JP3722358B2 - 半二重光無線通信システム - Google Patents
半二重光無線通信システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3722358B2 JP3722358B2 JP2001197997A JP2001197997A JP3722358B2 JP 3722358 B2 JP3722358 B2 JP 3722358B2 JP 2001197997 A JP2001197997 A JP 2001197997A JP 2001197997 A JP2001197997 A JP 2001197997A JP 3722358 B2 JP3722358 B2 JP 3722358B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- transmission
- optical wireless
- reception
- clock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光無線集配装置と複数の光無線端末装置との間でスター型トポロジを構成して半二重光無線通信を行う半二重光無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は半二重光無線通信システムの構成を示し、集配装置Cは天井などに設置され、複数の端末装置A、Bはそれぞれ幹線1A、1Bを介してパーソナルコンピュータ(PC)などのコンピュータ2A、2Bに接続される。集配装置Cはまた、集配装置側幹線1Cを介して他の集配装置Cに接続される。このシステムでは、集配装置Cと1つの端末装置A、Bの間で排他的に半二重光無線通信を行い、集配装置Cは端末装置A、Bからの光送信がない場合にはバースト状にクロック信号を送信し、端末装置A、Bは図4(a)に示すようにバースト信号により受信クロックを再生して受信信号を再生クロックに同期して受信するとともに、バースト無信号区間では送信権を得て集配装置Cに送信することができる。集配装置Cも同様に端末装置A、Bから受信した信号により受信クロックを再生して受信信号を再生クロックに同期して受信する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、端末装置A、B側では、集配装置Cへの送信中やバースト無信号区間では、図4(b)に示すように光受信部への入力信号がないので再生クロックの周波数及び位相が変化する。また、集配装置C側でも光受信部への入力信号がない場合には同じ現象が発生する。このように再生クロックの周波数及び位相の変化量が大きくなると再同期には長い信号の入力が必要になる。そこで、光空間上のパケットにはクロック同期を回復させるためのプリアンブルを付加するが、受信に用いるクロックの周波数や位相が大きく変化してしまった場合、このプリアンブルを非常に長くする必要が生じ、プリアンブルが長くなると通信効率が悪化する。
【0004】
また、この半二重光無線通信システムでは、端末装置A、Bが幹線1A、1B側からきているパケットを集配装置Cに送信する場合、端末装置A、Bは通信許可要求を送信して集配装置Cからの通信許可を待ち、許可が下りない場合には幹線1A、1B側に対してJAM信号を送信し、故意に衝突を発生させる。この場合、100BASE-Xの規定では、このJAM信号は送信元へ5.12μs以内に到着する必要があるが、通信許可要求や通信許可にはそれぞれ、クロックの同期を確立するためのプリアンブルが付加されているため、プリアンブルが一定以上の長さになると、5.12μs以内にJAM信号を送信することができないという問題も生じる。
【0005】
本発明は上記従来例の問題点に鑑み、光無線回線上のパケットに付加するプリアンブルを長くすることなく、再生クロックの周波数及び位相が変化することを防止することができる半二重光無線通信システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、半二重の受信信号がない場合に、受信信号の代わりに内部クロック又は内部クロックに同期したクロック信号に基づいて生成された信号や半二重の送信信号に基づいて受信クロックを再生するようにしたものである。
【0009】
すなわち本発明によれば、光無線集配装置に半二重光無線通信伝送路を介して光無線端末装置が接続して相互に送受信を行い、前記光無線集配装置と前記光無線端末装置の内の受信側は、送信側から送信された送信信号の同期受信に用いる受信クロック信号を前記送信信号中に含まれるクロック信号を用いて生成して前記送信信号の同期受信を行う半二重光無線通信システムにおいて、
前記受信側は、
前記送信側から前記送信信号が到達せず、かつ自己の送信手段が前記送信側に対して信号を送信しているときに、前記送信側からの前記送信信号に代えて前記自己の送信手段が送信する前記信号中に含まれるクロック信号を用いてあらかじめ前記受信クロック信号を生成し、
前記送信側から前記送信信号が到達せず、かつ前記自己の送信手段が前記送信側に対して前記信号を送信していないときに、前記送信側からの前記送信信号に代えて前記受信側の内部で生成した内部クロック信号を用いてあらかじめ前記受信クロック信号を生成することにより、前記送信側からの前記送信信号を受信した場合の同期受信開始までの立ち上がり時間を短縮する受信手段を備えたことを特徴とする半二重光無線通信システムが提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る半二重光無線通信システムの端末装置の一実施形態を示すブロック図、図2は本発明に係る半二重光無線通信システムの集配装置の一実施形態を示すブロック図である。
【0011】
図1は有線側(PC側)がl00BASE-TX、光空間側(光無線集配装置200側:図2参照)が100BASE-FXとした場合の光無線端末装置100のブロック図を示し、図2は有線側(幹線側)が100BASE-TX、光空間側(端末装置側100)が100BASE-FXとした場合の光無線集配装置200のブロック図を示す。図1、図2において、光無線端末装置100、光無線集配装置200はそれぞれ、100BASE-TX PHYチップ101、201と、通信制御部102、202と、100BASE-FX PHYチップ103、203と、信号折り返しスイッチ104と、バースト信号及びプリアンブル付加用スイッチ105、205と、送信部/発光素子駆動回路106、206と、発光素子107、207と、受光素子108、208と、受信部/受光回路109、209とキャリアセンス回路110、210とを備えている。
【0012】
発光素子107、207は発光ダイオードやレーザーダイオードなどであり、受光素子108、208はフォトダイオードなどである。キャリアセンス回路110、210は、光空間のキャリア信号の有無をチェックする回路であり、キャリア信号がある場合はキャリア検出信号=H、無い場合にはキャリア検出信号=Lを通信制御部102、202にそれぞれ出力する。100BASE-FX PHYチップ103、203はIEEE802.3に定義されたEthernet(イーサネット)物理層を実装するチップであり、送信信号については100Mbpsの信号を4B/5B変換して125Mbpsの信号として送信する。ここで、100BASE-FX PHYチップ103、203は常に62.5MHzのアイドルクロックを出力している。
【0013】
光無線端末装置100、光無線集配装置200では、送信信号は内部クロックに同期している。これに対し、受信クロックは受信部/受光回路109、209により通信相手から受信したパケットや62.5MHzのアイドルクロックから再生され、このため、送信に用いられるクロックとは位相が異なり、一般に周波数も数100ppm程度の誤差がある。
【0014】
バースト信号及びプリアンブル付加用スイッチ105、205は、相手先へのバースト状のクロックの出力を制御し、光無線集配装置200及び送信端末のパケット送信において、パケット出力より早めにアイドルクロックを出力することによって、パケット前のアイドルクロックを同期のためのプリアンブルとして送信することに使用される。信号折り返しスイッチ104は、半二重の受信信号がない場合に半二重の送信信号又は内部クロックを受信部/受光回路109へ送るためのスイッチであり、通信制御部102で制御される。
【0015】
光無線端末装置100において、信号の入力があるのは、
1)光無線集配装置200からパケットが送信されている状態
2)光無線集配装置200から通信許可信号が送信されている状態
3)光無線集配装置200からバースト状のクロックが送信されている状態
である。以上の状態はキャリア検出信号がHの状態である。
【0016】
これ以外の状態では、信号の入力が無いため、受信部/受光回路109の再生クロックの変化を抑えるため、通信制御部102は送信信号又は内部クロックを信号折り返しスイッチ104を制御して受信部/受光回路109へ入力する。この場合、パケットを送信している場合はパケットを受信部/受光回路109へ折り返し、パケットを送信していない場合は100BASE-FX PHYチップ103から出ている62.5MHzのアイドルクロックを受信部/受光回路109へ折り返すことによって、受信部/受光回路109の再生クロックの周波数が大きく変化することを防止することができる。この際、受信部/受光回路109の再生クロックの位相は変化し、再生クロックの周波数も微妙に変化するが、再び光無線集配装置200から受信信号が入力されると、すばやく同期することが可能となる。このような構成によって、光無線集配装置200から送られてくるパケットに短いプリアンブル区間で同期し、正しく受信することができる。
【0017】
また、光無線集配装置200において、信号の入力があるのは、
1)光無線端末装置100からパケットが送信されている状態
2)光無線端末装置100から通信要求信号が送信されている状態
である。以上の状態はキャリア検出信号がHの状態である。
【0018】
これ以外の状態では、信号の入力が無いため、受信部/受光回路209の再生クロックの変化を抑えるため、通信制御部202は送信信号又は内部クロックを信号折り返しスイッチ204を制御して受信部/受光回路209へ入力する。パケットを送信している場合はパケットを折り返し、パケットを送信していない場合は、100BASE-FX PHYチップ203から出ている62.5MHzのアイドルクロックを折り返すことによって、受信部/受光回路209の再生クロックの周波数が大きく変化することを防ぐことができる。この際、受信部/受光回路209の再生クロックの位相は変化し、再生クロックの周波数も微妙に変化するが、再び光無線端末装置100から受信信号が入力されると、すばやく同期することが可能となる。このような構成によって、光無線端末装置100から送られてくるパケットに短いプリアンブル区間で同期し、正しく受信することができる。
【0019】
ここで、以上のような高周波を扱う装置では、パケット送信時に不要な輻射によってキャリア検出信号がHになってしまうこともある。このような場合には送信時にキャリア検出信号をマスクすることにより、上記動作を正常に行うことが可能になる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、半二重の受信信号がない場合に、受信信号の代わりに内部クロック又は内部クロックに同期したクロック信号に基づいて生成された信号や送信信号に基づいて受信クロックを再生するようにしたので、光無線回線上のパケットに付加するプリアンブルを長くすることなく、再生クロックの周波数及び位相が変化することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半二重光無線通信システムの端末装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る半二重光無線通信システムの集配装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る半二重光無線通信システムの一実施形態を示すブロック図である。
【図4】受信再生クロックを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
102、202 通信制御部
103、203 100BASE-FX PHYチップ
104、204 信号折り返しスイッチ
109、209 受信部/受光回路
110、210 キャリアセンス回路
Claims (1)
- 光無線集配装置に半二重光無線通信伝送路を介して光無線端末装置が接続して相互に送受信を行い、前記光無線集配装置と前記光無線端末装置の内の受信側は、送信側から送信された送信信号の同期受信に用いる受信クロック信号を前記送信信号中に含まれるクロック信号を用いて生成して前記送信信号の同期受信を行う半二重光無線通信システムにおいて、
前記受信側は、
前記送信側から前記送信信号が到達せず、かつ自己の送信手段が前記送信側に対して信号を送信しているときに、前記送信側からの前記送信信号に代えて前記自己の送信手段が送信する前記信号中に含まれるクロック信号を用いてあらかじめ前記受信クロック信号を生成し、
前記送信側から前記送信信号が到達せず、かつ前記自己の送信手段が前記送信側に対して前記信号を送信していないときに、前記送信側からの前記送信信号に代えて前記受信側の内部で生成した内部クロック信号を用いてあらかじめ前記受信クロック信号を生成することにより、前記送信側からの前記送信信号を受信した場合の同期受信開始までの立ち上がり時間を短縮する受信手段を備えたことを特徴とする半二重光無線通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001197997A JP3722358B2 (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 半二重光無線通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001197997A JP3722358B2 (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 半二重光無線通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003018103A JP2003018103A (ja) | 2003-01-17 |
JP3722358B2 true JP3722358B2 (ja) | 2005-11-30 |
Family
ID=19035511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001197997A Expired - Lifetime JP3722358B2 (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 半二重光無線通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3722358B2 (ja) |
-
2001
- 2001-06-29 JP JP2001197997A patent/JP3722358B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003018103A (ja) | 2003-01-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1219047B1 (en) | Baseband wireless network for isochronous communication | |
US6574237B1 (en) | Inoperable network device | |
EP0196347B1 (en) | Infrared communication system | |
US4402090A (en) | Communication system in which data are transferred between terminal stations and satellite stations by infrared signals | |
US20050190739A1 (en) | Wireless TDMA system and method for network communications | |
JPH06177895A (ja) | データ通信方法及び装置 | |
CA2629254A1 (en) | Systems and methods for dynamic alignment of data bursts conveyed over a passive optical network | |
KR950004876B1 (ko) | 송수신기 | |
US6347345B1 (en) | Information transfer apparatus having control unit with BTL transceiver applying transmission enable signal inputted from ethernet processor module through backplane to control unit | |
US20040240885A1 (en) | Optical space communications device and control method thereof | |
US11038607B2 (en) | Method and system for bi-directional communication | |
EP1449375A1 (en) | Synchronization of multiple cable modem termination systems | |
JP3722358B2 (ja) | 半二重光無線通信システム | |
JPH07177126A (ja) | 多重通信装置 | |
US7330438B2 (en) | Apparatus for transceiving packets in WDM-PON | |
JP2008172665A (ja) | Ponシステムの局側装置、受信部、クロック及びデータ再生部、及び、ponシステムの上り方向通信方法 | |
JP4085557B2 (ja) | 光無線伝送方法およびそのシステムと光無線送信装置と光無線受信装置 | |
JPH1141143A (ja) | 周波数ホッピング方法 | |
KR100973245B1 (ko) | 광 데이터 송신을 위한 방법 및 장치 | |
JP2002009794A (ja) | 光無線通信方法及び光無線装置 | |
KR100645518B1 (ko) | Mac과 phy 디바이스간의 인터페이스 변환 시스템 및그 방법 | |
JP2003258818A (ja) | 光無線通信装置 | |
JP2001352295A (ja) | 光無線通信方法 | |
JPH09148977A (ja) | 無線通信システム | |
JP2000023266A (ja) | ディジタルコードレス電話装置の接続装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050527 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050826 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050908 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080922 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922 Year of fee payment: 7 |