JP3717632B2 - Battery manufacturing method - Google Patents

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好宏 西本
勉 園崎
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電池の製造方法に関し、特に非水電解質二次電池の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電池は、電極と電解液の間の電気化学反応に伴い、酸素ガス、水素ガス等の種々のガスが発生する。特に、二次電池では、初期充電時に多くのガスが発生することが知られている。例えば、リチウムイオン電池では、初期充電時に有機電解液が負極と反応して分解し、ガスが発生することが報告されている。
【0003】
ここで、上記ガスが電極間に存在すると、電池の内部抵抗の増大等の現象が生じ、これに起因して電池容量が減少したり、サイクル特性等の電池特性が低下するという課題がある。したがって、エージングを行って、ガスを電極外に排出する必要がある。また、ガスを電極外に排出しても、ガスが電池内部に存在したままでは、電池の容積増加や変形が生じて、体積当たりの電池容量が低下したり、更に変形が大きくなると、電池としての機能が失われたりする可能性がある。したがって、ガスを電極外に排出するのみならず、電池外に排出する必要がある。
【0004】
そこで、ガスを電池外に排出させる方法としては、以下に示す方法がある。即ち、電池を封口し、更に初期充電を行ってガスを発生させた後、一旦封口部を破って電池内のガスを抜き、更に再封口を行う方法である。
【0005】
しかしながら、上記従来の方法では、一旦封口部を破った後再封口を行う必要があるため、電池の製造工程が複雑化すると共に、再封口時の封口が不十分となって電解液が電池外に漏れることがあるといった課題を有していた。
そこで、外装体を封口せずに初期充電、及びエージングを行い、更に発生したガスを抜き、その後封口するという方法等が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の方法では、初期充電及びエージングを電池を封口しない状態でドライエアー中で行う必要があるため、やはり工程が複雑化するという課題が残り、しかも電解液中の揮発しやすい成分が蒸発することにより電解液の組成変化が生じるという課題をも有している。これらの課題に対しては、たとえ開口部を仮封止したとしても、完全に密閉することは困難なので、上記課題は解決できない。
【0007】
本発明は、以上の事情に鑑みなされたものであって、簡単な工程で電池のガス抜きを行うことができ、しかも電池の信頼性等を低下させることなく、電池容量の増大とサイクル特性等の電池特性の向上とを図ることができる電池の製造方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、発電要素を収納するための収納空間と、この収納空間と連通され初期充電時のガスを貯める予備空間とを備えたハウジングを予め準備しておき、このハウジングの開口部から上記発電要素を上記収納空間内に収納した後、上記開口部を封口する第1ステップと、上記発電要素の初期充電と、エージングとを行った後、上記収納空間内のガスを上記予備空間に貯める第2ステップと、上記収納空間と上記予備空間との連通部を遮断した後、上記予備空間を上記収納空間から切除する第3ステップとを有することを特徴とする。
【0009】
上記方法においては、第2ステップでエージングを行っているので、電極間に存在するガスが円滑に排出される。したがって、電池の内部抵抗の増大等に起因する電池容量の減少やサイクル特性等の電池特性の低下を抑制することができる。また、第2ステップで予備空間にガスを貯めた後、第3ステップで予備空間を収納空間から切除しているので、収納空間(電池作製後においては電池の内部空間)からもガスが円滑に排出される。したがって、電池の容積増加や変形が抑制されるので、体積当たりの電池容量が低下したり、電池としての機能が失われたりすることがない。
【0010】
更に、一旦封口部を破った後再封口を行ったり、電池の初期充電及びエージングを封口しない状態でドライエアー中で行ったりする必要がないので、電池の製造工程が簡素化され、しかも再封口による封口部の信頼性等の低下を防止できる。
加えて、第1ステップでハウジングの開口部を封口した後は、ハウジング内とハウジング外とが常に遮断されている。したがって、電解液中の揮発しやすい成分が蒸発することによる電解液の組成変化が起こらないので、電池特性が低下するのを防止することができる。
【0011】
また、電極やセパレータが電解液を徐々に吸収するためにハウジング内に電解液を多めに入れておきたい場合や、電極やセパレータへの電解液含浸を速く効果的に行いたい場合等に、過剰の電解液をハウジング内に入れることができる。なぜならば、ハウジングには予備空間が設けられているので、最終的に不要な電解液はガスと同様に予備空間に貯めて、ガスと共に除去することが可能となるからである。この結果、製造工程の更なる簡素化等を図ることができる。
【0012】
尚、ガスを予備空間に収納する方法としては、ハウジングの予備空間を上にした状態で放置する方法や、ハウジングの収納空間を加圧する方法等が例示される。
【0013】
また、上記目的を達成するために、本発明のうちで請求項2記載の発明は、発電要素を収納するための収納空間と、この収納空間と連通され初期充電時のガスを貯める予備空間とを備えたハウジングを予め準備しておき、このハウジングの開口部から上記発電要素を上記収納空間内に収納した後、上記開口部を封口する第1ステップと、上記発電要素の初期充電と、エージングとを行った後、上記予備空間と外部とを連通状態にして、上記収納空間内のガスを外部に排出する第2ステップと、上記収納空間と上記予備空間との連通部を遮断した後、上記予備空間を上記収納空間から切除する第3ステップとを有することを特徴とする。
【0014】
上記方法であれば、電解液の組成変化を防止できるという効果を除いて、請求項1の発明と同様の効果が発揮される。
但し、本方法であれば、ガスを除去する際、予備空間を介して外部空間と収納空間とが連通状態にあるため、請求項1の発明の如く予備空間にガスが完全に収納されている必要はない。したがって、請求項1の発明に比べて、予備空間を小さくすることができるという利点がある。
【0015】
尚、請求項2の発明では上記のような特別な効果を奏するが、請求項1の発明であれば封止状態を保ったまま電池を作製できるという利点(即ち、電解液の組成変化を防止できるという利点)があるため、電池の特性向上を図るという点では請求項1の方法で電池を製造するのが好ましい。
【0016】
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、ハウジングは、少なくとも1以上の樹脂層と、少なくとも1以上の金属層とを有する樹脂/金属積層体からなることを特徴とする。
このように、ハウジングとして樹脂/金属積層体を用いれば、金属層の存在により水分等が電池内に進入するのを抑制でき、且つ樹脂層の存在により熱溶着等の方法によって電池を容易に封止することができ、しかも予備空間を収納空間から容易に切除することができる。
【0017】
また、請求項4記載の発明は、請求項1、2または3記載の発明において、電池が非水電解質二次電池であることを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、請求項1、2、3または4記載の発明において、発電要素は、炭素材料からなる負極と、リチウム含有複合酸化物から成る正極と、非水電解質とを含むことを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、リチウム含有複合酸化物は、LiCoO2 、LiNiO2 、LiMn2 4 及びこれらの複合体からなる群から選択されることを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、請求項5記載の発明において、非水電解質が高分子電解質を含むことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
〔第1の形態〕
本発明の第1の形態を、図1〜図7に基づいて、以下に説明する。
図1は本発明の製造方法により作製した電池の正面図、図2は発電要素の正面図、図3は図2のA−A線矢視断面図であり、これら図1〜図3に示すように、本発明の製造方法により作製した電池は、LiCoO2 からなる正極1と、グラファイトからなる負極2と、これら両電極を離間するセパレータ3とからなる発電要素17、及び、外装体16等からなる。上記正極1及び上記負極2は、ポリエチレン多孔質膜からなるセパレータ3を介して配置されており、正極1は正極集電端子4に、また負極2は負極集電端子5に接続され、電池内部で生じた化学エネルギーを電気エネルギーとして外部へ取り出し得るようになっている。
【0019】
尚、この電池の大きさは、図1に示すように、幅L1 が50mm、長さL2 が95mmとなるように構成されており、また、発電要素17の大きさは、図2及び図3に示すように、幅L3 が38mm、長さL4 が76mm、厚さL5 が200μmとなるように構成されている。また、上記外装体16は、ポリプロピレン/アルミニウム/ポリプロピレンの三層構造からなり、厚みは110μmとなるように構成されている。
【0020】
上記構造の電池を、以下のようにして作製した。
先ず、図4に示すように、収納空間7とこの収納空間7に連通する予備空間8とを有し、且つポリプロピレン/アルミニウム/ポリプロピレンの三層構造からなる袋状のハウジング6(幅L6 が50mm、長さL7 が145mm、周囲封止幅L8 が5mm)を用意した後、図5に示すように、上記発電要素17をハウジング6の収納空間7内に挿入した。この際、ハウジング6の開口部6aから両集電端子4・5が突出するように発電要素17を配置した。次に、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとが体積比で1:1の割合で混合された混合溶媒に、溶質であるLiPF6 が1M(モル/リットル)の割合で溶解された電解液をハウジング6内に注入した。
【0021】
次いで、図6に示すように、ハウジング6の開口部6aを熱溶着して(融着幅L9 が10mm)、ハウジング6を封止した。この後、上記発電要素17を、1Cの電流で10分間充電した後、予備空間8側を上にした状態で室温で15時間エージングした。しかる後、収納空間7を加圧した状態で、図7に示すように、収納空間7と予備空間8との間を熱溶着して(融着幅L10が10mm)、収納空間7と予備空間8との連通部を遮断した。最後に、予備空間8を切除して、図1に示す電池を作製した。
【0022】
〔第2の形態〕
本発明の第2の形態を、図8〜図13に基づいて、以下に説明する。尚、上記第1の形態と同一の機能を有する部材については、同一の番号を付して、その説明を省略する。
先ず、図8に示すような、収納空間(幅L11が50mm、長さL12が95mm)7と、この収納空間7の上部(開口部6aと反対側)から上方へ部分的に突出した予備空間8(幅L13が20mm、長さL14が55mm)とからなる袋状のハウジング6を用意する。次に、図9に示すように、前記第1の形態と同様にして、ハウジング6内に発電要素17を挿入した後、ハウジング6内に前記第1の形態と同一の電解液を注入し、更に、図10に示すように、開口部6aを熱溶着により封止した。
【0023】
次いで、前記第1の形態と同様の条件で電池の充電とエージングとを行った。この後、図11に示すように、予備空間8の上端を切断して孔8aを形成した後、収納空間7を加圧してガスを収納空間7から排出した。しかる後、図12に示すように、収納空間7と予備空間8との間を第1の形態と同一の条件で熱溶着して、収納空間7と予備空間8との連通部を遮断した。最後に、予備空間8を切除して、図13に示す電池(幅L15が50mm、長さL16が95mm)を作製した。
【0024】
ここで、ハウジング6の樹脂層としては上記ポリプロピレンに限定されるものではなく、例えば、ポリエチレン等のポリオレフィン系高分子、ポリエチレンテレフタラート等のポリエステル系高分子、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニリデン等のポリビニリデン系高分子、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン7等のポリアミド系高分子等が挙げられる。また、ハウジング6の金属層としては上記アルミニウムに限定するものではなく、例えば、ニッケル、銅あるいはアルミニウム合金、ニッケル合金、銅合金が挙げられる。
【0025】
また、樹脂層の厚さは、1μm以上500μm以下、好ましくは5μm以上100μm以下であることが望ましく、金属層の厚さは、0.1μm以上200μm以下、好ましくは1μm以上50μm以下であることが望ましい。これは、金属層や樹脂層の厚みが余りに小さくなると、酸素透過性が高くなるため電池特性が低下する等の問題が生じる一方、樹脂層の厚みが余りに大きくなると加工性が低下する等の問題が生じ、金属層の厚みが余りに大きくなると電池が重くなったり電池の柔軟性に欠ける等の問題が生じるからである。これらのことから、樹脂/金属積層体全体の厚みは、2μm以上1mm以下、好ましくは10μm以上200μm以下であるのが望ましい。
【0026】
更に、ハウジング6の構成は、接着層を除くと樹脂層/金属層/樹脂層の三層構造が望ましいが、これに限定されるものではなく、樹脂層と金属層との2層構造あるいは4層構造等であっても良い。
加えて、本発明における予備空間8の大きさ及び形状は、上記実施の態様1及び2に示すものに限定されるものではなく、その電池において発生するガスを収容しうる大きさであれば良い。例えば、図14に示すように、収納空間7に並設される予備空間8であっても良いし、また図15に示すように、収納空間7の上部から側方に部分的に突出する形状の予備空間8であっても良い。但し、ハウジング6の材料コストの面からは、出来るだけ小さく予備空間8を形成することが好ましい。
【0027】
また、予備空間の数は一つとは限らず、ガス抜きを行う回数と同じ数だけ設けても良い。例えば、ガス抜きを行う回数が2回であれば、図16に示すように、収納空間7の上部から上方と側方とに部分的に突出する形状の予備空間8・8を設ければ良い。
【0028】
更に、ハウジング6として、図17及び図18に示すようなもの(ハウジング6の中央部で封止する構造のもの)を用いれば、両端の封止部が不要となるので、電池の全面積に対する封止部の面積が減少する。したがって、体積当たりのエネルギー密度が高くなるという利点がある。
加えて、正極材料としては上記LiCoO2 に限定するものではなく、例えば、LiNiO2 、LiMn2 4 、或いはこれらの複合体等であっても良く、また負極材料としてはグラファイトに限定するものではなく、その他の炭素材料等であっても良い。
尚、樹脂層と金属層とを接着する際には、例えば変性樹脂、接着剤等が用いられ、また、収納空間7と予備空間8との連通部を遮断する方法としては、上記熱溶着の他に、高周波誘導加熱等が挙げられる。
【0029】
【実施例】
〔実施例1〕
実施例1の電池としては、前記実施の形態1で示した方法により作製した電池を用いた。
このようにして作製した電池を、以下、本発明電池A1と称する。
【0030】
〔実施例2〕
実施例2の電池としては、前記実施の形態2で示した方法により作製した電池を用いた。
このようにして作製した電池を、以下、本発明電池A2と称する。
【0031】
〔実施例3〕
ハウジングとして、図14に示すものを用いる他は、上記実施例1と同様にして電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下、本発明電池A3と称する。
【0032】
〔実施例4〕
ハウジングとして、図15に示すものを用いる他は、上記実施例2と同様にして電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下、本発明電池A4と称する。
【0033】
〔実施例5〕
ハウジングとして、図17及び図18に示すもの(幅L17が40mm、長さL18が145mm)を用いる他は、上記実施例1と同様にして電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下、本発明電池A5と称する。
【0034】
〔実施例6〕
発電要素におけるポリエチレン微多孔膜の代わりに、高分子電解質膜を用いる他は、上記実施例1と同様にして電池を作製した。尚、上記高分子電解質膜は、ポリエチレングリコールジアクリレートと電解液との混合物を光重合することにより得た。
このようにして作製した電池を、以下、本発明電池A6と称する。
【0035】
〔実施例7〕
発電要素におけるポリエチレン微多孔膜の代わりに、高分子電解質膜を用いる他は、上記実施例1と同様にして電池を作製した。尚、上記高分子電解質膜は、ポリエチレングリコールジアクリレートと電解液との混合物をポリエチレン微多孔膜に含浸した後、光重合することにより得た。
このようにして作製した電池を、以下、本発明電池A7と称する。
【0036】
〔実施例8〕
発電要素におけるポリエチレン微多孔膜の代わりに、高分子電解質膜を用いる他は、上記実施例5と同様にして電池を作製した。尚、上記高分子電解質膜の作製は上記実施例7と同様の方法で行った。
このようにして作製した電池を、以下、本発明電池A8と称する。
【0037】
〔比較例1〕
図19に示す袋状のハウジング6(幅L19が50mm、長さL20が95mmであって、予備空間が存在しない)に、図20に示すように、ハウジング6の開口部6aから発電要素17(上記実施例1と同一の構成)を挿入する。次に、前記第1の形態と同一の電解液をハウジング6内に注入し、更に開口部6aを熱溶着(溶着幅は上記実施例1と同一)により封止した。次いで、前記第1の形態と同一の条件で電池の充電とエージングとを行うことにより、電池を作製した。
このようにして作製した電池を、以下、比較電池X1と称する。
【0038】
〔比較例2〕
発電要素におけるポリエチレン微多孔膜の代わりに、高分子電解質膜を用いる他は、上記比較例1と同様にして電池を作製した。尚、上記高分子電解質膜の作製は上記実施例6と同様の方法で行った。
このようにして作製した電池を、以下、比較電池X2と称する。
【0039】
〔比較例3〕
発電要素におけるポリエチレン微多孔膜の代わりに、高分子電解質膜を用いる他は、上記比較例1と同様にして電池を作製した。尚、上記高分子電解質膜の製造は上記実施例7と同様の方法で行った。
このようにして作製した電池を、以下、比較電池X3と称する。
【0040】
〔実験〕
上記本発明電池A1〜A8及び比較電池X1〜X3において、電池の膨れ、電池の内部抵抗、及び初期容量に対する200サイクル後の容量の割合を調べたので、それらの結果を表1に示す。
尚、充放電サイクル条件は、1Cの電流値で充電終止電圧が4.20Vになるまで充電(室温)した後、1Cの電流値で放電終止電圧が2.75Vになるまで放電(室温)するという条件である。
【0041】
【表1】

Figure 0003717632
【0042】
表1から明らかなように、本発明電池A1〜A8では電池の膨れは無かったのに対して、比較電池X1〜X3では電池の膨れが生じていることが認められる。また、本発明電池A1〜A8では電池の内部抵抗が170mΩ以下と低くなっているのに対して、比較電池X1〜X3では電池の内部抵抗が180mΩ以上と高くなっていることが認められる。更に、本発明電池A1〜A8では初期容量に対する200サイクル後の容量の割合が65%以上と高くなっているのに対して、比較電池X1〜X3では初期容量に対する200サイクル後の容量の割合が50%以下と低くなっていることが認められる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡単な工程で電池のガス抜きを行うことができ、しかも電池の信頼性等を低下させることなく、電池容量の増大とサイクル特性等の電池特性の向上とを図ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の形態に係る電池の製造方法により作製した電池の正面図である。
【図2】第1の形態に係る電池の製造方法に用いる発電要素の正面図である。
【図3】図2のA−A線矢視断面図である。
【図4】第1の形態に係る電池の製造方法に用いるハウジングの正面図である。
【図5】第1の形態に係る電池の製造方法の製造工程を示す正面図である。
【図6】第1の形態に係る電池の製造方法の製造工程を示す正面図である。
【図7】第1の形態に係る電池の製造方法の製造工程を示す正面図である。
【図8】第2の形態に係る電池の製造方法に用いるハウジングの正面図である。
【図9】第2の形態に係る電池の製造方法の製造工程を示す正面図である。
【図10】第2の形態に係る電池の製造方法の製造工程を示す正面図である。
【図11】第2の形態に係る電池の製造方法の製造工程を示す正面図である。
【図12】第2の形態に係る電池の製造方法の製造工程を示す正面図である。
【図13】第2の形態に係る電池の製造方法により作製した電池の正面図である。
【図14】本発明の変形例に係る電池の製造方法に用いるハウジングの正面図である。
【図15】本発明の変形例に係る電池の製造方法に用いるハウジングの正面図である。
【図16】本発明の変形例に係る電池の製造方法に用いるハウジングの正面図である。
【図17】本発明の変形例に係る電池の製造方法に用いるハウジングの正面図である。
【図18】図17のB−B線矢視断面図である。
【図19】比較例に係る電池の製造方法の製造工程を示す正面図である。
【図20】比較例に係る電池の製造方法の製造工程を示す正面図である。
【図21】比較例に係る電池の製造方法により作製した電池の正面図である。
【符号の説明】
1 正極
2 負極
6 ハウジング
7 収納空間
8 予備空間
16 外装体
17 発電要素[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a battery manufacturing method, and more particularly to a non-aqueous electrolyte secondary battery manufacturing method.
[0002]
[Prior art]
In general, in a battery, various gases such as oxygen gas and hydrogen gas are generated along with an electrochemical reaction between an electrode and an electrolytic solution. In particular, in secondary batteries, it is known that a large amount of gas is generated during initial charging. For example, in a lithium ion battery, it has been reported that an organic electrolyte reacts with a negative electrode and decomposes during initial charging to generate gas.
[0003]
Here, when the gas is present between the electrodes, a phenomenon such as an increase in the internal resistance of the battery occurs, resulting in a problem that the battery capacity is reduced or battery characteristics such as cycle characteristics are deteriorated. Therefore, it is necessary to perform aging to discharge the gas outside the electrode. In addition, even if the gas is discharged outside the electrode, if the gas remains inside the battery, the battery volume increases or deforms, and if the battery capacity per volume decreases or the deformation further increases, May be lost. Therefore, it is necessary not only to discharge the gas to the outside of the electrode but also to discharge it from the battery.
[0004]
Therefore, as a method for discharging the gas out of the battery, there are the following methods. That is, the battery is sealed, and after initial charging is performed to generate gas, the sealing portion is once broken to release the gas in the battery, and then the sealing is further performed.
[0005]
However, in the above conventional method, since it is necessary to perform re-sealing after breaking the sealing portion, the manufacturing process of the battery is complicated, and the sealing at the time of re-sealing becomes insufficient, so that the electrolyte is outside the battery. Had the problem of leaking.
In view of this, a method has been proposed in which initial charging and aging are performed without sealing the exterior body, the generated gas is further removed, and then sealing is performed.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above conventional method, initial charging and aging need to be performed in dry air without sealing the battery, so that the problem that the process becomes complicated still remains, and components that easily volatilize in the electrolytic solution remain. There is also a problem that the composition of the electrolytic solution is changed by evaporation. For these problems, even if the opening is temporarily sealed, it is difficult to completely seal the opening, and thus the above problem cannot be solved.
[0007]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and it is possible to vent the battery in a simple process, and without increasing the battery reliability and the like, the increase in battery capacity and cycle characteristics, etc. It aims at providing the manufacturing method of the battery which can aim at the improvement of the battery characteristic of this.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention described in claim 1 of the present invention comprises a storage space for storing a power generation element, and a spare space that communicates with the storage space and stores gas during initial charging. A first step of sealing the opening after the power generation element is stored in the storage space from the opening of the housing, initial charging of the power generation element, and aging. A second step of storing gas in the storage space in the spare space, and a third step of cutting off the spare space from the storage space after blocking a communication portion between the storage space and the spare space. It is characterized by having.
[0009]
In the above method, since aging is performed in the second step, the gas existing between the electrodes is smoothly discharged. Therefore, it is possible to suppress a decrease in battery capacity and a decrease in battery characteristics such as cycle characteristics due to an increase in internal resistance of the battery. In addition, after storing gas in the spare space in the second step, the spare space is excised from the storage space in the third step, so that the gas is smoothly supplied from the storage space (the internal space of the battery after the battery is manufactured). Discharged. Therefore, since the increase and deformation of the battery are suppressed, the battery capacity per volume does not decrease and the function as a battery is not lost.
[0010]
In addition, there is no need to re-seal after breaking the sealing part or to perform initial charging and aging of the battery in dry air without sealing, thus simplifying the battery manufacturing process and re-sealing. It is possible to prevent a decrease in the reliability of the sealing portion due to.
In addition, after the opening of the housing is sealed in the first step, the inside of the housing and the outside of the housing are always shut off. Therefore, the composition of the electrolytic solution does not change due to evaporation of easily volatile components in the electrolytic solution, so that the battery characteristics can be prevented from deteriorating.
[0011]
Also, if the electrode or separator wants to gradually absorb the electrolyte solution, or if you want to put a lot of electrolyte solution in the housing, or if you want to impregnate the electrode or separator quickly and effectively, excess The electrolyte can be placed in the housing. This is because a spare space is provided in the housing, so that an unnecessary electrolyte solution can be finally stored in the spare space like the gas and removed together with the gas. As a result, the manufacturing process can be further simplified.
[0012]
Examples of a method for storing gas in the spare space include a method of leaving the housing with the spare space facing up, a method of pressurizing the housing space of the housing, and the like.
[0013]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 2 of the present invention includes a storage space for storing the power generation element, and a spare space that communicates with the storage space and stores gas during initial charging. A first step of sealing the opening after the power generation element is stored in the storage space from the opening of the housing, initial charging of the power generation element, and aging And after the second step of discharging the gas in the storage space to the outside, shutting off the communication portion between the storage space and the spare space, And a third step of cutting the spare space from the storage space.
[0014]
If it is the said method, the effect similar to invention of Claim 1 will be exhibited except the effect that the composition change of electrolyte solution can be prevented.
However, according to the present method, when the gas is removed, the external space and the storage space are in communication with each other via the spare space, so that the gas is completely stored in the spare space as in the first aspect of the invention. There is no need. Therefore, there is an advantage that the spare space can be reduced as compared with the invention of claim 1.
[0015]
The invention of claim 2 has the special effects as described above. However, the invention of claim 1 has an advantage that a battery can be produced while keeping the sealed state (that is, the composition change of the electrolyte is prevented). Therefore, it is preferable to manufacture the battery by the method of claim 1 in terms of improving the characteristics of the battery.
[0016]
The invention according to claim 3 is the invention according to claim 1 or 2, wherein the housing is made of a resin / metal laminate having at least one resin layer and at least one metal layer. And
As described above, when a resin / metal laminate is used as the housing, moisture or the like can be prevented from entering the battery due to the presence of the metal layer, and the battery can be easily sealed by a method such as heat welding due to the presence of the resin layer. In addition, the spare space can be easily excised from the storage space.
[0017]
The invention described in claim 4 is characterized in that, in the invention described in claim 1, 2, or 3, the battery is a non-aqueous electrolyte secondary battery.
According to a fifth aspect of the present invention, in the first, second, third, or fourth aspect of the invention, the power generation element includes a negative electrode made of a carbon material, a positive electrode made of a lithium-containing composite oxide, and a non-aqueous electrolyte. It is characterized by including.
The invention according to claim 6 is the invention according to claim 5, wherein the lithium-containing composite oxide is selected from the group consisting of LiCoO 2 , LiNiO 2 , LiMn 2 O 4 and a composite thereof. And
The invention according to claim 7 is the invention according to claim 5, wherein the non-aqueous electrolyte includes a polymer electrolyte.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[First embodiment]
A first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
1 is a front view of a battery produced by the manufacturing method of the present invention, FIG. 2 is a front view of a power generation element, and FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. As described above, the battery manufactured by the manufacturing method of the present invention includes a power generation element 17 including a positive electrode 1 made of LiCoO 2 , a negative electrode 2 made of graphite, and a separator 3 that separates both electrodes, an outer package 16, and the like. Consists of. The positive electrode 1 and the negative electrode 2 are arranged via a separator 3 made of a polyethylene porous membrane, the positive electrode 1 is connected to the positive electrode current collector terminal 4, and the negative electrode 2 is connected to the negative electrode current collector terminal 5. The chemical energy generated in step 1 can be taken out as electrical energy.
[0019]
As shown in FIG. 1, the size of this battery is such that the width L 1 is 50 mm and the length L 2 is 95 mm. The size of the power generation element 17 is as shown in FIG. As shown in FIG. 3, the width L 3 is 38 mm, the length L 4 is 76 mm, and the thickness L 5 is 200 μm. The outer package 16 has a three-layer structure of polypropylene / aluminum / polypropylene and is configured to have a thickness of 110 μm.
[0020]
A battery having the above structure was produced as follows.
First, as shown in FIG. 4, a bag-like housing 6 having a storage space 7 and a spare space 8 communicating with the storage space 7 and having a three-layer structure of polypropylene / aluminum / polypropylene (with a width L 6 of 6). 50 mm, length L 7 is 145 mm, and peripheral sealing width L 8 is 5 mm), and the power generation element 17 is inserted into the housing space 7 of the housing 6 as shown in FIG. At this time, the power generation element 17 was arranged so that the current collecting terminals 4 and 5 protruded from the opening 6 a of the housing 6. Next, an electrolyte solution in which LiPF 6 as a solute is dissolved at a ratio of 1 M (mol / liter) in a mixed solvent in which ethylene carbonate and diethyl carbonate are mixed at a volume ratio of 1: 1 is contained in the housing 6. Injected into.
[0021]
Next, as shown in FIG. 6, the opening 6 a of the housing 6 was thermally welded (the fusion width L 9 was 10 mm), and the housing 6 was sealed. Thereafter, the power generation element 17 was charged with a current of 1 C for 10 minutes and then aged at room temperature for 15 hours with the spare space 8 side facing up. Thereafter, in a state where the storage space 7 is pressurized, as shown in FIG. 7, the storage space 7 and the spare space 8 are thermally welded (the fusion width L 10 is 10 mm), and the storage space 7 and the spare space 8 are spared. The communication part with the space 8 was shut off. Finally, the spare space 8 was cut out to produce the battery shown in FIG.
[0022]
[Second form]
A second embodiment of the present invention will be described below based on FIGS. In addition, about the member which has the same function as the said 1st form, the same number is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
First, as shown in FIG. 8, the storage space (width L 11 is 50 mm, length L 12 is 95 mm) 7 and the upper part (opposite side of the opening 6a) of the storage space 7 partially protrudes upward. A bag-like housing 6 is prepared which comprises a spare space 8 (width L 13 is 20 mm, length L 14 is 55 mm). Next, as shown in FIG. 9, in the same manner as in the first embodiment, after inserting the power generation element 17 into the housing 6, the same electrolytic solution as in the first embodiment is injected into the housing 6, Furthermore, as shown in FIG. 10, the opening 6a was sealed by heat welding.
[0023]
Next, the battery was charged and aged under the same conditions as in the first embodiment. Thereafter, as shown in FIG. 11, the upper end of the preliminary space 8 was cut to form a hole 8 a, and then the storage space 7 was pressurized to discharge gas from the storage space 7. Thereafter, as shown in FIG. 12, the storage space 7 and the spare space 8 were thermally welded under the same conditions as in the first embodiment, and the communication portion between the storage space 7 and the spare space 8 was blocked. Finally, the spare space 8 was cut out to produce a battery shown in FIG. 13 (width L 15 is 50 mm, length L 16 is 95 mm).
[0024]
Here, the resin layer of the housing 6 is not limited to the above-described polypropylene. For example, a polyolefin-based polymer such as polyethylene, a polyester-based polymer such as polyethylene terephthalate, a polyvinylidene fluoride, a polyvinylidene chloride, or the like. Examples thereof include vinylidene polymers, polyamide polymers such as nylon 6, nylon 66, nylon 7, and the like. Further, the metal layer of the housing 6 is not limited to the above aluminum, and examples thereof include nickel, copper, an aluminum alloy, a nickel alloy, and a copper alloy.
[0025]
Further, the thickness of the resin layer is preferably 1 μm or more and 500 μm or less, preferably 5 μm or more and 100 μm or less, and the thickness of the metal layer is 0.1 μm or more and 200 μm or less, preferably 1 μm or more and 50 μm or less. desirable. This is because, if the thickness of the metal layer or the resin layer is too small, the oxygen permeability becomes high, resulting in a problem such as a decrease in battery characteristics. On the other hand, if the thickness of the resin layer is too large, the processability is deteriorated. This is because if the thickness of the metal layer becomes too large, the battery becomes heavier or the battery lacks flexibility. For these reasons, it is desirable that the entire thickness of the resin / metal laminate is 2 μm or more and 1 mm or less, preferably 10 μm or more and 200 μm or less.
[0026]
Further, the structure of the housing 6 is desirably a three-layer structure of resin layer / metal layer / resin layer except for the adhesive layer, but is not limited to this, and is a two-layer structure of a resin layer and a metal layer or 4 A layer structure or the like may be used.
In addition, the size and shape of the spare space 8 in the present invention are not limited to those shown in the first and second embodiments, and may be any size that can accommodate the gas generated in the battery. . For example, as shown in FIG. 14, it may be a spare space 8 arranged in parallel with the storage space 7, and as shown in FIG. 15, a shape that partially protrudes from the upper side of the storage space 7. The spare space 8 may be used. However, from the viewpoint of the material cost of the housing 6, it is preferable to form the spare space 8 as small as possible.
[0027]
Also, the number of spare spaces is not limited to one, and the same number as the number of times of degassing may be provided. For example, if the number of times of degassing is two, as shown in FIG. 16, it is sufficient to provide spare spaces 8 and 8 having a shape that partially protrudes upward and laterally from the upper portion of the storage space 7. .
[0028]
Further, if the housing 6 as shown in FIGS. 17 and 18 (having a structure sealed at the center of the housing 6) is used, the sealing portions at both ends are not necessary, and therefore the total area of the battery is reduced. The area of the sealing portion is reduced. Therefore, there exists an advantage that the energy density per volume becomes high.
In addition, the positive electrode material is not limited to the above LiCoO 2 , and may be, for example, LiNiO 2 , LiMn 2 O 4 , or a composite thereof, and the negative electrode material is not limited to graphite. Alternatively, other carbon materials may be used.
When the resin layer and the metal layer are bonded, for example, a modified resin, an adhesive, or the like is used. As a method for blocking the communication portion between the storage space 7 and the spare space 8, the above-described heat welding is used. Other examples include high frequency induction heating.
[0029]
【Example】
[Example 1]
As the battery of Example 1, a battery manufactured by the method described in Embodiment 1 was used.
The battery thus produced is hereinafter referred to as the present invention battery A1.
[0030]
[Example 2]
As the battery of Example 2, a battery manufactured by the method described in Embodiment 2 was used.
The battery thus produced is hereinafter referred to as the present invention battery A2.
[0031]
Example 3
A battery was fabricated in the same manner as in Example 1 except that the housing shown in FIG. 14 was used.
The battery thus produced is hereinafter referred to as the present invention battery A3.
[0032]
Example 4
A battery was fabricated in the same manner as in Example 2 except that the housing shown in FIG. 15 was used.
The battery thus produced is hereinafter referred to as the present invention battery A4.
[0033]
Example 5
A battery was fabricated in the same manner as in Example 1 except that the housing shown in FIGS. 17 and 18 (width L 17 was 40 mm and length L 18 was 145 mm) was used.
The battery thus produced is hereinafter referred to as the present invention battery A5.
[0034]
Example 6
A battery was fabricated in the same manner as in Example 1 except that a polymer electrolyte membrane was used instead of the polyethylene microporous membrane in the power generation element. The polymer electrolyte membrane was obtained by photopolymerizing a mixture of polyethylene glycol diacrylate and an electrolytic solution.
The battery thus produced is hereinafter referred to as the present invention battery A6.
[0035]
Example 7
A battery was fabricated in the same manner as in Example 1 except that a polymer electrolyte membrane was used instead of the polyethylene microporous membrane in the power generation element. The polymer electrolyte membrane was obtained by impregnating a polyethylene microporous membrane with a mixture of polyethylene glycol diacrylate and an electrolytic solution, followed by photopolymerization.
The battery thus produced is hereinafter referred to as the present invention battery A7.
[0036]
Example 8
A battery was fabricated in the same manner as in Example 5 except that a polymer electrolyte membrane was used instead of the polyethylene microporous membrane in the power generation element. The polymer electrolyte membrane was produced in the same manner as in Example 7.
The battery thus produced is hereinafter referred to as the present invention battery A8.
[0037]
[Comparative Example 1]
As shown in FIG. 20, the bag-shaped housing 6 (width L 19 is 50 mm, length L 20 is 95 mm, and there is no spare space) shown in FIG. 17 (the same configuration as in the first embodiment) is inserted. Next, the same electrolytic solution as in the first embodiment was poured into the housing 6, and the opening 6a was further sealed by thermal welding (the welding width is the same as that of the first embodiment). Next, the battery was manufactured by charging and aging the battery under the same conditions as in the first embodiment.
The battery thus produced is hereinafter referred to as comparative battery X1.
[0038]
[Comparative Example 2]
A battery was fabricated in the same manner as in Comparative Example 1 except that a polymer electrolyte membrane was used instead of the polyethylene microporous membrane in the power generation element. The polymer electrolyte membrane was produced in the same manner as in Example 6.
The battery thus produced is hereinafter referred to as comparative battery X2.
[0039]
[Comparative Example 3]
A battery was fabricated in the same manner as in Comparative Example 1 except that a polymer electrolyte membrane was used instead of the polyethylene microporous membrane in the power generation element. The polymer electrolyte membrane was produced in the same manner as in Example 7.
The battery thus produced is hereinafter referred to as comparative battery X3.
[0040]
[Experiment]
In the batteries A1 to A8 of the present invention and the comparative batteries X1 to X3, the battery swelling, the internal resistance of the battery, and the ratio of the capacity after 200 cycles to the initial capacity were examined, and the results are shown in Table 1.
The charge / discharge cycle condition is that charging is performed at a current value of 1 C until the end-of-charge voltage is 4.20 V (room temperature), and then discharging is performed at a current value of 1 C until the end-of-discharge voltage is 2.75 V (room temperature). This is the condition.
[0041]
[Table 1]
Figure 0003717632
[0042]
As is clear from Table 1, it was observed that the batteries A1 to A8 of the present invention did not swell, whereas the batteries X1 to X3 of the present invention had a swell. Moreover, it is recognized that the internal resistance of the battery is low at 170 mΩ or less in the batteries A1 to A8 of the present invention, whereas the internal resistance of the battery is high at 180 mΩ or more in the comparative batteries X1 to X3. Furthermore, in the batteries A1 to A8 of the present invention, the ratio of the capacity after 200 cycles to the initial capacity is as high as 65% or more, whereas in the comparative batteries X1 to X3, the ratio of the capacity after 200 cycles to the initial capacity is It is recognized that it is as low as 50% or less.
[0043]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the battery can be degassed with a simple process, and without increasing the battery reliability and the like, the battery capacity can be increased and the battery characteristics such as the cycle characteristics can be improved. There is an excellent effect that improvement can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a battery manufactured by a battery manufacturing method according to a first embodiment.
FIG. 2 is a front view of a power generation element used in the battery manufacturing method according to the first embodiment.
3 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 4 is a front view of a housing used in the battery manufacturing method according to the first embodiment.
FIG. 5 is a front view showing a manufacturing process of the battery manufacturing method according to the first embodiment.
FIG. 6 is a front view showing a manufacturing process of the battery manufacturing method according to the first embodiment.
FIG. 7 is a front view showing a manufacturing process of the battery manufacturing method according to the first embodiment.
FIG. 8 is a front view of a housing used in the battery manufacturing method according to the second embodiment.
FIG. 9 is a front view showing a manufacturing process of the battery manufacturing method according to the second embodiment.
FIG. 10 is a front view showing a manufacturing process of the battery manufacturing method according to the second embodiment.
FIG. 11 is a front view showing a manufacturing process of the battery manufacturing method according to the second embodiment.
FIG. 12 is a front view showing a manufacturing process of the battery manufacturing method according to the second embodiment.
FIG. 13 is a front view of a battery manufactured by the battery manufacturing method according to the second embodiment.
FIG. 14 is a front view of a housing used in a battery manufacturing method according to a modification of the present invention.
FIG. 15 is a front view of a housing used in a battery manufacturing method according to a modification of the present invention.
FIG. 16 is a front view of a housing used in a battery manufacturing method according to a modification of the present invention.
FIG. 17 is a front view of a housing used in a battery manufacturing method according to a modification of the present invention.
18 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
FIG. 19 is a front view showing a manufacturing process of a battery manufacturing method according to a comparative example.
FIG. 20 is a front view showing a manufacturing process of a battery manufacturing method according to a comparative example.
FIG. 21 is a front view of a battery manufactured by a battery manufacturing method according to a comparative example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Positive electrode 2 Negative electrode 6 Housing 7 Storage space 8 Preliminary space 16 Exterior body 17 Power generation element

Claims (7)

発電要素を収納するための収納空間と、この収納空間と連通され初期充電時のガスを貯める予備空間とを備えたハウジングを予め準備しておき、このハウジングの開口部から上記発電要素を上記収納空間内に収納した後、上記開口部を封口する第1ステップと、
上記発電要素の初期充電と、エージングとを行った後、上記収納空間内のガスを上記予備空間に貯める第2ステップと、
上記収納空間と上記予備空間との連通部を遮断した後、上記予備空間を上記収納空間から切除する第3ステップと、
を有することを特徴とする電池の製造方法。
A housing having a storage space for storing the power generation element and a spare space communicating with the storage space and storing gas at the time of initial charging is prepared in advance, and the power generation element is stored in the housing through an opening of the housing. A first step of sealing the opening after being stored in the space;
A second step of storing the gas in the storage space in the spare space after initial charging and aging of the power generation element;
A third step of cutting off the spare space from the storage space after blocking the communication portion between the storage space and the spare space;
A method for producing a battery, comprising:
発電要素を収納するための収納空間と、この収納空間と連通され初期充電時のガスを貯める予備空間とを備えたハウジングを予め準備しておき、このハウジングの開口部から上記発電要素を上記収納空間内に収納した後、上記開口部を封口する第1ステップと、
上記発電要素の初期充電と、エージングとを行った後、上記予備空間と外部とを連通状態にして、上記収納空間内のガスを外部に排出する第2ステップと、
上記収納空間と上記予備空間との連通部を遮断した後、上記予備空間を上記収納空間から切除する第3ステップと、
を有することを特徴とする電池の製造方法。
A housing having a storage space for storing the power generation element and a spare space communicating with the storage space and storing gas at the time of initial charging is prepared in advance, and the power generation element is stored in the housing through an opening of the housing. A first step of sealing the opening after being stored in the space;
A second step in which after the initial charging and aging of the power generation element are performed, the spare space and the outside are in communication with each other, and the gas in the storage space is discharged to the outside;
A third step of cutting off the spare space from the storage space after blocking the communication portion between the storage space and the spare space;
A method for producing a battery, comprising:
前記ハウジングは、少なくとも1以上の樹脂層と、少なくとも1以上の金属層とを有する樹脂/金属積層体からなる請求項1または2記載の電池の製造方法。The battery manufacturing method according to claim 1, wherein the housing is formed of a resin / metal laminate having at least one resin layer and at least one metal layer. 前記電池が非水電解質二次電池である請求項1、2または3記載の電池の製造方法。The method for manufacturing a battery according to claim 1, wherein the battery is a nonaqueous electrolyte secondary battery. 前記発電要素は、炭素材料からなる負極と、リチウム含有複合酸化物から成る正極と、非水電解質とを含む請求項1、2、3または4記載の電池の製造方法。5. The battery manufacturing method according to claim 1, wherein the power generation element includes a negative electrode made of a carbon material, a positive electrode made of a lithium-containing composite oxide, and a nonaqueous electrolyte. 前記リチウム含有複合酸化物は、LiCoO2 、LiNiO2 、LiMn2 4 及びこれらの複合体からなる群から選択される請求項5記載の電池の製造方法。The battery manufacturing method according to claim 5, wherein the lithium-containing composite oxide is selected from the group consisting of LiCoO 2 , LiNiO 2 , LiMn 2 O 4, and a composite thereof. 前記非水電解質が高分子電解質を含む請求項5記載の電池の製造方法。The battery manufacturing method according to claim 5, wherein the non-aqueous electrolyte includes a polymer electrolyte.
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