトが移動すると、付加情報変形部にて、そのオブジェクトに付加した付加情報を当該オブジェクトの移動に追従するように変形して呈示する場合を示した図。
【図24】オブジェクトの変化に伴う当該オブジェクトに関連付けられた付加情報の変形例を示した図。
【符号の説明】
1…データ入力部
2…データ記憶部
3…呈示部(3a…第1の画面、3b…第2の画面、3c…第3の画面)
4…付加情報入力部
5…付加情報記憶部
6…付加情報変形部
7…関連付け部
8…検索部
10…オブジェクト検出部
Claims (20)
- 第1の表示領域と第2の表示領域の配置された表示画面上の書き込みを入力するための入力手段と、
前記入力手段で入力された書き込みを記憶する第1の記憶手段と、
入力された複数のフレーム画像を含む時系列データを記憶する第2の記憶手段と、
制御手段と、
を備えた情報記憶検索装置における情報記憶検索方法において、
前記制御手段が、前記時系列データを前記第1の表示領域に表示する第1のステップと、
前記制御手段が、前記入力手段で入力された、前記第1の表示領域に表示されたフレーム画像に対する注釈としての前記第1の表示領域上の書き込み、及び当該フレーム画像を検索するための検索キーとしての第2の表示領域上の書き込みを当該フレーム画像に関連付けて前記第1の記憶手段に記憶する第2のステップと、
前記制御手段が、前記第1の表示領域上の書き込みが前記第1の表示領域に表示される前記時系列データの移動に同期して移動するように変形する第3のステップと、
前記制御手段が、変形された書き込みを前記第1の表示領域に表示する第4のステップと、
前記制御手段が、検索キーの選択のために、前記第1の記憶手段に記憶された前記第2の表示領域上の各書き込みを前記第2の表示領域に表示する第5のステップと、
前記制御手段が、前記第6のステップで前記第2の表示領域に表示された書き込みの中から選択された書き込みに関連付けられたフレーム画像を検索する第6のステップと、
前記制御手段が、前記第7のステップで検索されたフレーム画像、及び当該フレーム画像に関連付けて前記第1の記憶手段に記憶されている前記第1の表示領域上の書き込みを前記第1の表示領域に表示する第7のステップと、
を有することを特徴とする情報記憶検索方法。 - 前記第1及び第2の表示領域は、隣接して設けられていることを特徴とする請求項1記載の情報記憶検索方法。
- 前記入力手段で入力された前記第1の表示領域上の書き込みを予め定められた時間だけ前記第1の表示領域に表示することを特徴とする請求項1記載の情報記憶検索方法。
- 前記第2の表示領域に、前記第1の表示領域に表示される前記時系列データとは異なる時系列データあるいは静止画が表示されることを特徴とする請求項1記載の情報記憶検索方法。
- 前記制御手段が、前記入力手段で入力された引き出し線を検出するステップをさらに含み、
前記第3のステップは、前記第1の表示領域上の書き込みが前記引き出し線により前記第2の表示領域上の書き込みに接続されたまま、前記第1の表示領域に表示される前記時系列データの移動に同期して移動するように、前記第1の表示領域上の書き込みを変形することを特徴とする請求項2記載の情報記憶検索方法。 - 前記制御手段が、前記入力手段で入力された引き出し線を検出するステップと、
前記制御手段が、前記第1の表示領域上の書き込みと前記第2の表示領域上の書き込みを結ぶように、前記引き出し線を変形するステップと、
前記制御手段が、前記変形された引き出し線を前記表示画面に表示するステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の情報記憶検索方法。 - 前記制御手段が、前記時系列データから各オブジェクトを検出するステップと、
前記制御手段が、前記入力手段で入力された書き込みの位置と各オブジェクトの位置を基に、当該書き込みに関連するオブジェクトを判定するステップと、
をさらに含み、
前記第3のステップは、前記第1の表示領域に表示される前記オブジェクトとともに移動するように当該オブジェクトに関連する書き込みを変形することを特徴とする請求項1記載の情報記憶検索方法。 - 前記制御手段が、前記時系列データから各オブジェクトを検出するステップと、
前記制御手段が、前記入力手段で入力された書き込みの位置と各オブジェクトの位置を基に、当該書き込みに関連するオブジェクトを判定するステップと、
前記制御手段が、前記第1の表示領域に表示される前記オブジェクトの大きさの変化に合わせて当該オブジェクトに関連する書き込みの大きさを変化させるステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の情報記憶検索方法。 - 前記表示画面は、前記第1及び第2の表示領域に隣接する第3の表示領域をさらに備え、
前記制御手段が、前記第1の表示領域に表示されたフレーム画像に対し、前記入力手段で入力された前記第3の表示領域上の書き込みを前記フレーム画像に関連付けて前記第1の記憶手段に記憶するステップと、
前記第6のステップで検索されたフレーム画像に関連付けて前記第1の記憶手段に記憶されている前記第3の表示領域上の書き込みを表示するステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の情報記憶検索方法。 - 第1の表示領域と第2の表示領域の配置された表示画面上の書き込みを入力するための入力手段と、
入力された複数のフレーム画像を含む時系列データを記憶する第1の記憶手段と、
前記時系列データを前記第1の表示領域に表示する第1の制御手段と、
前記第1の表示領域に表示されたフレーム画像に対し前記入力手段で入力された前記第1及び第2の表示領域上の書き込みを、当該フレーム画像に関連付けて記憶する第2の記憶手段と、
前記第1の表示領域上の書き込みが前記第1の表示領域に表示される前記時系列データの移動に同期して移動するように変形する変形手段と、
変形された書き込みを前記第1の表示領域に表示する手段と、
検索キーの選択のために、前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の表示領域上の各書き込みを前記第2の表示領域に表示する第2の制御手段と、
前記第3の制御手段で前記第2の表示領域に表示された書き込みの中から選択された書き込みに関連付けられたフレーム画像を検索する検索手段と、
前記検索手段で検索されたフレーム画像、及び当該フレーム画像に関連付けて前記第2の記憶手段に記憶されている前記第1の表示領域上の書き込みを前記第1の表示領域に表示する第3の制御手段と、
を具備したことを特徴とする情報記憶検索装置。 - 前記第1及び第2の表示領域は、隣接して設けられていることを特徴とする請求項10記載の情報記憶検索装置。
- 前記入力手段で入力された前記第1の表示領域上の書き込みを予め定められた時間だけ前記第1の表示領域に表示することを特徴とする請求項10記載の情報記憶検索装置。
- 前記第2の表示領域に、前記第1の表示領域に表示される前記時系列データとは異なる時系列データあるいは静止画が表示されることを特徴とする請求項10記載の情報記憶検索装置。
- 前記入力手段で入力された引き出し線を検出する検出手段をさらに含み、
前記変形手段は、前記第1の表示領域上の書き込みが前記引き出し線により前記第2の表示領域上の書き込みに接続されたまま、前記第1の表示領域に表示される前記時系列データの移動に同期して移動するように、前記第1の表示領域上の書き込みを変形することを特徴とする請求項10記載の情報記憶検索装置。 - 前記入力手段で入力された引き出し線を検出する検出手段と、
前記第1の表示領域上の書き込みと前記第2の表示領域上の書き込みを結ぶように、前記引き出し線を変形する手段と、
変形された引き出し線を前記表示画面に表示する手段と、
をさらに具備したことを特徴とする請求項10記載の情報記憶検索装置。 - 前記時系列データからオブジェクトを検出するオブジェクト検出手段と、
前記入力手段で入力された書き込みの位置と各オブジェクトの位置を基に、当該書き込みに関連するオブジェクトを判定する手段と、
をさらに具備し、
前記変形手段は、前記第1の表示領域に表示される前記オブジェクトとともに移動するように当該オブジェクトに関連する書き込みを変形することを特徴とする請求項10記載の情報記憶検索装置。 - 前記時系列データからオブジェクトを検出するオブジェクト検出手段と、
前記入力手段で入力された書き込みの位置と各オブジェクトの位置を基に、当該書き込みに関連するオブジェクトを判定する手段と、
前記第1の表示領域に表示される前記オブジェクトの大きさの変化に合わせて当該オブジェクトに関連する書き込みの大きさを変化させる第2の変形手段と、
をさらに具備したことを特徴とする請求項10記載の情報記憶検索装置。 - 前記表示画面は、前記第1及び第2の表示領域に隣接する第3の表示領域をさらに備え、
前記第2の記憶手段は、前記第1の表示領域に表示されたフレーム画像に対し、前記第3の表示領域上の書き込みを前記フレーム画像に関連付けてさらに記憶し、
前記検索手段で検索されたフレーム画像に関連付けて前記第2の記憶手段に記憶されている前記第3の表示領域上の書き込みを表示する第4の制御手段をさらに具備したことを特徴とする請求項10記載の情報記憶検索装置。 - 第1の表示領域と第2の表示領域の配置された表示画面上の書き込みを入力するための入力手段と、
前記入力手段で入力された書き込みを記憶する第1の記憶手段と、
入力された複数のフレーム画像を含む時系列データを記憶する第2の記憶手段と、
を備えたコンピュータに、
前記時系列データを前記第1の表示領域に表示する第1のステップと、
前記第1の表示領域に表示されたフレーム画像に対し前記入力手段で入力された前記第1及び第2の表示領域上の書き込みを、当該フレーム画像に関連付けて前記第1の記憶手段に記憶する第2のステップと、
前記第1の表示領域上の書き込みが前記第1の表示領域に表示される前記時系列データの移動に同期して移動するように変形する第3のステップと、
変形された書き込みを前記第1の表示領域に表示する第4のステップと、
検索キーの選択のために、前記第1の記憶手段に記憶された前記第2の表示領域上の各書き込みを前記第2の表示領域に表示する第5のステップと、
前記第5のステップで前記第2の表示領域に表示された書き込みの中から選択された書き込みに関連付けられたフレーム画像を検索する第6のステップと、
前記第6のステップで検索されたフレーム画像、及び当該フレーム画像に関連付けて前記第1の記憶手段に記憶されている前記第1の表示領域上の書き込みを前記第1の表示領域に表示する第7のステップと、
を実行させるためのプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体。 - 前記表示画面は、前記第1及び第2の表示領域に隣接する第3の表示領域をさらに備え、
前記プログラムは、
前記第1の表示領域に表示されたフレーム画像に対し、前記第3の表示領域上の書き込みを前記フレーム画像に関連付けて前記第1の記憶手段に記憶するステップと、
前記第6のステップで検索されたフレーム画像に関連付けて前記第1の記憶手段に記憶されている前記第3の表示領域上の書き込みを表示するステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項19記載の情報記憶検索方法。
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