JP3723656B2 - Method and apparatus for producing chained food such as sausage - Google Patents

Method and apparatus for producing chained food such as sausage Download PDF

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は天然腸を使用して連鎖状のソーセージ等の食品を製造する方法及び装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の連鎖状ソーセージ製品は、充填物を羊腸、豚腸などの動物の腸すなわち天然腸や、セルロースケーシング・コラーゲンケーシングなどの人工ケーシング内に充填することによって製造される。この場合、ケーシングとして天然腸を使用する場合と、人工ケーシングを使用する場合とではその製造方法及び装置は異なる場合が多い。すなわち、天然腸は充填物を充填したりあるいは充填天然腸をリンクにするときに破れやすいため、種々の工夫をしなければ実用化が困難である。このような問題点は、天然腸内へ充填物を充填して挟搾する充填装置では一層顕著なものとなる。
【０００３】
さて、所定間隔ごとにピンチャ−が設けられたエンドレスコンベアと、回転する充填ノズルとを備えた連鎖状の天然腸ソ−セ−ジの製造装置に関しては、特開昭４９−１０１５７７公報や特開昭５０−９１４８９公報で公知である。この公知の製造装置では、回転する充填ノズルと天然腸との間の回転方向の摩擦力を増加させて、回転する充填ノズルと一緒に充填ノズルに装着された天然腸を回転させている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これらの先行技術においては天然腸を回転する充填ノズルや回転する充填ノズルの先端付近に取り付けられたフィンヘッドに局部的に係合させているので、天然腸と回転する充填ノズルあるいはフィンヘッドとの間に滑りが生じることがある。更に回転する充填ノズルやフィンヘッドからの力が天然腸の局部に集中するので、天然腸が回転する充填ノズルやフィンヘッドから引き出される時に腸の破損を引き起こすことがある。
【０００５】
又、天然腸ソ−セ−ジの製造においては、天然腸の皮膜が薄くて非常に柔軟であって保形性がなく、ソ−セ−ジ原料が充填された充填天然腸の剛性が小さいのでピンチャ−で挟搾した箇所以外の位置で、充填天然腸に捻りが生じてしまいやすい。特開昭４９−１０１５７７公報では、ピンチャ−で充填天然腸を挟搾した後に充填ノズルを回転させて、挟搾部に捻りを確実に生じさせる様にしている。この場合、充填ノズルは間欠回転し、ピンチャ−での挟搾工程以外は充填ノズルを停止させているので、充填天然腸に生じさせる捻りの位置が一定しないという問題は生じにくい。しかし、ピンチャーでの挾搾位置が充填ノズル先端から離れているために充填ノズル上で天然腸がスリップしやすく、加えて、充填ノズルを間欠回転させるので、充填ノズルの回転が充填ノズル上の天然腸に伝えられにくく、所要の捻り数を挟搾部に与えられないというおそれを持つ。更に、高速回転する間欠回転式充填ノズルは、充填ノズルの回転振れや装置の耐久性に乏しいなどの問題をも合わせ持つ。
【０００６】
特開昭５０−９１４８９公報のソーセージ製造装置においては、充填ノズルに円筒部と該円筒部の外周上から放射状に突起して設けられたフィンを持つフィンヘッドが、充填ノズルに着脱自在に取り付けられている。該フィンヘッドは天然腸の内側から引きのばされた腸の径を拡張し、該引きのばされた腸と不連続的、局部的に係合しているため、天然腸の捻り剛性が極めて低くなっている。このため、フィンヘッドの回転を該引き伸ばされた天然腸部を介して充填天然腸部へ伝えにくいものとなっている。加えて、充填ノズルは連続回転するものとなっているので、場合によっては、ピンチャ−での挟搾部ではなくて、フィンヘッドの吐出端前方近接位置にて、捻りが生じてしまうおそれもあった。更らに、このフィンヘッドは天然腸の内径よりも大きいので、天然腸を充填ノズルに装着するに際して、フィンヘッドを充填ノズルから取り除かなければならず、非常に作業性が劣る。更に、これらの先行技術は天然腸と人工ケーシングの兼用を目的としているために、径が不均一な天然腸を使用して、充填径を一定にするという技術的課題を解決していないものである。
【０００７】
そこで、本発明の目的は、上記従来公知のソーセージの製造装置の欠点を改善し、以下のようなことを達成する天然腸専用のソーセージ等の連鎖状の食品の製造方法及び装置を提供せんとするにある。
１．天然腸ソーセージ専用の高速生産を可能とするソーセージ等の連鎖状の食品の製造方法及び装置を提供すること。
２．径が不均一な天然腸をケ−シングに使用しながらも、長さ、充填径、充填重量、充填張り具合の略一定な形の良い、新規な天然腸ソ−セ−ジ商品の高速生産を可能とするソーセージ等の連鎖状の食品の製造方法及び装置を提供すること。
３．充填ノズルの回転を充填ノズル上のまっすぐした一枚天然腸部へ確実に伝えることができるソ−セ−ジ等の連鎖状の食品の製造方法及び装置を提供すること。
４．ピンチャ−で挟搾した箇所の充填天然腸にのみ捻りを生じさせ得るソーセージ等の連鎖状の食品の製造方法及び装置を提供すること。
５．天然腸の破損や挟搾部での捻り戻りのないソ−セ−ジ等の連鎖状の食品の製造方法及び装置を提供すること。
６．充填作業性に優れるソーセージ等の連鎖状の食品の製造方法及び装置を提供すること。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴とするところは、以下の点にある。
まず、本発明の特徴とするところは、充填ノズルの先端から天然腸内に充填物を連続的に吐出して充填ノズルの先端の前方に充填天然腸を形成する段階と、充填天然腸を充填ノズルの先端の前方へ連続的に移動する段階と、連続的に移動する充填天然腸に引っ張られて充填ノズル上を移動する長手方向に伸びた形態の腸によって、充填ノズルの外径よりも大きな内径の長手方向に縮めた形態の腸を充填ノズルの長手方向へ引っ張って引き伸ばして、長手方向に縮めた形態の腸をその内径よりも縮小した内径の長手方向に伸びた形態の腸に形成することによりその内周面を所望範囲の長さ充填ノズルの外周に充填ノズルと共に回転可能に充填ノズルの長手方向に接触させる段階と、内径を縮小した長手方向に伸びた形態の腸の前記所望範囲の長さの内周面が充填ノズルの外周上を充填ノズルの長手方向へ沿って連続的に摺動しながら回転する充填ノズルと共に回転し、該回転する長手方向に伸びた形態の腸によって、充填ノズルの先端の前方へ連続的に移動する充填天然腸を回転させる段階と、ピンチャー部材による挟搾箇所の天然腸に捻りを形成する段階、を具備したソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法にある。
次に、本発明の他の特徴とするところは、充填ノズルの先端が係合部材の開口を貫通して長手方向に伸びた形態の腸の外面を開口に係合させる段階と、連続的に移動する充填天然腸によって、内径を縮小した長手方向に伸びた形態の腸を充填ノズルの長手方向へ引っ張って係合部材へ向けて充填ノズル上を移動させる段階と、外面が係合部材の開口に係合した長手方向に伸びた形態の腸を充填ノズルの先端へ向けて充填ノズル上を移動させる段階、を更に具備した請求項１に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法にある。
更にまた、本発明の特徴とするところは、充填ノズルの長手方向に関して対称位置に設けられた一対の回転軸を中心に充填ノズルの先端の後方領域から前方領域へ向かって移動する一対のピンチャー部材で充填天然腸を挟搾開始する段階を更に具備した請求項１または請求項２に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法にある。
更にまた、本発明の特徴とするところは、充填ノズルに装着された腸押しで長手方向に縮めた形態の腸の後端を充填ノズルの先端へ向けて段階的に押し進める段階を更に具備した請求項１から請求項３のいずれか一項に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法にある。
更にまた、本発明の特徴とするところは、上記した充填ノズルへの天然腸の装着は、充填ノズルを長手方向へ前進・後退可能に支持する充填ブロックから先端が突出してその長手方向に停止した状態で充填ブロックに支持されている充填ノズルの該先端から充填ブロックへ向けて天然腸を装着する段階を、上記した充填天然腸の形成は、充填ブロックに収容された充填物を充填ノズルへ送り込む段階を、上記した充填天然腸の連続的な移動は、充填ノズル先端の前方に配置されたピンチャー部材を取り付けた巻掛伝動手段によって充填天然腸を挟搾した一対のピンチャー部材を移動させる段階を、上記した係合部材の開口への充填ノズルの先端の貫通は、天然腸が装着された充填ノズルを充填ブロックから充填ノズルの長手方向へ離れて配置された係合部材へ向けて、先端が係合部材とピンチャー部材との間の位置に達する迄前進させる段階、を夫々に有しており、次の天然腸を充填ノズルに装着するために、充填ノズルの先端を充填ブロックへ向けて後退させる段階、を更に具備した請求項１から請求項４のいずれか一項に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法にある。
更にまた、本発明の特徴とするところは、上記した充填天然腸の連続的な移動は、充填ノズルの先端の前方に設けられた一対の巻掛走行体で充填天然腸を挟持して充填ノズルの先端の前方へ向けて連続的に搬送する段階を有し、移動する充填天然腸を充填ノズルの長手方向に関して対称位置に設けられた一対のピンチャー部材によって、充填ノズルの先端と一対の巻掛走行体との間の位置で周期的に挟搾する段階を更に具備した請求項１から請求項４のいずれか一項に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法にある。
更にまた、本発明の特徴とするところは、装着された天然腸の長手方向に縮めた形態の腸の内径よりも小さい外径の筒体を有し、先端から天然腸内に充填物を連続的に吐出する充填ノズルと、
装着された天然腸の長手方向に縮めた形態の腸の内径よりも小さい外径の筒体を有し、先端から天然腸内に充填物を連続的に吐出する充填ノズルと、充填物が充填された充填天然腸を挟搾するピンチャー部材と複数の該ピンチャー部材が所定間隔に設けられた連続的に循環移動する巻掛伝動手段を備え、充填天然腸を挟搾したピンチャー部材を充填ノズルの先端の前方へ連続的に移動させて充填天然腸に後続する長手方向に伸びた形態の腸を引っ張って移動させることによって該長手方向に伸びた形態の腸に後続する上記した長手方向に縮めた形態の腸を充填ノズルの長手方向へ引っ張って引き伸ばして、長手方向に縮めた形態の腸をその内径よりも縮小した内径の長手方向に伸びた形態の腸に形成することによりその内周面を所望範囲の長さ充填ノズルの外周に充填ノズルと共に回転可能に充填ノズルの長手方向に接触させる、充填ノズルの先端の前方に設けられたピンチ装置と、長手方向に伸びた形態の腸の前記所望範囲の長さの内周面が長手方向へ沿って連続的に摺動する外周を有した充填ノズルを回転させるノズル回転手段、を具備するソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置にある。
更にまた、本発明の特徴とするところは、ピンチャー部材と共に連続的に移動する充填天然腸によって引っ張られて移動する充填ノズル上の長手方向に伸びた形態の腸の外面に係合する開口を有した係合部材を更に具備した請求項７に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置にある。
更にまた、本発明の特徴とするところは、係合部材は、長手方向に縮めた形態の腸が長手方向に伸びた形態の腸に変化する部位から充填ノズルの先端方向へ離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項８に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置にある。
更にまた、本発明の特徴とするところは、係合部材は、係合部材の開口と内径を縮小した長手方向へ伸びた形態の腸との係合点が充填ノズルの長手方向に関して対称な二つのピンチャー部材先端移動軌跡円の共通接線よりも後方へ位置して設けられていることを特徴とする請求項８または請求項９に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置にある。
更にまた、本発明の特徴とするところは、巻掛伝動手段はピンチャー部材を充填ノズルの先端の後方領域から前方領域へ向けて移動させる一対の回転軸を備え、該一対の回転軸は充填ノズルの長手方向に関して対称位置に設けられていることを特徴とする請求項７に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置にある。
更にまた、本発明の特徴とするところは、長手方向に縮めた形態の腸の後端を充填ノズルの先端へ向けて段階的に押し進める腸押しカラーを更に備え、該腸押しカラーは充填ノズルに装着されていることを特徴とする請求項７から請求項１１のいずれか一項に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置にある。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、図１を参照して本発明の一実施例について説明する。１は充填ノズルであり、該充填ノズル１には一枚天然腸部Ｃ１と収縮天然腸部Ｃ２とに区分された天然腸Ｃが装着されている。収縮天然腸部とは天然腸を長手方向に縮めてジャバラ状の形態をなしている部分である。一枚天然腸部とは、天然腸を長手方向に引き伸ばしてまっすぐな形態をなしている部分である。充填ノズル１は充填物を連続的に供給するための充填ポンプ（図示しない）から送り出された充填物を受け入れて先端から吐出するものである。該充填ノズルは軸線Ｘ回りに連続回転可能に設けられており、この実施例では軸線Ｘ方向にわたって丸パイプ状の同一断面形状を有している。
【００１０】
２はピンチ装置であり、該ピンチ装置２は充填物が充填された充填天然腸Ｓを挟搾して充填ノズルの前方へ搬送するものである。ピンチ装置２は、充填天然腸の外周から対向して挟搾する一対のピンチャー部材３Ａ、３Ａからなるピンチャー３と、該ピンチャー３を連続的に移動する移動手段としての巻掛伝動手段４とを有している。
【００１１】
巻掛伝動手段４は、軸５、６と該軸５、６に取り付けられたスプロケット７、７間に張設されたチェーン８とからなり、ピンチャー部材の移動中心としての軸５はピンチャー部材３Ａが充填ノズル先端１ａの後方領域９から前方領域１０に向かって移動する様に、充填ノズル１の軸線Ｘの側方かつ、充填ノズル先端１ａの前方領域１０に位置する。
【００１２】
図２の（Ａ）をも参照して、ピンチャー部材３Ａには、Ｖ字状切欠き部３ａが設けられており、該切欠き部３ａの開口寸法ｄは充填天然腸Ｓの外径以上の大きさに設定されており、開口部半径ｒは充填ノズル１の先端と軸５間の距離より大となるよう構成されている。１１はノズル回転手段としての駆動機構であり、該駆動機構１１は図示せぬモーターからの駆動を受けて、充填ノズル１を回転駆動するものである。駆動機構１１には充填ノズル１がナット１２によって取り付けられており、軸線Ｘ方向に延びて貫通する充填物通路孔１３が設けられている。
【００１３】
以上のように構成された本発明の一実施例にかかるソーセージ等の連鎖状の食品の製造装置について、その作用を説明する。充填ノズル１に天然腸Ｃを装着し、収縮天然腸部Ｃ２を手で充填ノズル１の前方に引き出して、充填ノズル１上に一枚天然腸部Ｃ１を形成させると同時に、該一枚天然腸部Ｃ１を充填ノズル先端１ａから所定長さを垂下させる。装置の運転が開始されると、充填ノズル先端１ａから垂下した一枚天然腸部Ｃ１に充填ノズル１の先端から連続的に定量の充填物が吐出され、形成された充填天然腸Ｓは充填圧力によって、充填ノズル１上の一枚天然腸部Ｃ１を引き出しながらピンチ装置２へ向かって移動する。
【００１４】
ピンチ装置２のピンチャー３の切欠き部３ａが充填ノズル１上の一枚天然腸部Ｃ１の外周に近接して、充填ノズル先端１ａの前方領域１０に向かって移動してゆき、充填ノズル先端１ａに近い位置にて充填天然腸Ｓを挟搾開始する。ピンチャー部材３Ａは軸５を中心にした移動を続けて充填天然腸Ｓの挟搾を完了させた後、挟搾状態を保持したまま充填天然腸Ｓを軸線Ｘに沿って引っ張り、搬送する。充填天然腸Ｓをピンチャー３で引っ張り搬送するので充填ノズル１上の一枚天然腸部Ｃ１は軸線Ｘ方向に引き伸ばされつつ、移動して収縮天然腸部Ｃ２を引っ張り、該収縮天然腸部Ｃ２は引き伸ばされつつ、その径を縮小させられて、一枚天然腸部Ｃ１となる。天然腸の径の縮小を以下「縮径」という。充填ノズル１上で、軸線Ｘに沿って形成されている一枚天然腸部Ｃ１は常に引っ張られているので、充填ノズル１の外周への接触程度を強め充填ノズル１と共に回転しながら、充填ノズル先端１ａから引き出されてゆく。充填天然腸Ｓは充填ノズル１と共に連続回転する一枚天然腸部Ｃ１によって回転駆動され、前述したピンチャー３による挟搾箇所の天然腸に継続した捻りを与える。充填ノズル１の外周に接触した一枚天然腸部Ｃ１の内周面Ｃ３は充填ノズル１から回転力が付与される。この接触を密着した態様にすると、充填ノズル１の回転がより伝わりやすい。
【００１５】
後続するピンチャー３による次なる挟搾が終了するまで、上記天然腸の捻りは続けられる。ピンチャー３は一定速度で連続移動を継続し、充填ポンプは充填ノズル先端１ａから引っ張り出された一枚天然腸部Ｃ１内に充填物を連続的に吐出し、充填天然腸Ｓが形成されてゆく。ピンチャー３は一定速度で連続して移動しており、該ピンチャー３によって引き伸ばされて径を縮めようとしながら移動する一枚天然腸部内に一定量の充填物を連続吐出する。このため、充填径のばらつきが少ない充填天然腸Ｓが形成されるものとなる。チェーン８に所定間隔で設けられた後続のピンチャー３は、充填ノズル先端１ａに近い位置にて充填天然腸Ｓを挟搾し始める。該充填ノズル先端１ａに近い位置にある充填天然腸Ｓの充填径は未だ小さいので、容易に捻りが発生し、捻りの発生位置が充填ノズル先端１ａに近いので、回転する充填ノズル１上の一枚天然腸部Ｃ１の回転が該捻り発生位置に伝わり易く、ピンチャー３による挟搾箇所に十分な捻りを確実に与えるものとなっている。ピンチャー３による充填天然腸Ｓの搬送速度と充填物の吐出量との関係で、ピンチャー３は充填ノズル１の外径より大きな充填天然腸部位を挟搾することもある。（図４参照）
【００１６】
図２の（Ｃ）を参照して、充填ノズル１の非回転状態において、充填ノズル１に装着された収縮天然腸部Ｃ２は軸線Ｘ方向に圧縮されたジャバラ状となって、充填ノズルから垂下する。充填ノズル１の外径よりも、通常、収縮天然腸部Ｃ２の内径は十分に大きい。図２の（Ｂ）を参照して、回転中の充填ノズル１上の一枚天然腸部Ｃ１は既述の如く軸線Ｘ方向に引き伸ばされて径が縮小し、充填ノズル１の外周に実質的に密着する。一枚天然腸部Ｃ１は充填ノズル１の外周と局部的に僅かな隙間や、皮膜の重なり部があっても、全体として充填ノズル１に一枚天然腸部Ｃ１の内周面Ｃ３が接触しておれば良い。
【００１７】
図１に戻って、回転する充填ノズル１から制動力を受けつつ、充填ノズル先端１ａへ向かって移動する一枚天然腸部Ｃ１は充填天然腸Ｓを回転駆動することによって充填ノズル１の外周に巻き付く様にねじれＫを生じ、密着力を増加させる。一様な形状を持つ充填ノズル１外周に一枚天然腸部Ｃ１を軸線Ｘに沿って一様に接触好ましくは密着させるので、充填天然腸Ｓを回転駆動するに必要な充填ノズル１からの制動力を受けても、一枚天然腸部Ｃ１は破損することなく充填ノズル１の外周を滑って充填ノズル先端１ａから引き出されてゆく。一枚天然腸部Ｃ１が引き出されるに連れて、充填ノズル先端１ａからの充填ノズル１上の一枚天然腸部Ｃ１の長さが増大する。通常、この軸線Ｘ方向の接触長さを所望の範囲内に維持することが好ましいので、収縮天然腸部Ｃ２の後端を充填ノズル先端１ａへ向けて押進させる。
【００１８】
使用される天然腸、例えば羊腸の場合、その長さと直径は、例えば１本８ｍであってその全長にわたって１８ｍｍから２０ｍｍと直径が変化する。充填ノズル１の直径との関係で、天然腸Ｃをより縮径させたい場合には、後述する実施例装置での係合部材としての制動部材を用いて天然腸Ｃへの制動力を増加させることによって達成できる。充填天然腸Ｓでの捻り発生のしにくさ（天然腸種類、天然腸の状態、充填天然腸サイズ他）に応じて、充填ノズル先端１ａをピンチ装置２へ、図示された位置よりも離反あるいは接近して配置する。接近配置の場合、充填ノズル先端１ａの後方領域から前方領域に向かって移動するピンチャー３の切り欠き部３ａ内に充填ノズル先端１ａが位置するので、切り欠き部３ａによる充填天然腸Ｓの挟搾開始位置がより充填ノズル先端１ａに接近し、捻りの発生をより容易にするものである。
【００１９】
図３の（Ａ）ないし図３の（Ｅ）を参照して、本発明では種々な外周形状の充填ノズル１を用い得るものである。例えば、充填ノズル１の断面形状は、真円のみならず図３の（Ａ）に示すように楕円形状でも良い。また、図３の（Ｂ）に示すように三角形、（Ｃ）に示すように四角形、（Ｄ）に示すように五角形、（Ｅ）に示すように六角形、等のように多角形としても良い。図３に示すような充填ノズル１の断面形状によると、真円断面形状と比べて充填ノズル１と一枚天然腸部Ｃ１との回転方向のスリップが低減されるものとなる。
【００２０】
更に、図４の（Ａ）に示すように、充填ノズル１の外周に長手方向（軸線Ｘ方向）に沿った溝１Ｓを多数（この例では１０個）形成したもの、あるいは、図４の（Ｂ）に示すように、充填ノズル１の外周に長手方向に沿った突起１Ｔを付けたもの、図４の（Ｃ）に示すように、充填ノズル１の外周に長手方向に沿った平面部１Ｓ′を４個形成したもの、などであって、いずれの充填ノズル１にあっても、収縮天然腸部Ｃ２が引き伸ばされることによって、その天然腸の径（１８〜２０ｍｍ）が充填ノズル１の外径、例えば１０ｍｍ迄縮小して一枚天然腸部Ｃ１となって該充填ノズル１の外周に接触するものである。なお、図４に示すような充填ノズル１の形状によると、真円断面形状と比べて充填ノズル１と一枚天然腸部Ｃ１との回転方向のスリップが低減されるものとなる。
【００２１】
なお、ピンチ装置の巻掛伝動手段は図示のスプロケットとチェーンの構成のみならず、例えば、タイミングプーリーとタイミングベルトなどの公知の巻掛伝動手段も使えるものである。
【００２２】
次に、本発明の他の実施例について図５ないし図８を用いて説明する。図５ないし図８は本発明の一実施例にかかる天然腸を使用したソーセージ等の連鎖状の食品の製造方法及び装置について説明する図である。尚、この中で図５は本発明の製造装置の概略正面図であり、図６はその平面図、図７及び図８は充填天然腸に捻り部を形成する作用を説明するための拡大部分断面図である。
【００２３】
図において、１０１は練り状のソーセージ原料等の充填物を加圧供給する充填ポンプ、１０２は充填ポンプ１０１から供給された充填物を収容する充填ブロック、１０３は充填ポンプ１０１から供給された充填物を後述の天然腸１０４に充填する丸管状の充填ノズルである。充填ノズル１０３には孔１０３ａが形成されており、該孔１０３ａが充填ブロック１０２内に位置しているときに充填物が該孔１０３ａを介して充填ノズル１０３内に送り込まれるものである。充填ノズル１０３には羊腸や豚腸からなる天然腸１０４が装着されている。
【００２４】
充填ポンプ１０１は、供給量が可変となっている。充填ポンプ１０１を駆動する充填ポンプ駆動機構は以下のとおりである。充填ポンプ用モーター１０５の回転を変速機１０６を介して減速機１０７へ伝達する。ポンプ速度の変速手段としての変速機１０６は変速プーリー１０６Ａ、ベルト１０６Ｂ、変速プーリー１０６Ｃとからなっている。このため、充填ポンプ用モーター１０５の回転は変速プーリー１０６Ａ、ベルト１０６Ｂを介して変速プーリー１０６Ｃに伝達され、該変速プーリー１０６Ｃの回転が減速機１０７へ入力される。電磁クラッチ１０６Ｄは変速プーリー１０６Ｃと減速機１０７との回転伝達をカット、オンさせるものである。使用する天然腸のサイズとピンチ装置の速度に合わせて、ポンプ供給量を所望に設定できる。
【００２５】
減速機１０７の出力回転はカップリング１０８を介して充填ポンプ１０１の図示しない回転軸と連結している。上述した可変機構を速比不変なベルト伝動機構に変えて、上記モータ１０５の代わりに変速モーターを用いえる。あるいは、変速モータ又は減速機付の変速モータの各出力軸を充填ポンプ１０１の上記回転軸に直結して用いてもよい。変速モータとは例えばサーボモータやインバータ制御によるモータである。
【００２６】
充填ノズル１０３は回転されるものとなっている。ノズル回転手段としての回転機構は以下のとおりである。充填ノズル回転用モーター１０９は、変速可能なモーターであり、充填ノズル１０３の回転数を所望に設定できる。該モーター１０９のプーリー１１０にはベルト１１１が巻き掛けられており、該ベルト１１１は充填ノズル回転プーリー１１２に巻掛けられている。充填ノズル回転プーリー１１２はベッド１１３上に固定されたハウジング１１４に回転可能に保持されている。充填ノズル回転プーリー１１２にはクラッチ爪１１２Ａが設けられている。充填ノズル１０３は回転継ぎ手１１５を介してエアシリンダー１１６のシリンダロッド１１６Ａに連結され、これによって充填ノズル１０３は往復動される。充填ノズル１０３には前記クラッチ爪１１２Ａと係合するクラッチ爪１０３Ｂが設けられている。このため、エアシリンダー１１６によって充填ノズル１０３が移動された時にクラッチ爪１１２Ａ、１０３Ｂが係合し、充填ノズル回転プーリー１１２の回転が充填ノズル１０３に伝達されるものである。
【００２７】
充填ノズル１０３には天然腸１０４が収縮天然腸部１０４Ａと一枚天然腸部１０４Ｂとに区分されて装着される。そして、収縮天然腸部１０４Ａを充填ノズル１０３の先端側に押す天然腸押進部材としての腸押し１１７が充填ノズル１０３に嵌め込まれている。腸押し１１７はロッド１１８を介してエアシリンダー１１９に連結されており、該エアシリンダー１１９によって腸押し１１７は移動されるものとなっている。また、充填ノズル１０３には腸押し１１７が当接する段部１０３Ｃが設けられており、充填ノズル１０３の移動と共に腸押し１１７が移動されるものとなっている。このため、充填ノズル１０３の移動によって腸押し１１７が移動され、充填ノズル１０３が前進完了した位置で腸押し１１７の位置は図５の初期位置ＩＰとなっている。腸押し１１７は充填ノズル１０３に回転自在に装着されており、腸押し１１７の外周溝にロッド１１８に固着された押し部材１１８ａが嵌合しており、ロッド１１８の往復動作を腸押し１１７に伝える。
【００２８】
ベッド１１３上には腸の後端を検出する検出手段１２０が設けられている。検出手段１２０は光電センサー１２０Ａからなるものであり、充填ノズル１０３に装着された天然腸１０４の収縮天然腸部１０４Ａによって光が遮断された時には天然腸１０４の存在が確認され、光が通過した時には収縮天然腸部１０４Ａがなくなり一枚天然腸部１０４Ｂとなったことを知るものである。検出手段１２０はストッパー部１２０Ｂを有しており、該ストッパー部１２０Ｂと押し部材１１８ａとが接触することにより腸押し１１７の移動が停止されるものとなっている。
【００２９】
ベッド１１３上には、更にハウジング１２１が設けられ、該ハウジング１２１内には係合部材としての制動部材１２２がプーリー１２３によって回転可能に設けられている。これを図７でもって更に詳しく説明すると、ハウジング１２１内にはプーリー１２３が軸受１２４によって回転可能に保持されている。プーリー１２３の中心穴内には制動部材１２２が設けられている。制動部材１２２は制動部材抑え１２５によって固定されている。制動部材１２２は合成ゴムからなるリング状の部材からなっており、中心には充填ノズル１０３が貫通する丸い穴の開口を有している。その開口径は充填ノズル１０３と同径又は小径とする。制動部材抑え１２５は、充填ノズル１０３上の収縮天然腸部１０４Ａを部分的に収容し、充填ノズル１０３の軸線Ｘに対して、該収縮天然腸部１０４Ａの外周と接触して回転駆動する収縮天然腸回転部材を兼ねるものである。
【００３０】
係合部材としての制動部材１２２を軸線Ｘ回りに回転させる回転駆動機構は以下のとおりである。プーリー１２３にはベルト１２６が巻掛けられ、該ベルト１２６は制動部材用モーター１２７のプーリー１２８に巻き掛けられている。制動部材用モーター１２７はインバータによって変速される変速モーターであり、制動部材１２２の回転数を所望に設定でき、このモータをサーボモーターに置換できる。
【００３１】
また、ベッド１１３上には一対のピンチャー部材１２９Ａ、１２９Ａからなるピンチャー１２９とその移動手段１３０とからなるピンチ装置１３１が設けられている。また、図６を参照して、移動手段１３０は、回転軸１３７と、回転軸１３７に取り付けられたスプロケット１３２とアイドルスプロケット１３２Ａと、スプロケット１３２とアイドルスプロケット１３２Ａに各々巻掛けられたチェーン１３３と、該チェーン１３３に取り付けられた多数のラグ１３４とからなっている。ピンチャー部材１２９Ａは所定の間隔毎に複数個、チェーン１３３に取り付けられており、チェーン１３３と共に移動しながら対向する２個のピンチャー部材１２９Ａによって充填天然腸を挟搾するものである。ピンチ装置駆動機構は、ピンチ用モーター１３１Ａ、変速機１３５、減速機１３６からなっている。
【００３２】
スプロケット１３２は、変速機１３５、減速機１３６、回転軸１３７を介してピンチ用モーター１３１Ａにより回転されるものとなっている。これによってピンチャー部材１２９Ａの移動速度を所望に設定できる。使用する天然腸のサイズ、種類に合わせて、ピンチ装置の速度（生産量）を所望に設定できる。上述した駆動機構はインバータによって変速される変速モータやサーボモータに代え得るものである。また、変速モータや減速機付き変速モータの出力軸を回転軸１３７に直結して用い得るものである。ピンチャー部材１２９ＡはＶ字状の溝部を有し、該溝部で充填天然腸を対向する２個のピンチャー部材によって挟搾する。
【００３３】
以上に説明した本発明の一実施例にかかるソーセージ等の連鎖状の食品の製造装置について、主に図７及び図８を参照して以下にその作用を説明する。まず、充填ノズル１０３に天然腸１０４を装着する。この場合、図５に示すように、収縮天然腸部１０４Ａと、一枚天然腸部１０４Ｂとに区分して装着する。そして、エアシリンダー１１６を作動させて充填ノズル１０３及び一枚天然腸部１０４Ｂを制動部材１２２の開口に貫通させる。この時、腸押し１１７は充填ノズル１０３の段部１０３Ｃに押されて初期位置ＩＰまで移動される。ロッド１１８が腸押し１１７と一緒に移動されるように、エアシリンダ１１９の内部は外気と導通状態になっている。
【００３４】
次に、充填ポンプ１０１とピンチ装置１３１とが作動開始し、充填物が充填ノズル１０３の先端から吐出される。すると、充填ノズル１０３から一枚天然腸部１０４Ｂが引き出され、その中に充填物が充填されて充填天然腸１０４Ｃが形成される。この充填天然腸１０４Ｃは最初矢印方向に移動するピンチ装置１３１のラグ１３４によって挟まれて引っ張られる。そして次に、ピンチャー１２９によって充填天然腸１０４Ｃを挟搾する。充填天然腸１０４Ｃが一枚天然腸部１０４Ｂを引っ張ると、一枚天然腸部１０４Ｂが充填ノズル１０３から制動されつつ滑りながら移動し、合わせて該一枚天然腸部１０４Ｂは制動部材１２２の開口部とも係合しているので、更なる制動力を制動部材１２２からも受ける。一枚天然腸部１０４Ｂは特にピンチャー１２９と制動部材１２２との間で引きのばされるので、充填ノズル１０３に装着された該一枚天然腸部１０４Ｂはより強くその径を縮小しようとして、一枚天然腸部１０４Ｂは充填ノズル１０３の外周に接触しそして密着する。このため、充填ノズル１０３の回転が該縮径された一枚天然腸部１０４Ｂを介して充填天然腸１０４Ｃに伝達され、結局充填ノズル１０３の回転によって充填天然腸１０４Ｃが回転されるものとなる。このため、ピンチャー１２９によって挟搾された充填天然腸１０４Ｃの部分に捻りが生じて連鎖状となる。
【００３５】
本発明の一つは充填ノズル上の一枚天然腸部が縮径された状態で充填ノズルとともに回転すれば良い。係合部材としての制動部材が回転駆動機構で回転される本実施例装置において、仮に、制動部材１２２が実質的な回転力を一枚天然腸部１０４Ｂの外周に付与しているとしても、本発明の範囲から外れるものではない。一枚天然腸部の径をより多く減少させようとするために、充填ノズル上の天然腸と係合する係合部材は、種々の形態を採り得るものである。例えば、本実施例に示すように、一枚天然腸部１０４Ｂの外周に接する形態や、後述の図９に示される（制動部材１２２Ａ）ように、充填ノズル１０３の外径よりも大きな穴径を有し、主に収縮天然腸に接触する形態がある。
【００３６】
上記ピンチャー１２９の作動軌跡について更に詳しく説明する。図７に示すように、ピンチャー１２９のピンチャー部材１２９Ａは、充填ノズル１０３の先端（吐出端）を基準として後方の領域Ｐから前方の領域Ｑへ向けて移動する。そして、充填ノズル１０３の先端の前方の噛み合い位置Ｒで噛み合うものとなっている。ここで、噛み合い位置Ｒは充填ノズル１０３の先端に近い程好ましいものである。すなわち、噛み合い位置Ｒが充填ノズル１０３の先端に近い程充填天然腸１０４Ｃに確実な捻りが生ずるものである。これを図８で説明すると、ピンチャー部材１２９ＡのＶ溝の谷部の回転軌跡が充填ノズル１０３の先端の外周に接するような軌跡となると、ピンチャー１２９の噛み合い位置Ｒが充填ノズル１０３の先端に近接したものとなる。このような状態でピンチャー１２９が充填天然腸１０４Ｃを挟搾すると、充填天然腸１０４Ｃの捻りの位置が該挟搾部分に特定され、捻りの位置が確実となる上、充填天然腸１０４Ｃの破れもなくなるものである。
【００３７】
充填ノズル１０３の上の天然腸１０４の収縮天然腸部１０４Ａが無くなると、検出手段１２０の光電センサー１２０Ａが作動して電磁クラッチ１０６Ｄを切り、充填ポンプ１０１の作動を停止させる。そして、エアシリンダー１１６が後退作動して充填ノズル１０３を図６の右方に移動させ、同時にエアシリンダー１１９も後退動作して腸押し１１７を移動させ、充填作業を終了させる。この光電センサ１２０Ａは透過型を用いているが、センサのタイプは限定されない。
【００３８】
次に、腸押し１１７の作用について述べると、充填ノズル１０３上の天然腸１０４が順次引き出されると、一枚天然腸部１０４Ｂの長さが長くなるので、この長さを減らすために、エアシリンダー１１９を作動させて、ロッド１１８の押し部材１１８ａがストッパ部１２０Ｂにぶつかる迄移動させる。この移動によって、初期位置ＩＰに停止していた腸押し１１７は所定位置迄移動し、収縮天然腸部１０４Ａの後端を段階的に押し進めることになる。腸押し１１７は上記所定位置にて、全ての充填が終了する迄、停止している。尚、初期位置ＩＰから所定位置迄を多段階に押し進めても良い。
【００３９】
本実施例では、充填ノズル１０３と腸押し１１７とをエアシリンダによって作動させたが、これに代えて、これらを手で作動させることもできる。エアシリンダ１１６、１１９内を大気に導通させ、エアシリンダ１１６のロッド１１６Ａにハンドルを固着し、ロッド１１８にも別のハンドルを固着し、これらのハンドルを図５の左右方向に押すことによって、充填ノズル１０３と腸押し１１７とを手で作動できる。検出手段の光電センサー１２０Ａの設置位置を、ストッパ部１２０Ｂにて停止している押し部材１１８ａを検出できる位置に変更し、その位置にて光電センサー１２０Ａが押し部材１１８ａを検出するように作動させても良い。手で腸押し１１７を作動させる使い方において、この検出方法によって充填ポンプ１０１を停止させるのは有効である。
【００４０】
上述の充填作用時においては、制動部材１２２を制動部材用モータ１２７によって回転させるものとなっているが、制動部材１２２は必ずしも強制的に回転させる必要はなく、例えば制動部材１２２を回転可能に保持させて充填ノズル１０３の回転によって該制動部材１２２を回転させる構造としても良い。また、上述までの実施例装置において、後述の他の実施例装置（図１６及び図１７参照）の充填ノズルと制動部材との構成を用いても良い。
【００４１】
上記図１ないし図８に示す実施例では、例えば、充填ノズルが曲がったり、あるいは剛性が少なかったりして上下左右に揺れ動き、ピンチャーと接触するおそれが生じる場合もある。そこで、図９に示すように、充填ノズル１０３の振れを防止する部材を取り付けてピンチャー部材１２９Ａとの接触を防止する構造とすることもできる。すなわち、ハウジング１２１内に設けられたプーリー１２３の内周面には制動部材１２２Ａを有する振れ防止部材抑え１２５Ａによって、振れ防止部材１３８がプーリー１２３と一体的に回転するように固定されている。振れ防止部材１３８の内径は、充填ノズル１０３の外径より大きく設定されている。充填ノズル１０３に振れが生じても、振れ防止部材１３８の穴部によって振れ量が規制され、充填ノズル１０３がピンチャー部材１２９Ａに接触するのを防ぐものである。振れ防止部材１３８の材質は適宜選択採用されるものであるが、変形が生じにくい合成樹脂が好ましい。制動部材１２２Ａに変形しにくい材質を用いるならば、振れ防止部材１３８を設ける必要はない。制動部材１２２Ａは、充填天然腸１０４Ｃに引っ張られて移動する一枚天然腸部１０４Ｂが、収縮天然腸部１０４Ａを引き伸ばす過程で、天然腸Ｃをしごいて、一枚天然腸部１０４Ｂの微小な重なりをほぐす。
【００４２】
図５ないし図８で示す実施例では、ピンチ装置が充填天然腸を挾搾しながら搬送することによって、天然腸を縮径させているが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、以下に説明するように、充填天然腸を挾搾するピンチ装置とは別に設けた搬送装置によって天然腸を縮径させる構造とすることもできる。
【００４３】
図１０ないし図１２を参照して、充填ノズル６１は回転自在とはなっているものの、往復動はしないものとなっている。充填ノズル６１には一枚天然腸部６６Ｂと収縮天然腸部６６Ａとに区分された天然腸６６が装着される。充填ノズル６１には充填ポンプ６２から定量の充填物が連続的に供給される。充填ポンプ６２は回転式の計量ポンプ、例えば歯車式ポンプである。また、充填ノズル６１を回転させるノズル回転手段は、充填ノズル回転用変速モーター６３に取り付けられた伝動歯車６４が伝動歯車付き駆動部材６５に噛合し、これによって該伝動歯車付き駆動部材６５に取り付けられた充填ノズル６１が回転するようになっている。充填ポンプ６２のポンプ軸６２Ａには充填ポンプ用変速モータ６２Ｂの出力軸が接続されている。充填ポンプ６２は変速モータ６２Ｂを有する駆動機構によって所望の速度に設定され、使用する天然腸のサイズや搬送装置の搬送速度に合った、所定の充填量を充填ノズルに供給する。
【００４４】
また、図５ないし図８で示す実施例では腸押しをエアシリンダーによって自動的に移動させているが、この実施例では、充填ノズル６１に装着された天然腸６６は、作業員が手動で天然腸押進部材としての腸押しカラー６７を充填ノズル６１の先端６１Ａへ向けて押すようになっている。腸押しカラー６７の移動を停止させるため、ストッパー６８が設けられており、該ストッパー６８は充填ノズル６１に装着された天然腸６６の後端を検出する光電センサ６９Ａとともに検出手段６９を構成している。検出手段６９からの信号によって、充填ポンプ６２を駆動する充填ポンプ用変速モータ６２Ｂを停止する。検出手段６９の作用は前述の実施例と実質的に同じである。
【００４５】
ピンチ装置７０は充填ノズル６１の先端６１Ａに近接して設けられており、その下流には、充填物が充填された充填天然腸６６Ｃを挟持して、所定速度で連続的に搬送する搬送装置７１が設けられており、これらの装置は取付け部材７２に取り付けられている。取付け部材７２はピン７３を介して充填ノズル６１が取り付けられたハウジング７４に矢印Ｄ方向に回動自在に取付けられている。
【００４６】
この実施例におけるピンチ装置７０は、上下に対向して設けられた２個の回転部材７０Ａに凹溝７０Ｅを形成したピンチャー部材７０Ｃを取り付けた構成となっており、該２個のピンチャー部材７０Ｃの凹溝７０Ｅによって充填天然腸６６Ｃに挟搾部を形成するものである。ピンチ装置７０を駆動するピンチ装置駆動機構が取付部材７２に設けられている。ピンチ装置駆動機構はピンチャー用モータ７５と一対のギャ７６を有している。ピンチ装置７０の一方の回転部材７０Ａはピンチャー用モーター７５の軸に接続された回転軸７０Ｄに取り付けられており、該モーター７５によって、設定された所望の回転数でもって回転され、ギヤー７６は対向する他方の回転部材７０Ａを回転させるためのものである。上記した回転部材７０Ａと回転軸７０Ｄはピンチャー７０Ｂを移動させる移動手段である。回転部材７０Ａを除いて、ピンチャー部材７０Ｃを回転軸７０Ｄに取り付けても良い。
【００４７】
ピンチャー部材７０Ｃは充填ノズル６１の先端６１Ａの後方領域Ｐから前方領域Ｑに向かって移動するように、その移動中心としての回転軸７０Ｄが充填ノズル６１の軸線Ｘに関して対称な位置に配されている。ピンチャー７０Ｂを構成する一対のピンチャー部材７０Ｃ、７０Ｃは回転軸７０Ｄとともに回転し、搬送装置７１によって搬送されてゆく充填天然腸６６Ｃを挟搾した後その挟搾を解除する迄、挾搾部位を搬送する。ピンチャー部材７０Ｃの噛合い位置Ｒが充填ノズル６１の先端６１Ａに近接している構成、並びにそれによる作用については、前述した他の実施例と実質的に同じである。
【００４８】
ノズル回転手段は、ピンチャー７０Ｂによって挟搾された充填天然腸６６Ｃの部位に捻りを与えるように、充填ノズル６１を連続的に回転させる。充填ノズル６１を連続回転させずに、ピンチャー７０Ｂが充填天然腸６６Ｃを挟搾している間のみで捻りの形成を完成させるように、変速モータ６３は充填ノズル６１を間歇的に回転させても良い。
【００４９】
本実施例ではソーセージの長さを所望に変えることができる。搬送装置７１によって搬送される充填天然腸６６Ｃに対して、ピンチャー７０Ｂの挟搾周期を所望に設定することによって、所望な充填天然腸の捻りの間隔（ソーセージの長さ）が得られる。ピンチャー部材７０Ｃの回転数は、変速モーターであるピンチャー用モーター７５によって、搬送装置７１の搬送速度は、搬送装置７１を駆動する変速モータである搬送装置用モーター７７によって、各々所望に設定できる。ピンチャー部材７０Ｃは、等速で連続回転し、この結果、ピンチャー部材７０Ｃが充填天然腸６６Ｃを挟搾している時のピンチャー部材７０Ｃの速度と充填天然腸６６Ｃの搬送速度との間に速度差が生じるが、充填天然腸６６Ｃを挟搾する本発明においては、速度差があっても確実に捻ることができる。ピンチャー部材７０Ｃを不等速回転することもできる。この不等速回転の場合は、充填天然腸６６Ｃを挟搾中のピンチャー部材７０Ｃの速度を充填天然腸６６Ｃの搬送速度と同速度にできる。モーター７５は不等速回転となるように適宜な制御装置で制御される。
【００５０】
また、回転部材７０Ａに取り付けられるピンチャー部材７０Ｃの数は図示のように１個でも良いが、２個以上とすることもできる。所望の数のピンチャー部材が等分割角度で固設された回転部材、たとえば、２個のピンチャー部材７０Ｃが１８０度間隔で固設された回転部材７０Ａに置き換えて用いるならば、ソーセージの長さの変更によって生じる、天然腸搬送速度とピンチャー部材の挾搾速度との間の速度差を減少できる。必要に応じて、回転部材７０Ａが着脱可能に取付けられた一対の回転軸７０Ｄ、７０Ｄの軸間距離を変更することもできる。
【００５１】
搬送装置７１は上下に対向して設けられたチェーン７１Ａをスプロケット７１Ｂでエンドレスに回転させ、該チェーン７１Ａに設けられたラグ７１Ｃで充填天然腸６６Ｃを挟持することにより該充填天然腸６６Ｃを連続的に一定速度で搬送するものである。なお、充填天然腸６６Ｃを搬送させて、充填ノズル６１に装着された一枚天然腸部６６Ｂを引っ張って移動させることによって、天然腸６６を縮径させて充填ノズル６１に接触、好ましくは密着させることは前述のとおりであるから、ここでは詳細な説明は省略する。
【００５２】
ラグ７１Ｃによる充填天然腸６６Ｃの挟持は、スリップが極力防止されることが必要となる。そこで、図１２に示すような構造としている。まず、図１２の（Ａ）、（Ｃ）、（Ｄ）では、対向して配置されたラグ７１Ｃが相互に喰い違いの位置に配置されたものである。この構造によると、両チェーン上のラグ７１Ｃ同士が衝突しないので、充填天然腸６６Ｃを強く挟持することができるものとなる。また、図１２の（Ｂ）、（Ｅ）では、対向して配置されたラグ７１Ｃ同士を同じ位置に配置したものである。この構造によっても、充填天然腸６６Ｃのスリップが防止されるものである。
【００５３】
上述のように、充填天然腸６６Ｃのスリップを防止することは、その分だけ搬送装置７１の長さを短くできるということを意味し、これによって取り付け部材７２の小型化が得られ、取り付け部材７２の開閉動作を迅速に行える。本実施例装置において、充填ノズル６１が貫通しており、充填ノズル６１に装着された天然腸６６と係合する係合部材を更に設けることもできる。該係合部材は充填ノズル６１によって回転駆動させても良い。また、係合部材を充填ノズル６１の軸線Ｘ回りに回転させる回転駆動機構を更に設けることもできる。この回転駆動機構に係合部材を回転させるモータを備えても良い。このモータを変速可能なモータとしても良い。
【００５４】
更にまた、天然腸押進部材としての腸押しカラー６７を特開平６ー７０７３号や特開平７ー１２３９０６号で公知な方法や、前述の実施例装置と同じ方法でもって、段階的に移動させるように構成することもできる。連続的に回転して充填量を供給する充填ポンプ、連続的に等速回転する充填ノズル、連続的に等速回転するピンチャー部材を有するピンチ装置、連続的に一定で移動する巻掛走行体を有する搬送装置で構成するならば、複雑な制御を必要としない、簡潔で高速運転可能かつ廉価な装置となる。
【００５５】
本発明は、また図１３に示すような実施例とすることもできる。この実施例では、所望の長さのソーセージを得る点において前記図１０、図１１に示す実施例と同様だが、以下に説明するようにピンチ装置の構成が相違するものである。ピンチ装置８１は、チェーン８２に等間隔で設けられた二対のピンチャー部材８３Ａ、８３Ｂと、該ピンチャー部材８３Ａ、８３Ｂを移動させる回転軸８０、チェーン８２とスプロケット８４、とからなる移動手段８５を有する。上下に対向して噛み合ったピンチャー部材８３Ａは充填ノズル８６の前方へ直線に移動した後に該噛み合いを解除する。充填ノズル８６の軸線Ｘに関して対称位置に設けられた一対のピンチャー部材８３Ａ、８３Ａ並びに一対のピンチャー部材８３Ｂ、８３Ｂがピンチャー８３を構成する。搬送装置８７は対向した２つの平ベルト８７Ａからなる。ここで、８７Ｃは、搬送装置８７を駆動する変速モータである。
【００５６】
充填ノズル８６は図１３の（Ｂ）に示すように、四角状断面を有するパイプであり、係合部材としての制動部材８８は丸穴の貫通孔を有し、充填ノズル８６の四つの各角と接触する。制動部材８８は充填ノズル８６の回転によってブラケット９１内で充填ノズル８６と一緒に回転する。制動部材８８は収縮天然部８９Ａのジャバラ状を確実に引き伸ばして一枚天然腸部８９Ｂにするために天然腸８９の外面と係合する。
【００５７】
この実施例は、ピンチャー部材８３Ａ、８３Ｂの挾搾周期を所望に設定することによって、所望の捻りの間隔を得る点において、前記図１０、図１１の実施例と同様である。また、充填天然腸８９Ｃを挾搾したピンチャー部材８３Ａ、８３Ｂは直動する距離を有するので、搬送装置８７の平ベルト８７Ａの移動速度とピンチャー部材８３Ａ、８３Ｂの直線動の速度とを同速度とすることが望ましい。ピンチャー用変速モーター９０は、２対のピンチャー部材８３Ａ、８３Ｂが各々交互に所望の周期で充填天然腸８９Ｃを挾搾し、かつ、挾搾したピンチャー部材８３Ａ、８３Ｂが平ベルト８７Ａの移動速度と同速度で移動する様に、ピンチ装置８１を制御する。ここで、ピンチャー用変速モータ９０はピンチ装置駆動機構を構成する。
【００５８】
なお、上述の図１３に示す実施例において、一対のピンチャー部材８３Ａ、８３Ａのみを有するチェーン８２、８２を備えたピンチ装置８１であっても良い。ここで、チェーン８２、スプロケット８４はタイミングベルト、タイミングプーリーなどの公知のエンドレス部材に置き換えられるものである。これらの実施例によると、ピンチャー８３が直線動領域を持つので、挾搾時間が長く捻りがより確実になるものである。
【００５９】
前述までの実施例に示すピンチャーは、充填ノズルの軸線Ｘに関して対向する一対のピンチャー部材が相互に噛合うことによって充填天然腸の挟搾が行われるタイプのものであるが、本発明は以下の図１４及び図１５に示すような開閉式のピンチャーとすることもできる。すなわち、ピンチャー５３は充填ノズル４９の軸線Ｘの側方に設けられた開閉可能な一対のピンチャー部材５３Ａ、５３Ｂを具備しており、ピンチャー５３は一対の回転軸５０、二対のスプロケット６０、一対のエンドレスチェーン５１、ブラケット５２からなる移動手段に取り付けられている。また、垂直配置された回転軸５０の上下方向に離間して設けられたスプロケット６０、６０に噛合して、エンドレスに回転するチェーン５１、５１間にわたってブラケット５２を取り付ける。そして、ブラケット５２にピンチャー５３を開閉自在に取り付けるものである。
【００６０】
ここで、ピンチャー５３は、カム５４およびカム５４Ａによって開閉されるものであり、その開閉機構は以下のとおりである。カム５４に接してカムフォロア５５が設けられている。該カムフォロア５５は揺動するレバー５６の端に設けられている。レバー５６は支点５７を中心として回転される。ピンチャー５３は２枚のピンチャー部材５３Ａ、５３Ｂからなっており、該ピンチャー部材５３Ａ、５３Ｂが挟みのように交差することにより充填天然腸５８Ｃを挟搾する。ピンチャー部材５３Ａ、５３Ｂはレバー５６の上端に連結されたリンク５６Ａ、５６Ｂと各々連結されており、各連結はピンによってなされる。
【００６１】
ピンチャー部材５３Ａ、５３Ｂの開状態はカム５４によって、閉状態はカム５４Ａによってなされる。ピンチャー部材５３Ａ、５３Ｂの閉完了位置はピンチャー移動中心である回転軸５０を通る軸線Ｙ直近にあり、該Ｙ軸に近接した位置に充填ノズル４９の先端（吐出端）がある。この実施例では、係合部材としての制動部材４８はブラケット４７内に収容され、抑え部材４６が該制動部材４８を軸方向に対して固定している。制動部材４８の穴径は充填ノズル４９の外径に対して同じかあるいは小となっており、制動部材４８は充填ノズル４９の回転によって、ブラケット４７内にて一緒に回転している。
【００６２】
その作用を説明すると、カム５４およびカム５４Ａにならって移動するカムフォロア５５によって揺動レバー５６が揺動され、該揺動するレバー５６によりピンチャー部材５３Ａ、５３Ｂが支点５９を中心として回動する。これによってピンチャー部材５３Ａ、５３Ｂが充填天然腸５８Ｃを挟搾するものである。カム５４によって開状態のピンチャー５３がＺ位置に達すると、この時点からカム５４Ａによる閉動作を開始し、ほぼＹ軸線上にて全閉となる。４９は大径部４９Ａと小径部４９Ｂとを有する丸形パイプ形状の充填ノズルである。大径部４９Ａには、天然腸５８の収縮天然腸部５８Ａが、小径部４９Ｂには一枚天然腸部５８Ｂが装着される。この充填ノズル４９によると収縮天然腸部５８Ａとのすきまが少ないので、充填ノズル４９の回転が収縮天然腸部５８Ａへ伝わりやすい。他の構造については、前述までの実施例と実質的に同様であるから説明は省略する。
【００６３】
このカム式の開閉ピンチャー５３を使用した方式は、充填天然腸５８Ｃを充填ノズルの先端の直後で挟搾開始でき、挟搾完了迄のピンチャーの移動距離を極小とできるので、挾搾完了位置を充填ノズル４９の先端真近となしえる。本発明においては、充填ポンプ装置、充填ノズル、ピンチ装置、搬送装置の作動は、上述の実施例に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような態様例とすることもできる。図１ないし図９、及び図１４、図１５に示される実施例装置において、連続移動するピンチャーに対して、充填ノズルの回転状態は連続または間歇のいずれを採用しても良い。
【００６４】
図１０ないし図１３に示される実施例において、連続駆動される搬送装置に対して、充填物を間欠定量供給するために充填ポンプを間欠駆動する構造とすることもできる。また、間欠駆動する搬送装置に対して充填物を間欠吐出させるために、充填ポンプの間欠駆動を間欠駆動する搬送装置に同期させる構造とすることもできる。充填ノズルの回転状態は、上述と同じく、連続または間欠のいずれを採用しても良い。
【００６５】
本発明においては、既述した全ての実施例装置において開示されている充填ポンプを駆動するモータ、充填ノズルを回転させるモータ、係合部材（制動部材）を回転させるモータ、ピンチ装置を駆動させるモータ、並びに搬送装置を駆動させるモータに、各々変速モータ（減速機付き変速モータを含む）を採用できるものである。これらの各変速モータは、例えば、サーボモータやインバータ制御によるモータであり、モータの回転数を変更する公知の変速手段たとえば、インバータやサーボドライバーによって変速されるものである。
【００６６】
図１０に示す実施例では、充填ノズル６１に制動部材が装着されていないので、天然腸６６の一枚天然腸部６６Ｂの長さを管理する必要がある。そこで、本発明は図１６に示すように、係合部材としての制動部材１４２が充填ノズル１４１によって貫通されており、充填ノズル１４１上の縮径された天然腸１４３Ａとの係合点が、充填ノズル軸線Ｘに対して平行なピンチャー部材移動中心線Ｈとピンチャー部材１４７Ａの移動軌跡円Ｌとの交差点上の充填ノズル軸線Ｘに対する垂直線ＫＣよりも後方（Ｐ方向）に位置して配されている構造とすることもできるものである。
【００６７】
これを詳しく説明すると、充填ノズル１４１は図示しない回転手段によって回転されており、該充填ノズル１４１には天然腸１４３が装着されている。天然腸１４３を充填ノズル１４１の先端側へ押進するため、押進部材１４４が該充填ノズル１４１上を移動可能に設けられている。押進部材１４４は手動で押進させるものであるが、エアシリンダー等による機械的押進作動としても良い。また、充填ノズル１４１の先端側には制動部材１４２が装着されている。制動部材１４２は、ハウジング１４５に対して図の矢印Ｍ、Ｎで示す方向に接近、離反可能に設けられた移動ベッド１４６上に設置されている。移動ベッド１４６上には一対のピンチャー部材１４７Ａからなるピンチャー１４７が設けられている。ピンチャー部材１４７Ａは、図の矢印Ｕ方向に回転されている。制動部材１４２は、充填ノズル１４１の回転によって引き連れられて回転されるように回転可能に設けられている。制動部材１４２は移動ベッド１４５に固設されたブラケット１４８に回転可能に保持されている。尚、制動部材１４２は回転可能に設けられるものに限定されるものではなく、固定された構造としても良い。
【００６８】
充填ノズル１４１の先端は制動部材１４２を貫通して図示の位置Ｏまで延び出しており、ピンチャー部材１４７Ａの先端の移動軌跡円Ｌは位置Ｏを境界としてその前方領域Ｑから後方領域Ｐへ侵入し、そこからまた前方領域Ｑへ至る円形軌跡となっている。制動部材１４２の位置はピンチャー部材１４７Ａの先端の移動軌跡円Ｌの前記後方領域Ｐの最奥端位置ＫＣの外側となっている。
【００６９】
図１６に示す実施例では、制動部材１４２によって一枚天然腸部１４３Ａに制動力を与えるので、図１０に示す実施例のものと比べて、天然腸１４３の縮径による充填ノズル１４１への密着が更に良くなるものである。また、この実施例によると、制動部材１４２と充填ノズル１４１の先端との間の距離が定められたものとなるから、押進部材１４４によって収縮天然腸部１４３Ｂを制動部材１４２に常時押し付けていても一枚天然腸部１４３Ａの長さの管理が確実となるものである。よって、収縮天然腸部１４３Ｂを押進部材１４４で多少ラフに押進することができる。
【００７０】
また、天然腸１４３を充填ノズル１４１に装着するときには、移動ベッド１４６をハウジング１４５から離反する方向（図の矢印Ｍの方向）へ移動させることにより、簡単に天然腸１４３の装着作業を行うことができるものである。尚、制動部材１４２は、充填ノズル１４１から引き出される一枚天然腸部１４３Ａに制動力を与える構造に限定されるものではなく、これに代えて、収縮天然腸部１４３Ｂのジャバラ状部分を確実に引き伸ばして一枚天然腸部１４３Ａとするために天然腸１４３の外面と係合するような構造としても良い。
【００７１】
図１６に示す実施例では、充填ノズル１４１の先端が制動部材１４２を貫通してピンチャー１４７側へ延び出した構造となっているが、本発明は、図１７に示すような、制動部材１５２が充填ノズル１５１によって貫通されており、充填ノズル１５１上の縮径された天然腸１５３Ａとの係合点が、充填ノズル軸線Ｘに対して平行なピンチャー部材移動中心線Ｈとピンチャー部材１５７Ａの移動軌跡円Ｌとの交差点上の充填ノズル軸線Ｘに対する垂直線ＫＣよりも前方（矢印Ｑ方向）に位置しているものも含むものである。
【００７２】
これを詳しく説明すると、充填ノズル１５１は図示しない回転手段によって回転されており、該充填ノズル１５１には天然腸１５３が装着されている。天然腸１５３を充填ノズル１５１の先端側へ押進するため、押進部材１５４が該充填ノズル１５１上を移動可能に設けられている。押進部材１５４は手動で押進させるものであるが、エアシリンダー等による機械的押進作動としても良い。また、充填ノズル１５１の略先端には制動部材１５２が装着されている。制動部材１５２は、ハウジング１５５に対して図の矢印Ｍ、Ｎで示す方向に接近、離反可能に設けられた移動ベッド１５６上に設置されている。移動ベッド１５６上には一対のピンチャー部材１５７Ａからなるピンチャー１５７が設けられている。ピンチャー部材１５７Ａは、図の矢印Ｕ方向に回転されている。制動部材１５２は、充填ノズル１５１の回転によって引き連れられて回転されるように回転可能にブラケット１４８の内に設けられている。尚、制動部材１５２は充填ノズル１５１によって回転可能に設けられるものに限定されるものではなく、駆動機構によって強制的に回転される構造としても良い。
【００７３】
充填ノズル１５１の先端は位置Ｏとなっており、ピンチャー部材１５７Ａの先端の移動軌跡円Ｌは位置Ｏを境界としてその前方領域Ｑから後方領域Ｐへ侵入し、そこからまた前方領域Ｑへ至る円形軌跡となっている。制動部材１５２の位置はピンチャー部材１５７Ａの先端の移動軌跡円Ｌの前記後方領域Ｐの最奥端位置ＫＣの内側、即ち位置Ｏ寄りとなっている。
【００７４】
図１７に示す実施例では、縮径された一枚天然腸部１５３Ａの長さが短くなっているが、その短くされた一枚天然腸部１５３Ａでは回転力が不足であっても、制動部材１５２によって回転駆動力を増大させることによって十分に充填天然腸を回転させることができるものである。このように、充填ノズル１５１からのみの縮径された一枚天然腸部１５３Ａに付加される充填ノズルの回転駆動力が小さくて、充填天然腸を回転させるに十分でない構成のものも本発明には含まれる。更に、押進部材１５４によって収縮天然腸部１５３Ｂを制動部材１５２側へ押進させる作用が簡単かつ容易に行えるものとなる。その理由は、収縮天然腸部１５３Ｂを多少ラフに押進させても、制動部材１５２によって押進させる終端が定まっているからである。
【００７５】
また、天然腸１５３を充填ノズル１５１に装着するときには、移動ベッド１５６をハウジング１５５から離反する方向（図の矢印Ｍの方向）へ移動させることにより、簡単に天然腸１５３の装着作業を行うことができるものである。尚、制動部材１５２は、充填ノズル１５１から引き出される一枚天然腸部１５３Ａに制動力を与える構造に限定されるものではなく、これに代えて、収縮天然腸部１５３Ｂのジャバラ状部分を確実に引き伸ばして一枚天然腸部１５３Ａとするために天然腸１５３の外面に係合する係合部材としても良い。
【００７６】
【発明の効果】
動物の腸である天然腸の有する伸長性を利用した本発明のソーセージ等の連鎖状の食品の製造方法及び装置によると、以下のような効果を奏する。
【００７７】
１．充填径と充填の張り具合のばらつきの少ない天然腸ソーセージを高速生産できる。
２．天然腸ソーセージでありながら、充填径と充填の張り具合のばらつきの少ない形の良い、新規な定寸・定貫商品を高速生産することができる。
【００７８】
３．径のばらつきの少ない天然腸を選別しながら使用する必要が減り、天然腸のコスト低減を図ることができる。
４．充填ノズルの回転を充填ノズル上の天然腸へ確実に伝えることができるものとなる。
５．ピンチャーで挟搾した箇所の充填天然腸にのみ捻りを生じさせ得るものとなり、不良率が低減し、腸の歩留りが向上する。
【００７９】
６．ピンチャ−で充填天然腸を挟搾するときに、充填天然腸を絞ることによる破損が減少する。また、引き伸ばされた一枚天然腸部が充填ノズルへ過度に巻き付くことがなくなり、これによっても天然腸の破損が減少する。
【００８０】
７．充填ノズルの回転が引っ張られた一枚天然腸部と充填天然腸とを介して、充填天然腸の挟搾部迄、確実に伝達されるものとなる。よって、捻り回数のバラツキが減少し、捻りの戻りも減少するものとなる。
【００８１】
８．収縮天然腸部の径よりも小径な充填ノズルを使用することができるので、充填ノズルへの天然腸の装着が容易となり、作業時間の短縮が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 図１は、本発明の一実施例によるソーセージ等の連鎖状の食品の製造装置を示す一部破断平面図である。
【図２】 図２は、図１の充填装置の部分構造を示す図であり、（Ａ）は図１のピンチャーの詳細図であり、（Ｂ）は図１の充填ノズルと一枚天然腸部を示す断面図であり、（Ｃ）は図１の充填ノズルと収縮天然腸部を示す断面図である。
【図３】 図３の（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）、（Ｄ）、（Ｅ）は、図１の充填ノズルとして使用される充填ノズル形状を示す断面図である。
【図４】 図４の（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）は、充填ノズルの他の実施例形状を示す図である。
【図５】 図５は、本発明の他の実施例になるソーセージ等の連鎖状の食品の製造装置を示す一部破断正面図である。
【図６】 図６は、図５の一部破断平面図である。
【図７】 図７は、図５及び図６の充填ノズル、制動部材及びピンチャー部分の拡大断面平面図である。
【図８】 図８は、ピンチャーの作用を説明するための図であり、図８（Ａ）はピンチャーの正面図であり、図８（Ｂ）はピンチャー部分の拡大断面図である。
【図９】 図９は、充填ノズルの先端の振れを防止した本発明の実施例を示す断面平面図である。
【図１０】 図１０は、本発明の他の実施例を示す一部破断正面図である。
【図１１】 図１１は、図１０の一部破断平面図である。
【図１２】 図１２の（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）、（Ｄ）、（Ｅ）は、ラグによって挾持された充填天然腸の断面の形状を説明するための図である。
【図１３】 図１３は、本発明の更に他の実施例を示す図であり、（Ａ）は一部破断正面図であり、（Ｂ）は（Ａ）の充填ノズルと制動部材の断面図である。
【図１４】 図１４は、本発明の更に他の実施例を示す一部破断平面図である。
【図１５】 図１５は、図１４の一部破断側面図である。
【図１６】 図１６は、本発明の更に他の実施例を示す一部破断平面図である。
【図１７】 図１７は、本発明の更に他の実施例を示す一部破断平面図である。
【符合の説明】
１ 充填ノズル １ａ 充填ノズル先端
１Ｓ 溝 １Ｓ′ 平面部
１Ｔ 突起 ＩＰ 初期位置
Ｃ 天然腸 Ｃ１ 一枚天然腸部
Ｃ２ 収縮天然腸部 Ｃ３ 内周面
２ ピンチ装置 Ｓ 充填天然腸
ｄ 開口寸法 ３ ピンチャー
３Ａ ピンチャー部材 ３ａ 切欠き部
４ 巻掛伝動手段 ５ 軸
６ 軸 ７ スプロケット
８ チェーン ９ 後方領域
１０ 前方領域 ｒ 開口部半径
１１ 駆動機構（ノズル回転手段） １２ ナット
１３ 充填物通路孔 Ｘ 軸線
Ｋ ねじれ ４６ 抑え部材
４７ ブラケット ４８ 制動部材
４９ 充填ノズル ５０ 回転軸
５１ チェーン ５２ ブラケット
５３ ピンチャー ５３Ａ ピンチャー部材
５３Ｂ ピンチャー部材 ５４ カム
５４Ａ カム ５５ カムフォロワー
５６ レバー ５６Ａ リンク
５６Ｂ リンク ５７ 支点
５８ 天然腸 ５８Ａ 収縮天然腸部
５８Ｂ 一枚天然腸部 ５８Ｃ 充填天然腸
５９ 支点 ６０ スプロケット
６１ 充填ノズル ６１Ａ 先端
６２ 充填ポンプ ６２Ａ ポンプ軸
６２Ｂ 充填ポンプ用変速モータ ６３ 充填ノズル回転用変速モータ
６４ 伝動歯車 ６５ 伝動歯車付き駆動部材
６６ 天然腸 ６６Ａ 収縮天然腸部
６６Ｂ 一枚天然腸部 ６６Ｃ 充填天然腸
６７ 腸押しカラー ６８ ストッパー
６９ 検出手段 ６９Ａ 光電センサ
７０ ピンチ装置 ７０Ａ 回転部材
７０Ｂ ピンチャー ７０Ｃ ピンチャー部材
７０Ｄ 回転軸 ７０Ｅ 凹溝
７１ 搬送装置 ７１Ａ チェーン
７１Ｂ スプロケット ７１Ｃ ラグ
７２ 取付け部材 ７３ ピン
７４ ハウジング ７５ ピンチャー用モーター
７６ ギャー ７７ 搬送装置用モーター
８０ 回転軸 ８１ ピンチ装置
８２ チェーン ８３ ピンチャー
８３Ａ ピンチャー部材 ８３Ｂ ピンチャー部材
８４ スプロケット ８５ 移動手段
８６ 充填ノズル ８７ 搬送装置
８７Ａ 平ベルト ８８ 制動部材（係合部材）
８９ 天然腸 ９０ ピンチャー用変速モーター
９１ ブラケット １０１ 充填ポンプ
１０２ 充填ブロック １０３ 充填ノズル
１０３ａ 孔 １０３Ｂ クラッチ爪
１０３Ｃ 段部 １０４ 天然腸
１０４Ａ 収縮天然腸部 １０４Ｂ 一枚天然腸部
１０４Ｃ 充填天然腸 １０５ 充填ポンプ用モーター
１０６ 変速機 １０６Ａ 変速プーリー
１０６Ｂ ベルト １０６Ｃ 変速プーリー
１０６Ｄ 電磁クラッチ １０７ 減速機
１０８ カップリング １０９ 充填ノズル回転用モーター
１１０ プーリー １１１ ベルト
１１２ 充填ノズル回転プーリー １１２Ａ クラッチ爪
１１３ ベッド １１４ ハウジング
１１５ 回転継ぎ手 １１６ エアシリンダー
１１６Ａ シリンダロッド １１７ 腸押し（天然腸押進部材）
１１８ ロッド １１８ａ 押し部材
１１９ エアシリンダー １２０ 検出手段
１２０Ａ 光電センサー １２０Ｂ ストッパー部
１２１ ハウジング １２２ 制動部材（係合部材）
１２３ プーリー １２４ 軸受
１２５ 制動部材抑え（収縮天然腸回転部材） １２５Ａ 振れ防止部材抑え
１２６ ベルト １２７ 制動部材用モーター
１２８ プーリー １２９ ピンチャー
１２９Ａ ピンチャー部材 １３０ 移動手段
１３１ ピンチ装置 １３１Ａ ピンチ用モータ
１３２ スプロケット １３２Ａ アイドルスプロケット
１３３ チェーン １３４ ラグ
１３５ 変速機 １３６ 減速機
１３７ 回転軸 １３８ 振れ防止部材
１４１ 充填ノズル １４２ 制動部材
１４３ 天然腸 １４３Ａ 一枚天然腸部
１４３Ｂ 収縮天然腸部 １４４ 押進部材
１４５ ハウジング １４６ 移動ベッド
１４７ ピンチャー １４７Ａ ピンチャー部材
１４８ ブラケット １５１ 充填ノズル
１５２ 制動部材 １５３ 天然腸
１５３Ａ 一枚天然腸部 １５３Ｂ 収縮天然腸部
１５４ 押進部材 １５５ ハウジング
１５６ 移動ベッド １５７ ピンチャー
１５７Ａ ピンチャー部材 １５８ ブラケット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to a method and apparatus for producing foods such as chained sausages using natural intestine.
[0002]
[Prior art]
  A conventional chain sausage product is manufactured by filling the filling into an animal intestine such as sheep intestine or pig intestine, that is, a natural intestine, or an artificial casing such as a cellulose casing or a collagen casing. In this case, the production method and apparatus are often different between the case where the natural intestine is used as the casing and the case where the artificial casing is used. That is, the natural intestine is easily broken when it is filled with a filling material or when the filled natural intestine is used as a link. Such a problem becomes more conspicuous in a filling apparatus that fills and squeezes a filling material into the natural intestine.
[0003]
  Now, with regard to an apparatus for producing a chain-like natural intestine sausage provided with an endless conveyor provided with pinchers at predetermined intervals and a rotating filling nozzle, Japanese Patent Laid-Open Nos. 49-101579 and It is known in Japanese Patent Laid-Open No. 50-91489. In this known manufacturing apparatus, the frictional force in the rotating direction between the rotating filling nozzle and the natural intestine is increased, and the natural intestine mounted on the filling nozzle is rotated together with the rotating filling nozzle.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
  However, in these prior arts, the filling nozzle or fin head that rotates with the natural intestine is locally engaged with the filling nozzle that rotates the natural intestine or the fin head that is attached near the tip of the rotating filling nozzle. There may be slippage between the two. Furthermore, since the force from the rotating filling nozzle or fin head concentrates on the local portion of the natural intestine, the intestine may be damaged when the natural intestine is pulled out from the rotating filling nozzle or fin head.
[0005]
  In the production of natural intestine sausage, the natural intestine film is thin and very flexible, has no shape retention, and the filling natural intestine filled with the sausage raw material has low rigidity. Therefore, the filled natural intestine tends to be twisted at a position other than the portion pinched by the pincher. In Japanese Patent Laid-Open No. 49-101577, after the filled natural intestine is squeezed with a pincher, the filling nozzle is rotated so that twisting is surely generated in the squeezed portion. In this case, since the filling nozzle rotates intermittently and stops the filling nozzle except for the pinching process by the pincher, the problem that the position of the twist generated in the filling natural intestine is not constant is unlikely to occur. However, since the squeezing position of the pincher is away from the tip of the filling nozzle, the natural intestine easily slips on the filling nozzle, and in addition, the filling nozzle is rotated intermittently. It is difficult to transmit to the intestines, and there is a risk that the required number of twists cannot be given to the pinching part. Furthermore, the intermittently rotating filling nozzle that rotates at a high speed also has problems such as rotational fluctuation of the filling nozzle and poor durability of the apparatus.
[0006]
  In the sausage manufacturing apparatus disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 50-91489, a fin head having a cylindrical portion on a filling nozzle and fins protruding radially from the outer periphery of the cylindrical portion is detachably attached to the filling nozzle. ing. Since the fin head expands the diameter of the intestine extended from the inside of the natural intestine and is discontinuously and locally engaged with the extended intestine, the torsional rigidity of the natural intestine is extremely high. It is low. For this reason, it is difficult to transmit the rotation of the fin head to the filled natural intestine through the stretched natural intestine. In addition, since the filling nozzle is continuously rotated, in some cases, there is a possibility that twisting may occur at a position near the front end of the discharge end of the fin head, not at the pinching portion of the pincher. It was. Furthermore, since this fin head is larger than the inner diameter of the natural intestine, when the natural intestine is attached to the filling nozzle, the fin head must be removed from the filling nozzle, and workability is very poor. Further, since these prior arts are intended for the combined use of the natural intestine and artificial casings, they do not solve the technical problem of using a natural intestine with a non-uniform diameter to make the filling diameter constant. is there.
[0007]
  Accordingly, an object of the present invention is to provide a method and an apparatus for producing a chain-like food such as sausage exclusively for natural intestines, which improves the above-mentioned drawbacks of the conventional sausage production apparatus and achieves the following. There is.
1. To provide a method and an apparatus for producing a chain-like food such as sausage that enables high-speed production exclusively for natural intestinal sausage.
2. High-speed production of new natural intestine sausage products with a uniform shape, length, filling diameter, filling weight and filling tension, while using a natural intestine with non-uniform diameter To provide a method and apparatus for producing chain-like foods such as sausages that can be used.
3. To provide a method and an apparatus for producing a chain-like food product such as sausage capable of reliably transmitting rotation of a filling nozzle to a straight single natural intestine on the filling nozzle.
4). To provide a method and an apparatus for producing a chain-like food such as sausage that can cause twisting only in a filled natural intestine at a place pinched by a pincher.
5. To provide a method and an apparatus for producing a chain-like food such as a sausage that does not break the natural intestine or twist back at a pinched portion.
6). To provide a method and an apparatus for producing a chain-like food such as sausage which is excellent in filling workability.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
  The features of the present invention are as follows.
  First, the present invention is characterized in that a filling natural intestine is formed in front of the tip of the filling nozzle by continuously discharging the filling material from the tip of the filling nozzle into the natural intestine, and filling the filling natural intestine. Larger than the outer diameter of the filling nozzle by the stage of continuous movement forward of the tip of the nozzle and the longitudinally extended intestine which is pulled by the continuously moving filling natural intestine and moves over the filling nozzle The intestine in the form shortened in the longitudinal direction of the inner diameter is pulled and stretched in the longitudinal direction of the filling nozzle, and the intestine in the form shortened in the longitudinal direction is formed into the intestine in the form extended in the longitudinal direction of the inner diameter reduced from the inner diameter.ByIts inner surfaceDesired range lengthAround the filling nozzleIn the longitudinal direction of the filling nozzle for rotation with the filling nozzleIn contact with the longitudinally elongated intestine with a reduced inner diameterThe length of the desired rangeThe tip of the filling nozzle is rotated by the rotating intestinal shape of the intestine rotating with the filling nozzle rotating while the inner peripheral surface continuously slides on the outer periphery of the filling nozzle along the longitudinal direction of the filling nozzle. There is a method for producing a chain-like food product such as sausage comprising the step of rotating the filled natural intestine continuously moving forward and the step of forming a twist in the natural intestine at the pinched portion by the pincher member.
  Next, another feature of the present invention is that the tip of the filling nozzle penetrates the opening of the engaging member and the outer surface of the intestine extending in the longitudinal direction is engaged with the opening. The moving natural intestine pulls the intestine in the longitudinally elongated form with a reduced inner diameter to move the filling nozzle in the longitudinal direction of the filling nozzle toward the engaging member, and the outer surface is the opening of the engaging member. The method for producing a chain-like food product such as sausage according to claim 1, further comprising the step of moving the intestine in a longitudinally extending form engaged with the head toward the tip of the filling nozzle on the filling nozzle. is there.
  Furthermore, a feature of the present invention is that a pair of pincher members that move from a rear region to a front region of the front end of the filling nozzle around a pair of rotation shafts provided at symmetrical positions with respect to the longitudinal direction of the filling nozzle. The method for producing a chain-like food product such as sausage according to claim 1 or 2, further comprising the step of starting pinching of the filled natural intestine.
  Still further, the present invention is characterized in that it further comprises a step of stepwise pushing the rear end of the intestine in the form compressed in the longitudinal direction by the intestinal push attached to the filling nozzle toward the tip of the filling nozzle. It exists in the method of manufacturing chain foods, such as a sausage, as described in any one of Claims 1-3.
  Furthermore, the feature of the present invention is that the mounting of the natural intestine to the filling nozzle described above is stopped in the longitudinal direction as the tip protrudes from the filling block that supports the filling nozzle to be able to advance and retract in the longitudinal direction. The step of mounting the natural intestine from the tip of the filling nozzle supported by the filling block in the state toward the filling block is the formation of the filling natural intestine described above, and the filling contained in the filling block is sent to the filling nozzle. The above-described continuous movement of the filled natural intestine includes the step of moving a pair of pincher members sandwiching the filled natural intestine by a winding transmission means to which a pincher member arranged in front of the tip of the filling nozzle is attached. The penetrating tip of the filling nozzle into the opening of the engagement member is arranged by disposing the filling nozzle with the natural intestine away from the filling block in the longitudinal direction of the filling nozzle. Each of the first and second engagement members is advanced until the tip reaches a position between the engagement member and the pincher member, and in order to attach the next natural intestine to the filling nozzle, The method for producing a chain-like food product such as sausage according to any one of claims 1 to 4, further comprising the step of retracting the tip of the filling nozzle toward the filling block.
  Furthermore, a feature of the present invention is that the above-described continuous movement of the filling natural intestine is performed by sandwiching the filling natural intestine with a pair of winding traveling bodies provided in front of the tip of the filling nozzle. And a pair of pincher members provided at symmetrical positions with respect to the longitudinal direction of the filling nozzle to move the filling natural intestine toward the front of the tip of the filling nozzle. The method for producing a chain-like food product such as sausage according to any one of claims 1 to 4, further comprising a step of periodically squeezing at a position between the vehicle and the traveling body.
  Furthermore, the present invention is characterized by having a cylindrical body having an outer diameter smaller than the inner diameter of the intestine contracted in the longitudinal direction of the attached natural intestine, and continuously filling the natural intestine from the tip. A filling nozzle that discharges automatically,
  A filling nozzle that has a cylindrical body with an outer diameter smaller than the inner diameter of the intestine contracted in the longitudinal direction of the attached natural intestine, and continuously discharges the filling from the tip into the natural intestine, and the filling is filled A pincher member for squeezing the filled natural intestine, and a plurality of pincher members that are continuously circulated and moved at predetermined intervals. By continuously moving forward in front of the tip and pulling and moving the longitudinally extended intestine following the filled natural intestine, the longitudinally contracted longitudinally following intestine of the longitudinally extended form The intestine of the form is pulled and stretched in the longitudinal direction of the filling nozzle, and the intestine of the form contracted in the longitudinal direction is formed into the intestine of the form extending in the longitudinal direction of the inner diameter reduced from its inner diameterByIts inner surfaceDesired range lengthAround the filling nozzleContact with the filling nozzle in the longitudinal direction for rotation with the filling nozzleA pinch device provided in front of the tip of the filling nozzle and an intestine in a longitudinally extending formThe length of the desired rangeIt exists in the apparatus which manufactures chain-like foodstuffs, such as a sausage, which comprises the nozzle rotation means which rotates the filling nozzle which has the outer periphery which an inner peripheral surface continuously slides along a longitudinal direction.
  Furthermore, a feature of the present invention is that it has an opening that engages the outer surface of the intestine in a longitudinally elongated form on a filling nozzle that is pulled and moved by a filling natural intestine that moves continuously with the pincher member. It exists in the apparatus which manufactures chain-like foodstuffs, such as sausage of Claim 7 which further comprised the engaged member.
  Furthermore, a feature of the present invention is that the engaging member is provided at a position away from the site where the intestine contracted in the longitudinal direction changes to the intestine in the longitudinal direction to the distal end of the filling nozzle. It exists in the apparatus which manufactures chain-like foodstuffs, such as sausage of Claim 8 characterized by the above-mentioned.
  Furthermore, it is a feature of the present invention that the engagement member has two engagement points that are symmetrical with respect to the longitudinal direction of the filling nozzle at the engagement point between the opening of the engagement member and the intestine in the longitudinally extended form with a reduced inner diameter. The apparatus for producing a chain-like food product such as sausage according to claim 8 or 9, characterized in that the pincher member tip movement locus circle is located behind the common tangent.
  Furthermore, a feature of the present invention is that the winding transmission means includes a pair of rotating shafts for moving the pincher member from the rear region to the front region of the tip of the filling nozzle, and the pair of rotating shafts is the filling nozzle. It exists in the symmetrical position with respect to the longitudinal direction of this, It exists in the apparatus which manufactures chain-like foodstuffs, such as sausage of Claim 7.
  Furthermore, the present invention is characterized in that it further comprises an intestinal pressing collar that gradually pushes the rear end of the intestine contracted in the longitudinal direction toward the tip of the filling nozzle, and the intestinal pressing collar is provided in the filling nozzle. It exists in the apparatus which manufactures chain-like foodstuffs, such as a sausage, as described in any one of Claims 7-11 characterized by the above-mentioned.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. Reference numeral 1 denotes a filling nozzle, and the filling nozzle 1 has a single natural intestine portion C.1And contracted natural intestine C2The natural intestine C divided into and is attached. The contracted natural intestine portion is a portion in which the natural intestine is contracted in the longitudinal direction to form a bellows shape. The single natural intestine is the length of the natural intestineExtensionIt is a straight part. The filling nozzle 1 receives the filling material sent from a filling pump (not shown) for continuously supplying the filling material and discharges it from the tip. The filling nozzle is provided so as to be continuously rotatable about the axis X. In this embodiment, the filling nozzle has the same cross-sectional shape of a round pipe over the direction of the axis X.
[0010]
  Reference numeral 2 denotes a pinch device. The pinch device 2 squeezes the filled natural intestine S filled with a filling material and conveys it to the front of the filling nozzle. The pinch device 2 includes a pincher 3 composed of a pair of pincher members 3A and 3A that squeeze oppositely from the outer periphery of the filled natural intestine, and a winding transmission means 4 as a moving means that moves the pincher 3 continuously. Have.
[0011]
  The winding transmission means 4 includes shafts 5 and 6 and a chain 8 stretched between the sprockets 7 and 7 attached to the shafts 5 and 6, and the shaft 5 serving as a moving center of the pincher member is a pincher member 3A. Is located to the side of the axis X of the filling nozzle 1 and in the front region 10 of the filling nozzle tip 1a such that the nozzle moves from the rear region 9 to the front region 10 of the filling nozzle tip 1a.
[0012]
  Referring also to FIG. 2A, the pincher member 3A is provided with a V-shaped notch 3a, and the opening dimension d of the notch 3a is equal to or larger than the outer diameter of the filled natural intestine S. Set to sizeTheThe opening radius r is configured to be larger than the distance between the tip of the filling nozzle 1 and the shaft 5. Reference numeral 11 denotes a drive mechanism as nozzle rotating means. The drive mechanism 11 is driven by a motor (not shown) to rotate the filling nozzle 1. A filling nozzle 1 is attached to the drive mechanism 11 with a nut 12, and a filling passage hole 13 extending in the axis X direction and penetrating therethrough is provided.
[0013]
  The operation of the apparatus for producing a chain-like food product such as sausage according to one embodiment of the present invention configured as described above will be described. A natural intestine C is attached to the filling nozzle 1, and a contracted natural intestine C2Is pulled out in front of the filling nozzle 1 by hand, and one piece of natural intestine C is placed on the filling nozzle 11And at the same time, the single natural intestine C1Is suspended from the filling nozzle tip 1a by a predetermined length. When the operation of the apparatus is started, the single natural intestine C that hangs down from the filling nozzle tip 1a1A fixed amount of filling material is continuously discharged from the tip of the filling nozzle 1, and the formed natural intestine S is formed into a single natural intestine portion C on the filling nozzle 1 by the filling pressure.1It moves toward the pinch device 2 while pulling out.
[0014]
  The notch 3a of the pincher 3 of the pinch device 2 is a single natural intestine C on the filling nozzle 11The filling natural intestine S is started to be squeezed at a position close to the filling nozzle tip 1a. The pincher member 3A continues to move around the shaft 5 to complete the squeezing of the filled natural intestine S, and then pulls and conveys the filled natural intestine S along the axis X while maintaining the squeezed state. Since the filled natural intestine S is pulled and conveyed by the pincher 3, the single natural intestine portion C on the filling nozzle 11Is pulled in the direction of the axis XExtensionThe natural intestinal C2The contracted natural intestine C2PullExtensionWhile being reduced, its diameter is reduced, and one piece of natural intestine C1It becomes. Diameter of natural intestineofThe reduction is hereinafter referred to as “reduction diameter”. Single natural intestine C formed along axis X on filling nozzle 11Since the nozzle is always pulled, the contact with the outer periphery of the filling nozzle 1 is strengthened and the drawing nozzle 1 is pulled out while rotating together with the filling nozzle 1. Filled natural intestine S is a single piece of natural intestine C that rotates continuously with the filling nozzle 11To rotate the natural intestine at the pinched portion by the pincher 3 described above. One piece of natural intestine C in contact with the outer periphery of the filling nozzle 11Inner circumferential surface C3Is supplied with a rotational force from the filling nozzle 1. When this contact is brought into close contact, the rotation of the filling nozzle 1 is more easily transmitted.
[0015]
  Until the subsequent pinching by the subsequent pincher 3 is finished, the twist of the natural intestine is continued. The pincher 3 continues to move continuously at a constant speed, and the filling pump is a single natural intestinal part C pulled out from the filling nozzle tip 1a.1The filling material is continuously discharged into the inside, and the filling natural intestine S is formed. The pincher 3 moves continuously at a constant speed, and is pulled by the pincher 3.ExtensionA fixed amount of filling material is continuously discharged into a single natural intestine that moves while trying to reduce its diameter. For this reason, the filling natural intestine S with little variation in the filling diameter is formed. Subsequent pinchers 3 provided at predetermined intervals on the chain 8 begin to squeeze the filled natural intestine S at a position close to the filling nozzle tip 1a. Since the filling diameter of the filling natural intestine S at a position close to the filling nozzle tip 1a is still small, twisting easily occurs and the twisting position is close to the filling nozzle tip 1a. Sheet natural intestine C1Is easily transmitted to the position where the twist occurs, and a sufficient twist is surely given to the pinched portion by the pincher 3. Due to the relationship between the conveyance speed of the filled natural intestine S by the pincher 3 and the discharge amount of the filled material, the pincher 3 may pinch a filled natural intestine portion larger than the outer diameter of the filling nozzle 1. (See Figure 4)
[0016]
  Referring to FIG. 2C, the contracted natural intestine C attached to the filling nozzle 1 when the filling nozzle 1 is not rotated.2Becomes bellows compressed in the direction of the axis X, and hangs down from the filling nozzle. Usually the contracted natural intestine C rather than the outer diameter of the filling nozzle 12The inside diameter of is sufficiently large. Referring to FIG. 2B, the single natural intestine C on the rotating filling nozzle 11Is pulled in the direction of the axis X as described aboveExtensionAs a result, the diameter is reduced, and it substantially adheres to the outer periphery of the filling nozzle 1. One piece of natural intestine C1Even if there is a slight gap locally on the outer periphery of the filling nozzle 1 or an overlapping part of the film, the natural intestine part C is added to the filling nozzle 1 as a whole.1Inner circumferential surface C3Should be in contact.
[0017]
  Returning to FIG. 1, a single natural intestine portion C that moves toward the tip of the filling nozzle 1 a while receiving a braking force from the rotating filling nozzle 1.1Causes the twist K to be wound around the outer periphery of the filling nozzle 1 by rotating the filling natural intestine S, thereby increasing the adhesion. One piece of natural intestine C on the outer periphery of the filling nozzle 1 having a uniform shape1Are uniformly contacted, preferably in close contact with each other along the axis X, so that the single natural intestine portion C can be obtained even when receiving the braking force from the filling nozzle 1 necessary for rotationally driving the filled natural intestine S.1Without being damaged, it slides on the outer periphery of the filling nozzle 1 and is pulled out from the filling nozzle tip 1a. One piece of natural intestine C1Is pulled out, the single natural intestine C on the filling nozzle 1 from the filling nozzle tip 1a1Increases in length. Usually, it is preferable to maintain the contact length in the direction of the axis X in a desired range, so that the contracted natural intestine C2The rear end is pushed toward the filling nozzle tip 1a.
[0018]
  In the case of the natural intestine used, for example, the sheep intestine, its length and diameter are, for example, 8 m each, and the diameter varies from 18 mm to 20 mm over its entire length. When it is desired to further reduce the diameter of the natural intestine C in relation to the diameter of the filling nozzle 1, the braking force to the natural intestine C is increased by using a braking member as an engaging member in an example device described later. Can be achieved. Depending on the difficulty of twisting in the filling natural intestine S (natural intestine type, state of the natural intestine, filling natural intestine size, etc.), the filling nozzle tip 1a is moved away from the position shown in FIG. Place them close together. In the case of the close arrangement, the filling nozzle tip 1a is located in the notch 3a of the pincher 3 that moves from the rear region to the front region of the filling nozzle tip 1a, so that the filling natural intestine S is squeezed by the notch 3a. The starting position is closer to the filling nozzle tip 1a, and twisting is more easily generated.
[0019]
  Referring to FIGS. 3A to 3E, in the present invention, various outer peripheral filling nozzles 1 can be used. For example, the cross-sectional shape of the filling nozzle 1 may be not only a perfect circle but also an elliptical shape as shown in FIG. Also, a triangle such as (B) in FIG. 3, a quadrangle as shown in (C), a pentagon as shown in (D), a hexagon as shown in (E), or a polygon as shown in FIG. good. According to the cross-sectional shape of the filling nozzle 1 as shown in FIG. 3, the filling nozzle 1 and the single natural intestine C1Thus, the slip in the rotation direction is reduced.
[0020]
  Furthermore, as shown in FIG. 4A, a large number (in this example, 10) of grooves 1S along the longitudinal direction (axis X direction) are formed on the outer periphery of the filling nozzle 1, or FIG. As shown in FIG. 4B, the outer periphery of the filling nozzle 1 is provided with a protrusion 1T along the longitudinal direction, and as shown in FIG. ′, And the like, and in any filling nozzle 1, the contracted natural intestine C2PullExtensionAs a result, the diameter of the natural intestine (18 to 20 mm) is reduced to the outer diameter of the filling nozzle 1, for example, 10 mm, so that one piece of the natural intestine C1And comes into contact with the outer periphery of the filling nozzle 1. Note that, according to the shape of the filling nozzle 1 as shown in FIG.1Thus, the slip in the rotation direction is reduced.
[0021]
  In addition, the winding transmission means of the pinch device can use not only the illustrated sprocket and chain configuration but also known winding transmission means such as a timing pulley and a timing belt.
[0022]
  Next, another embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 5 to 8 are diagrams for explaining a method and an apparatus for producing a chain-like food such as sausage using the natural intestine according to one embodiment of the present invention. 5 is a schematic front view of the manufacturing apparatus of the present invention, FIG. 6 is a plan view thereof, and FIGS. 7 and 8 are enlarged portions for explaining the action of forming a twisted portion in the filled natural intestine. It is sectional drawing.
[0023]
  In the figure, 101 is a filling pump that pressurizes and supplies a filling material such as kneaded sausage raw material, 102 is a filling block that contains the filling material supplied from the filling pump 101, and 103 is a filling material supplied from the filling pump 101. Is a round tubular filling nozzle that fills the natural intestine 104 described later. A hole 103a is formed in the filling nozzle 103, and when the hole 103a is located in the filling block 102, the filling material is fed into the filling nozzle 103 through the hole 103a. The filling nozzle 103 is equipped with a natural intestine 104 made of sheep intestine or pig intestine.
[0024]
  The supply amount of the filling pump 101 is variable. The filling pump drive mechanism for driving the filling pump 101 is as follows. The rotation of the filling pump motor 105 is transmitted to the speed reducer 107 via the transmission 106. A transmission 106 serving as a pump speed transmission means includes a transmission pulley 106A, a belt 106B, and a transmission pulley 106C. For this reason, the rotation of the filling pump motor 105 is transmitted to the transmission pulley 106C via the transmission pulley 106A and the belt 106B, and the rotation of the transmission pulley 106C is input to the speed reducer 107. The electromagnetic clutch 106D cuts and turns on rotation transmission between the transmission pulley 106C and the speed reducer 107. The pump supply rate can be set as desired according to the size of the natural intestine used and the speed of the pinch device.
[0025]
  The output rotation of the speed reducer 107 is connected to a rotating shaft (not shown) of the filling pump 101 via a coupling 108. Instead of the motor 105, a variable speed motor can be used by replacing the variable mechanism described above with a belt transmission mechanism that does not change the speed ratio. Alternatively, each output shaft of the transmission motor or the transmission motor with a reduction gear may be directly connected to the rotation shaft of the filling pump 101. The transmission motor is, for example, a servo motor or a motor controlled by an inverter.
[0026]
  The filling nozzle 103 is rotated. The rotating mechanism as the nozzle rotating means is as follows. The filling nozzle rotating motor 109 is a variable speed motor, and the number of rotations of the filling nozzle 103 can be set as desired. A belt 111 is wound around a pulley 110 of the motor 109, and the belt 111 is wound around a filling nozzle rotating pulley 112. The filling nozzle rotating pulley 112 is rotatably held by a housing 114 fixed on the bed 113. The filling nozzle rotating pulley 112 is provided with a clutch pawl 112A. The filling nozzle 103 is connected to the cylinder rod 116 </ b> A of the air cylinder 116 via the rotary joint 115, and thereby the filling nozzle 103 is reciprocated. The filling nozzle 103 is provided with a clutch claw 103B that engages with the clutch claw 112A. For this reason, when the filling nozzle 103 is moved by the air cylinder 116, the clutch claws 112A and 103B are engaged, and the rotation of the filling nozzle rotating pulley 112 is transmitted to the filling nozzle 103.
[0027]
  The filling nozzle 103 is fitted with a natural intestine 104 divided into a contracted natural intestine 104A and a single natural intestine 104B. An intestinal push 117 as a natural intestine pushing member that pushes the contracted natural intestine portion 104 </ b> A toward the distal end side of the filling nozzle 103 is fitted into the filling nozzle 103. The intestinal push 117 is connected to an air cylinder 119 via a rod 118, and the intestinal push 117 is moved by the air cylinder 119. Further, the filling nozzle 103 is provided with a step portion 103C with which the intestinal push 117 abuts, and the intestinal push 117 is moved along with the movement of the filling nozzle 103. For this reason, the intestinal push 117 is moved by the movement of the filling nozzle 103, and the position of the intestinal push 117 is the initial position IP in FIG. The intestinal push 117 is rotatably attached to the filling nozzle 103, and a pushing member 118 a fixed to the rod 118 is fitted in the outer peripheral groove of the intestine push 117, and the reciprocating motion of the rod 118 is transmitted to the intestine push 117. .
[0028]
  On the bed 113, detection means 120 for detecting the rear end of the intestine is provided. The detection means 120 is composed of a photoelectric sensor 120A. When light is blocked by the contracted natural intestine portion 104A of the natural intestine 104 attached to the filling nozzle 103, the presence of the natural intestine 104 is confirmed. This is to know that the contracted natural intestine portion 104A has disappeared and a single natural intestine portion 104B has been formed. The detecting means 120 has a stopper portion 120B, and the movement of the intestinal push 117 is stopped when the stopper portion 120B and the pressing member 118a come into contact with each other.
[0029]
  A housing 121 is further provided on the bed 113, and a braking member 122 as an engaging member is rotatably provided in the housing 121 by a pulley 123. This will be described in more detail with reference to FIG. 7. A pulley 123 is rotatably held in a housing 121 by a bearing 124. A brake member 122 is provided in the center hole of the pulley 123. The brake member 122 is fixed by a brake member holding member 125. The braking member 122 is made of a ring-shaped member made of synthetic rubber, and has a round hole opening through which the filling nozzle 103 passes in the center. The opening diameter is the same as the filling nozzle 103 orsmallThe diameter. The brake member restraint 125 partially accommodates the contracted natural intestine portion 104A on the filling nozzle 103, and is contracted to rotate with respect to the axis X of the filling nozzle 103 in contact with the outer periphery of the contracted natural intestine portion 104A. It also serves as an intestinal rotating member.
[0030]
  The rotational drive mechanism that rotates the braking member 122 as the engaging member around the axis X is as follows. A belt 126 is wound around the pulley 123, and the belt 126 is wound around the pulley 128 of the brake member motor 127. The brake member motor 127 is a speed change motor that is shifted by an inverter. The number of rotations of the brake member 122 can be set as desired, and this motor can be replaced with a servo motor.
[0031]
  A pinch device 131 including a pincher 129 including a pair of pincher members 129 </ b> A and 129 </ b> A and a moving unit 130 is provided on the bed 113. Referring to FIG. 6, moving means 130 includes a rotating shaft 137, a sprocket 132 and an idle sprocket 132A attached to the rotating shaft 137, a chain 133 wound around each of the sprocket 132 and the idle sprocket 132A, It consists of a number of lugs 134 attached to the chain 133. A plurality of pincher members 129A are attached to the chain 133 at predetermined intervals, and the filled natural intestine is pinched by the two pincher members 129A facing each other while moving together with the chain 133. The pinch device drive mechanism includes a pinch motor 131A, a transmission 135, and a speed reducer 136.
[0032]
  The sprocket 132 is rotated by a pinch motor 131A via a transmission 135, a speed reducer 136, and a rotating shaft 137. Accordingly, the moving speed of the pincher member 129A can be set as desired. The speed (production amount) of the pinch device can be set as desired according to the size and type of the natural intestine used. The drive mechanism described above can be replaced with a transmission motor or a servo motor that is shifted by an inverter. Further, the output shaft of the speed change motor or the speed change motor with a reduction gear can be directly connected to the rotary shaft 137 for use. The pincher member 129A has a V-shaped groove, and the filled natural intestine is pinched by the two pincher members facing each other in the groove.
[0033]
  The operation of the apparatus for producing a chain-like food product such as sausage according to one embodiment of the present invention described above will be described below mainly with reference to FIGS. First, the natural intestine 104 is attached to the filling nozzle 103. In this case, as shown in FIG. 5, the contracted natural intestine portion 104A and the single natural intestine portion 104B are divided and attached. Then, the air cylinder 116 is operated to allow the filling nozzle 103 and the single natural intestine portion 104B to pass through the opening of the braking member 122. At this time, the intestine pusher 117 is pushed by the step 103C of the filling nozzle 103 and moved to the initial position IP. The interior of the air cylinder 119 is in electrical communication with the outside air so that the rod 118 is moved together with the intestinal push 117.
[0034]
  Next, the filling pump 101 and the pinch device 131 start to operate, and the filling material is discharged from the tip of the filling nozzle 103. Then, the single natural intestine portion 104B is pulled out from the filling nozzle 103, and the filling material is filled therein to form the filled natural intestine 104C. The filled natural intestine 104C is first pinched and pulled by the lug 134 of the pinch device 131 that moves in the direction of the arrow. Then, the filled natural intestine 104C is pinched by the pincher 129. When the filled natural intestine 104C pulls the single natural intestine portion 104B, the single natural intestine portion 104B moves while being braked from the filling nozzle 103, and the single natural intestine portion 104B moves along the opening of the braking member 122. Since both are engaged, further braking force is also received from the braking member 122. Since the single natural intestine portion 104B is extended particularly between the pincher 129 and the braking member 122, the single natural intestine portion 104B attached to the filling nozzle 103 tries to reduce its diameter more strongly. The sheet natural intestine portion 104B contacts and closely contacts the outer periphery of the filling nozzle 103. Therefore, the rotation of the filling nozzle 103 is transmitted to the filling natural intestine 104C through the single natural intestine portion 104B having the reduced diameter, and the filling natural intestine 104C is rotated by the rotation of the filling nozzle 103. For this reason, the portion of the filled natural intestine 104C squeezed by the pincher 129 is twisted to form a chain.
[0035]
  One aspect of the present invention is that the single natural intestine portion on the filling nozzle may be rotated together with the filling nozzle in a state where the diameter is reduced. In the present embodiment device in which the braking member as the engaging member is rotated by the rotation driving mechanism, even if the braking member 122 applies a substantial rotational force to the outer periphery of the single natural intestine 104B, It does not depart from the scope of the invention. In order to further reduce the diameter of the single natural intestine portion, the engagement member engaged with the natural intestine on the filling nozzle can take various forms. For example, as shown in the present embodiment, the hole diameter larger than the outer diameter of the filling nozzle 103 as shown in FIG. 9 described later (braking member 122A) as shown in FIG. There are forms that mainly contact the contracted natural intestine.
[0036]
  The operation locus of the pincher 129 will be described in more detail. As shown in FIG. 7, the pincher member 129 </ b> A of the pincher 129 moves from the rear region P toward the front region Q with reference to the tip (discharge end) of the filling nozzle 103. And it meshes | engages in the meshing position R ahead of the front-end | tip of the filling nozzle 103. FIG. Here, the meshing position R is more preferable as it is closer to the tip of the filling nozzle 103. That is, the closer the meshing position R is to the tip of the filling nozzle 103, the more reliably the twisted natural intestine 104C is twisted. This will be described with reference to FIG. 8. When the rotation locus of the valley of the V groove of the pincher member 129 </ b> A comes into contact with the outer periphery of the tip of the filling nozzle 103, the meshing position R of the pincher 129 is close to the tip of the filling nozzle 103. Will be. When the pincher 129 squeezes the filled natural intestine 104C in such a state, the position of twisting of the filled natural intestine 104C is specified to the squeezed portion, and the position of twisting is ensured, and the filling natural intestine 104C is also torn. It will disappear.
[0037]
  When the contracted natural intestine portion 104A of the natural intestine 104 above the filling nozzle 103 disappears, the photoelectric sensor 120A of the detection means 120 is activated to disengage the electromagnetic clutch 106D, and the operation of the filling pump 101 is stopped. Then, the air cylinder 116 is moved backward to move the filling nozzle 103 to the right in FIG. 6, and at the same time, the air cylinder 119 is also moved backward to move the intestinal push 117 to complete the filling operation. Although this photoelectric sensor 120A uses a transmission type, the type of sensor is not limited.
[0038]
  Next, the action of the intestine pusher 117 will be described. When the natural intestine 104 on the filling nozzle 103 is sequentially pulled out, the length of the single natural intestine portion 104B becomes longer. In order to reduce this length, the air cylinder 119 is operated and moved until the pushing member 118a of the rod 118 hits the stopper portion 120B. By this movement, the intestinal push 117 stopped at the initial position IP moves to a predetermined position and pushes the rear end of the contracted natural intestine 104A stepwise. The intestinal push 117 is stopped at the predetermined position until all filling is completed. Note that the initial position IP to a predetermined position may be pushed in multiple stages.
[0039]
  In the present embodiment, the filling nozzle 103 and the intestine pusher 117 are actuated by the air cylinder, but they can be actuated by hand instead. The air cylinders 116 and 119 are connected to the atmosphere, a handle is fixed to the rod 116A of the air cylinder 116, another handle is also fixed to the rod 118, and these handles are pushed in the horizontal direction in FIG. The nozzle 103 and the intestine pusher 117 can be operated manually. The installation position of the photoelectric sensor 120A of the detection means is changed to a position where the pressing member 118a stopped by the stopper portion 120B can be detected, and the photoelectric sensor 120A is operated to detect the pressing member 118a at that position. Also good. It is effective to stop the filling pump 101 by this detection method in a method of operating the intestinal push 117 by hand.
[0040]
  During the above-described filling operation, the brake member 122 is rotated by the brake member motor 127. However, the brake member 122 does not necessarily have to be forcedly rotated. For example, the brake member 122 is rotatably held. The brake member 122 may be rotated by the rotation of the filling nozzle 103. Further, in the above-described embodiment apparatus, the configuration of the filling nozzle and the braking member of another embodiment apparatus (see FIGS. 16 and 17) described later may be used.
[0041]
  In the embodiment shown in FIGS. 1 to 8, for example, the filling nozzle may be bent or less rigid, and may swing up and down and left and right, possibly causing contact with the pincher. Therefore, as shown in FIG. 9, a member that prevents the filling nozzle 103 from shaking may be attached to prevent contact with the pincher member 129A. That is, the shake preventing member 138 is fixed to the inner peripheral surface of the pulley 123 provided in the housing 121 so as to rotate integrally with the pulley 123 by the shake preventing member restraint 125A having the braking member 122A. The inner diameter of the shake preventing member 138 is set larger than the outer diameter of the filling nozzle 103. Even if the filling nozzle 103 is shaken, the amount of shake is restricted by the hole of the shake preventing member 138, and the filling nozzle 103 is prevented from coming into contact with the pincher member 129A. The material of the shake preventing member 138 is appropriately selected and adopted, but a synthetic resin which is not easily deformed is preferable. If a material that does not easily deform is used for the braking member 122A, the shake preventing member 138 need not be provided. In the braking member 122A, the single natural intestine portion 104B that is moved by being pulled by the filled natural intestine 104C pulls the contracted natural intestine portion 104A.extendIn the process, the natural intestine C is squeezed to loosen the minute overlap of the single natural intestine 104B.
[0042]
  In the embodiment shown in FIGS. 5 to 8, the pinch device reduces the diameter of the natural intestine by conveying the filled natural intestine while squeezing it. However, the present invention is not limited to the above-described embodiment. Alternatively, as described below, the natural intestine can be reduced in diameter by a transport device provided separately from the pinch device for squeezing the filled natural intestine.
[0043]
  Referring to FIGS. 10 to 12, the filling nozzle 61 is rotatable but does not reciprocate. The filling nozzle 61 is fitted with a natural intestine 66 divided into a single natural intestine portion 66B and a contracted natural intestine portion 66A. A fixed amount of filling material is continuously supplied from the filling pump 62 to the filling nozzle 61. The filling pump 62 is a rotary metering pump, for example, a gear pump. Further, the nozzle rotating means for rotating the filling nozzle 61 includes a transmission gear 64 attached to the filling nozzle rotating transmission motor 63 meshes with the drive member 65 with a transmission gear, and thereby attached to the drive member 65 with the transmission gear. The filling nozzle 61 rotates. An output shaft of a filling pump transmission motor 62B is connected to the pump shaft 62A of the filling pump 62. The filling pump 62 is set to a desired speed by a drive mechanism having a transmission motor 62B, and supplies a predetermined filling amount to the filling nozzle that matches the size of the natural intestine used and the conveying speed of the conveying device.
[0044]
  In the embodiment shown in FIGS. 5 to 8, the intestinal push is automatically moved by the air cylinder. In this embodiment, the natural intestine 66 attached to the filling nozzle 61 is manually natural. The tip of the filling nozzle 61 is provided with an intestinal pressing collar 67 as an intestinal pushing member.61AIt is supposed to push towards. In order to stop the movement of the intestinal push collar 67, a stopper 68 is provided, and the stopper 68 constitutes a detecting means 69 together with a photoelectric sensor 69A for detecting the rear end of the natural intestine 66 attached to the filling nozzle 61. Yes. The filling pump speed change motor 62B for driving the filling pump 62 is stopped by a signal from the detecting means 69. The operation of the detecting means 69 is substantially the same as in the previous embodiment.
[0045]
  The pinch device 70 is the tip of the filling nozzle 6161AIn the downstream thereof, there is provided a conveying device 71 that sandwiches the filled natural intestine 66C filled with the filling material and continuously conveys it at a predetermined speed. It is attached to the attachment member 72. The attachment member 72 is attached to the housing 74 to which the filling nozzle 61 is attached via a pin 73.DIt is attached so as to be rotatable in the direction.
[0046]
  In this exampleOhThe pinch device 70 has a configuration in which a pincher member 70C having a concave groove 70E is attached to two rotating members 70A provided facing each other in the vertical direction, and the concave grooves 70E of the two pincher members 70C. Thus, a pinched portion is formed in the filled natural intestine 66C. A pinch device drive mechanism for driving the pinch device 70 is provided on the attachment member 72. The pinch device drive mechanism has a pincher motor 75 and a pair of gears 76. One rotating member 70 </ b> A of the pinch device 70 is attached to a rotating shaft 70 </ b> D connected to the shaft of the pincher motor 75.InTherefore, the gear 76 is rotated at the set desired number of rotations, and the gear 76 is for rotating the other rotating member 70A facing it. The rotating member 70A and the rotating shaft 70D described above are moving means for moving the pincher 70B. Except for the rotating member 70A, the pincher member 70C may be attached to the rotating shaft 70D.
[0047]
  The pincher member 70 </ b> C moves from the rear region P of the tip 61 </ b> A of the filling nozzle 61 toward the front region Q so that the rotation shaft 70 </ b> D as the movement center is on the axis X of the filling nozzle 61.SekiAre arranged in symmetrical positions. A pair of pincher members 70C and 70C constituting the pincher 70B rotate together with the rotation shaft 70D and convey the squeezed site until the squeezed is released after the filled natural intestine 66C conveyed by the conveying device 71 is squeezed. To do. The configuration in which the meshing position R of the pincher member 70C is close to the tip 61A of the filling nozzle 61 and the operation by this are substantially the same as in the other embodiments described above.
[0048]
  The nozzle rotating means continuously rotates the filling nozzle 61 so as to twist the portion of the filling natural intestine 66C pinched by the pincher 70B. The transmission motor 63 may rotate the filling nozzle 61 intermittently so that the twisting is completed only while the pincher 70B squeezes the filling natural intestine 66C without continuously rotating the filling nozzle 61. good.
[0049]
  In this embodiment, the sausage length can be changed as desired. By setting the pinching cycle of the pincher 70B to a desired value for the filled natural intestine 66C conveyed by the conveying device 71, a desired filling natural intestinal twist interval (sausage length) can be obtained. The rotation speed of the pincher member 70 </ b> C can be set as desired by a pincher motor 75 that is a transmission motor, and the conveyance speed of the conveyance device 71 can be set by a conveyance device motor 77 that is a transmission motor that drives the conveyance device 71. The pincher member 70C continuously rotates at a constant speed. As a result, the speed difference between the speed of the pincher member 70C when the pincher member 70C squeezes the filled natural intestine 66C and the conveyance speed of the filled natural intestine 66C. However, in the present invention in which the filled natural intestine 66C is squeezed, it can be reliably twisted even if there is a speed difference. The pincher member 70C can also be rotated at an unequal speed. In the case of this non-uniform rotation, the speed of the pincher member 70C while squeezing the filled natural intestine 66C can be made the same as the conveying speed of the filled natural intestine 66C. The motor 75 is controlled by an appropriate control device so as to rotate at a non-uniform speed.
[0050]
  Further, a pincher attached to the rotating member 70AElementThe number of 70C may be one as illustrated, but may be two or more. If a desired number of pincher members are fixedly used at a rotation angle, for example, a rotation member 70A in which two pincher members 70C are fixed at an interval of 180 degrees is used, the length of the sausage The speed difference between the natural intestine conveyance speed and the pincher member squeezing speed caused by the change can be reduced. If necessary, the distance between the axes of the pair of rotating shafts 70D and 70D to which the rotating member 70A is detachably attached can be changed.
[0051]
  The transport device 71 continuously rotates the chain 71A provided opposite to the upper and lower ends with a sprocket 71B and sandwiches the filled natural intestine 66C with a lug 71C provided on the chain 71A. Are conveyed at a constant speed. The natural intestine 66 is reduced in diameter and brought into contact with, preferably in close contact with, the filling natural intestine 66C by transporting the natural natural intestine 66C and pulling and moving the single natural intestine 66B attached to the filling nozzle 61. Since this is as described above, a detailed description thereof is omitted here.
[0052]
  The holding of the filled natural intestine 66C by the lug 71C requires that slip is prevented as much as possible. Therefore, the structure shown in FIG. First, in FIGS. 12A, 12 </ b> C, and 12 </ b> D, the lugs 71 </ b> C arranged to face each other are arranged at positions where they are different from each other. According to this structure, the lugs 71C on both chains do not collide with each other, so that the filled natural intestine 66C can be strongly held. Also, in FIGS. 12B and 12E, the lugs 71C arranged opposite to each other are arranged at the same position. This structure also prevents the filled natural intestine 66C from slipping.
[0053]
  As described above, preventing slipping of the filled natural intestine 66C means that the length of the transport device 71 can be shortened accordingly, and thereby the mounting member 72 can be reduced in size, and the mounting member 72 can be reduced. Can be opened and closed quickly. In the apparatus of the present embodiment, the filling nozzle 61 penetrates, and an engaging member that engages with the natural intestine 66 attached to the filling nozzle 61 can be further provided. The engaging member may be driven to rotate by the filling nozzle 61. Further, a rotation drive mechanism that rotates the engaging member around the axis X of the filling nozzle 61 can be further provided. You may provide the motor which rotates an engagement member in this rotation drive mechanism. This motor may be a variable speed motor.
[0054]
  Furthermore, the intestinal pressing collar 67 as a natural intestinal pushing member is moved stepwise by a method known in Japanese Patent Laid-Open No. 6-7073 or Japanese Patent Laid-Open No. 7-123906 or the same method as the above-described embodiment apparatus. It can also be configured as follows. A filling pump that continuously rotates and supplies a filling amount, a filling nozzle that rotates continuously at a constant speed, a pinch device that has a pincher member that rotates continuously at a constant speed, and a winding traveling body that moves continuously at a constant speed If it comprises the conveyance apparatus which has, it will become a simple, high-speed operation possible and inexpensive apparatus which does not require complicated control.
[0055]
  The present invention may also be an embodiment as shown in FIG. This embodiment is the same as the embodiment shown in FIGS. 10 and 11 in that a sausage having a desired length is obtained, but the configuration of the pinch device is different as described below. The pinch device 81 includes two pairs of pincher members 83A and 83B provided at equal intervals on the chain 82, a rotating shaft 80 for moving the pincher members 83A and 83B, and a moving means 85 including the chain 82 and the sprocket 84. Have. The pincher member 83 </ b> A engaged with the upper and lower sides moves straightly to the front of the filling nozzle 86 and then releases the engagement. On the axis X of the filling nozzle 86SekiThe pair of pincher members 83A and 83A and the pair of pincher members 83B and 83B provided at symmetrical positions constitute the pincher 83. The conveying device 87 is composed of two flat belts 87A facing each other. Here, 87 </ b> C is a transmission motor that drives the transport device 87.
[0056]
  As shown in FIG. 13B, the filling nozzle 86 is a pipe having a square cross section, and the braking member 88 as an engaging member has a round hole, and each of the four corners of the filling nozzle 86. Contact with. The braking member 88 rotates together with the filling nozzle 86 in the bracket 91 by the rotation of the filling nozzle 86. The braking member 88 reliably pulls the bellows shape of the contracted natural part 89A.ExtensionThus, it engages with the outer surface of the natural intestine 89 to form a single natural intestine part 89B.
[0057]
  This embodiment is the same as the embodiment shown in FIGS. 10 and 11 in that a desired twist interval is obtained by setting the squeezing cycle of the pincher members 83A and 83B as desired. Further, since the pincher members 83A and 83B squeezed from the filled natural intestine 89C have a distance to move linearly, the moving speed of the flat belt 87A of the conveying device 87 and the linear movement speed of the pincher members 83A and 83B are the same speed. It is desirable to do. The pincher speed change motor 90 has two pairs of pincher members 83A and 83B alternately squeezing the filled natural intestine 89C at a desired cycle, and the pincher members 83A and 83B squeezed have a moving speed of the flat belt 87A. The pinch device 81 is controlled so as to move at the same speed. Here, the pincher transmission motor 90 constitutes a pinch device drive mechanism.
[0058]
  In the embodiment shown in FIG. 13 described above, the pinch device 81 including the chains 82 and 82 having only the pair of pincher members 83A and 83A may be used. Here, the chain 82 and the sprocket 84 are replaced with known endless members such as a timing belt and a timing pulley. According to these embodiments, since the pincher 83 has a linear motion region, the squeezing time is long and the twist is more reliable.
[0059]
  The pincher shown in the above-described embodiments is a type in which the filled natural intestine is squeezed when a pair of pincher members facing each other with respect to the axis X of the filling nozzle are engaged with each other. An openable pincher as shown in FIGS. 14 and 15 can also be used. That is, the pincher 53 includes a pair of openable and closable pincher members 53A and 53B provided on the side of the axis X of the filling nozzle 49. The pincher 53 includes a pair of rotating shafts 50, two pairs of sprockets 60, and a pair. Are attached to a moving means comprising an endless chain 51 and a bracket 52. Further, the bracket 52 is attached between the chains 51 and 51 that endlessly mesh with the sprockets 60 and 60 that are spaced apart in the vertical direction of the rotary shaft 50 that is vertically arranged. And the pincher 53 is attached to the bracket 52 so that opening and closing is possible.
[0060]
  Here, the pincher 53 is opened and closed by the cam 54 and the cam 54A, and its opening / closing mechanism is as follows. A cam follower 55 is provided in contact with the cam 54. The cam follower 55 is provided at the end of a swinging lever 56. The lever 56 is rotated around the fulcrum 57. The pincher 53 is composed of two pincher members 53A and 53B. The pincher members 53A and 53B intersect like a pinch so as to pinch the filled natural intestine 58C. The pincher members 53A and 53B are respectively connected to links 56A and 56B connected to the upper end of the lever 56, and each connection is made by a pin.
[0061]
  The pincher members 53A and 53B are opened by the cam 54 and closed by the cam 54A. The closing completion positions of the pincher members 53A and 53B are in the immediate vicinity of the axis Y passing through the rotation shaft 50, which is the pincher movement center, and the tip (discharge end) of the filling nozzle 49 is at a position close to the Y axis. In this embodiment, a braking member 48 as an engaging member is accommodated in a bracket 47, and a holding member 46 fixes the braking member 48 in the axial direction. The hole diameter of the braking member 48 is the same or smaller than the outer diameter of the filling nozzle 49, and the braking member 48 rotates together in the bracket 47 by the rotation of the filling nozzle 49.
[0062]
  Explaining the operation, the swing lever 56 is swung by the cam follower 55 that moves following the cam 54 and the cam 54 </ b> A, and the pincher members 53 </ b> A and 53 </ b> B rotate about the fulcrum 59. Accordingly, the pincher members 53A and 53B squeeze the filled natural intestine 58C. When the pincher 53 in the open state reaches the Z position by the cam 54, the closing operation by the cam 54A is started from this point, and the pincher 53 is fully closed on the Y axis. 49 is a round pipe-shaped filling nozzle having a large-diameter portion 49A and a small-diameter portion 49B. A contracted natural intestine portion 58A of the natural intestine 58 is attached to the large diameter portion 49A, and a single natural intestine portion 58B is attached to the small diameter portion 49B. According to this filling nozzle 49, since there is little clearance with the contracted natural intestine portion 58A, the rotation of the filling nozzle 49 is easily transmitted to the contracted natural intestine portion 58A. Since other structures are substantially the same as those in the above-described embodiments, description thereof will be omitted.
[0063]
  In this method using the cam-type opening / closing pincher 53, the filling natural intestine 58C can be squeezed immediately after the tip of the filling nozzle, and the movement distance of the pincher until the squeezing is completed can be minimized. It can be said that it is close to the tip of the filling nozzle 49. In the present invention, the operations of the filling pump device, the filling nozzle, the pinch device, and the conveying device are not limited to the above-described embodiments, and may be, for example, an embodiment described below. In the embodiment apparatus shown in FIGS. 1 to 9 and FIGS. 14 and 15, the rotation state of the filling nozzle may be either continuous or intermittent with respect to the pincher that moves continuously.
[0064]
  Figure10In the embodiment shown in FIG. 13, the filling material is applied to the continuously driven conveying device.intermittentFill pump for meteringintermittentA driving structure may be employed. Also,intermittentFill the driven conveyorintermittentOf the filling pump to dischargeintermittentDriveintermittentIt can also be set as the structure synchronized with the conveying apparatus to drive. As the rotation state of the filling nozzle, either continuous or intermittent may be adopted as described above.
[0065]
  In the present invention, a motor for driving a filling pump, a motor for rotating a filling nozzle, a motor for rotating an engaging member (braking member), and a motor for driving a pinch device disclosed in all the above-described embodiments. In addition, a speed change motor (including a speed change motor with a speed reducer) can be adopted for each of the motors that drive the conveying device. Each of these speed change motors is, for example, a servo motor or a motor controlled by an inverter, and is changed by a known speed change means for changing the rotational speed of the motor, for example, an inverter or a servo driver.
[0066]
  In the embodiment shown in FIG. 10, since the braking member is not attached to the filling nozzle 61, it is necessary to manage the length of the single natural intestine portion 66B of the natural intestine 66. Therefore, in the present invention, as shown in FIG.Penetrated byNatural intestine with a reduced diameter on the filling nozzle 141143AThe pincher member moving center line in which the engagement point is parallel to the filling nozzle axis XHAnd the vertical line KC with respect to the filling nozzle axis X on the intersection of the movement locus circle L of the pincher member 147A(P direction)It is also possible to adopt a structure that is arranged in a position.
[0067]
  More specifically, the filling nozzle 141 is rotated by a rotating means (not shown), and a natural intestine 143 is attached to the filling nozzle 141. In order to push the natural intestine 143 toward the distal end side of the filling nozzle 141, a pushing member 144 is provided so as to be movable on the filling nozzle 141. The pushing member 144 is pushed manually, but may be a mechanical pushing action by an air cylinder or the like. A braking member 142 is attached to the tip side of the filling nozzle 141. The braking member 142 is shown in the figure with respect to the housing 145.M, NIt is installed on a moving bed 146 provided so as to be able to approach and leave in the direction indicated by. On the moving bed 146, a pincher 147 including a pair of pincher members 147A is provided. The pincher member 147A is indicated by an arrow in the figure.UHas been rotated in the direction. The braking member 142 is rotatably provided so as to be rotated by the rotation of the filling nozzle 141. The braking member 142 is rotatably held by a bracket 148 fixed to the moving bed 145. The braking member 142 is not limited to the one provided to be rotatable, but may be a fixed structure.
[0068]
  The tip of the filling nozzle 141 passes through the braking member 142 and is at the position shown in the figure.OUntilTotalThe movement locus circle L at the tip of the pincher member 147A isOWith its front area as the boundaryQFrom rear areaPInvade and from there also forward areaQA circular trajectory leading to The position of the braking member 142 is the rear region of the movement locus circle L at the tip of the pincher member 147A.PIt is outside the innermost end position KC.
[0069]
  In the embodiment shown in FIG. 16, a braking force is applied to the single natural intestine portion 143A by the braking member 142, so that it is natural compared to the embodiment shown in FIG.Intestine 1The close contact with the filling nozzle 141 due to the reduced diameter of 43 is further improved. Further, according to this embodiment, since the distance between the braking member 142 and the tip of the filling nozzle 141 is determined, the contracted natural intestine portion 143B is constantly pressed against the braking member 142 by the pushing member 144. This also ensures the management of the length of the single natural intestine 143A. Therefore, the contracted natural intestine 143B can be pushed somewhat rough by the pushing member 144.
[0070]
  Natural intestines143In the direction in which the moving bed 146 moves away from the housing 145 (the arrow in the figure).MNatural intestine easily by moving in the direction of143It is possible to perform the mounting work. The braking member 142 is a single natural intestine that is drawn from the filling nozzle 141.143AIt is not limited to the structure that gives a braking force to the lip. Instead, the bellows portion of the contracted natural intestine 143B is surelyInpullExtensionIn order to form a single natural intestine portion 143A, a structure that engages with the outer surface of the natural intestine 143 may be used.
[0071]
  In the embodiment shown in FIG. 16, the tip of the filling nozzle 141 passes through the braking member 142 toward the pincher 147 side.TotalIn the present invention, the brake member 152 is provided with a filling nozzle 151 as shown in FIG.Penetrated byThe reduced natural intestine 153 on the filling nozzle 151AThe pincher member moving center line in which the engagement point is parallel to the filling nozzle axis XHAnd forward of the vertical line KC with respect to the filling nozzle axis X on the intersection of the movement locus circle L of the pincher member 157A(Arrow Q direction)Including those located at.
[0072]
  More specifically, the filling nozzle 151 is rotated by a rotating means (not shown), and a natural intestine 153 is attached to the filling nozzle 151. In order to push the natural intestine 153 toward the distal end side of the filling nozzle 151, a pushing member 154 is provided so as to be movable on the filling nozzle 151. The pushing member 154 is pushed manually, but may be a mechanical pushing action by an air cylinder or the like. In addition, a braking member 152 is attached to the front end of the filling nozzle 151. The brake member 152 is shown in the figure with respect to the housing 155.M, NIt is installed on a movable bed 156 provided so as to be able to approach and leave in the direction indicated by. On the moving bed 156, a pincher 157 including a pair of pincher members 157A is provided. The pincher member 157A is indicated by an arrow in the figure.UHas been rotated in the direction. The braking member 152 is rotatably bracketed so as to be rotated by the rotation of the filling nozzle 151.148Is provided. The braking member 152 is not limited to the one provided rotatably by the filling nozzle 151, and may be configured to be forcibly rotated by a drive mechanism.
[0073]
  The tip of the filling nozzle 151 is the positionOThe movement locus circle L at the tip of the pincher member 157A is the positionOWith its front area as the boundaryQFrom rear areaPInvade and from there also forward areaQA circular trajectory leading to The position of the braking member 152 is the rear region of the movement locus circle L at the tip of the pincher member 157A.PThe innermost position KC, that is, the positionOIt is close.
[0074]
  In the embodiment shown in FIG. 17, the length of the single natural intestine portion 153A whose diameter has been reduced is shortened. By increasing the rotational driving force by 152, the filled natural intestine can be sufficiently rotated. As described above, the present invention also includes a configuration in which the rotational driving force of the filling nozzle added to the single natural intestine portion 153A having a reduced diameter only from the filling nozzle 151 is small and not sufficient to rotate the filled natural intestine. Is included. Furthermore, the pushing member 154 can push the contracted natural intestine portion 153B toward the braking member 152 side easily and easily. The reason is that even if the contracted natural intestine portion 153B is pushed slightly rough, the end point to be pushed by the braking member 152 is fixed.
[0075]
  Natural intestines153In the direction in which the moving bed 156 is separated from the housing 155 (the arrow in the figure).MNatural intestine easily by moving in the direction of153It is possible to perform the mounting work. The braking member 152 is a single natural intestine that is drawn from the filling nozzle 151.153AIt is not limited to the structure that gives the braking force to the lip. Instead, the bellows-like portion of the contracted natural intestine 153B is surelyInpullExtensionThus, an engagement member that engages with the outer surface of the natural intestine 153 may be used to form the single natural intestine portion 153A.
[0076]
【The invention's effect】
  According to the method and apparatus for producing a chain-like food such as sausage of the present invention using the extensibility of the natural intestine which is an intestine of an animal, the following effects are produced.
[0077]
  1. Natural intestinal sausage with little variation in filling diameter and filling tension can be produced at high speed.
  2. Although it is a natural intestine sausage, it can produce new fixed-size and fixed-size products with good shape with little variation in filling diameter and filling tension.
[0078]
  3. It is possible to reduce the cost of natural intestines by reducing the need to use natural intestines with little variation in diameter.
  4). The rotation of the filling nozzle can be reliably transmitted to the natural intestine on the filling nozzle.
  5. Only the filled natural intestine at the location pinched by the pincher can be twisted, the defect rate is reduced, and the intestinal yield is improved.
[0079]
  6). When pinching the filled natural intestine with a pincher, damage due to squeezing the filled natural intestine is reduced. Also, pullStretchThe single natural intestine portion thus formed is not excessively wrapped around the filling nozzle, which also reduces the damage to the natural intestine.
[0080]
  7). The rotation of the filling nozzle is reliably transmitted to the squeezed part of the filled natural intestine through the single natural intestine part pulled and the filled natural intestine. Therefore, the variation in the number of twists is reduced, and the return of twist is also reduced.
[0081]
  8). Since a filling nozzle having a diameter smaller than the diameter of the contracted natural intestine portion can be used, the natural intestine can be easily attached to the filling nozzle, and the working time can be shortened.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows the production of a chain-like food product such as sausage according to an embodiment of the present invention.DressingFIG.
2 is a diagram showing a partial structure of the filling device of FIG. 1, (A) is a detailed view of the pincher of FIG. 1, and (B) is a filling nozzle and a single natural intestine of FIG. It is sectional drawing which shows a part, (C) is sectional drawing which shows the filling nozzle and shrinkage | contraction natural intestine part of FIG.
3 (A), (B), (C), (D), and (E) of FIG. 3 are cross-sectional views showing a filling nozzle shape used as the filling nozzle of FIG.
FIGS. 4A, 4B, and 4C are views showing other shapes of the filling nozzle according to another embodiment.
FIG. 5 is a diagram showing the production of a chain-like food product such as sausage according to another embodiment of the present invention.DressingFIG.
FIG. 6 is a partially broken plan view of FIG. 5;
7 is an enlarged cross-sectional plan view of a filling nozzle, a braking member, and a pincher portion of FIGS. 5 and 6. FIG.
FIG. 8 is a diagram for explaining the action of the pincher, FIG. 8 (A) is a front view of the pincher, and FIG. 8 (B) is an enlarged sectional view of the pincher portion.
FIG. 9 is a cross-sectional plan view showing an embodiment of the present invention in which the tip of the filling nozzle is prevented from shaking.
FIG. 10 is a partially cutaway front view showing another embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a partially cutaway plan view of FIG.
12 (A), (B), (C), (D), and (E) of FIG. 12 are views for explaining the cross-sectional shape of a filled natural intestine held by a lug.
13A and 13B are views showing still another embodiment of the present invention, in which FIG. 13A is a partially broken front view, and FIG. 13B is a sectional view of a filling nozzle and a braking member of FIG. It is.
FIG. 14 is a partially broken plan view showing still another embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a partially cutaway side view of FIG. 14;
FIG. 16 is a partially broken plan view showing still another embodiment of the present invention.
FIG. 17 is a partially broken plan view showing still another embodiment of the present invention.
[Explanation of sign]
1 Filling nozzle 1a Filling nozzle tip
1S groove 1S 'plane part
1T protrusion IP initial position
C Natural intestine C1 One piece of natural intestine
C2 Contracted natural intestine C3Inner surface
2 Pinch device S Filled natural intestine
d Opening size 3 Pincher
3A Pincher member 3a Notch
4 winding transmission means 5 axes
6 shaft 7 sprocket
8 Chain 9 Rear area
10 Front region r Opening radius
11 Drive mechanism(Nozzle rotating means)    12 nuts
13 Filling passage hole X axis
K twist 46 restraining member
47 Bracket 48 Braking member
49 Filling nozzle 50 Rotating shaft
51 Chain 52 Bracket
53 Pincher 53APincher material
53BPincher material      54 cams
54A Cam 55 Cam Follower
56 Lever 56A Link
56B link 57 fulcrum
58 natural intestine 58A contraction natural intestine
58B Single natural intestine 58C Filled natural intestine
59 fulcrum 60 sprocket
61 Filling nozzle 61A Tip
62 Filling pump 62A Pump shaft
62B Variable speed motor for filling pump 63For filling nozzle rotationVariable speed motor
64 Transmission gear 65 Drive member with transmission gear
66 natural intestine 66A contraction natural intestine
66B Single natural intestine 66C Filled natural intestine
67 Intestinal push collar 68 Stopper
69 detection means 69A photoelectric sensor
70 Pinch device 70A Rotating member
70B pincher 70C pincher member
70D Rotating shaft 70E Groove
71 Conveyor 71A Chain
71B Sprocket 71C Lug
72 Mounting member 73 Pin
74 Housing 75 Pincher motor
76 Gear 77 Motor for conveyor
80 Rotating shaft 81 Pinch device
82 Chain 83 Pincher
83A pincher member 83B pincher member
84 Sprocket 85 Moving means
86 Filling nozzle 87 Conveyor
87A Flat belt 88 Braking member(Engagement member)
89Natural intestine                90 Pincher variable speed motor
91 Bracket 101 Filling pump
102 Filling block 103 Filling nozzle
103a hole 103B clutch claw
103C Step 104 Natural intestine
104A contraction natural intestine 104B single natural intestine
104C Filling natural intestine 105 Filling pump motor
106 Transmission 106A Transmission pulley
106B Belt 106C Speed change pulley
106D Electromagnetic clutch 107 Reducer
108 Coupling 109 Filling nozzle rotation motor
110 pulley 111 belt
112 Filling nozzle rotating pulley 112A Clutch claw
113 bed 114 housing
115 Rotating joint 116 Air cylinder
116ACylinderRod 117 Intestinal push(Natural intestinal pushing member)
118 Rod 118a Pushing member
119 Air cylinder 120 detection means
120A Photoelectric sensor 120B Stopper part
121 Housing 122 Braking member(Engagement member)
123 Pulley 124 Bearing
125 Braking member restraint(Shrinking natural intestine rotating member)    125A Runout prevention member restraint
126 belt 127 motor for braking member
128 pulley 129 pincher
129A pincher member 130 moving means
131 Pinch device 131A Pinch motor
132 Sprocket 132A Idle Sprocket
133 chain 134 lug
135 Transmission 136 Reducer
137 Rotating shaft 138 Shake prevention member
141 Filling nozzle 142 Braking member
143 Natural intestine 143A Single natural intestine
143B contracted natural intestine 144 pushing member
145 Housing 146 Moving bed
147 Pincher 147A Pincher member
148 Bracket 151 Filling nozzle
152 Braking member 153 Natural intestine
153A Single natural intestine 153B Shrinkage natural intestine
154 Pushing member 155 Housing
156 Moving bed 157 Pincher
157A Pincher member 158 Bracket

Claims (12)

充填ノズルの先端から天然腸内に充填物を連続的に吐出して充填ノズルの先端の前方に充填天然腸を形成する段階と、
充填天然腸を充填ノズルの先端の前方へ連続的に移動する段階と、
連続的に移動する充填天然腸に引っ張られて充填ノズル上を移動する長手方向に伸びた形態の腸によって、充填ノズルの外径よりも大きな内径の長手方向に縮めた形態の腸を充填ノズルの長手方向へ引っ張って引き伸ばして、長手方向に縮めた形態の腸をその内径よりも縮小した内径の長手方向に伸びた形態の腸に形成することによりその内周面を所望範囲の長さ充填ノズルの外周に充填ノズルと共に回転可能に充填ノズルの長手方向に接触させる段階と、
内径を縮小した長手方向に伸びた形態の腸の前記所望範囲の長さの内周面が充填ノズルの外周上を充填ノズルの長手方向へ沿って連続的に摺動しながら回転する充填ノズルと共に回転し、該回転する長手方向に伸びた形態の腸によって、充填ノズルの先端の前方へ連続的に移動する充填天然腸を回転させる段階と、
ピンチャー部材による挟搾箇所の天然腸に捻りを形成する段階、
を具備したソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法。Continuously discharging the filling material from the tip of the filling nozzle into the natural intestine to form the filling natural intestine in front of the tip of the filling nozzle;
Continuously moving the filling natural intestine forward of the tip of the filling nozzle;
The intestines in the longitudinal direction with the inner diameter larger than the outer diameter of the filling nozzle are drawn into the intestines in the longitudinal direction by being pulled by the continuously moving natural intestine and moving on the filling nozzle. stretched by pulling longitudinally, the desired range of lengths filling nozzle an inner peripheral surface thereof by forming the intestinal forms shortened longitudinally intestinal form extending in the longitudinal direction of the inside diameter to be reduced from the inner diameter thereof Contacting the outer circumference of the filling nozzle with the filling nozzle so as to be rotatable in the longitudinal direction ;
Along with the filling nozzle that rotates while the inner circumferential surface of the length of the desired range of the intestine having a reduced inner diameter in the longitudinal direction slides continuously on the outer circumference of the filling nozzle along the longitudinal direction of the filling nozzle Rotating and rotating the filling natural intestine continuously moving forward of the tip of the filling nozzle by the rotating longitudinally extending intestine;
Forming a twist in the natural intestine of the pinched portion by the pincher member,
A method for producing a chain-like food product such as sausage. 充填ノズルの先端が係合部材の開口を貫通して長手方向に伸びた形態の腸の外面を開口に係合させる段階と、
連続的に移動する充填天然腸によって、内径を縮小した長手方向に伸びた形態の腸を充填ノズルの長手方向へ引っ張って係合部材へ向けて充填ノズル上を移動させる段階と、
外面が係合部材の開口に係合した長手方向に伸びた形態の腸を充填ノズルの先端へ向けて充填ノズル上を移動させる段階、を更に具備した請求項１に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法。Engaging the outer surface of the intestine in a form in which the tip of the filling nozzle extends longitudinally through the opening of the engaging member;
Pulling the longitudinally extended intestine with a reduced inner diameter in the longitudinal direction of the filling nozzle by the continuously moving natural intestine to move it over the filling nozzle toward the engaging member;
2. A chain of sausages or the like according to claim 1, further comprising a step of moving the intestine having an outer surface engaged with the opening of the engaging member in the longitudinal direction on the filling nozzle toward the tip of the filling nozzle. To produce food. 充填ノズルの長手方向に関して対称位置に設けられた一対の回転軸を中心に充填ノズルの先端の後方領域から前方領域へ向かって移動する一対のピンチャー部材で充填天然腸を挟搾開始する段階を更に具備した請求項１または請求項２に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法。  The step of starting squeezing the filled natural intestine with a pair of pincher members that move from the rear region to the front region of the front end of the filling nozzle around a pair of rotational axes provided at symmetrical positions with respect to the longitudinal direction of the filling nozzle. A method for producing a chain-like food product such as the sausage according to claim 1 or 2. 充填ノズルに装着された腸押しで長手方向に縮めた形態の腸の後端を充填ノズルの先端へ向けて段階的に押し進める段階を更に具備した請求項１から請求項３のいずれか一項に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法。  4. The method according to claim 1, further comprising a step of stepwise pushing the rear end of the intestine in a form compressed in the longitudinal direction by intestinal pushing attached to the filling nozzle toward the tip of the filling nozzle. 5. A method for producing a chain-like food such as sausage. 上記した充填ノズルへの天然腸の装着は、充填ノズルを長手方向へ前進・後退可能に支持する充填ブロックから先端が突出してその長手方向に停止した状態で充填ブロックに支持されている充填ノズルの該先端から充填ブロックへ向けて天然腸を装着する段階を、
上記した充填天然腸の形成は、充填ブロックに収容された充填物を充填ノズルへ送り込む段階を、
上記した充填天然腸の連続的な移動は、充填ノズル先端の前方に配置されたピンチャー部材を取り付けた巻掛伝動手段によって充填天然腸を挟搾した一対のピンチャー部材を移動させる段階を、
上記した係合部材の開口への充填ノズルの先端の貫通は、天然腸が装着された充填ノズルを充填ブロックから充填ノズルの長手方向へ離れて配置された係合部材へ向けて、先端が係合部材とピンチャー部材との間の位置に達する迄前進させる段階、を夫々に有しており、
次の天然腸を充填ノズルに装着するために、充填ノズルの先端を充填ブロックへ向けて後退させる段階、を更に具備した請求項１から請求項４のいずれか一項に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法。The above-mentioned filling nozzle is mounted with the natural intestine of the filling nozzle supported by the filling block in a state where the tip protrudes from the filling block that supports the filling nozzle so as to be able to advance and retract in the longitudinal direction and stops in the longitudinal direction. Attaching the natural intestine from the tip to the filling block,
The formation of the above-mentioned filled natural intestine is the step of sending the filling contained in the filling block to the filling nozzle,
The above-mentioned continuous movement of the filled natural intestine is a step of moving a pair of pincher members sandwiched by the filled natural intestine by means of winding transmission means to which a pincher member arranged in front of the filling nozzle tip is attached.
The penetration of the tip of the filling nozzle into the opening of the engagement member described above is such that the tip is engaged with the filling nozzle having the natural intestine attached to the engagement member disposed away from the filling block in the longitudinal direction of the filling nozzle. Respectively, advancing until reaching a position between the combination member and the pincher member,
The chain of sausages or the like according to any one of claims 1 to 4, further comprising a step of retracting the tip of the filling nozzle toward the filling block in order to attach the next natural intestine to the filling nozzle. A method of manufacturing a food product. 上記した充填天然腸の連続的な移動は、充填ノズルの先端の前方に設けられた一対の巻掛走行体で充填天然腸を挟持して充填ノズルの先端の前方へ向けて連続的に搬送する段階を有し、
移動する充填天然腸を充填ノズルの長手方向に関して対称位置に設けられた一対のピンチャー部材によって、充填ノズルの先端と一対の巻掛走行体との間の位置で周期的に挟搾する段階を更に具備した請求項１から請求項４のいずれか一項に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する方法。The continuous movement of the filling natural intestine described above is performed by sandwiching the filling natural intestine with a pair of wrapping traveling bodies provided in front of the tip of the filling nozzle and continuously transporting it toward the front of the tip of the filling nozzle. Has steps,
The step of periodically squeezing the moving filled natural intestine at a position between the tip of the filling nozzle and the pair of winding traveling bodies by a pair of pincher members provided at symmetrical positions with respect to the longitudinal direction of the filling nozzle. A method for producing a chain-like food product such as sausage according to any one of claims 1 to 4. 装着された天然腸の長手方向に縮めた形態の腸の内径よりも小さい外径の筒体を有し、先端から天然腸内に充填物を連続的に吐出する充填ノズルと、
充填物が充填された充填天然腸を挟搾するピンチャー部材と複数の該ピンチャー部材が所定間隔に設けられた連続的に循環移動する巻掛伝動手段を備え、充填天然腸を挟搾したピンチャー部材を充填ノズルの先端の前方へ連続的に移動させて充填天然腸に後続する長手方向に伸びた形態の腸を引っ張って移動させることによって該長手方向に伸びた形態の腸に後続する上記した長手方向に縮めた形態の腸を充填ノズルの長手方向へ引っ張って引き伸ばして、長手方向に縮めた形態の腸をその内径よりも縮小した内径の長手方向に伸びた形態の腸に形成することによりその内周面を所望範囲の長さ充填ノズルの外周に充填ノズルと共に回転可能に充填ノズルの長手方向に接触させる、充填ノズルの先端の前方に設けられたピンチ装置と、
長手方向に伸びた形態の腸の前記所望範囲の長さの内周面が長手方向へ沿って連続的に摺動する外周を有した充填ノズルを回転させるノズル回転手段、を具備するソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置。A filling nozzle that has a cylindrical body with an outer diameter smaller than the inner diameter of the intestine that is in the longitudinal direction of the attached natural intestine, and continuously discharges the filling material from the tip into the natural intestine;
A pincher member for pinching the filled natural intestine, comprising a pincher member for pinching the filled natural intestine filled with a filler, and a winding transmission means for continuously circulating the plural pincher members provided at predetermined intervals. Is continuously moved forward in front of the tip of the filling nozzle to pull and move the longitudinally extended intestine following the filled natural intestine, thereby to follow the longitudinally extended form of the intestine. The intestine in the direction contracted in the direction is pulled and stretched in the longitudinal direction of the filling nozzle, and the intestine in the form contracted in the longitudinal direction is formed into the intestine in the longitudinal direction of the inner diameter reduced from the inner diameter. A pinch device provided in front of the front end of the filling nozzle, wherein the inner peripheral surface is brought into contact with the outer periphery of the filling nozzle in a desired range in the longitudinal direction of the filling nozzle so as to be rotatable together with the filling nozzle;
A sausage or the like having nozzle rotating means for rotating a filling nozzle having an outer periphery in which an inner peripheral surface of the length of the desired range of the intestine extending in the longitudinal direction continuously slides along the longitudinal direction; Equipment for producing chained food. ピンチャー部材と共に連続的に移動する充填天然腸によって引っ張られて移動する充填ノズル上の長手方向に伸びた形態の腸の外面に係合する開口を有した係合部材を更に具備した請求項７に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置。  8. The engagement member further comprising an engagement member having an opening that engages an outer surface of the intestine in a longitudinally elongated form on a filling nozzle that is pulled and moved by a filling natural intestine that moves continuously with the pincher member. An apparatus for producing a chain-like food product such as the sausage. 係合部材は、長手方向に縮めた形態の腸が長手方向に伸びた形態の腸に変化する部位から充填ノズルの先端方向へ離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項８に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置。  The engaging member is provided at a position away from a portion where the intestine in the form contracted in the longitudinal direction changes to the intestine in the form extended in the longitudinal direction in the distal direction of the filling nozzle. An apparatus for producing a chain-like food product such as the sausage. 係合部材は、係合部材の開口と内径を縮小した長手方向へ伸びた形態の腸との係合点が充填ノズルの長手方向に関して対称な二つのピンチャー部材先端移動軌跡円の共通接線よりも後方へ位置して設けられていることを特徴とする請求項８または請求項９に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置。  The engagement member is behind the common tangent of the two pincher member tip movement locus circles in which the engagement point between the opening of the engagement member and the intestine in the longitudinally extended form whose inner diameter is reduced is symmetric with respect to the longitudinal direction of the filling nozzle The apparatus which manufactures chain-like foodstuffs, such as a sausage of Claim 8 or Claim 9, located in the side. 巻掛伝動手段はピンチャー部材を充填ノズルの先端の後方領域から前方領域へ向けて移動させる一対の回転軸を備え、該一対の回転軸は充填ノズルの長手方向に関して対称位置に設けられていることを特徴とする請求項７に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置。  The winding transmission means includes a pair of rotation shafts that move the pincher member from the rear region to the front region of the tip of the filling nozzle, and the pair of rotation shafts are provided at symmetrical positions with respect to the longitudinal direction of the filling nozzle. An apparatus for producing a chain-like food such as sausage according to claim 7. 長手方向に縮めた形態の腸の後端を充填ノズルの先端へ向けて段階的に押し進める腸押しカラーを更に備え、該腸押しカラーは充填ノズルに装着されていることを特徴とする請求項７から請求項１１のいずれか一項に記載のソーセージ等の連鎖状の食品を製造する装置。  8. A bowel collar that pushes the rear end of the bowel in a longitudinally contracted shape stepwise toward the tip of the filling nozzle is further provided, and the bowel collar is attached to the filling nozzle. The apparatus which manufactures chain-like foodstuffs, such as sausage as described in any one of Claim 11.
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