JP3720518B2 - 尿中の潜血の非溶血レベルを測定するための装置及び方法 - Google Patents
尿中の潜血の非溶血レベルを測定するための装置及び方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3720518B2 JP3720518B2 JP07290697A JP7290697A JP3720518B2 JP 3720518 B2 JP3720518 B2 JP 3720518B2 JP 07290697 A JP07290697 A JP 07290697A JP 7290697 A JP7290697 A JP 7290697A JP 3720518 B2 JP3720518 B2 JP 3720518B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reagent pad
- irradiating
- reflectance
- magnitude
- reagent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/84—Systems specially adapted for particular applications
- G01N21/8483—Investigating reagent band
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/17—Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
- G01N21/47—Scattering, i.e. diffuse reflection
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、分析対象の体液試料に対して試験を実施するための装置及び方法に関し、より具体的には、尿中の潜血の非溶血レベルを測定するための反射分光器及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
種々の医療診断目的のために、反射分光器を用いて体液試料を分析する、たとえば人間の尿中の血液の存在を検出することが有用である。従来の反射分光器は、試薬パッドに配置された尿試料中の血液の存在を検出するのに使用されてきた。尿中に血液が存在するならばそれが試薬パッドの試薬と反応して、試薬パッドに対し、血液の濃度に依存する程度の変色を時間的に生じさせる。たとえば、比較的高濃度の血液の存在においては、そのような試薬パッドは、黄色から暗緑色への変色を起こすことができる。
【0003】
ある従来技術の反射分光器は、試薬パッドの一つの部分を照射し、試薬パッドから受ける、試薬パッドの色に相関する光の量を従来の反射検出器によって検出することにより、血液濃度を検出する。分光器は、反射検出器によって生成される反射率信号の大きさに基づいて、尿試料を多数の範疇、たとえば「含有せず」に相当する第一の範疇、「低濃度」に相当する第二の範疇、「中濃度」に相当する第三の範疇及び「高濃度」に相当する第四の範疇のいずれかに割り当てる。
【0004】
上記範疇のいずれかへの尿試料の割り当ては、反射率信号の大きさを、範疇を定義する三つのしきい値それぞれと次々に比較することによって実施されてきた。たとえば、反射率信号が10%光反射率に相当する大きさ(高い血液濃度を有する暗い試薬パッドに相当するであろう)を有するならば、分光器は、その10%反射率信号を、高い血液濃度、たとえば15%のしきい値と比較し、尿試料をその範疇に割り当てることになる。
【0005】
このような従来の分光器の一つの欠点は、非溶血が存在する場合に血液濃度を誤って割り当てる可能性である。正常な尿試料中に存在する血液が溶血すると、それは、血液が、視覚的には検出不可能である小さな血球フラグメントとして尿試料中に比較的均一に分散することを意味する。特定の場合、たとえば高度に濃縮された尿の中では、血液は非溶血状態であり、裸眼又はわずかな拡大で視覚的に検出することができる実質的に無傷の赤血球又は比較的大きな血球フラグメントが存在することを意味する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
比較的少量の非溶血が尿試料中に存在するとき、個々の血球の濃度が十分に低いならば、従来の分光器が擬陰性を出す(血液が存在しないと誤って報告する)おそれがある。しかし、試薬パッド上のその同じ尿試料を医者が目視的に検査するならば、大きな血球フラグメントが見られ、ひいては、その医者をして、分光器が欠陥品であると誤信させることになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、試薬パッドに配置された体液試料を分析するための装置に関する。この装置には、体液試料が配置された試薬パッドの複数の異なる部分を次々に照射するための手段と、照射手段によって照射された試薬パッドの異なる部分の対応する一つから受ける光に応答する複数の反射率信号を生成するための手段とが設けられている。この装置にはまた、反射率信号の一つの大きさが反射率信号の別のものの大きさと実質的に異なるかどうかを判定するための手段が設けられている。体液試料が尿である場合、この能力は、装置が尿試料中の非溶血の存在を検出することを可能にする。
【0008】
照射手段は、試薬パッドの複数の重複部分を次々に照射することもでき、試薬パッドの、互いに線形にずれた少なくとも3個の異なる部分を次々に照射することもできる。装置はまた、反射率信号に基づいてデコード信号を測定するための手段と、デコード信号を複数の所定のしきい値と比較して体液試料を分類するための手段とを備えることもできる。
【0009】
装置は、反射率信号の一つの大きさと、反射率信号の別のものの大きさとの差を測定するための手段と、その差を所定のしきい値と比較して尿試料中の非溶血の存在を検出するための手段とを含むこともできる。差を測定するための手段は、反射率信号のどれが最大の大きさを有するかを判定するための手段と、反射率信号のどれが最小の大きさを有するかを判定するための手段と、反射率信号の最大の大きさと最小の大きさとの差を測定するための手段とを含むこともできる。
【0010】
本発明はまた、試薬パッドに配置された尿試料を分析する方法に関する。この方法は、試薬パッドの第一の部分を照射する段階と、試薬パッドの第一の部分から受けた光を検出する段階と、第一の被照射部分から検出した光に基づく大きさを有する第一の反射率信号を生成する段階とを含む。この方法はまた、試薬パッドの第二の部分を照射する段階と、試薬パッドの第二の部分から受けた光を検出する段階と、第二の被照射部分から検出した光に基づく大きさを有する第二の反射率信号を生成する段階とを含む。この方法は、第一の反射率信号の大きさが第二の反射率信号の大きさと実質的に異なるかどうかを判定する。
【0011】
もう一つの態様では、本発明は、試薬パッドに配置された体液試料を照射するための装置に関する。この装置には、体液試料が配置された試薬パッドの、試薬パッドの全面積よりも小さい面積を有する第一の部分を照射するための手段が設けられている。この装置は、照射手段が、試薬パッドの、第一の部分とは異なる、試薬パッドの全面積よりも小さい面積を有する第二の部分を照射するよう、照射手段に対して試薬パッドを動かすための手段を含む。装置はまた、試薬パッドの被照射部分から受けた光を検出するための手段を含む。
【0012】
【発明の実施の形態】
図面を参照しながら記載する好ましい実施態様の詳細な説明を検討すると、本発明のこれら及びその他の特徴及び利点が当業者に理解されるであろう。
【0013】
図1は、試薬試験片に対して種々の試験、たとえば尿分析試験を実施するための反射分光器10を示す。分光器10は、使用者が押すことができる多数の入力キー14を備えた一体型キーボード12を有している。分光器10の動作に関する種々のメッセージを表示するための表示装置16がキーボード12の上方に設けられている。図1及び2を参照すると、この分光器10は前面17を有し、この前面の中に開口18が形成され、この開口の中に、試薬試験片22を運ぶためのトレー20が出入れ自在に設けられている。トレー20は、中央の溝24と、その両脇の2本の溝26とを中に有し、中央の溝24は、試薬試験片22の形状に適合する大きさである。
【0014】
試薬試験片22は、多数の試薬パッド30が固定された薄くて非反応性の基材28を有している。各試薬パッド30は、それぞれの試薬を含浸させた比較的吸収性の材料からなり、各試薬及び試薬パッド30は、実施される特定の試験にかかわるものである。尿分析試験を実施するとき、そのような試験には、たとえば、尿中白血球の試験、尿pHの試験、尿中血の試験などがある。各試薬パッド30が尿試料と接触すると、パッドは、使用する試薬及び尿試料の特徴に依存して、ある期間にわたって変色する。試薬試験片22は、たとえば、Bayer 社から市販されているMultistix(登録商標)試薬試験片であることもできる。
【0015】
尿分析試験を実施するためには、試薬試験片22を試験すべき尿試料に浸漬して、試薬パッド30のすべてが試料に浸漬するようにする。試薬試験片22の面の過剰の尿を拭い取って除去したのち、試験片22をトレー20の中央溝24に配置し、使用者が開始キー14の1個を押して試験を開始すると、トレー20が自動的に分光器10の中に引き込まれる。
【0016】
試薬パッド30の一部を光源からの白色光で照射したのち、試薬パッド30の被照射部からパッド30の上面に対して斜めに(たとえば45°の角度で)受けた光の検出に基づいて試薬パッド30の色を測定することにより、試薬パッド30それぞれに対して試験を実施する。各試験を実施したのち、次に試験すべき試薬パッド30が照射されるよう、トレー20を光源に対して配置し直す。試験が完了すると、分光器10は結果の記録を生成し、それを表示装置16に表示したり、プリンタによって用紙32にプリントしたり、コンピュータに転送したりする。
【0017】
読取りヘッド
図3(a)は、試薬パッド30の部分を照射し、試薬パッドからの光を検出するための、読取りヘッド34の形態にある光学系と、試薬試験片22が配置されるトレー20の一部との断面図である。図3(a)を参照すると、読取りヘッド34は、上壁36、下壁38、側壁40、斜めの壁42、平面の後壁44及び後壁44に対して平行な平面の前壁(図示せず)を有するハウジングを有している。電球46の形態の照射光源が、上壁36と一体に形成された円筒形のハウジング部48により、試験される試薬パッド30の真上に支持されている。
【0018】
電球46の下寄りの球部は、そこに一体に形成された集光レンズを有し、電球フィラメントの形状が照射光の不均一性に寄与しないよう、この下寄りの球部を酸腐食させて、不均一な拡散面を設けている。製造時に電球46は、セラミック口金49にしっかりと取り付けられて、電球46が光を発する軸方向がセラミック口金49の縦方向に実質的に平行になることを保証する。電球46は、上壁36に形成された円形の窓50を介して光を発して、第一の縁光52及び第二の縁光54によって画定される円錐形の光を形成する。
【0019】
斜めの側壁42は、長方形の窓55を中に有し、この窓の中に長方形の検出器アレイ56が配置されている。検出器アレイ56は、中に配置された4個の反射率検出器57、58、59、60(図4を参照)を有している。反射率検出器は、それぞれ従来の色付き又は赤外フィルタと、従来のシリコン検出器とからなる。検出器57〜60それぞれが異なる波長範囲の光に応答するよう、各フィルタは、異なる波長を有する光を透過させる。フィルタの四つの波長バンドは、400〜510nm(青)、511〜586nm(緑)、587〜660nm(赤)及び825〜855nm(赤外)である。実施する試験のタイプに依存して、1個以上の検出器57〜60を用いてもよい。
【0020】
光は、電球46から第一の光路を通過し、下壁38に形成された比較的小さな長方形の窓62を通過して、試験される試薬パッド30の比較的小さな長方形区域を照射する。試薬パッド30の異なる長方形区域が照射されるよう、試薬パッド30を窓62に対して動かしてもよい。
【0021】
図5を参照すると、被照射区域は、点線のボックス63によって示される第一の区域と、実線のボックス64によって示される第二の区域と、点線のボックス65によって示される第三の区域と、実線のボックス66によって示される第四の区域とを含むことができる。図5には、各ボックスを区別して見ることができるよう、垂直方向にわずかにずらして示すが、被照射区域63〜66は、互いに対して線形にずらされて、隣接する区域どうしが互いに部分的に重複している。また、図5には、非溶血血球フラグメントを表す、不規則な形状の多数の区域67を示す。
【0022】
光は、試薬パッド30の被照射区域から第二の光路を通過し、下壁38に形成された斜めの縁69を有する第一の長方形の検出窓68を通過し、斜めの縁71を有する第二の長方形の検出窓70を通過し、斜めの壁42に形成された長方形の窓72を通過して、4個の検出器57〜60が配置された検出区域73(図4)に達する。
【0023】
読取りヘッド34の内部には、第一の平面の隔壁76と、第二の平面の隔壁78と、ジグザグ形の隔壁80とからなる不規則な形状のじゃま板74が設けられている。このじゃま板(バッフル)74の形状は、1回反射した光線が電球46から試薬パッド30に達することを防ぎ、1回反射した光線が試薬パッド30から検出器区域73に達することを防ぐように設計されている。
【0024】
ある入射角で面に入射した光がその入射角に等しい反射角でその面から反射されるよう、じゃま板74のすべての表面ならびにハウジング壁36、38、40、42、44のすべての内面は鏡面である。これは、高度に研磨された成形面を有する金属型から読取りヘッド34を射出成形することによって達成することができる。読取りヘッド34は、その内面のいずれかに入射する光がわずかな割合、たとえば5%しか反射されないよう、黒いプラスチックで形成されていることが好ましい。その結果、読取りヘッド34の内面から少なくとも2回の反射を受ける光は、少なくとも99.75%減衰される。
【0025】
図3(a)を参照すると、隔壁76は、窓62のすぐ左の地点で下壁38と交差する点線84によって示される方向に傾いた鏡面82を有している。その結果、電球46によって発されて面82に衝突した光線は、窓62の左側にあたる区域に反射される。そのような光線は、少なくとも2回(実際には少なくとも3回)反射されてはじめて窓62を通過できるということに注目すべきである。また、読取りヘッド34の内部を窓62から見ても面82は見えないため、光は、面82から反射されず、さらなる反射を受けずに窓62を直接通過しない。
【0026】
隔壁78は、光が通過する丸い穴50の左にあたる地点で上壁36と交差する点線88によって示される方向に傾いた鏡面86を有している。その結果、電球46から面86への直接的な光路はない。したがって、面86から窓62に反射される光は、読取りヘッド34の内面から少なくとも2回(実際には3回以上)の反射を受けることになる。
【0027】
図3(b)は、図3(a)に示す読取りヘッド34の一部を拡大した図である。図3(a)及び図3(b)を参照すると、ジグザグの隔壁80は、それぞれ点線によって示される方向に傾いた傾斜面90〜93を有している。点線はすべて窓62の左にあたるところで下壁38又は側壁40と交差するため、電球46から直接これらの面90〜93に衝突した光は、直接的には窓62に反射されることはない。ジグザグ隔壁80は二つのさらなる面94、95(図3(a))を有し、これらの面は、電球46から直接これらの面に衝突した光が、下壁38の、窓62の右側にあたる区域だけに反射するように傾いている。
【0028】
電球46によって生成される光線が1回反射することができ、さらに窓62を通過するような面は、窓62そのものの垂直壁である。しかし、そのような1回反射した光線は、反射せずに電球46から試薬パッド30に直接通過する光全体の些細な量でしかない。また、電球46から壁40又は44に1回反射されて窓62に達する光路がある。しかし、電球46は、光線52及び54によって画定される円錐の中で前方に光を集めるため、この光路から窓62を通過する光の量は些細なものである。
【0029】
試薬パッド30から検出器区域73(図4)に至る第二の光路は、2本の点線96、98によって示される。ジグザグの隔壁80の、第二の光路に隣接して配置された側面は、検出器区域73の右下にあたる地点で斜めの側壁42と交差する多数の対応する点線(図3に示す)によって示される方向に傾いた複数の平坦な鏡面100、101、102を有している。その結果、試薬パッド30から反射なしで直接これらの面100〜102に衝突する光線は、少なくとももう1回の反射せずには検出区域73に達することができず、したがって、そのような光線は少なくとも99.75%減衰される。
【0030】
第二の光路に隣接して配置されたジグザグ隔壁80の側面は、試薬パッド30からの光が少なくとも1回の反射もなく直接面103、104に達することのないように傾いた複数の平面な鏡面103、104(図3の(b))を有している。その結果、これらの面103、104に衝突する光線はすでに少なくとも1回の反射を受けていることになり、したがって、最終的に検出器区域73に達するそのような光線は、少なくとも2回反射され、そうして少なくとも99.75%減衰される。
【0031】
壁面100と103とは縁105でつながり、壁面101と104とは縁106でつながり、縁105、106は、検出器区域73のそれぞれの縁からほぼ一直線上に並び、検出窓68、70の縁69、71は、検出器区域73の縁から一直線上に並ぶ。
【0032】
電子系
図6は、分光器10の電子部品及び他の部品のブロック図である。図6を参照すると、分光器10の動作は、マイクロプロセッサ(MP)202、ランダムアクセスメモリ(RAM)204、読み出し専用メモリ(ROM)206及び入出力(I/O)回路208をアドレス/データバス210によって相互接続したものを有するマイクロコントローラ200によって制御される。従来のマイクロコントローラ、たとえばVallas Semiconductor社によって市販されているDS2253Tマイクロコントローラであってもよいマイクロコントローラ200は、プリンタ214を駆動するための、I/O回路208に接続された駆動回路212を含むことができる。
【0033】
マイクロコントローラ200は、従来のポジショナ220を介して試薬試験片トレー20の動きを制御し、このポジショナは、トレー20と、電線226を介してI/O回路208に接続された駆動回路224によって生成される駆動信号によって駆動されるモータ(M)222、たとえばステッピングモータとに機械的に結合されている。
【0034】
マイクロコントローラ200は、電線229を介してI/O回路208に接続されたスイッチ(SW)227を介して選択的に電球(L)46をオンにする。電球46は、十分に暖まるよう、試験実施の1秒前にオンになる。試験後の次の1秒間のうちに照射を提供する必要がないならば、電球はその寿命を節約するためにオフになる。
【0035】
検出器アレイ56の各検出器57〜60は、多数の電線228の一つに電気反射率信号を生成することができる。各反射率信号は、関連の検出器によって検出される光量に依存する大きさを有する。マイクロコントローラ200は、ライン232を介して選択信号をマルチプレクサ(MUX)230に伝送することにより、反射率信号のいずれか一つを選択的に読み出すことができる。そして、マルチプレクサ230は、選択した反射率信号を増幅器(A)234及びアナログ・デジタル(A/D)変換器236に伝送し、このA/D変換器が、増幅器234により、アナログ反射率信号出力に相当する二進信号を、I/O回路208に接続されたライン238を介して、マイクロコントローラ200に送出する。
【0036】
動作
分光器10の動作は、ROM206に記憶され、マイクロプロセッサ202によって実行されるコンピュータプログラムによって制御される。尿中の血液の検出に関連する試験ルーチン300の流れ図を図7に示す。尿分析試験を実施するとき、血液の存在に応答して変色する試薬を有する試薬パッド30を電球46の真下に配置する。血液試験の試薬パッド30の尿分析試験には、赤のフィルタを有する検出器を使用する。
【0037】
検出器によって試薬パッド30から感知される光の量は、試薬パッド上の尿試料中に存在する血液の量に反比例する。比較的高い血液濃度は試薬パッド30を黄色から緑に変色させる。緑色はより暗く、黄色よりも多くの光を吸収するため、比較的高い血液濃度が、赤フィルタ検出器をもって比較的少量の光を検出させる。
【0038】
試薬パッド30の複数の被照射部分それぞれごとに、赤フィルタ検出器は、検出器によってその部分から感知される光の量に正比例する大きさを有する電子反射率信号を発する。反射率信号の大きさに基づき、分光器10は、尿試料を六つの範疇の一つ、すなわち「血液存在せず」、「極微量の血液が存在」、「極微量の非溶血が存在」、「比較的低濃度の血液が存在」、「中濃度の血液が存在」又は「比較的高濃度の血液が存在」に当てはめる。
【0039】
図7に示す試験ルーチン300を使用して、1回の尿分析試験を実行することができる。図7を参照すると、ステップ301〜304は、試薬パッド30の4回の反射率読取りを実施する。各読取り値は、試薬パッド30の被照射部分63〜66(図5)の別個の一つに対応する。ステップ301で、電球46をオンにして試薬パッド30の第一の部分、たとえば図5に示す部分63を照射する。次に、ステップ302で、赤フィルタ検出器によって生成された反射率信号をマルチプレクサ230を介して増幅器234、AD変換器236、I/O回路208及びその値を記憶するRAM204に伝送することにより、その信号を読み取る。ステップ304で、4個の読取り値が出されていないならば、プログラムは、試薬パッド30の異なる部分、たとえば部分64を照射するステップ301と、検出器によって生成された反射率読取りを読み取り、RAM204に記憶するステップ302とに分岐する。4個の読取り値が出されるまでステップ301〜302が繰り返される。
【0040】
ステップ306で、4個の読取り値それぞれがしきい値T3(たとえば反射率29.1%)に満たないならば、プログラムは、デコード読取り値を決定するステップ308に分岐する。デコード読取り値は、尿試料を三つの血液濃度範疇の一つ、すなわち「高濃度」、「中濃度」又は「低濃度」に分類するために使用される。ステップ308で、多数の異なる方法で、たとえば4個の反射率読取り値すべての平均を出し、その平均値をデコード読取り値に割り当てることにより、デコード読取り値を決定することができる。あるいはまた、試薬パッド30の中央部、たとえば図5に示す部分64、65のいずれか一方から得られた反射率読取り値をデコード読取り値として使用してもよい。
【0041】
ステップ310で、デコード読取り値がしきい値T1、たとえば反射率10.3%に満たないならば、プログラムはステップ312に分岐し、ここで、尿試料を比較的高濃度の血液を有するものとして分類し、その事実をRAM204に記憶する。ステップ314で、デコード読取り値がしきい値T2、たとえば反射率19.7%に満たないならば、プログラムはステップ316に分岐し、ここで、尿試料を中濃度の血液を有するものとして分類する。プログラムがステップ316に達すると、デコード読取り値は、T2しきい値とT3しきい値との間の値(たとえば反射率19.7%〜29.1%)を有し、その場合、プログラムはステップ318に分岐し、そこで、尿試料を比較的低濃度の血液を有するものとして分類する。
【0042】
ステップ306での決定で、4個の反射率読取り値のすべてがT3しきい値に満たないわけではないならば、プログラムはステップ320に分岐し、そこで、読取り値の少なくとも3個がしきい値T4(たとえば反射率56.0%)よりも大きいかどうかを判定する。その場合、プログラムはステップ322に分岐し、そこで、尿試料を「陰性」又は血液を含まないとして分類する。
【0043】
プログラムがステップ324に達するならば(この場合、反射率読取り値の少なくとも2個が、ステップ306、320での判定で、T3しきい値とT4しきい値との間にある)、その尿試料は、極微量の血液を有するものとみなされる。この極微量の血液は、溶血又は非溶血のいずれかからなることができる。
【0044】
図5を参照すると、非溶血血球フラグメント67が試薬パッド30と接触すると、これらのフラグメントは暗色の斑点として見え、試薬パッド30の残りの部分が淡い色に見える。その結果、それぞれが被照射部分36〜66の一つから得られる4個の反射率読取り値は、血球フラグメント67が被照射部分に存在するかどうかに依存して、値が大きく変化することおそれがある。たとえば、被照射部分65は、1個の血球フラグメント67及び他2個の一部を完全に包囲する区域をカバーし、被照射部分66は、血球フラグメント67を包囲しない区域をカバーしている。その結果、照射区域65に該当する反射率読取り値は、被照射部分66に該当する反射率読取り値とは実質的に異なるであろう。
【0045】
図7を参照すると、ステップ324で、プログラムは、4個の反射率読取り値の最大値と最小値との差を測定する。ステップ326で、その差が所定値K(たとえば反射率2.5%)よりも大きいならば、プログラムは、非溶血が存在すると仮定し、ステップ328に分岐して、そこで、尿試料を、極微量の非溶血を有するものとして分類する。
【0046】
ステップ326での判定で最大反射率読取り値と最小反射率読取り値との差が値Kよりも大きくない(つまり、4個の反射率読取り値がすべて実質的に同じ値を有する)ならば、プログラムはステップ330に分岐し、そこで、尿試料を、極微量の血液を有するものとして分類する。
【0047】
ステップ322で、尿試料が割り当てられた(ステップ312、316、318、322、328又は330の一つで)範疇が、たとえばその範疇のプリント記録を生成したり、その範疇を表示装置16に表示したりすることによって出力される。
【0048】
前記説明を考察すると、当業者にとっては、本発明の変形態様及び代替態様が明らかになるであろう。この説明は、例を示すだけのものとして解釈すべきであり、本発明を実施する最良の形態を当業者に教示する目的に用いるものである。構造及び方法の詳細は、本発明の真髄を逸することなく実質的に異なることもでき、請求の範囲に該当するすべての変形の排他的使用権が保留される。
【図面の簡単な説明】
【図1】試薬試験片に配置された体液試料の種々の試験を実施するのに使用することができる反射分光器の斜視図である。
【図2】図1の分光器とともに使用される試薬試験片及び試薬トレーの斜視図である。
【図3】分光器に使用される読取りヘッドの断面図(a)及び一部拡大図(b)である。
【図4】分光器に使用される検出素子の略図である。
【図5】試薬パッド及び試薬パッド上の多数の被照射区域の拡大図である。
【図6】図1の分光器の電子系のブロック図である。
【図7】分光器によって分析される尿試料中の極微量レベルの非溶血を検出するのに使用することができるコンピュータプログラムルーチンの流れ図である。
【符号の説明】
20 トレー
30 試薬パッド
34 読取りヘッド
46 電球
48 ハウジング部
49 セラミック口金
55 長方形の窓
56 検出器アレイ
57、58、59、60 反射率検出器
62 窓
74 じゃま板(バッフル)
80 ジグザグの隔壁
Claims (22)
- 試薬パッドに配置された尿試料を分析して、該尿試料中の潜血の非溶血レベルを検出するための装置において、
該尿試料が配置された該試薬パッドの複数の異なる部分を次々に照射するための手段と、
該試薬パッドから受けた光を検出し、該照射手段によって照射された該試薬パッドの該異なる部分の対応する一つから受けた光に応答して、それぞれが大きさを有する複数の反射率信号を生成するための手段と、
該反射率信号の一つの該大きさと、該反射率信号の別のものの該大きさとの差を測定するための手段と、
該差を所定のしきい値と比較して該尿試料中の非溶血の存在を検出するための手段と、
を含むことを特徴とする装置。 - 該差を測定するための該手段が、
該反射率信号のどれが最大の大きさを有するかを判定するための手段と、
該反射率信号のどれが最小の大きさを有するかを判定するための手段と、
該反射率信号の該最大の大きさと該最小の大きさとの差を測定するための手段とを含む請求項1記載の装置。 - 該照射手段が、該試薬パッドの複数の重複部分を次々に照射するための手段を含む請求項1記載の装置。
- 該照射手段が、該試薬パッドの、互いから線形にずれた少なくとも3個の異なる部分を次々に照射するための手段を含む請求項1記載の装置。
- 該照射手段が、
電球と、
該電球を該試薬パッドに対して動かすための手段とを含む請求項1記載の装置。 - 該試薬パッドが配置されるトレーをさらに含み、該電球が固定位置に配置され、該電球を該試薬パッドに対して動かすための該手段が、該トレーを動かすための手段を含む請求項5記載の装置。
- 複数の該反射率信号の該大きさが所定範囲内にあるかどうかを判定するための手段をさらに含む請求項1記載の装置。
- 複数の該反射率信号の該大きさが所定範囲内にあるかどうかを判定するための該手段が、該複数の該反射率信号を、該範囲の第一の限界を定める上限しきい値及び該範囲の第二の限界を定める下限しきい値と次々に比較するための手段を含む請求項7記載の装置。
- 試薬パッドに配置された体液試料を分析するための装置において、
該体液試料が配置された該試薬パッドの複数の異なる部分を次々に照射するための手段と、
該試薬パッドから受けた光を検出し、該照射手段によって照射された該試薬パッドの該異なる部分の対応する一つから受けた光に応答して、それぞれが大きさを有する複数の反射率信号を生成するための手段と、
該反射率信号の一つの該大きさが該反射率信号の別のものの該大きさと実質的に異なるかどうかを判定するための手段と、
を含むことを特徴とする装置。 - 該反射率信号に基づいてデコード信号を測定するための手段と、
該デコード信号を複数の所定のしきい値と比較して該体液試料を分類するための手段とをさらに含む請求項9記載の装置。 - デコード信号を測定するための該手段が、該反射率信号の一つを前記デコード信号として選択するための手段を含む請求項10記載の装置。
- デコード信号を測定するための該手段が、複数の該反射率信号の平均に基づいて該デコード信号を測定するための手段を含む請求項10記載の装置。
- 該照射手段が、該試薬パッドの複数の重複部分を次々に照射するための手段を含む請求項9記載の装置。
- 該照射手段が、該試薬パッドの、互いから線形にずれた少なくとも3個の異なる部分を次々に照射するための手段を含む請求項9記載の装置。
- 試薬パッドに配置された尿試料を分析する方法において、
(a)該試薬パッドの第一の部分を照射する段階と、
(b)該試薬パッドの該第一の部分から受けた光を検出する段階と、
(c)該段階(b)で検出した該光に基づく大きさを有する第一の反射率信号を生成する段階と、
(d)該試薬パッドの、該第一の部分とは異なる第二の部分を照射する段階と、
(e)該試薬パッドの該第二の部分から受けた光を検出する段階と、
(f)該段階(e)で検出した該光に基づく大きさを有する第二の反射率信号を生成する段階と、
(g)該第一の反射率信号の該大きさが該第二の反射率信号の該大きさと実質的に異なるかどうかを判定する段階と、
を含むことを特徴とする方法。 - 該段階(g)が、
(g1)該第一の反射率信号の該大きさと、該第二の反射率信号の該大きさとの差を測定する段階と、
(g2)該差をしきい値と比較して、該差が該しきい値よりも大きいかどうかを判定する段階とを含む請求項15記載の方法。 - 該段階(d)が、該試薬パッドの、該第一の部分に重複する部分を照射する段階を含む請求項15記載の方法。
- 該段階(g)が、
(h)該反射率信号に基づいてデコード信号を測定する段階と、
(i)該デコード信号を複数の所定のしきい値と比較して該尿試料を分類する段階とを含む請求項15記載の方法。 - 全面積を有する試薬パッドに配置された体液試料を照射するための装置において、
該体液試料が配置された該試薬パッドの、該試薬パッドの該全面積よりも小さい面積を有する第一の部分を照射するための手段と、
該照射手段が、試薬パッドの、該第一の部分とは異なる、該試薬パッドの該全面積よりも小さい面積を有する第二の部分を照射するよう、該照射手段に対して該試薬パッドを動かすための手段と、
該試薬パッドの該被照射部分から受けた光を検出するための手段と、
を含むことを特徴とする装置。 - 該照射手段が、電球と、該電球と該試薬パッドとの間に配置された壁部とを含み、該壁部が、該電球によって照射されるように配置された窓を有して、該窓を通過する光が該試薬パッドの該第一及び第二の部分を照射するようになっている請求項19記載の装置。
- 該照射手段が、該試薬パッドの複数の重複部分を次々に照射するための手段を含む請求項19記載の装置。
- 該照射手段が、該試薬パッドの、互いから線形にずれた少なくとも3個の異なる部分を次々に照射するための手段を含む請求項19記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/647,121 US5654803A (en) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | Apparatus and method for determination of non-hemolyzed levels of occult blood in urine |
US08/647121 | 1996-05-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1010123A JPH1010123A (ja) | 1998-01-16 |
JP3720518B2 true JP3720518B2 (ja) | 2005-11-30 |
Family
ID=24595796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07290697A Expired - Lifetime JP3720518B2 (ja) | 1996-05-09 | 1997-03-26 | 尿中の潜血の非溶血レベルを測定するための装置及び方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5654803A (ja) |
EP (1) | EP0806663B1 (ja) |
JP (1) | JP3720518B2 (ja) |
AU (1) | AU691441B2 (ja) |
CA (1) | CA2198945C (ja) |
DE (1) | DE69725498T2 (ja) |
Families Citing this family (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1147327C (zh) * | 1996-09-23 | 2004-04-28 | 诺沃斯特股份有限公司 | 用于管腔内治疗系统的传送装置 |
US6267722B1 (en) | 1998-02-03 | 2001-07-31 | Adeza Biomedical Corporation | Point of care diagnostic systems |
EP1060455A4 (en) | 1998-02-10 | 2002-08-07 | Ey Lab Inc | REFLECTOR SYSTEM WITH COMPENSATION FOR THE TOPOGRAPHY OF THE SAMPLING HOLDER AND WITH SYNCHRONOUS ELIMINATION OF THE SYSTEM-RELATED NOISE |
US6183694B1 (en) * | 1998-10-30 | 2001-02-06 | Bayer Corporation | Spectrophotometric apparatus for reducing fluid carryover |
CA2366802A1 (en) * | 2001-01-17 | 2002-07-17 | Bayer Corporation | Method and apparatus for using infrared readings to detect misidentification of a diagnostic test strip in a reflectance spectrometer |
US7173705B2 (en) | 2003-02-26 | 2007-02-06 | Hamamatsu Photonics K.K. | Measuring device for immunochromatography test piece |
US7173704B2 (en) * | 2003-02-26 | 2007-02-06 | Hamamatsu Photonics K.K. | Measuring device for immunochromatography test piece and light source device |
JP4005929B2 (ja) * | 2003-02-26 | 2007-11-14 | 浜松ホトニクス株式会社 | 免疫クロマト試験片の測定装置 |
US7118713B2 (en) * | 2003-06-03 | 2006-10-10 | Bayer Healthcare Llc | Tray assembly for optical inspection apparatus |
GB2402475A (en) * | 2003-06-04 | 2004-12-08 | Inverness Medical Switzerland | Analyte assay reading providing prompt result declaration |
US20070071641A1 (en) * | 2004-04-09 | 2007-03-29 | Brock David A | Tray assembly for optical inspection apparatus |
US7264971B2 (en) * | 2004-07-20 | 2007-09-04 | Siemens Medical Solutions Diagnostics | Read-head for optical diagnostic device |
US8263414B2 (en) * | 2005-05-23 | 2012-09-11 | Siemens Healthcare Diagnostics Inc. | Dispensing of a diagnostic liquid onto a diagnostic reagent |
WO2010011460A1 (en) * | 2008-07-22 | 2010-01-28 | Siemens Healthcare Diagnostic Inc. | Disease specific diagnostic aid |
EP2691759B1 (en) | 2011-04-29 | 2023-05-31 | Siemens Healthcare Diagnostics Inc. | High flux collimated illuminator and method of uniform field illumination |
EP2849648B1 (en) | 2012-05-18 | 2020-01-08 | Siemens Healthcare Diagnostics Inc. | Fish eye lens imaging apparatus and imaging method |
KR102160034B1 (ko) * | 2013-07-24 | 2020-09-25 | 삼성전자주식회사 | 검사장치 및 그 제어방법 |
US10722405B2 (en) | 2016-10-13 | 2020-07-28 | Verily Life Sciences Llc | Smart diaper for detecting and differentiating feces and urine |
US11373102B2 (en) | 2018-05-04 | 2022-06-28 | The Procter & Gamble Company | Sensing and activity classification for infants |
US11679036B2 (en) | 2019-04-12 | 2023-06-20 | Verily Life Sciences Llc | Determining diaper loading using color detection or activity state |
US10575390B2 (en) | 2018-05-04 | 2020-02-25 | Verily Life Sciences Llc | Color sensing using pulsed light |
US11585804B2 (en) | 2018-10-19 | 2023-02-21 | Youcount Inc. | Urinalysis device and test strip for home and point of care use |
US11607143B2 (en) | 2019-04-12 | 2023-03-21 | Verily Life Sciences Llc | Sensing physiological parameters through an article |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5629725Y2 (ja) * | 1973-12-12 | 1981-07-15 | ||
US3907503A (en) * | 1974-01-21 | 1975-09-23 | Miles Lab | Test system |
US4755058A (en) * | 1984-06-19 | 1988-07-05 | Miles Laboratories, Inc. | Device and method for measuring light diffusely reflected from a nonuniform specimen |
US4689202A (en) * | 1984-09-11 | 1987-08-25 | Miles Laboratories, Inc. | Reagent test strip reading instrument |
US5028139A (en) * | 1987-07-16 | 1991-07-02 | Miles Inc. | Readhead for reflectance measurement of distant samples |
US5318984A (en) * | 1988-12-05 | 1994-06-07 | The Du Pont Merck Pharmaceutical Company | Imidazoles for the treatment of atherosclerosis |
JPH0395435A (ja) * | 1989-09-08 | 1991-04-19 | Terumo Corp | 測定装置 |
US5250262A (en) * | 1989-11-22 | 1993-10-05 | Vettest S.A. | Chemical analyzer |
US5246858A (en) * | 1991-02-27 | 1993-09-21 | Boehringer Mannheim Corporation | Apparatus and method for analyzing a body fluid |
US5165078A (en) * | 1991-03-25 | 1992-11-17 | Miles Inc. | Multi-channel, multi-wavelength detection system |
US5264348A (en) * | 1991-05-13 | 1993-11-23 | Miles Inc. | Ascorbate interference-resistant composition, device and method of assaying for predetermined analyte |
US5464775A (en) * | 1991-09-16 | 1995-11-07 | Chimera Research And Chemical, Inc. | Method of detecting adulterant in urine |
US5701181A (en) * | 1995-05-12 | 1997-12-23 | Bayer Corporation | Fiber optic diffuse light reflectance sensor utilized in the detection of occult blood |
-
1996
- 1996-05-09 US US08/647,121 patent/US5654803A/en not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-03-03 CA CA002198945A patent/CA2198945C/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-03-26 JP JP07290697A patent/JP3720518B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1997-04-28 DE DE69725498T patent/DE69725498T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-04-28 EP EP97107009A patent/EP0806663B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-05-08 AU AU20122/97A patent/AU691441B2/en not_active Ceased
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2198945C (en) | 2002-01-08 |
CA2198945A1 (en) | 1997-11-09 |
JPH1010123A (ja) | 1998-01-16 |
EP0806663A3 (en) | 1998-12-16 |
AU2012297A (en) | 1997-11-13 |
AU691441B2 (en) | 1998-05-14 |
EP0806663A2 (en) | 1997-11-12 |
US5654803A (en) | 1997-08-05 |
DE69725498D1 (de) | 2003-11-20 |
EP0806663B1 (en) | 2003-10-15 |
DE69725498T2 (de) | 2004-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3720518B2 (ja) | 尿中の潜血の非溶血レベルを測定するための装置及び方法 | |
JP3455654B2 (ja) | 微小なサンプル量を検知するための手段を備えた分析装置 | |
JP4623522B2 (ja) | 光学検査装置のための読み取りヘッド | |
KR100606149B1 (ko) | 진단시험스트립상의코딩의광학적식별을위한시스템 | |
US7601544B2 (en) | Method and apparatus for using infrared readings to detect misidentification of a diagnostic test strip in a reflectance spectrometer | |
JP2916637B2 (ja) | 拡散分光反射率の測定装置 | |
JP3644791B2 (ja) | 尿の色を測定するための装置及び方法 | |
JPH08304287A (ja) | 光ファイバ拡散光反射率センサ | |
JP4704402B2 (ja) | テストエレメント上でのサンプルの分析方法および分析システム | |
CA2202949C (en) | Reflectance spectroscope with read head for minimizing singly-reflected light rays | |
JP2008507694A (ja) | 光学診断装置のための読み取りヘッド | |
US20230324307A1 (en) | Circuit board with onboard light sources | |
JPH0875657A (ja) | 米粒判別装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040322 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040831 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20041027 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20041102 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050809 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050908 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080916 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090916 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090916 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100916 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110916 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110916 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120916 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130916 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |