JP3726015B2 - Expansion valve - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は膨張弁に関し、特に車両用空調装置にて高温・高圧の冷媒を膨張して低温・低圧の冷媒にするとともにエバポレータ出口の冷媒が所定の過熱度を有するよう冷媒流量を制御するものであって、外部制御弁を有する可変容量コンプレッサを用いた冷凍サイクルで使用される温度式の膨張弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用空調装置では、コンプレッサが冷媒ガスを圧縮して高温・高圧にし、これをコンデンサで冷却して凝縮液化し、これをレシーバ/ドライヤで気液分離した後、高温・高圧の液冷媒を膨張弁で減圧・膨張させることにより低温・低圧の冷媒にし、これをエバポレータで蒸発させてコンプレッサへ戻している。
【0003】
その膨張弁は、レシーバ/ドライヤからの高温・高圧の液冷媒をオリフィスを構成する弁を通すことにより低温・低圧の冷媒にしてエバポレータに供給するとともに、エバポレータ出口の冷媒の圧力・温度を感知して弁を通る冷媒の流量を制御し、冷房負荷の変動およびコンプレッサの回転数の変動に応じて冷媒量を制御する働きをする。
【0004】
図2は従来の膨張弁の構成例を示す断面図である。
膨張弁1は、ボディ2の側部に、レシーバ/ドライヤから高温・高圧の冷媒が供給される冷媒配管を接続する冷媒管路接続穴3と、この膨張弁1にて断熱膨張された低温・低圧の冷媒をエバポレータへ供給する冷媒配管を接続する冷媒管路接続穴4と、エバポレータ出口からの冷媒配管を接続する冷媒管路接続穴5と、コンプレッサへ至る冷媒配管を接続する冷媒管路接続穴6とを有している。
【0005】
冷媒管路接続穴3と冷媒管路接続穴4との間の流体通路には、弁座7がボディ2と一体に形成されており、その弁座7の上流側に、ボール状の弁体8が配置されている。冷媒管路接続穴3と連通する流体通路には、弁体8を弁座7に着座させるよう付勢する圧縮コイルスプリング9が配置されている。この圧縮コイルスプリング9は、ボディ2の下端面に螺着されたアジャストねじ10によって受けられており、このアジャストねじ10で圧縮コイルスプリング9の荷重を変えることにより、この膨張弁1のセット値の調整が行われる。
【0006】
ボディ2の上端部には、パワーエレメントが設けられている。パワーエレメントは、アッパーハウジング11と、ロアハウジング12と、これらによって囲まれた空間を仕切るダイヤフラム13と、このダイヤフラム13の下面に配置されたディスク14とによって構成されている。ディスク14の下方には、ダイヤフラム13の変位を弁体8へ伝達するシャフト15が配置されている。このシャフト15の上部は、冷媒管路接続穴5,6に連通する流体通路を横切って配置された保持部材16により保持されている。なお、ダイヤフラム13によって仕切られたパワーエレメントの下側の部屋は、断面十字形状の保持部材頭部の隙間を介して冷媒管路接続穴5,6に連通する流体通路と均圧になるよう連通していている。
【0007】
ここで、膨張弁1のオリフィスを構成する部分の組み立ては、シャフト15の延長線上にある流体通路に、ボール状の弁体8および圧縮コイルスプリング9を組み込み、さらにアジャストねじ10を締め込むことで行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、弁体および圧縮コイルスプリングの組み込みは、アジャストねじの上に圧縮コイルスプリングを載せ、さらに圧縮コイルスプリングの上に弁体が乗った頭の重い状態で行うため、組み込みの際に衝撃を受けることで、アジャストねじ上の圧縮コイルスプリングおよび弁体が転倒したり脱落したりする場合があり、生産性が低下してしまうという問題点があった。
【0009】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、弁体および圧縮コイルスプリングの組み込みの際にそれらの転倒・脱落が発生することのない膨張弁を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記問題を解決するために、可変オリフィスを構成する弁と、前記弁の弁体を閉弁方向に付勢する圧縮コイルスプリングと、前記圧縮コイルスプリングを受けるとともに前記圧縮コイルスプリングの荷重を調整するアジャストねじと、冷媒の圧力および温度を検知して前記弁を制御するダイヤフラムとを備えた温度式の膨張弁において、前記アジャストねじは、Oリングが装着される外周溝を境として分割した二重成形によるモールド成形にて構成され、前記圧縮コイルスプリングを受ける部分に凸部を設けたことを特徴とする膨張弁が提供される。
【0011】
このような膨張弁によれば、弁体および圧縮コイルスプリングをボディに組み込む際に、圧縮コイルスプリングをアジャストねじの凸部に保持することができるため、圧縮コイルスプリングのふらつきがなくなり、アジャストねじ上に載っている圧縮コイルスプリングおよび弁体が転倒したり脱落したりすることによる組み込み不良がなくなる。これにより、膨張弁の生産性を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明による膨張弁の構成例を示す断面図である。この図1において、従来の膨張弁の構成要素と同じ要素には同じ符号を付してある。
【0013】
この膨張弁1において、そのボディ2の側部に設けられた冷媒管路接続穴3は、レシーバ/ドライヤから高温・高圧の冷媒が供給される冷媒配管に接続され、冷媒管路接続穴4は、この膨張弁1にて断熱膨張された低温・低圧の冷媒をエバポレータへ供給する冷媒配管に接続され、冷媒管路接続穴5は、エバポレータ出口からの冷媒配管に接続され、冷媒管路接続穴6は、コンプレッサへ至る冷媒配管に接続され、図示の矢印は冷媒の流れ方向を示している。
【0014】
冷媒管路接続穴3から冷媒管路接続穴4へ連通する流体通路には、弁座7がボディ2と一体に形成され、その弁座7の上流側には、ボール状の弁体8が配置されている。冷媒管路接続穴3側の流体通路には、弁体8を弁座7に着座させるよう付勢する圧縮コイルスプリング9が配置され、この圧縮コイルスプリング9は、アジャストねじ10によって受けられている。このアジャストねじ10は、ボディ2の下端面に螺着され、ボディ2とはOリング17によってシールされている。
【0015】
アジャストねじ10は、その上部中央部に凸部18を有し、その基部には圧縮コイルスプリング9を保持する溝19が形成されている。これにより、弁体8および圧縮コイルスプリング9を組み込む際に、凸部18および溝19によって圧縮コイルスプリング9を内外から支持することができることから、圧縮コイルスプリング9のふらつきを防止することができる。したがって、圧縮コイルスプリング9の上に弁体8を載せた状態でアジャストねじ10をボディ2内に組み込むときに、衝撃を受けたとしても圧縮コイルスプリング9が転倒したり脱落したりすることがないので、弁体8および圧縮コイルスプリング9の組み込み不良を防止することができる。
【0016】
このアジャストねじ10は、通常は、成形材にて構成される。しかし、成形材によるものは、割り型によるパーティングラインが生じてそこから冷媒の漏れが発生する可能性があるため、好ましくは、図示のように、Oリング17が装着される外周溝を境として分割した二重成形によりモールド成形することでアジャストねじ10を構成するようにしている。すなわち、アジャストねじ10は、最初に凸部18および溝19を有する部材を成形し、次にボディ2に螺着するためのねじ山を有する部分を成形する。これにより、パーティングラインの出ないアジャストねじ10を構成することができる。もちろん、このアジャストねじ10は、切削材にて構成することもできる。
【0017】
さらに、ボディ2の上端部には、アッパーハウジング11と、ロアハウジング12と、これらによって囲まれた空間を仕切るダイヤフラム13と、このダイヤフラム13の下面に配置されたディスク14とによって構成されパワーエレメントが設けられている。
【0018】
ディスク14の下方には、ダイヤフラム13の変位を弁体8へ伝達するシャフト15が配置されている。このシャフト15の上部は、冷媒管路接続穴5,6に連通する流体通路を横切って配置された保持部材16により保持されている。
【0019】
シャフト15の上端部は、ディスク14の下面に当接されているが、その当接面はシャフト15の軸線に直角に交わる平面に対して傾斜されていて、ダイヤフラム13の軸線方向の動きが、シャフト15に軸線方向の荷重を与えるとともに横方向の荷重をも与えるようにしている。これにより、ダイヤフラム13の動きをシャフト15に伝えるとき、シャフト15に横荷重の分力が働き、シャフト15の長手方向の振動を抑制するようにしている。
【0020】
以上の構成の膨張弁1は、エバポレータから冷媒管路接続穴5に戻ってきた冷媒の圧力および温度をパワーエレメントが感知し、冷媒の温度が高ければ、その中の封入ガスが膨張して、弁が開く方向へ弁体8を押し、逆に温度が低ければ、弁が閉まる方向へ弁体8を移動させる。また、冷媒の圧力が低くなると、弁が開く方向へ弁体8を押し、逆に、高くなると、弁が閉まる方向へ弁体8を移動させるよう制御する。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、アジャストねじの圧縮コイルスプリングを受けている部分に圧縮コイルスプリングの転倒を防止する凸部を形成する構成にした。これにより、圧縮コイルスプリングをアジャストねじの凸部に保持することができるため、弁体および圧縮コイルスプリングをボディに組み込む際に、圧縮コイルスプリングのふらつきがなくなり、例え、組み込みの際に衝撃を受けたとしても、アジャストねじ上に載っている圧縮コイルスプリングおよび弁体が転倒したり脱落したりすることによる組み込み不良がなくなり、生産性を向上させることができる。また、生産時のみならず、分解および再組み立てを行う場合にも、それに伴う品質不良の問題をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による膨張弁の構成例を示す断面図である。
【図2】従来の膨張弁の構成例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 膨張弁
2 ボディ
3,4,5,6 冷媒管路接続穴
7 弁座
8 弁体
9 圧縮コイルスプリング
10 アジャストねじ
11 アッパーハウジング
12 ロアハウジング
13 ダイヤフラム
14 ディスク
15 シャフト
16 保持部材
17 Oリング
18 凸部
19 溝
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an expansion valve, and in particular, expands a high-temperature / high-pressure refrigerant into a low-temperature / low-pressure refrigerant in a vehicle air conditioner and controls the refrigerant flow rate so that the refrigerant at the evaporator outlet has a predetermined degree of superheat. The present invention relates to a temperature type expansion valve used in a refrigeration cycle using a variable capacity compressor having an external control valve.
[0002]
[Prior art]
In vehicle air conditioners, a compressor compresses refrigerant gas to high temperature and high pressure, cools it with a condenser, condenses it into liquid, and separates it with a receiver / dryer, then expands high temperature and high pressure liquid refrigerant. The refrigerant is decompressed and expanded by a valve to obtain a low-temperature and low-pressure refrigerant, which is evaporated by an evaporator and returned to the compressor.
[0003]
The expansion valve supplies high-temperature and high-pressure liquid refrigerant from the receiver / dryer to the evaporator through a valve that forms the orifice, and supplies it to the evaporator, as well as sensing the pressure and temperature of the refrigerant at the outlet of the evaporator. The flow rate of the refrigerant passing through the valve is controlled, and the refrigerant amount is controlled in accordance with the fluctuation of the cooling load and the fluctuation of the rotation speed of the compressor.
[0004]
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a configuration example of a conventional expansion valve.
The expansion valve 1 includes a refrigerant pipe connection hole 3 that connects a refrigerant pipe to which a high-temperature / high-pressure refrigerant is supplied from a receiver / dryer, and a low-temperature Refrigerant line connection hole 4 for connecting a refrigerant pipe for supplying a low-pressure refrigerant to the evaporator, a refrigerant line connection hole 5 for connecting a refrigerant pipe from the evaporator outlet, and a refrigerant line connection for connecting a refrigerant pipe leading to the compressor And a hole 6.
[0005]
A valve seat 7 is formed integrally with the body 2 in the fluid passage between the refrigerant pipe connection hole 3 and the refrigerant pipe connection hole 4, and a ball-shaped valve body is formed upstream of the valve seat 7. 8 is arranged. A compression coil spring 9 that urges the valve body 8 to be seated on the valve seat 7 is disposed in the fluid passage communicating with the refrigerant pipe connection hole 3. The compression coil spring 9 is received by an adjustment screw 10 screwed to the lower end surface of the body 2. By changing the load of the compression coil spring 9 with the adjustment screw 10, the set value of the expansion valve 1 is changed. Adjustments are made.
[0006]
A power element is provided at the upper end of the body 2. The power element includes an upper housing 11, a lower housing 12, a diaphragm 13 that partitions a space surrounded by the upper housing 11, and a disk 14 disposed on the lower surface of the diaphragm 13. A shaft 15 that transmits the displacement of the diaphragm 13 to the valve body 8 is disposed below the disk 14. The upper portion of the shaft 15 is held by a holding member 16 disposed across a fluid passage communicating with the refrigerant pipe connection holes 5 and 6. Note that the lower chamber of the power element partitioned by the diaphragm 13 communicates with the fluid passage communicating with the refrigerant pipe connection holes 5 and 6 through a gap in the cross-sectional holding member head so as to equalize the pressure. Is doing.
[0007]
Here, the assembly of the part constituting the orifice of the expansion valve 1 is performed by incorporating the ball-shaped valve body 8 and the compression coil spring 9 in the fluid passage on the extension line of the shaft 15 and further tightening the adjustment screw 10. I was going.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, the valve body and the compression coil spring are assembled in a heavy state where the compression coil spring is mounted on the adjustment screw and the valve body is placed on the compression coil spring. As a result, the compression coil spring and the valve body on the adjustment screw may fall over or fall off, resulting in a problem that productivity is lowered.
[0009]
The present invention has been made in view of these points, and an object of the present invention is to provide an expansion valve that does not fall or drop when the valve body and the compression coil spring are assembled.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, in order to solve the above problems, a valve constituting a variable orifice, a compression coil spring that urges the valve body of the valve in a valve closing direction, a load of the compression coil spring while receiving the compression coil spring. In a temperature type expansion valve having an adjustment screw for adjusting the pressure and a diaphragm for detecting the pressure and temperature of the refrigerant to control the valve, the adjustment screw is divided at the outer peripheral groove where the O-ring is mounted An expansion valve is provided, which is formed by molding by double molding and is provided with a convex portion at a portion for receiving the compression coil spring.
[0011]
According to such an expansion valve, when the valve body and the compression coil spring are incorporated into the body, the compression coil spring can be held on the convex portion of the adjustment screw, so that the compression coil spring does not wobble and the adjustment screw The assembly failure due to the compression coil spring and valve body mounted on the body falling over or falling off is eliminated. Thereby, the productivity of the expansion valve can be improved.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a configuration example of an expansion valve according to the present invention. In FIG. 1, the same elements as those of the conventional expansion valve are denoted by the same reference numerals.
[0013]
In this expansion valve 1, the refrigerant pipe connection hole 3 provided on the side of the body 2 is connected to a refrigerant pipe to which high-temperature and high-pressure refrigerant is supplied from the receiver / dryer, and the refrigerant pipe connection hole 4 is The refrigerant pipe connected to the refrigerant pipe for supplying the low-temperature and low-pressure refrigerant adiabatically expanded by the expansion valve 1 to the evaporator is connected to the refrigerant pipe from the evaporator outlet, and the refrigerant pipe connection hole 6 is connected to the refrigerant pipe leading to the compressor, and the arrow in the figure indicates the flow direction of the refrigerant.
[0014]
A valve seat 7 is formed integrally with the body 2 in a fluid passage communicating from the refrigerant pipe connection hole 3 to the refrigerant pipe connection hole 4. A ball-shaped valve body 8 is formed upstream of the valve seat 7. Has been placed. A compression coil spring 9 that urges the valve body 8 to be seated on the valve seat 7 is disposed in the fluid passage on the refrigerant pipe connection hole 3 side. The compression coil spring 9 is received by an adjustment screw 10. . The adjustment screw 10 is screwed to the lower end surface of the body 2 and is sealed from the body 2 by an O-ring 17.
[0015]
The adjustment screw 10 has a convex portion 18 at an upper center portion thereof, and a groove 19 for holding the compression coil spring 9 is formed at a base portion thereof. Thereby, when the valve body 8 and the compression coil spring 9 are assembled, the compression coil spring 9 can be supported from the inside and outside by the convex portion 18 and the groove 19, so that the compression coil spring 9 can be prevented from wobbling. Therefore, when the adjusting screw 10 is assembled in the body 2 with the valve body 8 placed on the compression coil spring 9, the compression coil spring 9 does not fall over or fall off even if an impact is received. As a result, it is possible to prevent defective assembly of the valve body 8 and the compression coil spring 9.
[0016]
The adjustment screw 10 is usually made of a molding material. However, in the case of the molding material, there is a possibility that a parting line due to the split mold may be generated and the refrigerant may leak from the parting line. The adjusting screw 10 is configured by molding by double molding divided as follows. That is, the adjustment screw 10 first forms a member having the convex portion 18 and the groove 19, and then forms a portion having a thread for screwing onto the body 2. Thereby, the adjustment screw 10 without a parting line can be configured. Of course, this adjustment screw 10 can also be comprised with a cutting material.
[0017]
Further, at the upper end of the body 2, there is a power element constituted by an upper housing 11, a lower housing 12, a diaphragm 13 that partitions a space surrounded by these, and a disk 14 disposed on the lower surface of the diaphragm 13. Is provided.
[0018]
A shaft 15 that transmits the displacement of the diaphragm 13 to the valve body 8 is disposed below the disk 14. The upper portion of the shaft 15 is held by a holding member 16 disposed across a fluid passage communicating with the refrigerant pipe connection holes 5 and 6.
[0019]
The upper end of the shaft 15 is in contact with the lower surface of the disk 14, but the contact surface is inclined with respect to a plane perpendicular to the axis of the shaft 15, and the movement of the diaphragm 13 in the axial direction is An axial load and a lateral load are applied to the shaft 15. As a result, when the movement of the diaphragm 13 is transmitted to the shaft 15, a lateral load component acts on the shaft 15 to suppress vibration in the longitudinal direction of the shaft 15.
[0020]
In the expansion valve 1 having the above configuration, the power element senses the pressure and temperature of the refrigerant returned from the evaporator to the refrigerant pipe connection hole 5, and if the temperature of the refrigerant is high, the sealed gas therein expands, The valve body 8 is pushed in the direction in which the valve opens, and if the temperature is low, the valve body 8 is moved in the direction in which the valve is closed. Moreover, when the pressure of a refrigerant | coolant becomes low, the valve body 8 is pushed in the direction which a valve opens, and conversely, when it becomes high, it controls to move the valve body 8 in the direction which a valve closes.
[0021]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, a convex portion that prevents the compression coil spring from overturning is formed in the portion of the adjustment screw that receives the compression coil spring. As a result, the compression coil spring can be held on the convex portion of the adjustment screw, and therefore, when the valve body and the compression coil spring are assembled into the body, the compression coil spring will not fluctuate. Even so, there is no assembly failure due to the compression coil spring and valve body mounted on the adjusting screw falling or falling off, and productivity can be improved. Further, not only at the time of production but also when disassembling and reassembling, it is possible to eliminate the problem of quality defects associated therewith.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a configuration example of an expansion valve according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a configuration example of a conventional expansion valve.
[Explanation of symbols]
1 Expansion valve 2 Body 3, 4, 5, 6 Refrigerant pipe connection hole 7 Valve seat 8 Valve body 9 Compression coil spring 10 Adjustment screw 11 Upper housing 12 Lower housing 13 Diaphragm 14 Disc 15 Shaft 16 Holding member 17 O-ring 18 Convex Part 19 groove

Claims (1)

可変オリフィスを構成する弁と、前記弁の弁体を閉弁方向に付勢する圧縮コイルスプリングと、前記圧縮コイルスプリングを受けるとともに前記圧縮コイルスプリングの荷重を調整するアジャストねじと、冷媒の圧力および温度を検知して前記弁を制御するダイヤフラムとを備えた温度式の膨張弁において、
前記アジャストねじは、Oリングが装着される外周溝を境として分割した二重成形によるモールド成形にて構成され、前記圧縮コイルスプリングを受ける部分に凸部を設けたことを特徴とする膨張弁。
A valve constituting a variable orifice, a compression coil spring that urges the valve body of the valve in a valve closing direction, an adjustment screw that receives the compression coil spring and adjusts a load of the compression coil spring, a pressure of the refrigerant, and In a temperature type expansion valve provided with a diaphragm for detecting the temperature and controlling the valve,
2. The expansion valve according to claim 1, wherein the adjustment screw is formed by double-molding molding divided with an outer peripheral groove on which an O-ring is mounted as a boundary, and a convex portion is provided in a portion that receives the compression coil spring.
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