JP3718148B2 - Sea ice machine - Google Patents

Sea ice machine Download PDF

Info

Publication number
JP3718148B2
JP3718148B2 JP2001234839A JP2001234839A JP3718148B2 JP 3718148 B2 JP3718148 B2 JP 3718148B2 JP 2001234839 A JP2001234839 A JP 2001234839A JP 2001234839 A JP2001234839 A JP 2001234839A JP 3718148 B2 JP3718148 B2 JP 3718148B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice
seawater
ice making
refrigerant
supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001234839A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2003042611A (en
Inventor
明 横川
恵一 榎本
博史 大前
牧敬 秋山
Original Assignee
株式会社ナンカイ冷熱設備
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ナンカイ冷熱設備 filed Critical 株式会社ナンカイ冷熱設備
Priority to JP2001234839A priority Critical patent/JP3718148B2/en
Publication of JP2003042611A publication Critical patent/JP2003042611A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3718148B2 publication Critical patent/JP3718148B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は海水用製氷機に関し、より詳しくは、海水を原料として、氷層からの海水の分離が生じにくく長時間にわたって粘性状態が維持される微細な氷粒子からなるシャーベット状又は粉雪状の氷を製造することができる海水用製氷機に関する。
【0002】
【従来の技術】
魚の鮮度を保持するための方法として従来より最も簡単に行なわれている方法は魚を氷で冷却する方法であり、例えば漁船が漁に出る際には大量の氷を船に積み込み、捕獲した魚を氷で冷却した海水中に保存しながら輸送している。
しかしながら、普通の氷は溶けると真水であるため、時間の経過と共に海水の塩分濃度が低下し、魚の鮮度が落ちてしまうという問題があった。
【0003】
海水を氷にする技術自体は既に公知であり、その方法はスタティック氷製造方式とダイナミック氷製造方式とに大別することができる。
前者は、海水を容器内に入れてそれを間接的に冷却して塊状の氷をつくる方式であるが、この方式はバッチ方式であり、しかも得られた氷を魚の保存に適したシャーベット状の氷とするための破砕工程等を別途必要とするため、経済的に好ましい方法ではなかった。
一方、後者は、間接熱交換法と直接熱交換法に大別することができ、このうち間接熱交換法には、掻き取り法、熱媒体剥離法(ハーベスト法)、過冷却法等が存在している。
【0004】
直接熱交換法は、海水と冷媒を直接混合して氷を生成した後、氷と冷媒を分離する方法であるが、この方法は冷媒が水産物に混入することによる人体への悪影響が懸念されるという問題があった。
また、間接熱交換法のうち、過冷却法は海水を氷点以下の温度領域(−2℃以下)まで過冷却し、この過冷却状態にある海水を機械的に又は氷結晶を投入することによって人工的に過冷却状態を破壊する方法であるが、製氷操作のコントロールが複雑になるという問題があった。
【0005】
掻き取り法は、円筒形の製氷板の外面に冷媒管を設置し、平滑な内面に上部から海水を膜状に付着させ、この海水液膜を流下する間に凍結させて氷を生成し、生成した氷をオーガスクリュー等により連続的に掻き取る方法であり、その装置の一例を図4に示す。
熱媒体剥離法は、冷媒によって冷却された平面状の製氷板を垂直に、または傾斜させて設置し、この製氷板の上部から海水を流すとともに、製氷板上に冷媒と熱媒を交互に流すことにより、製氷板上に氷を生成させ、生成した氷を製氷板から剥離させる方法であり、その装置の一例を図5に示す。
尚、これらの図において、(A)は水槽、(B)はポンプ、(C)はモーター、(D)は生成された氷、(E)は製氷板である。
これらの方法は、装置の運転操作が比較的容易であり経済性もあるため、他の方法に比べて好適に使用可能であり、中でも重力の作用を活用する図4に示すような海水流下式の掻き取り法が海水氷の製造に適していると考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような装置にて製造された氷は、粒径が大きくなる(約0.5mm以上)うえに、板状又は塊状になり易い。
これは、海水が氷結する限界状態での海水の攪拌効果が少ないため、円筒内壁面に生成した氷が掻き取られる前に大きく成長してしまうことが原因であると考えられる。
このような、粒径が大きい氷や板状又は塊状の氷は、氷の間隙内の海水に働く表面張力よりも重力の方が大きいため、海水を間隙内に保持しておくことが困難であって海水と氷(真水氷)とが分離し易く、しかも接触面積が小さくなるために、魚介類等の保存用の氷としては適さないという問題があった。
【0007】
さらに本願発明者は、海洋深層水がもつ清浄性や富栄養性に注目し、魚等の食品鮮度保持用の氷として、海洋深層水から氷を製造することを着想した。
勿論従来の方法によっても海洋深層水から氷を製造することは可能ではあるが、上記したように海水を氷の粒子と粒子の間隙内に保持しておくことが困難であるため、有効成分が氷内に保持されず、従来の製氷方法では海洋深層水を使用するメリットが全くなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、請求項1に係る発明は、海水からシャーベット状又は粉雪状の氷を製造するための製氷機であって、水平もしくは上下方向に傾斜して横向きに配設されて一端部に海水の給水口を他端部に氷の取り出し口をそれぞれ備えた円筒状の製氷部と、該製氷部の外周に設けられて製氷部内の海水を過冷却する冷媒が供給される冷媒通路と、該製氷部内に回転可能に配設された回転部材から構成され、該回転部材は製氷部内の海水を攪拌するためのリボンスクリュー式攪拌羽根と、製氷部の内壁に付着した氷を掻き取るための掻き取り刃と、製氷部内で生成された氷を取り出し口へと移送するオーガスクリューを備えてなり、前記製氷部内に圧縮空気等の気体を送り込むための気体供給口を製氷部の下端部近傍に備えてなるとともに、該製氷部に、気体供給口により気体が供給される気体供給部、攪拌羽根により攪拌される攪拌部、オーガスクリューにより氷が移送される氷移送部が順次形成されてなることを特徴とする海水用製氷機に関する。
【0009】
請求項2に係る発明は、前記給水口への海水の供給路を開閉する供給バルブと、前記冷媒通路の出口における冷媒温度もしくは取り出し口における海水又は氷の温度を測定する温度センサーと、前記供給バルブの開閉及び/又は前記回転部材の駆動を制御する制御部とを具備し、該制御部は前記温度センサーにおける測定結果に基いて供給バルブの開度及び/又は回転部材の回転速度を制御することを特徴とする請求項1記載の海水用製氷機に関する。
【0010】
請求項3に係る発明は、前記給水口への海水の供給路を開閉する供給バルブと、前記冷媒通路への冷媒の供給路を開閉する冷媒流量制御バルブと、前記取り出し口からの氷の排出路を開閉する排出バルブと、これらのバルブの開閉及び前記回転部材の駆動を制御する制御部とを具備するとともに、製氷部内への海水の供給のための供給バルブの開放、製氷部内への海水供給の停止のための供給バルブの閉鎖、冷媒通路への冷媒の供給のための冷媒流量制御バルブの開放、海水の攪拌のための回転部材の回転駆動、取り出し口から氷を取り出すための排出バルブの開放、からなる一連の動作制御を前記制御部によるシーケンス制御により自動的に行うことを特徴とする請求項1記載の海水用製氷機に関する。
【0011】
請求項4に係る発明は、前記製氷部内の温度を測定する温度センサーを有し、前記制御部は該温度センサーによる測定温度を予め定められた所定の温度範囲と比較して測定温度が所定の温度範囲に達したときに、前記取り出し口から氷を取り出すための排出バルブの開放動作を行うことを特徴とする請求項3記載の海水用製氷機に関する。
請求項5に係る発明は、前記製氷部内における海水の冷却時間を測定するタイマーを有し、前記制御部は該タイマーにより予め定められた所定時間に達したときに、前記取り出し口から氷を取り出すための排出バルブの開放動作を行うことを特徴とする請求項3記載の海水用製氷機に関する。
【0012】
請求項6に係る発明は、前記冷媒通路が、気体供給部の周囲に設けられた第1通路部と、攪拌部及び氷移送部の周囲に設けられた第2通路部とからなり、これら第1通路部と第2通路部とが隔壁により分離されてなることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の海水用製氷機に関する。
請求項7に係る発明は、前記給水口に、製氷部内の水位及び濃度を一定にするように製氷部内に海水を供給する補給タンクが取り付けられてなることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の海水用製氷機に関する。
請求項8に係る発明は、製氷部内に供給される海水が海洋深層水であることを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の海水用製氷機に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る海水用製氷機の好適な実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明に係る海水用製氷機の参考形態を示す概略断面図である。
参考形態に係る海水用製氷機はバッチ式の装置であり、水平横向きに配置されて内部に海水が供給される円筒状の製氷部(1)と、該製氷部(1)の外周を囲うように設けられて製氷部内の海水を過冷却する冷媒が供給される冷媒通路(2)と、該製氷部(1)内に回転可能に配設された回転部材(3)とから構成される。
【0014】
製氷部(1)はその内部に海水を収容して凍らせるための空間であり、その一端部には海水を内部に供給するための給水口(4)が設けられている。
また、冷媒通路(2)の下部右端寄り位置には冷媒の入口(5)が、その上部左端寄り位置には冷媒の出口(6)がそれぞれ設けられており、フロン等の冷媒はこの入口(5)から供給されて冷媒通路(2)内を循環した後に出口(6)から排出される。
冷媒通路(2)内に供給される冷媒は、海水の氷点以下の温度である−2℃以下、好ましくは−2℃〜−35℃の温度とされる。
そして、このような冷媒が冷媒通路(2)内を循環することにより、製氷部(1)内の冷媒通路(2)に対面する内壁部分は海水の氷点以下に冷却され、これによって製氷部(1)の内壁部分に接する海水は過冷却されて氷が生成される。
【0015】
回転部材(3)は、製氷部(1)の中心軸回りに回転可能に設けられており、製氷部(1)内における前端から後端に至るように螺旋状に形成されたリボンスクリュー式の攪拌羽根(7)を備えている。
また、回転部材(3)はさらに、製氷部(1)の前端から後端に至る内壁に当接する掻き取り刃(8)を備えている。
掻き取り刃(8)は、製氷部(1)の前端から中間部に至る第一の掻き取り刃(81)と、該中間部から後端に至る第二の掻き取り刃(82)の二つの掻き取り刃から構成されており、これらの掻き取り刃は製氷部(1)の中心を挟んで対角線上に配置されている。
【0016】
この参考形態の海水用製氷機によれば、給水口(4)から製氷部(1)内に供給された海水は回転部材(3)の回転によって攪拌羽根(7)により攪拌されながら、冷媒通路(2)に供給された冷媒によって過冷却される。
これによって、冷媒通路(2)に対面する製氷部(1)の内壁部分に氷が生成され、生成された氷は回転部材(3)の回転によって掻き取り刃(8)により掻き取られる。
そして、これらの一連の作用が繰り返されることによって、製氷部(1)内に供給した海水からシャーベット状の氷を製造することができる。
【0017】
上記した参考形態の海水用製氷機により得られた氷は、攪拌羽根(7)により強力に攪拌されながら、冷媒通路(2)に供給された冷媒によって徐々に冷却されるため、極めて粒径の小さいシャーベット状の氷となる。
そして、このようにして得られたシャーベット状の氷を山盛り状態にて放置しておいたが、シャーベット氷層からの海水の分離は生じず、長時間にわたって粘性状態が維持された。
このようなシャーベット状の氷は、冷却温度を−2℃〜約−15℃としたときに得られ、冷却温度を約−15℃〜−35℃とした場合には、さらさらした粉雪状の氷が得られる。
【0018】
図2は本発明に係る海水用製氷機の第一実施形態を示す概略断面図である。
第一実施形態に係る海水用製氷機は連続式の装置であり、横向きに配設されて内部に海水が供給される製氷部(1)と、該製氷部(1)の外周を囲うように設けられて製氷部内の海水を過冷却する冷媒が供給される冷媒通路(2)と、該製氷部(1)内に回転可能に配設された回転部材(3)とを備えている。
【0019】
製氷部(1)は、上下方向に傾斜して配設されており、その下端部には海水の給水口(4)が設けられ、上端部には氷の取り出し口(9)が設けられている。
但し、本実施形態及び後述する第二実施形態においては、製氷部(1)を水平横向きに配設することも可能であり、また傾斜角度については45度以下の範囲で適宜変更することが可能である。
給水口(4)には海水を充填した補給タンク(10)が接続されており、補給タンク(10)から定量ポンプ等(図示せず)によって製氷部(1)内に海水を供給することができる。
この補給タンク(10)から製氷部(1)内への海水の供給は、製氷部(1)内の水位及び濃度が一定に保たれるように制御される。
また、製氷部(1)の下端部近傍位置には、製氷部(1)内に圧縮空気等の気体を送り込むための気体供給口(11)が備えられている。
【0020】
冷媒通路(2)は、製氷部(1)の下方部(後記する気体供給部(13))の外周に設けられた第1通路部(21)と、該第1通路部(21)の上方(後記する攪拌部(14)及び移送部(15)の周囲)に設けられた第2通路部(22)とからなり、これら第1通路部(21)と第2通路部(22)とは隔壁(23)により分離されて相互に冷媒の流通ができないようになっている。
そして、第1通路部(21)及び第2通路部(22)の下端部にはそれぞれ冷媒の入口(51)、(52)が設けられ、第1通路部(21)及び第2通路部(22)の上端部にはそれぞれ冷媒の出口(61)、(62)が設けられており、フロン等の冷媒はそれぞれの入口(51)、(52)から供給されて各冷媒通路(21)、(22)内を独立して循環した後にそれぞれの出口(61)、(62)から排出される。
また、各冷媒入口(51)、(52)には、それぞれ冷媒流量制御用の電磁バルブ(51a)、(52a)が取り付けられており、各バルブ(51a)、(52a)の下流側にはそれぞれ、液体状の冷媒を気化するための膨張バルブ(51b)、(52b)が取り付けられている。
【0021】
冷媒通路(2)内に供給される冷媒は、海水の氷点以下の温度である−2℃以下、好ましくは−2℃〜−35℃の温度とされる。
そして、このような冷媒が冷媒通路(2)内を循環することにより、製氷部(1)内の冷媒通路(2)に対面する内壁部分は海水の氷点以下に冷却され、これによって製氷部(1)の内壁部分に接する海水は過冷却されて氷が生成される。
ここで、冷媒による冷却温度を−2℃〜約−15℃とするとシャーベット状の氷が得られ、冷却温度を約−15℃〜−35℃とするとさらさらした粉雪状の氷が得られることは、上記した参考形態の場合と同様である。
【0022】
回転部材(3)は製氷部(1)の中心を貫く中心軸を備えており、該中心軸に製氷部(1)内の海水を攪拌するためのリボンスクリュー式の攪拌羽根(7)と、製氷部(1)の内壁に付着した氷を掻き取るための掻き取り刃(8)と、製氷部(1)内で生成された氷を取り出し口(9)へと移送するオーガスクリュー(12)が設けられている。
【0023】
回転部材(3)は軸方向において4つの部分から成っており、先端から約1/4の部分(第1部分)は掻き取り刃(8)を備えた部分、先端から約1/4の位置から約2/3の位置にかけての部分(第2部分)は攪拌羽根(7)と掻き取り刃(8)を備えた部分、残りの約1/3の部分のうち先端寄りの部分(第3部分)はオーガスクリュー(12)を備えた部分、後端寄り(最後端)部分(第4部分)は中心軸のみの部分とされ、この第4部分は取り出し口(9)に面している。
【0024】
このように回転部材(3)が4つの部分から成っていることによって、製氷部(1)内には回転部材(3)の各部分の機能にそれぞれ対応した空間が形成されている。
本明細書においては、回転部材(3)の第1部分に対応する空間は気体供給口(11)から気体が供給される気体供給部(13)、第2部分に対応する空間は攪拌羽根(7)により攪拌される攪拌部(14)、第3部分に対応する空間はオーガスクリュー(12)により氷が移送される移送部(15)、第4部分に対応する空間は取り出し口(9)から氷が取り出される取り出し部(16)と称する。
【0025】
上記した本発明の第一実施形態に係る海水用製氷機によれば、給水口(4)から製氷部(1)の下端部に供給された海水は、冷媒通路(2)に供給された冷媒によって過冷却され、冷媒通路(2)に対面する製氷部(1)の内壁部分に氷が生成され、回転部材(3)の回転によって掻き取り刃(8)により掻き取られる。
この製氷工程において、気体供給口(11)から製氷部(1)内に気体(通常は空気)を供給することによって該気体を氷結晶の回りに付着させる。
氷結晶の回りに付着した気体は、断熱効果によってシャーベット氷層からの海水の分離を防ぐ役割を果たす。ここで、製氷部(1)が上下方向に傾斜して配設され且つ気体供給口(11)が製氷部(1)の下端部近傍位置に設けられていることによって、供給された気体は製氷部内全体にすばやく行き渡り、氷結晶に対して容易に付着することができる。
【0026】
気体供給部(13)にて生成される氷は、水分を多く含みシャーベット氷層からの海水の分離が生じ易い状態にある。
そこで、攪拌部(14)において、この氷を更に過冷却して水分の少ないさらさらの氷とする。
これは、例えば冷媒通路(2)の第2通路部(22)に供給する冷媒の温度を第1通路部(21)に供給する冷媒の温度より低くすることによって達成することができる。
【0027】
攪拌部(14)において生成したさらさらのシャーベット状又は粉雪状の氷は、攪拌羽根(7)によって攪拌されながらその体積の増加によって徐々に上方へと押し上げられ、押し上げられた氷は移送部(15)にてオーガスクリュー(12)により更に上方へと移送されて取り出し部(16)に開口された取り出し口(9)から取り出される。
【0028】
このようにして得られた氷は、海水が攪拌羽根により強力に攪拌されながら冷媒によって徐々に冷却されることによって、極めて粒径の小さいシャーベット状又は粉雪状の氷となる。
尚、上記製造工程において、補給タンク(10)から製氷部(1)内に海水を供給して製氷部(1)内の海水の塩分濃度が常に1%以上になるように制御することによって、確実にシャーベット状又は粉雪状の海水氷を製造することが可能となる。
また、本発明に係る海水用製氷機においては、通常の海水(塩分濃度約3%)よりも塩分濃度が高くされた濃縮海水についても、微細粒径のシャーベット状又は粉雪状の海水氷を容易に製造することができる。
【0029】
また、上記した本発明の第一実施形態に係る海水用製氷機において、給水口(4)への海水の供給路(30)を開閉する供給バルブ(31)と、冷媒通路(22)の出口(62)における冷媒温度もしくは取り出し口(9)における海水又は氷の温度を測定する温度センサー(36)と、供給バルブ(31)の開閉及び/又は回転部材(3)の駆動を制御する制御部(34)とを設け、この制御部(34)が、温度センサー(36)における測定結果に基いて供給バルブ(31)の開度及び/又は回転部材(3)の回転速度を制御する構成も好ましく採用できる。
【0030】
この構成をより具体的に説明すると、制御部(34)は、温度センサー(36)における測定温度が製氷に適した温度(−2℃以下)に達していない場合には、供給バルブ(31)の開放度を小さくして製氷部内への海水の供給速度を低下させるかもしくは回転部材(3)の回転速度を遅くして製氷部内における氷の移動速度を低下させる。
そして、温度センサー(36)における測定温度が製氷に適した温度(−2℃以下)に達した場合には、供給バルブ(31)の開放度を大きくして製氷部内への海水の供給速度を増加させるかもしくは回転部材(3)の回転速度を速くして製氷部内における氷の移動速度を増加させる。
【0031】
第一実施形態に係る海水用製氷機において、このような制御機構を設けることによって、未だ充分に凍っていない海水がそのまま取り出し口から排出されることが防がれ、確実に安定した品質のシャーベット状又は粉雪状の氷を連続的に製造することが可能となる。
【0032】
図3は本発明に係る海水用製氷機の第二実施形態を示す概略断面図である。
第二実施形態に係る海水用製氷機は半連続式(半バッチ式)の装置である。
この装置は、上記した第一実施形態の海水用製氷機と基本構成は同じであるため、説明の重複を省くために同じ構成には同じ符号を付して説明を省略し、以下の説明は異なっている構成を中心に行うこととする。
【0033】
第二実施形態に係る海水用製氷機は、前記給水口(4)への海水の供給路(30)を開閉する供給バルブ(31)と、前記取り出し口(9)からの氷の排出路(32)を開閉する排出バルブ(33)と、各冷媒入口(51)、(52)に取り付けられた冷媒流量制御用の電磁バルブ(51a)、(52a)及び膨張バルブ(51b)、(52b)と、これらのバルブの開閉及び回転部材(3)の駆動を制御する制御部(34)と、タイマー(35)と、製氷部(1)内の温度を測定する温度センサー(36)を備えている。
【0034】
制御部(34)は、製氷部(1)内への海水の供給のための供給バルブ(31)の開放、製氷部(1)内への海水供給の停止のための供給バルブ(31)の閉鎖、冷媒通路(2)内への冷媒の供給のためのバルブ(51a)、(52a)、(51b)、(52b)の開放、海水の攪拌のための回転部材(3)の回転駆動、取り出し口(9)から氷を取り出すための排出バルブ(33)の開放、からなる一連の動作制御をシーケンス制御により自動的に行わせるものであり、以下にこの制御部(34)の制御動作についてより具体的に説明する。
【0035】
先ず、製氷部(1)内に海水を供給するために給水口(4)への海水の供給路(30)を開閉する供給バルブ(31)を開放し、製氷部(1)内が所定の水位(内容積の約70%程度)に達した時点で供給バルブ(32)を閉鎖して製氷部(1)内への海水供給を停止し、次いで回転部材(3)を回転駆動させることによって攪拌羽根(7)を製氷部(1)内で回転させる。
尚、所定の水位に達したことの検知は、タイマー(35)による時間計測や水位センサー(図示せず)による製氷部内の水位検出等の方法によって行うことができる。
【0036】
次に、冷媒流路制御用電磁バルブ(51a)、(52a)を開放して、冷媒通路(21)、(22)に冷媒を流す。このとき、回転部材(3)の回転駆動が起こらなければ、バルブ(51a)、(52a)が開放しないようにインターロック機構が働くようにしておく。
製氷部(1)内に供給された海水は、前述したように冷媒によって次第に冷却され、温度が−2℃以下になることで微粒子氷が生成され、その数が増加してシャーベット状の氷となる。このとき生成される氷自体は真水氷であり、氷が増加するほど海水中の塩分濃度は増加する。
そして、さらに温度が低下すれば、シャーベット状氷の粘度が増加して次第に硬い粘性体になっていき、温度が約−15℃以下になると氷は粉雪状になり、この粉雪状の氷は温度が低下するほどさらさらした乾いた氷となる。
【0037】
このようにして生成されたシャーベット状又は粉雪状の氷は、取り出し口(9)から取り出される。
ここで、前述した第一実施形態においては、取り出し口(9)は常時開放されていて生成された氷は連続的に取り出されるが、本実施形態においては、取り出し口(9)に設けられた氷の排出路(32)に排出バルブ(33)が設けられていて、この排出バルブ(33)が開放されることによってはじめて生成された氷が外部に取り出されるようになっている。
【0038】
そして、排出バルブ(33)は通常閉鎖されており、制御部(34)は、製氷部(1)内に配設された温度センサー(36)による測定温度を予め定められた所定の温度範囲(−2℃〜−35℃)と比較し、測定温度が所定の温度範囲に達していた場合に排出バルブ(33)を開放する。
尚、この制御部(34)による排出バルブ(33)の開放動作の制御は、タイマー(35)によって予め定められた製氷に最適な時間経過後に行うような制御とすることも可能である。
製氷部(2)内にて生成された氷は、回転部材(3)の回転によって連続的に上方へと送られるので、排出バルブ(33)が開放されることによって生成されたシャーベット状又は粉雪状の氷は自動的に取り出し口(9)から排出される。
そして、このような動作を繰り返し行わせることによって、シャーベット状又は粉雪状の氷が間欠的に且つ自動的に製造されていくこととなる。
【0039】
上記したような制御部(34)によるシーケンス制御を導入することによって、海水の供給から氷の取り出しまでを自動的に行うことが可能となり、安定した品質の氷を効率良く製造することが可能となる。
さらに、上記したような温度センサー(36)を利用した制御部(34)によるフィードバック制御をシーケンス制御に加えて導入することによって、製氷部内における海水の冷却を、シャーベット状又は粉雪状の氷の生成のために最適な温度にて最適な時間行うことが可能となり、製造される氷の品質をより安定させることができる。
【0040】
製氷部内で氷を生成するためには10〜15分程度の時間が必要であるため、第一実施形態の連続式製氷装置では、海水の冷却時間を確保するために製氷部をある程度長く形成することが必要となり装置全体が大型化してしまうが、この第二実施形態の半連続式装置によれば、海水を製氷部内において一定時間収容しておくことができるため、製氷部を長く形成する必要が無く装置全体をコンパクトに構成することが可能となる。
【0041】
本発明に係る海水用製氷機においては、製氷部(1)内に供給される海水を海洋深層水とすることが好ましい。
海洋深層水とは陸棚外縁部以深にある海水であり、様々なミネラル分がバランス良く含まれており、低温であって陸水由来の細菌に汚染されておらず海洋性細菌数も表層の海水に比べて非常に少なく清浄であるという性質を有している。
従って、このような海洋深層水を使用することで、ミネラルを多く含む清浄な氷を得ることができ、得られた氷は魚介類等の保存用の氷として極めて適したものとなる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、極めて粒径が小さくて氷層からの海水の分離が生じにくく長時間にわたって粘性状態が維持される、魚介類等の保存に最適なシャーベット状又は粉雪状の氷を連続的に得ることができ製造効率に優れる。
また、氷結晶の回りに気体が付着した氷を得ることができ、得られた氷は断熱効果によってシャーベット状氷層又は粉雪状氷層からの海水の分離が生じにくくなり、より長時間にわたって粘性状態が維持される。
更に、製氷部内において水分の少ないシャーベット状又は粉雪状の氷を効率良く連続的に生成して取り出すことができる。
【0043】
請求項2に係る発明によれば、未だ充分に凍っていない海水がそのまま取り出し口から排出されることが防がれ、確実に安定した品質のシャーベット状又は粉雪状の氷を連続的に製造することが可能となる。
請求項3に係る発明によれば、海水の供給から氷の取り出しまでを自動的に行うことが可能となり、安定した品質の氷を効率良く製造することが可能となる。また、海水を製氷部内において一定時間収容しておくことができるため、装置全体をコンパクトに構成することが可能となる。
【0044】
請求項4に係る発明によれば、製氷部内における海水の冷却を、シャーベット状又は粉雪状の氷の生成のために最適な温度にて行うことが可能となり、製造される氷の品質をより安定させることができる。
請求項5に係る発明によれば、製氷部内における海水の冷却を、シャーベット状又は粉雪状の氷の生成のために最適な時間行うことが可能となり、製造される氷の品質をより安定させることができる。
【0045】
請求項6に係る発明によれば、各通路に供給する冷媒の温度や種類を変えることによって、品質の良いシャーベット状又は粉雪状の氷を効率良く製造することが可能となる。
請求項7に係る発明によれば、生成されるシャーベット状又は粉雪状の氷の濃度調整や粘性の調整を容易に行うことができる。
請求項8に係る発明によれば、ミネラルを多く含む清浄な氷を得ることができ、得られた氷は魚等の保存用の氷として極めて適したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る海水用製氷機の参考形態を示す概略断面図である。
【図2】 本発明に係る海水用製氷機の第一実施形態を示す概略断面図である。
【図3】 本発明に係る海水用製氷機の第二実施形態を示す概略断面図である。
【図4】 従来の海水用製氷機の一例を示す図である。
【図5】 従来の海水用製氷機の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 製氷部
2 冷媒通路
3 回転部材
4 給水口
51a 冷媒流量制御用の電磁バルブ
52a 冷媒流量制御用の電磁バルブ
51b 膨張バルブ
52b 膨張バルブ
7 攪拌羽根
8 掻き取り刃
9 取り出し口
10 補給タンク
11 気体供給口
12 オーガスクリュー
13 気体供給部
14 攪拌部
15 移送部
21 第1通路部
22 第2通路部
23 隔壁
30 供給路
31 供給バルブ
32 排出路
33 排出バルブ
34 制御部
35 タイマー
36 温度センサー
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to an ice maker for seawater, and more specifically, sherbet-shaped or powdered-snow ice composed of fine ice particles that use seawater as a raw material and hardly separate seawater from an ice layer and maintain a viscous state for a long time. The present invention relates to an ice maker for seawater.
[0002]
[Prior art]
  The simplest method used to maintain the freshness of fish is to cool the fish with ice. For example, when a fishing boat goes fishing, a large amount of ice is loaded onto the boat and the fish caught. Are transported while being stored in ice-cooled seawater.
  However, since normal ice is fresh water when it melts, there is a problem that the salinity of seawater decreases with time and the freshness of the fish decreases.
[0003]
  The technology for making seawater into ice is already known, and the method can be roughly divided into a static ice production method and a dynamic ice production method.
  The former is a method in which seawater is put into a container and indirectly cooled to create a block of ice, but this method is a batch method, and the obtained ice is a sherbet-like shape suitable for fish preservation. Since a crushing step for making ice is required separately, it was not an economically preferable method.
  On the other hand, the latter can be broadly divided into indirect heat exchange methods and direct heat exchange methods. Among these, indirect heat exchange methods include scraping method, heat medium peeling method (harvest method), supercooling method, etc. are doing.
[0004]
  The direct heat exchange method is a method in which seawater and refrigerant are directly mixed to produce ice, and then ice and refrigerant are separated. However, this method has a concern about adverse effects on the human body due to the refrigerant mixed into marine products. There was a problem.
  Of the indirect heat exchange methods, the supercooling method supercools seawater to a temperature range below the freezing point (-2 ° C or less), and mechanically or throws ice crystals into this supercooled seawater. Although this method artificially destroys the supercooled state, there is a problem that the control of the ice making operation becomes complicated.
[0005]
  The scraping method installs a refrigerant pipe on the outer surface of a cylindrical ice making plate, attaches seawater from the top to a smooth inner surface in a film form, freezes this seawater liquid film while flowing down, generates ice, This is a method of continuously scraping generated ice with an auger screw or the like, and an example of the apparatus is shown in FIG.
  In the heat medium peeling method, a flat ice making plate cooled by a refrigerant is installed vertically or inclined, and seawater flows from the top of the ice making plate, and the refrigerant and the heat medium flow alternately on the ice making plate. Thus, ice is generated on the ice making plate, and the generated ice is peeled off from the ice making plate. An example of the apparatus is shown in FIG.
  In these drawings, (A) is a water tank, (B) is a pump, (C) is a motor, (D) is generated ice, and (E) is an ice making plate.
  Since these methods are relatively easy and economical to operate, the method can be suitably used as compared with other methods. Above all, the seawater flow type as shown in FIG. 4 that utilizes the action of gravity. The scraping method is considered to be suitable for seawater ice production.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
  However, ice produced by such an apparatus has a large particle size (about 0.5 mm or more) and tends to be plate-shaped or massive.
  This is considered to be caused by the fact that the ice produced on the inner wall surface of the cylinder grows large before it is scraped off because the seawater agitation effect in the limit state where the seawater freezes is small.
  Such ice with a large particle size or plate-like or block-like ice has a higher gravitational force than the surface tension acting on the seawater in the ice gap, so it is difficult to keep the seawater in the gap. In addition, seawater and ice (fresh water ice) are easily separated, and the contact area is small, so that there is a problem that it is not suitable as ice for preservation of seafood and the like.
[0007]
  Furthermore, the inventor of the present application paid attention to the cleanliness and eutrophicity of deep seawater and conceived of producing ice from deep seawater as ice for maintaining the freshness of food such as fish.
  Of course, it is possible to produce ice from deep seawater by conventional methods, but it is difficult to keep seawater in the gaps between the ice particles as described above. There was no merit of using deep sea water in the conventional ice making method because it was not kept in ice.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
  The present invention has been made to solve the above problems, and the invention according to claim 1 is an ice making machine for producing sherbet-shaped or powdered-snow ice from seawater,A cylindrical ice-making part that is horizontally or vertically inclined and is disposed horizontally and has a seawater supply port at one end and an ice outlet at the other end, and an outer periphery of the ice-making unit. Ribbon screw type for agitating the seawater in the ice making part, comprising a refrigerant passage to which a refrigerant for supercooling seawater in the ice making part is supplied, and a rotating member rotatably arranged in the ice making part. It comprises an agitating blade, a scraping blade for scraping off ice adhering to the inner wall of the ice making unit, and an auger screw that transfers the ice generated in the ice making unit to the take-out port. A gas supply port for supplying the gas in the vicinity of the lower end of the ice making unit, a gas supply unit to which gas is supplied by the gas supply port, a stirring unit to be stirred by the stirring blade, an auger On the screw Ice transfer unit ice is transferred, which are sequentially formed RiThe present invention relates to an ice maker for seawater.
[0009]
  The invention according to claim 2A supply valve that opens and closes a seawater supply path to the water supply port, a temperature sensor that measures a refrigerant temperature at the outlet of the refrigerant passage or a temperature of seawater or ice at the outlet, and the opening and closing of the supply valve and / or the rotation 2. A control unit that controls driving of the member, and the control unit controls the opening degree of the supply valve and / or the rotation speed of the rotating member based on the measurement result of the temperature sensor. Described sea water ice machineAbout.
[0010]
  The invention according to claim 3A supply valve that opens and closes a seawater supply path to the water supply port, a refrigerant flow rate control valve that opens and closes a refrigerant supply path to the refrigerant path, and a discharge valve that opens and closes an ice discharge path from the takeout port; A control unit for controlling the opening and closing of these valves and the driving of the rotating member, and a supply valve for opening a supply valve for supplying seawater into the ice making unit and stopping the supply of seawater into the ice making unit A series of operations consisting of: opening of the refrigerant flow control valve for supplying refrigerant to the refrigerant passage, rotation of the rotating member for stirring seawater, and opening of the discharge valve for taking out ice from the take-out port 2. The sea water ice making machine according to claim 1, wherein the control is automatically performed by sequence control by the control unit.
[0011]
  The invention according to claim 4 includes a temperature sensor that measures the temperature in the ice making unit, and the control unit compares the temperature measured by the temperature sensor with a predetermined temperature range that is determined in advance. 4. The sea water ice maker according to claim 3, wherein when the temperature reaches a temperature range, an opening operation of a discharge valve for taking out ice from the take-out port is performed.
  The invention which concerns on Claim 5 has a timer which measures the cooling time of the seawater in the said ice making part, and the said control part takes out ice from the said taking-out port when predetermined time predetermined by this timer is reached. 4. The sea water ice making machine according to claim 3, wherein the discharge valve is opened.
[0012]
  In the invention according to claim 6, the refrigerant passage includes a first passage portion provided around the gas supply portion and a second passage portion provided around the stirring portion and the ice transfer portion. The seawater ice maker according to any one of claims 1 to 5, wherein the first passage portion and the second passage portion are separated by a partition wall.
  The invention according to claim 7 is characterized in that a replenishment tank for supplying seawater into the ice making unit is attached to the water supply port so that the water level and concentration in the ice making unit are constant. It relates to an ice making machine for seawater.
  The invention according to claim 8 relates to an ice making machine for seawater according to any one of claims 1 to 7, wherein the seawater supplied into the ice making section is deep seawater.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of a seawater ice making machine according to the invention will be described with reference to the drawings.
  FIG. 1 shows an ice machine for seawater according to the present invention.Reference formIt is a schematic sectional drawing which shows.
  Reference formThe seawater ice making machine is a batch-type device, and is provided so as to surround the outer periphery of the ice making unit (1) and the cylindrical ice making unit (1) that is disposed horizontally and supplied with seawater. The refrigerant passage (2) to which the refrigerant for supercooling the seawater in the ice making section is supplied, and the rotating member (3) rotatably arranged in the ice making section (1).
[0014]
  The ice making unit (1) is a space for storing seawater in the interior and freezing it, and a water supply port (4) for supplying seawater to the inside is provided at one end thereof.
  A refrigerant inlet (5) is provided near the lower right end of the refrigerant passage (2), and a refrigerant outlet (6) is provided near the upper left end of the refrigerant passage (2). 5), the refrigerant is circulated in the refrigerant passage (2) and then discharged from the outlet (6).
  The refrigerant supplied into the refrigerant passage (2) is set to a temperature of −2 ° C. or lower, preferably −2 ° C. to −35 ° C., which is a temperature below the freezing point of seawater.
  Then, when such a refrigerant circulates in the refrigerant passage (2), the inner wall portion facing the refrigerant passage (2) in the ice making section (1) is cooled below the freezing point of the seawater, thereby the ice making section ( The seawater in contact with the inner wall part of 1) is supercooled to generate ice.
[0015]
  The rotating member (3) is provided so as to be rotatable around the central axis of the ice making part (1), and is a ribbon screw type formed in a spiral shape from the front end to the rear end in the ice making part (1). A stirring blade (7) is provided.
  The rotating member (3) further includes a scraping blade (8) that abuts against the inner wall from the front end to the rear end of the ice making unit (1).
  The scraper blade (8) is composed of a first scraper blade (81) extending from the front end to the intermediate portion of the ice making section (1) and a second scraper blade (82) extending from the intermediate portion to the rear end. These scrapers are arranged diagonally across the center of the ice making part (1).
[0016]
  thisReference formAccording to the sea water ice making machine, the seawater supplied into the ice making section (1) from the water supply port (4) is stirred by the stirring blade (7) by the rotation of the rotating member (3), and the refrigerant passage (2). The refrigerant is supercooled by the refrigerant supplied.
  Thus, ice is generated on the inner wall portion of the ice making section (1) facing the refrigerant passage (2), and the generated ice is scraped off by the scraping blade (8) by the rotation of the rotating member (3).
  And a sherbet-like ice can be manufactured from the seawater supplied in the ice making part (1) by repeating these series of actions.
[0017]
  AboveReference formThe ice obtained by the sea water ice maker is gradually cooled by the refrigerant supplied to the refrigerant passage (2) while being vigorously stirred by the stirring blade (7). It becomes ice.
  The sherbet-like ice thus obtained was left in a piled state, but no seawater was separated from the sherbet ice layer, and the viscous state was maintained for a long time.
  Such sherbet-like ice is obtained when the cooling temperature is set to −2 ° C. to about −15 ° C., and when the cooling temperature is set to about −15 ° C. to −35 ° C., the dry powder snow-like ice is obtained. Is obtained.
[0018]
  FIG. 2 shows an ice machine for seawater according to the present invention.First embodimentIt is a schematic sectional drawing which shows.
  First embodimentThe seawater ice making machine according to the present invention is a continuous type device, and is provided side by side to be supplied with seawater inside the ice making part (1) and to surround the outer periphery of the ice making part (1). A refrigerant passage (2) to which a refrigerant for supercooling seawater in the section is supplied, and a rotating member (3) rotatably disposed in the ice making section (1).
[0019]
  The ice making part (1) is arranged to be inclined in the vertical direction, a seawater supply port (4) is provided at the lower end, and an ice takeout port (9) is provided at the upper end. Yes.
  However, this embodiment and will be described later.Second embodiment, The ice making part (1) can be arranged horizontally and horizontally, and the inclination angle can be appropriately changed within a range of 45 degrees or less.
  A replenishment tank (10) filled with seawater is connected to the water supply port (4), and seawater can be supplied from the replenishment tank (10) into the ice making unit (1) by a metering pump or the like (not shown). it can.
  The supply of seawater from the replenishment tank (10) into the ice making unit (1) is controlled so that the water level and concentration in the ice making unit (1) are kept constant.
  Moreover, the gas supply port (11) for sending gas, such as compressed air, in the ice making part (1) is provided in the position near the lower end part of the ice making part (1).
[0020]
  The refrigerant passage (2) includes a first passage portion (21) provided on an outer periphery of a lower portion (a gas supply portion (13) described later) of the ice making portion (1), and an upper portion of the first passage portion (21). It consists of a second passage part (22) provided in (around the stirring part (14) and transfer part (15) described later), and these first passage part (21) and second passage part (22) The refrigerant is separated by the partition wall (23) so that the refrigerant cannot flow between them.
  Refrigerant inlets (51) and (52) are provided at lower ends of the first passage portion (21) and the second passage portion (22), respectively, and the first passage portion (21) and the second passage portion ( 22) are provided with refrigerant outlets (61) and (62), respectively, and refrigerants such as chlorofluorocarbons are supplied from the respective inlets (51) and (52) to receive the refrigerant passages (21), After being circulated independently in (22), it is discharged from the respective outlets (61), (62).
  Further, electromagnetic valves (51a) and (52a) for controlling the refrigerant flow rate are respectively attached to the refrigerant inlets (51) and (52), and downstream of the valves (51a) and (52a), respectively. Expansion valves (51b) and (52b) for vaporizing the liquid refrigerant are respectively attached.
[0021]
  The refrigerant supplied into the refrigerant passage (2) is set to a temperature of −2 ° C. or lower, preferably −2 ° C. to −35 ° C., which is a temperature below the freezing point of seawater.
  Then, when such a refrigerant circulates in the refrigerant passage (2), the inner wall portion facing the refrigerant passage (2) in the ice making section (1) is cooled below the freezing point of the seawater, thereby the ice making section ( The seawater in contact with the inner wall part of 1) is supercooled to generate ice.
  Here, when the cooling temperature by the refrigerant is −2 ° C. to about −15 ° C., sherbet-like ice is obtained, and when the cooling temperature is about −15 ° C. to −35 ° C., free-flowing powder-like ice is obtained. , AboveReference formIt is the same as the case of.
[0022]
  The rotating member (3) has a central axis that passes through the center of the ice making section (1), and a ribbon screw type stirring blade (7) for stirring the seawater in the ice making section (1) on the central axis; A scraping blade (8) for scraping off ice adhering to the inner wall of the ice making part (1), and an auger screw (12) for transferring the ice generated in the ice making part (1) to the take-out port (9) Is provided.
[0023]
  The rotating member (3) is composed of four parts in the axial direction, and a part (first part) about 1/4 from the tip is a part provided with a scraping blade (8), a position about 1/4 from the tip. The part from the position to about 2/3 (second part) is a part provided with the stirring blade (7) and the scraping blade (8), and the part near the tip (third part) of the remaining one third part. (Part) is the part with the auger screw (12), the rear end (rear end) part (fourth part) is the part of the central axis only, this fourth part faces the outlet (9) .
[0024]
  Thus, since the rotating member (3) consists of four parts, the space corresponding to the function of each part of the rotating member (3) is formed in the ice making part (1).
  In this specification, the space corresponding to the first part of the rotating member (3) is the gas supply part (13) to which gas is supplied from the gas supply port (11), and the space corresponding to the second part is the stirring blade ( 7), the space corresponding to the third portion is agitated by the agitator (14), the transfer portion (15) where ice is transferred by the auger screw (12), and the space corresponding to the fourth portion is the takeout port (9) This is referred to as a take-out section (16) from which ice is taken out.
[0025]
  AboveFirst embodiment of the present inventionAccording to the seawater ice making machine according to the above, the seawater supplied from the water supply port (4) to the lower end of the ice making section (1) is supercooled by the refrigerant supplied to the refrigerant passage (2), and the refrigerant passage (2 Ice is generated on the inner wall portion of the ice making section (1) facing the), and scraped off by the scraping blade (8) by the rotation of the rotating member (3).
  In this ice making process, a gas (usually air) is supplied from the gas supply port (11) into the ice making part (1) to adhere the gas around the ice crystals.
  The gas adhering around the ice crystals plays a role of preventing separation of seawater from the sherbet ice layer by a heat insulating effect. Here, since the ice making part (1) is disposed so as to be inclined in the vertical direction and the gas supply port (11) is provided in the vicinity of the lower end of the ice making part (1), the supplied gas is made into ice. It spreads quickly throughout the entire part and can easily adhere to ice crystals.
[0026]
  The ice generated in the gas supply unit (13) contains a lot of water and is in a state where seawater is easily separated from the sherbet ice layer.
  Therefore, in the stirring section (14), the ice is further subcooled to obtain a free-flowing ice having a low water content.
  This can be achieved, for example, by making the temperature of the refrigerant supplied to the second passage portion (22) of the refrigerant passage (2) lower than the temperature of the refrigerant supplied to the first passage portion (21).
[0027]
  The smooth sherbet-like or powdered snow-like ice produced in the stirring section (14) is gradually pushed upward by the increase in volume while being stirred by the stirring blade (7), and the pushed-up ice is transferred to the transfer section (15 ) Is further moved upward by the auger screw (12) and taken out from the takeout port (9) opened in the takeout part (16).
[0028]
  The ice thus obtained becomes sherbet-like or powder snow-like ice having a very small particle diameter by gradually cooling the seawater with the refrigerant while the seawater is vigorously stirred by the stirring blades.
  In the above manufacturing process, by supplying seawater from the replenishment tank (10) to the ice making section (1) and controlling the salt concentration of seawater in the ice making section (1) to always be 1% or more, It is possible to reliably produce a sherbet-like or powder snow-like seawater ice.
  Moreover, in the seawater ice making machine according to the present invention, sherbet-shaped or powdered-snow-shaped seawater ice having a fine particle diameter can be easily obtained even for concentrated seawater whose salinity is higher than that of normal seawater (salt concentration of about 3%) Can be manufactured.
[0029]
  Also mentioned aboveFirst embodiment of the present inventionIn the seawater ice making machine according to the present invention, the supply valve (31) for opening and closing the supply passage (30) for the seawater to the water supply port (4), and the refrigerant temperature or outlet (9) at the outlet (62) of the refrigerant passage (22). ) Is provided with a temperature sensor (36) for measuring the temperature of seawater or ice, and a control unit (34) for controlling opening / closing of the supply valve (31) and / or driving of the rotating member (3). A configuration in which 34) controls the opening degree of the supply valve (31) and / or the rotational speed of the rotating member (3) based on the measurement result of the temperature sensor (36) can also be preferably employed.
[0030]
  This configuration will be described more specifically. When the temperature measured by the temperature sensor (36) does not reach a temperature suitable for ice making (-2 ° C. or lower), the control unit (34) supplies the supply valve (31). The opening rate of the ice is reduced to lower the supply speed of seawater into the ice making section, or the rotation speed of the rotating member (3) is decreased to lower the moving speed of ice in the ice making section.
  When the temperature measured by the temperature sensor (36) reaches a temperature suitable for ice making (−2 ° C. or less), the degree of opening of the supply valve (31) is increased to increase the supply rate of seawater into the ice making unit. Increase the rotation speed of the rotating member (3) or increase the moving speed of ice in the ice making section.
[0031]
  First embodimentBy providing such a control mechanism, the seawater that has not been sufficiently frozen is prevented from being discharged from the outlet as it is, and a stable and stable quality sherbet or powder snow Ice can be continuously produced.
[0032]
  FIG. 3 shows an ice machine for seawater according to the present invention.Second embodimentIt is a schematic sectional drawing which shows.
  Second embodimentThe sea water ice making machine is a semi-continuous type (semi-batch type) device.
This device is described aboveFirst embodimentSince the basic configuration is the same as that of the seawater ice making machine, the same reference numerals are assigned to the same components in order to avoid duplication of description, and the description thereof is omitted. To do.
[0033]
  Second embodimentThe seawater ice making machine according to the present invention opens and closes a supply valve (31) for opening and closing a seawater supply path (30) to the water supply opening (4) and an ice discharge path (32) from the takeout opening (9). Discharge valve (33), and electromagnetic valves (51a), (52a) and expansion valves (51b), (52b) for controlling the refrigerant flow rate attached to the respective refrigerant inlets (51), (52), and these A control unit (34) for controlling opening and closing of the valve and driving of the rotating member (3), a timer (35), and a temperature sensor (36) for measuring the temperature in the ice making unit (1) are provided.
[0034]
  The control unit (34) opens the supply valve (31) for supplying seawater into the ice making unit (1) and opens the supply valve (31) for stopping seawater supply into the ice making unit (1). Closing, opening of the valves (51a), (52a), (51b), (52b) for supplying refrigerant into the refrigerant passage (2), rotational driving of the rotating member (3) for stirring seawater, A series of operation control consisting of opening the discharge valve (33) for taking out the ice from the take-out port (9) is automatically performed by sequence control. The control operation of the control unit (34) will be described below. This will be described more specifically.
[0035]
  First, in order to supply seawater into the ice making section (1), the supply valve (31) for opening and closing the seawater supply path (30) to the water supply port (4) is opened, and the inside of the ice making section (1) is predetermined. When the water level (about 70% of the internal volume) is reached, the supply valve (32) is closed to stop the supply of seawater into the ice making unit (1), and then the rotary member (3) is rotated. The stirring blade (7) is rotated in the ice making section (1).
  The detection of reaching the predetermined water level can be performed by a method such as time measurement by a timer (35) or water level detection in an ice making unit by a water level sensor (not shown).
[0036]
  Next, the refrigerant flow control electromagnetic valves (51a) and (52a) are opened, and the refrigerant flows through the refrigerant passages (21) and (22). At this time, if the rotation of the rotating member (3) does not occur, the interlock mechanism is operated so that the valves (51a) and (52a) are not opened.
  As described above, the seawater supplied into the ice making unit (1) is gradually cooled by the refrigerant, and when the temperature becomes −2 ° C. or lower, fine ice particles are generated. Become. The ice generated at this time is fresh water ice, and the salinity concentration in the seawater increases as the ice increases.
  If the temperature further decreases, the viscosity of the sherbet-like ice increases and gradually becomes a hard viscous body. When the temperature falls below about −15 ° C., the ice becomes powdery, and the powdery ice becomes The more dry, the more dry and dry ice it becomes.
[0037]
  The sherbet-like or powdered snow-like ice generated in this way is taken out from the take-out port (9).
  WhereFirst embodimentIn this embodiment, the take-out port (9) is always open and the generated ice is taken out continuously. In this embodiment, the ice is discharged to the ice discharge path (32) provided in the take-out port (9). A valve (33) is provided, and ice generated only when the discharge valve (33) is opened is taken out to the outside.
[0038]
  The discharge valve (33) is normally closed, and the control unit (34) determines the temperature measured by the temperature sensor (36) disposed in the ice making unit (1) within a predetermined temperature range ( -2 ° C to -35 ° C), the discharge valve (33) is opened when the measured temperature reaches a predetermined temperature range.
  It should be noted that the control of the opening operation of the discharge valve (33) by the control unit (34) may be performed after the optimal time for ice making predetermined by the timer (35).
  Since the ice generated in the ice making section (2) is continuously sent upward by the rotation of the rotating member (3), the sherbet or powdered snow generated by opening the discharge valve (33). -Shaped ice is automatically discharged from the outlet (9).
  And by repeating such an operation | movement, the ice of a sherbet shape or powder snow shape will be manufactured intermittently and automatically.
[0039]
  By introducing the sequence control by the control unit (34) as described above, it becomes possible to automatically perform from the supply of seawater to the removal of ice, and it is possible to efficiently produce stable quality ice. Become.
  Further, by introducing feedback control by the control unit (34) using the temperature sensor (36) as described above in addition to the sequence control, the cooling of the seawater in the ice making unit is generated by generating sherbet-shaped or powdered snow-like ice. Therefore, it is possible to carry out for an optimal time at an optimal temperature, and to stabilize the quality of the produced ice.
[0040]
  Since it takes about 10-15 minutes to generate ice in the ice making unit,First embodimentIn this type of continuous ice making device, it is necessary to form the ice making part to a certain extent in order to ensure the cooling time of the seawater.Second embodimentAccording to the semi-continuous apparatus, since the seawater can be stored in the ice making section for a certain period of time, it is not necessary to form the ice making section long, and the entire apparatus can be made compact.
[0041]
  In the sea water ice making machine according to the present invention, the sea water supplied into the ice making section (1) is preferably deep sea water.
  Deep seawater is seawater deeper than the outer edge of the shelf, and contains a variety of minerals in a well-balanced manner.It is low in temperature and is not contaminated by land-derived bacteria, and the number of marine bacteria is also the surface seawater. It has the property of being very few and clean compared to
  Accordingly, by using such deep ocean water, clean ice containing a large amount of minerals can be obtained, and the obtained ice is extremely suitable as ice for preservation of seafood and the like.
[0042]
【The invention's effect】
  As described above, according to the invention of claim 1,The poleSorbet or powder snow ice that is optimal for the preservation of seafood, etc., can be obtained continuously because the particle size is small and the seawater is not easily separated from the ice layer, and the viscous state is maintained for a long time. Excellent manufacturing efficiency.
  In addition, it is possible to obtain ice with gas adhering around the ice crystal, and the obtained ice is less likely to cause separation of seawater from the sherbet-like ice layer or powdered snow-like ice layer due to the heat insulation effect, and the viscosity becomes longer for a longer time. State is maintained.
Furthermore, sherbet-shaped or powdered snow-like ice with little moisture can be generated and taken out efficiently and continuously in the ice making section.
[0043]
  Claim 2According to the invention, seawater that has not been sufficiently frozen is prevented from being discharged from the outlet as it is, and it is possible to reliably produce a stable and stable quality sherbet-like or powdery-snow ice. It becomes.
  Claim 3According to the invention, it is possible to automatically perform from the supply of seawater to the removal of ice, and it is possible to efficiently manufacture stable quality ice. Further, since the seawater can be stored in the ice making unit for a certain period of time, the entire apparatus can be configured compactly.
[0044]
  Claim 4According to the invention according to the present invention, it becomes possible to cool the seawater in the ice making section at an optimum temperature for generating sherbet-like or powdered snow-like ice, and to stabilize the quality of the produced ice. it can.
  Claim 5According to the invention, the seawater in the ice making unit can be cooled for an optimal time for generating sherbet-like or powdered-snow-like ice, and the quality of the produced ice can be further stabilized.
[0045]
  According to the sixth aspect of the present invention, it is possible to efficiently produce high-quality sherbet-shaped or powdered-snow ice by changing the temperature and type of the refrigerant supplied to each passage.
According to the invention which concerns on Claim 7, the density | concentration adjustment and viscosity adjustment of the sherbet-shaped or powder snow-like ice produced | generated can be performed easily.
According to the eighth aspect of the invention, clean ice containing a large amount of minerals can be obtained, and the obtained ice is extremely suitable as ice for storage of fish or the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an ice machine for seawater according to the present invention.Reference formIt is a schematic sectional drawing which shows.
FIG. 2 shows an ice making machine for seawater according to the present invention.First embodimentIt is a schematic sectional drawing which shows.
FIG. 3 shows a seawater ice making machine according to the present invention.Second embodimentIt is a schematic sectional drawing which shows.
FIG. 4 is a view showing an example of a conventional seawater ice making machine.
FIG. 5 is a view showing an example of a conventional seawater ice making machine.
[Explanation of symbols]
1 Ice making department
2 Refrigerant passage
3 Rotating member
4 water inlet
51a Electromagnetic valve for refrigerant flow control
52a Electromagnetic valve for refrigerant flow control
51b expansion valve
52b expansion valve
7 Stirrer blade
8 Scraping blade
9 Outlet
10 Supply tank
11 Gas supply port
12 Auger screw
13 Gas supply section
14 Stirrer
15 Transfer section
21 First passage
22 Second passage
23 Bulkhead
30 Supply path
31 Supply valve
32 Discharge channel
33 Discharge valve
34 Control unit
35 timer
36 Temperature sensor

Claims (8)

海水からシャーベット状又は粉雪状の氷を製造するための製氷機であって、水平もしくは上下方向に傾斜して横向きに配設されて一端部に海水の給水口を他端部に氷の取り出し口をそれぞれ備えた円筒状の製氷部と、該製氷部の外周に設けられて製氷部内の海水を過冷却する冷媒が供給される冷媒通路と、該製氷部内に回転可能に配設された回転部材から構成され、該回転部材は製氷部内の海水を攪拌するためのリボンスクリュー式攪拌羽根と、製氷部の内壁に付着した氷を掻き取るための掻き取り刃と、製氷部内で生成された氷を取り出し口へと移送するオーガスクリューを備えてなり、前記製氷部内に圧縮空気等の気体を送り込むための気体供給口を製氷部の下端部近傍に備えてなるとともに、該製氷部に、気体供給口により気体が供給される気体供給部、攪拌羽根により攪拌される攪拌部、オーガスクリューにより氷が移送される氷移送部が順次形成されてなることを特徴とする海水用製氷機。An ice maker for producing sherbet-like or powder snow-like ice from seawater, which is horizontally or vertically inclined and arranged horizontally, with a seawater supply port at one end and an ice take-out port at the other end A cylindrical ice making unit, a refrigerant passage that is provided on the outer periphery of the ice making unit and supplied with a refrigerant that supercools seawater in the ice making unit, and a rotating member that is rotatably disposed in the ice making unit The rotating member comprises a ribbon screw type stirring blade for stirring the seawater in the ice making unit, a scraping blade for scraping off ice adhering to the inner wall of the ice making unit, and ice generated in the ice making unit. An auger screw for transferring to the take-out port, and a gas supply port for feeding a gas such as compressed air into the ice making unit in the vicinity of the lower end of the ice making unit; Gas supplied by Gas supply section that, stirring unit which is stirred by a stirring blade, a seawater ice maker, wherein the ice transfer unit ice is transferred, which are sequentially formed by the auger screw. 前記給水口への海水の供給路を開閉する供給バルブと、前記冷媒通路の出口における冷媒温度もしくは取り出し口における海水又は氷の温度を測定する温度センサーと、前記供給バルブの開閉及び/又は前記回転部材の駆動を制御する制御部とを具備し、該制御部は前記温度センサーにおける測定結果に基いて供給バルブの開度及び/又は回転部材の回転速度を制御することを特徴とする請求項1記載の海水用製氷機。A supply valve that opens and closes a seawater supply path to the water supply port, a temperature sensor that measures a refrigerant temperature at the outlet of the refrigerant passage or a temperature of seawater or ice at the outlet, and the opening and closing of the supply valve and / or the rotation 2. A control unit that controls driving of the member, and the control unit controls the opening degree of the supply valve and / or the rotation speed of the rotating member based on the measurement result of the temperature sensor. The ice making machine for seawater as described. 前記給水口への海水の供給路を開閉する供給バルブと、前記冷媒通路への冷媒の供給路を開閉する冷媒流量制御バルブと、前記取り出し口からの氷の排出路を開閉する排出バルブと、これらのバルブの開閉及び前記回転部材の駆動を制御する制御部とを具備するとともに、製氷部内への海水の供給のための供給バルブの開放、製氷部内への海水供給の停止のための供給バルブの閉鎖、冷媒通路への冷媒の供給のための冷媒流量制御バルブの開放、海水の攪拌のための回転部材の回転駆動、取り出し口から氷を取り出すための排出バルブの開放、からなる一連の動作制御を前記制御部によるシーケンス制御により自動的に行うことを特徴とする請求項1記載の海水用製氷機。A supply valve that opens and closes a seawater supply path to the water supply port, a refrigerant flow rate control valve that opens and closes a refrigerant supply path to the refrigerant path, and a discharge valve that opens and closes an ice discharge path from the takeout port; A control unit for controlling the opening and closing of these valves and the driving of the rotating member, and a supply valve for opening a supply valve for supplying seawater into the ice making unit and stopping the supply of seawater into the ice making unit A series of operations consisting of: opening of the refrigerant flow control valve for supplying refrigerant to the refrigerant passage, rotation of the rotating member for stirring seawater, and opening of the discharge valve for taking out ice from the take-out port The ice making machine for seawater according to claim 1, wherein the control is automatically performed by sequence control by the control unit. 前記製氷部内の温度を測定する温度センサーを有し、前記制御部は該温度センサーによる測定温度を予め定められた所定の温度範囲と比較して測定温度が所定の温度範囲に達したときに、前記取り出し口から氷を取り出すための排出バルブの開放動作を行うことを特徴とする請求項3記載の海水用製氷機。A temperature sensor for measuring the temperature in the ice making unit, and the control unit compares the temperature measured by the temperature sensor with a predetermined temperature range determined in advance, and when the measured temperature reaches a predetermined temperature range, The ice making machine for seawater according to claim 3, wherein an opening operation of a discharge valve for taking out ice from the take-out port is performed. 前記製氷部内における海水の冷却時間を測定するタイマーを有し、前記制御部は該タイマーにより予め定められた所定時間に達したときに、前記取り出し口から氷を取り出すための排出バルブの開放動作を行うことを特徴とする請求項3記載の海水用製氷機。A timer for measuring a cooling time of seawater in the ice making unit, and the control unit performs an opening operation of a discharge valve for taking out ice from the takeout port when a predetermined time predetermined by the timer is reached. The ice maker for seawater according to claim 3, wherein the ice maker is used. 前記冷媒通路が、気体供給部の周囲に設けられた第1通路部と、攪拌部及び氷移送部の周囲に設けられた第2通路部とからなり、これら第1通路部と第2通路部とが隔壁により分離されてなることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の海水用製氷機。The refrigerant passage includes a first passage portion provided around the gas supply portion, and a second passage portion provided around the stirring portion and the ice transfer portion, and the first passage portion and the second passage portion. The ice making machine for seawater according to any one of claims 1 to 5, wherein the two are separated by a partition wall. 前記給水口に、製氷部内の水位及び濃度を一定にするように製氷部内に海水を供給する補給タンクが取り付けられてなることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の海水用製氷機。The seawater ice maker according to any one of claims 1 to 6, wherein a replenishment tank for supplying seawater to the ice making part is attached to the water supply port so as to make the water level and concentration in the ice making part constant. . 製氷部内に供給される海水が海洋深層水であることを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の海水用製氷機。The seawater ice maker according to any one of claims 1 to 7, wherein the seawater supplied into the ice making unit is deep sea water.
JP2001234839A 2001-08-02 2001-08-02 Sea ice machine Expired - Fee Related JP3718148B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001234839A JP3718148B2 (en) 2001-08-02 2001-08-02 Sea ice machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001234839A JP3718148B2 (en) 2001-08-02 2001-08-02 Sea ice machine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003042611A JP2003042611A (en) 2003-02-13
JP3718148B2 true JP3718148B2 (en) 2005-11-16

Family

ID=19066376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001234839A Expired - Fee Related JP3718148B2 (en) 2001-08-02 2001-08-02 Sea ice machine

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3718148B2 (en)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014066451A (en) * 2012-09-26 2014-04-17 Honda Munetaka Ocean deep water sherbet ice
JP6140431B2 (en) * 2012-11-21 2017-05-31 鈴木 宏 Method for manufacturing a sherbet body for cleaning the inside of a pipeline
JP6142185B1 (en) 2014-10-09 2017-06-07 Nit株式会社 Fine ice making machine
JP6044019B1 (en) * 2015-10-20 2016-12-14 ノト冷研株式会社 How to make ice from seawater
KR101779368B1 (en) * 2016-12-22 2017-09-18 주식회사 삼공사 Seawater Ice Generator
JP6540872B1 (en) * 2018-01-15 2019-07-10 ダイキン工業株式会社 Ice making system
CN109682139B (en) * 2018-12-25 2024-02-06 福建工程学院 Online micronization mechanism for manufacturing seawater fluidized ice
KR102355803B1 (en) * 2020-08-14 2022-01-25 부산대학교 산학협력단 Continuous Ice Making Apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003042611A (en) 2003-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4796441A (en) Ice making machine
US4551159A (en) Ice making machine and method
Hartel Ice crystallization during the manufacture of ice cream
JP3718148B2 (en) Sea ice machine
JP2007040548A (en) Method and device for manufacturing salt water soft ice
JP4638393B2 (en) Sherbet ice making machine
CA1276475C (en) Ice making machine (mark i & mark ii)
JP2004053036A (en) Ice maker of transparent ice, and ice making method of transparent ice
JP7370555B2 (en) Ice slurry production equipment and refrigeration system
JP6311191B6 (en) Method and system for producing a solid-liquid mixture of constant melting point temperature
JP6719737B2 (en) Slurry ice making equipment
US6434964B1 (en) Ice-making machine and ice-making method
JP2017040467A5 (en)
JP3569690B2 (en) Fluid ice production equipment
WO2019230231A1 (en) Refrigeration device and refrigeration system
CN214319183U (en) Fractional cooling crystallization device of copper sulfate
KR930008005B1 (en) Ice making machine (mark i & mark ii)
KR101778468B1 (en) An Apparatus For Manufacturing An Ice Cream
JPH09229525A (en) Method for manufacturing salt water ice and device for same
US20200033041A1 (en) Apparatus for making fine ice with salinity
JP6815337B2 (en) Ice storage tank
KR100772971B1 (en) Device and system for generating sea water ice with law salinity
JP2005180893A (en) Water ice continuous ice making device by water circulation switching with continuous control of solution concentration
JP6750873B2 (en) Slurry ice making machine
KR930000306Y1 (en) Apparatus for making shaved ice

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050606

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3718148

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090909

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100909

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110909

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110909

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120909

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130909

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees