JP3723162B2 - 間伐材を用いたバーベキュー用コンロ付き組立テーブル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、檜などの間伐材を有効利用して家庭やキャンプなどのアウトドアライフでガーデニングパーティーのバーベキューなどをする際に使用するコンロ付き組立テーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
日本の国土面積の7割弱に当たる森林面積のうち、人工林は森林面積の41%にあたる1千万ヘクタールある。これらの人工林の中4割は間伐などの手入れが必要とされている。しかし、この間伐には労働力や資金がかかるので、得られた間伐材に如何に価値を持たせて利用するかが最大の課題となっている。
【0003】
一方、家庭にウッドデッキを設けて楽しむガーデニングやキャンプなどのアウトドアライフをエンジョイすることが日常的になってきて、ガーデニングパーティーやキャンプでバーベキューなどが催されている。ところで、これらのバーベキューようのテーブルは、家庭のウッドデッキ用としては通常の家具テーブルあるいはウッドデッキに作り付けのテーブルや金属の鋳物のテーブルなどが使用され、野外用としては簡易に折り畳んで持ち運び可能な、ときには椅子も付属して折り畳めるタイプの金属製のテーブルが一般に市販されている。しかし、これらはテーブルとは別の場所にバーベキュー用のコンロを設置するものや、テーブルの上に小さなコンロを直接載せて使用するものである。
【0004】
テーブルにコンロが付設されたものは、営業用の焼き肉やお好み焼き用などにあり、また、家庭用でもコンロ付きのテーブルはある。しかし、これらのテーブルは一体化したテーブルで、容易に持ち運びすることはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の従来の問題点を解決するもので、間伐材を有効利用することにより重厚な本格的なテーブルとするとともに、このテーブルを組立式とすることで、使用しないときには、分解してその容積を小さくして仕舞い込むことで家庭のウッドデッキや庭を広々とすることができ、さらにキャンプなどには、容易に運搬でき、しかも容易に短時間でクギなどやねじを使用することなく頑強な構造に組立てることができ、また、バーベキュー用コンロをテーブルの中央部に組み込むことができるものとしたバーベキュー用コンロ付き組立テーブルを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための本発明の手段は、請求項1の発明では、間伐材からなる複数本の角材を中央に方形空隙部を開口して金属フレーム台に嵌合掛け渡して並置してテーブルに組立て、該テーブルの中央の方形空隙部に二重金属枠体からなる方形コンロを装填し、装填した方形コンロ周辺の角材上に方形コンロを吊り下げた吊り下げ用金属帯板の上端から水平に張り出す張出フランジを載置し、方形コンロの重量により角材を張出フランジにより押えて固定している間伐材を用いたバーベキュー用コンロ付き組立テーブルにおいて、金属フレーム台は、水平板と垂直板を断面L形に形状化した金属L形材からなり、かつ端に垂直係止板を有する2本の長尺金属L形材を水平かつ平行に離間し、かつ水平板を内側にして対称配置し、金属L形材の水平板が幅広水平板である2本の中尺幅広金属L形材を中央にコンロ装填用の方形空隙部を設けて該2本の長尺金属L形材間に接続して水平かつ平行に離間し、かつ幅広水平板を外側にして対称配置し、さらに2本の短尺金属L形材を中央にコンロ装填用の方形空隙部を設けて該2本の中尺幅広金属L形材間に接続して水平かつ平行に離間し、かつ水平板を外側にして対称配置して金属フレームに組立て、該金属フレームの幅広水平板端部からなる4隅に間伐材からなるテーブル脚をそれぞれ取り外し自在に取付けたことを特徴とする間伐材を用いたバーベキュー用コンロ付き組立テーブルである。
【0007】
請求項2の発明では、2本の中尺幅広金属L形材は、それぞれの中央で分断され、分断端部が接続当板により接続されていることを特徴とする請求項1の手段の間伐材を用いたバーベキュー用コンロ付き組立テーブルである。
【0008】
請求項3の発明では、間伐材からなる複数本の角材は、2本の長尺金属L形材の間隔より長く、かつ、金属フレーム台の長尺金属L形材の端の垂直係止板と中尺幅広金属L形材の垂直板との間に嵌合掛け渡されて並置された複数本の長尺角材と、2本の中尺幅広金属L形材の間で長尺金属L形材と短尺金属L形材に掛け渡される短尺角材からなり、該長尺角材の長尺金属L形材の垂直板と当接する部分には該垂直板が嵌合される切込みスリットを角材下面から形成し、かつ、短尺角材の内側端は短尺金属L形材に当接し、かつ当接する内側端に下方から短尺金属L形材の垂直板が嵌合する欠け継ぎ状の凹部を短尺角材下面から形成したことを特徴とする請求項1又は2の手段の間伐材を用いたバーベキュー用コンロ付き組立テーブルである。
【0009】
請求項4の発明では、テーブル中央の方形空隙部への方形コンロの装填は、複数本の角材を金属フレーム台に嵌合掛け渡して並置して組立てたテーブルの中央に開口する方形空隙部周辺の角材上に金属L形材の水平板を載置して張出フランジとすると共に該水平板の内側から下方に折曲げられた垂直板を配設し、該垂直板に方形コンロの吊り下げ用金属帯板を取付け、該吊り下げ用金属帯板の下方先端部を内側に水平に折曲げて方形コンロの縦壁受け具に形成し、該縦壁受け具を該方形空隙部に装填した方形コンロの縦壁に嵌合して該方形コンロを張出フランジによりテーブルの角材に吊り下げ保持せしめたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項の手段の間伐材を用いたバーベキュー用コンロ付き組立テーブルである。
【0010】
請求項5の発明では、吊り下げ用金属帯板は、その垂直長さが方形コンロの縦壁の垂直長さより短く形成され、方形コンロの縦壁上端からの垂直長さが該吊り下げ用金属帯板の垂直長さと同長の縦壁下部位置に吊り下げ用金属帯板の縦壁受け具を挿入する挿入穴を開口し、吊り下げ用金属帯板の縦壁受け具の嵌合を方形コンロの縦壁下端への嵌合または該挿入穴への嵌合のいずれかに選択自在とし、方形コンロの使用時は方形コンロの縦壁下端に吊り下げ用金属帯板の縦壁受け具を嵌合して吊り下げて方形コンロの上部をテーブル上から突出させ、方形コンロの未使用時には方形コンロの縦壁下部の挿入穴に吊り下げ用金属帯板の縦壁受け具を嵌合して吊り下げて方形コンロ上端をテーブル上面より下に収納して方形コンロ上端とテーブル上面間に形成される方形凹部にその凹部深さの板厚からなる蓋板を載置してテーブル面を面一とすることを特徴とする請求項4の手段の間伐材を用いたバーベキュー用コンロ付き組立テーブルである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。先ず、間伐材からなる複数本の角材2を中央に方形空隙部5を開口して金属フレーム台7に嵌合掛け渡して並置してテーブル8に組立てている。このテーブル8の中央の方形空隙部5に二重金属枠体9からなる方形コンロ10を装填する。この場合、装填する方形コンロ10の周辺の角材2の上に方形コンロ10の吊り下げ用金属帯板11の上端12から水平に張り出した張出フランジ13を載置する。そしてこの吊り下げ用金属帯板11に方形コンロ10を吊り下げる。この吊り下げにより、方形コンロ10の重量が張出フランジ13からテーブル8の角材2に掛かって角材2を押えることとなり、角材2をきっちりと固定して間伐材を用いたバーベキュー用コンロ付き組立テーブル1が形成されている。
【0012】
この場合、図1に示すように、金属フレーム台7は金属フレーム6に間伐材からなるテーブル脚28を取付けて形成している。この実施の形態では、テーブル脚28は丸材であるが角材であってももちろんよい。ところで、金属フレーム6は、表面処理鋼板からなる金属板をブレス加工して、水平板14と垂直板15からなる断面L形16に形状化した金属L形材17としたものを素材としたものから形成している。すなわち、この素材を用いて、端18に垂直係止板19を有する長尺金属L形材19を形成する。長尺金属L形材19の長さはテーブル8の長さとする。この2本の長尺金属L形材19を互いに離間して水平かつ平行に、かつ、互いの水平板14を内側に向けて、テーブル8の長さよりやや狭幅に対称的に配置する。
【0013】
さらに金属L形材17の水平板14が幅広水平板22である中尺幅広金属L形材21を素材とする。この場合、中尺幅広金属L形材21の幅広水平板22の垂直板15と反対側の端部は中尺幅広金属L形材21を剛性にするために垂直に折り曲げた高さの低い補強立ち上げ部25に形成されている。さらに、中尺幅広金属L形材21の垂直板15と幅広水平板22にはそれぞれ孔23と孔24を複数個開口して軽量化している。このように準備した2本の中尺幅広金属L形材21を中央にコンロ装填用の方形空隙部5を設けて水平かつ平行に離間して、2本の長尺金属L形材20、20の間に配置する。これら長尺金属L形材20とは中尺幅広金属L形材21の端部を突設して溶接により接続している。この場合、2本の中尺幅広金属L形材21、21の各幅広水平板22は外側に向けて対称的に配置している。
【0014】
さらに2本の短尺金属L形材26、26を中央にコンロ装填用の方形空隙部5を設けて水平かつ平行に離間し、2本の中尺幅広金属L形材21、21の間に短尺金属L形材26の端部を溶接により突接して接続している。この場合、2本の短尺金属L形材26、26の各水平板14は外側に向けて対称的に配置している。さらに、短尺金属L形材26の垂直板15には孔24を複数個開口して軽量化している。
【0015】
上記の構成をした長尺金属L形材20と中尺幅広金属L形材21と短尺金属L形材26から金属フレーム6は組立てられる。
【0016】
以上のように組立てた金属フレーム6の中尺幅広金属L形材21の幅広水平板22の端部34からなる4隅35に間伐材から造った各テーブル脚28をそれぞれ取り外し自在に取付けて金属フレーム台7に形成している。この中尺幅広金属L形材21の幅広水平板22へのテーブル脚28の取付けは、図2の(a)に示すように、テーブル脚28の上部の中央に上端から締結用のボルト30を通すボルト孔31を上端から開口する。一方、テーブル脚28の上部の側面にボルト締結用のワッシャーとなるねじ孔33aを有するボルトねじ付き鉄棒33を挿入する開口部32を水平に設け、この開口部32にボルトねじ付き鉄棒33を通しておく。ボルトねじ付き鉄棒33は、図2の(b)に示すように、例えば全長70mmからなり、その中心に12mmのタップをたててねじ孔33aを開口している。このボルトねじ付き鉄棒33の開口部32の部分をフレーム台7に取付けたときに隠れるようにフレーム台7の中心方向に向け、中尺幅広金属L形材21の幅広水平板22の裏面側からテーブル脚28の上端を当て、テーブル脚28のボルト孔31を幅広水平板22のボルト孔29に合わせてボルト30を幅広水平板22の上から差し込み、テーブル脚28の開口部32に通したボルトねじ付き鉄棒33のねじ孔にねじ螺合して締結してフレーム台7とする。
【0017】
ところで、1実施の形態として、図1に示すように、中尺幅広金属L形材21はその中央部で分断したものとすることができる。このように分断した中尺幅広金属L形材21の分断端部36、36は突き合わせ、幅広水平板22の下部から両端に幅広水平板22の係止部40、40を有する当て板38を当てがって、幅広水平板22のねじ孔37と当て板38のねじ孔39にねじ40により接続して1本の中尺幅広金属L形材21とする。このような当て板38による接続構造とすることで、金属フレーム6は中尺幅広金属L形材21の中間で2つに分割した金属フレーム半体6aとして小さくして取り扱いを容易とし、テーブル8を分解して片づける際に収納場所を小さくする。
【0018】
ところで、組立てテーブル1に使用する間伐材からなる複数本の角材2は長尺角材3と短尺角材4からなるものとする。この実施の形態では、間伐材は檜の間伐材とし、これらの間伐材は、乾燥による割れの発生を防止するために使用時に外部から見えない隠れた側に慣用の背割りを入れる。
【0019】
長尺角材3は金属フレーム台7の2本の長尺金属L形材20、20の間隔より長い長さに形成される。これらの長尺角材3は、長尺金属L形材20の端18の部分を垂直に折り曲げて形成した垂直係止板19と中尺幅広金属L形材21の垂直板15との間に複数本を並置して、2本の長尺金属L形材20、20の上に掛け渡される。この場合、各長尺角材3の下面の長尺金属L形材20の垂直板15と当接する部分には、この垂直板15が嵌入できる切込みスリット42を長尺角材3の中心に向けて形成する。さらに並置して掛け渡す複数本の長尺角材3のうち、テーブルの最も外側となる長尺角材3の外側面には、長尺金属L形材20の端18の垂直係止板19が嵌入できる凹み20aが形成され、さらに中尺幅広金属L形材21の垂直板15と当接する最も内側に掛け渡される長尺角材3には、その中尺幅広金属L形材21の垂直板15と当接する長尺角材3の側面は該垂直板15と相欠け継ぎを形成するように下面側から切り欠かれて欠け継ぎ凹部45が形成されている。
【0020】
一方、短尺角材4は間に方形空隙部5を形成する2本の中尺幅広金属L形材21、21の間で、長尺金属L形材20と短尺金属L形材26に掛け渡される。各短尺角材4の長尺金属L形材20の垂直板15と当接する部分には短尺角材4の下面から垂直板15が嵌入される切込みスリット42が形成されており、さらに短尺角材4の内側端44は短尺金属L形材26の垂直板15と当接する部分がこの垂直板15と相欠け継ぎを形成するように下面側から切り欠かれて欠け継ぎ凹部46が形成されている。
【0021】
以上の長尺角材3と短尺各材4が金属フレーム台7の金属フレーム6に嵌合して中央に方形コンロ10を装填する方形空隙部5を開口して掛け渡してテーブル8に組上がると、テーブル8の中央の方形空隙部5への方形コンロ10を装填する。この方形コンロ10の装填のために、先ず複数本の長尺角材3と短尺角材4を金属フレーム台7に嵌合掛け渡して並置して組立てたテーブル8の中央に開口する方形空隙部5の周辺の短尺角材4に金属L形材17の垂直板15を下向きに配置して短尺角材4の短尺角材4の内側端部から方形空隙部5内に垂下し、この金属L形材17の水平板14を張出フランジ13として短尺角材4の上に載置するものとする。さらに、図7に示すように、この金属L形材17の水平板14の張出フランジ13の内側から下方に折られた垂直板15に、この例では2枚の方形コンロの吊り下げ用金属帯板11をスポット溶接して取付けている。この吊り下げ用金属帯板11の下方先端部47を水平内側に折曲げて方形コンロの縦壁受け具49に形成する。この縦壁受け具49は方形空隙部5に装填する方形コンロ10の縦壁48の下部に嵌合して方形コンロ10を張出フランジ13によりテーブル8の短尺角材4に吊り下げ保持せしめる。
【0022】
ところで、吊り下げ用金属帯板11は、その垂直長さ51が方形コンロ10の縦壁48の垂直長さ52より短く形成されている。方形コンロ10の縦壁上端50からの垂直長さ52がこの吊り下げ用金属帯板11の垂直長さ51と同じ長さとなる縦壁下部位置53に吊り下げ用金属帯板11の縦壁受け具49を挿入する挿入穴54を形成して開口する。このようにすることで、吊り下げ用金属帯板11の縦壁受け具49の嵌合は方形コンロ10の縦壁下端55または挿入穴54のいずれかに選択できるものとする。方形コンロ10を使用する時は、方形コンロ10のの縦壁下端55を吊り下げ用金属帯板11の縦壁受け具49で下側から嵌合して受けて方形コンロ10を吊り下げ、方形コンロ10の上部をテーブル8の上から突出させて、方形コンロ10の上にバーベキュー用の金串や網を載せ易くする。一方、方形コンロ10の使用しない時には、方形コンロ10の縦壁下部位置53の挿入穴54に吊り下げ用金属帯板11の縦壁受け具49を挿入して方形コンロ10を吊り下げ、方形コンロ10の上端56をテーブル8の上面より下方に落とし込んで収納し、方形コンロ10の上端56とテーブル8の上面57との間に方形凹部58を形成する。そしてこの方形凹部58には、方形凹部58の深さを有する板厚からなる蓋板59を装着して、蓋板59の上面60をテーブル8の上面57と面一にし、この全面が平らなテーブル8に形成できるものとする。
【0023】
本発明の間伐材を用いたバーベキュー用コンロ付き組立テーブル1を組立て方法について説明する。先ず、図1に示すように、金属フレーム6の半体6aを中尺幅広金属L形材21の分断端部36、36で突き合わせ、この部分に当て板38を下面から当てがってねじ40で接合して一体の金属フレーム6に組立て、この金属フレーム6の下側に4本のテーブル脚28をそれぞれボルト30により接合して金属フレーム台7とする。次いで、図3に示すように、金属フレーム台7に、この実施の形態では、片側に4本ずつ、両側で8本の長尺角材3を嵌合して掛け渡し、さらにそれらの間に左右6本ずつの短尺角材4を掛け渡して、図4に示すように、中央に方形空隙部5を開口した組立てテーブルとする。得られた組立てテーブルの大きさは、例えば、高さ680mm、幅910mm、奥行き850mmである。ところで実際の組立に作業においては、短尺角材4の各6本のうち、中央の2本を除く4本ずつを向かい合わせで8本の短尺角材4を掛け渡して、図5に示すように、中央に方形コンロ10を装着するための方形空隙部5を開口したテーブル8にする。
【0024】
一方、図7に示す金属L形材17に取付けた吊り下げ用金属帯板11の方形コンロ10の縦壁48を受ける縦壁受け具49を、図5および図6に示すように、方形コンロ10の縦壁下端55に係合して、吊り下げ用金属帯板11の上端12に取付けた金属L形材17の水平板14からなる張出フランジ13を短尺角材4上に載置する。ところで方形コンロ10は重量が10kgを超える重さがあので、方形空隙部5内に降ろす場合には、方形コンロ10を吊り下げた吊り下げ用金属帯板11の上部の張出フランジ13の中央部を指で支持して、一方、図5に示すように、短尺角材4のテーブル8の中央の左右2本の短尺角材4を抜いておき、この状態で矢印61の方向に方形コンロ10を方形空隙部5に降ろす。このようにすると手指を張出フランジ13と短尺角材4との間で挟むことはない。そして、この後、抜いた中央の左右2本の短尺角材4の先端を矢印61のように横から挿入して張出フランジ13の下に差し込み、さらに切込みスリット42を長尺金属L形材20の垂直板15に嵌合する。方形コンロ10の上端56をテーブル8の上面57から上方に位置させてバーベキュー用コンロ付き組立テーブル1はコンロ使用するための組立ては完了する。この組立状態で、テーブル8の上面57を形成する角材のうち短尺角材4は張出フランジ13で下方に押えつけられているので、それぞれの短尺角材4は単に金属フレーム6に載置しているだけであるにもかかわらず、方形コンロ10を取り除かない限り、短尺角材4はテーブルから外れ落ちることはない。なお長尺角材3は長尺金属L形材20の垂直板15にそれぞれ2点で切込みスリット42により嵌合されているので安定である。テーブル8の方形空隙部5の大きさは、例えば幅405mm、奥行き345mmである。
【0025】
この方形空隙部5に装填されるバーベキュー用の方形コンロ10の大きさは、例えば、高さ435mm、幅395mm、奥行き335mmで、約6ないし7人用の能力を有する。この方形コンロ10の材質は、表面処理鋼板、またはステンレス鋼板からなる二重構造の内外枠間に空隙を設けた金属枠からなり、外枠は多数の小孔がパンチングにより抜かれて、冷却効果を高めており、内枠の燃焼室は燃焼空気調節口を絞り込み、かつ、火床の部分深くしているので、煙突効果で燃焼空気の引きが良く、遠火の強火がえられて熱効率にも優れ、少量の炭で強い火力が維持でき、かつ、風にも影響されることなく、優れた遠赤外線効果で、コンロ上の食材を焦がすことなく芯までムラなくふっくら、かつこんがりと焼き上げてうま味を引き出すものである。
【0026】
さらに、方形コンロ10をテーブル8の下方に降ろして、テーブル8の上面57に蓋板59を被せて面一のテーブル8とする場合は、上記の吊り下げ用金属帯板11で吊り下げた方形コンロ10を吊り下げ用金属帯板11ごとテーブル8から取り出し、図6の(b)に示すように、方形コンロ10の縦壁48の下部壁面に開口する挿入穴54に吊り下げ用金属帯板11の縦壁受け具49を挿し替え、吊り下げ用金属帯板11の上端12に取付けた金属L形材17の張出フランジ13よりも方形コンロ10の上端56を下にして吊り下げ直し、この状態でこれらをテーブル8の方形空隙部5内に再度装着する。そして、得られた方形凹部58に蓋板59を被せて、組立ては終了する。
【0027】
これらの組立てられたバーベキュー用コンロ付き組立テーブル1の組立てを分解するときは、図11に示すように、上記の手順を逆にして行うもので、先ず、短尺角材4の中央の左右2本を矢印64の方向に外す。次いで、方形コンロ10を吊り下げ用金属帯板11の張出フランジ13により矢印63の方向にテーブル8から取り出し、さらに残りの短尺角材4を矢印64の方向に外して、さらに長尺角材3を上方に外して取り除いて金属フレーム台7する。次いで、ボルト30を緩めて外して、金属フレーム6とテーブル脚28に分解する。さらに金属フレーム6から当て板38を外して、金属フレーム半体6aとして、組み外しは終わる。もちろん、蓋板59を有する面一のテーブル8の場合は、先ず蓋板59を取り外すことから始まり、後は、上記と同様とすることはいうまでもない。
【0028】
以上のように、本発明のバーベキュー用コンロ付き組立テーブル1は各角材の取付けにクギやねじなどを使用していないが安定で頑強なテーブルに組立てることができるので、組立て時間が極めて短く、また、分解する時間も同様に極めて短く、従って、野外のキャンプなどに自在に分解して搬送し、現地で簡単に短時間で組立て、また、キャンプ終了後に分解して持ち帰ることが容易である。しかも、それぞれの角材は単純な形状であるので、間伐材から容易に形成でき、間伐材の有効利用が容易に図れる。またこのテーブル8に組み合わせる方形コンロ10は、金属の2重壁から形成しており、内壁と外壁に十分な間隔を置いているので、外壁が過熱し過ぎることは無く、間伐材の角材を焦がすことはない構造のものであり、安心して使用できるものである。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、檜などの間伐材を有効利用するためにその角材を形状化し、クギやねじを用いることなく容易にかつ短時間で組立てることができ、また、分解することができ、搬送も容易な構造であり、かつ、安定性も良好で頑強であるので、野外のキャンプ地や家庭のガーデンライフに簡単に設置・取り外しができ、アウトドアに最適の利便性の高い間伐材を有効利用したバーベキュー用コンロ付き組立テーブルである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 金属フレーム台の構造を説明する斜視図である。
【図2】 (a)はテーブル脚の取付け構造を一部断面で示す図であり、(b)は使用する部材のねじ付き鉄棒の斜視図である。
【図3】 テーブルの組立て構造を示す斜視図である。
【図4】 方形空隙部を開口したテーブルの斜視図である。
【図5】 バーベキュー用コンロ付き組立テーブルの組立てを説明する斜視図である。
【図6】 吊り下げ用金属帯板を取付けた方形コンロの斜視図で、(a)はコンロ使用のため張出フランジより上に方形コンロの上部を出した図で、(b)はコンロ収納のため張出フランジより下方に方形コンロの上端を下げた図である。
【図7】 金属L形材と吊り下げ用金属帯板の斜視図である。
【図8】 バーベキュー用コンロ付き組立テーブルの使用状態の完成図を示す斜視図である。
【図9】 バーベキュー用コンロ付き組立テーブルの未使用状態とするための説明図である。
【図10】 バーベキュー用コンロ付き組立テーブルの未使用時のテーブル状態とした斜視図である。
【図11】 バーベキュー用コンロ付き組立テーブルの分解方法を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 組立テーブル
2 角材
3 長尺角材
4 短尺角材
5 方形空隙部
6 金属フレーム
7 金属フレーム台
8 テーブル
9 二重金属枠体
10 方形コンロ
11 吊り下げ用金属帯板
12 上端
13 張出フランジ
14 水平板
15 垂直板
16 断面L形
17 金属L形材
18 端
19 垂直係止板
20 長尺金属L形材
20a 凹み
21 中尺幅広金属L形材
22 幅広水平板
23 孔
24 孔
25 立ち上げ部
26 短尺金属L形材
27 孔
28 テーブル脚
29 ボルト孔
30 ボルト
31 ボルト孔
32 開口部35
33 ボルトねじ付き鉄棒
33a ねじ孔
34 端部
35 4隅
36 分断端部
37 ねじ孔
38 当て板
39 ねじ孔
40 ねじ
41 係止部
42 切込みスリット
43 角材下面
44 内側端
45 欠け継ぎ凹部
46 欠け継ぎ凹部
47 下方先端部
48 縦壁
49 縦壁受け具
50 縦壁上端
51 垂直長さ
52 垂直長さ
53 縦壁下部位置
54 挿入穴
55 縦壁下端
56 上端
57 上面
58 方形凹部
59 蓋板
60 上面
61 矢印
62 矢印
63 矢印
64 矢印

Claims (5)

  1. 間伐材からなる複数本の角材を中央に方形空隙部を開口して金属フレーム台に嵌合掛け渡して並置してテーブルに組立て、該テーブルの中央の方形空隙部に二重金属枠体からなる方形コンロを装填し、装填した方形コンロ周辺の角材上に方形コンロを吊り下げた吊り下げ用金属帯板の上端から水平に張り出す張出フランジを載置し、方形コンロの重量により角材を張出フランジにより押えて固定している間伐材を用いたバーベキュー用コンロ付き組立テーブルにおいて、金属フレーム台は、水平板と垂直板を断面L形に形状化した金属L形材(以下、「金属L形材」という。)からなり、かつ端に垂直係止板を有する2本の長尺金属L形材を水平かつ平行に離間し、かつ水平板を内側にして対称配置し、金属L形材の水平板が幅広水平板である2本の中尺幅広金属L形材を中央にコンロ装填用の方形空隙部を設けて該2本の長尺金属L形材間に接続して水平かつ平行に離間し、かつ幅広水平板を外側にして対称配置し、さらに2本の短尺金属L形材を中央にコンロ装填用の方形空隙部を設けて該2本の中尺幅広金属L形材間に接続して水平かつ平行に離間し、かつ水平板を外側にして対称配置して金属フレームに組立て、該金属フレームの幅広水平板端部からなる4隅に間伐材からなるテーブル脚をそれぞれ取り外し自在に取付けたことを特徴とする間伐材を用いたバーベキュー用コンロ付き組立テーブル。
  2. 2本の中尺幅広金属L形材は、それぞれの中央で分断され、分断端部が接続当板により接続されていることを特徴とする請求項1に記載の間伐材を用いたバーベキュー用コンロ付き組立テーブル。
  3. 間伐材からなる複数本の角材は、2本の長尺金属L形材の間隔より長く、かつ、金属フレーム台の長尺金属L形材の端の垂直係止板と中尺幅広金属L形材の垂直板との間に嵌合掛け渡されて並置された複数本の長尺角材と、2本の中尺幅広金属L形材の間で長尺金属L形材と短尺金属L形材に掛け渡される短尺角材からなり、該長尺角材の長尺金属L形材の垂直板と当接する部分には該垂直板が嵌合される切込みスリットを角材下面から形成し、かつ、短尺角材の内側端は短尺金属L形材に当接し、かつ当接する内側端に下方から短尺金属L形材の垂直板が嵌合する欠け継ぎ状の凹部を短尺角材下面から形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の間伐材を用いたバーベキュー用コンロ付き組立テーブル。
  4. テーブル中央の方形空隙部への方形コンロの装填は、複数本の角材を金属フレーム台に嵌合掛け渡して並置して組立てたテーブルの中央に開口する方形空隙部周辺の角材上に金属L形材の水平板を載置して張出フランジとすると共に該水平板の内側から下方に折曲げられた垂直板を配設し、該垂直板に方形コンロの吊り下げ用金属帯板を取付け、該吊り下げ用金属帯板の下方先端部を内側に水平に折曲げて方形コンロの縦壁受け具に形成し、該縦壁受け具を該方形空隙部に装填した方形コンロの縦壁に嵌合して該方形コンロを張出フランジによりテーブルの角材に吊り下げ保持せしめたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の間伐材を用いたバーベキュー用コンロ付き組立テーブル。
  5. 吊り下げ用金属帯板は、その垂直長さが方形コンロの縦壁の垂直長さより短く形成され、方形コンロの縦壁上端からの垂直長さが該吊り下げ用金属帯板の垂直長さと同長の縦壁下部位置に吊り下げ用金属帯板の縦壁受け具を挿入する挿入穴を開口し、吊り下げ用金属帯板の縦壁受け具の嵌合を方形コンロの縦壁下端への嵌合または該挿入穴への嵌合のいずれかに選択自在とし、方形コンロの使用時は方形コンロの縦壁下端に吊り下げ用金属帯板の縦壁受け具を嵌合して吊り下げて方形コンロの上部をテーブル上から突出させ、方形コンロの未使用時には方形コンロの縦壁下部の挿入穴に吊り下げ用金属帯板の縦壁受け具を嵌合して吊り下げて方形コンロ上端をテーブル上面より下に収納して方形コンロ上端とテーブル上面間に形成される方形凹部にその凹部深さの板厚からなる蓋板を載置してテーブル面を面一とすることを特徴とする請求項4に記載の間伐材を用いたバーベキュー用コンロ付き組立テーブル。
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