JP3727371B2 - 有機導電体を使用する陰極線管の電子写真スクリーニング方法 - Google Patents

有機導電体を使用する陰極線管の電子写真スクリーニング方法 Download PDF

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Description

【産業上の利用分野】
【0001】
本発明は、陰極線管(CRT)用の発光スクリーン組立体の電子写真的な製造方法に係り、特に、上に重なる光伝導性層の電極として機能する有機導電性層を設けるために改良された材料を使用する方法に関する。上記改良された導電性材料は、従来の導電性層と比べて優れた物理的、電気的特性を有する。
【従来の技術】
【0002】
1990年5月1日にダッタ他に発行された米国特許第4,921,767号明細書には、適切に調製され静電的に帯電可能な面に堆積した乾燥粉末化され摩擦電気的に帯電されたスクリーン構造体材料を使用するCRTのフェースプレートの内側の面に発光スクリーン組立体を電子写真的に製造する方法が記載されている。帯電可能な面又は光受容体は、導電性層の上に重なる有機光伝導性層よりなり、両方の層はCRTパネルの内側の面に溶液として順次に堆積される。
【0003】
上記の特許に記載されている導電性層は、酸化スズ、酸化インジウム又はインジウム−スズの混合物の酸化物のような無機導電体、或いは、ウィスコンシン州ミルウォーキのアルドリッチケミカル社より入手可能なポリブレンとして商業的に周知の高分子電解質を含む揮発性有機導電性材料の何れかよりなる。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
後者の材料の欠点は、高い表面抵抗率(>1011オーム/スクエア)を有し、これにより、低い相対湿度(<50%RH(相対湿度))で上に重なる光伝導性層の緩慢な不均一な帯電が生ずることである。その上、上記材料は薄膜化中に亀裂を生じ、かつ、結晶化する傾向があり、スクリーン組立体に欠陥が生じる。
【0005】
後者の周知の材料の上記欠点を解決し、高価ではなく、光伝導性層に適合する適当な材料が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、カラーCRTのフェースプレートパネルの内側の面上に発光スクリーン組立体を電子写真的に製造する方法は、揮発性の有機導電性層を形成するため第4級アンモニウム高分子電解質と界面活性剤とからなる導電性溶液で上記パネルの面を被覆し、揮発性の有機光伝導性層を形成するため、光伝導性溶液で上記有機導電性層を保護する段階よりなる。
【0007】
上記第4級アンモニウム高分子電解質は、ポリ(ジメチル−ジアリル−アンモニウム=クロリド)と;ポリ(3,4−ジメチレン−N−ジメチル−ピロリジウム=クロリド)(3,4−DNDP塩化物)と;ポリ(3,4−ジメチレン−N−ジメチル−ピロリジウム硝酸塩)(3,4−DNDP硝酸塩)と;ポリ(3,4−ジメチレン−N−ジメチル−ピロリジウム燐酸塩)(3,4−DNDP燐酸塩)とよりなる群から選ばれる単独重合体、又はビニルイミダゾリウムメト硫酸塩とビニルピロリドンの共重合体である
【実施例】
【0008】
図1に矩形状フェースプレートパネル12と、矩形状ファンネル15により接続された管状ネック14とよりなるガラスエンベロープ11を有するCRT10のようなカラーディスプレイ装置を示す。ファンネル15は、アノードボタン16と接触しネック14に延在する内部導電性皮膜(図示せず)を有する。パネル12はビューイングフェースプレート又はサブストレート18と、ガラスフリット21によりファンネル15にシールされた周辺側のフランジ又は側壁20とからなる。3色発光スクリーン22は、フェースプレート18の内側の面に支持される。図2に示すスクリーン22は、好ましくは、色のグループに配置された赤色放出性、緑色放出性、及び青色放出性の発光体の縞、R、G、及びB夫々の多数のスクリーン素子、或いは、衝突する電子ビームが発生する平面に略垂直な方向に延在し、循環的に並ぶ3本の縞、又は、トライアッド(3色の組)の画素を含むライン形スクリーンである。かかる実施例に対し通常の観察位置において発光体の縞は垂直方向に延在する。好ましくは、上記発光体の縞は、従来より周知の光吸収性マトリクス材料23により互いに隔離される。或いは、スクリーンはドット形スクリーンでも良い。好ましくはアルミニウム製である薄い導電性層24は、スクリーン22の上に重ねられ、発光体素子から放出されフェースプレート18を通過する光を反射すると共にスクリーンに均一の電位を印加する手段を提供する。スクリーン22と上に重なるアルミニウム層24は、スクリーン組立体を構成する。
【0009】
図1を再び参照するに、多開口形のカラー選択電極、又は、シャドーマスク25は、スクリーン組立体に所定の間隔のある関係で従来の手段によって取外し自在に取付けられる。図1に点線で概略的に示される電子銃26は、3本の電子ビーム28を発生し、マスク25の開口部を介し収束経路に沿ってスクリーン22に当てるためネック14の中心側に取付けられる。銃26は、例えば、1986年10月28日にモレル他に発行された米国特許第4,620,133号明細書に記載される形の双電位式電子銃、又は、他のあらゆる適当な銃からなる。
【0010】
管10は、ファンネルとネックの結合部の領域にあるヨーク30のような外部磁気偏向ヨークと共に使用するよう設計される。ヨーク30は作動すると、スクリーン22上で矩形状のラスタ内で水平方向及び垂直方向にビームを走査させる磁界を3本のビーム28に印加する。最初の偏向面(ゼロ偏向の箇所)は図1に線P−Pでヨーク30の中央付近に示される。説明の便宜上、偏向区域における偏向ビーム径路の実際の曲率は示さない。
【0011】
スクリーン22は、先に引用した米国特許第4,921,767号明細書に記載され、図3のブロック図に示す電子写真的スクリーニング(EPS)工程により製造される。最初に、パネル12は、従来より周知の如く、苛性溶液で洗浄され、水で洗い流され、緩衝フッ化水素酸でエッチングされ、再び水で洗い流される。ビューイングフェースプレート18の内部には、好ましくは、上に重なる有機光伝導性(OPC)層34に電極を提供する有機導電性(OC)材料からなる適当な層32よりなる光受容体が設けられる。上記OC層32及びOPC層34を図4に示す。
【0012】
EPS工程によりマトリクスを形成するため、OPC層34は、1992年1月28日にダッタ他に発行された米国特許第5,083,959号明細書に記載される形のコロナ帯電を使用して、+200ボルトから+700ボルトの範囲内の適当な電位に帯電される。シャドーマスク25はパネル12に挿入され、正に帯電されたOPC層34は、シャドーマスク25を介して、従来のスリーインワン形の照明具に配置されたキセノンフラッシュランプからの光のような化学線が照射される。各照射の後に、ランプは、電子銃からの電子ビームの入射角を2倍にするため別の位置に動かされる。光放出発光体がスクリーン22を形成するために、引続き堆積されるOPC層の領域を放電するために、3ヵ所の別個のランプ位置から3回の露光が必要である。露光段階後に、シャドーマスク25はパネル12から取り除かれ、パネルは、1993年10月6日に出願された米国特許出願第132,263号明細書に記載されるような第1の現像装置に移される。かかる現像装置は、光吸収性の黒色マトリクススクリーン構造体材料の適切に調製された乾燥粉末状の微粉を含む。上記マトリクス材料は現像装置によって摩擦電気的に負に帯電される。負に帯電されたマトリクス材料は、先に引用した米国特許第4,921,767号明細書に記載される如く、1段階だけで直接に堆積させるか、或いは、1993年7月20日にリドル他に発行された米国特許第5,229,234号明細書に記載される如く2段階で直接に堆積させることが可能である。上記「2段階」マトリクス堆積処理は、得られるマトリクスの不透明度を増加させる。光放出発光体材料は、先に引用した米国特許第4,921,767号明細書に記載される方法で堆積させられる。
【0013】
さらに、従来より周知であり、例えば、1971年1月26日にメイアウドに発行された米国特許第3,558,310号明細書に記載された従来の湿式マトリクス処理を使用してマトリクスを形成することが可能である。マトリクスが湿式処理により形成される場合に、光受容体はマトリクス上に形成され、発光体材料は先に引用した米国特許第4,921,767号明細書に記載される方法で堆積される。
【0014】
上記の「先にマトリクス形」の2通りの工程の他に、EPS工程により発光体を堆積した後にマトリクス123を電子写真的に形成することが可能である。この「後にマトリクス形」の工程は、1993年8月31日にエーマンジュニアに発行された米国特許第5,240,798号明細書に記載される。図5には、スクリーン122と、上に重なるアルミニウム層124とからなり、米国特許第5,240,798号明細書に記載の後にマトリクス形」の工程に従って製造されたスクリーン組立体が示される。
【0015】
「後にマトリクス形」の工程において、赤色−、青色−、及び緑色−放出発光体素子、R、B、及びGは、夫々、摩擦電気的に正に帯電された発光体スクリーン構造体材料の微粉を光受容体の正に帯電されたOPC層34に順次に堆積させることにより形成される。帯電処理は、先に引用した米国特許第5,083,959号明細書に記載されるのと同じである。3つの発光体が堆積された後に、OPC層34は再び正の電位に均一に帯電され、先に堆積された発光体を含むパネルは、摩擦電気的に負の電荷をマトリクス構造体材料に与えるマトリクス現像装置で堆積させられる。発光体スクリーン素子を隔離する光伝導性層の正に帯電された開いた領域は、マトリクス123を形成するために、負に帯電されたマトリクス材料を上記開いた領域に堆積させることにより直接現像される。かかる処理は「直接」現像と呼ばれる。次いで、スクリーン構造体材料は、先に引用した米国特許第4,921,767号明細書に記載される如く、定着され薄膜化される。アルミニウム層124は、層24を設ける際に説明した目的のためスクリーン122上に設けられる。アルミニウム処理されたスクリーン組立体を有するフェースプレートパネルは、スクリーン組立体の組成物を揮発させるため約425でベーキングされる。上記のスクリーン製造工程は、上記のスクリーン組立体と構造的に同一のスクリーン組立体を実現するために、OPC層34に設けられた電荷の極性と、スクリーン構造体材料に誘導された摩擦電気的電荷の極性の両方を反転させることによって変形することが可能である。
【0016】
図4を再び参照するに、OC層32は、2乃至6重量パーセントの第4級アンモニウム高分子電解質と、約0.001乃至0.1重量パーセント、好ましくは、約0.01重量パーセントの適当な界面活性剤と、約0.5乃至2重量パーセント、又は、それ未満のポリビニルアルコール(PVA)と、残部の脱イオン水とを含む有導電溶液でパネル12の内側の面を覆うことにより形成される。第4級アンモニウム高分子電解質は、ポリ(ジメチル−ジアリル−アンモニウム=クロリド)と、ポリ(3,4−ジメチレン−N−ジメチル−ピロリジウム=クロリド)(3,4−DNDP塩化物)と、ポリ(3,4−ジメチレン−N−ジメチル−ピロリジウム硝酸塩)(3,4−DNDP硝酸塩)と、ポリ(3,4−ジメチレン−N−ジメチル−ピロリジウム燐酸塩)(3,4−DNDP燐酸塩)とよりなる群から選ばれるホモポリマー(単独重合体)である。或いは、ビニルイミダゾリウムメト硫酸塩(VIM)及びビニルピロリドン(VP)のような適当な共重合体を導電性溶液に使用してもよい。
【0017】
ポリ(ジメチル−ジアリル−アンモニウム=クロリド)は、ペンシルベニア州ピッツバーグのカルゴン社よりCat−Floc−C又はCat−Floc−T−2として商業的に入手可能であり、VIMとVPの共重合体はニュージャージ州パーシパニーのBASF社よりMOS−905として入手可能である。商業的に入手可能なCat−Floc材料は、0.6重量パーセントの高分子電解質と、0.3重量パーセントのポリビニルピロリドンと、約99重量パーセントのメチルアルコールと、パネルのベーキング後に完全にはベーキング除去されないNaCl(塩化ナトリウム)及びKSO(硫酸カリウム)のような無機塩を含む。塩化物イオンは、有機導電体の製造に使用する前に、入手した材料から除去するか、或いは、少なくとも濃度を低下させる必要がある。商業的に入手可能な材料は100グラム当たり約0.20米ドル、或いは、1パネル当たり約0.002米ドルを要する。
【0018】
Cat−Floc材料の有機ポリマー鎖に結合された塩化物を除去するために、Cat−Flocの10%溶液は、2時間に亘り3倍の蒸留水に溶解され、10%の固体陽イオン交換ビードと混合される。混合物は5μの圧力フィルタを通して濾過され、イオン交換によるCat−Flocはアセトンと共に溶液から沈殿する。沈殿物は、その比が80:20のアセトン:水で洗浄され、50重量パーセントのCat−Flocを含む水溶液を生成するため水に溶解される。塩化物のないCat−FlocのpHは、12乃至13の範囲内にある。このpHは、0.1%HNO(硝酸)又は0.1%のHPO(燐酸)で滴定することによりpH4に調整される。
【0019】
以下に、この例に限定されることなく、OC層32を詳細に説明する例を示す。
【0020】
OC 例1
有機導電性溶液は、以下の成分を1時間に亘り混合し、その溶液を1μ(ミクロン)のフィルタで濾過することにより形成される。溶液の粘度は2.6センチポイズ(cP)である。
【0021】
ポリ(ジメチル−ジアリル−アンモニウム=クロリド)の水に対する50%溶液 100g(5重量%)
プルロニックL−72(50:50の水:メタノールに5%)(ニュージャージ州パーシパニーのBASF社から入手可能)のような界面活性剤 2g(0.01重量%)
(残部)脱イオン水 900g
OC 例2
第2の有機導電性溶液は、以下の成分をOCの例1に記載の方法で混合、濾過することにより形成される。溶液の粘度は5cPである。
【0022】
ポリ(ジメチル−ジアリル−アンモニウム=クロリド)の水に対する50%溶液 60g(3.2重量%)
ポリビニルアルコール(PVA)の水に対する10%溶液 90g(0.96重量%)
プルロニックL−72のメタノール(50):水(50)に対する5%溶液 2g(0.01重量%)
(残部)脱イオン水 778g
OC 例3
第3の有機導電性溶液は、以下の成分をOCの例1に記載の方法で混合、濾過することにより形成される。溶液の粘度は3cPである。
【0023】
ポリ(3,4−DNDP塩化物)の水に対する50%溶液 100g(5.3重量%)
プルロニックL−72のメタノール(50):水(50)に対する5%溶液 2g(0.01重量%)
残部)脱イオン水 778g
上記の溶液においてポリ(3,4−DNDP塩化物)を同量のポリ(3,4−DNDP硝酸塩)又はポリ(3,4−DNDP燐酸塩)に置き換えても良い。
【0024】
OC 例4
第4の有機導電性溶液は、以下の成分をOCの例1に記載の方法で混合、濾過することにより形成される。溶液の粘度は1.9cPである。
【0025】
Cat−Floc−Cの水に対する50%溶液 100g(5重量%)
プルロニックL−72のメタノール(50):水(50)に対する5%溶液 2g(0.01重量%)
残部)脱イオン水 900g
OC 例5
第5の有機導電性溶液は、以下の成分をOCの例1に記載の方法で混合、濾過することにより形成される。溶液の粘度は2.6cPである。
【0026】
Cat−Floc−Cの水に対する50%溶液 60g(3.2重量%)
PVAの水に対する10%溶液 90g(0.96重量%)
プルロニックL−72のメタノール(50):水(50)に対する5%溶液 2g(0.01重量%)
残部)脱イオン水 778g
OC 例6
先に引用した米国特許第4,921,767号明細書に記載される以下の有機導電性溶液は対照標準として利用する。溶液の粘度は2.2cPである。
【0027】
イオネンポリマー 1,5−ジメチル−1,5−ジメチルジアゾ−ウンデカメチレン−ポリメトブロマイド(ウィスコンシン州ミルウォーキのアルドリッチケミカル社からポリブレンとして入手可能) 60g(3重量%)
ポリアクリル酸(PAA)の水に対する25%水溶液 120g(1.5重量%)
プルロニックL−72のメタノール(50):水(50)に対する5%溶液 1.5g(0.004重量%)
残部)脱イオン水 1812g
OC 例7
ビニルイミダゾリウムメト硫酸塩(VIM)とビニルピロリドン(VP)の共重合体MS−905 100g(5重量%)
プルロニックL−72のメタノール(50):水(50)に対する5%溶液 3g(0.01重量%)
残部)脱イオン水 900g
上記のOCの例に対し相対湿度百分率の関数として抵抗率を判定した。溶液でガラス製スライドを被覆した。0.5μと、1μと、2μの厚さの皮膜を作成し、導電性薄膜の直流電流量及び表面抵抗を測定するためにASTM−D257形の表面抵抗測定プローブを使用した。被覆されたガラス製スライドは、5、20、30、50、60及び90パーセントの相対湿度で24時間保存された。全薄膜サンプルの表面抵抗率は、薄膜の厚さとは無関係であるが、相対湿度に依存することが分かった。表1は、50%のRH(相対湿度)における6個のOC薄膜の例から作られた薄膜の抵抗率をオーム/スクエアの単位で示す。
【0028】
表1
OC 識別名 抵抗率 オーム/スクエア
例1 5 × 10
例2 6 × 10
例3 1.8× 10
例4 4 × 10
例5 3 × 10
例6 5 × 1010
例7 2 × 10
例3、5及び6に対する結果を図6のグラフに示す。例3は最低の抵抗率を有し、例5は現在のEPS工程における好ましいOCの典型例である。従来のOCである例6の50%の相対湿度以下における抵抗率は高すぎるのでEPS工程には使用できない。
【0029】
塩化物のない材料はCRT応用のOC層32に好ましい。例7、即ち、VIMとVPよりなる上述のMS−905は、塩化物を含まず、約90重量%のVIMと10重量%のVPとからなる。MS−905の抵抗率は、60%及び30%の相対湿度夫々において、3×10オーム/スクエア及び3×10オーム/スクエアである。
【0030】
OPC層34は、適当な樹脂と、電子供与体材料と、電子受容体材料と、界面活性剤と、有機溶媒とからなる有機光伝導性溶液でOC層32を保護することにより形成される。乾燥すると、上記溶液は揮発性の有機光伝導性層を形成する。上記光伝導性溶液に利用される樹脂は、ポリスチレンと、ポリ−α−メチルスチレンと、ポリスチレン−ブタジエン共重合体と、ポリメタクリル酸メチルと、ポリメタクリル酸のエステル、ポリイソブチレン、及びポリプロピレンカーボネートとよりなる群から選ばれる。
【0031】
上記電子供与体材料は、1,4−ジ(2,4−メチルフェニル)−1,4ジフェニルブタトリエン(2,4−DMPBT)と、1,4−ジ(2,5−メチルフェニル)−1,4ジフェニルブタトリエン(2,5−DMPBT)と、1,4−ジ(3,4−メチルフェニル)−1,4ジフェニルブタトリエン(3,4−DMPBT)と、1,4−ジ(2−メチルフェニル)−1,4ジフェニルブタトリエン(2−DMPBT)と、1,4−ジフェニル−1,4ジフェニルフェニルブタトリエン(2−DPBT)と、1,4−ジ(4−フルオロフェニル)−1,4ジフェニルブタトリエン(4−DFPBT)と、1,4−ジ(4−ブロモフェニル)−1,4ジフェニルブタトリエン(4−DBPBT)と、1,4−ジ(4−クロロフェニル)−1,4ジフェニルブタトリエン(4−DCPBT)と、1,4−ジ(4−トリフルオロメチルフェニル)−1,4ジフェニルブタトリエン(4−DTFPBT)とよりなる群から選ばれる。
【0032】
上記電子受容体材料は、9−フルオレノン(9−F)と、3−ニトロ−9−フルオレノン(3−NF)と、2,7−ジニトロ−9−フルオレノン(2,7−DNF)と、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン(2,4,7−TNF)と、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレニリデンマロノニトリル(2,4,7−TNFMN)と、アントロキノン(AQ)と、2−エチルアントロキノン(2−EAQ)と、1−クロロアントロキノン(1−CAQ)と、2−メチルアントロキノン(2−MAQ)と、2,1−ジクロロ−1,4ナフタキノン(2,1−DCAQ)とよりなる群から選ばれる。
【0033】
上記界面活性剤は、コネティカット州ダンベリーのユニオンカーバイド社より入手可能なシリコンU−7602、又は、ニューヨーク州ウォーターフォードのゼネラルエレクトリック社より入手可能なシリコンシラー−100の何れでも良く、溶媒はトルエン又はキシレンの何れでも構わない。
【0034】
以下に、この例に限定されることなく、OPC層34を詳細に説明する例を示す。
【0035】
OPC 例1
オハイオ州アクロンのグッドイヤータイヤアンドラバー社から入手可能なプライトン(Plitone)−1035のようなポリスチレン−ブタジエン共重合体樹脂300g(10重量%)を2648g(約88重量%)のトルエンに添加し、プライントが完全に溶解するまで攪拌する。次いで、テトラフェニルブタトリエン(TPBT)のような電子供与体材料50g(1.66重量%)と、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン(TNF)のような電子受容体材料2.5g(0.083重量%)を上記溶液に添加し、全てのTNFが溶解するまで攪拌する。溶液を攪拌する際に、シリコン シラー−100のような界面活性剤0.15g(0.005重量%)を添加する。全ての組成物が溶解されたときに、得られた溶液を10μ乃至0.5μのサイズ範囲の開口を有する順次のカスケードフィルタで濾過する。濾過された光伝導性溶液の粘度は6cPである。この溶液は先に引用した米国特許第4,921,767号明細書に記載の溶液と同一であり、対照標準として使用する。
【0036】
OPC 例2
OPCの例2の溶液はOPCの例1に記載の方法で生成され、以下の成分を含む:
プライトン−1035 300g(10重量%)
2,4−DMPBT 50g(1.66重量%)
TNF 2.5g(0.083重量%)
シリコンシラー−100 0.15g(0.005重量%)
残部)トルエン 2648g
混合及びカスケード化されたフィルタによる濾過後に、溶液の粘度は7cPである。
【0037】
OPC 例3
OPCの例3の溶液はOPCの例1に記載の方法で生成され、以下の成分を含む:
プライトン−1035 450g(14重量%)
2,4−DMPBT 75g(2.36重量%)
TNF 3.7g(0.12重量%)
シリコンシラー−100 0.15g(0.005重量%)
残部)トルエン 2648g
例3の溶液の粘度は13cPである。
【0038】
OPC 例4
OPCの例4の溶液はOPCの例1に記載の方法で生成され、30±2cPの粘度を有する。この粘度はコーティング処理に適した溶媒を添加することにより調整される。OPCの例4の成分は以下の通りである:
ポリスチレン(イリノイ州シカゴのアモコ社からアモコ1R3P7として入手可能) 300g(10重量%)
2,5−DMPBT 50g(1.66重量%)
TNF 2.5g(0.083重量%)
シリコンシラー−100 0.15g(0.005重量%)
残部)トルエン 2648g
OPC 例5
OPCの例5の溶液はOPCの例1に記載の方法で生成され、28cPの粘度を有する。OPCの例5の成分は以下の通りである:
ポリスチレン 300g(10重量%)
2−DPBT 50g(1.66重量%)
TNF 2.5g(0.083重量%)
シリコン・シラー−100 0.15g(0.005重量%)
残部)トルエン 2648g
OPC 例6
OPCの例6の溶液はOPCの例1に記載の方法で生成され、30cPの粘度を有する。溶液は以下の成分を含む:
ポリスチレン 300g(10重量%)
2,4−DMPBT 50g(1.66重量%)
TNF 2.5g(0.083重量%)
シリコンU−7602 0.15g(0.005重量%)
残部)トルエン 2648g
OPC 例7
OPCの例7の溶液はOPCの例1に記載の方法で生成され、31cPの粘度を有する。溶液は以下の成分を含む:
ポリスチレン 300g(10重量%)
2,4−DMPBT 50g(1.66重量%)
2−EAQ 7.5g(0.25重量%)
シリコンU−7602 0.15g(0.005重量%)
残部)トルエン 2648g
OPC 例8
OPCの例8の溶液はOPCの例1に記載の方法で生成され、30cPの粘度を有する。溶液は以下の成分を含む:
ポリスチレン 300g(10重量%)
2,4−DMPBT 50g(1.66重量%)
TNF 2.5g(0.083重量%)
2−EAQ 7.5g(0.25重量%)
シリコンU−7602 0.15g(0.005重量%)
残部)トルエン 2648g
OPC 例9
OPCの例9の溶液はOPCの例1に記載の方法で生成され、29cPの粘度を有する。溶液は以下の成分を含む:
ポリスチレン 300g(10重量%)
2,4−DMPBT 50g(1.66重量%)
TNF 2.5g(0.083重量%)
1−CAQ 7.5g(0.25重量%)
シリコンU−7602 0.15g(0.005重量%)
残部)トルエン 2648g
OPC 例10
OPCの例10の溶液はOPCの例1に記載の方法で生成され、28cPの粘度を有する。溶液の成分は以下の通りである:
ポリスチレン 300g(10重量%)
2,4−DMPBT 50g(1.66重量%)
2−EAQ 7.5g(0.25重量%)
TNF 2.5g(0.083重量%)
シリコンU−7602 0.15g(0.005重量%)
残部)キシレン 2648g
掲記の10通りのOPC溶液の例は、6重量部の樹脂に対し1重量部の電子供与体材料を利用しているが、かかる重量比は、8重量部の樹脂に対し1重量部の電子供与体材料から2重量部の樹脂に対し1重量部の電子供与体材料の範囲で変えることが可能であることが分かった。8:1の比では溶液の光伝導性は低下し、2:1の比において、上記の処方は不安定になる傾向があり、電子供与体材料を溶液から沈殿させ始める。溶液の感度と、そこから生成されるOPC層の性能を最適化するために、樹脂と電子供与体材料の比は4:1から6:1の範囲内であることが好ましい。電子受容体材料は、溶液の全重量の0.05乃至1.5重量%の範囲内で良いことが分かった。OPC溶液の全体は、12.5、17.7、24、及び28cPの粘度を有するサンプルを得るために、上記溶液の処方に使用される溶媒に依存してトルエン又はキシレンの何れかによって希釈された。適当なOC層で先に被覆された20V形(対角線寸法は20インチ)のフェースプレートパネルをこれらのOPC溶液で被覆した。OC層32及びOCP層34の両方を形成する好ましい被覆方法は、多量の材料を堆積し、溶液を均一に分散させ実質的に均一な厚さの層を形成するためにパネルを回転することによる「スピンコート法」である。典型的には、OC層32は約1μの厚さを有し、OPC層34はOPC溶液の粘度に依存する厚さを有する。例えば、OPC層の厚さは、12.5、17.7、24、及び28cPの粘度に対し、夫々4μ、6μ、8μ、及び11μで変化した。最適的なOPC層の厚さは、15乃至20cPの範囲内の粘度に対応する5乃至6μであることが分かった。OPC薄膜にプライトン−1035のブタジエン領域に起因する可能性のある欠陥を生じた例1及び例3を除き、全てのOPCは良好な層を生成した。
【0039】
例1乃至7のOCに従って処方された溶液を使用して生成されたOC層32は、光受容体を形成するためのOPC層34で被覆することにより評価された。例8のOPCに従って生成されたOPC層は、以下の理由で上記テストの基準として選ばれた。上記理由は、電子供与体材料(2,4−DMPBT)は、テストされた中で最も光感度の高い供与体材料であり、10回の光のフラッシュ後に残存する電圧は低く、即ち、極めて良好な光放電特性を有するからである。その上、2,4−DMPBT−ポリスチレン薄膜は、425で20分間に略完全にベーキング除去し、これはスクリーンから出力される光を最大限にするために必要である。最後に、例8のOPCに使用される電子受容体(2−EAQ)は、トルエンに優れた溶解性を有し、無毒である。OCの例1乃至7の各々を使用するサンプルのスライドは、相対湿度50%、温度23で、例8のOPCによって被覆し、適当な帯電器を使用してコロナ帯電した。サンプルのスライドは、ボルト/秒単位のコロナ帯電率と、ボルト/秒単位の暗放電と、キセノンフラッシュランプからの1回、5回及び10回のフラッシュ照射後に光受容体に残存する電圧とが測定された。暗放電はコロナ帯電の停止後に90秒間暗所に放置した後の光受容体の表面電位として定められる。上記のテスト結果を表2に掲載する。
【0040】
表2
帯電率 暗放電 フラッシュ回数毎の露光電圧 W
OC識別名 ボルト/秒 ボルト/秒 1回 5回 10回
例1 18.5 1.5 217 128 73
例2 17 1.3 230 139 77
例3 20.2 1.1 200 110 54
例4 17.5 1.5 220 130 78
例5 16.6 1.5 240 148 85
例6 7.5 1.0 180 160 100
例7 22 1.0 240 120 50
次いで、その各々は上記の溶液、即ち、例8のOPCを使用して形成される上に重なるOPC層用の導電性層を提供し、上記のOC溶液を利用する多数の光受容体に対しスクリーンの堆積特性が判定される。上記テストにおいて、OC及びOPC層よりなる光受容体は、先に引用した米国特許第5,083,959号明細書に記載の帯電装置を使用してコロナ帯電された20V形フェースプレートパネルの内側の面に形成された。電子写真的に堆積されたスクリーン構造体材料に対する光受容体の堆積特性と共に、光受容体の電気特性は、表3に掲載される。表3において、Viで示される光受容体の帯電受容量は、30秒のコロナ放電後に光受容体の表面で測定された電圧である。暗所表面電位Vdは暗所に90秒間放置された後の表面の電圧である。露光電圧Vexは、光受容体を有するパネルが照明器内に設置されたキセノンランプの5回のフラッシュにシャドーマスクを通して露光された後の光受容体の表面電位である。
【0041】
露光後に確認される電荷の潜像は、先に引用した米国特許出願第132,263号明細書に記載の方法で適当な黒色スクリーン構造体材料で現像される。マトリクスの形成後、光伝導性層は再度帯電され、光受容体は3つの別個の色放出性発光体の中の第1のものを堆積させるために露光される。かかる処理は各々の光放出性発光体に対し繰り返される。この結果は、主観的ではあるが、堆積特性として表3に記録する。
【0042】
表3
パネル電気特性(ボルト) 堆積特性
OCの識別名 Vi Vd Vex マトリクス 発光体 欠陥
例1 418 400 190 良好 良好 無
例2 370 320 180 良好 良好 少数
例3 480 420 190 良好 優秀 無
例5 400 360 180 可 良好 無
例6 140 125 45 無 劣等 多数
例7 500 410 100 良好 優秀 無
ガラス製スライドに形成され、例5のOCの処方によって生成されたOC層と、例10のOPCの処方により生成されたOPC層とからなる光受容体のスペクトル感度及び光吸収作用は図7に示す。上記感度は較正されたモノクロメータを使用して種々の波長で判定された。光受容体の光感度は、露光量により分割された電圧の変化として任意に定められる。450nmを超える場合に、光伝導性層の光学的吸収作用は急速に低下し、感度は低下し始め、550nmまでは幾分は観察されるが、それ以上の波長では観察されない。上記の結果により、上述の形の光受容体で覆われたパネルに有害な影響を及ぼすことなく、安全な作業環境を提供するために低強度の黄色のオーバーヘッド形照明(略577乃至597nmの波長で動作する)をEPS製造設備に使用することが可能である。その上、OC層32は、従来の導電性層と比べて優れた電気的及び物理的特性を有することが確認された。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】 本発明により製造されたカラーCRTの軸方向部分断面の平面図である。
【図2】 図1に示す陰極線管のスクリーン組立体の断面図である。
【図3】 電子写真的スクリーニング処理において利用される処理シーケンスのブロック図である。
【図4】 本発明の導電性層の上に重なる光伝導性層を示すフェースプレートパネルの断面図である。
【図5】 図1に示す管のスクリーン組立体の他の実施例である。
【図6】 種々の導電性層の抵抗率の相対湿度百分率の関数としてのグラフである。
【図7】 本発明の導電性層の上に重なる光伝導性層の光吸収作用とスペクトル感度のグラフである。
【符号の説明】
【0044】
10 CRT
11 ガラスエンベロープ
12 フェースプレートパネル
14 ネック
15 ファンネル
16 アノードボタン
18 ビューイングフェースプレート
20 フランジ
21 ガラスフリット
22,122 スクリーン
23 光吸収性マトリクス材料
24 導電性層
25 シャドーマスク
26 電子銃
28 電子ビーム
30 ヨーク
32 有機導電性層
34 有機光伝導性層
123 マトリクス
124 アルミニウム層

Claims (4)

  1. カラー陰極線管のフェースプレートパネルの内側の面に発光スクリーン組立体を製造する方法であって、
    揮発性の有機導電性層を形成するため、第4級アンモニウム高分子電解質と界面活性剤とを含む導電性溶液で該パネルの面を被覆するステップと、
    揮発性の有機光伝導性層を形成するため、光伝導性溶液で該有機導電性層を被覆するステップを含み、
    該第4級アンモニウム高分子電解質は、ポリ(ジメチル−ジアリル−アンモニウム=クロリド)と、ポリ(3,4−ジメチレン−N−ジメチル−ピロリジウム=クロリド)(3,4−DNDP塩化物)と、ポリ(3,4−ジメチレン−N−ジメチル−ピロリジウム硝酸塩)(3,4−DNDP硝酸塩)と、ポリ(3,4−ジメチレン−N−ジメチル−ピロリジウム燐酸塩)(3,4−DNDP燐酸塩)とよりなる群から選ばれる単独重合体、又はビニルイミダゾリウムメト硫酸塩とビニルピロリドンの共重合体である、
    方法。
  2. 前記導電性溶液はポリビニルアルコール(PVA)を更に含む請求項1記載の方法。
  3. カラー陰極線管のフェースプレートパネルの内側の面に発光スクリーン組立体を製造する方法であって、
    a)揮発性有機導電性層を形成するため、2乃至6重量パーセントの第4級アンモニウム高分子電解質と、約0.001乃至0.1重量パーセントの界面活性剤とを含む導電性水溶液で該パネルの該面を被覆するステップと、
    b)揮発性の有機光伝導性層を形成するため、光伝導性溶液で該有機導電性層を被覆するステップと、
    c)実質的に均一な静電荷を該光伝導性層に定着させるステップと、
    d)該光伝導性層の上の電荷に作用する化学線放射に該光伝導性層の選択された領域を露出させるステップと、
    e)少なくとも一つの乾燥粉末化された発光性のある摩擦電気的に帯電されたスクリーン構造体材料で該光伝導性層を現像するステップと、
    f)変位を最小限に抑えるため該スクリーン構造体材料を該光伝導性層に固定するステップと、
    g)該スクリーン構造体材料を薄膜化するステップと、
    h)上記薄膜化されたスクリーン構造体材料をアルミニウム処理するステップと、
    i)該導電性層と該光伝導性層とを含む上記スクリーン組立体の構成物を揮発させるため、空気中で少なくとも425℃の温度で該フェースプレートパネルをベーキングするステップとを含み、
    該第4級アンモニウム高分子電解質は、ポリ(ジメチル−ジアリル−アンモニウム=クロリド)と、ポリ(3,4−ジメチレン−N−ジメチル−ピロリジウム=クロリド)(3,4−DNDP塩化物)と、ポリ(3,4−ジメチレン−N−ジメチル−ピロリジウム硝酸塩)(3,4−DNDP硝酸塩)と、ポリ(3,4−ジメチレン−N−ジメチル−ピロリジウム燐酸塩)(3,4−DNDP燐酸塩)とよりなる群から選ばれる単独重合体、又はビニルイミダゾリウムメト硫酸塩とビニルピロリドンの共重合体である、
    方法。
  4. 前記導電性溶液は約0.5乃至3重量パーセント、又は、それより少ないポリビニルアルコール(PVA)を更に含む請求項3記載の方法。
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