JP3719398B2 - データ伝送方法及び装置並びにデータ送受システム - Google Patents

データ伝送方法及び装置並びにデータ送受システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願の特許請求の範囲に記載された発明は、オンデマンド放送信号データ等の情報データを、複数のデータセグメントに分割し、分割形成されたデータセグメントの夫々を個別のデータ伝送チャンネルを通じて伝送するデータ伝送方法及びその実施に供されるデータ伝送装置、さらには、斯かるデータ伝送装及びそれによって伝送されたデータを受信するデータ受信装を含んで構成されるデータ送受システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
映画あるいは記録画像/音声をコンテンツとするテレビジョン放送等において、受信側が望む時に望むコンテンツを受信できるようにする方式が提案されており、斯かる方式のもとでの放送は、オンデマンド方式の放送(オンデマンド放送)と称されている。このようなオンデマンド放送は、ハードウェア及びソフトウエアの両面におけるディジタル技術の飛躍的発展,放送されるコンテンツの著しい多様化等々に伴って、広く普及することが予測される状況にある。
【0003】
オンデマンド放送等のオンデマンド形式がとられたデータ伝送にあっては、伝送されるべきコンテンツをあらわす情報データは、例えば、所定のコーディング処理が施されたエンコーデッドデータとされるが、その伝送のためのデータ処理にあたり、データ分割に関して大別すると二つの手法がとられ、さらに、データ送信に関して大別すると二つの手法がとられる。
【0004】
データ分割に関する二つの手法については、一つは、各種のコンテンツをあらわすエンコーデッドデータを、均一時間長を有した複数のデータセグメントに分割する、均等分割手法であり、他の一つは、各種のコンテンツをあらわすエンコーデッドデータを、漸増していく時間長を有した複数のデータセグメントに分割する、不等長分割手法である。また、データ送信に関する二つの手法については、一つは、各種のコンテンツをあらわすエンコーデッドデータが分割されて形成された複数のデータセグメントの夫々を区分パケットデータに変換して、複数の区分パケットデータを形成し、それらの夫々を繰返して送信する繰返し送信手法であり、他の一つは、各種のコンテンツをあらわすエンコーデッドデータが分割されて形成された複数のデータセグメントの夫々に特定コーディングを施すことにより連続するパケットデータ(以下、連続するパケットデータを、便宜上、連続パケットデータという)を得て、複数の連続パケットデータを形成し、それらの夫々を連続して送信する連続送信手法である。
【0005】
図12は、タイムチャートであって、均等分割手法及び繰返し送信手法がとられたオンデマンド形式のデータ伝送の一例を概念的に示す。この例にあっては、伝送されるべき所定のコンテンツをあらわすエンコーデッドデータが、均一時間長を有したp個のデータセグメントDS1〜DSpに分割される。
【0006】
分割形成されたデータセグメントDS1は、区分パケットデータDP1に変換される。区分パケットデータDP1は、所定のコーディング処理が施されたパケットストリームデータとされる。そして、区分パケットデータDP1は、データ伝送チャンネルCH1を通じて繰返し送信される。
【0007】
同様に、分割形成されたデータセグメントDS2〜DSpも、夫々、所定のコーディング処理が施されたパケットストリームデータとされる区分パケットデータDP2〜DPpに変換される。そして、区分パケットデータDP2〜DPpは、夫々、データ伝送チャンネルCH2〜CHpを通じて繰返し送信される。
【0008】
このようにして、個別のデータ伝送チャンネル(データ伝送チャンネルCH1〜CHpの夫々)を通じて繰返し送信される区分パケットデータDP1〜DPpは、pチャンネルの送信データを形成することになる。受信側では、任意の時に、pチャンネルの送信データとして送られる区分パケットデータDP1〜DPpを順次受信し、受信された区分パケットデータDP1〜DPpに夫々基づくデータセグメントDS1〜DSpを得て、それらを順次送出し、元のコンテンツをあらわすエンコーデッドデータを再生する。
【0009】
図13は、タイムチャートであって、均等分割手法及び連続送信手法がとられたオンデマンド形式のデータ伝送の一例を概念的に示す。この例にあっても、伝送されるべき所定のコンテンツをあらわすエンコーデッドデータが、均一時間長を有したp個のデータセグメントDS1〜DSpに分割される。
【0010】
分割形成されたデータセグメントDS1は、それに特定のコーディング処理が施されることにより、連続したパケットストリームから成る連続パケットデータDLT1に変換される。斯かる際における特定のコーディング処理は、例えば、データセグメントDS1に基づき、略無限の連続性をもったパケットストリームを、そのうちのデータセグメントDS1の、例えば、約105パーセントに相当するデータ量を有したいずれかの部分(所定データ量部分)から、元のデータセグメントDS1を再生することができるものとして形成する誤り訂正符合化処理とされる、特殊なコーディング処理(以下、LTコーディング処理という)とされる。上述の略無限の連続性をもったパケットストリームとは、例えば、誤り訂正符合化処理において次々に生成される冗長パケットデータの連続が繰り返されることにより得られるパケットストリームをいう。そして、連続パケットデータDLT1は、データ伝送チャンネルCH1を通じて連続的に送信される。
【0011】
同様に、分割形成されたデータセグメントDS2〜DSpも、それらの夫々に、例えば、LTコーディング処理とされる特定のコーディング処理が施されることにより、各々が連続したパケットストリームから成る連続パケットデータDLT2〜DLTpに変換される。そして、連続パケットデータDLT2〜DLTpは、夫々、データ伝送チャンネルCH2〜CHpを通じて連続的に送信される。
【0012】
このようにして、個別のデータ伝送チャンネル(データ伝送チャンネルCH1〜CHpの夫々)を通じて送信される連続パケットデータDLT1〜DLTpは、pチャンネルの送信データを形成することになる。受信側では、任意の時に、pチャンネルの送信データとして送られる連続パケットデータDLT1〜DLTpの各々における所定データ量部分を順次受信し、受信された連続パケットデータDLT1〜DLTpの各々における所定データ量部分に夫々基づくデータセグメントDS1〜DSpを得て、それらを順次送出し、元のコンテンツをあらわすエンコーデッドデータを再生する。
【0013】
図14は、タイムチャートであって、不等長分割手法及び繰返し送信手法がとられたオンデマンド形式のデータ伝送の一例を概念的に示す。この例にあっては、伝送されるべき所定のコンテンツをあらわすエンコーデッドデータが、漸増していく時間長を有したq個のデータセグメントDS1〜DSqに分割される。
【0014】
最短の時間長を有するものとして分割形成されたデータセグメントDS1は、区分パケットデータDP1に変換される。区分パケットデータDP1は、所定のコーディング処理が施されたパケットストリームデータとされる。そして、区分パケットデータDP1は、データ伝送チャンネルCH1を通じて繰返し送信される。
【0015】
データセグメントDS1の時間長より長く、かつ、漸増していく時間長を有するものとして分割形成されたデータセグメントDS2〜DSqも、夫々、所定のコーディング処理が施されたパケットストリームデータとされる区分パケットデータDP2〜DPqに変換される。そして、区分パケットデータDP2〜DPqは、夫々、データ伝送チャンネルCH2〜CHqを通じて繰返し送信される。
【0016】
このようにして、個別のデータ伝送チャンネル(データ伝送チャンネルCH1〜CHqの夫々)を通じて繰返し送信される区分パケットデータDP1〜DPqは、qチャンネルの送信データを形成することになる。受信側では、任意の時に、qチャンネルの送信データとして送られる区分パケットデータDP1〜DPqを順次受信し、受信された区分パケットデータDP1〜DPqに夫々基づくデータセグメントDS1〜DSqを得て、それらを順次送出し、元のコンテンツをあらわすエンコーデッドデータを再生する。
【0017】
図15は、タイムチャートであって、不等長分割手法及び連続送信手法がとられたオンデマンド形式のデータ伝送の一例を概念的に示す。この例にあっても、伝送されるべき所定のコンテンツをあらわすエンコーデッドデータが、漸増していく時間長を有したq個のデータセグメントDS1〜DSqに分割される。
【0018】
最短の時間長を有するものとして分割形成されたデータセグメントDS1は、それに、例えば、LTコーディング処理とされる特定のコーディング処理が施されることにより、連続したパケットストリームから成る連続パケットデータDLT1に変換される。そして、連続パケットデータDLT1は、データ伝送チャンネルCH1を通じて連続的に送信される。
【0019】
同様に、データセグメントDS1の時間長より長く、かつ、漸増していく時間長を有するものとして分割形成されたデータセグメントDS2〜DSqも、それらの夫々に、例えば、LTコーディング処理とされる特定のコーディング処理が施されることにより、各々が連続したパケットストリームから成る連続パケットデータDLT2〜DLTqに変換される。そして、連続パケットデータDLT2〜DLTqは、夫々、データ伝送チャンネルCH2〜CHqを通じて連続的に送信される。
【0020】
このようにして、個別のデータ伝送チャンネル(データ伝送チャンネルCH1〜CHqの夫々)を通じて送信される連続パケットデータDLT1〜DLTqは、qチャンネルの送信データを形成することになる。受信側では、任意の時に、qチャンネルの送信データとして送られる連続パケットデータDLT1〜DLTqの各々における所定データ量部分を順次受信し、受信された連続パケットデータDLT1〜DLTqの各々における所定データ量部分に夫々基づくデータセグメントDS1〜DSqを得て、それらを順次送出し、元のコンテンツをあらわすエンコーデッドデータを再生する。
【0021】
図12及び図13に一例が示される如くの均等分割手法によるオンデマンド形式のデータ伝送、及び、図14及び図15に一例が示される如くの不等長分割手法によるオンデマンド形式のデータ伝送のいずれの場合にも、受信側において、データセグメントDS1の再生は、区分パケットデータDP1あるいは連続パケットデータDLT1における所定データ量部分の受信の完了後に行われ、同様に、データセグメントDS2〜DSpもしくはDS2〜DSqの夫々の再生も、対応する区分パケットデータDP2〜DPpもしくはDP2〜DPqの夫々、あるいは、連続パケットデータDLT2〜DLTpもしくはDLT2〜DLTqの夫々における所定データ量部分の受信の完了後に行われる。それゆえ、受信側においては、区分パケットデータDP1あるいは連続パケットデータDLT1における所定データ量部分の受信を完了したとき、データセグメントDS1〜DSpもしくはDS1〜DSqの再生が開始されることになり、データセグメントDS1〜DSpもしくはDS1〜DSqについての再生開始待時間を短くすべく、データセグメントDS1の時間長は比較的短いものとされる。
【0022】
従って、均等分割手法がとられたオンデマンド形式のデータ伝送の場合には、データセグメントDS1〜DSpの夫々が、比較的短い時間長を有するものとされる。その結果、伝送すべきコンテンツをあらわすエンコーデッドデータについてのデータ分割数が比較的多数となり、データ伝送チャンネル数が比較的多数となってしまう。
【0023】
それに対して、不等長分割手法がとられたオンデマンド形式のデータ伝送の場合には、データセグメントDS1の時間長は比較的短いものとされるが、データセグメントDS2〜DSqの夫々の時間長は漸増していく。その結果、伝送すべきコンテンツをあらわすエンコーデッドデータについてのデータ分割数が、均等分割手法によるオンデマンド形式のデータ伝送の場合より少数となり、データ伝送チャンネル数が比較的少数とされることになる。従って、データ伝送チャンネル数を低減する観点からは、不等長分割手法によるオンデマンド形式のデータ伝送が望まれる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
こうした状況の中で、オンデマンド形式のデータ伝送において、伝送すべきコンテンツが、所謂、生演奏情報,生番組情報,生放送情報等々のライブ情報である場合、受信側において、ライブ情報の開始時点(生演奏,生番組,生放送等の開始時点)後、そのライブ情報であるコンテンツ(ライブコンテンツ)をあらわすエンコーデッドデータを冒頭から再生することができる時点までの再生開始待時間が生じることになる。
【0025】
図16は、タイムチャートであって、伝送すべきコンテンツがライブ情報とされたオンデマンド形式のデータ伝送の一例を示す。この例は、データ伝送チャンネル数を低減すべく不等長分割手法がとられるとともに、繰返し送信手法がとられている。
【0026】
斯かる図16に示される例の場合、ライブコンテンツをあらわすエンコーデッドデータが、漸増していく時間長を有したr個のデータセグメントDS1〜DSrに分割されている。そして、ライブ情報の開始時点t1においてライブコンテンツをあらわすエンコーデッドデータが形成し始められるとともに、データセグメントDS1に基づく区分パケットデータDP1についてのデータ伝送チャンネルCH1を通じての繰返し送信が開始され、その後、データセグメントDS2〜DSrに夫々基づく区分パケットデータDP2〜DPrについてのデータ伝送チャンネルCH2〜CHrを通じての繰返し送信が順次開始される。
【0027】
受信側にあっては、データ伝送チャンネルCHrを通じて繰返し送信される区分パケットデータDPrのうちの最初に到来するものについての受信が完了した時点t4において、受信された区分パケットデータDPrに基づくデータセグメントDSrの再生を開始できることになる。それゆえ、時点t4以前に再生されるデータセグメントDSr−1〜DS1の夫々の時間長を時点t4から順次逆算して得られる時点t2を、区分パケットデータDP1に基づくデータセグメントDS1の再生を開始する時点とし、データセグメントDS1の再生後、区分パケットデータDP2〜DPrに基づくデータセグメントDS2〜DSrの再生を順次行うようにする。即ち、時点t2からデータセグメントDS1〜DSrを冒頭から連続的に再生できることになる。
【0028】
このようなもとでは、ライブ情報の開始時点t1から時点t2までの再生開始待時間Tvが生じる。斯かる再生開始待時間Tvは、再生側においてデータセグメントDS1〜DSrを再生する者にとっては、できるだけ短いことが望まれる時間である。
【0029】
上述の再生開始待時間Tvを定める基準となる時点t4は、ライブコンテンツをあらわすエンコーデッドデータが終了する時点である。従って、時点t1から時点t2までの再生開始待時間Tvは、時点t4において再生が開始されるデータセグメントDSrの時間長と等しいものとされる。データセグメントDSrは、データセグメントDS1〜DSrのうちで時間長が最長のものである。それゆえ、時点t1から時点t2までの再生開始待時間Tvは、比較的長い時間となってしまい、データセグメントDS1〜DSrを再生する者にとってできるだけ短いことが望まれるという条件を満たすことができないことになる。
【0030】
また、 図17は、タイムチャートであって、伝送すべきコンテンツがライブ情報とされたオンデマンド形式のデータ伝送の他の例を示す。この例は、データ伝送チャンネル数を低減すべく不等長分割手法がとられるとともに、連続送信手法がとられている。
【0031】
斯かる図17に示される例の場合においても、ライブコンテンツをあらわすエンコーデッドデータが、漸増していく時間長を有したr個のデータセグメントDS1〜DSrに分割されている。そして、ライブ情報の開始時点t5において、ライブコンテンツをあらわすエンコーデッドデータが形成し始められ、ライブ情報の開始時点t5後データセグメントDS1の形成が完了した時点において、データセグメントDS1に基づく連続パケットデータDLT1についてのデータ伝送チャンネルCH1を通じての送信が開始され、その後、データセグメントDS2〜DSrの夫々の形成が完了した時点において、データセグメントDS2〜DSrに夫々基づく連続パケットデータDLT2〜DLTrについてのデータ伝送チャンネルCH2〜CHrを通じての送信が順次開始される。
【0032】
受信側にあっては、データ伝送チャンネルCHrを通じて送信される連続パケットデータDLTrについて最初に得られる所定データ量部分の受信が完了した時点t8において、受信された連続パケットデータDLTrにおける所定データ量部分に基づくデータセグメントDSrの再生を開始できることになる。それゆえ、時点t8以前に再生されるデータセグメントDSr−1〜DS1の夫々の時間長を時点t8から順次逆算して得られる時点t6を、連続パケットデータDLT1における所定データ量部分に基づくデータセグメントDS1の再生を開始する時点とし、データセグメントDS1の再生後、連続パケットデータDTL2〜DLTrの夫々における所定データ量部分に基づくデータセグメントDS2〜DSrの再生を順次行うようにする。即ち、時点t6からデータセグメントDS1〜DSrを冒頭から連続的に再生できることになる。
【0033】
このようなもとでは、ライブ情報の開始時点t5から時点t6までの再生開始待時間Twが生じる。斯かる再生開始待時間Twも、勿論、再生側においてデータセグメントDS1〜DSrを再生する者にとっては、できるだけ短いことが望まれる時間である。
【0034】
上述の再生開始待時間Twを定める基準となる時点t8は、ライブコンテンツをあらわすエンコーデッドデータが終了する時点t7から、連続パケットデータDLTrについて最初に得られる所定データ量部分の時間長に相当する時間が経過した時点である。従って、時点t5から時点t6までの再生開始待時間Twは、時点時点t7において送出が開始される連続パケットデータDLTrについて最初に得られる所定データ量部分の時間長と時点t8において再生が開始されるデータセグメントDSrの時間長との和に等しいものとされる。データセグメントDSrは、データセグメントDS1〜DSrのうちで時間長が最長のものである。それゆえ、時点t5から時点t6までの再生開始待時間Twは、比較的長い時間となってしまい、データセグメントDS1〜DSrを再生する者にとってできるだけ短いことが望まれるという条件を満たすことができないことになる。
【0035】
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、伝送されるべき所定のコンテンツをあらわす情報データについての、不等長分割手法がとられたオンデマンド形式のデータ伝送を行うにあたり、例えば、伝送すべきコンテンツがライブコンテンツとされる場合において、受信側での情報データ(ライブ情報データ)の再生に伴う再生開始待時間についての低減を図ることができるデータ伝送方法及びその実施に供されるデータ伝送装置、さらには、斯かるデータ伝送装及びそれによって伝送されたデータを受信するデータ受信装を含んで構成されるデータ送受システムを提供する。
【0036】
【課題を解決するための手段】
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法は、情報データを各々が予め定められた時間長を有する複数のデータセグメントに順次分割し、その際、各データセグメントについての予め定められた時間長を、所定の時間長に達するまではデータセグメント毎に順次増大していき、所定の時間長に達した後にはその所定の時間長に固定されるものとなし、分割形成される複数のデータセグメントの夫々を区分パケットデータに変換して複数の区分パケットデータを形成し、それらの夫々を個別のデータ伝送チャンネルを通じて繰返し送信して、複数チャンネル並行伝送を行うものとされる。
【0037】
本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項7までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法は、情報データを各々が予め定められた時間長を有する複数のデータセグメントに順次分割し、その際、各データセグメントについての予め定められた時間長を、所定の時間長に達するまではデータセグメント毎に順次増大していき、所定の時間長に達した後にはその所定の時間長に固定されるものとなし、分割形成される複数のデータセグメントの夫々に誤り訂正符合化処理を施すことにより連続パケットデータを得て複数の連続パケットデータを形成し、それらの夫々を個別のデータ伝送チャンネルを通じて送信して、複数チャンネル並行伝送を行うものとされる。
【0038】
本願の特許請求の範囲における請求項8から請求項11までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置は、情報データをメモリ手段に取り込む情報データ取込手段と、メモリ手段に取り込まれた情報データを、各々が予め定められた時間長を有する複数のデータセグメントに順次分割するとともに、予め定められた時間長を、所定の時間長に達するまではデータセグメント毎に順次増大していき、所定の時間長に達した後にはその所定の時間長に固定されるものとなすデータ分割手段と、データ分割手段により分割形成される複数のデータセグメントの夫々を区分パケットデータに変換して、複数の区分パケットデータを得るパケットデータ形成手段と、パケットデータ形成手段から得られる複数の区分パケットデータの夫々を、個別のデータ伝送チャンネルを通じて繰返し送信し、複数チャンネル並行伝送を行うデータ送信手段と、を備えて構成される。
【0039】
本願の特許請求の範囲における請求項12から請求項14までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置は、情報データをメモリ手段に取り込む情報データ取込手段と、メモリ手段に取り込まれた情報データを、各々が予め定められた時間長を有する複数のデータセグメントに順次分割するとともに、予め定められた時間長を、所定の時間長に達するまではデータセグメント毎に順次増大していき、所定の時間長に達した後にはその所定の時間長に固定されるものとなすデータ分割手段と、データ分割手段により分割形成される複数のデータセグメントの夫々に誤り訂正符合化処理を施すことにより連続パケットデータを得て、複数の連続パケットデータを形成するパケットデータ形成手段と、パケットデータ形成手段から得られる複数の連続パケットデータの夫々を、個別のデータ伝送チャンネルを通じて送信し、複数チャンネル並行伝送を行うデータ送信手段と、を備えて構成される。
【0040】
本願の特許請求の範囲における請求項15に記載された発明に係るデータ送受システムは、上述の本願の特許請求の範囲における請求項8から請求項11までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置と、それによって伝送されたデータを受信するデータ受信装置とを含んで構成される。
【0041】
本願の特許請求の範囲における請求項16に記載された発明に係るデータ送受システムは、上述の本願の特許請求の範囲における請求項12から請求項14までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置と、それによって伝送されたデータを受信するデータ受信装置とを含んで構成される。
【0044】
上述の如くの本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項8から請求項11までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置にあっては、伝送されるべき情報データが複数のデータセグメントに分割されるにあたり、各データセグメントの時間長が、所定の時間長に達するまでは順次増大していき、所定の時間長に達した後にはその所定の時間長に固定されて一定のものとされる。それに伴い、複数のデータ伝送チャンネルを夫々通じて繰返し送信される複数の区分パケットデータの夫々の時間長が、所定の時間長に達するまでは順次増大していき、所定の時間長に達した後にはその所定の時間長に固定されるものとされる。
【0045】
その結果、一連の区分パケットデータを受信して一連のデータセグメントを再生し、元の情報データを得る受信側において、一連のデータセグメントの最初のものの再生を開始してから最後のものの再生を開始するまでに要する時間が、情報データが分割されて形成される複数のデータセグメントの夫々の時間長が最初のデータセグメントから最後のデータセグメントまで漸増していく場合に比して、長くされることになる。そして、一連のデータセグメントの最後のものの再生を開始する時点は、複数のデータセグメントに分割される情報データの最後の時点に対応して定まる不変の時点とされるので、受信側において一連のデータセグメントの最初のものの再生を開始すべき時点は、情報データが分割されて形成される複数のデータセグメントの夫々の時間長が最初のデータセグメントから最後のデータセグメントまで漸増していく場合に比して、早い時点とされる。
【0046】
従って、例えば、伝送すべきコンテンツがライブコンテンツとされて、それをあらわす情報データ(ライブ情報データ)が複数のデータセグメントに分割され、それら複数のデータセグメントに夫々基づく複数の区分パケットデータの各々についての個別のデータ伝送チャンネルを通じた繰返し送信が、ライブ情報データの到来状態に応じて順次開始される場合に、受信側におけるライブ情報データの再生に伴う再生開始待時間についての低減が図られることになる。
【0047】
また、本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項7までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項12から請求項14までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置にあっても、伝送されるべき情報データが複数のデータセグメントに分割されるにあたり、各データセグメントの時間長が、所定の時間長に達するまでは順次増大していき、所定の時間長に達した後にはその所定の時間長に固定されて一定のものとされる。そして、それに伴い、複数のデータ伝送チャンネルを夫々通じて送信される複数の連続パケットデータの夫々における所定データ量部分の時間長が、所定の時間長に達するまでは順次増大していき、所定の時間長に達した後にはその所定の時間長に固定されるものとされる。
【0048】
その結果、複数の連続パケットデータの夫々における所定データ量部分を受信して一連のデータセグメントを再生し、元の情報データを得る受信側において、一連のデータセグメントの最初のものの再生を開始してから最後のものの再生を開始するまでに要する時間が、情報データが分割されて形成される複数のデータセグメントの夫々の時間長が最初のデータセグメントから最後のデータセグメントまで漸増していく場合に比して、長くされることになる。そして、一連のデータセグメントの最後のものの再生を開始する時点は、複数のデータセグメントに分割される情報データの最後の時点から、一連のデータセグメントの最後のものに対応する連続パケットデータにおける所定データ量部分の時間長に相当する時間が経過した時点とされるので、受信側において一連のデータセグメントの最初のものの再生を開始すべき時点は、情報データが分割されて形成される複数のデータセグメントの夫々の時間長が最初のデータセグメントから最後のデータセグメントまで漸増していく場合に比して、早い時点とされる。
【0049】
従って、例えば、伝送すべきコンテンツがライブコンテンツとされて、それをあらわす情報データ(ライブ情報データ)が複数のデータセグメントに分割され、それら複数のデータセグメントに夫々基づく複数の連続パケットデータの各々についての個別のデータ伝送チャンネルを通じた送信が、ライブ情報データの到来状態に応じて順次開始される場合に、受信側におけるライブ情報データの再生に伴う再生開始待時間についての低減が図られることになる。
【0050】
願の特許請求の範囲における請求項15に記載された発明に係るデータ送受システムにあっては、本願の特許請求の範囲における請求項8から請求項11までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置を含んで構成されるので、上述の本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項8から請求項11までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置によって得られる利点と同様な利点が得られることになる。
【0051】
願の特許請求の範囲における請求項16に記載された発明に係るデータ送受システムにあっては、本願の特許請求の範囲における請求項12から請求項14までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置を含んで構成されるので、上述の本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項7までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項12から請求項14までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置によって得られる利点と同様な利点が得られることになる。
【0052】
【発明の実施の形態】
図1は、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれか、もしくは、請求項5から請求項7までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項8から請求項11までのいずれか、もしくは、請求項12から請求項14までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の一例を示す。
【0053】
図1に示される例においては、ビデオカメラ11が備えられており、このビデオカメラ11は、例えば、楽曲の実演奏についての撮像及び集音を行って、ビデオ情報とオーディオ情報とを含んだカメラ出力信号DCMをライブ情報をあらわすものとして形成し、それをエンコーダ12に供給する。エンコーダ12は、ライブ情報をあらわすカメラ出力信号DCMに、特定の方式に従った圧縮コーディング処理を施し、楽曲の実演奏に基づくライブコンテンツをあらわすエンコーデッドデータDECを、情報データとして形成する。斯かる際に用いられる圧縮コーディング処理についての特定の方式は、例えば、国際標準化団体のもとにおける技術委員会の傘下の作業部会であるMPEG(Moving Picture Experts Group) によって検討され、規格として承認された、MPEGと称される標準方式とされる。
【0054】
エンコーダ12から得られるエンコーデッドデータDECは、送信サーバ13に供給される。送信サーバ13は、データバス14に、入力インターフェース(入力I/F)15,中央演算処理ユニット(CPU)16,プログラムメモリ部17,ハードディスクドライブ(HDD)により構成されたデータメモリ部18及び出力インターフェース(出力I/F)19が接続されて成る基本構成を有したものとされる。
【0055】
送信サーバ13にあっては、入力I/F15を通じて供給されるエンコーデッドデータDECを、CPU16による動作制御のもとに、プログラムメモリ部17に格納された動作プログラムに従って逐次処理していく。先ず、エンコーデッドデータDECを、一旦データメモリ部18に取り込む。続いて、一旦データメモリ部18に取り込まれた、図2(タイムチャート)に示される如くのエンコーデッドデータDECを、図2に示される如くの複数のデータセグメントDS1〜DSnに分割する。
【0056】
斯かる際、データセグメントDS1〜DSnについて、最初のデータセグメントDS1が比較的短い時間長Taを有し、データセグメントDS1に連なるデータセグメントDS2〜DS5が、暫時増大していく時間長Tb〜Te(Ta<Tb<Tc<Td<Te)(漸増セグメント長)を有し、さらに、データセグメントDS5に連なるデータセグメントDS6〜DSnが、データセグメントDS5の時間長Teと同等の一定の時間長Te(均等セグメント長)を夫々有するようになす。即ち、データセグメントDS1〜DSnの夫々が予め定められた時間長を有し、それらの予め定められた時間長が、データセグメントDS1〜DS5については、所定の時間長Teに達するまで順次増大していく時間長とされるとともに、その後のデータセグメントDS6〜DSnの夫々については、データセグメントDS5と同等の所定の時間長Teとされるのである。
【0057】
その結果、データセグメントDS1〜DSnから成るセグメンテッドデータを得る。このセグメンテッドデータは、図2に示される如く、その始端が、エンコーデッドデータDECの始端と同期して、ライブ情報開始時点とされ、また、その終端は、エンコーデッドデータDECの終端と同期したものとされる。このようにしてデータセグメントDS1〜DSnから成るセグメンテッドデータが得られるもとで、CPU16は、データセグメントDS1〜DSnの夫々についての送信を行う。
【0058】
CPU16が行うデータセグメントDS1〜DSnの夫々についての送信の第1の態様にあっては、CPU16は、データセグメントDS1〜DSnを複数の区分パケットデータDP1〜DPnに順次変換する。区分パケットデータDP1〜DPnの夫々は、所定のコーディング処理が施されたパケットストリームデータとされる。
【0059】
区分パケットデータDP1〜DPnの夫々も、予め定められた時間長を有し、それらの予め定められた時間長が、区分パケットデータDP1〜DP5については、所定の時間長Teに達するまで順次増大していく時間長とされるとともに、その後の区分パケットデータDP6〜DPnの夫々については、区分パケットデータDP5と同等の所定の時間長Teとされる。
【0060】
そして、データセグメントDS1〜DSnに応じて区分パケットデータDP1〜DPnが順次形成されていくのに伴って、区分パケットデータDP1〜DPnを、夫々データ伝送チャンネルCH1〜CHnを通じて繰り返し送信すべく、出力I/F19を通じて送信サーバ13に接続されたネットワークへと送出する。
【0061】
斯かる際には、図2に示される如く、先ず、データセグメントDS1に基づく区分パケットデータDP1のデータ伝送チャンネルCH1を通じた繰返し送信を、データセグメントDS1の始端とされるライブ情報開始時点から開始する。続いて、データセグメントDS2に基づく区分パケットデータDP2のデータ伝送チャンネルCH2を通じた繰返し送信を、データセグメントDS2の始端とされる時点から開始する。以下同様に、データセグメントDS3〜DSnに夫々基づく区分パケットデータDP3〜DPnの夫々のデータ伝送チャンネルCH3〜CHnを通じた繰返し送信を、データセグメントDS3〜DSnの各々の始端とされる時点から順次開始していく。
【0062】
それにより、区分パケットデータDP1〜DPnを、夫々データ伝送チャンネルCH1〜CHnを通じて繰返し送信して、nチャンネル並行伝送を行うことになる。このようにして、出力I/F19を通じて繰返し送信される区分パケットデータDP1〜DPnは、nチャンネルの送信データDTを形成する。
【0063】
図3は、CPU16が、情報データであるエンコーデッドデータDECをデータセグメントDS1〜DSnに分割するにあたって実行する動作プログラムの一例をあらわすフローチャートを示す。この図3に示されるフローチャートによりあらわされる動作プログラムにあっては、スタート後、ステップ21において、変数Nを“1”に初期設定する。
【0064】
次に、ステップ22において、情報データであるエンコーデッドデータDECのデータメモリ部(HDD)18への取込みを開始する。続くステップ23において、データメモリ部18に取り込まれたエンコーデッドデータDECに基づくN番目(Ns=N)のデータセグメントDSNの形成及びデータメモリ部(HDD)18への格納を開始して、ステップ24に進む。
【0065】
ステップ24においては、Ns=NのデータセグメントDSNのデータメモリ部(HDD)18への格納が完了したか否かを判断し、完了していなければステップ24での判断を繰り返し、完了していれば、ステップ25において、変数Nを“1”だけ増加させてステップ26に進む。ステップ26においては、変数Nがn+1に達したか否かを判断し、n+1に達していなければ、ステップ23に戻って、ステップ23以降の各ステップを繰り返し、n+1に達していれば、プログラムを終了する。
【0066】
このようなもとで、Ns=NのデータセグメントDSNを形成するステップ23において、所定の時間長に達するまで順次増大していく時間長を有するデータセグメントDS1〜DS5、及び、データセグメントDS5と同等の所定の時間長を有するデータセグメントDS6〜DSnが形成される。
【0067】
図4は、CPU16が、データセグメントDS1〜DSnを区分パケットデータDP1〜DPnに夫々変換するとともに、得られた区分パケットデータDP1〜DPnをデータ伝送チャンネルCH1〜CHnを夫々通じて繰返し送信するにあたって実行する動作プログラムの一例をあらわすフローチャートを示す。この図4に示されるフローチャートによりあらわされる動作プログラムにあっては、スタート後、ステップ31において、変数N及びMの夫々を“1”に初期設定する。
【0068】
次に、ステップ32において、Ns=NのデータセグメントDSNのデータメモリ部(HDD)18への格納が開始されたか否かを判断する。その結果、Ns=NのデータセグメントDSNのデータメモリ部18への格納が開始されていなければ、ステップ32での判断を繰り返す。また、Ns=NのデータセグメントDSNのデータメモリ部18への格納が開始されていれば、ステップ33において、Ns=NのデータセグメントDSNをデータメモリ部18から読み出して、所定のコーディング処理が施されたパケットストリームデータとされる区分パケットデータDPNに変換する。
【0069】
続いて、ステップ34において、ステップ33で得られた区分パケットデータDPNについての、データ伝送チャンネルM(CHM)を通じての繰返し送信を開始する。
【0070】
その後、ステップ35において、変数N及びMの夫々を“1”だけ増加させてステップ36に進む。ステップ36においては、変数N及びMの夫々がn+1に達したか否かを判断し、n+1に達していなければ、ステップ32に戻って、ステップ32以降の各ステップを繰り返し、n+1に達していれば、プログラムを終了する。
【0071】
このようなもとで、Ns=NのデータセグメントDSNを区分パケットデータDPNに変換するステップ33において、所定の時間長に達するまで順次増大していく時間長を有する区分パケットデータDP1〜DP5、及び、区分パケットデータDP5と同等の所定の時間長を有する区分パケットデータDP6〜DPnが形成される。
【0072】
上述の如くにして、図1に示される例において、CPU16によりデータセグメントDS1〜DSnの夫々についての送信の第1の態様がとられるもとにあっては、伝送されるべき情報データであるライブコンテンツをあらわすエンコーデッドデータDECが、データセグメントDS1〜DS5は、所定の時間長に達するまで順次増大していく時間長を有し、その後のデータセグメントDS6〜DSnは、データセグメントDS5と同等の一定の時間長を有するものとされるデータセグメントDS1〜DSnに分割され、それらが夫々区分パケットデータDP1〜DPnに変換されて、データ伝送チャンネルCH1〜CHnを通じて繰返し送信され、その際、区分パケットデータDP1〜DPnの夫々の繰返し送信が、送信サーバ13におけるエンコーデッドデータDECの到来状態に応じて順次開始されるのである。その結果、一連の区分パケットデータDP1〜DPnを受信して一連のデータセグメントDS1〜DSnを得、元のエンコーデッドデータDECを再生する受信側において、エンコーデッドデータDECの再生に伴う再生開始待時間についての低減が図られることになる。
【0073】
また、CPU16が行うデータセグメントDS1〜DSnの夫々についての送信の第2の態様にあっては、CPU16は、データセグメントDS1〜DSnを夫々複数の連続パケットデータDLT1〜DLTnに順次変換するとともに、それらを夫々データ伝送チャンネルCH1〜CHnを通じて連続的に送信する。
【0074】
連続パケットデータDLT1は、データセグメントDS1に前述のLTコーディング処理とされる特定のコーディング処理を施すことによって得られる、略無限の連続性を有したパケットストリームによって形成される。斯かるパケットストリームは、そのうちのデータセグメントDS1の約105パーセントに相当するデータ量を有したいずれかの部分である所定データ量部分から、元のデータセグメントDS1を再生することができるものとして形成され、所定データ量部分は、データセグメントDS1の時間長に対応した時間長を有することになる。
【0075】
連続パケットデータDLT2〜DLTnの夫々についても、連続パケットデータDLT1と同様であり、夫々、データセグメントDS2〜DSnに前述のLTコーディング処理とされる特定のコーディング処理を施すことによって得られる、略無限の連続性を有したパケットストリームによって形成される。これらのパケットストリームの夫々も、そのうちのデータセグメントDS2〜DSnのいずれかの約105パーセントに相当するデータ量を有したいずれかの部分である所定データ量部分から、元のデータセグメントDS2〜DSnのいずれかを再生することができるものとして形成され、斯かる所定データ量部分は、データセグメントDS2〜DSnの夫々に対応した時間長を有することになる。
【0076】
そして、連続パケットデータDLT1〜DLTnは、夫々データ伝送チャンネルCH1〜CHnを通じて送信されるべく、出力I/F19を通じて送信サーバ13に接続されたネットワークへと送出される。
【0077】
斯かる際には、CPU16は、例えば、図5に示される如く、先ず、データセグメントDS1についての連続パケットデータDLT1への変換及びそのデータ伝送チャンネルCH1を通じた送信を、データセグメントDS1の形成が完了した時点において開始する。続いて、データセグメントDS2についての連続パケットデータDLT2への変換及びそのデータ伝送チャンネルCH2を通じた送信を、データセグメントDS2の形成が完了した時点において開始する。以下同様に、データセグメントDS3〜DSnの夫々についての連続パケットデータDLT3〜DLTnの夫々への変換及びそれらのデータ伝送チャンネルCH3〜CHnを通じた送信を、データセグメントDS3〜DSnの夫々の形成が完了した時点において順次開始する。
【0078】
それにより、連続パケットデータDLT1〜DLTnを、夫々データ伝送チャンネルCH1〜CHnを通じて送信して、nチャンネル並行伝送を行うことになる。このようにして、出力I/F19を通じて送信される連続パケットデータDLT1〜DLTnは、nチャンネルの送信データDTを形成する。
【0079】
図6は、CPU16が、データセグメントDS1〜DSnを連続パケットデータDLT1〜DLTnに夫々変換するとともに、得られた連続パケットデータDLT1〜DLTnをデータ伝送チャンネルCH1〜CHnを夫々通じて送信するにあたって実行する動作プログラムの一例をあらわすフローチャートを示す。
【0080】
この図6に示されるフローチャートによりあらわされる動作プログラムにあっては、スタート後、ステップ41において、変数N及びMの夫々を“1”に初期設定する。
【0081】
次に、ステップ42において、Ns=NのデータセグメントDSNのデータメモリ部(HDD)18への格納が完了したか否かを判断する。その結果、Ns=NのデータセグメントDSNのデータメモリ部18への格納が完了していなければ、ステップ42での判断を繰り返す。また、Ns=NのデータセグメントDSNのデータメモリ部18への格納が完了したときには、ステップ43において、Ns=NのデータセグメントDSNをデータメモリ部18から読み出し、それに特定のコーディング処理を施すことによって得られる略無限の連続性を有したパケットストリームによって形成される連続パケットデータDLTNへの変換を開始するとともに、続く、ステップ44において、変換が開始された連続パケットデータDLTNについての、データ伝送チャンネルM(CHM)を通じての送信を開始する。
【0082】
その後、ステップ45において、変数N及びMの夫々を“1”だけ増加させてステップ46に進む。ステップ46においては、変数N及びMの夫々がn+1に達したか否かを判断し、n+1に達していなければ、ステップ42に戻って、ステップ42以降の各ステップを繰り返し、n+1に達していれば、プログラムを終了する。
【0083】
上述の如くにして、図1に示される例において、CPU16によりデータセグメントDS1〜DSnの夫々についての送信の第2の態様がとられるもとにあっても、伝送されるべき情報データであるライブコンテンツをあらわすエンコーデッドデータDECが、データセグメントDS1〜DS5は、所定の時間長に達するまで順次増大していく時間長を有し、その後のデータセグメントDS6〜DSnは、データセグメントDS5と同等の一定の時間長を有するものとされるデータセグメントDS1〜DSnに分割され、それらが夫々連続パケットデータDLTP1〜DLTnに変換されて、データ伝送チャンネルCH1〜CHnを通じて送信され、その際、連続パケットデータDLTP1〜DLTnの夫々の送信が、送信サーバ13におけるエンコーデッドデータDECの到来状態に応じて順次開始されるのである。その結果、連続パケットデータDLT1〜DLTnの夫々における所定データ量部分を受信して一連のデータセグメントDS1〜DSnを得、元のエンコーデッドデータDECを再生する受信側において、エンコーデッドデータDECの再生に伴う再生開始待時間についての低減が図られることになる。
【0084】
図7は、図1に示されるデータ伝送装置の例により送出されるデータを受信するものとされ、斯かるデータ伝送装置の例とで、本願の特許請求の範囲における請求項15あるいは請求項16に記載されたデータ送受システムの一例を構成する、データ受信装置の一例を示す。
【0085】
図7に示される例においては、図1に示される例により送出される送信データDTを受ける受信サーバ51が備えられている。受信サーバ51は、データバス52に、入力インターフェース(入力I/F)53,中央演算処理ユニット(CPU)54,プログラムメモリ部55,ハードディスクドライブ(HDD)により構成されたデータメモリ部56及び出力インターフェース(出力I/F)57が接続されて成る基本構成を有したものとされる。
【0086】
図1に示される例により送出される送信データDTが、図2に示される如くの、区分パケットデータDP1〜DPnが夫々データ伝送チャンネルCH1〜CHnを通じて繰返し送信されて成るものである場合、受信サーバ51にあっては、入力I/F53を通じて供給される、図8(タイムチャート)に示される如くに、データ伝送チャンネルCH1〜CHnを通じて繰返し送信される区分パケットデータDP1〜DPnの夫々を、CPU54による動作制御のもとに、プログラムメモリ部55に格納された動作プログラムに従って逐次処理していく。先ず、データ伝送チャンネルCH1〜CHnを通じて繰返し送信される区分パケットデータDP1〜DPnを受信し、一旦データメモリ部56(HDD)に取り込む。
【0087】
その際には、図1に示される例による区分パケットデータDP1〜DPnの夫々についての繰返し送信の開始順序に応じて、先ず、図8に示される、図1の例に供給されるセグメンティッドデータの始端に対応する時点、即ち、区分パケットデータDP1の送信開始時点、に対応する時点taにおいて、区分パケットデータDP1のデータメモリ部56への取込みを開始し、その後、区分パケットデータDP2〜DPnの夫々の送信開始時点に夫々対応する時点において、順次、区分パケットデータDP2〜DPnのデータメモリ部56への取込みを開始する。
【0088】
斯かるもとで、図8に示される如くの、時点taから予め設定された再生開始待時間Tv’が経過した時点tbにおいて、データメモリ部56に取り込まれた区分パケットデータDP1をデータメモリ部56から読み出し、それを形成する所定のコーディング処理が施されたパケットストリームデータに所定のデコーディング処理を施すことによりデータセグメントDS1を得、それに引き続いて、データメモリ部56に取り込まれた区分パケットデータDP2〜DPnの夫々をデータメモリ部56から読み出し、それを形成する所定のコーディング処理が施されたパケットストリームデータに所定のデコーディング処理を施すことによりデータセグメントDS2〜DSnを順次連続的に得ていく動作を開始する。
【0089】
このようにして開始された動作により順次連続的に得られるデータセグメントDS1〜DSnを順次送出して、ライブコンテンツをあらわす元のエンコーデッドデータDECを再生する。
【0090】
上述の如くに、時点taから予め設定された再生開始待時間Tv’が経過した時点tbにおいて、データセグメントDS1を得る動作を開始することにより、図8に示される時点tcにおいてデータメモリ部56に取り込まれた、繰返し送信される区分パケットデータDPnの最初のものに基づくデータセグメントDSnを得る動作を、当該区分パケットデータDPnのデータメモリ部56への取込みが完了した時点tdにおいて開始できることになる。時点tdは、図1に示される例におけるセグメンティッドデータの終端、即ち、データセグメントDSnの終端の時点に対応するものとされる。
【0091】
即ち、再生開始待時間Tv’は、時点tbにおいて、データセグメントDS1を得る動作を開始することにより、データセグメントDS1〜DSn-1を順次得た後、時点tdにおいて、繰返し送信される区分パケットデータDPnの最初のものに基づくデータセグメントDSnを得る動作を開始でき、それにより、データセグメントDS1〜DSnを連続的に得られることになるように予め設定されるのである。斯かる再生開始待時間Tv’は、図1に示される例に供給されるセグメンティッドデータの終端に対応する時点tdより、データセグメントDS1〜DSn-1を連続的に得るに要する時間だけ早い時点tbが算定され、図1に示される例に供給されるセグメンティッドデータの始端に対応する時点taから時点tbまでの時間として算定される。
【0092】
そして、再生開始待時間Tv’は、再生されるエンコーデッドデータDECを形成するデータセグメントDS1〜DSnが、そのうちのデータセグメントDS1〜DS5は、所定の時間長に達するまで順次増大していく時間長を有し、その後のデータセグメントDS6〜DSnは、データセグメントDS5と同等の一定の時間長を有するものとされることにより、例えば、図16に示される如くの、再生されるエンコーデッドデータを形成するデータセグメントDS1〜DSrが、それらの夫々の時間長が最初のものから最後のものまで漸増していくものとされる場合における再生開始待時間Tvに比して、低減されることになる。
【0093】
図9は、受信サーバ51におけるCPU54が、nチャンネルの送信データDTを形成する区分パケットデータDP1〜DPnをデータメモリ部(HDD)56に取り込むとともに、区分パケットデータDP1〜DPnをデータセグメントDS1〜DSnに夫々変換して、エンコーデッドデータDECを再生するにあたって実行する動作プログラムの一例をあらわすフローチャートを示す。この図9に示されるフローチャートによりあらわされる動作プログラムにあっては、スタート後、ステップ61において、変数Nを“1”に初期設定する。
【0094】
次に、ステップ62において、nチャンネルの送信データDTを形成するものとされた、データ伝送チャンネルCH1〜CHnを通じて繰返し送信され、入力I/F53を通じて供給される、区分パケットデータDP1〜DPnのデータメモリ部56への取込みを開始する。
【0095】
続いて、ステップ63において、Ns=Nの区分パケットデータDPNが、データメモリ部56に取り込まれたか否かを判断する。その結果、区分パケットデータDPNがデータメモリ部56に取り込まれていなければ、ステップ63での判断を繰り返す。また、区分パケットデータDPNがデータメモリ部56に取り込まれていれば、ステップ64において、区分パケットデータDPNをデータメモリ部56から読み出し、区分パケットデータDPNを形成する所定のコーディング処理が施されたパケットストリームデータに所定のデコーディング処理を施して、区分パケットデータDPNからのデータセグメントDSNの再生を行い、得られたデータセグメントDSNを送出する。
【0096】
その後、ステップ65において、変数Nを“1”だけ増加させてステップ66に進む。ステップ66においては、変数Nがn+1に達したか否かを判断し、n+1に達していなければ、ステップ63に戻って、ステップ63以降の各ステップを繰り返し、n+1に達していれば、プログラムを終了する。
【0097】
また、図1に示される例により送出される送信データDTが、図5に示される如くの、連続パケットデータDLT1〜DLTnが夫々データ伝送チャンネルCH1〜CHnを通じて送信されて成るものである場合、受信サーバ51にあっては、入力I/F53を通じて供給される、図10(タイムチャート)に示される如くに、データ伝送チャンネルCH1〜CHnを通じて送信される連続パケットデータDLT1〜DLTnの夫々を、CPU54による動作制御のもとに、プログラムメモリ部55に格納された動作プログラムに従って逐次処理していく。先ず、データ伝送チャンネルCH1〜CHnを通じて送信される連続パケットデータDLT1〜DLTnを受信し、一旦データメモリ部(HDD)56に取り込む。
【0098】
その際には、図1に示される例による連続パケットデータDLT1〜DLTnの夫々についての送信の開始順序に応じて、先ず、図10に示される、図1の例に供給されるセグメンティッドデータの始端に対応する時点teから、データセグメントDS1の形成が完了するまでの時間が経過した時点において、即ち、連続パケットデータDLT1の送信開始時点に対応する時点において、連続パケットデータDLT1のデータメモリ部56への取込みを開始し、その後、連続パケットデータDLT2〜DLTnの夫々の送信開始時点に夫々対応する時点において、順次、連続パケットデータDLT2〜DLTnのデータメモリ部56への取込みを開始する。
【0099】
斯かるもとで、図10に示される如くの、時点teから予め設定された再生開始待時間Tw’が経過した時点tfにおいて、データメモリ部56に取り込まれた連続パケットデータDLT1における所定データ量部分をデータメモリ部56から読み出し、それを形成する特定のコーディング処理が施されたパケットストリームデータに特定のデコーディング処理を施すことにより、データセグメントDS1を得、それに引き続いて、データメモリ部56に取り込まれた連続パケットデータDLT2〜DLTnの夫々をデータメモリ部56から読み出し、それを形成する特定のコーディング処理が施されたパケットストリームデータに特定のデコーディング処理を施すことによりデータセグメントDS2〜DSnを順次連続的に得ていく動作を開始する。
【0100】
このようにして開始された動作により順次連続的に得られるデータセグメントDS1〜DSnを順次送出して、ライブコンテンツをあらわす元のエンコーデッドデータDECを再生する。
【0101】
上述の如くに、時点teから予め設定された再生開始待時間Tw’が経過した時点tfにおいて、データセグメントDS1を得る動作を開始することにより、図10に示される時点tgにおいてデータメモリ部56に取り込まれた、連続パケットデータDLTnについて最初に得られる所定データ量部分に基づくデータセグメントDSnを得る動作を、当該連続パケットデータDLTnにおける所定データ量部分のデータメモリ部56への取込みが完了した時点thにおいて開始できることになる。時点thは、図1に示される例に供給されるセグメンティッドデータの終端、即ち、データセグメントDSnの終端の時点tgから連続パケットデータDLTnについて最初に得られる所定データ量部分の時間長に相当する時間が経過した時点とされる。
【0102】
即ち、再生開始待時間Tw’は、時点tfにおいて、データセグメントDS1を得る動作を開始することにより、データセグメントDS1〜DSn-1を順次得た後、時点thにおいて、送信される連続パケットデータDLTnについて最初の所定データ量部分に基づくデータセグメントDSnを得る動作を開始でき、それにより、データセグメントDS1〜DSnを連続的に得られることになるように予め設定されるのである。斯かる再生開始待時間Tw’は、図1に示される例に供給されるセグメンティッドデータの終端に対応する時点tgから、連続パケットデータDLTnについて最初に得られる所定データ量部分の時間長に相当する時間が経過した時点thより、データセグメントDS1〜DSn-1を連続的に得るに要する時間だけ早い時点tfが算定され、図1に示される例に供給されるセグメンティッドデータの始端に対応する時点teから時点tfまでの時間として算定される。
【0103】
そして、再生開始待時間Tw’は、再生されるエンコーデッドデータDECを形成するデータセグメントDS1〜DSnが、そのうちのデータセグメントDS1〜DS5は、所定の時間長に達するまで順次増大していく時間長を有し、その後のデータセグメントDS6〜DSnは、データセグメントDS5と同等の一定の時間長を有するものとされることにより、例えば、図17に示される如くの、再生されるエンコーデッドデータを形成するデータセグメントDS1〜DSrが、それらの夫々の時間長が最初のものから最後のものまで漸増していくものとされる場合における再生開始待時間Twに比して、低減されることになる。
【0104】
図11は、受信サーバ51におけるCPU54が、nチャンネルの送信データDTを形成する連続パケットデータDLT1〜DLTnをデータメモリ部(HDD)56に取り込むとともに、連続パケットデータDLT1〜DLTnの夫々における所定データ量部分に基づくデータセグメントDS1〜DSnを得て、エンコーデッドデータDECを再生する際に実行する動作プログラムの一例をあらわすフローチャートを示す。この図11に示されるフローチャートによりあらわされる動作プログラムにあっては、スタート後、ステップ71において、変数Nを“1”に初期設定する。
【0105】
次に、ステップ72において、nチャンネルの送信データDTを形成するものとされた、データ伝送チャンネルCH1〜CHnを通じて送信され、入力I/F53を通じて供給される、連続パケットデータDLT1〜DLTnのデータメモリ部56への取込みを開始する。
【0106】
続いて、ステップ73において、Ns=Nの連続パケットデータDLTNにおける所定データ量部分が、データメモリ部56に取り込まれたか否かを判断する。その結果、連続パケットデータDLTNにおける所定データ量部分がデータメモリ部56に取り込まれていなければ、ステップ73での判断を繰り返す。また、連続パケットデータDLTNにおける所定データ量部分がデータメモリ部56に取り込まれていれば、ステップ74において、連続パケットデータDLTNにおける所定データ量部分をデータメモリ部56から読み出し、その連続パケットデータDLTNにおける所定データ量部分を形成する特定のコーディング処理が施されたパケットストリームデータに特定のデコーディング処理を施して、連続パケットデータDLTNにおける所定データ量部分からのデータセグメントDSの再生を行い、得られたデータセグメントDSNを送出する。
【0107】
その後、ステップ75において、変数Nを“1”だけ増加させてステップ76に進む。ステップ76においては、変数Nがn+1に達したか否かを判断し、n+1に達していなければ、ステップ73に戻って、ステップ73以降の各ステップを繰り返し、n+1に達していれば、プログラムを終了する。
【0108】
上述の如くにして、図7に示される例における受信サーバ51において、内蔵されたCPU54により再生されるエンコーデッドデータDECは、出力I/F57を通じて受信サーバ51から送出され、デコーダ58に供給される。デコーダ58にあっては、エンコーデッドデータDECに、特定の方式に従った伸長デコーディング処理を施して、ビデオ情報信号とオーディオ情報信号とを含んだ再生出力信号SVAを得て、それを映像・音声モニター59に供給する。それにより、映像・音声モニター59において、再生出力信号SVAに基づく映像と音声とが得られる。
【0109】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな如く、本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項8から請求項11までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置にあっては、伝送されるべき情報データが複数のデータセグメントに分割されるにあたり、各データセグメントの時間長が、所定の時間長に達するまでは順次増大していき、所定の時間長に達した後にはその所定の時間長に固定されて一定のものとされる。それに伴い、複数のデータ伝送チャンネルを夫々通じて繰返し送信される複数の区分パケットデータの夫々の時間長が、所定の時間長に達するまでは順次増大していき、所定の時間長に達した後にはその所定の時間長に固定されるものとされる。
【0110】
その結果、一連の区分パケットデータを受信して一連のデータセグメントを再生し、元の情報データを得る受信側において、一連のデータセグメントの最初のものの再生を開始してから最後のものの再生を開始するまでに要する時間が、情報データが分割されて形成される複数のデータセグメントの夫々の時間長が最初のデータセグメントから最後のデータセグメントまで漸増していく場合に比して、長くされることになり、一連のデータセグメントの最後のものの再生を開始する時点は、複数のデータセグメントに分割される情報データの終端の時点に対応して定まるので、受信側において一連のデータセグメントの最初のものの再生を開始すべき時点は、情報データが分割されて形成される複数のデータセグメントの夫々の時間長が最初のものから最後のものまで漸増していく場合に比して、早い時点とされる。
【0111】
従って、例えば、伝送すべきコンテンツがライブコンテンツとされて、それをあらわす情報データが複数のデータセグメントに分割され、それら複数のデータセグメントに夫々基づく複数の区分パケットデータの各々についての個別のデータ伝送チャンネルを通じた繰返し送信が、当該情報データの到来状態に応じて順次開始される場合に、受信側における情報データの再生に伴う再生開始待時間についての低減が図られることになる。
【0112】
また、本願の特許請求の範囲における請求項5から請求項7までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法、あるいは、請求項12から請求項14までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置にあっても、伝送されるべき情報データが複数のデータセグメントに分割されるにあたり、各データセグメントの時間長が、所定の時間長に達するまでは順次増大していき、所定の時間長に達した後にはその所定の時間長に固定されて一定のものとされる。そして、それに伴い、複数のデータ伝送チャンネルを夫々通じて送信される複数の連続パケットデータの夫々における所定データ量部分の時間長が、所定の時間長に達するまでは順次増大していき、所定の時間長に達した後にはその所定の時間長に固定されるものとされる。
【0113】
その結果、複数の連続パケットデータの夫々における所定データ量部分を受信して一連のデータセグメントを再生し、元の情報データを得る受信側において、一連のデータセグメントの最初のものの再生を開始してから最後のものの再生を開始するまでに要する時間が、情報データが分割されて形成される複数のデータセグメントの夫々の時間長が最初のデータセグメントから最後のデータセグメントまで漸増していく場合に比して、長くされることになる。そして、一連のデータセグメントの最後のものの再生を開始する時点は、複数のデータセグメントに分割される情報データの最後の時点から、一連のデータセグメントの最後のものに対応する連続パケットデータにおける所定データ量部分の時間長に相当する時間が経過した時点とされるので、受信側において一連のデータセグメントの最初のものの再生を開始すべき時点は、情報データが分割されて形成される複数のデータセグメントの夫々の時間長が最初のデータセグメントから最後のデータセグメントまで漸増していく場合に比して、早い時点とされる。
【0114】
従って、例えば、伝送すべきコンテンツがライブコンテンツとされて、それをあらわす情報データ(ライブ情報データ)が複数のデータセグメントに分割され、それら複数のデータセグメントに夫々基づく複数の連続パケットデータの各々についての個別のデータ伝送チャンネルを通じた送信が、ライブ情報データの到来状態に応じて順次開始される場合に、受信側におけるライブ情報データの再生に伴う再生開始待時間についての低減が図られることになる。
【0115】
そして、本願の特許請求の範囲における請求項15あるいは請求項16に記載された発明に係るデータ送受システムにあっては、本願の特許請求の範囲における請求項8から請求項11までのいずれか、あるいは、請求項12から請求項14までのいずれかに記載された発明に係るデータ送信装置を含んで構成されるので、本願の特許請求の範囲における請求項8から請求項11までのいずれか、あるいは、請求項12から請求項14までのいずれかに記載された発明に係るデータ送信装置により得られる利点と同様な利点が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項4までのいずれか、もしくは、請求項5から請求項7までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送方法の一例が実施される、本願の特許請求の範囲における請求項8から請求項11までのいずれか、もしくは、請求項12から請求項14までのいずれかに記載された発明に係るデータ伝送装置の一例を示すブロック接続図である。
【図2】 図1に示される例における送信サーバの動作説明に供されるタイムチャートである。
【図3】 図1に示される例における送信サーバに含まれるCPUが動作制御にあたって実行するプログラムの一例をあらわすフローチャートである。
【図4】 図1に示される例における送信サーバに含まれるCPUが動作制御にあたって実行するプログラムの一例をあらわすフローチャートである。
【図5】 図1に示される例における送信サーバの動作説明に供されるタイムチャートである。
【図6】 図1に示される例における送信サーバに含まれるCPUが動作制御にあたって実行するプログラムの一例をあらわすフローチャートである。
【図7】 図1に示されるデータ伝送装置の例により送出されるデータを受信するものとされ、斯かるデータ伝送装置の例とで、本願の特許請求の範囲における請求項15あるいは請求項16に記載されたデータ送受システムの一例を構成する、データ受信装置の一例を示すブロック接続図である。
【図8】 図7に示される例における受信サーバの動作説明に供されるタイムチャートである。
【図9】 図7に示される例における受信サーバに含まれるCPUが動作制御にあたって実行するプログラムの一例をあらわすフローチャートである。
【図10】 図7に示される例における受信サーバの動作説明に供されるタイムチャートである。
【図11】 図7に示される例における受信サーバに含まれるCPUが動作制御にあたって実行するプログラムの一例をあらわすフローチャートである。
【図12】 均等分割手法及び繰返し送信手法がとられたオンデマンド形式のデータ伝送の説明に供されるタイムチャートである。
【図13】 均等分割手法及び連続送信手法がとられたオンデマンド形式のデータ伝送の説明に供されるタイムチャートである。
【図14】 不等長分割手法及び繰返し送信手法がとられたオンデマンド形式のデータ伝送の説明に供されるタイムチャートである。
【図15】 不等長分割手法及び連続送信手法がとられたオンデマンド形式のデータ伝送の説明に供されるタイムチャートである。
【図16】 伝送すべきコンテンツがライブ情報とされた不等長分割手法及び繰返し送信手法がとられたオンデマンド形式のデータ伝送の説明に供されるタイムチャートである。
【図17】 伝送すべきコンテンツがライブ情報とされた不等長分割手法及び連続送信手法がとられたオンデマンド形式のデータ伝送の説明に供されるタイムチャートである。
【符号の説明】
11・・・ビデオカメラ, 12・・・エンコーダ, 13・・・送信サーバ, 14,52・・・データバス, 15,53・・・入力I/F, 16,54・・・CPU, 17,55・・・プログラムメモリ部, 18,56・・・データメモリ部(HDD), 19,57・・・出力I/F, 58・・・デコーダ, 59・・・映像・音声モニター

Claims (16)

  1. 情報データを各々が予め定められた時間長を有する複数のデータセグメントに順次分割し、その際、上記予め定められた時間長を、所定の時間長に達するまでは上記データセグメント毎に順次増大していき、上記所定の時間長に達した後には該所定の時間長に固定されるものとなし、分割形成される複数のデータセグメントの夫々を区分パケットデータに変換して複数の区分パケットデータを形成し、該複数の区分パケットデータの夫々を、個別のデータ伝送チャンネルを通じて繰返し送信し、複数チャンネル並行伝送を行うデータ伝送方法。
  2. 情報データを圧縮コーディング処理が施されたものとなすことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
  3. 情報データをライブ情報データとし、複数の区分パケットデータの夫々についての個別のデータ伝送チャンネルを通じた繰返し送信を、上記ライブ情報データの到来状態に応じて順次開始することを特徴とする請求項1記載のデータ伝送方法。
  4. 複数の区分パケットデータの夫々を、所定のコーディング処理が施されたパケットストリームデータとして得ることを特徴とする請求項1,2または3記載のデータ伝送方法。
  5. 情報データを各々が予め定められた時間長を有する複数のデータセグメントに順次分割し、その際、上記予め定められた時間長を、所定の時間長に達するまでは上記データセグメント毎に順次増大していき、上記所定の時間長に達した後には該所定の時間長に固定されるものとなし、分割形成される複数のデータセグメントの夫々に誤り訂正符合化処理を施すことにより連続するパケットデータを得て複数の連続するパケットデータを形成し、該複数の連続するパケットデータの夫々を、個別のデータ伝送チャンネルを通じて送信し、複数チャンネル並行伝送を行うデータ伝送方法。
  6. 情報データを圧縮コーディング処理が施されたものとなすことを特徴とする請求項5記載のデータ伝送方法。
  7. 情報データをライブ情報データとし、複数の連続するパケットデータの夫々についての個別のデータ伝送チャンネルを通じた送信を、上記ライブ情報データの到来状態に応じて順次開始することを特徴とする請求項5記載のデータ伝送方法。
  8. 情報データをメモリ手段に取り込む情報データ取込手段と、
    上記メモリ手段に取り込まれた情報データを、各々が予め定められた時間長を有する複数のデータセグメントに順次分割するとともに、上記予め定められた時間長を、所定の時間長に達するまでは上記データセグメント毎に順次増大していき、上記所定の時間長に達した後には該所定の時間長に固定されるものとなすデータ分割手段と、
    該データ分割手段により分割形成される複数のデータセグメントの夫々を区分パケットデータに変換して、複数の区分パケットデータを得るパケットデータ形成手段と、
    該パケットデータ形成手段から得られる複数の区分パケットデータの夫々を、個別のデータ伝送チャンネルを通じて繰返し送信し、複数チャンネル並行伝送を行うデータ送信手段と、
    を備えて構成されるデータ伝送装置。
  9. 情報データを圧縮コーディング処理が施されたものとして情報データ取込手段に供給するデータエンコーディング手段が設けられることを特徴とする請求項8記載のデータ伝送装置。
  10. データ送信手段が、複数の区分パケットデータの夫々についての個別のデータ伝送チャンネルを通じた繰返し送信を、情報データの情報データ取込手段への到来状態に応じて順次開始することを特徴とする請求項8記載のデータ伝送装置。
  11. パケットデータ形成手段が、複数の区分パケットデータの夫々を、所定のコーディング処理が施されたパケットストリームデータとして得ることを特徴とする請求項8,9または10記載のデータ伝送装置。
  12. 情報データをメモリ手段に取り込む情報データ取込手段と、
    上記メモリ手段に取り込まれた情報データを、各々が予め定められた時間長を有する複数のデータセグメントに順次分割するとともに、上記予め定められた時間長を、所定の時間長に達するまでは上記データセグメント毎に順次増大していき、上記所定の時間長に達した後には該所定の時間長に固定されるものとなすデータ分割手段と、
    該データ分割手段により分割形成される複数のデータセグメントの夫々に誤り訂正符号化処理を施すことにより連続するパケットデータを得て、複数の連続するパケットデータを形成するパケットデータ形成手段と、
    該パケットデータ形成手段から得られる複数の連続するパケットデータの夫々を、個別のデータ伝送チャンネルを通じて送信し、複数チャンネル並行伝送を行うデータ送信手段と、
    を備えて構成されるデータ伝送装置。
  13. 情報データを圧縮コーディング処理が施されたものとして情報データ取込手段に供給するデータエンコーディング手段が設けられることを特徴とする請求項12記載のデータ伝送装置。
  14. データ送信手段が、複数の連続するパケットデータの夫々についての個別のデータ伝送チャンネルを通じた送信を、情報データの情報データ取込手段への到来状態に応じて順次開始することを特徴とする請求項12記載のデータ伝送装置。
  15. 情報データをメモリ手段に取り込む情報データ取込手段と、
    上記メモリ手段に取り込まれた情報データを、各々が予め定められた時間長を有する複数のデータセグメントに順次分割するとともに、上記予め定められた時間長を、所定の時間長に達するまでは上記データセグメント毎に順次増大していき、上記所定の時間長に達した後には該所定の時間長に固定されるものとなすデータ分割手段と、
    該データ分割手段により分割形成される複数のデータセグメントの夫々を区分パケットデータに変換して、複数の区分パケットデータを得るパケットデータ形成手段と、
    該パケットデータ形成手段から得られる複数の区分パケットデータの夫々を、個別のデータ伝送チャンネルを通じて繰返し送信し、複数チャンネル並行伝送を行うデータ送信手段と、
    を備えて構成されるデータ伝送装置、
    及び、
    上記所定の時間長に達するまでは順次増大していき、上記所定の時間長に達した後には該所定の時間長に固定される、複数の予め定められた時間長を夫々有する複数のデータセグメントの各々が変換されて得られ、夫々が上記個別のデータ伝送チャンネルを通じて繰返し送信される複数の区分パケットデータを受信してメモリ手段に取り込むパケットデータ取込手段と、
    上記メモリ手段に取り込まれた複数の区分パケットデータに夫々基づいて、各々が上記予め定められた時間長を有する複数のデータセグメントを得るデータセグメント形成手段と、
    該データセグメント形成手段により得られる複数のデータセグメントを順次送出して情報データを再生するデータ再生手段と、
    を備えて構成されるデータ受信装置、
    を含んで構成されるデータ送受システム。
  16. 情報データをメモリ手段に取り込む情報データ取込手段と、
    上記メモリ手段に取り込まれた情報データを、各々が予め定められた時間長を有する複数のデータセグメントに順次分割するとともに、上記予め定められた時間長を、所定の時間長に達するまでは上記データセグメント毎に順次増大していき、上記所定の時間長に達した後には該所定の時間長に固定されるものとなすデータ分割手段と、
    該データ分割手段により分割形成される複数のデータセグメントの夫々に誤り訂正符号化処理を施すことにより連続するパケットデータを得て、複数の連続するパケットデータを形成するパケットデータ形成手段と、
    該パケットデータ形成手段から得られる複数の連続するパケットデータの夫々を、個別のデータ伝送チャンネルを通じて送信し、複数チャンネル並行伝送を行うデータ送信手段 と、
    を備えて構成されるデータ伝送装置、
    及び、
    上記所定の時間長に達するまでは順次増大していき、上記所定の時間長に達した後には該所定の時間長に固定される、複数の予め定められた時間長を夫々有する複数のデータセグメントの各々に誤り訂正符合化処理が施されて得られ、夫々が上記個別のデータ伝送チャンネルを通じて送信される複数の連続するパケットデータを受信してメモリ手段に取り込むパケットデータ取込手段と、
    上記メモリ手段に取り込まれた複数の連続するパケットデータの夫々における所定データ量部分に基づいてデータセグメントを再生することにより、各々が上記予め定められた時間長を有する複数のデータセグメントを得るデータセグメント形成手段と、
    該データセグメント形成手段により得られる複数のデータセグメントを順次送出して情報データを再生するデータ再生手段と、
    を備えて構成されるデータ受信装置、
    を含んで構成されるデータ送受システム。
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