JP3717713B2 - 受信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、従来から幅広い範囲に渡って電波を受信することが出来る受信機(通称広帯域受信機またはスキャナ)、または同様の広帯域受信機能を備えた通信機に関するものであり、特に盗聴器発見機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、広帯域受信機は、無数の外来電波の中から必要とする周波数の電波を手軽に受信出来ることからその需要が広がってきている。
【0003】
また、一方では盗聴器によるプライバシーの侵害が社会問題となるまでに拡大しており、盗聴器発見のために上記広帯域受信機が使用される場合も多くなっている。
【0004】
以下、図面を参照しながら、上述した従来の受信機により盗聴器を発見する例について説明する。
図2は、従来の受信機の盗聴器発見機能のブロック図を示すものである。
【0005】
図2において、5は受信アンテナで外来電波を捕捉する。1は受信復調回路で前記受信アンテナ5から入力された高周波信号を受信復調して可聴帯域の音声周波数に変換する。2はスピーカで、前記受信復調回路1の出力信号を音響に変換する。
【0006】
3はCPUで前記受信復調回路1の受信周波数を設定し、又は変更する。前記CPU3が特定の周波数間隔で受信周波数を連続的に変化させることにより幅広い範囲で信号の有無を判別できる。これがいわゆるスキャン機能である。
【0007】
8は盗聴器で、6はマイクロホン、7は送信アンテナである。盗聴器8は、マイクロホン6で周囲の音声を捕捉し、その音声信号を変調して送信アンテナ7から特定周波数の電波として送信するものである。図面では、動作説明のために盗聴器8の存在を明示しているが、実際は、部屋のどこに仕掛けられているか分からない。
【0008】
以上のように構成された受信機及び盗聴器発見方法について、以下その動作について説明する。
まず、受信アンテナ5により無数の高周波信号が受信復調回路1に入力される。受信復調回路1はCPU3により設定された受信周波数で受信動作を行う。この場合、受信復調回路1は設定された受信周波数での高周波信号の有無をCPU3に伝達する。
【0009】
CPU3は受信高周波信号無しの場合は受信復調回路1に別の周波数を設定する。また受信高周波信号有りの場合はスキャン動作を一時停止し、その周波数での受信動作を継続する。
このようにして、受信機は幅広い周波数範囲に渡って外来電波の有無を判別することが出来るように機能する。
【0010】
ここで、盗聴器8が作動中であるものとし、送信アンテナ7より盗聴電波が発射されていれば、上記した動作により、上記受信復調回路1の受信周波数が盗聴器8の送信周波数に一致したとき盗聴電波を受信することが出来る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような構成では、受信アンテナ5が捕捉する電波は盗聴器8の送信電波以外にも無数にあり、盗聴器8の送信電波以外の電波でも受信復調回路1は信号を検出してしまう。そのために、受信復調した信号が盗聴器によるものかそれ以外の外来電波によるものかの判別は、受信機の使用者の聴感に頼らなければならず、自動的に盗聴器の電波を判定することが出来ない。
【0012】
従って、盗聴器の発見には専門的な特殊技能を必要とし、一般人では簡単に発見できないという実状がある。そのために盗聴器によるプライバシーの侵害に脅え苦しんでいる被害者は、盗聴器発見の専門家に盗聴器の発見を依頼し、高額の発見費用を負担しなければならないという問題点を有していた。
【0013】
本発明は上記問題点に鑑み、受信機と盗聴器との間でハウリングを発生させるのに必要な利得を有する増幅器を受信機に内蔵し、この増幅器の利得を切り替えて、利得大のときにハウリングが発生し、且つ利得小の時にハウリングが消滅するかどうかを判定することにより、極めて簡単な回路構成で確実に盗聴器の存在を検出することのできる受信機を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために本発明の受信機は、外来電波を受信して復調するための受信復調手段と、前記受信復調手段の受信周波数を自動的に変化させる受信周波数スキャン手段と、前記受信復調手段の復調出力信号の有無を検出するための信号検出手段と、増幅器によって増幅された前記受信復調手段の復調出力信号を音響に変換するためのスピーカと、盗聴器の電波を受信復調及び増幅して前記スピーカを駆動した場合にハウリングが発生する利得A及びハウリングが発生しない利得Bを有する信号伝達増幅手段と、利得Aと利得Bを選択的に切り替えるための利得切替手段と、前記利得切替手段により利得Aが選択された時に前記信号検出手段により復調信号が検出され且つ前記利得切替手段により利得Bが選択された時に前記信号検出手段により復調信号が検出されないという条件が同一受信周波数において成立する場合に盗聴器の存在を確定する判定手段という構成を備えたものである。
【0015】
本発明は上記した構成によって、盗聴器の電波を受信している時に受信機に内蔵された増幅器の利得を切り替えると、増幅器の利得が十分に大きいときは受信機と盗聴器の間でハウリングが発生し、増幅器の利得が十分に小さいときはハウリングが消滅するので、その時に受信している電波は近くに設置された盗聴器から発射された電波であるということが断定できる。従って、増幅器の利得が大きい時にハウリングによる復調出力があり、且つ増幅器の利得が小さいときに復調出力が消滅するという条件が同一周波数において成立する場合に盗聴器の存在を確定することにより、極めて容易に、かつ自動的に盗聴器を発見できることとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1において、図2と同一番号を付したものは動作においてまったく同一のため説明を省略する。
通常、盗聴器が仕掛けられるのは、個人の部屋や会社の会議室、役員室などの密閉された空間であるため、その室内で物音を立てなければ盗聴器から発射される電波は無変調波に近いものとなる。
従って本発明の受信機の実施例の説明において、本発明の受信機が作動している期間は本発明の受信機の周囲には、本発明の受信機と盗聴器との間で発生するハウリング以外の音響は存在しない、すなわち静かな状態であるという前提をとる。
【0017】
図1において、10は増幅器で、その出力はスピーカ2に接続されている。14は利得切替スイッチで受信復調回路1の出力を接点a及び接点bに選択的に切り替える。利得切替スイッチ14の接点aは増幅器10の入力に直接接続され、接点bは抵抗11と抵抗12で構成される抵抗分割回路を介して増幅器10の入力に接続されている。この場合、抵抗11の抵抗値は抵抗12の抵抗値に対して十分に大きいものとし、利得切替スイッチ14が接点bに接続された場合には、接点bに入力された信号は抵抗11及び抵抗12の分割比により十分に減衰されて増幅器10に入力されるものとする。
【0018】
利得切替スイッチ14が接点aに接続されている場合、受信復調回路1の出力信号は、利得切替スイッチ14の接点aと増幅器10とスピーカ2を経て空間を伝播し、盗聴器8のマイクロホン6により捕捉された後、盗聴器8の送信アンテナ7から輻射され、受信機の受信アンテナ5で受信されて、再び受信復調回路1により復調される。すなわち、受信復調回路1の出力信号は一連の閉ループ内を巡回することになり、増幅器10の利得が十分に大きいのでこの閉ループ利得も大きくなり、一種の発振状態(いわゆるハウリング)を引き起こす。この状態での利得切替スイッチ14の接点aから増幅器10の出力端子までの利得を利得Aとする。
【0019】
また利得切替スイッチ14が接点bに接続されている場合、受信復調回路1の出力信号は、利得切替スイッチ14の接点b、抵抗11と抵抗12による抵抗分割回路、増幅器10、スピーカ2を経て空間を伝播し、同様に盗聴器8のマイクロホン6により捕捉された後、盗聴器8の送信アンテナ7から輻射され、受信機の受信アンテナ5で受信されて、再び受信復調回路1により復調される。この場合も受信復調回路1の出力信号は一連の閉ループ内を巡回することになるが、抵抗11と抵抗12から成る抵抗分割回路により十分に減衰されるので、この閉ループ利得も十分に小さくなり、ハウリングは発生しない。この状態での利得切替スイッチ14の接点bから増幅器10の出力端子までの利得を利得Bとする。
【0020】
15は信号検出器で、受信復調回路の出力信号の有無を検出し、受信復調回路1の出力信号があればHレベルを出力し、なければLレベルを出力する。信号検出器15の出力端子は判定器16の入力端子eに接続されている。
【0021】
CPU3は、従来例の説明で述べた通り、受信復調回路1の受信周波数の変更等を行うが、その他に、制御端子cを有し、利得切替スイッチ14を接点aまたは接点bに切り替えるための制御を行う。また、同時にCPU3の制御端子cは判定器16の入力端子fに接続されている。
【0022】
利得切替スイッチ14とCPU3の関係は、CPU3の制御端子cがHレベルのときに利得切替スッイチ14は接点aに接続され、制御端子cがLレベルのときに接点bに接続されるものとする。
【0023】
判定器16は次のような機能を有するものとする。
まず、二つの条件を定義した上で説明する。
【0024】
条件1 入力端子eがHレベルの場合に入力端子fもHレベルである
条件2 入力端子eがLレベルの場合に入力端子fもLレベルである
【0025】
条件1と条件2が同一受信周波数において成立する場合にのみ判定器16は盗聴器8の存在を確定し、この場合の受信周波数を盗聴器8の送信周波数と判定するものとする。判定機16が盗聴器8の存在を確定した場合は判定器16はその出力端子にHレベルを出力し、盗聴器8の存在を確定しない場合はLレベルを出力するものとする。
【0026】
4はランプで、判定器16により現在受信中の電波が盗聴器から発射された電波であると判定した場合、すなわち判定器16の出力端子がHレベルのときに点灯する。また判定器16の出力はCPU3の入力端子dに接続されており、CPU3は入力端子dがHレベルになると受信周波数スキャン動作を停止してその受信周波数での受信状態を継続するものとする。
【0027】
以上のように構成された受信機について、以下図1を用いてその動作を説明する。
受信復調回路1が幅広い周波数範囲に渡って外来電波の有無を判別する動作は前述した従来例の動作と全く同じであるので説明を省略する。
【0028】
次に、外来電波がある場合、その電波が近くの盗聴器から発射されたものであるかどうかを判別する場合について、図1を用いてその動作を説明する。
【0029】
まず、受信復調回路1が受信復調する電波は次の3種類に分類され、それぞれ電波A、電波B、電波Cと呼ぶことにする。
電波Aは、搬送波が変調信号によって変調された外来電波で、殆どの外来電波がこれに属する。
電波Bは、搬送波のみの電波、あるいは変調信号が著しく小さい外来電波、いわゆる無変調波である。
電波Cは、盗聴器から発射される電波である。
【0030】
この3種類の電波をそれぞれ受信した場合について、図1を用いてその動作を説明する。
まず、電波Aを受信している場合について説明する。電波Aは搬送波が変調信号によって変調されているので、受信復調回路1の出力には常に復調信号があり、信号検出器15の出力は常にHレベルである。すなわち、CPU3の制御端子cをHレベルにしてもLレベルにしても信号検出器15の出力はHレベルなので、判定機16において条件1と条件2が同一受信周波数において成立しない。
従って、判定器16は、盗聴器の存在を確定しないため、ランプ4は点灯しない。またCPU3の入力端子dはLレベルのままなのでスキャン動作は停止しない。
【0031】
次に、電波Bを受信している場合について説明する。電波Bは、搬送波のみの電波、あるいは変調信号が著しく小さい外来電波であるので、ハウリングが発生しない状態、すなわち利得切替スイッチ14が接点bに接続されている状態では受信復調回路1の出力はゼロまたは著しく小さい。従って、信号検出器15の出力はLレベルである。また、ここで利得切替スイッチ14を接点aに切り替えて利得を上げても、受信電波が盗聴器から発射された電波でないためハウリングは発生しない。従って、受信復調回路1の出力も変化せず信号検出器15の出力は常にLレベルである。すなわち、CPU3の制御端子cをHレベルにしてもLレベルにしても信号検出器15の出力はLレベルなので、判定機16において条件1と条件2が同一受信周波数において成立しない。
従って、判定器16は、盗聴器の存在を確定しないため、ランプ4は点灯しない。またCPU3の入力端子dはLレベルのままなのでスキャン動作は停止しない。
【0032】
次に、電波Cすなわち盗聴器から発射される電波を受信している場合について説明する。
盗聴器の周囲が静かな状態であることを前提としていることは前述した通りである。
この状態で、利得切替スイッチ14がb接点に接続されるとハウリングが発生しないので、盗聴器から発射される電波は周囲が静かなので殆ど無変調波に近い状態となる。従って、受信復調回路1の出力は著しく小さいので、信号検出器15の出力はLレベルとなる。次に、利得切替スイッチ14がa接点に接続されるとハウリングが発生する。ハウリングによる発振音はスピーカ2から音響として発せられ、盗聴器8のマイクロホン6で捕捉され、送信アンテナ7により送信されるので変調波となる。従って受信復調回路1の出力にはハウリング信号が復調され信号検出器15の出力はHレベルとなる。すなわち、CPU3の制御端子cをLレベルにしたとき、信号検出器15の出力もLレベルとなり、CPU3の制御端子cをHレベルにしたとき、信号検出器15の出力もHレベルとなるので、判定機16において、条件1と条件2が同一受信周波数において成立する。
従って、判定器16は、盗聴器の存在を確定するため、Hレベルを出力し、ランプ4が点灯する。また同時に判定器16はCPUの入力端子dにHレベルを伝達するためにCPU3は受信スキャン動作を停止し、この時の受信周波数で受信状態を継続する。
【0033】
以上のように本実施例によれば、外来電波を受信して復調するための受信復調手段と、前記受信復調手段の受信周波数を自動的に変化させる受信周波数スキャン手段と、前記受信復調手段の復調出力信号の有無を検出するための信号検出手段と、増幅器によって増幅された前記受信復調手段の復調出力信号を音響に変換するためのスピーカと、盗聴器または同等の機能を有する送信機の電波を受信復調及び増幅して前記スピーカを駆動した場合にハウリングが発生する利得A及びハウリングが発生しない利得Bを有する信号伝達増幅手段と、利得Aと利得Bを選択的に切り替えるための利得切替手段と、前記利得切替手段により利得Aが選択された時に前記信号検出手段により復調信号が検出され且つ前記利得切替手段により利得Bが選択された時に前記信号検出手段により復調信号が検出されないという条件が同一受信周波数において成立する場合に盗聴器または同等の機能を有する送信機の存在を確定する判定手段とを設けることにより、盗聴器の電波を受信している時に受信機に内蔵された増幅器の利得を切り替えると、増幅器の利得が十分に大きいときは受信機と盗聴器の間でハウリングが発生し、増幅器の利得が十分に小さいときはハウリングが消滅するので、その時に受信している電波は近くに設置された盗聴器から発射された電波であるということが断定できる。従って、増幅器の利得が大きい時にハウリングによる復調出力があり、且つ増幅器の利得が小さいときに復調出力が消滅するという条件が同一周波数において成立する場合に盗聴器の存在を確定するという方法により、極めて容易に、かつ自動的に盗聴器を発見できることとなる。
【0034】
なお、本発明の実施例において、増幅器の利得を下げる方法として、抵抗11と抵抗12による抵抗分割を用いたが、抵抗11及び抵抗12を使用せず、単に利得切替スイッチ14の接点bを開放してもよいし、その他、受信復調回路1の出力からスピーカ2までの信号伝達ラインを切断して利得ゼロにしても同様の効果を生じることは言うまでもない。
また、電子ボリューム等を利用して、ハウリングが発生する利得の高い状態と、ハウリングが消滅する利得の低い状態を切替ても同様の効果を生じることは言うまでもない。
また、本発明の実施例において、判定機16は独立した機能を有する手段としているが、判定機能をCPU3の中に取り込み、信号検出器15の出力を直接CPU3で判定し、同一受信周波数において、CPU3の制御端子cがHレベルのとき信号検出器15の出力がH、CPU3の制御端子cがLレベルのとき信号検出器15の出力がLという二つの条件が同一受信周波数において成立するとき盗聴器の存在を確定するという方法でも同様の効果を生みだすことが出来る。
【0035】
【発明の効果】
外来電波を受信して復調するための受信復調手段と、前記受信復調手段の受信周波数を自動的に変化させる受信周波数スキャン手段と、前記受信復調手段の復調出力信号の有無を検出するための信号検出手段と、増幅器によって増幅された前記受信復調手段の復調出力信号を音響に変換するためのスピーカと、盗聴器または同等の機能を有する送信機の電波を受信復調及び増幅して前記スピーカを駆動した場合にハウリングが発生する利得A及びハウリングが発生しない利得Bを有する信号伝達増幅手段と、利得Aと利得Bを選択的に切り替えるための利得切替手段と、前記利得切替手段により利得Aが選択された時に前記信号検出手段により復調信号が検出され且つ前記利得切替手段により利得Bが選択された時に前記信号検出手段により復調信号が検出されないという条件が同一受信周波数において成立する場合に盗聴器または同等の機能を有する送信機の存在を確定する判定手段とを設けることにより、盗聴器の電波を受信している時に受信機に内蔵された増幅器の利得を切り替えると、増幅器の利得が十分に大きいときは受信機と盗聴器の間でハウリングが発生し、増幅器の利得が十分に小さいときはハウリングが消滅するので、その時に受信している電波は近くに設置された盗聴器から発射された電波であるということが断定できる。
【0036】
すなわち、増幅器の利得が大きい時にハウリングによる復調出力があり、且つ増幅器の利得が小さいときに復調出力が消滅するという条件が同一周波数において成立する場合に盗聴器の存在を確定するという方法により、極めて容易に、かつ自動的に盗聴器を発見できるので、盗聴器によるプライバシーの侵害、または盗聴器で盗聴されているのではないかという不安に脅え苦しんでいる人々にとっては、盗聴器の有無が明確となり、不安に脅えることなく、安心して日常生活を営むことが出来るのでその効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の受信機のブロック図である。
【図2】従来の受信機のブロック図である。
【符号の説明】
1 受信復調回路
2 スピーカ
3 CPU(受信周波数スキャン手段)
13 信号伝達増幅回路
14 利得切替スイッチ
15 信号検出器
16 判定器

Claims (1)

  1. 外来電波を受信して復調するための受信復調手段(1)と、
    前記受信復調手段(1)の受信周波数を自動的に変化させる受信周波数スキャン手段(3)と、
    前記受信復調手段(1)の復調出力信号の有無を検出するための信号検出手段(15)と、
    増幅器によって増幅された前記受信復調手段(1)の復調出力信号を音響に変換するためのスピーカ(2)と、
    盗聴器または同等の機能を有する送信機の電波を受信復調及び増幅して前記スピーカ(2)を駆動した場合にハウリングが発生する利得A及び前記利得Aよりも小さい利得であってハウリングが発生しない利得Bを有する信号伝達増幅手段(13)と、
    利得Aと利得Bを選択的に切り替えるための利得切替手段(14)と、
    前記利得切替手段(14)により利得Aが選択された時に前記信号検出手段(15)により復調信号が検出されるという第1の条件と、前記利得切替手段(14)により利得Bが選択された時に前記信号検出手段(15)により復調信号が検出されないという第2の条件がともに同一受信周波数において成立する場合に盗聴器または同等の機能を有する送信機が存在していると判定する一方、前記第1の条件と前記第2の条件とが同一受信周波数において成立しない場合に盗聴器または同等の機能を有する送信機が存在していないと判定する判定手段(16)とを備え、
    前記判定手段(16)により盗聴器または同等の機能を有する送信機が存在していると判定した場合にこのときの受信周波数において前記受信復調手段(1)のスキャン動作を停止またはこの時の受信周波数を記憶するように動作することを特徴とする受信機。
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