JP3719999B2 - 光通信モジュール - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信モジュールに係り、特に内部の受光素子または発光素子を外部から差し込まれる光通信ファイバに光結合させる構造に関するもので、例えば光受信モジュール、光送信モジュール、光送受信複合モジュールなどに使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、光通信モジュールは大容量、高速化が急速に進むとともに、送受信が一体となった複合モジュール化および小型化が進み、送信側、受信側の各ユニットの小型化、共通化が必須となっている。
【0003】
一方、信頼性、経済性においても市場の要求は厳しく、高信頼性、低価格の製品が求められている。これは、現在のインターネットにみられる様な高度情報網の普及によるものであり、通信の高速、大容量化のサービスをより低価格で供給することが求められていることによる。さらに、これらの通信網は、故障などで不通になると大規模な社会的影響を与えることになるので、高い信頼性も求められている。
【0004】
光通信における重要なキーデバイスである光通信モジュールには、光信号を電気信号に変換する光受信モジュールや電気信号を光信号に変換する光送信モジュールのほか、近年は、送信部と受信部をともに持つトランシーバモジュールの様に複合化、小型化された複合モジュールが開発されている。
【0005】
このような光通信モジュールは、光結合の構造に着目して大きく分類すると、(1)光信号を導くための光ファイバが予め固定(実装)されているピグテイルタイプのものと、(2)光ファイバが予め固定されないで、使用時にコネクタ付き光ファイバを差し込んで使用するレセプタクルタイプがある。
【0006】
(1)ピグテイルタイプの光通信モジュールについて。
【0007】
ピグテイルタイプの光送信モジュールの構造は、レーザダイオードLDから発振されるレーザ光を光ファイバのコア部に予め高い精度で集光するように光学的結合している。
【0008】
ピグテイルタイプの光受信モジュールの構造は、光ファイバからの光信号を受光素子であるフォトダイオードPDの受光部に高い精度で集光するように固定されている。
【0009】
このようにピグテイルタイプのモジュールは、予め高い精度で光学結合が行われており、さらに、スポット溶接やレーザ溶接等により強固に固定されるので、高い信頼性を保証できるという長所がある。
【0010】
しかし、ピグテイルタイプの光通信モジュールは、前記したように光ファイバが予め固定されているので、モジュールの自動実装が難しいという問題がある。また、高品質の光ファイバは、石英ファイバの外側を樹脂でコーティングしているので熱に弱く、他の部品とともにリフロー炉を使用したリフロー実装を行うことは難しく、手作業での実装が必要である。
【0011】
一方、現在の光通信は、10Gbpsの市場が立ち上がり、2.5Gbps向けの光通信モジュールは、特性については従来の特性を維持しつつシステム価格の低減に対する厳しい要求がある。
【0012】
したがって、2.5Gbps向けの光通信モジュールのように、高速性を維持しつつシステム価格の低減に対して厳しく要求されている状況においては、前記したようにピグテイルタイプの光通信モジュールはコスト削減の妨げになる。
【0013】
(2)レセプタクルタイプの光通信モジュールについて。
【0014】
レセプタクルタイプの光通信は、一般に熱に弱い樹脂コーティングの光ファイバが予め固定されていないファイバレスモジュールであり、前記したピグテイルタイプの光通信モジュールのような問題がないので自動実装やリフロー実装への対応が可能である。
【0015】
しかし、レセプタクルタイプの光通信モジュールは、使用時にコネクタ付き光ファイバを差し込んで使用する際、光学結合精度が機械精度に依存するので、結合ロスが多く、高い光学結合精度(受光感度)が十分得られず、良好な光学結合特性が得られないという問題がある。
【0016】
上記したようなピグテイルタイプの光通信モジュールとレセプタクルタイプの光通信モジュールでは、それぞれの特徴を活かして使い分けがなされているのが現状である。即ち、光学的に高い精度を持つピグテイルタイプの光通信モジュールは、高感度が要求される部分や高速伝送の部分に用いられており、レセプタクルタイプの光通信モジュールは、近距離での伝送や低速での送受信に用いられている。
【0017】
次に、2.5Gbps向けのレセプタクルタイプの光受信モジュールの従来例を参照しながら前記の問題点について詳細に説明する。
【0018】
図8(a)は、従来のレセプタクルタイプの光受信モジュールの構造を概略的に示す部分切断上面図である。図8(b)は、図8(a)中のフェルールガイド部の構造を拡大して概略的に示す断面図である。
【0019】
図9は、図8(a)に示した光受信モジュールにコネクタ付き光ファイバを光結合させた状態を概略的に示す構成説明図である。
【0020】
図8(a)、(b)に示すレセプタクルコネクタは、外周面に固定用ネジ溝が形成された筒状のコネクタ固定用ネジ部5'が一端側に設けられている。このコネクタ固定用ネジ部5'の内側に円筒状の割スリーブ保持部2が固定されており、この割スリーブ保持部2の内側には、割スリーブ3およびその長さ方向の位置を規制するための円筒状の脱落防止用止め金具4が組み込まれている。
【0021】
7はボールレンズ、8aは受光素子、8bは受光素子8aが固定されるとともに受光素子へバイアス印加および電気信号取り出しの各配線がなされているキャリア、9は電気回路が形成された基板、10は電気信号の増幅用TIA(トランスインピーダンスアンプ)、11はパッケージ本体、12はバイアス印加あるいはグランド用の入出力ピン、13は入出力ピンをパッケージ本体から絶縁するガラス封止部である。
【0022】
一方、光信号を導入するためのコネクタ付き光ファイバは、図9中に示すように、光ファイバ14a、光ファイバ先端に取り付けられたフェルール14b、コネクタ本体14c、フェルール押し出し・勘合維持用のバネ14d、内周面に固定用ネジ溝が形成された固定用ネジ部14e、コネクタフード14fを有する。そして、フェルール付き光ファイバのフェルール端面で研磨処理がなされている部分14gが固定用ネジ部14eの中心部に位置する。
【0023】
上記レセプタクルコネクタの使用時には、図9に示すように、コネクタ固定用ネジ部5'にコネクタ付き光ファイバの固定用ネジ部14eが嵌合されると、フェルール14bが割スリーブ3に差し込まれ、フェルール14bが割スリーブ3によりガイドされてフェルール端面部14gがレセプタクルコネクタのボールレンズ7に対向する位置まで前進し、光結合が可能な状態になる。
【0024】
この状態において、コネクタ付き光ファイバにより伝送されてきてフェルール先端部14gから射出された光信号は、ボールレンズ7を通り受光素子8aに集光される。受光素子8aで光信号から変換された電気信号はTIA10に入力されて増幅され、基板9の電気回路を通り出力される。
【0025】
図9に示す光学結合の位置精度は、光受信モジュールの組立時に、標準のフェルール付き光ファイバを使用してそのフェルール部を挿入し、実際に光入力を行いながら受光素子への集光が所望の特性になるように調整された後に固定されている。
【0026】
しかし、上記調整用の光ファイバと実際のシステムで使用される光ファイバとは完全には同一ではない。したがって、実際の使用時には、光ファイバの機械的な位置ズレが生じ、調整時に固定した光学結合にズレが生じ、調整時に得られた特性が得られないことがある。
【0027】
つまり、フェルール先端部14gから射出される光の方向を決めているのは、割スリーブ3と割スリーブ保持部2とによってである。しかし、割スリーブ3は、フェルール14bを導くために割スリーブ保持部2の内側である程度の遊びが必要であることから、厳密な寸法精度で作成することはできない。もし、光軸を厳密に設定するために割スリーブ3と割スリーブ保持部2の加工精度を上げると、嵌合できない場合や、フェルール14bが破損するなどの問題が発生するおそれがある。即ち、割スリーブ3による空間への光学的結合は、そのガイド方法に問題があり、不安定である。
【0028】
これを防ぐために、調整時の光結合として、最大結合感度を狙うのではなく、ある程度のマージンを持たせるように調整(デフォーカス調整)し、多少の機械精度ばらつきがあっても極端に特性が低下しないように、光の絞り込みを甘くして固定するのが一般的である。
【0029】
このようなデフォーカス調整を実施することにより、光結合効率は最大ではないが、多少の寸法ばらつきがあるコネクタに対してもある程度の特性が得られる光受信モジュールが実現される。
【0030】
上記したように、レセプタクルタイプの光受信モジュールは、システム等への実装が容易であり、リフロー実装への対応が可能などの長所がある反面、ピグテイルタイプの光受信モジュールよりも光結合特性、信頼性の点で不利であり、前記長所を十分に活用できないのが現状であった。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように従来のレセプタクルタイプの光通信モジュールは、ピグテイルタイプの光通信モジュールよりも光結合の特性、信頼性の点で不利であり、長所を十分に活用できないという問題があった。
【0032】
本発明は上記の問題点を解決すべくなされたもので、システム等への自動実装が容易で、リフロー実装への対応が可能であり、且つ、ピグテイルタイプの長所である高い光結合特性、高い信頼性を有する光通信モジュールを提供することを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】
本発明の光通信モジュールは、受光素子または発光素子および光学レンズを内蔵したレセプタクルタイプのモジュールパッケージ部と、前記モジュールパッケージ部に固定され、前記受光素子または発光素子に光結合可能な光通信ファイバを中心部に有する中継用のフェルール付き光ファイバが割スリーブの一端側から内部に差し込まれた構造を内蔵し、使用時には前記割スリーブの他端側に光信号導入用または光信号導出用のコネクタ付き光ファイバの先端に取り付けられたフェルールが差し込まれるフェルールガイド部とを具備し、前記フェルールガイド部は、前記モジュールパッケージ部に固定された円筒状のホルダと、前記ホルダの内側に固定され、その内側に長さ方向の移動が可能な状態で前記割スリーブが組み込まれた円筒状の割スリーブ保持部と、前記割スリーブ保持部の内側で前記割スリーブよりも前記モジュールパッケージ部に近い方に組み込まれて固定され、前記割スリーブの長さ方向の位置を規制する円筒状の脱落防止用止め具とを有し、前記中継用のフェルール付き光ファイバは、前記割スリーブの内部の中間付近から前記脱落防止用止め具の内部を貫通し、かつ、前記モジュールパッケージ部の光学レンズに対向する状態で設けられることを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0035】
<第1の実施形態>
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る光受信モジュールの構造を概略的に示す部分切断上面図である。図1(b)は、図1(a)中のフェルールガイド部の構造を拡大して概略的に示す断面図である。
【0036】
図2(a)および(b)は、図1(b)中の中継用のフェルール付き光ファイバを取り出して拡大して概略的に示す縦断面図および横断面図である。
【0037】
図3は、図1(a)、(b)および図2(a)、(b)に示した光受信モジュールにコネクタ付き光ファイバを光結合させた状態を概略的に示す構成説明図である。
【0038】
図1(a)、(b)に示す例えば2.5Gbps用の光受信モジュールは、モジュールパッケージ部Aにフェルールガイド部Bが固定されている。
【0039】
フェルールガイド部Bでは、鍔付きの円筒状のホルダ6の鍔部がモジュールパッケージ部に固定されており、外周面に固定用ネジ溝が形成されている筒状のコネクタ固定用ネジ部5がホルダ6の円筒部の外側に嵌合された状態で、ホルダ6にコネクタ固定用ネジ部5が固定されている。
【0040】
上記ホルダ6の内側に円筒状の割スリーブ保持部2が固定されており、この割スリーブ保持部2の内側には、割スリーブ3およびその長さ方向の位置を規制するための円筒状の脱落防止用止め金具4が組み込まれている。
【0041】
さらに、本実施形態では、図2(a)、(b)に示すような中継用のフェルール付き光ファイバ1が、割スリーブ3の内部の中間付近(ほぼ中央位置)から脱落防止用止め金具4の内部を貫通し、かつ、後述するモジュールパッケージ部Aの光学レンズ(例えばボールレンズ)7に対向する状態で配設されており、脱落防止用止め金具4により固定されている。
【0042】
この中継用のフェルール付き光ファイバ1は、光ファイバ(例えば石英ファイバ)1cをセラミック製のスリーブ1bに通し、さらに外側を円筒状の金属のパイプ(金属フェルール)1aで囲んだ構造を有し、これらは接着樹脂等で固定されている。
【0043】
そして、中継用のフェルール付き光ファイバ1の端面部1dおよび1eは、光学結合上必要な研磨処理が施され、低損失、低反射の光学特性を有している。
【0044】
モジュールパッケージ部Aの内部構造は、図8(a)を参照して前述した従来例と同じであり、ボールレンズ7、受光素子8a、受光素子8aが固定されてバイアス印加および電気信号取り出しの各配線がなされているキャリア8b、電気回路が形成された基板9、電気信号増幅用のTIA(トランスインピーダンスアンプ)10、パッケージ本体11、バイアス印加あるいはグランド用の入出力ピン12、入出力ピンをパッケージ本体から絶縁するガラス封止部13などを有する。
【0045】
一方、光信号を導入するためのコネクタ付き光ファイバは、図9を参照して前述した従来例と同じであり、光ファイバ14a、光ファイバ先端に取り付けられたフェルール14b、コネクタ本体14c、フェルール押し出し・勘合維持用のバネ14d、内周面に固定用ネジ溝が形成された固定用ネジ部14e、コネクタフード14fを有する。そして、フェルール付き光ファイバのフェルール端面で研磨処理がなされている部分14gが固定用ネジ部14eの中心部に位置する。
【0046】
上記光受信モジュールの使用時には、図3に示すように、コネクタ固定用ネジ部5にコネクタ付き光ファイバの固定用ネジ部14eが嵌合されると、フェルール14bが割スリーブ3に差し込まれ、フェルール14bが割スリーブ3によりガイドされて中継用のフェルール付き光ファイバ1の端面部に至近距離で対向する位置まで前進し、光結合が可能な状態になる。
【0047】
この状態において、コネクタ付き光ファイバにより伝送されてきてフェルール先端部14gから射出された光信号は、中継用のフェルール付き光ファイバ1を経てボールレンズ7を通り受光素子8aに集光される。受光素子8aで光信号から変換された電気信号はTIAに入力されて増幅され、基板の電気回路を通り出力される。
【0048】
上記した実施形態によれば、図3に示すように光結合が可能な状態において、割スリーブ3の一端側から中継用のフェルール付き光ファイバ1が差し込まれ、割スリーブ3の他端側からコネクタ付き光ファイバのフェルール14bが差し込まれているので、割スリーブ3は安定な状態になっており、フェルール端面部14gは中継用のフェルール付き光ファイバ1の端面部1cに対して機械的ズレが極めて少ない位置精度で対向し、高い精度の光学結合を維持することが可能である。
【0049】
この場合、中継用のフェルール付き光ファイバ1からモジュールパッケージ部Aに至る構造は、従来のピグテイルタイプのモジュールのピグテイル部と同等であり、コネクタ付き光ファイバのフェルール14bの位置を高精度に調整して固定することが可能である。
【0050】
また、中継用のフェルール付き光ファイバ1からコネクタ付き光ファイバのフェルール14bに至る構造は、ピグテイルタイプのモジュールにおける終端の光コネクタ同士の勘合構造と同等であり、光学結合の損失はピグテイルタイプのモジュールと同じレベルを維持している。
【0051】
上記したようにレセプタクルタイプのモジュール構造の光学結合部分にピグテイルタイプのモジュール構造を用いることで、高い結合感度、高い信頼性の光学系を有しながら、一般に熱に弱い樹脂コーティングの光ファイバが直接には固定されていない構造であり、前記したピグテイルタイプの光通信モジュールのような問題がなく、自動実装やリフロー実装への対応が可能である。
【0052】
なお、高速通信では受光素子の受光部が小さいことから、従来はレセプタクルタイプのモジュールの使用は不可能とされてきた分野へのレセプタクルタイプのモジュールの導入が可能となり、より低価格な光通信システムを提供することが可能となる。
【0053】
図4(a)乃至(h)は、図1(a)、(b)および図2(a)、(b)に示した光受信モジュールの組立工程の一例を示す断面図である。
【0054】
まず、図4(a)に示すように、中継用のフェルール付き光ファイバ1に止め金具4を固定して図4(b)に示す部品を組み上げる。
【0055】
一方、図4(c)に示すように、割スリーブ保持部2に割スリーブ3を入れて図4(d)に示す部品を組み上げる。この場合、割スリーブ3は固定せずにフリーの状態にしておく。
【0056】
次に、図4(b)に示した部品を図4(d)に示した部品に入れて止め金具4を割スリーブ保持部2と固定し、図4(e)に示すように割スリーブ保持部2の中で割スリーブ3を長さ方向に移動可能な状態で封入した部品を組み上げる。
【0057】
なお、割スリーブ3は、中継用のフェルール付き光ファイバ1よりも直径が小さくなるようにしてあるので、図4(e)に示した部品の右側からフェルール付き光ファイバ1の外周に沿って挿入される光信号導入用のコネクタ付き光ファイバのフェルール(図3中14b)のファイバコア部を中継用のフェルール付き光ファイバ1のファイバコア部1cと的確に一致させて対向させることが可能になる。
【0058】
次に、図4(f)に示すように、受光素子等の実装が終了したモジュールパッケージ部Aのパッケージ本体11に対してホルダ6を介して図4(e)に示した部品を光学的に結合させる。この光学結合は、ピグテイルタイプのモジュールと同様に、中継用のフェルール付き光ファイバ1を通して光信号を導入しながら、最適な状態になる(高い結合効率が得られる)ようにホルダ6を移動させながら光軸に対して垂直な面の中で調整可能であり、且つ、光軸方向にも調整が可能である。そして、上記した最適の状態において、パッケージ本体11に対してホルダ6をレーザ溶接等で固定することにより、高い信頼性の光学結合構造を固定することが可能である。
【0059】
次に、図4(g)に示すように、ホルダ6の円筒部の外側に筒状のコネクタ固定用のネジ部5の内側を嵌合し、この状態をレーザ溶接等で固定し、図4(h)に示すような構造を有するモジュールを組み上げる。
【0060】
なお、上記実施形態では、光受信モジュールとコネクタ付き光ファイバとの機械的結合構造の一例として、コネクタ固定用のネジ部5にコネクタ付き光ファイバのコネクタ固定用のネジ部14eを螺合させたが、現在、光コネクタの構造の種類も多岐にわたっており、ワンタッチで固定が可能なタイプや、抜き差し自在なタイプがある。そして、大部分の光コネクタは、割スリーブによるガイドが採用されており、上記実施形態以外の光コネクタでも割スリーブを使用している構造であれば、本発明を応用して実施することが可能である。
【0061】
以下、発明を応用した光コネクタの構造の他の例を説明する。
【0062】
<第2の実施形態>
図5(a)および(b)は、一般にSCタイプに代表される角状のワンアクションタイプの光コネクタに発明を応用した場合の構造およびコネクタ付き光ファイバとの機械的結合状態の構造を概略的に示す部分断面図である。
【0063】
図5(a)、(b)に示す構造は、図1乃至図3を参照して前述した構造と比べて、光受信モジュールのコネクタ固定用のガイド部5aの先端部近傍の内側にコネクタロック用のフック5bが設けられている点と、コネクタ付き光ファイバの嵌合部14e´の構造が主に異なり、その他はほぼ同じであるので図1乃至図3中と同じ符号を付している。
【0064】
コネクタ付き光ファイバの嵌合部14e´は、コネクタ本体14cに固定されているガイド部14hの外面にロック用突起部aが設けられており、それに隣接して傾斜付きロック解除部bが設けられている。
【0065】
図5(a)に示す状態から、光受信モジュールのガイド部5aにコネクタ付き光ファイバのコネクタ部を挿入すると、そのロック用突起部aにフック5bが引っ掛かった状態になってロックされる。
【0066】
この時、コネクタ付き光ファイバのフェルール先端部14gは中継用のフェルール付き光ファイバ1の端面部に押し当てられた状態でフェルール押し出し・勘合維持用のバネ14dが圧縮され、その反発力によってフェルール先端部14gが中継用のフェルール付き光ファイバ1の端面部にしっかりと押し当てられる。
【0067】
一方、図5(b)に示す状態からロック状態を解除する時は、コネクタ付き光ファイバのコネクタ部を図面上で右側に引くことにより、傾斜付きロック解除部bが光受信モジュールのフック5bを図面上で上側に押し上げ、フック5bがロック用突起部aに引っ掛からない状態になるので、光受信モジュールのガイド部5aからコネクタ付き光ファイバのコネクタ部を引き抜くことが可能になる。
【0068】
<第3の実施形態>
図6(a)および(b)は、一般にSTタイプに代表される円筒状のダブルアクションタイプの光コネクタに発明を応用した場合の構造およびコネクタ付き光ファイバとの機械的結合状態の構造を概略的に示す部分断面図である。
【0069】
図6(a)、(b)に示す構造は、図1乃至図3を参照して前述した構造と比べて、光受信モジュールの円筒形ガイド部5cと、コネクタ付き光ファイバの円筒形嵌合部14e´が主に異なり、その他はほぼ同じであるので図1乃至図3中と同じ符号を付している。
【0070】
上記光受信モジュールの円筒形ガイド部5cの先端部近傍の外面にはコネクタロック用の突起5dが設けられており、コネクタ付き光ファイバの嵌合部14e´の側壁に軸心に沿ってJ字形の溝部14jが設けられている。
【0071】
図6(a)に示す状態から、光受信モジュールの円筒形ガイド部5cにコネクタ付き光ファイバの嵌合部14e´を嵌合させるように挿入する時には、ガイド部5cの突起5dが嵌合部14e´のJ字形の溝部14jにより導かれ、J字形の先端部壁面付近に引っ掛かった状態になってロックされる。
【0072】
この時、コネクタ付き光ファイバのフェルール先端部14gは中継用のフェルール付き光ファイバ1の端面部に押し当てられた状態でフェルール押し出し・勘合維持用のバネ14dが圧縮され、その反発力によってフェルール先端部14gが中継用のフェルール付き光ファイバ1の端面部にしっかりと押し当てられる。このフェルール押し出し・勘合維持用のバネ14dの反発力によって、嵌合部14e´のJ字形の溝部14jの先端部壁面もコネクタロック用突起5dに押し当てられるので、両者のロック状態は容易にははずれない。
【0073】
一方、図6(b)に示す状態からロック状態を解除する時は、嵌合部14e´を図面上で左側(挿入方向側)に少し押しながら図面上で下側へ少し回すことにより、突起5dがJ字形の溝部14jに引っ掛からない状態になるので、光受信モジュールのガイド部5cからコネクタ付き光ファイバの嵌合部14e´を引き抜くことが可能になる。
【0074】
<第4の実施形態>
図7(a)および(b)は、一般にLCタイプと称される角形コネクタ形状のダブルアクションタイプの光コネクタに発明を応用した場合の構造およびコネクタ付き光ファイバとの機械的結合状態の構造を概略的に示す部分断面図である。
【0075】
図7(a)、(b)に示す構造は、図1乃至図3を参照して前述した構造と比べて、光受信モジュールのコネクタ固定用のガイド部5eと、コネクタ付き光ファイバのコネクタ固定用の嵌合部14e´が主に異なり、その他はほぼ同じであるので図1乃至図3中と同じ符号を付している。
【0076】
上記光受信モジュールのガイド部5eの先端部の内面にはコネクタロック用の窪み部5fが設けられており、コネクタ付き光ファイバの嵌合部14e´の外側に板バネ構造を有する板状レバー14kが設けられ、この板状レバー14kにコネクタロック用の突起部14mが設けられている。
【0077】
図7(a)に示す状態から、光受信モジュールのガイド部5eにコネクタ付き光ファイバの嵌合部14e´を挿入する時には、板状レバー14kの突起部14mがガイド部5eの窪み部5fに引っ掛かり、板バネ機構によりロックされる。
【0078】
この時、コネクタ付き光ファイバのフェルール先端部14gは中継用のフェルール付き光ファイバ1の端面部に押し当てられた状態でフェルール押し出し・勘合維持用のバネ14dが圧縮され、その反発力によってフェルール先端部14gが中継用のフェルール付き光ファイバ1の端面部にしっかりと押し当てられる。
【0079】
一方、図7(b)に示す状態からロック状態を解除する時は、板状レバー14kを図面上で下側へ押し下げながらコネクタ付き光ファイバの嵌合部14e´を図面上で右側に引き抜くことにより、コネクタロック用の突起部14mがガイド部5eの窪み部5fから外れるので、光受信モジュールのガイド部5eからコネクタ付き光ファイバの嵌合部14e´を引き抜くことが可能になる。
【0080】
また、上記各実施形態は、光通信用の光受信モジュールを示したが、光通信用の光送信モジュールの場合も発光素子と光学結合する中継用のフェルール付き光ファイバを上記実施形態と同様に設けることにより、高い光学結合、高い信頼性を実現することができる。
【0081】
上記光送信モジュールの一例としては、発光素子およびボールレンズを内蔵したレセプタクルタイプのモジュールパッケージ部と、前記モジュールパッケージ部に固定され、前記発光素子に光結合可能な光通信ファイバを中心部に有する中継用のフェルール付き光ファイバが割スリーブの一端側から内部に差し込まれた構造を内蔵し、使用時には前記割スリーブの他端側に光信号導出用のコネクタ付き光ファイバの先端に取り付けられたフェルールが差し込まれるフェルールガイド部とを具備するように構成することが可能である。
【0082】
このような構成により、前記発光素子から発生した光信号が前記ボールレンズを通って集光され、前記中継用のフェルール付き光ファイバを経て前記光信号導出用のコネクタ付き光ファイバの先端に入射することが可能である。
【0083】
【発明の効果】
上述したように本発明の光通信モジュールによれば、レセプタクルタイプのモジュール構造と同様にシステム等への自動実装が容易であり、リフロー実装への対応が可能でありながら、ピグテイルタイプのモジュール構造の長所である高い光結合感度、高い信頼性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光受信モジュールの構造を概略的に示す部分切断上面図およびフェルールガイド部の構造を拡大して概略的に示す断面図。
【図2】図1中の中継用のフェルール付き光ファイバを取り出して拡大して概略的に示す縦断面図および横断面図。
【図3】図1および図2に示した光受信モジュールにコネクタ付き光ファイバを光結合させた状態を概略的に示す構成説明図。
【図4】図1および図2に示した光受信モジュールの組立工程の一例を示す断面図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る光受信モジュールにコネクタ付き光ファイバを光結合させる前後の状態を概略的に示す構成説明図。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る光受信モジュールにコネクタ付き光ファイバを光結合させる前後の状態を概略的に示す構成説明図。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る光受信モジュールにコネクタ付き光ファイバを光結合させる前後の状態を概略的に示す構成説明図。
【図8】従来のレセプタクルタイプの光受信モジュールの構造を概略的に示す部分切断上面図およびフェルールガイド部の構造を拡大して概略的に示す断面図である。
【図9】図8に示した光受信モジュールにコネクタ付き光ファイバを光結合させた状態を概略的に示す構成説明図。
【符号の説明】
A…モジュールパッケージ部、
B…フェルールガイド部、
1…中継用のフェルール付き光ファイバ、
1a…円筒状の金属のパイプ(金属フェルール)、
1b…セラミック製のスリーブ、
1c…光ファイバ(例えば石英ファイバ)、
1d、1e…中継用のフェルール付き光ファイバ1の端面部、
2…円筒状の割スリーブ保持部、
3…割スリーブ、
4…円筒状の脱落防止用止め金具、
5…筒状のコネクタ固定用ネジ部、
6…鍔付きの円筒状のホルダ、
7…ボールレンズ、
8a…受光素子、
8b…キャリア、
9…基板、
10…TIA(トランスインピーダンスアンプ)、
11…パッケージ本体、
12…入出力ピン、
13…ガラス封止部、
14a…光ファイバ、
14b…フェルール、
14c…コネクタ本体、
14d…フェルール押し出し・勘合維持用のバネ、
14e…固定用ネジ部、
14f…コネクタフード、
14g…フェルール端面(研磨処理部分)。

Claims (4)

  1. 受光素子または発光素子および光学レンズを内蔵したレセプタクルタイプのモジュールパッケージ部と、
    前記モジュールパッケージ部に固定され、前記受光素子または発光素子に光結合可能な光通信ファイバを中心部に有する中継用のフェルール付き光ファイバが割スリーブの一端側から内部に差し込まれた構造を内蔵し、使用時には前記割スリーブの他端側に光信号導入用または光信号導出用のコネクタ付き光ファイバの先端に取り付けられたフェルールが差し込まれるフェルールガイド部とを具備し、
    前記フェルールガイド部は、
    前記モジュールパッケージ部に固定された円筒状のホルダと、
    前記ホルダの内側に固定され、その内側に長さ方向の移動が可能な状態で前記割スリーブが組み込まれた円筒状の割スリーブ保持部と、
    前記割スリーブ保持部の内側で前記割スリーブよりも前記モジュールパッケージ部に近い方に組み込まれて固定され、前記割スリーブの長さ方向の位置を規制する円筒状の脱落防止用止め具とを有し、
    前記中継用のフェルール付き光ファイバは、前記割スリーブの内部の中間付近から前記脱落防止用止め具の内部を貫通し、かつ、前記モジュールパッケージ部の光学レンズに対向する状態で設けられることを特徴とする光通信モジュール。
  2. 前記フェルールガイド部はさらに
    前記ホルダの円筒部の外側に嵌合された状態で前記ホルダに固定され、外周面に固定用ネジ溝が形成されている筒状のコネクタ固定用ネジ部を具備することを特徴とする請求項1記載の光通信モジュール。
  3. 前記光通信モジュールの使用時には、
    前記コネクタ固定用ネジ部にコネクタ付き光ファイバの固定用ネジ部が嵌合され、前記コネクタ付き光ファイバの先端に取り付けられたフェルールが前記割スリーブの他端側に差し込まれ、前記フェルールが前記割スリーブによりガイドされて前記中継用のフェルール付き光ファイバの端面部に至近距離で対向する位置まで前進し、光結合が可能な状態になることを特徴とする請求項記載の光通信モジュール。
  4. 前記中継用のフェルール付き光ファイバは、
    光ファイバを通したセラミック製のスリーブと、
    前記スリーブの外側を囲む円筒状の金属のパイプ
    とを有し、これらが固定されており、長さ方向の両端面部は研磨処理が施されいることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光通信モジュール。
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